![]() パッケージ液
专利摘要:
コンタクトレンズなどの眼科デバイスの貯蔵用のパッケージシステム及び装着の間のレンズの快適さを改良するようにこのような眼科デバイスを溶液とともにパッケージするための方法を開示する。パッケージシステムは1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを含む水性パッケージ液中に貯蔵された眼科デバイスを含む。 公开号:JP2011512546A 申请号:JP2010542308 申请日:2009-01-06 公开日:2011-04-21 发明作者:ライ,ユ−チン;ラン,ウェイホン 申请人:ボーシュ アンド ローム インコーポレイティド; IPC主号:G02C13-00
专利说明:
[0001] 発明の背景 1.技術分野 本発明は一般にコンタクトレンズなどの眼科デバイスのためのパッケージ液に関する。] 背景技術 [0002] 2.関連技術の説明 通常、顧客に対する販売のために各ソフトコンタクトレンズを個々にパッケージするためにブリスターパック及びガラスバイアルが用いられている。コンタクトレンズのパッケージ又は製造に関連する様々な特許文献に記載されるとおり、ブリスターパック中にレンズを貯蔵するのに塩類溶液又は脱イオン水が一般に用いられる。レンズ材料はそのレンズ材料自体及びレンズパッケージに固着する傾向があることがあるので、ブリスターパック用のパッケージ液は、時折、レンズ折り返し及び固着を低減し又は無くすように製剤されてきた。このため、コンタクトレンズパッケージ液中にポリビニルアルコール(PVA)を使用してきた。] [0003] レンズが挿入前に周到に清浄化されているならば、涙液はレンズを十分に湿潤させることができると言われている。さらに、貯蔵寿命を短縮する可能性及び/又は加熱滅菌の間の不利な反応の可能性を含め、パッケージ液に界面活性剤を添加することが困難であることから、レンズの快適さに対して可能又は最低限の効果を提供する目的で、パッケージ液中で界面活性剤を使用することがさらに限定されている。標準的なレンズケア液中で界面活性剤が使用されていたレンズの表面にタンパク質又はその他の付着物が形成されるのはレンズを装着した後になってからである。] [0004] コンタクトレンズは装着者にとってできるかぎり快適であることが非常に望まれている。コンタクトレンズの製造者はレンズの快適さを改良するために継続的に研究している。それでも、コンタクトレンズを装着する多くの人々は日中を通して、特に、一日の終わりに向けて、乾燥又は目の刺激をなおも経験している。いつの時点でもレンズが不十分に濡れていると、レンズ装着者に有意な不快感を生じさせるであろう。このような不快感を低減することが必要な際には湿潤ドロップを用いることができるが、もしこのような不快感が最初から起こらなかったら確実に望ましいであろう。] [0005] ポロキサミン及びポロキサマーは1つ以上のポリ(オキシアルキレン)鎖を有する非イオン性界面活性剤の例である。ポロキサミン及びポロキサマーはコンタクトレンズのためのよく知られた湿潤剤及び潤滑剤であり、それらは目の中での使用の後又はその間にレンズを処理するためのレンズ湿潤ドロップ及びレンズケア液中で使用されてきた。たとえば、米国特許第4,786,436号明細書は湿潤剤としてポロキサミンを開示している。ポロキサミン及びポロキサマーなどの界面活性剤を含むコンタクトレンズ再湿潤性ドロップはコンタクトレンズ装着者をより快適にし、目の苦痛を和らげ、そしてレンズを湿潤させて乾燥を最少化するために使用されてきた。ポロキサミン、ポロキサマー及びチロキサポールなどの界面活性剤はレンズを清浄化し、湿潤化しそして貯蔵するための多目的液中に使用されてきた。] [0006] レンズを予防的に清浄化しそして付着物を抑制するために目の中で使用するためのポリ(オキシアルキレン)界面活性剤の特定の組み合わせも開示されている。たとえば、米国特許第5,209,865号明細書は目の中に清浄なレンズを維持するための特定のポロキサマー及びポロキサミンの組み合わせを開示している。] [0007] 米国特許第6,440,366号明細書(‘366号特許)は即時使用に適するコンタクトレンズを含むパッケージを開示しており、そのパッケージは(a)1つ以上のブロックコポリマー鎖中に少なくとも90質量%のポリ(オキシエチレン)及びポリ(オキシプロピレン)セグメントを含む化合物である非イオン性界面活性剤を含む溶液、及び、(b)その溶液の重量オスモル濃度が200〜400mOsm/kgであるために有効な量の浸透圧調節剤を含み、その溶液のpHが約6〜8であり、その溶液が加熱滅菌されており、そして有効な消毒量の消毒剤を含まない。‘366号特許は界面活性剤がエチレンジアミンのポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オキシエチレン)付加物であることをさらに開示している。] 発明が解決しようとする課題 [0008] レンズが実際の使用時に装着者に快適であり、そして刺激又はその他の悪影響を角膜に与えることなくレンズの長時間装着を可能にする、コンタクトレンズなどの眼科デバイスのための改良されたパッケージシステムを提供することが望ましいであろう。] 課題を解決するための手段 [0009] 発明の要旨 本発明の1つの実施形態によると、貯蔵可能で無菌の眼科デバイスを含むパッケージを調製するための方法であって、 (a)1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを含み、重量オスモル濃度が少なくとも約200mOsm/kgでありかつpHが約6〜約9の範囲である水性パッケージ液中に、眼科デバイスを浸漬させること、 (b)微生物による前記デバイスの汚染を防止するようにして前記液及び前記眼科デバイスをパッケージすること、及び、 (c)パッケージされた前記液及び前記眼科デバイスを無菌化することを含む方法が提供される。] [0010] 本発明の第二の実施形態によると、眼科デバイスの貯蔵のためのパッケージシステムであって、1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを含み、重量オスモル濃度が少なくとも約200mOsm/kgであり、pHが約6〜約9の範囲でありそして加熱滅菌された水性パッケージ液中に浸漬された1つ以上の未使用眼科デバイスを含む、シールされた容器を含む、パッケージシステムが提供される。] [0011] 本発明の第三の実施形態によると、眼科デバイスの貯蔵のためのパッケージシステムであって、 (a)1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを含み、重量オスモル濃度が少なくとも約200mOsm/kgでありかつpHが約6〜約9の範囲である水性パッケージ液、 (b)少なくとも1つの眼科デバイス、及び、 (c)前記液及び前記眼科デバイスの無菌状態を維持するために十分となるように前記液及び前記眼科デバイスを保持するための容器、 を含み、前記液は有効消毒量の消毒剤を含まない、パッケージシステムが提供される。] [0012] 1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを少なくとも含む本発明の水性パッケージ液は、コンタクトレンズなどの眼科デバイスの表面上により均一なコーティングを提供し、それにより、レンズの改良された潤滑性をもたらす。このため、そのレンズは実際の使用時に装着者がより快適さを感じ、そして刺激又はその他の悪影響を角膜に与えることなくレンズの長時間装着を可能にするであろう。] [0013] 好ましい実施形態の詳細な説明 本発明は体組織又は体液との直接接触が意図された眼科デバイスの貯蔵のためのパッケージシステムを提供する。本明細書中に使用する際に、用語「眼科デバイス」は目の中又は目の上に配置するデバイスを指す。これらのレンズは、光学補正、創傷ケア、ドラッグデリバリー、診断機能もしくは美容向上もしくは効果又はこれらの特性の組み合わせを提供することができる。このようなデバイスの代表的な例としては、限定するわけではないが、ソフトコンタクトレンズ、たとえば、ソフトヒドロゲルレンズ、ソフト非ヒドロゲルレンズなど、ハードコンタクトレンズ、たとえば、ハード通気性レンズ材料など、眼内レンズ、オーバーレイレンズ、接眼インサート(ocular insert)、光学インサートなどが挙げられる。