![]() 埋込型医療装置システムに使用するためのプリント基板通信コイル
专利摘要:
開示するものは、埋込型医療装置システムで利用可能な改良型外部コントローラである。外部コントローラの通信コイルは、プリント基板(PCB)内に、すなわち、PCBの様々なトレース層とビアとを使用することによって形成される。示のように、PCBコイルは、PCB内で複数のトレース層に形成され、一部又は全ての層で複数の巻回を含む。通信コイルは、外部コントローラに使用される他の回路の回りを包むことができ、他の回路は、PCBの前面及び/又は背面に装着することができる。コイルの幾何学形状は、そのインダクタンスを最大にするために特別に調整され、従って、人間の身体によって有意に減衰しない4MHz以下の範囲で通信する機能を最大にする。 公开号:JP2011512941A 申请号:JP2010548662 申请日:2008-11-21 公开日:2011-04-28 发明作者:ジョーイ チェン;ダニエル アガシアン 申请人:ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション; IPC主号:A61N1-372
专利说明:
[0001] 本発明は、埋込型医療装置システムに対して特殊適用性を有する改良型外部コントローラに関する。] 背景技術 [0002] 埋込型刺激装置は、心不整脈を治療するペースメーカ、心細動を治療する除細動器、難聴を治療する蝸牛刺激器、失明を治療する網膜刺激器、協調四肢運動を生成する筋肉刺激器、慢性疼痛を治療する脊髄電気刺激器、運動及び精神的疾患を治療する皮質及び脳深部刺激器、尿失禁、睡眠時無呼吸、肩関節亜脱臼などを治療する他の神経性刺激器のような各種生物学的疾患の治療のために電気刺激を発生させて身体神経及び組織に送出する装置である。本発明は、全てのそのような用途に適用性を見出すことができるが、以下の説明は、一般的に、本明細書にその全体が引用により組み込まれている米国特許第6、516、227号に開示されているような「脊髄電気刺激法(SCS)」システム内での本発明の使用に着目する。] [0003] 脊髄電気刺激法は、患者のある一定の母集団で疼痛を軽減するように十分受け入れられている医療法である。図1A及び1Bに示すように、SCSシステムは、一般的に、例えば、チタンで形成した生体適合性ケース30を含む「埋込型パルス発生器(IPG)」100を含む。ケース30は、典型的には、IPGが機能するのに必要な回路及び電源又はバッテリを保持するが、IPGには、外部RFエネルギを通じてバッテリなしで電源を供給することもできる。IPG100は、電極106が電極アレイ110を形成するように、1つ又はそれよりも多くの電極リード(2つのそのようなリード102及び104が示されている)により電極106に結合される。電極106は、各電極に結合された個々の信号線112及び114も収容する可撓性本体108上に担持される。例示する実施形態では、リード102上にE1−E8とラベル付けした8つの電極があり、リード104上にE9−E16とラベル付けした8つの電極があるが、リード及び電極の数は、用途に特異であり、従って、変わる可能性がある。] 図1A [0004] IPGシステムの各部分は、断面で図2に示されており、IPG100及び外部コントローラ12を含む。IPG100は、一般的に、マイクロプロセッサ、集積回路、及びPCB16に装着されたコンデンサのような様々な電子構成要素20と共にプリント基板(PCB)16を含む電子基板アセンブリ14を含む。2つのコイルが、一般的にIPG100に存在しており、すなわち、外部コントローラ12との間でデータを送信/受信するのに使用される遠隔測定コイル(テレメトリーコイル)13、及び外部充電器(図示せず)を使用してIPG電源又はバッテリ26を充電又は再充電するための充電コイル18である。遠隔測定コイル13は、図示のようにヘッダコネクタ36内に装着することができる。] 図2 [0005] 上述のように、手持ち式プログラマー又は臨床医プログラマーのような外部コントローラ12は、IPG100との間でデータを無線送受信するのに使用される。例えば、外部コントローラ12は、IPG100が患者に提供する治療を設定するためにIPG100にプログラミングデータを送信することができる。また、外部コントローラ12は、IPGのステータスについての様々なデータ報告のような、IPG100からのデータの受信機として作用することができる。] [0006] 外部コントローラ12との間のデータ通信は、磁気誘導結合を通じて行われる。