专利摘要:
XおよびYは、各々NまたはCであり、XおよびYの少なくとも一方がNであり;Zは、単結合または所望される場合は置換されていてもよい連結基であり、R1は、水素または置換基であり;R2は、アミノまたは置換基であり;N*は、RIが水素の場合はアミノであり、もしくはR1が置換基の場合は=NHであるか;または、N*は、RaおよびRbが独立してHもしくはアルキル基である基NRaRbであるか;または、N*は、所望される場合は置換されていてもよいピペラジニル環であり;ならびに、Aは、R2を介してトリアゾ/ジアゾ環と連結して縮合多環式環を形成していてもよい、所望される場合は置換されていてもよいヘテロ環式もしくは炭素環式の環系である一般構造の化合物は、ナトリウムチャネル遮断薬および葉酸代謝拮抗薬に対して感受性のある哺乳類における障害、特に、癲癇、多発性硬化症、緑内障およびウエビチス、脳外傷および脳虚血、脳卒中、頭部損傷、脊髄損傷、外科手術による外傷、神経変性疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性炎症性疼痛、神経因性疼痛、片頭痛、双極性障害、気分、不安、および認知障害、統合失調症、ならびに三叉神経自律神経性頭痛などの障害の治療;哺乳類の癌の治療;ならびに、マラリアの治療に適していることが示される。なし
公开号:JP2011509992A
申请号:JP2010542694
申请日:2009-01-16
公开日:2011-03-31
发明作者:ハービグ、ローレンス;フランツマン、カール;リーチ、マイケル;リドール、ディーター
申请人:ユニバーシティ オブ グリニッジ;
IPC主号:C07D253-06
专利说明:

[0001] 本発明は、ナトリウムチャネル遮断特性を有するトリアジン化合物およびその環式ジアゾ類似体に関し、ならびに関連する障害を治療する医薬の作製のためのこれらの化合物の使用に関する。]
背景技術

[0002] 特許文献1は、式(A):]
[0003] ]
[0004] の化合物を開示しており、
ここで、R1は、炭素数1〜10のアルキル、炭素数2〜10のアルケニル、炭素数2〜10のアルキニル、または炭素数3〜10のシクロアルキルであり、これらのいずれも所望される場合は置換されていてよく、ならびにR2からR6は、独立して、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル、アルケニル、アルキニル、もしくはアルコキシ(すべて、所望される場合は、1もしくは2つ以上のハロゲン、ヒドロキシ、およびアリールで置換されていてよい)、アミノ、モノ‐もしくはジ‐置換アミノ、アルケニルオキシ、アシル、アシルオキシ、シアノ、ニトロ、アリール、およびアルキルチオ基から選択されるか、またはR2からR6のいずれかの隣接する2つが連結して(−CH=CH‐CH=CH−)基を形成する。これらの化合物は、心障害の治療において活性であり、特に不整脈の治療に有用であることが開示されている。]
[0005] 発明者らの特許出願である特許文献2(本願の優先日の後に公開)は、式(B):]
[0006] ]
[0007] の化合物の使用を開示しており、
ここで、
R1は、水素(および=NHはNH2)、またはカルボキシアミド、炭素数1〜10のアルキル、炭素数2〜10のアルケニル、炭素数1〜3のアルキル‐アリール、炭素数1〜3のアルキル‐へテロシクリル、もしくは炭素数3〜10のシクロアルキルであり、これらのいずれも、所望される場合は、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシアミド、ハロ炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルキル、または炭素数1〜6のアルコキシで置換されていてよく;
R2からR6は、独立して、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル、アルケニル、アルキニル、もしくはアルコキシ(すべて、所望される場合は、1もしくは2つ以上のハロゲン、ヒドロキシ、およびアリールで置換されていてよい)、アミノ、モノ‐もしくはジ‐置換アミノ、アルケニルオキシ、アシル、アシルオキシ、シアノ、ニトロ、アリール、およびアルキルチオ基から選択され;
(a)哺乳類における障害の治療、特に、癲癇、多発性硬化症、緑内障およびウエビチス(uevitis)、脳外傷(cerebral traumas)および脳虚血、脳卒中、頭部損傷、脊髄損傷、外科手術による外傷(surgical trauma)、神経変性疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性炎症性疼痛、神経因性疼痛、片頭痛、双極性障害、気分、不安、および認知障害、統合失調症、ならびに三叉神経自律神経性頭痛の、特にヒトにおける治療のための電位依存性ナトリウムチャネル遮断薬として;
(b)哺乳類における障害の治療、特に、哺乳類の癌の治療のための葉酸代謝拮抗薬として、ならびに、特にヒトにおける三日熱マラリアおよび熱帯熱マラリアに対する抗マラリア薬として、
の使用を開示している。]
[0008] 炭素数1〜10のアルキル基として、R1は、適切には、無置換炭素数1〜6のアルキル基、通常はメチル、エチル、i‐プロピル、n‐プロピル、i‐ブチル、またはn‐ブチルである。別の選択肢として、このような基は、ヒドロキシ、またはクロロ、ブロモ、もしくはフルオロなどのハロゲンで置換されていてよい。]
[0009] 炭素数2〜10のアルケニル基として、R1は、アリルなどの無置換炭素数2〜6のアルケニル基であってよい。]
[0010] 炭素数3〜10のシクロアルキル基として、R1は、通常は、シクロヘキシルであり、所望される場合は、1もしくは2つ以上のハロゲン、ハロアルキル、またはアルコキシ基で置換されていてよく、例えば、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチル、メトキシ、またはエトキシである。]
[0011] 炭素数1〜3のアルキルアリール基として、R1は、通常はベンジルであり、所望される場合はそのフェニル基が1もしくは2つ以上のハロゲン、ハロアルキル、またはアルコキシ基で置換されていてよく、例えば、クロロ、フルオロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メトキシ、またはエトキシである。]
[0012] 炭素数1〜3のアルキル‐へテロシクリルとして、R1は、適切には、所望される場合はN置換であってよいピペリジン‐メチル、またはチエニル‐メチル、またはフリル‐メチルである。]
[0013] R2からR6で置換されたフェニル環は、適切には、1、2、もしくは3個の置換基を含む。]
[0014] R2からR6は、水素以外の場合、好ましくは、ハロゲン、ハロ炭素数1〜6のアルキル、または炭素数1〜7のアルコキシ基から選択される。特に好ましい置換基は、2,3、もしくは2,4、もしくは2,5、もしくは もしくは3,5、もしくは2,3,5ジ‐またはトリ−ハロ(特にクロロおよび/またはフルオロ)である。]
[0015] 化合物の1つのクラスでは、R1は水素ではない。化合物の別のクラスでは、R2は水素ではない。化合物のさらなるクラスでは、R1およびR2の両方が水素ということはない。]
[0016] 特許文献3の主題は、参照により本明細書に組み入れられる。]
先行技術

[0017] 米国特許第4,649,139号
国際公開第2008‐007149号
国際公開第2008‐00714号]
[0018] 本発明の化合物は、一般構造、]
[0019] ]
[0020] を有しており、
ここで、XおよびYは、各々NまたはCであり、XおよびYの少なくとも一方がNであり;
Zは、単結合または所望される場合は置換されていてもよい連結基であり、
R1は、水素または置換基であり;
R2は、アミノまたは置換基であり;
N*は、R1が水素の場合はアミノであり、もしくはR1が置換基の場合は=NHであるか;または、
N*は、RaおよびRbが独立してHもしくはアルキル基である基NRaRbであるか;または、
N*は、所望される場合は置換されていてもよいピペラジニル環であり;ならびに、
Aは、R2を介してトリアゾ/ジアゾ環と連結して縮合多環式環を形成していてもよい、所望される場合は置換されていてもよいヘテロ環式もしくは炭素環式の環系である。]
実施例

[0021] 炭素環式要素として、Aは、通常、所望される場合は置換されていてもよいフェニル、またはナフチル、またはアントラセニル、またはフルオレニル、またはアダマンチルである。]
[0022] ヘテロ環式要素として、Aは、通常、所望される場合は置換されていてもよい(ベンゾ)チエニル、または(ベンゾ)フリル、または(ベンゾ)ピラン、または(イソ)インドール、または(イソ)キノリン、またはピリジンである。]
[0023] R1が置換基である場合、適切な基としては、PCT/GB07/050405にて式(B)のR1について開示されるものすべて、および上述のものが含まれ、アルキル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アルケニル、カルボキシアミド、ベンジル;ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、またはカルボキシアミドで置換されたベンジル、および以下で開示するさらなる基などである。]
[0024] 本明細書で述べるアルキルおよびアルコキシ基は、通常、1〜6個、または1〜4個の炭素原子を含み、ならびにアルケニル基は2〜4個の炭素原子である。]
[0025] R2がアミノ以外の置換基である場合、適切な基としては、所望される場合は置換されていてもよいアルキルまたはフェニル基が挙げられる。]
[0026] Zが連結基である場合、Zは、所望される場合は置換されていてよい1もしくは2つのアルキルまたはフェニル基を有する炭素原子であってよい。このアルキル基は、連結して、シクロプロピルまたはシクロブチルなどのシクロアルキル基を形成してよい。Zは、不飽和連結基であってもよく、例えば、所望される場合は置換されていてよいアルケニルであり、この場合、A−Z−はスチリルであってよい。]
[0027] N*がピペラジニルである場合、N*は、通常、N‐アルキルピペラジニルである。特に、XがCであり、YがNであり、R1がHである場合、N*は、N‐メチルピペラジニルであってよい。]
[0028] トリアジン/ジアジン環のN原子と共に四級塩が形成されていてよい。]
[0029] アルキル基、ヘテロ環式、または炭素環式環に対する所望される場合は存在してもよい置換基としては、国際公開第2008‐007149号に開示されるものすべて、および上述のもの、および以下で開示するさらなる基が含まれる。国際公開第2008‐007149号の主題は、参照により本明細書に組み入れられる。]
[0030] 一般式(I)の化合物の1つの特別なクラスにおいて、XおよびYはいずれもNであり、トリアジン環を形成する。]
[0031] 式(I)の一般構造の範囲内において、Aが、フェニル、ナフチル、アントラセニル、もしくはフルオレニルなどのアリール;または、アダマンチルなどの非アリール、またはアリール環と非アリール環との混合であってよい単環式、二環式、または三環式の炭素環式環系である化合物の群が存在する。この群において、環系Aは、所望される場合は、上記で挙げた置換基で、または、特に、クロロもしくはブロモなどのハロゲンまたはCF3などのフルオロアルキル、OMeもしくはOEtなどのアルコキシ、またはフェノキシもしくはベンジルオキシなどのアリールオキシの1もしくは2つ以上で置換されていてよい。]
[0032] この群において、典型的な単環式置換基Aとしては、ジクロロフェニルおよびトリクロロフェニルなどのクロロフェニル、例えば、2,3‐、2,6‐、および3,5‐ジクロロ、ならびに2,3,5‐トリクロロ;2‐ブロモおよび3‐ブロモなどのブロモフェニル;ジ‐トリフルオロメチルなどのトリフルオロメチル‐フェニル、例えば、3,5‐トリフルオロメチル;ジメトキシ、ジエトキシ、トリメトキシ、およびトリエトキシ‐フェニルなどのメトキシ‐フェニル、エトキシ‐フェニル、例えば、4,5ジメトキシ、3,4,5トリメトキシ;ジ(フルオロメトキシ)‐フェニル、ジ(フルオロエトキシ)‐フェニルなどのフルオロメトキシ‐フェニル、フルオロエトキシ‐フェニル、例えば、2‐フルオロメトキシ、2‐フルオロエトキシ、4‐フルオロメトキシ、4‐フルオロエトキシ、2,4‐ジ(フルオロメトキシ)、および2,4‐ジ(フルオロエトキシ)、が挙げられる。]
[0033] 式(I)の化合物がトリアジンである場合、Y窒素は、無置換であっても、またはメチル、エチルなどのアルキル基、フルオロメチル、フルオロエチルなどのフルオロアルキル基、例えば−CH2CHF2、−CH2CF3、であることが適切である置換基R1を有していてもよい。]
[0034] Aが、所望される場合は置換されていてよいフェニル基である、式(I)のいくつかの典型的な単環式芳香族化合物は:
3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4,5トリメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐095]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ブロモフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐068]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐ブロモフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐069]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3,5‐ビストリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐092]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,6‐ジクロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐104]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4‐ジメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐115]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ブロモフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐068]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐ブロモフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐069]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐トリフルオロメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐056]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(1,1,2,2‐テトラフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐108]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(1,1,2,2‐テトラフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐137]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2,5‐ビス(2,2,2‐トリフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐140]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐ジフルオロメトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐142]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐クロロ‐5‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐172]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3,5(ビス‐トリフルオロメチル)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐175]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐176]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐クロロ‐4‐(メチルスルホニル)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐179]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,4,6‐トリイソプロピルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐180]
3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐tertブチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐181]
3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐n‐ブチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐183]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3,5‐ジ‐tert‐ブチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐187]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3,5‐ジメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐192]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3,5‐ビス(2,2,2‐トリフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐193]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐197]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2,5‐ビス(トリフルオロメチル)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐198]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐199]
3,5‐ジアミノ‐6‐(5‐クロロ‐2‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐200]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,4‐トリフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐206]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐クロロ‐4,5‐ジフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐207]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,4,5‐テトラフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐208]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3‐ジクロロ‐6‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン CEN209
[3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,4,5,6‐ペンタフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐212]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,6‐トリクロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐214]
