专利摘要:
PGD2受容体のアンタゴニストである化合物が本明細書中に記載される。本明細書中に記載されるPGD2受容体のアンタゴニストを含む医薬組成物及び薬物の他に、呼吸器の、心臓血管の、及び他のPGD2依存又はPGD2媒介の疾病又は疾患を処置するために、単独で及び他の化合物と組み合わせて、このようなPGD2受容体のアンタゴニストを使用する方法、もまた記載される。なし
公开号:JP2011512359A
申请号:JP2010546900
申请日:2009-02-12
公开日:2011-04-21
发明作者:ジーニー;エム. アルダ;トーマス;ジョン サイダース;ブライアン;アンドリュー スターンズ;イェン;パン トルォング;ジョン;ハワード ハッチンソン;ボウェイ ワン
申请人:アミラ ファーマシューティカルズ,インク.;
IPC主号:C07D207-26
专利说明:

[0001] 本出願は、2008年2月14日出願の米国仮特許出願第61/028,804号(発明の名称「プロスタグランジンD2受容体のアンタゴニストとしての環式ジアリールエーテル化合物」)の利益を主張するものであり、引用することによりその全体を本明細書に組み込まれる。]
[0002] 化合物および化合物の製造方法、化合物を含む医薬組成物および薬物、およびプロスタグランジンD2に関連する疾患や障害、疾病を処置、予防または診断するために用いられる化合物の使用法について、本明細書は記述している。]
背景技術

[0003] プロスタグランジンは、シクロオキシゲナーゼ酵素と下流シンターゼの作用によるアラキドン酸の代謝作用に由来する酸性脂質である。プロスタグランジンは、多種多様な活性の範囲を備え、疼痛や炎症においてよく認識された役割を持つ。プロスタグランジンD2(PGD2)は、シクロオキシゲナーゼとPGD2シンターゼによるアラキドン酸の代謝作用に由来する酸性脂質介在物質(an acidic lipid mediator)である。PGD2は、喘息、鼻炎、およびアトピー性皮膚炎などの疾患における局所的組織損傷およびアレルギー性炎症に反応してマスト細胞、マクロファージおよびTH2リンパ球により生成される。気管支気道に適用される外来性PGD2は、PGD2がアレルギー性疾患において重要な炎症促進性の役割を果たすということを示す、喘息反応の多くの特性を明らかにする。]
[0004] PGD2は、トロンボキサン型プロスタノイド(TP)受容体、PGD2受容体(DP、同様にDP1としても知られている)、およびTH2細胞(CRTH2、同様にDP2としても知られている)上で発現される化学遊走物質受容体ホモログ分子を含む多くの受容体に結合する。DP2は、TH2リンパ球、好酸球、および好塩基球の促進的な走化作用および活性化に関係する。特に、PGD2はDP2に結合し、カルシウムレベルのGi依存性上昇や細胞内の環式AMPの減少を介してその作用を媒介する。TH2リンパ球において、IL4とIL5およびIL13サイトカインの生成は刺激される。これらサイトカインは、ほんの一例ではあるが免疫グロブリンEの生成、気道応答、粘液分泌および好酸球動員を含む多くの生物学的作用において結びつけられてきた。]
課題を解決するための手段

[0005] 本明細書において、(a)アレルギー性及び非アレルギー性炎症を診断、予防、又は処置する、(b)炎症に関連する有害な兆候及び症状を軽減する、及び/又は、(c)免疫学的、増殖、又は代謝障害を制御するための、化合物、医薬組成物、及び薬物、方法が提供される。このような障害は、遺伝的な、医原性の、免疫学的な、感染性の、代謝の、腫瘍学的な、毒性の、外科学的な、及び/又は、外傷性の原因の1以上から生じる。1つの態様において、本明細書に記載の方法、化合物、医薬組成物、及び薬物は、PGD2受容体のアンタゴニストを備える。1つの態様において、本明細書に記載の方法、化合物、医薬組成物、及び薬物は、DP2アンタゴニストを備える。]
[0006] 1つの態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)及び、式(IX)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能なプロドラッグ、及び、薬学的に許容可能なそれらの溶媒和物が本明細書中で提供され、これらはDP2のアンタゴニストである。これらは、1以上のPGD2依存又はPGD2媒介の疾病又は疾患に苦しむ患者を処置するために用いられ、PGD2依存性疾病又は疾患としては、喘息、鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺高血圧症、間質性肺線維症、嚢胞性線維症、関節炎、アレルギー、乾癬、炎症性腸疾患、成人呼吸窮迫症候群、心筋梗塞、動脈瘤、脳卒中、癌、創傷治癒、エンドトキシンショック、疼痛、炎症疾病、好酸球性食道炎、好酸球性胃腸疾患(EGID)、特発性好酸球増多症候群、耳炎、気道狭窄、粘液分泌、鼻詰まり、微小血管透過性亢進及び好酸球動員、蕁麻疹、副鼻腔炎、血管浮腫、過感受性、慢性咳及びチャーグ・ストラウス症候群が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態おいて、PGD2依存性疾病又は疾患は、絶対的又は相対的に過度のPGD2が存在する及び/又は観察される疾病又は疾患を含む。]
[0007] 1つの態様において、フェニル基を有する化合物がもう1つ別のフェニル基に連結され、リンカー基は、S、C、N、又はOから選択される単一の置換又は非置換原子であり、そしてフェニル基の1つは、アルファ‐酸性基(バイオイソスター(bioisostere)を含む)を有する化学部分によりリンカー基とメタ位で更に置換されるとともに、他のフェニル基は、アルファ‐複素環基、特にN含有複素環式基を有する化学部分によりリンカー基とオルト位で置換される。フェニル基のいずれか、又は前述の置換基の何れかの他の位置が任意に置換される。]
[0008] 1つの態様において、式(I)の構造を有する化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、又は、薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグは、]
[0009] 式(I)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、又は、薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグであって、]
[0010] ]
[0011] 式中、Qはテトラゾリル、又は、-C(=O)-Q1であり、
Q1は--OH、-O(C1-C6アルキル)、-NHSO2R20、-N(R21)2、-NH-OH又は-NH-CNであり、
X is -O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、-NR21-、-CH2-、又は-C(=O)-であり、
各々のR1は、独立していてH、F、又はC1-C4アルキルであり、
R2、R3、R4、R5、R6及びR7 の各々は、独立していてH、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)であり、
各々のR8はHであり、
Aは、-C(=O)-、-C(R14)2-、-S(=O)2、又は-C(=NR22)-であり、
R22は、H、-CN、C1-C6アルキル、任意に置換されたベンジル、又は-OR21であり、
各々のR14 は、独立していてH、C1-C4アルキル、C1-C4ヘテロアルキル、又はC1-C4ハロアルキルであり、
Bは、-O-、-S-、-NR21-、又は-C(R16)2-であり、
各々のR16 は、独立していてH、C1-C4アルキル、C1-C4ヘテロアルキル、又はC1-C4ハロアルキルであり、
R10及びR12は、-H、-CN、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたアリール)、-CH2-(任意に置換されたヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(任意に置換されたC3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたアリールから各々独立的に選択され、又は
R10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子とともに任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、又は任意に置換された二環式複素環を形成し、
R11及びR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、及びC1-C6ヘテロアルキルから各々独立的に選択され、又は
R11 及びR13は、共に単結合を形成し、
各々のR20は、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、
各々のR21は、H、C1-C6アルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、又は
同じN原子に付いている2個のR21基は、該2個のR21基が付いているN原子と共に任意に置換された複素環を形成する化合物である。]
[0012] 任意かつ全ての実施形態に関して、置換基は記載した代替物の一部から選択される。例えば、いつくかの実施形態において、Qは-C(=O)-Q1であり、この場合、Q1 は-OH、又は、-O(C1-C6アルキル)である。いくつかの実施形態では、Q1は-OH、又は-O(C1-C4アルキル)である。いくつかの実施形態において、Q1は-OHである。1つの態様において、Qは-CO2Hである。]
[0013] いくつかの実施形態において、各々のR1はH、F、又は-CH3である。いくつかの実施形態において、1つのR1はHであり、別のR1は、H、F、又は-CH3である。更に別の実施形態において、各々のR1はHである。]
[0014] 1つの態様において、Xは-O-、-S-、-S(=O)-、又は-S(=O)2-である。いくつかの実施形態において、Xは-CH2-、又は-C(=O)-である。他の実施形態において、Xは、-CH2-、-CH(CH3)-、又は-C(CH3)2-である。1つの態様において、X は、-O-又は-S-である。1つの態様において、Xは、-O-である。]
[0015] 1つの態様において、R2、R3、R4、R5、R6及びR7 の各々は、独立していてH、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、任意に置換された二環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)である。1つの態様において、R2、R3、及びR4の少なくともふたつは、Hである。1つの態様において、R5、R6、及びR7の少なくとも2つは、Hである。]
[0016] いくつかの実施形態において、Aは-C(=O)-又は-C(R14)2-である。他の実施形態において、Aは、-C(=O)-である。]
[0017] いくつかの実施形態において、Bは-O-、-NR21-、又は-C(R16)2-である。いくつかの他の実施形態において、Bは-O-である。]
[0018] 1つの態様において、式(I)の化合物は、式(II)の構造を有する。]
[0019] ]
[0020] いくつかの実施形態において、R2、R3、R6、及びR7の各々は、独立していてH、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、-SR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリールである。]
[0021] いくつかの実施形態において、R4 は、H、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)である。]
[0022] いくつかの実施形態において、R5は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリールである。]
[0023] いくつかの実施形態において、Q1は-OH、-OCH3、又は-OCH2CH3である。]
[0024] いくつかの実施形態において、Aは-C(=O)-である。]
[0025] 1つの態様において、各々のR1はHである。]
[0026] 1つの態様において、式(I)又は式(II)の化合物は、式(III)の構造を有する。]
[0027] ]
[0028] いくつかの実施形態において、R2、R3、R6及びR7の各々は、 独立していてH、ハロゲン、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、又はC1-C4ヘテロアルキルである。]
[0029] 1つの態様において、R6がHである。1つの態様において、R7がHである。]
[0030] いくつかの実施形態において、R5は、H、F、Cl、Br、I、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリールである。]
[0031] いくつかの実施形態において、R4は、H、F、Cl、Br、I、-CN、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、C1-C4ヘテロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)である。]
[0032] いくつかの他の実施形態において、R5は、H、F、Cl、Br、-OH、-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-S(=O)2(C1-C6アルキル)、-S(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)-(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)(C1-C6アルキル)、-CO2H、-CO2CH3、-CO2CH2CH3、-NH2、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)NH(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-C(=O)NH(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-NHC(=O)(C1-C6アルキル)、-NHC(=O)(C3-C6シクロアルキル)、-NHC(=O)(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)(任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)CH2O(C1-C6アルキル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたフェニル)、-NHS(=O)2(C1-C6アルキル)、-NHS(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-NHS(=O)2(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)NH2、-NHC(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)NH(任意に置換されたベンジル)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピぺリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、又は、フェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル、及びトリアジニルから選択される任意に置換された基である。]
[0033] いくつかの実施形態において、R2はH、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、又は-CF3である。いくつかの実施形態において、R2はHである。]
[0034] いくつかの実施形態において、R3はH、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、又は-CF3である。いくつかの実施形態において、R3はHである。]
[0035] いくつかの実施形態において、R4は、H、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、-OCH2CH3、-CF3、-OCH2-シクロプロピル、-OCH2CO2H、OBn、フェニル、1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル、又はピラジニルである。いくつかの他の実施形態において、R4は、H、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、-OCH2CH3、又は-CF3である。]
[0036] 1つの態様において、式(I)の化合物は、式(IV)、式(V)、及び式(VI)から選択される構造を備える。]
[0037] ]
[0038] いくつかの実施形態において、R10及びR12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルから各々独立的に選択され、 R11及びR13は、各々Hである。]
[0039] いくつかの実施形態において、R10は、-H、-C1-C4アルキル、又は-C1-C4ハロアルキルである。いくつかの実施形態において、R12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、R10は、-H、-C1-C4アルキル、又は-C1-C4ハロアルキルであり、R12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルであり、R11及びR13 は、各々Hである。]
[0040] 他の実施形態において、R10は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルである。他の実施形態において、R12は、-H、-C1-C4アルキル、又は-C1-C4ハロアルキルである。]
[0041] 他の実施形態において、R10は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルでありR12は、-H、-C1-C4アルキル、又は-C1-C4ハロアルキルであり、R11及びR13は、各々Hである。]
[0042] 1つの態様において、化合物は式(IV)の構造を備え、]
[0043] ]
[0044] 式中、R10は、-H又は-C1-C4アルキルであり、
R12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、及び任意に置換されたフェニルである。R11及びR13は各々Hである。]
[0045] 1つの態様において、R11及びR13は各々Hである。1つの態様において、本明細書中に記載される化合物は、以下の構造式から選択される構造を有する。]
[0046] ]
[0047] 1つの態様において、BはOであり、R10は-H、又は-C1-C4アルキルであり、R12は-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルである。]
[0048] 1つの態様において、R10は-H、-CH3又は-CH2CH3であり、R12は-H、-C1-C4アルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、又は任意に置換されたフェニルである。]
[0049] いくつかの実施形態において、R10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子と共に任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、又は任意に置換された二環式複素環を形成し、R11及びR13は、各々Hであり、又はR11及びR13は、共に単結合を形成する。]
[0050] いくつかの実施形態において、R10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子と共に任意に置換された単環式炭素環、又は任意に置換された二環式炭素環を形成し、R11及びR13は、各々Hであり、又はR11及びR13は、共に単結合を形成する。]
[0051] 1つの態様において、本明細書中に記載される化合物は式(VII)の構造を有し、]
[0052] ]
[0053] 式中、Bは、-O-、-NR21-、又は -C(R16)2-であり、
mは、0、1又は2であり、
nは、0、1 又は2であり、
m+nが、1又は2である場合、
pは、0、1、又は2であり、
R30は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式へテロアリールである。]
[0054] もう1つ別の態様において、本明細書中に記載される化合物は、以下の構造を有し、]
[0055] ]
[0056] 式中、Bは-O-、-NR21-、又は-C(R16)2-であり、
pは、0、1、又は2であり、
R30は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、
C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式へテロアリールである。]
[0057] 1つの態様において、Bは-O-である。]
[0058] いくつかの実施形態において、R30は、H、ハロゲン、-CH3、-CH2CH3、-CF3、-CH2CF3、-OCF3、-OCH3、又は-OCH2CH3.である。1つの態様において、pは、0又は1である。1つの態様において、pは、0である。もう1つ別の態様において、pは、1である。もう1つ別の態様において、pは、2である。]
[0059] 本明細書中に記載される1つの態様において、式(IX)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、又は、薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグを有する化合物であって、]
[0060] ]
[0061] 式中、R4は、H、F、Cl、Br、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、又はC1-C4ヘテロアルキルであり、
R5は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、C1-C4ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)であり、
R10及びR12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルから各々独立的に選択され、又は
R10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子とともに任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、又は任意に置換された二環式複素環を形成し、
R11及びR13は、各々Hであり、又は
R11及びR13は、共に単結合を形成し、
各々のR20は、C1-C4アルキル、C1-C4ヘテロアルキル、-C1-C4アルキル-CO2H、C1-C4フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C8ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、
各々のR21は、H、C1-C4アルキル、-C1-C4アルキル-CO2H、C1-C4ヘテロアルキル、C1-C4フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C6シクロアルキル、任意に置換された C3-C8ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、又は
同じN原子に付いている2個のR21基は、該2個のR21基が付いているN原子と共に任意に置換された複素環を形成する。]
[0062] 1つの態様において、式(IX)の前記化合物が次の構造を有する。]
[0063] ]
[0064] ]
[0065] いくつかの実施形態において、R4はH、F、Cl、Br、-OH、-CH3、-CH2CH3、-CF3、-OCF3、-OCH3又は-OCH2CH3である。]
[0066] いくつかの実施形態において、R5はH、F、Cl、Br、-OH、-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-S(=O)2(C1-C6アルキル)、-S(=O)2(任意で置換されるフェニル)、-C(=O)-(任意で置換されるフェニル)、-C(=O)(C1-C6アルキル)、-CO2H、-CO2CH3、-CO2CH2CH3、-NH2、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意で置換されるフェニル)、-C(=O)NH(任意で置換される単環式ヘテロアリール)、-C(=O)NH(任意で置換されるC2-C8ヘテロシクロアルキル)、-NHC(=O)(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)(C3-C6シクロアルキル)、-NHC(=O)(任意で置換されるフェニル)、-NHC(=O)(任意で置換されるベンジル)、-NHC(=O)(任意で置換される単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)CH2O(C1-C4アルキル)、 -NHC(=O)CH2O(任意で置換されるベンジル)、-NHC(=O)CH2O(任意で置換されるフェニル)、-NHS(=O)2(C1-C4アルキル)、-NHS(=O)2(任意で置換されるフェニル)、-NHS(=O)2(任意で置換される単環式へテロアリール)、-NHC(=O)NH2、-NHC(=O)NH(任意で置換されるフェニル)、-NHC(=O)NH(任意で置換されるベンジル)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、又はフェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル及びトリアジニルから選択される任意の置換基である。いくつかの実施形態において、R5はHではない。]
[0067] いくつかの実施形態において、R10は-H、-CH3もしくは-CH2CH3.である。いくつかの実施形態において、R12は-H、-CH3、-CH2CH3、-CH2-(任意で置換されるフェニル)又は任意で置換されるフェニルである。ある態様において、R11及びR13はそれぞれHである。]
[0068] いくつかの実施形態において、R10は-H、-CH3、-CH2CH3、-CH2-(任意で置換されるフェニル)又は任意で置換されるフェニルである。いくつかの実施形態において、R12は-H、-CH3又は-CH2CH3である。ある態様において、R11及びR13はそれぞれHである。]