外部コントローラ12からIPG100にデータが送信される時は、コイル17に交流電流(AC)が通電される。データ移送のためのそのようなコイル17の通電は、例えば、本明細書にその全体が引用により組み込まれている2007年7月19に出願された米国特許出願出願番号第11/780、369号に開示するような「周波数偏移変調(FSK)」プロトコルを使用して行われる。コイル17への通電が電磁場を誘起し、それが次にIPG遠隔測定コイル13に電流を誘起し、その電流が次に復調されて元のデータを回復する。そのようなデータは、典型的には約125kHzの周波数で伝達されるが、FSKプロトコルでは、論理「0」に対して121kHz、論理「1」に対して129kHzになると考えられる。公知のように、データの誘導伝送は、経皮的に、すなわち、患者の組織25を通して行われ、医療埋込型装置システムにおいてそれを特に有用にする。] [0007] 典型的な外部コントローラ12が図3及び図4A〜4Cにより詳細に示されている。図3は、ユーザインタフェースを含む外部コントローラの平面図を示している。ユーザインタフェースは、ユーザが一般的に外部コントローラ12からIPG100までデータ(例えば、新しい治療プログラム)を遠隔通信すること、又は例えば様々な形態のステータスフィードバックをIPGからモニタすることを可能にする。ユーザインタフェースは、携帯電話又は当業技術で使用される他の外部コントローラとある程度類似しており、ディスプレイ265、入力又は選択ボタン270、及びメニューナビゲーションボタン272のような典型的な機能を含む。ソフトキー278は、様々な機能を選択するのに使用することができ、これら機能は、任意の所定の時点で利用可能なメニューオプションのステータスに応じて変わる。ハウジング215内にスピーカも含まれ、ユーザにオーディオキューが提供される(図示せず)。代替的に、振動モータは、聴覚障害ユーザのためにフィードバックを提供することができる。] 図3 図4A 図4B 図4C [0008] 図4A〜4Cは、外側ハウジング215が取り除かれた外部コントローラ12の様々な図を示している。主プリント基板(PCB)120の下側に見えるのは、外部コントローラ12に電源を供給するバッテリ126である。バッテリ126は、AC電源292(例えば、壁コンセント)に結合可能な電源ポート280(図3)を通じて再充電可能であるか、又は再充電不能なバッテリを含むことができる。外部コントローラ12がバッテリ126を収容していない場合、電源ポート280は、装置に電源を供給する唯一の手段として使用される。データポート282(図3)は、外部コントローラ210がコンピュータ295のような他の装置と通信することを可能にするために提供される。そのようなデータポート282は、例えば、別の機械とデータを共有し、外部コントローラ210がソフトウエア更新を受けるのを可能にし、又は外部コントローラ210が医療プログラマーからスターター治療プログラムを受け取るのを可能にするのに有用である。ハウジングの側面に引っ込めて取り付けられているロック解除ボタン281は、キー及びボタンのロックを解除するのに使用され、ある時間にわたって(例えば、1秒間)そのボタンを押して保持することによって作動させることができる。] 図3 図4A 図4B 図4C [0009] 先に示唆したように、図4A〜4Cは、外部コントローラ12のハウジング215内の電子機器を示している。先の図から見ることができるように、電子機器は、一般的にPCB120によって支持されている。図示の事例では、PCB120の前面(図4A)は、ディスプレイ265及びハウジング215(図3参照)上に存在する様々なボタンと相互作用するスイッチ122を含む。PCBの背面(図4B)は、バッテリ126及びデータコイル17を含む。この実施形態では、背面は、外部コントローラ12が作動するのに必要な回路の大部分(例えば、集積回路、コンデンサ、レジスタなど)を収容する。例えば、外部コントローラ12の主マイクロコントローラは、PCB120の背面側に存在する。しかし、これは厳密に必要ということではなく、回路は、PCB120の前面又は他の位置に置くこともできるであろう。] 図3 図4A 図4B 図4C 先行技術 [0010] 米国特許第6、516、227号 米国特許出願出願番号第11/780、369号 米国特許出願出願番号第11/460、955号 米国特許出願出願番号第11/853、624号 米国特許出願出願番号第11/622、395号] 発明が解決しようとする課題 [0011] 外部コントローラ12の製造業者にとって特に懸念されることは、データコイル17である。