专利摘要:
ステントグラフト(100)を患者の内腔内に装着するための装着装置(104)は、カテーテル(110)と、カテーテル(110)内で往復移動可能に支持されるカニューレ(112)と、カニューレ(112)内の1対の把持爪部(106)とを含む。把持爪部(106)は、ステントグラフト(100)の近位端(128)のステント(102)を把持し、縫合ループ(108)がステントグラフト(100)に沿って中間位置のステント(102)に結合される。ステントグラフト(100)を、最も端のステント(102)を後方に引張ることによって、すなわち、把持爪部(106)がステント(102)を把持する状態でカニューレ(112)をカテーテル(110)の中に後退させることによって、湾曲させることができる。ステントグラフト(100)の近位端の位置を、カニューラ(112)をカテーテル(110)の中にまたは外に向けて移動させることによって調整することもできる。このようにしてステントグラフト(100)を正確に位置決めし湾曲させることができる。
公开号:JP2011511692A
申请号:JP2010546776
申请日:2009-02-11
公开日:2011-04-14
发明作者:イエンセン,キム・エム;ウーレンシュレーガー,ベン
申请人:ウィリアム・クック・ヨーロッパ・アンパルトセルスカブWilliam Cook Europe Aps;クック・インコーポレイテッドCook Incorporated;
IPC主号:A61F2-84
专利说明:

[0001] 本発明は、ステントグラフト、ステントまたはその他の器具を、患者の内腔内に、特に、大動脈弓のような、湾曲の大きな内腔内に、および、健常な管壁の首状部が短い内腔のような、器具の配置の誤差を許容する余地がほとんどない場所の中に、装着するための装置および方法に関する。]
背景技術

[0002] たとえば血管の動脈瘤を含め管状部分の欠陥を修復するための人工器官は、当該技術では周知である。このような病状を治療するための一般的な人工器官は、ステントグラフトである。]
[0003] この種の人工器官は、典型的に、患者の表面付近の静脈または動脈を通して内腔内で留置される。たとえば、大動脈の人工器官は一般的に大腿動脈を通して供給される。一般的な留置方法は、導入器アセンブリが辿る経路に沿って、治療する脈管構造の部位まで、ガイドワイヤを配置することを含む。ガイドワイヤが適所に配置されると、一連のカテーテルをガイドワイヤに沿って前進させ、最終的には、装着するステントまたはステントグラフトを運ぶカテーテルアセンブリを導入する。カテーテルは、患者の脈管構造の湾曲に沿ってガイドワイヤを辿るのに十分な追従性を有しており、カテーテルの中には、たとえば患者の大動脈弓の中にステントグラフトを装着できるほど十分に湾曲できるものもある。]
[0004] たとえこのような処置を大動脈弓の中に行なうことが可能でも、大動脈弓の湾曲が大きいので、問題点に直面することになる。このような問題点の1つは、ステントグラフトの近位端に関連して生じる。ステントグラフトの近位端は、ステントグラフトに湾曲が加えられた結果、不適切に装着される可能性が高く、そのため、大動脈の内壁に沿って不完全に封止することになる。これは、ステントグラフト外側の周りで血液が漏れることにつながり、したがって、効果的な治療には至らない。さらに、周知の処置を用いたステントグラフトの配置が最適ではない結果、ステントグラフトの近位端の周りを封止するのに必要な健常な管壁の首状部の長さには限度がある。これは、特に血管枝近くの動脈瘤の治療に関する、ステントグラフトの用途を制限する。加えて、少なくともいくつかの例では、ステントグラフトの近位端の一部が管の中で不正確に配置されたままであるために、早すぎる疲労破壊および血栓効果が生じる可能性がある。]
[0005] これらの問題点を解決するための試みが行なわれてきた。たとえば、出願人の米国特許第6,974,471号には、ステントグラフトを留置する瞬間にステントグラフトに湾曲を与えるためのメカニズムが記載されている。]
発明が解決しようとする課題

[0006] ステントグラフトおよびその他の器具を、特に大動脈弓内や、健常な血管壁の首状部が短い内腔およびその他困難な病変がある内腔の中で留置する場合は、この器具を非常に正確に配置して確実に健常な組織に十分に結合すること、特に、耐用年数が長くかつ管壁を流体密封封止する結合も、必要である。先行技術のシステムは確かに、たとえば器具の近位端を引張ることによって、器具を一定量大まかに再配置することができる。しかしながら、器具の装着が下流にずれすぎた場合、または器具を装着中に引張りすぎた場合、たとえば器具を送達導入器の中に後退させ、留置作業をあらためて開始することにより、処置を繰返す必要がある。処置を繰返せば、手術時間が長くなり患者のトラウマが増すにもかかわらず、成功は保証されない。場合によっては処置を中断する必要がある。]
