专利摘要:
本発明は、システムオンチップのスキャンパスの一部を動的に分離する装置及び方法を含む。一実施形態において、装置はスキャンパス及び制御論理を含む。スキャンパスは少なくとも第1の階層レベルを含み、第1の階層レベルは複数のコンポーネントを含み、第2の階層レベルは少なくとも1つのコンポーネントを有する。第2の階層レベルは、第2の階層レベルがアクティブ又は非アクティブであるように、選択及び選択解除されるように適合される。制御論理は、第1の階層レベル内のデータの伝搬とは無関係に第2の階層レベル内のデータの伝搬を制御する方法で第2の階層レベルの少なくとも1つのコンポーネントへの少なくとも1つの制御信号の印加をフィルタリングするように適合される。一実施形態において、第2の階層レベルが選択解除されているとき、制御論理は、データが第1の階層レベル内で伝搬される間、第2の階層レベル内でデータが伝搬されないよう防ぐ。一実施形態において、データが引き続き第1の階層レベルを通じて伝搬される間、第2の階層レベルは独立した並行のテストに使用されてもよい。
公开号:JP2011512523A
申请号:JP2010544999
申请日:2009-01-21
公开日:2011-04-21
发明作者:トルーレン,ブラッドフォード,ジーン ヴァン;ゴヤール,スレシュ;チェン−ファン チェン;チャクラボーティ,タパン,ジョーティ;ポートラン,ミシェル
申请人:アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド;
IPC主号:G01R31-28
专利说明:

[0001] 本発明は電子工学の分野に関し、さらに詳細には、プリント基板、システムオンチップ、及びシステムのテストに関する。]
背景技術

[0002] Joint Test Action Group(JTAG)は、バウンダリスキャンを使用してプリント基板をテストするためのテストアクセスポートのIEEE1149標準を参照する。JTAGはAutomated Test Generation(ATG:自動テスト生成)ツールによって使用され、プリント基板をテストする。基板レベルのJTAGからチップレベルのJTAGへの移行に関連する既存のJTAGの制約を克服するため、Instrument JTAG(IJTAG)が(IEEE P1687標準として)現在標準化されつつある。IJTAGは、Select Instrument Bit(SIB)セルと呼ばれるセルのような、動的階層セルを使用したデータレジスタ内の動的階層パスの包含を提案する。動的階層パスを使用することで、スキャンパスの一部が必要に応じてオン及びオフに切り替えられるようにすることができる。テスト時間の決定においてスキャンパスの要素の数は重要であるため、注意深い階層の使用がテスト時間を短縮するために用いられることがあるので、SIBのようなセルを使用することで可能になる動的階層パスは貴重なテストリソースである。]
[0003] 提案されるIEEE P1687標準で記述されているように、スキャンチェーンは線形スキャンチェーンであり、スキャンチェーンに挿入される各SIBセルは階層をスキャンチェーンに導入するために挿入される。そのように、スキャンチェーンは線形チェーンであり、線形スキャンチェーンに含まれる各SIBセルは、スキャンチェーンの階層をアクティブ化するためにスキャンチェーンを介して線形にアクセスされる必要があるので、スキャンチェーンの長さはアクティブな階層を変更して行使するために必要なアクセス時間の長さを直接的に決定する。この制約は、スキャンチェーンがわずかなセルしか含まないような例において重要ではないと見なされることもあるが、これはスキャンチェーンが数百あるいは数千ものセルを含む場合もある現実のシステムにおいては重大な制約となり得る。この問題の影響はテスト手順の精密なスケジューリングを使用することで軽減され得るが、この問題はテスト手順のスケジューリングを使用することだけでは完全には回避することはできない。]
課題を解決するための手段

[0004] 従来技術における様々不備は、システムオンチップのスキャンパスの一部を動的に分離する装置及び関連する方法を通じて対処される。]
[0005] 一実施形態において、装置はスキャンパス及び制御論理を含む。スキャンパスは少なくとも第1の階層レベルを含み、第1の階層レベルは複数のコンポーネントを含み、第2の階層レベルは少なくとも1つのコンポーネントを有する。第2の階層レベルは、第2の階層レベルがアクティブ又は非アクティブであるように、選択及び選択解除されるように適合される。制御論理は、第1の階層レベル内のデータの伝搬とは無関係に第2の階層レベル内のデータの伝搬を制御する方法で、第2の階層レベルの少なくとも1つのコンポーネントへの少なくとも1つの制御信号の印加をフィルタリングするように適合される。一実施形態において、第2の階層レベルが選択解除されているとき、制御論理は、データが第1の階層レベル内で伝搬される間、第2の階層レベル内でデータが伝搬されないよう防ぐ。一実施形態において、データが引き続き第1の階層レベルを通じて伝搬される間、第2の階層レベルは独立した並行のテストに使用されてもよい。]
[0006] 一実施形態において、第1の階層レベル及び第2の階層レベルを備えるスキャンパスを有するシステムオンチップをテストするための方法は、第2の階層レベルをスキャンパスに追加するようにスキャンパスの第2の階層レベルを選択するステップ、入力ビットストリームの少なくとも1つの入力値を第1の階層レベルの少なくとも一部を介して第2の階層レベルに伝搬するステップ、第2の階層レベルをスキャンパスから分離するためにスキャンパスの第2の階層レベルを選択解除するステップ、少なくとも1つの出力値を生成するために少なくとも1つの入力値を使用して第2の階層レベルを介してテストを実行するステップであって、テストは第1の階層レベル経由の追加の入力値の伝搬とは無関係に実行されるステップ、第2の階層レベルをスキャンパスに追加するために、スキャンパスの第2の階層レベルを再選択するステップ、及び第1の階層レベルの少なくとも一部を介して第2の階層レベルから少なくとも1つの出力値を伝搬するステップを含む。]
[0007] 本発明の教示は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を検討することにより容易に理解されるであろう。]
図面の簡単な説明

[0008] テスト環境を示す高レベルブロック図である。
図1のテスト環境において使用するよう適合された例示的なシステムオンチップを示す高レベルブロック図である。
階層使用可能コンポーネントにより制御される2つの階層レベルを含む階層スキャンパスを備える例示的なシステムオンチップを示す高レベルブロック図である。
階層使用可能コンポーネント及びフィルタリング制御論理により制御される2つの階層レベルを含む階層スキャンパスを備える例示的なシステムオンチップを示す高レベルブロック図である。
図4のシステムオンチップにおいて制御信号をフィルタリングするためにフィルタリング制御論理を使用する例を示す図である。
図4のシステムオンチップにおいて制御信号をフィルタリングするためにフィルタリング制御論理を使用する例を示す図である。
図4のシステムオンチップにおいて制御信号をフィルタリングするためにフィルタリング制御論理を使用する例を示す図である。
図4のシステムオンチップにおいて制御信号をフィルタリングするためにフィルタリング制御論理を使用する例を示す図である。
図4のシステムオンチップにおいて制御信号をフィルタリングするためにフィルタリング制御論理を使用する例を示す図である。
テストシステム、ならびに階層スキャンパス及び階層スキャンパスを通じてテストされるように適合された計器コアを含むシステムオンチップを含むテストシステムを示す図である。
テストシステムが、第1の階層レベル及び第2の階層レベルを含むスキャンパスを有するシステムオンチップをテストする例示的な方法を示す図である。
本明細書において説明される機能を実行する際の使用に適した汎用コンピュータを示す高レベルブロック図である。] 図1 図4
[0009] 理解を容易にするため、可能な場合、図面に共通する同じ要素を指定するために同一の参照番号が使用されている。]
実施例

[0010] 制御論理を使用してスキャンパスの様々な階層レイヤの分離を可能にする装置及び方法が提供される。第1の階層レベル及び第2の階層レベルを含むスキャンパスを有するシステムオンチップであって、第2の階層レベルは(アクティブなスキャンパスに動的に追加及びアクティブなスキャンパスから動的に除去され得るように第2の階層レベルをアクティブ化/非アクティブ化するために)動的に選択及び選択解除されてもよいスキャンパスにおいて、フィルタリング制御論理は、第1の階層レベル内のデータの伝搬とは無関係に第2の階層レベル内でデータの伝搬を制御する形で制御信号のフィルタリングを可能にする。]
[0011] フィルタリング制御論理は、(第1の階層レベルのコンポーネントへの制御信号の印加を変更することなく)第2の階層レベルのコンポーネントへの制御信号の印加が変更されるように、スキャンパスのすべてのコンポーネントに通常印加される制御信号をフィルタリングする。このように、第2の階層レベルが選択解除されるとき、ビットストリーム値が引き続き第1の階層レベルを通じて伝搬される間、ビットストリーム値は第2の階層レベル内で伝搬されない。従って、第2の階層レベルが選択解除されている間、第2の階層レベルは、スキャンパスから効果的に分離される(つまり、第2の階層レベル内でデータを全く伝搬しないように完全に非アクティブ化される)。]
