![]() カニューレと送出部品との間の成形連結部
专利摘要:
少なくとも第1及び第2の開口部(13、12)即ち入口及び出口を有する流体連結部(60)を提供する。第1開口部(13)は、医薬品供給部(6)等への流体連結部を形成し、第2開口部(12)は、別体のカニューレ部品(7)の本体(24)の開口部及び少なくとも一部が皮下に又は経皮的に位置決めされたカニューレ(22)への流体連結部を形成する。更に、本発明は、このような流体連結部(60)を含むベース部品に関する。流体連結部(60)は、表面プレート(1)に取り付けられており、剛性材料製のチューブ(60)の形態を有する。A 公开号:JP2011511689A 申请号:JP2010546339 申请日:2009-02-12 公开日:2011-04-14 发明作者:ステフェン ギルン;セレン;ボー ハステッド;エロ;ラウ ヘルデュム 申请人:ウノメディカル アクティーゼルスカブ; IPC主号:A61M39-02
专利说明:
[0001] 本発明は、注射部品及び送出部品を取り付けることができるベース部品を含む、治療作用を持つインシュリン等の物質を連続的に投与するためのデバイスに関する。送出部品は、通常は、リザーバ、及び例えばポンプを含み、注射部品は、貫通開口部を備えた本体及び近位端が本体の下側から突出した少なくとも一つのカニューレを含む。本発明は、リザーバとカニューレ部品との間に形成された流体連結部を含む。この流体連結部は、通常はベースプレートに外れないように取り付けられ、剛性材料製のチューブの形態を有する。] 背景技術 [0002] WO2007/071258には、注射部品及び流体送出部品を含み、これらの流体送出部品及び注射部品を分離したり再接合できる、流体を送出するための医療用デバイスが記載されている。流体送出部品は、リザーバ、例えばポンプの形態の流体輸送手段、及び送出部品の作用ユニットが配置されたハウジングを含む。注射部品は、ベースプレートと、ベースプレートの近位側を通って延びるカニューレが設けられた貫通開口部を持つ本体を含むカニューレ部品と、ベースプレートを使用者の皮膚に固定するための、例えば取り付けパッドの形態の手段とを含む。送出部品及び注射部品は、流体をリザーバからカニューレ部品の貫通開口部に通す流路を含むコネクタによって組み立てられる。流路は、コネクタが送出部品及び/又は注射部品から外れているとき、注射部品に対するアクセスを塞ぐための手段を含む。この文献の図20乃至図24には、ベースプレートに外れないように取り付けられた成形本体でコネクタが形成された実施例が示してある。コネクタには、隔壁によってアクセスが保護された内部区画室が設けられている。隔壁は、送出部品をベースプレートに取り付けたとき、送出部品のコネクタニードルによって穿刺できる。コネクタの内部区画室の下部分から、開口部5aにより、流体を可撓性チューブに入れることができ、カニューレ部品9に通すことができる。可撓性チューブは、注射部品の第1部分に連結されており、注射部品の第2部分1bが第1部分1aに位置決めされたとき、可撓性チューブ5からカニューレ9への流路が形成される。 この文献に記載された実施例は極めて複雑であり、製造は容易でない。] 先行技術 [0003] WO2007/071258] 発明が解決しようとする課題 [0004] 本発明の目的は、リザーバとカニューレ部品との間に流体連結部を形成することである。この流体連結部は、表面プレートに取り付けられ、剛性材料製のチューブの形態を有する。流体連結部をリザーバとカニューレ部品との間に配置するというのは、流体連結部がリザーバ又はカニューレ部品のいずれの部分も形成しないということを意味する。即ち、チューブは、患者の皮膚を穿刺する実際のカニューレを形成しない。チューブは、表面プレートに取り外し可能に取り付けられていてもよいし、取り外し不能に取り付けられていてもよい。] 課題を解決するための手段 [0005] 一実施例によれば、流体連結部は、保持部品によって表面プレートに取り付けられる。保持部品61は、例えば型成形によって一つのピースをなして形成されているか或いは、幾つかのピース、例えば個々に型成形したピースを組み合わせて形成される。幾つかのピースは、個々に製造された後、保持部品61に組み合わせられる。] [0006] 一実施例によれば、チューブは金属製又はプラスチック製であり、例えば、チューブは、例えば鋼製の中空ニードルで形成されていてもよい。] [0007] 一実施例によれば、チューブの直径又は最大断面は、1mmよりも小さい。] [0008] 一実施例によれば、チューブは、保持部品から突出した少なくとも一つの先が尖った端部を有する。端部の「先が尖っている」というのは、鋭い縁部を有し、例えば保護メンブレンを穿刺できるということを意味する。チューブのこの実施例には、先が尖っていない端部が設けられていてもよい。端部の「先が尖っていない」というのは、鋭い縁部を備えていないということを意味する。更に、この実施例によれば、チューブの先が尖った端部は、コネクタ部品への入口であるコネクタニードルを形成でき、リザーバを入口に向かって押すと、コネクタニードルは、コネクタ部品の第1開口部を完全に覆うメンブレンを穿刺する。] [0009] 一実施例によれば、チューブは、単一の金属製ピースで形成されており、即ち幾つかのピースによって組み立てられているのでなく、例えば型成形又は押出しによって形成されている。] [0010] 一実施例によれば、チューブは、少なくとも一つの位置で、0°よりも大きい角度で曲げられている。この実施例によれば、チューブは、少なくとも二つの位置で、0°よりも大きい角度で曲げられていてもよい。通常は、角度は45°よりも大きく、一実施例によれば、角度はほぼ90°である。更に、二つの位置の角度は、通常は同じである。] [0011] 一実施例によれば、チューブは、チューブを表面プレートに取り付けた後、表面プレートに対して定置である。] [0012] 一実施例によれば、表面プレートの接触面はクレジットカードと同じ大きさを有を有し、即ち同じ面積をカバーし、連結部品が提供する流路の長さは、最大3cmである。 次に、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。] 図面の簡単な説明 [0013] 図1は、送出部品が第1開口部のメンブレンを通して連結されており、カニューレユニットを第2開口部に連結できるベース部品の第1実施例を示す、上方から見た図である。 