专利摘要:
高血圧の治療に有用な、次の構造を有する化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは水和物:式中、Rはアンジオテンシン受容体拮抗薬活性の基であり、Yは、からなる群から選択され、Zは−O−または−(CR14R15)−であり、m、n、p、q、およびrは、0および1からなる群から独立して選択され、Xは−O−または−(CR18R19)−であり、R1は、水素、C1−4アルキル、アリールおよびC1−4アルキルアリールからなる群から選択され、R5は、−O−N=N(O)−NR3R4である。
公开号:JP2011510082A
申请号:JP2010544366
申请日:2009-01-08
公开日:2011-03-31
发明作者:アリ,アムジヤド;フランクリン,クリストフアー;ホワイトヘツド,ブレント・アール;ロー,マイケル・マン−チユ
申请人:メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション;
IPC主号:C07D235-20
专利说明:

[0001] (発明の背景)
米国特許第5,138,069号には、2−ブチル−4−クロロ−1−[p−(o−1H−テトラゾール−5−イルフェニル)−ベンジル]イミダゾール−5−メタノールカリウム塩および2−ブチル−4−クロロ−1−[(2’−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル]イミダゾール−5−カルボン酸に関する全般的かつ具体的な記載がある。米国特許第5,136,069号の第261〜263欄は、カプセル、錠剤、注射製剤、および懸濁液を含む本特許に記述した化合物を製造するための一般的手順を記載する。米国特許第5,153,197号は、高血圧患者を治療するための、これらの化合物単体での、また利尿薬と組み合わせての使用について記載する。]
先行技術

[0002] 米国特許第5,136,069号明細書
米国特許第5,153,197号明細書]
[0003] (発明の要旨)
本発明には、2−ブチル−4−クロロ−1−[(2’−(1−H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル]−イミダゾール−5−カルボキシラート誘導体を含むアンジオテンシンII受容体拮抗薬ジアゼニウムジオラート誘導体を含み、これには各種の医薬的に許容可能な塩およびこれらの形態の水和物、ならびにこれらの形態の、制御され持続した、患者への送達のための薬剤の製剤形態が含まれる。]
[0004] 塩には、無機酸に由来するものなど無毒性の塩、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸およびこれに類するもの、または例えば、無機もしくは有機の酸または塩基から形成される四級アンモニウム塩が含まれる。酸付加塩の例としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸水素塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩、およびウンデカン酸塩を含む。塩基塩には、アンモニウム塩、ナトリウム塩およびカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン塩などの有機塩基を有する塩、N−メチル−D−グルカミン、およびアルギニン、リジンなどのアミノ酸を有する塩、ならびにこれに類するものが含まれる。また、塩基性窒素を含む基は、低級ハロゲン化アルキル(例えばメチル、エチル、プロピルおよびブチルの塩化物)、臭化物およびヨウ化物、(ジメチル、ジエチル、ジブチルのような)ジアルキルスルファート、および硫酸ジアミル、長鎖ハロゲン化物(デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルの塩化物など)、臭化物およびヨウ化物、(ベンジルおよびフェネチル臭化物のような)ハロゲン化アラルキル、ならびにその他といった薬剤で四級化され得る。]
[0005] 本発明には、高血圧、うっ血性心不全、肺性高血圧、腎機能不全、腎虚血、腎不全、腎線維症、心不全、心肥大、心臓線維症、心筋虚血、心筋症、糸球体腎炎、腎疝痛、腎障害、脈管障害および神経障害など糖尿病に起因する合併症、緑内障、眼球内圧力の上昇、アテローム性動脈硬化症、血管形成術後再狭窄、血管または心臓の手術に伴う合併症、勃起障害、高アルドステロン症、肺線維症、強皮症、不安、認知障害、免疫抑制薬による治療に伴う合併症、およびレニン−アンジオテンシン系に関連することが知られているその他の疾患を、本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗薬をこれらの状態の1つ以上を有する患者に投与することによって治療するための方法も含まれる。]
実施例

[0006] (発明の詳細な説明および望ましい実施形態)
本発明の化合物は、次の一般式を有するアンジオテンシンII受容体拮抗薬ジアゼニウムジオラート誘導体またはそれらの医薬的に許容可能な塩であり:]
[0007] 式中、Rは以下からなる群から選択され、]
[0008] Yは、]
[0009] からなる群から選択され、
Zは−O−または−(CR14R15)−であり、
m、n、p、q、およびrは、0および1からなる群から独立して選択され、
Xは−O−または−(CR18R19)−で、
R1は、水素、C1−4アルキル、アリール、C1−4アルキルアリーレン、および
アリールC1−4アルキレンからなる群から選択され、
R5は、−O−N=N(O)−NR3R4であり、
R3およびR4は、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキル、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルケニル、置換されていないかまたは置換されたモルホリノ、アミノ、置換されていないかまたは置換されたベンジル、置換されていないかまたは置換されたフェニル、置換されていないかまたは置換されたアリールC1−4アルキルからなる群から独立して選択されるか、あるいはR3およびR4は、それらが結合されている窒素原子とともに、以下からなる群から選択される環を形成し、]
[0010] Qは、−(CR20R21)−、−S−、−N(R6)−および−O−からなる群から選択され、
R6は、水素、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキル、および−COOR22からなる群から選択され、
R8、R9およびR22は、水素および置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキルからなる群から独立して選択され、
R10およびR11は、水素および置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキルからなる群から独立して選択され、
R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、水素、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキル、および置換されていないかまたは置換されたアリールからなる群から独立して選択される。]
[0011] 一実施形態において、R1は、CH3およびCH(CH3)2からなる群から選択される。]
[0012] 別の実施形態において、Yは
−C(R1H)OC(O)X((CR12R13)−(CHR10)m−(CH2)n−Zp−(CH2)q−(CHR11)r−(CR16R17))−R5である。]
[0013] 別の実施形態において、R1はCH3である。]
[0014] 別の実施形態において、R10およびR11は、水素およびCH3からなる群から独立して選択される。]
[0015] 別の実施形態において、R12、R14、およびR16は、水素、CH3、および−C6H5からなる群から独立して選択される。]
[0016] 別の実施形態において、R13、R15およびR17は、水素およびCH3からなる群から独立して選択される。]
[0017] 別の実施形態において、R18、R19、R20、およびR21は水素である。]
[0018] 別の実施形態において、pは1であり、かつm、n、q、およびrは0である。]
[0019] 別の実施形態において、m、pおよびrは1であり、かつnおよびqは0である。]
[0020] 別の実施形態において、m、n、p、qおよびrは1である。]
[0021] 別の実施形態において、CR12R13は、CH2、CH(CH3)、CH(C6H5)、およびC(CH3)2からなる群から選択される。]
[0022] 別の実施形態において、CHR10は、CH2およびCH(CH3)からなる群から選択される。]
[0023] 別の実施形態において、Zは、−O−、−(CH2)−、
−CH(CH3)−、−CH(C6H5)−、および−(C(CH3)2)−からなる群から選択される。]
[0024] 別の実施形態において、CHR11は、CH2およびCH(CH3)からなる群から選択される。]
[0025] 別の実施形態において、CR16R17は、CH2、CH(CH3)、およびCH(C6H5)からなる群から選択される。]
[0026] 別の実施形態において、R3は−CH2CH3または−CH3であり、かつR4は−CH2CH3、−C(CH3)3、−CH(CH3)2、またはシクロヘキシル環であるか、あるいはR3およびR4は、それらが結合されている窒素原子とともに、以下からなる群から選択される環を形成し]
[0027] かつ、すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0028] 別の実施形態において、R3は−CH2CH3およびR4は−CH2CH3であるか、またはR3およびR4は、それらが結合されている窒素原子とともにピロリジン環を形成し、かつその他すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0029] 別の実施形態において、Rは以下からなる群から選択され、]
[0030] かつ、すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0031] 別の実施形態において、R5は以下からなる群から選択され、]
[0032] かつ、すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0033] 別の実施形態において、化合物は、化合物表1および2に示した化合物の群から選択される。]
[0034] ]
[0035] 別の実施形態において、本化合物は次の構造を有する]
[0036] またはそれらの医薬的に許容可能な塩。]
[0037] 本発明の一実施形態において、一般式Iaを有するアンジオテンシンII受容体拮抗薬ジアゼニウムジオラート誘導体またはそれらの医薬的に許容可能な塩であり:]
[0038] 式中、Rは以下からなる群から選択され、]
[0039] Yは−C(R1H)OC(O)X(CH2)0−5(CHR2)R5であり、
XはOまたはCH2であり、
R1は、水素およびC1−4アルキルからなる群から選択され、
R2は、C1−12アルキル、C3−8シクロアルキル、置換されていないかまたは置換されたモルホリノ、アミノ、置換されていないかまたは置換されたベンジル、置換されていないかまたは置換されたフェニル、置換されていないかまたは置換されたアリールC1−4アルキルからなる群から選択され、
R5は、−O−N=N(O)−NR3R4であり、
R3およびR4は、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキル、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルケニル、置換されていないかまたは置換されたモルホリノ、アミノ、置換されていないかまたは置換されたベンジル、置換されていないかまたは置換されたフェニル、置換されていないかまたは置換されたアリールC1−4アルキルからなる群から独立して選択されるか、あるいはR3およびR4は、それらが結合されている窒素原子とともに、以下からなる群から選択される環を形成し、]
[0040] Qは、CH2、SおよびNR6からなる群から選択され、
R6、R8およびR9は、水素および置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキルからなる群から独立して選択され、
R7は、C3−8シクロアルキル、置換されていないかまたは置換されたモルホリノ、アミノ、置換されていないかまたは置換されたベンジル、置換されていないかまたは置換されたフェニル、置換されていないかまたは置換されたアリールC1−4アルキルからなる群から選択される。]
[0041] 式Iaの別の実施形態において、R1はCH3でR2はH、かつ、すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0042] 式Iaの別の実施形態において、R3は−CH2CH3で、R4は−CH2CH3であり、あるいはR3およびR4は、それらが結合されている窒素原子とともにピロリジン環を形成し、かつ、すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0043] 式Iaの別の実施形態において、Rは、以下からなる群から選択され、]
[0044] かつ、すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0045] 式Iaの別の実施形態において、R5は、以下からなる群から選択され、]
[0046] かつ、すべての変数はこれまでに定義したとおりである。]
[0047] 式Iaの別の実施形態において、化合物は、化合物表1および2で示した化合物の群から選択される:]
[0048] ]
[0049] 式Iaの別の実施形態において、化合物は、化合物表1aおよび2aで示した化合物の群から選択される:]
[0050] ]
[0051] 式Iaの別の実施形態において、本化合物は次の構造を有する]
[0052] 本発明の化合物は、1つまたは2つのキラル中心を有することがあり、最高2通り((R)および(S))または4通り(R,R)、(S,S)、(R,S)、および(S,R)の立体異性体が提供される。この発明には、その立体異性体および混合物のすべてが含まれる。別途特に記載のない限り、1種の立体異性体に対する言及は、考えられるどの立体異性体にも適用される。立体異性の組成物が特定されていない場合には、考えられるすべての立体異性体が含まれる。「*」印を付けた構造は、キラル中心である炭素原子の位置を示す。]
[0053] 注記のある場合を除いて本明細書で使用するとき、「アルキル」には、特定数の炭素原子を有する、分岐鎖および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基が含まれることが意図される。明細書全体を通して、アルキル基について一般的に使用される略語を使用し、例えば、メチルは、「Me」またはCH3を含む慣習的な略語または末端基として延長された結合であるシンボル、例えば、]
[0054] で表してもよく、エチルは、「Et」またはCH2CH3で、プロピルは、「Pr」またはCH2CH2CH3
で、ブチルは「Bu」またはCH2CH2CH2CH3、などで表してもよい。例えば「C1−4アルキル」(または「C1−C4アルキル」)は、特定数の炭素原子を有する、すべての異性体を含む直鎖または分岐鎖のアルキル基を意味する。C1−4アルキルには、n−、イソ−、sec−およびt−ブチル、n−およびイソプロピル、エチルおよびメチルが含まれる。数が指定されていない場合には、直鎖または分岐鎖のアルキル基について1から4個の炭素原子が意図される。]
[0055] 用語「アルケニル」には、二重結合で結合した少なくとも2個の炭素原子を含む分鎖および直鎖の両方の不飽和炭化水素基が含まれる。アルケンエチレンは、例えば、「CH2CH2」または代替的に、「H2C=CH2」で表現される。例えば「C2−5アルケニル」(または「C2−C5アルケニル」)は、2個から5個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖のアルケニル基を意味し、すべてのペンテニル異性体、ならびに1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、およびエテニル(またはエチレニル)が含まれる。「C2−3アルケニル」など類似した用語は、類似した意味を持つ。]
[0056] 用語「シクロアルキル」は、特定数の環原子を有する環状のアルカン環を意味する(例えば、「C3−C8シクロアルキル」は、合計3個から8個の炭素原子を持ち、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、またはシクロオクチルなど)。用語「C3−7シクロアルキル」、「C3−6シクロアルキル」、「C5−7シクロアルキル」およびこれに類するものは、類似した意味を持つ。]
[0057] 用語「アリール」は、単純な芳香環に由来する官能基または置換基、例えば、フェニル、ベンジル、トリル、o−キシリルを指す。用語「ベンジル」は−CH2C6H5を指す。用語「フェニル」は−C6H5を指す。]
[0058] アルキルアリーレンという用語(例えば、C1−4アルキルアリーレン)は、置換基のアリール部分が置換された分子に結合された置換基、例えば]
[0059] を指す。]
[0060] アリールアルキレンという用語(例えば、アリールC1−4アルキレン)は、置換基のアルキル部分が置換された分子に結合された置換基、例えば]