[0012] 本明細書において2つの階層レベルを有するスキャンパスに関して主に示され説明されるが、本明細書において説明される様々なデータ伝搬制御機能は、(例えば、ネスティング、並列配置など、及びその様々な組み合わせを使用する)任意の構成で配置され得る任意の数の階層レベルを有するスキャンパスに適用されてもよい。]
[0013] 図1はテスト環境の高レベルブロック図を示す。具体的には、テスト環境100はシステムオンチップ(S−o−C)110及びテストシステム(TS)120を含む。TS120は、S−o−C110をテストする(例えば、(コンポーネントの機能を含む)S−o−C110の個々のコンポーネント、S−o−C110上のデバイス間の相互接続、S−o−C110のシステムレベル機能など、及びその様々な組み合わせをテストする)。TS120は、複数の階層レベルを含むシステムスキャンパスを使用してS−o−C110をテストする。図1に示されるように、TS120は、入力ポート115I(TDI)及び出力ポート115O(TDO)を含むテストアクセスインターフェイス115を使用してS−o−C110とインターフェイスを取る。] 図1
[0014] 一実施形態において、提案されるIEEE P1687標準に従う環境では、インターフェイス115はIEEE1149.1標準によって定義されたテストアクセスポート(TAP:Test Access Port)として実施されてもよい。1つのそのような実施形態において、TDI/TDOポートを使用して本明細書において主に示され説明されているが、インターフェイス115は、TCKポート、TMSポート、TRSTポートなどの他の制御ポート、及び必要とされ得るその他の新しい制御インターフェイス(明確にするために省略されている)を含むこともできる。IEEE1149.1標準によって定義されたTAPの変更バージョンとして実施されるインターフェイスに関して本明細書において主に示され説明されているが、インターフェイス115は様々な他の方法で実施されてもよい。]
[0015] TS120はテスト手順を使用してS−o−C110のテストを実行する。TS120は、1つ以上のテスト手順を使用して1つ以上のテストを実行することができる。テスト手順は、コンポーネントの一部(例えば、コンポーネントの機能、コンポーネントの機能のセット、依存性など)、コンポーネント、コンポーネントのグループ(例えば、コンポーネント間の相互接続、コンポーネント間の依存性など)、1つ以上のシステムレベル機能など、及びその様々な組み合わせをテストするために使用されてもよい。テスト手順は、システムオンチップで実行され得る任意の他の種類のテストを実行するために使用されてもよい。]
[0016] TS120はS−o−C110をテストするためのテスト手順を生成する。テスト手順はS−o−C110をテストするために必要な情報を指定する。S−o−C110のテスト手順は(S−o−C110の個々のコンポーネントの各々の記述、及びS−o−C110のシステムレベルの記述を含む)S−o−C110の記述を指定することができる。テスト手順は、(スキャンパスに印加される)入力テストベクトル、及び(テストスキャンパスから受信されると期待される)期待される出力テストベクトルを指定することができる。テスト手順はまた、(システムオンチップに印加される)1つの制御信号又は複数の制御信号を指定することができる。テスト手順は、テストに関連付けられている任意の他の情報(例えば、テストに必要とされる推定時間、テストの出力データ処理など、及びその様々な組み合わせ)を含むことができる。]
[0017] TS120は、S−o−C110で1つ以上のテスト手順を実行することにより、S−o−C110をテストする。TS120は、実行される各テストについて、入力テストビットストリーム及び期待されるテスト結果(例えば、期待される出力ビット値又はビットストリーム)を生成する。TSはまた、制御信号も生成する。TS120は、入力テストビットストリーム(つまり、入力テストベクトル)をTDI入力ポート115Iに印加する。TS120は、対応する出力テストビットストリーム(出力テストベクトルと呼ばれる)をTDO出力ポート115Oから受信する。TS120は、テストの結果を決定するために、出力テストビットストリームを期待されるテスト結果と比較する。]
[0018] TS120は任意の方法で実行されたテスト手順のテスト結果を処理することができる。様々な実施形態において、例えば、TS120は、表示インターフェイスを介してテスト結果を提示すること、テスト結果をメモリに格納すること、テスト結果を1つ以上の他のシステムに伝搬することなど、及びその各種の組み合わせを行うことができる。TS120は任意の他の方法で実行されたテスト手順のテスト結果を処理することができる。TS120はまた、同様の方法でテストへの入力の一部又は全部を処理することができる(例えば、提示すること、格納すること、伝搬することなど、及びその様々な組み合わせ)。]
[0019] TS120はS−o−C110をテストするための1つ以上のテスト手順を実行することができる。TS120は、(様々なスケジューリングの決定が、テスト手順の同一セットについて様々なテスト完了時間をもたらすので)テストを実行するために必要な合計テスト時間の最小化につながる方法で複数のテスト手順の実行を編成することができる。TS120は、テストスケジュール(つまり、様々なテスト手順が準じて実行されるべき順序を指定するスケジュール)を指定することができる。TS120は、システムオンチップのテストに関連付けられている様々なその他の機能を実行することができる。]
[0020] 図2は、図1のテスト環境において使用するよう適合された例示的なシステムオンチップを示す高レベルブロック図である。図1のS−o−C200は図1のS−o−C110の例である。図2に示されるように、S−o−C200は、複数のコンポーネント相互接続220(集合的に、コンポーネント相互接続220)によって相互接続される複数のコンポーネント210A〜210E(集合的に、コンポーネント210)を含む。図2に関して示され説明されるS−o−C200が、システムオンチップの一例にすぎないことが理解されよう(つまり、S−o−C200は様々な他の方法で構成され得る様々な他のコンポーネントを含むことができる)。] 図1 図2
[0021] 図2に示されるように、各コンポーネント210は複数の内部レジスタを含む。具体的には、コンポーネント210Aは3つのレジスタ(A0、A1、A2)を含み、コンポーネント210Bは6つのレジスタ(B0、B1、B2、B3、B4、B5)を含み、コンポーネント210Cは5つのレジスタ(C0、C1、C2、C3、C4)を含み、コンポーネント210Dは3つのレジスタ(D0、D1、D2)を含み、コンポーネント210Eは4つのレジスタ(E0、E1、E2、E3)を含む。各コンポーネント210のレジスタは、そのコンポーネント210の内部スキャンパスを形成する。] 図2
[0022] 図2に示されるように、各コンポーネント210は少なくとも1つの機能をサポートする。具体的には、コンポーネント210Aは3つの機能をサポートし、コンポーネント210Bは4つの機能をサポートし、コンポーネント210Cは3つの機能をサポートし、コンポーネント210Dは2つの機能をサポートし、コンポーネント210Eは1つの機能をサポートする。コンポーネント210の各々によってサポートされる機能はそれぞれ、各コンポーネント210のレジスタ(つまり内部スキャンパス)を利用する。] 図2
[0023] 図2に示されるように、S−o−C200のコンポーネント210はS−o−C200のコンポーネント相互接続220を介して接続される。コンポーネント210(つまり、コンポーネント210の内部スキャンパス)及びコンポーネント210間のコンポーネント相互接続220はS−o−C200の入力テストポート(TDI)からS−o−C200の出力テストポート(TDO)へのテストスキャンパスを形成する。] 図2
[0024] コンポーネント210は、システムオンチップシステムに含まれ得る任意のコンポーネントを含む。一実施形態において、提案されるIEEE P1687標準に従って実施されるシステムでは、コンポーネント210はIPデバイス及び/又は計器を含むことができる。IP/計器が非常に類似することがあるので、本明細書において2つの用語は同義的に使用されてもよい。さらに、IP及び計器は、システムオンチップのコンポーネントとして使用され得るので、本明細書においてIP及び計器は、さらに広くコンポーネントと呼ばれてもよい。その他の実施形態において、その他の標準に従うシステムでは、コンポーネント210は他の種類のコンポーネントを含むことができる。]
[0025] IPデバイスはテストを必要とするデバイスである。計器は、テストを必要とするだけではなく、テストを補助するように適合された機能を提供する(例えば、値の読み取り、値の監視など、及びその様々な組み合わせ)。例えば、計器は、存続期間−加速テストをパラメータ化するために使用される温度センサーの出力であってもよい。例えば、計器は、ソフトウェア定義の無線の取得段階に調整可能フィルタを較正するために使用されるセンサーの基準値であってもよい。従って、計器は、初期システムテスト中、及びシステムの存続期間全体にわたりテストを補助することができる。]