[0069] いくつかの実施形態において、R5はF、Cl、Br、-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意で置換されるフェニル)、-C(=O)NH(任意で置換される単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)(C3-C6シクロアルキル)、-NHC(=O)(任意で置換されるフェニル)、-NHC(=O)(任意で置換されるベンジル)、-NHC(=O)(任意で置換される単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)CH2O(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)CH2O(任意で置換されるベンジル)、-NHC(=O)CH2O(任意で置換されるフェニル)、-NHS(=O)2(C1-C4アルキル)、-NHS(=O)2(任意で置換されるフェニル)もしくは-NHS(=O)2(任意で置換される単環式へテロアリール)である。]
[0070] いくつかの実施形態において、R5は-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意で置換されるフェニル), -C(=O)NH(任意で置換される単環式へテロアリール)、-NHC(=O)(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)(C3-C6シクロアルキル)、-NHC(=O)(任意で置換されるフェニル), -NHC(=O)(任意で置換されるベンジル)、-NHC(=O)(任意で置換される単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)CH2O(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)CH2O(任意で置換されるベンジル)、-NHC(=O)CH2O(任意で置換されるフェニル)、-NHS(=O)2(C1-C4アルキル)、-NHS(=O)2(任意で置換されるフェニル)又は-NHS(=O)2(任意で置換される単環式ヘテロアリール)である。]
[0071] いくつかの実施形態において、R5はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、又はフェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル及びトリアジニルから選択される任意の置換基である。]
[0072] ある態様において、R5はフェニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル及びトリアジニルから選択される任意の置換基である。]
[0073] さまざまな変更形態の上述の基のあらゆる組合せについて、本明細書では考慮に入れる。]
[0074] 式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)及び式(IX)の化合物は、DP2アンタゴニストである。特定の実施形態において、DP2アンタゴニストは、DP2として選択できる。他の実施形態において、DP2のアンタゴニストはまた、DP1のアンタゴニストである。いくつかの実施形態において、DP2のアンタゴニストは、また、TP(トロンボキサン受容体)のアンタゴニストである。]
[0075] 他の実施形態において、本明細書に提示されるのは、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物の活性代謝物、溶媒和物、薬学的に許容可能な塩もしくは薬学的に許容可能なプロドラッグから選択される化合物である。]
[0076] ある態様において、本明細書に提供されるのは、医薬組成物であり、該組成物は、本明細書で提供される治療に有効な量の化合物を備える。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、薬学的に許容可能な賦形剤もまた含有する。]
[0077] ある特定の実施形態において、本明細書に記載されるのは、患者のPGD2-依存疾病又は疾患を処置する方法であり、該方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する、治療に有効な量のDP2のアンタゴニストを患者に投与する工程を備える。特定の態様において、本明細書に記載されるのは、哺乳動物の炎症を処置する方法であって、該方法は、本明細書に提示される、治療に有効な量の化合物を、必要とする哺乳動物に投与する工程を備える。]
[0078] ある特定の態様において、本明細書に記載されるのは、哺乳動物の喘息を処置する方法であって、該方法は、本明細書に提示される、治療に有効な量の化合物を、必要とする哺乳動物に投与する工程を備える。さらなるもしくは代替的な実施形態において、本明細書に記載されるのは、哺乳動物の喘息を処置する方法であって、該方法は、本明細書に提示される、治療に有効な量の化合物、例えば、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物を、必要とする哺乳動物に投与する工程を備える。]
[0079] 特定の態様において、本明細書に提示されるのは、表1、表2及び表3における化合物である。本明細書に提示されるさまざまな実施形態において、これらの化合物は、1もしくはそれより多いPGD2-依存又はPGD2-媒介疾病もしくは疾患を患う患者を処置するのに用いられる。該PGD2-依存又はPGD2-媒介疾病もしくは疾患は、限定することはないが、喘息、鼻炎、慢性閉塞性肺疾患、肺高血圧症、間質性肺線維症、鼻炎、関節炎、アレルギー、乾癬、炎症性大腸炎、成人呼吸窮迫症候群、心筋梗塞、動脈瘤、脳卒中、癌、エンドトキシンショック、疼痛、増殖性疾患及び炎症状態を含む。]
[0080] ある態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)の化合物は、DP2のアンタゴニストである。さらなるまたは代替的な実施形態において、このようなDP2のアンタゴニストは、また他の関連するPGD2受容体に拮抗する。関連するPGD2受容体は、限定することではないが、DP1及びTPを含む。]
[0081] さらなる又は代替的な実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)の化合物は、医薬組成物もしくは薬物に含有され、患者のPGD2-依存又はPGD2-媒介疾病もしくは疾患を処置するのに用いられる。]
[0082] もう1つ別の態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物は、炎症疾病を処置もしくは予防するのに用いられる。炎症疾病は、限定することではないが、喘息、鼻炎、慢性閉塞性肺疾患、肺高血圧症、間質性肺線維症、アテローム性動脈硬化症、大動脈瘤、心筋梗塞及び脳卒中を含む。]
[0083] もう1つ別の態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物は、疼痛を処置もしくは予防するのに用いられる。]
[0084] もう1つ別の態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物は、免疫不全障害を処置もしくは予防するのに用いられる。1つの態様において、免疫不全障害は、限定することではないが、アレルギー、又は内在性抗原もしくは外来性抗原の過剰なあるいは不適切な反応を含む。特定の実施形態において、免疫不全障害は、免疫調節異常により特徴付けられ、炎症を伴わない。]
[0085] もう1つ別の態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物は増殖性疾患を処置もしくは予防するのに用いられる。ある態様において、増殖性疾患は、限定することではないが、癌及び非癌性病変を含み、これらは限定することではないが、皮膚もしくはリンパ組織に関するものを含む。]
[0086] もう1つ別の態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物は代謝異常を処置もしくは予防するのに用いられる。ある態様において、代謝異常は、限定することではないが、骨再形成、骨量の減少もしくは増加を含む。]
[0087] さらなる態様において、このような疾病は医原性であり、PGD2の増加もしくはPGD2の異常な局在性は、他の処置法、医療処置又は外科的処置により誘導される。他の態様において、PGD2-依存又はPGD2-媒介疾病もしくは疾患は、手術により引き起こされる。]
[0088] 他の態様において、本明細書記載の方法、化合物、医薬組成物及び薬物は、PGD2の細胞活性を予防するのに用いられる。他の態様において、このような方法、化合物、医薬組成物及び薬物は、本明細書開示のDP2アンタゴニストを備え、患者の酵素又はタンパク質の活性を調節することで喘息を処置する。このような酵素もしくはタンパク質は、例えば、DP2といったPGD2経路に関連する。さらなる他の態様において、本明細書記載の方法、化合物、医薬組成物及び薬物は、他の医学的処置もしくは外科的モダリティ(surgical modalities)と組み合わせて用いられる。]
[0089] ある態様において、哺乳動物のDP2のPGD2活性化を減少/拮抗させる方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0090] もう1つ別の態様において、直接的又は間接的に哺乳動物のDP2の活性化を減少及び/又は拮抗させることを含むDP2の活性化を調節する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0091] もう1つ別の態様において、本明細書に提示するのは、直接的又は間接的に哺乳動物のPGD2の活性化を減少及び/又は拮抗させることを含むPGD2の活性化を調節する方法であり、該方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0092] もう1つ別の態様において、PGD2-依存疾病又は疾患を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0093] もう1つ別の態様において、炎症を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0094] もう1つ別の態様において、免疫学的異常を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0095] もう1つ別の態様において、呼吸器疾患を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。この態様のさらなる実施形態において、呼吸器疾患は、喘息である。この態様のさらなる実施形態において、呼吸器疾患は、限定することではないが、成人呼吸窮迫症候群、アレルギー性(外因性)喘息、非アレルギー性(内因性)喘息、急性の重症喘息、慢性喘息、臨床的喘息(clinical asthma)、夜間喘息、アレルギー誘発性喘息、アスピリン感受性喘息、運動誘発性喘息、好中球性喘息、等炭酸ガス過呼吸(isocapnic hyperventilation)、幼児期に発症する喘息、成人期に発症する喘息、咳喘息、職業性喘息、ステロイド抵抗性喘息及び季節性喘息を含む。]
[0096] もう1つ別の実施態様において、呼吸器疾患を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。この態様のさらなる実施形態において、呼吸器疾患は、鼻炎である。この態様のさらなる実施形態において、呼吸器疾患は限定することではないが、アレルギー性(外因性)鼻炎、非アレルギー性(内因性)鼻炎、慢性鼻炎、アレルギー誘発性鼻炎、アスピリン感受性鼻炎、小児発症鼻炎、成人発症鼻炎、職業性鼻炎、ステロイド抵抗性鼻炎、季節性鼻炎、通年性鼻炎、副鼻腔及び鼻ポリープ症(rhinopolyposis)を含む。]
[0097] もう1つ別の態様において、慢性閉塞性肺疾患を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。この態様のさらなる実施形態において、慢性閉塞性肺疾患は、限定することではないが、慢性気管支炎及び/又は肺気腫、肺高血圧症、間質性肺線維症及び/又は気道炎症及び嚢胞性線維症を含む。]
[0098] もう1つ別の態様において、疾患もしくは疾病の増加した粘膜の分泌物及び/又は浮腫を予防する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0099] もう1つ別の態様において、血管収縮、粥状動脈硬化、続発性心筋虚血(sequelae myocardial ischemia)、心筋梗塞、大動脈瘤、血管炎、不整脈及び脳卒中を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0100] もう1つ別の態様において、臓器虚血及び/又はエンドトキシンショックを伴う臓器の再灌流傷害(organ reperfusion injury)を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0101] もう1つ別の態様において、哺乳動物の血管収縮を減少させる方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0102] もう1つ別の態様において、哺乳動物の血圧上昇を下げるもしくは予防する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0103] もう1つ別の態様において、好酸球及び/又は好塩基球及び/又は樹枝状細胞及び/又は好中球及び/又は単球もしくはTH2細胞動員を予防する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0104] さらなる態様において、例として、骨減少症、骨粗鬆症、パジェット病、癌、外傷、手術及び他の疾患を含む異常な骨再形成、骨量の減少もしくは増加を防止もしくは処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0105] もう1つ別の態様において、眼の炎症及びアレルギー性結膜炎、春季カタル及び乳頭結膜炎を予防する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0106] もう1つ別の態様において、中枢神経系障害を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。中枢神経系障害は、限定することではないが、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病もしくは他の変性疾患、脳卒中、脳虚血、網膜虚血、手術後の認知機能障害、偏頭痛、末梢神経障害/神経因性疼痛、脊髄損傷、脳浮腫及び頭部外傷を含む。]
[0107] さらなる態様は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む癌を処置する方法である。癌の種類は、限定することではないが、膵癌及び固形もしくは血液腫瘍を含む。]
[0108] もう1つ別の態様において、エンドトキシンショック及び敗血症性ショックを処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0109] もう1つ別の態様において、関節リウマチ及び変形性関節症を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0110] もう1つ別の態様において、増大した胃腸疾患を処置もしくは予防する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。このような疾患は、ほんの一例として、慢性胃炎、好酸球性胃腸炎及び胃の運動機能障害を含む。]
[0111] さらなる態様は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む腎疾患を処置する方法である。このような疾患は、ほんの一例だが、急性尿細管壊死、糸球体腎炎、シクロスポリン腎毒性、腎虚血、再灌流傷害を含む。]
[0112] もう1つ別の実施形態において、急性又は慢性腎不全を処置もしくは予防する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0113] もう1つ別の態様において、2型糖尿病を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0114] もう1つ別の態様において、急性腎盂腎炎を有する腎臓などといった、1もしくはそれより多い固形臓器もしくは固形組織における急性感染症の炎症の様態を減少させる方法が示される。]
[0115] もう1つ別の態様において、好酸球動員もしくは活性化に関する急性又は慢性障害を予防又は処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0116] もう1つ別の態様において、非ステロイド性抗炎症剤(選択的もしくは非選択的シクロオキシゲナーゼ-1もしくは-2インヒビター)により引き起こされる消化管におけるびらん性疾患もしくは運動機能障害を防止もしくは処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0117] さらなる態様は、移植された臓器もしくは組織における拒絶反応もしくは機能障害を予防又は処置する方法であって、該方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0118] もう1つ別の態様において、皮膚の炎症反応を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。このような皮膚の炎症反応は、例として、皮膚炎、接触性皮膚炎、湿疹、じん麻疹、酒さ、瘢痕を含む。もう1つ別の態様において、皮膚、関節又は他の組織もしくは臓器における乾癬病変を減少させる方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する第1化合物の有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0119] さらなる態様は、ほんの一例として、間質性膀胱炎を含む膀胱炎を処置する方法であって、該方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0120] さらなる態様は、家族性地中海熱などのメタボリック症候群を処置する方法であって、該方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0121] さらなる態様において、肝腎症候群を処置する方法は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する少なくとも1の化合物の少なくとも1回有効量を哺乳動物に投与する工程を含む。]
[0122] さらなる態様において、内在性もしくは外来性抗原に対する免疫反応を調節する方法が提示される。]
[0123] さらなる態様において、食物(例えばピーナッツ)又は薬(例えば、ペニシリン、非ステロイド性抗炎症薬など)といった摂取した外来性物質に対する急性もしくは慢性アレルギー反応を処置する方法が提示される。]
[0124] もう1つ別の態様において、少なくとも1のPGD2-関連タンパクの活性が疾患又は疾病の病状及び/又は症状の一因となる動物の炎症性疾患又は疾病を処置する薬剤を製造する際に、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物が使用される。この態様のある実施形態において、PGD2経路タンパクは、CRTH2である。この態様のもう1つ別の又はさらなる態様において、炎症性疾患又は疾病は、呼吸器疾患、循環器疾患又は増殖性疾患である。]
[0125] 上述のあらゆる態様において、さらなる実施形態は、以下の通りである。(a)化合物の有効量が哺乳動物に全身投与される、及び/又は(b)化合物の有効量が哺乳動物に経口投与される、及び/又は(c)化合物の有効量が哺乳動物に静脈内投与される、及び/又は(d)化合物の有効量が哺乳動物に吸入により投与される、及び/又は(e)化合物の有効量が哺乳動物に経鼻投与される、及び/又は(f)化合物の有効量が哺乳動物に注射で投与される、及び/又は(g)化合物の有効量が哺乳動物に局所的に(経皮的)に投与される、及び/又は(h)化合物の有効量は点眼で投与される、及び/又は(i)化合物の有効量は哺乳動物に直腸に投与される。]
[0126] 上述のあらゆる態様において、哺乳動物が人間である場合のさらなる実施形態が提示され、該実施形態は、人間が以下からなる群から選択される、ぜんそくの疾病又は1もしくはそれより多い他の疾病を有する実施形態を備える。該群は、アレルギー性(外因性)喘息、非アレルギー性(内因性)喘息、急性の重症喘息、慢性喘息、臨床的喘息(clinical asthma)、夜間喘息、アレルギー誘発性喘息、アスピリン感受性喘息、運動誘発性喘息、好中球性喘息、等炭酸ガス過呼吸(isocapnic hyperventilation)、幼児期に発症する喘息、成人期に発症する喘息、咳喘息、職業性喘息、ステロイド抵抗性喘息、季節性喘息、慢性閉塞性肺疾患、肺高血圧症又は間質性肺線維症からなる。上述のあらゆる態様において、哺乳動物が肺炎症の動物モデルであるさらなる実施形態が提示され、この例は本明細書で提供される。]
[0127] 上述のあらゆる態様において、化合物の有効量の単回投与を含むさらなる実施形態が提示され、以下のさらなる実施形態を含む。該実施形態は、(i)化合物が一度投与される、(ii)化合物が哺乳動物に対して、1日にわたって複数回投与される、(iii)連続的に、もしくは(iv)継続的に投与される。]
[0128] 上述のあらゆる態様において、化合物の有効量の複数回投与を含むさらなる実施形態が提示され、該実施形態は、以下のさらなる実施形態を含む。(i)単回投与で、化合物が継続的にもしくは断続的に投与される、(ii)複数回投与の間隔が6時間であり、(iii)化合物が哺乳動物に対して8時間ごとに投与される。更なる又は代替的な実施形態において、方法は、休薬期間を備え、化合物の投与が一時的に中断される、もしくは化合物の投与量が減少され、休薬期間が終了すると、化合物の投与量が戻される。ある実施形態において、休薬期間は、2日から1年と異なる。]
[0129] PGD2依存疾患又は疾病の処置に関する上述のあらゆる態様において、さらなる実施形態は式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する化合物を投与する工程に加え、少なくとも1の追加的薬剤を投与する工程を備える。様々な実施形態において、各薬剤は、あらゆる順序で投与されるが、同時であることを含む。特定の実施形態において、少なくとも1の追加的薬剤は、ほんの一例だが、抗炎症性薬剤、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの構造を有する異なる化合物、DP1受容体アンタゴニスト、TP受容体アンタゴニスト又は異なるDP2受容体アンタゴニストである。]
[0130] 他の実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)又は式(IX)のいずれかの化合物は、呼吸器の薬剤である追加的薬剤と組み合わされ、該呼吸器の薬剤は限定することではないが、抗ヒスタミン剤(例えば、ジルテック(登録商標))、気管支拡張剤、LABAs(例えば、サルメテロール)、テオフィリン、IgEモジュレータ(例えば、ゾレア(登録商標)及びオマリズマブ)、ステロイド(例えば、フルチカゾン)を含む。]
[0131] さらなる又は代替的な実施形態において、抗炎症剤は、ほんの一例として、cysLT1受容体アンタゴニスト(例えば、モンテルカスト)、cysLT2受容体アンタゴニスト、5−リポキシゲナーゼ(例えば、ジロートン)、5−リポキシゲナーゼ活性化タンパク質インヒビター(例えば、MK-0591、MK-886、DG-031 (BAY X1005)、 3-[3-テルト-ブチルスルファニル-1-[4-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-ベンジル]-5-(ピリジン-2-イルメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-2,2-ジメチル-プロピオン酸、3-[3-テルト-ブチルスルファニル-1-[4-(6-エトキシ-ピリジン-3-イル)-ベンジル]-5-(5-メチル-ピリジン-2-イルメトキシ)-1H-インドール-2-イル]-2,2-ジメチル-プロピオン酸)LTA4ヒドロラーゼインヒビター、LTC4シンターゼインヒビター、BLT1 受容体アンタゴニスト又はBLT2受容体アンタゴニストなどのロイコトリエン経路モジュレータである。]
[0132] 癌を含む増殖性疾患の処置に関する上述のあらゆる態様において、さらなる実施形態は、少なくとも1の追加的薬剤を投与する工程を備え、該追加的薬剤は、ほんの一例として、
アレムツズマブ、亜ヒ酸、アスパラギナーゼ(ペグ化された、又はされていない)、ベバシズマブ、セツキシマブ、シスプラチンなどの白金を用いた化合物、クラドリビン、ダウノルビシン/ドキソルビシン/イダルビシン、イリノテカン、フルダラビン、5-フルオロウラシル、ゲムツズマブ、メトトレキサート、パクリタキセル(商標)、タキソール、テモゾロミド、チオグアニン、又はホルモンを含む薬のクラス(抗エストロゲン、抗アンドロゲン又はホルモンアナログ物質を放出するゴナドドロピン、アルファインターフェロンなどのインターフェロン、ブスルファンもしくはメルファランあるいはメクロレタミンなどのナイトロジェンマスタード、トレチノインなどのレチノイド、イリノテカンあるいはトポテカンなどのトポイソメラーゼインヒビター、ゲフィニチニブ(gefinitinib)もしくはイマチニブなどのチロシンキナーゼインヒビター、又はアロプリノール、フィルグラスチム、グラニセトロン/オンダンセトロン/パロノセトロン、ドロナビノールを含むこのような治療により引き起こされる兆候あるいは症状を処置する薬剤を備える。]
[0133] 免疫予防を必要とする免疫不全障害の治療に関する、又は移植された臓器あるいは組織又は細胞の治療に関する上述のあらゆる態様において、さらなる態様は、少なくとも1の追加的薬剤を投与する工程を備え、該追加的薬剤は、ほんの一例として、アザチオプリン、副腎皮質ステロイド、シクロホスファミド、シクロスポリン、ダクルジマブ、ミコフェノール酸モフェチル、OKT3、ラパマイシン、タクロリムス又はサイモグロブリンを備える。]
[0134] 間質性膀胱炎の治療に関する上述のあらゆる態様において、さらなる態様は、例えばジメチルスルホキシド、オマリズマブ及びペントサンポリサルフェートから選択される少なくとも1の追加的薬剤を投与する工程を備える。]
[0135] 骨の障害の治療に関する上述のあらゆる態様において、さらなる態様は、少なくとも1の追加的薬剤を投与する工程を備え、該追加的薬剤は、ほんの一例として、ミネラル、ビタミン、ビスホスホネート、タンパク同化ステロイド、副甲状腺ホルモンもしくはアナログ、及びカテプシンKインヒビタードロナビノールである。]
[0136] 炎症の予防又は処置に関する上述のあらゆる態様において、さらなる実施形態は、(a)哺乳動物の炎症をモニタする工程と、(b)哺乳動物の気管支収縮を測定する工程と、(c)哺乳動物における好酸球及び/又は好塩基球及び/又は好中球及び/又は単球及び/又はリンパ球動員を測定する工程と、(d)哺乳動物の粘膜の分泌物をモニタする工程と、(e)哺乳動物における粘膜浮腫を測定する工程を備える。]
