![]() 作動カウンタ
专利摘要:
一つ又は複数の駆動体要素(252a、252b)を有する駆動体機構(250、690)であって、作動に応答して駆動可能に移動されるように配置されている駆動体機構(250、690)と、それが駆動可能に移動されるために、駆動体機構の前記一つ又は複数の駆動体要素からの駆動を受け取るように、その上に配置された一つ又は複数の駆動受け取り要素(624)を含んでいるカウント部材(620)とを備える作動カウンタが提供される。駆動体機構は、作動のカウントを位置合わせするときに、そのオーバランを防止するためにカウント部材と選択的に相互作用するように配置された一つ又は複数のブレーキ要素(694)を含んでいる。その作動は、薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するために適切に配置されている。a 公开号:JP2011512182A 申请号:JP2010546365 申请日:2009-02-17 公开日:2011-04-21 发明作者:ヴィンセント エリマン,デビッド 申请人:グラクソ グループ リミテッドGlaxo Group Limited; IPC主号:A61M11-00
专利说明:
[0001] 本発明は、薬剤ディスペンサと共に使用するのに適した作動カウンタに関し、詳細には、エアゾール剤又は流体製剤の計量された用量を送達するための、経口吸入器又は経鼻吸入器としての使用に適合された、薬剤ディスペンサと共に使用する作動カウンタに関するものである。] 背景技術 [0002] 使用者が作動レバー又は類似の作動部材に力を加えるときに、薬剤用量がマウスピース又はノズルを介して分配される薬剤ディスペンサを提供することが知られている。典型的には、作動レバーの変位は、薬剤容器に設けられた分配機構(例えば、バルブ又はポンプ)に作動力を伝達するように配置され、それによって薬剤用量が分配される。このようなディスペンサは、単回用量を分配するように配置されてもよいし、或いは分配されるべき複数回用量を含むリザーバと共に配置されてもよい。] [0003] さらに、このような薬剤ディスペンサが、分配された薬剤用量の数(即ち、薬剤ディスペンサの有効な作動の数)をカウントするための作動カウンタを備えていることが望ましい。しかし、作動カウンタが、薬剤用量が分配されるのに十分なほど強い作動のみではなく、すべての作動の動きに応答してカウントを位置合わせできる場合には、「誤カウント」問題が生じることがある。さらに、又は或いは、作動カウンタが、特に極端な作動の動きに応答して複数のカウントステップ(即ち、オーバラン)を位置合わせする場合があるような状況においては、場合によっては「カウントオーバラン」問題も発生し得る。このような「誤カウント」又は「カウントオーバラン」イベントは、何回分の薬剤用量が薬剤容器から分配されたか、或いは何回分の薬剤用量が薬剤容器に残存しているかを正しく示す作動カウンタによって表示されるカウントに患者が依存している場合には、特に懸念される問題である。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 本発明の一態様の目的は、「カウントオーバラン」の問題に対処する作動カウンタを提供すること、及びそれによってさらに信頼性の高い作動の標識を提供することである。] [0005] 出願人の米国特許出願第10/597,551号及び第12/282,652号(それぞれPCT出願番号WO-A-2005/079727及びWO-A-2007/104964から派生したものである)には、薬物ディスペンサと共に使用する作動カウンタの種々の実施の形態が記載されており、各出願の内容を参照により本明細書に組み込む。この作動カウンタは、第1回転軸の周りを回転するように配置され、第1回転軸の周りを駆動可能に回転するように、その上に環状に配置された一組の一次駆動歯を含む第1カウントホイールと、同じ第1回転軸の周りを回転させるように配置された第2カウントホイールとを具備する。キックホイールは、第1回転軸からずれた第2回転軸の周りを回転するように配置されており、第2カウントホイールの間欠的な動きを可能にしている。] 課題を解決するための手段 [0006] 本発明の第1の態様によれば、一つ又は複数の駆動体要素を有する駆動体機構であって、作動に応答して駆動可能に移動されるように配置されている駆動体機構と、一つ又は複数の駆動受け取り要素を含んでいるカウント部材であって、それを駆動可能に移動させるために、前記駆動体機構の前記一つ又は複数の駆動体要素からの駆動を受け取るように、該一つ又は複数の駆動受け取り要素がその上に配置されているカウント部材とを備えており、前記駆動体機構が一つ又は複数のブレーキ要素を含み、該一つ又は複数のブレーキ要素が前記カウント部材と選択的に相互作用するように配置されていて、作動のカウントを位置合わせするときにそのオーバランを防止するようになっている作動カウンタが提供される。] [0007] 「作動カウンタ」という用語は、カウントに適した任意のデバイス又は装置を意味するために使用され、作動が行われたことを示すか又は評価する。カウント、標識、又は評価は、いくつかの実施形態では、カウント標識(例えば、英数字(数字及び/又は文字))を参照して示すことができる。また、他の実施形態では、カラースケール、ラインスケール若しくはブロックスケール、又は作動の他の感覚的なインジケータ若しくは視覚的なインジケータなどの他のインジケータが使用される。] [0008] いくつかの実施形態では、作動カウンタは、薬剤ディスペンサデバイスと共に使用されるのに適しており、用量カウント情報を位置合わせして患者に表示するための機構を含む。適切には、その用量カウント情報は、ディスペンサデバイスから送達された、又はディスペンサデバイスに残存している薬剤の用量の数に関するものである。その情報は、典型的には標準的なカウント標識(例えば、「999」から「000」になる標識カウント表示)を使用して、デジタル又はアナログの形態で表示される。増分においては、「カウントアップ」又は「カウントダウン」を伴う、いくつかの実施形態が想到される。] [0009] 作動カウンタは、任意の適切な形態を用いることができ、いくつかの実施形態では、薬剤ディスペンサのハウジングによって効果的に受け入れられるようなサイズ及び形状に成形されている。いくつかの実施形態では、作動カウンタは、薬剤ディスペンサに挿入するためのアセンブリとして供給され、いくつかの実施形態では、作動カウンタは、作動カウンタの部品のいくつか又はすべてのための装着具として作用することができるような形状に、薬剤ディスペンサのハウジングの内壁が成形されている。] [0010] また、作動カウンタは、カウント部材を含み、このカウント部材は、その上に配置された一つ又は複数の駆動受け取り要素を含み、それによって駆動体機構の前記一つ又は複数の駆動体要素から駆動を受け取って駆動可能に移動する。] [0011] いくつかの実施形態では、カウント部材が第1カウント部材であり、カウンタは第2カウント部材をさらに備えている。] [0012] いくつかの実施形態では、第1カウント部材は第1カウントホイールであり、第2カウント部材は第2カウントホイールであり、各カウントホイールは、適切には、その上にカウント標識を備えている。] [0013] いくつかの実施形態では、第1カウントホイールが第1回転軸の周りを回転するように配置され、前記第1カウントホイールは、前記第1回転軸の周りを第1カウントホイールが駆動可能に回転するように駆動を受け取るための、その上に配置された一つ又は複数の駆動受け取り要素を含む。] [0014] いくつかの実施形態では、第2カウントホイールが第1回転軸の周りを回転するように配置され、前記第2カウントホイールは、その上に環状に配置された一組の歯を含む。] [0015] いくつかの実施形態では、キックホイールが、第1回転軸からずれた第2回転軸の周りを回転するように配置され、前記キックホイールは、その上に環状に配置されており、キックホイールの回転運動が第2カウントホイールの回転運動を生じるように第2カウントホイールの一組の歯と噛合関係にある一組のキック歯を含む。] [0016] いくつかの実施形態では、第1カウントホイールは、間欠的な噛合が発生したときのみ、第1カウントホイールの回転運動からキックホイールの回転運動が生じるように、キックホイールのキック歯と間欠的に噛合するように配置された少なくとも一つの固定された割送り歯をさらに含む。] [0017] いくつかの実施形態では、好ましい作動カウンタは、前記間欠的な噛合が複数回発生するように構成及び配置される。] [0018] 本明細書において、「環状に配置された」とは、共通の半径の周りに配置される(即ち、環状の配置を定義する)ことを意味する。] [0019] また、第1カウントホイール又は第2カウントホイールは、例えば、円盤又はリングの形態を有することができる。] [0020] いくつかの実施形態では、駆動受け取り要素は、一つ又は複数の歯及び/又は窪みを含む、任意の適切な形態を有することができ、いくつかの実施形態では、第1カウントホイールの駆動受け取り要素は、第1カウントホイールの内周壁又は外周壁の周りなどに、環状に配置される。] [0021] 一実施の形態では、第1カウントホイールの一つ又は複数の駆動受け取り要素は、第1回転軸の周りを第1カウントホイールが駆動可能に回転するように、その上に環状に配置された一組の歯を備え、歯の駆動は、いくつかの実施形態では、薬剤ディスペンサの別の部品に設けられた駆動体要素によって提供される。いくつかの実施形態では、駆動体要素は、容器鍔部若しくは容器に設けられるか、又は容器鍔部又は容器に接続された駆動体機構に設けられる。] [0022] 別の実施形態では、好ましい作動カウンタはラチェットを備え、第1カウントホイールの一つ又は複数の駆動受け取り要素は、前記第1回転軸の周りで第1カウントホイールを回転させるために、前記ラチェットからの駆動を受け取るように、その上に配置された一つ又は複数のラチェット駆動受け取り要素を備える。] [0023] いくつかの実施形態では、ラチェットは、好ましくは第1カウントホイールがその周りを回転する第1回転軸と共通である軸の周りを回転するように配置されたラチェットホイールである。また、いくつかの実施形態では、ラチェットは、一つ又は複数のラチェット駆動舌片などの、一つ又は複数のラチェット駆動要素を備える。] [0024] いくつかの実施形態では、ラチェットは、ラチェットの動き(例えば、回転)を生じさせる駆動を受け取るための一つ又は複数の駆動受け取り要素をそれ自体に備え、そのような駆動受け取り要素は、一つ又は複数の歯、突起、及び/又は窪みを含む任意の形態を有することができる。ラチェットの駆動受け取り要素の駆動は、いくつかの実施形態では、薬剤ディスペンサの別の部品に設けられた駆動体要素によって提供される。また、いくつかの実施形態では、駆動体要素は、容器鍔部若しくは容器に設けられるか、又はこの容器鍔部若しくは容器に接続された駆動体機構に設けられる。] [0025] 好ましい一実施の形態では、第1カウントホイールは、ラチェットホイールを受け入れるようなサイズ及び形状に成形された円形の空洞(例えば、空洞化された部分)を備え、ラチェット駆動受け取り要素は、ラチェットホイールと適切にラチェット駆動相互作用するように、空洞の内周壁の周り(即ち、周辺の周り)に配置される。] [0026] 或いは、第1カウントホイールは、ラチェットホイールの配設を受け入れるようなサイズ及び形状に成形されたリングの形態を有し、ラチェット駆動受け取り要素は、ラチェットホイールと適切にラチェット駆動相互作用するように、リングの内壁の周り(即ち、周辺の周り)に周方向に配置される。] [0027] いくつかの実施形態では、第1ホイール及び第2ホイールは、同じ方向又は対向する方向(即ち、一つは時計回りに、一つは反時計回りに)に回転されるように配置されることができる。] [0028] 第2カウントホイールは、その上に環状に(例えば、周方向に)配置された一組の歯を含み、したがって、歯は、第2カウントホイールの円周に又はその周りに環状に配置される。] [0029] いくつかの実施形態では、第2カウントホイールは第1カウントホイールと同心に配置され、一実施の形態では、第2カウントホイールはリングの形態を有し、第1カウントホイール(例えば、円盤形状又はリング形状)は、リング内に受け入れられるようなサイズ及び形状とする。したがって、第1カウントホイールの直径は、典型的には、リング形状の第2カウントホイールによって画定される内径の直径(即ち、リング穴の直径)よりわずかに小さい。] [0030] 一実施の形態では、第1カウントホイール及び第2カウントホイールは、同心状に且つ同じ高さに配置される(即ち、同じ回転平面を共有する)。] [0031] 別の実施形態では、第1カウントホイール及び第2カウントホイールは、同心状に且つ異なる高さに配置される(即ち、異なる回転平面を有する)。] [0032] いくつかの実施形態では、第2カウントホイールの回転平面は、第1カウントホイールの回転平面に対してわずかに高くする。一実施の形態では、第2カウントホイールは、突起を備えており、使用に際して、第1カウントホイールの部品を超えてその上に延在し、そのため第1カウントホイールの部品を閉鎖するように働くことができる。] [0033] いくつかの実施形態では、作動カウンタは、動くように配置されたホイール連結器を含み、このホイール連結器は、その上に配置され、ホイール連結器の運動が第2カウントホイールの回転運動を生じさせるように、第2カウントホイールの一組の歯と噛合関係にある一組の結合歯を含む。第1カウントホイールは、その間欠的な噛合が発生したときにのみ、第1カウントホイールの回転運動からホイール連結器の運動が生じるように、ホイール連結器の結合歯と間欠的な噛合(即ち、結合)するように配置された少なくとも一つの固定された割送り歯をさらに含む。] [0034] いくつかの実施形態では、ホイール連結器は、回転軸の周りで回転して動くように配置される。] [0035] いくつかの実施形態では、ホイール連結器は、第1回転軸からずれた第2回転軸の周りを回転されるように配置されたキックホイールである。いくつかの実施形態では、キックホイールは、その上に(例えば、環状に)配置され、キックホイールの回転運動が第2カウントホイールの回転運動を生じさせるように第2カウントホイールの一組の歯と噛合関係にある一組のキック歯を含み、第1カウントホイールの少なくとも一つの固定された割送り歯が、間欠的な噛合が発生するときにのみ、第1カウントホイールの回転運動からキックホイールの回転運動が生じるように、キックホイールのキック歯と間欠的に噛合するように配置される。] [0036] ここで、キック歯は、好ましくは、キックホイールの円周に又はその周りに環状に配置される。] [0037] キックホイールが回転すると、そのキック歯の、第2カウントホイールの歯との噛合が第2カウントホイールの回転を生じさせる。] [0038] 第1カウントホイールは、キックホイールのキック歯と間欠的に噛合するように配置された少なくとも一つの固定された割送り歯をさらに含み、即ち、この少なくとも一つの割送り歯は、第1カウントホイールに固定されて、キックホイールのキック歯と間欠的に噛合関係になることができる。] [0039] キックホイールの回転運動は、少なくとも一つの割送り歯のキック歯との前記間欠的な噛合が発生するときのみ、第1カウントホイールの回転運動から生じる。噛合が発生するとき、少なくとも一つの割送り歯とキック歯の噛み合い率は1であることが好ましいが、他の実数(part integer)又は整数(whole integer)の噛み合い率(例えば、1.5、2、3...)を使用することができる。] [0040] 典型的には、少なくとも一つの割送り歯は、第1カウントホイールの円周又はその周りの地点に固定され、次に、第1カウントホイールの回転は、第1カウントホイールの回転周期の特定の時点で少なくとも一つの割送り歯をキックホイールのキック歯と噛合関係にあるように構成される。この場合、第1カウントホイールの一回転ごとに噛合が発生することが理解できる。] [0041] いくつかの実施形態では、カウントホイールの一方又は双方は、逆回転(例えばラチェット)機構と相互作用して、カウントホイールの逆の動きを防止する。] [0042] いくつかの実施形態では、本明細書の歯付き部品のいくつか又はすべてのギヤ歯のいくつか又はすべては、それらが効率的に噛合できるように、フランジ付きの形態を有する。] [0043] 作動カウンタは、駆動体機構に設けられた一つ又は複数の駆動体要素による第1カウントホイールの駆動可能な回転に応答して作動可能であり、この駆動体機構自体は、(例えば、薬剤ディスペンサデバイスの)作動に応答して駆動可能に移動可能であるように配置される。] [0044] いくつかの実施形態では、一つ又は複数の駆動体要素のそれぞれは、駆動体機構に設けられた突起(例えば、歯)、迫台(abutment)、リブ、窪み、又はスロットの形態を有し、第1カウントホイールの一つ又は複数の駆動受け取り要素と駆動相互作用するように配置される。] [0045] いくつかの実施形態では、駆動体機構は、薬剤ディスペンサデバイスの移動可能要素と接続されるように配置され、その移動可能要素は、薬剤ディスペンサデバイスの作動に応答して移動される。いくつかの実施形態では、その移動可能要素は、薬剤ディスペンサデバイスの容器又は容器鍔部を備え、いくつかの実施形態では、その容器鍔部又は容器は、その作動中に薬剤ディスペンサデバイスの長手方向軸に沿って移動可能である。] [0046] いくつかの実施形態では、駆動体機構は、駆動板を備えるか、又はこれからなる。] [0047] 駆動体機構は、(例えば、薬剤ディスペンサデバイスの)作動のカウントを位置合わせするときにそのオーバランを防止するために、カウンタ部材と選択的に相互作用する(例えば、干渉する)ように配置された一つ又は複数のブレーキ要素を備える。] [0048] いくつかの実施形態では、駆動体機構は、(例えば、薬剤ディスペンサデバイスの)作動のカウントを位置合わせするときにそのオーバランを防止するために、第1カウンタホイール及び/又は第2カウンタホイールと選択的に相互作用する(例えば、干渉する)ように配置された一つ又は複数のブレーキ要素を備える。本質的には、一つの又は複数のブレーキ要素は、どの作動も単一のカウントステップのみを位置合わせするように、第1カウンタホイール及び/又は第2カウンタホイールがオーバランする(即ち、回転し過ぎる)ことを防止するように配置される。] [0049] いくつかの実施形態では、一つ又は複数のブレーキ要素は、作動カウント操作中にその所定の回転角度のみを可能にするために、第1カウンタホイール及び/又は第2カウンタホイールと選択的に相互作用するように配置される。