図2Aは、送出部品及び挿入器に接合した、図1の実施例を示す図である。 図2Bは、挿入器が位置決めされた端部の方から見た、図2Aと同じ実施例を示す図である。 図3は、送出部品及び挿入前位置のカニューレ部品に接合した、図1の実施例を示す図である。 図4は、連結部品が配置された端部の方から見た、図3の実施例を示す図である。 図5Aは、連結部品用の外カバーを提供する表面プレートを備えたベース部品の一実施例を示す図である。 図5Bは、外カバーを取り外した、ベース部品の図5Aと同じ実施例を示す図である。 図6は、外カバーを取り外してあり、リザーバからの入口を覆うメンブレンが取り外してある、ベース部品の一実施例を示す図である。] 図1 図2A 図2B 図3 図4 図5A 図5B 図6 [0014] 図7は、ベース部品に二つの長さ方向ガイド手段が設けられた、本発明の第2実施例を示す図である。 図8は、カニューレ部品の第1実施例を示す図である。 図9A及び図9Bは、カニューレの第2実施例を示す図である。 図10A、図10B、及び図10Cは、内部部品を含む、本発明による連結部品の一実施例を示す図であり、図10Dは、本発明による連結部品の内部部品の第2実施例を示す図である。 図11A乃至図11Eは、バブル状メンブレンの形態のシールの幾つかの実施例を示す図である。 図12A及び図12Bは、本発明による流体連結部の内部部品の第2実施例を示す図である。 図13A及び図13Bは、本発明による流体連結部の内部部品の第3実施例を示す図である。 図14は、本発明による流体連結部の内部部品の第4実施例を示す図である。] 図10A 図10B 図10C 図10D 図11A 図11E 図12A 図12B 図14 図7 実施例 [0015] 図1乃至図6は、本発明によるベース部品の第1実施例を示す。この実施例は、接触面に取り付けられた表面プレート1を含む。表面プレート1は、この実施例では、成形プラスチック材料製であり、接触面は取り付けパッド2の近位側である。取り付けパッド2は、デバイスの製造中、表面プレート1に外れないように取り付けられる。] 図1 図6 [0016] コネクタ部品3は、表面プレート1に取り付けられているか或いは表面プレートと一体である。一実施例によれば、表面プレート1及び少なくともコネクタ部品3の外カバーは、デバイスの製造中、単に一ピースをなして形成されたものである。コネクタ部品3は、医薬品のリザーバ又は患者から収集した液体用のリザーバとカニューレ部品7との間に流路を形成する。従って、コネクタ部品3には、流路の各端に一つずつ、少なくとも二つの開口部が設けられている(図5及び図6参照)。ここで、第1開口部13は、リザーバ6から流体を受け取る入口開口部又は流体をリザーバ6に送出する出口開口部であり、第2開口部12は、カニューレ部品7から流体を受け取る入口開口部又は流体をカニューレ部品7に送出する出口開口部である。コネクタ部品3には、例えば第2の医薬品又は栄養剤を注射するための、又は流路内の流体をセンサと接触するための別の開口部が設けられていてもよい。図1は、コネクタ部品3の第1開口部13のところでコネクタ部品3に取り付けられたリザーバ6を示す。下文において、第1開口部13を「入口」と呼び、第2開口部12を「出口」と呼ぶが、流路を通る流れの方向は本発明にとって重要ではない。] 図1 図6 [0017] コネクタ部品3には、更に、カニューレ部品7をコネクタ部品3に取り付けるとき、カニューレ部品7が正確に嵌着するカニューレ開口部12Aが設けられている。即ち、カニューレ開口部12Aは、カニューレ部品7と同じ形状及び輪郭を有し、カニューレ部品7を通して開口部に嵌着するのに丁度の大きさを有する。図1では、カニューレ部品7は、カニューレ部品7が一杯には挿入されていない位置で示してある。通常は、カニューレ部品7は、挿入のこの段階で挿入器の内部に配置されており、見えることはない。カニューレ部品7が一杯に挿入されたとき、カニューレ部品7の上面即ち遠位面は、通常は、カニューレ開口部12Aの周囲のコネクタ部品3の外面と同じ高さにあるか或いはこれよりも低い高さにある。] 図1 [0018] カニューレ部品7がコネクタ部品3に一杯に挿入されたとき、カニューレ部品7の本体24の側面の開口部20がコネクタ部品3の流路の開口部12と対応し、流体を一方の部品から他方の部品まで流すことができる。カニューレ部品7の本体24の側面の開口部20を、下文において、「入口」と呼ぶが、流れの方向は本発明にとって重要ではない。] [0019] 図2A及び図2Bは、患者の皮膚にいつでも配置できる状態のデバイスを示す。図2Aは挿入器の側面図であり、図2Bはデバイスを挿入器の方から見た図である。デバイスは、本発明によるベース部品を含む。このベース部品は、近位接着面を持つ取り付けパッド2に外れないように位置決めされた表面プレート1を含む。ベース部品には、送出部品8及びアクチュエータハンドル11を持つ挿入器10が取り外し可能に連結されている。アクチュエータハンドル11は、挿入前の位置にある。] 図2A 図2B [0020] この実施例の送出部品8は、この送出部品8をガイド手段4に向かって下方に押すことによってベース部品に接合されている。ガイド手段4は、この場合、盛り上がった長さ方向プラットホームであり、その上面に金属製ライニング5が取り付けられている。送出部品8には、盛り上がったプラットホーム4に設けられた金属製ライニング5と対応する大きさの対応する溝が設けられている。送出部品8の対応する溝は、ベース部品の盛り上がったプラットホーム4の金属製ライニング5に沿って長さ方向に摺動できる。送出部品8がその作用位置に達したとき、二つの解放ハンドル9が、夫々、表面プレート1の上面から突出した二つの突出部品15と結合する。送出部品8は、その作用位置にあるとき、解放ハンドル9によって水平方向で係止され、金属製ライニング5を持つ盛り上がったプラットホーム4が送出部品8の対応する溝に配置される。これらの係止機構により、送出デバイスをベース部品に必要なだけ取り付けることができ且つ取り外すことができる。即ち、一回使用ベース部品を多数回使用送出部品と組み合わせることができる。] [0021] 挿入器10は、カニューレ部品7を挿入前に保持し、ハンドル11を押すことによって挿入を開始する。図2Bは、カニューレ部品7の挿入を開始するためにハンドル11を押さなければならない方向を示す。挿入後、挿入ニードル(図示せず)を挿入器10の内部に引っ込めることができ、挿入器10をベース部品から取り外すことができ、挿入されたカニューレ22をベース部品の表面プレート1に取り付けられた状態で残すことができる。