专利摘要:
本発明は、いわゆる三輪ベビーカーフレーム(2)に関し、この三輪ベビーカーフレーム(2)では、1つの前輪(20)及び2つの後輪(22D、22G)は、車輪の回転軸線(Y20−Y20、Y22D−Y22D、Y22G−Y22G)が当該フレームの同一の前後方向平面(P)に垂直に延びる伸展使用位置と、前記回転軸線が前記平面に実質的に平行に延びており、車輪が伸展位置にある時よりも後輪及び前輪の間の前後方向距離(Δ)が小さい引っ込み格納位置との間で、相互に堅固に接続される1つのフロントアーム(12)及び2つのリアアーム(14D、14G)に対してそれぞれ同時に移動自在である。車輪を速く単純にかつ簡単な方法で動かすために、ベビーカーフレームは、フロントアームの前端に配置された車輪移動手段を手で駆動するための特有のハンドル(60)も含む。
公开号:JP2011509869A
申请号:JP2010542667
申请日:2009-01-16
公开日:2011-03-31
发明作者:フランソワ ショードゥルジュ,ジャン−ミシェル
申请人:ショドゥルジュ・ジャン−ミシェル,フランソワ;
IPC主号:B62B7-10
专利说明:

[0001] 本発明はベビーカーフレームに関する。本発明は、特に、非常に幼い子供を運ぶためのベビーカーの分野に関する。]
背景技術

[0002] 地面上でベビーカーを押し動かすためにベビーカーのフレームは典型的に車輪又はキャスターを備えている。本発明は、特にいわゆる「三輪」ベビーカーフレーム、すなわち、前部に1つの車輪又は1対の双輪を備えるのに対して、フレームの後部にフレームの左側及び右側のそれぞれに別個に2つの車輪又は2対の双輪を備えるベビーカーフレームを扱う。このタイプのベビーカーフレームは、若い顧客を特に惹き付けるスポーティーな見た目を有する特に心地よい外観全体をベビーカーフレームに生じさせているため、また同時に、前方に尖った三角形の頂点を形成する3つの領域で地面を押すフレームを有することがフレームの操縦を極端に簡単にする事実のため、非常に高く評価されている。このタイプのベビーカーフレームは、従って、田舎の道やでこぼこの地面、特にベビーカーが歩道や階段などを乗り越えなければならない都市で良好に走行移動することで認められている。]
発明が解決しようとする課題

[0003] しかしながら、既存の三輪ベビーカーフレームは、その大きさに関連した重大な欠点を有しており、このタイプのフレームは、快適性及び安全性の理由のため、比較的に大きな径を有する車輪を準備することを必須にする。これらの状況を考慮すると、ベビーカーが使用されない時にしまったり運んだりすること、また、運搬車両に積んだり運搬車両から降ろしたりすることが困難であるので、使用者の中にはこのタイプのベビーカーフレームの購入を見合わせる人がいる。]
[0004] 三輪ベビーカーとは異なるいわゆる従来のベビーカーの分野では、すなわち、「四輪」フレームを有するベビーカーの分野では、フレームは、特に、ベビーカーをしまう目的のために2つの前輪と2つの後輪とを引っ込めることを可能にすることが知られている。例えば、最近の公報、国際公開第2007/025551号パンフレットでは、ベビーカーの1つの同じ右側又は左側の前輪及び後輪が、地面を走行するために垂直方向に車輪が伸展された伸展使用位置から、フレームに対して平らにされるために水平方向に車輪が伸展された引っ込み格納位置まで、ベビーカーのフレームに対して同時に動かされ得る。このように引っ込め可能な四輪ベビーカーフレームの他の例は、より以前の公報、仏国特許出願公開第525797号明細書、米国特許第2429763号明細書及び米国特許第4659096号明細書によって提供されている。]
[0005] 実際には、しかしながら、1つのフロントアームと左及び右のそれぞれの2つのリアアームとから本質的に構成されるこのフレームの特有の構造のために、四輪ベビーカーフレームに関する教示が三輪ベビーカーフレームに置き換えられることはできない。例えば、国際公開第03/097466号パンフレットはベビーカーフレームを提案しており、当該ベビーカーフレームの三輪は、伸展使用位置から引っ込み格納位置まで動くことが可能であるものの、連続的で複雑な方法、すなわち、ベビーカーフレームのいくつかの異なる領域に対する使用者側の手でのいくつかの動作後に一方の車輪の後に他方の車輪を動かす連続的で複雑な方法でのみ可能である。]