所定の回転角度は、カウントのオーバランを防止すること、さらには第1カウントホイール及び第2カウントホイールに関連する所定の回転角度がその上のカウント標識の相対的間隔に一致するか又は異なることができることを保証するように選択されることが理解されるであろう。] [0050] いくつかの実施形態では、一つ又は複数のブレーキ要素は、最初は第1カウンタホイール及び/又は第2カウンタホイールから離隔されており、駆動体機構の駆動可能な動きに応答して第1カウンタホイール及び/又は第2カウンタホイールと選択的に相互作用するように近接される。いくつかの実施形態では、一つ又は複数のブレーキ要素は、単一のカウントが位置合わせされた(即ち、第1カウントホイール及び/又は第2カウントホイールがその上で十分に回転した後で単一のカウントが位置合わせされる)ときに対応する作動カウント操作のある時点で、このように近接される。] [0051] いくつかの実施形態では、一つ又は複数のブレーキ要素のそれぞれは、駆動体機構に設けられた突起(例えば、歯)、迫台、リブ、窪み、又はスロットの形態を有し、第1カウンタホイール及び/又は第2カウンタホイールとブレーキ相互作用するように配置される。] [0052] いくつかの実施形態では、一つ又は複数のブレーキ要素は、第1カウントホイール及び/又は第2カウントホイールの一つ又は複数のブレーキ受け取り要素と選択的に相互作用するように配置されている。いくつかの実施形態では、一つ又は複数のブレーキ受け取り要素のそれぞれは、第1カウントホイール及び/又は第2カウントホイールに設けられた突起(例えば、歯)、迫台、窪み、リブ、又はスロットの形態を有し、駆動体機構の一つ又は複数のブレーキ要素とブレーキ相互作用するように配置される。] [0053] いくつかの実施形態では、一つ又は複数のブレーキ要素は、第1カウントホイール及び/又は第2カウントホイールの周り(即ち、その周辺の周り)に、例えば周方向に環状に配置される。第1カウントホイール及び/又は第2カウントホイールがリングの形態を有する場合、一つ又は複数のブレーキ要素のそのような配置はそのリング形態を周方向に取り巻く。] [0054] いくつかの実施形態では、作動カウンタは、作動カウンタの他の要素のいくつか又はすべてを収容するカウンタハウジングを含み、いくつかの実施形態では、カウンタハウジングは、本明細書の作動カウンタと共に使用するための薬剤ディスペンサのハウジングによって少なくとも一部分が画定される。] [0055] いくつかの実施形態では、カウンタハウジングは、第1回転軸及び第2回転軸を画定するような形状に成形され、いくつかの実施形態では、第1カウントホイールは、第1回転軸の周りを回転するようにカウンタハウジングに装着され、キックホイールは、第2回転軸の周りを回転するようにカウンタハウジングに装着されている。] [0056] いくつかの実施形態では、カウンタハウジングは、そこを通してカウントを見ることができる覗き窓を含み、いくつかの実施形態では、カウンタハウジングは、そこを通してカウントホイールの標識を全体的に見ることができる、カウントホイール用のベゼル及び/又はレンズカバーを含む。] [0057] 一実施の形態では、作動カウンタの操作における所定の時点で、特に、典型的には通常の(規定された)送達サイクルにおけるすべての用量が供給された時点に対応する薬剤製品の「寿命」において、覗き窓を閉じるためのシャッタが設けられる。いくつかの実施形態では、前述のように、このシャッタは、作動カウンタ又は薬剤ディスペンサの別個の要素として設けられてもよいし、第2カウンタホイールの一体部品として形成されてもよい。] [0058] いくつかの実施形態では、第1カウントホイール及び第2カウントホイールが、使用に際して、第1軸の周りを同じ向きで回転するようになっている。] [0059] いくつかの実施形態では、作動カウンタと共に使用するための薬剤ディスペンサは、第1カウントホイール及び第2カウントホイールが、そこを通って回転可能な表示領域と、表示領域を閉じる閉鎖位置に移動可能なシャッタとを有する。いくつかの実施形態では、作動カウンタは、第1カウントホイール及び第2カウントホイールが第1軸の周りの所定の角度をなす位置にあるときにのみ、シャッタが閉鎖位置に移動可能であるように構成及び配置される。いくつかの実施形態では、作動カウンタが、第1カウントホイールが第1軸の周りを複数回回転したときにのみ、シャッタが閉鎖位置に移動できるように構成及び配置される。いくつかの実施形態では、作動カウンタが、カウントホイールの少なくとも一つの動きに応答してシャッタがその閉鎖位置に移動されるように構成及び配置される。] [0060] いくつかの実施形態では、少なくとも一つのカウントホイールによって、シャッタがその閉鎖位置に移動され、いくつかの実施形態では、少なくとも一つのカウントホイールによって、シャッタが閉鎖位置に運ばれる。いくつかの実施形態では、少なくとも一つのカウントホイールが第2カウントホイールである。いくつかの実施形態では、少なくとも一つのカウントホイール及びシャッタが協働部品を有し、使用に際して、それを介して少なくとも一つのカウントホイールがシャッタをその閉鎖位置に移動させるようになっている。] [0061] いくつかの実施形態では、カウントホイールによるカウントシーケンスを表示し、カウントシーケンスの終了時にシャッタをその閉鎖位置に移動させるように、作動カウンタが構成及び配置される。] [0062] いくつかの実施形態では、シャッタはカウントホイールの一つに備えられており、いくつかの実施形態では、カウントホイールはシャッタと一体成形され、いくつかの実施形態では、シャッタは、他のカウントホイールの上に重なる。また、いくつかの実施形態では、シャッタは第2カウントホイールに備えられている。] [0063] いくつかの実施形態では、キックホイールを介して第1カウントホイールが第2カウントホイールの回転を駆動できる操作のカウントモードから、キックホイールを介して第1カウントホイールが第2カウントホイールの回転を駆動できない操作の非カウントモードへ連続するように、作動カウンタが構成及び配置される。いくつかの実施形態では、第1カウントホイールが第1軸の周りで所定の回数を回転し終えたときにカウントモードから非カウントモードへ連続するように、作動カウンタが配置される。いくつかの実施形態では、作動カウンタが、第2カウントホイールが第1軸の周りに所定の角度をなす方向で配設されたときに、カウントモードから非カウントモードへ連続するようになっている。] [0064] いくつかの実施形態では、作動カウンタは、非カウントモードではキック歯の、少なくとも一つの割送り歯及び/又は第2カウントホイールとの歯との噛合が発生されないように構成及び配置される。いくつかの実施形態では、非カウントモードで噛合されないようにするために、一組のキック歯又は第2カウントホイールの歯にギャップが設けられる。] [0065] 本発明の一実施の形態では、作動カウンタは、薬剤ディスペンサデバイスから分配された薬剤の用量の数をカウントするための用量カウンタであり、共通の回転軸上で回転するように同心状に配置され、それぞれカウント標識をその上に有する第1カウントホイール及び第2カウントホイールと、カウンタのカウントを位置合わせされ、それを表示するように、各カウントホイールのカウント標識に合わせ設置された表示領域と、この表示領域と位置合わせしているそのカウント標識を変更するために第1カウントホイールを所定の向きで漸次回転させるラチェットと、表示領域と位置合わせしているそのカウント標識を変更するために第1カウントホイールの漸次的な回転を所定の向きで第2カウントホイールの漸次的な回転へ間欠的に伝達するように適合された機構とを備える。] [0066] 本明細書の作動カウンタは、薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するのに適しており、典型的には、この薬剤ディスペンサデバイスはハウジングを備える。このハウジングは、任意の適切な形態を有することができるが、いくつかの実施形態では、患者の手で容易に収まるようなサイズ及び形状に成形される。特に、ハウジングは、ディスペンサデバイスを片手で操作できるサイズ及び形状に成形されている。] [0067] いくつかの実施形態では、ハウジングから延びて、患者の体腔に挿入するための出口が提供される。患者の体腔が患者の口である場合には、出口は全体的にマウスピースを画定するような形状に成形される。患者の体腔が患者の鼻である場合には、出口は全体的に、患者の鼻孔によって受け入れられるようにノズル形状に成形され、出口は、マウスピースカバー又はノズルカバーなどの取り外し可能な保護カバーを備えることができる。] [0068] いくつかの実施形態では、ハウジングに設けられ、それに対して移動可能な薬剤発射デバイスがある。この薬剤発射デバイスは長手方向軸を有しており、分配するべき製剤を格納するための容器を備える。いくつかの実施形態では、この容器は略円筒状の形態を用いており、長手方向軸はこの円筒の中心軸によって画定され、いくつかの実施形態では、容器は、一端に首部を有するように配置される。] [0069] 典型的には、容器は、製剤の発射用容器からディスペンサデバイスの出口に延びる発射チャネルと連通する発射機構を備え、いくつかの実施形態では、この発射チャネルは容器の首部から突き出ている。] [0070] 典型的には、発射機構は、この発射機構から薬剤を発射できるようにするために上回らなければならない偏り度を形成するばね機構(又は他の付勢機構(biasing mechanism))を備え、典型的には、そのばね機構は、発射機構の発射の後でその静止状態への復帰を補助する復帰機構としても作用する。] [0071] いくつかの実施形態では、発射チャネルは、ハウジングの一部(例えば、ブロック形態)に設けられた空洞又は通路によって受け入れられ、この空洞又は通路は、発射された薬剤を患者に分配するための出口との連通を可能にする。] [0072] 一実施の形態では、発射チャネルがバルブ付きエアゾール缶のバルブステムである場合、このバルブステムは、ハウジングに設けられたステムブロックに受け入れられ、ステムブロックは、発射されたエアゾール化された薬剤をバルブステムから出口に流すように作用する通路を含む。] [0073] 別の実施形態では、発射チャネルは、流体ポンプ発射デバイスの発射チューブであり、この発射チューブは、ハウジングに設けられた発射チューブブロックに受け入れられ、この発射チューブブロックは、発射された流体薬剤を発射チューブから出口に誘導するように作用する通路を含む。] [0074] 一実施の形態では、薬剤発射デバイスは、エアゾール化された薬剤を分配するのに適しており、したがって、一般に、定量噴霧式吸入器(MDI)タイプの薬剤ディスペンサでの使用がよく知られているタイプの発射バルブを備えたエアゾール缶を具備する。缶は、一般に金属(例えば、アルミニウム)から形成され、一般に、バルブは、バルブが発射されると、バルブが「静止」位置に戻って、それ以降のその発射の準備が整うように、戻しばねを含む。] [0075] 定量噴霧式吸入器(MDI)では、発射デバイスは、エアゾール形態の薬剤を分配するためのものであり、薬剤は、噴射剤ベースのエアゾール剤を含有するのに適したエアゾール容器に包含される。典型的には、エアゾール容器は、エアゾール形態の製剤を患者に向かって出すための発射機構として作用する計量バルブ(例えば、スライドバルブ)を備える。一般に、エアゾール容器は、バルブによる作動ごとに所定の用量の薬剤を送達するように設計され、バルブ付きエアゾール容器を圧縮することによって、例えば容器を静止状態に保持しながらバルブを押すことによって、又はバルブを静止状態に保持しながら容器を押すことによって、開くことができる。] [0076] 薬剤容器がエアゾール容器の場合には、バルブは典型的にはバルブ本体を具備し、このバルブ本体は、そこを通して薬用エアゾール剤が前記バルブ本体に入ることができる入口ポートと、そこを通してエアゾールがバルブ本体を出ることができる出口ポートと、それによって前記出口ポートを通る流量を制御できる開閉機構とを有する。] [0077] バルブは、開閉機構がシーリングリングを備えるスライドバルブであり、シーリングリングによって受け入れ可能であって、バルブステムが分配通路を有し、バルブステムはリング内で閉弁位置から開弁位置に摺動可能に移動可能であり、そこでバルブ本体の内部が分配通路を介してバルブ本体の外部と連通することができる。] [0078] 典型的には、バルブは計量バルブであり、計量体積は、典型的には10〜100μlである(25μl、50μl、又は63μlなど)。いくつかの実施形態では、バルブ本体は、製剤の量を計量するための計量チャンバと、それによって入口ポートを通って計量チャンバへの流量が制御可能な開閉機構とを画定する。好ましくは、バルブ本体は、第2入口ポートを介して計量チャンバと連通するサンプリングチャンバを有し、前記入口ポートは、それによって計量チャンバへの製剤の流量を調節する開閉機構によって制御可能である。] [0079] バルブは、チャンバと、そのチャンバへ延びてチャンバに対して分配位置と非分配位置の間で移動可能なバルブステムとを有する「自由流れエアゾールバルブ」も備えることができる。バルブステムがある構成を有し、チャンバがある内部構成を有し、これによって、計量体積がそれらの間で規定され、その分配位置と分配位置の間の動作中に、バルブステムが順次、(i)チャンバへのエアゾール剤の自由流れを可能にし、(ii)バルブステムの外面とチャンバの内面の間の加圧されたエアゾール剤の閉鎖された計量体積を規定し、(iii)計量体積が出口通路と連通し、それによって、加圧されたエアゾール剤の計量体積の分配が可能となるまで、閉鎖された計量体積の体積を減少させることなく、チャンバ内で閉鎖された計量体積で移動する。] [0080] いくつかの実施形態では、バルブの内側部品のいずれか(例えば、使用に際して、製剤と接触するもの)は、薬剤がそれに付着される傾向を減少させる材料(例えば、フルオロポリマー材料)でコーティングされる。適切なフルオロポリマー材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)及びフッ化エチレン-プロピレンコポリマー(fluorinated ethylene-propylene co-polymer)(FEP)が挙げられる。どの移動可能部品もそれに施された被覆を有することができ、それによって、所望の動作特性が向上する。したがって、必要に応じて、摩擦接触を増加させるために摩擦コーティングを施すことができ、摩擦接触を減少させるために潤滑剤を使用することもできる。] [0081] 別の実施形態では、薬剤発射デバイスは、流体製剤(例えば、加圧されていない/噴射剤のない)の分配に適した流体発射デバイスであり、したがって一般に、圧縮ポンプを備えた流体容器を具備する。] [0082] このようなポンプ式発射デバイスは、経鼻送達のために流体形態の薬剤を分配するためのディスペンサで最も広く使用される。] [0083] 適切な流体発射デバイスは、一端に首部を有し、容器内に位置する吸い込み入口を有する圧縮ポンプと、容器の首部から突き出て、ポンプから前記流体を送るための発射チューブとを有する、分配するべき流体を格納するための容器を備える。ポンプは一般に、ポンプが発射されると、それが「静止」位置に戻って、それ以降の発射の準備が整うように、戻しばねを含む。] [0084] 適切な予圧ポンプ(pre-compression pump)は、ヴァロア株式会社(Valois SA)によって製造されるモデルであるVP3、VP7、又は変更形態であろう。典型的には、このような予圧ポンプは、典型的には、8〜50mlの製剤を保持できるボトル(ガラス又はプラスチック)容器と共に使用し、典型的には、各スプレーは、50〜100μlのこのような製剤を送達し、したがって、デバイスは少なくとも100回分の計量された用量を供給できる。] [0085] 容器鍔部は、いくつかの実施形態では、薬剤発射デバイス(例えば容器)と本質的に固定された関係にある(即ち、これに固定する)。いくつかの実施形態では、容器鍔部は、容器の首部と係合される(例えば、これと本質的に固定された関係にある)。] [0086] また、容器鍔部は、スナップ嵌め係合機構を含む任意の適切な永久的な又は一時的な係合によって、薬剤発射デバイス、例えば容器(の首部)と係合されることができる。好ましくは、以下に説明される実施形態と同様に、容器鍔部は、米国特許出願第10/110,611(WO-A-01/28887)号及びUS-A-2006/0082039に記載されている割リング鍔を使用することによって、容器に永久的に接続される。] [0087] (後述するように、付勢機構を介して)容器鍔部に接続し、それに対して薬剤発射デバイスの長手方向軸に沿って移動可能な伝達要素がさらに提供される。この伝達要素は、任意の適切な形態を有することができるが、好ましくは、容器によって受け入れられるようなサイズ及び形状に成形され、容器鍔部に対して適切な形で配置される拡張部鍔部を備える。一実施の形態では、この拡張部鍔部は、容器鍔部の周囲(即ち、その外部)で受け入れられるようなサイズ及び形状に成形される。] [0088] また、伝達要素は作動部分を含み、この作動部分は、少なくとも一本の指で操作可能な部材と相互作用するような形状に成形され、迫台(例えば、フランジ又は棚部)、ラックアンドピニオンギア、及び窪みを含む相互作用の形成を容易にして、それに対応する任意の形態を取ることができる。いくつかの実施形態では、作動部分は当接面を画定する。] [0089] また、ハウジングは、少なくとも一本の指で操作可能な部材を備える。好ましくは、少なくとも一本の指で操作可能な部材は、薬剤発射デバイスの長手方向軸に対して横断方向に移動可能である。したがって、いくつかの代替実施形態では、少なくとも一本の指で操作可能な部材は、必要な力の伝達を可能にするために、伝達要素の作動部分と直接に接触してもよいし、それに結合されてもよい。] [0090] 上記する少なくとも一本の指で操作可能な部材は、いくつかの実施形態では、作動部分と直接相互作用するような形状に成形され、迫台及び窪みを含む直接的な相互作用の形成を容易にして、それに対応する任意の形態を有することができる。いくつかの実施形態では、少なくとも一本の指で操作可能な部材は、伝達要素の作動部分と相互作用するように配置された軸受面を画定する。] [0091] ここで、「少なくとも一本の指で操作可能な部材」という用語は、代表的な使用者(例えば、成人患者又は小児患者)の指若しくは親指又はそれらの組合せの動作によって操作可能な、そのような部材を包含することを意味する。] [0092] いくつかの実施形態では、少なくとも一本の指で操作可能な部材は、機械的利益を適用するように配置される。即ち、少なくとも一本の指で操作可能な部材は、機械的利益を使用者の力に適用し、伝達要素によって働いた力を(一般に、増強又は平滑化するように)調整する。機械的利益は、一実施の形態では、例えば、1.5:1〜10:1(増強された力:最初の力)、より典型的には、2:1〜5:1の比で一定の機械的利益の増加などによって、いずれも同じ形で適用されることができる。