[0026] コンポーネント210は1つ以上の階層使用可能コンポーネントを含むことができる。階層使用可能コンポーネントは、(例えば、システムオンチップのテストスキャンパスの追加のコンポーネントの1つ以上の階層レベルを動的にアクティブ化/非アクティブ化することにより)システムオンチップのスキャンパスの動的な変更をサポートするコンポーネントである。一般に、階層はシステムオンチップのコンポーネントのテストを向上させる。例えば、階層により、アクティブなシステムスキャンパスの最小化及びテスト中のコンポーネントの分離が可能になり、それによりシステムオンチップのコンポーネントへのアクセス時間を短縮することができる。階層使用可能コンポーネントの使用は、図3を参照してさらに深く理解することができる。] 図3
[0027] 図3は、階層使用可能コンポーネントにより制御される2つの階層レベルを含む階層スキャンパスを備える例示的なシステムオンチップを示す高レベルブロック図である。具体的には、図3のシステムオンチップ300は、第3のテストコンポーネント3103(コンポーネントB0と示される)及び第4のコンポーネント3104(コンポーネントB1と示される)へのアクセスを動的に制御する階層使用可能コンポーネント320を介して相互接続される第1のテストコンポーネント3101(コンポーネントA0と示される)及び第2のテストコンポーネント3102(コンポーネントA1と示される)を含む。第1のテストコンポーネント3101及び第2のテストコンポーネント3102、ならびに階層使用可能コンポーネント320は、テストスキャンパスの第1の階層レベルを形成する。第3のテストコンポーネント3103及び第4のテストコンポーネント3104はテストスキャンパスの第2の階層レベルを形成する。] 図3
[0028] 階層使用可能コンポーネント320は、スキャンパスの第2の階層レベルをアクティブ化するように(つまり、第2の階層レベルをアクティブなスキャンパスに追加するように)選択されてもよく、スキャンパスの第2の階層レベルを非アクティブ化するように(つまり、第2の階層レベルをアクティブなスキャンパスから除去するように)選択解除されてもよい。例えば、階層使用可能コンポーネント320が選択解除されるとき、階層使用可能コンポーネント320は、スキャンパスがTDI−>A0−>HC−>A1−>TDOを含むように、パススルーコンポーネントとして動作する。例えば、階層使用可能コンポーネント320が選択されているとき、階層使用可能コンポーネント320は、スキャンパスがTDI、A0、HC、B0、B1、HC、A1、TDOのシーケンスを含むように、スキャンパスの第2の階層レベルをアクティブ化する。階層使用可能コンポーネント320は、システムオンチップのスキャンパスを動的に変更するように適合された任意の方法で実施されてもよい。]
[0029] 階層使用可能コンポーネント320は、スキャンパスの動的な変更をサポートする(つまり、スキャンパスの階層レベルをアクティブ化及び非アクティブ化する)ように適合された任意のコンポーネントであってもよい。一実施形態において、例えば、階層使用可能コンポーネント320は、提案されるIEEE P1687標準で定義されているselect instrument bit(SIB:選択計器ビット)(又は、スキャンパスの第2の階層レベルが選択解除されている間、スキャンパスの第1の階層レベルを通じて伝搬されるビットストリーム値がスキャンパスの第2の階層レベルを通じて伝搬されないよう防ぐために制御信号をフィルタリングする制御論理の実施に応じて、提案されるIEEE P1687標準で定義されたSIBの変更バージョン)を含むことができる。]
[0030] 階層使用可能コンポーネント320は、スキャンパスの動的な変更をサポートするさらに複雑な階層使用可能コンポーネント(本明細書においてクロスロードデバイスと呼ばれる)であってもよい。スキャンパスの第1の階層レベルを通じて伝搬されるビットストリーム値を、スキャンパスの第2の階層レベルを通じて伝搬されないようにフィルタリングするための制御論理の使用を説明する際に明確を期すため、フィルタリング制御論理は、システムオンチップの動的階層がIEEE P1687標準で定義されたSIBセル(又は、制御論理の実施に応じて、SIBの変更バージョン)を使用して提供される実施形態のコンテキストの範囲内で本明細書において主に示され説明される。]
[0031] 図4は、階層使用可能コンポーネント及びフィルタリング制御論理により制御される2つの階層レベルを含む階層スキャンパスを備える例示的なシステムオンチップを示す高レベルブロック図である。システムオンチップ400は、図3のシステムオンチップ300の実施態様を含む。図4に示されるように、非階層使用可能コンポーネント3101〜3104は、バウンダリスキャンセル4101〜4104(集合的に、バウンダリスキャンセル410)として実施され、階層使用可能コンポーネント320は、提案されるIEEE P1687標準で定義されているSIBセル420として実施され、さらに、追加の論理(例示的に、フィルタリング制御論理430)は、(第2の階層レベルが選択解除されている間)スキャンパスの第1の階層レベルを通じてビットストリーム値が引き続き伝搬される間、スキャンパスの第2の階層レベルを通じてビットストリーム値が伝搬されないよう防ぐ方法で制御信号をフィルタリングするために提供される。] 図3 図4
[0032] システムオンチップ400のコンポーネント経由のビットストリームの伝搬を示す際に明確を期すため、複数の入力ポートをサポートする各マルチプレクサは、「0」がマルチプレクサの制御ポートに印加されるときにマルチプレクサのどの入力ポートが選択されるか、及び「1」がマルチプレクサの制御ポートに印加されるときにマルチプレクサのどの入力ポートが選択されるかを区別する方法でマーク付けされている。具体的には、図4において陰影付きのマルチプレクサへの各入力ポートは、「1」がマルチプレクサの制御ポートに印加されるときにマルチプレクサ出力に渡すように選択される入力ポートを示す(そして、陰影のない入力ポートは、「0」がマルチプレクサの制御ポートに印加されるときにマルチプレクサの出力に渡すように選択される入力ポートを示す)。] 図4
[0033] 図4に示されるように、各バウンダリスキャンセル410は、TDI入力からTDO出力へのスキャンパス、及び第2の入力から第2の出力への追加のデータパスをサポートする標準IEEE1149.1バウンダリスキャンセルである。バウンダリスキャンセル4101〜4104は、それぞれ複数の入力MUX4111〜4114(集合的に、入力MUX411)、それぞれ複数のキャプチャレジスタ4121〜4124(集合的に、キャプチャレジスタ412)、それぞれ複数の更新レジスタ4131〜4134(集合的に、更新レジスタ413)、及びそれぞれ複数の出力MUX4141〜4144(集合的に、出力MUX414)を含む。] 図4
[0034] 各バウンダリスキャンセル410において、バウンダリスキャンセルのTDI入力からバウンダリスキャンセルのTDO出力へのスキャンパスに沿った信号の伝搬は、入力MUX411、キャプチャレジスタ412、更新レジスタ413、及び出力MUX414を使用して行われる。各バウンダリセル410のスキャンパスはシステムオンチップ400のスキャンパスの一部を形成する。各バウンダリスキャンセル410において、第2の入力から第2の出力への追加のデータパスに沿った信号の伝搬は、第2の入力から出力MUX414への第1のパス、又は入力MUX411、キャプチャレジスタ412、更新レジスタ413、及び出力MUX414を使用する第2のパスのいずれかを使用する。各バウンダリスキャンセル410によってサポートされる追加のデータパスは、その他のテストの目的(例えば、計器のテスト、コンポーネント間の相互接続のテストなど、及びその様々な組み合わせ)に使用されてもよい。]
[0035] これ以降、各バウンダリスキャンセル410の説明が続く。]
[0036] 各バウンダリスキャンセル410において、入力MUX411は2つの入力ポートを含み、第1の入力ポートはTDI入力に結合され(例えば、バウンダリスキャンセルのキャプチャレジスタの出力からなど、スキャンチェーンの以前のコンポーネントの出力から、SIBセルのTDO出力から、又は任意の他の同様のスキャンパス信号)、第2の入力ポートは追加のデータパスの第2の入力に結合されている(要求/必要に応じて多数の方法で結合されてもよい)。入力MUX411を通過して入力MUX411の出力に至る入力信号の選択は、システムオンチップ400の各コンポーネントに印加される共通Shift DR(ShDR)制御信号によって制御される。各バウンダリスキャンセル410において、ShDR制御信号が「1」のとき、入力MUX411の第1の入力からの入力信号はキャプチャレジスタ412に伝搬され、ShDR制御信号が「0」のとき、入力MUX411の第2の入力からの入力信号はキャプチャレジスタ412に伝搬される。]