[0137] 上述のあらゆる態様において、PGD2-依存又はPGD2-媒介疾病もしくは疾患は、限定することではないが、喘息、鼻炎、慢性閉塞性肺疾患、肺高血圧症、間質性肺線維症、関節炎、アレルギー、炎症性腸疾患、成人呼吸窮迫症候群、心筋梗塞、動脈瘤、脳卒中、癌及びエンドトキシンショックを含む。]
[0138] 本明細書に記載される化合物、方法及び組成物の他の対象、特徴及び利点は、以下に示す詳細な説明から明らかである。しかしながら、即時的開示の精神及び範囲内の様々な変更や修正は、詳細な説明から当業者にとって明らかであるため、詳細な記載及び特定の例は、特定の実施形態で示しているが、説明としてのみ提供される。]
実施例

[0139] ブロスタグランジンD2(PGD2)は、シクロオキシゲナーゼ及びPGD2合成により、アラキドン酸代謝から導かれる酸性脂質である。PGD2は、局部組織の損傷、及び喘息、鼻炎及びアトピー性皮膚炎などの疾患で観察されるアレルギー性炎症に反応して、肥満細胞、マクロファージ及びTH2リンパ球により生成される。より明確にすると、気管支気道に適用される外来性PGD2は、急性喘息の特徴である多くの反応を誘発する。]
[0140] PGD2は、2つの受容体、D型プロスタノイド(DP。同様に、DP1としても知られている)と、Th2細胞(CRTH2。同様にDP2としても知られている)受容体上に発現する化学誘引物質受容体−ホモログ分子とを介して作用する主要な肥満細胞生成物である。DP2は、好酸球、好塩基球、及び、Th2リンパ球の走化性を媒介し、DP1受容体は、好酸球の輸送に重要な役割を果たす。DP1アンタゴニストは、DP2−選択的アンタゴニストによって誘発される際、好酸球の放出を抑制しない。しかしながら、ヒトの骨髄検体における好酸球は、同様のレベルのDP1及びDP2受容体を発現する。ヒト末梢血は、DP1及びDP2双方を発現するが、DP1受容体は低レベルで発現される。このことに一致して、ヒト末梢血の好酸球の走化性は、DP1及びDP2アンタゴニスト双方によって抑制される。これに応じて、DP1、DP2、及び、二重のDP1/DP2アンタゴニストは、アレルギー性炎症の処置に有用である。]
[0141] DP2の活性化は、TH2リンパ球、好酸球、好塩基球の走化性及び活性化に関連付けられる。特に、PGD2はDP2と結合するとともに、細胞内カルシウムレベルのGi−依存の上昇、及び、環状AMPの減少を介して、その作用の多くを媒介する。TH2リンパ球において、IL4、IL5、及び、IL13のサイトカイン産生は、DP2の活性化によって同様に刺激される。これらのサイトカインは、ほんの一例として、免疫グロブリンEの生成、気道反応、粘膜の分泌、及び、好酸球の動員を含む多くの生物学的作用に関係してきた。]
[0142] CRTH2およびDP2という用語は、同じ受容体について言及しており、本明細書で代替的に使用される。同様に、DPの別名はDP1であり、この二つの用語は、本明細書で代替的に使用される。]
[0143] 生物学的活性の例示
プロスタグランジン(PGs)は、細胞膜リン脂質からのアラキドン酸の放出により生成される、生理学的な脂質酸メディエーター(lipid acid mediators)を認識し、COX1およびCOX2シクロオキシゲナーゼの作用、およびPGシンターゼの作用によりプロスタグランジンへと変換される。シクロオキシゲナーゼは、アラキドン酸を環式エンドペルオキシドプロスタグランジンG2(PGG2)へと順次変換し、次いでプロスタグランジンH2 (PGH2)へと変換する。組織、生理学的シグナル、および/またはシンターゼタイプに依存してPGH2はトロンボキサンAや別のエイコサノイドシグナル分子と同様に、PGE2、PGD2、PGF2α、およびPGI2などの多くの異なったプロスタグランジンへと変換する。これらメディエーターは、血管収縮または拡張、血小板凝縮、カルシウム輸送、疼痛の感作、ホルモン放出、炎症および免疫応答、および細胞増殖を含む、広範囲の生理的反応を誘発する。]
[0144] プロスタグランジンD2は、造血性PGD2シンターゼまたはリポカリンPGD2シンターゼを介してPGH2中間体から生成された主要代謝物である。脳および中枢神経系において、PGD2が生成され、疼痛の感作や睡眠制御において機能すると考えられる。他の組織において、PGD2は主にマスト細胞を活性化する免疫グロブリンEにおいて生成され、それほどではないが、マクロファージ細胞、樹状細胞、Tヘルパー2(TH2)リンパ球およびその他白血球において生成される。細胞において、PGD2は急速に代謝され、Δ12PGJ2、9α11βPGF2、13,14-ジヒドロ-15-ケト-PGD2、および15-デオキシ-Δ12,14PGD2を含む他の下流エフェクター(effectors)へと変換される。]
[0145] マスト細胞由来のPGD2は、アレルゲン負荷に応答して高濃度で生成される。前臨床の化学種(preclinical species)の研究は、PGD2がインビボ調製に適応し、または過剰産生が遺伝子操作により操作されると、以下の特徴が観察された。
-紅斑(発赤)や浮腫(膨疹)を引き起こす血管拡張
-好酸球とTH2リンパ球の動員
-TH2サイトカイン生成の調節
-気管支収縮]
[0146] ヒトの皮膚へのPGD2の注入は、長期的な紅斑を生成し、ヒトの皮膚における硬結および白血球浸潤に関する他の介在物質の作用を促進し、且つネズミの皮膚における浮腫形成を増強することを明らかにした。他の血管拡張薬プロスタグランジンなどのPGD2の作用は、おそらく炎症傷害に対する血流上昇に起因し、それゆえ主にDP1受容体に媒介される。このような所見はDP1がPGD2の血管性作用を媒介することを明らかにするが、炎症に関連した細胞変化を促進するPGD2の性質はDP1の作用によるものではない。]
[0147] PGD2またはその代謝物により活性化され、その作用を媒介する主な受容体は、DP1、CRTH2(またはDP2)、およびTPである。]
[0148] DP1(またはDP)は、PGD2結合による活性化で細胞内cAMP水準における増幅へと導く七つの貫通膜受容体と結合されるGタンパク質である。DP1は脳内、気管支平滑筋、血管および気道平滑筋、樹状細胞、および血小板で発現され、PGD2依存性気管支拡張、血管拡張、血小板凝集抑制、およびサイトカイン生成の抑制を誘発する。ノックアウトマウスを用いたDP1機能の遺伝子分析は、DPを欠いたマウスはオボアルブミン誘発喘息モデルにおいて喘息反応を発症しないということを証明した。モルモットアレルギー性鼻炎モデルにおける選択性DPアンタゴニストの分析は、くしゃみや粘膜血漿浸出、および好酸球循環により評価される鼻の初期反応の著しい抑制を立証した。DP拮抗作用は、モルモットアレルギー性結膜炎モデルにおける結膜、およびモルモット喘息モデルにおける肺への抗原誘発好酸球浸潤においてアレルゲン誘発血漿浸出を軽減する。]
[0149] PGD2の炎症促進性活性の多くは、DP2(またはCRTH2)との相互作用を介したものである。DP2は受容体と結合したGタンパク質であり、TH2リンパ球、好酸球、および好塩基球において一般的に高く発現される。DP2活性化は、TH2リンパ球と好酸球を直接活性化し、動員する機能を持つ。活性化TH2リンパ球は、IL4とIL5およびIL13を含む炎症性サイトカインを生成し、分泌する。PGD2をDP1と同じ親和性で結合させるにも関わらず、DP2はDP1と構造的な関連性はなく、異なったシグナルを介するメカニズム、つまりDP2作用は細胞内カルシウム水準におけるGi依存型上昇やサイクリックAMPの細胞内水準における減少をかいしれ媒介される。DP2活性化は、鼻粘膜、気管支気道、および皮膚などの組織におけるアレルギー誘発に反応した好酸球動員において重要である。PGD2あるいは選択性DP2アゴニストのいずれかまたは両方の適用は、肺や皮膚におけるアレルギー反応を悪化させ、増幅させる。DP2活性化は、アレルギー反応の媒介において重要な役目を持つように考えられ、従って、DP2受容体のPGD2活性化アンタゴニストの使用は、喘息や鼻炎、皮膚炎などのアレルギー性疾患の炎症性要素を治療するための興味深い方法である。]
[0150] TP受容体は主に、気管支収縮や血管収縮、および血小板凝集を促進するといったDP1受容体の作用を拮抗する機能を持つ。TP受容体の主なリガンド(ligand)はトロンボキサンA2である一方、またこのリガンドは結合し、PGD2誘導体、9α11βPGF2により活性化される。TPは、トロンボキサンを高親和性で結合するGq結合プロスタノイド受容体であり、血小板凝縮や血管および気管支平滑筋の収縮を促進させる。PGD2は、おそらく11-ケトレダクターゼ代謝物9α11βPGF2の形成を介して、ヒトの気管支筋肉にあるTP受容体を活性化させる。TPの気管支収縮剤作用は、気道におけるDP1の気管支拡張剤の作用を支配する。]
[0151] DP1とDP2は、PGD2に対する動物の生理学的反応において重要且つ相補的な役割を備えており、これら受容体のうちどちらか一方あるいは両方の遮断は、PGD2により引き起こされるアレルギー性疾患や疾病、例えば、これらのものに限定されないが、アレルギー性鼻炎や喘息、皮膚炎、またはアレルギー性結膜炎を軽減するのに有効であることを証明されうる。]
[0152] (化合物)
薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能なプロドラッグ、薬学的に許容可能な溶媒和物を含む式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、DP2を拮抗または調節し、およびPGD2依存またはPGD2媒介の疾病あるいは疾患で苦しむ患者を治療するために用いられる。PGD2依存またはPGD2媒介の疾病あるいは疾患は、これらに限定されないが、喘息、鼻炎、皮膚炎、ならびに炎症疾病などを含む、]
[0153] 一つ態様において、記述された化合物は以下のような構造を備えたものを含む:]
[0154] ]
[0155] ]
[0156] 一つの態様において、式(I)の構造を備えた化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、または薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグであって、]
[0157] ]
[0158] 式中、
Qはテトラゾリル、-SO2NHC(=O)R12、-C(=O)-Q1であり、
Q1は-OH、-OR20、-NHSO2R20、-N(R21)2、-NH-OH、または-NH-CNであり、
Xは-O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、-NR21-、-CH2-、または-C(=O)-であり、
各々のR1は独立していて、H、ハロゲン、C1-C4アルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
または、両R1基は、それらが付いている炭素原子と共にC3-C6シクロアルキルを形成し、
R2、R3、R4、R5、R6、およびR7の各々は独立していて、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、または-C1-C6アルキル-C3-C10シクロアルキル、-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-アリール、および-C1-C6アルキル-ヘテロアリールの中から選択された任意に置換された基であり、
R2、R3、R4、R5、R6、およびR7の各々は独立していて、-X1-L1-Q2であり、式中、X1は単結合、-O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、または-NR21-であり、
L1は単結合、またはC1-C6アルキレンであり、
Q2は-CO2R21、-C(=O)R20、-C(=O)N(R21)2、-C(=O)NHSO2R20、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールであり、
各々のR8は、H、ハロゲン、C1-C4アルキル、およびC1-C4ハロアルキルから独立的に選択され、
または、両R8基は、それらが付いている炭素原子と共にC3-C6シクロアルキルを形成し、
Aは-C(=O)-、-C(R14)2-、-S(=O)2、または-C(=NR22)-であり、
R22はH、-CN、C1-C6アルキル、任意に置換されたベンジル、または-OR22であり、
各々のR14は独立していて、H、C1-C4アルキル、C1-C4へテロアルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
Bは-O-、-S-、-NR21-、または-C(R16)2-であり、
各々のR16は独立していて、H、C1-C4アルキル、C1-C4へテロアルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
または、Aが-C(R14)2-でBが-NR21-であれば、R11とR13が共に単結合を形成しない場合、R14とR21は共に単結合を形成し、
R10とR12は、-H、-CN、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-アリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロアリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-へテロシクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたシクロアルキル、および任意に置換されたアリールから各々独立的に選択され、
または、R10とR12は、それらが付いている炭素原子と共に、任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、または任意に置換された二環式複素環を形成し、
R11とR13のは、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、およびC1-C6へテロアルキルから各々独立的に選択され、
または、R11とR13は、共に単結合を形成し、
または、R10とR11は、それらが付いている炭素原子と共にカルボニル(-C(=O)-)を形成し、
各々のR20は、C1-C6アルキル、C1-C6へテロアルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、 C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC3-C8へテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、および任意に置換されたヘテロアリールから各々独立的に選択され、
R21は、H、C1-C6アルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、C1-C6へテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC3-C8へテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、および任意に置換されたヘテロアリールから各々独立的に選択され、
または、同じ窒素原子に付着される二つのR21基は、それらが付いている窒素原子と共に、任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成する。]
[0159] いずれかおよび全ての実施形態に関して、置換基は記載された代替物のサブセットの中から選択されることがある。例えば、いくつかの実施形態において、Qは-C(=O)-Q1、-SO2NHC(=O)R12、またはテトラゾリルである。他の実施形態において、Q は-C(=O)-Q1、またはテトラゾリルである。他の実施形態において、Qは-CO2H、-CO2Me、-CO2Et、-C(=O)NH2、-C(=O)NHOH、-C(=O)NH-CN、テトラゾリル、-C(=O)-NHSO2R12、または]
[0160] ]
[0161] から選択される。いくつか他の実施形態において、Qは-CO2H、-CO2Me、-CO2Et、-C(=O)NH2、-C(=O)-NHSO2CH3、-C(=O)-NHSO2CH2CH3から選択される。 他の実施形態において、Qは-C(=O)-Q1である。更にいくつか他の実施形態において、Qは-CO2Hである。]
[0162] いくつかの実施形態において、Q1は-OH、-OR13、-NHSO2R12、または-N(R13)2である。いくつか他の実施形態において、Q1は-OH、-OCH3、-OCH2CH3、-NH2、または-NHSO2CH3である。いくつか他の実施形態において、Q1は-OH、-OCH3、または-OCH2CH3である。いくつか他の実施形態において、Q1は-OHである。]
[0163] 代替の実施形態において、各々のR1は、H、F、C1-C4アルキル、およびC1-C4ハロアルキルから独立的に選択され、または、両R1基は、それらが付いている炭素原子と共に、シクロプロピル、シクロブチル、またはシクロヘキシルを形成する。]
[0164] いくつかの実施形態において、各々のR8は、H、F、C1-C4アルキル、およびC1-C4ハロアルキルから各々独立的に選択される。]
[0165] 一つの態様において、各々のR1は、H、F、およびC1-C4アルキルから独立的に選択され、および、各々のR8は、H、F、C1-C4アルキルから各々独立的に選択される。他の実施形態において、R8は、H、F、およびCH3から各々独立的に選択される。一つの態様において、各々のR8はHである。]
[0166] いくつかの実施形態において、Xは-O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、-CH2-、または-C(=O)-である。いくつか他の実施形態において、Xは-O-、-S-、-S(=O)-、または-S(=O)2-である。または、他の実施形態において、Xは-O-である。]
[0167] いくつかの実施形態において、Qは、-C(=O)-Q1であり、この場合、Q1は-OH、-OR20、-NHSO2R20、-N(R21)2、-NH-OH、または-NH-CNである。]
[0168] いくつかの実施形態において、各々のR1はH、F、またはC1-C4アルキルであり、各々のR8はH、F、またはC1-C4アルキルである。]
[0169] いくつかの実施形態において、Aは-C(=O)-またはC(R14)2-であり、Bは-O-、-NR21-、または-C(R16)2-である。いくつか他の実施形態において、Aは-C(=O)-であり、Bは-O-、または-C(R16)2-である。いくつか他の実施形態において、Aは-C(=O)-であり、Bは-O-である。]
[0170] もう一つの態様において、Q は-C(=O)-Q1であり、XはOであり、そして、式(I)の化合物は式(II)の構造を備えている:]
[0171] ]
[0172] 一つの態様において、各々のR1はH、F、またはCH3であり、各々のR8はH、F、またはCH3である。]
[0173] 代替の実施形態において、R2、R3、R6、およびR7の各々は独立していて、H、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、-SR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、または任意に置換された単環式ヘテロアリールである。]
[0174] 更なる実施形態において、R4はH、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、または任意に置換された単環式へテロアリールであり、または、R4は、-X1-L1-Q2であり、この場合、X1は単結合または-O-であり、L1は単結合、またはC1-C6アルキレンであり、Q2は-CO2R21、-C(=O)R20、-C(=O)N(R21)2、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールである。]
[0175] いくつかの実施形態において、R5はH、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、または-C1-C6アルキル-C3-C10シクロアルキル、-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-アリール、および-C1-C6アルキル-ヘテロアリールの中から選択された任意に置換された基であり、または、R5は、-X1-L1-Q2であり、この場合、X1は単結合、-O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、または-NR21-であり、L1は単結合、またはC1-C6アルキレンであり、Q2は-CO2R21、-C(=O)R20、-C(=O)N(R21)2、-C(=O)NHSO2R20、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールである。]
[0176] いくつかの実施形態において、Aは-C(=O)-である。]
[0177] いくつかの実施形態において、各々のR8はHである。]
[0178] 一つの態様において、式(I)または式(II)の化合物は式(III)の構造を備えている:]
[0179] ]
[0180] いくつかの実施形態において、R2はH、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたフェニル、または任意に置換された単環式ヘテロアリールであり、および、R3、R6、R7の各々は独立していて、H、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、またはC1-C6へテロアルキルである。]
[0181] 一つの態様において、R6はHであり、R7はHである。]
[0182] いくつかの実施形態において、R5はH、F、Cl、Br、I、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、またはC1-C6アルキル-C3-C10シクロアルキル、-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-アリール、および-C1-C6アルキル-ヘテロアリールの中から選択された任意に置換された基であり、または、R5は、-X1-L1-Q2であり、式中、X1は単結合または-O-であり、L1はC1-C6アルキレンであり、Q2は-CO2R21、-C(=O)N(R21)2、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールである。]
[0183] 一つの態様において、R4はH、F、Cl、Br、I、-CN、-OH、-OR21、-SR20、-OCH2CO2R21、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、または任意に置換された単環式ヘテロアリールである。またR4は、-X1-L1-Q2であり、式中、X1は単結合、または-O-である。L1はC1-C6アルキレンである。Q2は-CO2R21、-C(=O)N(R21)2、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールである。]
[0184] 更にもう一つの実施形態において、R4はH、F、Cl、Br、I、-CN、-OH、-OR21、-SR20、-OCH2CO2R21、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、-O-C1-C4アルキレン-(任意に置換されたC3-C10シクロアルキル)、-O-C1-C4アルキレン-(任意に置換されたアリール)、または-O-C1-C4アルキレン-(任意に置換されたヘテロアリール)である。]
[0185] もう一つの態様において、R5はH、F、Cl、Br、I、-CN、-NO2、-OH-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-S(=O)2CH3、-S(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)-(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)CH3、-CO2H、-CO2CH3、-CO2CH2CH3、-NH2、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)NH(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-C(=O)NH(任意に置換されたヘテロシクロアルキル)、-NHC(=O)CH3、-NHC(=O)(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)NH2、-NHC(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、またはベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、イミダゾリル、ピラゾリル、1-メチルピラゾル-4-イル、イソキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、およびイソキサゾリルの中から選択された任意に置換された基である。]
[0186] 一つの態様において、R3はH、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、または-CF3である。もう一つの態様において、R3はHである。]
[0187] もう一つの態様において、R2はH、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、-CF3、またはフェニルである。もう一つの態様において、R2はHである。]
[0188] 一つの態様において、R4はH、F、Cl、-CH3、-CF3、-OCH3、-OCH2CH3、-OCH2-シクロプロピル、-OCH2CO2H、OBn、フェニル、1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル、またはピリジニルである。]
[0189] 一つの態様において、R10とR12は、-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-フェニル、任意に置換された-C1-C6アルキル-(単環式ヘテロアリール), 任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、任意に置換されたシクロアルキル、および任意に置換されたフェニルから各々独立的に選択される。R11とR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、およびC1-C6へテロアルキルから各々独立的に選択される。または、R10とR11は、それらが付いている炭素原子と共にカルボニル(-C(=O)-)を形成する。]