5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,5‐トリクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2,2‐ジフルオロエチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐085]
5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2,2,2‐トリフルオロエチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐067]
5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2‐イソプロポキシ)エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐091]
5(3)‐アミノ‐6‐フェニル‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐051]
5(3)‐アミノ‐6‐(2,5‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐053]
5(3)‐アミノ‐6‐(3,5‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐059]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐ジフルオロメトキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐146]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐177]
5(3)‐アミノ‐6‐(3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐202]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐クロロ‐4,5‐ジフルオロ‐5‐フェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐204]
5(3)‐アミノ‐6‐フェニル‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐052]
5(3)‐アミノ‐6‐(2,5‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐054]
5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,5‐トリクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐055]
5(3)‐アミノ‐6‐(3,5‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐060]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐075]
5(3)‐アミノ‐6‐(3,4,5‐トリメトキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐119]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐178]
5(3)‐アミノ‐6‐(3,5‐ビス‐tert‐ブチルフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐189]
5(3)‐アミノ‐6‐(3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐203]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐クロロ‐4,5‐ジフルオロ‐5‐フェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐205]
5(3)‐アミノ‐6‐(3,4,5‐トリメトキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐101]
5(3)‐アミノ‐6‐[3,5‐(ビス‐トリフルオロメチル)フェニル]‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐099]
5(3)‐アミノ‐6‐(3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2,2,3,3‐テトラフルオロプロピル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐210]
5(3)‐アミノ‐6‐(3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2,2,3,3,3‐ペンタフルオロプロピル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐211]
である。]
[0035] この群において、典型的な二環式置換基Aは、1‐ナフチルおよび2‐ナフチル、もしくはテトラヒドロナフチルなどのナフチル、メチレンジオキシフェニル、エチレンジオキシフェニルなどのアルキレンジオキシフェニル、またはベンゾジオキソロであり、これらのいずれも、所望される場合は、例えば、6‐ブロモナフチルを例とするブロモ、もしくは2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロを例とするフルオロなどの1もしくは2つ以上のハロゲンによって、または、2‐もしくは3‐メトキシナフチル、エトキシナフチル、または1,4‐、2,5‐、もしくは3,7‐ジメトキシナフチル、ジエトキシナフチルを例とするメトキシ、エトキシなどの1もしくは2つ以上のアルコキシ基によって置換されていてよい。]
[0036] 前記のように、二環式置換基Aを有する式(I)の化合物がトリアジンである場合、Y窒素は、無置換であってよく、または置換基R1が、適切に、メチル、エチルなどのアルキル基、フルオロメチル、フルオロエチルなどのフルオロアルキル基、例えば−CH2CHF2、−CH2CF3、であってもよい。]
[0037] Aが二環式置換基である式(I)のいくつかの典型的な化合物は:
6‐(1‐ナフチル)‐1,2,4‐トリアジン‐3,5‐ジアミン[CEN‐072]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐073]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(6‐ブロモナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐096]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(5,6,7,8‐テトラヒドロナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐094]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐メトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐139]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2‐エトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐110]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐エトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐141]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3,7‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐143]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(1,4‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐151]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2,5‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐156]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2,5‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐157]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2,5‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐158]
5(3)‐アミノ‐6‐(1‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐077]
5(3)‐アミノ‐6‐(1‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐078]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐076]
5(3)‐アミノ‐6‐[1‐(5,6,7,8‐テトラヒドロナフチル)]‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐120]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐075]
3,5‐ジアミノ‐6‐[5‐(2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロ)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐117]
3,5‐ジアミノ‐6‐[4‐(2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロ)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐070]
5(3)‐アミノ‐6‐[5‐(2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロ)]‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐081]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4‐エチレンジオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐109]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4‐メチレンジオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐103]
である。]
[0038] この群では、典型的な三環式置換基Aは、1もしくは2つ以上の、アントラセニルもしくはフルオレニルなどの芳香族環、またはアダマンチルなどの非芳香族、を含む縮合環であり、これらのいずれも、所望される場合は上記の単環式および二環式化合物に対して提案された基によって置換されていてよい。三環式置換基Aを有する式(I)の化合物がトリアジンである場合は、やはり、置換基R1は、所望される場合は上記の単環式および二環式化合物に対して提案されたように置換されていてよい。]
[0039] 典型的な式(I)の三環式化合物は、
6‐(9‐アントラセニル)‐3,5‐ジアミノ‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐118]
3,5‐ジアミノ‐6‐[4‐(9H‐フルオレニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐129]
6‐アダマンチル‐3,5‐ジアミノ‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐083]
6‐アダマンチル‐5(3)‐アミノ‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐100]
である。]
[0040] 式(I)のR2がアミノではない化合物のクラスでは、R2は、適切には、フェニル基、または、アルキルもしくはアルコキシフェニル、またはハロフェニルなどの置換フェニル基であってよく;例えば、以下の実例としてのトリアジン化合物のようなものであり、これらは、R2およびAが同一の集団としてビス‐アリール構造を形成する特別な群の化合物である。]
[0041] 前述のように、トリアジン置換基R1は、所望される場合は上記の単環式および二環式化合物に対して提案されたように置換されていてよい。]
[0042] 実例としてのビス‐フェニルトリアジン化合物は:
3‐アミノ‐5,6‐ビス(4‐メチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐126]
3‐アミノ‐5,6‐ビス(2‐クロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐132]
3‐アミノ‐5,6‐ビス(4‐メトキシルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐127]
3‐アミノ‐2‐メチル‐5,6‐ビス(4‐メチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐134]
である。]
[0043] 式(I)の化合物の別のクラスでは、以下の実例としてのトリアジン化合物のように、環系Aは、置換基R2と連結して縮合環構造を形成してよい:]
[0044] ]
[0045] これらの化合物は、所望される場合は、縮合環構造上にて、および前述の化合物のようにR1位にて置換されていてよい。]
[0046] 特別の態様では、一般式(I)の2つの構造が、それぞれのA環を介して互いに連結している。例えば、Aが所望される場合は置換されていてもよいフェニルまたはナフチルの場合、この連結は、以下の化合物のように、メチレンまたはエーテルブリッジを介していてよい。]
[0047] ]
[0048] 本態様の変形では、以下で例示するように、環A構造が2つのトリアジン部分間で共有されている。]
[0049] ]
[0050] 本発明は、その範囲内において、A環が、既述の二環式および三環式構造、または以下で述べるヘテロ環式構造など、本明細書で述べるもの以外のいずれかであるこの一般的なビス型(bis−format)の化合物を含む。さらに、トリアジン環は、以下で述べるピリミジンおよびピラジン環で置き換えてもよい。]
[0051] 式(I)の化合物の特別なクラスでは、A環上の置換基は、例えば、ハロゲンまたはアルコキシまたは上述のフェニル環上のその他の置換基(substuents)によってフェニル環上にて所望される場合は置換されていてよいフェニルおよびフェノキシ、ベンジルおよびベンジルオキシを含む。このクラスは、以下のトリアジンで例示される。
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ビフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐074]
3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐ビフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐082]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐084]
3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐093]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐097]
5(3)‐アミノ‐6‐(4‐フェノキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐102]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐フェノキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐105]
5(3)‐アミノ‐6‐(3‐フェノキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐106]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐ベンジルオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [8][CEN‐123]
3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐ベンジルオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐131]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,4‐ジクロロベンジルオキシフェニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐144]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ベンジルオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐160]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,4‐トリフルオロメチルベンジルオキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐171]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,6‐ジクロロベンジルオキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐185]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐フェニルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐159]]
[0052] 一般構造(I)の化合物の別のクラスでは、Aは、所望される場合は置換されていてもよいヘテロ環式環系であり、例えば、1つ以上の酸素もしくは硫黄もしくは窒素原子を有する単環式、または二環式へテロ環、特に芳香族へテロ環式環系である:]
[0053] 例えば、チエニルおよびベンゾチエニルなどの硫黄含有へテロ環であり、前述の単環式および二環式A構造のように、所望される場合は、例えばハロゲン、アルキル、またはアルコキシ、特に1、2、もしくは3個の塩素または臭素原子によって置換されていてよい。]
[0054] このクラスの典型的な化合物は:
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐チエニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐057]
3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐チエニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐064]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,5ジクロロチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐071]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3,4,5トリクロロチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐079]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐チエニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐061]
5(3)‐アミノ‐6‐(2‐チエニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐062]
5(3)‐アミノ‐6‐[3‐(2,5‐ジクロロチエニル)]‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐080]
5(3)‐アミノ‐6‐{2‐(3,4,5‐トリクロロ)チエニル}‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐194]
