专利摘要:
装置(1300)は、測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると変化するように構成されるサイズを有する測定工具(1310)を含む。測定工具は、工具が第1構成と第2構成との間で動かされると互いに対して動くように構成される第1スペーサ部材(1341)と第2スペーサ部材(1351)とを含む。測定工具は、第1スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結される第1作動器面と、第2スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結される第2作動器面とを有する遠位作動器(1376)を有する。近位作動器(1386)は、細長い部材(1360)の近位端部に連結され、遠位作動器を動かすように細長い部材の中心線の少なくとも一部分に実質的に平行である軸線を中心に回転するように構成される。遠位作動器は、第1スペーサ部材を第2スペーサに対して動かすように構成される。
公开号:JP2011510792A
申请号:JP2010545923
申请日:2009-01-16
公开日:2011-04-07
发明作者:ファン,クリストファー・ユー
申请人:カイフォン・ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ;
IPC主号:A61B17-56
专利说明:

[0001] 本発明は、一般に、たとえば、隣接する棘突起の間に埋め込む経皮的脊椎インプラント、および/または、椎間板に関連する空間内に埋め込む経皮的脊椎インプラントを使用する脊椎圧迫の処置を含む、脊椎の状態の処置に関する。]
背景技術

[0002] 大手術の必要がないように隣接する棘突起の間の空間へ近づくために最小侵襲の手技が開発されてきた。しかしながら、このような既知の手技は、棘突起がひどく圧迫されている状態には適さないことがある。棘突起が圧迫されていると、隣接する棘突起の間に脊椎インプラントを挿入することが困難となり得る。さらに、このような手技は、大きいまたは複数の切開部を伴うことがある。さらに、椎間板に関連する空間内または隣接する棘突起の間に挿入されるように構成される既知のインプラントのいくつかは、所望の位置に挿入された後、広がった構成に作動させる必要があり得る。このような作動をもたらす工具は、患者の体内で操作するのが困難であり得る。しばしば、インプラントを挿入および除去するために、ならびに、所望の位置に配置した後にインプラントを作動させるために、複数の工具が必要とされる。]
発明が解決しようとする課題

[0003] したがって、隣接する棘突起の間に埋め込むインプラントおよび/または椎間板に関連する空間の中に埋め込むインプラントなどの脊椎インプラントの挿入および除去に使用される方法ならびに工具を改善する必要がある。さらに、インプラントに近づくために解剖学的構造体を伸延する装置および方法を改善する必要がある。]
課題を解決するための手段

[0004] 脊椎状態を処置する医療装置および関連の方法が本明細書で説明される。いくつかの実施形態では、装置は細長い部材の遠位端部に連結された測定工具を含む。測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると、測定工具のサイズが変化するように構成される。測定工具は、第1スペーサ部材および第2スペーサ部材を有するスペーサを含む。測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると、第1スペーサ部材は、第2スペーサ部材に対して動くように構成される。測定工具はまた、第1スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結される第1作動器面と第2スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結される第2作動器面とを有する遠位作動器を有する。近位作動器は、細長い部材の近位端部に連結され、遠位作動器を動かすように細長い部材の中心線の少なくとも一部分に実質的に平行である軸線を中心に回転するように構成される。遠位作動器は、第1スペーサ部材を第2スペーサに対して動かすように構成される。]
[0005] 脊椎の状態を処置する医療装置および関連の方法が本明細書で説明される。一実施形態では、装置は、管腔を画定する第1の細長い部材と、第1の細長い部材の管腔内に可動的に配設される第2の細長い部材とを含む。第1の細長い部材の遠位端部は、脊椎インプラントに解除可能に連結されるように構成される。第2の細長い部材の遠位端部は、第1の細長い部材が脊椎インプラントに連結されたときに脊椎インプラントの作動部材を係合するように構成される駆動部材を含む。駆動部材は、脊椎インプラントを折りたたんだ構成と広がった構成との間で動かすように作動部材を回転させるように構成される。第1の細長い部材は、脊椎インプラントを第1の細長い部材に固定するように構成される。]
図面の簡単な説明

[0006] 第1構成にあるインプラントが示された、一実施形態による挿入/除去工具の概略図である。
第1構成にある図1のインプラントが示された、第1棘突起と第2棘突起との間に示される図1の挿入/除去工具の概略図である。
第2構成にある図1のインプラントが示された、第1棘突起と第2棘突起との間に示される図1の挿入/除去工具の概略図である。
第1構成にある一実施形態による拡大装置の概略図である。
第2構成にある一実施形態による拡大装置の概略図である。
第1構成にある一実施形態による拡大装置の斜視図である。
第2構成にある一実施形態による拡大装置の斜視図である。
第1構成にある、図7に示された拡大装置の拡大頭部の側面の斜視図である。
図8のX−X線に沿ってとられた、第1構成にある、図8に示された拡大頭部の横断面図である。
第2構成にある、図7に示された拡大工具の拡大頭部の斜視図である。
第2構成にある、図10に示された拡大頭部の横断面図である。
第1構成にある、図6に示された拡大装置の横断面図である。
図12に示された拡大装置の横断面の拡大図である。
図6の拡大装置の外側軸の側面の斜視図である。
図6の拡大装置の取手の側面の斜視図である。
図6の拡大装置の駆動軸の側面の斜視図である。
図6の拡大装置の指示器の側面の斜視図である。
図6の拡大装置の固締耳部の側面の斜視図である。
第1構成にある、一実施形態によるインプラントの頂部の斜視図である。
第1構成にある、図19に示されたインプラントの側面の斜視図である。
図19のX−X線に沿ってとられた、図19および図20に示されるインプラントの横断面図である。
第2構成にある、図19に示されたインプラントの頂部の斜視図である。
第2構成にある、図19に示されたインプラントの側面の斜視図である。
第2構成にある、図23および図24に示されたインプラントの横断面図である。
図19〜図24に示されたインプラントの分解図である。
図19〜図24に示されたインプラントの分解図である。
一実施形態による、挿入/除去工具の側面の斜視図である。
図27の挿入/除去装置の側面の横断面図である。
図27の挿入/除去工具の外側軸の側面の斜視図である。
図27の挿入/除去工具の中間軸の側面の斜視図である。
図27の挿入/除去工具の内側軸の側面の斜視図である。
図27の挿入/除去工具の一部分の遠位斜視図である。
図19のインプラントの端部斜視図である。
図27の挿入/除去工具の一部分の分解図である。
図27の挿入/除去工具の解除つまみおよび筐体連結器の側面の斜視図である。
図35の解除つまみおよび筐体連結器の横断面の斜視図である。
図27の挿入/除去工具の一部分の分解図である。
図27の挿入/除去工具の作動取手および解除つまみ連結器の側面の斜視図である。
図38の作動取手および解除つまみ連結器の横断面の斜視図である。
第1構成にある、図27の挿入/除去工具および図19のインプラントの斜視図である。
第2構成にある、図27の挿入/除去工具および図19のインプラントの斜視図である。
第1構成にある、本発明の別の実施形態による挿入/除去工具および別の実施形態によるインプラントの斜視図である。
第2構成にある、本発明の別の実施形態による挿入/除去工具および別の実施形態によるインプラントの斜視図である。
別の実施形態による挿入/除去装置および別の実施形態によるインプラントの側面の斜視図である。
図44の挿入/除去工具の遠位斜視図である。
図44の挿入/除去工具の一部分および図44のインプラントの側面の横断面図である。
図44のインプラントの端部の斜視図である。
図44の挿入/除去工具の一部分の側面の横断面図である。
図44の挿入/除去工具の一部分の側面の斜視図である。
図44の挿入/除去工具の中間軸の一部分の側面の斜視図である。
図44の挿入/除去工具の外側軸の側面の斜視図である。
図44の挿入/除去工具の内側軸の側面の斜視図である。
図44の挿入/除去工具の取手の側面の横断面の斜視図である。
図44の挿入/除去工具の解除つまみの底部の斜視図である。] 図1 図10 図12 図19 図20 図21 図22 図23 図24 図27
実施例

[0007] 医療的手技を行う装置および方法が本明細書で説明される。拡大工具は、隣接する棘突起のインプラントなどの隣接する解剖学的構造体を広げるまたは伸延するために使用され得るように説明される。このような装置は、また、伸延する量の指示または測定値を提供するように構成され得る。また、様々なインプラント挿入/除去工具およびインプラントが、本明細書で説明される。挿入/除去工具は、たとえば隣接する棘突起の間の空間の中または椎間板腔内へ、インプラントを経皮的に挿入するように使用され、次に、第1構成(たとえば折りたたんだ構成)と第2構成(たとえば広がった構成)との間でインプラントを作動させるように使用され得る。挿入/除去工具は、また、インプラントを再配置する、または患者の身体から除去するように使用され得る。たとえば、インプラントが体内に埋め込まれている状態の間に、本明細書で説明される挿入/除去工具が、患者の体内へ挿入されインプラントに連結され得る。]
[0008] いくつかの実施形態では、装置は、管腔を画定する第1の細長い部材と、第1の細長い部材の管腔内に可動的に配設される第2の細長い部材とを含む。第1の細長い部材の遠位端部は、脊椎インプラントに解除可能に連結されるように構成される。第2の細長い部材の遠位端部は、第1の細長い部材が脊椎インプラントに連結されたときに、脊椎インプラントの作動部材を係合するように構成される駆動部材を含む。駆動部材は、折りたたんだ構成と広がった構成との間で脊椎インプラントを動かすために作動部材を回転させるように構成される。第1の細長い部材は、脊椎インプラントを第1の細長い部材に固定するように構成される。]
[0009] いくつかの実施形態では、方法は、脊椎インプラントが挿入工具に対して長手方向に動くのを防ぐように、挿入工具の第1の細長い部材の遠位端部を脊椎インプラントの第1連結部分に連結させるステップを含む。挿入工具の第2の細長い部材の遠位端部は、挿入工具の遠位端部が脊椎インプラントの作動器を係合するように、脊椎インプラントの第2連結部分に挿入される。第2の細長い部材は、第1の細長い部材の管腔内に可動的に配設される。次に、脊椎インプラントが、患者の体内の選択された位置に配設される。次に、第2の細長い部材が、第1の細長い部材に対して回転され、それによって、脊椎インプラントの作動器が回転され、脊椎インプラントを折りたたんだ構成から広がった構成へと動かす。]
[0010] いくつかの実施形態では、装置は、管腔を画定する第1の細長い部材と、第1の細長い部材の管腔内に可動的に配設される第2の細長い部材とを含む。第2の細長い部材は、第3の細長い部材の管腔内に可動的に配設される。第1の細長い部材の遠位端部によって画定される長手方向軸に沿って第1の細長い部材に対して脊椎インプラントが動くのを防ぐように、第1の細長い部材は、脊椎インプラントに連結されるように構成される第1連結部分を含む。第2の細長い部材は、脊椎インプラントに連結されるように構成される第2連結部分を含む。第2の細長い部材は、第2の細長い部材が第1の細長い部材に対して回転されるとき、第1構成と第2構成との間でインプラントを作動させるように構成される。]