[0037] 各バウンダリスキャンセル410において、入力MUX411の出力はキャプチャレジスタ412への入力に結合される(つまり、入力MUX411を通過する各信号はキャプチャレジスタ412に格納される)。キャプチャレジスタ412の出力はそのバウンダリスキャンセル410のTDO出力及び更新レジスタ413への入力の両方に結合される。更新レジスタ413は、システムオンチップ400の各レジスタのクロック入力に印加される共通Update DR(UpDR)制御信号によって制御される。一実施形態において、各バウンダリスキャンセル410で、UpDRに立ち上がりがあるとき、キャプチャレジスタ412の出力からの信号は更新レジスタ413に伝搬され(つまり、キャプチャレジスタ412に以前格納された値は更新レジスタ413に格納される)、UpDR制御信号が「0」のとき、キャプチャレジスタ412の出力からの信号(常にTDO出力に伝搬される)は更新レジスタ413には伝搬されない。更新レジスタ413の出力は出力MUX414の第1の入力に結合される。]
[0038] 各バウンダリスキャンセル410において、出力MUX414は2つの入力ポートを含み、第1の入力ポートは更新レジスタ413の出力に結合され、第2の入力ポートは追加のデータパスの第2の入力に結合されている(要求/必要に応じて多数の方法で結合されてもよい)。出力MUX414を通過して出力MUX414の出力に至る入力信号の選択は、システムオンチップ400の各バウンダリスキャンセル410に印加される共通Mode制御信号によって制御される。各バウンダリスキャンセル410において、Mode制御信号が「0」のとき、出力MUX414の第1の入力ポート(つまり、更新レジスタ413の出力)からの入力信号は、バウンダリスキャンセル410の第2の出力に伝搬され、Mode制御信号が「1」のとき、出力MUX414の第2の入力ポート(つまり、追加のデータパスの第2の入力)からの入力信号は、バウンダリスキャンセル410の第2の出力に伝搬される。]
[0039] 図4に示されるように、SIBセル420は、提案されるIEEE P1687標準で定義されている標準SIBセルである。SIBセル420は、(TDI入力及びTDO出力を介して)スキャンパスの第1の階層レベル、及び(バウンダリスキャンセルB0のTDI入力に結合されるWSIoポート及びバウンダリスキャンセルB1からのTDO出力に結合されるWSOiポートを介して)スキャンパスの第2の階層レベルをサポートする。SIBセル420は、Select Instrument Bit(SIB)レジスタ422、Update SIB(UpSIB)レジスタ424、及び出力MUX426を含む。SIBレジスタ422は関連するSIB入力MUX421を有する。UpSIBレジスタ424は関連するUpSIB入力MUX423を有する。] 図4
[0040] SIBレジスタ422に関連付けられているSIB入力MUX421はSIBレジスタ422への入力を制御する。SIB入力MUX421は2つの入力ポートを含む。SIB入力MUX421は、(例えば、スキャンパスの以前のコンポーネントからの)TDI入力及びSIBレジスタ422の出力を入力として受け入れる。SIB入力MUX421は、SIB入力MUX421の制御ポートに印加されるShDR制御信号によって制御される。ShDR制御信号が「1」のとき、SIB入力MUX421はTDI入力からの信号をSIBレジスタ422に渡す。ShDR制御信号が「0」のとき、SIB入力MUX421はSIBレジスタ422の出力からの信号をSIBレジスタ422に渡す。]
[0041] SIBレジスタ422はSIB入力MUX421の出力からの入力を受け入れる。SIBレジスタ422は、SIBレジスタ422のクロックポートに印加されるクロック信号(TCKと示される)によって制御される。SIBレジスタ422の出力は、SIB入力MUX421への入力、UpSIB入力MUX423への入力、出力MUX426への入力、及びWSIoポート(スキャンパスの第2の階層レベルがアクティブ化されるとき、第2の階層レベル内に信号を伝搬するために第2の(又は下位の)階層レベルのコンポーネントへのアクセスを提供する)の各々に結合される。]
[0042] UpSIBレジスタ424に関連付けられているUpSIB入力MUX423はUpSIBレジスタ424への入力を制御する。UpSIB入力MUX423は2つの入力ポートを含む。UpSIB入力MUX423はSIBレジスタ422からの出力及びUpSIBレジスタ424からの出力を入力として受け入れる。UpSIB入力MUX423は、UpSIB入力MUX423の制御ポートに印加されるUpDR制御信号によって制御される。UpDR制御信号が「1」のとき、UpSIB入力MUX423はSIBレジスタ422の出力からの信号をUpSIBレジスタ424に渡す。R制御信号が「0」のとき、UpSIB入力MUX423はUpSIBレジスタ424の出力からの信号をUpSIBレジスタ424に渡す。]
[0043] UpSIBレジスタ424はUpSIB入力MUX423の出力からの入力を受け入れる。UpSIBレジスタ424は、UpSIBレジスタ424のクロックポートに印加されるクロック信号(TCKと示される)によって制御される。UpSIBレジスタ424の出力は、UpSIB入力MUX423への入力、出力MUX426の制御ポート、及びSelect_Instr信号パス(スキャンパスから第2の階層レベルのコンポーネントを効果的に分離する方法で第2の(又は下位の)階層レベルのコンポーネントへのShDR及びUpDR制御信号の印加をフィルタリングする際に使用するフィルタリング制御論理430に結合される)の各々に結合される。]
[0044] 出力MUX426は2つの入力ポートを含む。出力MUX426は、SIBレジスタ422からの出力及びWSOiポートを介する下位の階層レベルからの入力(この例において、バウンダリスキャンセルB1のTDO出力である)を入力として受け入れる。出力MUX426の出力は、SIBセル420のTDO出力に結合される(この例においてバウンダリスキャンセルA1であるスキャンパスの第1の階層レベルの後続のコンポーネントへの伝搬のため)。出力MUX426の出力は出力MUX426の制御ポートに印加される制御信号によって決まる。UpSIBレジスタ424の出力は出力MUX416の制御ポートに結合される。]
[0045] 図4に示されるように、UpSIBレジスタ424の値は、第2の階層レベルが選択されるか(つまり、スキャンパスの一部)、又は選択解除されるか(つまり、スキャンパスの一部ではない)を決定する。第2の階層レベルが選択解除されている(つまり、UpSIBレジスタ424が「0」である)とき、出力MUX426はSIBレジスタ422の出力をSIBセル420のTDO出力に渡し、WSOiポートからの値が無視される。第2の階層レベルが選択されている(つまり、UpSIBレジスタ424が「1」である)とき、出力MUX426は下位階層レベルからの(つまりWSOiポートからの)信号をSIBセル420のTDO出力に渡す。] 図4
[0046] 図4に示されるように、バウンダリスキャンセル410の各々及びSIBセル420に印加されるShDR制御信号及びUpDR制御信号に加えて、ShDR制御信号及びUpDR制御信号もまた各々フィルタリング制御論理430に印加される。図4においてさらに示されるように、SIBセル420のUpSIBレジスタ424の出力は、第2の階層レベルのコンポーネント(つまり、バウンダリスキャンセル4203及び4204)へのShDR制御信号及びUpDR制御信号の印加をフィルタリングするためにフィルタリング制御論理430に結合され、それによりスキャンパスの第2の階層レベルが選択解除されている間(つまり、SIBセル420のUpSIBレジスタ424が「0」に設定されている間)、スキャンパスの第1の階層レイヤを通じて伝搬されている(つまり、A0−>SIB−>A1)ビットストリーム値が、スキャンパスの第2の階層レベルを通じて(つまり、SIB−>B0−>B1−>SIB)伝搬されないよう防ぐ。] 図4
[0047] フィルタリング制御論理430は、第2の階層レベルのShDR制御信号をフィルタリングするように適合された第1のANDゲート431を含む。第1のANDゲート431は、第1の入力ポート(ShDR制御信号に結合されている)及び第2の入力ポート(階層選択制御信号に結合されている(例えば図4の例でSIBセル420のUpSIBレジスタ424の出力))を含む。図4に示されるように、第1のANDゲート431の出力ポートは、ShDR制御信号が第2の階層レベルの各コンポーネントのそれぞれの入力MUXの制御ポートに直接印加されるのではなく、第2の階層レベルの各コンポーネントのそれぞれの入力MUX411の制御ポート(つまり、それぞれバウンダリスキャンセル4103の入力MUX4113及びバウンダリスキャンセル4104の入力MUX4114)に結合される。] 図4
[0048] 例えば、フィルタリング制御論理を含まない既存のシステムにおいて、第1の階層レベルのコンポーネントを通じて(つまり、スキャンパスを通じて)ビットストリームを伝搬するためにShDR制御信号がアクティブ化される必要があったので、及びさらに、ShDR制御信号が(第2の階層レベルのコンポーネントを含む)スキャンパスのすべてのコンポーネントに印加されたので、(たとえ第2の階層レベルが、関連するSIBセルのUpSIBレジスタを使用して選択解除されても)システムオンチップの第2の階層レベル経由でもビットストリームを伝搬することなくして、システムオンチップの第1の階層レベル経由でビットストリームを伝搬することはできなかった。]