[0007] 発明の開示
本発明は、ステントグラフトまたはその他の器具を患者に装着するための改良されたシステムおよび方法を提供することを目指している。]
課題を解決するための手段

[0008] 本発明のある局面に従い、インプラント可能な医療器具を患者の内腔内に装着するための装置が提供され、近位端および遠位端を有するキャリアを含み、遠位端に間隔があけられた第1および第2の保持要素が設けられ、保持要素は各々、器具の第1および第2の構造要素を解放可能に保持することができ、キャリアは、第1および第2の保持要素の間隔を変更するように調整可能である。]
[0009] 好ましくは、保持要素は、キャリアをインプラント可能な医療器具に結合する結合要素である。]
[0010] 第1および第2の結合要素の相対的な位置を調整できるため、器具を装着するときにその形態および形状を調整することができ、かつ、器具を近位方向および遠位方向双方で再配置することも可能である。]
[0011] 好都合なことに、キャリアの近位端は、キャリアを患者の中で調整するように動作可能な近位操作要素を含み、近位操作要素は、操作要素の遠位端を後方向および前方向に移動させる。]
[0012] 実際、第1の結合要素は、患者に装着されるステントグラフトまたはその他の器具の近位端に結合されまたは隣接し、この近位端は、外科医から最も遠い端部であり、典型的には血流方向の上流側であり、第2の結合要素は、器具上の中間位置またはその遠位端すなわち下流側の端部に取付けられる。]
[0013] 結合要素をこれらの間隔を狭める方向に調整すると、実際、結合要素が保持する器具の長さを短縮することができ、結果として、器具の近位端にある一方側を引張ることによって、器具を結合要素の方向に湾曲させることができる。結合要素をこれらの間隔を増大する方向に調整すると、器具の近位端を上流方向に押すことができる。]
[0014] 同様に、キャリアを移動させて、結合要素双方が同時に押されるまたは引張られるようにして、器具の近位端を患者の中で正確に調整することができる。これは特に、誤差を許容するゆとりがほとんどない場合の器具の配置に役立つ。]
[0015] 好ましくは、第1および第2の結合要素は、第2の結合要素を解放できるようにするにはその前に第1の結合要素を器具から解放しなければならないという、協働的な関連を有する。]
[0016] 好ましい実施例において、第1の結合要素は少なくとも2つの把持爪部を含み、これは、ステントまたはその他の支柱状の要素などの器具の構造要素上を把持することができる。把持爪部は、開放位置と閉鎖位置との間で構成可能である。好ましくは、把持爪部は、カニューレ内に設けられ、後退位置において把持爪部はその閉鎖位置にあり、伸長位置において把持爪部はその開放位置にある。]
[0017] 第2の結合要素は、好ましい実施例では、ステントまたはその他の支柱状の要素などの器具の構造要素に引掛けることが可能なループ状またはフック状要素である。最も好ましくは、ループ状またはフック状要素は、器具に取付けられた縫合ループの形態であり、縫合ループは、キャリアから解放されることで器具をキャリアから解放することができる。]
[0018] キャリアは、ステンレス鋼、金属の合金またはポリマー材料で作られてもよい。把持フィンガは、好ましくはステンレス鋼、ばね鋼または他の適切な材料で作られる。]
[0019] 本発明の別の局面に従い、ステントグラフトまたは他のインプラント可能な医療器具を、患者の中に、本明細書で教示される装着装置を用いて装着する方法が提供され、この方法は、器具を患者の内腔内に配置するステップと、近位端と器具の中間位置とのうち少なくとも一方を、内腔に沿って、第1および/または第2の結合要素の位置を調整することによって移動させて、器具を内腔内に置くステップと、第1および第2の結合要素を解放して内腔内の器具を解放するステップとを含む。]
[0020] 好ましくは、この方法は、第1および第2の結合要素の位置を相対的に調整して器具を装着中に湾曲させるステップを含む。]
[0021] 本発明の実施例について以下で添付の図面を参照しながら説明するが、この説明は例示のみを目的としている。]
図面の簡単な説明

[0022] 図1は、先行技術の方法によって大動脈弓内に留置されたステントグラフトを例を示す。
図2は、本発明とともに使用可能な導入器システムの例の斜視図である。