[0011] 一実施形態では、装置は、細長い部材の遠位端部に連結される測定工具を含む。測定工具のサイズは、測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると第1の量だけ変化するように構成される。作動器が、細長い部材の近位端部に連結され、測定工具を第1構成と第2構成との間で動かすように細長い部材の中心線の少なくとも一部分に実質的に平行である軸線を中心に回転するように構成される。測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると細長い部材に対して第2の量だけ軸線方向に動くように構成される細長い部材の近位端部に、サイズ指示器が配設される。]
[0012] 別の実施形態では、装置は非線形である中心線を有する細長い部材を含む。細長い部材は第1軸および第2軸を有し、第2軸の少なくとも一部分が第1軸の中に可動的に配設される。測定工具が細長い部材の遠位端部に連結される。測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると、測定工具のサイズが変化するように構成される。測定工具を第1構成と第2構成との間で動かすように、作動器が、第2軸を第1軸に対して回転させるように構成される。サイズ指示器は、測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると、測定工具のサイズの変化を示すように構成される。]
[0013] いくつかの実施形態では、装置は細長い部材の遠位端部に連結される測定工具を含む。測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると、測定工具のサイズが変化するように構成される。測定工具は、第1スペーサ部材および第2スペーサ部材を有するスペーサを含む。第1スペーサ部材は、測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると、第2スペーサ部材に対して動くように構成される。測定工具はまた、第1スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結される第1作動器面と、第2スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結される第2作動器面とを有する遠位作動器を有する。近位作動器が、細長い部材の近位端部に連結され、遠位作動器を動かすように細長い部材の中心線の少なくとも一部分に実質的に平行である軸線を中心に回転するように構成される。遠位作動器は、第1スペーサ部材を第2スペーサに対して動かすように構成される。]
[0014] 本明細書および添付の特許請求の範囲に使用される単数形の「a」、「an」および「the」は、文脈が明確に指示しない限り複数の指示物を含む。したがって、たとえば、「a member(部材)」という用語は、単一の部材または複数の部材の組み合わせを意味するように意図され、「a material(材料)」は、1つもしくは複数の材料、またはその組み合わせを意味するように意図される。さらに、「近位」および「遠位」という語は、装置の先端部(すなわち遠位端部)が最初に患者の体内に挿入された状態で、患者に医療装置を挿入する操作者(たとえば外科医、内科医、看護士、技術者など)に近い、および操作者から離れた方向をそれぞれ指す。したがって、たとえば、患者の体内に最初に挿入されるインプラント端部は、インプラントの遠位端部であり、患者の体内に最後に挿入されるインプラント端部は、インプラントの近位端部であり得る。]
[0015] 「平行」という用語は、本明細書では2つの幾何学的構造(たとえば2つの線、2つの平面、線と平面、2つの湾曲面、線と湾曲面など)の間の関係を説明するように使用され、このとき、2つの幾何学的構造は、実質的に無限に延在する際に実質的に交差しない。たとえば、本明細書で使用されるように、線および湾曲面が無限に延在する際に交差しないとき、線は湾曲面に対して平行であると言われる。同様に、平坦な面(すなわち二次元面)が線に対して平行であると言われるとき、線に沿ったすべての点が、実質的に等しい距離だけ表面の最も近い部分から離れている。2つの幾何学的構造は、たとえば、公差の範囲内で互いに平行であるときなどのように、互いに名目上平行であるとき、本明細書において「平行である」または互いに「実質的に平行である」と説明される。このような公差は、たとえば、製造公差、測定公差などを含み得る。]
[0016] 「直角である」という用語は、本明細書において2つの幾何学的構造(たとえば2つの線、2つの平面、線と平面、2つの湾曲面、線と湾曲面など)の間の関係を説明するために使用され、このとき、2つの幾何学的構造は少なくとも1つの平面内において約90度の角度で交差する。たとえば、本明細書で使用されるように、線と湾曲面に対する軸接線とが平面内において約90度の角度で交差するとき、線は湾曲面に対して直角であると言われる。2つの幾何学的構造は、たとえば、公差の範囲内で互いに直角であるときなどのように、互いに名目上直角であるとき、本明細書において「直角である」または互いに「実質的に直角である」と説明される。このような公差は、たとえば、製造公差、測定公差などを含み得る。]
[0017] 幾何学的構造に対する言及は、議論および図示の目的のためであることを理解されたい。実際の構造は、幾何学的な理想からの公差および/または他のわずかな偏差のために、幾何学的な理想とは異なり得る。]
[0018] 図1は、脊椎インプラント720に連結される、本発明の一実施形態による挿入/除去工具700の概略図である。挿入/除去工具700は、中間軸730の管腔(図示せず)の中に可動的に配設される内側軸750と、外側軸710とを含み得る。断面ではないが、図示の目的のために、図1は、さもなければ外側軸710を通して見ることのできない中間軸730および内側軸750の概略図である。中間軸730は、外側軸710の管腔(図1に示さず)の中に可動的に配設される。外側軸710の近位端部711は筐体785に連結される。中間軸730の近位端部731は解除つまみ790に連結され、内側軸の近位端部751は取手780に連結される。] 図1
[0019] 内側軸750、中間軸730および外側軸710は、共通の長手方向軸A−Aを共有する。解除つまみ790は、中間軸730の動きを起こすように回転され、取手780は、内側軸750の動きを起こすように解除つまみ790とは独立して回転され得る。]
[0020] 特定の実施形態に関して以下にさらに詳細に説明されるように、外側軸710の遠位端部721は、インプラント720のインプラント係合部材722に連結される、または、インプラント係合部材722を係合するように構成される連結部分を含み得る。たとえば、いくつかの実施形態では、外側軸710の遠位端部721は、脊椎インプラントの外部インプラント係合部材を受けるように構成される開口部を画定する。代替として、インプラント係合部材722は、挿入/除去工具700の一部分を受けることができる開口部を有し得る。いくつかの実施形態では、外側軸710は、脊椎インプラントに連結されたとき、脊椎インプラントが挿入/除去工具700に対して回転するのを防ぐことができる。]
[0021] 中間軸730の遠位端部741は、脊椎インプラント720の嵌合する連結部分に連結されるように構成される連結部分を含み得る。いくつかの実施形態では、中間軸730の遠位端部741は、脊椎インプラント720の対応するねじ付き部分にねじ的に連結されるように構成されるねじ付き部分(図1に示さず)を含む。いくつかの実施形態では、中間軸730の遠位端部741は、脊椎インプラント720の対応する迅速連結部に解除可能に連結されるように構成される迅速連結部を含む。中間軸730は、脊椎インプラント720に連結されたとき、脊椎インプラント720が挿入/除去工具700に対して長手方向に動くのを防ぐことができる。] 図1
[0022] 内側軸750の遠位端部761が、脊椎インプラント720に連結され、折りたたんだ構成と広がった構成との間で脊椎インプラント720を作動させるように使用され得る。たとえば、内側軸750の遠位端部761は、脊椎インプラント720のねじ付き作動部材または駆動ねじの頭部(図1に示さず)を係合するように構成される駆動部分または部材(図1に示さず)を含み得る。駆動部材は、たとえば、ねじ付き作動部材の六角形の開口部の中に受けられるように構成される六角形の突起であり得る。内側軸750は、たとえば、その近位端部751がばね付きであり得り、それによって、駆動部材が脊椎インプラントの駆動ねじの頭部の中に(以下にさらに詳細に説明されるように)確実にきつく嵌るように遠位端部761が遠位方向に偏向される。] 図1
[0023] 挿入/除去工具700は、患者の体内の所望の位置に脊椎インプラント720を挿入し、折りたたんだ構成と広がった構成との間で脊椎インプラント720を作動させるように使用され得る。たとえば、中間軸730を脊椎インプラント720のインプラント係合部材722に(以下にさらに詳細に説明されるように)固定し、内側軸750の駆動部材を脊椎インプラント720の作動部材(駆動ねじ)に連結することによって、挿入/除去工具700は脊椎インプラント720に連結され得る。次に、脊椎インプラント720が折りたたんだ構成にある状態で、図2に概略的に示されるように、挿入/除去工具700が、隣接する棘突起S1とS2との間の空間に脊椎インプラント720を経皮的に挿入するように使用され得る。] 図2
[0024] 所望の位置に配置されると、内側軸750は、解除つまみ790および筐体785とは独立して、取手780を回転させることによって作動可能となり、それが、脊椎インプラント720の作動部材(たとえば駆動ねじ)を回転させ、脊椎インプラント720を折りたたんだ構成から図3に示す広がった構成へと動かす。この例では、脊椎インプラント720は、広がった構成にあるとき、隣接する棘突起S1とS2との間に配置されたときに脊椎インプラント720の側方への動きを制限するように構成される。いくつかの実施形態では、脊椎インプラント720は、隣接する棘突起の伸びを制限する一方で屈曲を可能にするように構成され得る。他の実施形態では、挿入/除去工具700は、たとえば、椎間板腔の中に配設されるように構成されるインプラントなどのような他のタイプのインプラントを挿入し作動させるように使用され得る。このようなインプラントは、その全体が本明細書に援用される、米国特許出願代理人整理番号第KYPH−040/01US305363−2277号に述べられる。] 図3
[0025] 脊椎インプラント720が広げられ、所望の位置の中に固定された後、解除つまみ790の回転によって、中間軸730が、インプラント720のインプラント係合部分722から切り離され得る。次に、インプラント挿入/除去工具700が身体から除去され、一方で、脊椎インプラント720を患者の体内の適所に残す。]
[0026] インプラント挿入/除去工具700は、また、患者の体内に既に配設されたインプラントを除去および/または再配置するために使用され得る。たとえば、挿入/除去工具700が脊椎インプラント720に連結され、一方、脊椎インプラント720が上述と同様のやり方で患者の体内に配設される。次に、駆動部材が脊椎インプラント720の作動部材を回転させ、脊椎インプラント720を折りたたんだ構成に動かすように、挿入/除去工具700の作動取手780を反対方向に回転させることによって、脊椎インプラント720は、その折りたたんだ構成に動かされ得る。脊椎インプラント720が挿入/除去工具700に固定された状態で、挿入/除去工具700が、患者の体内で脊椎インプラント720を動かすもしくは再配置する、または、患者の身体から脊椎インプラント720を除去するように使用され得る。]