カニューレ部品7のカニューレ22が硬質の自己貫通カニューレである場合には、別体の挿入ニードルはなく、従って、挿入ニードルを引っ込める必要もない。] 図2B [0022] 図3は、図2A及び図2Bに示す実施例と同じ実施例の側面図であるが、図3では、挿入器が取り外してある。カニューレ部品7は、挿入前に挿入器10内にあるのと同じ位置にある。] 図2A 図2B 図3 [0023] 図4は、図3と同じ実施例を示すが、図4は、アッセンブリはコネクタ部品3が設けられた端部の方から見た図であり、カニューレ部品7は外してある。この端部から、ベース部品のファスニング手段14L及び14Rが見える。これらのファスニング手段は、挿入器10に設けられた部品と対応する。これらのファスニング手段は、コネクタ部品3の二つの開口部14L及び14Rを含む。これらの開口部は、挿入器10に設けられた二つの突出部品(図示せず)と対応する。ベース部品のファスニング手段14を挿入器10に設けられた対応するファスニング手段と係合したとき、挿入器10はベース部品に関し、少なくとも垂直方向に、又は表面プレート1に対して垂直な成分を持つ方向に移動しないようにされる。] 図3 図4 [0024] 図5A及び図5Bは、ベース部品のコネクタ部品3を示す。図5Aでは、コネクタ部品3は、成形表面プレート1が提供する外カバーが設けられた状態で示してあり、図5Bでは、コネクタ部品3は、外カバーなしで、即ち取り付けパッドだけの状態で示してある。この実施例に示す外カバーは、別体のユニットではなく、例えば成形プロセス中に表面プレート1に外れないように取り付けられているか或いは表面プレート1の一部として形成されている。外カバーには、カニューレ部品7用のカニューレ開口部12A及びリザーバ6用のアクセス開口部13が設けられており、これによって、リザーバ6及びカニューレ部品7がコネクタ部品3の流路にアクセスできる。カニューレ開口部12Aにより、カニューレ部品7を、ベース部品の表面プレート1及び接触面2の周囲内で、患者の皮下に又は経皮的に配置できる。接触面は、この実施例では、取り付けパッドによって提供され、カニューレを挿入できる開口部12Bが設けられている(図5B参照)。この開口部12Bは、接触面2がカニューレ部品7のカニューレ22で穿刺できる材料及び厚さで形成されている場合には必要でない。] 図5A 図5B [0025] コネクタ部品3の出口開口部12とカニューレ部品7との間に流体密連結部を形成するため、コネクタ部品3の出口開口部12の周囲には、弾性シール18が設けられている。カニューレ部品7を挿入したとき、カニューレ部品7はカニューレ開口部12Aにプレス嵌めされ、弾性シール18が、対応する開口部12及び20の周囲に完全に流体密のガスケットを形成する。プレス嵌めを改善するため、及びこれによってカニューレ部品7と流路の出口との間の流体密連結部を改善するため、カニューレ開口部12Aは、挿入時のカニューレ22と平行であり、流路の出口が位置決めされた表面に対して垂直な平面内で断面が減少していてもよい。カニューレ部品7は、断面がこれと対応して減少する。] [0026] コネクタ部品3の入口開口部13とリザーバ6との間に流体密連結部を形成するため、バブル状メンブレン17が第1開口部13に位置決めされている。メンブレン17は、入口開口部13(これは、この実施例において、コネクタニードル19の開放端である)を完全に覆っており、コネクタ部品3が汚染しないようにする。リザーバ6をコネクタ部品3に向かって押圧したとき、コネクタニードル19がメンブレン17を穿刺し、コネクタ部品3とリザーバ6との間で流体が完全に流体密で移送される。] [0027] メンブレン17がバブル状であるというのは、開口部を取り囲むようにメンブレン17が開口部の周囲に取り付けられている(多くの場合、メンブレン17によって保護される開口部の縁部に配置される)ということを意味し、メンブレン17は、開口部の縁部が形成する平面から突出しており、縁部から所定距離のところにドームを形成する。ドームの高さ又は長さは、コネクタニードル19の長さと対応する。] [0028] 図6では、コネクタニードル19は、コネクタ部品3の一部として示してある、即ち、コネクタニードル19は、コネクタ部品3に取り付けられているが、コネクタニードル19はリザーバ6の一部であってもよい。] 図6 [0029] 一実施例によれば、コネクタ部品3にはコネクタニードル19及びバブル状自己閉鎖メンブレン17の両方が設けられており、リザーバ6にもバブル状自己閉鎖メンブレンが設けられている。両部品に自己閉鎖メンブレンが設けられているため、これらの二つのユニットを互いから分離でき、後にコネクタ部品3及び従って患者を汚染することなく再接合できる。] [0030] 図7は、ベース部品の第2実施例を示す。この実施例には、二つの直角L字形状形材の形態の二つのガイド手段4が、¬「 の形態で設けられている。これらの形材は、ベース部品の表面プレート1から突出している。ガイド手段4は、ベース部品に取り付けられるべき送出部品又はカバーに設けられた手段と対応する。このような対応する手段は、例えば、」及びLの形態の輪郭を持つ一つ又はそれ以上のフックとして形成されていてもよい。 コネクタ部品3の流路は、図1乃至図6に示す実施例と比較して非常に短く、コネクタ部品3の入口は、ガイド手段4に関して中央位置に配置されているが、挿入したカニューレ部品7は、図1乃至図6に示す実施例に嵌着したカニューレ部品7と同じ輪郭を有する。] 図1 図6 図7 [0031] 図8は、図1に示すカニューレ部品7の拡大図である。この実施例は、カニューレ22及び平らな表面を持つ突出前部25を持つ本体24を含む。カニューレ部品7の表面は開口部を有し、必ずしも平らでなくてもよく、実際には、カニューレ部品7に面するコネクタ部品3に対応する表面を形成できる限り、任意の所望の形状を備えていてもよい。一実施例では、前部25は、上端即ち遠位端での断面が、前部の近位端即ち挿入後に患者に近い方の端部での断面よりも大きいように傾斜している。前部25には開口部20が設けられており、この開口部を通って液体がカニューレ部品7から出ることができ、又はカニューレ部品7に入ることができる。本体24には、更に、頂部開口部21が設けられている。この開口部は、自己閉鎖メンブレンで覆われていてもよい。