図3は、本発明とともに使用可能な導入器システムの例の斜視図である。
図4は、本発明に従う装着装置の好ましい実施例に従う、送達システムに取付けられたステントグラフトの、一部が切取られた側面図を示す。
図5は、図4の送達システムの拡大図を示す。
図6は、図4および図5の送達システムの遠位端の拡大図を示し、把持フィンガは後退位置にある。
図6は、図4および図5の送達システムの遠位端の拡大図を示し、把持フィンガは伸張位置にある。
図8は、完全に留置されたステントグラフトを示す。
近位縫合ループを保持する別の構造を示す。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図8
実施例

[0023] 好ましい実施例の説明
ここでの開示において、ステントグラフトまたはその他のインプラント可能な器具の説明との関連で使用されるとき、「近位」という用語は、心臓に最も近い部分または位置、すなわち血流方向の上流側を指し、「遠位」という用語は、心臓から最も遠い部分または位置を指す。一方、導入器アセンブリとの関連で使用されるとき、「近位」という用語は、外科医に最も近く、典型的には患者の外側で保持される位置または部分を指し、「遠位」という用語は、外科医から最も遠く、実際留置処置中は患者の中に向かって最も遠い位置または部分を指す。]
[0024] 図1を参照して、たとえば動脈瘤8の治療のために、患者の大動脈2内にステントグラフト1を留置する例を示す。この特定の例では、ステントグラフトは、その近位端4で一部が大動脈弓3の中に延在し、その遠位端6で胸部大動脈5に至る。大動脈弓3が湾曲しており、かつ、曲げられながら弓3に沿って進む従来の導入器システムを使用することによって、ステントグラフト1の近位端4が不正確に配置される可能性がある、すなわち、その開口がその位置の血管に対して垂直ではない。結果として、ステントグラフト1の内側7は、血管の壁から立ち上がって離れた位置にある。近位端4がある場所の角度Aは、垂直な線Bからずれている。その結果、内側7と大動脈壁との間に隙間が生まれ、これが血液の漏れ経路となり、ステントグラフトが意図する機能を果たせない可能性がある。実際、このような不正確な留置により、ステントグラフト1と血管壁との間に信頼性の高い封止を設けるには比較的長い首状部9が必要となる。したがって、十分に長い首状部9すなわち健常な血管壁の首状部がない病状は、現在は治療することができない。] 図1
[0025] これらの問題に加え、ステントグラフトの端部7は血流の力を受けてはためく傾向があり、疲労摩耗および血栓の形成につながる。]
[0026] 次に図2および図3を参照して、図1に示された形態のステントグラフトの留置に使用される種類の導入器の例が示される。導入器10は、外部操作部12と、遠位取付領域14と、近位取付領域16とを含む。遠位取付領域14および近位取付領域16は、インプラント18の遠位端および近位端をそれぞれ固定する。インプラント18を留置する医療処置中、遠位および近位取付領域14および16は、患者の内腔を通って所望の留置部位に至るであろう。導入器を操作するために外科医が扱う外部操作部12は、処置の間ずっと患者の外側にある。] 図1 図2 図3
[0027] 導入器10の近位取付領域16は拡張端20を含み、この拡張端は、典型的には、従来の種類のガイドワイヤ25を受けるための穴22を中に有する。長手方向の穴22はまた、医療試薬の導入のための通路を提供する。たとえば、医療処置の配置および留置段階で造影剤を供給して血管造影を行なえるようにすることが望ましい場合がある。]
[0028] 従来は可撓性で壁が薄い金属管からなるガイドワイヤカテーテル24は、拡張端20に固定される。ガイドワイヤカテーテル24は可撓性であるため、導入器10は大腿動脈のように比較的湾曲の多い血管に沿って前進することができ、遠位取付領域14を長手方向に操作しかつ回転操作することができる。ガイドワイヤカテーテル24は、導入器10を通して操作部12まで延び、従来のように、接続装置26で終端をなす。]
[0029] 接続装置26は、シリンジを受入れて試薬を内部のカテーテル24に導入しやすくするように設計される。ガイドワイヤカテーテル24は、可撓性の拡張端20内の開口28と流体連通状態にある。したがって、接続装置26内に導入された試薬は、開口28に流入し開口28から流出する。]
[0030] 推進シースまたはロッド30(以下推進部材と呼ぶ)は、典型的にはプラスチック材料から作られ、ガイドワイヤカテーテル24と同軸でその径方向外側に置かれる。推進部材30は「壁が厚い」、すなわちその壁の厚みが好ましくはガイドワイヤカテーテル24の壁の厚みよりも数倍大きい。]