別の実施形態では、機械的利益は、加えられた力の周期にわたって機械的利益の段階的な増加又は段階的な減少などの、一定でない形で適用される。機械的利益の変動の正確な側面は、ディスペンサデバイスの所望の分配性能を参照することで容易に決定することができる。] [0093] いくつかの実施形態では、少なくとも一本の指で操作可能な部材は、レバーなど、機械的利益を自然に生じさせる形態を有する。] [0094] いくつかの実施形態では、少なくとも一本の指で操作可能な部材は、ハウジングの部品に枢動可能に接続され、(例えば、その上で直接作用する)伝達要素に力を伝達するように配置された少なくとも一つのレバーからなり、そのレバー又は各レバーが使用者によって移動されるときに伝達要素を第1の方向へ付勢するようにする。] [0095] 好ましい一実施の形態では、二つの対向するレバーがあり、それぞれがハウジングの部品に枢動可能に接続し、二つのレバーが使用者によって共に圧搾されたときに伝達要素を第1の方向に付勢するように、伝達要素に作用するように配置されることができる。] [0096] また、一実施の形態では、二つの対向するレバーの動きが連動され、その連動は、使用に際して患者によって一つのレバーに加えられた不均等な力を、他方のレバーに加えられたように完全に又は部分的に補償するように作用し、任意の適切な結合機構を使用することができる。一実施の形態では、二つの対向するレバーは噛合歯を備え、その歯は噛合し合うように配置され、それによって結合作用をもたらす。] [0097] いくつかの実施形態では、そのレバー又は各レバーはハウジング内の下端において枢動可能に支持される。ここで、「ハウジング内の下端において」という用語は、患者による薬剤ディスペンサデバイスの通常の使用中において最も低い、ハウジングの端部において、という意味である。] [0098] 下端が枢動されたレバー構成を使用することは、長いレバーを使用することができ、それによって、入力された力と伝達要素を作動するために加えられた力との間の機械的な比が最大になるという利点を有する。また、使用者は通常、レバーの端部の近くに設置された親指でディスペンサデバイスを把持するので、その下端において枢動可能に支持されたレバーを使用することは、上端において枢動可能に支持されたレバーを使用することに比べて人間工学的効果が高い。上端で枢動可能に支持されたレバー(この場合も、通常「使用中」構成に対して)を使用すると、患者の親指の場所は、レバーがその周りを枢動する位置に近く、したがって最大のてこの作用が得られない。] [0099] 任意に、少なくとも一本の指で操作可能な部材及び/又は容器鍔部の動きを可逆的にロック/アンロックするためのロッキング機構が薬剤ディスペンサデバイスに設けられる。このロッキング機構の目的は、少なくとも一本の指で操作可能な部材及び/又は容器鍔部の意図しない動きを防止すること、したがって、ディスペンサデバイスの意図しない作動を防止することである。] [0100] いくつかの実施形態では、ロッキング機構は、少なくとも一本の指で操作可能な部材及び/又は容器鍔部の意図しない動きを妨害するように作用する、任意の適切な肢部(limb)、突起、又は迫台を備えるロッキング要素を具備する。このような意図しない動きは、例えば、患者がディスペンサデバイスを誤用した結果、又はデバイスの運搬中(例えば、患者のポケット又はバッグに入れて運ばれたとき)に起こることがある。] [0101] 一実施の形態では、ロッキング機構は、出口用の取り外し可能なカバー(例えば、マウスピースカバー又はノズルカバー)に設けられ、したがって、使用に際して、患者は出口カバーを取り外し、それによって同時に出口が現れ、ロッキング機構がアンロックされる。逆に、使用後には、出口カバーが元の位置に置かれ、少なくとも一本の指で操作可能な部材及び/又は容器鍔部が再度ロックされる。いくつかの代替実施形態では、ロッキング機構は、取り外し可能なカバーの一体部品を備えるか、又はそれに固定された付加物として設けられるか、又はそれに対して移動可能な(例えば、回転可能又は変形可能な)付加物として設けられることができる。] [0102] 一実施の形態では、ロッキング機構は、容器鍔部の意図しない動きを防止するように、したがって発射機構の発射を防止するように配置されるが、少なくとも一本の指で操作可能な部材の動き及び/又は伝達要素の動きを妨げない。したがって、容器鍔部がそのロックされた状態(即ち、ロッキング機構がそのロッキング機能を実施している)とき、少なくとも一本の指で操作可能な部材(例えば、レバー)は依然として移動することができる、その動きは、付勢機構を介してエネルギーを伝達して伝達要素を移動させるが、容器鍔部のすべての動きを防止する。この形態のロッキング配置は、指で操作可能なもの(例えば、レバー)に加えられた意図しない力によってそれを進ませることができ、全体としてそれへの又はデバイスへの損傷はないが、ディスペンサデバイスは(例えば、発射機構を発射することによって)何ら作動されないという利点を有する。] [0103] 一実施の形態では、容器鍔部は、その下側に一つ又は複数の(例えば、二つの)下向き突起を備え、マウスピースは、一つ又は複数の干渉要素の形を有するロッキング機構を備える。いくつかの実施形態では、干渉要素(複数可)はP字形であり、その周りを干渉要素(複数可)が回転することができる適切なヒンジ(例えば一体ヒンジ(living hinge))によりマウスピースに接合される。一実施の形態では、ブリッジ要素によって連結された二つの干渉要素があり、マウスピースがディスペンサデバイスの本体と係合される(即ち、マウスピースが閉められた位置にある)とき、干渉要素(複数可)は下向き突起(複数可)に当接し、それによって、容器鍔部の下向きの動きを防止する(即ち、ロックする)。このため、容器鍔部の意図しない動き、したがって、ディスペンサデバイスの意図しない作動(即ち、発射機構の発射)が防止される。しかし、いくつかの実施形態では、容器鍔部がそのロックされた状態にあるときでも、少なくとも一本の指で操作可能な部材及び伝達要素は自由に移動する。] [0104] 一つ又は複数の回転可能な干渉要素がマウスピースに設けられた、ある特定のロッキング機構が、出願人の同時係属米国特許出願第12/066,048号に記載されている。この米国特許出願は、英国特許出願第0518355号の優先権を主張するPCT特許出願番号WO-A-2007/028992から派生されたものであり、これらの出願のそれぞれを参照により本明細書に組み込む。] [0105] 容器鍔部を伝達要素に接続させるように作用する付勢機構がさらに提供されることができる。この付勢機構は、長手方向軸に沿って容器鍔部に対して第1の方向に伝達要素を移動させるときに、付勢エネルギーを保存するように作用する。] [0106] いくつかの実施形態では、付勢機構は、機械的エネルギーを保存するための、一つ若しくは複数のばね又は他の弾性的に圧縮可能な若しくは拡張可能な機械部材を備える。好ましくは、付勢機構は、容器鍔部のいずれの側にも一つを設置する(即ち、180°の半径方向の間隔)二つのばねの配置を備える。] [0107] 出願人は、薬剤発射デバイスの発射機構(例えば、バルブ又はポンプ)の効果的な作動のため、付勢機構は予荷重機構の所定の力を上回ることと、その発射機構を作動するのに十分な付勢エネルギーを保存(及び放出)できるべきであるということを理解している。したがって、例えば発射機構が戻しばねを有するバルブ又はポンプを備える場合、付勢機構は、その戻しばねを上回ってバルブ又はポンプを確実に発射するのに十分な付勢エネルギーを供給することが可能であるべきである。] [0108] しかし、出願人は、患者によって少なくとも一本の指で操作可能な部材に加えられる作動力を最小限に抑えることが望ましいことを理解している。望ましくはまた、人間工学と審美性の両方の観点から、デバイスの全体的なサイズを比較的小さく抑える(例えば、患者の手に無理なく収まる)。望ましくはまた、ディスペンサデバイスはプラスチック構成要素で作製されるが、これによって、特に緊張状態に置かれている場合に、あるプラスチックの機械的強度が経時的に減少するという課題をもたらす。] [0109] したがって、付勢機構は、いくつかの実施形態では、初期の高い付勢張力(biasing tension)をもたらすように(例えば、バルブ又はポンプの戻しばねを作動するのに必要な力と等しいかそれより相対的に大きいが、やはり必ず予荷重機構の所定の閾値力の付勢張力より相対的に小さい)、さらに、低いばね定数を有する(即ち、使用者による少なくとも一本の指で操作可能な部材の作動に応答して付勢機構が移動されるにつれて、その中の張力が低い割合でのみ増加する)ように配置される。出願人は、これを圧縮ばねで達成するのは難しい場合があることを理解している。その理由は、低いばね定数を有するばねを作製し、次にそれを所与の長さに圧縮して初期の高い付勢張力を達成した後にそれをデバイスに組み付ける必要があるからである。したがって、デバイスの任意のプラスチック構成要素には常に負荷がかけられている。] [0110] したがって、いくつかの実施形態では、付勢機構は一つ又は複数の引張ばねを備える。] [0111] いくつかの実施形態では、その引張ばね又は各引張ばねの伸長度は、その発射機構を発射するために発射機構の任意の戻しばね(例えばバルブ戻しばね又はポンプ戻しばね)を上回るのに必要なばねの伸長度より大きい。] [0112] 好ましくは、引張ばねは閉コイル形態を有し、この形態は、いくつかの実施形態では、その「静止」状態の初期の付勢張力を画定する。いくつかの実施形態では、一つ又は複数の引張ばねを組み合わせて提供されるその初期の付勢張力は、予荷重機構の所定の閾値力の付勢張力をほんの少し下回る(例えば、3〜10N下回るなど、1〜15N)。] [0113] いくつかの実施形態では、一つ又は複数の引張ばねは低いばね定数を定義する。即ち、その伸長には、使用者の力を過度に加える必要はない。これは、使用者による少なくとも一本の指で操作可能な部材の作動に応答したその伸長は、それによって、使用者に過度の負担をかけないという点で有利である。いくつかの実施形態では、その引張ばね又は各引張ばねのばね定数は、1〜4N/mmなど、0.5〜5N/mmの範囲にある。] [0114] 予荷重機構が容器鍔部にさらに設けられ、付勢エネルギーの容器鍔部への伝達を防止して、(i)長手方向軸に沿って前記発射デバイスを第1の方向に移動させて、発射機構を作動させ、また、(ii)所定の閾値力を上回るまで前記作動カウンタを作動させる。] [0115] したがって、最初は、患者による少なくとも一本の指で操作可能な部材の作動に応答して伝達要素が長手方向軸に沿って移動されるにつれて、伝達要素と容器鍔部(これは動かない)の間の(長手方向軸に沿った)間隔が増加し、付勢エネルギーが付勢機構で蓄積する。しかし、予荷重機構によって規定された所定の閾値力を超えると、付勢エネルギーが放出され、それによって容器鍔部が長手方向軸に沿って第1の方向に下がる。この動作により、発射機構が作動され、発射チャネルを通って出口に製剤が発射され、患者に送達される。] [0116] 言い換えれば、予荷重機構は、所定の閾値力が少なくとも一本の指で操作可能な部材に加えられるまで薬剤発射デバイスの発射機構の作動を防止するように作用する。したがって、所定の閾値力は、付勢機構に保存されたエネルギーが放出されて発射機構を作動することができる前に最初に上回らなければならない「障壁」力と考えることができる。本質的には、予荷重機構は、「拘束(commitment)」機構として作用し、「障壁」力を超えたときのみ、作動エネルギーを発射機構に放出することができる。] [0117] 発射機構の作動が可能になる前に上回らなければならない所定の力の量は、標準的な使用者の概要(profile)、製剤の性質、所望の発射特性などの種々の要因に従って選択される。] [0118] 典型的には、所定の閾値力は、5〜40N、より典型的には10〜30N(例えば、15〜25N)の範囲にある。即ち、発射機構の作動が可能になる前に所定の閾値を上回るためには、典型的には5〜40N、より典型的には10〜30N(例えば、15〜25N)の力が加えられなければならない。このような値は、弱い、区別の付かない、又は意図しない指の動きに対して適切な「障壁力」を示すが、使用者の決定された指(又は親指)による動作によって容易に上回られる力に対応する傾向がある。デバイスが小児患者又は高齢患者によって使用されるように設計される場合、成人患者が使用するように設計されたデバイスよりも低い所定の力を有してよいことが理解されるであろう。] [0119] いくつかの実施形態では、予荷重機構は、容器鍔部とハウジングの間に置かれる。] [0120] いくつかの実施形態では、予荷重機構は、ハウジングの部品と係合するために容器鍔部の上に形成された一つ又は複数の戻り止めを備え、その戻り止め又はすべての戻り止めは、発射機構が作動されるような方法で、容器鍔部が長手方向軸に沿って移動されるように、少なくとも一本の指で操作可能な部材を介して所定の閾値力が伝達要素に加えられたときに、ハウジングから分離可能である。] [0121] 好ましくは、各戻り止めは、ハウジングに設けられたステップ又は迫台に係合する(例えば、これにラッチ係合する)支持脚などの、可撓性(例えば、弾性)の支持肢部を備える。所定の閾値力を上回ると、その可撓性支持肢部又は各可撓性支持肢部は、ステップ又は迫台から分離して、長手方向軸に沿って容器鍔部を移動させ、それによって発射機構が作動されるようにすることができる。いくつかの実施形態では、その支持肢部又は各支持肢部は、容器鍔部の下端(即ち、出口に最も近い端部)に設けられ、二つから四つの(例えば、三つの)可撓性支持肢部の配置が特に好ましい。或いは、その支持肢部又は各支持肢部は、ヒンジ結合された形態又は関節式の形態を有することができる。] [0122] いくつかの実施形態では、ハウジング上にあるそのそれぞれのステップ又は迫台からの可撓性支持肢部の分離を誘導する誘導機構が伝達要素(例えば、拡張部鍔部)に設けられ、好ましくは、このような誘導機構は、各可撓性支持肢部の成形頭部と相互作用する誘導傾斜路を備える。] [0123] いくつかの実施形態では、可撓性支持肢部とハウジング上のそのそれぞれのステップ又は迫台との再係合を誘導する復座(reseat)誘導機構が伝達要素(例えば、拡張部鍔部)に設けられる。好ましくは、このような復座誘導機構は、各可撓性支持肢部の成形復座頭部と相互作用する復座誘導傾斜路を備える。] [0124] いくつかの実施形態では、「分離」誘導機構(例えば、傾斜路)が各可撓性支持肢部の外側の成形頭部と相互作用し、「再係合」復座誘導機構(例えば、傾斜路)が各可撓性支持肢部の内側の成形復座頭部と相互作用する。] [0125] 或いは、予荷重機構は、容器鍔部の部品と係合するようにハウジングの上に形成された一つ又は複数の戻り止めを備えることができ、その戻り止め又はすべての戻り止めは、発射機構を作動できるように少なくとも一本の指で操作可能な部材を介して所定の閾値力が伝達要素に加えられるときに容器鍔部から分離可能である。] [0126] 本明細書の予荷重機構は、容器鍔部への付勢エネルギーの伝達を防止し、所定の閾値力を上回るまで作動カウンタを作動するように作用する。したがって、カウントは使用者による作動のみに応答して作動カウンタによって位置合わせされ、この使用者による作動は、予荷重機構によってもたらされる「障壁」力を上回るのに十分であり、それによって薬剤容器から用量が分配される。] [0127] 薬剤発射デバイスが薬剤ディスペンサデバイスのハウジングから可逆的に着脱可能ないくつかの実施形態が想到され、このような実施形態では、薬剤ディスペンサデバイスは、ハウジングアセンブリと、それによって受け入れ可能な薬剤発射デバイスとを備える。] [0128] 前述のハウジングアセンブリとそれによって受け入れ可能な薬剤発射デバイスとを備える一式の部品が設けられた、いくつかの実施形態も想到される。薬剤発射デバイスは長手方向軸を有し、分配するべき製剤を格納するための容器と、発射機構と、前記製剤の発射のために前記容器から延びる発射チャネルとを備える。] [0129] ハウジングアセンブリは、使用者又は薬剤師が後でその中に適切な薬剤発射デバイスを嵌入する別個のアイテムとして供給することができることも想到される。] [0130] いくつかの実施形態では、薬剤ディスペンサデバイスは、患者の体腔に挿入するための出口を備えるハウジングを具備する。いくつかの実施形態では、ハウジング内の薬剤発射デバイスは、分配するべき製剤を格納するための容器と、前記製剤を前記容器から前記出口に発射するための発射機構とを備え、薬剤発射デバイスは、発射機構が静止状態に保たれ、デバイスを製剤が容器から出口に発射される発射モードにするために容器が発射機構に対して第1の方向に移動可能であるようにハウジング内に配設される。] [0131] いくつかの実施形態では、容器を発射機構に対して第1の方向に飛び出させる(又は装荷する)ためのカタパルト(又は装荷)配置が提供され、これは、容器に取り付けられた第1部品と、第1部品及び第2部品が相互に近づいたり離れたりできるように第1部品に接続された第2部品と、第1部品及び第2部品をその静止構成に付勢するための付勢力(機構)と、使用に際して第2部品が付勢力(機構)に逆らって前記第1の方向に第1部品から離れるときに第1の方向の動きに逆らって第1部品をラッチ係合するようになっているラッチと、第2部品が第1部品から所定の距離を第1の方向に移動したときに、付勢力(機構)によって第1部品を第1の方向に第2部品に向かって移動させ、且つ容器を発射機構に対して第1の方向に運んで薬剤発射デバイスをその発射モードにすることを可能にするためにラッチを解除するようになっているラッチリリースとを備える。] [0132] いくつかの実施形態では、本明細書の作動カウンタは、ラッチの解除時に第1部品又は容器の第1の方向への動きによって作動されるように構成及び配置される。] [0133] ラッチは第1部品の上に設けることができ、ラッチリリースは第2部品の上に設けることができる。第1部品は鍔部とすることができ、第2部品は、例えば環状形の、鍔部とすることができる。ラッチは、第1部品の一つ又は複数の突出部によって形成されることができ、ラッチリリースは、ラッチと接触してそれを解除するようにその表面によって形成されることができる。付勢力(機構)は、弾性要素、典型的には、ばねによって提供されることができる。デバイスは、ラッチリリースがラッチを解除するようにカタパルト(装荷)配置の第2部品を第1の方向に第1部品から所定の距離移動させるための作動機構を有することができ、作動機構は、少なくとも一本の指で操作可能な部材(例えば、以下の実施形態で図面を参照して説明されるような、一つ又は複数のレバーなど)を備えることができる。] [0134] 薬剤ディスペンサデバイスは、いくつかの実施形態では、吸入器であり、より適切には、よく知られている「定量噴霧式吸入器」(MDI)タイプの吸入器であり、さらにより適切には、手で操作可能な携帯型の呼吸調整型MDIである。