当業者に理解されるとおり、レンズは破損することなくそれ自体に折り返すことができるならば、「ソフト」であると考えられる。] [0014] 眼科デバイスは上記のとおりの眼科デバイスを形成することができる当業界において知られているあらゆる材料であることができる。1つの実施形態において、眼科デバイスとしてそれ自体は親水性でない材料から形成されるデバイスが挙げられる。このようなデバイスは当業界において知られている材料から形成され、そして、たとえば、ポリシロキサン、ペルフルオロポリエーテル、フッ素化ポリ(メタ)アクリレートもしくは、たとえば、他の重合性カルボン酸から誘導される同様のフッ素化ポリマー、ポリアルキル(メタ)アクリレートもしくは他の重合性カルボン酸から誘導される同様のアルキルエステルポリマー、又は、フッ素化ポリオレフィン、たとえば、フッ素化エチレンプロピレンポリマーもしくはテトラフルオロエチレンで、好ましくはジオキソールとの組み合わせのもの、たとえば、ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソールが挙げられる。適切なバルク材料の代表的な例として、限定するわけではないが、ロトラフィルコンA(Lotrafilcon A)、ネオフォコン(Neofocon)、パシフォコン(Pasifocon)、テレフォコン(Telefocon)、シラフォコン(Silafocon)、フルオルシルフォコン(Fluorsilfocon)、パラフルフォコン(Paflufocon)、シラフォコン(Silafocon)、エラストフィルコン(Elastofilcon)、フルオロフォコン(Fluorofocon)又はテフロン(登録商標)AF(Teflon(登録商標) AF)材料が挙げられ、たとえば、テフロン(登録商標)AF 1600又はテフロン(登録商標)AF2400であり、それらは約63〜約73モル%のペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール及び約37〜約27モル%のテトラフルオロエチレン又は約80〜約90モル%のペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール及び約20〜約10モル%のテトラフルオロエチレンのコポリマーである。] [0015] 別の実施形態において、眼科デバイスとしては、それ自体は親水性である材料から形成されるデバイスが挙げられる。というのは、カルボキシ基、カルバモイル基、スルフェート基、スルホネート基、ホスフェート基、アミン基、アンモニウム基又はヒドロキシ基などの反応性基は材料中に生来的に存在し、そしてそれゆえ、それから製造される眼科デバイスの表面に存在するからである。このようなデバイスは当該技術分野において知られている材料から形成され、そして、たとえば、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド(DMA)、ポリビニルアルコールなど、及びそのコポリマー、たとえば、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、N−ビニルピロリドン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ビニルアルコールなどから選ばれる2種以上のモノマーから得られるコポリマーが挙げられる。適切なバルク材料の代表的な例としては、限定するわけではないが、ポリマコン(Polymacon)、テフィルコン( Tefilcon)、メタフィルコン(Methafilcon)、デルタフィルコン(Deltafilcon)、ブフィルコン(Bufilcon)、フェムフィルコン(Phemfilcon)、オキュフィルコン(Ocufilcon)、フォコフィルコン(Focofilcon)、エタフィルコン(Etafilcon)、ヘフィルコン(Hefilcon)、ビフィルコン(Vifilcon)、テトラフィルコン(Tetrafilcon)、ペルフィルコン(Perfilcon)、ドロキシフィルコン(Droxifilcon)、ジメフィルコン(Dimefilcon)、イソフィルコン(Isofilcon)、マフィルコン(Mafilcon)、ネルフィルコン(Nelfilcon)、アタフィルコン(Atlafilcon)などが挙げられる。他の適切なバルク材料の例としては、バラフィルコンA(balafilcon A)、ヒラフィルコンA(hilafilcon A)、アルファフィルコンA(alphafilcon A)、ビラフィルコンB(bilafilcon B)などが挙げられる。] [0016] 別の実施形態において、眼科デバイスとしては、少なくとも1つの疎水性セグメント及び少なくとも1つの親水性セグメントを含み、それらのセグメントが結合又は橋かけ部分によって結合されている両親媒性セグメント化コポリマーである材料から形成されたデバイスが挙げられる。] [0017] コンタクトレンズを含む眼科デバイスのために一般に使用される軟質及び剛性材料の両方を含む生体適合性材料をここで使用することは特に有用である。一般に、非ヒドロゲル材料は平衡状態で水を含まない疎水性ポリマー材料である。典型的な非ヒドロゲル材料はシリコーンアクリル、たとえば、嵩高シリコーンモノマー(たとえば、一般にTRISモノマーとして一般に知られるトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート)、メタクリレートエンドキャップされたポリ(ジメチルシロキサン)プレポリマー、又は、フルオロアルキル側基を有するシリコーン(ポリシロキサンは一般にシリコーンポリマーとしても知られる)から形成されたものを含む。] [0018] ヒドロゲルは、一般に、平衡状態で水を含有する、水和された架橋したポリマー系を含む、よく知られたクラスの材料である。したがって、ヒドロゲルは親水性モノマーから調製されたコポリマーである。シリコーンヒドロゲルの場合に、ヒドロゲルコポリマーは、一般に、少なくとも1種のデバイス形成性シリコーン含有モノマー及び少なくとも1種のデバイス形成性親水性モノマーを含む混合物を重合することにより調製される。シリコーン含有モノマー又は親水性モノマーのいずれかは架橋剤として機能することができるか(架橋剤は多価重合性官能基を有するモノマーと定義される)、又は、別個の架橋剤が使用されてもよい。シリコーンヒドロゲルは、通常、約10〜約80質量%の含水率を有する。] [0019] 有用な親水性モノマーの代表的な例としては、限定するわけではないが、N,N−ジメチルアクリルアミド及びN,N−ジメチルメタクリルアミドなどのアミド、N−ビニル−2−ピロリドンなどの環状ラクタム及び、モノメタクリレート又はジメタクリレートエンドキャップを含む様々な鎖長のポリ(ジエチレングリコール)などの(メタ)アクリレート化ポリ(アルキレングリコール)が挙げられる。なおもさらなる例は米国特許第5,070,215号明細書に開示されている親水性ビニルカーボネートもしくはビニルカルバメートモノマー及び米国特許第4,910,277号明細書に開示されている親水性オキサゾロンモノマーであり、それらの開示を参照により本明細書中に取り込む。他の適切な親水性モノマーは当業者に明らかであろう。たとえば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)はよく知られた親水性モノマーであり、それは上記の親水性モノマーとの混合物として使用されうる。] [0020] モノマー混合物は、また、共重合性基及び反応性官能基を含む第二のデバイス形成性モノマーをも含むことができる。共重合性基は好ましくはエチレン系不飽和基であり、それにより、このデバイス形成性モノマーは初期のデバイス形成性モノマー混合物中の親水性デバイス形成性モノマー及び他のデバイス形成性モノマーと共重合する。さらに、第二のモノマーは、1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーの相補的な反応性基と反応する反応性官能基を含むことができる。別の言い方をすれば、デバイスを、デバイス形成性モノマー混合物を共重合することによって形成した後に、第二のデバイス形成性モノマーによって提供される反応性官能基は1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーの相補的な反応性部分と反応するように残っている。] [0021] 第二のデバイス形成性モノマーの好ましい反応性基としては、エポキシド基が挙げられる。