[0031] シース32は、推進部材30と同軸でその径方向外側に延在する。推進部材30およびシース32は、操作領域12まで遠位方向に延在する。]
[0032] ステント、ステントグラフトまたは任意の他のインプラントもしくは人工器官でもよいインプラント18は、この装置10によって送達可能であり、圧縮された状態でシース32内に保持される。シース32は、外部操作部12のシース操作および止血封止ユニット34まで遠位方向に延在する。止血封止ユニット34は、止血シール(図示せず)と、ユニット34に従来のルアーロック38によって保持された側管36とを含む。]
[0033] シース操作および止血封止ユニット34はまた、シース32を止血封止部に対して締付ける締付けカラー(図示せず)と、推進ロッド30の周りで止血シールを形成するシリコーン封止リング(図示せず)とを含む。側管38は、推進ロッド30とシース32との間に医療流体を導入しやすくする。典型的には食塩水が使用される。]
[0034] 導入器10の組立中、シース32を近位取付領域16の拡張端20の近位端を超えて進める一方で、インプラント18は外力によって圧縮状態に保つ。適切な遠位取付(保持)部(この図には示されていない)が、推進ロッド30に結合され、処置中人工器官18の遠位端40を保持する。人工器官18の遠位端にはループ(図示せず)が設けられ、このループを通して遠位トリガワイヤ42が延びている。この遠位ワイヤはまた、遠位取付部40の開口(図1および図2には示さず)を通り、内部カテーテル24と推進ロッド30の間の管状領域44の中へと延びる。遠位トリガワイヤ42は、管状空間44を通って延びて操作領域12に至り、遠位ワイヤ解放メカニズム46で、管状空間44から出る。] 図1 図2
[0035] 外部操作部12の近位部分は、少なくとも1つの解放ワイヤ作動部50を含み、これは、本体48上に置かれ、その結果、推進部材30の上に置かれる。ガイドワイヤカテーテル24は本体48を通過する。遠位ワイヤ解放メカニズム46および近位ワイヤ解放メカニズム50は、本体48の上で摺動可能な状態で装着される。]
[0036] 近位および遠位ワイヤ解放メカニズム46および50は、遠位ワイヤ解放メカニズム50を移動できる前に、近位ワイヤ解放メカニズム46を移動しなればならないように、位置決めされる。したがって、インプラント18の遠位端は、その自己拡張ジグザグステントが解放されるまで、解放することができない。クランプねじ52は、人工器官18が意図に反して早く解放されないようにする。止血シール(図示せず)が含まれているので、解放ワイヤは、医療処置の間に不必要な血液の損失が生じることなく、本体48を通って外に延びることができる。]
[0037] 外部操作部12の近位部分は、本体48の近位端上に設けられたピン万力54を含む。ピン万力54はねじキャップ56を有する。捩じ込まれると、ピン万力54の万力あご部(図示せず)は、ガイドワイヤカテーテル24を締付けるまたはこれと係合する。万力あご部を係合させると、ガイドワイヤカテーテル24は、本体48とともに移動することしかできず、したがって推進部材30とともに移動することしかできない。ねじキャップ56を締めると、アセンブリ全体を一体的に移動させることができる。]
[0038] 導入器アセンブリ12が所望の留置位置に置かれると、シース32は遠位取付部14の近位側まで後退させられる。この動作により、この例ではステントまたはステントグラフトであるインプラント18の中間部が解放されしたがって径方向に拡大することができる。結果として、ステントまたはステントグラフト18をさらに、正確な位置決めのために回転、伸長または短縮することができる。しかしながら、近位端の自己拡張ステントはまだ、解放ワイヤによって拡張端16で保持されている。また、ステントまたはステントグラフト18の遠位端もまだシース32の中で保持されるであろう。]
[0039] 次に、ピン万力54を解放することで、ガイドワイヤカテーテル24が推進ロッド30に対して少し移動できるようにし、これにより、ステントまたはステントグラフト18を、内腔の中の所望の場所で正確に配置できるよう、伸長、短縮、回転または圧縮することができる。X線不透過マーカ(図示せず)を、ステントまたはステントグラフト18に沿って配置して人工器官の配置を補助してもよい。]
[0040] ステントまたはステントグラフト18の近位端が適所に置かれると、近位トリガワイヤを、近位ワイヤ解放メカニズムの遠位方向の動きによって、後退させる。近位ワイヤ解放メカニズム50および近位トリガワイヤは、近位ワイヤ解放メカニズム50を、ピン万力54、ねじキャップ56および接続ユニット26の上を通して移動させることによって、完全に取外すことができる。]