このようなMDIでは、患者は、薬剤発射デバイスから薬剤を放出するためにMDIを手動で作動しながら同時に出口で吸入し、したがって、吸入と作動は調整される。これは、吸入イベント自体がMDIを作動し、そのため調整を必要としない呼吸操作型(breath-operated)MDIとは異なる。] [0135] 本発明の別の態様によれば、本明細書に記載の、作動カウンタの使用方法が提供される。] [0136] なお、本出願は、2008年2月18日に出願された米国仮特許出願第61/029,458号の優先権を主張し、その内容全体を参照により本明細書に組み込む。] [0137] また、次の米国仮特許出願の開示を、参照によりその全体を本明細書に組み込む:いずれも2006年8月22日に出願された米国仮特許出願第60/823,134号、第60/823,139号、第60/823,141号、第60/823,143号、第60/823,146号、第60/823,151号、及び第60/823,154号;2007年3月13日に出願された米国仮特許出願第60/894,537号;及び2007年8月21日に出願された米国仮特許出願第60/956,947号及び第60/956,950号。次の国際(PCT)特許出願、及び特にその中で指定された米国国内段階の出願の開示もすべて、参照によりその全体を本明細書に組み込む:いずれも2007年8月21日に出願されたPCT特許出願番号PCT/EP2007/058678(WO-A-2008/023018);PCT/EP2007/058679(WO-A-2008/023019);PCT/EP2007/058676(WO-A-2008/023017);PCT/EP2007/058672(WO-A-2008/023015);PCT/EP2007/058670(WO-A-2008/023014);PCT/EP2007/058669(WO-A-2008/023013);及びPCT/US2007/076347(WO-A-2008/024728);2008年3月12日に出願されたPCT特許出願番号PCT/EP2008/052967号(WO-A-2008/110584);及び2008年8月19日に出願されたPCT特許出願番号PCT/EP2008/060861。] [0138] 本発明のさらなる態様及び特徴が、添付の図面の図を参照して、本発明の特許請求の範囲及び例示的な実施形態の説明に記載されている。このような例示的な実施形態は、相互に排他的に実施できてもできなくてもよく、それによって各実施形態は一つ又は複数の他の実施形態の一つ又は複数の特徴を組み込むことができる。本発明を説明するための例示的な実施形態が記載されていること、及び本発明がこれらの実施形態に限定されないことを理解されたい。] 図面の簡単な説明 [0139] 「静止」位置にある、明細書においてMDIタイプの手で操作可能な携帯型の呼吸調整型薬剤ディスペンサデバイスの斜視図である。 前面上部カバー部品、作動カウンタ、駆動板、取り外されたマウスピース及びマウスピースカバー、及び切欠区域で示された前面下部カバー部品を備えた図1の薬剤ディスペンサデバイスの斜視図であり、デバイスがこの図でも「静止」位置で示される図である。 前面上部カバー部品、作動カウンタ、取り外された駆動板及びマウスピースカバー、並びに切欠区域で示された左前面下部カバー部品及びマウスピースの左側を有する図1の薬剤ディスペンサデバイスの正面図であり、デバイスが作動位置の「静止」位置で示される図である。 前面上部カバー部品、作動カウンタ、取り外された駆動板及びマウスピースカバー、並びに切欠区域で示された左前面下部カバー部品及びマウスピースの左側を有する図1の薬剤ディスペンサデバイスの正面図であり、デバイスが作動位置の第1段階で示される図である。 前面上部カバー部品、作動カウンタ、駆動板、取り外されたマウスピースカバー及び左レバー、並びに切欠区域で示される左前面下部カバー部品及びマウスピースの左側を備えた図1の薬剤ディスペンサデバイスの正面図であり、デバイスが作動位置の第2段階で示される図である。 前面上部カバー部品、作動カウンタ、駆動板、取り外されたマウスピースカバー及び左レバー、並びに切欠区域で示される左前面下部カバー部品及びマウスピースの左側を備えた図1の薬剤ディスペンサデバイスの正面図であり、デバイスが作動位置の第3段階で示される図である。 前面上部カバー部品、作動カウンタ、駆動板、取り外されたマウスピースカバー及び左レバー、並びに切欠区域で示される左前面下部カバー部品及びマウスピースの左側を備えた図1の薬剤ディスペンサデバイスの正面図であり、デバイスが作動位置の第4段階で示される図である。 駆動板が取り外された、図1の薬剤ディスペンサデバイスの内部機構の部品の前面からの分解組立図である。 駆動板が取り外され、特に、マウスピースがマウスピースカバーによって覆われるときにその作動をブロックするために「インターロック」機構が設けられた、図1の薬剤ディスペンサデバイスの内部機構の一部の概略図である。 マウスピースカバーがマウスピースから取り外され、したがって、「すぐに使用できる」位置にある、図1の薬剤ディスペンサデバイスの斜視図である。 マウスピースカバーがマウスピースから取り外され、レバーが押され、したがって、「すぐに使用できる」位置にある、図1の薬剤ディスペンサデバイスの斜視図である。 「使用中」位置にあるハウジングへの気流を示す、図1の薬剤ディスペンサの第1の半分の斜視図である。 「使用中」位置にあるハウジングのチャンバを通過する気流を示す(作動カウンタ及び内部機構の細部が省略されている)図1の薬剤ディスペンサデバイスの第2の半分の透視切欠図である。 「使用中」位置にある吸入器本体を通過する気流を示す(作動カウンタ及び内部機構の細部が省略されている)、図1の薬剤ディスペンサデバイスをわずかに変形した形態である、図1の薬剤ディスペンサデバイスの第2の半分の透視切欠図である。 図1の第1薬剤ディスペンサ又は図11の第2薬剤ディスペンサデバイスの前面上部カバー部品で受け入れられるように配置された、本明細書の作動カウンタの分解組立図である。 前面上部カバー部品で受け入れられる図12の作動カウンタの下面図である。 前面上部カバー部品で受け入れられる図12の作動カウンタの上面図である。 「カウント120」位置にある図12の作動カウンタの切欠図である。 「カウント119」位置にある図12の作動カウンタの切欠図である。 10の位(decimals)カウントホイールを除いた図12の作動カウンタの図14aに対応する切欠図である。 10の位(decimals)カウントホイールを除いた図12の作動カウンタの図14bに対応する切欠図である。 1の位(numerals)カウントホイールを除いた図12の作動カウンタの図14aに対応する切欠図である。 1の位(numerals)カウントホイールを除いた図12の作動カウンタの図14bに対応する切欠図である。 「カウント0」位置にある図12の作動カウンタの切欠図である。 「閉鎖」位置にある図12の作動カウンタの切欠図である。 1の位カウントホイールを除いた図12の作動カウンタの図17aに対応する切欠図である。 1の位カウントホイールを除いた図12の作動カウンタの図17bに対応する切欠図である。 前面上部カバー部品及び作動カウンタが取り外され、デバイスが「静止」位置にある、デバイスの図1の薬剤ディスペンサデバイスの正面図である。 その中に配設された前面上部カバー部品及び作動カウンタがデバイスの残りの部分から外して示された図1の薬剤ディスペンサデバイスの斜視図であり、デバイスが「静止」位置で示される図である。 図1の薬剤ディスペンサデバイスの前面上部カバー部品の内側の平面図であり、その中に配設された作動カウンタを示す図である。 本明細書における薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための代替内部機構で使用するための容器鍔部部品の斜視図であり、垂直構成で示される図である。 本明細書における薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための代替内部機構で使用するための容器鍔部部品の斜視図であり、反転された構成で示される図である。 本明細書における薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための代替内部機構で使用するための拡張部鍔部部品の斜視下面図である。 本明細書における薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための代替内部機構で使用するための拡張部鍔部部品の斜視上面図である。 本明細書における薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための代替内部機構の組み立ての逐次的なステップの斜視図であり、図22及び図23の容器鍔部及び図24及び図25の拡張部鍔部を使用する図である。 本明細書における薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための代替内部機構の組み立ての逐次的なステップの斜視図であり、図22及び図23の容器鍔部及び図24及び図25の拡張部鍔部を使用する図である。 本明細書における薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための代替内部機構の組み立ての逐次的なステップの斜視図であり、図22及び図23の容器鍔部及び図24及び図25の拡張部鍔部を使用する図である。 代替機構の逐次的な操作ステップ中の図24及び図25の拡張部鍔部が、図26a〜図26cで示されるように組み立てられた、図22及び図23の容器鍔部の重要な部品の相互作用に関する側断面図である。 代替機構の逐次的な操作ステップ中の図24及び図25の拡張部鍔部が、図26a〜図26cで示されるように組み立てられた、図22及び図23の容器鍔部の重要な部品の相互作用に関する側断面図である。 代替機構の逐次的な操作ステップ中の図24及び図25の拡張部鍔部が、図26a〜図26cで示されるように組み立てられた、図22及び図23の容器鍔部の重要な部品の相互作用に関する側断面図である。 図1の薬剤ディスペンサデバイスの下部ハウジング部品及びマウスピースアセンブリ(分離されて示されている)の上方からの斜視図である。 図1の薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための、分離されて示されている、代替の「二つの部品からなる形態」の下部ハウジング部品を示す図である。 図1の薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための、組み立てられて示されている、代替の「二つの部品からなる形態」の下部ハウジング部品を示す図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 そのマウスピースに代わるものとして、図1又は図11の薬剤ディスペンサデバイスで使用することができるマウスピースの形態の正面図である。 図12〜図18bの作動カウンタの変更版と共に使用するための駆動板の背面図である。 図12〜図18bの作動カウンタの変更版と共に使用するための駆動板の正面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する平面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する平面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する平面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する平面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する平面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する平面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する平面図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する斜視図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する斜視図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する斜視図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する斜視図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する斜視図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する斜視図である。 図31a〜図31bの駆動板を組み込んだ図12〜図18bの作動カウンタの変更版の重要な部品の、逐次的な操作ステップの対応する斜視図である。 図32a〜図33gの変更された作動カウンタで使用するための1の位ホイールの斜視下面図である。 図32a〜図33gの変更された作動カウンタで使用するための1の位ホイールの斜視上面図である。 図32a〜図33gの変更された作動カウンタで使用するための10の位ホイールの斜視下面図である。 図32a〜図33gの変更された作動カウンタで使用するための10の位ホイールの斜視上面図である。 図12〜図18bの作動カウンタの別の変更版の駆動板の背面図である。 図12〜図18bの作動カウンタの別の変更版の駆動板の正面図である。 図36a及び図36bの駆動板と共に使用するための1の位ホイールの斜視下面図である。 図36a及び図36bの駆動板と共に使用するための1の位ホイールの斜視上面図である。 図36a及び図36bの駆動板と共に使用するための10の位ホイールの斜視下面図である。 図36a及び図36bの駆動板と共に使用するための10の位ホイールの斜視上面図である。] 実施例 [0140] 理解の便宜のために、図示する本発明の例示的な実施形態の以下の説明においては、代替/異なる実施形態の同様の特徴を示すために、同様の参照番号を使用する。] [0141] 変更された作動カウンタ(例示的な要素又は図31a〜図38bに示されるもの)は本発明によるものだが、変更されていないカウンタ(その要素は図12〜図21に示される)は本発明によるものではない。] [0142] 次に、図面を参照すると、図1には、手で操作可能な携帯型の呼吸調整型加圧式定量噴霧式吸入器(MDI)の形態である、本明細書の薬剤ディスペンサデバイス1が示されている。このタイプのデバイスでは、吸入がデバイスからの薬剤の放出によって調整され、それによって、薬剤が吸入気流によって患者の気道における目標場所(この場合、肺)に運び去られる(entrain)ように、患者が、デバイスの手動作動によってデバイスの分配出口(この実施形態ではマウスピース14)での吸入を調整する必要がある。] [0143] デバイス1は、前面上部ハウジング部品10a及び背面上部ハウジング部品10b並びに下部ハウジング部品12による組合せで画定されたハウジングを備え、この実施形態では、これらはいずれもプラスチック(例えば、ABS)から形成される。ハウジングの全体的な形は、一般的な用語では下部ハウジング部品12の背面が使用者の手のひらによって受け入れられるように、使用者の手で受け取りやすいように配置されることに留意されたい。マウスピース14(図1では目に見えないが、図7では見える)は、取り外し可能なマウスピースカバー16によって保護され、下部ハウジング部品12の前面から延び、使用に際して、それを通して吸入するために患者の口に挿入されるように配置される。なお、マウスピース14は、ポリプロピレン(PP)から作製することができる。] [0144] 棚状突起13a、13bは、下部ハウジング部品12の基部に設けられ、カバー16がマウスピース14を覆うときに、デバイスが棚状突起13a、13b及びマウスピースカバー16の上に「直立」するように配置できるようになっている。図7から理解されるように、カバー16がその「マウスピースが覆われていない」位置に移動されるとき、デバイスはカバー16自体の端面16aの上に「直立」することができ、棚状突起13a、13b及びマウスピースカバー16は、任意に、図7に示される位置でマウスピースカバー16を棚状突起13a、13bに解放可能に接続するための解放可能な予備コネクタ(例えば予備の雄型及び雌型スナップ嵌めコネクタ)(図示せず)を備えている。このような予備コネクタは、それぞれ棚状突起13a、13bの外表面及びマウスピースカバー16の内表面上に設けることができる。] [0145] 覗き窓216は、(i)前面上部ハウジング部品10a内に位置し、図12〜図21を参照して以下でより詳細に説明されるカウンタ201、又は(ii)図31〜図38を参照して以下でより詳細に説明される本発明による変更されたカウンタの一つ、によって表示されるカウント標識を見るために、前面上部ハウジング部品10aに設けられる。] [0146] 対向するレバー20a、20bは、前面上部ハウジング部品10a及び背面上部ハウジング部品10bに設けられた開口部11a、11bから突出する。レバー20a、20bは、使用に際してそれぞれ患者の指(複数可)及び親指を収容するような形状に成形され、それによって片手によるデバイスの操作が容易となる。なお、レバーは、ABSから作製することができる。] [0147] 図28は、図1の薬剤ディスペンサデバイスの下部ハウジング部品12及びマウスピース14(この図では、相互に分離されて示されている)を示す。下部ハウジング部品12に設けられているのはステムブロック8であり、これはエアゾール缶5のバルブステム7を受け入れるように配置される(図2も参照)。また、ステムブロック8は通路9を含み、これは使用に際して発射されたエアゾール化された薬剤をバルブステム7からマウスピース14へ誘導するように作用する。ステップ部分18a、18b、18c(その目的は以下の説明でより詳細に説明される)も下部ハウジング部品12に設けられる。] [0148] 図29a及び図29bは、図28の下部ハウジング部品12の代替形態として図1の薬剤ディスペンサデバイスと共に使用するための、それぞれ分離されて及び組み立てられて示されている、代替の「二つの部品からなる形態」の下部ハウジング部品412を示す。この二つの部品からなる形態は下部ハウジング部品412を備え、これは別個のステムブロック部490を受け入れるように配置される。その別個のステムブロック部490は、ステムブロック408とステムブロック通路409を含む。上記のように、下部ハウジング部品412はステップ部分418a、418b、418cを画定する。組み立て中に、別個の部品412、490は一つにまとめられ、ステムブロック部品490上の受け口494a、494b、494cは下部ハウジング部品上の柱492a、492b、492cに合わされる。