当業者が認めるように、コイル17を製造することは、一般的に困難かつ高価である。コイル17は、一般的に、中実又はより線の銅ワイヤの絶縁ストランドで形成される。そのようなワイヤは、予め成形されたいわゆるマンドレルの周りに巻かれてコイル17を形成する。コイルの正しい抵抗及びインダクタンスが達成されるように、コイル17を正しい巻き数で正確に巻くことが重要である。巻かれた状態で、コイル17は、次に、一般的に、バラバラにならないように接着剤を用いて互いに結合される。使用される絶縁材料の種類に応じて、溶剤又は熱の適用もワイヤの結合を助ける。次に、ワイヤの端末端子は、インダクタンス及び抵抗を検証し、かつ巻き作業中のワイヤ絶縁に対する損傷が原因で短絡した巻回を検査するために、剥ぎ取るべきである。コイル完成品は、次に、接着剤を用いてPCB120に取り付けられ、端子がPCBに半田付けされる。必要に応じて、コイル17は、図4Cの側面図に最も良く示すように、コイルをPCB120上の下に重なる回路の上方に持ち上げるために特別な装着構造を必要とする場合がある。たとえ製造してPCB120への取り付けが成功しても、機械的な衝撃、振動、温度変動、及び/又は湿度に対するその弱さのために、コイル17には、信頼性の問題が残っている。更に、コイル17の純然たる塊は、外部コントローラ12の全体サイズを増加させ、これは望ましくない。本発明の開示は、外部コントローラの通信コイルの製造及び信頼性に関連する欠点を緩和する解決法の実施形態を提供する。] 図4C 図面の簡単な説明 [0012] 従来技術による埋込型パルス発生器(IPG)とIPGに電極アレイが結合される方式を示す図である。 従来技術による埋込型パルス発生器(IPG)とIPGに電極アレイが結合される方式を示す図である。 外部コントローラとIPGの間のデータの無線通信を示す図である。 従来技術の典型的な外部コントローラを示す図である。 従来的に巻かれた通信コイルの組込みを含む、異なる視点からの図3の外部コントローラの内部構成要素を示す図である。 従来的に巻かれた通信コイルの組込みを含む、異なる視点からの図3の外部コントローラの内部構成要素を示す図である。 従来的に巻かれた通信コイルの組込みを含む、異なる視点からの図3の外部コントローラの内部構成要素を示す図である。 PCB通信コイルを有する本発明の改良型外部コントローラの異なる視点からの内部構成要素を示す図である。 PCB通信コイルを有する本発明の改良型外部コントローラの異なる視点からの内部構成要素を示す図である。 改良型外部コントローラに使用される多層PCB通信コイルの概略形態を示す図である。] 図3 実施例 [0013] 以下に続く説明は、脊髄電気刺激法(SCS)システム内での本発明の使用に関連する。しかし、本発明は、そのように限定されることはない。その反対に、本発明は、埋込型装置と通信する外部装置に対して改良された設計から恩典を得ることができるあらゆる種類の埋込型医療装置システムと共に使用することができる。例えば、本発明は、埋込型センサ、埋込型ポンプ、ペースメーカ、除細動器、蝸牛刺激器、網膜刺激器、協調四肢運動を生成するように構成された刺激器、皮質及び脳深部刺激器、又は様々な条件の全てを処理するように構成されたあらゆる他の神経性刺激器を利用するシステムの一部として使用することができる。] [0014] 開示するものは、埋込型医療装置システムで利用可能な改良型外部コントローラである。外部コントローラの通信コイルは、プリント基板(PCB)内に、すなわち、PCBの様々なトレース層とビアとを使用することによって形成される。図示のように、PCBコイルは、PCB内で複数のトレース層に形成され、一部又は全ての層で複数の巻回を含む。通信コイルは、外部コントローラに使用される他の回路の回りに巻くことができ、他の回路は、PCBの前面及び/又は背面に装着することができる。コイルの幾何学形状は、そのインダクタンスを最大にするために特別に調整され、従って、人間の身体によって有意に減衰しない4MHz以下の範囲で通信する機能を最大にする。] [0015] 改良型外部コントローラ290の一実施形態が図5A及び図5Bに示されている。対応する図4B及び図4Cと同様に、図5A及び図5Bは、ハウジングが取り除かれた状態の外部コントローラ290の背面及び側面を示している。