![]() 血管プロテーゼおよび送り込み器具
专利摘要:
血管の分岐領域に配置するためのプロテーゼ。当該プロテーゼは、第1および第2の端部(12,13)を備えた筒状部(11)を有する主管(10)と、筒状部の第1の端部から突出する少なくとも一つの突出部(14,15,16)とを具備してなる。一つ以上の分岐管(17,18)が、突出部に隣接するポジションにおいて、筒状部あるいは突出部に対して接続され、かつ、そこから延在している。それに対して分岐管が取り付けられるプロテーゼの一部分は、プロテーゼの他の部分よりも、よりフレキシブルであり、かつ/または弾力性に富んでいてもよい。 公开号:JP2011512217A 申请号:JP2010547248 申请日:2009-02-23 公开日:2011-04-21 发明作者:トーマス・キーブル;マーティン・ロスマン 申请人:バーツ・アンド・ザ・ロンドン・エヌエイチエス・トラスト; IPC主号:A61F2-06
专利说明:
[0001] 本発明は、特に(必ずしもこれに限定されるわけではないが)血管の動脈瘤あるいは解離の治療において使用するための血管用のプロテーゼならびに血管に対してプロテーゼを送り込むための送り込み器具に関する。] 背景技術 [0002] 動脈瘤は血管、たとえば動脈の壁の恒久的拡張であり、これは、血管の血行動態を混乱させる。動脈瘤は血管のある領域において血液の流れを停止させることがあり、血餅生成のリスクを高めるが、これは脳塞栓を引き起こすことがある。さらに、血管の構造的な壁の完全性の低下が生じることがあるが、これは、血管の効率の低下を引き起こすと共に心臓の筋肉に大きな負荷をかけ、心不全あるいは血管破裂のリスクを高める。] [0003] 解離は、血管の内膜における裂け傷あるいは血管のコラーゲン/エラスチン壁組織の層剥離である。解離は、血管内の虚内腔(すなわち内部空隙)を生じることがある。虚内腔によって血液が溜まる領域が生じることがあり、これは、血餅生成およびそれに続く脳塞栓のリスクを高める。ひどい解離によって血管の完全性が中断され、そして、たとえば胸腔内へ血管から出血することさえあり、これは短時間のうちに死を招く。] [0004] 特に動脈瘤および解離が生じがちな分岐領域は、大動脈根が右および左側冠状動脈(これは心臓の筋肉に酸素含有血液を供給する)と出会う上行大動脈の領域である。大動脈根は左心室と大動脈との間のインターフェースに大動脈弁を含むが、これは、酸素含有血液が大動脈に流入することを可能とする。冠状動脈の小孔は大動脈弁に非常に接近して存在している。] [0005] 解離および動脈瘤の従来の治療法としては、(血管に対するダメージの程度に依存して)問題のある組織を除去する外科的切除、あるいは傷付いた血管壁への機械的負荷を除去すると共に血液の輸送のための血行力学的に適合した管路を提供するための血管の内腔内への筒状プロテーゼあるいはステントグラフトの挿入が挙げられる。プロテーゼは、従来、Dacron(登録商標)あるいは高密度ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から製造される。] [0006] プロテーゼおよびステントグラフトは、血管の分岐領域、すなわち血管が枝分かれする領域に配置するために設計されてきた。たとえば、特許文献1〜4は、主として、大動脈の腸骨分岐点に配置される分岐プロテーゼ/ステントグラフトを開示している。このプロテーゼは、主管と第1の分岐管と第2の分岐管とを具備してなる。主管は大動脈内に位置するよう設計され、そして第1および第2の分岐管はそれぞれの腸骨動脈内に位置するよう設計される。] [0007] 非特許文献1は、大動脈枝用の管を含むステントグラフトならびに導入方法を開示している。] [0008] プロテーゼおよびステントグラフトは大動脈根に配置するために設計されてきたが、こうしたプロテーゼは、損傷した大動脈弁に取って代わるかあるいはそのバックアップを実現するための人工の弁を具備してなる。そうしたプロテーゼの例は、特許文献5〜8に見出すことができる。] [0009] 国際公開第00/042948号パンフレット 国際公開第03/082153号パンフレット 国際公開第05/122957号パンフレット 米国特許第5,984,955号明細書 米国特許第6,482,228号明細書 米国特許第6,790,230号明細書 米国特許出願公開第2006/155363号明細書 欧州特許第0592410号明細書] 先行技術 [0010] Journal article:K.Inoue他、Aortic Arch Reconstruction by Transluminally Placed Endovascular Branched Stent Graft,Circulation、1999年;100] 課題を解決するための手段 [0011] 本発明の第1の態様によれば、血管の分岐領域に配置するためのプロテーゼが提供されるが、当該プロテーゼは、 第1および第2の端部を備えた筒状部および第1の突出部を有する主管であって、第1の突出部は筒状部の第1の端部から突出している主管と、 第1の分岐管と、を具備してなり、 この第1の分岐管は、 (a)第1の突出部、あるいは、 (b)第1の突出部に隣接するポジションにおける筒状部に対して接続されており、かつ、そこから延在している。] [0012] 血管の分岐領域内にプロテーゼを配置することによって、それは、血管自体への物理的負荷を緩和できる。] [0013] 本発明の第2の態様によれば、血管の分岐領域(分岐領域は主血管と一つ以上の分岐血管とを有する)にプロテーゼを送り込むための方法が提供されるが、当該方法は、 プロテーゼを提供するステップであって、当該プロテーゼは、 第1および第2の端部を備えた筒状部および第1の突出部を有する主管であって、第1の突出部は筒状部の第1の端部から突出している主管と、 第1の分岐管と、を具備してなり、この第1の分岐管は、 (a)第1の突出部、あるいは、 (b)第1の突出部に隣接するポジションにおける筒状部に対して接続されており、かつ、そこから延在しているものであるステップと、 主管が主血管内に位置し、かつ、第1の分岐管が枝血管の一つの中に位置するように血管の分岐領域にプロテーゼを送り込むステップと、を具備する。] [0014] 好ましくは、本発明の第1および/または第2の態様のプロテーゼは、主管の第1の端部から突出する第2の筒状部と、(a)第2の突出部あるいは(b)第2の突出部に隣接するポジションにおける筒状部に対して接続されておりかつそこから延在している第2の分岐管とを具備してなる。第1および第2の突出部間にはギャップがもたらされる。第2の分岐管は、分岐血管の他方内に配置するためのものである。] [0015] 突出部に隣接して、分岐管を筒状部に接続する場合、好ましくは、分岐管は、筒状部の第1の端部から1cm以下の、さらに好ましくは0.5cm以下、そして最も好ましくは0.2cm以下のポジションにおいて接続される。] [0016] 突出部は、筒状部および突出部の両方に接続されてもよい。] [0017] 好ましくは、大動脈根の分岐領域に配置されるためのものであるが、ここは、大動脈が右および左側冠状動脈と出会う場所であり、主管、第1の分岐管および第2の分岐管は、それぞれ、大動脈、右側冠状動脈および左側冠状動脈内に配置されることになる。] [0018] 第1および第2の突出部から、あるいは突出部に隣接する主管上のポジションから延在するように第1および第2の分岐部を配置することによって、プロテーゼと大動脈弁との間の干渉を防止できる。