次いで、部品412、490は、それぞれの柱492a、492b、492cが受け口494a、494b、494cに嵌合する箇所における熱溶接(「熱かしめ」)によって相互に接合される。] [0149] 代替の「二つの部品からなる形態」の下部ハウジング部品412及びステムブロック部490アセンブリを使用する利点は、ステムブロック部490の精度が高いという特徴によって製造及び検査が容易となることである。さらに、下部ハウジング部品412及びステムブロック部490は、(典型的には成形によって)異なるプラスチック/ポリマー材料から作製でき、各材料は下部ハウジング部品412及びステムブロック408の特定の機能(複数可)に特に適している。一般に、ステムブロック部490は、薬剤送達を容易にするために選択されたプラスチック/ポリマーから作製され、特に使用に際してステムブロック408を通って発射される薬剤噴射剤製剤と接触するのに適している。このため、ポリプロピレン(PP)は、特に噴射剤が以下のHFA-134a又はHFA227であるときに、ステムブロック部490を形成するために使用可能である。一方、以下により詳細に説明するように、下部ハウジング部品412は、ABS、又はステップ部分418a、418b、418cに等しく剛性を提供し、それによってデバイス1の作動の際のステップ部分からの可撓性の支持脚34a、34bの分離を容易にする別のプラスチック/ポリマー材料から形成されてもよい。] [0150] ステムブロック部及び下部ハウジング部品は、デバイス1の下部ハウジング部品の二つの部品からなる形態の存在理由から逸脱することなく、図29a及び図29bに示されるものとは異なる相補的な形態及び接続を有することができることが理解されるであろう。] [0151] 次に、図1のデバイス1の内部の仕組みの詳細は、図2を参照することによって理解することができる。図2では、前面上部ハウジング部品10a及びマウスピースカバー16が取り外されている。各対向するレバー20a、20bが、枢動コネクタ22a、22bによって上部ハウジング部品10a、10bに枢動可能に接続されることが分かるであろう。枢動接続の位置付けは、圧搾動きによって、所望の指-親指によるレバー20a、20bの操作性を容易にするように選択される。各レバー20a、20bの下端21a、21bは噛合し、それによってそれぞれのレバー20a、20bの運動を相互に連動しやすいことも分かるであろう。] [0152] 図示されていないが、各レバー20a、20bはその両側に下端21a、21bを有し、平面図では、各レバー20a、20bにその下端において全体的にU字形を提供する。] [0153] ハウジングに設けられているが、容器鍔部30によって大部分は図から見えにくくなっているものの、薬剤発射デバイスが提供される。これは、MDIで使用されることが一般に知られているタイプの、バルブ付きの円筒状エアゾール缶5の形態である。薬剤発射デバイスのバルブステム7は、ハウジングに設けられたステムブロック8内に受け入れられ、このステムブロック8は、発射されたエアゾール化された薬剤をバルブステムからマウスピース14へ誘導するように作用する通路9を含む。] [0154] レバー20a、20bは、各レバー20a、20bの下端21a、21bが薬剤発射デバイスの対向する側面(前面及び背面)に配設されるように、デバイス内に配置される。] [0155] この特定の実施形態では、図5を参照すると、缶5は、金属、例えばステンレス鋼、又はより好ましくはアルミニウム若しくはアルミニウム合金で作製された本体6を有している。また、缶は、加圧された薬用エアゾール剤を含有する。この製剤は、薬剤(一つ又は複数の薬剤活性物質)及び流体噴射剤を含み、任意に一つ又は複数の添加剤及び/又は補助剤を含む。この薬剤は、製剤中では溶解又は懸濁されている。噴射剤は、典型的にはCFCを含まない噴射剤、適切には液体噴射剤であり、好ましくはHFA-134a若しくはHFA-227又はその組合せなどのHFA噴射剤である。典型的には、薬剤活性物質(複数可)は、喘息又は慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患又は呼吸状態の治療において使用するためのタイプである。また、活性物質(複数可)は、呼吸器疾患又は呼吸状態の予防又は緩和を目的とするものであってもよい。] [0156] 米国特許第6,143,277号、第6,511,653号、第6,253,762号、第6,532,955号、及び第6,546,928号に開示されているように、缶5は、その内表面をフルオロカーボンポリマーで、任意に非フルオロカーボンポリマーとの混合物(ポリテトラフルオロエチレンとポリエーテルスルホンの混合物(PTFE-PES)など)でコーティングすることができる。これは、薬剤が製剤中で懸濁されている場合、とりわけ懸濁製剤が薬剤及びHFA噴射剤のみからなる、又は実質的にこれらからなる場合に特に好ましい。] [0157] 当業者に理解されるように、エアゾール業界でよく知られている製造業者、例えばヴァロア、フランス(例えばDF10、DF30、DF60)、ベスパック社(Bespak plc)、イギリス(例えばBK300、BK356、BK357)、及び3M-ネオテクニック(3M-Neotechnic Ltd)、イギリス(例えばSpraymiser(商標))から市販されているバルブステム7は、缶5に装着された計量バルブ(図示せず)の一部を形成する。計量バルブの計量チャンバは、US-A-2003/0101993に詳述されているように、例えばコールドプラズマ重合によってパーフルオロヘキサン(perfluoro-hexane)から形成されるなどのフッ素化ポリマーコーティングによってコーティングすることができる。] [0158] 内部機構の重要部品の分解組立図を示す図5を参照してもさらに理解できるように、容器鍔部30は割リング鍔33を介して缶5の首部5aと永久的に係合し、そのように係合された部品が、缶5の長手方向軸L-Lによって定義された方向に(即ち、一般にデバイス1が垂直であるときに上下に)ハウジングに対して共に移動可能であるようにする。参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第10/110,611(WO-A-01/28887)号及び第US-A-2006/0082039号に記載されているように、割リング鍔33は、容器鍔部30を缶5に永久的に係合する。] [0159] 容器鍔部30は、閉鎖された引張コイルばね50a、50b並びにそれぞれのばね接続点31a、31b及び41a、41bを介して拡張部鍔部40に接続し、拡張部鍔部40は、その下端に傾斜路44が設けられている。この複数鍔部配置では、薬剤発射デバイスの長手方向軸L-Lに沿って、拡張部鍔部40が容器鍔部30(したがって缶5)に関して移動可能である。] [0160] 容器鍔部30、割リング鍔33、及び拡張部鍔部40はすべてアセタールから作製することができる。] [0161] 典型的には、ばね50a、50bは、金属、例えば302グレードステンレス鋼などのステンレス鋼から形成される。] [0162] 図5に示されるように、拡張部鍔部40は、対向するレバー20a、20bの下端21a、21bとの相互作用のために配置された対向する側面上に、棚部42の形態を有する作動部分を含み、レバーが共に(即ちハウジングに対して内側に向かって)圧搾されるときに、棚部42及びしたがって拡張部鍔部40が下方向に(即ちステムブロック8に向かって)押されるようにする。] [0163] この特定の実施形態では、各レバー20a、20bでは下端の一つ(即ち、レバー20bの下端21b)が他の下端よりも他のレバーに向かってさらに延び、この場合、長い方の下端(即ち、レバー20bの下端21b)がデバイス1の中心軸H-Hを越えて延びるという点で、レバー20a、20bは非対称的配置を有する。各レバー20a、20bの長い方の下端のみが拡張部鍔部40の作動部分/棚部42に作用し、それによってレバー20bのみがその長い方の下端21bを介して作動部分42の前面に作用し、他方のレバー20aのみがその長い方の下端を介して作動部分42の背面に作用する。各レバー20a、20bの短い方の下端に関しては、図2で最もはっきりと示されるように、これらは、レバー20a、20bをそれらの下端において結びつける。] [0164] しかし、一変更の形態では、レバー20a、20bは、各レバー20a、20bの下端21a、21bが同じ大きさを有し、両方が拡張部鍔部40の作動部分42の対向する側面に直接に作用する対称的な配置を用いることができる。この場合、下端21a、21bは典型的には中心軸H-Hを越えない。この対称的な配置の機械的利点は、非対称的配置(例えば1.4〜1.5:1)より大きな機械的利点(例えば4:1)を提供することができることである。非対称的又は対称的配置の選択は、バルブを開くのに必要な力及び/又はばね50a、50bのばね力を含めて、種々の要因によって決定することができる。] [0165] 容器鍔部30は、それぞれがハウジングに設けられたそれぞれのステップ18a、18bとラッチ係合(latching engagement)するための突出足部35a、35bを備える可撓性の支持脚34a、34bをさらに備える(図2を参照)。各脚34a、34bは成形頭部36a、36bも有し、成形頭部36a、36bの目的は、以下の説明でより明らかになるであろう。] [0166] 図2及び図3aの「静止」位置では、各足部35a、35bは、ハウジング上のそのそれぞれのステップ18a、18bからわずかに離隔されている。第3の可撓性の支持脚(見えないが、図28に見えるように第3のステップ18cに関連する)は、容器鍔部の背面に位置する(即ち、三つの可撓性の支持脚34a、34bがある)。一実施の形態では、マウスピース14の両側の二つの支持脚34a、34bは、マウスピース14の後方に位置する第3の支持脚(図示せず)に対して113.4°の間隔で置かれる。] [0167] 容器鍔部30はさらに下向き突起38a、38bを備え、その目的は以下の説明から明らかになるであろう。] [0168] 次に、図3aも参照すると、一般的な操作用語では、拡張部鍔部40を薬剤発射デバイスの長手方向軸L-Lに沿って下方向に(即ち、ステムブロック8及びマウスピース14に向かって)移動させるために、拡張部鍔部40の棚部42に力を加えるように、対向するレバー20a、20bは長手方向軸に関して横断方向に移動可能である。] [0169] コネクタポイント31a、31bを介して容器鍔部30を拡張部鍔部40に接続する、閉鎖された引張コイルばね50a、50bは、レバー20a、20bの圧搾に応答して長手方向軸L-Lに沿って拡張部鍔部40を下方向に移動させるときに、付勢エネルギーを保存するように付勢機構として作用する。いくつかの実施形態では、初期の付勢張力(その閉鎖されたコイル形態に固有)は、その「静止」状態であるときでも閉鎖された引張コイルばね50a、50bに存在する。] [0170] 可撓性の支持脚34a、34bは、所定の閾値力を超えるまでそのバルブ7を作動させるために(したがって、エアゾール化された薬剤用量を発射するために)、長手方向軸L-Lに沿って缶5を下方向に移動させるように、その付勢エネルギーが容器鍔部30に伝達されるのを防止するための予荷重機構を提供するように作用する。] [0171] 図3a〜図4cを参照することによって、デバイス1の操作(使用者によるその有効な作動から生じる)のさらなる詳細を理解することができる。図3a〜図4cでは、分かりやすくするために、示された操作の特定の段階に関連する選択された部品のみが番号を付されている。] [0172] 図3aは、デバイス1が「静止」位置においてどのように構成されているかを示しており、この例でも、マウスピース14がマウスピースカバー16によって覆われている。レバー20a、20bは離れて広げられ、それぞれのレバー20a、20bの突出端23a、23bの内側部に設けられた留め保持具24a、24bは、ハウジングの上部10a、10bに設けられた切れ込み15a、15bによって画定された「停止」位置の近くに位置する。各レバー20a、20bの下端21a、21bは、拡張部鍔部40の棚部42に載置されているが、力は拡張部鍔部40に作用しない。したがって、閉鎖された引張コイルばね50a、50bは「静止」状態にあり、外部から加えられる(即ち、レバー20a、20bの作動によって)付勢エネルギーはその中に保存されない(が、閉鎖されたコイル形態の引張ばね50a、50b固有の初期の付勢張力のみが存在する)。可撓性の支持脚34a、34bの各足部35a、35bは、ハウジング上のそれぞれのステップ18a、18bからわずかに離隔されている。] [0173] 図3bは、マウスピースカバー16がマウスピース14から取り外された後の、操作の第1の初期段階にあるデバイスを示しており、レバー20a、20bは、共に非常にわずかに圧搾されている。各レバー20a、20bの下端21a、21bは拡張部鍔部40の棚部42をわずかに押し下げ、それによって拡張部鍔部40がわずかに下方向に移動される。拡張部鍔部40のその下方向の動きは、引張ばね50a、50bを介して容器鍔部30に伝達され、これにより容器鍔部30もわずかに下方向に移動する。重要なことに、容器鍔部30のこの下方向の動きによって、可撓性の支持脚34a、34bの各足部35a、35bがハウジング上のそのそれぞれのステップ18a、18bとラッチ係合する。このラッチ係合の結果、容器鍔部30のさらなる下方向の動きが妨げられる。] [0174] 図4aは、操作の第2段階にあるデバイスを示しており、レバー20a、20bは、共にさらに圧搾されている。各レバー20a、20bの下端21a、21bは拡張部鍔部40の棚部42をさらに押し下げ、それによって拡張部鍔部40がさらに下方向に移動される。しかし、可撓性の支持脚34a、34bの各足部35a、35bがハウジング上のそれぞれのステップ18a、18bとラッチ係合しているので、拡張部鍔部40のその下方向の動きは、この時点では引張ばね50a、50bを介して容器鍔部30に伝達できない。すなわち、そのラッチ係合によって、容器鍔部30の下方向の動きが妨げられる。したがって、拡張部鍔部40が下方向に動くと、各閉鎖された引張コイルばね50a、50bが伸長し、それによって、付勢エネルギーがこの時点で伸長されているばね50a、50bに保存される。] [0175] 図4bは、操作の第3段階にあるデバイスを示しており、レバー20a、20bは、共に一層さらに圧搾されている。各レバー20a、20bの下端21a、21bは拡張部鍔部40の棚部42を一層さらに押し下げ、それによって拡張部鍔部40が一層さらに下方向に移動される。依然として、可撓性の支持脚34a、34bの各足部35a、35bがハウジング上のそれぞれのステップ18a、18bとラッチ係合しているので、拡張部鍔部40のそのさらなる下方向の動きは、この時点では引張ばね50a、50bを介して容器鍔部30に伝達できない。したがって、拡張部鍔部40がさらに下方向に動くと、各引張コイルばね50a、50bがさらに伸長し、それによって、さらなる付勢エネルギーが十分に伸長されたばね50a、50bに保存される。] [0176] さらに、図4bに示される位置では、拡張部鍔部40に設けられた傾斜路44は、それぞれ可撓性の脚34a、34bの成形頭部36a、36bと係合し、既に張力がかかった可撓性の脚34a、34bに作用して、それによってその各足部35a、35bがそれぞれのステップ18a、18bから変位する点に達する。本質的には、傾斜路44は、変位動作を「誘導」するように作用する。したがって、図4bは、引張ばね50a、50bに保存された付勢エネルギーを解放するために、ステップ18a、18bとの可撓性の脚34a、34bのラッチ係合がちょうど上回られようとする位置に対応する。このように、この位置は、デバイスの構成要素によって画定された、予荷重された/保存された付勢エネルギーシステムの閾値(即ち、「臨界点」)に対応する。圧搾力をレバー20a、20bにさらに加えると、その閾値を超え、使用者によるデバイス1の作動が有効になる。] [0177] 好都合なことに、デバイス1は、使用者が少なくとも15〜25N、より好都合には20〜25Nの全把持力をレバー20a、20bに加えることによってのみ、閾値を超えるようになっている。言い換えれば、これが、使用者がデバイス1を作動するために加える必要がある最小の全把持力である。実際には、典型的には、これは全把持力の半分を各レバー20a、20bに加える又は全把持力のすべてを一方のレバー20a、20bに加えることを意味する(レバー20a、20bは、一方が動くと他方が動くように結合されていることに留意されたい)。しかし、全把持力は、等しくない他の力をレバー20a、20bに加えることによっても加えることができる。勿論、それぞれが機械的利点を提供する一対のレバー20a、20bを使用することによって、鍔部脚34a、34bのラッチ係合を解除し且つばね50a、50bに保存されたエネルギーを解放するための実際の予荷重閾値力は、最小の全把持力より大きいであろう。これによって、使用者はそれ以外の場合と比較してデバイス1を「発射」しやすくなるが、デバイス1を意図せずに「発射」するのはそれほど簡単ではない。] [0178] 操作の第4段階に対応する図4cでは、そのようなさらなる力がレバー20a、20bに加えられている。それぞれのレバー20a、20bの突出端23a、23b(図3aも参照)は相互に触発し合い、それによって、レバー20a、20bがさらに進むのを防ぐ。最も重要なことに、可撓性の脚34a、34bは、傾斜路44の動作によってそれぞれのステップ18a、18bから変位されている。今度は、容器鍔部30は自由に下方向に移動することができ、引張ばね50a、50bに保存された付勢エネルギーが働いた結果として、実際に自由に下方向に移動する。容器鍔部30及びそれと永久的に係合する缶5は、ばね50a、50bの保存された付勢エネルギーによって推進されて迅速に下方向に移動する。それによって、缶5のバルブは、患者が吸入するためにその発射されたエアゾール化された薬剤をマウスピース14に誘導するステムブロック8の通路9を通って、エアゾール化された薬剤を放出するように開かれる。] [0179] 一旦閾値力が上回られる(即ち、デバイスの「臨界点」をほんの少し越える)と、患者によってどれほど多くの余分な力がレバー20a、20bに加えられるかに関係なく、ばね50a、50bに保存されたエネルギーから生じる均一の作動力が容器鍔部30及び缶5に働くことが理解されるであろう。それによって、缶5のバルブ7の一貫した作動(開くこと)が、デバイス1の構成によって可能になる。] [0180] ばね50a、50bは、解放されるときに計量バルブ7を開くための力を上回るために、その中に十分なエネルギーを保存するようになっている。MDI計量バルブを開くための約40Nの典型的な標準的力の場合は、各ばねは計量バルブを開く力の1.5倍よりわずかに大きく、等しい力を生成するように構成される。