[0006] 本発明の目的は、すべての車輪が速く単純にかつ容易に引っ込められることが可能な上述のタイプの「三輪」ベビーカーフレームを提案することである。]
課題を解決するための手段

[0007] この目的のため、本発明の主題は、特に子供を運ぶためのベビーカーフレームであって、当該ベビーカーフレームは、
相互に固定的に結合されており、地面に支えられる少なくとも1つの車輪をそれぞれ備える2つのリアアーム及び1つのフロントアームと、
後輪及び前輪を該後輪及び該前輪のそれぞれのアームに対して動かす手段であって、それぞれ、すべての車輪の回転軸線が当該フレームの同一の前後方向中央平面に実質的に垂直に延びる伸展使用位置と、すべての車輪の回転軸線がこの平面に実質的に平行に延びており、そのとき、車輪が該車輪の伸展位置にある時よりも後輪及び1以上の前輪の間の前後方向距離が小さい引っ込み格納位置との間で、すべての車輪を同時に動かすことに適した手段と、
フロントアームの前端に配置されており、移動手段を手で駆動するための特有のハンドルと、を備える。]
[0008] 本発明が基礎を形成する概念は、すべての車輪を引っ込めることを特に可能にする実用的な制御ハンドルを使用者に提供するために、「三輪」ベビーカーフレームの特定の構造を開発することである。このハンドルによって、フレーム内に組み込まれた移動手段がフレームの前領域で前輪又は前双輪の列に機械的に伝達する駆動力及びフレームの後領域で左右のそれぞれの2つの後輪又は2つの後双輪の列に機械的に伝達する駆動力を、使用者は容易に速く作用させることが可能である。このハンドルは、移動手段の入力に好都合に片手で駆動トルクを選択的に作用させることを使用者に可能にする。アームの機械的性質、移動手段の機械的性質及びハンドルの機械的性質は、ベビーカーフレームを頑丈にして、ベビーカーフレームの信頼度を高くし、車輪とアームとの間の相対移動を正確で速くて再現可能なものにする。]
[0009] 車輪がそれらの引っ込み格納位置にある時、そのときに車輪の本体及びフレームが、向かい合う平面内に配置される方向と、後輪の前方に向かう収束のためにフレームの前後方向と、の両方向にフレームの大きさは著しく低減される。]
[0010] フレームの前端に制御ハンドルを配置することによって、このハンドルは使用者によって手ですぐに簡単に把持されることが可能である。このハンドルはその後、使用者に対して、ベビーカーの可動構成要素の機械的な位置決めに関する参照要素を形成し、使用者がこのハンドルに手を押し付ける駆動動作に応じて、ベビーカーのすべての車輪が、フレームの「短縮」又は「伸長」をそれぞれ伴って、すなわち、移動手段の作動によって前輪に対して後輪を近づけたり前輪に対して後輪を遠ざけたりすることによって、同時に引っ込んだり伸展したりする。]
[0011] さらに、前部のハンドルは、車輪がそれらの引っ込み格納位置にある時に、例えば、車のトランクにフレームを積むために地面からフレームを持ち上げること、又は、フレームを地面に引き出すことを可能にする。加えて、本発明に係るベビーカーフレームの有利な特徴によれば、車輪が該車輪の引っ込み位置にある時に、後輪は、フレームの前後方向中央平面に垂直な同一の平面内で実質的に広がっており、また、この同一の平面内で地面を走行することが可能である。このように、車輪が引っ込められた時、後輪は地面で一直線上にあり、こうしたことは、ベビーカーが垂直方向に安定にされることを可能にし、特にクローゼットや同等のものへの収容の目的のために、荷物台車のように、フレームの上部にあるハンドルによって水平方向に非常に簡単に押し引きされることが可能である。実際には、使用者は、後輪がまさに引っ込められる最中に後輪が地面に押し付けられたままであるように車輪の引っ込めを制御することが可能である一方で、使用者は、フレームの前端を上方に向けた状態で徐々にフレームを垂直方向に真っ直ぐにする。このようにして、車輪の引っ込めは、フレームが適切な垂直収容位置に切り替えられる結果を自動的に生じる。]
[0012] 個別に又はすべての技術的に可能な組み合わせで得られる本発明に係るベビーカーフレームの他の有利な特徴は従属請求項2〜15で特定される。]
[0013] 本発明は、単に一例としてなされた以下の説明を読むことで、また、図面を参照することで、より良く理解されるであろう。]
図面の簡単な説明

[0014] 使用形態における本発明に係るベビーカーフレームの側面図である。