さらに詳しくは、(大動脈根100の構造を極めて大まかに示している)図1を参照すると、大動脈弁100は、左および右側冠状動脈101,102に隣接して、上行大動脈の底に位置している。弁100は三つの弁小葉部103を備える。各小葉部103の側縁104は、隣接する弁小葉部103の側縁104と解放可能に係合している。小葉部103は概して半月形状であり、それぞれがボウル状キャビティを形成している。小葉部103は、隣接する側縁が出会う三つの放射状に延在する隆起105を形成するように、その側縁104に向かって隆起している。隆起部105は弁100の中央領域106から、弁100の周囲に位置する交連ポイント107(すなわち側縁が接するポイント)へと隆起している。大動脈弁100の構造は、隆起部105が、この隆起部105間の中央領域における大動脈の壁内に存在する冠状小孔108よりも高い交連ポイント107へと延在できるようなものである。] 図1 [0019] 患者の大動脈弁の隆起部が冠状動脈小孔よりも高く延在している患者に対して使用するために、分岐管は突出部に対して接続されていることが好ましい。こうした状況では、プロテーゼの第1および第2の分岐部が、その代わりに、主管の筒状部につながりかつそこから延在するように配置される場合、筒状部は大動脈弁の隆起部よりも下方に延在するように押しやられることがあり、主管と大動脈弁との間の干渉が生じる。これは、大動脈弁に対する損傷を引き起こし、かつ/または、その機能不全を引き起こすことがある。だが、本発明のこの態様においては、プロテーゼは突出部を備え、この部分は大動脈弁の隆起部の間で、小葉部のボウル状キャビティ内へと突出でき、これによって干渉を伴わずに隆起部が迂回される。一つ以上の突出部が存在する場合、隣接する突出部間に設けられるギャップが隆起部を収容する。] [0020] しかしながら、プロテーゼが、患者の大動脈弁の隆起部が冠状動脈小孔よりも高く延在していない患者に対して使用するためのものである場合、分岐管は筒状部または突出部のいずれかに接続することができる。一方あるいは両方の分岐管が筒状部に対して接続される場合、接続ポイントに隣接して突出部を有することが有利である。というのは、それは、分岐管の突出部側に主管に対するさらなる構造体を提供するからであり、この構造体は、上述したように、それが大動脈弁と必ずしも干渉しないであろうように配置される。付加的構造体を提供することによって、分岐管は、冠状動脈小孔内に、よりしっかりと配置できる。] [0021] 概して、突出部は、筒状部の全周を取り囲むように延在しない筒状部の延長部と見なすことができ、したがって、その間に、大動脈弁の隆起部を収めることが可能なギャップを有することができる。] [0022] それにもかかわらず、本発明のプロテーゼが、大動脈根における分岐領域ではなく血管の分岐領域のために使用できることは明らかであり、この場合、大動脈弁に対する異なる障害物は、分岐管を枝血管内に配置することを可能とするように誘導される必要がある。] [0023] 突出部はそれぞれ、主管の筒状部の壁材と同一であるかあるいはそれとは異なる壁材からなることができる。各突出部の壁は、筒状部の第1の端部においてリムあるいは冠状領域につながっていてもよい。好ましくは、各突出部は、筒状壁部の周長の半分未満、より好ましくは三分の一未満を取り囲むように延在する筒状壁部の領域に対してつながっている。好ましくは、突出部は丸みを帯びた縁を有するが、この場合、突出部は葉状部と見なすことができる。丸みを帯びた縁を有することによって、突出部と接触した際の血管への損傷を最小限に抑えることができ、しかも、突出部は、弁の隆起部間で、弁小葉部によってもたらされるボウル状キャビティ内に嵌まり込むのにより適切な形状を有することができる。] [0024] 突出部は、筒状部の延長方向に、主管の筒状壁部の第1の端部から突出してもよく、延長方向はその第1および第2の端部間の筒状部の延長方向である。これに代えて、突出部は、筒状部の延長方向と交差する方向に突出してもよい。好ましくは、突出部は、筒状部の延長方向から90度未満の、より好ましくは45度未満の方向に突出する。] [0025] 好ましくは、プロテーゼは、筒状部の壁材を支持し、かつ、突出部の壁材を支持してもよいスカフォードを具備してなる。スカフォードは、一つ以上のワイヤリングを含んでいてもよい。ワイヤリングはジグザグ経路をたどってもよい。ワイヤリングはZステントあるいは他の形態のステントであってもよい。] [0026] プロテーゼに沿って互いに離間した、二つ、三つ、あるいはそれ以上のワイヤリング(たとえばステント)あるいはその他のスカフォード部材が存在してもよい。] [0027] 一つ以上のさらなるスカフォード部材、たとえばタイバーを、隣接するワイヤリングを連結するために使用することができる。こうした連結スカフォード部材は、ワイヤリング間でプロテーゼに沿って概ね長手方向に延在できる。スカフォード内でワイヤリングの各隣接する対を接続する一つ、二つ、三つ、あるいはそれ以上の連結部材が存在してもよい。] [0028] ある実施形態では、連結スカフォード部材は、プロテーゼの外周を取り囲むように非対称に配置される。たとえば、連結部材はプロテーゼの一方側に面するように配置でき、これによって、それらは、実質的に、ワイヤリングがその側で互いに離間するように動くのを阻止し、その一方で、反対側ではワイヤリングが互いにさらに動くことを可能とし、プロテーゼが上記一方側に向かって湾曲することを可能とする。これは、たとえば、プロテーゼが大動脈あるいはそれが配置されることになるその他の血管の湾曲に適合することを可能とするために望ましいであろう。] [0029] スカフォードが三つあるいはそれ以上のワイヤリングを具備してなる場合、ワイヤ部材の個々の隣接対を連結する連結部材は、好ましくは、互いに整列した状態とされない。第1および第2のワイヤリングを接続する連結部材は、たとえば、第2のワイヤリングを第3のワイヤリングに対して接続するものよりも、プロテーゼの外周まわりで、より近接して離間していてもよい。たとえば連結部材がない隣接ワイヤリング間にプロテーゼの一部の上記対向する側のより小さなあるいはより大きなアークを残すために、連結部材の相対ポジションの適切な選択によって、プロテーゼの可能な湾曲の量および方向を制御できる。] [0030] ワイヤリングの一つが筒状部の第1の端部に隣接して配置されてもよい。このワイヤリングのジグザグは筒状部から突出し、そして突出部の外縁を画定するように機能してもよい。] [0031] プロテーゼは、プロテーゼ弁、たとえばプロテーゼ大動脈弁を備えていてもよい。これは、実際の大動脈弁が損傷した場合に採用可能である。プロテーゼ大動脈弁は、上述した実際の大動脈弁と実質的に同じ形態を有していてもよい。たとえば、それは、三つの弁小葉部を備えていてもよく、各小葉部の側縁は、隣接する弁小葉部の側縁と解放可能に係合させられる。小葉部は、実質的に半月形状で、それぞれがボウル状キャビティを形成していてもよい。小葉部は、隣接する側縁が出会う三つの放射状に延在する隆起部を形成するように、その側縁に向かって起立していてもよい。