開口部21は、周囲と接触する外面に面するため、或る種の入口保護を必要とする。頂部開口部21は、主として、カニューレ22が軟質カニューレである場合、カニューレ部品7を挿入する場合に使用される。カニューレ22が軟質であるというのは、患者の皮膚を穿通できない比較的軟質の材料で形成されているということを意味する。この場合、カニューレを挿入するときに比較的硬質の材料で形成された先が尖った挿入ニードルを使用する必要がある。この先が尖ったニードルは、頂部開口部21を通して挿入でき、カニューレ部品7の本体24の内部中空部を通過し、更に、挿入ニードルの尖端が中空カニューレ22の開放端部を通って出るようにカニューレ22の全長に亘って延びる。挿入後、即ちカニューレ22を患者の皮下に即ち経皮的に配置した後、挿入ニードルを引っ込め、カニューレ22を患者に残す。] 図1 図8 [0032] 図9は、カニューレ部品7の第2実施例の拡大図である。この実施例は、更に、カニューレ22及び開口部20が設けられた平らな表面を持つ突出部品25を備えた本体24を含むが、この実施例によれば、突出部品25は、開口部20とコネクタ部品3の第2開口部12の周囲のシール18との間の圧力を増大するように傾斜している。前部25の傾斜は、カニューレ22の中心線cと開口部20の周囲表面と平行な線との間の角度dで決まる。角度dは0°よりも大きく且つ90°よりも小さく、通常は、シール18の直径又は突出に応じてd∈[0°、30°]であるか或いは[60°、90°]である。突出部品25の表面の遠位端即ち挿入後に患者から遠い方のカニューレ部品7の端部とカニューレ部品7の中心線cとの間で計測した距離d1は、近位端即ち挿入後に患者に近い方の端部での突出部品25の表面とカニューレ部品7の中心線cとの間の距離d2よりも大きい。通常は、距離d2は非常に小さいため、突出前部25の近位端は、挿入中、コネクタ部品3のシール18と接触しない。] 図9 [0033] 一実施例(図示せず)では、角度dは90°に近く、即ちd=90°であり、このような実施例は、図9A及び図9Bと対応する図において、コネクタ部品3の上開口部12がカニューレ部品7の下開口部20と嵌着するように見える。このことは、カニューレ部品7をシール18に向かって押す力がシール18の接触面に対してほぼ垂直に作用するということを意味し、これにより、カニューレ部品7の挿入中、カニューレ部品7がシール18に沿って摺動することによって、シール18が変形することを阻止する。] 図9A 図9B [0034] 別の実施例では(図8参照)、d=0°である。これは、突出部品25と中心線cが平行であるためである。この実施例によれば、カニューレ部品7は突出したシール18と摺動接触し、これによりシールを変形する。] 図8 [0035] 図8の実施例によれば、カニューレ部品7の突出前部25は必ずしも平らでなくてもよく、実際には、対応する表面を、カニューレ部品7に面するコネクタ部品3に形成できる限り、任意の所望の形状を備えていてもよい。更に、突出前部25の開口部20は、カニューレ部品7の目的に応じて、入口であってもよいし出口であってもよい。断面図である図9には、本体24の頂部開口部21が自己閉鎖メンブレン21Aによってどのように覆われているかが示してある。図8の実施例によれば、頂部開口部21は、主として、カニューレ22が軟質カニューレであるとき、カニューレ部品7を挿入する場合に使用されるが、頂部開口部21は、患者が開口部20を介して受け取る、例えばインシュリン等の主要医薬品以外の医薬品又は栄養剤を注射するのにも使用できる。] 図8 図9 [0036] カニューレ部品7のこの実施例には、更に、ファスニング手段23が設けられている。ファスニング手段23は、カニューレ部品7に設けられた突出部品23の形態を有し、この突出部品23は、定置のベース部品の可撓性部品23Aと対応する。可撓性部品23Aは、カニューレ部品7に設けられた突出部品23が、カニューレ部品7の挿入中に通過したとき、図11に矢印で示すように外方に押すことができる。挿入後、カニューレ部品7の突出部品23上面は、ベース部品の可撓性部品23Aの下向きの表面と係止し、これによってカニューレ部品7がベース部品から外れないようにする。] [0037] 図10A乃至図10Cは、コネクタ部品3の一実施例を示す。図10Aは、コネクタ部品3の実施例を分解図で示す。この図では、流路を提供するチューブ60用の内部保持部品61が示してある。図10Bは、チューブ60を位置決めできる、内部保持部品61を通る断面図を示す。図10Cは、図10Aの丸で囲った部分の拡大図を示す。] 図10A 図10B 図10C [0038] この実施例によれば、コネクタ部品3及び表面プレート1は、プラスチック材料で形成された一つのピースをなして形成され、コネクタ部品3には幾つかの開口部が設けられている。一つの開口部12Aは、カニューレ部品7を嵌着するように形成されており、別の開口部は、コネクタ部品3の内部部品を嵌着するように形成されている。この実施例によるコネクタ部品3の内部部品は、二つの位置で90°で曲げられた一つのチューブを含む。即ち、チューブ60の入口端及び出口端の両方が、チューブ60の連結部に対して垂直方向に同じ方向に延びている。チューブ60の連結部は、曲げられた二つの部分の間で流路を形成する。] [0039] チューブ60の一端はバブル状メンブレン17によって保護されており、チューブ60の他端は開放しており且つ保護されていない。しかし、開放したチューブ端は、内部保持部品61に外れないように取り付けられたシール18によって取り囲まれている。内部保持部品が連結部品3の対応する開口部に配置されたとき、開口部に正確に嵌着するカバー62は、コネクタ部品3の表面と同じ高さに配置される。そのため、使用者は、邪魔にならない滑らかな表面を感じる。] [0040] 図10Bは、コネクタ部品3の内部部品の拡大図である。保持部品61は、型成形により成形された単一の部品であり、チューブ60の安定した嵌着固定エレメントを提供する。チューブ60の先が尖っていない開放端は、シール18が取り囲む空間に開放している。チューブ60の先が尖った閉鎖端は軟質のメンブレンによって完全に取り囲まれている。コネクタニードル19を形成するチューブ60の端部は、この実施例では、実際には周囲メンブレン17と接触していない。コネクタニードル19は空気によって取り囲まれており、コネクタニードル19を取り囲む内部空間は円筒形形状又は円錐形形状を有し、即ち円形断面を有する。