[0027] 図4および図5は、それぞれ、一実施形態による拡大装置(本明細書では「伸延装置」とも称される)の概略図である。拡大装置800は、隣接する棘突起などの隣接する解剖学的構造体を伸延するために使用され得る。伸延装置800は、また、患者の体内の組織を広げるまたは伸延するように使用され得る。いくつかの実施形態では、拡大装置800は、隣接する解剖学的構造体の間の距離を測定するように使用され得る。] 図4 図5
[0028] 拡大装置800は、拡大頭部810、外側軸860、外側軸860の管腔(図4に示さず)の中に可動的に配設される駆動軸870(図5に示す)、固締耳部880、取手886および指示器890を含み得る。拡大頭部810は、遠位端部820、近位端部830および中央部分840を有する。拡大頭部810はまた、管腔(図4に示さず)を画定する。] 図4 図5
[0029] 中央部分840は、第1拡大部材841および第2拡大部材851を含む。第1拡大部材841および第2拡大部材851は、図4に示す第1構成と図5に示す第2構成との間で動かされるようにそれぞれ構成される。たとえば、特定の実施形態を参照して以下にさらに詳細に説明されるように、駆動軸870が拡大頭部810の遠位端部820に連結され、遠位端部820と近位端部830を互いに動かすように使用される。] 図4 図5
[0030] 拡大頭部810の中央部分840は、また、患者の体内の所望の位置に拡大頭部810を配置するように使用される1つまたは複数の標識848を含み得る。たとえば、標識848は、蛍光透視装置で見ることのできる放射線半透過性の穴であり得る。]
[0031] 拡大工具800の取手886は、駆動軸870および指示器890に連結される。第2構成にあるとき、拡大工具800の取手886は、拡大工具1300の駆動軸870を回転させるように構成される。拡大工具800の固締耳部880は、取手886が外側軸860に対して回転するのを防ぐように外側軸860を係合するように構成される(以下にさらに詳細に説明される)。拡大工具800の指示器890は、第1拡大部材841および第2拡大部材851を広げることによって引き起こされる拡大の量を決定するように使用され得る。たとえば、指示器890は、外側軸860に沿って軸線方向に動くことができ、指示器890によって移動された軸線方向の動きの量は、拡大装置800によって作られた伸延の量に対応し得る。]
[0032] 使用時には、第1構成(図4)にある間に拡大工具800の拡大頭部810が、一対の隣接する棘突起の間の空間などの隣接する解剖学的構造体の間に経皮的に挿入される。拡大頭部810の遠位端部820がまず挿入され、中央部分840が解剖学的構造体の間に配置されるまで動かされる。所望の位置にくると、拡大工具800は、第1構成(図4)から第2構成(図5)へと動かされ得る。拡大工具800が第2構成に動かされると、第1拡大部材841および第2拡大部材851が、隣接する解剖学的構造体と接触し、隣接する解剖学的構造体を広げるまたは伸延するように力を及ぼす。伸延の量は、指示器890で観察可能である。解剖学的構造体を所望の量伸延した後、拡大工具800は、患者の身体から拡大工具800を除去するために第1構成(図4)へと戻され得る。] 図4 図5
[0033] 図6〜図18は、一実施形態による拡大工具1300を示す。拡大工具1300は、拡大頭部1310と、外側軸1360、駆動軸1370(図12および図13を参照)、固締耳部1380、取手1386および指示器1390を含む作動部分1305(図6および図7)とを含む。図6は、拡大頭部1310が(たとえば広がっていないまたは折りたたまれた)第1構成にあり、固締耳部1380が外側軸1360に固定され、取手1386が外側軸1360に対して動くのを防いでいる拡大工具1300を示す。図7は、拡大頭部1310が(たとえば広がった)第2構成にあり、固締耳部1380が除去され、指示器1390が取手1386の外側に部分的に滑動した状態にある拡大工具1300を示す。] 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18 図6
[0034] 拡大工具1300の拡大頭部1310は、遠位端部1320、近位端部1330および中央部分1340を有する。拡大頭部1310の様々な構成要素は、たとえば、その全体が参照によって本明細書に援用される米国特許出願代理人整理番号第KYPH−040/03US号に示され説明されるタイプの嵌合する突起と溝によって、嵌合的および可動的に互いに連結される。中央部分1340は、遠位端部1320と近位端部1330との間に連結される。拡大頭部1310はまた、近位端部1330、中央部分1340および遠位端部1320によってともに画定される管腔1315(図9を参照)を画定する。管腔1315は、拡大頭部1310が第1構成にあるときに、駆動軸3170の近位端部3172が第1拡大頭部1310を通ることができるように構成される。] 図9
[0035] 図8〜図11に示すように、拡大頭部1310の遠位端部1320は、先細面1322、第1係合面1326、第2係合面1327、第1突起1328、および第2突起1329を含む。拡大頭部1310の遠位端部1320はまた、駆動軸1370の遠位端部1376のねじ付き部分1378を下記のようにねじ的に係合するように構成されるねじ付き部分1324(図9を参照)を画定する。ねじ付き部分1324は、ねじ付き部分内での駆動軸1370の長手方向の移動量が制限されるように所定の長さを有する。同様に述べられるように、ねじ付き部分1324は、駆動軸1370が拡大頭部1310の遠位端部1320に対して動くことができる長手方向の距離を制限する「めくら穴」である。このようにして、工具1300による伸延および/または測定の量が制限され得る。] 図10 図11 図8 図9
[0036] 遠位端部1320の第1係合面1326は、拡大頭部1310によって画定される長手方向軸AL から0度から90度の間の角度だけ角度的に偏位している。同様に、遠位端部1320の第2係合面1327は、長手方向軸AL から0度から90度の間の角度だけ角度的に偏位している。第1係合面1326の角度は第2係合面1327の角度に対して等しいが反対方向である(たとえば、第1係合面の角度は+110度であり、第2係合面1327の角度は−110度である)ものとして示されているが、他の実施形態では、第1係合面1326の角度と第2係合面1327の角度とは異なり得る。本明細書でさらに詳細に説明されるように、第1係合面1326の角度偏位および第2係合面1327の角度偏位は、第1構成(図6、図8および図9)と第2構成(図7、図10および図11)との間で拡大頭部1310を動かすことに関連される。] 図10 図11 図6 図7 図8 図9
[0037] 拡大頭部1310の中央部分1340の第1拡大部材1341が拡大頭部1310の遠位端部1320に滑動可能に連結され得るように、遠位端部1320の第1突起1328はアンダーカットを有する。同様に、中央部分1340の第2拡大部材1351が遠位端部1320に滑動可能に連結され得るように、遠位端部1320の第2突起1329はアンダーカットを有する。より詳細には、第1突起1328および第2突起1329はそれぞれ台形の断面形状を有する。いくつかの実施形態では、たとえば、第1突起1328および第2突起1329はそれぞれ蟻継ぎほぞ部(dovetail protrusion)を有し得る。]
[0038] 拡大頭部1310の近位端部1330は、工具係合部材1332、第1係合面1336、第2係合面1337、第1突起1338、および第2突起1339を含む。近位端部1330の第1係合面1336は、拡大頭部1310の長手方向軸AL から0度から90度の間の角度だけ角度的に偏位している。同様に、近位端部1330の第2係合面1337は、長手方向軸AL から0度から90度の間の角度だけ角度的に偏位している。第1係合面1336の角度は第2係合面1337の角度に対して等しいが反対方向である(たとえば、第1係合面1336の角度は+110度であり、第2係合面1337の角度は−110度である)ものとして示されているが、他の実施形態では、第1係合面1336の角度と第2係合面1337の角度とは異なり得る。本明細書でさらに詳細に説明されるように、第1係合面1336の角度偏位および第2係合面1337の角度偏位は、第1構成(図6、図8および図9)と第2構成(図7、図10および図11)との間で拡大頭部1310を動かすことに関連される。] 図10 図11 図6 図7 図8 図9
[0039] 拡大頭部1310の中央部分1340の第1拡大部材1341が拡大頭部1310の近位端部1330に滑動可能に連結され得るように、近位端部1330の第1突起1338はアンダーカットを有する。同様に、中央部分1340の第2拡大部材1351が近位端部1330に滑動可能に連結され得るように、近位端部1330の第2突起1339はアンダーカットを有する。より詳細には、第1突起1338および第2突起1339はそれぞれ台形の断面形状を有する。いくつかの実施形態では、第1突起1338および第2突起1339はそれぞれ蟻継ぎほぞ部を有し得る。]
[0040] 拡大頭部1310の中央部分1340は、第1拡大部材1341および第2拡大部材1351を含む。第1拡大部材1341は、近位係合面1342および遠位係合面1343を含む。拡大頭部1310の中央部分1340は、また、撮像装置(たとえば蛍光透視装置)で見ることのできる放射線半透過性の穴1348を含み得る。放射線半透過性の穴1348は、拡大頭部1310を棘突起に対して配置するのを助ける標識として使用され得る。第1拡大部材1341は、駆動軸1370が第1拡大部材1341を通ることができるように構成される切欠き1346(図11を参照)を画定する。] 図11
[0041] 第1拡大部材1341の遠位係合面1343は、拡大頭部1310の長手方向軸AL から90度から180度の間の角度だけ角度的に偏位した平面を画定する。さらに、第1拡大部材1341の遠位係合面1343の角度偏位は、遠位端部1320の第1係合面1326の角度偏位と補完する(すなわち角度の合計が180度になる)。同様に、遠位係合面1343は、遠位端部1320の第1係合面1326に実質的に平行である。こうして、第1拡大部材1341は、遠位端部1320に対して滑動可能に配設される。]
[0042] 第1拡大部材1341の遠位係合面1343は、台形の断面形状を有する遠位溝1345を画定する。この実施形態では、遠位溝1345は、遠位端部1320の第1突起1328の形状に対応する蟻継ぎ形状(dovetail shape)を有する。遠位溝1345は、遠位端部1320の第1突起1328を受け、遠位端部1320の第1突起1328に沿って滑動するように構成される。遠位端部1320の第1突起1328のアンダーカットは、遠位端部1320の第1突起1328を遠位溝1345の中に滑動可能に保持する。遠位係合面1343の遠位溝1345および遠位端部1320の突起1328は、ともに、第1拡大部材1341が、遠位端部1320に対して、第1拡大部材1341の近位係合面1342に実質的に平行である方向に動くことを可能にする。さらに、遠位係合面1343の遠位溝1345および遠位端部1320の突起1328は、ともに、第1拡大部材1341が、遠位端部1320に対して、第1拡大部材1341の近位係合面1342に実質的に直角である方向に動くのを制限する。第1拡大部材1341の遠位係合面1343は、遠位溝1345が遠位端部1320の第1突起1328に沿って滑動するとき、遠位端部1320の第1係合面1326に接触し、遠位端部1320の第1係合面1326に沿って滑動するように構成される。]
[0043] 第1拡大部材1341の近位係合面1342は、拡大頭部1310の長手方向軸AL から90度より大きい角度だけ角度的に偏位した平面を画定する。さらに、第1拡大部材1341の近位係合面1342の角度偏位は、近位端部1330の第1係合面1336の角度偏位と補完する。たとえば、近位係合面1342は、近位端部1330の近位係合面1342に実質的に平行である。したがって、第1拡大部材1341は、近位端部1330に対して滑動可能に配設される。]