隆起部は、弁の周囲に配置された交連ポイントへと、弁の中央領域から起立していてもよい。] [0032] 人工大動脈弁は、主管の突出部に隣接して設けられてもよい。好ましくは、こうした状況では、交連ポイントは、隣接する突出部間で主管の筒状部に対して接続される。] [0033] 好ましくは、筒状部は、使用時に、それと上行大動脈の壁との間に血液が流れるのを阻止するため、その外面に周方向シーリング要素を具備してなる。好ましくは、シーリング要素は、筒状部の第1の端部に隣接して設けられる。シーリング要素は、使用時に、洞管状接続部に位置してもよい。それにもかかわらず、シーリング要素は、筒状部の第1および第2の端部間のどこにでも配置することができる。] [0034] 好ましくは、プロテーゼは、拡張および収縮状態間で作動できる。プロテーゼは、分岐領域への送り込み中、収縮状態に置くことができ、この結果、それは、送り込みの間、妨害される可能性が低下する。その後、分岐領域に配置されると、それは使用のために拡張できる。好ましくは、プロテーゼは、それが収縮状態に置かれたとき、突出部の壁が、部分的にあるいは完全に、それに接続されるか隣接する分岐管を取り囲むように配置される。したがって、プロテーゼはよりコンパクトでかつ流線状の形態を取ることができ、分岐管が分岐領域への送り込み中に邪魔される可能性が低減される。] [0035] 上述したように、プロテーゼの突出部は、プロテーゼと大動脈弁との間の接触を最小限に抑えるために採用できるが、プロテーゼがプロテーゼ大動脈弁を備える場合、突出部はそれが実際の大動脈弁を押圧し、それを開放するように配置されてもよい。突出部は、血管の壁に対して弁小葉部の一つ以上を押し付けてもよい。実際の大動脈弁を開放ポジションで維持することによって、二つの弁が同時に機能することに伴って生じる潜在的な問題を回避できる。大動脈弁を開放状態へと押しやるための突出部を採用することによって、たとえば弁小葉部の中央領域を押しやるための大動脈弁の適当な部分を標的とすることができる。さらに、主管の素材の量を最小限にすることができ、プロテーゼが、その折り畳み状態でよりコンパクトな形態をとることが可能となる。] [0036] 本発明の第3の態様によれば、大動脈が右および左側冠状動脈と出会う大動脈根の分岐領域に配置するためのプロテーゼが提供されるが、当該プロテーゼは、 大動脈内に配置するための主管であって、第1および第2の端部を有し、第1の端部は第2の端部の上流側で大動脈根内に配置するためのものである主管と、 主管の第1および第2の端部間に置かれたポジションにおいて主管に接続された第1の分岐管であって、左および右冠状動脈の一方内に配置するためのものである第1の分岐管と、 プロテーゼ大動脈弁と、を具備してなり、 第1の分岐管と主管の接続ポジションと主管の第1の端部との間の距離は、第1の分岐管が左および右冠状動脈の一方内に配置されたとき、主管の第1の端部は、それが大動脈弁を押圧するポジションまで大動脈根内で延在し、大動脈弁を開放ポジションで維持するようなものである。] [0037] 本発明の第4の態様によれば、大動脈が右および左側冠状動脈と出会う大動脈根の分岐領域へプロテーゼを送り込むための方法が提供されるが、当該方法は、 プロテーゼを提供するステップであって、当該プロテーゼは、 第1および第2の端部を有する主管と、 この主管の第1および第2の端部間に置かれたポジションにおいて主管に対して接続された第1の分岐管と、 プロテーゼ大動脈弁と、を具備してなるものであるステップと、 プロテーゼを分岐領域へと送り込むと共に、主管を大動脈内に、そして第1の分岐管を左および右側冠状動脈の一方内に配置し、これによって、主管の第1の端部で大動脈弁を押圧し、大動脈弁を開放ポジションで維持するステップと、を具備してなる。] [0038] 本発明の第1および第2の態様に関して先に説明したように、大動脈弁を開放ポジションで維持することによって、二つの弁が同時に機能することに伴って生じ得る問題を回避できる。] [0039] 好ましくは、プロテーゼは、左および右側冠状動脈の他方内に配置するための、主管に接続された第2の分岐管を具備してなる。] [0040] 好ましくは、第1の分岐管と主管との接続部と、主管の第1の端部との間の距離は、少なくとも1cm、好ましくは1cmないし2cmである。] [0041] 主管は円筒状であってもよい。それは、その第1および第2の端部間に円筒壁を有していてもよい。代替例として、主管は、本発明の第1の態様に関して先に説明したように、筒状部および一つ以上の突出部を有していてもよい。] [0042] 好ましくは、本発明の上記態様の一つ以上において、分岐管は、フレキシブルでありかつ/または弾力性に富む突出部、主管あるいは筒状部の壁の領域に対してつながる。好ましくは、この壁領域は、主管の残部、たとえば筒状部の壁よりも、さらに弾力性に富む。フレキシブルでありかつ/または弾力性に富む壁領域につながることによって、分岐管は、全体としてプロテーゼに対して、あるいは互いに、一層容易に動くことができる。これによって、異なる解剖学的形態を有する血管の分岐領域において使用するための、より高い適応性をプロテーゼに対して付与できる。] [0043] 本発明の第5の態様によれば、血管の分岐領域に配置するためのプロテーゼが提供されるが、当該プロテーゼは、 主管であって、その第1および第2の端部間で延在する壁を有する主管と、 一つ以上の分岐管とを具備してなり、 主管の壁は、第1のセクションおよび第2のセクションを具備してなり、第2のセクションは第1のセクションよりも、さらにフレキシブルでありかつ/または弾力性に富み、かつ、 一つ以上の分岐管は、第2のセクションに対して接続されると共に、この第2のセクションから延在する。] [0044] 本発明の第6の態様によれば、血管の分岐領域(この分岐領域は、主血管と一つ以上の枝血管とを有する)へプロテーゼを送り込むための方法が提供されるが、当該方法は、 プロテーゼを提供するステップであって、当該プロテーゼは、 主管であって、その第1および第2の端部間で延在する壁を有する主管と、 一つ以上の分岐管とを具備してなり、 主管の壁は、第1のセクションおよび第2のセクションを具備してなり、第2のセクションは第1のセクションよりも、さらにフレキシブルでありかつ/または弾力性に富み、かつ、 一つ以上の分岐管は、第2のセクションに対して接続されると共に、この第2のセクションから延在しているものであるステップと、 主管が主血管内に位置し、かつ、第1の分岐管が枝血管の一つの中に位置するように、プロテーゼを血管の分岐領域へと送り込むステップと、 を具備する。] [0045] 第5および第6態様においては、好ましくは、分岐領域は、大動脈が左および右側冠状動脈と出会う大動脈根の分岐領域である。] [0046] 主管は、上述したように、支持枠を備えた壁材からなっていてもよい。第2のセクションが第1のセクションよりもさらにフレキシブルでありかつ/または弾力性に富むように、それは、支持枠を持たなくても(たとえばZステントを持たなくても)、あるいは(それを支持するための)第1のセクションよりも少ない量の支持枠を有していてもよい。これに代えて、あるいは加えて、第2のセクションの壁材の特性(たとえば、素材の厚み、組織および/または化学的特性)は、第2のセクションが第1のセクションよりもさらにフレキシブルでありかつ/または弾力性に富むようなものであってもよい。] [0047] 第1および第2のセクションは、主管の周壁セクションであってもよい。