[0041] 次に、ピン万力54のねじキャップ56を緩めた後、内側のカテーテル24を近位方向に押して、拡張端20を近位方向に移動させることができる。拡張端20がステントまたはステントグラフト18の端部を囲まない状態になると、これが拡張して患者の内腔と係合する。この段階からは、ステントまたはステントグラフト18の近位端を再び移動させることはできない。]
[0042] ステントまたはステントグラフト18の近位端が固定されると、シース32を遠位取付部14の遠位方向に向けて後退させ、この後退によって、ステントまたはステントグラフト18の遠位端が拡張することができる。この時点で、ステントまたはステントグラフト18の遠位端はなおも必要に応じて再配置することができる。]
[0043] 特に図3から明らかなように、導入器の遠位端は可撓性であるため、患者の脈管構造の曲がった部分の多い経路を辿ることができ、また、いくつかの用途では、ステントグラフトを大動脈弓といった内腔の曲がった部分に配置することができる。しかしながら、遠位端は、ガイドワイヤの湾曲の結果、引張られて湾曲してこのような構成になる。ガイドワイヤ自身は、内腔の湾曲によって湾曲形状にされる。その結果、導入器の遠位端は湾曲部の外側に沿う傾向がある。たとえば大動脈弓の中でのように、このような状況で留置されると、ステントグラフトが図1の例のように不適切に配置される可能性がある。] 図1 図3
[0044] 出願人の先の米国特許第6,974,471号には、ステントグラフトを留置した瞬間にステントグラフトに湾曲を与えるためのさまざまなメカニズムが記載され、これは主としてステントグラフトの近位(上流)端を引張るように作用するメカニズムによって行なわれる。]
[0045] 本発明は、先行技術の導入器システムの問題に対処し、かつステントグラフトの組立てを変えたり導入器装置の構成要素を大幅に増やすことがないように対処することを目指している。さらに、好ましい実施例は、内腔、特に大動脈弓および脈管構造の湾曲が大きな他の領域へのステントグラフトの装着を向上できるシステムを提供する。]
[0046] 先行技術の導入器システムのもう1つの問題は、このようなシステムの場合、患者の内腔の中で器具の位置をほとんど調整できないことである。器具が不適切に位置決めされた場合、典型的にはこれを再び圧縮して送達シースの中に入れることによって、一般的には後退させなければならず、配置の処置が再び始められる。しかしながら、このようにしても、次の場合に成功するとは限らず、精度が高まるわけでもない。たとえば米国特許第6,974,471号に記載のもののように器具の近位端を一定量調整可能な送達装置の場合、これは単一方向のみすなわち遠位方向または下流方向のみである。]
[0047] 次に図4および図5を参照して、ステントグラフト100を患者の内腔内に装着するための送達アセンブリの好ましい実施例が概略的に示される。図4において、ステントグラフトのグラフト材料の一部は図面から省略されているが、これは図5で拡大して示された送達アセンブリの相対的な位置を示すためである。ステントグラフト100は、グラフト材料の管103に取付けられた複数のステント102が設けられた従来の構造を有する。この特定の例において、ステント102は縫合糸によって取付けられているが、この器具の形態は、ここで教示されるシステムおよび方法にとって重要ではない。] 図4 図5
[0048] 装着装置104は、この例では、ステントグラフト100内に位置し、1対の把持爪部106をその遠位端において含む。把持爪部106は、ステントグラフト100の最も端のステント102を、この例では、2つの隣接するステント支柱105が出会うポイント122で、把持する。このポイントは、2つの隣接する支柱105が接合する位置に形成された谷(または頂点)にある。このステント102は、ステントグラフト100の遠位端128に最も近い。このステントグラフト100の特定の例において、ポイント122の両側にありグラフト材料に通された1対の縫合糸120が、ステント取付けのために設けられている。縫合糸120は、ステント120がステント支柱105に沿って滑らないようにすることによって、爪部106がステント102をしっかりと把持することを支援する。]
[0049] 装着装置104はまた、この実施例では、ステントグラフト100に沿って中間位置にあるステント102のステント支柱105間のポイントに結合される、縫合糸のループ108を含む。縫合糸ループ108は、この例では、ステント100を留置した後も残るように永久的にステント102に結合される。]