したがって、好ましい第二のデバイス形成性モノマーはエチレン系不飽和基(それがそのモノマーの親水性デバイス形成性モノマーとの共重合を可能にする)及びエポキシド基(これは親水性デバイス形成性モノマーと反応せず、1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーと反応するように残っている)の両方を含むものである。例としては、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルビニルカーボネート、グリシジルビニルカルバメート、4−ビニル−1−シクロヘキセン−1,2−エポキシドなどが挙げられる。] [0022] 記載したとおり、1つの好ましいクラスの眼科デバイス基材材料はシリコーンヒドロゲルである。この場合には、初期のデバイス形成性モノマー混合物はシリコーン含有モノマーをさらに含む。シリコーンヒドロゲルの形成における使用のための応用可能なシリコーン含有モノマー材料は、当該技術分野においてよく知られており、様々な例は米国特許第4,136,250号明細書、同第4,153,641号明細書、同第4,740,533号明細書、同第5,034,461号明細書、同第5,070,215号明細書、同第5,260,000号明細書、同第5,310,779号明細書及び同第5,358,995号明細書に提供されている。ここでの使用に適する材料の特定の例としては、米国特許第5,310,779号明細書、同第5,387,662号明細書、同第5,449,729号明細書、同第5,512,205号明細書、同第5,610,252号明細書、同第5,616,757号明細書、同第5,708,094号明細書、同第5,710,302号明細書、同第5,714,557号明細書及び同第5,908,906号明細書に記載されたものが挙げられ、それらの内容を参照により本明細書中に取り込む。] [0023] 応用可能なケイ素含有モノマー材料の代表的な例として、嵩高なポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマーが挙げられる。用語「モノマー」などは本明細書中に使用される際に、たとえば、フリーラジカル重合によって重合可能な比較的に低分子量の化合物、ならびに、「プレポリマー」、「マクロモノマー」とも呼ばれる高分子量化合物、及び関連する用語を意味する。用語「メタ」は本明細書中に使用されるときに、メチル置換基が場合により存在することを意味する。したがって、「(メタ)アクリレート」などの用語はメタクリレート又はアクリレートのいずれかを意味し、そして「(メタ)アクリル酸」はメタクリル酸又はアクリル酸のいずれかを意味する。] [0024] 嵩高なポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマーの例は下記式Iの構造で表される。] [0025] ] [0026] 上式中、Xは−O−又は−NR−であり、 各R1は独立に水素又はメチルであり、 各R2は独立に低級アルキル基、フェニル基又は下記式の基] [0027] ] [0028] により表される基であり、ここで、各R2’は独立に低級アルキル又はフェニル基であり、hは1〜10である。] [0029] 嵩高モノマーの例はメタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン又はトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート(時折、TRISと呼ばれる)及びトリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルビニルカルバメート(時折、TRIS−VCと呼ばれる)である。] [0030] このような嵩高モノマーは、分子の2つ以上の末端で不飽和基によってキャッピングされたポリ(オルガノシロキサン)であるシリコーンマクロモノマーと共重合されうる。米国特許第4,153,641号明細書は、たとえば、アクリルオキシ又はメタクリルオキシ基などの様々な不飽和基を開示している。] [0031] 別のクラスの代表的なシリコーン含有モノマーとして、限定するわけではないが、シリコーン含有ビニルカーボネートもしくはビニルカルバメートモノマー、たとえば、1,3−ビス[4−ビニルオキシカルボニルオキシ)ブト−1−イル]テトラメチル−ジシロキサン、3−(トリメチルシリル)プロピルビニルカーボネート、3−(ビニルオキシカルボニルチオ)プロピル−[トリス(トリメチルシロキシ)シラン]、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルビニルカルバメート、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルアリルカルバメート、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルビニルカーボネート、t−ブチルジメチルシロキシエチルビニルカーボネート、トリメチルシリルエチルビニルカーボネート及びトリメチルシリルメチルビニルカーボネートなど及びそれらの混合物が挙げられる。] [0032] 別のクラスのケイ素含有モノマーとしては、ポリウレタン−ポリシロキサンマクロモノマー(時折、プレポリマーとも呼ぶ)が挙げられ、それは伝統的なウレタンエラストマーと同様のハード−ソフト−ハードブロックを有することができる。そのモノマーは2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)などの親水性モノマーでエンドキャップされていてよい。このようなシリコーンウレタンの例はLai, Yu-Chin, “The Role of Bulky Polysiloxanylalkyl Methacrylates in Polyurethane-Polysiloxane Hydrogels,”Journal of Applied Polymer Science, Vol. 60, 1193-1199(1996)を含む様々な文献中に開示されている。国際公開WO96/31792号明細書はこのようなモノマーの例を開示しており、その内容の全体を参照により本明細書中に取り込む。シリコーンウレタンモノマーのさらなる例は式II及びIIIによって表される。] [0033] E(*D*A*D*G)a*D*A*D*E’ (II)又は E(*D*G*D*A)a*D*A*D*E’ (III)] [0034] 上式中、Dは独立にアルキル二価基、アルキルシクロアルキル二価基、シクロアルキル二価基、アリール二価基又はアルキルアリール二価基であり、6〜約30個の炭素原子を有し、 Gは独立にアルキル二価基、シクロアルキル二価基、アルキルシクロアルキル二価基、アリール二価基又はアルキルアリール二価基であり、1〜約40個の炭素原子を有し、そしてそれは、エーテル、チオ又はアミン結合を主鎖に含むことができ、 *はウレタン又はウレイド結合であり、 aは少なくとも1であり、 Aは独立に式IVの二価ポリマー基であり、] [0035] ] [0036] 各RSは独立に1〜約10個の炭素原子を有するアルキル又はフルオロ置換アルキル基であり、それは炭素原子の間にエーテル結合を含むことができ、m’は少なくとも1であり、pは約400〜約10,000の部分分子量を提供する数であり、 各E及びE’は独立に式Vにより表される重合性不飽和有機基であり、] [0037] ] [0038] 上式中、R3は水素又はメチルであり、 R4は、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、又は、−CO−Y−R6基であり、ここで、Yは−O−、−S−又は−NH−であり、 R5は1〜約10個の炭素原子を有する二価のアルキレン基であり、 R6は1〜約12個の炭素原子を有するアルキル基であり、 Xは−CO−又は−OCO−であり、 Zは−O−又は−NH−であり、 Arは約6〜約30個の炭素原子を有する芳香族基であり、 wは0〜6であり、xは0又は1であり、yは0又は1であり、zは0又は1である。] [0039] 好ましいシリコーン含有ウレタンモノマーは下記式VIにより表される。] [0040] 上式中、mは少なくとも1であり、好ましくは3又は4であり、aは少なくとも1であり、好ましくは1であり、pは約400〜約10,000の部分分子量を提供する数であり、好ましくは少なくとも約30であり、R7はイソシアネート基を取り除いた後のジイソシアネートの二価基であり、たとえば、イソホロンジイソシアネートの二価基であり、各E”は下記の基である。] [0041] ] [0042] 本発明の別の実施形態において、シリコーンヒドロゲル材料は(バルクで、すなわち、共重合されるモノマー混合物中に)約5〜約50質量%、好ましくは約10〜約25質量%の1種以上のシリコーンマクロモノマー、約5〜約75質量%、好ましくは約30〜約60質量%の1種以上のポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマー、及び、約10〜約50質量%、好ましくは約20〜約40質量%の親水性モノマーを含む。