5(3)‐アミノ‐6‐{2‐(3,4,5‐トリクロロ)チエニル}‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐195]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(4,5‐ジブロモチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐122]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(5‐ブロモチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐124]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐ブロモチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐125]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(5‐クロロチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐138]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(ベンゾ[b]チオフェニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐113]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐クロロベンゾ[b]チオフェニル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐114]
である。]
[0055] 例えば、フリル、フェニルフリル、およびベンゾピラニルなどの酸素含有へテロ環であり、前述の単環式および二環式A構造のように、所望される場合は、例えばハロゲン、アルキル、またはアルコキシによって、特に1、2、もしくは3個の塩素または臭素原子によって置換されていてよい。]
[0056] このクラスの典型的な化合物は:
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(5‐フェニルフリル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐107]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(4,5‐ジブロモフリル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐121]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2‐オキソ‐2H‐1‐ベンゾピラニル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐133]
5(3)‐アミノ‐6‐[2‐(4,5‐ジブロモフリル)]‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐135]
である。]
[0057] 例えば、ピリジル、インドリル、キノリル、イソキノリルなどの窒素含有へテロ環であり、前述の単環式および二環式A構造のように、所望される場合は、例えばハロゲン、アルキル、またはアルコキシによって、特に、クロロピリジルおよびジクロロピリジルなど、1、2、もしくは3個の塩素または臭素原子によって置換されていてよい。この窒素含有へテロ環は、所望される場合は、メチルなどのアルキルでN置換されていてもよく、またはフェノキシもしくはフェニルチオで置換されていてもよく、この場合のフェニルは、所望される場合は、クロロなどのハロゲンで置換されていてよい。]
[0058] このクラスの典型的な化合物は:
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2‐クロロピリジル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐164]
3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(6‐クロロピリジル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐166]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2‐フェノキシピリジル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐167]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(5,6‐ジクロロピリジル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐168]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐キノリル)‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐173]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,6‐ジクロロピリジル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐174]
3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(6‐クロロ‐ピリジル)]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐191]
である。]
[0059] ヘテロ環系では、A環に対する所望される場合は存在してもよい置換基として、炭素環式A環で開示したものが挙げられる。前述のように、トリアジンでは、置換基R1は、所望される場合は上記の単環式および二環式化合物に対して提案されたように置換されていてよい。]
[0060] 前述のビス‐フェニルトリアジン化合物と同様に、本発明は、ビス‐へテロ環化合物を含み、化合物3‐アミノ‐5,6‐ビス(2‐フリル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐196]で例示される。]
[0061] 一般構造(I)の範囲内の化合物の別のクラスでは、Zは、単結合以外の要素である。このクラスの範囲内には、Zが、構造AとXY環との間に挿入された、シクロヘキシル環を例とする所望される場合は置換されていてもよいシクロアルキル環である化合物の群、または例示化合物3,5‐ジアミノ‐6‐[E‐2‐(3‐フェニル)プロペニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐112]のように、Zが、所望される場合は、例えばメチルなどのアルキルもしくはシアノで置換されていてもよいアルケニルブリッジである化合物の群が存在する。]
[0062] A環とXY環との間にブリッジを有する化合物のこのクラスの範囲内には、一般式(V)で表される化合物の群も存在し、]
[0063] ]
[0064] ここで、R3、R4、およびR5基は、独立して、水素、またはアルキル、または式(I)で定めるように、環系Aであるが、ただし、R3、R4、およびR5のうちの1つだけが水素である。R3、R4、およびR5のうちの少なくとも1つが環系Aであることが適切である。R1、R2、およびN*は、前記で定める通りである。]
[0065] R3、R4、またはR5に対する適切なアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、およびブチルが挙げられる。アルキル基は、例えばハロゲンまたはアルコキシ基で置換されていてよい。]
[0066] R3、R4、およびR5のうちの1もしくは2つ以上が、環Aに対して提案されるようにヘテロ環式または炭素環式環系である場合、典型的な例は、前述の単環式、二環式、および三環式部分の代表として、フェニル、ナフチル、キサンチルである。環Aに対して提案されるような所望される場合は存在してもよい置換基が存在していてよく、ハロゲン(クロロ、フルオロ、ブロモ)およびアルコキシなどであり、例えばメトキシである。]
[0067] R3、R4、およびR5置換基のうちの1もしくは2つ以上が、例えば、所望される場合は置換されていてもよいフェノキシ基として、酸素原子を介して共通の炭素原子に結合していてよい。]
[0068] この群の実例として、式(V)の典型的なトリアジン化合物を以下に示す。
3,5‐ジアミノ‐6‐(ジフェニルメチル)‐1,2,4‐トリアジン[R3=H、R4=R5=Ph [CEN‐130]
3,5‐ジアミノ‐6‐(1,1‐ジフェニルエチル)‐1,2,4‐トリアジン [R3=Me、R4=R5=Ph] [CEN‐147]
5(3)‐アミノ‐6‐(1,1‐ジフェニルエチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐149]
3,5‐ジアミノ‐6‐(トリフェニルメチル)‐1,2,4‐トリアジン [R3=R4=R5=Ph] [CEN‐153]
3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐シクロペンチル‐1‐フェニル)‐1,2,4‐トリアジン [R3=シクロペンチル、R4=Ph、R5=H] [CEN‐163]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(6‐メトキシナフタレン)メチル)‐1,2,4‐トリアジン [R3=6‐メトキシナフチル、R4=Me、R5=H] [CEN‐165]
3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐プロピルブチル)‐1,2,4‐トリアジン [R3=R4=プロピル、R5=H] [CEN‐170]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(6‐メトキシナフタレン)エチル)‐1,2,4‐トリアジン [R3 + R4=キサンチル、R5=H] [CEN‐182]
3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐イソプロピル‐1‐フェニルメチ)‐1,2,4‐トリアジン [R3=イソプロピル、R4=フェニル、R5=H] [CEN‐201]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1,1ビス‐(4‐クロロフェニル)メチル]‐1,2,4‐トリアジン [R3=R4=4‐クロロフェニル、R5=H] [CEN‐213]
3,5‐ジアミノ‐6‐{1‐(4‐クロロフェノキシ)‐1‐メチル}エチル‐1,2,4‐トリアジントシレート[CEN 215]]
[0069] 式(V)の変形において、R3、R4、およびR5のうちの2つが、2つのアルキル基として互いに連結して、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシル基などのシクロアルキル基を形成する。この変形の実例としては、化合物、
5(3)‐アミノ‐6‐{1‐[1‐(4‐クロロフェニル)]シクロペンチル}‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐150]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロペンチル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐148]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロヘキシル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐145]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロブチル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐152]
3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロプロピル]‐1,2,4‐トリアジン [CEN‐154]
である。]
[0070] 前述のように、トリアジンでは、置換基R1は、所望される場合は上記の単環式および二環式トリアジン化合物に対して提案されたように置換されていてもよい。]
[0071] 一般構造(I)の化合物の1つの特別なクラスでは、XがNであり、YがHであり、ピラジン環を形成する。]
[0072] このクラスの範囲内において、典型的な化合物は、
2,6‐ジアミノ‐3‐(2,3,5‐トリクロロフェニル)ピラジン[CEN‐86]
2,6‐ジアミノ‐3‐(2,3‐ジクロロフェニル)ピラジン [CEN‐87]
2,6‐ジアミノ‐3‐(2‐ナフチル)ピラジン [CEN‐88]
2,6‐ジアミノ‐3‐(2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロ‐4‐イル)ピラジン [CEN‐89]
である。]
[0073] 式(I)のピラジンにおけるA環およびXY環に対する所望される場合は存在してもよい置換基としては、前記で考察したトリアジン化合物に対して提案されたもののいずれをも挙げることができる。さらに、ピラジンは、以下の化合物、]
[0074] ]
[0075] で例示されるように、X位においてN‐アルキル化、通常はN‐メチル化されていてもよい。]
[0076] 一般構造(I)の化合物の別の特別なクラスでは、XがHであり、YがNであり、ピリミジン環を形成する。]
[0077] このクラスの範囲内において、典型的な化合物は、
2,4‐ジアミノ‐5‐(2,3‐ジクロロフェニル)ピリミジン、[CEN‐41]
4(2)‐アミノ‐5‐(2,3‐ジクロロフェニル)‐2,4(2,5)‐ジヒドロ‐2(4)‐イミノ‐1‐メチルピリミジン[CEN‐42]
4(2)‐アミノ‐5‐(2,3‐ジクロロフェニル)‐2,4(2,5)‐ジヒドロ‐2(4)‐イミノ‐1‐メチルピリミジン [CEN‐43]
2,4‐ジアミノ‐5‐(2,3,5‐トリクロロフェニル)ピリミジン [CEN‐047]]
[0078] 式(I)のピリミジン(pyrmidines)におけるA環およびXY環に対する所望される場合は存在してもよい置換基としては、前記で考察したトリアジン化合物に対して提案されたもののいずれをも挙げることができる。さらに、ピリミジンは、化合物2,4‐ジアミノ‐5‐(4‐クロロフェニル)‐6‐エチル‐ピリミジン [CEN‐048]で例示されるように、X位にてアルキル化、通常はメチル化またはエチル化されていてもよい。]
[0079] 本発明は、以下で例示される式(I)のピペラジニルピリミジンの使用も含み、]
[0080] ]
[0081] これらは、欧州特許出願公開第0372934号明細書に記載の手順を用いて作製される。]
[0082] 式(I)のさらなるピリミジンおよびピラジン化合物は、R1およびR2において置換されており、式(I)のトリアジンに対して上記で開示されるように、種々のA環を有する。]
[0083] 式(I)の範囲内で置換パターンの違いを示すさらなる化合物は、以下の手順(4)で作製することができる化合物によって例示される。]
[0084] ]
[0085] または、以下の手順(3)で作製することができる化合物によって例示される。]
[0086] ]
[0087] または、以下の手順(1)で作製することができる化合物によって例示される。]
[0088] ]
[0089] 式(I)の化合物の塩の使用は、本発明の局面を形成する。好ましい塩は、薬理学的に許容される酸付加塩である。適切な薬理学的に許容される酸付加塩としては、有機酸および無機酸のいずれによって形成されるものも挙げられ、例えば、塩酸、硫酸、クエン酸、酒石酸、リン酸、乳酸、ピルビン酸、酢酸、マロン酸、コハク酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、オキサロ酢酸、メタンスルホン酸、p‐トルエンスルホン酸、ベンゼン‐スルホン酸、グルタミン酸、ナフトエ酸、およびイセチオン酸から形成されるものである。エタンスルホン酸塩、リンゴ酸塩、マンダル酸塩(mandalate)、安息香酸塩、およびサリチル酸塩も適切である。]
[0090] 式(I)の化合物の作製において、化合物またはその塩は、反応溶媒または結晶化溶媒またはこれらの成分の溶媒和物として得られる場合がある。そのような溶媒和物の使用は、本発明の別の局面を形成する。適切な薬理学的に許容される溶媒和物としては、水和物が挙げられる。]
[0091] 構造(I)の特定の化合物は、キラル中心を有しており、ラセミ体、ラセミ混合物として、および個々のエナンチオマーまたはジアステレオマーとして存在し得る。このような異性体はすべて本発明の範囲内に含まれる。式(I)の化合物の幾何異性体もすべて、個々の異性体であれ、またはそれらの混合物であれ、本発明の範囲内に含まれる。従って、トランスおよびシス配置を取る構造(I)の化合物は、本発明のさらなる局面を形成し;さらに、その混合物を含む構造(I)のその他の互変異性形態のすべてもそうである。さらに、構造(I)の化合物の結晶形態のいくつかは多形体(polymorphs)として存在することができ、これらはすべて本発明に含まれる。]
[0092] 式(I)の特定の化合物は、その全開示事項が参照により本明細書に組み入れられる上述の米国特許第4,649,139号に開示される手順によって作製することができる。]
[0093] 式(I)の特定の化合物は、その全開示事項が参照により本明細書に組み入れられる欧州特許出願公開第0021121号に開示される方法によって作製することもできる。]
[0094] 上述の具体的な化合物の作製は、本明細書で後に例示する。本発明の範囲内の関連する化合物は、開示されたプロセスの明らかなまたは通常の変形により、適切な出発物質を用いて式(I)の範囲内の化合物の所望される置換基および部分を導入することで作製することができる。]
[0095] 式(I)の化合物の塩は、作製プロセスにおける残留酸の存在によって得ることができる。別の選択肢として、塩の作製は、遊離塩基としての式(I)の化合物を、適切な溶媒中にて薬理学的に許容される酸と混合し、溶媒を除去して塩を回収するか、または溶媒から塩を結晶化させることによって行うことができる。]
[0096] さらなる局面では、本発明は、癲癇、多発性硬化症、緑内障およびウエビチス、脳外傷および脳虚血、脳卒中、頭部損傷、脊髄損傷、外科手術による外傷、神経変性疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性炎症性疼痛、神経因性疼痛、片頭痛、双極性障害、気分、不安、および認知障害、統合失調症、ならびに三叉神経自律神経性頭痛などの障害の治療;哺乳類の癌の治療;ならびに、マラリアの治療のための医薬組成物であって;式(I)の化合物、またはその薬理学的に許容される塩もしくは溶媒和物を薬理学的に許容されるキャリアとの混合物として含む医薬組成物を提供する。]
[0097] 式(I)の化合物は、効果単位剤形(effective unit dosage form)として、すなわち、インビボにて障害に対して効果的である十分な量で、本発明の組成物中に存在する。]
[0098] 本発明の組成物中に存在する薬理学的に許容されるキャリアは、医薬を投与する目的で従来から用いられる物質であってよい。これらは、液体または固体の物質であってよく、これらは、それ以外の点では不活性であるかまたは医学的に許容され、および活性成分との適合性を有する。]
[0099] これらの医薬組成物は、経口または非経口により投与することができ、例えば坐薬、軟膏、クリーム、粉末、または経皮パッチとしてである。しかし、これらの組成物は、経口投与および静脈内注射が好ましい。]
[0100] 経口投与については、微細粉末または顆粒は、希釈剤、分散剤、および/または界面活性剤を含み、ならびに、水中もしくはシロップ中の液体飲み薬(draught)として、乾燥状態での、または懸濁剤が含まれていてよい非水性懸濁液でのカプセルもしくはサシェ(sachets)として、または、水中もしくはシロップ中の懸濁液として提供することができる。所望される場合または必要である場合は、香味料、保存料、懸濁剤、または増粘剤を含んでよい。乾燥粉末または顆粒は、圧縮して錠剤を形成してよく、またはカプセル内に収容してもよい。]
[0101] 注射については、化合物は、酸化防止剤またはバッファーを含んでよい滅菌水性注射溶液として提供することができる。]
[0102] 遊離塩基、またはその塩もしくは溶媒和物は、他の添加剤を伴わないそれ単独の形態で投与することもでき、その場合、カプセルまたはサシェがキャリアとして好ましい。]
[0103] 別の選択肢として、活性化合物は、効果単位用量として単独の形態で、例えば圧縮して錠剤などとして、提供することができる。]