[0050] 把持爪部106は、カニューレ112内に往復移動可能に配置される。カニューレは、可撓性のステンレス鋼カニューレでもよく、または、プラスチック材料を含め他の適切な材料で形成されてもよい。カニューレ112自身、カテーテル110内に往復移動可能に配置され、カテーテルは、カニューレ112と同一材料からなるものでもよく、または任意の他の適切な材料からなるものでもよい。]
[0051] カテーテル110の遠位端には、カテーテル110内に収容されたカニューレ112へのアクセスを与えるスロットまたはその他の開口124が設けられる。ループ108はカニューレ112の周りを通り、これによってループ108は装置104に固定される。]
[0052] 爪部106は、ばね鋼、ニチノールまたはその他の材料など、適切な材料で作られた2本のワイヤ126の遠位端に形成される。ワイヤ126は、装置104の近位側外部操作端まで延び、適切なハンドル装置(図示せず)に結合される。外科医はこのハンドル装置を操作して、ワイヤ126を近位方向および遠位方向に移動させて、爪部106を、図6に示されるようにカニューレ112の遠位端に向かって内向きに押すことができ、かつ、図7に示されるように外向きに押すことができる。後退位置では、カニューレ112の内壁は、爪部106を互いに向かって押すことでこれら爪部の間にある構成要素を把持するように、作用する。伸張位置では、爪部は図7に示されるように外向きに跳ね返り、これにより、爪部は解放位置に構成される。] 図6 図7
[0053] ハンドル装置は、把持爪部106、特にワイヤ126を、遠位(患者の中に向かう)方向に押し、また、近位(患者の外に向かう方向)方向に引張ることで、爪部106の構成を制御できるような適切な種類のものであれば、どのようなものでもよい。]
[0054] 装着装置104は、典型的にはステントグラフト100またはその他の器具に組立の時点で装着され、次に、図2および図3に示されるものと同様の種類の適切な導入器アセンブリに取付けられる。このようにして、ステントグラフト100は、装着装置104とともに送達カテーテルの上に向かって径方向に圧縮される。] 図2 図3
[0055] ステントグラフト100は、患者の中に配置されると、シース32といった外側のシースから解放され、したがって、自身でまたは拡張バルーンなどによって拡張できる状態になる。この時点で、ステントグラフト100を、位置についても構成についても調整して患者の脈管構造の適切な部分に正確に置くことができ、また、その時点で脈管構造の組織に適するように構成することができる。たとえば、装置104を患者の中に向けて(遠位方向に)押してステントグラフト100を上流側に移動させることができ、または近位方向に(患者の外に向かって)引張ってステントグラフト100を下流側に移動させることができる。このようにして、ステントグラフトを正確に患者の脈管構造内に配置することができる。]
[0056] さらに、ステントグラフト100を湾曲させ、たとえばステントグラフトを装着する血管の湾曲と一致させることができる。こうすれば、たとえば、患者の大動脈弓の湾曲と一致させることが可能である。ステントグラフト100を、把持爪部106を閉じたままでカニューレ112をカテーテル110の中に後退させることによって、湾曲させることができる。この後退が、爪部106に取付けられているステント102を、縫合ループ108に取付けられているステント102に向かって引張ることで、ステントグラフト100のその側を収縮させる。この収縮は、ステントグラフト100を、装着装置104に接続された器具の側の方向に湾曲させる効果がある。ワイヤ126、カニューレ112およびカテーテル110に可撓性があるため(後者は装置のその他の要素のような可撓性がある必要はない)、これらもステントグラフト100とともに曲がるであろう。]
[0057] ステントグラフト100の湾曲は、必要に応じ、必要な湾曲が得られるまでおよび近位端128が患者の脈管構造内に正確に配置されるまで、カニューレ112をカテーテル110の中および外に向けて移動させることで、増大または減少させることができる。]
[0058] ステントグラフト100が希望通りに配置されると、装置104をステントグラフト100から完全に取外すことができる。この取外し工程の第1段階では、爪部106を、ワイヤ126を遠位方向に図7に示される位置まで移動させることによって、解放する。図に示されるように開かれると、カニューレ112を後退させて爪部106をステント102から外すことができる。外された後、所望に応じ、爪部106は、カニューレ110の中に後退させることができ、すなわち図6に示される位置に後退させることができるが、この時点では何も把持していない。] 図6 図7