主管の壁は第3のセクション、たとえば第3の周壁セクションを備えていてもよく、第2のセクションはまた、第3のセクションよりも、さらにフレキシブルでありかつ/または弾力性に富んでいる。] [0048] 第2の周壁セクションは第1および第3の周壁セクション間に設けられてもよく、一つ以上の分岐管は第2の周壁セクションに対して接続される。] [0049] 主管のよりフレキシブルでありかつ/または弾力性に富む部分につながるように分岐管を配置することによって、分岐管は、互いに、あるいはプロテーゼに対して全体として、かなりの程度動くことができる。これによって、異なる解剖学的形態を有する血管の分岐管において使用するための、より高い適応性をプロテーゼに対して付与できる。] [0050] 好ましくは、本発明の上記態様のいずれか一つ以上のプロテーゼは、経皮的に分岐領域へと送り込まれる。好ましくは、カテーテル器具は、プロテーゼを分岐領域へと送り込むために使用される。] [0051] カテーテル器具は、プロテーゼを分岐領域へと押しやるためのコアカテーテルと、分岐管を個々の枝血管内に押しやるためのアクチュエータとを備えていてもよい。好ましくは、コアカテーテルは、その遠位端部において、プロテーゼと係合するためのプッシュ要素に接続される。プッシュ要素は、プロテーゼと係合するための平坦な遠位面を有していてもよい。好ましくは、アクチュエータは、プッシュ要素に対して、可動的に取り付けられる(たとえばスライド可能に取り付けられる)。] [0052] 本発明の第7の態様によれば、血管の分岐領域にプロテーゼ(このプロテーゼは主管と一つ以上の分岐管とを具備してなる)を送り込むためのカテーテル器具が提供されるが、当該カテーテル器具は、 遠位端部および近位端部を有するカテーテルコアと、 プロテーゼと係合すると共にそれを押しやるためにコアカテーテルの遠位端部に設けられたプッシュ要素と、 プロテーゼの一つ以上の分岐管を押しやるための一つ以上のアクチュエータと、を具備してなり、 アクチュエータはプッシュ要素に対して動作可能に設けられる。] [0053] 本発明の第8の態様によれば、血管の分岐領域(この分岐領域は主血管と一つ以上の枝血管とを有する)にプロテーゼを送り込む方法が提供されるが、当該方法は、 主管および一つ以上の分岐管を具備してなるプロテーゼを提供するステップと、 遠位端部および近位端部を有するコアカテーテルおよび遠位端部のプッシュ要素を提供するステップであって、一つ以上のアクチュエータはプッシュ要素に対して動作可能に設けられたものであるステップと、 プッシュ要素がプロテーゼを分岐領域へと押しやるようにコアカテーテルを動かすステップと、 アクチュエータが一つ以上の分岐管を一つ以上の枝血管内へと押しやるように、プッシュ要素に対して一つ以上のアクチュエータを動かすステップと、を具備してなる。] [0054] 好ましくは、プロテーゼは、本発明の第1、第3および/または第5の態様に関して先に説明したようなプロテーゼであってもよい。] [0055] 好ましくは、アクチュエータはプッシュ要素に対してスライド可能に取り付けられる。本発明の上記態様においては、アクチュエータをプッシュ要素に対してスライド可能に配置するために、プッシュ要素は孔すなわち内腔(それを経てアクチュエータが突出できる)を備えていてもよい。プッシュ要素は、コアカテーテルの延長方向と実質的に直交する方向に延在する側方領域を有していてもよく、孔はプッシュ要素の側方領域に設けられる。] [0056] 好ましくは、アクチュエータはそれぞれバルーンカテーテルを備えていてもよい。バルーンカテーテルはアクチュエータスリーブ内に設けられてもよい。] [0057] 好ましくは、カテーテル器具は補強ライナースリーブを具備してなり、この補強ライナースリーブは、コア、プッシュ要素および/またはアクチュエータの上に配置するためのものであり、一方、カテーテル器具は分岐領域に向かって動かされる。ライナースリーブは、たとえば、編組金属あるいは螺旋配置金属によって補強されてもよい。ライナースリーブは、カテーテル器具がコンパクトでかつ流線形のプロファイルをとることを可能とし、しかも、カテーテルの一部がタイトコーナー、たとえば上行大動脈の湾曲部を通過するとき、それが捩れるのを阻止し得る。] [0058] 以下、図面を参照して、本発明を具現化している実例について説明する。] 図面の簡単な説明 [0059] 大動脈根の代表的な構造を示す図である。 本発明の第1実施形態に基づくプロテーゼの斜視図である。 本発明の第1実施形態に基づくプロテーゼの端面図である。 本発明の第2実施形態に基づくプロテーゼの斜視図である。 本発明の第3実施形態に基づくプロテーゼの側面図である。 本発明の第3実施形態に基づくプロテーゼの端面図である。 本発明の第4実施形態に基づくプロテーゼの側面図である。 本発明の第4実施形態に基づくプロテーゼの端面図である。 本発明の第5実施形態に基づくプロテーゼの側面図である。 本発明の第5実施形態に基づくプロテーゼの端面図である。 本発明の第6実施形態に基づくプロテーゼの側面図である。 本発明の第6実施形態に基づくプロテーゼの端面図である。 本発明の第7実施形態に基づくプロテーゼの側面図である。 本発明の第8実施形態に基づくプロテーゼの、収縮状態での側面図である。 本発明の第8実施形態に基づくプロテーゼの、収縮状態での端面図である。 図9aおよび図9bのプロテーゼの突出部の拡大側面図である。 図9aおよび図9bのプロテーゼの突出部の拡大端面図である。 本発明の第9実施形態に基づくプロテーゼの斜視図である。 本発明の一実施形態に基づく、血管の分岐領域へとプロテーゼを送り込むための器具の側面図である。 本発明の一実施形態に基づく、血管の分岐領域へとプロテーゼを送り込むための器具の側面図である。 本発明の一実施形態に基づく、血管の分岐領域へとプロテーゼを送り込むための器具の側面図である。 本発明の一実施形態に基づく、血管の分岐領域へとプロテーゼを送り込むための器具の側面図である。 本発明の一実施形態に基づくプロテーゼの直線形態でのイメージを示す図である。 プロテーゼの主管に対して分岐管をある程度曲げた状態で、図15のプロテーゼのイメージを示す図である。 図15のプロテーゼの湾曲形態でのイメージを示す図である。 図15のプロテーゼのためのステントスカフォード構造体の正面図である。 図15のプロテーゼのためのステントスカフォード構造体の概略側面図である。 ステント支持枠がプロテーゼが湾曲することを可能とする方策を示す図である。 ステント支持枠がプロテーゼが湾曲することを可能とする方策を示す図である。 配置中に大動脈根内の本来の位置にある図15のプロテーゼを示す図である。] 図15 実施例 [0060] 図2aおよび図2bを参照すると、本発明の第1の態様に基づくプロテーゼは、第1および第2の端部12,13を備えた筒状壁部11を有する主管10を具備してなるが、筒状部11は、その延長方向(この方向は図2aにおいて線A−Aで示される)に第1および第2端部間で延在している。第1および第2の開口121,131が、筒状壁部の第1および第2の端部12,13にそれぞれ設けられている。主管10はさらに、第1、第2および第3の突出部14,15,16を具備してなるが、これらは、筒状壁部11の第1の端部12に結合されている。