[0104] 含有させてよいその他の化合物としては、例えば、医学的に不活性である成分であり、例えば、錠剤もしくはカプセルに対してはラクトース、デンプン、またはリン酸カルシウムなど;軟質カプセルに対してはオリーブ油またはオレイン酸エチルなど;および懸濁液もしくはエマルジョンに対しては水または植物油などの、固体ならびに液体希釈剤;タルクまたはステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤;コロイドクレイなどのゲル化剤;トラガカントガムまたはアルギン酸ナトリウムなどの増粘剤;ならびに、このような製剤のキャリアとして有用である湿潤剤、保存料、バッファー、および酸化防止剤などのその他の治療的に許容される副成分(accessory ingredients)、である。]
[0105] 錠剤、または個別のユニットとして提供されるその他の形態は、都合よく、式Iの化合物をそのような用量が効果的である量で、またはその倍数分の量で含有してよく、例えば、ユニットは、5mgから500mg、通常は約10mgから250mgを含有する。]
[0106] 本発明の医薬組成物は、式(I)の化合物を薬理学的に許容されるキャリアと混合することによって作製することができる。従来の医薬賦形剤を必要に応じて混合してよい。適切な製剤の例は、上述の米国特許第4,649,139号に記載されている。]
[0107] 本発明は、ナトリウムチャネル遮断薬および葉酸代謝拮抗薬に対して感受性のある哺乳類における障害、特に、癲癇、多発性硬化症、緑内障およびウエビチス(uevitis)、脳外傷(cerebral traumas)および脳虚血、脳卒中、頭部損傷、脊髄損傷、外科手術による外傷(surgical trauma)、神経変性疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性炎症性疼痛、神経因性疼痛、片頭痛、双極性障害、気分、不安、および認知障害、統合失調症、ならびに三叉神経自律神経性頭痛などの障害の治療;哺乳類の癌の治療;ならびに、マラリアの治療、の方法を提供し;それは、式(I)の化合物、またはその薬理学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または上記で定める組成物の無毒性である効果量を投与することによる。]
[0108] 本発明はさらに、ナトリウムチャネル遮断薬および葉酸代謝拮抗薬に対して感受性のある哺乳類における障害、特に、癲癇、多発性硬化症、緑内障およびウエビチス(uevitis)、脳外傷(cerebral traumas)および脳虚血、脳卒中、頭部損傷、脊髄損傷、外科手術による外傷(surgical trauma)、神経変性疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性炎症性疼痛、神経因性疼痛、片頭痛、双極性障害、気分、不安、および認知障害、統合失調症、ならびに三叉神経自律神経性頭痛などの障害の治療;哺乳類の癌の治療;ならびに、マラリアの治療のための医薬を作製するための、式(I)の化合物、またはその薬理学的に許容される塩もしくは溶媒和物、または上記で定める組成物を提供する。]
[0109] 上記で示すように、式(I)の化合物は、一般に、そのような障害を経口投与または静脈内注射によって治療するのに有用である。]
[0110] 式(I)の化合物は、通常、1日あたり0.01mg/kgから20mg/kgの用量で投与され、好ましくは1日あたり0.1から5.0mg/kgである。]
[0111] ラモトリギンなどの構造が類似する化合物、および式(I)の範囲内のその他の公知の化合物のヒトへの公知の使用を考えると、式(I)の化合物の使用において大きな毒性の問題は予測されない。しかし、臨床的な使用の前に、適切な試験手順を実施すべきである
(実施例)]
[0112] 式(I)の例示化合物および試験に用いられるその他の化合物を作製する方法を以下に報告する。これは、本明細書で述べる追加のもしくは代わりの置換基または部分を有する類似化合物の作製に適用することができる。]
[0113] 以下の手順において、融点の単位はすべて℃である。]
[0114] 3,5‐ジアミノ‐6‐アリール‐1,2,4‐トリアジン化合物− 手順[1]]
[0115] 3,4‐ジメトキシベンゾイルシアニド(3;Ar=3,4‐ジメトキシフェニル)
[手順A]
3,4‐ジメトキシベンゾイルクロリド[AcrosOrganics](14.05g;0.070mol)、乾燥トルエン(32cm3)、乾燥アセトニトリル(8.0cm3)、銅(I)シアニド(8.5;0.095mol)、およびセライト(Celite)(5g)のよく攪拌した混合物[パドルスターラー(paddle stirrer)]を、酸クロリドがなくなるまで還流下で加熱した(約1.5時間)。この暗色の反応混合物を約70°まで冷却し、トルエン(150cm3)で希釈した。さらに約30分間攪拌した後、得られたスラリーを、クロマトグラフィ用シリカゲルの層(約2.5cm)でろ過し、淡黄色のろ液を重量が一定となるまで減圧蒸発させ、レモン色の固体として表題の化合物を得た。
収率=11.41g(85.3%)
Mpt=143〜145℃
この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0116] アミノグアニジンビスメシレート4
メタノール中(720cm3)の99.5%メタンスルホン酸[Aldrich](422g;4.40mol)の40°の攪拌溶液に、炭酸水素アミノグアニジン[Aldrich](272.0g;2.00mol)を一部分ずつ30分間かけて添加した。添加が完了したところで、温度が約40°に下がるまでこの溶液を攪拌し、次に冷エーテル(500cm3)でゆっくり処理した。添加の間に、無色の針状物が析出し始めた。得られたスラリーを0°で4時間静置し、ろ過し、生成物を冷エーテルで洗浄し、50°にて一晩減圧乾燥した。収率=528g(99.25%)、mpt=149〜150°。
(文献値:国際公開第2004/026845号;147.5°)]
[0117] シッフ塩基、シアノヒドラゾン(5、Ar=3,4‐ジメトキシフェニル)
[手順A]
99.5%メタンスルホン酸(22g)中のアミノグアニジンビスメシレート(14.0g;0.053mol)の65〜70°の攪拌溶液に、アセトニトリル(30cm3)中の3,4‐ジメトキシベンゾイルシアニド(5.7g;0.030mol)の温溶液を約25分間かけて滴下した。次に、この混合物を、サンプルが水中の透明な溶液となるまで68°で攪拌し(約2.5時間)、続いて粉砕した氷/水(125g)上へ注ぎ入れ、淡黄色の析出物を得た。攪拌混合物を48%水酸化ナトリウム(19.0cm3)で中和し(pH8〜9)、明黄色の沈澱物を得た。生成物をろ過し、冷水で洗浄し、45°で減圧乾燥した。
収率=6.21g(83.8%)
Mpt=98〜100℃
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.52]
[0118] この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0119] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4‐ジメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[6、Ar=3,4‐ジメトキシフェニル] [CEN‐115]
プロパン‐1‐オール(70cm3)中の上記シアノヒドラゾン(6.21g)の溶液を、エタノール(1.5cm3)中の20%ナトリウムエトキシド溶液で処理してpHを9〜10に調節し、この混合物を出発物質がなくなるまで還流下で加熱した(1.5時間)。この間、出発物質は部分的に溶解し、明黄色の結晶固体が析出した。室温で静置後、生成物をろ取し、冷アセトンで洗浄し、45°で減圧乾燥して表題の化合物を得た(6.06g;99.3%)。
Mpt=288〜290℃
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.35]
[0120] 上記の手順を用いて以下の化合物を作製した:]
[0121] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4,5トリメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐095]
3,4,5‐トリメトキシベンゾイルクロリド[Fluka]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点309〜311℃(分解)、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.57の淡オレンジ色から薄茶色のプリズム状物(pale orange−buff prisms)として得た。]
[0122] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐チエニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐057]
2‐チエニルカルボン酸より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点271〜272℃(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.58の暗金色の板状物として得た。]
[0123] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐チエニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐064]
3‐チエニルカルボン酸より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点199〜201(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.44のベージュ色の粉末として得た。]
[0124] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ブロモフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐068]
2‐ブロモ安息香酸より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点198〜200℃、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.65の淡クリーム色の固体として得た。]
[0125] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐ブロモフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐069]
3‐ブロモ安息香酸より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点221〜222℃、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.52の淡黄色のプリズム状物として得た。]
[0126] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,5ジクロロチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐071]
2,5‐ジクロロチオフェン‐3‐カルボン酸(Alfaaesar)より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点190〜192°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.68の暗金色の板状物として得た。]
[0127] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3,4,5トリクロロチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐079]
3,4,5‐トリクロロチオフェン‐2‐カルボン酸[Alfaaesar]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点263〜265°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.33の淡黄から黄褐色の固体(pale yellow−tan solid)として得た。
トルエンスルホン酸塩は、標準的な手順により、mpt=208〜210°の無色の小プリズム状物として作製した。]
[0128] 6‐(1‐ナフチル)‐1,2,4‐トリアジン‐3,5‐ジアミン[CEN‐072]
1‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点194〜196°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.60の淡黄色のプリズム状物として得た。]
[0129] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐073]
2‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点215〜216°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.66の淡クリーム色の板状物として得た。]
[0130] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(6‐ブロモナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐096]
6‐ブロモ‐2‐ナフトエ酸[Alfaaesar]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点260〜262°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.64のクリーム色の板状物として得た。]
[0131] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ビフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐074]
2‐ビフェニルカルボン酸[AcrosOrganics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点222〜224°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.57の無色の固体として得た。]
[0132] 3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐ビフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐082]
4‐ビフェニルカルボン酸[Alfaaesar]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点282〜284°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.55の淡黄色のプリズム状物として得た。]
[0133] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐097]
2‐フェノキシ安息香酸[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点200〜202°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.32の淡黄色のプリズム状物として得た。]
[0134] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐084]
3‐フェノキシ安息香酸[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点152〜153°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.57の淡黄色の固体として得た。]
[0135] 3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐093]
4‐フェノキシ安息香酸[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点266〜267°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.33の淡黄色のプリズム状物として得た。]
[0136] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3,5‐ビストリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐092]
3,5‐ビストリフルオロメチル安息香酸[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点213〜215°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.69のオフホワイト色のプリズム状物として得た。]
[0137] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(5,6,7,8‐テトラヒドロナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐094]
5,6,7,8‐テトラヒドロナフタレン‐1‐カルボン酸[Shanghai FWD Chemicals Limited, 中国]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点202〜204°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.50の非常に淡いクリーム色のプリズム状物として得た。]
[0138] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4‐メチレンジオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐103]
ピペロニル酸[AcrosOrganics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点217〜218°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.48の淡クリーム色の針状物として得た。]
[0139] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2,6‐ジクロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐104]
2,6‐ジクロロ安息香酸より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点160〜162°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.46の淡ベージュ色のプリズム状物として得た。]
[0140] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(5‐フェニルフリル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐107]
5‐フェニル‐2‐フロン酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点247〜249°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.68の鈍黄色の固体として得た。]
[0141] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3,4‐エチレンジオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐109]
3,4‐(エチレンジオキシ)安息香酸[Apollo Scientific Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点220〜222°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.28の暗クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0142] ビス‐[3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐アリール)‐1,2,4‐トリアジン] [CEN‐111]]
[0143] ]
[0144] 4,4’‐オキシビス(安息香酸)[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点>360°(約300°で暗色化)、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.22の淡クリーム色の固体として得た。]
[0145] 3,5‐ジアミノ‐6‐[E‐2‐(3‐フェニル)プロペニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐112]]