[0044] 第1拡大部材1341の近位係合面1342は、台形の断面形状を有する近位溝1344を画定する。この実施形態では、近位溝1344は、近位端部1330の第1突起1338の形状に対応する蟻継ぎ形状を有する。近位溝1344は、近位端部1330の第1突起1338を受け、近位端部1330の第1突起1338に沿って滑動するように構成される。近位端部1330の第1突起1338のアンダーカットは、近位端部1330の第1突起1336を近位溝1344の中に滑動可能に保持する。近位係合面1342の近位溝1344および近位端部1330の突起1338は、ともに、第1拡大部材1341が、近位端部1330に対して、第1拡大部材1341の遠位係合面1343に実質的に平行である方向に動くことを可能にする。さらに、近位係合面1344の近位溝1344および近位端部1330の突起1338は、ともに、第1拡大部材1341が、近位端部1330に対して、第1拡大部材1341の遠位係合面1343に実質的に直角である方向に動くのを制限する。第1拡大部材1341の近位係合面1342は、近位溝1344が近位端部1330の第1突起1336に沿って滑動するとき、近位端部1330の第1係合面1336に接触し、近位端部1330の第1係合面1336に沿って滑動するように構成される。]
[0045] 同様に、中央部分1340の第2拡大部材1351は、近位係合面1352および遠位係合面1353を含む。第2拡大部材1351は、駆動軸1370が第1拡大部材1341を通ることができるように構成される切欠き1356(図10を参照)を画定する。近位係合面1352は近位溝1354を画定し、遠位係合面1353は遠位溝1355を画定する。第2拡大部材1351は第1拡大部材1341と同様に構成され、したがって本明細書では詳述しない。] 図10
[0046] 図12および図13は、それぞれ、拡大工具1310の拡大頭部1310と作動部分との間の連結部を示す(拡大頭部1310が第1構成にある状態の)拡大工具1300の横断面図である。拡大工具1300の作動部分の様々な構成要素は、図14〜図18に個別に示される。拡大工具1300の外側軸1360は図14に示される。外側軸1360は、近位端部1362および遠位端部1366を含む。外側軸1360の近位端部1362は、以下にさらに詳細に説明される指示器1390のねじ付き部分1373に連結されるように構成されるねじ付き部分1363を含む。外側軸1360の少なくとも一部分は、曲がることができるように、および/または湾曲形状をとることができるように、可撓性の材料を用いて形成され得る。他の実施形態では、しかしながら、外側軸1360は実質的に剛性であってよく、所望のように湾曲形状を含むように形成され得る。いくつかの実施形態では、外側軸1360は、少なくとも部分的に可撓性のコイルを用いて形成され得る。複数の標識1364が、外側軸1360の外側面に配設される(たとえば図6および図14を参照)。外側軸1360の遠位端部1366は、拡大頭部1310の遠位端部1320の工具係合部材1332に連結されるように構成される。拡大工具1300の外側軸1360は、拡大工具の駆動軸1370が中に配設され得るように構成される管腔1361(図13を参照)を画定する。] 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18 図6
[0047] 拡大工具1300の駆動軸1370が図16に示される。拡大工具1300の駆動軸1370は、近位端部1372および遠位端部1376を含む。拡大工具1300の駆動軸1370は、拡大工具1300の外側軸1360によって画定される管腔1361の中に配設されるように構成される。内側軸1370は、少なくとも部分的に可撓性の材料を用いて形成され得る。たとえば、内側軸1370の少なくとも一部分は、コイルを用いて形成され得る。これによって、たとえば外側軸1360が湾曲しているときに、内側軸1370が外側軸1360の中に配設されていながら作動できるようになる。近位端部1372は、拡大工具1300の取手1386(図15を参照)によって画定される管腔1387内に配設され、拡大工具1300の取手1386に連結される。駆動軸1370が外側軸1360に対して軸線方向に動くのを防ぐように、保持部材1377が駆動軸1370の遠位端部1376に配設され(図13を参照)、保持部材1375が駆動軸1370の近位端部1372に配設される。保持部材1377および1375は、たとえば、スナップリング、Eリング、Cクリップ、止めねじ、凹部内に保持されるように構成される移動止めなどのような、駆動軸1370が外側軸1360に対して軸線方向に動くのを制限するように構成される任意の適切な構造体であり得る。駆動軸1370の遠位端部1376のねじ付き部分1378は、拡大頭部1310の遠位端部1320のねじ付き部分1324を係合するように構成される。] 図13 図15 図16
[0048] 拡大工具1300の固締耳部1380が図18に示される。拡大工具1300の固締耳部1380は、図6、図12および図13に示すように、拡大工具1300の外側軸1360の切り取り部分1383を係合するように構成される切欠き1381を画定する。外側軸1360と係合されると、固締耳部1380は拡大工具1300の指示器1390に対して配設され、それによって、指示器1390および取手1386が外側軸1360に対して回転するのを防ぐ。] 図12 図13 図18 図6
[0049] 拡大工具1300の取手1386が図15に示される。取手1386は、図12、図13および図17に示すように、拡大工具1300の指示器1390の細長い部分1393(図17を参照)を受けるように構成される管腔1387を画定する。細長い部分1393が管腔1387の中に楔止され、それによって、取手1386および指示器1390は互いに回転しないが、指示器1390は取手1386に対して軸線方向に動くことができるようになる。取手1386は、第1構成と第2構成との間で拡大頭部1310を動かすように駆動軸1370を外側軸1360に対して回転させるように構成される。いくつかの実施形態では、取手1386は外側軸1360の中心線の一部分を中心に回転することができる。たとえば、外側軸1360が非線形であるかまたは湾曲している場合、外側軸1360は非線形の中心線を有し、取手1386は、実質的に線形の中心線を有する外側軸1360の一部分を中心に回転することができる。] 図12 図13 図15 図17
[0050] 拡大工具1300の指示器1390が図17に示される。拡大工具1300の指示器1390は、細長い部分1393を介して、および指示器1390の遠位端部1394を介して延在する管腔1391を画定する。外側軸1360の近位端部1362は、指示器1390の遠位端部1394によって画定される開口部1395(図13を参照)を介して受けられ、外側軸1360のねじ付き部分1363は、指示器1390の管腔1391内に画定されるねじ付き部分1373を嵌合的に係合する。] 図13 図17
[0051] 指示器1390は、工具1300によって起こされた拡大または伸延の量またはサイズを使用者に指示するために使用される。拡大工具1300の取手1386が回転されると、指示器1390が外側軸1360に対して回転し、外側軸1360のねじ付き部分1363に沿って長手方向に引かれる。指示器1390が長手方向に動いた距離は、起こされた伸延の量および/または測定されている空洞部のサイズに対応し得る。たとえば、隣接する棘突起を伸延するために使用されるとき、外側軸1360の標識1364に対する指示器1390の位置は、指示器1390が動いた距離、ならびに対応する隣接の棘突起間の距離および/または隣接の棘突起の伸延の量を示し得る。同様に、隣接する棘突起の間および/または椎骨の端板の間の空間を測定するために使用されるとき、外側軸1360の標識1364に対する指示器1390の位置は、指示器1390が動いた距離、ならびに隣接する棘突起および/または椎骨の端板の間の対応する距離を示し得る。いくつかの実施形態では、標識1364は伸延の量および/または測定されている空間のサイズの数量的な測定値を含み得る。他の実施形態では、標識1364は、伸延の量および/または測定されている空間のサイズに基づいて空間内に配設され得る様々なスペーサに対応し得る。同様に、いくつかの実施形態では、標識1364は、伸延の量および/または測定されている空間のサイズに関連する性質上の指示(たとえば部品番号、スペーサの名称など)を含み得る。]
[0052] 遠位端部1376が遠位頭部1310内で移動する距離が、指示器1390が外側軸1360に沿って移動する距離に相関するように、指示器1390のねじ付き部分1373は、駆動軸1370の遠位端部1376のねじ付き部分1378と同じピッチを有し得る。いくつかの実施形態では、指示器1390に対する相関関係を変更するように、ねじ付き部分1373のピッチは、ねじ付き部分1378のピッチとは異なる。]
[0053] 使用時には、拡大頭部1310が第1構成にあり、固締耳部1380が外側軸1360と係合した状態(たとえば図6を参照)で、拡大工具1300が患者の体内の位置に経皮的に挿入される。たとえば、拡大工具1300は、一対の隣接する棘突起の間の空間内に配設され得る。拡大頭部1310の遠位端部1320がまず挿入され、拡大頭部1310の中央部分1340が隣接する棘突起の間の空間に配置されるまで動かされる。] 図6
[0054] 棘突起の間にくると、拡大工具1300が第1構成から第2構成に動かされ得る(たとえば図7を参照)。これは、外側軸1360から固締耳部1380を除去し、取手1386を回転させることによって達成される。取手1386の回転は駆動軸1370を回転させ、それが、拡大頭部1310の遠位端部1320を拡大頭部1310の近位端部1330に向かって動かす。拡大頭部1310の遠位端部1320および拡大頭部1310の近位端部1330は、拡大頭部1310の中央部分1340の第1拡大部材1341および拡大頭部1310の中央部分1340の第2拡大部材1351に力を及ぼす。] 図7
[0055] この力が、拡大頭部1310の中央部分1340の第1拡大部材1341を、拡大頭部1310の遠位端部1320および拡大頭部1310の近位端部1330に対して図8に示す方向AAに動かす。同様に、この力は、拡大頭部1310の中央部分1340の第2拡大部材1351を、拡大頭部1310の遠位端部1320および拡大頭部1310の近位端部1330に対して図8に示す方向BBに動かす。第1拡大部材1341および第2拡大部材1351によって隣接する棘突起に及ぼされる力が、棘突起を伸延させる。] 図8
[0056] 拡大工具1300の取手1386が回転されると、拡大工具1300の指示器1390が回転し、上述のように拡大工具1300の外側軸1360に対して長手方向に動く。指示器1390の動きは隣接する棘突起の間の距離に一致し、その少なくとも一部分がまた、隣接する棘突起の間に起こされた伸延の量に対応する。所望の量の伸延が達成されると、拡大工具1300は第1構成に戻され、患者の身体から除去され得る。これを行うためには、拡大工具1300の取手1386が反対方向に回転され、拡大工具1300を第1構成に戻す。]
[0057] いくつかの実施形態では、拡大工具1300の取手1386は、特定の空間の過伸延を防ぐトルク制限機構(図示せず)を含み得る。たとえば、いくつかの実施形態では、拡大工具1300は、椎間腔内に空隙を生じるためおよび/または骨折を治療するために使用され得る。トルク制限機構のために、使用者は所定の最大値まで骨格に力をかけることができるようになる。このようにして、拡大工具1300は、使用時の過伸延を防ぐことができる。]
[0058] 拡大工具1300は第1構成(図8)と第2構成(図10)との間で動くことができるように示されているが、拡大工具1300は、多くの異なる構成に保持可能である。たとえば、拡大工具1300は、第1構成と第2構成と間の任意の適切な構成に保持され得る。別の言い方では、拡大工具1300は第1構成と第2構成との間の無限の数の異なる構成に配置され得る。したがって、棘突起の間の空間は、所定の範囲内の任意の所望の量だけ、第1拡大部材1341および第2拡大部材1351によって伸延され得る。このようにして、単一の拡大工具1300が、異なる量の伸延および/または測定を要する体内の様々な位置で使用され得る。] 図10 図8