図1のII−II線に沿った部分断面図である。
図1と類似の図であって、格納形態におけるベビーカーフレームを示す側面図である。
図3のIV−IV線に沿った部分断面図である。
図4のV部の詳細を示す拡大図である。
図5と類似の図であって、図5に示される自由状態に対して固定状態のベビーカーフレームの前端を示すV部の詳細を示す拡大図である。
ベビーカーフレームの前端の斜視図である。
図2のVIII部の詳細を示す拡大図である。
図4のIX部の詳細を示す拡大図である。
フレームの左後端の斜視図である。
図2の矢印XIIによるフレームの一部の正面図である。
図11と類似の図であって、フレームが図3及び図4の形態にある時に見たフレームの一部の正面図である。
本発明に係る第1変形実施形態を示す部分的に断面の分解斜視図である。
組み立て形態における図13に示された構成要素の斜視図である。
おおよそ図8と類似しており、図13及び図14の変形例とも組み合わせられる本発明に係る第2変形実施形態を示す部分断面図である。
図11及び図12に含まれるフレームの一部に関連して、本発明に係る第3変形実施形態を示しており、この第3変形例は図15に示された変形例とも組み合わせられる図15の部分断面図の平面と平行な平面における断面図である。
図16の一部の構成要素のみを示す図16の矢印XVIIによる正面図である。
図17のXVIII−XVIII線に沿った断面図である。
図18と類似の図であって、図18に示された作動形態と異なる作動形態における図17の構成要素を示す断面図である。] 図1 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18 図2
実施例

[0015] 図面は、地面S上で大人によって押し動かされることによって非常に幼い子供を運ぶことを目的としたベビーカーのフレーム2を示している。図1にのみ非常に概略的に示されるように、このベビーカーは、フレーム2に加えて、この場合、運ばれる子供が座るシート6が付け加えられて固定された取り付け枠4を備えており、図面の明確化のために子供は示されていないことが注目される。図示されていない変形例では、シート6は、横たわっている子供を運ぶことを可能にするベッドに置き換えられるか、又は、本発明の限定されない別の同様の運搬要素に置き換えられる。実際には、取り付け枠4は、相互に関節で連結された構成要素を含むか又は含まない非常に多様な構造を有することが可能であり、特に、前記ベビーカーが子供の運搬に使用されない期間にベビーカーを折り畳む及び/又は格納する目的のために、それらの構造の各々が関節式及び/又は取り外し式でフレーム2によって支持されることが理解される。] 図1
[0016] 便宜上、以下の説明は、図1及び図2に示されるベビーカーフレーム2がその使用形態にある時のベビーカーフレーム2に向けられており、その結果、用語「上側」及び「上部」は、地面Sから離れる向きの方向を示しており、及び、図1の上部に対応しているのに対して、用語「下側」及び「下部」は反対方向を示している。同様に、用語「前」及び「後」は、ベビーカーの通常の前進方向、すなわち、このベビーカーが正常に押し動かされる方向に関して判断されるべきであり、その結果、前は、図1の右側部に対応し、図2〜図4の上部に対応する。同様に、用語「左」及び「右」はベビーカーの前進方向に関して規定されており、その結果、「左」及び「右」は図2及び図4の左側部及び右側部をそれぞれ示している。] 図1 図2 図3 図4
[0017] フレーム2は、非関節式の剛体の枠組10を備えており、前記枠組10は、1つのフロントアーム12と、2つの左リアアーム14G及び右リアアーム14Dと、中心区画16とを含む。アーム12、14G及び14Dは、フレーム2の前後方向に全体に縦に延びる本質的に管形状をそれぞれ有している。フロントアーム12はその全長にわたって直線である一方で、左リアアーム14G及び右リアアーム14Dは、該左リアアーム14G及び該右リアアーム14Dの各々が、縦軸線X14G−X14G、X14D−X14Dに中心があって湾曲部14G2、14D2によって前方の区画16の方向に向かって延長される直線後部14G1、14D1から構成されるように、相互に前方に向かって収束する。左リアアーム14G及び右リアアーム14Dは、フレーム2の前後方向中央垂直面Pに対して相互に都合良く対称であり、この平面はフロントアーム12の中央縦軸線X12−X12を通る。]