[0190] もう一つの態様において、 R10は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、または-C1-C6へテロアルキルであり、R12は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-フェニル、任意に置換された-C1-C6アルキル-(単環式ヘテロアリール)、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、任意に置換されたシクロアルキル、または任意に置換されたフェニルであり、R11とR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、およびC1-C6へテロアルキルから各々独立的に選択され、または、R10とR11は、それらが付いている炭素原子と共にカルボニル(-C(=O)-)を形成する。]
[0191] 一つの態様において、R10は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-フェニル、任意に置換された-C1-C6アルキル-(単環式ヘテロアリール)、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、任意に置換されたシクロアルキル、または任意に置換されたフェニルであり、R11とR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、または、C1-C6へテロアルキルから各々独立的に選択され、または、R10とR11は、それらがついている炭素原子と共にカルボニル(-C(=O)-)を形成する。]
[0192] 一つの態様において、R10は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-アリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロアリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキルであり、または、R12は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-フェニル、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロアリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたシクロアルキル、または任意に置換されたフェニルであり、R11とR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、またはC1-C6へテロアルキルから各々独立的に選択され、または、R10とR11は、それらがついている炭素原子と共にカルボニル(-C(=O)-)を形成する。]
[0193] いくつかの実施形態において、R10は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-フェニル、または任意に置換された-C1-C6アルキル-(単環式ヘテロアリール)である。いくつか他の実施形態において、R10は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、またはC1-C6へテロアルキルである。]
[0194] いくつかの実施形態において、R12は-H、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-フェニル、任意に置換された-C1-C6アルキル-(単環式ヘテロアリール)、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたシクロアルキル、または任意に置換されたフェニルである。]
[0195] 一つの態様において、Bは-O-である。]
[0196] 一つの態様において、本明細書中に記載されている化合物は、式(IV)、式(V)、および 式(VI)から選択された構造を備えている:]
[0197] ]
[0198] 一つの態様において、本明細書記中に記載されている化合物は、式(IV)の構造を備えている:]
[0199] ]
[0200] 一つの態様において、本明細書中に記載されている化合物は、式(V)の構造を備えている:]
[0201] ]
[0202] 一つの態様において、本明細書中に記載されている化合物は、式(VI)の構造を備えている:]
[0203] ]
[0204] 一つの態様において、R11とR13は各々Hである。]
[0205] 一つの態様において、本明細書中に記載されている化合物は、以下のものから選択された構造を有する:]
[0206] ]
[0207] 一つの態様において、R10とR12は、それらが付いている炭素原子と共に、任意に置換された単環式炭素環、任意に置換されたニ環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、または任意に置換されたニ環式複素環を形成すし、R11とR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、およびC1-C6へテロアルキルから各々独立的に選択され、または、R11とR13は共に単結合を形成する。]
[0208] いくつかの実施形態において、R10とR12は、それらが付いている炭素原子と共に、任意に置換された単環式炭素環、または任意に置換されたニ環式炭素環を形成する。R11とR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、およびC1-C6へテロアルキルから各々独立的に選択される。また、R11とR13は共に単結合を形成する。]
[0209] 一つの態様において、本明細書中に記載されている化合物は以下の構造を有する:]
[0210] 式中、
Bは-O-、-NR21-、または-C(R16)2-であり、
mは0または1であり、
nは0または1であり、
m+n = 1または2の場合、R30はH、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリールである。]
[0211] いくつかの実施形態において、本明細書中に記載されている化合物は以下の構造を有する:]
[0212] 式中、
mは0または1であり、
nは0または1であり、
m+n = 1または2の場合、R11とR13の各々はHであり、
R30はH、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリールである。]
[0213] 一つの態様において、式(III)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、および薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグが本明細書中に記載され:]
[0214] 式中、
各々のR1 は独立していて、H、ハロゲン、またはC1-C4アルキルであり、
R2、R3、およびR4の各々は独立していて、H、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、-SR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリールであり、
R5はハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、または-C1-C6アルキル-C3-C10シクロアルキル、-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-アリール、または-C1-C6アルキル-ヘテロアリールの中から選択された任意に置換された基であり、
または、R2、R3、R4、R5、R6、およびR7の各々は独立していて、-X1-L1-Q2であり、式中、X1は単結合、-O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、または-NR21-であり、
L1は単結合、またはC1-C6アルキレンであり、
Q2は-CO2R21、-C(=O)R20、-C(=O)N(R21)2、-C(=O)NHSO2R20、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールであり、
Bは-O-、-NR21-、または-C(R16)2-であり、
各々のR16は独立していて、H、C1-C4アルキル、C1-C4へテロアルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
R10とR12は、-H、-CN、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6へテロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-アリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロアリール、任意に置換された-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、任意に置換された-C1-C6アルキル-シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたシクロアルキル、および任意に置換されたアリールから各々独立的に選択され、
各々のR20は、C1-C6アルキル、C1-C6へテロアルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC3-C8へテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、および任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、
各々のR21は、H、C1-C6アルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、C1-C6へテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC3-C8へテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、および任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、
または、同じ窒素原子と結合した二つのR21基は、それらがついている窒素原子と共に、任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成する。]
[0215] 一つの態様において、R5はF、Cl、Br、I、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたへテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、または-C1-C6アルキル-C3-C10シクロアルキル、-C1-C6アルキル-ヘテロシクロアルキル、-C1-C6アルキル-アリール、および-C1-C6アルキル-ヘテロアリールの中から選択された任意に置換された基であり、または、R5は、-X1-L1-Q2であり、式中、X1は単結合、または-O-であり、L1はC1-C6アルキレンであり、Q2は-CO2R21、-C(=O)N(R21)2、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたへテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールである。]
[0216] いくつかの実施形態において、各々のR1は独立していて、H、F、またはCH3であり、R2、R3、およびR4の各々は独立していて、H、ハロゲン、-OH、-OR21、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6へテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたへテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、または任意に置換された単環式ヘテロアリールである。]
[0217] いくつかの実施形態において、Bは-O-、または-CH2-である。]
[0218] いくつかの実施形態において、R5はF、Cl、Br、I、-CN、-NO2、-OH-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-S(=O)2CH3、-S(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)-(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)CH3、-CO2H、-CO2CH3、-CO2CH2CH3、-NH2、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)NH(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-C(=O)NH(任意に置換されたヘテロシクロアルキル)、-NHC(=O)CH3、-NHC(=O)(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)NH2、-NHC(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、またはベンジル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、イミダゾリル、ピラゾリル、1-メチルピラゾル-4-イル、イソキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、およびイソキサゾリルから選択された任意に置換された基である。]
[0219] いくつかの実施形態において、各々のR1はHである。]
[0220] いくつかの実施形態において、R2、R3、およびR4の各々は独立していて、H、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、-CF3、-OCH2CH3、-OCH2-シクロプロピル、-OCH2CO2H、OBn、フェニル、1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル、またはピリジニルである。いくつか他の実施形態において、R2、 R3、およびR4の各々は独立していて、H、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、-CF3、-OCH2CH3、-OCH2-シクロプロピル、またはOBnである。更に他の実施形態において、R2、R3、およびR4の各々はHである。]
[0221] 一つの態様において、本明細書中に記載されている化合物は、式(VIII)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、および薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグである:]
[0222] ]
[0223] もう一つの態様において、本明細書中に記載されている化合物は、式(IX)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、または薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグである:]
[0224] ]
[0225] 一つの態様において、式(IX)の化合物は以下のような構造を有する:]
[0226] ]
[0227] 一つの態様において、R1、R2、R3、R4、R5、R7、R10、R11、R12、およびR13は、表1〜3において定義されている通りである。様々な変数に対する上述の基のあらゆる組み合わせは、本明細書中で検討される。]
[0228] 一つの態様において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、表1、表2、および表3において記述されるものを含むが、これらのものに限定されない:]
[0229] 表1]
[0230] ]
[0231] ]
[0232] ]
[0233] ]
[0234] ]
[0235] ]
[0236] ]
[0237] ]
[0238] 表1の化合物は以下のものが命名される:
{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸(化合物 1-1); {3-[4-フルオロ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-2); {3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-3); {3-[4-メチル-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-4); {3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-5); {3-[4-エチルカルバモイル-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-6); {3-[3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-7); {3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-3-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-8); {4-メトキシ-3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-9); 2-{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-プロピオン酸(化合物 1-10); 2-メチル-2-{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-プロピオン酸 (化合物 1-11); {2-ブロモ-5-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-12); {4-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-ビフェニル2-イル}-酢酸 (化合物 1-13); {3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-14); {3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-15); (3-{4-ブロモ-2-[(4S,5R)-5-(4-クロロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-16); (3-{4-ブロモ-2-[(4S,5R)-5-(3,5-ジフルオロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-17); (3-{2-[(4S,5R)-5-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-4-ブロモ-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-18); {3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-2-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-19); {3-[4-(5-アミノ-ピラジン-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-20); {3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-21); {3-[4-(3-メチル-3H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-22); {3-[4-(2-メチル-3H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-23); {5-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-24); {5-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-25); {3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-フルオロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-26); {3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-27); {3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-28); {3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-29); {3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-30); {3-[4-クロロ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-31); {4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-32); {4-ベンジルオキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-33); {3-[4-メタンスルホニル-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-34); {4-メトキシ-3-[3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-35); {3-[4'-フルオロ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-36); {4-メトキシ-3-[2'-メトキシ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-37); {4-メトキシ-3-[3'-メトキシ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-38); {4-メトキシ-3-[4'-メトキシ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-39); {4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-3-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-40); {4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-4-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-41); {4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-42); {4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-43); 2-{4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-プロピオン酸 (化合物 1-44); {3-[4-ブロモ-2-((S)-2-オキソ-4-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-45); {3-[2-((S)-4-ベンジル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ブロモ-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-46); {3-[4-ブロモ-2-((R)-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-47); {3-[4-ブロモ-2-((S)-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-48); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-49); (3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(4-クロロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-50); (3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(3,5-ジフルオロフェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-51); (3-{2-[(4R,5S)-5-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-4-ブロモ-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-52); {5-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-53); {5-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-54); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-フルオロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-55); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-56); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-57); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-58); {3-[4-クロロ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-59); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-60); {4-メトキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-61); (3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(4-クロロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-4-メトキシ-フェニル)-酢酸 (化合物 1-62); (3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(3,5-ジフルオロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-4-メトキシ-フェニル)-酢酸 (化合物 1-63); (3-{2-[(4R,5S)-5-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-4-ブロモ-フェノキシ}-4-メトキシ-フェニル)-酢酸 (化合物 1-64); {3-[4-エチルカルバモイル-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-65); {4-メトキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-66); {4-ベンジルオキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-67); {3-[4-(5-カルバモイル-ピリジン-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-68); {3-[4-(5-アミノ-ピリジン-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-69); {3-[4-(1,2-ジメチル-1H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-70); {3-[4-(2,3-ジメチル-3H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-71); {3-[4-(4-メチル-1H-イミダゾル-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-72); {3-[4-(1-メチル-1H-イミダゾル-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-73); {3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-チアゾル-2-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-74); {3-[4-(2,4-ジメチル-チアゾル-5-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-75); {3-[4-(3,5-ジメチル-イソキサゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イ
ルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-76); {3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-77); {4-ヒドロキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-78); [3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェニル]-酢酸 (化合物 1-79); {2-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-ビフェニル-4-イル}-酢酸 (化合物 1-80); {3-[5-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-81); {3-[5-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-82); {4-エトキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-83); {3-[4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-84); {3-[4'-メタンスルホニル-3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-85); {3-[4-クロロ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-86); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-ヒドロキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-87); {3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-エトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-88); {3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-89); {4-メトキシ-3-[4-モルホリン-4-イル-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-90); {3-[4-(4-クロロ-ベンゾイルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-91); {3-[4'-メタンスルホニル-3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-92); {3-[3'-メタンスルホニル-3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-93); {3-[2'-メタンスルホニル-3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-94); {4-メトキシ-3-[3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-95); {4-メトキシ-3-[4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-96); {3-[4-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-97); {3-[4-(2-フルオロ-5-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-98); {3-[4-(4-クロロ-ベンゼンスルホニルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-99); {3-[4-(2,2-ジメチル-プロピオニルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-100); {4-メトキシ-3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-フェニルアセチルアミノ-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-101); {3-[4-(シクロヘキサンカルボニル-アミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-102); {3-[4-イソブチリルアミノ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-103); (4-メトキシ-3-{2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-[(ピリジン-4-カルボニル)-アミノ]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-104); (4-メトキシ-3-{2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-[(ピリジン-3-カルボニル)-アミノ]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-105); {4-メトキシ-3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(2-フェノキシ-アセチルアミノ)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-106); {4-メトキシ-3-[4-(2-メトキシ-アセチルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-107); および{3-[4-(3-ベンジル-ウレイド)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-108)。]
[0239] ]
[0240] ]
[0241] 表2の化合物は、以下のものが命名される:
{3-[4-ブロモ-2-((R)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸(化合物 2-1); {3-[4-ブロモ-2-((3aS,8aR)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-2); {3-[2-((3aS,8aR)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-3); {3-[4-ブロモ-2-((3aR,8aS)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 2-4); {3-[4-ブロモ-2-((3aS,8aR)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3H-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 2-5); {4-メトキシ-3-[2-((3R,8aS)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-6); {3-[2-(2-オキソ-4,8b-ジヒドロ-3aH-インデノ[2,1-d]オキサゾル-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物2-7)。]
[0242] ]
[0243] ]
[0244] 表3の化合物は、以下のものが命名される:
{3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-ピロリジン-1-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸(化合物 3-1); (3-{4-ブロモ-2-[4-(4-クロロ-フェニル)-2-オキソ-ピロリジン-1-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 3-2); {3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-イミダゾリジン-1-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 3-3);および{3-[4-ブロモ-2-(3-メチル-2-オキソ-イミダゾリジン-1-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物3-4)。]
[0245] 化合物の合成
先欄記述の式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、および式(IX)の化合物は、当業者に知られている標準の合成技術を使用、または当業者に知られている方法を本明細書中に記載されている方法と併用して合成される。更に、本明細書提示の溶媒、温度、およびその他の反応状態は異なることがある。]
[0246] 先欄記述の式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)式(VIII)、および式(IX)の化合物の合成に用いられる出発物質は合成され、またはアルドリッチケミカル社(ウィスコンシン州ミルウォーキー)もしくはシグマケミカル社(ミズーリ州セントルイス)に限定されない市販の供給源から得られる。本明細書中に記載されている化合物および異なる置換基を備える他の関連化合物は、March, Advanced Organic Chemistry 4th Ed., (Wiley 1992);Carey and Sundberg, Advanced Organic Chemistry 4th Ed., Vols. A and B (Plenum 2000, 2001)、およびGreen and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis 3rd Ed., (Wiley 1999)などに記載のものを含む、当業者に知られている技術および材料を用いて合成される。化合物を調製する一般的な方法は、本明細書提示の式に見られる様々な成分を導入させるための、適切な試薬および条件を用いて修正できる。]
[0247] 特定の実施形態において、本明細書中に記載されている化合物は、模式図1により調製される。
模式図1]
[0248] ]
[0249] 構造Iのフェノールは、SNAR条件下で構造IIのフルオロベンズアルデヒドを共に反応させ、構造IIIのジアリールエーテルを供給する。他のジアリールエーテル形成方法は、これらのものに限定されないが、ウルマンエーテル(Ulman Ether)合成、チャン-ラム(Chan-Lam)カップリング、およびブチワルド-ハートウィグ(Buchwald-Hartwig)合成 (D. Ma, Q. Cai, Org. Lett., 2003, 5, 3799-3802; C. G. Bates, et al., Org. Lett., 2002, 4, 2803-2806; C. H. Burgos, et al., Angew. Chem. Int. Ed., 2006, 45, 4321-4326; C. H. Burgos, et al., Angew. Chem. Int. Ed., 2006, 45, 4321-4326; D. M. T. Chan, et al., Tetrahedron Lett., 1998, 39, 2933-2936; Z. Liu, R. C. Larock, J. Org. Chem., 2006, 71, 3198-3209; Y.-J. Chen, H.-H. Chen, Org. Lett., 2006, 8, 5609-5612; F. Li, Q. et al., Org. Lett., 2003, 5, 2169-2171; D. A. Evans, et al., Tetrahedron Letters, 1998, 39, 2937-2940; C.-E. Yeom, et al., Synlett, 2007, 146-150)を含む金属媒介反応などが知られている。構造IIIのジアリールエーテルのアルデヒド成分は構造IVのアルコールを供給するために還元され、その後、構造Vのアルキルハライドへと変換される。構造Vのアルキルハライドは、構造VIIのジアリールエーテルを供給するため構造VIの複素環などの複素環を含む様々なニトロゲンと共に反応する。構造VIIのジアリールエーテルのエステル成分はその後加水分解され、構造VIIIのカルボキシ酸を供給するカルボキシ酸となる。]
[0250] ]
[0251] 模式図2では、構造VIIIのジアリールエーテルは代替の方法により合成される。
模式図2]
[0252] ]
[0253] 構造IIIのベンズアルデヒドは、構造Xの二級アミンを供給するため構造IXのアミノアルコールと共に反応する。構造Xの二級アミンは、その後、構造VIIのオキサゾリジノンを産生するためホスゲンまたはホスゲンに相当するものと共に反応する。塩基を伴う構造VIIのオキサゾリジノンのエステル成分の加水分解は、構造VIIIのジアリールエーテルを供給する。]
[0254] 求電子試薬の求核試薬との反応による共有結合の形成
特定の実施形態において、本明細書中に記載されている化合物は、新たな官能基または置換基を形成するために様々な求電子試薬、または求核試薬を用いて改変される。表I(題名「共有結合の例およびその前駆体」)は、選択された限定されない共有結合の例および前駆体官能基を挙げるものであり、修正された化合物を調整するために用いられる。前駆体官能基は、求電子基および求核基として示される。]
[0255] 表I:共有結合の例およびその前駆体]
[0256] ]
[0257] ]
[0258] 記述された反応では、反応における不要な関与を避けるため、反応性官能基、例えばヒドロキシ、アミノ、イミノ、チオ、またはカルボキシ基を、それらが最終生成物で必要とされる場合に保護することがある特定の実施形態において必要となる。保護基は、いくつかまたは全ての反応性組成物を阻止するために用いられ、保護基が取り除かれるまで、このような基を化学反応における関与から守る。一つの実施形態において、各々の保護基は異なった手段で取り除くことが可能である。保護基、加えて保護基の生成およびその除去に適用可能な技術に関する詳細な記述は、そのような開示に対する参照として本明細書に組み込まれている、Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Ed., John Wiley & Sons, New York, NY, 1999, および Kocienski, Protective Groups, Thieme Verlag, New York, NY, 1994に記述されている。]
[0259] 化合物の更なる形成
特定の実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、化合物の遊離塩基形態と、薬学的に許容可能な無機または有機酸と反応させることで薬学的に許容可能な酸付加塩(あるタイプの薬学的に許容可能な塩)として調製される。薬学的に許容可能な無機または有機酸は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、メタリン酸などの無機酸、および酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、p-トルエンスルホン酸、酒石酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、アリールスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタンスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-メチルビシクロ-[2.2.2]オクト-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、4,4'-メチレンビス-(3-ヒドロキシ-2-エン-1-カルボン酸)、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル硝酸、三級ブチル硝酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸などの有機酸、を含むが、これらに限定されない。]
[0260] 本明細書で用いられているように、「薬学的に許容可能な」という用語は、化合物の生物学的な活性または特性を抑止しない担体または希釈剤などの物質を表し、そしてこの用語は相対的に無毒である。即ち、この物質は好ましくない生物学的作用、またはそれがに含まれる組成物のあらゆる構成要素を備えた有害な様式で相互作用引き起こさずに、投与されることもある。]
[0261] 「薬学的に許容可能な塩」という用語は、投与される生物体に対して著しい刺激作用を起こさず、化合物の生物活性および特性を抑止しない化合物の製剤を表す。いくつかの実施形態において、薬学的に許容可能な塩は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物を、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸などの酸と反応させることで得られる。薬学的に許容可能な塩はまた、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物を、アンモニウム塩などの塩、ナトリウム塩またはカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩またはマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン、N-メチル-D-グルカミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミンなどの有機塩基の塩、およびアルギニンやリジンなどのアミノ酸を備えた塩などの塩を形成する塩基と反応させることでも得られる。]
[0262] 他の実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、化合物の遊離酸形態を、薬学的に許容可能な無機または有機塩基と反応させることで、薬学的に許容可能な塩として調整される。薬学的に許容可能な無機または有機塩基は、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、N-メチルグルカミンなどの有機塩基、または水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどの無機塩基を含むが、これらに限定されない。]
[0263] 薬学的に許容可能な塩に対する言及は、その溶媒付加形態またはそれらの結晶体、特に溶媒和物または多形体を含むことが理解されるべきである。溶媒和物は、化学量論量または非化学量論量の溶媒を含み、水やエタノールなどの薬学的に許容可能な溶媒を用いた結晶化の過程中に任意に形成される。水和物は溶媒が水の場合に形成され、またアルコラートは溶媒がアルコールの場合に形成される。式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物の溶媒和物は、本明細書中に記載されている過程中に都合よく調製または形成される。ほんの一例ではあるが、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物の水和物は、有機溶媒を用いた水性/有機溶剤混合物からの再結晶により都合よく調製され、有機溶媒は、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エタノール、またはメタノールなどを含むが、これらに限定されない。さらに、本明細書が提供する化合物は、溶媒和形態と同様、非溶媒和形態で存在することがある。一般的に溶媒和形態は、本明細書が提供する化合物および方法の目的で非溶媒和形態と同等であると考慮される。]
[0264] 更に他の実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、非結晶形態、粉砕形態、およびナノ粒子形態を含むが、これらに限定されない様々な形態で調製される。更に、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、多形体としても知られる結晶形態を含む。多形体は、同じ元素組成の化合物の様々な結晶充填配置を含む。多形体は通常、様々なX線回折パターン、赤外スペクトル、融点、密度、硬度、結晶形、光学および電気学上の特性、安定性、ならびに溶解度を備える。再結晶溶媒、晶析速度、および保管温度といった様々な要因が、単結晶形態に有意を占めることを生じさせることがある。]
[0265] いくつかの実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、プロドラッグとして調製される。「プロドラッグ」は、インビボで親薬物へと変換される薬剤を表す。いくつかの実施形態において、プロドラッグは親薬物よりも投与しやすいという理由から、しばしば有用である。例えば、プロドラッグは経口投与により生物利用が可能となる一方で、親薬物はそうならない。プロドラッグはまた、親薬物よりも医薬組成物の溶解度が改善されている。限定されないプロドラッグの一例は、水溶性が可動性に対して有害である細胞膜中への通達を促進するため、エステル(プロドラッグ)として投与されるが、一旦水溶性が有益な細胞内に入ると、カルボン酸、活性エンティティー(the active entity)へと代謝的に加水分解される、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物である。更なるプロドラッグの例は、ペプチドが代謝されて活性部分を表す酸基に結合した短鎖ペプチド(ポリアミノ酸)であることもある。]
[0266] プロドラッグは一般的に、患者に投与して吸収された後に、代謝経路による変換などのいくつかの過程を経由して一もしくはそれより多い活性種へと変換される薬前駆体である。プロドラッグの中には、プロドラッグの活性を低くし、および/または薬に溶解度またはいくつかの他の特性を加える、プロドラッグ上に存在する化学基を備えるものもある。化学基が一旦プロドラッグから分割、および/または修飾されると、活性な薬が生じる。いくつかの状況において、プロドラッグは親薬物よりも投与しやすいため、しばしば有用である。特定の実施形態において、本明細書中に記載されている化合物のプロドラッグは、経口投与により生物利用が可能となる一方で、親薬物はそうならない。更に、いくつかの実施形態において、本明細書中に記載されている化合物のプロドラッグは、親薬物よりも医薬組成物の溶解度を改善されている。]
[0267] 他の実施形態において、部位特異的組織への薬送達を増強する修飾因子として使用するために、プロドラッグは可逆的な薬誘導体として設計される。具体的な実施形態において、今までのプロドラッグの設計は、水が主な溶媒である領域を標的とする治療化合物の効果的な水溶性を高めるためのものである。Fedorak et al., Am. J. Physiol., 269:G210-218 (1995); McLoed et al., Gastroenterol, 106:405-413 (1994); Hochhaus et al., Biomed. Chrom., 6:283-286 (1992); J. Larsen and H. Bundgaard, Int. J. Pharmaceutics, 37, 87 (1987); J. Larsen et al., Int. J. Pharmaceutics, 47, 103 (1988); Sinkula et al., J. Pharm. Sci., 64:181-210 (1975); T. Higuchi and V. Stella, Prodrugs as Novel Delivery Systems, Vol. 14 of the A.C.S. Symposium Series;およびEdward B. Roche, Bioreversible Carriers in Drug Design, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987。]