[0146] ]
[0147] (E)‐アルファ‐フェニルケイ皮酸[AcrosOrganics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点212〜213°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.55の淡黄色の固体として得た。]
[0148] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(ベンゾ[b]チオフェニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐113]
ベンゾ[b]チオフェン‐2‐カルボン酸[Acros Organics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点344〜345°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.44の暗クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0149] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐クロロベンゾ[b]チオフェニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐114]
3‐クロロベンゾ[b]チオフェン‐2‐カルボン酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点318〜320°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.30の淡クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0150] 6‐(9‐アントラセニル)‐3,5‐ジアミノ‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐118]
アントラセン‐9‐カルボン酸[AlfaAesar]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点350〜352°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.43の薄灰色の粉末として得た。]
[0151] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(4,5‐ジブロモフリル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐121]
4,5‐ジブロモ‐2‐フロン酸[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点272〜275°(起泡(effervesce.))、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.13の淡クリーム色の固体として得た。]
[0152] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(4,5‐ジブロモチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐122]
4,5‐ジブロモチオフェン‐2‐カルボン酸[AlfaAesar]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点318〜320°(起泡)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.22の淡クリーム色の固体として得た。]
[0153] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(5‐ブロモチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐124]
5‐ブロモチオフェン‐2‐カルボン酸[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点265〜268°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.42の淡クリーム色の固体として得た。]
[0154] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐ブロモチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐125]
3‐ブロモチオフェン‐2‐カルボン酸[Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点215〜217°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.42の淡クリーム色の板状物として得た。]
[0155] 3,5‐ジアミノ‐6‐[4‐(9H‐フルオレニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐129]
9H‐フルオレン‐4‐カルボン酸[Acros Organics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点240〜242°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.38のクリーム色のプリズム状の板状物(prisms plates)として得た。]
[0156] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2‐オキソ‐2H‐1‐ベンゾピラニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐133]]
[0157] ]
[0158] クマリン‐3‐カルボン酸[Fluka]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点>350°(分解)、tlc(25%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.27の黄褐色の結晶固体として得た。]
[0159] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(5‐クロロチエニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐138]
5‐クロロチオフェン‐2‐カルボン酸[Acros Organics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点312〜314°(分解)、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.57の鈍クリーム色の板状物として得た。]
[0160] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐トリフルオロメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐056]
2‐トリフルオロメトキシ安息香酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点148〜150°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.58の淡クリーム色の固体として得た。]
[0161] 3,5‐ジアミノ‐6‐[4‐(2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロ)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐070]]
[0162] ]
[0163] 2,2‐ジフルオロベンゾジオキソール‐4‐カルボン酸[Apollo Scientific Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点200〜201°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.63の淡黄色の固体として得た。]
[0164] 3,5‐ジアミノ‐6‐[5‐(2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロ)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐117]]
[0165] ]
[0166] 2,2‐ジフルオロベンゾジオキソール‐5‐カルボン酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点221〜222°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.52の淡黄色の固体として得た。]
[0167] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(1,1,2,2‐テトラフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐108]
3‐(1,1,2,2‐テトラフルオロエトキシ)安息香酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点199〜200°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.56の淡クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0168] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(1,1,2,2‐テトラフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐137]
2‐(1,1,2,2‐テトラフルオロエトキシ)安息香酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点158〜160°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.57の淡クリーム色の針状物として得た。]
[0169] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2,5‐ビス(2,2,2‐トリフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐140]
2,5‐ビス(2,2,2‐トリフルオロエトキシ)安息香酸[Apollo Scientific Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点99〜101°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.54の淡クリーム色の固体として得た。]
[0170] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐ジフルオロメトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐142]
2‐(ジフルオロメトキシ)安息香酸[Apollo Scientific Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点154〜155°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.40の淡藤色のプリズム状物(pale lilac prisms)として得た。]
[0171] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐フェニルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐159]
3‐ビフェニルカルボン酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点215〜217°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.34の淡クリーム色の板状物として、75%の収率で得た。]
[0172] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐クロロ5トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐169]
2‐クロロ‐5‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点238〜239°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.37の淡薄茶色(pale buff)の板状物として、70%の収率で得た。]
[0173] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐クロロ‐5‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐172]
3‐クロロ‐5‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点249〜251°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.47の淡薄茶色のプリズム状物として、82%の収率で得た。]
[0174] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3,5(ビス‐トリフルオロメチル)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐175]
3,5‐(ビス‐トリフルオロメチル)安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点350〜352°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.48の無色のプリズム状物として得た。]
[0175] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐176]
2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点255〜256°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.34の非常に淡いクリーム色の板状物として、59%の収率で得た。]
[0176] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐クロロ‐4‐(メチルスルホニル)フェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐179]
2‐クロロ‐4‐(メチルスルホニル)安息香酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点286〜288°(起泡)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.32の淡クリーム色のプリズム状物として、85%の収率で得た。]
[0177] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2,4,6‐トリイソプロピルフェニル)‐1,2,4‐トリアジントシレート[CEN‐180]
2,4,6‐トリイソプロピル安息香酸[AlfaAesar]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点分解温度275〜280°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.48の淡クリーム色のプリズム状物として、12.5%の収率で得た。]
[0178] 3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐tertブチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐181]
4‐tertブチル安息香酸[Acros Organics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点275〜276°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.35の明淡黄色の平らな針状物として、90.5%の収率で得た。]
[0179] 3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐n‐ブチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐183]
4‐n‐ブチル安息香酸[Acros Organics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点184〜186°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.39の非常に淡いクリーム色のプリズム状物として、78.5%の収率で得た。]
[0180] 3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐フルオロ‐3‐フェノキシルフェニル)‐1,2,4‐トリアジントシレート[CEN‐184]
4‐フルオロ‐3‐フェノキシ安息香酸[Acros Organics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点226〜227°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.37の淡レモン色のプリズム状物として、31.5%の収率で得た。]
[0181] ビス‐トリアジン[CEN‐186]]
[0182] ]
[0183] イソフタル酸[Acros Organics]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点325〜327°(起泡)、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.21の暗クリーム色の粉末として、92.5%の収率で得た。]
[0184] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3,5‐ジ‐tert‐ブチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐187]
3,5‐ジ‐tert‐ブチル安息香酸[Advanced Technology & Industrial Co.,香港]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点278〜280°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.43の無色の針状物として、80.6%の収率で得た。]
[0185] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3,5‐ジメトキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐192]
3,5‐ジメトキシ安息香酸[Sigma Aldrich]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点225〜228°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.45の僅かに黄色の板状物として、98.0%の収率で得た。]
[0186] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3,5‐ビス(2,2,2‐トリフルオロエトキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐193]
3,5‐ビス(2,2,2‐トリフルオロエトキシ)安息香酸[Advanced Technology & Industrial Co.,香港]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点185〜187°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.61の淡クリーム色のプリズム状物として、65.3%の収率で得た。]
[0187] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐197]
3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点218〜220°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.35のオフホワイト色の微結晶粉末として、17%の収率で得た。]