[0061] を指す。]
[0062] 用語「アミノ」はNH2を指す。]
[0063] 用語「モルホリノ」は、次の環]
[0064] を指す。]
[0065] 別途示されていない限り、用語「複素環」(および「複素環式」または「ヘテロシクリル」などそのバリエーション)は広義に(i)安定した4員から8員の飽和もしくは不飽和の単環式の環、(ii)安定した7員から12員の二環系、または(iii)安定した11員から15員の三環式の環系を意味するが、ここで(ii)および(iii)の各環は、他の単一または複数の環から独立しているか、またはそれに融合し、かつ各環は、飽和または不飽和で、また単環式の環、二環系または三環系には、N、OおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子(例えば、1個から6個のヘテロ原子、または1個から4個のヘテロ原子)およびそれにつりあう炭素原子(単環式の環には一般に少なくとも1個の炭素原子が含まれ、ならびに二環系および三環系には、一般に少なくとも2個の炭素原子が含まれる)が含まれ、さらにここで1個以上の任意の窒素および硫黄ヘテロ原子は、任意に酸化型であり、また1個以上の任意の窒素ヘテロ原子は任意に四級化されている。別途特定しない限り、複素環は、結合の結果として安定した構造が形成されれば、任意のヘテロ原子または炭素原子で結合してもよい。別途特定しない限り、複素環が置換基を有するとき、安定した化学構造を生じれば、置換基は、ヘテロ原子または炭素原子のどちらであるかによらず、環内の任意の原子に結合してもよいことが理解される。]
[0066] 飽和複素環は、複素環のサブセットを形成する。別途別の意味で明示しない限り、用語「飽和複素環式」は一般に、環系(単環または多環のどちらであるかのよらない)全体が飽和している、上記で定義した複素環をいう。用語「飽和複素環」は、炭素原子およびN、OおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子で構成される、4員から8員の飽和した単環式の環、安定な7員から12員の二環系、または安定な11員から15員の三環系をいう。代表例には、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼパニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、およびテトラヒドロフリル(またはテトラヒドロフラニル)が含まれる。]
[0067] 不飽和複素環は、複素環の別のサブセットを形成する。別途別の意味で明示しない限り、用語「不飽和複素環式」は一般に、環系(単環または多環のどちらであるかによらない)全体が飽和していない、上記で定義した複素環をいい、つまり、こうした環は不飽和または部分的に不飽和のいずれかである。別途別の意味で明示しない限り、用語「ヘテロ芳香族環」は、炭素原子およびN、OおよびSから選択される1個以上のヘテロ原子で構成される5員または6員の単環式芳香環、7員から12員の二環系、または11員から15員の三環系をいう。少なくとも1個の窒素原子(例えば、ピリジン)を含む置換された複素環式芳香環の場合、こうした置換は、N−酸化物の生成を生じるものでもありうる。ヘテロ芳香族環の代表例には、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チエニル(またはチオフェニル)、チアゾリル、フラニル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、およびチアジアゾリルが含まれる。]
[0068] 二環式ヘテロ環の代表例には、ベンゾトリアゾリル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、イソインドリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、クロマニル、イソクロマニル、テトラヒドロキノリニル、キノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾ−1,4−ジオキシニル(つまり、]
[0069] )、イミダゾ(2,1−b)(1,3)チアゾール、(つまり、]
[0070] )、およびベンゾ−1,3−ジオキソリル(つまり、]
[0071] )が含まれる。本明細書の一定の文脈において、]
[0072] は別に、隣接した2個の炭素原子に結合した置換基メチレンジオキシを有するフェニルを指す。]
[0073] 用語「ヘテロアリール」は、単独または組み合わせで、1個から4個の窒素原子を含む6員の芳香環である一定の複素環、1個から3個の窒素原子を含むベンゾ縮合された6員の芳香環、1個の酸素、1個の窒素または1個の硫黄原子を含む5員の芳香環、1個の酸素、1個の窒素または1個の硫黄原子を含むベンゾ縮合された5員の芳香環、酸素、窒素および硫黄から独立して選択される2個のヘテロ原子を含む5員の芳香環およびこうした環のベンゾ縮合誘導体、3個の窒素原子を含む5員の芳香環およびそのベンゾ縮合誘導体、テトラゾリル環、チアゾール環、またはクマリニルを指す。]
[0074] こうした環系の例は、フラニル、チエニル、ピロリル、ピリジニル、ピリミジニル、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、イミダゾリル、トリアジニル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ベンゾチエニル、キナゾリニルおよびキノキサリニルである。]
[0075] 「置換されていない」のみまたは「置換された」のみで別途注記のない限り、モルホリノ、ベンジル、フェニル、アリール、アルキル、アルケニル、およびシクロアルキル基は、置換されていないか、または置換されたものであり、置換された基は、残りの化合物への結合点に加えて、1個から3個の置換基を含んでいてもよく、こうした置換基は、安定な化合物の形成を生じる。望ましくは、置換基は、限定はされないものの、ハロ、C1−C20アルキル、CF3、NH2、N(C1−C6アルキル)2、NO2、オキソ、CN、N3、−OH、−O(C1−C6アルキル)、C3−C10シクロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、(C0−C6アルキル)S(O)0−2−、アリール−S(O)0−2−、(C0−C6アルキル)S(O)0−2(C0−C6アルキル)−、(C0−C6アルキル)C(O)NH−、H2N−C(NH)−、−O(C1−C6アルキル)CF3、(C0−C6アルキル)C(O)−、(C0−C6アルキル)OC(O)−、(C0−C6アルキル)O(C1−C6アルキル)−、(C0−C6アルキル)C(O)1−2(C0−C6アルキル)−、(C0−C6アルキル)OC(O)NH−、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアルキル、ハロ−アリール、ハロ−アラルキル、ハロ−複素環、ハロ−ヘテロシクリルアルキル、シアノ−アリール、シアノ−アラルキル、シアノ−複素環およびシアノ−ヘテロシクリルアルキルが含まれる群から選択される。]
[0076] 本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗薬は、高血圧、うっ血性心不全、肺性高血圧、腎機能不全、腎虚血、腎不全、腎線維症、心不全、心肥大、心臓線維症、心筋虚血、心筋症、糸球体腎炎、腎疝痛、腎障害、脈管障害および神経障害などの糖尿病に起因する合併症、緑内障、眼球内圧力の上昇、アテローム性動脈硬化症、血管形成術後再狭窄、血管または心臓の手術に伴う合併症、勃起障害、高アルドステロン症、肺線維症、強皮症、不安、認知障害、免疫抑制薬による治療に伴う合併症、およびレニン−アンジオテンシン系に関連することが知られているその他の疾患に関連する疾患の治療および/または予防に有用である。]
[0077] 本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗薬は、高血圧、うっ血性心不全、肺性高血圧、腎機能不全、腎虚血、腎不全、腎線維症、心不全、心肥大、心臓線維症、心筋虚血、心筋症、腎障害、脈管障害および神経障害などの糖尿病に起因する合併症に関連する疾患の治療および/または予防に特に有用である。]
[0078] 一実施形態において、本発明は、レニン−アンジオテンシン系のジスレグラチオンに関連した疾患の治療および/または予防の方法、特に上述の疾患の治療または予防の方法に関し、前記方法は、患者に医薬品として活性な量の本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗薬を投与することを含む。]
[0079] 本発明はまた、上述の疾患の治療および/または予防のための薬剤の製造のための、本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗薬の使用に関する。]
[0080] 上述の本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗薬はまた、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例えば、アラセプリル、ベナゼプリル、カプトプリル、セロナプリル、シラザプリル、デラプリル、エナラプリル、エナラプリラット、ホシノプリル、イミダプリル、リシノプリル、モベルチプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリル、スピラプリル、テモカプリル、またはトランドラプリル)、中性エンドペプチダーゼ阻害剤(例えば、チオルファンおよびホスホラミドン)、アルドステロン拮抗薬、レニン阻害剤(例えば、ジ−およびトリ−ペプチドの尿素誘導体(米国特許第5,116,835号を参照)、アミノ酸および誘導体(米国特許第5,095,119号および第5,104,869号)、非ペプチド結合により結合したアミノ酸鎖(米国特許第5,114,937号)、ジ−およびトリ−ペプチド誘導体(米国特許第5,106,835号)、ペプチジルアミノジオール(米国特許第5,063,208号および第4,845,079号)およびペプチジルβ−アミノアシルアミノジオールカルバマート(米国特許第5,089,471号)、また、米国特許第5,071,837号、第5,064,965号、第5,063,207号、第5,036,054号、第5,036,053号、第5,034,512号および第4,894,437号に開示されているその他多様なペプチド類似体、および小分子レニン阻害剤(ジオールスルホンアミドおよびスルフィニル(米国特許第5,098,924号)、N−モルホリノ誘導体(米国特許第5,055,466号)、N−複素環式アルコール類(米国特許第4,885,292号)およびピロールイミダゾロン(米国特許第5,075,451号)、また、ペプスタチン誘導体(米国特許第4,980,283号)およびスタトンを含むペプチドのフルオロ−およびクロロ−誘導体(米国特許第5,066,643号)、エナルキレン、RO 42−5892、A 65317、CP 80794、ES1005、ES 8891、SQ 34017、アリスキレン((2S,4S,5S,7S)−N−(2−カルバモイル−2−メチルプロピル)−5−アミノ−4−ヒドロキシ−2,7−ジイソプロピル−8−[4−メトキシ−3−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−ヘミフマル酸オクタンアミド)SPP600、SPP630およびSPP635など)、エンドセリン受容体拮抗薬、血管拡張薬、カルシウムチャネル遮断薬(例えば、アムロジピン、ニフェジピン、ベラパミル、ジルチアゼム、ガロパミル、ニルジピン、ニモジピン、ニカルジピン)、カリウムチャネル活性化剤(例えば、ニコランジル、ピナシジル、クロマカリム、ミノキシジル、アプリカリム、ロプラゾラム)、利尿薬(例えば、ヒドロクロロチアジド)、交感神経遮断薬、βアドレナリン遮断薬(例えば、プロプラノロール、アテノロール、ビソプロロール、カルベジロール、メトプロロール、または酒石酸メトプロロール)、αアドレナリン拮抗薬(例えば、ドキサゾシン、プラゾシンまたはαメチルドーパ)、中枢性αアドレナリン作動薬、末梢血管拡張薬(例えばヒドララジン)、高脂血症治療薬(例えば、シンバスタチン、ロバスタチン、エゼチミブ、アトルバスタチン、プラバスタチン)、インスリン感作物質および関連化合物(例えば、ムラグリタザル、グリピジド、メトホルミン、ロシグリタゾン)を含む代謝改変剤)、または上述の疾患の予防もしくは治療に有益なその他の薬物(ニトロプルシドおよびジアゾキシドなど)を含む他の薬理学的に活性の化合物との組み合わせでの使用にも関する。]
[0081] アンジオテンシンII受容体拮抗薬を使用した投薬療法は、患者のタイプ、種、年齢、体重、性別および病状、治療する状態の重症度、投与経路、患者の腎臓および肝臓の機能、ならびに使用される特定の化合物またはその塩を含む多様な要因に従い選択される。通常の技能を持つ医師または獣医であれば、状態の進行を阻止、対抗、または制止するために必要な薬物の有効量をたやすく決定すること、および処方することができる。]
[0082] 表示された効果のために使用するとき、アンジオテンシンII受容体拮抗薬の経口投与量は、体重1kg 1日当たり約0.0125mg〜約7.5mg(mg/kg/day)、好ましくは0.0125mg/kg/day〜3.75mg/kg/day、またさらに好ましくは0.3125mg/kg/day〜1.875mg/kg/dayの範囲である。例えば、80 kgの患者であれば、約1mg/day〜600mg/dayの間、好ましくは1mg/day〜300mg/day、またさらに好ましくは25mg/day〜150mg/dayの投与を受けることになる。よって、1日1回の投与用に適切に調合された薬剤には、1mg〜600mgの間、好ましくは1mg〜300mgの間、またさらに好ましくは25mg〜300mgの間、例えば、25mg、50mg、100mg、150、200、250および300mgが含まれる。有利なことに、アンジオテンシンII受容体拮抗薬は、1日2回、3回、または4回の分割量で投与しうる。1日2回の投与では、適切に調合された薬剤には、0.5mg〜300mg、好ましくは0.5mg〜150mg、より好ましくは12.5mg〜150mg、例えば、12.5mg、25mg、50mg、75mg、100mg、125mgおよび150mgが含まれる。]
[0083] 本発明のアンジオテンシンII受容体拮抗薬は、錠剤、カプセルおよび顆粒などの経口の形態で投与することができる。アンジオテンシンII受容体拮抗薬は一般に、下記に説明する適切な製薬用結合剤と混合した有効成分として投与される。% w/wは、組成物全体と比較した、示された組成物の成分の重量パーセントを表す。これらの投与形態で使用される適切な賦形剤には、微結晶性セルロース、珪化微結晶性セルロース、リン酸二カルシウム、ラクトース、マンニトール、およびデンプンが含まれ、好ましくは微結晶性セルロース、リン酸二カルシウム、ラクトースまたはその混合物が含まれる。適切な結合剤には、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、デンプン、ゼラチン、ブドウ糖またはβ−ラクトースなどの天然の糖類、コーン甘味料、アカシア、トラガントまたはアルギン酸ナトリウムなどの天然ゴムおよび合成ゴム、ルボキシメチルセルロース、ならびにポリビニールピロリドンが含まれる。これらの投与形態で使用される潤滑剤には、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、ステアリン酸およびこれに類するもの、好ましくはステアリン酸マグネシウムが含まれる。適切な被覆組成物には、不溶性のポリマー(エチルセルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロースおよびEudragit(登録商標)として商業的に知られるアクリラート共重合体などの水性分散液または有機溶液が含まれる。可塑剤には、クエン酸トリエチル、セバシン酸ジブチル、フタル酸ジブチル、トリアセチンおよびヒマシ油が含まれる。粘着防止剤には、タルク、カオリン、コロイド状シリカまたはその混合物が含まれる。]
[0084] 2−ブチル−4−クロロ−1−[(2’−(1−H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル)メチル]−イミダゾール−5−カルボン酸は、一カリウム塩(ロサルタンカリウム塩としても知られる)として入手できる2−ブチル−4−クロロ−1−[p−(o−1H−テトラゾール−5−イルフェニル)−ベンジル]イミダゾール−5−メタノールの活性代謝物である。ロサルタンカリウム塩は、COZAAR(登録商標)(Merck & Co.,Inc.、(ニュージャージー州ホワイトハウス・ステーション))の有効成分として商業的に入手できる。ロサルタンカリウム塩の製造は、米国特許第5,138,069号、第5,130,439号、および第5,310,928号に記載がある。ロサルタンカリウム塩の合成に有用なテトラゾリルフェニルボロン酸中間体は、米国特許第5,206,374号に記載がある。ロサルタンの生成に有用な手順について記載したその他の特許には、米国特許第4,820,843号、第4,870,186号、第4,874,867号、第5,039,814号、および第5,859,258号がある。]
[0085] 中間体1]
[0086] ナトリウム1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