一般に、シリコーンマクロモノマーは分子の2つ以上の末端で不飽和基によってキャッピングされたポリ(オルガノシロキサン)である。上記の構造式の末端基に加えて、米国特許第4,153,641号明細書はアクリルオキシ又はメタクリルオキシを含む追加の不飽和基を開示している。米国特許第5,310,779号明細書、同第5,449,729号明細書及び同第5,512,205号明細書に開示されるようなフマレート含有材料も本発明による有用な基材である。好ましくは、シランマクロモノマーは、ケイ素含有ビニルカーボネートもしくはビニルカルバメート、又は1つ以上のハード−ソフト−ハードブロックを有しかつ親水性モノマーでエンドキャップされているポリウレタン−ポリシロキサンである。] [0043] 上記のシリコーン材料は単なる例示であり、そして本発明に係るパッケージ液中にパッケージすることにより有益であることができる基材として使用され、様々な刊行物中に開示され、コンタクトレンズ及び他のメディカルデバイスにおける使用のために継続的に開発されている他の材料も、また、使用できる。たとえば、ここでの使用のための眼科レンズはカチオン性レンズであることができ、たとえば、カチオン性コンタクトレンズ又はフッ素化シリコーン含有モノマーであることができる。このようなモノマーは、たとえば、米国特許第4,954,587号明細書、同第5,010,141号明細書及び同第5,079,319号明細書に開示されるとおり、フルオロシリコーンの生成において使用されてきた。特定のフッ素化側基、すなわち、−(CF2)−Hを有するシリコーン含有モノマーの使用は、親水性モノマー単位とシリコーン含有モノマー単位との相溶性を改良することが発見されている。たとえば、米国特許第5,321,108号明細書及び同第5,387,662号明細書を参照されたい。] [0044] 本発明の用途のためのコンタクトレンズなどの眼科デバイスは様々な従来技術を用いて、所望の後方レンズ表面及び前方レンズ表面を有する成形品を生じさせることで製造できる。1つの実施形態において、眼科デバイスは、上記のモノマー混合物を重合して生成物を形成することで調製されうる。この生成物は、次いで、たとえば、旋盤切削、射出成形、圧縮成形、切断などを行うことで適切な形状に加工されうる。たとえば、コンタクトレンズの製造において、初期のモノマー混合物をチューブ状に重合し、ロッド形状の製品を提供し、その後、それをボタン状物へと切断することができる。そのボタン状物は、その後、コンタクトレンズへと旋盤切削することができる。] [0045] 又は、眼科デバイスは、スピンキャスティング法及び静的キャスティング法などによってモノマー混合物からモールド、たとえば、ポリプロピレンモールドに直接的にキャスティングされてよい。スピンキャスティング法は米国特許第3,408,429号明細書及び同第3,660,545号明細書に開示されており、そして静的キャスティング法は米国特許第4,113,224号明細書、同第4,197,266号明細書及び同第5,271,875号明細書に開示されている。スピンキャスティング法はモノマー混合物をモールドに装填し、モノマー混合物をUV光などの放射線源に暴露しながら、制御した様式でモールドをスピンさせることを含む。静的キャスティング法は、一方のモールドセクションが前方レンズ表面を形成する形状であり、他方のモールドセクションが後方レンズ表面を形成する形状である、2つのモールドセクションの間にモノマー混合物を装填し、レンズを形成するためのモールドアセンブリー中にモノマー混合物を保持しながら、モノマー混合物のフリーラジカル重合などによってモノマー混合物を硬化させることを含む。レンズ材料を硬化させるためのラジカル反応技術の例としては、熱照射、赤外線、電子ビーム線、γ線、紫外(UV)線などが挙げられ、又はこのような技術の組み合わせを用いることができる。米国特許第5,271,875号明細書は後方モールド及び前方モールドによって画定されるモールドキャビティーにおいて最終のレンズの成形を行うことができる静的キャストモールディング法を記載している。追加の方法として、米国特許第4,555,732号明細書は、前方レンズ表面及び比較的に大きい厚さを有する成形品を形成するモールド中にスピンキャスティングすることで過剰量のモノマー混合物を硬化させ、次いで、その硬化したスピンキャスティングされた製品の後方表面を旋盤切削して、所望の厚さ及び後方レンズ表面を有するコンタクトレンズを提供する方法を開示している。] [0046] 重合は熱及び/又は紫外線光、可視光又は高エネルギー線などの放射線に混合物を暴露することにより促進されうる。重合開始剤は重合工程を促進するために混合物中に含まれることができる。代表的なフリーラジカル熱重合開始剤の例として、有機過酸化物、たとえば、アセタールペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、デカノイルペルオキシド、ステアロイルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、第三級ブチルペルオキシピバレート、ペルオキシジカーボネートなどが挙げられる。代表的なUV開始剤は当該技術分野に知られたものであり、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ダロキュア(Darocure)1173, 1164, 2273, 1116, 2959, 3331 (EMIndustries)及びイルガキュア(Irgacure)651及び184(Ciba-Geigy)などが挙げられる。一般に、開始剤は合計混合物の約0.01〜1質量%の濃度でモノマー混合物中に使用されうる。] [0047] 所望の最終形状を有するレンズを製造した後に、縁仕上げ操作の前にレンズから残存溶剤を除去することが望ましい。このことは、モノマー混合物の重合により生成される重合生成物の相分離を最少化しそして反応しているポリマー混合物のガラス転移温度を低下させ、それにより、より効率的な硬化プロセスを可能としそして最終的に、より均一な重合生成物となるように、通常、初期モノマー混合物中に有機希釈剤が含まれているからである。主に、親水性コモノマーから分離する傾向であることがあるシリコーン含有モノマーを含んでいるので、初期モノマー混合物及び重合生成物の十分な均一性はシリコーンヒドロゲルにとって特に重要である。適切な有機希釈剤としては、たとえば、一価アルコール、たとえば、C6−C10直鎖脂肪族一価アルコール、たとえば、n−ヘキサノール及びn−ノナノール、ジオール、たとえば、エチレングリコール、ポリオール、たとえば、グリセリン、エーテル、たとえば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ケトン、たとえば、メチルエチルケトン、エステル、たとえば、エナント酸メチル、及び、炭化水素、たとえば、トルエンが挙げられる。好ましくは、有機希釈剤は周囲圧力又はその付近において蒸発により、硬化した製品から容易に除去されるように十分に揮発性である。一般に、希釈剤はモノマー混合物の約5〜約60質量%で含まれ、約10〜約50質量%は特に好ましい。] [0048] 硬化したレンズを、その後、溶剤除去に付すことができ、その溶剤除去は周囲圧力もしくはその付近の圧力又は真空下での蒸発によって行うことができる。希釈剤を蒸発させるのに必要な時間を短縮するために高温を用いることができる。溶剤除去工程の時間、温度及び圧力条件は、希釈剤及び特定のモノマー成分の揮発性などの因子によって様々であることができ、当業者によって容易に決定することができる。好ましい実施形態によると、除去工程に使用される温度は好ましくは少なくとも約50℃であり、たとえば、約60℃〜約80℃である。不活性ガス又は真空下にリニアオーブン中の一連の加熱サイクルを用いて溶剤除去の効率を最適化することができる。