[0188] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2,5‐ビス(トリフルオロメチル)フェニル]‐1,2,4‐トリアジントシレート[CEN‐198]
3,5‐ビス‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点218〜220°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.37のオフホワイト色の微結晶粉末として、16%の収率で得た。]
[0189] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐199]
2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点218〜220°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.39の淡黄褐色の針状物として、17%の収率で得た。]
[0190] 3,5‐ジアミノ‐6‐(5‐クロロ‐2‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐200]
5‐クロロ‐2‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点242〜243°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.41のほぼ無色のプリズム状物として、65%の収率で得た。]
[0191] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,4‐トリフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐206]
2,3,4‐トリフルオロ安息香酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点242〜243°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.33のクリーム色の板状物として、75%の収率で得た。]
[0192] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐クロロ‐4,5‐ジフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐207]
2‐クロロ‐4,5‐ジフルオロ安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点240〜242°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.38の淡黄褐色の板状物として、74%の収率で得た。]
[0193] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,4,5‐テトラフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐208]
2,3,4‐テトラフルオロ安息香酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点233〜235°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.36の非常に淡いクリーム色の微結晶粉末として、52.2%の収率で得た。]
[0194] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3‐ジクロロ‐6‐トリフルオロメチルフェニル)‐1,2,4‐トリアジントシレート[CEN‐209]
2,3‐ジクロロ‐6‐トリフルオロメチル安息香酸[JRD Fluorochemicals Ltd]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点:分解温度>265°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.34の非常に淡い緑がかった黄色のプリズム状物として、6.5%の収率で得た。]
[0195] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,4,5,6‐ペンタフルオロフェニル)‐1,2,4‐トリアジントシレート[CEN‐212]
2,3,4,5,6‐ペンタフルオロ安息香酸[Fluorochem]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点355〜358°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.31の非常に淡いクリーム色の微結晶粉末として、2.5%の収率で得た。]
[0196] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,6‐トリクロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジントシレート[CEN‐214]
2,3,6‐トリクロロ安息香酸[TCIEurope]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点:分解温度>265°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.39の淡クリーム色の粉末として、16.5%の収率で得た。]
[0197] アルコキシ置換3,5‐ジアミノ‐6‐ナフチル‐1,2,4‐トリアジン化合物− 手順[2]
3‐メトキシ‐2‐ナフトイルシアニド
[手順B]
3‐メトキシ‐2‐ナフトイルクロリド[標準的な手順により、3‐メトキシ‐2‐ナフトエ酸から作製](22.08g;0.10mol)、乾燥トルエン(48cm3)、乾燥アセトニトリル(12.0cm3)、銅(I)シアニド(12.2;0.136mol)、およびセライト(5g)のよく攪拌した混合物[パドルスターラー]を、酸クロリドがなくなるまで還流下で加熱した(約4.0時間)。約5分後、この反応混合物は暗色化し、続いて複合体の形成のために明オレンジ色および粘性となった。このオレンジ色の複合体を分解する効果を有する追加のアセトニトリル(15.0cm3)を添加した。この暗色の反応混合物を約80°まで冷却し、トルエン(200cm3)で希釈した。さらに約30分間攪拌した後、得られたスラリーを、クロマトグラフィ用シリカゲルの層(約2.5cm)でろ過し、淡オレンジ色のろ液を重量が一定となるまで減圧蒸発させ、明オレンジ色の固体として表題の化合物を得た。
収率=19.27g(91.3%)
Mpt=132〜135°]
[0198] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐メトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐139]
対応するシアノヒドラゾンより、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点252〜254°(分解)、tlc(15%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.66の淡クリーム色の固体として得た。]
[0199] 以下の化合物を同様にして作製した:]
[0200] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2‐エトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐110]
2‐エトキシ‐1‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115+CEN‐139]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点178〜80°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.37の淡クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0201] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3‐エトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐141]
3‐エトキシ‐2‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115+CEN‐139]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点212〜214°、tlc(15%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.53のクリーム色のプリズム状物として得た。]
[0202] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(3,7‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐143]
3,7‐ジメトキシ‐2‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115+CEN‐139]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点274〜276°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.47の暗クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0203] 3,5‐ジアミノ‐6‐[2‐(1,4‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐151]
1,4‐ジメトキシ‐2‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115+CEN‐139]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点142〜144°(起泡、再固化)、184〜186°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.64のベージュ色のプリズム状物として得た。]
[0204] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2,5‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐156]
2,5‐ジメトキシ‐1‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115+CEN‐139]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点分解温度>275°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.60の淡ベージュ色のプリズム状物として得た。]
[0205] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2,5‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐157]
2‐メトキシ‐1‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115+CEN‐139]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点255〜257°(起泡)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.56の淡クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0206] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(2,5‐ジメトキシナフチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐158]
4,7‐ジブロモ‐3‐メトキシ‐2‐ナフトエ酸より、例[CEN‐115+CEN‐139]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点222〜224°(分解)、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.48の暗クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0207] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐ビフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐159]
3‐ビフェニルカルボン酸[International Laboratory,米国]より、例[CEN‐115]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点215〜217°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.34の淡金黄色の板状物として得た。]
[0208] 3,5‐ジアミノ‐6‐ベンジルオキシフェニル‐1,2,4‐トリアジン化合物− 手順[3]
反応スキーム:]
[0209] ]
[0210] メチル3‐ベンジルオキシベンゾエート[3]
メチル3‐ヒドロキシベンゾエート[Aldrich](15.2g;0.10mol)、ベンジルクロリド(12.7g;0.10mol)、炭酸カリウム(13.8g;0.10mol)、ヨウ化カリウム(1.0g)、およびアセトン(150cm3)の混合物を、ベンジルクロリドがなくなるまで室温で攪拌した(約24時間)。]
[0211] 次に、この混合物を粉砕した氷/水(200cm3)中へ攪拌しながらゆっくり注ぎ入れ、沈澱した固体をろ取した。生成物を中性となるまで冷水で洗浄し、45°で減圧乾燥して、無色粉末として表題の化合物を得た。
収率=23.9g(98.8%)
Mpt=77〜78°
Tlc[シリカゲルプレート、クロロホルム]、Rf=0.72]
[0212] この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0213] 以下の化合物を同様にして作製した:
メチル2‐ベンジルオキシベンゾエート;収率=96.4%、mpt=46〜48°
メチル4‐ベンジルオキシベンゾエート;収率=98.7%、mpt=96〜98°
メチル3‐(2,6‐ジクロロベンジルオキシ)ベンゾエート;収率=94.8%、mpt=87〜88°
メチル3‐(3,4‐ジクロロベンジルオキシ)ベンゾエート;収率=97.8%、mpt=115〜117°
メチル3‐(3,5‐ビストリフルオロベンジルオキシ)ベンゾエート;収率=97.9%、mpt=55〜57°]
[0214] 3‐ベンジルオキシ安息香酸[4]
メチル3‐ベンジルオキシベンゾエート(23.9g;0.099mol)、水酸化カリウム(8.42g;0.15mol)、およびメタノール(100cm3)の混合物を、水中の小サンプルが透明な溶液となるまで室温で攪拌した(約18時間)。次に、この溶液を蒸発乾固させ、無色固体の残渣を水(100cm3)に溶解し、得られた攪拌溶液を、50%硫酸(30cm3)でゆっくり酸性化した。約30分間の攪拌の後、結晶沈澱物をろ過し、水で洗浄し、40°で減圧乾燥して、無色粉末として表題の化合物を得た。
収率=22.0g(97.5%)
Mpt=133〜135°]
[0215] この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0216] 以下の化合物を同様にして作製した:
2‐ベンジルオキシ安息香酸;収率=98.4%、mpt=77〜79°
4‐ベンジルオキシ安息香酸;収率=97.8%、mpt=187〜189°
3‐(2,6‐ジクロロベンジルオキシ)安息香酸;収率=98.2%、mpt=173〜174°
3‐(3,4‐ジクロロベンジルオキシ)安息香酸;収率=97.5%、mpt=160〜162°
3‐(3,5‐ビストリフルオロベンジルオキシ)安息香酸;収率=97.7%、mpt=183〜184°]
[0217] 3‐ベンジルオキシベンゾイルクロリド[5]
3‐ベンジルオキシ安息香酸(22.0g;0.096mol)および乾燥ジクロロメタン(100cm3)中の乾燥ジメチルホルムアミド(2滴)の攪拌混合物を、ほぼ同量の4回分に分けたオキサリルクロリド(19g;0.15mol)を約30分間にわたって添加することで処理した。この混合物を、塩化水素の発生が止まるまで室温で攪拌した(約6時間)。得られた無色の溶液を重量が一定となるまで40°にて減圧蒸発させることで、非常に淡い黄褐色のオイルが得られ、これは急速に固化してオフホワイト色の針状物として表題の化合物を得た。
収率=23.7g(100.0%)]
[0218] この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0219] 以下の化合物を同様にして作製した:
2‐ベンジルオキシベンゾイルクロリド
4‐ベンジルオキシベンゾイルクロリド
3‐(2,6‐ジクロロベンジルオキシ)ベンゾイルクロリド
3‐(3,4‐ジクロロベンジルオキシ)ベンゾイルクロリド
3‐(3,5‐ビストリフルオロベンジルオキシ)ベンゾイルクロリド]
[0220] 3‐ベンジルオキシベンゾイルシアニド[6]
[手順A]
3‐ベンジルオキシベンゾイルクロリド(16.05g;0.065mol)、乾燥トルエン(30cm3)、乾燥アセトニトリル(7.5cm3)、銅(I)シアニド(7.7g;0.086mol)、およびセライト(4g)のよく攪拌した混合物[パドルスターラー]を、酸クロリドがなくなるまで還流下で加熱した(約3.5時間)。この暗色の反応混合物を約70°まで冷却し、トルエン(125cm3)で希釈した。さらに約30分間攪拌した後、得られたスラリーを、クロマトグラフィ用シリカゲルの層(約2.5cm)でろ過し、淡黄褐色のろ液を重量が一定となるまで減圧蒸発させ、淡黄褐色のオイルとして表題の化合物を得た。
収率=14.83g(96.3%)]
[0221] この生成物を直接次の段階で使用した。
以下の化合物を同様にして作製した:
2‐ベンジルオキシベンゾイルシアニド
4‐ベンジルオキシベンゾイルシアニド
3‐(2,6‐ジクロロベンジルオキシ)ベンゾイルシアニド
3‐(3,4‐ジクロロベンジルオキシ)ベンゾイルシアニド、淡黄色の固体(95.5%)、mpt=122〜124°
3‐(3,5‐ビストリフルオロベンジルオキシ)ベンゾイルシアニド]
[0222] ]
[0223] シッフ塩基、シアノヒドラゾン、R=H [7]
[手順A、低温]
99.5%メタンスルホン酸(24g)中のアミノグアニジンビスメシレート(15.47g;0.058mol)の58〜60°の攪拌溶液に、アセトニトリル(20cm3)中の3‐ベンジルオキシベンゾイルシアニド(7.4g;0.032mol)の溶液を約25分間かけて滴下した。次に、この混合物を、サンプルが水中で透明な溶液となるまで60°で攪拌し(約5.5時間)、続いて粉砕した氷/水(150g)上へ注ぎ入れた。攪拌溶液を48%水酸化ナトリウム(20.5cm3)で中和し(pH8〜9)、沈澱した粘性のオイルを1:1ブタノン+酢酸エチル中へ抽出した(3×50cm3)。1つにまとめた抽出物を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、重量が一定となるまで減圧蒸発させて、淡黄褐色のガム状物(gum)として表題の化合物を得た。
収率=9.1g(97.8%)
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.58]
[0224] この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0225] 3,5‐ジアミノ‐6‐(3‐ベンジルオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[8] [CEN‐123]
プロパン‐1‐オール(50cm3)中の上記シアノヒドラゾン(9.1g)の溶液を、エタノール(1.0cm3)中の20%ナトリウムエトキシド溶液で処理してpHを9〜10に調節し、この混合物を出発物質がなくなるまで還流下で加熱した(2時間)。この黄褐色の熱溶液をセライトの層(pad of Celite)でろ過して微細な不溶性物質の一部を除去し、このろ液を10°にて数時間静置すると、淡ベージュ色のプリズム状物が析出した。生成物をろ取し、アセトン‐エーテル(1:1)で洗浄し、45°で減圧乾燥して淡ベージュ色の固体として表題の化合物を得た(7.26g;79.8%)。
Mpt=284〜286°
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.42]
[0226] 3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐ベンジルオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐131]