N−tert−ブチルメチルアミン(151g、1.73mol)のメタノール溶液(3L)に、ナトリウムメトキシド(400mL、1.73mol)の25wt%メタノール溶液を加えた。酸化窒素(250psi)下で、溶液を25℃で24時間撹拌した。真空内でメタノールを除去し、ジエチルエーテルを加えると白色の固体が沈殿した。固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空下で25℃で乾燥させると、表題の化合物が得られた。1H NMR(500MHz,D2O)δ 1.17(s,9H),2.71(s,3H)。]
[0087] 中間体2]
[0088] ナトリウム1−(N−エチルイソプロピルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬N−tert−ブチルメチルアミンをN−エチルイソプロピルアミンで置き換えたことを除き、中間体1についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,D2O)δ 1.06(t,J=7.1Hz,3H),1.13(d,J=6.4Hz,6H),3.08(q,J=7.1Hz,2H),3.39(septet,J=6.4Hz,1H)。]
[0089] 中間体3]
[0090] ナトリウム1−(N−エチルシクロヘキシルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬N−tert−ブチルメチルアミンをN−エチルシクロヘキシルアミンで置き換えたことを除き、中間体1についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,D2O)δ 1.05(t,J=7.1Hz,3H),1.10−1.20(m,1H),1.20−1.32(m,5H),1.76−1.83(m,4H),2.99−3.05(m,1H),3.08(q,J=6.8Hz,2H)。]
[0091] 中間体4]
[0092] ナトリウム1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬N−tert−ブチルメチルアミンをN−tert−ブチルエチルアミンで置き換えたことを除き、中間体1についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,D2O)δ 0.90(t,J=7.0Hz,3H),1.18(s,9H),3.06(q,J=6.9Hz,2H)。]
[0093] 中間体5]
[0094] ナトリウム1−[2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬N−tert−ブチルメチルアミンを(±)−2−ピペリジンメタノールで置き換えたことを除き、中間体1についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,D2O)δ 1.34(tq,J=4.1,13.2Hz,1H),1.48(dq,J=3.4,13.3Hz,1H),1.58−1.70(m,1H),1.80(tt,J=3.2,13.5Hz,2H),1.93(qd,J=3.0,10.3Hz,1H),3.02−3.13(m,3H),3.34(dd,J=5.7,11.7Hz,1H),3.41(dd,J=3.2,11.7Hz,1H)。]
[0095] 中間体6]
[0096] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(363mg、2.34mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)懸濁液に、3−ブロモプロパン−1−オール(205μL、2.34mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波で加熱(80℃、10分)し、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチル/ヘキサンで溶出させると、表題の化合物が無色の液体として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.09(t,J=7.1Hz,6H),1.66(t,J=5.1Hz,1H),2.02(quintet,J=6.3Hz,2H),3.09(q,J=7.2Hz,4H),3.79(q,J=5.6Hz,2H),4.42(t,J=6.3Hz,2H)。]
[0097] 中間体7]
[0098] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−エチルイソプロピルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(N−エチルイソプロピルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.06(t,J=7.1Hz,3H),1.13(d,J=6.4Hz,6H),2.00(quintet,J=6.2Hz,2H),3.08(q,J=7.1Hz,2H),3.39(septet,J=6.4Hz,1H),3.74−3.80(m,2H),4.42(t,J=6.2Hz,2H)。]
[0099] 中間体8]
[0100] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−エチルシクロヘキシルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(N−エチルシクロヘキシルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.05(t,J=7.1Hz,3H),1.10−1.20(m,1H),1.20−1.30(m,4H),1.59−1.66(m,1H),1.75−1.83(m,4H),2.00(quintet,J=6.2Hz,2H),2.98−3.05(m,1H),3.08(q,J=6.8Hz,2H),3.77(q,J=5.7Hz,2H),4.42(t,J=6.4Hz,2H)。]
[0101] 中間体9]
[0102] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.22(s,9H),2.01(quintet,J=6.2Hz,2H),2.80(s,3H),3.76(t,J=5.2Hz,2H),4.40(t,J=6.4Hz,2H)。]
[0103] 中間体10]
[0104] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.02(t,J=6.9Hz,3H),1.22(s,9H),1.98(quintet,J=6.2Hz,2H),3.09(q,J=7.1Hz,2H),3.75(t,J=6.0Hz,2H),4.41(t,J=6.4Hz,2H)。]
[0105] 中間体11]
[0106] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(Saavedra,J.E.;Billiar T.R.;Williams,D.L.;Kim,Y.−M.;Watkins,S.C.;Keefer,L.K.J.Med.Chem.1997,40,1947−1954に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.89(quintet,J=6.0Hz,2H),1.90−2.00(m,4H),3.55(t,J=7.0Hz,4H),3.63(t,J=6.0Hz,2H),4.31(t,J=6.0Hz,2H)。]
[0107] 中間体12]
[0108] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(『Chakrapani,H.;Showalter,B.M.;Citro,M.L.;Keefer,L.K.;Saavedra,J.E.Org.Lett.2007,9,4551−4554』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.02(d,J=5.9Hz,3H),1.30−1.50(m,1H),1.64−1.83(m,5H),2.00(quintet,J=5.9Hz,2H),3.14−3.24(m,3H),3.77(t,J=5.7Hz,2H),4.42(t,J=6.4Hz,2H)。]
[0109] 中間体13]
[0110] O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(『Chakrapani,H.;Showalter,B.M.;Citro,M.L.;Keefer,L.K.;Saavedra,J.E.Org.Lett.2007,9,4551−4554』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.02(d,J=6.2Hz,6H),1.38−1.50(m,2H),1.60−1.71(m,2H),1.76−1.82(m,2H),2.00(quintet,J=6.1Hz,2H),3.13−3.22(m,2H),3.77(t,J=5.5Hz,2H),4.44(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0111] 中間体14]
[0112] O2−[(2R)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールを(R)−(−)−3−ブロモ−2−メチル−1−プロパノールで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.98(d,J=7.0Hz,3H),1.09(t,J=7.0Hz,6H),1.74(br s,1H),2.13−2.22(m,1H),3.09(q,J=7.0Hz,4H),3.63(d,J=5.5Hz,2H),4.25(d,J=5.5Hz,2H)。]
[0113] 中間体15]
[0114] O2−(4−ヒドロキシブチル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールを4−ブロモ−1−ブタノールで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.06(t,J=7.0Hz,6H),1.60−1.68(m,2H),1.79−1.87(m,2H),1.93(br s,1H),3.06(q,J=7.0Hz,4H),3.60−3.67(m,2H),4.29(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0115] 中間体16]
[0116] O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールを5−ブロモ−1−ペンタノールで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.04(t,J=7.0Hz,6H),1.43(quintet,J=7.5Hz,2H),1.56(quintet,J=7.5Hz,2H),1.75(quintet,J=7.5Hz,2H),1.95(br s,1H),3.03(q,J=7.0Hz,4H),3.59(t,J=6.5Hz,2H),4.23(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0117] 中間体17]
[0118] O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体16についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.23(s,9H),1.38(br s,1H),1.47(quintet,J=7.0Hz,2H),1.60(quintet,J=7.0Hz,2H),1.80(quintet,J=7.0Hz,2H),2.81(s,3H),3.64(t,J=6.5Hz,2H),4.26(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0119] 中間体18]
[0120] O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体16についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.03(t,J=7.0Hz,3H),1.23(s,9H),1.42−1.50(m,2H),1.59(quintet,J=7.0Hz,2H),1.79(quintet,J=7.0Hz,2H),3.10(q,J=6.5Hz,2H),3.63(t,J=6.5Hz,2H),4.27(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0121] 中間体19]
[0122] O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体16についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.01(d,J=6.0Hz,3H),1.30−1.50(m,4H),1.59(quintet,J=7.0Hz,2H),1.67−1.83(m,6H),3.13−3.22(m,3H),3.63(t,J=6.5Hz,2H),4.27(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0123] 中間体20]
[0124] O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体16についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.01(d,J=6.5Hz,6H),1.38−1.50(m,6H),1.55−1.62(m,2H),1.75−1.83(m,4H),3.12−3.20(m,2H),3.63(t,J=6.5Hz,2H),4.29(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0125] 中間体21]
[0126] O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−[4−(エトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(4−エトキシカルボニルピペラジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(『Saavedra,J.E.;Booth,M.N.;Hrabie,J.A.;Davies,K.M.;Keefer,L.K.J.Org.Chem.1999,64,5124−5131』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体16についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.24(t,J=7.0Hz,3H),1.41−1.51(m,2H),1.53−1.61(m,1H),1.71−1.80(m,3H),3.30−3.38(m,4H),3.41−3.47(m,1H),3.58−3.66(m,5H),4.12(q,J=7.0Hz,2H),4.19(q,J=6.0Hz,2H)。]
[0127] 中間体22]
[0128] O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−[2−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:O2−(5−(ベンジルオキシ)ペンチル)1−[2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−[2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたこと、および3−ブロモプロパン−1−オールをベンジル5−ブロモペンチルエーテルで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。LC−MS(M+H)実測値352.4。]
[0129] ステップB:O2−(5−(ベンジルオキシ)ペンチル)1−[2−(カルボキシラト)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ルテニウム(IV)酸化物(24mg、0.18mmol)を、O2−(5−(ベンジルオキシ)ペンチル)1−[2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(517mg、1.47mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(940mg、4.39mmol)のアセトニトリル/酢酸エチル/水(1:1:1)溶液(9mL)に加えた。反応混合物を1時間撹拌し、珪藻土パッドを通してろ過した。共沸させて水を除去し、残留物をジエチルエーテル(15mL)に入れた。生成物を1N水酸化ナトリウム溶液(5mL)に抽出した。水溶性の抽出物を1N塩酸(6mL)で中和し、ジエチルエーテル(3×25mL)中に抽出した。有機抽出物を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させると(硫酸マグネシウム)、表題の化合物が褐色の油として得られた。LC−MS(M+H)実測値366.4。]
[0130] ステップC:O2−(5−(ベンジルオキシ)ペンチル)1−[2−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