第3の突出部16は図2aには示されていないが、図2bには示されている。] 図2a 図2b [0061] 主管10は、収縮状態と拡張状態との間で動作可能である。主管10は、図2aおよび図2bにのみ拡張状態で示されている。プロテーゼは、分岐領域への送り込みの間、収縮ポジションに置くことが可能であり、この結果、送り込みの間、進行を妨害されることはない。その後、分岐領域に位置させられると、それは使用のために拡張させられる。] 図2a 図2b [0062] 筒状部11の壁材は、シリコーン被覆ナイロンテキスタイルであってもよく、この素材は複数の一体型Zステント112によって支持される。Zステント112は、たとえば、素材中に縫い込まれてもよい。] [0063] 筒状部11は、第1の開口1を取り囲む実質的に円形のリム111を有する。第1、第2および第3の突出部14,15,16はこのリム111に結合されている。各突出部は、この実施形態では、リム111の三分の一未満に結合されている。] [0064] 突出部14,15,16は、この実施形態では、薄壁葉状要素である。プロテーゼ1は、第1および第2の分岐管17,18を具備してなるが、これは、それぞれ第1および第2の突出部14,15に結合されている。分岐管17,18は筒状壁を具備してなるが、これは拡張可能なステント172,182によって支持されており、これは、使用時に、個々の枝血管内で分岐管を定着させるために拡張可能である。分岐管17,18は、流体が開口171,181を通り、そして分岐管14,15内へと流れ込むことを可能とするために、第1および第2の突出部14,15の個々の開口171,181の上に位置する。] [0065] プロテーゼ1は、大動脈根の分岐領域に配置されるよう構成されるが、ここは、大動脈が右および左側冠状動脈と出会う場所である。プロテーゼ1が配置されるとき、主管10は、上行大動脈内に配置されるように構成され、そして第1および第2の分岐管14,15は、それぞれ右および左側冠状動脈内に配置されるように構成される。第1および第2の分岐管14,15を突出部14,15,16上に配置することによって、プロテーゼ1は、大動脈根に配置された大動脈弁との干渉(これは弁の機能不全および/または損傷を引き起こし得る)を伴わずに、冠状動脈内に挿入するために上行大動脈の下方の十分遠方のポジションへと延在できる。特に、突出部14,15,16は、大動脈弁の半月形小葉部によってもたらされるボウル状キャビティ内へと延在するよう配置され(図1参照)、かつ、突出部間のギャップは、プロテーゼ1と大動脈弁との間の接触をほとんどあるいは全く伴わずに、小葉部間に存在する隆起部および接合部を収容するよう配置される。突出部間にもたらされるギャップは、図2bにおいて、矢印Gで大まかに示されている。] 図1 図2b [0066] 突出部14,15,16は、主管の延長方向A−Aから、30ないし45度の角度で突出している。これによって、突出部が、大動脈弁の輪郭を、より密接にたどることが可能となる。] [0067] 本発明の第2実施形態に基づくプロテーゼ2を図3に示す。プロテーゼ2は、突出部の配置を除いて、本発明の第1実施形態に関して先に説明したプロテーゼ1と類似している。] 図3 [0068] 第2実施形態では、突出部21〜26が主管20の切欠きによってもたらされており、これによって、筒状部27の第1の端部に隣接する、主管20のリップ201は、主管20の壁を支持するZステント202のジグザグ経路をたどる。経路の「ジグ」がプロテーゼの突出部21〜26を提供し、かつ、経路の「ザグ」が突出部間のギャップGを提供することも(あるいはその逆も)考えられる。この実施形態では、ジグザグ経路は、六つの突出部21〜26を備えたプロテーゼを提供するが、分岐管28,29は二つの対向する突出部21,24に接続されており、かつ、そこから延在している。筒状部27の第1の端部は破線Bによって示すが、突出部21〜26はそこから突出している。にもかかわらず、突出部21〜26の壁および筒状部27は一体である。この実施形態では、突出部21〜26は、破線A'‐A'で示すように、筒状部27の延長方向と同じ方向に突出している。] [0069] 第2実施形態に基づくプロテーゼ2は、第1実施形態に関して先に説明したのと同じ様式で使用するために意図されている。突出部21〜26は、第1実施形態の突出部14,15,16のように主管の延長方向に対して斜めになっていないが、突出部21〜26は依然として大動脈弁の輪郭を実質的にたどることができ、そしてプロテーゼ2は、本発明の第1実施形態のプロテーゼ1よりも、製造が簡単であろう。] [0070] 本発明の第3実施形態に基づくプロテーゼ3を図4aおよび図4b示す。プロテーゼ3は、本発明の第2実施形態に関して先に説明したプロテーゼ2と類似している。だが、主管30の第1の端部303に設けられたリップ301およびZステント302のジグザグ経路は少ない頻度を有し、六つではなく、三つの突出部32,33,34のみをプロテーゼ3に付与しており、突出部は筒状部31の(破線B'で示す)第1の端部から突出している。三つの突出部32,33,34のみを有することによって、突出部は大動脈弁の三つの小葉部の配置構造により密接に適合し、それゆえ良好な収まり具合を実現できる。二つの分岐管35,36は、突出部32,33の二つに対して接続され、かつ、そこから延在している。] 図4a 図4b [0071] この実施形態では、プロテーゼ3は、主管30の壁と大動脈の壁との間に、プロテーゼを通過して流体が流れるのを減じるかあるいは阻止するように意図された周方向シーリング要素37を備える。] [0072] 本発明の第4実施形態に基づくプロテーゼ4を図5aおよび図5bに示す。プロテーゼ4は、それが、損傷した大動脈弁に取って代わるか、あるいはそのバックアップを提供することを意図された疑似(プロステーシス)弁400を備えることを除いて、第3実施形態(図4aおよび図4b)のプロテーゼ3に類似している。] 図4a 図4b 図5a 図5b [0073] 人工弁400は主管40の第1の端部41に配置され、かつ、人工大動脈弁と同じように構成される。これに関して、人工弁は三つの小葉部410を具備してなり、各小葉部401の側縁402は他の弁小葉部401の隣接側縁と解放可能に係合する。弁小葉部401は概して半月形状を有する。弁小葉部401の上面は、三つの放射状に延在する隆起部403を形成するように、側縁402に向かって起立している。隆起部は、弁400の周囲において、側縁402の交連ポイント404(すなわち、側縁が互いに固定されるポイント)へと、弁の中央領域から起立している。交連ポイント404は、図5aから分かるように、ジグザグリップ412の内側尖端411近傍の筒状部の第1の端部に接続されており、この結果、人工弁400の隆起部403は、突出部42,43間に設けられたギャップGと整列している。] 図5a [0074] 本発明の第5実施形態に基づくプロテーゼ5を図6aおよび図6bに示す。プロテーゼ5は、弁500が、第1の端部51にではなく、主管50の第2の端部52に設けられていることを除いて、本発明の第4実施形態のプロテーゼと類似している。これによって、使用時に、人工弁と大動脈弁500との間の干渉が確実に生じなくなる。] 