希釈剤除去工程後の硬化した製品は20質量%以下の希釈剤を含み、好ましくは約5質量%以下である。] [0049] 有機希釈剤の除去の後に、レンズは離型及び随意の機械加工操作を受けることができる。機械加工工程としては、たとえば、レンズ縁及び/又は表面のバフ研磨又はポリッシングが挙げられる。一般に、このような機械加工処理は製品がモールド部品から解放される前又は後に行われてよい。好ましくは、真空ピンセットを用いてモールドからレンズを持ち上げることによってレンズをモールドから乾燥解放し、その後、レンズを機械ピンセット手段によって第二の真空ピンセットに移し、そして回転表面に置くことで表面又は縁をなめらかにする。その後、レンズをひっくり返してレンズの反対面を機械加工することができる。] [0050] 次に、レンズなどの眼科デバイスを水性パッケージ液中に浸漬しそして本発明によるパッケージシステム中に貯蔵する。一般に、本発明による眼科デバイス貯蔵用のパッケージシステムは水性パッケージ液中に浸漬された1つ以上の未使用の眼科デバイスを含む、シールされた容器を少なくとも含む。好ましくは、シールされた容器は気密シールされたブリスターパックであり、その中において、コンタクトレンズなどの眼科デバイスを含む凹状ウェルはブリスターパックを開封するためにピール用に調節された金属もしくはプラスチック製シートによって覆われている。シールされた容器は、レンズに対する合理的な程度の保護を提供するあらゆる適切な一般に不活性なパッケージ材料であることができ、好ましくはポリアルキレン、PVC、ポリアミドなどのプラスチック材料である。] [0051] 水性パッケージ液は、1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを少なくとも含むであろう。デバイスは未水和であるか又は水もしくは水溶液中で事前水和されていてよい。親水性ポリマーは重量平均分子量が約1,000〜約1,000,000の範囲であり、好ましくは約5,000〜約100,000の範囲である。] [0052] 1つのクラスの、1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーは下記一般式であることができる。] [0053] 上式中、Rは非エチレン系不飽和カルボン酸基形成性モノマーの残基であり、たとえば、下記において議論されるとおり、飽和酸無水物であり、Lは直接結合又は二価結合基などの結合基であり、それは炭化水素基又はO、N、S及びそれらの組み合わせからなる群より選ばれる1つ以上の原子を含むヘテロ炭化水素基であり、Mは複数の親水性基を有するオリゴマー又はポリマーであり、nは5〜約10,000の整数であり、好ましくは約50〜約1,000である。適切なL基の代表的な例としては、不飽和もしくは飽和の未置換もしくは置換C1〜C10枝分かれ鎖炭化水素基であって、場合により1つ以上のヘテロ原子を含んでよいもの、不飽和もしくは飽和の未置換もしくは置換C3〜C10直鎖炭化水素基であって、場合により1つ以上のヘテロ原子を含んでよいもの、不飽和もしくは飽和の未置換もしくは置換C3〜C25環式炭化水素基であって、場合により1つ以上のヘテロ原子を含んでよいもの、などが挙げられる。] [0054] 別のクラスの、1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーは下記一般式であることができる。] [0055] 上式中、R、L、M及びnは独立に上記の意味を有する。] [0056] 1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーは、飽和環式酸無水物などの非エチレン系不飽和カルボン酸基形成性モノマーを、複数の親水性基を有するヒドロキシル末端オリゴマーもしくはポリマーと、1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを製造するのに有効な条件下に反応させることにより得ることができる。1つの実施形態において、ヒドロキシル末端オリゴマーもしくはポリマーはモノヒドロキシル末端オリゴマーもしくはポリマーである。別の実施形態において、ヒドロキシル末端オリゴマーもしくはポリマーは二末端ヒドロキシル末端オリゴマーもしくはポリマーであり、すなわち、オリゴマーもしくはポリマーは各々の末端でヒドロキシル含有末端基を末端とする。] [0057] オリゴマーもしくはポリマー鎖はN−ビニルピロリドンから誘導される単位を含む。別の実施形態において、オリゴマーもしくはポリマー鎖は一価もしくは多価アルコールから誘導される単位、たとえば、グリセリルメタクリレート、グリセリルアクリレート、HEMA、エリトリトール(メタ)アクリレート、キシリトール(メタ)アクリレート、ソルビトール(メタ)アクリレートなど、アクリルアミド、たとえば、ジメチルメタクリルアミド、DMAなど、それらのコポリマー及びそれらの誘導体を含む。オリゴマーもしくはポリマー鎖は、また、アルキレンオキシド(たとえば、エチレンオキシド)の上記のモノマーのいずれかから誘導される単位を含むこともできる。] [0058] ヒドロキシル末端親水性ポリマーは、たとえば、(a)1種以上のオリゴマーもしくはポリマー鎖形成性モノマーもしくはポリマーと、ヒドロキシル含有モノマーとを混合し、(b)重合開始剤を添加し、そして(c)モノマー/開始剤混合物を熱エネルギー又は紫外線もしくは他の光の源に付して硬化させることにより合成されうる。この混合物は、形成されるポリマーがヒドロキシル末端となるように、好ましくは少なくとも1種のヒドロキシル含有モノマーを含む。有用なヒドロキシル含有モノマーとしては、たとえば、2−イソプロポキシエタノール、アリルアルコールなどが挙げられる。] [0059] 重合開始剤としては、フリーラジカル生成性重合開始剤及び紫外線(UV)フリーラジカル開始剤が挙げられる。代表的なフリーラジカル熱重合開始剤は、通常、過酸化物又はアゾ開始剤であり、たとえば、アセタールペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、デカノイルペルオキシド、ステアロイルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、第三級ブチルペルオキシピバレート、ペルオキシジカーボネート、2,2’−アゾ−ビス(2−メチルプロピオニトリル)、ベンゾインメチルエーテルなど及びそれらの混合物である。代表的なUV開始剤は当該分野に知られたものであり、たとえば、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ダロキュア(Darocure)1173, 1164, 2273, 1116, 2959, 3331 (EMIndustries)及びイルガキュア(Irgacure)651及び184(Ciba-Geigy)など及びそれらの混合物である。使用されうる他の重合開始剤は、たとえば、"Polymer Handbook", 4th edition, Ed. J. Brandrup, E. H. Immergut, E. A. Grulke, A. Abe及びD. R. Bloch, Pub. Wiley- Interscience, New York, 1998に開示されている。硬化プロセスは、もちろん、使用される開始剤及び粘度などのコモノマー混合物の物性に依存するであろう。いずれにせよ、使用される開始剤の量はモノマー混合物の約0.01〜約2質量%の範囲内で変更可能である。] [0060] ヒドロキシル末端親水性ポリマーを形成するための混合物の重合は溶剤の存在下に行われることができる。適切な溶剤は、原則として、反応体を溶解するすべての溶剤、たとえば、水、アルコール、たとえば、低級アルカノール、たとえば、メタノール、メタノールなど、カルボキサミド、たとえば、ジメチルホルムアミドなど、双極性非プロトン性溶剤、たとえば、ジメチルスルホキシドなど、ケトン、たとえば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど、脂肪族もしくは芳香族炭化水素、たとえば、トルエン、キシレン、n−ヘキサンなど、エーテル、たとえば、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサンなど、ハロゲン化炭化水素、たとえば、トリクロロエタンなど、及び、適切な溶剤の混合物、たとえば、水とアルコールとの混合物、たとえば、水/メタノールもしくは水/エタノール混合物などである。] [0061] 適切な飽和酸無水物は飽和環状酸無水物である。