(トリメチルシリル)ジアゾメタン(0.43mL、0.86mmol)の2.0Mヘキサン溶液を、tert−ブチルメチルエーテル(3mL)と、O2−(5−(ベンジルオキシ)ペンチル)1−[2−(カルボキシラト)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(315mg、0.862mmol)のメタノール(0.20mL)溶液に周囲温度で滴下して加えた。反応混合物を30分間撹拌し、真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−70%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が黄色の油として得られた。LC−MS(M+H)実測値380.5。]
[0131] ステップD:O2−(5−ヒドロキシペンチル)1−[2−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
炭素上のパラジウム(29mg、0.03mmol)をO2−(5−(ベンジルオキシ)ペンチル)1−[2−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(91mg、0.24mmol)のエタノール溶液(5mL)に加えた。反応槽を空にし、水素を、バルーンを通して導入して充填した。24時間後、反応混合物を、珪藻土を通してろ過し、残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が黄色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.44−1.50(m,2H),1.51−1.57(m,2H),1.61−1.68(m,2H),1.72− 1.80(m,2H),1.80−1.89(m,2H),1.98−2.04(m,2H),3.47(t,J=6.4Hz,2H),3.50−3.56(m,1H),3.58−3.63(m,1H),3.70(s,3H),4.21(t,J=6.8Hz,2H),4.43(t,J=5.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値290.4。]
[0132] 中間体23]
[0133] O2−(6−ヒドロキシヘキシル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールを6−ブロモ−1−ヘキサノールで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.04(t,J=7.0Hz,6H),1.29−1.41(m,2H),1.47−1.56(m,2H),1.69−1.77(m,2H),1.92−2.03(m,2H),3.03(q,J=7.0Hz,4H),3.58(t,J=6.5Hz,2H),4.22(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0134] 中間体24]
[0135] O2−(7−ヒドロキシヘプチル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬5−ブロモ−1−ペンタノールを7−ブロモ−1−ヘプタノールで置き換えたことを除き、中間体20についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.00(d,J=6.0Hz,6H),1.28−1.48(m,8H),1.49−1.58(m,4H),1.70−1.79(m,4H),3.11−3.19(m,2H),3.60(t,J=7.0Hz,2H),4.26(t,J=7.0Hz,2H)。]
[0136] 中間体25]
[0137] O2−(6−ヒドロキシヘキサン−2−イル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールを5−ブロモヘキサン−1−オール(『Pelletier,J.D.;Poirier,D.Tetrahedron Lett.1994,35,1051−1054』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体9についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.23(s,9H),1.35(d,J=6.4Hz,3H),1.42−1.52(m,2H),1.54−1.66(m,3H),1.78−1.86(m,1H),2.80(s,3H),3.63(t,J=6.4Hz,2H),4.43(sextet,J=6.4Hz,1H)。]
[0138] 中間体26]
[0139] O2−(5−ヒドロキシ−1−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:1−フェニルペンタン−1,5−ジオール
水素化アルミニウムリチウム(2.80mL、5.60mmol)の2.0Mテトラヒドロフラン溶液を、メチル5−オキソ−5−フェニルペンタノアート(500mg、2.78mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)に0℃で加えた。反応混合物を1時間撹拌し、水(0.2mL)、10%水酸化ナトリウム溶液(0.2mL)、および水(0.6mL)を順に加えて反応を止めた。これを真空内で濃縮すると表題の化合物が無色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.32−1.42(m,1H),1.46−1.55(m,1H),1.56−1.64(m,2H),1.70−1.78(m,1H),1.78−1.88(m,1H),3.63(t,J=6.6Hz,2H),4.68(dd,J=5.7,7.8Hz,1H),7.25−7.30(m,1H),7.32−7.35(m,4H)。]
[0140] ステップB:5−ブロモ−5−フェニルペンタン−1−オール
三臭化ホウ素(1.2mL、12.69mol)を、1−フェニルペンタン−1,5−ジオール(1.89g、10.52mmol)のジクロロメタン溶液(40mL)に0℃で徐々に加えた。反応混合物を1時間撹拌し、水で反応を止めた。水層をジクロロメタン(3×10mL)で抽出し、混合有機物を乾燥させた(硫酸マグネシウム)。残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が黄色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.33−1.44(m,1H),1.52−1.70(m,2H),1.90−2.00(m,1H),2.13−2.22(m,1H),2.27−2.36(m,1H),3.65(t,J=6.3Hz,2H),4.96(dd,J=6.9,8.0Hz,1H),7.24−7.30(m,1H),7.33(t,J=7.8Hz,2H),7.39(d,J=7.1Hz,2H)。]
[0141] ステップC:O2−(5−ヒドロキシ−1−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールを5−ブロモ−5−フェニルペンタン−1−オールで置き換えたことを除き、中間体9についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.08(s,9H),1.46−1.50(m,2H),1.48−1.60(m,2H),1.87−1.96(m,1H),2.10−2.20(m,1H),2.74(s,3H),3.62(t,J=6.2Hz,2H),5.22(t,J=6.6Hz,1H),7.26−7.29(m,1H),7.30−7.32(m,4H)。]
[0142] 中間体27]
[0143] O2−(5−ヒドロキシ−2−メチルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:エチル5−ヨード−4−メチルペンタノアート
ボランテトラヒドロフラン錯体(15.0mL、15.0mmol)の1.0Mテトラヒドロフラン溶液をエチル4−メチル−4−ペンテノアート(6.07g、42.7mmol)のテトラヒドロフラン溶液(7mL)に0℃で徐々に加えた。溶液を50℃まで1時間加熱した後、周囲温度まで冷ました。無水メタノール(1mL)を加えて、過剰な水素化物をクエンチした後、メタノール中の酢酸ナトリウム(43mL、43.0mmol)を加えた。この反応混合物に、周囲温度で一塩化ヨウ素(1.5mL、30mmol)を徐々に加えた。反応混合物を2時間撹拌し、水(50mL)に注いだ。飽和した水溶性チオ硫酸ナトリウムを加え、混合物をジエチルエーテル(3×100mL)で抽出した。混合した有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が無色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.00(d,J=5.5Hz,3H),1.25(t,J=7.0Hz,3H),1.45−1.60(m,2H),1.70−1.78(m,1H),2.30(t,J=7.1Hz,2H),3.15(dd,J=4.7,9.4Hz,1H),3.21(dd,J=6.3,9.4Hz,1H),4.12(q,J=7.1Hz,2H)。]
[0144] ステップB:O2−(5−エトキシ−2−メチル−5−オキソペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬5−ブロモ−1−ペンタノールをエチル5−ヨード−4−メチルペンタノアートで置き換えたことを除き、中間体17についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.97(d,J=6.6Hz,3H),1.23(s,9H),1.24(t,J=7.1Hz,3H),1.46−1.56(m,2H),1.75−1.84(m,1H),1.86−2.02(m,2H),2.80(s,3H),4.00−4.10(m,2H),4.11(q,J=7.0Hz,2H)。]
[0145] ステップC:O2−(5−ヒドロキシ−2−メチルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬メチル5−オキソ−5−フェニルペンタノアートをO2−(5−エトキシ−2−メチル−5−オキソペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体26についての手順Aに従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.96(d,J=6.9Hz,3H),1.23(s,9H),1.49−1.58(m,1H),1.64−1.71(m,1H),1.73−1.82(m,2H),1.93−2.20(m,1H),2.80(s,3H),4.03−4.12(m,2H),4.18(t,J=6.7Hz,2H)。]
[0146] 中間体28]
[0147] O2−(5−ヒドロキシ−3−メチルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:5−ヨード−3−メチルペンタン−1−オール
3−メチル−1,5−ペンタンジオール(26.9g、239mmol)をアセトニトリル(300mL)に入れた溶液に、ヨウ化ナトリウム(35.9g、239mmol)を加え、ジルコニウム(IV)塩化物(6.6mL、80mmol)を何回かに分けて加えた。懸濁液を90℃で20分間加熱し、ジエチルエーテル(200mL)で希釈し、水、飽和チオ硫酸ナトリウム溶液、およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、ろ過し、真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が黄色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.90(d,J=6.5Hz,3H),1.36−1.44(m,1H),1.55−1.64(m,1H),1.64−1.75(m,2H),1.84−1.92(m,1H),2.16(br s,1H),3.13−3.19(m,1H),3.21−3.27(m,1H),3.62−3.72(m,2H)。]
[0148] ステップB:O2−(5−ヒドロキシ−3−メチルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬5−ブロモ−1−ペンタノールを5−ヨード−3−メチルペンタン−1−オールで置き換えたことを除き、中間体17についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.91(d,J=6.5Hz,3H),1.19(s,9H),1.42(qd,J=7.0,14.0Hz,1H),1.52−1.61(m,2H),1.68−1.84(m,2H),1.97(br s,1H),2.77(s,3H),3.58−3.69(m,2H),4.22−4.32(m,2H)。]
[0149] 中間体29]
[0150] O2−[3−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチルペンチル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−メチル−1,5−ペンタンジオールを3−イソプロピルペンタン−1,5−ジオール(『Irwin,A.J.;Jones,J.B.J.Am.Chem.Soc.1977,99,556−561』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体28についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.88(d,J=6.5Hz,6H),1.25(s,9H),1.37−1.46(m,1H),1.60−1.84(m,5H),1.98(br s,1H),2.82(s,3H),3.64−3.72(m,2H),4.25−4.37(m,2H)。]
[0151] 中間体30]
[0152] O2−(5−ヒドロキシ−3−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:3−フェニルペンタン−1,5−ジオール
3−フェニルグルタル酸(3.39g、16.3mmol)をテトラヒドロフラン(163mL)に溶解し、0℃に冷ました。ボランテトラヒドロフラン錯体(65mL、65mmol)の1.0Mテトラヒドロフラン溶液を滴下して加え、反応を夜通し室温まで温まるようにした。0℃まで冷まし、メタノールで徐々に、続いて水で反応を止め、真空内で濃縮した。その結果生じる固体を、1N塩酸とともに20分間撹拌した。溶液を酢酸エチルに抽出した。混合有機質層を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、ろ過し、真空内で濃縮した。残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチルで溶出すると表題の化合物が無色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.75−1.86(m,2H),1.86−1.96(m,2H),2.45(br s,2H),2.87−2.95(m,1H),3.39−3.48(m,2H),3.49−3.57(m,2H),7.15−7.22(m,3H),7.25−7.31(m,2H)。]
[0153] ステップB:5−ブロモ−3−フェニルペンタン−1−オール
3−フェニルペンタン−1,5−ジオール(452mg、2.51mmol)を48%水溶性臭化水素酸(284μL、2.51mmol)およびトルエン(2.5mL)に溶解し、封管内に入れ、マイクロ波で180℃で10分間加熱した。混合物を冷却し、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が無色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.57(br s,1H),1.81−1.97(m,2H),2.08−2.23(m,2H),2.97(quintet,J=5.0Hz,1H),3.06−3.14(m,1H),3.24−3.31(m,1H),3.42−3.49(m,1H),3.49−3.56(m,1H),7.17−7.25(m,3H),7.28−7.33(m,2H)。]
[0154] ステップC:O2−(5−ヒドロキシ−3−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬5−ブロモ−1−ペンタノールを5−ブロモ−3−フェニルペンタン−1−オールで置き換えたことを除き、中間体17についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.23(s,9H),1.83−2.06(m,4H),2.15−2.24(m,1H),2.97(s,3H),3.43−3.51(m,1H),3.51−3.57(m,1H),4.04−4.15(m,2H),7.16−7.24(m,3H),7.27−7.32(m,2H)。]
[0155] 中間体31]
[0156] O2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:2−(2−ブロモエトキシ)エタノール