計量バルブ7を開くのに55Nの力が必要だった場合、各ばねは公称29Nの力を生成するように選択することができる。] [0181] 作動に続いて、コイル引張コイルばね50a、50bは「静止」状態に戻る(即ち、外部から加えられた付勢エネルギーはないが、閉鎖されたコイル形態の引張ばね50a、50b固有の初期の付勢張力が存在する)。当業者には理解されるように、バルブ付き缶のバルブの戻しばね(図示せず)は、缶5、容器鍔部30、拡張部鍔部40、及びレバー20a、20bを図2に示される「静止」位置に戻すためのエネルギーを提供する。したがって、缶5の薬剤製剤含量が無くなるまで、さらなる作動操作を行うことができる。] [0182] 図6は、図1〜図5の第1薬剤ディスペンサデバイスの具体的な詳細を示す。次に、簡潔にするため、この詳細に関連するそれらの部品のみについてさらに説明する。] [0183] 前述したように、容器鍔部30はその下側に二つの下向き突起38a、38bを備える。マウスピースカバー16は、ブリッジ要素18によって連結され、架橋された干渉要素17a、17bがその周りを枢動できる一体ヒンジ19によってマウスピースカバー16に接合する、P字形のカム干渉要素17a、17bをさらに備える。図6で示されるように、マウスピースカバー16がディスペンサデバイス1の本体12と係合してマウスピース14を(即ち、マウスピースが閉められた位置において)閉じるとき、干渉要素17a、17bは、近接した下向き突起38a、38b又はそれと共に迫台の下に位置し、それによって容器鍔部30の下向きの動きを防ぐ位置を用いる。図3aも参照すると、容器鍔部30の意図しない動き、したがってディスペンサデバイス1の意図しない作動を防ぐ。] [0184] 微妙な時点では、干渉要素17a、17bが容器鍔部30の下向きの動きを防ぐようにマウスピースカバー16が所定の位置にあるとき、レバー20a、20b、引張ばね50a、50b、及び拡張部鍔部40は係止されず、したがって自由に移動することに留意されたい。したがって、レバー20a、20bは、突出端23a、23bが触発する位置まで依然として圧縮できるが、容器鍔部30の動きやディスペンサデバイス1の作動はない。突出端23a、23bがそのように触発されるとき、使用者はまた、干渉要素17a、17b又はステムブロック8にさらに力を加えることができず、場合によってはその力を損なう。] [0185] デバイス1の操作の種々の段階における干渉要素17a、17b及び鍔部突起38a、38bの相対的位置付けが、図3及び図4に示されている。図3aは、マウスピースカバー16がマウスピースの閉じられた位置にあるときの空間的な関係を示すが、図3b及び図4a〜図4cは、デバイス1を発射するためにカバー16が取り外され、レバーが内側に押されている空間的な関係を示す。] [0186] マウスピースカバー16は、米国特許出願第12/066,048号に記載された特定の複数の形の一つを有することができる。この米国特許出願は、2005年9月8日に出願された英国特許出願第0 518 355号の優先権を主張するPCT特許出願WO-A-2007/028992から派生されたものである。これらの出願の内容全体を参照により本明細書に組み込む。] [0187] マウスピースカバー16の代わりに使用できる変更されたマウスピースカバーが、米国を指定するWO-A-2008/110584の図38〜図40に関して開示されており、この出願の内容、及びそれから派生される以降のUS(PCT)特許出願を参照により本明細書に組み込む。この変更されたマウスピースカバーは、図11の薬剤ディスペンサデバイス101での使用にも適していることが理解されるであろう。] [0188] 図7〜図10は、薬剤ディスペンサデバイスの使用中の、図1のそのハウジングへの及びこれを通る気流のいくつかの態様を示す。次に、簡潔にするため、これらの態様に関連する薬剤ディスペンサのそれらの部品のみについて説明する。] [0189] 図7は、マウスピースカバー16がマウスピース14から取り外された、「すぐに使用できる」位置にある図1の薬剤ディスペンサデバイス1を示す。この位置では、マウスピースカバー16は下部ハウジング部品12の下の位置に枢動することに留意されたい。前面上部ハウジング部品10a及び背面上部ハウジング部品10bに設けられた開口部11a、11bから突出する対向するレバー20a、20bは、静止位置にある。この位置では、対向するレバー20a、20bは、デバイス1の本体へのほこりの粒子又は他の細片の進入を防ぐために開口部11a、11bを閉鎖するように作用することにも留意されたい。] [0190] 図8は、「使用中」位置にある、図1の薬剤ディスペンサデバイス1を示しており、典型的には、患者の指及び親指の圧搾動作に応答して、対向するレバー20a、20bが相互に向かって移動されている。この位置では、マウスピース14を通過する患者の吸入61に応答して、空気60a、60bが広げられた開口部11a、11bを通って上部ハウジング部品10a、10bに流入するために、対向するレバー20a、20bは開口部11a、11bを閉鎖するように作用しない。] [0191] 次に、図9及び図10を参照して、デバイス1を通る「使用中」の気流について、より詳細に説明する。] [0192] 図9は、「使用中」位置にある図1のデバイス1の半分を示しており、マウスピース14が現れ、レバー20bが、開口部11bを広げるように内部へ押されている。したがって、外部の空気60bは、マウスピース14を通過する患者の吸入61に応答して、この開口部11bを通過して(及び、同様に他面の開口部11aも通過して)デバイスハウジングの本体に引き込まれることができる。言い換えれば、患者はレバー20a、20bが押されるようにマウスピース14において吸入61を調整し、その結果生じるハウジング10a、10bを通る気流(開かれた開口部11a、11bを介して入ってマウスピース14を通って出る)が、レバー20a、20bの作動によって起こる缶5からの薬剤の放出と一致するようにする。したがって、気流によって薬剤が患者の気道に運び去られる。] [0193] 図10は、その使用中にデバイス1の本体を通る気流60a、62を(即ち、同様に図8及び図9の「使用中」位置にあるデバイス1と共に)より詳細に示している。] [0194] 図10をより詳細に参照すると、デバイス1が、下部本体部12と一体的に形成され、吸入器の作動時に薬剤のエアゾールスプレーの送達を提供するステムブロックアセンブリ3の形態を有する発射アセンブリを具備することが分かる。マウスピース14は別個に形成された部品であり、下部本体部12に取り付けられ(図28を参照)、使用に際しては口頭からの吸入を容易にするように使用者の口唇で把持される。ハウジング部10a、10b、12によって画定された囲まれたチャンバ内で受け入れられて、吸入器の作動時に送達される薬剤を収容し、本体に嵌合されステムブロックアセンブリ3に流体接続されるエアゾール缶5が提供される。] [0195] マウスピース14は、内側区域17への及び内側区域17を通るエアゾールスプレー64の送達を提供するように、対象者の口唇で把持されるように構成され、使用に際して吸入器の作動時にそこを通って薬剤のエアゾールスプレーが送達される略円筒状の開いた前端を画定する外側区域15と、(以下で説明する空気穴66及びスプレーオリフィス72以外に)閉鎖された背面区域を有する基本的に「バケツ形」の開いたチャンバの形態の内側区域17と、内側区域17の後端に結合されたノズル出口70の形態の発射出口とを備える。] [0196] 患者の吸入に応答して、空気60aが引き込まれ、デバイス1の本体の背面部10bを下り、ステムブロックアセンブリ3の周囲を過ぎてマウスピース14の内側区域17の背面に向かう。マウスピース14は、スプレーオリフィス72の周りに配置されたその背面(即ち「バケツ」の基部)に二つの(duality of)スロット状の空気穴66を備える。空気穴66はスプレーオリフィス72から等置することができる。理解できるように、空気60aがこれらの二つの空気穴66を通って引き込まれると、二つの気流62がマウスピース14内で画定される。これによって、マウスピース14の内側の周囲面において一部分環状の気流が提供され、それがノズル出口70のスプレーオリフィス72から送達されるエアゾールスプレー64を部分的に包み、それによってエアゾールスプレー64を部分的に運び去って、マウスピース14の内面での堆積を減少させる。] [0197] この実施形態では、内側区域17の背面は略平坦な形状を有し、それによって「バケツ」の基部が形成される。基部の縁部は外側に曲がり、それによって内側区域17が、ステムブロックアセンブリ3から離れる方向に増加する内部寸法を有する。] [0198] ノズル出口70は、マウスピース14の内側区域17を通るエアゾールスプレーの送達を提供するスプレーオリフィス72と、ステムブロックアセンブリ3の送達通路9をスプレーオリフィス72に流体接続する送達チャネル74とを含む。] [0199] この実施形態では、送達チャネル74は、スプレーオリフィス72に向かって細くなるテーパ状のチャネルである。この実施形態では、送達チャネル74は垂直な壁区域を有する。] [0200] また、この実施形態では、ステムブロックアセンブリ3は、マウスピース14を通ってエアゾールスプレーの送達を提供するように、缶5のバルブステム7を受け入れるためのステムブロック8と、ステムブロック8に流体接続されたマウスピース14のノズル出口70とを備える。ここで、ステムブロック8は、下部本体部12と一体的に形成することができる。] [0201] ステムブロック8は、缶5のバルブステム7を受け入れるための管状の孔76を含む。この実施形態では、これは、ハウジング(図3a)の長手方向軸H-Hと同軸であり、このハウジングの軸H-Hは、この実施形態では、薬剤ディスペンサデバイス1に装着されるとき、薬剤発射デバイスの長手方向軸L-Lと一致する。管状の孔76は、その一つの上部端で開いており、缶5のバルブステム7の外部寸法とほぼ同じ内部寸法を有する上部区域77と、類似の寸法を有する下部区域78とを含み、この区域77、78は、共にバルブステム7の遠位端のための環状の座を画定する。] [0202] この実施形態では、ステムブロック8は、マウスピース14のノズル出口70を摺動して受け入れ、その管状の孔76に流体接続された側方の空洞80を含む。ノズル出口70は、ステムブロック8の側方の空洞80に緊密に摩擦嵌合されるように構成される。望ましくは、緊密な摩擦嵌合によって気密シールが提供される。他の実施形態では、他のタイプのシール方法(同様に、好ましくは気密シールを提供するように配置される)を使用することができる。] [0203] ステムブロックアセンブリ3のこの構成によって、ノズル出口70(又はマウスピース14)及びノズルブロック8(又は下部ハウジング部品12)は、具体的に目的に適した異なる仕様に合わせて異なる材料から形成することができる。] [0204] 図11は、図1〜図10の薬剤ディスペンサデバイスの変形形態101を示す。同様の特徴は同様の参照番号で識別される。図11のデバイス101は、図10に見える二つの水平なスロット状の空気穴66が、マウスピース114の内側区域117の背面(即ち、「バケツ」の基部)におけるスプレーオリフィス172の周りに四つの円形の空気穴166(図11では三つのみが見える)がある配置によって置き換えられることを除いて、すべての態様において図1〜図10の実施形態と同一である。四つの空気穴166は、スプレーオリフィス172の周りに略円形の配置で配置され、この実施形態では、相互に対して90°をなす変位であることが分かる。スプレーオリフィス172は、空気穴166の円形の配置において中央に位置することができる。図11で分かるように、外気160aがこれら複数の離隔された空気穴166を通って引き込まれると、複数の気流162がマウスピース114内で画定される。これによって、マウスピース114の内側の周囲面において基本的に環状の気流が提供され、この気流がノズル出口170のスプレーオリフィス172から送達されるエアゾールスプレー164を基本的に包み、それによってエアゾールスプレーを運び去り、マウスピース114の内面での堆積を減少させる。] [0205] 図30a〜図30nは、他のマウスピースの形態514a〜514nを示す。これは、図1及び図11の薬剤ディスペンサデバイスで、そのマウスピース14、114の代わりに使用することができる。これらの代替マウスピースの形態514a〜514nは、これらの代替マウスピースの形態514a〜514nの内側区域517a〜517nの背面に設けられたそれぞれの空気穴566a〜566nのサイズ、形状、及び数においてのみ異なる。その空気穴566a〜566nは、上記のように、スプレーオリフィス572a〜572nの周りに配置されている。] [0206] したがって、図30a〜図30d及び図30iは、四つの円形の空気穴566a〜566d及び566iの異なる配置を示し、図30e及び図30fは三つのスロット状の空気穴566e、566fの異なる配置を示し、図30g及び図30hは六つのスロット状の空気穴566g、566hの異なる配置を示し、図30jは多数の円形の空気穴566jの配置を示し、図30kは二つの同心のリングに配置された六つの湾曲したスロットの空気穴566kの配置を示し、図30l〜図30nはリングパターンに配置された三つの湾曲したスロットの空気穴5661〜566nの異なる配置を示している。] [0207] 前述のWO-A-2008/110584の図36及び図37は、図1及び図11の薬剤ディスペンサデバイスで、そのマウスピース14、114の代わりに使用できる、さらに他の代替マウスピースの形態を示す。] [0208] 例えば、前述の2006年8月22日に出願された米国仮特許出願第60/823,146号及び国際(PCT)特許出願PCT/EP2007/058670(WO-A-2008/023014)に記載されている経路などの、薬剤ディスペンサデバイスを通る他の気流経路が可能である。これらの出願の内容、及びこのPCT出願から派生される以降のUS(PCT)特許出願を参照により本明細書に組み込む。] [0209] 図1及び図11の薬剤ディスペンサデバイス1、101の前面上部部品10aは、作動カウンタ201を受け入れ収容するように配置されている。図12〜図18bは、適切な作動カウンタ201の仕組みの詳細を提供する。図19〜図21は、作動カウンタと薬剤ディスペンサデバイス1、101の作動機構との相互作用のさらなる詳細を示している。] [0210] 次に、図12を参照すると、これは、本明細書の薬剤ディスペンサデバイス1、101と共に使用するための作動カウンタ201を示す。図13a及び図13bはそれぞれ、作動カウンタ201の下面図及び上面図を示す。作動カウンタ201は、国際(PCT)特許出願 WO-A-2007/104964から派生された出願人の米国特許出願第10/597551号に開示されている形態を有し、各出願の内容を参照により本明細書に組み込む。] [0211] 作動カウンタ201は、薬剤ディスペンサデバイス1(又は101)の前面上部部品10aの内部に含まれ、回転軸をそれぞれ画定できる第1スピンドル装着具212及び第2スピンドル装着具214と、ベゼル形態の保持具219を画定する周壁218とを備えている。カウントを見ることができるようにするため、視界窓216がハウジングに設けられる。図1と図13bを比較することによって理解されるように、前面上部部品10aの卵形の前面101は、対応する形状のラベル103(例えば、ポリマー材料製)で覆われ、図13bに示される前面101の開口部を覆うが、覗き窓216は覆わない。言い換えれば、このラベルは、覗き窓216と合う開口部105を有する。一代替の実施形態では、覗き窓216を観察できるようにするために、ラベル103自体が、開口部105の代わりに透明な部分を有することもできる。] [0212] 次に、作動カウンタ仕組みをより詳細に説明する。第1に、円盤形のカウントホイール220は、その上面に離間した間隔で設けられた「単位」(即ち1の位)カウント標識222を有する。第1カウントホイール220は、中央開口部226と、ラチェットホイール250の配設を受け入れるように配置された円形の空洞223とを備える。ラチェット駆動受け取り歯224は、ラチェットホイール250とのラチェット駆動相互作用のために空洞の内周壁225の周りに配置される。ラチェットホイール250自体は、第1カウントホイール220の円形の空洞223によって受け入れられるようなサイズ及び形状に成形され、ラチェット駆動受け取り歯224とラチェット駆動相互作用するように、対向して位置する二つの駆動舌片252a、252bを備える。ラチェットホイール250は、使用に際して、ラチェットホイール250を駆動可能に回転させるように配置された駆動受け取り突起254も備える。] [0213] 図19〜図20を参照して以下でより詳細に説明するように、駆動受け取り突起254は、その中に駆動受け取り突起254が位置する駆動板80に設けられた下向きの駆動スロット82との駆動相互作用に応答して駆動を受け入れる。駆動板80は、それと共に協調して/一斉に(in tandem/unison)移動するように容器鍔部30に永久的に固定される。この実施形態では、駆動板80は、超音波溶接によって容器鍔部30に永久的に固定されている。] [0214] 薬剤ディスペンサデバイス1、101の作動時に駆動板80が線形経路上を(軸L-Lに沿って)移動すること、及びラチェットホイール250が回転することに留意すると、駆動受け取り突起254が駆動スロット82によって駆動されるとラチェットホイール250が回転するので、駆動スロット82はその中での駆動受け取り突起254の動きの横成分を許容する。] [0215] 第2に、リング形態のカウントホイール230も、その上面237に離間した間隔で設けられた「10の単位」(即ち、10の位)カウント標識232と、その下側に環状の配置で設けられた一組の歯234とを有する。停止位置238では、歯234の二つが取り外されていること、さらに上面237の外周縁に一連の等間隔の切れ込み又はへこみ236が形成されることに留意されてもよい。これらの特徴の理由は以下の説明から明らかになるであろう。第2カウントホイール230は突出しているシャッタ280も備えており、その機能も後述される。] [0216] キックホイール240は、その円周の周囲に環状の配置で設けられたキック歯244を有する。] [0217] 図13aにおいて最もよく分かるように、組み立てられたとき、第2カウントホイール230は、ハウジングのベゼル形態の保持具219内で回転するように受け入れられ、第1カウントホイール220は、リング形状の第2カウントホイール230によって画定された内側のリング状の空隙235内に受け入れられ、その中央開口部226は第1スピンドル212によって受け入れられ、それによって第1カウントホイール220と第2カウントホイール230の間に隙間がある。したがって、第1カウントホイール220及び第2カウントホイール230は同心関係にある一方で、シャッタ280が第1カウントホイール220を超えてその上に突出できるように、第2カウントホイール230の高さは第1カウントホイール220の高さと比較して相対的にわずかに高くなる。