[0049] しかし、図4のシステムオンチップ400において、第2の階層レベルが選択解除されているとき、UpSIBレジスタ424の値が「0」であるので、第1のANDゲート431は、第2の階層レベルが選択解除されている限り(つまり、UpSIBレジスタ424の値が「0」である限り)、第1のANDゲート431の出力は「0」となり、従って、第2の階層レベルのコンポーネントのそれぞれの入力MUX411の制御ポートに印加される制御信号の値は「0」となり、それによりビットストリームが第1の階層レベルのコンポーネントを通じて伝搬されているときに第2の階層レベルのコンポーネント経由(つまり、バウンダリスキャンセル4103及び4104経由)のビットストリームの伝搬を防ぐことを確実にする。] 図4
[0050] 図4に示されるように、第2の階層レベルが選択解除されているとき、第1のANDゲート431は、バウンダリスキャンセル4103のTDI入力からバウンダリスキャンセル4103のキャプチャレジスタ4123へのデータの伝搬を防ぎ、同様に、バウンダリスキャンセル4104のTDI入力からバウンダリスキャンセル4103のキャプチャレジスタ4123へのデータの伝搬を防ぐ。言い換えれば、第2の階層レベルのコンポーネント(つまり、バウンダリスキャンセル4103及び4104)のそれぞれのキャプチャレジスタに格納されたデータ値は、ビットストリームが引き続き第1の階層レベルを通じて伝搬されても変化しない。このことは、図5の例を参照してさらに深く理解することができる。] 図4
[0051] フィルタリング制御論理430は、第2の階層レベルのUpDR制御信号をフィルタリングするように適合された第2のANDゲート432を含む。第2のANDゲート432は、第1の入力ポート(UpDR制御信号に結合されている)及び第2の入力ポート(階層選択制御信号に結合されている(例えば図4の例でSIBセル420のUpSIBレジスタ424の出力))を含む。図4に示されるように、第2のANDゲート432の出力ポートは、UpDR制御信号が第2の階層レベルの各コンポーネントのそれぞれの更新レジスタの制御ポートに直接印加されるのではなく、第2の階層レベルの各コンポーネントのそれぞれの更新レジスタ413の制御ポート(つまり、それぞれバウンダリスキャンセル4103の更新レジスタ4133及びバウンダリスキャンセル4104の更新レジスタ4134)に結合される。] 図4
[0052] 例えば、フィルタリング制御論理を含まない既存のシステムにおいて、第1の階層レベルのコンポーネントを通じて(つまり、第2の出力を介して出力される追加のデータパスを通じて)ビットストリームを伝搬するためにUpDR制御信号がアクティブ化される必要があったので、及びさらに、UpDR制御信号が(第2の階層レベルのコンポーネントを含む)スキャンパスのすべてのコンポーネントに印加されたので、(たとえ第2の階層レベルが、関連するSIBセルのUpSIBレジスタを使用して選択解除されても)システムオンチップ400の第2の階層レベル経由でもビットストリームを伝搬することなくして、システムオンチップの第1の階層レベル経由でビットストリームを伝搬することはできなかった。]
[0053] しかし、図4のシステムオンチップ400において、第2の階層レベルが選択解除されるとき、UpSIBレジスタ424の値が「0」であるので、第2のANDゲート432は、第2の階層レベルが選択解除されている限り(例えば、UpSIBレジスタ424の値が「0」である限り)、第2のANDゲート432の出力は「0」となり、従って、第2の階層レベルのコンポーネントのそれぞれの更新レジスタ413の制御ポートに印加される制御信号の値は「0」となり、それによりビットストリームが第1の階層レベルのコンポーネント経由で伝搬されているときに第2の階層レベルのコンポーネント経由(つまり、バウンダリスキャンセル4103及び4104経由)のビットストリームの伝搬を防ぐことを確実にする。] 図4
[0054] 図4に示されるように、第2の階層レベルが選択解除されているとき、第2のANDゲート432は、キャプチャレジスタ4123からバウンダリスキャンセル4103の更新レジスタ4133へのデータの伝搬を防ぎ、同様に、キャプチャレジスタ4124からバウンダリスキャンセル4104の更新レジスタ4134へのデータの伝搬を防ぐ。言い換えると、第2の階層レベルのコンポーネント(つまり、バウンダリスキャンセル4103及び4104)のそれぞれの更新レジスタに格納されたデータ値は、ビットストリームが引き続き第1の階層レベルを通じて伝搬されても変化しない。このことは、図5の例を参照してさらに深く理解することができる。] 図4
[0055] 従って、階層選択制御信号は、第2の階層レベルの非階層使用可能コンポーネント4103及び4104に印加されるUpDR及びShDR制御信号をフィルタリングし、それにより、第1の階層レベルのコンポーネントを通じて伝搬される(A0−>SIB−>A1)ビットストリームが、第2の階層レベルの非階層使用可能コンポーネントを通じて伝搬されないようにする(つまり、第2の階層レベルをアクティブなスキャンパスから除去するために第2の階層レベルがSIBセル420によって動的に選択解除される前に、バウンダリスキャンセルB0及びB1のレジスタがバウンダリスキャンセルB0及びB1にロードされたそれぞれの値を保持する)。]
[0056] 第2の階層レベルをスキャンパスから分離する方法でスキャンパスの第2の階層レベルのコンポーネントに通常印加される制御信号のフィルタリングは多数の利点をもたらす。]
[0057] 第1に、本明細書において示され説明される制御信号フィルタリングは、第2の階層レベルが選択解除されているとき、第2の階層レベルのコンポーネントが信号を渡して格納することはないので(第2の階層レベルの選択解除はビットが第2の階層レベルを通じて伝搬されることを妨げなかった既存のシステムとは対照的に)電力消費量節減をもたらす。]
[0058] 第2に、本明細書において示され説明される制御信号フィルタリングにより、(この方法以外では使用することができないような)独立した並列テストへの第2の階層レベルの使用が可能になる。言い換えれば、制御信号フィルタリングは、第1の階層レベルから第2の階層レベルへのビットストリームの伝搬を防ぐので、第1の階層レベル及び第2の階層レベルは、異なるテストが異なる階層レベルにおいて並行して実行され得るように、効果的に分離される。]
[0059] 本明細書において示され説明される制御信号フィルタリングのこれらの利点及びその他の利点は、(図4に関して示され説明されるシステムオンチップ400の動作の例を提示する)図5A〜図5Eの例、及び(第2の階層レベルを介して並行テストを可能にする制御フィルタリング論理の例示的な使用を提示する)図6の実施形態を参照すればより深く理解されよう。] 図4 図5A 図5B 図5C 図5D 図5E 図6
[0060] 図5A〜図5Eは、図4のシステムオンチップにおいて制御信号をフィルタリングするためにフィルタリング制御論理を使用する例を示す。] 図4 図5A 図5B 図5C 図5D 図5E
[0061] 図5Aはシステムオンチップ400の初期状態を示す。この例において、(1)バウンダリスキャンセルA0及びA1のキャプチャレジスタ及び更新レジスタは各々「1」に設定され、(2)SIBセル420のSIBレジスタ422及びUpSIBレジスタ424は各々「0」に設定される(従って、スキャンパスの第2の階層レベルは選択解除されている)と仮定する。さらに、UpSIBレジスタ424を「0」に設定することにより第2の階層レベルが選択解除される前に、値は第2の階層レベルのバウンダリスキャンセルB0及びB1に伝搬された(例示的に、バウンダリスキャンセルB0及びB1のキャプチャレジスタ及び更新レジスタが「1」に設定された)と仮定する。] 図5A
[0062] 図5Aに示されるように、ShDRは「1」に設定され、UpDRは「0」に設定される。この例において、「000」の入力ビットストリームはシステムオンチップ400のTDI入力に印加され、関連する出力ビットストリームはシステムオンチップ400のTDO出力から回復される。] 図5A
[0063] 図5Bは第1のクロックサイクル後のシステムオンチップ400の状態を示す(ShDR=「1」及びUpDR=「0」)。] 図5B
[0064] 図5Bに示されるように、入力ビットストリームの第1のビット(つまり、「0」)は、バウンダリスキャンセルA0のTDI入力からバウンダリスキャンセルA0のキャプチャレジスタ4111に伝搬されており、バウンダリスキャンセルA0のキャプチャレジスタ4121に格納された値(「1」)はSIBセル420のTDI入力に伝搬されて、SIBセル420のSIBレジスタ422に格納されており、SIBセル420のSIBレジスタ422に格納された値(「0」)は、SIBセル420のTDO出力及びバウンダリスキャンセルA1の入力MUX4112を介してバウンダリスキャンセルA1のキャプチャレジスタ4122に伝搬されており、バウンダリスキャンセルA1のキャプチャレジスタ4122に格納された値(「1」)はバウンダリスキャンセルA1のTDO出力(システムオンチップ400のTDO出力でもある)に伝搬されている。このようにして、出力ビットストリームの第1のビットは「1」である。] 図5B