メンブレン17の壁は、加えられた圧力によってメンブレンの長さが減少したとき、内方又は外方に曲がることによって変形する。] 図10B [0041] 図10Cは、図10Aの丸で囲った部分の拡大図を示す。] 図10A 図10C [0042] 図10Dは、コネクタ部品3の第2実施例の内部部品の拡大図である。この実施例によれば、保持部品61は型成形により成形された単一の部品であり、チューブ60の安定した嵌着固定エレメントを提供するが、この実施例では、保持部品61は円形又は円筒形であり、剛性でないシール部品18がチューブ60の先が尖っていない端部に取り付けられている。即ち、先が尖っていないチューブ60の開放端が、シール材料によって取り囲まれた空間内に開放している。先が尖ったチューブ60の閉鎖端は、図10Bの実施例と同様に軟質のメンブレン17によって完全に取り囲まれており、保持部品61は、組み立て済みの内部部品をコネクタ部品3の適合する開口部に押し込む上で十分な安定性を持つ内部部品を提供する。「完全に取り囲まれた」というのは、周囲に対する自由アクセスがないということを意味し、「軟質のメンブレン」というのは、ニードル、特にチューブ60の端部が形成するコネクタニードル19で穿刺できるメンブレンを意味し、ニードルは軟質のメンブレン内に取り囲まれている。コネクタニードル19を形成するチューブ60の端部は、軟質メンブレン17内に封入されている。] 図10B 図10D [0043] この実施例によれば、コネクタニードル19は、実際には、周囲メンブレン17と接触している。コネクタニードル19は空気によって取り囲まれており、コネクタニードル19を取り囲む内部空間は円筒形形状又は円錐形形状を有し、即ち円形断面を有する。メンブレン17の壁は、加えられた圧力によってメンブレンの長さが減少したとき、内方又は外方に曲がることによって変形する。] [0044] 図11Aは、バブル状メンブレン17の一実施例の拡大図である。このバブル状メンブレン17は、コネクタニードル19が設けられた保持部品61の表面から突出したコネクタニードル19の部分を完全に取り囲んでいる。コネクタニードル19は、メンブレン17に圧力が加わっていない場合には、バブル状メンブレンと接触しない。即ちコネクタニードル19は空気によって完全に取り囲まれており、これによりコネクタニードル19をガスで殺菌できる。これは、添付図面に示すメンブレン17の状態である。コネクタニードル19のチップは、極めて厚い壁でできたメンブレン17の部分によって取り囲まれており、これに対し、保持部品61に近い方のメンブレン17の部分は、この半分の厚さの壁を有する。これにより、メンブレン17に圧力が加わった場合、厚壁部分は形状が変わらないが、壁厚が小さいメンブレン17の部分即ち保持部品61に近い方の部分は変形し、保持部品61に向かって押圧される。] 図11A [0045] 図11Bは、バブル状メンブレン17の別の実施例を示す。この実施例によれば、入口保護メンブレン6Aを持つリザーバ6をメンブレンで覆われたコネクタニードル19に向かって押す。バブル状メンブレン17は可撓性材料で形成されており、このため、コネクタニードル19が保護メンブレン6Aを穿刺できる程度までメンブレンを変形させ、流体リザーバ6へのアクセスを確保できる。] 図11B [0046] 図11Cは、コネクタ部品3への開口部を保護するメンブレン17の更に別の実施例を示す。このメンブレン17はバブル状でないが、コネクタニードル19を取り囲む空間に壁を提供する。この壁は柔軟であり、即ちリザーバが押し付けられたときに後方に移動する。メンブレン壁17は、一つ又はそれ以上のばねによって所定位置に保持される。即ちメンブレン17は、所定位置に保持するリザーバ6からの圧力が解放されたとき、元の位置に戻ることができる。メンブレンが前後に摺動する開口部は、リザーバ6のコネクタ部品3にぴったりと嵌着する。] 図11C [0047] 図11Dは、バブル状メンブレン6Aがリザーバ6の出口に取り付けられたリザーバ6の別の実施例を示す。リザーバ6の出口は、コネクタ部品3の流路に連結される。リザーバ6に連結する流路の端部(図示せず)には、流路がリザーバ6に連結されていない期間中に流路の入口を保護するメンブレンが設けられている。この実施例によれば、流路には必ずしもコネクタニードル19が設けられていなくてもよい。これは、この実施例によれば、コネクタニードル19がリザーバ6の部分であるためである。] 図11D [0048] 図11Eは、バブル状メンブレン17の更に別の実施例、及びリザーバ6に収容された医薬品に対する流路を形成するためにリザーバをコネクタニードル19に押し付ける方法を示す。バブル状メンブレン17は可撓性であり、メンブレン17及びコネクタニードル19を取り囲むコネクタ部品3の開口部にリザーバ6の入口を押し込むことができるように、即ち、メンブレン17の直径を大きくすることを必要とせずにメンブレン17の長さを短縮できるように大きさを小さくできる。図示の実施例によれば、メンブレンの材料は内方に折り込まれる。] 図11E [0049] 図12A及び図12Bは、液体をリザーバ6からカニューレ部品7に送出するとき、流体密連結部を提供する変形例を示す。図12A及び図12Bの両図において、コネクタ部品3の内部部品は、分解形態で示してある。] 図12A 図12B [0050] この実施例によるコネクタ部品3の内部部品は、チューブ60用の保持部品61と、第2開口部12の周囲のシール用のファスニング手段18aと、保持部品61から分離された、軟質のバブル状メンブレン17用のファスニング手段61aであって、このファスニング手段61aと向き合ったシールを含むファスニング手段61aと、コネクタニードル19と、軟質バブル状メンブレン17とを含む。] [0051] チューブ60は、鋼や硬質プラスチック材料等のパイプ状剛性材料でできた直線状のピース又は曲げたピースのいずれかで形成できる。チューブ60は保持部品61によって保持される。この保持部品61は、この実施例によれば、カバー面を提供する。このカバー面は、図12Aに示すように、保持部品61の外側によって形成される。チューブ60が直線状材料ピースである場合には、カニューレ部品7に連結される端部であるチューブ60の第2端は、保持部品61に形成された室に開放しており、シール18a用のファスニング手段の小さな開口部18cを通してカニューレ部品7に続く入口/出口を有する。チューブ60が曲げた材料ピースである場合には、チューブ60の第2端は90°の角度で曲げてあり、ファスニング手段18aに形成された小さな開口部18cを通る。