[0059] カニューレ112を、カテーテル110の中に、少なくともスロット124を通過するように後退させることができるが、いくつかの例では、患者から完全に取外すことができる。カニューレ112および把持爪部106がスロット124を通過すると、ループ108は、装置104上での拘束から解放されるため、中間のステント102を装着装置104から解放する。この段階で、カテーテル110も、ステントグラフト100から、したがって患者から、取外すことができる。このように取外されると、ステントグラフト100は、患者の中で、正確な位置で、湾曲が脈管構造に適合した状態で完全に留置される。]
[0060] この処置の最終結果が図8に示される。ステントグラフト100が患者の大動脈72の中に適切に留置されていることがわかる。ステントグラフト100の近位端74は、大動脈弓76の中に配置され、この例では左の鎖骨下動脈78の手前にある。導入器は同様に、適切なステントグラフトを、左の鎖骨下動脈78を越えて、また左の頚動脈80および腕頭動脈82を越えて、上行大動脈84の中へと留置させるのに適している。このような用途のための、有窓のまたは分岐ステントグラフトは、当該技術では周知である。近位端74が正確に位置し血管壁に垂直であることが注目されるであろう。すなわち、ステントグラフトの近位端の開口部の面が血管を正確に横断していることで、確実にグラフトの管の近位端が血管の壁と平行でかつ正確に整列する。このようにして、ステントグラフト100を、径方向内側90を含め血管壁の周りすべてに対して十分に封止し、血管が漏れる隙間は残らない。] 図8
[0061] ステントグラフト100の近位端74の正確かつ確実な配置は、確実性に劣る先行技術のシステムと比較して血管壁の首状部が遥かに短い場合に実現できる。したがって、この導入器システムを用いて、ステントグラフトならびにその他の人工器官およびインプラントを、現在の処置では治療できない患者、たとえば血管枝にあまりにも近い動脈瘤を患っている患者またはそうでなければ健常な血管壁の首状部が非常に短い患者に、装着することができる。さらに、ここで教示される導入器システムにより、ステントグラフトおよびその他の器具を、既存のシステムを用いて可能なものよりも遥かに湾曲が大きな血管に配置することができる。]
[0062] 次に図9を参照して、装着装置104′の別の実施例が示され、ここでは、第2の結合要素の一部を形成するループ縫合糸108が、カニューレ112から離れているが適所で保持され、すなわち、拘束ワイヤまたはロッド200によってカテーテル110に結合され、このワイヤの周りでループをなす。拘束ワイヤまたはロッド200は、カテーテル110を通って延びて導入器の近位位置、すなわち、外部操作ユニットに至る。この例では、装着装置104′が取付けられたステントグラフトを、患者の内腔内に配置し、必要に応じてカニューレ102したがって把持アーム部106を第2の結合要素108に向かって引張ることによって、湾曲させることができる。ステントグラフトが所望のとおりに配置され湾曲させられると、外科医は、結合要素106および108のいずれかを、特定の医療処置にとって最適であればどのような順序ででも、解放することができる。たとえば、把持アーム部を最初に解放し、その後縫合ループ108を解放することができる。これに代えて、縫合ループ108を、結合ワイヤまたはロッド200を引き戻すことによって最初に解放し、その後把持アーム部を解放することができる。この実現化例は、いくつかの医療処置においては有利であろう位置について、より多くの留置の選択肢を提供する。] 図9
[0063] このように、装着装置104は、ステントグラフト100またはその他の器具を非常に正確に配置し、その位置および湾曲を調整して患者の内腔の中に正確に装着することができる。ステントグラフト100上で保持されてもよい唯一の要素は、縫合材料からなる小さなループ108であり、これはステントグラフト100の性能にまたは患者には実質的に影響しない。]
[0064] 所望されるならば、縫合ループ108を当該技術では周知の種類の生物分解性および生体適合性材料で形成することで、縫合ループが劣化した後には装着装置104の要素が残らないようにすることができる。]
[0065] 好ましい実施例について、ステントグラフトを患者の大動脈、特に大動脈弓内で留置することと関連付けて説明してきた。これらの実施例を、ステント、大静脈フィルタ、閉塞装置などを含むがこれらに限定されない他の医療器具を患者内にインプラントするのに使用することも可能である。]