[0059] さらに、この構成によって、伸延および/または測定の量が時間とともにその位置で変化されることが可能になる。たとえば、いくつかの実施形態では、伸延および/または測定の量は、約8mmから16mmの範囲内で変化され得る。この範囲内で、上述のように取手1386を所定の量回転させることによって、中央部分1340のサイズが任意の所望の量に調整され得る。別の実施形態では、伸延および/または測定の範囲は、約4mm(たとえば5mmから9mmの範囲、12mmから16mmの範囲など)であり得る。さらに別の実施形態では、伸延および/または測定の範囲は、約3mm(たとえば10mmから13mmの範囲、12mmから15mmの範囲など)であり得る。]
[0060] 図27〜図41は、本発明の別の実施形態によるインプラント挿入/除去工具1400を示す。インプラント挿入/除去工具1400の機能および使用をよりよく示すために、例示的なインプラントが図19〜図26を参照して説明される。] 図19 図20 図21 図22 図23 図24 図25 図26 図27 図28
[0061] 図19〜図26は、一実施形態によるインプラント2100を示す。インプラント2100は、遠位端部2110、中央部分2140および近位端部2180を含む。中央部分2140の少なくとも一部分が遠位端部2110と近位端部2180との間の空間に配設される。インプラント2100は管腔2146(たとえば図25および図26を参照)を画定し、管腔2146内に配設された駆動ねじ2183を含む。駆動ねじ2183は、以下にさらに説明するように、駆動ねじ2183を回転させるように、工具と嵌合し、および/または、工具を受けるように構成される工具頭部2184を有する。] 図19 図20 図21 図22 図23 図24 図25 図26
[0062] インプラント2100の遠位端部2110は、作動器2111および遠位保持部材2120を含む。作動器2111は、先細面2112、ねじ付き部分2114(図21を参照)、および係合面2116を含む。ねじ付き部分2114は、上述のように、管腔2146内に固定的に配設され、駆動ねじ2183を受けるように構成される。作動器2111の係合面2116は、インプラント2100の長手方向軸AL から0度から90度の間の角度だけ角度的に偏位している。本明細書でさらに詳細に説明されるように、係合面2116の角度偏位は、第1構成(図19)と第2構成(図22)との間でインプラント2100を動かすことに関連する。遠位保持部材2120が作動器2111に連結され得るように、係合面2116は、アンダーカットを有する突起2118を含む。より詳しくは、突起2118は台形の断面形状を有する。いくつかの実施形態では、突起2118は蟻継ぎほぞ部である。] 図19 図21 図22
[0063] 遠位保持部材2120は、外側面2121、第1係合面2122、および第1係合面2122の反対側の第2係合面2123を含む。遠位保持部材2120は、インプラント2100が第1構成にあるときに駆動ねじ2183が遠位保持部材2120を通過できるように構成される切欠き2128(図24を参照)を画定する。遠位保持部材2120の第1係合面2122は、インプラント2100の長手方向軸AL から90度から180度の間の角度だけ角度的に偏位した平面を画定する。さらに、遠位保持部材2120の第1係合面2122は、作動器2111の係合面2116に実質的に平行である。したがって、遠位保持部材2120は、作動器2111に対して滑動可能に配設される。] 図24
[0064] 遠位保持部材2120の第1係合面2122は、台形の断面形状を有する第1溝2124を画定する。この実施形態では、第1溝2124は、作動器2111の突起2118の形状に対応する蟻継ぎ形状を有する。第1係合面2122の第1溝2124および作動器2111の突起2118は、ともに、遠位保持部材2120が、作動器2111に対して、遠位保持部材2120の第2係合面2123に実質的に平行な方向に動くのを可能にする。さらに、第1係合面2122の第1溝2124および作動器2111の突起2118は、ともに、遠位保持部材2120が、作動器2111に対して、遠位保持部材2120の第2係合面2123に実質的に直角である方向に動くのを制限する。第1溝2124が作動器2111の突起2118に沿って滑動するとき、遠位保持部材2120の第1係合面2122は、作動器2111の係合面2116に接触し、作動器2111の係合面2116に沿って滑動するように構成される。]
[0065] 遠位保持部材2120の第2係合面2123は、中央部分2140の遠位係合面2143に実質的に平行であり、インプラント2100の長手方向軸AL に実質的に直角である平面を画定する。遠位保持部材2120の第2係合面2123は、台形の断面形状を有する第2溝2126を画定する。この実施形態では、第2溝2126は、中央部分2140の遠位突起2145の形状に対応する蟻継ぎ形状を有する。第2係合面2123の第2溝2126および中央部分2140の遠位突起2145は、ともに、遠位保持部材2120が、中央部分2140に対して、遠位保持部材2120の第2係合面2123に実質的に直角である方向に動くのを制限する。遠位保持部材2120の第2係合面2123は、本明細書でさらに詳細に説明されるように、インプラント2100の中央部分2140に対して滑動可能に配設される、および/または、インプラント2100の中央部分2140に連結される。]
[0066] インプラント2100の近位端部2180は、工具係合部材2182および近位保持部材2160を含む。工具係合部材2182は、挿入工具と嵌合する、および/または、挿入工具を受けるように構成される。工具係合部材2182は、係合面2186および六角形部分2185を含む。六角形部分2185は、挿入工具の一部分の中に嵌合的に受けられるように構成される六角形の外側面を含む。このようにして、インプラント2100が挿入工具に連結されたとき、工具係合部材2182の六角形部分2185が、長手方向軸AL を中心にしたインプラント2100の回転の動きを制限することができる。いくつかの実施形態では、六角形部分2185の六角形の外側面は、インプラント2100の六角形部分2185への挿入工具(図示せず)の結合を容易にするように構成され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、挿入工具をインプラント2100の六角形部分2185へ結合させるのを容易にするように、六角形部分2185の外側面は、挿込み面取り部、先細部分、および/または斜切端を含み得る。]
[0067] 六角形部分2185は、ねじ付き部分2190を画定する。ねじ付き部分2190は、挿入工具の対応するねじ付き部分と嵌合する、および/または、このねじ付き部分を受けるように構成される。このようにして、以下にさらに詳細に説明するように、ねじ付き部分2190は、インプラント2100が患者の体内に挿入されるときに、インプラント2100が挿入工具に対して軸方向に動くのを制限することができる。さらに、挿入工具の軸1430がねじ付き部分2190の中に連結されると、工具係合部材2182に対する駆動ねじ2183の長手方向軸に沿った動きが制限される。このように、ねじ付き部分2190の中に挿入工具1400を連結することによって、駆動ねじ2183が動くのを防ぐことができ、それによって、インプラント2100を第1構成に保持する。他の実施形態では、ねじ付き部分2190は、駆動ねじ2183が工具係合部材2182に対して移動するのを防ぐ保持器(たとえばスナップリング、Eリングなど)を含み得る。]
[0068] 工具係合部材2182の係合面2186は、インプラント2100の長手方向軸AL から0度から90度の間の角度だけ角度的に偏位している。近位保持部材2160が工具係合部材2182に連結され得るように、係合面2186は、アンダーカットを有する突起2188を含む。より詳しくは、突起2188は台形の断面形状を有する。この実施形態では、突起2188は蟻継ぎほぞ部である。]
[0069] 近位保持部材2160は、外側面2161、第1係合面2162、および第1係合面2162の反対側の第2係合面2163を含む。近位保持部材2160は、インプラント2100が第1構成にあるときに、駆動ねじ2183が近位保持部材2160を通過できるように構成される切欠き2168(図26を参照)を画定する。近位保持部材2160の第1係合面2162は、インプラント2160の長手方向軸AL から90度から180度の間の角度だけ角度的に偏位した平面を画定する。さらに、近位保持部材2160の第1係合面2162は、工具係合部材2182の係合面2186に実質的に平行である。このようにして、近位保持部材2160は、工具係合部材2182に対して滑動可能に配設される。] 図26
[0070] 近位保持部材2160の第1係合面2162は、台形の断面形状を有する第1溝2164を画定する。この実施形態では、第1溝2164は、工具係合部材2182の突起2188の形状に対応する蟻継ぎ形状を有する。工具係合部材2182の突起2188のアンダーカットが、工具係合部材2182の突起2188を第1溝2164の中に滑動可能に保持する。より詳しくは、第1係合面2162の第1溝2164および工具係合部材2182の突起2188は、ともに、近位保持部材2160が、工具係合部材2182に対して、近位保持部材2160の第2係合面2163に実質的に平行な方向に動くことができるようにする。さらに、第1係合面2162の第1溝2164および工具係合部材2182の突起2188は、ともに、近位保持部材2160が、工具係合部材2182に対して、近位保持部材2160の第2係合面2163に実質的に直角である方向に動くのを制限する。近位保持部材2160の第1溝2164が工具係合部材2182の突起2188に沿って滑動するときに、近位保持部材2160の第1係合面2162は、工具係合部材2182の係合面2186に接触し、工具係合部材2182の係合面2186に沿って滑動するように構成される。]
[0071] 近位保持部材2160の第2係合面2163は、中央部分2140の近位係合面2142に実質的に平行であり、インプラント2100の長手方向軸AL に実質的に直角である平面を画定する。近位保持部材2160の第2係合面2163は、台形の断面形状を有する第2溝2166を画定する。この実施形態では、第2溝2166は、中央部分2140の近位突起2144の形状に対応する蟻継ぎ形状を有する。第2係合面2163の第2溝2166および中央部分2140の近位突起2144は、ともに、近位保持部材2160が、中央部分2140に対して、近位保持部材2160の第2係合面2163に実質的に直角である方向に動くのを制限する。近位保持部材2160の第2係合面2163は、本明細書でさらに詳細に説明されるように、インプラント2100の中央部分2140に対して滑動可能に配設される、および/または、インプラント2100の中央部分2140に連結される。]
[0072] インプラント2100の中央部分2140は、近位係合面2142、遠位係合面2143、近位突起2144、遠位突起2145、および外側面2141を含む。遠位保持部材2120は、中央部分2140に滑動可能に連結される。遠位保持部材2120の第2溝2126は、中央部分2140の遠位突起2145を滑動的に受けるように構成される。中央部分2140の遠位突起2145は、遠位保持部材2120の第2溝2126の中に滑動可能にその突起を保持する蟻継ぎ形状を有する。遠位保持部材2120の第2溝2126が中央部分2140の遠位突起2145に沿って滑動するときに、遠位保持部材2120の第2係合面2123は、中央部分2140の遠位係合面2143に接触し、中央部分2140の遠位係合面2143に沿って滑動するように構成される。]
[0073] 同様に、近位保持部材2160は、中央部分2140に滑動可能に連結される。近位保持部材2160の第2溝2166は、中央部分2140の近位突起2144を滑動的に受けるように構成される。中央部分2140の近位突起2144は、近位保持部材2160の第2溝2166の中に滑動可能にその突起を保持する蟻継ぎ形状を有する。近位保持部材2160の第2溝2166が中央部分2140の近位突起2144に沿って滑動するときに、近位保持部材2160の第2係合面2163は、中央部分2140の近位係合面2142に接触し、中央部分2140の近位係合面2142に沿って滑動するように構成される。]