好ましくは、酸無水物環は2〜4個のメチレンもしくは置換メチレン基を含む。このような飽和環状酸無水物の代表的な例としては、無水コハク酸、無水グルタル酸、無水アジピン酸、無水メチルコハク酸、無水2−フェニルグルタル酸、無水3−メチルグルタル酸、無水3−メチルアジピン酸など及びそれらの混合物が挙げられる。] [0062] 1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーは、たとえば、(a)非エチレン系不飽和カルボン酸基形成性モノマーを、複数の親水性基を有するヒドロキシル末端オリゴマーもしくはポリマーと、場合により重合開始剤の存在下に反応させること、及び、(b)モノマー/開始剤混合物を熱エネルギー又は紫外線もしくは他の光の源に付し、混合物を硬化させることにより得ることができる。使用されうる重合開始剤としては、上記のフリーラジカル生成性重合開始剤及びUVフリーラジカル開始剤が挙げられる。硬化プロセスは、もちろん、使用される開始剤及び粘度などのコモノマー混合物の物性に依存するであろう。いずれにせよ、使用される開始剤の量はモノマー混合物の約0.01〜約2質量%の範囲で変更可能である。] [0063] ヒドロキシル末端親水性ポリマー及び飽和環状酸無水物の相対量はかなり広い範囲にわたって変更可能である。その量は上記の分子量を有するポリマーを提供するように選択されうる。一般に、酸無水物:ヒドロキシル末端親水性ポリマーの比は約2:1である。] [0064] 親水性ポリマーを形成するための混合物の重合は溶剤の存在下に行われることができる。適切な溶剤は、原則として、反応体を溶解するすべての溶剤、たとえば、水、アルコール、たとえば、低級アルカノール、たとえば、メタノール、メタノールなど、カルボキサミド、たとえば、ジメチルホルムアミドなど、双極性非プロトン性溶剤、たとえば、ジメチルスルホキシドなど、ケトン、たとえば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど、脂肪族もしくは芳香族炭化水素、たとえば、トルエン、キシレン、n−ヘキサンなど、エーテル、たとえば、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサンなど、ハロゲン化炭化水素、たとえば、トリクロロエタンなど、及び、それらの混合物、たとえば、水とアルコールとの混合物、たとえば、水/メタノールもしくは水/エタノール混合物などである。] [0065] 本発明のパッケージシステム中に眼科デバイスを貯蔵するためのパッケージ液中に使用される親水性ポリマーの量は、眼科デバイスの表面特性を改良するために有効な量である。一般に、本発明のパッケージ液中に存在する親水性ポリマーの濃度は約0.01〜約10%w/wの範囲であろう。] [0066] 本発明によるパッケージ液は生理的に適合性である。特に、パッケージ液はコンタクトレンズなどのレンズでの使用のために「眼科的に安全」でなければならず、そのことは、パッケージ液で処理されるコンタクトレンズが、一般に、濯ぎなしに目の上に直接配置するのに適切かつ安全であり、すなわち、パッケージ液はその液で濡れたコンタクトレンズを介して日常的に目と接触するのに安全かつ快適であることを意味する。眼科的に安全な液は目に適合した浸透圧及びpHを有し、そしてISO標準及び米国食品医薬品局(FDA)規制に従って非細胞毒性である材料及びその量を含む。] [0067] パッケージ液は、また、解放前の製品中の微生物汚染が存在しないことがこのような製品に必要な程度に統計的に示されなければならない点で無菌状態であるべきである。本発明に有用な液体媒体は、処理され又はケアされるレンズに対する実質的な悪影響を有せず、また、本レンズの処理を可能にし又はさらには容易にするように選択される。液体媒体は好ましくは水性である。特に有用な水性液体媒体は塩類溶液、たとえば、従来の塩類溶液又は従来の緩衝塩類溶液から得られる。] [0068] 本パッケージ液のpHは約6〜約9の範囲、好ましくは約6.5〜約7.8の範囲に維持されるべきである。適切な緩衝剤、たとえば、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸、重炭酸ナトリウム、TRIS及び様々な混合リン酸塩緩衝剤(Na2HPO4、NaH2PO4及びKH2PO4の組み合わせを含む)及びそれらの混合物は添加されうる。一般に、緩衝剤は、液の約0.05〜約2.5質量%、好ましくは約0.1〜約1.5質量%の範囲の量で使用されるであろう。本発明のパッケージ液は好ましくは、1種以上のホウ酸、ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸カリウム、メタホウ酸カリウム又はそれらの混合物を含むホウ酸塩緩衝剤を含む。] [0069] 通常、本発明の液は、また、張度調整剤によって、0.9%塩化ナトリウム溶液又は2.5%グリセロール溶液に相当する通常の涙液の浸透圧と近似するように調節される。この液は、単独又は組み合わせで使用される生理食塩水と実質的に等張とされる。そうでなくて、無菌の水と単純にブレンドされ、そして低浸透圧とされ又は高浸透圧とされるならば、レンズはその望ましい光学パラメータを失うであろう。対応して、過剰の塩類溶液は高浸透圧液の生成をもたらし、それにより、刺痛及び眼刺激を生じさせるであろう。] [0070] 適切な張度調整剤の例としては、限定するわけではないが、塩化ナトリウム及び塩化カリウム、デキストロース、グリセリン、塩化カルシウム及び塩化マグネシウムなど、及びそれらの混合物が挙げられる。これらの薬剤は、通常、約0.01〜約2.5%w/v、好ましくは約0.2〜約1.5%w/vの範囲の量で個別に使用される。好ましくは、張度調整剤は、最終の浸透圧値が少なくとも約200mOsm/kg、好ましくは約200〜約400mOsm/kg、より好ましくは約250〜約350mOsm/kg、そして最も好ましくは約280〜約320mOsm/kgとする量で使用されるであろう。] [0071] 所望ならば、1種以上の追加の成分はパッケージ液中に含まれることができる。このような追加の成分(単数種又は複数種)はパッケージ液に対して少なくとも1つの有利又は望ましい特性を付与し又は提供するように選択される。このような追加の成分は、1種以上の眼科デバイスケア組成物中に従来から使用されている成分から選択されうる。このような追加の成分の例としては、クリーニング剤、湿潤剤、栄養剤、金属イオン封鎖剤、増粘剤(viscosity builder)、コンタクトレンズ状態調節剤、酸化防止剤など及びそれらの混合物が挙げられる。これらの追加の成分は、パッケージ液に対する有利又は望ましい特性を付与し又は提供するのに有効な量でパッケージ液中に各々含まれていてよい。たとえば、このような追加の成分は、他の、たとえば、従来のコンタクトレンズケア製品中に使用される、このような成分の量と同様の量でパッケージ液中に含まれることができる。] [0072] 有用な金属イオン封鎖剤としては、限定するわけではないが、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ヘキサメタリン酸アルカリ金属塩、クエン酸、クエン酸ナトリウムなど及びそれらの混合物が挙げられる。] [0073] 有用な増粘剤としては、限定するわけではないが、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールなど及びそれらの混合物が挙げられる。] [0074] 有用な酸化防止剤としては、限定するわけではないが、メタ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、N−アセチルシステイン、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエンなど及びそれらの混合物が挙げられる。] [0075] 本発明による、コンタクトレンズなどの眼科デバイスをパッケージしそして貯蔵する方法としては、上記の水性パッケージ液中に浸漬された眼科デバイスを少なくともパッケージすることを含む。その方法は、コンタクトレンズの製造の直後に、顧客/装着者に配送する前に水性パッケージ液中に眼科デバイスを浸漬させることを含むことができる。