三臭化リン(1.19mL、12.6mmol)をジエチレングリコール(10.0mL、105mmol)に0℃で溶解し、封管に入れ、マイクロ波で180℃で5分間加熱した。混合物を冷却し、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が無色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 2.36(br s,1H),3.48(t,J=6.0Hz,2H),3.61(t,J=4.5Hz,2H),3.73(q,J=4.5Hz,2H),3.80(t,J=6.0Hz,2H)。]
[0157] ステップB:O2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬5−ブロモ−1−ペンタノールを2−(2−ブロモエトキシ)エタノールで置き換えたことを除き、中間体17についての手順に従い製造した。]
[0158] 中間体32]
[0159] O2−(5−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬エチル4−メチル−4−ペンテノアートをエチル2−メチル−4−ペンテノアートで置き換えたことを除き、中間体27についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.92(d,J=6.9Hz,3H),1.23(s,9H),1.47−1.54(m,2H),1.60−1.90(m,3H),2.80(s,3H),3.41−3.52(m,2H),4.25(t,J=6.8Hz,2H)。]
[0160] 中間体33]
[0161] O2−(5−ヒドロキシ−4,4−ジメチルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬エチル4−メチル−4−ペンテノアートをメチル2,2−ジメチル−4−ペンテノアート(『Wender,P.A.;Koehler,M.F.T.;Sendzik,M.Org.Lett.2003,5,4549−4552』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体27についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.87(s,6H),1.23(s,9H),1.30−1.34(m,2H),1.70−1.77(m,2H),2.80(s,3H),3.31(s,2H),4.23(t,J=6.8Hz,2H)。]
[0162] 中間体34]
[0163] O2−[(5S)−5−ヒドロキシヘキシル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:O2−(5−オキソヘキシル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬5−ブロモ−1−ペンタノールを6−ブロモヘキサン−2−オン(『Zhang,W.−C.;Li,C.−J.J.Org.Chem.2000,65,5831−5833』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体17についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.22(s,9H),1.66(quintet,J=8.6Hz,2H),1.76(quintet,J=8.6Hz,2H),2.12(s,3H),2.46(t,J=7.2Hz,2H),2.80(s,3H),4.24(t,J=6.6Hz,2H)。]
[0164] ステップB:O2−[(5S)−5−ヒドロキシヘキシル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
O2−(5−オキソヘキシル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(900mg、3.67mmol)を、イソプロパノール(9mL)、還元したニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチドリン酸塩(450mg)、およびKREDNAD101(450mg)を含む0.1MpH 7のリン酸緩衝液(81mL)に加えた。反応混合物を30℃度で24時間撹拌した。水層を酢酸エチル(3×90mL)で遠心分離して抽出した。混合有機抽出物を真空内で濃縮し、残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が黄色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.18(d,J=6.2Hz,3H),1.23(s,9H),1.37(s,1H),1.39−1.53(m,4H),1.74−1.81(m,2H),2.81(s,3H),3.80(sextet,J=6.0Hz,1H),4.26(t,J=6.8Hz,2H)。tR(ChiralPak AS,5/95イソプロパノール/ヘプタン,0.75mL/min)12.9min。]
[0165] 中間体35]
[0166] O2−[(5R)−5−ヒドロキシヘキシル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、酵素KREDNAD101をBiocatalytics酵素EXP−A1Cで置き換えたことを除き、中間体34についての手順に従い製造した。tR(ChiralPal AS,5/95イソプロパノール/ヘプタン,0.75mL/min)11.8min。]
[0167] 中間体36]
[0168] O2−(5−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:O2−(5−オキソ−5−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬5−ブロモ−1−ペンタノールを5−ブロモ−1−フェニルペンタン−1−オン(『Sonda,S.;Katayama,K.;Kawahara,T.;Sato,N.;Asano,K.Bioorg.Med.Chem.2004,12,2737−2747』に記載のとおりに製造)で置き換えたことを除き、中間体17についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.23(s,9H),1.83−1.89(m,4H),2.80(s,3H),3.02(t,J=6.9Hz,2H),4.30(t,J=6.2Hz,2H),7.46(t,J=6.5Hz,2H),7.56(t,J=7.4Hz,1H),7.95(d,J=7.1Hz,2H)。]
[0169] ステップB:O2−(5−ヒドロキシ−5−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬1−フェニルペンタン−1,5−ジオールをO2−(5−オキソ−5−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体26についての手順Aに従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.22(s,9H),1.32−1.52(m,2H),1.77(quintet,J=6.0Hz,2H),1.80−2.05(m,2H),2.80(s,3H),4.23(t,J=6.9Hz,2H),4.66(dt,J=1.6,5.7Hz,1H),7.24−7.29(m,1H),7.31−7.38(m,4H)。]
[0170] 中間体37]
[0171] O2−(5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
メチルマグネシウム臭化物(0.80mL、2.40mmol)の3.0Mジエチルエーテル溶液を、O2−(5−オキソヘキシル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体34の手順Aに従い合成、587mg、2.39mmol)のジエチルエーテル溶液(20mL)に0℃で加えた。反応混合物を2時間撹拌し、飽和した水溶性塩化アンモニウム(10mL)で反応を止め、ジエチルエーテル(2×15mL)で抽出した。混合有機抽出物を真空内で濃縮し、残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、0−100%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が無色の油として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.19(s,6H),1.22(s,9H),1.41−1.50(m,4H),1.76(quintet,J=7.1Hz,2H),2.80(s,3H),4.26(t,J=6.9Hz,2H)。]
[0172] 中間体38]
[0173] O2−[4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:エチル4−[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシラート
塩化メタンスルホニル(2.4mL、31mmol)をエチル4−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシラート(4.63mL、28.7mmol)およびトリエチルアミン(8.2mL、59mmol)のジクロロメタン溶液(75mL)に0℃で徐々に加えた。反応混合物を30分間撹拌し、真空内で濃縮し、ジエチルエーテル(100mL)で希釈した。溶液を10%塩酸(25mL)、水(25mL)、および飽和重炭酸ナトリウム(15mL)で洗浄した。有機物を乾燥して(硫酸マグネシウム)、真空内で濃縮すると、表題の化合物が得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.23(t,J=7.1Hz,3H),1.54−1.82(m,4H),1.87−1.97(m,2H),2.00−2.08(m,2H),2.34−2.41(m,1H),3.00(s,3H),4.13(q,J=7.1Hz,2H),4.88−4.92(m,1H)。]
[0174] ステップB:O2−[4−(エトキシカルボニル)シクロヘキシル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールをエチル4−[(メチルスルホニル)オキシ]シクロヘキサンカルボキシラートで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.08(t,J=7.1Hz,6H),1.25(t,J=7.1Hz,3H),1.52−1.62(m,3H),1.68−1.80(m,1H),2.04−2.11(m,2H),2.18−2.24(m,2H),2.25−2.34(m,1H),3.06(q,J=7.1Hz,4H),4.12(q,J=7.1Hz,2H),4.23−4.30(m,1H)。]
[0175] ステップC:O2−[4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬メチル5−オキソ−5−フェニルペンタノアートをO2−[4−(エトキシカルボニル)シクロヘキシル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体26についての手順Aに従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.08(t,J=7.1Hz,6H),1.01−1.10(m,2H),1.46−1.58(m,2H),1.65−1.70(m,1H),1.86−1.93(m,2H),2.16−2.23(m,2H),3.07(q,J=7.1Hz,4H),4.04(d,J=6.0Hz,2H),4.18(m,1H)。]
[0176] 中間体39]
[0177] O2−[4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキシル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体38についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.01−1.10(m,2H),1.22(s,9H),1.46−1.58(m,2H),1.65−1.70(m,1H),1.86−1.93(m,2H),2.16−2.23(m,2H),2.80(s,3H),3.47(d,J=6.0Hz,2H),4.18−4.25(m,1H)。]
[0178] 中間体40]
[0179] O2−[3−(カルボキシラト)プロピル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:O2−[3−(メトキシカルボニル)プロピル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬3−ブロモプロパン−1−オールをメチル4−ブロモブチラートで置き換えたことを除き、中間体6についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.09(t,J=7.1Hz,6H),2.08(quintet,J=6.9Hz,2H),2.44(t,J=7.3Hz,2H),3.09(q,J=7.1Hz,4H),3.67(s,3H),4.31(t,J=6.3Hz,2H)。]
[0180] ステップB:O2−[3−(カルボキシラト)プロピル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
O2−[3−(メトキシカルボニル)プロピル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(170mg、0.73mmol)のメタノール溶液(10mL)に、4.0M水酸化ナトリウム(2.0mL、8.0mmol)溶液を加えた。2日間撹拌した後、反応混合物を1.0M塩酸で酸性化し、ジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。混合有機抽出物を真空内で濃縮すると、表題の化合物が無色の液体として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.09(t,J=7.1Hz,6H),2.09(quintet,J=6.8Hz,2H),2.50(t,J=7.4Hz,2H),3.09(q,J=7.2Hz,4H),4.33(t,J=6.3Hz,2H)。]
[0181] 中間体41]
[0182] O2−[3−(カルボキシラト)プロピル]1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬ナトリウム1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをナトリウム1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体40についての手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.96−2.00(m,4H),2.01(quintet,J=6.0Hz,2H),2.55(t,J=6.0Hz,2H),3.55(t,J=7.0Hz,4H),4.34(t,J=6.0Hz,2H)。]
[0183] 中間体42]
[0184] O2−[4−(カルボキシラト)ブチル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(5−(ベンジルオキシ)ペンチル)1−[2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートをO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラートで置き換えたことを除き、中間体22についての手順Bに従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.21(s,9H),1.68−1.76(m,2H),1.76−1.84(m,2H),2.37(t,J=7.0Hz,2H),2.78(s,3H),4.25(t,J=6.5Hz,2H)。]
[0185] 実施例1]
[0186] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
ステップA:O2−(3−{[(1−クロロエトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
1−クロロエチルクロロホルマート(120μL、1.10mmol)およびO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6、172mg、0.899mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に、室温でピリジン(182μL、2.25mmol)を加えた。16時間後、反応混合物を真空内で濃縮し、残留物をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製し、25/75→65/35%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が無色の液体として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.09(t,J=7.1Hz,6H),1.82(d,J=5.7Hz,3H),2.16(quintet,J=6.3Hz,2H),3.09(q,J=7.1Hz,4H),4.32(t,J=6.2Hz,2H),4.37(t,J=6.3Hz,2H),6.41(q,J=5.8Hz,1H)。]