[0074] インプラント2100は、第1構成(図19)および第2構成(図23)を有する。インプラント2100が第1構成にあるとき、近位端部2180、遠位端部2110および中央部分2140は実質的に同軸である(すなわち、実質的に共通の長手方向軸を共有する)。上述のように、インプラント2100は、駆動ねじ2183を回転させることによって第1構成と第2構成との間で動かされ得る。駆動ねじ2183が図20の矢印CCによって示されるように回転されると、駆動ねじ2183は、作動器2111および工具係合部材2182を中央部分2140に向かって動かす。作動器2111の係合面2116は、遠位保持部材2120の第1係合面2122に軸線方向の力を及ぼす。作動器2111の係合面2116が長手方向軸AL に対して鋭角であるので、係合面2116を介して遠位保持部材2120の第1係合面2122に対して伝達される軸線方向の力の成分は、図23に矢印AAによって示すような方向を有する。別の言い方では、作動器2111によって遠位保持部材2120に及ぼされる力の成分は、長手方向軸AL に実質的に直角である方向を有する。この力が、遠位保持部材2120を作動器2111の係合面2116上で滑動させ、遠位保持部材2120を方向AAおよび第2構成に動かす。遠位保持部材2120が作動器2111の係合面2116上で所定の距離を滑動すると、作動器2111の係合面2116の一部分が、中央部分2140の遠位係合面2143の一部分と接触し、遠位保持部材2120がさらに滑動するのを防ぐ。] 図19 図20 図23
[0075] 同様に、図20に矢印CCによって示されるように駆動ねじ2183が回転されると、工具係合部材2182の係合面2186は、近位保持部材2160の第1係合面2162に軸線方向の力を及ぼす。工具係合部材2182の係合面2186が長手方向軸AL に対して鋭角であるので、係合面2186を介して近位保持部材2160の第1係合表面2162に伝達される軸線方向の力の成分は、図23に矢印AAによって示すような方向を有する。別の言い方では、工具係合部材2182によって近位保持部材2160に及ぼされる力の成分は、長手方向軸AL に実質的に直角である方向を有する。この力が、工具係合部材2182の係合面2186の上で近位保持部材2160を滑動させ、近位保持部材2160を方向AAおよび第2構成に動かす。近位保持部材2160が工具係合部材2180の係合面2186上で所定の距離を滑動すると、工具係合部材2180の係合面2186の一部分が、中央部分2140の近位係合面2142に接触し、近位保持部材2160がさらに滑動するのを防ぐ。インプラント2100が第2構成にあるとき、遠位保持部材2120および/または近位保持部材2160は、長手方向軸AL に実質的に直角である方向に中央部分2140から偏位している。以下に説明される挿入工具は、駆動ねじ2183を長手方向軸AL を中心に回転させるために、駆動ねじ2183の工具頭部2184に挿入されるように構成される作動器を含み得る。この構成によって、インプラント2100の他の部分を回転させることなく、駆動ねじ2183が回転可能になる。このようにして、上述のように、インプラント2100が、身体に挿入されること、身体の中で再配置されること、および/または身体から除去されることが可能となる。] 図20 図23
[0076] ここで図27〜図41を参照すると、インプラント挿入/除去工具1400が、上述のインプラント2100に連結されることに関して説明される。挿入/除去工具1400は、他のタイプのインプラントを挿入/除去するおよび/または作動させるために使用可能であることを理解されたい。図27はインプラント挿入/除去工具1400の斜視図であり、図28はインプラント挿入/除去工具1400(本明細書では「挿入/除去工具」とも称される)の横断面図である。図27および図28に示すように、インプラント挿入/除去工具1400は、外側軸1410、中間軸1430、内側軸1450、作動取手1480、筐体1485、および解除つまみ1490を含む。] 図27 図28 図29 図30 図31 図32 図33 図34 図35 図36
[0077] 作動取手1480は、内側軸1450に連結される。筐体1485は外側軸1410に連結され、解除つまみ1490は中間軸1430に連結される。作動取手1480、筐体1485、および解除つまみ1490は、共通の中心線または長手方向軸を共有する。作動取手1480は、解除つまみ1490および中間軸1430とは独立して内側軸1450を回転させるように、長手方向軸を中心に回転することができる。解除つまみ1490は、取手1480および内側軸1450とは独立して中間軸1430を回転させるように長手方向軸を中心に回転することができる。]
[0078] 図29に示すように、インプラント挿入/除去工具1400の外側軸1410は、近位端部1411および遠位端部1421を含む(図27も参照)。インプラント挿入/除去工具1400の外側軸1410は、インプラント挿入/除去工具1400の中間軸1430を受けるように構成される管腔(図示せず)を画定する。図32に最もよく示されるように、外側軸1410の遠位端部1421は、上述され、図33に示されるインプラント2100の外部工具頭部2185などのインプラントの外部工具頭部を受けるように構成されるインプラント係合部材1422を有する。この実施形態では、インプラント係合部材1422は六角形の形状であるが、他の形状および構成が代替として使用可能である。] 図27 図29 図32 図33
[0079] インプラント挿入/除去工具1400の中間軸1430は、近位端部1431および遠位端部1441を含む(たとえば図30を参照)。中間軸1430はまた、インプラント挿入/除去工具1400の内側軸1450を受けるように構成される管腔(図示せず)を画定する。中間軸1430の遠位端部1441は、インプラント2100の外部工具頭部2185の内側面などのインプラントの外部工具頭部の内側面にねじ的に連結されるように構成されるねじ付き部分1442を有する。] 図30
[0080] 図28および図34〜図36に示すように、中間軸1430の近位端部1431は、解除つまみ1490の細長い部分1435のキー溝1436に受けられるように構成される。図34〜図36に最もよく示されるように、筐体連結器1432が解除つまみ1490の細長い部分1435に連結され、Eリングなどの保持器1434が筐体連結器1432を解除つまみ1490上に保持する一方で、筐体連結器1432と解除つまみ1490との間の独立した回転の動きが依然として可能である。細長い部分1435は、筐体1485の近位端部1443を介して配設される。筐体連結器1432のねじ山は、筐体1485の管腔1437内のねじ付き部分1483(図28を参照)にねじ込まれる。中央ばね1425が、中間軸1430を遠位方向に偏向するように中間軸1430の近位端部1431に連結される。] 図28 図34 図35 図36
[0081] インプラント挿入/除去工具1400の内側軸1450は、近位端部1451および遠位端部1461を含む(たとえば図31を参照)。内側軸1450の遠位端部1461は、インプラント2100の駆動ねじ2183の工具頭部2184などのインプラントの駆動ねじの工具頭部を係合するように構成される駆動部材1462を有する。内側軸1450は、中間軸1430を介し、解除つまみ1490を介して延在し、内側軸1450の近位端部1451は、作動取手1480に連結される。] 図31
[0082] 図28に示すように、取手1480は解除つまみ1490の近位端部に連結される。図37〜図39に示すように、解除つまみ連結器1452が柱1454に連結し、保持器1453が柱1454の端部に配設される。保持器1453は、たとえば、柱1454上に解除つまみ連結器1452を保持する一方で、解除つまみ1490と取手1480との間の独立した動きを依然として可能にするように構成されるEリングであり得る(図38を参照)。解除つまみ連結器1452は、解除つまみ1490のねじ付き部分1493にねじ込まれる。柱1454は、内側軸1450の遠位端部1451を受けるように構成されるキー溝1457を画定する。駆動部材1462の遠位端部が中間軸1430および外側軸1410の遠位方向に延在する延在位置に内側軸1450を偏向するように、駆動ばね1427(図28を参照)が、内側軸1450の近位端部1451に連結される。これによって、駆動部材1462が、駆動ねじ(たとえば駆動ねじ2183)の工具頭部(たとえば工具頭部2184)に、確実にしっかりと嵌る。] 図28 図37 図38 図39
[0083] インプラント挿入/除去工具1400は、隣接する棘突起の間などの体内の空間または椎間板腔の中にインプラント(たとえばインプラント2100)を経皮的に挿入するために使用され得る。インプラント2100が第1構成(たとえば折りたたんだ構成)にある間に、挿入/除去工具1400がまずインプラント2100に連結される。駆動部材1462が駆動ねじ2183の工具頭部2184を係合し、インプラント係合部材1422の六角形の部分がインプラント2100の六角形部分2185を係合するように、駆動部材1462が工具係合部材2182(図33を参照)を介して挿入される。解除つまみ1490が回転され、それが中間軸1430を回転させ、次に、中間軸1430のねじ付き部分1442をインプラント2100のねじ付き部分2190にねじ的に連結させる。] 図33
[0084] 挿入/除去工具1400がインプラント2100に取り付けられた状態で、工具係合部材2182は、インプラント2100が挿入/除去工具1400に対して回転するのを防ぐ。さらに、中間軸1430をインプラント2100にねじ的に連結することによって、インプラントが工具1400に対して長手方向に動くのを防ぎ、また、駆動ねじ2183が長手方向に動くのを防ぐ。さらに、上述のように、挿入工具の軸1430がインプラント2100のねじ付き部分2190の中に連結されると、駆動ねじ2183が長手方向軸に沿って工具係合部材2182に対して動くことが制限される(すなわちねじ2183は「後退」することができない)。図40は、挿入/除去工具1400に連結された第1構成(たとえば折りたたんだ構成)にあるインプラント2100を示す。] 図40
[0085] こうして、挿入/除去工具1400は、隣接する棘突起の間の空間などの患者の体内の所望の位置に経皮的にインプラントを挿入するために使用され得る。たとえば、医者が、カニューレを介して経皮的に患者の体内にインプラント2100を挿入することができる。インプラントが所望の位置にきたとき、図40の矢印CCによって示されるように、作動取手1480が筐体1485および解除つまみ1490とは独立して回転され得る。これが、挿入/除去工具1400の内側軸1450、および内側軸1450の遠位端部1461の駆動部材1462を回転させる。次に、駆動部材1462の回転がインプラント2100の駆動ねじ2184を回転させ、図41に示すように第2構成(たとえば広がった構成)にインプラント2100を動かす。] 図40 図41
[0086] インプラント2100を第2構成に作動させた後、筐体1485および作動取手1480とは独立して、図40に矢印DDによって示される反対方向に解除つまみ1490が回転され得る。これが、中間軸1430および中間軸1430のねじ付き部分1442を反対方向に回転させ、それによって、中間軸1430の遠位端部1441のねじ付き部分1442をインプラント2100から切り離す。次に、インプラント挿入/除去工具1400が身体から除去される一方で、インプラント2100を患者の体内に残す。] 図40