図6a 図6b [0075] 図示してはいないが、プロテーゼ弁は、これに代えて、プロテーゼの主管の二つの端部間のいかなるポジションにでも配置できる。] [0076] 本発明の第6実施形態に基づくプロテーゼ6を図7aおよび図7bに示す。プロテーゼ6は、主管60の突出部61,62,63の、ならびに分岐管64,65の壁材を除いて、本発明の第3実施形態のプロテーゼ3(図4aならびに図4b)と同じである。特に、第1および第2の突出部の61,62,63の壁は、それに対して個々の分岐管64,65が取り付けられる環状領域611,621を具備してなるが、この環状領域611,621は、突出部61,62,63の残部および筒状部66の壁材よりも、さらに弾力性に富みかつフレキシブルな壁材からなる。分岐管64,65は、この実施形態では、環状領域611と同じ壁材からなる。] 図4a 図4b 図7a 図7b [0077] 主管60の壁のよりフレキシブルでありかつ弾力性に富む領域につながるように分岐管64,65を配置することによって、分岐管64,65は、互いに対してかつプロテーゼの残部に対して、かなりの程度動くことができる。これは、プロテーゼ6に、大動脈根における分岐領域において使用するための、より高い適応性をもたらすが、これは異なる解剖学的形態を有することがある。すなわち、たとえば冠状動脈小孔のポジションは、患者間で異なることがある。互いに対して、そしてプロテーゼ6の残部に対して動くことができる分岐管64,65を有することによって、同一のプロテーゼ6を、たとえば、患者が異なるポジションに冠状動脈小孔を有する場合でさえ、患者のために使用可能である。] [0078] 本発明の第7実施形態に基づくプロテーゼ7を図8に示す。プロテーゼ7は、フレキシブルでありかつ/または弾力性に富む環状壁領域を有するのではなく、主管70の第1の端部701に隣接する(参照数字76で示す)大きな壁領域が主管70の残部よりも、さらにフレキシブルであることを除いて、本発明の第6実施形態のプロテーゼ6(図7aおよび図7b)と同じものである。特に、突出部71,72,73、分岐管74,75、およびシール78と筒状部77の(点線B''によって示す)第1の端部との間の筒状部77の環状領域771の壁材は、筒状部77の残部よりも、さらにフレキシブルである。壁材における違いは、図8において異なる模様で示されている。柔軟性の違いは、たとえば、異なる組織プロファイルを織物壁材に付与することによって実現可能である。] 図7a 図7b 図8 [0079] 本発明の第8実施形態に基づくプロテーゼ8を図9aおよび図9bに示す。プロテーゼの形態は、主管が図9aないし図9dに示すように収縮状態に置かれたときに突出部81,82の壁材が分岐管84,85を取り囲むのに十分な柔軟性を有することを除いて、第3、第6および第7のプロテーゼと実質的に同じものである。事実上、分岐管は、主管80が収縮状態に置かれたときに、突出部81,82,83のプリーツ内へと折り込まれる。突出部81,82,83内へと折り込まれた分岐管84,85は、図9cにおいて点線を用いて示されている。] [0080] 本発明の第9実施形態に基づくプロテーゼ9を図10に示す。プロテーゼ9は、筒状部91を有する主管90と、二つの分岐管92,93とを具備してなる。だが、この実施形態においては、突出部が設けられていない。代わりに、分岐管92,93が筒状部91に対して接続されている。筒状部91の壁は、Zステント94のスカフォードによって支持されている。特に、筒状部の第1の端部914における第1の周壁セクション911は一体型Zステントによって支持されており、筒状部の第2の端部915における第3の周壁セクション913はZステント94によって支持されており、そして(第1および第3の周壁セクション911,913間に配置された)第2の周壁セクション912は実質的に支持されていない、すなわちそれは一体型Zステントを持たない。分岐管93,94は第2の周壁セクション912に対して接続される。分岐管92,93の壁もまた、一体型Zステント921,931を具備してなる。] 図10 [0081] 第2の周壁セクション912は、第1および第3の周壁セクション911,913よりも高い柔軟性を有するが、これは、当該セクションの動きが支持Zステントによって制限されていないからである。したがって、第2の周壁セクション912に対して接続された分岐管92,93は、第1および第3の周囲セクション911,913に対して、かつ/または互いにかなりの程度動くことができ、分岐管92,93を、異なる相対ポジションを有する枝血管内に配置することが可能となる。] [0082] 図示していないが、プロテーゼ9は、プロテーゼ弁、ならびに筒状部の第1の端部914から突出する突出部、たとえば葉状部を備えていてもよい。プロテーゼアセンブリ大動脈弁の分岐領域において使用され、かつ、第1および第2の分岐管が右および左側冠状動脈内に配置される場合、葉状部が、大動脈弁の小葉部を押圧し、かつ、大動脈弁を横切って突出し、小葉部を離間するように移動させ、大動脈弁を解放状態で維持するように、葉状部は、筒状部の端部から十分に遠方まで延在していてもよい。これによって、同時に機能するプロテーゼ弁および大動脈弁から生じ得る問題が回避される。突出部はまた、プロテーゼが適切に「着座」するのを助ける。] [0083] 先の実施形態のいずれか一つに基づくプロテーゼを送り込むための送り込み器具1000を図11ないし図14に示す。] 図11 図14 [0084] 送り込み器具1000は、血管分岐領域へとプロテーゼを送り込むためのアセンブリ1001と、分岐領域への送り込み中にプロテーゼ(図示せず)およびアセンブリ1001の上に配置されるよう構成された薄壁PTFE内側スリーブ1002とを具備してなる。内側スリーブ1002は、送り込みのための収縮状態でプロテーゼの主管を配置している。] [0085] アセンブリ1001は、(好ましくはポリマー素材からなる)中心押し込みコア1003を具備してなるが、これは、器具の前方にその近位端部1004からその遠位端部1005へと延在している。(この実施形態では概して立方形である)プッシュ要素1006は、プロテーゼと係合しかつ分岐領域に向かってプロテーゼを押しやるために、押し込みコア1003の遠位端部1005に接続されている。プッシュ要素1006は、プロテーゼの主管に当接するための遠位端面1007を有する。遠位端面1007は、押し込みコア1003の延長方向と実質的に直交する平面に沿って存在している。] [0086] プッシュ要素1006は、中心押し込みコア1004よりも幅広である。それは、押し込みコア1003の延長方向と直交する方向に中心押し込みコア1003を越えて延在する側方(横方向)領域1008を有する。この実施形態では、プッシュ要素1006の側方領域に二つの孔1009が設けられており、これを経て、二つのアクチュエータ1010がスライド可能に配置される。アクチュエータ1010、たとえばプッシュロッドは、プッシュ要素1006の遠位端部から突出するために器具の前方に孔1009を経てスライドできるよう構成されている。アクチュエータ1010はそれぞれバルーンカテーテル1011(図13参照)を具備してなるが、これはスリーブ1012内で保持されている。アクチュエータ1010は、それらを枝血管内に配置するために、プロテーゼの分岐管と係合すると共に、それらを枝血管、たとえば冠状動脈に向かって押しやるために、プッシュ要素1006から前方に押しやることができる。