专利摘要:
消費者をに、穀酒を非常に簡便に製造可能にする穀酒製造用キットを提供する。フィルターバッグ、及びフィルターバッグ内に充填されている、乾燥された蒸した穀物及び発酵微生物を含む穀酒発酵原料を含む穀酒製造用キット。なし
公开号:JP2011510652A
申请号:JP2010544897
申请日:2009-02-02
公开日:2011-04-07
发明作者:チェ,ジフン
申请人:チェ,ジフン;
IPC主号:C12G3-02
专利说明:

[0001] 本発明は、発酵酒製造に係り、さらに詳細には、穀酒製造に関する。]
背景技術

[0002] 穀酒とは、穀物を発酵させて得た酒の通称である。釀造場で生産される商業的な穀酒製品には、一般に、流通過程での穀酒製品の変質及び腐敗を防止するための添加剤が投入されている。このような添加剤は、穀酒の味を低下させ、飲用者の健康に悪影響を及ぼし、また、二日酔いを起こす原因となりうる。
したがって、消費者が添加剤の投入されていない穀酒を気楽に楽しみたくなった場合、消費者が家庭で穀酒を直接製造する必要がある。
伝統的な穀酒の製造過程のうち、米を利用したマッコリの製造過程を例として説明すれば、次の通りである。米を2時間ほど水にふやかす。ふやかした米を1時間ほどふるいに置いて水気を除去する。ふるいにかけられたふやかした米を水蒸気で1時間ほど蒸す。蒸した米を乾燥させる。乾燥された蒸した米に麹と水 とを入れて発酵させる。2週間ほどの発酵後に、発酵混合物中の米もろみを掬い取る。
このように、伝統の穀酒製造過程は、家庭では簡便に行いづらく、煩わしい段階からなっている。したがって、消費者が、伝統の穀酒製造過程を家庭で直接行うのは非常にむずかしい。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 本発明が解決しようとする課題は、消費者をして、穀酒を非常に簡便に製造可能にする“穀酒製造用キット”を提供するところにある。]
課題を解決するための手段

[0004] 本発明によって提供される穀酒製造用キットは、フィルターバッグ(filter bag)と、前記フィルターバッグ内に充填されている、乾燥された蒸した穀物及び発酵微生物を含む穀酒発酵原料と、を含む。
フィルターバッグは、水不溶性及び水透過性を有しており、また、乾燥状態または湿潤状態の穀酒発酵原料が実質的に漏れないほどの気孔度を有する材質からなる任意の形態のバッグを意味する。
フィルターバッグの水不溶性は、発酵過程中に水と接触するフィルターバッグの機械的強度を維持させるための要素である。水との接触によってフィルターバッグの機械的強度が低下すれば、フィルターバッグの破裂が発生し、それにより、フィルターバッグ内の穀酒発酵原料が多量漏れることがある。それにより、別途のフィルター過程なしに簡便に澄んだ穀酒を得ようとした目的を達成しにくくなる。また、フィルター バッグの構成成分が水に溶ければ、製造された穀酒がフィルターバッグ成分によって汚染されうる。したがって、フィルターバッグが水不溶性を有することが非常に望ましい。
フィルターバッグの水透過性は、フィルターバッグ内に発酵反応の反応媒質である水を供給するための要素である。フィルターバッグを容器に入れて、容器に水を注げば、水はフィルターバッグを透過してフィルターバッグの内部に染み込む。フィルターバッグの内部に染み込んだ水は、フィルターバッグ内に充填さ れている穀酒発酵原料をして、発酵反応を起こさせうる反応媒質の役割を果たす。また、フィルターバッグの水透過性は、発酵過程中にフィルターバッグ内で生成されたエチルアルコールを含む穀酒成分を、フィルターバッグの外部に拡散させるのにも必要な要素である。
フィルターバッグの気孔度は、穀酒製造過程以前に、乾燥状態の穀酒発酵原料がフィルターバッグの外部に漏れることを実質的に防止でき、穀酒製造過程中に、湿潤状態の穀酒発酵原料がフィルターバッグの外部に漏れることを実質的に防止できるほどであれば、十分である。また、フィルターバッグの気孔は、水がフィルターバッグ内にさらに円滑に染み込むようにする。また、フィルターバッグの気孔は、フィルターバッグ内で生成されたエチルアルコールを含む穀酒成分が、フィルターバッグの外部にさらに円滑に拡散されうるようにする。
例えば、フィルターバッグとしては、合成繊維布(cloth)または天然繊維布(cloth)からなるバッグを使用しうる。望ましくは、化学物質による穀酒の汚染を防止しうる環境にやさしい素材である 天然繊維布(cloth)からなるバッグが使用されうる。具体的には、望ましいフィルターバッグとして、綿布、麻布などが使われうる。
穀酒発酵原料は、フィルターバッグ内に入れられている。また、穀酒発酵原料は、乾燥された蒸した穀物及び発酵微生物を含む。乾燥された蒸した穀物は、穀物を蒸して乾燥する周知の方法によって得られる。したがって、本発明では、乾燥された蒸した穀物を得る方法の詳細な説明は省略する。乾燥された蒸した穀物に使われる穀物の例としては、米、もち米、粟、とうもろこし、または、これらの組合わせがある。乾燥された蒸した穀物の形態は、搗精された粒状、または粉状でありうる。
発酵微生物としては、例えば、麹菌、酵母菌、またはそれらの組合わせであり得る。発酵微生物の形態は、乾燥された粒、または乾燥された粉末でありうる。
穀酒発酵原料中の発酵微生物の含量は、特に制限されない。通常の例としては、醸造用麹菌の場合、その含量は、乾燥された蒸した穀物100重量部を基準に、約10ないし約30重量部であり得る。通常の例 としては、醸造用酵母菌の場合、その含量は、乾燥された蒸した穀物100重量部を基準に、約0.05な いし約0.15重量部であり得る。
本発明の穀酒製造用キットは、例えば、袋形態のフィルターバッグに穀酒発酵原料を入れた後、袋形態のフィルターバッグの上端開放部を裁縫するか、または結ぶことによって、製造されうる。さらに 他の例として、本発明の穀酒製造用キットは、対向するシート状の2枚のフィルターの間に穀酒発酵原料を 配置させ、2枚のフィルターの周辺部を裁縫することによって、製造されうる。その他にも、フィルターバッグ内に穀酒発酵原料を封じ込める多様な方法が使われうる。一方、袋形態のフィルターバッグを使用する場合、袋形態のフィルターバッグの上端開放部を必ずしも閉鎖させねばならないものではない。発酵容器の蓋にフィルターバッグの上端部をかけておく場合には、バッグの上端開放部を通じて穀酒発酵原料が漏れる恐れがないからである。
本発明の穀酒製造用キットは、例えば、真空包装容器に除湿剤と共に入れられた状態で流通されうる。この場合、穀酒発酵原料に、例えば、防腐剤のような添加剤を投入する必要はない。]
発明の効果