[0087] インプラント挿入/除去工具1400は、患者の体内に既に配設されたインプラントを除去および/または再配置することができる。挿入/除去工具1400は、患者の体内に挿入され、上述のやり方と同様のやり方でインプラントに固定され得る。いくつかの実施形態では、インプラントの一部分および/または挿入/除去工具1400の一部分が、挿入/除去工具1400のインプラントへの結合を容易にするように構成され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、インプラントの外側面および/または挿入/除去工具1400の対応する内側面が、挿入工具のインプラントへの結合を容易にするように、挿込み面取り部、先細部分、および/または斜切端を含み得る。挿入/除去工具1400がインプラントに固定された後、挿入/除去工具1400は、次に、インプラントを第1構成(たとえば折りたたんだ構成)に動かすように作動され得る。次に、インプラントは、患者の体内の新しい位置に移動されるか、または患者の身体から除去され得る。]
[0088] 図42および図43は、別の実施形態によるインプラント挿入/除去工具2400を示す。インプラント挿入/除去工具2400は、インプラント挿入/除去工具1400と同様の構造を有し、インプラント挿入/除去工具1400と同様の方式で作動し得る。インプラント挿入/除去工具2400は、椎間板腔に挿入されるように構成されるインプラント2200とともに使用されるように構成される。図42は第1のまたは折りたたんだ構成にあるインプラント2200を示し、図43は第2のまたは広がった構成にあるインプラント2200を示す。インプラント2200は、その全体が本明細書に援用される、米国特許出願代理人整理番号第KYPH−040/01US305363−2277号にさらに詳細に説明される。] 図42 図43
[0089] いくつかの実施形態では、インプラント挿入/除去工具2400およびインプラント2200は、椎間板腔(図示せず)を伸延するように、および/または椎骨(図示せず)内に空隙を形成するように使用され得る。いくつかの実施形態では、インプラント2200が椎骨の海綿骨部分の中にくるように、工具2400の遠位部分が椎骨に挿入され得る。工具2400の遠位端部は、椎弓根から接近して経皮的に挿入され得る。インプラント2200が椎骨の中に配設された後、インプラントが折りたたんだ構成から広がった構成へと動かされるように、工具2400が上述のように作動され得る。この方式では、工具2400およびインプラント2200は、海綿骨の中に空隙を形成するように使用され得る。さらに、いくつかの実施形態では、工具2400およびインプラント2200は、椎骨の端板を動かすことによって骨の欠陥を修復するように使用され得る。いくつかの実施形態では、工具2400は、工具1300について図示され説明されたように、インプラント2200のサイズ変化の指示を使用者に与える測定装置を含み得る。]
[0090] 図44〜図54は、本発明の別の実施形態による、インプラント挿入/除去工具3400を示す。挿入/除去工具3400は、インプラントを挿入/除去し、第1構成(たとえば折りたたんだ構成)と第2構成(たとえば広がった構成)との間で作動させ得る。図44は、インプラント3100に連結された挿入/除去工具3400を示す。] 図44 図45 図46 図47 図48 図49 図50 図51 図52 図53
[0091] インプラント3100は同様に構成され、上述のインプラント2100と同様の方式で機能し得る。図46および図47に示すように、インプラント3100は連結突起3185を含む工具係合部材3182を含む。工具連結突起3185は、挿入/除去工具3400などの挿入工具に取り外し可能に連結されるように構成される。インプラント3100はまた、工具頭部3184を有する駆動ねじ3183を含む。駆動ねじ3183は、第1構成と第2構成との間でインプラント3100を動かすように作動され得る。インプラント3100への挿入/除去工具3400の連結は、以下にさらに詳細に説明される。] 図46 図47
[0092] インプラント挿入/除去工具3400(本明細書では「挿入/除去工具」とも称される)は、外側軸3410、中間軸3430、内側軸3450、作動取手3480、筐体3485、解除つまみ3490、および支持取手3495を含む。作動取手3480は、内側軸3450に連結され、挿入/除去工具1400について説明された方式と同様の方式で作動取手3480の中心線を中心に内側軸3450を回転させるように構成される。解除つまみ3490は中間軸3430に連結され、以下にさらに詳細に説明されるように、中間軸3430を近位方向および遠位方向に動かすように構成される。支持取手3495は、外側軸3410から偏位しており、インプラントの挿入または除去の際にインプラント挿入/除去工具3400を安定させるように使用される。]
[0093] インプラント挿入/除去工具3400の外側軸3410は、近位端部3411および遠位端部3421を含む(たとえば図44および図49を参照)。インプラント挿入/除去工具3400の外側軸3410はやはり管腔(図示せず)を画定する。インプラント挿入/除去工具3400の中間軸3430は、外側軸3410によって画定される管腔内に配設されるように構成される。外側軸3410の近位端部3411は、筐体3485および解除つまみ3490に連結される。外側軸3410の遠位端部3421は、図46および図47に示されるインプラント3100の外部工具頭部3185などのインプラントの外部工具頭部を受けるように構成されるインプラント係合部分3422を含む。] 図44 図46 図47 図49
[0094] インプラント挿入/除去工具3400の中間軸3430は、近位端部3431および遠位端部3441(たとえば図46、図48および図50を参照)を含み、管腔3446(図46を参照)を画定する。インプラント挿入/除去工具3400の内側軸3450は、中間軸3430によって画定される管腔3446の中に配設されるように構成される。中間軸3430の近位端部3431は、インプラント挿入/除去工具3400の解除つまみ3490に連結される。ばね式の迅速連結取付け部品3442が、中間軸3430の遠位端部において、外側軸3410の中に配設される。ばね式の迅速接続取付け部品3442は、たとえば、スナップリングまたはばねコイルであり得る。ばね式の迅速連結取付け部品3442は、インプラントの外部工具頭部と中間軸3430の遠位端部3441との間に圧縮され得る。] 図46 図48 図50
[0095] たとえば、インプラント3100の工具連結突起3185は、挿入/除去工具3400の迅速連結取付け部品3442を受けるように構成される溝または移動止め3190を含む。挿入/除去工具3400の中間軸3430は、インプラント3100と取付け部品3442との間にいくぶん干渉をもたらすように、近位方向および遠位方向に動かされ得る。解除つまみ3490を回転させることによる中間軸3430の作動は、以下にさらに詳細に説明される。より多くの干渉がもたらされるように中間軸3430が遠位方向に動かされると、取付け部品3443はインプラント3100と挿入/除去工具3400との間に錠止部をもたらす。中間軸3430を収縮させる(たとえばそれを近位方向に動かす)ことによって、中間軸3430をインプラント3100から切り離すことができるようになる。たとえば、使用者は挿入/除去工具3400にわずかな引く力をかけ得る。こうして、挿入工具3400に対するインプラント3100の軸線方向および回転方向の動きの両方が制限または防止されるように、取付け部品3442および溝3190が、ともに締りばめを形成する。]
[0096] 図50に示すように、中間軸3430は、曲げることはできるが、ねじれ的および圧縮的に剛性であるコイル部分3436を含む。コイル部分3436によって、取付け部品3442に圧縮負荷がかかるようになる一方で、外側軸3410を用いて操作しやすく、中間軸3430の管腔3446内で内側軸3450が回転できるようになる。近位端部3431および遠位端部3441は、たとえば、コイル部分3436に取付け可能である管状の管路を備えて形成され得る。コイル部分3436は、様々な長さの中間軸3430であり得る。いくつかの実施形態では、コイル部分は含まれない。] 図50
[0097] 図49に示すように、ピン3489は中間軸3430の近位端部3431に取り付けられる。ピン3489は、図54に示される解除つまみ3490の溝穴3492の中に楔止される。中間軸3430の作動時に、ピン3489は図51に示される外側軸3410のカム部3417に載る。カム部3417は、解除つまみ3490が回転されると、近位方向または遠位方向に中間軸3430を動かし、挿入/除去工具3400がインプラント上で解除または錠止することができるようになる。] 図49 図51 図54
[0098] インプラント挿入/除去工具3400の内側軸3450は、近位端部3451および遠位端部3461を含む(たとえば図46、図48および図52を参照)。内側軸3450の遠位端部3461は、図46および図47に示されるインプラント3100の駆動ねじ3183の工具頭部3184などのインプラントの駆動ねじの工具頭部を係合するように構成される駆動部材3462を含む。] 図46 図47 図48 図52
[0099] 内側軸3450の近位端部3451は、インプラント挿入/除去工具3400の作動取手3480に連結される。内側軸3450の近位端部3451は、図51に示される作動取手3480の溝穴3479に錠止されるように構成されるつば3455(図52に示す)を含む。駆動ばね3427が、また、取手3480の溝穴3479の中に配設され、駆動部材3462が駆動ねじの工具頭部に確実にきつく嵌るように、内側軸3450を遠位方向に偏向する。取手3480の軸方向の動きは制限するが、回転方向の動きは可能にするように、取手3480に連結されたねじ3477が、外側軸3410の中に楔止される。こうして、取手3480は内側軸3450の回転方向の動きを起こすように回転され得る。] 図51 図52
[0100] インプラント挿入/除去工具1400について上述されるように、インプラント挿入/除去工具3400は、インプラントに連結され、インプラントを患者の体内で挿入/除去するように使用され、また、第1構成と第2構成との間でインプラントを作動させるように使用され得る。たとえば、挿入/除去工具3400は、隣接する棘突起の間の空間または椎間板腔の中に、第1構成にあるインプラントを経皮的に挿入するために使用され得る。]
[0101] 挿入/除去工具3400をインプラント3100などのインプラントに連結するために、駆動部材3462が駆動ねじ3484の工具頭部3483を係合するように、内側軸3450の駆動部材3462が、インプラント3100の工具係合部分3182の開口部3181を介して挿入される。駆動部材3462が挿入されるにつれて、取付け部品3442は工具係合部分3182の溝3190の中に動かされ得る。解除つまみ3490は、取付け部品3442との干渉をもたらし、挿入/除去工具3400をインプラント3100に錠止するように、中間軸3420を遠位方向に動かすように回転され得る。インプラント3100が(たとえば折りたたんだ)第1構成である状態で、インプラント3100は患者の体内の所望の位置に挿入され得る。]
[0102] インプラントが定位置にくると、図44に矢印CCによって指示されるように取手3480が回転され得る。これが、挿入/除去工具3400の内側軸3450、およびしたがって、内側軸3450の遠位端部3461の駆動部材3462を回転させる。次に、内側軸3450の遠位端部3461の駆動部材3462の回転が、インプラント3100の駆動ねじ3184を回転させ、インプラント3100を第2構成(図示せず)へと動かす。] 図44
[0103] インプラント3100が第2構成(たとえば広がった構成)に動かされた後、解除つまみ3490は、図44に矢印DDによって示されるように反対方向に回転され得る。これが、中間軸3430を近位方向に移動させる。この移動によって、中間軸3430と迅速連結取付け部品3442との間の干渉が解除され、挿入/除去工具3400をインプラント3100から切り離すことができるようになる。次に、インプラント挿入/除去工具3400は身体から除去され、一方で、インプラント3100を患者の体内に残す。] 図44