4‐ベンジルオキシ安息香酸より、上述のものと類似の手順を用いて作製した。表題の化合物は、淡クリーム色の結晶固体として46%の収率で得た。
Mpt=205〜207°
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.44]
[0227] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,4‐ジクロロベンジルオキシフェニル)]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐144]
3‐(3,4‐ジクロロベンジルオキシ)安息香酸より、上述のものと類似の手順を用いて作製した。表題の化合物は、mpt=164〜166°、tlc[クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.48の淡クリーム色のプリズム状物として77.5%の収率で得た。]
[0228] 3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐ベンジルオキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐160]
2‐ベンジルオキシ安息香酸より、上述のものと類似の手順を用いて作製した。表題の化合物は、淡クリーム色の結晶固体として65.9%の収率で得た。
Mpt=184〜186°
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.46]
[0229] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,4‐トリフルオロメチルベンジルオキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐171]
2,4‐ビストリフルオロメチルベンジルオキシ安息香酸より、上述のものと類似の手順を用いて作製した。表題の化合物は、mpt=184〜186°、tlc(シリカプレート、クロロホルム中10%メタノール)、Rf=0.53の淡クリーム色の微細針状物として60.3%の収率で得た。]
[0230] 3,5‐ジアミノ‐6‐[3‐(2,6‐ジクロロベンジルオキシ)フェニル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐185]
2‐ベンジルオキシ安息香酸より、上述のものと類似の手順を用いて作製した。表題の化合物は、mpt=190〜192°、tlc(シリカプレート、クロロホルム中10%メタノール)、Rf=0.62の暗クリーム色のプリズム状物として85.1%の収率で得た。]
[0231] 6‐アルキル/アラルキル‐3,5‐ジアミノ‐1,2,4‐トリアジン化合物− 手順[4]]
[0232] ]
[0233] トリフェニルアセチルクロリド[3;R1=R2=R3=Ph]
トリフェニル酢酸(21.7g;0.075mol)および乾燥ジクロロメタン(100cm3)中の乾燥ジメチルホルムアミド(2滴)の攪拌混合物を、ほぼ同量の4回分に分けたオキサリルクロリド(14g;0.11mol)を約25分間にわたって添加することで処理した。この混合物を、塩化水素の発生が止まるまで35°で攪拌した(約4時間)。得られた無色の溶液を重量が一定となるまで40°にて減圧蒸発させることで、無色の結晶固体として表題の化合物を得た。
収率=23.24g(100.0%)]
[0234] この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0235] 同様にして以下の化合物を作製した:]
[0236] トリフェニルアセチルシアニド[4;R1=R2=R3=Ph]
[手順C、ヨウ化カリウムを用いる]
トリフェニルアセチルシアニド(23.24g;0.075mol)、乾燥トルエン(40cm3)、乾燥アセトニトリル(10cm3)、銅(I)シアニド(9.20g;0.103mol)、セライト(3.5g)、および微粉末状のヨウ化カリウム(2g)のよく攪拌した混合物[パドルスターラー]を、酸クロリドがなくなるまで還流下で加熱した(約18時間)。この暗色の反応混合物を約75°まで冷却し、トルエン(150cm3)で希釈した。さらに約30分間攪拌した後、得られたスラリーを、クロマトグラフィ用シリカゲルの層(約2.5cm)でろ過し、無色のろ液を重量が一定となるまで減圧蒸発させ、無色の固体として表題の化合物を得た。
収率=21.97g(98.7%)
Mpt=67〜69°
この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0237] シッフ塩基、シアノヒドラゾン(4;R1=R2=R3=Ph]
[手順B、より長い反応時間]
99.5%メタンスルホン酸(22.5g)中のアミノグアニジンビスメシレート(15.00g;0.0564mol)の65〜70°の攪拌溶液に、アセトニトリル(25cm3)中のトリフェニルアセチルシアニド(8.91g;0.030mol)の溶液を約25分間かけて滴下した。次に、この混合物を、サンプルが水中で透明な溶液となるまで68°で攪拌し(約28時間)、続いて粉砕した氷/水(150g)上へ注ぎ入れ、半固体の無色の沈澱を得た。混合物を48%水酸化ナトリウム(17.5cm3)で中和し(pH8〜9)、クリーム色の顆粒状固体として表題の化合物を得た。生成物をろ取し、水で洗浄し、45°で減圧乾燥した。
収率=8.47g(80.0%)
Mpt=112〜114°
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.68]
[0238] この生成物を直接次の段階で使用した。]
[0239] 3,5‐ジアミノ‐6‐(トリフェニルメチ)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1=R2=R3=Ph]] [CEN‐153]
プロパン‐1‐オール(50cm3)中の上記シアノヒドラゾン(8.4g)の溶液を、エタノール(1.5cm3)中の20%ナトリウムエトキシド溶液で処理してpHを9〜10に調節し、この混合物を出発物質がなくなるまで還流下で加熱した(4.5時間)。この黄褐色の熱溶液をセライトの層でろ過して、微細な不溶性物質の一部を除去し、このろ液をほぼ蒸発乾固させた。得られた非常に淡い黄褐色のオイルをエーテル(30cm3)に溶解し、この溶液を0°にて静置すると、クリーム色のプリズム状物が析出した。生成物をろ取し、ヘキサン‐エーテル(1:3)で洗浄し、45°で減圧乾燥して淡クリーム色の固体として表題の化合物を得た(4.42g;52.6%)。
Mpt=124〜126°
TLC[SiO2プレート、クロロホルム中10%メタノール]、Rf=0.62]
[0240] 同様にして以下の化合物を作製した:]
[0241] 3,5‐ジアミノ‐6‐(ジフェニルメチ)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1=H、R2=R3=Ph [CEN‐130]
ジフェニル酢酸[Aldrich]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点235〜237°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.55の淡クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0242] 3,5‐ジアミノ‐6‐(1,1‐ジフェニルエチ)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1=M、R2=R3=Ph] [CEN‐147]
2,2‐ジフェニルプロピオン酸[Aldrich]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点197〜199°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.43の僅かにピンク色のプリズム状物として得た。]
[0243] 6‐アダマンチル‐3,5‐ジアミノ‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐083]
アダマンタンカルボン酸[Aldrich]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点304〜306°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.37の無色のプリズム状物として得た。]
[0244] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロヘキシル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐145]
1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロヘキサンカルボン酸[Acros Organics]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点205〜207°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.54の淡ベージュ色の大きな針状物として得た。]
[0245] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロペンチル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐148]
1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロペンタンカルボン酸[Acros Organics]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点184〜186°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.39の淡ベージュ色の大きな針状物として得た。]
[0246] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロブチル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐152]
1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロブタンカルボン酸[Acros Organics]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点187〜189°、tlc(15%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.62の淡クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0247] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロプロピル]‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐154]
1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロプロパンカルボン酸[Acros Organics]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点157〜159°、tlc(15%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.55の淡クリーム色のプリズム状物として得た。]
[0248] 3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐シクロペンチル‐1‐フェニルメチ)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1=シクロペンチル、R2=Ph、R3=H]トシレート[CEN‐163]
アルファ‐フェニルシクロペンタン酢酸[TCIEurope]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点268〜270°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.23の淡クリーム色のプリズム状物として、16.6%の収率で得た。]
[0249] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(6‐メトキシナフタレン)エチ)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1=6‐メトキシナフチル、R2=Me、R3=H] [CEN‐165]
(+/−)‐6‐メトキシ‐アルファ‐メチル‐2‐ナフタレンセティックアシッド((+/−)−6−methoxy−alpha−methyl−2−naphthalenecetic acid)[TCIEurope]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点210〜212°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.32の淡い色の微結晶固体として、10.6%の収率で得た。]
[0250] 3,5‐ジアミノ‐6‐(9‐キサンチル)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1+R2=キサンチル、R3=H] [CEN‐182]
キサンテン‐9‐カルボン酸[TCIEurope]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点159〜161°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.42の暗クリーム色のプリズム状物として、36.8%の収率で得た。]
[0251] 3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐イソプロピル‐1‐フェニルメチ)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1=イソプロピル、R2=フェニル、R3=H]トシレート[CEN‐201]
アルファ‐イソプロピルフェニル酢酸[AlfaAeser]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点>300°、tlc(10%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.32の淡い色の微結晶固体として、6.6%の収率で得た。]
[0252] 3,5‐ジアミノ‐6‐[1,1ビス‐(4‐クロロフェニル)メチル)‐1,2,4‐トリアジン[5;R1=R2=4‐クロロフェニル、R3=H]トシレート[CEN‐213]
ビス‐(4‐クロロフェニル)酢酸[Sigma Aldrich]より、例[CEN‐153]に対して用いたものに類似の方法を用いて、融点>300°、tlc(20%メタノール+クロロホルム)、Rf=0.65の僅かに緑色を帯びたプリズム状物として得た。]
[0253] 2‐アルキルトリアジン化合物− 手順[5]]
[0254] ]
[0255] 5(3)‐アミノ‐6‐(2‐フェノキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐105]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン(500mg)、メチルメタンスルホネート(0.50g、4.5mmol)、およびメタノール(15cm3)を40°にて60分間攪拌した。この溶液を蒸発乾固させ、残渣を880アンモニア(2cm3)で処理した。20分間の攪拌の後、固体をろ過で回収し、水で洗浄して乾燥させた。この固体残渣をアセトンで再結晶することにより、mpt164〜166°(起泡)の非常に淡いベージュ色のプリズム状物(450mg)として表題の化合物を得た。]
[0256] 同様にして以下の化合物を作製した:]
[0257] 5(3)‐アミノ‐6‐(3‐フェノキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐106]
表題の化合物は、mpt160〜161°(分解)、tlc(CHCl3中の20%MeOH)、Rf=0.31の非常に淡い黄色のプリズム状物(600mg)として得た。]
[0258] 5(3)‐アミノ‐6‐(1‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐エチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐077]
表題の化合物は、mpt191〜193°、tlc(CHCl3中の20%MeOH)、Rf=0.34の感光性のある(light sensitive)クリーム色のプリズム状物(420mg)として得た。]
[0259] 5(3)‐アミノ‐6‐(1‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐078]
表題の化合物は、mpt248〜250°、tlc(CHCl3中の20%MeOH)、Rf=0.29の感光性のあるオフホワイト色の粉末(470mg)として得た。]
[0260] 5(3)‐アミノ‐6‐[3‐(2,5‐ジクロロチエニル)]‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐080]
表題の化合物は、mpt286〜288°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.21の淡黄色のプリズム状物(490mg)として得た。]
[0261] 5(3)‐アミノ‐6‐[5‐(2,2‐ジフルオロベンゾジオキソロ)]‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐081]
表題の化合物は、mpt297〜298°(分解)、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.22の淡黄色の粉末(510mg)として得た]
[0262] 5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,5‐トリクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2,2‐ジフルオロエチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐085]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,5‐トリクロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン(500mg)、2,2‐ジフルオロエチルメタンスルホネート(0.50g)、およびメタノール(15cm3)を400にて100分間攪拌した。この溶液を蒸発乾固させ、固体残渣を0.880アンモニア溶液(3cm3)で処理した。10分間の攪拌の後、黄褐色の残渣をろ過で回収し、アセトンで再結晶することにより、mpt168〜170(分解)の淡黄褐色の針状物(145mg)として表題の化合物を得た。]
[0263] 5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2,2,2‐トリフルオロエチル)‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐067]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,‐ジクロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン(1.28g)、2,2,2‐トリフルオロエチルトリフレート(3.00g)、およびジメチルホルムアミド(5cm3)の混合物を70°にて1.5時間攪拌した。室温まで冷却後、この溶液を0.880アンモニア溶液(3cm3)で処理した。24時間の攪拌の後、黄褐色の混合物を水(20cm3)で処理し、沈澱したオレンジ色から黄色(orange−yellow)の固体をろ過で回収した。プロパン‐2‐オールでの再結晶により、mpt179〜181°(分解)の淡黄色の固体(470mg)として表題の化合物を得た。Tlc(DCM+MeOH+水性NH3;3.5:0.5:0.25)、Rf=0.32。]
[0264] 5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2‐イソプロポキシ)エチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐091]
3,5‐ジアミノ‐6‐(2,3,‐ジクロロフェニル)‐1,2,4‐トリアジン(1.00g)、1‐ブロモ‐2‐クロロエタン(3.00g)、およびジメチルホルムアミド(4cm3)の混合物を110°にて48時間攪拌した。室温まで冷却後、淡黄褐色の固体が析出した。これをろ過し、エーテルで洗浄し、乾燥させることで、粗5(3)‐アミノ‐6‐(2,3,‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐(2‐クロロ)エチル‐1,2,4‐トリアジンヒドロブロミド(450mg)を得た。