权利要求:

請求項1
インプラント可能な医療器具を患者の内腔内に装着するための装置であって、近位端および遠位端を有するキャリアを含み、前記キャリアの遠位端に、間隔があけられた第1および第2の保持要素が設けられ、前記第1および第2の保持要素は各々、器具の第1および第2の構造要素を解放可能に保持することができ、前記キャリアは、前記第1および第2の保持要素の間隔を変更するように調整可能である、装置。
請求項2
前記キャリアの近位端は、前記キャリアを患者の中で調整するように動作可能な近位操作要素を含み、前記近位操作要素は、前記操作要素の遠位端を後方向および前方向に移動させる、請求項1に記載の装置。
請求項3
前記第1および第2の保持要素は、前記第2の保持要素を解放できるようにするにはその前に前記第1の保持要素を前記器具から解放しなければならないという、協働的な関連を有する、請求項1または2に記載の装置。
請求項4
前記第1および第2の保持要素は独立して解放可能である、請求項1または2に記載の装置。
請求項5
前記第1の保持要素は、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能な少なくとも2つの把持爪部を含む、請求項1から4のいずれか1つに記載の装置。
請求項6
前記装置は、前記把持爪部を保持するためのカニューレを含み、後退位置において前記把持爪部はその閉鎖位置にあり、伸長位置において前記把持爪部はその開放位置にある、請求項5に記載の装置。
請求項7
前記カニューレを保持するためのカテーテルを中に含む、請求項6に記載の装置。
請求項8
前記第2の保持要素は前記カテーテルに解放可能に取付けられる、請求項7に記載の装置。
請求項9
前記第2の保持要素は、前記カニューレを後退させると、前記カテーテルから解放可能である、請求項7に記載の装置。
請求項10
前記カニューレの中に位置し、前記第2の保持要素をカニューレに結合するように動作可能な解放要素を含み、前記第2の保持要素は、前記解放要素を作動させると、解放可能である、請求項7に記載の装置。
請求項11
前記第2の保持要素は糸のループであり、前記解放要素はロッドまたはワイヤである、請求項10に記載の装置。
請求項12
前記第2の保持要素はループ状またはフック状要素である、請求項1から11のいずれか1つに記載の装置。
請求項13
前記ループ状またはフック状要素は、前記器具に取付けられた縫合ループの形態であり、前記縫合ループは、前記キャリアから解放されて器具を前記キャリアから解放することができる、請求項12に記載の装置。
請求項14
インプラント可能な医療器具を患者の内腔内に装着するための装置であって、近位端および遠位端を有するキャリアを含み、前記キャリアの遠位端に、間隔があけられた第1および第2の保持要素が設けられ、前記第1および第2の保持要素は各々、器具の第1および第2の構造要素を解放可能に保持することができ、前記キャリアは、前記第1および第2の保持要素の間隔を変更するように調整可能であり、前記キャリアの近位端は、前記キャリアを患者の中で調整するように動作可能な近位操作要素を含み、前記近位操作要素は、前記操作要素の遠位端を後方向および前方向に移動させ、前記第1の保持要素は、開放位置と閉鎖位置との間で移動可能な少なくとも2つの把持爪部を含み、前記装置は、前記把持爪部を保持するためのカニューレを含み、後退位置において前記把持爪部はその閉鎖位置にあり、伸長位置において前記把持爪部はその開放位置にある、装置。
請求項15
ステントグラフトまたはその他のインプラント可能な医療器具を、患者の内腔内に、近位端および遠位端を有するキャリアを含む装置によって装着する方法であって、前記キャリアの遠位端に、間隔があけられた第1および第2の保持要素が設けられ、前記第1および第2の保持要素は各々、器具の第1および第2の構造要素を解放可能に保持することができ、前記キャリアは、前記第1および第2の保持要素の間隔を変更するように調整可能であり、前記方法は、前記器具を患者の内腔内に配置するステップと、前記近位端と前記器具の中間位置とのうち少なくとも一方を、前記内腔に沿って、前記第1および/または第2の保持要素の位置を調整することによって移動させて、前記器具を前記内腔内に置くステップと、前記第1および第2の保持要素を解放して前記内腔内の前記器具を解放するステップとを含む、方法。
請求項16
前記第1および第2の保持要素の位置を相対的に調整して前記器具を装着中に湾曲させるステップを含む、請求項15に記載の方法。
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