[0065] 図5Bにおいてさらに示されるように、UpDRが「0」に設定されるので、それぞれのバウンダリスキャンセルA0及びA1の更新レジスタ4131及び4132の値(つまり、「1」)は変化せず、SIBセル420のUpSIBレジスタ424の値(「0」)は変化しない(従って、第2の階層レベルは選択解除されたままである)。] 図5B
[0066] 図5Bに示されるように、たとえShDRが「1」であっても、フィルタリング制御論理430の第1のANDゲート431もまた、UpSIBレジスタ424の値(つまり、「0」)を入力として取り、従って第1のANDゲート431の出力は「0」である。第1のANDゲート431の出力は、第2の階層レベルのそれぞれのバウンダリスキャンセルB0及びB1の入力MUX4113及び4114に制御信号として印加され、それにより、SIBセル420のWSIoポートの値がバウンダリスキャンセルB0のキャプチャレジスタ4123に伝搬されることを防ぎ、バウンダリスキャンセルB0のキャプチャレジスタ4123からの値がバウンダリスキャンセルB1のキャプチャレジスタ4124に伝搬されることを防ぎ、バウンダリスキャンセルB1のキャプチャレジスタ4124からの値がSIBセル420のWSOiポート及びTDO出力を介してバウンダリスキャンセルA0に伝搬されることを防ぐ(つまり、それにより、第2の階層レベルが選択解除されている間、データ値の第1の階層レベルから第2の階層レベルへの伝搬を防ぐ)。] 図5B
[0067] 同様に、図5Bに示されるように、UpDRが「0」に設定されていることに関わりなく、第2のANDゲート432もまた、UpSIBレジスタ424の値(つまり、「0」)を入力として取り、従って第2のANDゲート432の出力は「0」である。第2のANDゲート431の出力は、第2の階層レベルのそれぞれのバウンダリスキャンセルB0及びB1の更新レジスタ4133及び4134に制御信号として印加され、それにより、キャプチャレジスタ4123及び4124に格納された値がそれぞれバウンダリスキャンセルB0の更新レジスタ4133及びバウンダリスキャンセルB1の更新レジスタ4134に伝搬されることを防ぐ(つまり、それにより第2の階層レベルが選択解除されている間、第2の階層レベルのセル4103及び4104内のデータの伝搬を防ぐ)。] 図5B
[0068] 図5C及び図5Dは、それぞれ第2及び第3のクロックサイクル後のシステムオンチップ400の状態を示す(ShDR=「1」及びUpDR=「0」)。図5C及び図5Dにおいて、第2の各コンポーネント内に格納された値が変化しない間、入力ビットストリームは、スキャンパスの第1の階層レベルのコンポーネントを通じて引き続き伝搬される。図5C及び図5Dにおいて、第1の階層レベルのコンポーネントを経由する信号の伝搬は、図5Bに関して示され説明される方法と同様の方法で進行する(従って、詳細な説明は省略する)。明確にするため、各クロックサイクルにおけるシステムオンチップ400のスキャンパスのコンポーネントに関連付けられている値を表1に要約する。] 図5B 図5C 図5D
[0069] ]
[0070] このように、図5A〜図5D、及び上記に示す関連する表1から、システムオンチップ400のフィルタリング制御論理430は、第2の階層レベルがSIBセル420によって選択解除されている間、第2の階層レベルの各コンポーネント内(つまり、バウンダリスキャンセルB0及びB1のレジスタ内)に格納された値は、入力ビットストリームが第1の階層レベルを通じて(つまり、バウンダリスキャンセルA0、SIBセル420、及びバウンダリスキャンセルA1を通じて)引き続き伝搬されて対応する出力ビットストリームが生成されるので、そのまま変化しないことを確実にするよう適合される。] 図5A 図5B 図5C 図5D
[0071] 図5Eに示されるように、入力ビットストリーム(「000」)の各ビットが(テストシステムからのTDI入力を介して)システムオンチップ400に印加され、対応する出力ビットストリーム(「101」)の各ビットが(テストシステムへのTDO出力を介して)システムオンチップ400から取り出された後、ShDRは「1」から「0」に切り替えられ、UpDRは「0」から「1」に切り替えられる。それにより、バウンダリスキャンセルA0のキャプチャレジスタ4121の値はバウンダリスキャンセルA0の更新レジスタ4131に格納され、バウンダリスキャンセルA1のキャプチャレジスタ4122の値はバウンダリスキャンセルA1の更新レジスタ4132に格納されるようになる。] 図5E
[0072] 図5Eに示されるように、ShDRが「0」であることに関わりなく、第1のANDゲート431もまた、UpSIBレジスタ424の値(つまり、「0」)を入力として取り、従って第1のANDゲート431の出力は「0」である。第1のANDゲート431の出力は、第2の階層レベルのそれぞれのバウンダリスキャンセルB0及びB1の入力MUX4113及び4114に制御信号として印加され、それにより、SIBセル420のWSIoポートの値がバウンダリスキャンセルB0のキャプチャレジスタ4123に伝搬されることを防ぎ、バウンダリスキャンセルB0のキャプチャレジスタ4123からの値がバウンダリスキャンセルB1のキャプチャレジスタ4124に伝搬されることを防ぎ、バウンダリスキャンセルB1のキャプチャレジスタ4124からの値がSIBセル420のWSOiポート及びTDO出力を介してバウンダリスキャンセルA0に伝搬されることを防ぐ(つまり、それにより、データが第1の階層レベルを通じて引き続き伝搬される間、第2の階層レベル内のデータの伝搬を防ぐ)。] 図5E
[0073] 同様に、図5Eに示されるように、たとえUpDRが「1」であっても、第2のANDゲート432もまた、UpSIBレジスタ424の値(つまり、「0」)を入力として取り、従って第2のANDゲート432の出力は「0」である。第2のANDゲート431の出力は、第2の階層レベルのそれぞれのバウンダリスキャンセルB0及びB1の更新レジスタ4133及び4134に制御信号として印加され、それにより、バウンダリスキャンセルB0及びB1のキャプチャレジスタ4123及び4124に格納された値がそれぞれバウンダリスキャンセルB0の更新レジスタ4133及びバウンダリスキャンセルB1の更新レジスタ4134に伝搬されることを防ぐ(つまり、それにより第1の階層レベルを通じてデータが引き続き伝搬される間、第2の階層レベルのセル4103及び4104内のデータの伝搬を防ぐ)。] 図5E
[0074] 図6は、テストシステム、ならびに階層スキャンパス及び階層スキャンパスを通じてテストされるように適合された計器コアを含むシステムオンチップを含むテスト環境を示す。図6に示されるように、テストシステム600はシステムオンチップ610及びテストシステム620を含む。システムオンチップ610はシステムオンチップ611及び計器コア612を含む。システムオンチップ611は、(計器コア612への追加のインターフェイスを含む)図4に関して示され説明されるシステムオンチップ400と概ね類似している。計器コア612は、IJTAGを使用してスキャンパスを介してテストされるように適合された任意の種類の計器を含むことができる。] 図4 図6
[0075] 本明細書において説明されるように、フィルタリング制御論理430は、計器コア612のテストがシステムオンチップ611の第1の階層レベルを介して実行されているその他のテストと並行して行われるようにすることができる。]
[0076] テストシステム620は、システムオンチップ611の第2の階層レベルがシステムオンチップ611のスキャンパス内でアクティブであるように、SIBセル420を選択する。本明細書において説明されるように、第2の階層レベルが選択されると、(フィルタリング制御論理430はShDR及びUpDR制御信号をフィルタリングしないので)値は第2の階層レベルのバウンダリスキャンセルB0及びB1に読み込まれてもよい。テストシステム620は、入力ビットストリームをシステムオンチップ611のTDI入力に印加して、入力ビットストリームがスキャンパスA0−>SIBセル−>B0−>B1−>SIBセル−>A1に沿って伝搬されるようにする。それにより、望ましい値が第2の階層レベルのバウンダリスキャンセルB0及びB1のキャプチャレジスタ及び更新レジスタにロードされるようになる。]
[0077] テストシステム620は、望ましい値を第2の階層レベルのバウンダリスキャンセルB0及びB1にロードした後、第2の階層レベルのバウンダリスキャンセルB0及びB1の値を変更することなく、入力ビットストリーム値が第1の階層レベルを通じて(A0−>SIBセル−>A1)引き続き伝搬され得るように、SIBセル420を選択解除する(つまり、フィルタリング制御論理430が、本明細書において示され説明されるように、ShDR及びUpDR制御信号をフィルタリングして、第2の階層レベルをシステムオンチップ611のスキャンパスから効果的に分離することにより、入力ビットストリームの第2の階層レベルへの伝搬を防ぐ)。]