[0268] 更に、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物のプロドラッグ誘導体は、望まれるのであれば調製される(例えば、 更なる詳細についてはSaulnier et al., (1994), Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters, Vol. 4, p. 1985を参照)。ほんの一例として、一つの態様で適切なプロドラッグは、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの非誘導体化化合物を、1,1-アシルオキシアルキルカルボノクロリダート、炭酸パラニトロフェニルなどであるが、これらに限定されない適切なカルバモイル化剤と反応させることで調製される。プロドラッグがインビボで代謝されて本明細書中に記載されている誘導体を生成する化合物のプロドラッグの形態は、請求の範囲内に含まれる。実際、本明細書中に記載されている化合物の中には、別の誘導体、または活性化合物のプロドラッグであるものもある。]
[0269] いくつかの実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物の芳香族環部の部位は、様々な代謝反応を受けやすく、それゆえ、芳香族環構造上の適切な置換基の取り込みは、この代謝経路を縮小し、最小限に抑え、または除去する。具体的な実施形態において、代謝反応に対する芳香族環の感受性を減らすまたは排除する適切な置換基は、ほんの一例として、ハロゲン基、またはアルキル基である。]
[0270] もう一つの実施形態において、本明細書中に記載されている化合物は同位体的に(例えば、放射性同位体を用いて)標識化され、あるいは発色団または蛍光成分の使用、生物発光標識、または化学発光標識の使用などを含むが、これらに限定されない別の他の手段により標識化される。]
[0271] 更にもう一つのの実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、一もしくはそれより多い立体中心を備えており、各々の中心は、RまたはS配置のいずれかで独立的に存在する。本明細書提示の化合物は、ジアステレオマー、エナンチオマー、およびエピマー形態、同様にそれらの適切な混合物全てを含む。特定の実施形態において、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの化合物は、一対のジアステレオ異性体性化合物を形成するため、化合物のラセミ混合物を光学活性な分割剤と反応させ、ジアステレオマーを分離し、光学的に純粋なエナンチオマーを回収することにより化合物の個々の立体異性体として調製される。いくつかの実施形態において、エナンチオマーの分割は、本明細書中に記載されている化合物の共有結合性ジアステレオマー誘導体を用いて行われる。他の実施形態において、解離性錯体が利用される(例えば、結晶性ジアステレオマー塩)。ジアステレオマーは、明白な物理的特性(例えば、融点、沸点、溶解度、反応性など)を備えており、更に具体的な実施形態において、これら相違点を利用することで分割される。これら実施形態において、ジアステレオマーはキラルクロマトグラフィーによって、または溶解度の相違に基づく分離/分割技術によって分離される。光学的に純粋なエナンチオマーは、その後、ラセミ化を生じないあらゆる実用的な手段により、分割剤と共に回収される。Jean Jacques, Andre Collet, Samuel H. Wilen, "Enantiomers, Racemates and Resolutions", John Wiley And Sons, Inc., 1981。]
[0272] 更に、特定の実施形態において、本明細書提供の化合物は幾何異性体として存在する。本明細書提供の化合物および方法は、シス、トランス、シン、アンチ、エントゲーゲン(E)、およびツザメン(Z)異性体、同様に適切な混合物を全て含む。いくつかの実施形態において、本明細書中に記載されている化合物は互変異性体として存在する。全ての互変異性体は、本明細書中に記載されている分子式の範囲内にあるように意図されている。本明細書提供の化合物および方法の更なる実施形態において、単一の予備段階、組み合わせ、または相互変換から得られるエナンチオマーおよび/またはジアステレオ異性体の混合物が予測される。]
[0273] 特定の化学用語
特に明記しない限り、明細書と請求項を含みこの出願で用いられる次のような用語は、下記の定義を備える。明細書と添付の請求項で使用されているように、単数形「a」、「an」、および「the」は、その内容が明確に違ったように指示されない限り、複数の指示対象を含むということを留意しなければならない。他に指示がない限り、質量分析、NMR、HPLC、タンパク質化学、生化学、組換えDNA技術、および薬理学の従来の方法が使用される。本出願では、「または」、あるいは「および」の使用は特に明記しない限り、「および/または」を意味する。更に、「含んでいる(including)」という用語の使用は、「含む(include)」、「含む(includes)」、および「含まれる(included)」といった他の形態と同じく、制限はない。]
[0274] 「アルコキシ」基は、(アルキル)0-基を表し、この場合、本明細書でアルキルは定義されている。]
[0275] 「アルキル」基は、脂肪族炭化水素基を表す。アルキル成分は、「飽和アルキル」基であり、この場合アルキル成分は、あらゆる不飽和単位(例えば、炭素-炭素二重結合、または炭素-炭素三重結合)を含有しないことを意味する。アルキル成分はまた、「不飽和アルキル」成分であることもあり、この場合アルキル成分は、少なくとも一つの不飽和単位を含有することを意味する。飽和であろうと不飽和であろうと、アルキル成分は分岐鎖、直鎖、または環状であることがある。アルキルの付着点は炭素原子にあり、炭素原子は環の一部ではない。]
[0276] 「アルキル」成分は1〜10個の炭素原子を備えていることもある(本明細書ではいかなる場合も、「1〜10」などの数的範囲は、指定された範囲の各々の整数を表す。例えば「1〜10個の炭素原子」は、アルキル基が1個の炭素原子、2個の炭素原子、3個の炭素原子、および最大10個の炭素原子を含むものから成りうることを意味するが、現定義はまた、数的範囲が指摘されない場合の「アルキル」という用語の存在を含む)。本明細書中に記載されている化合物のアルキル基は、「C1-C4アルキル」、または同様の名称として表されることがある。ほんの一例として、「C1-C4アルキル」は、アルキル鎖に1〜4個の炭素原子が存在するということを示す。一つの態様において、アルキル鎖はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、およびt-ブチルで構築される基から選択される。典型的なアルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、三級ブチル、ペンチル、ヘキシル、アリール、ビニル、プロペニル、ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルなどを含むが、これらに限定されない。一つの態様において、アルキルはC1-C6アルキルである。]
[0277] 「アルキルアミン」という用語は、-N(アルキル)xHy基を表し、この場合xおよびyは、x=1、y=1、およびx=2、y=0という群から選択される。いくつかの実施形態において、x=2でありy=0であるとき、アルキル基は、それらがついているニトロゲン原子と共に、環式環系を形成する。]
[0278] 「アミド」は、式-C(=O)NHRまたは-NHC(=O)Rを備えた化学成分であり、Rがアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール(環炭素を通じて結合)、およびヘテロ脂環式(環炭素を通じて結合)で構築された群から選択される。アミドは、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)の化合物に付いていて、それによりプロドラッグを形成するアミノ酸またはペプチド分子であることがある。本明細書中に記載されている化合物上のあらゆるアミンまたはカルボキシル側鎖は、望まれるように任意にアミド化される。Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Ed., John Wiley & Sons, New York, NY, 1999は、そのような開示に対する参照により本明細書に組み込まれている。]
[0279] 「芳香族」という用語は、4n+2π電子を含む非局在化されたπ-電子系を備える平面環を表し、nは整数である。芳香族環は5、6、7、8、9、10、または10個より多い原子から形成されることがある。芳香族は任意に置換される。「芳香族」という用語は、炭素環式アリール(「アリール」、例えばフェニル)および複素環式アリール(または「ヘテロアリール」あるいは「芳香族複素環」)基(例えばピリジン)の両方を含む。この用語は単環式、または融合多環式(即ち近接する対となる炭素原子を共有する環)基を含む。]
[0280] 「炭素環式」という用語は、環の基幹を形成する原子がすべて炭素原子である環、または環系を表す。このように、この用語は、環の基幹が炭素とは異なる原子を少なくとも一つ含む複素環を炭素環と区別する。炭素環はC3-C10炭素環を含む。炭素環は、単環式炭素環と二環式炭素環を含む。単環式炭素環はC3-C8炭素環を含む。二環式炭素環はC8-C10炭素環を含む。]
[0281] 本明細書で使用されているように、「アリール」という用語は、環を形成する原子がそれぞれ炭素原子である芳香族環を表す。アリール環は5、6、7、8、9、10、または10個以上の炭素原子により形成される。一つの態様において、アリールはC6-C10アリールである。アリール基は任意に置換される。アリール基の例は、フェニルやナフタレニルを含むが、これらに限定されない。一つの態様において、アリールはフェニルである。構造次第では、アリール基はモノラジカルまたはジラジカル(即ちアリーレン基)となることがある。]
[0282] 「シクロアルキル」という用語は、その中で環を形成する各々の原子(即ち骨格原子)が炭素原子である単環式または多環式脂肪族、非芳香族ラジカルを表す。シクロアルキルは飽和、または部分的に不飽和されることがある。シクロアルキルは芳香族環と融合することもあり、付着点は芳香族環炭素原子ではない炭素である。シクロアルキル基は3〜10個の環状原子を備える基を含む。他の場合、シクロアルキル基は3〜6個の環状炭素原子を備える基を含む。シクロアルキル基の説明的な例は、以下の群を含むがこれらに限定されない:]
[0283] いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへプチル、およびシクロオクチルの中から選択される。いくつかの実施形態において、二環式シクロアルキル基は、インダニル、インデニル、および1,2,3,4-テトラヒドロナフタレニルの中から選択される。シクロアルキル基は置換され、または置換されないこともある。構造次第では、シクロアルキル基はモノラジカル、またはジラジカル(即ち、シクロプロパン-1,1-ジイル、シクロブタン-1,1-ジイル、シクロペンタン-1,1-ジイル、シクロヘキサン-1,1-ジイル、シクロヘプタン-1,1-ジイルなどであるが、これらに限定されないシクロアルキレン基)となることがある。]
[0284] 「エステル」という用語は、式-COORを備えた化学成分を表し、Rはアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール(環炭素を通じて結合)、およびヘテロ脂環式(環炭素を通じて結合)で構築される群から選択される。本明細書中に記載されている化合物上のヒドロキシまたはカルボキシル側鎖はどれも、望まれるのであればエステル化される。そのようなエステルを作る術式および特別な基の例は、Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Ed., John Wiley & Sons, New York, NY, 1999といった情報源で参照できる。]
[0285] 「ハロ」、あるいは「ハロゲン」、または「ハライド」という用語はフルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードを意味する。]
[0286] 「ハロアルキル」という用語は、一もしくはそれより多い水素原子が一もしくはそれより多いハライド原子により置換されるアルキル基を表す。一つの態様において、ハロアルキルはC1-C4ハロアルキルである。]
[0287] 「フルオロアルキル」という用語は、一もしくはそれより多い水素原子がフッ素原子により置換されるアルキルを表す。一つの態様において、フルオロアルキルはC1-C4フルオロアルキルである。フルオロアルキルの例は、-CF3、-CHF2、-CH2F、-CH2CF3 、および-CF2CF3を含む。]
[0288] 「ヘテロアルキル」という用語は、一もしくはそれより多いアルキルの骨格原子が炭素以外の原子、例えば酸素、窒素、硫黄、リン、またはそれらの配合から選択されるアルキル基を表す。一つの態様において、ヘテロアルキルは、アルキルの骨格原子の一つが酸素、窒素、または硫黄であるアルキル基を表す。もう一つの態様において、ヘテロアルキルは、アルキルの骨格原子の一つが酸素であるアルキル基を表す。一つの態様において、ヘテロアルキルはC1-C6へテロアルキルである。]
[0289] 「複素環」という用語は、O、S、およびNから各々選択される1〜4個のヘテロ原子を含む複素芳香族基とヘテロ脂環式基を表し、各々の複素環式基は、先述の基の環が二つの隣接するOまたはS原子を含まない条件で、それぞれ環系に3〜10個までの原子を備える。非芳香族複素環式基は環系内にほんの3個の原子しか備えていない基を含むが、芳香族複素環式基は少なくとも5個の原子を環系内に備えなければならない。複素環式基はベンゾ融合した環系を含む。3員複素環式基の例はアジリジニルである。4員複素環式基の例はアゼチジニルである。5員複素環式基の例はチアゾリルである。6員複素環式基の例はピリジルであり、10員複素環式基の例はキノリニルである。単環式複素環は環系内に3〜6個の原子を含む。二環式複素環は環系内に8〜10個の原子を含む。非芳香族複素環式基はの例は、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、オキサゾリジノニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アジリジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6-テトラヒドロピリジニル、2-ピロリニル、3-ピロリニル、インドリニル、2H-ピラニル、4H-ピラニル、ジオキサニル、1,3-ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3-アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H-インドリル、およびキノリジニルである。芳香族複素環式基の例は、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、およびフロピリジニルである。上記に記載された基に由来するように、前述の基は、それらが可能な場合にC-付加またはN-付加であることがある。例えば、ピロール由来の基は、ピロール-1-イル(N-付加)またはピロール-3-イル(C-付加)であることがある。更に、イミダゾル由来の基は、イミダゾル-1-イルまたはイミダゾル-3-イル(両方ともN-付加)、イミダゾル-2-イル、イミダゾル-4-イル、イミダゾル-5-イル(全てC-付加)であることがある。複素環式基はベンゾ融合環系を含む。非芳香族複素環は、ピロリジン-2-オンなどの一つか二つのオキソ(=O)成分で置換されることがある。]
[0290] 「ヘテロアリール」、あるいはその代わりに「複素芳香族」は、窒素、酸素、および硫黄から選択される一もしくはそれより多い環へテロ原子を含む芳香族基を表す。ヘテロアリール基の説明的な例は、以下の群を含むが、これらに限定されない:]
[0291] N-複合「複素芳香族」または「ヘテロアリール」成分は、少なくとも環の骨格原子の一つが窒素原子である芳香族基を表す。一つの態様において、ヘテロアリールはC1-C10ヘテロアリールである。もう一つの態様において、ヘテロアリールはC2-C9ヘテロアリールである。いくつかの場合において、ヘテロアリールは環内に少なくとも一つの窒素原子を含む。一つの態様において、単環式ヘテロアリールはC1-C5ヘテロアリールである。一つの態様において、二環式ヘテロアリールはC5-C10ヘテロアリールである。]
[0292] 「ヘテロシクロアルキル」または「ヘテロ脂環式」基は、窒素、酸素、硫黄から選択されるヘテロ原子を少なくとも一つ含むシクロアルキル基を表す。ラジカルは、アリールまたはヘテロアリールと融合することもある。非芳香族複素環を表す、ヘテロシクロアルキル基の説明的な例は、以下の群を含む:]
[0293] いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルはオキサゾリジノニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、およびインドリニルから選択される。ヘテロ脂環式という用語はまた、単糖類、二糖類、およびオリゴ糖を含むが、これらに限定されない糖質の環状形態をすべて含む。一つの態様において、ヘテロシクロアルキルはC2-C10へテロシクロアルキルである。もう一つの態様において、ヘテロシクロアルキルはC4-C10へテロシクロアルキルである。]
[0294] 「単結合」または「単一結合」という用語は、結合により加えられた原子がより大きな部分構造の一部であると考えられるとき、二つの原子または二つの成分間の化学結合を表す。]
[0295] 「シアノ」基は-CN基を表す。]
[0296] 「員環」という用語は、あらゆる環式構造を含む。「員」という用語は、環を構築する骨格原子の数の表示を意味する。したがって、例えば、シクロヘキシル、ピリジニル、ピラニル、およびチオピラニルは6員環であり、シクロペンチル、ピロリル、フラニル、およびチオフェニルは5員環である。]
[0297] 「成分」という用語は、分子の特定の部分または官能基を表す。化学成分はしばしば、分子に埋め込まれた、または付加された化学物質と認識される。]
[0298] 「スルホニル」基は-S(=O)2-を表す。]
[0299] 「非環式」という用語は、残りの分子への付着点が環の一部でない原子である、成分を表す。アルキル、非環式基の例は、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルコキシ、ベンジルなどを含むが、これらに限定されない。]
[0300] 「環式」という用語は、残りの分子への付着点が環の一部である原子である、成分を表す。環式基の例は、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールなどを含むが、これらに限定されない。]
[0301] 「任意に置換された」または「置換された」という用語は、参照の基がアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホキシド、アリールスルホキシド、アルキルスルホン、アリールスルホン、シアノ、ハロ、カルボニル、チオカルボニル、ニトロ、ハロアルキル、フルオロアルキル、およびアミノ、ならびに一置換または二置換アミノ基、およびそれらの保護誘導体から個別および独立的に選択される一もしくはそれより多い追加の基と共に置換されることがあるということを表す。一例として、任意置換基は、ハライド、-CN、-NO2、またはLsRsであることがあり、式中、各々のLsは、結合、-O-、-C(=O)-、-C(=O)O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、-NH-、-NHC(=O)-、-C(=O)NH-、S(=O)2NH-、-NHS(=O)2、-OC(=O)NH-、-NHC(=O)O-、または-(C1-C6アルキル)から独立的に選択され、および、各々のRsは、H、アルキル、フルオロアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはへテロシクロアルキルから独立的に選択される。一つの態様において、置換基は、ハロゲン、-OH、-S(=O)2C1-C4アルキル、-C(=O)NH2、-C(=O)OH、-C(=O)OC1-C4アルキル、-OC1-C4アルキル、C1-C4アルキル、C1-C4へテロアルキル、C1-C4フルオロアルキル、および-OC1-C4フルオロアルキルから選択される一もしくはそれより多い置換基と共に置換される。更にもう一つの態様において、置換基は、F、Cl、Br、-OH、-OCH3、-CH3、および-CF3から選択される一もしくはそれより多い置換基と共に置換される。更に他の実施形態において、置換基はF、Cl、およびBrから選択された一もしくはそれより多い置換基と共に置換される。一つの態様において、置換基は一つか二つ、または三つの先行基と共に置換される。一つの態様において、置換基は一つの先行基と共に置換される。上記の置換基の保護誘導体を形成することもある保護基は、上記のGreene and Wutsなどで参照できる。]
[0302] 特定の実施形態において、本明細書提示の化合物は一もしくはそれより多い立体中心を備えており、各々の中心は、RまたはS配置で独立的に存在する。本明細書提示の化合物は、ジアステレオマー、エナンチオマー、およびエピマー形態、同様にそれらの適切な混合物を全て含む。立体異性体は、望まれるのであれば、キラルクロマトグラフィーカラムによる立体異性の分離などの方法により得ることが出来る。]
[0303] 本明細書中に記載されている方法および製剤は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、式(V)、式(VI)、式(VII)、式(VIII)、または式(IX)のいずれかの構造を備える化合物のN-オキシド(適切であれば)の使用、結晶形態(多形体としても知られている)の使用、または薬学的に許容可能な塩、同様に、同じタイプの活性を備えるこれら化合物の活性代謝物の使用を含む。いくつかの実施形態において、化合物は互変異性体として存在することもある。全ての互変異性体は、本明細書中に記載されている化合物の範囲内に含まれる。具体的な実施形態において、本明細書中に記載されている化合物は、水、エタノールなどの薬学的に許容可能な溶媒を備える溶媒和形態に存在する。他の実施形態において、本明細書中に記載されている化合物は非溶媒和形態に存在する。]
[0304] 特定の薬学および医学用語
本明細書で使用されているように、製剤、組成物、または成分に関する「許容可能な」という用語は、治療を受ける患者の全般的な健康に対し、持続的に有害な効果を及ぼさないことを意味する。]
[0305] 本明細書で使用されているように、「調節する」という用語は、ほんの一例ではあるが対象の活性を増強し、対象の活性を抑制し、対象の活性を制限し、または対象の活性を拡大することを含めて、対象の活性を変化させるため対象と直接的または間接的に相互作用することを意味する。]
[0306] 本明細書で使用されているように、「モジュレータ」という用語は、対象と直接または間接的に相互作用する分子を表す。相互作用は、アゴニスト、部分アゴニスト、逆アゴニスト、またはアンタゴニストなどの相互作用を含むが、これらに限定されない。一つの実施形態において、モジュレータはアンタゴニストである。]
[0307] 本明細書で使用されているように、「アゴニスト」という用語は、特定の受容体に結合し、細胞中で反応を引き起こす化合物、薬、酵素活性剤、またはホルモンモジュレータなどの分子を表す。アゴニストは、同じ受容体に結合する内在性結合基(プロスタグランジン、ホルモン、または神経伝達物質など)の作用を模倣する。]
[0308] 本明細書で使用されているように、「アンタゴニスト」という用語は、他の分子の作用または受容体部位の活性を減少、抑制、または予防する化合物などの分子を表す。アンタゴニストは、競合性アンタゴニスト、非競合性アンタゴニスト、不競合的アンタゴニスト、半アゴニスト、または逆アゴニストを含むが、これらに限定されない。]
[0309] 競合性アンタゴニストは、内在性結合基またはアゴニストと同じ結合部位(活性部位)で受容体に可逆的に結合するが、受容体を活性化しない。]
权利要求:

請求項1
式(I)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、又は、薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグであって、式中、Qはテトラゾリル、又は、-C(=O)-Q1であり、Q1は--OH、-O(C1-C6アルキル)、-NHSO2R20、-N(R21)2、-NH-OH又は-NH-CNであり、Xは、-O-、-S-、-S(=O)-、-S(=O)2-、-NR21-、-CH2-、又は-C(=O)-であり、各々のR1は、独立していてH、F、又はC1-C4アルキルであり、R2、R3、R4、R5、R6及びR7 の各々は、独立していてH、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)であり、各々のR8はHであり、Aは、-C(=O)-、-C(R14)2-、-S(=O)2、又は-C(=NR22)-であり、R22は、H、-CN、C1-C6アルキル、任意に置換されたベンジル、又は-OR21であり、各々のR14 は、独立していてH、C1-C4アルキル、C1-C4ヘテロアルキル、又はC1-C4ハロアルキルであり、Bは、-O-、-S-、-NR21-、又は-C(R16)2-であり、各々のR16 は、独立していてH、C1-C4アルキル、C1-C4ヘテロアルキル、又はC1-C4ハロアルキルであり、R10及びR12は、-H、-CN、-C1-C6アルキル、-C1-C6ハロアルキル、-C1-C6ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたアリール)、-CH2-(任意に置換されたヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(任意に置換されたC3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたC3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたアリールから各々独立的に選択され、又はR10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子とともに任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、又は任意に置換された二環式複素環を形成し、R11及びR13は、H、ハロゲン、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、及びC1-C6ヘテロアルキルから各々独立的に選択され、又はR11 及びR13は、共に単結合を形成し、各々のR20は、C1-C6アルキル、C1-C6ヘテロアルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、各々のR21は、H、C1-C6アルキル、-C1-C6アルキル-CO2H、C1-C6ヘテロアルキル、C1-C6フルオロアルキル、任意に置換されたC3-C8シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、又は同じN原子に付いている2個のR21基は、該2個のR21基が付いているN原子と共に任意に置換された複素環を形成することを特徴とする化合物。
請求項2