[0005] 本発明の穀酒製造用キットと水とを容器に入れた後、常温で一定期間(例えば、約2週間ほど)放置すれば、穀酒発酵が完了する。穀酒発酵が完了した後、容器から穀酒製造用キットを単に取り出すだけで、容器には澄んだ穀酒が余る。したがって、本発明の穀酒製造用キットを使用すれば、使用者は、穀物を水にふやかす段階、水にふやかした穀物から水気を除去する段階、ふやかした穀物を蒸す段階、蒸した穀物を乾燥させる段階、特に、発酵混合物中のもろみを掬い取る段階などの煩わしい過程を経ず、非常に簡便に、容器に入っている澄んだ穀酒が得られる。]
実施例

[0006] <実施例>
まず、もち米3kgを水3リットルと共に容器に入れて10時間ふやかした。その後、ふやかしたもち米を1時間ふるいにかけて水気を除去した後、蒸し鍋(steamer)に入れて、100℃で100分間 蒸した。蒸したもち米を、常温で送風機を利用して7時間乾燥させた。
このように得た乾燥された蒸したもち米3kg、麹300g、醸造用酵母5gを混合して、穀酒発酵原料を準備した。]
[0007] このように準備された穀酒発酵原料3305gを、綿布バッグに入れた後、綿布袋の入口を綿糸で裁縫して、穀酒発酵用キットを製造した。
このように製造された穀酒発酵用キットを15リットル容量のガラス瓶に入れて、浄水された飲用水10リットルをガラス瓶にさらに入れ、ガラス瓶の蓋を閉めた後、2週間常温に放置することによって、穀酒発酵を進めた。2週間の発酵後、ガラス瓶から、使われた穀酒発酵用キットを取り出した。ガラス瓶内の残留物こそが、製造済みの穀酒である。
ガラス瓶内に入っている穀酒を肉眼で観察した結果、穀酒発酵原料のもろみがほとんど発見されなかった。また、ガラス瓶内の穀酒のアルコール含量は、8重量%であった。また、ガラス瓶内の穀酒を試飲した結果、伝統のもち米穀酒の味が感じられた。
このような事実より、穀酒発酵原料をフィルターバッグ内に制限させたにも拘わらず、一般の予想とは違って、穀酒発酵が非常に効率よく進んだということが分かった。]
权利要求:

請求項1
フィルターバッグと、前記フィルターバッグ内に充填されている、乾燥された蒸した穀物及び発酵微生物を含む穀酒発酵原料と、を含む穀酒製造用キット。
請求項2
前記フィルターバッグは、綿布または麻布であることを特徴とする請求項1に記載の穀酒製造用キット。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
CN104651199B|2016-05-04|竹类作为蓬松物进行固态发酵酿酒的方法
CN1879492B|2011-12-28|通过控制pH值的生咖啡豆的处理方法
CN101967439B|2012-07-04|葛根保健酒及其制备方法
CN102227169B|2014-01-29|烘焙咖啡豆及烘焙咖啡豆的保存方法
CN1250700C|2006-04-12|清香型小曲酒多粮酿制方法
KR100901811B1|2009-06-08|향 덧입힘 분말을 이용한 동동주의 제조방법과 그에 의해 제조된 동동주
CN104543057A|2015-04-29|一种六堡茶制茶工艺
KR101278260B1|2013-06-24|기능성 성분 함유 막걸리 제조용 반제품의 제조방법
CN105410207B|2020-03-17|金花天尖袋泡茶及其加工方法
CN1029074C|1995-06-28|红茶的加工方法
CN104293622B|2015-12-30|一种大缸发酵甜型黄酒的生产工艺
CN104498258B|2017-04-19|一种柿子白兰地酿造工艺
KR100908818B1|2009-07-21|기능성 발효원액 및 그 제조방법
CN104893883A|2015-09-09|一种家庭酿制葡萄酒的方法
CN103666908A|2014-03-26|一种桑葚露酒的酿制方法
CN103211057A|2013-07-24|一种快速醇化的黑茶及其加工方法
BG106921A|2003-06-30|Метод за малцоване на зърна
CN104336197A|2015-02-11|黑茯茶制作方法
CN101243819A|2008-08-20|一种桔普茶的制作方法
CN103555507A|2014-02-05|蓝莓干红酒的酿造方法
CN105670870B|2018-09-21|一种起泡黄酒制备方法
CN102732373B|2013-10-30|樟香茶油的制备方法
CN103976047A|2014-08-13|一种金花黄茶紧压茶的制作方法
CN101248852A|2008-08-27|乳酸菌发酵米粉的加工方法
CN105010612B|2019-02-15|六堡茶的制备方法
同族专利:
公开号 | 公开日
WO2009096759A2|2009-08-06|
CA2713600A1|2009-08-06|
US20110011269A1|2011-01-20|
CN101932692A|2010-12-29|
KR20090084985A|2009-08-06|
WO2009096759A3|2009-11-26|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS49104498U|1972-12-20|1974-09-06|||
JPS5547284U|1978-09-26|1980-03-27|||
JPS55117288U|1979-02-13|1980-08-19|||
WO1997017423A2|1995-11-07|1997-05-15|Sachetpack Limited|Package for home brewing|
JPH11196830A|1998-01-20|1999-07-27|Morinaga & Co Ltd|甘酒及びその製造方法|
KR20000074424A|1999-05-20|2000-12-15|윤명노|송엽주의 제조방법|
JP2005278619A|2004-03-29|2005-10-13|Takeshi Yoshimura|簡易甘酒製造キット|JP2012110323A|2010-11-22|2012-06-14|Jung Jun Pae|黒マッコリの製造方法|
JP2013005739A|2011-06-23|2013-01-10|Gun Ei Chem Ind Co Ltd|マッコリ風味飲料|
JP2013034444A|2011-08-10|2013-02-21|La Vie En Sante:Kk|マッコリ風味飲料用粉末又は顆粒、及びそれを用いる飲料の調製方法|JPS6217900U|1985-07-18|1987-02-03|||
JPH1146716A|1997-08-01|1999-02-23|Utsubo Katsuobushi Kk|出汁汁用パック|
JP2002186477A|2000-12-19|2002-07-02|Choya Umeshu Co Ltd|飲用セット体|KR101565996B1|2009-09-09|2015-11-05|동아연필 주식회사|니들형 볼펜팁용 축관도구|
KR101251318B1|2010-01-22|2013-04-05|정기철|막걸리 제조용 포장 원료 및 그 제조방법|
US10301583B2|2013-03-14|2019-05-28|Altria Client Services Llc|Flavor system and method for making beverages|
US10524609B2|2013-03-14|2020-01-07|Altria Client Services Llc|Disposable beverage pod and apparatus for making a beverage|
US9771552B2|2014-03-12|2017-09-26|Altria Client Services Llc|Flavor system and method for making sherry wine like beverages|
US9642384B2|2014-03-13|2017-05-09|Altria Client Services Llc|Flavor system and method for making beverages|
法律状态:
2012-01-25| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120124 |
2012-05-23| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120523 |
2012-06-05| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120605 |
2012-11-06| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121106 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]