(ハウジング、ユーザインタフェース、及び前面側は、図3及び4Aに示すように従来技術と同じにすることができるので、そのような事項をここでは繰返さないことにする。)改良型外部コントローラ290の製造は、上述の外部コントローラ12と同様に、プリント基板(PCB)300に集中する。しかし、従来技術の外部コントローラ12で使用されたPCB120と異なり、改良型外部コントローラ290のPCB300は、通信コイル305を含む。この通信コイル305は、従来技術の通信コイル17の場合に使用されたような銅ワイヤ巻き線を使用するのとは対照的に、PCB300上のトレースを使用して作られる。そのようなPCBトレースは、より詳細に後で説明する。] 図3 図4B 図4C 図5A 図5B [0016] 通信コイル305に対してPCB導体を使用すると、外部コントローラの設計及び製造の大きな問題が解決する。上述のように、従来の銅ワイヤ通信コイル17を構成することは、一般的に困難であり信頼性がない。更に、そのような従来の銅ワイヤ通信コイルをそれらのPCBに取り付けるために特別な装着段階を使用する必要がある。それに反して、コイル305のトレースは、ちょうどPCB300上の他のトレースと同じように形成されるので、コイルを作るための別々の製造工程を不要にする。PCB300上に巻き付けられるトレースは、良好な精度と反復性で容易に作ることができ、製造時のコイルの抵抗及びインダクタンスの変動性に関する問題を軽減する。そのような値の試験は、必要に応じて、PCBの別の標準信頼性試験中に容易に達成することができる。そのようなトレースは、確立された形成技術を使用するので信頼性があり、従来技術の従来的な巻き線によって受ける種類の機械的故障モード(例えば、短絡した巻回)になりにくく、かつ衝撃、振動、温度変動、及び/又は湿度に対して影響も受けない。PCBコイルは、何千ものユニットの量産にも十分に適している。] [0017] 好ましい実施では、PCB300は、PCBの複数の層においてトレースを有する多層PCBである。そのような多重レベルPCBは、電子産業界で広く普及しており、PCBに装着された様々な構成要素(例えば、集積回路)の相互接続の柔軟性を最大にするのに好ましいものである。多層PCB300を使用して形成された例示的コイル305が図6に示されている。図示のようにコイル305が6層を有するPCB300で示されており、層310aが背面側に隣接し、層310fが前面側に隣接し、4つの層310b〜eがその間にある。当業者は、層310の各々の間に絶縁の層320a〜320gが存在することを理解するであろう。しかし、これらの絶縁層は、コイル構造を3次元でより良く認めることができるように図6に示されていない。6つの層310a〜fを含むように示しているが、この数は単なる例示であり、1から遙かに大きい数までの異なる数の層を含むことができるであろう。選択される層の数は、以下に更に説明するように、コイル305によって必要とされるインダクタンスに依存する。十分な数の巻回を設けることができる場合、コイル305は、トレースの単層で構成することができる。業界標準FR4ベースのPCBを含むPCB300に対するあらゆる標準材料が許容可能である。] 図6 [0018] 図6に示すコイル305は、両端に2つの端子350aと350bを有し、いずれかがPCB背面側で適切な通信回路360に対するコイルの結合を可能にする。図には一般的に示されているが、通信回路360は、IPG100に対して治療プログラムをコンパイルするための回路を含み、そのプログラムは、最終的に、コイル305を作動させることによって通信回路により無線信号としてIPGに同報通信(broadcast)される。端子350aから始めて、層310aでのトレースは、内向きにらせん状に渦巻く反時計回りの2回転の巻回を作るのを見ることができる。この点で、トレースは、層310aにおけるトレースを層310bにおけるトレースに接続するビア330aと交差する。そのような層間ビア及びそれらの製造方法は、公知であり説明の必要がない。その後、層310bにおけるトレースは、再度、反時計回りの2回転の巻回を作るが、今回は、外向きに渦巻く。トレース310bは、次に、層310cにおけるトレースと接続するために次のビア330bに交差し、そのトレースは、層310cにおいて再度内向きに渦巻く2回転の反時計回り巻回を作り、以下同様である。全体の効果は、コイル305であり、基本的に従来の銅巻き線と類似であるが、より精密かつ確実に構成される。