又は、本発明のパッケージ液中にパッケージしそして貯蔵するのは、最終的な顧客(装着者)に輸送する前であるが、乾燥状態のレンズの製造及び輸送の後の中間的な時点で行うこともでき、ここで、乾燥したレンズはコンタクトレンズパッケージ液中にレンズを浸漬させることで水和される。結果として、顧客への輸送のためのパッケージは、本発明による水性パッケージ液中に浸漬された1つ以上の未使用のコンタクトレンズを含む、シールされた容器を含むことができる。] [0076] 1つの実施形態において、本眼科デバイスパッケージシステムを作製する工程は、(1)少なくとも第一のモールド部分及び第二のモールド部分を含むモールド中で眼科デバイスを成形すること、(2)前記モールド部分のうちの少なくとも1つを含む容器中でデバイスを水和しそして清浄化すること、(3)1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する親水性ポリマーを含むパッケージ液を、デバイスが支持されている容器内に導入すること、及び(4)容器をシールすること、を含む。好ましくは、その方法は、容器の内容物を無菌化する工程をも含む。無菌化は容器のシールの前又は最も便利にはその後に行われることができ、そしてシールされた容器を、たとえば、約120℃以上の温度でオートクレーブ処理することなどによる、当該技術分野において知られた適切な方法によって行われることができる。] [0077] 下記の実施例は当業者が本発明を実施することができるように提供され、そして本発明の単なる例示である。実施例は特許請求の範囲に規定されるとおりの本発明の範囲を限定するものと読まれるべきでない。] [0078] 実施例において、下記の略語を用いる。 I4D5S4H:10モルのイソホロンジイソシアネート、4モルのジエチレングリコール及び、5モルの、Mnが4000であるヒドロキシブチル末端ポリジメチルシロキサンから誘導され、そして2−ヒドロキシエチルメタクリレートでエンドキャップされた、プレポリマー、 TRIS:トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート、 NVP:N−ビニル−2−ピロリドン、 PVP:ポリ(ビニルピロリドン) DMA:N,N−ジメチルアクリルアミド、 HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、 HEMAVC:メタクリルオキシエチルビニルカーボネート、 D1173:2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(Darocur1173開始剤として入手可能)、 IMVT:1,4−ビス(4−(2−メタクリルオキシエチル)フェニルアミノ)アントラキノン、 PP:ポリプロピレン、 DI:脱イオン水、 IPA:イソプロピルアルコール、 AIBN:アゾビス−イソブチロニトリル(Vazo TM 64として市販)、 THF:テトラヒドロフラン。] [0079] 例1 ヒドロキシル官能化ポリ(ビニルピロリドン)の調製 凝縮器及び窒素インレットチューブを装備した2リットル3つ口フラスコに、900mlの2−イソプロポキシエタノール(約813.6g、7.812モル、Aldrich Chemical Company)、30モルの新鮮に蒸留したNVP(約31.35g、0.282モル)及びAIBN(0.317g、1.930ミリモル)を添加した。内容物を窒素で激しく1時間バブリングした。その後、窒素ブランケット下に、内容物を80℃で2日間加熱した。溶液を1000NMWL RCフィルムを用いて限外ろ過した。次に、50〜60rpmでロタベーパ(rotavapor)を用いて溶剤を除去した。THF(100ml)を添加し、生成物を溶解し、その後、缶入りの2000mLのエーテルを注ぎ、生成物を沈殿させた。この生成物を真空炉中で乾燥させ、30.85gの生成物を得た。ヒドロキシル官能化PVPは滴定によって決定して1357の数平均分子量(Mn)を有した。] [0080] 例2 酸末端PVPの調製 窒素インレットチューブ及び乾燥チューブを装備した徹底的に乾燥した500mLの丸底フラスコに、200mLの無水THFを装填する。次に、無水コハク酸(2.00g、0.02モル)及び例1のヒドロキシル官能化ポリ(ビニルピロリドン)(13.57g、0.010モル)をフラスコに添加する。内容物を攪拌しながら48時間還流下に加熱する。この溶液を100mLに濃縮し、そして2000mLのエーテルに注ぎ、生成物を沈殿させる。] [0081] 例3 ポリ(ビニルピロリドン−co−アリルアルコール)の調製 凝縮器及び窒素インレットチューブを装備した1000mlの3つ口フラスコに、250mLの蒸留水、45.51g(409.5ミリモル)の新鮮に蒸留したNVP、1.1725g(20.19ミリモル)のアリルアルコール及びAIBN(0.47g、2.862ミリモル)を添加した。内容物を窒素で激しく1時間バブリングした。窒素ブランケット下に、攪拌下に、内容物を70℃まで2日間加熱した。1時間の加熱の後でさえ、溶液は粘性になった。2日後に、生成物を凍結乾燥により回収した。サイズ排除クロマトグラフィー(Size Exclusion Chromatography)によって決定した生成物のMnが1,020,00、Mwが1,355,000そして多分散が1.327であった。100個のビニルピロリドン単位あたりに1個のアリルアルコールが存在することが判った。] [0082] 例4 酸末端PVPの調製 窒素インレットチューブ及び乾燥チューブを装備した徹底的に乾燥した2Lの丸底フラスコに、30gの例3からの生成物及び300mlの無水THF200を装填する。この液を完全な溶液になるまで還流する。次に、無水コハク酸(0.9g、0.009モル)をフラスコに添加する。内容物を攪拌しながら48時間還流下に加熱する。その後、この溶液を100mLに濃縮し、そして2リットルのエーテルに注ぎ、生成物を沈殿させる。] [0083] 例5 ポリウレタン−シロキサンヒドロゲルレンズの調製 質量基準で下記の量で表1にリストした下記の成分を混合することによりモノマー混合物を製造した。] [0084] ] [0085] オープンエアベンチトップ中及び窒素で充填した乾燥ボックス中の両方で、ポリプロピレンモールドを用いてレンズをキャスティングし、その後、下記の熱条件下に炉内で硬化させた:室温に12分間維持し、その後、54分間で100℃まで昇温し、さらに100℃で2時間維持した。キャスティング後に、レンズをモールドから解放し、IPA中で2時間抽出した。レンズを蒸留水で濯ぎ、その後、ホウ酸塩緩衝塩類溶液中に入れた。これらのレンズの幾つかを1サイクル、オートクレーブ処理した。] [0086] 例6 pH7.2でホウ酸塩緩衝塩類溶液中に溶解させた、例2の酸末端PVPを3質量%含む水性パッケージ液をポリプロピレンブリスターパッケージに入れる。次に、例5のレンズをポリプロピレンブリスターパッケージ中の水性パッケージ液中に浸漬させる。パッケージをホイル蓋材でシールしそしてその後、1サイクル、オートクレーブ処理する。] [0087] 例7 pH7.2でホウ酸塩緩衝塩類溶液中に溶解させた、例4の酸末端PVPを3質量%含む水性パッケージ液をポリプロピレンブリスターパッケージに入れる。次に、例5のレンズをポリプロピレンブリスターパッケージ中の水性パッケージ液中に浸漬させる。パッケージをホイル蓋材でシールしそしてその後、1サイクル、オートクレーブ処理する。] [0088] 例8 pH7.2でホウ酸塩緩衝塩類溶液中に溶解させた、例1の酸末端PVPを1質量%含む水性パッケージ液をポリプロピレンブリスターパッケージに入れる。次に、バラフィルコンA(balafilcon A)コンタクトレンズ(Purevision(登録商標)の商品名で販売されているBausch & Lomb Incorporated, Rochester, N.Y.から市販のグループIII長時間装着用コンタクトレンズであり、シリコーンヒドロゲル材料から製造されており、アニオン電荷を有しそして約38%の水を有する)をポリプロピレンブリスターパッケージ中の水性パッケージ液中に浸漬させる。パッケージをホイル蓋材でシールしそしてその後、1サイクル、オートクレーブ処理する。] [0089] 例9 pH7.2でホウ酸塩緩衝塩類溶液中に溶解させた、例4の酸末端PVPを1質量%含む水性パッケージ液をポリプロピレンブリスターパッケージに入れる。