Q は-C(=O)-Q1であり、この場合、Q1 は-OH、又は、-O(C1-C6アルキル)であり、各々のR1 は、 H、F、又は-CH3であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
請求項3
Xは、-O-であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物。
請求項4
Aは、-C(=O)-又は-C(R14)2-であり、Bは、-O-、-NR21-、又は-C(R16)2-であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の化合物。
請求項5
式(I)の化合物が式(II)の構造を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の化合物。
請求項6
1つのR1がHであるとともに他の R1 がH、F、又は-CH3であることを特徴とする請求項5に記載の化合物。
請求項7
R2、R3、R6、及びR7の各々は、独立していてH、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、-SR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリールであることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の化合物。
請求項8
R4 は、H、ハロゲン、-CN、-OH、-OR21、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)であることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の化合物。
請求項9
R5は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C10シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリールであることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の化合物。
請求項10
Q1は、-OH、-OCH3、又は-OCH2CH3であることを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の化合物。
請求項11
Aは-C(=O)-であることを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の化合物。
請求項12
各々のR1はHであることを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の化合物。
請求項13
前記化合物が式(III)の構造を備えることを特徴とする請求項1乃至12いずれかに記載の化合物。
請求項14
R2、R3、R6及びR7の各々は、 独立していて H、ハロゲン、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、又はC1-C4ヘテロアルキルであることを特徴とする請求項1乃至13いずれかに記載の化合物。
請求項15
R6がHであり、R7がHであることを特徴とする請求項1乃至14いずれかに記載の化合物。
請求項16
R5は、H、F、Cl、Br、I、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHS(=O)2R20、-NHC(=O)OR20、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリールであることを特徴とする請求項1乃至15いずれかに記載の化合物。
請求項17
R4は、H、F、Cl、Br、I、-CN、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、C1-C4ヘテロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)であることを特徴とする請求項1乃至16いずれかに記載の化合物。
請求項18
R5は、H、F、Cl、Br、-OH、-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-S(=O)2(C1-C6アルキル)、-S(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)-(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)(C1-C6アルキル)、-CO2H、-CO2CH3、-CO2CH2CH3、-NH2、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)NH(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-C(=O)NH(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-NHC(=O)(C1-C6アルキル)、-NHC(=O)(C3-C6シクロアルキル)、-NHC(=O)(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)( 任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)( 任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)CH2O(C1-C6アルキル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたフェニル)、-NHS(=O)2(C1-C6アルキル)、-NHS(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-NHS(=O)2(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)NH2、-NHC(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)NH(任意に置換されたベンジル)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピぺリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、又は、フェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル、及びトリアジニルから選択される任意に置換された基であることを特徴とする請求項1乃至17いずれかに記載の化合物。
請求項19
R2は、H、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、又は-CF3であり、R3は、H、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、又は-CF3であり、R4は、H、F、Cl、Br、-CH3、-OH、-OCH3、-OCH2CH3、-CF3、-OCH2-シクロプロピル、-OCH2CO2H、OBn、フェニル、1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル、又はピラジニルであることを特徴とする請求項1乃至18いずれかに記載の化合物。
請求項20
前記化合物が式(IV)、式(V)、及び式(VI)から選択される構造を備えることを特徴とする請求項1乃至19いずれかに記載の化合物。
請求項21
R10及びR12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルから各々独立的に選択され、 R11及びR13は、各々Hであることを特徴とする請求項1乃至20いずれかに記載の化合物。
請求項22
R10は、-H、-C1-C4アルキル、又は-C1-C4ハロアルキルであり、R12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、又は任意に置換されたフェニルであり、R11及びR13 は、各々Hであることを特徴とする請求項1乃至20いずれかに記載の化合物。
請求項23
R10は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、又は任意に置換されたフェニルであり、R12は、-H、-C1-C4アルキル、又は-C1-C4ハロアルキルであり、R11及びR13は、各々Hであることを特徴とする請求項1乃至20いずれかに記載の化合物。
請求項24
前記化合物は、式(IV)の構造を備え、式中、R10は、-H又は-C1-C4アルキルであり、R12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、又は任意に置換されたフェニルであり、R11及びR13は各々Hであることを特徴とする請求項1乃至20いずれかに記載の化合物。
請求項25
R11及びR13は各々Hであることを特徴とする請求項1乃至19いずれかに記載の化合物。
請求項26
前記化合物が以下の構造式から選択される構造を有することを特徴とする請求項25記載の化合物。
請求項27
BはOであり、R10は、-H、又は-C1-C4アルキルであり、R12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、又は任意に置換されたフェニルであることを特徴とする請求項26記載の化合物。
請求項28
R10は、-H、-CH3又は-CH2CH3であり、R12は、-H、-C1-C4アルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、又は任意に置換されたフェニルであることを特徴とする請求項27記載の化合物。
請求項29
R10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子と共に任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、又は任意に置換された二環式複素環を形成し、R11及びR13は、各々Hであり、又はR11及びR13は、共に単結合を形成することを特徴とする請求項1乃至19いずれか1つに記載の化合物。
請求項30
R10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子と共に任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環を形成し、R11及びR13は、各々Hであり、又はR11及びR13は、共に単結合を形成することを特徴とする請求項29に記載の化合物。
請求項31
前記化合物は、式(VII)の構造を有し、式中、Bは、-O-、-NR21-、又は -C(R16)2-であり、mは、0、1又は2であり、nは、0、1 又は 2であり、m+nが、1又は2である場合、pは、0、1、又は2であり、各々のR30は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式へテロアリールであることを特徴とする請求項30記載の化合物。
請求項32
前記化合物は、式(VIII)の構造を有し、式中Bは、-O-、-NR21-、又は-C(R16)2-であり、pは、0、1、又は2であり、各々のR30は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-N(R21)2、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)OR20、-C(OH)(R21)2、C1-C6アルキル、C1-C6フルオロアルキル、C1-C6フルオロアルコキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C6ヘテロアルキル、任意に置換されたC3-C10シクロアルキル、任意に置換されたヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、又は任意に置換された単環式へテロアリールであることを特徴とする請求項30記載の化合物。
請求項33
Bは、Oであり、各々のR30は、H、ハロゲン、-CH3、-CH2CH3、-CF3、-CH2CF3、-OCF3、-OCH3、又は-OCH2CH3であることを特徴とする請求項31又は32に記載の化合物。
請求項34
式(IX)の化合物、薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、又は、薬学的に許容可能なそれらのプロドラッグを有する化合物であって、式中、R4は、H、F、Cl、Br、-OH、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、又はC1-C4ヘテロアルキルであり、R5は、H、ハロゲン、-CN、-NO2、-OH、-OR21、-SR20、-S(=O)R20、-S(=O)2R20、-C(=O)R20、-OC(=O)R20、-CO2R21、-OCO2R21、-CH(R21)2、-N(R21)2、-NHCH2CO2R21、-OCH2CO2R21、-SCH2CO2R21、-C(=O)N(R21)2、-OC(=O)N(R21)2、-NHC(=O)NH(R21)、-NHC(=O)R20、-NHC(=O)CH2OR20、-NHC(=O)OR20、-NHS(=O)2R20、-C(OH)(R21)2、C1-C4アルキル、C1-C4フルオロアルキル、C1-C4フルオロアルコキシ、C1-C4アルコキシ、C1-C4ヘテロアルキル、C3-C6シクロアルキル、任意に置換されたC2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたフェニル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、-OCH2-(C3-C6シクロアルキル)、-OCH2-(置換又は非置換フェニル)、又は-OCH2-(置換又は非置換単環式ヘテロアリール)であり、R10及びR12は、-H、-C1-C4アルキル、-C1-C4ハロアルキル、-C1-C4ヘテロアルキル、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、-CH2-(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-CH2-(任意に置換された C2-C10ヘテロシクロアルキル)、-CH2-(C3-C6シクロアルキル)、任意に置換された C2-C10ヘテロシクロアルキル、任意に置換された単環式ヘテロアリール、C3-C6シクロアルキル、及び任意に置換されたフェニルから各々独立的に選択され、又はR10及びR12は、該R10及びR12が付いている炭素原子とともに任意に置換された単環式炭素環、任意に置換された二環式炭素環、任意に置換された単環式複素環、又は任意に置換された二環式複素環を形成し、R11及びR13は、各々Hであり、又はR11及びR13は、共に単結合を形成し、各々のR20は、C1-C4アルキル、C1-C4ヘテロアルキル、-C1-C4アルキル-CO2H、C1-C4フルオロアルキル、任意に置換された C3-C6シクロアルキル、任意に置換された C2-C8ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、各々のR21は、H、C1-C4アルキル、-C1-C4アルキル-CO2H、C1-C4ヘテロアルキル、C1-C4フルオロアルキル、任意に置換された C3-C6シクロアルキル、任意に置換された C3-C8ヘテロシクロアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたベンジル、及び任意に置換されたヘテロアリールから独立的に選択され、又は同じN原子に付いている2個のR21基は、該2個のR21基が付いているN原子と共に任意に置換された複素環を形成することを特徴とする化合物。
請求項35
式(IX)の前記化合物が次の構造を有することを特徴とする請求項34記載の化合物。
請求項36
R4は、H、F、Cl、Br、-OH、-CH3、-CH2CH3、-CF3、-OCF3、-OCH3、又は-OCH2CH3であることを特徴とする請求項35に記載の化合物。
請求項37
R5は、H、F、Cl、Br、-OH、-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-S(=O)2(C1-C6アルキル)、-S(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)-(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)(C1-C6アルキル)、-CO2H、-CO2CH3、-CO2CH2CH3、-NH2、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)NH(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-C(=O)NH(任意に置換された C2-C8ヘテロシクロアルキル)、-NHC(=O)(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)(C3-C6シクロアルキル)、-NHC(=O)(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)(任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)CH2O(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたフェニル)、-NHS(=O)2(C1-C4アルキル)、-NHS(=O)2(任意に置換されたフェニル)、-NHS(=O)2(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)NH2、-NHC(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)NH(任意に置換されたベンジル)、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、又はフェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル、及びトリアジニルから選択される任意に置換された基であることを特徴とする請求項36記載の化合物。
請求項38
R10は、-H、-CH3、又は-CH2CH3であり、R12は、-H、-CH3、-CH2CH3、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、又は任意に置換されたフェニルであり、R11及びR13は、各々Hであることを特徴とする請求項34乃至37いずれか1つに記載の化合物。
請求項39
R10は、-H、-CH3、-CH2CH3、-CH2-(任意に置換されたフェニル)、又は任意に置換されたフェニルであり、R12は、-H、-CH3、又は-CH2CH3であり、R11及びR13は、各々Hであることを特徴とする請求項34乃至37いずれか1つに記載の化合物。
請求項40
R5は、F、Cl、Br、-CH3、-CH2CH3、i-プロピル、-tBu、-CF3、-CH2CF3、-OCH3、-OCF3、-C(=O)NH2、-C(=O)NH(CH3)、-C(=O)NH(CH2CH3)、-C(=O)NH(tBu)、-C(=O)NH(iPr)、-C(=O)NH(CH2CF3)、-C(=O)NH(CH2CH2OCH3)、-C(=O)NH(任意に置換されたフェニル)、-C(=O)NH(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)(C3-C6シクロアルキル)、-NHC(=O)(任意に置換されたフェニル)、-NHC(=O)(任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)(任意に置換された単環式ヘテロアリール)、-NHC(=O)CH2O(C1-C4アルキル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたベンジル)、-NHC(=O)CH2O(任意に置換されたフェニル)、-NHS(=O)2(C1-C4アルキル)、-NHS(=O)2(任意に置換されたフェニル)、又は-NHS(=O)2(任意に置換された単環式ヘテロアリール)であることを特徴とする請求項34乃至39いずれか1つに記載の化合物。
請求項41
R5は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、又はフェニル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル、及びトリアジニルから選択される任意に置換された基であることを特徴とする請求項34乃至39いずれか1つに記載の化合物。
請求項42
R5は、フェニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル、及びトリアジニルから選択される任意に置換された基であることを特徴とする請求項34乃至39いずれか1つに記載の化合物。
請求項43
{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸(化合物1-1)、{3-[4-フルオロ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-2)、{3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-3)、{3-[4-メチル-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-4)、{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-5)、{3-[4-エチルカルバモイル-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-6)、{3-[3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-7)、{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-3-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-8)、{4-メトキシ-3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-9)、2-{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-プロピオン酸(化合物 1-10)、2-メチル-2-{3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-プロピオン酸 (化合物 1-11)、{2-ブロモ-5-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-12)、{4-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-ビフェニル-2-イル}-酢酸 (化合物 1-13)、{3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-14)、{3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-15)、(3-{4-ブロモ-2-[(4S,5R)-5-(4-クロロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-16)、(3-{4-ブロモ-2-[(4S,5R)-5-(3,5-ジフルオロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-17)、(3-{2-[(4S,5R)-5-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-4-ブロモ-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-18)、{3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-2-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-19)、{3-[4-(5-アミノ-ピラジン-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-20)、{3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-21)、{3-[4-(3-メチル-3H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-22)、{3-[4-(2-メチル-3H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-23)、{5-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-24)、{5-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-25)、{3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-フルオロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-26)、{3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-27)、{3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-28)、{3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-29)、{3-[4-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-30)、{3-[4-クロロ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-31)、{4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-32)、{4-ベンジルオキシ3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-33)、{3-[4-メタンスルホニル2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-34)、{4-メトキシ-3-[3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-35)、{3-[4'-フルオロ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-36)、{4-メトキシ-3-[2'-メトキシ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-37)、{4-メトキシ-3-[3'-メトキシ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-38)、{4-メトキシ-3-[4'-メトキシ-3-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-39)、{4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-3-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-40)、{4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ピリジン-4-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-41)、{4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-42)、{4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-43)、2-{4-メトキシ-3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-プロピオン酸 (化合物 1-44)、{3-[4-ブロモ-2-((S)-2-オキソ-4-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-45)、{3-[2-((S)-4-ベンジル2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-ブロモ-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-46)、{3-[4-ブロモ-2-((R)-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-47)、{3-[4-ブロモ-2-((S)-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-48)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-49)、(3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(4-クロロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-50)、(3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(3,5-ジフルオロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-51)、(3-{2-[(4R,5S)-5-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-4-ブロモ-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-52)、{5-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-53)、{5-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-2-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-54)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-フルオロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-55)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-56)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-トリフルオロメチル-フェニル}-酢酸 (化合物 1-57)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-58)、{3-[4-クロロ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-59)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-60)、{4-メトキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-61)、(3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(4-クロロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-4-メトキシ-フェニル)-酢酸 (化合物 1-62)、(3-{4-ブロモ-2-[(4R,5S)-5-(3,5-ジフルオロ-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-フェノキシ}-4-メトキシ-フェニル)-酢酸 (化合物 1-63)、(3-{2-[(4R,5S)-5-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-フェニル)-4-メチル-2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル]-4-ブロモ-フェノキシ}-4-メトキシ-フェニル)-酢酸 (化合物 1-64)、{3-[4-エチルカルバモイル-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-65)、{4-メトキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-66)、{4-ベンジルオキシ3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-67)、{3-[4-(5-カルバモイルピリジン-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-68)、{3-[4-(5-アミノ-ピリジン-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-69)、{3-[4-(1,2-ジメチル-1H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-70)、{3-[4-(2,3-ジメチル-3H-イミダゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-71)、{3-[4-(4-メチル-1H-イミダゾル-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-72)、{3-[4-(1-メチル-1H-イミダゾル-2-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-73)、{3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-チアゾル-2-イル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-74)、{3-[4-(2,4-ジメチル-チアゾル-5-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-75)、{3-[4-(3,5-ジメチル-イソキサゾル-4-イル)-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-76)、{3-[2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-77)、{4-ヒドロキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-78)、[3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-フェニル]-酢酸 (化合物 1-79)、{2-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-ビフェニル-4-イル}-酢酸 (化合物 1-80)、{3-[5-ブロモ-2-((4S,5R)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-81)、{3-[5-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-82)、{4-エトキシ-3-[2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-83)、{3-[4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-84)、{3-[4'-メタンスルホニル3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-85)、{3-[4-クロロ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-86)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-ヒドロキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-87)、{3-[4-ブロモ-2-((4R,5S)-4-メチル-2-オキソ-5-フェニル-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-エトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-88)、{3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-5-クロロ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-89)、{4-メトキシ-3-[4-モルホリン-4-イル-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-90)、{3-[4-(4-クロロ-ベンゾイルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-91)、{3-[4'-メタンスルホニル3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-92)、{3-[3'-メタンスルホニル3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-93)、{3-[2'-メタンスルホニル3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-94)、{4-メトキシ-3-[3-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-ビフェニル-4-イルオキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-95)、{4-メトキシ-3-[4-(1-メチル-1H-ピラゾル-4-イル)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-96)、{3-[4-(3,5-ビス-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-97)、{3-[4-(2-フルオロ-5-トリフルオロメチル-ベンゾイルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-98)、{3-[4-(4-クロロ-ベンゼンスルホニルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-99)、{3-[4-(2,2-ジメチル-プロピオニルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-100)、{4-メトキシ-3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-フェニルアセチルアミノ-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-101)、{3-[4-(シクロヘキサンカルボニルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-102)、{3-[4-イソブチリルアミノ-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-103)、(4-メトキシ-3-{2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-[(ピリジンe-4-カルボニル)-アミノ]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-104)、(4-メトキシ-3-{2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-[(ピリジン-3-カルボニル)-アミノ]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 1-105)、{4-メトキシ-3-[2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-4-(2-フェノキシ-アセチルアミノ)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-106)、{4-メトキシ-3-[4-(2-メトキシ-アセチルアミノ)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 1-107)、{3-[4-(3-ベンジルウレイド)-2-(2-オキソ-オキサゾリジン-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 1-108)、{3-[4-ブロモ-2-((R)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-1)、{3-[4-ブロモ-2-((3aS,8aR)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-2)、{3-[2-((3aS,8aR)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-3)、{3-[4-ブロモ-2-((3aR,8aS)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 2-4)、{3-[4-ブロモ-2-((3aS,8aR)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3H-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 2-5)、{4-メトキシ-3-[2-((3R,8aS)-2-オキソ-8,8a-ジヒドロ-3aH-インデノ[1,2-d]オキサゾル-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-6)、{3-[2-(2-オキソ-4,8b-ジヒドロ-3aH-インデノ[2,1-d]オキサゾル-3-イルメチル)-4-トリフルオロメチル-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 2-7)、{3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-ピロリジン-1-イルメチル)-フェノキシ]-フェニル}-酢酸 (化合物 3-1)、(3-{4-ブロモ-2-[4-(4-クロロ-フェニル)-2-オキソ-ピロリジン-1-イルメチル]-フェノキシ}-フェニル)-酢酸 (化合物 3-2)、{3-[4-ブロモ-2-(2-オキソ-イミダゾリジン-1-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 3-3)、及び{3-[4-ブロモ-2-(3-メチル-2-オキソ-イミダゾリジン-1-イルメチル)-フェノキシ]-4-メトキシ-フェニル}-酢酸 (化合物 3-4)から選択されることを特徴とする化合物。
請求項44
プロスタグランジンD2により媒介又は依存する疾患又は疾病を処置する場合に使用する請求項1乃至43いずれか1つに記載の化合物。
請求項45
前記疾患又は疾病が、呼吸器系疾患または疾病、アレルギー性疾患又は疾病、あるいは炎症性疾患又は疾病であることを特徴とする請求項44記載の化合物。
請求項46
前記疾患又は疾病が喘息であることを特徴とする請求項44記載の化合物。
請求項47
前記疾患又は疾病がCOPDであることを特徴とする請求項44記載の化合物。
請求項48
前記疾患又は疾病がアレルギー性鼻炎であることを特徴とする請求項44記載の化合物。
請求項49
請求項1乃至43いずれかに記載の治療的に有効な量の化合物又は薬学的に許容可能なそれらの塩、並びに薬学的に許容可能な希釈剤、薬学的に許容可能な賦形剤、及び薬学的に許容可能な担体から選択される少なくとも1つの薬学的に許容可能な不活性成分を含むことを特徴とする医薬組成物。
請求項50
前記医薬組成物は、静脈内注射、経口投与、吸入、経鼻投与、局所性投与、点眼投与、又は点耳投与用に処方されること特徴とする請求項49記載の医薬組成物。
請求項51
前記医薬組成物は、錠剤、丸薬、カプセル、溶液、吸入薬、点鼻液、坐薬、懸濁剤、ゲル、コロイド、分散、懸濁剤、水溶液、エマルション、軟膏、ローション剤、点眼剤又は点耳薬である請求項49記載の医薬組成物。
請求項52
前記医薬組成物が、5-リポキシゲナーゼ活性化タンパク質インヒビター、5-リポキシゲナーゼインヒビター、CYSLTR1アンタゴニスト、トロンボキサンアンタゴニスト、DP1受容体アンタゴニスト、DP1受容体アゴニスト、IP受容体アゴニスト、ケモカイン受容体アンタゴニスト、IL5抗体、気管支拡張薬、ロイコトリエン受容体アンタゴニスト、ロイコトリエン形成阻害剤、充血除去剤、抗ヒスタミン薬、粘液溶解剤、副腎皮質ステロイド、グルココルチコイド、抗コリン薬、鎮咳薬、鎮痛剤、去痰薬、及びβ-2 アゴニストから選択される1以上の追加の治療的に活性な薬剤をさらに備えることを特徴とする請求項49乃至51いずれかに記載の医薬組成物。
請求項53
哺乳動物におけるPGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病を処置するための薬物であって、前記薬剤が請求項1乃至43いずれかに記載の治療的に有効な量の化合物を含むことを特徴とする薬剤。
請求項54
哺乳動物のPGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病の処置のための薬物の製造における請求項1乃至43いずれか1つに記載の化合物の使用。
請求項55
前記PGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病が、呼吸器系疾患又は疾病、アレルギー性疾患又は疾病、あるいは炎症性疾患又は疾病であることを特徴とする請求項54記載の使用。
請求項56
前記PGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病が、喘息であることを特徴とする請求項54記載の使用。
請求項57
前記PGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病が、COPDであることを特徴とする請求項54記載の使用。
請求項58
前記PGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病が、アレルギー性鼻炎であることを特徴とする請求項54記載の使用。
請求項59
哺乳動物におけるPGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病を処置するための方法であって、前記方法は、請求項1乃至43のいずれかに記載の治療的に有効な量の化合物を該哺乳動物に投与する段階を備えることを特徴とする方法。
請求項60
前記PGD2-依存又はPGD2-媒介疾患又は疾病が、喘息、鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺高血圧症、間質性肺線維症、嚢胞性線維症、関節炎、アレルギー、乾癬、炎症性腸疾患、成人呼吸促迫症候群、心筋梗塞、動脈瘤、脳卒中、癌、創傷治癒、エンドトキシンショック、疼痛、炎症性疾病、好酸球性食道炎、好酸球関連消化器疾患(EGID)、特発性好酸球増多症候群、耳炎、気道狭窄、粘液分泌、鼻閉、増加細小血管透過性及び好酸球の動員、蕁麻疹、副鼻腔炎、血管浮腫、過敏性、慢性咳並びにチャーグ・ストラウス症候群から選択されることを特徴とする請求項59記載の方法。
請求項61
PGD2-依存疾患又は疾病が、呼吸器障害であることを特徴とする請求項59記載の方法。
請求項62
前記呼吸器障害が喘息、鼻炎、又は慢性閉塞性肺疾患(COPD)であることを特徴とする請求項61記載の方法。
請求項63
前記方法が更に、5-リポキシゲナーゼ活性化タンパク質阻害剤、5-リポキシゲナーゼ阻害剤、CYSLTR1アンタゴニスト、CYSLTR2 アンタゴニスト、BLT1 アンタゴニスト、BLT2アンタゴニスト、トロンボキサンアンタゴニスト、DP1受容体アンタゴニスト、DP1受容体アゴニスト、IP受容体アゴニスト、抗-IgE、ケモカイン受容体アンタゴニスト、IL5抗体、気管支拡張薬、テオフィリン、ロイコトリエン受容体アンタゴニスト、ロイコトリエン形成阻害剤、充血除去剤、抗ヒスタミン薬、粘液溶解剤、副腎皮質ステロイド、グルココルチコイド、抗コリン薬、鎮咳薬、鎮痛剤、去痰薬、及びβ-2 アゴニストから選択される第2の治療薬を哺乳動物に投与する段階を含むことを特徴とする請求項59乃至62いずれかに記載の方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
US20170196848A1|2017-07-13|Prodrugs of NH-Acidic Compounds: Ester, Carbonate, Carbamate and Phosphonate Derivatives
US9827258B2|2017-11-28|Bicyclic aryl sphingosine 1-phosphate analogs
JP5855162B2|2016-02-09|Crth2アンタゴニスト活性を有する化合物
US9650339B2|2017-05-16|Inhibitors of histone demethylases
US10793535B2|2020-10-06|Heterocyclic glutaminase inhibitors
TWI668226B|2019-08-11|Prodrug of pyridine ketamine as a nanochannel regulator
US20160143902A1|2016-05-26|Combination of morphinan compounds and antidepressant for the treatment of pseudobulbar affect, neurolgical diseases, intractable and chronic pain and brain injury
US10478412B2|2019-11-19|GABA conjugates and methods of use thereof
US9334261B2|2016-05-10|Autotaxin inhibitor compounds
JP5047175B2|2012-10-10|Azole and thiazole derivatives and uses thereof
US7432281B2|2008-10-07|Amide derivatives as ion-channel ligands and pharmaceutical compositions and methods of using the same
JP3655193B2|2005-06-02|Cetp阻害剤としての4−カルボキシアミノ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン類
US9572785B2|2017-02-21|DP2 antagonist and uses thereof
TWI643853B|2018-12-11|同時具有β2腎上腺素受體促效劑和M3毒蕈鹼受體拮抗劑活性之2-氨基-1-羥乙基-8-羥基喹啉-2|-酮衍生物之鹽類
KR101679400B1|2016-11-24|트라마돌 및 NSAIDs의 공결정
US7897639B2|2011-03-01|Carbamoyl esters that inhibit cholinesterase and release pharmacologically active agents
EP2215048B1|2015-10-28|P2x3 receptor antagonists for treatment of pain
ES2568629T3|2016-05-03|Derivados deuterados de isoindolin-1,3-diona como inhibidores de PDE4 y TNF-alfa
TWI317359B|2009-11-21|N-phenyl-arylsulfonamide compound and the pharmaceuticals containing the same as active ingredient
EP2215049B1|2019-06-12|P2x3, receptor antagonists for treatment of pain
JP6337109B2|2018-06-06|Sulfonamides as regulators of sodium channels
US6423728B1|2002-07-23|Heterocyclic thioamide derivatives
JP6374962B2|2018-08-15|Salts of 2-amino-1-hydroxyethyl-8-hydroxyquinolin-2 | -one derivatives having both muscarinic receptor antagonist activity and β2 adrenergic receptor agonist activity
JP2013506695A|2013-02-28|リゾホスファチジン酸受容体アンタゴニストとしての化合物
ES2282923T3|2007-10-16||-2-n-propilamino-5-hidroxi-tetralina como agente terapeutico agonista de d3.
同族专利:
公开号 | 公开日
WO2009102893A2|2009-08-20|
WO2009102893A3|2009-10-08|
EP2257536A4|2011-03-23|
US20110098302A1|2011-04-28|
EP2257536A2|2010-12-08|
US8242145B2|2012-08-14|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]