[0187] ステップB:O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸(922mg、1.36mmol)と炭酸セシウム(656mg、2.02mmol)の混合物を、O2−(3−{[(1−クロロエトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(270mg、0.90mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に入れた。これをマイクロ波で加熱し(100℃、10分)、反応混合物をカラムクロマトグラフィーで精製し、10/90→70/30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると表題の化合物が白色の固体として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.89(t,J=7.3Hz,3H),1.04(t,J=7.1Hz,6H),1.36(sextet,J=7.4Hz,2H),1.60(d,J=5.4Hz,3H),1.68(quintet,J=7.7Hz,2H),2.06(quintet,J=6.3Hz,2H),2.66(t,J=7.8Hz,2H),3.07(q,J=7.1Hz,4H),4.15−4.24(m,2H),4.26(t,J=6.3Hz,2H),5.29(d,J=16.2Hz,1H),5.55(d,J=16.2Hz,1H),6.79(d,J=8.0Hz,2H),6.86(q,J=5.5Hz,1H),6.92(d,J=7.8Hz,6H),7.09(d,J=8.2Hz,2H),7.25(t,J=7.8Hz,6H),7.30−7.36(m,4H),7.43−7.50(m,2H),7.90(dd,J=1.2,7.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値940.5。]
[0188] ステップC:O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(815mg、0.867mmol)のメタノール(10mL)溶液を70℃まで2時間加熱した。反応混合物を真空内で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し、1/99→10/90メタノール/ジクロロメタンで溶出すると表題の化合物が白色の固体として得られた。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.89(t,J=7.3Hz,3H),1.04(t,J=7.1Hz,6H),1.36(sextet,J=7.4Hz,2H),1.60(d,J=5.4Hz,3H),1.68(quintet,J=7.7Hz,2H),2.06(quintet,J=6.3Hz,2H),2.66(t,J=7.8Hz,2H),3.07(q,J=7.1Hz,4H),4.15−4.24(m,2H),4.26(t,J=6.3Hz,2H),5.39(d,J=16.4Hz,1H),5.62(d,J=16.5Hz,1H),6.85(q,J=5.4Hz,1H),6.96(d,J=8.0Hz,2H),7.15(d,J=8.2Hz,2H),7.43(d,J=7.3Hz,1H),7.52(t,J=7.7Hz,1H),7.59(dt,J=1.3,7.7Hz,1H),7.94(d,J=7.7Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値698.3。Chiralpak ADカラムでのラセミ混合物のクロマトグラフィーで、メタノール/二酸化炭素で溶出すると、別のエナンチオマーが得られた。]
[0189] 実施例2]
[0190] O2−(3−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を2−エトキシ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.05(t,J=7.4Hz,6H),1.47(t,J=7.0Hz,3H),1.52(d,J=5.3Hz,3H),1.95−2.05(m,2H),3.09(q,J=7.1Hz,4H),4.12−4.21(m,2H),4.25(t,J=6.3Hz,2H),4.40−4.43(m,1H),4.52−4.56(m,1H),5.57(d,J=16.4Hz,1H),5.69(d,J=16.4Hz,1H),6.76(q,J=5.5Hz,1H),6.87(d,J=7.7Hz,2H),6.95(d,J=8.0Hz,2H),7.05(t,J=7.8Hz,1H),7.34(dd,J=1.8,7.3Hz,1H),7.52−7.57(m,4H),7.97(dd,J=2.0,7.4Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値702.3。Chiralpak ADカラムでのラセミ混合物のクロマトグラフィーで、イソプロパノール/二酸化炭素で溶出すると、別のエナンチオマーが得られた。]
[0191] 実施例3]
[0192] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N−エチルイソプロピルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−エチルイソプロピルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体7)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.89(t,J=7.3Hz,3H),1.00(t,J=6.9Hz,3H),1.09(d,J=6.4Hz,6H),1.37(sextet,J=7.6Hz,2H),1.60(d,J=5.5Hz,3H),1.69(quintet,J=7.6Hz,2H),2.05(quintet,J=6.2Hz,2H),2.64(t,J=8.0Hz,2H),3.05(q,J=7.1Hz,2H),3.37(septet,J=6.4Hz,1H),4.20−4.28(m,2H),4.34(t,J=6.2Hz,2H),5.28(d,J=16.5Hz,1H),5.56(d,J=16.2Hz,1H),6.86(q,J=5.5Hz,1H),6.96(d,J=8.1Hz,2H),7.15(d,J=8.3Hz,2H),7.43(d,J=7.7Hz,1H),7.51(t,J=7.6Hz,1H),7.58(t,J=7.3Hz,1H),7.93(d,J=7.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値713.0。]
[0193] 実施例4]
[0194] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N−エチルシクロヘキシルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−エチルシクロヘキシルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体8)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.90(t,J=7.3Hz,3H),0.99(t,J=6.8Hz,3H),1.08−1.18(m,1H),1.18−1.30(m,4H),1.37(sextet,J=7.6Hz,2H),1.60(d,J=5.5Hz,3H),1.58−1.64(m,1H),1.69(quintet,J=7.5Hz,2H),1.72−1.80(m,4H),2.05(quintet,J=6.1Hz,2H),2.65(t,J=7.3Hz,2H),2.96−3.02(m,1H),3.05(q,J=7.1Hz,2H),4.13−4.23(m,2H),4.25(t,J=6.4Hz,2H),5.38(d,J=16.2Hz,1H),5.65(d,J=16.5Hz,1H),6.86(q,J=5.4Hz,1H),6.97(d,J=8.2Hz,2H),7.16(d,J=8.0Hz,2H),7.43(dd,J=1.1,7.8Hz,1H),7.52(dt,J=1.2,7.6Hz,1H),7.58(dt,J=1.3,7.5Hz,1H),7.96(dd,J=0.9,7.8Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値751.7。]
[0195] 実施例5]
[0196] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体9)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.90(t,J=7.5Hz,3H),1.18(s,9H),1.37(sextet,J=7.5Hz,2H),1.61(d,J=5.3Hz,3H),1.70(quintet,J=7.8Hz,2H),2.05(quintet,J=6.2Hz,2H),2.66(t,J=7.5Hz,2H),2.75(s,3H),4.10−4.20(m,2H),4.25(t,J=6.2Hz,2H),5.39(d,J=16.5Hz,1H),5.63(d,J=16.5Hz,1H),6.86(q,J=5.5Hz,1H),6.96(d,J=8.2Hz,2H),7.15(d,J=8.2Hz,2H),7.43(d,J=8.2Hz,1H),7.50(dt,J=1.2,7.3Hz,1H),7.57(dt,J=1.3,7.5Hz,1H),7.93(d,J=7.6Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値712.2。]
[0197] 実施例6]
[0198] O2−(3−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を2−エトキシ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例5の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.19(s,9H),1.46(t,J=7.1Hz,3H),1.50(d,J=5.2Hz,3H),1.98−2.04(m,2H),2.77(s,3H),4.10−4.22(m,2H),4.24(t,J=6.2Hz,2H),4.43−4.60(m,2H),5.57(d,J=16.7Hz,1H),5.70(d,J=16.7Hz,1H),6.78(q,J=5.5Hz,1H),6.89(d,J=8.2Hz,2H),6.97(d,J=8.2Hz,2H),7.08(t,J=8.0Hz,1H),7.35(dd,J=1.2,7.3Hz,1H),7.36−7.45(m,1H),7.50−7.60(m,3H),7.96(dd,J=1.3,7.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値716.3。]
[0199] 実施例7]
[0200] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体10)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.90(t,J=7.6Hz,3H),0.96(t,J=6.9Hz,3H),1.18(s,9H),1.37(sextet,J=7.4Hz,2H),1.61(d,J=5.4Hz,3H),1.70(quintet,J=7.6Hz,2H),2.05(quintet,J=6.2Hz,2H),2.66(t,J=8.2Hz,2H),3.05(q,J=7.0Hz,2H),4.15−4.22(m,2H),4.15−4.20(m,1H),4.24−4.30(m,1H),5.39(d,J=16.5Hz,1H),5.63(d,J=16.5Hz,1H),6.85(q,J=5.2Hz,1H),6.96(d,J=8.0Hz,2H),7.15(d,J=8.2Hz,2H),7.43(d,J=7.8Hz,1H),7.51(dt,J=1.1,7.3Hz,1H),7.58(dt,J=1.1,7.3Hz,1H),7.93(dd,J=1.3,7.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値726.5。]
[0201] 実施例8]
[0202] O2−(3−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を2−エトキシ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例7の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.98(t,J=7.1Hz,3H),1.19(s,9H),1.47(t,J=7.1Hz,3H),1.51(d,J=5.4Hz,3H),1.97−2.05(m,2H),3.08(q,J=7.1Hz,2H),4.10−4.22(m,2H),4.26(t,J=6.2Hz,2H),4.44−4.62(m,2H),5.57(d,J=16.5Hz,1H),5.72(d,J=16.5Hz,1H),6.79(q,J=5.5Hz,1H),6.92(d,J=8.0Hz,2H),6.99(d,J=8.3Hz,2H),7.10(t,J=8.0Hz,1H),7.36(dd,J=1.3,7.6Hz,1H),7.42−7.49(m,1H),7.51−7.57(m,2H),7.59(d,J=8.0Hz,1H),7.96(d,J=7.1Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値730.5。]
[0203] 実施例9]
[0204] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体11)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.89(t,J=7.3Hz,3H),1.36(sextet,J=7.4Hz,2H),1.60(d,J=5.4Hz,3H),1.68(quintet,J=7.7Hz,2H),1.85−1.96(m,4H),2.06(quintet,J=6.3Hz,2H),2.66(t,J=7.8Hz,2H),3.55(t,J=7.0Hz,4H),4.15−4.24(m,2H),4.26(t,J=6.3Hz,2H),5.39(d,J=16.4Hz,1H),5.62(d,J=16.5Hz,1H),6.85(q,J=5.4Hz,1H),6.96(d,J=8.0Hz,2H),7.15(d,J=8.2Hz,2H),7.43(d,J=7.3Hz,1H),7.52(t,J=7.7Hz,1H),7.59(dt,J=1.3,7.7Hz,1H),7.94(d,J=7.7Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値696.2。]
[0205] 実施例10]
[0206] O2−(3−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を2−エトキシ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例9の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.46(t,J=7.0Hz,3H),1.52(d,J=5.5Hz,3H),1.85−1.93(m,4H),1.95−2.02(m,2H),3.49(t,J=6.6Hz,4H),4.10−4.20(m,4H),4.40−4.43(m,1H),4.52−4.56(m,1H),5.54(d,J=16.4Hz,1H),5.71(d,J=16.4Hz,1H),6.81(q,J=5.5Hz,1H),6.91(d,J=8.0Hz,2H),6.97(d,J=8.3Hz,2H),7.09(t,J=8.0Hz,1H),7.34(dd,J=1.8,7.3Hz,1H),7.42−7.59(m,4H),7.97(dd,J=2.0,7.4Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値700.2。]
[0207] 実施例11]
[0208] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(ピロリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体12)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.89(t,J=6.2Hz,3H),0.96(d,J=5.9Hz,3H,D1),0.96(d,J=5.9Hz,3H,D2),1.20−1.50(m,4H),1.60(d,J=5.3Hz,3H),1.65−1.74(m,4H),1.74−1.82(m,2H),2.05(quintet,J=6.0Hz,2H),2.65(t,J=7.6Hz,2H),3.08−3.20(m,3H),4.14−4.22(m,2H),4.26(t,J=6.4Hz,2H),5.40(d,J=16.7Hz,1H),5.60(d,J=16.4Hz,1H),6.86(q,J=5.5Hz,1H),6.95(d,J=7.5Hz,2H),7.14(d,J=8.1Hz,2H),7.42(d,J=7.8Hz,1H),7.51(dt,J=1.1,7.8Hz,1H),7.58(dt,J=1.3,7.6Hz,1H),7.93(d,J=7.8Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値724.2。Chiralpak AD−Hカラムでのジアステレオマー混合物のクロマトグラフィーで、イソプロパノール/二酸化炭素で溶出すると、4種の別個のジアステレオマーが得られた。]