次に、バラフィルコンA(balafilcon A)コンタクトレンズ(Purevision(登録商標)の商品名で販売されているBausch & Lomb Incorporated, Rochester, N.Y.から市販のグループIII長時間装着用コンタクトレンズであり、シリコーンヒドロゲル材料から製造されており、アニオン電荷を有しそして約38%の水を有する)をポリプロピレンブリスターパッケージ中の水性パッケージ液中に浸漬させる。パッケージをホイル蓋材でシールしそしてその後、1サイクル、オートクレーブ処理する。] [0090] 例10 pH7.2でホウ酸塩緩衝塩類溶液中に溶解させた、例1の酸末端PVPを2質量%含む水性パッケージ液をポリプロピレンブリスターパッケージに入れる。次に、バラフィルコンA(balafilcon A)コンタクトレンズ(Purevision(登録商標)の商品名で販売されているBausch & Lomb Incorporated, Rochester, N.Y.から市販のグループIII長時間装着用コンタクトレンズであり、シリコーンヒドロゲル材料から製造されており、アニオン電荷を有しそして約38%の水を有する)をポリプロピレンブリスターパッケージ中の水性パッケージ液中に浸漬させる。パッケージをホイル蓋材でシールしそしてその後、1サイクル、オートクレーブ処理する。] [0091] 例11 pH7.2でホウ酸塩緩衝塩類溶液中に溶解させた、例4の酸末端PVPを2質量%含む水性パッケージ液をポリプロピレンブリスターパッケージに入れる。次に、バラフィルコンA(balafilcon A)コンタクトレンズ(Purevision(登録商標)の商品名で販売されているBausch & Lomb Incorporated, Rochester, N.Y.から市販のグループIII長時間装着用コンタクトレンズであり、シリコーンヒドロゲル材料から製造されており、アニオン電荷を有しそして約38%の水を有する)をポリプロピレンブリスターパッケージ中の水性パッケージ液中に浸漬させる。パッケージをホイル蓋材でシールしそしてその後、1サイクル、オートクレーブ処理する。] 実施例 [0092] 本明細書中に開示された実施形態に対して様々な変更がなされうることは理解されるであろう。それゆえ、上記の説明は限定するものと解釈されるべきでなく、単に好ましい実施形態の例示と解釈されるべきである。たとえば、上記した、本発明の実施のための最適実施形態として実施される機能は例示の目的のみである。他の変更及び方法は本発明の範囲及び精神から逸脱することなく当業者によって実施されうる。さらに、当業者は、付随する特徴及び利点の範囲及び精神の範囲内で他の変更を考えるであろう。]
权利要求:
請求項1 (a)1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する1種以上の親水性ポリマーを含み、重量オスモル濃度が少なくとも約200mOsm/kgでありかつpHが約6〜約9の範囲である水性パッケージ液中に、眼科デバイスを浸漬させること、(b)微生物による前記デバイスの汚染を防止するようにして前記液及び前記デバイスをパッケージすること、及び、(c)パッケージされた前記液及び前記デバイスを無菌化すること、を含む、貯蔵可能な、無菌の眼科デバイスを含むパッケージの調製方法。 請求項2 前記眼科デバイスはコンタクトレンズである、請求項1記載の方法。 請求項3 前記眼科デバイスはシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズである、請求項1記載の方法。 請求項4 前記親水性ポリマーはN−ビニルピロリドンから誘導される1つ以上の単位を含む、請求項1記載の方法。 請求項5 前記親水性ポリマーはN−ビニルピロリドン、アルキレンオキシド、グリセリルメタクリレート、グリセリルアクリレート、ジメチルメタクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、エリトリトールメタクリレート、エリトリトールアクリレート、キシリトールメタクリレート、キシリトールアクリレート、ソルビトールメタクリレート、ソルビトールアクリレート、それらの誘導体又はそれらの混合物から誘導される1つ以上の単位を含む、請求項1記載の方法。 請求項6 前記親水性ポリマーは、複数の親水性基を有するヒドロキシル末端オリゴマー又はポリマーと、飽和環状酸無水物との反応生成物である、請求項1記載の方法。 請求項7 前記ヒドロキシル末端オリゴマー又はポリマーはN−ビニルピロリドンから誘導される1つ以上の単位を含む、請求項6記載の方法。 請求項8 前記飽和環状酸無水物は無水コハク酸、無水グルタル酸、無水アジピン酸及びそれらの混合物からなる群より選ばれる、請求項6記載の方法。 請求項9 前記親水性ポリマーは1つの非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する、請求項1記載の方法。 請求項10 前記親水性ポリマーは各々の末端が非エチレン系不飽和カルボン酸末端基となっている、請求項1記載の方法。 請求項11 前記親水性ポリマーの水性パッケージ液中の濃度は約0.01〜約10%w/wである、請求項1記載の方法。 請求項12 前記液は有効消毒量の消毒剤を含まない、請求項1記載の方法。 請求項13 前記液は殺菌性化合物を含まない、請求項1記載の方法。 請求項14 1つ以上の非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する1種以上の親水性ポリマーを含む水性パッケージ液中に浸漬された1つ以上の未使用の眼科デバイスを含む、シールされた容器を含む、眼科デバイスの貯蔵用のパッケージシステムであって、前記液は重量オスモル濃度が少なくとも約200mOsm/kgであり、pHが約6〜約9の範囲でありかつ加熱滅菌されている、パッケージシステム。 請求項15 前記眼科デバイスはコンタクトレンズである、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項16 前記親水性ポリマーはN−ビニルピロリドンから誘導される1つ以上の単位を含む、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項17 前記親水性ポリマーはN−ビニルピロリドン、アルキレンオキシド、グリセリルメタクリレート、グリセリルアクリレート、ジメチルメタクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、エリトリトールメタクリレート、エリトリトールアクリレート、キシリトールメタクリレート、キシリトールアクリレート、ソルビトールメタクリレート、ソルビトールアクリレート、それらの誘導体又はそれらの混合物から誘導される1つ以上の単位を含む、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項18 前記親水性ポリマーは、複数の親水性基を有するヒドロキシル末端オリゴマー又はポリマーと、飽和環状酸無水物との反応生成物である、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項19 前記ヒドロキシル末端オリゴマー又はポリマーはN−ビニルピロリドンから誘導される1つ以上の単位を含む、請求項18記載のパッケージシステム。 請求項20 前記飽和環状酸無水物は無水コハク酸、無水グルタル酸、無水アジピン酸及びそれらの混合物からなる群より選ばれる、請求項18記載のパッケージシステム。 請求項21 前記親水性ポリマーは1つの非エチレン系不飽和カルボン酸末端基を有する、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項22 前記親水性ポリマーは各々の末端が非エチレン系不飽和カルボン酸末端基となっている、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項23 前記液は有効消毒量の消毒剤を含まない、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項24 前記液は殺菌性化合物を含まない、請求項14記載のパッケージシステム。 請求項25 前記パッケージはパッケージのシールの次に加熱滅菌される、請求項14記載のパッケージシステム。
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