ファスニング手段18aはシール18を保持部品61に取り付けるための手段を提供する。ファスニング手段18aには大きな開口部18bが設けられている。この開口部は、保持部品61、ファスニング手段18a、及び別体のシール部品61bを互いにプレスしたとき、チューブ60とコネクタニードル19との間に連結室を形成する。連結室は、コネクタニードル19とチューブ60との間に流体連結部を形成する。これは、連結室をコネクタニードル19から進入する流体で充填できるためである。この場合、流体が連結室を出た後、チューブ60を通って入る。シールを行うためのファスニング手段18aに向かって突出したメンブレン用ファスニング手段61aの側部には、連結室を流体密に保持するため、シールが設けられている。] 図12A [0052] 図13A及び図13Bは、図10A乃至図10Cに示す連結部品の別の変形例を示す。連結部品3は同じユニットを含む。図13Bは、連結部品3の内部部品が連結部品3の外部品に対して位置決めされた状態を示す。図13Aは、図13Bの丸で囲った連結部品3の内部部品の分解図を示す。] 図10A 図10C [0053] 図10A乃至図10Cにおけるのと同様に、保持部品61は、型成形により成形された単一の部品でできている。保持部品61には、チューブ60が安定して配置されている。保持部品61は、通常は、一部品で型成形により成形されるが、二つ又はそれ以上の小さな部品を接合することによって形成されてもよい。このような小さな部品は、溶接又は接着によって接合できる。保持部品61が比較的小さく、通常は長さが2cmよりも小さいため、これらの小さい部品を接合するのは困難である。] 図10A 図10C [0054] チューブ60は二つの開放端を有する。即ち、流体がチューブ内に又はチューブの外に通過できる。チューブ60が保持部品61に取り付けられたとき、第1開放端は、軟質メンブレン17によって取り囲まれた空間に開放しており、第2開放端は、シール18によって取り囲まれた空間に開放する。] [0055] チューブ60の第1端は先が尖っており、このチューブ60の第1端がチューブ60の開放端を取り囲む閉じた軟質メンブレン17及びリザーバ6への入口を保護するメンブレン6Aの両方を穿刺できるため、リザーバ6に対して連結部を提供できる。図10A乃至図10Cに示す実施例と同様に、チューブ60のこの端部は、軟質メンブレン17によって完全に取り囲まれている。「完全に取り囲まれた」というのは、チューブ60の第1開放端から周囲に対して自由アクセスがないということを意味し、「軟質のメンブレン」というのは、ニードル、特にチューブ60の端部が形成するコネクタニードル19で穿刺できるメンブレンを意味する。コネクタニードル19を形成するチューブ60の端部は、この実施例では、周囲からの衝撃による影響が軟質メンブレン17に加わっていない場合には、周囲メンブレン17と接触していない。軟質メンブレン17は、この実施例によれば、比較的軟質で柔軟なメンブレン材料を保持部品61に押し付けることによって保持部品61に取り付けられる。保持部品61に近い方のメンブレン17の縁部は直径が拡がり、保持部品61の取り外し不能の部品であるマッシュルーム状ファスニング部品61aに摺動により被せられる。軟質メンブレン17がその最終位置にあるとき、メンブレン17の拡張した直径は大きさが戻り、このように直径が縮小することによりメンブレン17をファスニング部品61aの周囲の所定の場所に保持する。メンブレン17の取り付けは、このメンブレン17に一つ又はそれ以上の内方に突出した部品が設けられ、これらの部品が、保持部品61に近い方の、メンブレン17の取り付け後の最も小さい直径を持つファスニング手段61aの部品に載止する場合に良好に行われる。] 図10A 図10C [0056] チューブ60の第2開放端は先が尖っておらず、シール18の閉じたリング内に開放している。即ち、シール18は短いパイプ状の形態を有し、チューブ60から流出する又はチューブ60に流入する液体の流れを止めない。シール18は、ファスニング手段18aによって保持部品61に取り付けられる。ファスニング手段18aにより、例えば、シール18を保持部品61に外れないように溶接又は接着するのが容易になる。] [0057] チューブ60は一部品で形成されており、通常は鋼又は硬質プラスチック材料で形成される。使用中に軟質メンブレン17を穿刺する先が尖った端部をチューブ60に形成しようとする場合には、チューブは、少なくとも一つの軟質メンブレン17及び例えばリザーバ6への入口を覆うメンブレン6Aを穿刺するのに十分に硬質の材料で形成されていなければならない。チューブ60には、先が尖っていない二つの端部を形成することができる。このような実施例によれば、リザーバ6には、液体をカニューレ部品7に送出する場合に軟質メンブレン17を穿刺できるコネクタニードル19を設けることができる。] [0058] 図13A及び図13Bの実施例によれば、チューブ60は二つの位置で曲げられている。これは、この実施例によれば、リザーバ6及びカニューレ部品7が保持部品61に対して同じ側に取り付けられるため、適当である。両屈曲部の角度は90°である。これは、チューブ60を一部品保持部品61に押すことによって位置決めした後、これらの二つの屈曲部が提供する二つの脚部が二つの屈曲部間の連結チューブピースに対して同じ角度を持たなければならない場合である。しかし、これらの角度は、必ずしも90°でなくてもよい。リザーバ6及びカニューレ部品7が互いに対して異なる態様で位置決めされる場合には、チューブ60は、一回しか曲げられていなくてもよい。例えば、カニューレ部品7が表面プレート1の縁部の近くに位置決めされ、前部に設けられた開口部20がチューブ60の第1の唯一の屈曲部に面している場合には、一回しか曲げられていなくてもよい。] [0059] 一実施例によれば、チューブ60は、例えば鋼製の中空ニードルを含む。このようなニードルは、自動プロセスで安価に容易に製造できる。更に、このようなニードルは、ニードルをリザーバ6とカニューレ部品7との間に位置決めする上での何らかの必要を満たすため、一つ又はそれ以上の位置で容易に曲げることができる。