[0209] 実施例12]
[0210] O2−(3−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を2−エトキシ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例11の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.97(d,J=6.2Hz,3H,D1),0.97(d,J=6.2Hz,3H,D2),1.20−1.42(m,3H),1.45(t,J=7.1Hz,3H),1.48(d,J=6.5Hz,3H),1.66−1.82(m,3H),2.02(quintet,J=6.1Hz,2H,D1),2.02(quintet,J=6.1Hz,2H,D2),3.12−3.22(m,3H),4.10−4.22(m,2H),4.25(t,J=6.2Hz,2H),4.39−4.48(m,1H),4.50−4.59(m,1H),5.57(d,J=16.7Hz,1H),5.69(d,J=16.2Hz,1H),6.77(q,J=5.3Hz,1H),6.88(d,J=7.7Hz,2H),6.96(d,J=8.2Hz,2H),7.07(t,J=8.0Hz,1H),7.32−7.40(m,2H),7.50−7.59(m,3H),7.97(dd,J=1.6,7.4Hz,1H);LC−MS(M+H)実測値728.3。]
[0211] 実施例13]
[0212] O2−(3−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}プロピル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体13)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.89(t,J=7.3Hz,3H),0.95(d,J=5.9Hz,6H,D1),0.95(d,J=5.9Hz,6H,D2),1.36(sextet,J=7.6Hz,2H),1.38−1.48(m,3H),1.59(d,J=5.3Hz,3H),1.52−1.64(m,3H),1.73−1.80(m,2H),2.05(quintet,J=6.2Hz,2H),2.64(t,J=7.4Hz,2H),3.05−3.20(m,2H),4.18(t,J=6.4Hz,2H,D1),4.18(t,J=6.4Hz,2H,D2),4.29(t,J=5.9Hz,2H),5.42(d,J=16.2Hz,1H),5.58(d,J=16.2Hz,1H),6.86(q,J=5.3Hz,1H),6.94(d,J=8.0Hz,2H),7.13(d,J=8.2Hz,2H),7.42(dd,J=1.2,7.8Hz,1H),7.51(dt,J=1.4,7.6Hz,1H),7.58(dt,J=1.4,7.6Hz,1H),7.91(dd,J=0.9,7.3Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値738.3。]
[0213] 実施例14]
[0214] O2− [(2R)−3−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}−2−メチルプロピル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−[(2R)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体14)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.94(d,J=7.0Hz,3H,D1),0.95(d,J=7.0Hz,3H,D2),1.04(t,J=7.0Hz,6H),1.32−1.37(m,3H),1.43(t,J=7.0Hz,3H),2.20−2.29(m,1H),3.07(q,J=7.0Hz,4H),3.96−4.18(m,4H),4.18−4.28(m,1H),4.42−4.50(m,1H),5.57(d,J=17.0Hz,1H),5.63(d,J=17.0Hz,1H),6.68(q,J=5.0Hz,1H),6.77(d,J=8.0Hz,2H),6.87(d,J=8.0Hz,2H),6.96(t,J=8.0Hz,1H),6.98−7.06(m,1H),7.28−7.33(m,1H),7.49(d,J=7.5Hz,1H),7.53−7.59(m,2H),7.93−7.97(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値716.3。]
[0215] 実施例15]
[0216] O2−(4−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ブチル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(4−ヒドロキシブチル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体15)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.06(t,J=7.0Hz,6H),1.40−1.45(m,3H),1.45(t,J=7.0Hz,3H),1.61−1.68(m,2H),1.69−1.76(m,2H),3.08(q,J=7.0Hz,4H),4.03−4.11(m,2H),4.20(t,J=6.5Hz,2H),4.31−4.41(m,1H),4.47−4.56(m,1H),5.58(d,J=16.5Hz,1H),5.67(d,J=16.5Hz,1H),6.73(q,J=6.0Hz,1H),6.92(d,J=8.0Hz,2H),6.92(d,J=8.0Hz,2H),7.02(t,J=8.0Hz,1H),7.18−7.27(m,1H),7.30−7.35(m,1H),7.50−7.58(m,3H),7.95−8.00(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値716.0。Chiralpak ADカラムでのラセミ混合物のクロマトグラフィーで、イソプロパノール/二酸化炭素で溶出すると、別のエナンチオマーが得られた。]
[0217] 実施例16]
[0218] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体16)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.06(t,J=7.0Hz,6H),1.32−1.48(m,8H),1.58(quintet,J=7.0Hz,2H),1.70(quintet,J=7.0Hz,2H),3.07(q,J=7.0Hz,4H),3.99−4.09(m,2H),4.19(t,J=6.5Hz,2H),4.26−4.41(m,1H),4.44−4.55(m,1H),5.60−5.69(m,2H),6.68−6.76(m,1H),6.76−6.86(m,2H),6.86−6.95(m,2H),6.96−7.05(m,1H),7.29−7.35(m,1H),7.48−7.60(m,3H),7.94−8.02(m,2H)。LC−MS(M+H)実測値730.3。Chiralpak ADカラムでのラセミ混合物のクロマトグラフィーで、イソプロパノール/二酸化炭素で溶出すると、別のエナンチオマーが得られた。]
[0219] 実施例17]
[0220] O2−(5−{[(1−{[(2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体17)で置き換えたことを除き、実施例1の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.88(t,J=7.0Hz,3H),1.20(s,9H),1.29−1.40(m,4H),1.57(d,J=5.5Hz,3H),1.53−1.71(m,6H),2.58−2.66(m,2H),2.78(s,3H),4.00−4.10(m,2H),4.14(t,J=7.0Hz,2H),5.42(d,J=16.5Hz,1H),5.54(d,J=16.5Hz,1H),6.84(q,J=5.5Hz,1H),6.93(d,J=8.0Hz,2H),7.11(d,J=8.0Hz,2H),7.42(d,J=7.0Hz,1H),7.50(t,J=7.0Hz,1H),7.58(d,J=7.0Hz,1H),7.86−7.92(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値740.2。]
[0221] 実施例18]
[0222] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を2−エトキシ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例17の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.24(s,9H),1.36(d,J=5.5Hz,3H),1.34−1.43(m,2H),1.45(t,J=7.0Hz,3H),1.61(quintet,J=7.0Hz,2H),1.73(quintet,J=7.0Hz,2H),2.82(s,3H),4.01−4.12(m,2H),4.21(t,J=7.0Hz,2H),4.20−4.30(m,1H),4.43−4.50(m,1H),5.61(d,J=17.0Hz,1H),5.65(d,J=17.0Hz,1H),6.70(q,J=5.5Hz,1H),6.77(d,J=8.0Hz,2H),6.88(d,J=8.0Hz,2H),6.94−7.02(m,2H),7.30−7.35(m,1H),7.48−7.53(m,1H),7.56−7.63(m,2H),7.97−8.02(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値744.0。Chiralpak AD−Hカラムでのラセミ混合物のクロマトグラフィーで、エタノール/二酸化炭素で溶出すると、別のエナンチオマーが得られた。]
[0223] 実施例19]
[0224] O2−[5−({[1−({[4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピル−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−イル]カルボニル}オキシ)エトキシ]カルボニル}オキシ)ペンチル]1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−2−プロピル−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例17の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.90(t,J=7.0Hz,3H),1.19(s,9H),1.28−1.36(m,2H),1.37(d,J=5.5Hz,3H),1.51(d,J=5.5Hz,6H),1.52−1.58(m,2H),1.61−1.70(m,4H),2.50(t,J=8.0Hz,2H),2.76(s,3H),3.92−4.05(m,2H),4.12−4.18(m,2H),5.37(s,2H),6.80(q,J=5.5Hz,1H),6.78(d,J=8.0Hz,2H),7.05(d,J=8.0Hz,2H),7.41(d,J=7.5Hz,1H),7.47(t,J=7.5Hz,1H),7.56(t,J=7.5Hz,1H),7.77(d,J=7.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値750.4。]
[0225] 実施例20]
[0226] O2−{5−[({1−[({4’−[(1,7’−ジメチル−2’−プロピル−1H,3’H−2,5’−ビベンゾイミダゾール−3’−イル)メチル]ビフェニル−2−イル}カルボニル)オキシ]エトキシ}カルボニル)オキシ]ペンチル}1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸を4’−[(1,7’−ジメチル−2’−プロピル−1H,3’H−2,5’−ビベンゾイミダゾール−3’−イル)メチル]ビフェニル−2−カルボン酸で置き換えたことを除き、実施例17の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.02(t,J=7.0Hz,3H),1.17(s,9H),1.18−1.22(m,3H),1.40(quintet,J=7.5Hz,2H),1.62(quintet,J=7.5Hz,2H),1.72(quintet,J=8.0Hz,2H),1.85(sextet,J=8.0Hz,2H),2.72(s,3H),2.75(s,3H),2.90(t,J=8.0Hz,2H),3.75(s,3H),3.99−4.10(m,2H),4.18(t,J=7.0Hz,2H),5.41(s,2H),6.67(q,J=5.5Hz,1H),7.05(d,J=8.0Hz,2H),7.20(d,J=8.0Hz,2H),7.21−7.28(m,3H),7.29−7.38(m,2H),7.40(s,1H),7.44−7.50(m,2H),7.75−7.79(m,1H),7.82(d,J=8.0Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値818.5。ChiralcelODカラムでのラセミ混合物のクロマトグラフィーで、メタノール/二酸化炭素で溶出すると、別のエナンチオマーが得られた。]
[0227] 実施例21]
[0228] O2−{5−[({1−[(N−ペンタノイル−N−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−L−バリル)オキシ]エトキシ}カルボニル)オキシ]ペンチル}1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬2−ブチル−4−クロロ−1−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−イミダゾール−5−カルボン酸をN−ペンタノイル−N−{[2’−(1−トリチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−L−バリンで置き換えたことを除き、実施例17の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.81−1.03(m,8H),1.09(t,J=7.0Hz,3H),1.21(s,9H),1.34−1.40(m,5H),1.56−1.78(m,6H),2.26−2.36(m,2H),2.78(s,3H),2.88−3.00(m,1H),3.96−4.13(m,2H),4.15−4.22(m,2H),4.53(d,J=18.0Hz,1H),4.68(d,J=18.0Hz,1H),4.71−4.84(m,1H),6.57−6.63(m,1H),6.99−7.14(m,4H),7.35(d,J=7.5Hz,1H),7.39−7.51(m,2H),7.54(t,J=7.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値739.4。ChiralcelODカラムでのジアステレオマー混合物のクロマトグラフィーで、メタノール/二酸化炭素で溶出すると、別のジアステレオマーが得られた。]
[0229] 実施例22]
[0230] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(N−tert−ブチルエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体18)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.01(t,J=7.0Hz,3H),1.21(s,9H),1.30−1.38(m,2H),1.41−1.48(m,6H),1.56(quintet,J=7.0Hz,2H),1.68(quintet,J=7.0Hz,2H),3.09(q,J=7.0Hz,2H),3.97−4.08(m,2H),4.19(t,J=7.0Hz,2H),4.34−4.44(m,1H),4.49−4.57(m,1H),5.59(d,J=16.5Hz,1H),5.68(d,J=16.5Hz,1H),6.74(q,J=5.5Hz,1H),6.84(d,J=8.0Hz,2H),6.94(d,J=8.0Hz,2H),7.05(t,J=8.0Hz,1H),7.25−7.32(m,1H),7.32−7.36(m,1H),7.52−7.60(m,3H),7.97−8.02(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値758.6。]
[0231] 実施例23]