[0078] 図6に示されるように、バウンダリスキャンセルB0にロードされる値は、計器コア612で1つ以上のテストを開始するために(例示的に、バウンダリスキャンセルB0から計器コア612に印加されるTEST START信号615として)、計器コア612に印加される。] 図6
[0079] このようにして、テストシステム620がシステムオンチップ610で他のテスト(例えば、接続のテスト、その他のIP/計器のテストなど、及びその様々な組み合わせ)を実行するために入力ビットストリームを第1の階層レベルに引き続き印加する間、計器コア612はテストされている。従って、第2の階層レベルを第1の階層レベルから分離するためにフィルタリング制御論理430を使用することにより、システムオンチップ610で並行のテストを実行できるようになり、その結果、テストシステム620がシステムオンチップ610をテストするために必要とされる時間を短縮することができる。]
[0080] 図6に示されるように、計器コア612のテストの完了に続いて、計器コア612は、テストシステム620に伝搬して戻すため、テスト結果をシステムオンチップ611に供給する。図6に示されるように、計器コア612は、テスト結果を(例示的に、TEST RESULT信号616として)バウンダリスキャンセルB1に供給するが、これはその後テスト結果をテストシステム620に伝搬することができる。テスト結果を第2の階層レベルのバウンダリスキャンセルB0からテストシステム620に伝搬するため、第2の階層レベルは、それがシステムオンチップ611のスキャンチェーンに再度追加されるように再選択される必要がある。テストシステム620はSIBセル420を再選択し、それにより第2の階層レベルをシステムオンチップ611のスキャンパスに再び追加する。次いで、テストシステム620は、バウンダリスキャンセルB1からテストシステム620へのスキャンパスに沿って(つまり、パスB1−>SIBセル−>A1−>TDOに沿って)テスト結果が伝搬されるように適合された信号を印加する] 図6
[0081] テストシステム620が計器コア612からテストシステム620へのテスト結果の伝搬を制御するために、テストシステム620は、システムオンチップ611のスキャンパスに含めるように第2の階層レベルをいつ再選択すべきかを決定できる必要がある。これは多くの方法で実行することができる。]
[0082] 一実施形態において、テストシステム620は、計器コア612のテストを実行するために必要とされる時間の長さ(例えば、必要なクロックサイクルの数)を先験的に認識している。この実施形態において、テストシステム620は単に、テスト結果が計器コア612からいつ入手できるかをテストシステム620が正確に認識するように、計器コア612がテストされている間の時間の長さを(例えば、クロックサイクルをカウントすることにより)追跡することができる。この実施形態において、計器コア612のテストが完了したと決定すると、テストシステム620は、第2の階層レベルを再選択するように適合されるシグナリングを開始し、それにより計器コア612からのテスト結果がテストシステム620へのスキャンパスに沿って(つまり、パスB1−>SIBセル−>A1−>TDOに沿って)伝搬されるようにすることができる。]
[0083] 一実施形態において、テストシステムは、計器コア612のテストを実行するために必要とされる時間の長さを認識していない。この実施形態において、テストシステム620は、テストが完了した(つまり、テスト結果が計器コア612から入手できる)ことを指示する計器コア612からの信号がないかチェックすることができる。一実施形態において、テスト完了制御信号(例示的に、計器コア612からバウンダリスキャンセルA1に供給されるオプションのTEST END信号617)は、テストシステム620への伝搬のために、計器コア612から第1の階層レベルのコンポーネントの1つに供給されてもよい。テスト完了制御信号は、計器コア612のテストが完了し、テスト結果が使用可能であるという指示を搬送する方法で設定された1つ以上のビットを含むことができる。このことは、以下の例を参照してさらに深く理解することができる。]
[0084] 一実施形態において、例えば、システムオンチップ610のスキャンパスは、TDI入力に接続されたセルの第1のセグメント(S1)(15のセルを有する)、TDO出力に接続されたセルの第2のセグメント(S2)(5つのセルを有する)、S1及びS2の間に配置されたSIBセル、及びSIBセルの階層の派生内で計器コア612に接続されたセルの第3のセグメント(S3)(80のセルを有する)から成る。この例において、S1−SIB−S2は第1の階層レベルを形成し、S3はSIBセルによって制御される第2の階層レベルを形成する。この例において、S2の第1のセルはTEST END信号617を受信して格納すると仮定する。]
[0085] この例において、テストシステム620によって実行され得る1つの操作は、(1)SIBセルを「1」に設定することによりS3を選択すること、(2)第1及び第2の階層レベルが共にアクティブであるスキャンパスにアクセスすることにより値をS1−S2−S3にロードすること(スキャンパスは現在101の要素(15+1+80+5)から成る)、(3)動作を開始する値をS3にロードすること、(4)SIBセルを「0」に設定することによりS3を選択解除すること、(5)S3が第1の階層レベルのテストとは無関係にその動作を完了している間に、現在S1−SIB−S2(21の要素を有する)から成るスキャンパスにアクセスしてテストを続行すること、(6)計器コア612がその動作を終了したとき計器コア612はS2の第1のビットの値を「1」に設定するので、S2の第1のビットの値を監視すること(つまり、第2の階層レベルが選択解除されているので現在のスキャンパスのビット17)、及び(7)S3を再選択すること(SIB=1)、及び(8)(現在101の要素を含む)スキャンパスから結果を収集することを含むことができる。]
[0086] このようにして、テストシステム620は、第1の階層レベルにおいて引き続き他のテストを実行する間、第2の階層レベルを介して並行のテストを実行することができる。1つのそのような実施形態による方法は、図7を参照して、本明細書において示され説明される。] 図7
[0087] 図7は一実施形態による例示的な方法を示す。具体的には、図7の方法700は、テストシステムが第1の階層レベル及び第2の階層レベルを含むスキャンパスを有するシステムオンチップをテストする方法を含む。連続的に実行されるものとして示され説明されているが、図7の方法700のステップの少なくとも一部は、同時に実行されるか、又は図7に関して示され説明される順序とは異なる順序で実行されてもよい。方法700はステップ702で開始し、ステップ704に進む。] 図7
[0088] ステップ704において、システムオンチップの第2の階層レベルは、第2の階層レベルをシステムオンチップのスキャンパスに追加するように選択される。ステップ706において、入力値はテストシステムから第2の階層レベルに伝搬される。入力値は第1の階層レベルの少なくとも一部を介してテストシステムから第2の階層レベルに伝搬される。ステップ708において、システムオンチップの第2の階層レベルは選択解除され、それにより第2の階層レベルをシステムオンチップのスキャンパスから分離する。]
[0089] ステップ710において、第1の階層レベルを介してテストが引き続き実行される間(つまり、他の値が第2の階層レベルを通じて伝搬されることなく、第1の階層レベルを通じて引き続き伝搬されるときに)、テストは第2の階層レベルを介して実行される。第2の階層レベルを介して実行されるテストは、入力値を使用して実行される。第2の階層レベルを介して実行されるテストは出力値を生成する。テストは、任意のテスト(例えば、接続、計器などのテスト、及びその様々な組み合わせ)を含むことができる。]
[0090] ステップ712において、システムオンチップの第2の階層レベルは、第2の階層レベルをシステムオンチップのスキャンパスに追加するように選択される。ステップ714において、出力値は第2の階層レベルからテストシステムに伝搬される。出力値は、第1の階層レベルの少なくとも一部(入力値を第2の階層レベルに伝搬するために使用された第1の階層レベルの一部とは異なる部分を含むことがある)を介して第2の階層レベルからテストシステムに伝搬される。]
[0091] ステップ716において、方法700は終了する。本明細書において(明確にするために)終了として示され説明されているが、方法700は、システムオンチップをテストする目的で要求/必要に応じて引き続き実行されてもよい。方法700は、第2の階層レベルに対して、及びシステムオンチップによってサポートされ得るその他の階層レベルについて引き続き実行されてもよい。]
[0092] スキャンパスの階層レベルの選択/選択解除を制御するために特定の階層使用可能コンポーネント(つまり、提案されるIEEE P1687標準で定義されているSIBセル)を使用することに関して主として示され説明されているが、任意の階層使用可能コンポーネントが、スキャンパスの階層レベルの選択/選択解除を制御するために使用されてもよく、従って、本明細書において示され説明されているフィルタリング制御論理は、ビットストリーム値がスキャンパスの第1の階層レベルを通じて引き続き伝搬される間、(第2の階層レベルが選択解除されているとき)スキャンパスの第2の階層レベル経由のビットストリーム値の伝搬を防ぐように適合された任意の方法で実施されてもよい。]