ニードルには、ニードルの端部に設けられる対応する部品に応じて、先が尖っていない端部又は先が尖った端部のいずれかが設けられるが、通常は、ニードルには、保護メンブレンを穿刺できる少なくとも一つの先が尖った端部が設けられる。] [0060] 更に、コネクタ部品3が表面プレート1の中央部に配置された場合には、リザーバ6は、チューブ60の第1端のところでコネクタ部品3の一方の側に配置でき、カニューレ部品7は、チューブ60の第2端のところでコネクタ部品3の反対側に配置でき、この場合、チューブ60は直線状であって、屈曲部がない。] [0061] 本発明によれば、チューブ60は、このチューブ60が保持部品61に位置決めされ且つ表面プレート1に取り付けられた後、表面プレート1に対して定置である。チューブ60が定置であるというのは、表面プレート1に対して枢動等の前後移動を行わないということを意味する。チューブ60は単に液体を輸送するための経路として役立つのである。] [0062] 図14は、本発明による流体連結部の第4実施例を開示する。この実施例は、ニードルとも呼ばれる曲げたチューブ60の許容差に関し、許容差をなくすための方法を示す。各々90°の二つの屈曲部を持つ曲げたチューブ60は、図14に示すように、屈曲部間に長さの許容差を有する。この実施例によるチューブ60は、コネクタニードル19、チューブ60の反対側の先が尖っていないニードル端60b、及び二つの90°屈曲部間のコネクタピース60aを含む。コネクタニードル19及び先が尖っていないニードル端60bの夫々の長さは、保持部品61の二つの通穴に嵌着するようになっている。これらの二つの通穴は、コネクタニードル19及び先が尖っていないニードル端60bの両方を保持部品61の所望の位置に入れることができる許容差を持っていなければならない。二つの端部が穴に確実に嵌着するようにするための一つの方法は、これらの通穴を、材料の最小状態及び最大状態の両方の許容差を得るのに十分にすることである。しかしながら、これは下記の理由により、良い考えであるとはいえない。1)チューブ60をコネクタ部品3に接着しようとする場合、穴を通って流出する接着剤が過ぎる。2)ニードルチップの位置を十分に制御できない。] 図14 [0063] ニードルチップの位置をぴったりと制御するため、コネクタニードル19を締り嵌めするのが有利である。締り嵌めは、接着剤が通穴を通って流れないようにし、ニードルチップを高い精度で配置できるようにする。この場合、全ての許容差は、先が尖っていないニードル端60bで吸収しなければならず、これは、例えば先が尖っていないニードル端用の細長い通穴を形成することによって行うことができる。この通穴は、コネクタピース60aの長さに対して垂直方向での寸法がチューブ60の外径よりも僅かに大きく、コネクタピース60aの長さと平行な寸法が全ての許容差を吸収するのに十分長い。即ち、この寸法は、例えば、チューブ60の直径の1・1/2倍乃至2倍であってもよい。] [0064] しかしながら、これは、接着剤が、先が尖っていないニードル端の方の穴を通って流れることに関する問題点を解決しないが、一方の穴を機械的にシールすることにより、他方の穴を通って流出する接着剤を制御するのが容易になる。] [0065] 図14に示す内部部品は、締り嵌め及び許容差を同時に提供する問題点に対する解決策を示す。この実施例では、チューブ60の第1端即ち先が尖ったコネクタニードル19を提供する端部が、保持部品61の通穴とぴったりと嵌着している。チューブ60の第2端即ち先が尖っていない端部は、チューブを取り囲む所定の許容差隙間を伴って通穴に嵌着している。許容差を提供し且つ第2端を取り囲む通穴は、直径/寸法が大きい空間に繋がっている。このことは、接着剤が保持部品61の開放した側からチューブ60の周囲に押し込まれるとき、接着剤の流れが、許容差隙間を通過するときに減速するということを意味する。更に、保持部品61に、例えば紫外線を照射した場合、許容差隙間を通過した接着剤を紫外線が硬化する。] 図14 [0066] 1表面プレート 2取り付けパッド 3コネクタ部品 4ガイド手段 5 金属製ライニング 6リザーバ 6A リザーバ用メンブレン 7カニューレ部品 8送出部品 9 送出部品の解放ハンドル 10挿入器 11 挿入器用アクチュエータハンドル 12出口即ち第2開口部 12Aカニューレ開口部 12B カニューレ部品用の表面プレートの開口部 13 入口即ち第1開口部 14 挿入器用ファスニング手段 15ベース部品の突出部品 16 − 17バブル状メンブレン 18 出口即ち第2開口部の周囲のシール 18a シール用ファスニング手段 18b ファスニング手段18aの大きな開口部 18c ファスニング手段18aの小さな開口部 19コネクタニードル 20 カニューレ部品内への開口部 21頂部開口部 21A自己閉鎖メンブレン 22カニューレ 23 ファスニング手段 24 カニューレ部品の本体 25 突出前部 60チューブ/ニードル 60aコネクタピース 60b 先が尖っていないニードル端 61 チューブ用保持部品 61a メンブレン用ファスニング手段 61b 別体のシール部品 62カバー 63型成形により成形した流路]
权利要求:
請求項1 流体連結部(60)であって、少なくとも第1及び第2の開口部(13、12)即ち入口及び出口を有し、前記第1開口部(13)は、医薬品供給部(6)等への流体連結部を形成し、前記第2開口部(12)は、別体のカニューレ部品(7)の本体(24)の開口部及び少なくとも一部が皮下に又は経皮的に位置決めされたカニューレ(22)への流体連結部を形成する、流体連結部(60)において、前記流体連結部は表面プレート(1)に取り付けられており、剛性材料製のチューブ(60)の形態を有する、ことを特徴とする流体連結部。 請求項2 請求項1に記載の流体連結部において、前記流体連結部(60)は、前記表面プレート(1)に保持部品(61)によって取り付けられている、ことを特徴とする流体連結部。 請求項3 請求項1又は2に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、金属製又はプラスチック製である、ことを特徴とする流体連結部。 請求項4 請求項3に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、例えば鋼製の中空ニードルを含む、ことを特徴とする流体連結部。 請求項5 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)の直径又は最大断面は、1mm以下である、ことを特徴とする流体連結部。 