[0104] インプラント挿入/除去工具3400は、また、インプラントを除去および/または再配置するように使用され得る。インプラントが上述の方式と同様の方式で患者の体内に依然として配設されている状態の間に、挿入/除去工具3400がインプラントに固定され得る。インプラントが挿入/除去工具3400に固定された状態で、インプラント挿入/除去工具3400の作動取手3480を図44に矢印CCによって示されるように回転させることによって、インプラントは、その第1構成(たとえば折りたたんだ構成)に動かされ得る。第1構成にあるインプラントは、こうして除去および/または再配置され得る。] 図44
[0105] 本明細書で述べられる様々なインプラント、挿入/除去工具、および拡大装置は、たとえば、チタン、チタン合金、外科用鋼、生体適合性合金、ステンレス鋼、プラスチック、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、炭素繊維、超高分子量(UHMW)ポリエチレン、生体適合性重合体材料などの様々な生体適合性材料を用いて構築され得る。工具またはインプラントの一部分の材料は、別の部分とは異なり得る。]
[0106] 本発明の様々な実施形態が上述されてきたが、これらは例として提示されたものであり、限定するものでないことを理解されたい。上述される方法およびステップは特定の順序で起こる特定の事象を示すが、特定のステップの順序は修正されてもよい。さらに、ステップのいくつかは可能なところでは平行した工程で同時に行われてもよく、また、上述のように連続して行われてもよい。特定の実施形態が説明されてきたが、形態および詳細の様々な変更が行われ得ることが理解されるであろう。]
[0107] 本明細書で述べられた挿入/除去工具は、椎間板腔の中または隣接する棘突起の間の空間内に配設されるように構成されるインプラントなどの特定の実施形態の脊椎インプラントに関連して述べられているが、挿入/除去工具は、様々な構成を有する他のタイプのインプラントとともに使用され得る。さらに、挿入/除去工具(たとえば1400、2400、3400)は、インプラントを挿入および/または除去する、ならびに作動させるように使用されるものとして説明されているが、挿入/除去工具は、拡大装置(たとえば拡大頭部3110)を挿入および作動させるようにも使用され得る。]
[0108] さらに、本明細書で述べられる拡大工具は特定の実施形態の拡大頭部を有するように述べられているが、他のタイプの拡大頭部が代替として組み込まれ得る。たとえば、異なる実施形態の拡張可能な拡大頭部が患者の体内に挿入され、本明細書で述べられる拡大工具の作動部分を使用して作動されるように構成され得る。同様に、拡大頭部(たとえば1310)は、異なる実施形態の作動装置を使用して作動されるように構成され得る。たとえば、拡大頭部1310は、本明細書で述べられるように、挿入/除去工具(たとえば1400、3400)に連結され、挿入/除去工具を用いて作動されるように構成され得る。別の例では、本明細書で述べられる様々な脊椎インプラントは、また、拡大工具1300について述べられるように、作動部分を使用して作動されるように構成され得る。]
[0109] したがって、様々な実施形態が特定の特徴および/または構成要素の組み合わせを有するものとして説明されてきたが、必要に応じて、いずれかの実施形態からの任意の特徴および/または構成要素(たとえば拡大工具1300、挿入/除去工具1400、2400、3400)の組み合わせを有する他の実施形態も可能である。たとえば、挿入/除去工具の様々な軸は、挿入/除去工具をインプラントに連結させる異なるタイプの連結部を含み得る。別の例では、駆動部材は、特に述べられないインプラントの駆動機構を嵌合的に係合するように構成される様々な異なる形状、サイズおよび構成を有し得る。]
权利要求:

請求項1
細長い部材と、前記細長い部材の遠位端部に連結された測定工具であって、当該測定工具が第1構成と第2構成との間で動かされると、当該測定工具のサイズが第1の量だけ変化するように構成される、測定工具と、前記細長い部材の近位端部に連結された作動器であって、当該細長い部材の中心線の少なくとも一部分に実質的に平行である軸線を中心に回転するように構成されて前記測定工具を前記第1構成と前記第2構成との間で動かす、作動器と、前記細長い部材の近位端部に配設されたサイズ指示器であって、前記測定工具が前記第1構成と前記第2構成との間で動かされると、当該細長い部材に対して第2の量だけ軸線方向に動くように構成される、サイズ指示器と、を備える装置。
請求項2
請求項1記載の装置において、前記細長い部材の前記中心線の少なくとも一部分が非線形である、装置。
請求項3
請求項1記載の装置において、前記細長い部材が第1軸および第2軸を有し、当該第2軸の少なくとも一部分が当該第1軸の中に可動的に配設され、前記作動器が、前記第2軸を前記第1軸に対して回転させるように構成されて前記測定工具を前記第1構成と前記第2構成との間で動かす、装置。
請求項4
請求項1記載の装置において、前記測定工具が、隣接する棘突起の間の空間の中に配設されるように構成される、装置。
請求項5
請求項1記載の装置において、前記測定工具が、隣接する棘突起を伸延するように構成される、装置。
請求項6
請求項1記載の装置において、前記作動器が、近位作動器であり、前記測定工具が、第1スペーサ部材および第2スペーサ部材を有するスペーサと、第1作動器部材および当該第1作動器部材に連結された第2作動器部材を有する遠位作動器と。を含み、前記測定工具が前記第1構成と前記第2構成との間で動かされると、前記第1スペーサ部材が前記第2スペーサ部材に対して前記第1の量だけ動くように構成され、前記第1作動器部材が、前記第1スペーサ部材および前記第2スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結され、前記第2作動器部材が、前記第1スペーサ部材および前記第2スペーサ部材に嵌合的および可動的に連結され、前記近位作動器が回転されると、前記遠位作動器が前記第1スペーサ部材を前記第2スペーサ部材に対して動かすように構成される、装置。
請求項7
請求項1記載の装置において、前記測定工具が、第1スペーサ部材および第2スペーサ部材を含み、前記測定工具が前記第1構成と前記第2構成との間で動かされると、前記第1スペーサ部材の実質的に平坦な面が、前記第2スペーサ部材の実質的に平坦な面に対して前記第1の量だけ動くように構成される、装置。
請求項8
請求項1記載の装置において、前記測定工具の前記サイズが、約8ミリメートルから約16ミリメートルまでの範囲内で変化するように構成される、装置。
請求項9
請求項1記載の装置において、前記測定工具の前記サイズが、約2ミリメートルから約4ミリメートルだけ変化するように構成される、装置。
請求項10
請求項1記載の装置において、前記細長い部材に取り外し可能に連結されるように構成される錠止部材をさらに備え、前記錠止部材が、前記細長い部材に対する前記作動器の回転を制限するように構成される、装置。
請求項11
管腔を画定する第1の細長い部材と、前記第1の細長い部材の前記管腔の中に可動的に配設された第2の細長い部材と、を備え、前記第1の細長い部材の遠位端部が、脊椎インプラントに解除可能に連結されるように構成され、前記第2の細長い部材の遠位端部は、前記第1の細長い部材が前記脊椎インプラントに連結されるとき、当該脊椎インプラントの作動部材を係合するように構成される駆動部材を含み、前記駆動部材は、前記作動部材を回転させるように構成されて、前記脊椎インプラントを折りたたんだ構成と広がった構成との間で動かし、前記第1の細長い部材が、前記脊椎インプラントを前記第1の細長い部材に固定するように構成される、装置。
請求項12
請求項1記載の装置において、管腔を画定する第3の細長い部材をさらに備え、前記第1の細長い部材が、前記第3の細長い部材の管腔の中に可動的に配設される、装置。
請求項13
請求項1記載の装置において、管腔を画定する第3の細長い部材をさらに備え、前記第1の細長い部材が、前記第3の細長い部材の管腔の中に可動的に配設され、前記第3の細長い部材が、脊椎インプラントに嵌合的および取り外し可能に連結されるように構成されて、当該脊椎インプラントに連結されたときに、当該第3の細長い部材に対して当該脊椎インプラントが回転するのを防ぐ、装置。
請求項14
請求項1記載の装置において、前記第1の細長い部材の前記遠位端部が、前記脊椎インプラントのねじ付き部分に嵌合的に連結されるように構成されるねじ付き部分を含む、装置。
請求項15
請求項1記載の装置において、前記第1の細長い部材の前記遠位端部が、前記脊椎インプラントの対応する迅速連結部分に嵌合的に連結されるように構成される迅速連結取付け部品を含む、装置。
請求項16
請求項1記載の装置において、前記第1の細長い部材が、少なくとも部分的に可撓性のコイルを用いて形成され、前記第2の細長い部材が、曲げることができる、装置。
請求項17
管腔を画定する第1の細長い部材と、前記第1の細長い部材の前記管腔の中に可動的に配設された第2の細長い部材と、第3の細長い部材と、を備え、前記第2の細長い部材が前記第3の細長い部材の管腔の中に可動的に配設され、前記第1の細長い部材が、脊椎インプラントに連結されるように構成される第1連結部分を含み、当該脊椎インプラントが前記第1の細長い部材の遠位端部によって画定される長手方向軸に沿って前記第1の細長い部材に対して動くのを防ぎ、前記第2の細長い部材が、前記脊椎インプラントに連結されるように構成される第2連結部分を含み、当該第2の細長い部材が前記第1の細長い部材に対して回転されると、当該第2の細長い部材が、第1構成と第2構成との間で前記インプラントを作動させるように構成される、装置。
請求項18
請求項14記載の装置において、前記第2の細長い部材が、ばね付きであり、前記第2連結部分が、前記第1の細長い部材の前記遠位端部に対して延在された位置に偏向される、装置。
請求項19
請求項14記載の装置において、前記第3の細長い部材が、前記脊椎インプラントの対応する連結部分に嵌合的に連結されるように構成される第3連結部分を有し、前記第3連結部分が、前記脊椎インプラントに連結されたときに、前記第3の細長い部材に対して当該脊椎インプラントが回転するのを防ぐように構成される、装置。
請求項20
請求項14記載の装置において、前記第1連結部分が、前記脊椎インプラントのねじ付き部分に嵌合的に連結されるように構成されるねじ付き部分を含む、装置。
請求項21
請求項14記載の装置において、前記第1連結部分が、前記脊椎インプラントの対応する迅速連結部分に嵌合的に連結されるように構成される迅速連結取付け部品を含む、装置。
請求項22
請求項14記載の装置において、前記第1の細長い部材および第3の細長い部材は、当該第1の細長い部材が前記脊椎インプラントに連結される第1位置と、当該第1の細長い部材が当該脊椎インプラントに連結されない第2位置との間で、前記長手方向軸に沿って互いに動くことができる、装置。
請求項23
請求項14記載の装置において、前記第2の細長い部材が、前記第1の細長い部材の中心線に対応する中心線を有し、前記第1の細長い部材の近位端部に連結され、当該第1の細長い部材を前記長手方向軸を中心に回転させるように構成された第1取手と、前記第2の細長い部材の近位端部に連結され、当該第2の細長い部材を前記長手方向軸を中心に回転させるように構成された第2取手と、をさらに備える、装置。
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同族专利:
公开号 | 公开日
US20090198245A1|2009-08-06|
EP2254488A2|2010-12-01|
MX2010008513A|2011-02-23|
WO2009099740A3|2009-10-22|
WO2009099740A2|2009-08-13|
US20090198241A1|2009-08-06|
KR20100120197A|2010-11-12|
CN101951847A|2011-01-19|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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