この化合物をプロパン‐2‐オール(10cm3)中に溶解し、炭酸ナトリウム(1.0g)で処理した。3時間の還流の後、この熱混合物をろ過して無機固体を除去した。静置することで表題の化合物が黄色の固体として析出した。これをろ過で回収した。収率=120mg、mpt 198〜200°(分解)。Tlc(DCM+MeOH;4.5:0.5)、Rf=0.21。]
[0265] R=メチル
5(3)‐アミノ‐6‐(4‐フェノキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐102]
3,5‐ジアミノ‐6‐(4‐フェノキシフェニル)‐1,2,4‐トリアジン(500mg)、メチルメタンスルホネート(0.50g、4.5mmol)、およびメタノール(15cm3)を40°にて80分間攪拌した。この溶液を蒸発乾固させ、固体残渣をアセトンで再結晶することにより、mpt174〜176°の無色の針状物(525mg)として表題の化合物を得た。]
[0266] 同様にして以下の化合物を作製した:]
[0267] 5(3)‐アミノ‐6‐フェニル‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐051]
表題の化合物は、mpt230〜232°、tlc(CHCl3中の20%MeOH)、Rf=0.32の無色の粉末(485mg)として得た。]
[0268] 5(3)‐アミノ‐6‐(2,5‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐053]
表題の化合物は、mpt297〜298°、tlc(CHCl3中の20%MeOH)、Rf=0.35の無色の粉末(435mg)として得た。]
[0269] 5(3)‐アミノ‐6‐(3,5‐ジクロロフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐059]
表題の化合物は、mpt234〜236°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.13の無色の粉末(295mg)として得た。]
[0270] 5(3)‐アミノ‐6‐(2‐チエニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐061]
表題の化合物は、mpt201〜202°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.16の非常に淡い黄色の板状物(505mg)として得た。]
[0271] 5(3)‐アミノ‐6‐(2‐ナフチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐076]
表題の化合物は、mpt243〜244°、tlc(CHCl3中の20%MeOH)、Rf=0.32の淡黄色の固体(590mg)として得た。]
[0272] 5(3)‐アミノ‐6‐[1‐(5,6,7,8‐テトラヒドロナフチル)]‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐120]
表題の化合物は、mpt236〜237°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.22の淡クリーム色の針状物(480mg)として得た。]
[0273] 5(3)‐アミノ‐6‐[2‐(4,5‐ジブロモフリル)]‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐135]
表題の化合物は、mpt183〜185°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.21の非常に淡いクリーム色のプリズム状物(330mg)として得た。]
[0274] 5(3)‐アミノ‐6‐(2‐ジフルオロメトキシフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐146]
表題の化合物は、mpt213〜215°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.33の淡クリーム色のプリズム状物(690mg)として得た。]
[0275] 5(3)‐アミノ‐6‐(1,1‐ジフェニルエチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐149]
表題の化合物は、mpt240〜242°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.29の無色のプリズム状物(505mg)として得た。]
[0276] 5(3)‐アミノ‐6‐{1‐[1‐(4‐クロロフェニル)]シクロペンチル}‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐150]
表題の化合物は、mpt272〜273°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.28のオフホワイト色のプリズム状物(410mg)として得た。]
[0277] 5(3)‐アミノ‐6‐(3‐ビフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐161]
表題の化合物は、mpt180〜181°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.36の非常に淡いクリーム色のプリズム状物(収率76.5%)として得た。]
[0278] 5(3)‐アミノ‐6‐(2‐クロロ‐3‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン[CEN‐177]
表題の化合物は、mpt205〜207°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.35の淡黄色の固体(収率81.3%)として得た。]
[0279] 5(3)‐アミノ‐6‐{2‐(3,4,5‐トリクロロ)チエニル}‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメタンスルホネート[CEN‐194]
表題の化合物は、mpt192〜194°(175〜180°で収縮)、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.36の非常に淡い黄色のプリズム状物(85.3%)として得た。]
[0280] 5(3)‐アミノ‐6‐(3‐クロロ‐2‐フルオロ‐5‐トリフルオロメチフェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメシレート[CEN‐202]
表題の化合物は、mpt277〜279°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.35の淡黄色の固体(収率83.3%)として得た。]
[0281] 5(3)‐アミノ‐6‐(2‐クロロ‐4,5‐ジフルオロ‐5‐フェニル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジンメシレート[CEN‐204]
表題の化合物は、mpt319〜321°、tlc(CHCl3中の10%MeOH)、Rf=0.37の無色のプリズム状物(収率87.6%)として得た。]
权利要求:

請求項1
一般式(V)の化合物であって、ここで、R3、R4、およびR5は、独立して、水素、または所望される場合は置換されていてもよいアルキルもしくはアルコキシ、または所望される場合は置換されていてもよい炭素環(オキシ)系もしくはヘテロ環(オキシ)系環であり、ただし、水素であるのはR3、R4、およびR5のうちの1つだけであるか、または、R3、R4、およびR5の2つが互いに連結してシクロアルキル基を形成し、R1は、水素、またはカルボキシアミド、炭素数1〜10のアルキル、炭素数2〜10のアルケニル、炭素数1〜3のアルキル‐アリール、炭素数1〜3のアルキル‐へテロシクリル、もしくは炭素数3〜10のシクロアルキルであり、これらのいずれも、所望される場合は、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシアミド、炭素数1〜6のハロアルキル、炭素数1〜6アルキル、または炭素数1〜6アルコキシで置換されていてよく;R2は、アミノであり;N*は、R1が水素の場合はアミノであり、もしくはR1が置換基の場合は=NHであるか;または、N*は、RaおよびRbが独立してHもしくはアルキル基である基NRaRbであるか;または、N*は、所望される場合は置換されていてもよいピペラジニル環である、化合物、またはその塩もしくは溶媒和物。
請求項2
R3、R4、およびR5の少なくとも1つが、所望される場合は置換されていてもよいフェニル基である、請求項1に記載の化合物。
請求項3
R3、R4、またはR5の少なくとも1つが、メチル、エチル、プロピル、またはブチル基である、請求項1または2に記載の化合物。
請求項4
R3、R4、またはR5の少なくとも1つが、1もしくは2つ以上のハロゲンまたはアルコキシ基で置換されたフェニル、またはフェノキシ、またはナフチル、またはキサンチル基である、請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物。
請求項5
R3、R4、およびR5のうちの2つが互いに連結して、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシル基を形成する、請求項1から4のいずれか1項に記載の化合物。
請求項6
3,5‐ジアミノ‐6‐(ジフェニルメチル)‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐(1,1‐ジフェニルエチル)‐1,2,4‐トリアジン、5(3)‐アミノ‐6‐(1,1‐ジフェニルエチル)‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐(トリフェニルメチル)‐1,2,4‐、3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐シクロペンチル‐1‐フェニル)‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(6‐メトキシナフタレン)メチル)‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐プロピルブチル)‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(6‐メトキシナフタレン)エチル)‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐(1‐イソプロピル‐1‐フェニルメチ)‐1,2,4‐トリアジン、または、3,5‐ジアミノ‐6‐[1,1ビス‐(4‐クロロフェニル)メチル]‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐(9‐キサンチル)‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐{1‐(4‐クロロフェノキシ)‐1‐メチル}エチル‐1,2,4‐トリアジン、である、請求項1に記載の化合物。
請求項7
5(3)‐アミノ‐6‐{1‐[1‐(4‐クロロフェニル)]シクロペンチル}‐2,3(2,5)‐ジヒドロ‐3(5)‐イミノ‐2‐メチル‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロペンチル]‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロヘキシル]‐1,2,4‐トリアジン、3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロブチル]‐1,2,4‐トリアジン、または、3,5‐ジアミノ‐6‐[1‐(4‐クロロフェニル)‐1‐シクロプロピル]‐1,2,4‐トリアジン、である、請求項1に記載の化合物。
請求項8
癲癇、多発性硬化症、緑内障およびウエビチス(uevitis)、脳外傷および脳虚血、脳卒中、頭部損傷、脊髄損傷、外科手術による外傷、神経変性疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性炎症性疼痛、神経因性疼痛、片頭痛、双極性障害、気分、不安、および認知障害、統合失調症、ならびに三叉神経自律神経性頭痛の治療のための、請求項1から7のいずれか1項に記載の一般式(V)および薬理学的に許容されるキャリアの医薬組成物。
請求項9
癲癇、多発性硬化症、緑内障およびウエビチス、脳外傷および脳虚血、脳卒中、頭部損傷、脊髄損傷、外科手術による外傷、神経変性疾患、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、慢性炎症性疼痛、神経因性疼痛、片頭痛、双極性障害、気分、不安、および認知障害、統合失調症、ならびに三叉神経自律神経性頭痛の治療のための医薬を作製するための、請求項1から7のいずれか1項に記載の一般式(V)の化合物の使用。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
USRE47142E1|2018-11-27|Compounds and methods for treating inflammatory and fibrotic disorders
JP6422498B2|2018-11-14|アザスピロ[4.5]デカン誘導体及びその使用
JP5746388B2|2015-07-08|フェニルアミノピリミジン化合物およびその使用
US9045428B2|2015-06-02|Substituted heterocyclic compounds
US9216964B2|2015-12-22|Hedgehog pathway modulators
JP6526023B2|2019-06-05|ピリジン類及びピリミジン類並びにその使用
EP2780338B1|2016-11-09|Uracil derivatives as axl and c-met kinase inhibitors
JP6337124B2|2018-06-06|インダゾール及びその使用
US9540360B2|2017-01-10|Sulfonamide compounds having TRPM8 antagonistic activity
US9000159B2|2015-04-07|Fused pyrimidine-dione derivatives as TRPA1 modulators
KR101958501B1|2019-03-14|설폭시민기 함유 4-아릴-n-페닐-1,3,5-트리아진-2-아민
JP5335191B2|2013-11-06|Trp−p8発現に関連する疾患の処置をするための組成物および方法
CA2795009C|2016-06-21|Aminopyrimidine derivatives and their use as adenosine a2a receptor antagonists
RU2378260C2|2010-01-10|4-аминохиназолиновые антагонисты селективных натриевых и кальциевых ионных каналов
DE60305193T2|2007-06-14|Neue 2-amino-4-oxochinazolone als partielle lxr-kernrezeptoragonisten
JP4084410B2|2008-04-30|ヒスタミンh3受容体リガンドとして有用なテトラヒドロナフチリヂン誘導体
JP5324437B2|2013-10-23|5−ht6モジュレーターとしてのインドール
CA2442256C|2010-06-15|Substituted 2-thio-3,5-dicyano-4-phenyl-6-aminopyridines with adenosine receptor-binding activity and their use as cardiovascular preparations
US7799915B2|2010-09-21|Anilino-pyrimidine analogs
ES2367422T3|2011-11-03|Derivados de imidazol como agentes antiinflamatorios.
JP4920410B2|2012-04-18|代謝モジュレーターとしての縮合アリールおよびヘテロアリール誘導体ならびに代謝に関連する障害の予防および治療
EP1218358B1|2006-09-13|Therapeutic quinazoline compounds
US6723730B2|2004-04-20|Capsaicin receptor ligands
DE69930835T2|2006-10-19|Bicyclische pyridin-und pyrimidinderivate als neuropeptid y rezeptorantagonisten
KR100659428B1|2006-12-19|Npy 길항제로서의 퀴놀린 유도체
同族专利:
公开号 | 公开日
US20140155403A1|2014-06-05|
US9422253B2|2016-08-23|
WO2009090431A1|2009-07-23|
US20110009413A1|2011-01-13|
IL206815A|2017-01-31|
CN101918378A|2010-12-15|
CA2712070C|2017-09-19|
EP2229371A1|2010-09-22|
CN101918378B|2013-12-04|
US20160311784A1|2016-10-27|
JP5473944B2|2014-04-16|
US9862691B2|2018-01-09|
CN103705519B|2017-04-19|
IL206815D0|2010-12-30|
KR101600636B1|2016-03-07|
CN103705519A|2014-04-09|
KR20100114512A|2010-10-25|
AU2009205396A1|2009-07-23|
ES2565023T3|2016-03-30|
EP3002280A1|2016-04-06|
US8691818B2|2014-04-08|
GB0800741D0|2008-02-20|
EP2229371B1|2015-12-23|
AU2009205396B2|2014-10-02|
CA2712070A1|2009-07-23|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-01-12| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120111 |
2012-01-12| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120111 |
2013-08-16| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130815 |
2013-09-18| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130917 |
2013-12-04| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131203 |
2013-12-19| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-01-08| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140107 |
2014-02-13| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140204 |
2014-02-14| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5473944 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2017-02-21| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-02-20| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2019-02-19| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2020-08-11| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2021-02-10| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2022-02-10| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]