[0232] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(2−メチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体19)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.98(d,J=6.0Hz,3H),1.17−1.50(m,10H),1.53−1.62(m,2H),1.64−1.84(m,6H),3.10−3.23(m,3H),3.96−4.11(m,2H),4.12−4.30(m,3H),4.38−4.51(m,1H),5.54−5.66(m,2H),6.64−6.71(m,1H),6.75(d,J=7.5Hz,2H),6.85(d,J=7.5Hz,2H),6.91−7.06(m,2H),7.25−7.34(m,1H),7.48(d,J=8.0Hz,1H),7.50−7.62(m,2H),7.93−8.01(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値756.2。]
[0233] 実施例24]
[0234] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体20)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.88(t,J=7.0Hz,3H),0.99(d,J=5.5Hz,6H),1.21−1.32(m,2H),1.32−1.39(m,2H),1.39−1.48(m,5H),1.53−1.61(m,2H),1.63−1.73(m,2H),1.73−1.80(m,2H),3.10−3.19(m,2H),3.96−4.08(m,2H),4.21(t,J=7.0Hz,2H),4.21−4.30(m,1H),4.38−4.50(m,1H),5.59(d,J=16.5Hz,1H),5.64(d,J=16.5Hz,1H),6.65−6.72(m,1H),6.72−6.81(m,2H),6.83−6.90(m,2H),6.93−7.00(m,2H),7.00−7.10(m,1H),7.28−7.33(m,2H),7.53−7.60(m,2H),7.67(d,J=7.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値770.4。]
[0235] 実施例25]
[0236] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−[4−(エトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−[4−(エトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体21)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.26(t,J=7.0Hz,3H),1.32−1.40(m,2H),1.42−1.50(m,6H),1.58(quintet,J=7.0Hz,2H),1.69(quintet,J=7.0Hz,2H),3.36(t,J=5.0Hz,4H),3.64(t,J=5.0Hz,4H),3.99−4.10(m,2H),4.11−4.17(m,4H),4.37−4.47(m,1H),4.49−4.58(m,1H),5.59(d,J=17.0Hz,1H),5.68(d,J=17.0Hz,1H),6.76(q,J=5.0Hz,1H),6.86(d,J=6.5Hz,2H),6.96(d,J=6.5Hz,2H),7.06(t,J=7.0Hz,1H),7.35(d,J=7.0Hz,2H),7.52−7.59(m,3H),7.97−8.02(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値815.8。]
[0237] 実施例26]
[0238] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ペンチル)1−[2−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシペンチル)1−[2−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体22)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.28−1.36(m,2H),1.48(t,J=7.1Hz,3H),1.53(d,J=5.3Hz,3H),1.50−1.60(m,4H),1.61−1.68(m,2H),1.69−1.77(m,1H),1.80−1.87(m,1H),1.96−2.07(m,2H),3.57(t,J=6.6Hz,2H),3.69(s,3H,D1),3.69(s,3H,D2),3.98−4.08(m,2H),4.08−4.15(m,2H),4.46−4.56(m,2H),4.56−4.63(m,1H),5.60(d,J=16.5Hz,1H),5.73(d,J=16.5Hz,1H),6.79(q,J=5.5Hz,1H),6.90(d,J=7.8Hz,2H),7.00(d,J=8.3Hz,2H),7.11(t,J=7.8Hz,1H),7.37(dd,J=1.4,7.6Hz,1H),7.47−7.60(m,4H),8.00(d,J=7.4Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値800.6。]
[0239] 実施例27]
[0240] O2−(6−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ヘキシル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(6−ヒドロキシヘキシル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体23)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.06(t,J=7.0Hz,6H),1.22−1.37(m,7H),1.42(t,J=7.0Hz,3H),1.50−1.58(m,2H),1.65−1.73(m,2H),3.06(q,J=7.0Hz,4H),3.96−4.08(m,2H),4.17−4.27(m,1H),4.21(t,J=6.5Hz,2H),4.37−4.47(m,1H),5.55−5.66(m,2H),6.67(q,J=4.5Hz,1H),6.74(d,J=6.5Hz,2H),6.85(d,J=6.5Hz,2H),6.90−7.02(m,2H),7.27−7.33(m,1H),7.48(d,J=7.0Hz,1H),7.53−7.62(m,2H),7.95−8.02(m,1H)。LC−MS(M+H)実測値744.5。]
[0241] 実施例28]
[0242] O2−(7−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ヘプチル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(7−ヒドロキシヘプチル)1−(シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体24)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 0.99(d,J=6.0Hz,6H),1.21−1.27(m,4H),1.27−1.35(m,4H),1.36−1.44(m,6H),1.47−1.56(m,4H),1.64−1.80(m,4H),3.10−3.19(m,2H),3.95−4.07(m,2H),4.14−4.22(m,1H),4.23(t,J=7.0Hz,2H),4.38−4.46(m,1H),5.60(s,2H),6.66(q,J=5.5Hz,1H),6.72(d,J=7.5Hz,2H),6.84(d,J=7.5Hz,2H),6.88−6.98(m,2H),7.29(d,J=6.5Hz,1H),7.47(d,J=6.5Hz,1H),7.53−7.60(m,2H),7.97(d,J=6.5Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値798.7。]
[0243] 実施例29]
[0244] O2−(6−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}ヘキサン−2−イル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(6−ヒドロキシヘキサン−2−イル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体25)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.20(s,9H),1.29(t,J=7.1Hz,3H),1.30−1.44(m,2H),1.47(t,J=7.1Hz,3H),1.50(d,J=5.2Hz,3H),1.52−1.62(m,3H),1.64−1.78(m,1H),2.78(s,3H),3.98−4.08(m,2H),4.34(sextet,J=6.4Hz,1H),4.40−4.52(m,1H),4.57(t,J=6.9Hz,1H),5.59(d,J=16.7Hz,1H),5.70(d,J=16.9Hz,1H,D1),5.70(d,J=16.9Hz,1H,D2),6.77(q,J=5.5Hz,1H,D1),6.77(q,J=5.5Hz,1H,D2),6.89(d,J=6.9Hz,2H),6.98(d,J=6.9Hz,2H),7.08(t,J=8.0Hz,1H),7.36(d,J=7.4Hz,1H),7.38−7.46(m,1H),7.51−7.59(m,3H),8.00(t,J=7.4Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値758.7。]
[0245] 実施例30]
[0246] O2−(5−{[(1−{[(2−エトキシ−1−{[2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル]メチル}−1H−ベンズイミダゾール−7−イル)カルボニル]オキシ}エトキシ)カルボニル]オキシ}−1−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート
表題の化合物を、試薬O2−(3−ヒドロキシプロピル)1−(N,N−ジエチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体6)をO2−(5−ヒドロキシ−1−フェニルペンチル)1−(N−tert−ブチルメチルアミノ)ジアゼン−1−イウム−1,2−ジオラート(中間体26)で置き換えたことを除き、実施例2の手順に従い製造した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 1.06(s,9H,D1),1.06(s,9H,D2),1.22−1.36(m,1H),1.42(d,J=5.5Hz,3H),1.45(t,J=6.7Hz,3H),1.51−1.62(m,3H),1.74−1.86(m,1H),1.97−2.16(m,1H),2.72(s,3H),3.95−4.07(m,2H),4.30−4.44(m,1H),4.48−4.58(m,1H),5.12−5.17(m,1H),5.66(d,J=16.5Hz,1H,D1),5.66(d,J=16.5Hz,1H,D2),5.80(d,J=16.5Hz,1H),6.72(q,J=5.2Hz,1H),6.80−6.85(m,2H),6.92(d,J=7.5Hz,2H),7.03(t,J=7.8Hz,1H),7.22−7.36(m,7H),7.51−7.60(m,3H),7.98(dt,J=2.5,6.2Hz,1H)。LC−MS(M+H)実測値820.8。]
[0247] 実施例31]
权利要求:

請求項1
下記一般式を有する化合物またはその立体異性体、もしくはその医薬的に許容可能な塩、もしくはその立体異性体の医薬的に許容可能な塩:式中、Rは以下からなる群から選択され、Yは、からなる群から選択され、Zは−O−または−(CR14R15)−であり、m、n、p、q、およびrは、0および1からなる群から独立して選択され、Xは−O−または−(CR18R19)−であり、R1は、水素、C1−4アルキル、アリール、C1−4アルキルアリーレン、およびアリールC1−4アルキレンからなる群から選択され、R5は、−O−N=N(O)−NR3R4であり、R3およびR4は、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキル、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルケニル、置換されていないかまたは置換されたモルホリノ、アミノ、置換されていないかまたは置換されたベンジル、置換されていないかまたは置換されたフェニル、置換されていないかまたは置換されたアリールC1−4アルキルからなる群から独立して選択されるか、あるいはR3およびR4は、それらが結合されている窒素原子とともに、以下からなる群から選択される環を形成し、Qは、−(CR20R21)−、−S−、−N(R6)−および−O−からなる群から選択され、R6は、水素、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキル、および−COOR22からなる群から選択され、R8、R9およびR22は、水素および置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキルからなる群から独立して選択され、R10およびR11は、水素および置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキルからなる群から独立して選択され、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、水素、置換されていないかまたは置換されたC1−6アルキル、および置換されていないかまたは置換されたアリールからなる群から独立して選択される。
請求項2
R1がCH3およびCH(CH3)2からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項3
R10およびR11が、水素およびCH3からなる群から独立して選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項4
R12、R14、およびR16が、水素、CH3、および−C6H5からなる群から独立して選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項5
R13、R15およびR17が、水素およびCH3からなる群から独立して選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項6
R18、R19、R20、およびR21が水素である、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項7
pが1であり、かつm、n、q、およびrが0である、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項8
m、pおよびrが1で、かつnおよびqが0である、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項9
m、n、p、qおよびrが1である、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項10
Zが、−O−、−(CH2)−、−CH(CH3)−、−CH(C6H5)−、および−(C(CH3)2)−からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項11
R3が−CH2CH3または−CH3であり、かつR4が−CH2CH3、−C(CH3)3、−CH(CH3)2、もしくはシクロヘキシル環であるか、またはR3およびR4が、それらが結合されている窒素原子とともに、以下からなる群から選択される環を形成する、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項12
Rが、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項13
R5が、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項14
化合物表1および2に列挙した化合物の群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項15
Yが−C(R1H)OC(O)X((CR12R13)−(CHR10)m−(CH2)n−Zp−(CH2)q−(CHR11)r−(CR16R17))−R5である、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項16
下記構造を有する、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩。
請求項17
請求項1に記載の化合物および医薬的に許容可能な担体を含む薬剤組成物。
請求項18
請求項1に記載の化合物、利尿薬、および医薬的に許容可能な担体を含む薬剤組成物。
請求項19
治療上有効量の請求項17に記載の組成物を患者に投与することを含む、患者における高血圧を治療する方法。
請求項20
請求項16に記載の化合物および医薬的に許容可能な担体を含む薬剤組成物。
請求項21
請求項16に記載の化合物、利尿薬、および医薬的に許容可能な担体を含む薬剤組成物。
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