[0093] ShDR及びUpDR制御信号をフィルタリングするために1つの階層選択制御信号(例示的に、SIBセルのUpSIBレジスタの値)を使用することに関して本明細書において示され説明されているが、その他の実施形態において、データがスキャンパスの第1の階層レベルで引き続き伝搬される間、スキャンパスの第2の階層レベルのデータの伝搬を防ぐ方法でShDR及びUpDR制御信号をフィルタリングするために、複数の階層選択制御信号が使用されてもよい。そのような実施形態において、複数の階層選択制御信号は、(スキャンパスの第2の階層レベルを選択/選択解除するために使用される階層使用可能コンポーネントの設計/動作に依存することもある)任意の方法で使用されてもよい。そのような実施形態において、複数の階層選択制御信号の使用には、様々なフィルタリング制御論理を使用することが必要になる場合もある。]
[0094] 本明細書において示され説明されている制御信号フィルタリング機能を実施するために特定の制御論理を使用することに関して主として本明細書において示され説明されているが、任意の制御論理が本明細書において示され説明されている制御信号フィルタリング機能を実施するために使用されてもよい。フィルタリング制御論理は、第2の階層レベルを関連する第1の階層レベルから分離する方法で第2の階層レベルに印加されないように制御信号をフィルタリングするよう適合された任意の制御論理を含むことができる。言い換えれば、フィルタリング制御論理は、第2の階層レベルをシステムオンチップのスキャンパスから分離するように(つまり、第2の階層レベルが選択解除されている間、第2の階層レベル内でビットストリームが伝搬しないように)適合された任意の制御論理を含むことができる。]
[0095] コンポーネントの特定の組み合わせを含むスキャンパスに関して主として本明細書において示され説明されているが、本明細書において示され説明されている制御信号フィルタリング機能は、様々なその他のコンポーネントの組み合わせを含むスキャンパスに対して実施されてもよい。2つの階層レベル(つまり、第1の階層レベル及び第2の階層レベル)に関して主として本明細書において示され説明されているが、本明細書において示され説明されている制御信号フィルタリング機能は、(例えば、任意の構成で配置されたNレベルなど)階層レベルの任意の数及び/又は組み合わせを有するシステムオンチップに対して実施されてもよい。]
[0096] 一実施形態において、例えば、システムオンチップ装置は、(1)Nの階層レベルを備えるテストスキャンパスであって、第1の階層レベルは1次レベルを備え、Nの階層レベルのうちのN−1の階層レベルは各々動的に選択及び選択解除されるように適合され、(n)番目の階層レイヤの選択及び選択解除は(n−1)番目の階層レイヤによって制御される、及び(2)データが選択された各階層レイヤ内で伝搬される間、選択解除された各階層レイヤ内のデータの伝搬を防ぐ方法で、選択解除された各階層レベルへの少なくとも1つの制御の印加をフィルタリングするよう適合された制御論理を含む。]
[0097] 図8は、本明細書において説明される機能を実行する際の使用に適した汎用コンピュータを示す高レベルブロック図である。図8に示されるように、システム800は、プロセッサ要素802(例えばCPU)、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は読み取り専用メモリ(ROM)などのメモリ804、テスト制御モジュール805、及び様々な入出力装置806(例えば、テープドライブ、フロッピードライブ、ハードディスクドライブ又はコンパクトディスクドライブを含む(ただしこれらに限定されることはない)記憶装置、受信機、送信機、スピーカ、ディスプレイ、出力ポート、及びユーザー入力装置(キーボード、キーパッド、マウスなど))を備える。] 図8
[0098] 本発明が、例えば特殊用途向け集積回路(ASIC)、汎用コンピュータ、又は任意の他のハードウェア等価物を使用して、ソフトウェアにおいて、及び/又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実施できることに留意されたい。一実施形態において、本明細書のテスト制御プロセス805は、上記で説明された機能を実施するために、メモリ804にロードされ、プロセッサ802によって実行することができる。そのようなものとして、本発明のテスト制御プロセス805(関連するデータ構造を含む)は、例えばRAMメモリ、磁気又は光ドライブ又はディスケットなどの、コンピュータ可読媒体又はキャリアに格納することができる。]
[0099] 本明細書の教示を組み込む様々な実施形態が本明細書において詳細に示され説明されたが、当業者は、さらにそれらの教示を組み込む多くのその他の様々な実施形態を容易に考案することができる。]
权利要求:

請求項1
システムオンチップ装置であって、少なくとも第1の階層レベルを備えるスキャンパスであって、前記第1の階層レベルが複数のコンポーネントを備え、第2の階層レベルが少なくとも1つのコンポーネントを備え、データは前記第1の階層レベルの前記コンポーネントに印加される少なくとも1つの制御信号を使用して前記第1の階層レベル内で伝搬されるスキャンパス、及び前記第1の階層レベル内のデータの伝搬とは無関係に前記第2の階層レベル内のデータの伝搬を制御する方法で前記第2の階層レベルの前記少なくとも1つのコンポーネントへの前記少なくとも1つの制御信号の印加をフィルタリングするように適合された制御論理を備えた装置。
請求項2
請求項1に記載の装置であって、前記第2の階層レベルが選択解除されているとき、前記制御論理はデータが前記第1の階層レベル内で伝搬される間、前記第2の階層レベル内でデータが伝搬されないよう防ぐ装置。
請求項3
請求項1に記載の装置であって、前記第2の階層レベルが選択されているとき、前記制御論理はデータが前記第1の階層レベル内で伝搬される間、前記第2の階層レベル内でデータが伝搬されることを可能にする装置。
請求項4
請求項1に記載の装置であって、前記第1の階層レベルの前記コンポーネントは前記第2の階層レベルを選択及び選択解除するように適合された階層使用可能コンポーネントを含む装置。
請求項5
システムオンチップ装置であって、少なくとも第1の階層レベルを備えるスキャンパスであって、前記第1の階層レベルが複数のコンポーネントを備え、第2の階層レベルが少なくとも1つのコンポーネントを備え、前記第2の階層レベルは動的に選択及び選択解除されるように適合されるスキャンパス、及び前記第2の階層レベルが選択解除されているとき、前記第2の階層レベルの前記少なくとも1つのコンポーネントへの少なくとも1つの制御信号の印加をフィルタリングするように適合された制御論理であって、前記少なくとも1つの制御信号はデータが前記第1の階層レベル内で伝搬される間前記第2の階層レベル内のデータの伝搬を防ぐ方法でフィルタリングされる制御論理を備えた装置。
請求項6
請求項5に記載の装置であって、前記第1の階層レベルの前記コンポーネントは前記第2の階層レベルを選択及び選択解除するように適合された階層使用可能コンポーネントを含み、前記第2の階層の前記少なくとも1つのコンポーネントが少なくとも1つの非階層使用可能コンポーネントを含む装置。
請求項7
請求項6に記載の装置であって、前記少なくとも1つの階層使用可能コンポーネントの各々は前記第2の階層レベルを選択及び選択解除するように適合された階層選択制御信号を生成するように適合される装置。
請求項8
請求項7に記載の装置であって、前記制御論理は、前記階層使用可能コンポーネントからの前記階層選択制御信号を使用して前記第2の階層レベルの前記少なくとも1つの非階層使用可能コンポーネントへの前記少なくとも1つの制御信号の印加をフィルタリングするように適合される装置。
請求項9
請求項8に記載の装置であって、前記少なくとも1つの制御信号が第1の制御信号及び第2の制御信号を備え、前記第2の階層レベルの前記少なくとも1つの非階層使用可能コンポーネントの各々が第1のレジスタ及び第2のレジスタを備え、前記制御論理は前記少なくとも1つの非階層使用可能コンポーネントの各々の前記第1のレジスタを制御するための第1の部分、及び前記少なくとも1つの非階層使用可能コンポーネントの各々の前記第2のレジスタを制御するための第2の部分を備えた装置。
請求項10
システムオンチップ装置であって、複数のコンポーネントを有する第1の階層レベル及び少なくとも1つのコンポーネントを有する第2の階層レベルを備えるスキャンパスであって、前記第2の階層レベルは動的に選択及び選択解除されるように適合されるスキャンパスを備え、前記第1の階層レベル内のデータの伝搬は少なくとも1つの制御信号を使用して制御され、前記第2の階層レベル内のデータの伝搬は少なくとも1つの制御信号及び前記第1の階層レベルからの階層選択制御信号を使用して制御され、前記階層選択制御信号は前記第1の階層レベル内のデータの伝搬とは無関係に前記第2の階層レベル内のデータの伝搬を制御するように適合された装置。
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