請求項6 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、前記保持部品(61)から突出した少なくとも一つの先が尖った端部(19)を有する、ことを特徴とする流体連結部。 請求項7 請求項6に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、先が尖っていない端部を有する、ことを特徴とする流体連結部。 請求項8 請求項6又は7に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)の前記先が尖った端部は、コネクタ部品(3)への入口であるコネクタニードル(19)を形成し、リザーバ(6)を前記入口に向かって押すと、前記コネクタニードル(19)が、前記コネクタ部品(3)の第1開口部(13)を完全に覆っているメンブレン(17)を穿刺する、ことを特徴とする流体連結部。 請求項9 請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、単一のピースでできている、ことを特徴とする流体連結部。 請求項10 請求項9に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、少なくとも一つの位置で、0°よりも大きい角度で曲げられている、ことを特徴とする流体連結部。 請求項11 請求項10に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、少なくとも二つの位置で、0°よりも大きい角度で曲げられている、ことを特徴とする流体連結部。 請求項12 請求項11に記載の流体連結部において、前記二つの位置の角度は同じである、ことを特徴とする流体連結部。 請求項13 請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記載の流体連結部において、前記チューブ(60)は、前記チューブを前記表面プレート(1)に取り付けた後、前記表面プレート(1)に対して定置である、ことを特徴とする流体連結部。 請求項14 カニューレ(22)を備えた本体(24)を持つ別体のカニューレ部品(7)に連結できる、患者の皮膚上に位置決めできるベース部品であって、前記ベース部品を患者に取り付けるための接触面(2)と、医薬品供給部(6)等を前記ベース部品に連結するファスニング手段(4)と、請求項1乃至14のうちのいずれか一項に記載の流体連結部を持つ、前記ベース部品の一部である連結部品(3)とを含むベース部品において、前記連結部品(3)は剛性であり、各開口部(13、12)には、シール(17、18)が設けられているか或いは隣接した部品の対応するシールが嵌着されるようになっているかのいずれかである、ことを特徴とするベース部品。 請求項15 請求項14に記載のベース部品において、前記連結部品(3)又は前記連結部品(3)の少なくとも外カバーは、プラスチック材料で型成形されている、ことを特徴とするベース部品。 請求項16 請求項14又は15に記載のベース部品において、前記開口部(12、13)のうちの少なくとも一つが、シール材料(17、18)と組み合わせられている、ことを特徴とするベース部品。 請求項17 請求項14、15、又は16に記載のベース部品において、各開口部(12、13)には、前記別体のカニューレ部品(7)の挿入後、流体をリザーバからカニューレ部品(7)に流体密に且つ汚染なしで移送する手段が設けられている、ことを特徴とするベース部品。 請求項18 請求項17に記載のベース部品において、第1開口部(13)には、剛性ニードル(19)で穿刺できる隔壁(17)が設けられており、前記隔壁(17)は、前記剛性ニードル(19)を引っ込めたとき、再閉鎖する、ことを特徴とするベース部品。 請求項19 請求項14乃至18のうちのいずれか一項に記載のベース部品において、前記第1開口部(13)には、この第1開口部(13)を完全に覆う可撓性バブル状メンブレン(17)が設けられており、前記メンブレン(17)は、先が尖っていない又は先が尖ったニードルによって穿刺できる、ことを特徴とするベース部品。 請求項20 請求項14乃至19のうちのいずれか一項に記載のベース部品において、前記コネクタニードル(19)は、前記コネクタ部品(3)への入口を形成し、前記医薬品供給部(6)等を前記入口に向かって押したとき、前記コネクタニードル(19)は、前記第1開口部(13)を完全に覆っている前記メンブレン(17)を穿刺する、ことを特徴とするベース部品。 請求項21 請求項14乃至20のうちのいずれか一項に記載のベース部品において、前記第1開口部(13)、前記第2開口部(12)、又はこれらの両方に、開口部の縁部に位置決めされたシール(18)が設けられている、即ち前記シールは、前記流体連結部(60)への制限なしのアクセスを許容する、ことを特徴とするベース部品。 請求項22 請求項21に記載のベース部品において、前記開口部(12及び/又は13)は円形であり、前記シールはO−リングである、ことを特徴とするベース部品。 請求項23 請求項14乃至22のうちのいずれか一項に記載のベース部品において、前記第2開口部(12)の前記シールは、シール材料を前記第2開口部(12)の縁部の周囲に取り付けること、又はシール材料を前記カニューレ部品(7)内への前記開口部の縁部の周囲に取り付けることのいずれかによって形成される、ことを特徴とするベース部品。 請求項24 請求項14乃至20のうちのいずれか一項に記載のベース部品において、前記ベース部品の前記接触面(2)は、クレジットカードと同じ大きさを有し、即ち同じ面積をカバーし、前記連結部品(3)が提供する流体連結部の長さは、最大3cmである、ことを特徴とするベース部品。 請求項25 請求項14乃至24のうちのいずれか一項に記載のベース部品において、前記コネクタ部品(3)への前記入口(13)は、前記送出部品が前記コネクタ部品(3)に接合されていないとき、微生物が前記コネクタ部品(3)に入らないようにする変形可能なバブル状メンブレン(17)によって覆われている、ことを特徴とするベース部品。 請求項26 請求項25に記載のベース部品において、前記コネクタ部品(3)への前記入口(13)は、コネクタニードル(19)を含む、ことを特徴とするベース部品。
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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