その後、バルーンカテーテル1010のバルーン1013は分岐管を拡張することができ、この結果、それらは冠状動脈内にぴったりとフィットする。] 図13 [0087] 本器具はさらに、補強外側ライナースリーブ1014(図14参照)を具備してなるが、これは、分岐領域への送り込みの間、ライナースリーブ、プッシュアセンブリおよびプロテーゼを取り囲むように配置される。この実施形態では、スリーブは編組金属によって補強されている。このような補強外側スリーブを設けることによって、スリーブは、捩れに対する弾力性を有する一方でフレキシブルであり、これは、分岐領域が大動脈根にあって、送り込み装置が大動脈アーチのタイトな湾曲を進む必要がある場合に、特に有益である。送り込み器具が分岐領域に到達すると、外側スリーブを取り外すことができる。その後、プロテーゼの主管は内側スリーブを後退させることによって拡張することができ、この結果、主管は、大動脈根において、大動脈の側壁と係合できる。続いては、上述したように、血管の分岐領域内へと分岐管を押しやるためにアクチュエータを使用できる。] 図14 [0088] 図15ないし図19は、第3実施形態のプロテーゼ3(図4aおよび図4b)に類似した、本発明のさらなる実施形態に基づくプロテーゼを示している。図15ないし図17は3次元コンピューターモデルから得られたプロテーゼのイメージを示しており、そして(やはりコンピューターモデルから得られた)図19は大動脈根内の本来の場所にあるプロテーゼを示している。] 図15 図17 図19 図4a 図4b [0089] 主管10'は、この主管10'の下側端部における三つの突出部15'の一つと同様、これらのイメージの中に明確に認識できる。突出部15'の二つに接続され、かつ、そこから延在している二つの分岐管17',18'もまた認識できる。] [0090] 図16は、それらが取り付けられる主管の一部の柔軟性によって、分岐管17',18'が主管の側壁に対して、どのように連結できるかを示している。図19から最もよく分かるように、これによってそれらが、その中にそれらが配置される冠状動脈の形状に合致することが可能となる。] 図16 図19 [0091] 図18および図19に示すように、主管10'自体はやはり、湾曲形態を呈することができる。主管10'は、それを支持するステント支持枠の構造によって、特定の方向に、そして一定の範囲まで湾曲するよう拘束されている。この支持枠の基本形状を図18aないし図18dに示す。この例では、四つのステント112',112''(たとえばZステント)は、プロテーゼの壁のための周方向サポートを提供している。最も下方のステント112''のジグザグ形状は、他のステント112'のそれよりも幅広であり、突出部15'の基本形状を創出している。] 図18a 図18d 図19 [0092] ステント112',112''は、タイバー113によって、プロテーゼに沿って長手方向に離間した状態で、互いに連結される。これらタイバーはプロテーゼの一方側(たとえば図18cから分かるように右手側)のためのものである。図から明らかであるように、タイバー113のこの形態によって、プロテーゼが、タイバー113を有する側に面することが可能となる。というのは、ステント112',112''は、タイバー113を備えた面と反対側のプロテーゼの面上で、互いに離間するように自由に広がることができるからである。タイバー113上のポジションの適切な選択によって、プロテーゼの可能な湾曲の程度および方向を決定できる。この例では、図18aから最もよく分かるように、各隣接ステント112',112''間には二つのタイバー113が存在する。タイバーは、上端から下端に向かって、ますます遠く離間するように間隔が置かれている。] 図18a 図18c [0093] 上記代表的実施形態に関連付けて本発明を説明してきたが、さまざまな等価的変更および変形例は、上記説明から当業者にとっては明らかである。したがって、上記の本発明の代表的実施形態は例証であって限定ではないと解釈すべきである。本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、上記実施形態に対して、さまざまな変更を施すことができる。] [0094] 1プロテーゼ 10主管 11筒状壁部 12,13 端部 14,15,16 突出部 17,18分岐管 111リム 112 Zステント 121,131 開口 171,181 開口 172,182 ステント]
权利要求:
請求項1 血管の分岐領域に配置するためのプロテーゼであって、第1および第2の端部を備えた筒状部と、前記筒状部の前記第1の端部から突出する第1の突出部と、を有する主管と、第1の分岐管と、を具備してなり、前記第1の分岐管は、(a)前記第1の突出部、あるいは、(b)前記第1の突出部に隣接するポジションにおける前記筒状部に対して接続され、かつ、そこから延在していることを特徴とするプロテーゼ。 請求項2 前記筒状部の前記第1の端部から突出する第2の突出部と、第2の分岐管であって、(a)前記第2の突出部、あるいは、(b)前記第2の突出部に隣接するポジションにおける前記筒状部に対して接続され、かつ、そこから延在している第2の分岐管と、を具備してなることを特徴とする請求項1に記載のプロテーゼ。 請求項3 前記分岐管は、前記突出部に対して接続され、かつ、前記突出部から延在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロテーゼ。 請求項4 前記分岐管は、前記筒状部に対して接続され、かつ、前記筒状部から延在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロテーゼ。 請求項5 前記大動脈が前記右および左側冠状動脈と出会う、前記大動脈根の分岐領域に配置するために構成されたものであり、前記主管および前記分岐管はそれぞれ大動脈および前記冠状動脈内に配置されるものであり、前記突出部は前記大動脈弁の小葉部のボウル状キャビティ内に突出するようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項6 前記突出部は、前記筒状部の前記第1の端部において、前記筒状部の外周を取り囲むように延在するリムあるいは環状領域から延在していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項7 各突出部は、前記リムまたは環状領域の外周の半分未満から延在していることを特徴とする請求項6に記載のプロテーゼ。 請求項8 各突出部は、前記リムまたは環状領域の外周の三分の一未満から延在していることを特徴とする請求項6に記載のプロテーゼ。 請求項9 各突出部は葉状部であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項10 前記突出部の一つ以上は、前記筒状部の延長方向と交差する方向に延在していることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項11 前記突出部の一つ以上は、前記筒状部の延長方向と同じ方向に延在していることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項12 前記主管は、この主管の壁を支持するための一つ以上のZステントを具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項13 前記Zステントの一つは、前記筒状部の前記第1の端部に隣接して設けられており、かつ、前記突出部の外縁を画定していることを特徴とする請求項12に記載のプロテーゼ。 