ラチェットホイール250は、駆動舌片252a、252bがラチェット駆動受け取り歯224と係合するように、第1カウントホイール220の円形の空洞223内に受け入れられる。両方のホイール220、230及びラチェットホイール250は双方とも、第1スピンドル212の軸によって画定された共通の第1回転軸F-Fの周りを回転可能である。駆動受け取り突起254は、駆動スロット82と同様に第1軸F-Fからずれており、さらに、突起254及び駆動スロット82は両方とも、長手方向軸L-Lに対してずれている。] [0218] キックホイール240は、第2スピンドル214によって画定され、したがって第1回転軸F-Fからずれている第2回転軸S-Sの周りを回転するように第2スピンドル214によって受け入れられる。第2回転軸S-Sが、第1回転軸F-Fから離隔され、第2カウントホイール230の外向きに面した歯234によって画定された回転経路の外側にあることが理解され、さらに、第1軸F-F及び第2軸S-Sは相互に平行であるか、又は略平行である。] [0219] キックホイール240の一組のキック歯244は、キックホイール240の回転運動が第2カウントホイール230の回転運動を生じるように、第2カウントホイール230の一組の歯234と噛合関係にある。そして、ラチェットホイール250のラチェット駆動舌片252a、252bは、第1カウントホイール220を駆動可能に回転させるように、第1カウントホイール220のラチェット駆動受け取り歯224と噛合する。] [0220] 以下でより詳細に説明するように、作動カウンタ201が薬剤ディスペンサ1、101内に配設されるとき、突起254と、駆動板80に設けられた下向きの駆動スロット82との駆動受け取り相互作用によって、ラチェットホイール250は次に、第1軸F-Fの周りを駆動可能に回転できる。駆動板80は容器鍔部30に固定され、それ自体が薬剤ディスペンサデバイス1、101の使用者による有効な作動に応答して下方向に駆動可能である。] [0221] 第1カウントホイール220は、キックホイール240のキック歯244と間欠的に噛合するように配置された一対の固定の割送り歯228a、228b(図15aで最もよく分かる)をその周辺に備え、それによって間欠的な噛合が発生したときのみ、第1カウントホイール220の回転運動からキックホイール240の回転運動が生じる。] [0222] 巧妙な態様では、ある歯234、228a、228bの輪郭は、カウンタの部品の有効な歯車(gearing)及び相互運用性に必要な種々の歯付きの係合を最適化するように選択された、フランジ付きの形態を有することが分かる。] [0223] さらなる巧妙な態様では、カウンタ201は、「120」から「閉鎖位置」にカウントダウンするように配置される。したがって、第2カウントホイール230は、二十六の((2×14)-2として計算される)歯234に加えて、停止位置238における二つの欠けた歯と関連する十四の均等なピッチを画定するように配置される。ピッチの数はx+2として定義され、ここでxは第2カウント(即ち、10の位)ホイールの最大数であり、これはその結果としてxの10倍の最大カウント(即ち、この実施形態では、10×12=120)に相当する。ピッチの数を決定する合計の「+2」部品は、より詳細に後述されるように、一つの色付きの部分282及び一つのシャッタ部分280に関するものである。] [0224] 全体として、作動カウンタ201が、薬剤ディスペンサデバイス1、101の前面上部ハウジング部品10a内で、その受け入れを補助するための比較的コンパクトな形態を有することに留意されてもよい。特に、カウンタ201は、軸F-F、S-Sの上方向にわずかだけ延びる。] [0225] 次に、説明される操作に最も関連する特徴のみに番号が付けられている図14a〜図16bをさらに参照して、作動カウンタ201の操作について説明する。作動カウンタ201は、カウントダウンするように、したがってカウント操作を示すように配置されており、図14a、図15a、及び図16aは「カウント120」位置にある作動カウンタ201を示し、図14b、図15b、及び図16bは「カウント119」位置にある(即ち、120からカウントダウンした直後の)作動カウンタ201を示す。] [0226] 本明細書において言及される用量カウンタ201の「カウント」は、窓216のカウントホイール220、230によって全体として表されるカウント数であることが理解されるであろう。] [0227] 一般的なカウント操作を開始するため、上記の図1〜図7を参照して説明されるように、レバー20a、20bを共に圧搾することによって、薬剤ディスペンサデバイス1、101の使用者による有効な作動に応答してラチェットホイール250が回転される。この結果、駆動スロット82が、第1の回転の向きで(図12及び図13aにおける時計回りに)ラチェットホイール250を回転させるようにラチェットホイール突起254を駆動させる。次いで、この結果、駆動舌片252a、252bの、ラチェット駆動受け取り歯224との噛合相互作用によって、第1カウントホイール220が第1の回転の向きで回転される。ラチェットホイール250及び第1カウントホイール220は、割り送られた第1カウントホイール220が36°回転したときに、その上の単一の標識222が前進される(即ち、「単位」カウントが1単位小さくなる)ように構成及び配置される。] [0228] 事前カウント動作の目に見えるカウントがx0(例えば、図14a、図15a、及び図16aに示されるような、「x=12」である120)の場合、使用操作から生じるカウント作用は微妙に異なる。同様に、薬剤ディスペンサデバイス1、101の使用者による有効な作動に応答してラチェットホイール250が回転され、それによって第1カウントホイール220が36°だけ回転し、それにより(図14b及び図15bに示されるように)「単位」標識222が「0」から「9」に移動する。一方で、第1カウントホイール220のこの回転はまた、一対の割送り歯228a、228bをキックホイール240のキック歯244との噛合関係にし、それによってキックホイール240が回転し、次いで、それぞれの歯234、244の噛合によって第2カウントホイール230を回転させる。ホイール220、230、240は、結果として生じる第2カウントホイール230の回転が360/14°(即ち、360/n°で、ここでnは数字の間隔の数であり、この場合、十二の10の位標識232、一つのシャッタ部分280、及び一つの色付きの部分282があるのでn=14)であり、それによって、その上の単一の標識232が前進する(即ち、「10」のカウントが正確に一単位下がる)ように構成及び配置される。この例では、図14a及び図14bに示されるように、10の位標識232は「12」から「11」に下がる。] [0229] 上述の目に見えるカウントが10(即ち、x=1)であった場合、使用操作から生じるカウント動作はここでも、上述したようなキックホイール240の動作によって、第2カウントホイール230の色付きの(例えば、赤い)部分282が窓216の中の所定の位置に前進され、それによって次の表示が「赤と9」(即ち、色付きの部分282、及び1の位標識222は数字9)になるという点で微妙に異なる。] [0230] 図17a及び図18aに示されるように、上述したような、目に見えるカウントが「赤と0」(即ち、x=0)であった場合、操作から生じるカウント動作はやはり、上述したようなキックホイール240の動作によって、第2カウントホイール230のシャッタ部分280が窓216の中の所定の位置に前進され、それによって次の表示が完全閉鎖(即ち、図17b及び図18aに示されるように、標識222、232はまったく見えない)になるという点で微妙に異なる。さらに、第2カウントホイールの一組の歯234の停止位置238はキック歯244と対向する関係になり、それによってキック歯244と歯234は噛合しなくなる。したがって、例えば作動カウンタ201がその中に組み込まれた薬剤ディスペンサデバイス1、101の継続する使用者操作に応答して、第1カウントホイール220が回転し続けた場合、処方された投与計画のすべての薬剤用量が分配された(但し、当業者には理解されるように、調節要件によって余分な用量が患者投与用缶5に残存していてもよい)にもかかわらず、第1カウントホイール220の割送り歯228a、228bは、依然として間欠的にキック歯244と噛合して、キックホイール240を回転させる。しかし、このキックホイール240の回転は、停止位置238の歯が欠けていることによって第2カウントホイール230には伝達されず、シャッタ280は窓216の閉鎖位置に留まるので、下にある「単位」標識222は見えないままである。] [0231] この実施形態では、第2カウントホイール230はシャッタ部分280と一体的に形成される。] [0232] また、シャッタ部分280は、例えば色付きの部分282と同じ色(例えば、赤)で着色されることができる。] [0233] カウンタ201のカウントダウン表示をさらに説明するため、以下の表1に注目されたい。表1は、カウンタ201の使用操作又は作動に続く際の、単位(第1)カウントホイール220及び10の位(第2)カウントホイール230それぞれの連続したカウントダウンを示し、さらに、これらの二つのカウントホイール220、230のどちらが割送られてカウンタ201に新しいカウンタ表示をさせるかを示している。表1に示されるように、第1(単位)カウントホイール220はカウンタ作動ごとに割り送られるが、第2(10の位)カウントホイール230は、窓216内の第1(単位)カウントホイール220の単位標識222が「0」から「9」に減少するごとにのみ(上記のキックホイール240を介して)割送られる。カウントダウンの終了時、表示が閉鎖されるとき、第1カウントホイール220は依然としてシャッタ280の下で見えないように自由に回転し、停止位置238が第2カウントホイール230の歯234とキックホイール240の歯244の分離をもたらすことによって、第2カウントホイール230の割送りはそれ以上発生しない。] [0234] 薬剤ディスペンサデバイス1、101の使用者による有効な作動及びカウントの位置合わせの後、レバー20a、20bが解放されて外側の静止位置に戻り、容器鍔部30がその静止位置に戻ることができる。この結果、駆動スロット82の、駆動受け取り突起254との相互作用によって、ラチェットホイール250が逆転されて、次のカウントイベントのために開始位置にリセットされる。] [0235] したがって、ラチェットホイール250は第1カウントホイール220の空洞223内で第1の回転の向き(図12及び図13aにおける時計回り)に回転するだけでなく、第1カウントホイールの空洞223内で反対の第2の回転の向き(図12及び図13aにおける反時計回り)に回転するようになっている。] [0236] しかし、ラチェットホイール250の第1の回転の向きでの回転によって、第1カウントホイール220が第1の回転の向きに駆動可能に回転して、窓216内の単位カウント222を割送る間、ラチェットホイール250の反対の第2の回転の向きでの回転は、第1カウントホイール220に対するものであり、即ち、第1カウントホイール220は静止したままであり、それによって窓216内の単位標識222は変わらないままである。即ち、それぞれのホイール220、250の間の摩擦係合は、後述の公差調整を除いて、第1カウントホイール220の逆回転を発生させない。] [0237] このため、第1カウントホイール220は、第1スピンドル212aの鋸歯状の円周面211と協働し、直径に沿って対向する一対の弾性を有する舌片又はつめ227を備える。鋸歯状の面211は、つめ227の自由端227aと係合する複数のラチェット歯215を具備する。当業者には理解されるように、第1カウントホイール220がラチェットホイール250によって駆動されて第1の向きに回転されると、つめ227の自由端227aは、現在係合しているそれぞれのラチェット歯215を乗り越え、第1の向きで次の隣接するラチェット歯215の上に落ちるが、隣接する歯215の間にはステップがある。次いで、これによって第1カウントホイール220がその新しい位置に割送られ、そこで、カウントシーケンスにおける次の単位標識222が窓216と位置合わせする。しかし、隣接するラチェット歯215の間のステップは、つめの自由端227aがその上を通過できないので、ラチェットホイール250が反対の、第2の向きに回転するときに第1カウントホイール220がその向きに回転して戻ることを防止する。] [0238] 同様に当業者には理解されるように、ラチェット歯215は、ラチェットホイール250による第1カウントホイール220の割送り回転における公差を提供する。言い換えれば、第1カウントホイール220は、第1の向きにわずかに過度に回転できるが、ラチェットホイール250が反対の第2の向きに回転して戻ると、つめの自由端227aがラチェット歯215間のステップと係合するまで、摩擦力によって第1カウントホイール220を同じ向きに運び、次いで第1カウントホイール220がさらに逆回転するのを防止し、窓216内で単位標識222を割送る。] [0239] 図12及び図13bに示されるように、例えば、薬剤ディスペンサデバイス1、201の前面上部部品210は、弾性を有するつめ217をさらに備える。例えば、図14a及び図14bに示されるように、つめ217は、第2カウントホイール230の上面237の外周面内のへこみ236を係合する自由端217aを有する。第2カウントホイール230のカウント位置又は割送り位置それぞれに対して一つのへこみ236があるので、つめ217の自由端217a及びへこみ236は、窓216内の10の位標識234の正確な整列を実現し、第2カウントホイール230の逆回転を阻止する又は防ぐ割送り機能を提供する。] [0240] この実施形態におけるへこみ236は、対称的な形状、より具体的には略U字形を有するが、他の形状を使用することもでき、さらに、非対称的な形状も使用することができる。例えば、へこみ236の側面(flank)が異なる角度を呈すること、例えばへこみ236の後方(背後)側面(第2カウントホイール230の回転方向に対して、例えば図14a及び図14bにおける反時計回りに対して)が、前方(前面)側面よりも、へこみ236を通る中心の放射状線と大きな角度を形成することが有用な場合がある。これは、第2カウントホイール230がキックホイール240によって駆動されるときに、へこみ236から解放するつめ217に対する抵抗が相対的に少ないことを意味する。] [0241] 作動カウンタの上記の使用法は、カウンタアセンブリ201が下方向にカウント(即ち、割送り時に「n+1」から「n」になると予想される)するように配置されることに関して説明してきたが、カウンタアセンブリは上方向にカウントする(即ち、その代わりに、割送り時に「n」から「n+1」になると予想される)ように簡単に変更できることが理解されるであろう。] [0242] 或いは、カウントホイール220、230上のカラースケール、ラインスケール若しくはブロックスケール、又は文字/単語を使うなどの完全カウントダウン/カウントアップ以外のインジケータを用いて、缶5に残存されている薬剤含量を示すことができる。] [0243] 作動カウンタ201の構成要素、並びに上述のあらゆるアセンブリ及びサブアセンブリは、プラスチックポリマー材料(例えば、アセタール又はABS又はスチレンポリマー)などの任意の適切な材料から作製することができる。具体的には、カウントホイール220、230はABSからなることができ、キックホイール240及びラチェットホイール250はアセタールからなることができる。] [0244] カウンタ201の変更形態(図示せず)では、第1カウントホイール220によって駆動されたときにキックホイール240の回転速度を遅らせるドラッギング効果又はブレーキング効果をもたらすために、キックホイール240とそのスピンドル装着具214の摩擦抵抗を増加させることができる。これを達成する一つの可能な方法は、スピンドル装着具214の外周の周りに軸方向を向いたスプラインを提供することである。これにより、早く動くキックホイール240によって、第2カウントホイール230の整列がずれる又は過度に割送られる傾向を防止する又は阻止することができる。]
权利要求:
請求項1 一つ又は複数の駆動体要素を有する駆動体機構であって、作動に応答して駆動可能に移動されるように配置されている駆動体機構と、一つ又は複数の駆動受け取り要素を含んでいるカウント部材であって、それを駆動可能に移動させるために、前記駆動体機構の前記一つ又は複数の駆動体要素からの駆動を受け取るように、該一つ又は複数の駆動受け取り要素がその上に配置されているカウント部材とを備えており、前記駆動体機構が一つ又は複数のブレーキ要素を含み、該一つ又は複数のブレーキ要素が前記カウント部材と選択的に相互作用するように配置されていて、作動のカウントを位置合わせするときにそのオーバランを防止するようになっている作動カウンタ。 請求項2 前記カウンタが、薬剤ディスペンサデバイスと共に使用されるように配置されている請求項1に記載の作動カウンタ。 請求項3 前記カウント部材が第1カウント部材であり、前記カウンタが第2カウント部材をさらに備えている請求項1または2に記載の作動カウンタ。 請求項4 前記駆動体機構の前記一つ又は複数のブレーキ要素が、前記第2カウント部材と選択的に相互作用するように配置されていて、作動のカウントを位置合わせするときにそのオーバランを防止するようになっている請求項3に記載の作動カウンタ。 請求項5 前記第1カウント部材が、第1回転軸の周りを回転するように配置された第1カウントホイールであり、該第1カウントホイールが一つ又は複数の駆動受け取り要素を含み、第1回転軸の周りを該第1カウントホイールが駆動可能に回転されるために、前記駆動体機構の前記一つ又は複数の駆動体要素からの回転駆動を受け取るように、該一つ又は複数の駆動受け取り要素がその上に配置されている請求項3又は4に記載の作動カウンタ。 請求項6 前記第2カウント部材が、前記第1回転軸の周りを回転するように配置された第2カウントホイールであり、該第2カウントホイールが、その上に環状に配置された一組の歯を含んでいる請求項3から5のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項7 前記カウンタが、動くように配置されたホイール連結器をさらに備え、前記ホイール連結器が、その上に配置され、該ホイール連結器が移動すると前記第2カウントホイールが回転運動するように、該第2カウントホイールの前記一組の歯と噛合関係にある一組の結合歯を含んでいる請求項6に記載の作動カウンタ。 請求項8 間欠的な噛合が発生したときのみ、前記第1カウントホイールの回転運動から前記ホイール連結器の運動が生じるように、該第1カウントホイールが、該ホイール連結器の前記結合歯と間欠的に噛合するように配置された少なくとも一つの固定された割送り歯をさらに含んでいる請求項7に記載の作動カウンタ。 請求項9 前記ホイール連結器が、回転軸の周りを回転して動くように配置されている請求項7または8に記載の作動カウンタ。 請求項10 前記ホイール連結器が、前記第1回転軸からずれた第2回転軸の周りを回転するように配置されたキックホイールであり、該キックホイールの一組の結合歯が、その上に配置され、該キックホイールの回転運動が前記第2カウントホイールの回転運動を生じさせるように、該第2カウントホイールの前記一組の歯と噛合関係にある一組のキック歯を備えており、間欠的な噛合が発生したときのみ、前記第1カウントホイールの回転運動から前記キックホイールの回転運動が生じるように、該第1カウントホイールの前記少なくとも一つの固定された割送り歯が、該キックホイールの前記キック歯と間欠的な噛合するように配置されている請求項9に記載の作動カウンタ。 請求項11 前記キックホイールの前記一組のキック歯がその上に環状に配置されている請求項10に記載の作動カウンタ。 請求項12 前記駆動体機構が、前記薬剤ディスペンサデバイスの作動に応答して移動する前記薬剤ディスペンサデバイスの移動可能要素と接続されるように配置されている請求項2から11のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項13 前記駆動体機構が駆動板を備えている請求項1から12のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項14 前記駆動体要素のそれぞれが、前記駆動体機構に設けられた突起、迫台、リブ、窪み、又はスロットからなる群から選択される形態を有している請求項1から13のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項15 一つの作動が単一のカウントのみとして位置合わせされるように、前記一つ又は複数のブレーキ要素が配置されている請求項1から14のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項16 前記一つ又は複数のブレーキ要素が、前記第1カウントホイール及び/又は前記第2カウントホイールと選択的に相互作用するように配置されていて、作動のカウントを位置合わせするときにその所定の回転角度のみを許容するようになっている請求項6から15のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項17 前記第1カウントホイールの前記所定の回転角度が、前記第2カウントホイールの回転角度に対応している請求項16に記載の作動カウンタ。 請求項18 前記第1カウントホイールの前記所定の回転角度が、前記第2カウントホイールの回転角度と異なる請求項16に記載の作動カウンタ。 請求項19 前記一つ又は複数のブレーキ要素が、最初は前記第1カウンタホイール及び/又は前記第2カウンタホイールから離隔されており、前記駆動体機構の駆動可能な動きに応答して、該第1カウンタホイール及び/又は該第2カウンタホイールと選択的に相互作用するように近接される請求項6から18のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項20 前記第1カウントホイール及び/又は前記第2カウントホイールが十分に回転されたときに、作動カウント操作におけるある場所で、前記一つ又は複数のブレーキ要素が近接されて、単一のカウントが位置合わせされるようになっている請求項19に記載の作動カウンタ。 請求項21 前記一つ又は複数のブレーキ要素のそれぞれが、前記駆動体機構に設けられた突起(例えば、歯)、迫台、リブ、窪み、又はスロットからなる群から選択される形態を有している請求項1から20のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項22 前記一つ又は複数のブレーキ要素のそれぞれが、前記カウント部材の一つ又は複数のブレーキ受け取り要素と選択的に相互作用するように配置されている請求項1から21のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項23 前記一つ又は複数のブレーキ要素のそれぞれが、前記第1カウントホイール及び/又は前記第2カウントホイールの一つ又は複数のブレーキ受け取り要素と選択的に相互作用するように配置されている請求項6から22のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項24 前記一つ又は複数のブレーキ受け取り要素のそれぞれが、前記第1カウントホイール及び/又は前記第2カウントホイールに設けられた突起(例えば、歯)、迫台、窪み、リブ、又はスロットからなる群から選択される形態を有している請求項22又は23に記載の作動カウンタ。 請求項25 前記一つ又は複数のブレーキ要素が、前記第1カウントホイール及び/又は前記第2カウントホイールの周りに環状に配置されている請求項23又は24に記載の作動カウンタ。 請求項26 前記作動カウンタが、薬剤ディスペンサデバイスに挿入されるようにアセンブリとして提供されている請求項2から25のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項27 間欠的な噛合が複数回発生するように、前記作動カウンタが構成及び配置されている請求項1から26のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項28 前記第1カウントホイール又は前記第2カウントホイールが円盤又はリングの形態を有している請求項8から27のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項29 前記カウント部材の前記一つ又は複数の駆動受け取り要素が、一つ又は複数の歯及び/又は窪みを備えている請求項1から28のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項30 前記第1カウントホイールの前記一つ又は複数の駆動受け取り要素が環状に配置されている請求項5から29のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項31 前記第1カウントホイールの前記一つ又は複数の駆動受け取り要素が、前記第1カウントホイールの内周壁又は外周壁の周りに配置されている請求項30に記載の作動カウンタ。 請求項32 ラチェットをさらに備え、前記第1カウントホイールの前記一つ又は複数の駆動受け取り要素が一つ又は複数のラチェット駆動受け取り要素を備え、該ラチェットからの駆動を受け取るように、該一つ又は複数のラチェット駆動受け取り要素がその上に配置されている請求項5から31のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項33 前記ラチェットが、前記第1回転軸の周りを回転されるように配置されたラチェットホイールである請求項32に記載の作動カウンタ。 請求項34 前記ラチェットホイールが一つ又は複数のラチェット駆動舌片を備えている請求項32または33に記載の作動カウンタ。 請求項35 前記一つ又は複数のラチェット駆動受け取り要素が、前記第1カウントホイールの周りに環状に配置されている請求項32から34のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項36 前記一つ又は複数のラチェット駆動受け取り要素が、一つ又は複数の歯及び窪みからなる群から選択される請求項32から35のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項37 前記第1カウントホイールと第2カウントホイールの少なくとも一方が円盤又はリングの形態を有している請求項32から36のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項38 前記第1カウントホイールが、前記ラチェットホイールを受け入れるように配置された円形の空洞を備えており、前記ラチェット駆動受け取り要素が、該ラチェットホイールとラチェット駆動相互作用するように該空洞の内周壁の周りに配置されている請求項37に記載の作動カウンタ。 請求項39 前記第1カウントホイールが、前記ラチェットホイールの配設を受け入れるように配置されたリングの形態を有しており、前記ラチェット駆動受け取り要素が、該ラチェットホイールとラチェット駆動相互作用するように前記リングの内周壁の周りに配置されている請求項38に記載の作動カウンタ。 請求項40 前記ラチェットが、その動きを発生させる駆動を受け取るための一つ又は複数の駆動受け取り要素を備えている請求項32から39のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項41 前記ラチェットの前記一つ又は複数の駆動受け取り要素が、一つ又は複数の歯、突起、及び窪みからなる群から選択される形態を有している請求項40に記載の作動カウンタ。 請求項42 前記第2カウントホイールの前記歯が、該第2カウントホイールの外向きの円周面上に設けられている請求項6から41のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項43 前記第2回転軸が、前記第2カウントホイールの歯によって画定された回転経路の外側にある請求項10から42のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項44 前記第2カウントホイールの歯が、該第2カウントホイール上で周方向に配置されている請求項6から43のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項45 前記第2カウントホイールが、前記第1カウントホイールと同心に配置されている請求項6から44のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項46 前記第2カウントホイールがリングの形態を有し、前記第1カウントホイールが該リング内に配設されている請求項6から45のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項47 前記キック歯が前記キックホイール上で周方向に配置されている請求項10から46のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項48 少なくとも一つの割送り歯が、前記第1カウントホイールの円周又はその周りの地点に固定され、該第1カウントホイールの回転周期の特定の時点で、該第1カウントホイールの回転によって、該少なくとも一つの割送り歯が前記キックホイールの前記キック歯と噛合関係にされるように配置されていて、該第1カウントホイールの一回転ごとに噛合が一回発生するようになっている請求項10から47のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項49 カウンタホイールの一方又は双方と相互作用し、それらの逆の動きを防止するように、前記作動カウンタが逆回転機構を有している請求項6から48のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項50 前記逆回転機構が、前記カウントホイールの一方又は双方に設けられたカムフォロアと相互作用するように配置されたカム表面を備えるラチェットを含んでいる請求項49に記載の作動カウンタ。 請求項51 明確にカウントを読み取ることができるように、前記カウントホイール上の標識の正しい整列を補助するような形状に前記カム表面が成形されている請求項50に記載の作動カウンタ。 請求項52 前記作動カウンタが、該作動カウンタの他の要素のいくつか又はすべてを収容するカウンタハウジングを含んでいる請求項1から51のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項53 前記カウンタハウジングは、薬剤ディスペンサのハウジングによって少なくとも一部分が画定されている請求項52に記載の作動カウンタ。 請求項54 前記カウンタハウジングが、前記第1回転軸及び前記第2回転軸を画定するような形状に成形されている請求項10から51のいずれかに従属する請求項52または53に記載の作動カウンタ。 請求項55 前記第1カウントホイールが、前記第1回転軸の周りを回転するようにハウジングに装着され、前記ホイール連結器が、前記第2回転軸の周りを回転するようにハウジングに装着されている請求項54に記載の作動カウンタ。 請求項56 前記カウンタハウジングがベゼルの形態を有している請求項52から55のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項57 前記カウンタハウジングが覗き窓を含み、そこを通してカウントを見ることができるようになっている請求項52から55のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項58 前記作動カウンタが、該作動カウンタの操作における所定の時点で前記覗き窓を閉じるためのシャッタを有している請求項57に記載の作動カウンタ。 請求項59 前記第1カウントホイール及び前記第2カウントホイールが、使用に際して、前記第1回転軸の周りを同じ向きに回転されるようになっている請求項6から58のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項60 前記第1カウントホイール及び前記第2カウントホイールがそこを通って回転可能な表示領域と、該表示領域を閉鎖する閉鎖位置に移動可能なシャッタ又は前記シャッタとを、前記作動カウンタが有している請求項6から59のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項61 前記第1カウントホイール及び前記第2カウントホイールが第1軸の周りの所定の角度をなす位置にあるときにのみ、前記シャッタが前記閉鎖位置に移動可能であるように、前記作動カウンタが構成及び配置されている請求項60に記載の作動カウンタ。 請求項62 前記第1カウントホイールが第1軸の周りを複数回回転したときにのみ、前記シャッタが前記閉鎖位置に移動できるように、前記作動カウンタが構成及び配置されている請求項60又は61に記載の作動カウンタ。 請求項63 前記作動カウンタが、カウントホイールの少なくとも一つの動きに応答して前記シャッタがその閉鎖位置に移動されるように構成及び配置されている請求項60から62のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項64 少なくとも一つのカウントホイールによって、前記シャッタがその閉鎖位置に移動されるようになっている請求項60から63のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項65 前記少なくとも一つのカウントホイールによって、前記シャッタが前記閉鎖位置に運ばれるようになっている請求項64に記載の作動カウンタ。 請求項66 少なくとも一つのカウントホイールが前記第2カウントホイールである請求項63から65のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項67 少なくとも一つのカウントホイール及び前記シャッタが協働部品を有し、使用に際して、それを介して該少なくとも一つのカウントホイールが該シャッタをその閉鎖位置に移動させるようになっている請求項63から66のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項68 カウントホイールによるカウントシーケンスを表示し、該カウントシーケンスの終了時に前記シャッタをその閉鎖位置に移動させるように、前記作動カウンタが構成及び配置されている請求項60から67のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項69 前記シャッタがカウントホイールの一つに備えられている請求項58および60から67のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項70 前記カウントホイールが前記シャッタと一体成形されている請求項69に記載の作動カウンタ。 請求項71 前記シャッタが他のカウントホイール上に重なっている請求項69または70に記載の作動カウンタ。 請求項72 前記シャッタが前記第2カウントホイールに備えられている請求項69から71のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項73 前記第1カウントホイールが前記キックホイールを介して前記第2カウントホイールの回転を駆動できる操作カウントモードから、該第1カウントホイールが該キックホイールを介して該第2カウントホイールの回転を駆動できない非操作カウントモードへ連続するように、前記作動カウンタが構成及び配置されている請求項10から73のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項74 前記第1カウントホイールが第1軸の周りで所定の回数を回転し終えたときに、カウントモードから非カウントモードへ連続するように、前記作動カウンタが構成及び配置されている請求項73に記載の作動カウンタ。 請求項75 前記作動カウンタが、前記第2カウントホイールが第1軸の周りに所定の角度をなす方向で配設されたときに、カウントモードから非カウントモードへ連続するようになっている請求項73または74に記載の作動カウンタ。 請求項76 非カウントモードでは、前記キック歯と、前記割送り歯及び/又は前記第2カウントホイールの歯との噛合が発生されないように、前記作動カウンタが構成及び配置されている請求項73から75のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項77 前記非カウントモードで噛合されないようにするために、前記一組のキック歯又は前記第2カウントホイールの歯にギャップが設けられている請求項76に記載の作動カウンタ。 請求項78 前記作動カウンタが、その操作の終点において該作動カウンタをロックするロックアウト機構を備えている請求項1から77のいずれかに記載の作動カウンタ。 請求項79 前記ロックアウト機構が、前記第1カウントホイールを回転させないようにロックされるようになっている請求項78に記載の作動カウンタ。 請求項80 添付の図面を参照して本明細書において実質的に説明される作動カウンタ。 請求項81 請求項1から80のいずれかに記載の作動カウンタの使用方法。
类似技术:
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同族专利:
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