図6に示すコイル305は、適切なPCBコイル305を作るための単なる1つの方法であることを理解すべきである。] 図6 [0019] (前面)層310fにおいて巻回が完全な2巻回に不足して止まり、ビア340がコイルのその端部を端子350bで(背面)層310aまで戻るように経路指定することを可能にすることに注意されたい。巻回が足らずに止まるために、端子350bは、層310aの巻回内にある。これは、図5Aに最も良く示すように、コイル305を層310aの巻回内のPCB300上に存在する外部コントローラ回路360に接続することを可能にする。好ましい実施では、コイル350は、マイクロコントローラ、コイルと対話するための通信回路などのような標準回路を含む外部コントローラ回路360を周回するか又は少なくとも一部を取り囲むように作られる。そのような外部コントローラ回路360は、図5Bの側面図に示すように本質的にPCB300の背面側に存在することができるのに対して、この回路360の一部(スイッチ122など)はまた、図6に示すように前面側に存在することができる。外部コントローラ回路360の全てが厳密にコイル305内側に存在する必要があるのではなく、そのような配列が好ましいのであり、回路360の少なくとも一部分がPCB300上のコイル305の外側にある場合、コイルの巻回が少なくとも一部の層との相互接続性を制限するために、そのような回路をコイル内側の残りの回路360に結合することが困難である場合がある。これをふまえて、外部コントローラ回路360の少なくとも一部分は、PCB300上のコイル305の外側に存在することもできる。例えば、図5を参照すると、バッテリ126及びディスプレイ265がコイル305の外側に配置することができることが分かる。そのような回路をコイル内側の他の回路360に接続するために、相互接続性を可能にするように最外層310aにおいてコイルの全巻回を持たないことが有利であろう。] 図5A 図5B 図6 [0020] PCBコイル305は、それが生成する磁界と干渉する場合がある構造体によって実質的に遮られないままでいることが好ましい。例えば、バッテリ126は、そのような干渉をもたらすことがあり、従って、バッテリ126は、好ましくは、コイル305に覆い被さらない。代替的に、コイル305は、そのような干渉を回避するために、バッテリ126の周囲、すなわち、PCB300の周囲全体の周りを周回することができる。] [0021] 埋込型医療装置システムのための外部コントローラ290で使用される時に、適切なコイル305は、6層のPCB300上で1層につき2から4巻回、すなわち、全部で12から24の間の巻回を有することができる。コイルを含むトレースは、約1〜2ミリメートルの幅を有し、各巻回は(図5Aに示すようにほぼ正方形に構成された場合)、約4センチメートル×6センチメートルの面積を取り囲むことができる。そのように構成されると、結果的なコイル305のインダクタンスは、約50マイクロヘンリーとすることができる。図示の埋込型医療装置システムで意図される通信周波数(例えば、50〜500kHz)では、以下に更に説明するように、そのような高いインダクタンスが望ましい。インダクタンスは、コイルの面積を増すことにより、各層における巻回数を増すことにより、又は層の数を増すことによって更に増すことができる。トレースの幅及び厚み(銅の量)を増すと、抵抗値が減少してコイルのクォリティファクタ「Q」が増大し、これが効率を改善する。遠隔通信コイルに対して、10のQ値は、典型的な遠隔データ速度が要求される帯域幅を提供するのに十分である。Qがより高いコイルは、より高効率であるが、帯域幅を低下させる。一般的には、PCBコイルは、潜在的により大きな表面積のためにより高い電力処理機能を有することができる。] 図5A [0022] 開示するPCBコイルは、磁気結合を通じて通信するために、それは、例えば、携帯電話で見られかつ一般的により高周波数で作動すると考えられる典型的な通信アンテナ(例えば、マイクロストリップ又はパッチアンテナ)としては作動しない。代わりに、開示するPCBコイルは、磁界を生成し、その磁界が、受信コイル中で磁気誘導結合によって通信を搬送する。埋込型医療装置システムにおいて、通信のためにPCBコイルを使用することは新規であると考えられる。幸いなことに、PCBコイルは、上述の人体環境によって決定される比較的低周波数(4MHz以下)での通信をサポートするので、埋込型医療装置システムにおける使用ために良く適合する。