請求項14 プロテーゼ弁を具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項15 前記弁は三つの弁小葉部を具備してなり、各弁小葉部の側縁は、三つの放射状に延在する隆起部を形成するために、前記隣接するバルブ小葉部の側縁と解放可能に係合するようになっていることを特徴とする請求項14に記載のプロテーゼ。 請求項16 前記側縁は、前記筒状部の前記第1の端部に隣接して、かつ、突出部が筒状部の前記第1の端部から突出する領域間に、前記筒状部に対して接続された交連ポイントを有することを特徴とする請求項15に記載のプロテーゼ。 請求項17 前記筒状部の外側にシーリング要素を具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項18 前記分岐管の少なくとも一つは、フレキシブルでありかつ/または弾力性に富む前記突出部の壁セクションにつながっていることを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項19 前記壁セクションは、前記筒状部の壁よりも、さらにフレキシブルでありかつ/または弾力性に富むことを特徴とする請求項18に記載のプロテーゼ。 請求項20 前記壁セクションは環状であることを特徴とする請求項19に記載のプロテーゼ。 請求項21 前記壁セクションは、前記筒状部の壁とは異なる厚み、組織および/または化学的特性を有することを特徴とする請求項18ないし請求項20のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項22 前記主管は壁支持枠を具備してなり、かつ、前記壁セクションは、前記筒状部の前記壁よりも少ない支持を前記支持枠から受けることを特徴とする請求項18ないし請求項21のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項23 収縮状態と拡張状態との間で動作可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項22のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項24 プロテーゼは、プロテーゼが収縮状態に置かれたとき、前記突出部の壁が、それにつながるかあるいは隣接する前記分岐管を包囲するよう構成されていることを特徴とする請求項23に記載のプロテーゼ。 請求項25 血管の分岐領域に配置するためのプロテーゼであって、主管であって、この主管の第1および第2の端部間で延在する壁を有する主管と、一つ以上の分岐管と、を具備してなり、前記主管の前記壁は第1のセクションおよび第2のセクションを具備してなり、前記第2のセクションは、前記第1のセクションよりも、よりフレキシブルでありかつ/または弾力性に富み、かつ、前記一つ以上の分岐管は、前記第2のセクションに接続されており、かつ、前記第2のセクションから延在していることを特徴とするプロテーゼ。 請求項26 前記第2のセクションは、前記第1のセクションの壁材よりも小さな厚み、それとは異なる組織および/または異なる化学的特性を有する壁材を具備してなることを特徴とする請求項25に記載のプロテーゼ。 請求項27 前記主管は壁支持枠を具備してなり、かつ、前記第2のセクションは、前記第1のセクションよりも少ない支持を前記支持枠から受けることを特徴とする請求項25または請求項26に記載のプロテーゼ。 請求項28 前記支持枠は、前記壁と一体である一つ以上のZステントから形成されることを特徴とする請求項27に記載のプロテーゼ。 請求項29 前記第1および第2のセクションは、それぞれ第1および第2の周壁セクションであることを特徴とする請求項25ないし請求項28のいずれか1項に記載のプロテーゼ。 請求項30 第3の周壁セクションを具備してなり、前記第2の周壁セクションは、前記第1および第3の周壁セクションよりも、よりフレキシブルであり、かつ/または弾力性に富むことを特徴とする請求項29に記載のプロテーゼ。 請求項31 大動脈が右および左側冠状動脈と出会う大動脈根の分岐領域に配置するためのプロテーゼであって、前記大動脈内に配置するための主管であって、第1および第2の端部を有し、前記第1の端部は前記第2の端部の上流側で大動脈根内に配置するためのものである主管と、前記主管の前記第1および第2の端部間に置かれたポジションにおいて前記主管に接続された第1の分岐管であって、前記左および右側冠状動脈の一方内に配置するためのものである第1の分岐管と、プロテーゼ大動脈弁と、を具備してなり、前記第1の分岐管と前記主管との接続ポジションと、前記主管の前記第1の端部との間の距離は、前記第1の分岐管が前記左および右側冠状動脈の一方内に配置されたとき、前記主管の前記第1の端部は、それが大動脈弁を押圧するポジションまで大動脈根内で延在し、大動脈弁を開放ポジションで維持するようなものであることを特徴とするプロテーゼ。 請求項32 前記左および右側冠状動脈の他方内に配置するための、前記主管に接続された第2の分岐管を具備してなることを特徴とする請求項31に記載のプロテーゼ。 請求項33 前記主管と前記第1の分岐管との接続ポジションと、前記主管の前記第1の端部との間の距離は、1cmないし2cmであることを特徴とする請求項31または請求項32に記載のプロテーゼ。 請求項34 血管の分岐領域に対してプロテーゼを送り込むためのカテーテル器具であって、前記プロテーゼは主管と一つ以上の分岐管とを具備してなり、前記カテーテル器具は、遠位端部および近位端部を有するコアカテーテルと、前記プロテーゼと係合しかつそれを押しやるために、前記コアカテーテルの前記遠位端部に設けられたプッシュ要素と、前記プロテーゼの前記一つ以上の分岐管を押しやるための一つ以上のプッシュアクチュエータと、を具備してなり、前記アクチュエータは、前記プッシュ要素に対してスライド可能に設けられていることを特徴とするカテーテル器具。 請求項35 前記プッシュ要素は、前記コアの延長方向と実質的に直交する方向に延在する側方領域を具備してなることを特徴とする請求項34に記載の器具。 請求項36 前記アクチュエータは、前記プッシュ要素の前記側方領域内に設けられた孔内にスライド可能に配置されていることを特徴とする請求項35に記載の器具。 請求項37 前記分岐領域へと前記プロテーゼを送り込む間、前記コアカテーテル、押し込み要素および前記プロテーゼの上に配置するための補強ライナースリーブを具備してなることを特徴とする請求項34ないし請求項36のいずれか1項に記載の器具。 請求項38 前記筒状部の壁材を支持するスカフォードを具備してなり、前記スカフォードは、二つ以上のワイヤリングと、隣接するワイヤリングを連結する連結スカフォード部材と、を含み、前記連結部材は、前記プロテーゼの一方側に面して配置され、かつ、対向する側には配置されないことを特徴とする請求項1ないし請求項33のいずれか1項に記載のプロテーゼ。
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