対照的に、4MHz以下で作動する従来的な通信アンテナはPCB上で実施することができるものと理解されていない。というのは、10MHz以下の放射は、典型的なプリント基板回路に収容するには遥かに大きい数メートルもの波長を含むことになるためである。換言すれば、従来的なPCB通信アンテナは、埋込型医療装置システムにおいて4MHz以下で作動するように単に修正することはできなかった。] [0023] PCBコイル305のインダクタンスの最大化は、一般的に、図示の医療用埋込型装置通信システムでは有益である。これは、外部コントローラ290とIPG100の間の通信が通常4MHzを超えず、その代わりに典型的に50〜500kHzの間に入るためである。これは、IPG100が実施される人間の患者の身体が典型的に4MHzを超える領域で電界を減衰することになるためである。そのような減衰は、激しすぎる場合には信号強度に影響を及ぼし、又は信号強度のそのような損失を補償するためにより大きなバッテリ電力を必要とするので望ましくないのは当然である。10MHz以下の範囲での通信は、比較的高い、例えば、上述のように50マイクロヘンリーのインダクタンスを含むコイルの使用を必要とすることになる。] [0024] 従来的な巻き線コイルと比較した時に改善された信頼性の提供と同様に、外部コントローラ290はまた、PCBコイル305がもたらすよりスリムなプロフィールから恩典を得る。PCBコイル305を使用して得られる回路のより薄い性質は、図5Bを図4Cと比較してみると明らかである。] 図4C 図5B [0025] 本発明は、IPG100との間でデータを送受信するのに使用される外部コントローラの観点から説明したが、PCBコイルは、IPG内のバッテリを無線で再充電するために外部充電器で使用されるコイルを置換するのにも使用することができる。外部充電器の事例は、その全体が本明細書に組み込まれている2006年7月28日出願の米国特許出願出願番号第11/460、955号に提供されている。その特許出願を精査すると理解されるように、外部充電器は、IPG100内の充電コイルに電力を伝送する磁界を含む無線信号を同報通信するために充電コイルを活性化し、その信号は、整流されて、IPG内のバッテリを充電するか又はIPGにその他の方法で電力供給するのに使用することができる。] [0026] 本出願人に指定された他の特許出願は、少なくとも2つの直交コイルを有する外部コントローラ又は外部充電器の恩典を説明している。例えば、両方とも本明細書において引用により組み込まれている2007年9月11に出願された米国特許出願出願番号第11/853、624号、及び2007年1月11日出願の米国特許出願出願番号第11/622、395号を参照されたい。本明細書に開示するPCBコイルは、これらの特許出願に基づいて、通信の方向性を改善するために直交して置くことができる。これは、直交して取り付けられた2つ又はそれよりも多くの剛性PCBコイルのいずれかによって達成することができる。更に、2つのPCBコイルは、基板が、互いに直交して基板上に置かれた2つ又はそれよりも多くのコイルを整列させるために曲げ可能であるように、可撓性である1つの基板に組み込むことができる。] [0027] 本発明の特定的な実施形態を示して説明したが、以上の説明が本発明をこれらの実施形態に制限するように意図されていないことを理解すべきである。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変更及び修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。従って、本発明は、特許請求の範囲によって定められる本発明の精神及び範囲に該当すると考えられる代替物、修正、及び均等物を網羅するように意図されている。] [0028] 305コイル 310 層 320絶縁層 330ビア 350 端子]
权利要求:
請求項1 埋込型医療装置と通信するための外部コントローラであって、トレースの少なくとも1つの層を有するプリント基板(PCB)と、埋込型医療装置のための治療プログラムをコンパイルするために前記PCBに結合された外部コントローラ回路と、磁気結合を通じて前記埋込型医療装置へ前記治療プログラムを同報通信するために前記外部コントローラ回路に結合された通信コイルと、を備え、この通信コイルは、前記少なくとも1つの層の前記トレースに形成されている、コントローラ。 請求項2 前記通信コイルは、複数の巻回を含むことを特徴とする請求項1に記載の外部コントローラ。 請求項3 前記複数の巻回は、トレースの複数の層に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の外部コントローラ。 請求項4 前記複数の巻回は、トレースの単一の層に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の外部コントローラ。 請求項5 トレースの前記複数の層は、前記PCB内のビアによって接続されていることを特徴とする請求項3に記載の外部コントローラ。 請求項6 前記外部コントローラ回路の少なくとも一部分が、前記通信コイル内にあることを特徴とする請求項1に記載の外部コントローラ。 請求項7 前記外部コントローラ回路の全てが、前記通信コイル内にあることを特徴とする請求項1に記載の外部コントローラ。 請求項8 前記治療プログラムは、4MHzよりも低い周波数で前記通信コイルによって同報通信されることを特徴とする請求項1に記載の外部コントローラ。 請求項9 埋込型医療装置と通信するための外部装置であって、トレースの複数の層を有するプリント基板(PCB)と、前記PCBに結合された外部装置回路と、4MHzよりも低い周波数で磁気結合を通じて埋込型医療装置へ同報通信するために前記外部装置回路によって活性化されるコイルと、を備え、このコイルは、トレースの前記複数の層に形成されている、装置。 請求項10 前記コイルは、トレースの前記複数の層の各々において少なくとも1つの巻回を含むことを特徴とする請求項9に記載の外部装置。 請求項11 トレースの前記複数の層は、前記PCB内のビアによって接続されていることを特徴とする請求項9に記載の外部装置。 請求項12 前記外部装置回路の少なくとも一部分が、前記コイル内にあることを特徴とする請求項9に記載の外部装置。 請求項13 前記外部装置回路の全てが、前記コイル内にあることを特徴とする請求項9に記載の外部装置。 請求項14 外部充電器を含み、前記同報通信は、前記埋込型医療装置のための電力を含む、ことを特徴とする請求項9に記載の外部装置。 請求項15 外部コントローラを含み、前記同報通信は、前記埋込型医療装置のためのデータを含む、ことを特徴とする請求項9に記載の外部装置。 請求項16 埋込型医療装置へ無線信号を送信するための外部装置と、埋込型医療装置と、を含むシステムであって、前記外部装置が、トレースの少なくとも1つの層を有するプリント基板(PCB)と、前記PCBに結合された外部装置回路と、前記少なくとも1つの層の前記トレースに形成され、磁気結合を通じて埋込型医療装置へ無線信号を同報通信するために外部コントローラ回路によって活性化される第1のコイルと、を含み、前記埋込型医療装置が、前記第1のコイルから同報通信された前記無線信号を受信するための第2のコイルを含む、システム。 請求項17 前記第1のコイルは、複数の巻回を含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。 請求項18 前記複数の巻回は、トレースの複数の層に形成されていることを特徴とする請求項17に記載のシステム。 請求項19 前記複数の巻回は、トレースの単一の層に形成されていることを特徴とする請求項17に記載のシステム。 請求項20 トレースの前記複数の層は、前記PCB内のビアによって接続されていることを特徴とする請求項18に記載のシステム。 請求項21 前記外部装置回路の少なくとも一部分が、前記第1のコイル内にあることを特徴とする請求項16に記載のシステム。 請求項22 前記外部装置回路の全部が、前記第1のコイル内にあることを特徴とする請求項16に記載のシステム。 請求項23 前記無線信号は、データを含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。 請求項24 前記無線信号は、電力を含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。 請求項25 前記無線信号は、10MHzよりも低い周波数の信号を含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
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法律状态:
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