[0018] 中心区画16は、部分的に中空で剛体の本体を備えており、前記本体にはフロントアーム12の後端とリアアーム14G及び14Dのそれぞれの前端とが、内部に通じることによって結合されている。図面で検討される例では、アーム12は区画16の本体と一体品で形成されている一方で、リアアーム14G及び14Dはこの本体に付け足されて固定されており、特に審美的目的のために外側キャップが嵌め合わせられている。]
[0019] 地面S上でベビーカー1を押し動かすため、フレーム2には、地面に支えられる3つの車輪、すなわち、それぞれの回転軸線Y20−Y20、Y22G−Y22G、Y22D−Y22D回りで回転するように形成された1つの前輪20並びに左及び右のそれぞれの2つの後輪22G及び後輪22Dを備える。実際には、これらの車輪の各々は、場合によっては透かし細工又はスポークである円盤状の中央体202、22G2、22D2に関してと同じくらいに、地面を走行することを目的とした例えばゴム製被覆又はチューブ式タイヤから構成され得る外周部201、22G1、22D1に関して、多様な実施形態を有することが可能であり、前記中央体202、22G2、22D2の幾何学的中央軸線は回転軸線Y20−Y20、Y22G−Y22G、Y22D−Y22Dに一致している。]
[0020] 図1及び図4から明確に見ることが可能なように、また、図5〜図7にさらに詳細に示されるように、前輪20は、連続する剛体の脚部30及び機械的な関節アセンブリ32によってフロントアーム12に連結されている。さらに具体的には、車輪本体202は、脚部30の縦方向先端301によって形成されたハブ上に軸線Y20−Y20回りで回転するように支持されており、前記脚部は、この軸線に対して半径方向に縦に延びている。アーム12はその内部に、当該アームの軸線X12−X12に中心があってアームの全長にわたって延びるシャフト34を備える。機械的強度の理由のため、このシャフト34の外径はアーム12の内径に一致する。シャフト34の前端341は、関節アセンブリ32を支持する端部取付部品36によってアーム12の外側で前方に延長されている。ここで、端部取付部品36は、シャフト端341に堅固に連接されており、この端と一体品で形成されており、また、脚部30が延びる側とその反対側との両方で面取りされた中空球体内に合わせ込まれている。端部取付部品36によって形成されたこの球体の内部には、車輪20の反対側でこの端部取付部品及び脚部30の端部302の間にピボット関節38が配置されており、この関節38は、端部取付部品36に対して及び従ってシャフト34に対して、軸線X12−X12にほぼ垂直な軸線Z−Z回りに端部302の自由な旋回を可能にする。このようにして、特に、ベビーカーフレーム2が地面S上を前進する時、脚部30及び当該脚部30によって前輪20が、軸線Z−Z回りで旋回することが可能であり、そのときに端部302の上縁が端部取付部品36の下面に対してスライドする一方で、脚部30の縦方向に前記脚部及び端部取付部品36が相互に固定的に連接される。] 図1 図4 図5 図6 図7
[0021] ピボット関節38は、当該ピボット関節38が機械的に固定されることが可能な程度まで中立化され得る。図5及び図6に詳細に示される典型的な実施形態では、この固定は、脚部30の端部302でこの端部の上縁において範囲を設定される相補的な凹部42内に収容され得るピン40によって得られ、図6のように、ピン40が凹部42から外側にある限り、脚部30及び端部取付部品36は、軸線Z−Z回りに相互に対して自由に旋回することが可能である一方で、図5のようにピン40が凹部42内に挿入された時、脚部30及び端部取付部品36は相互に堅固に連接されて、その結果、回転軸線Y20−Y20が今度は図1〜図4のように軸線X12−X12に直角に延びる。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6
[0022] ピン40の動きは、当該ピン40の動きの方向に端部取付部品36内でスライドするように装着されるブッシュ48内に部分的に収容されたオーバートラベルスプリング46を介在させて押し突起44によって制御される。スプリング46の作用の下、この場合にはねじによって端部取付部品36に固定的に結合される一方で脚部30に対向する切断平面内で全体に広がるプレート50に対して、ピン40ではなく押し突起44が押される。突起44は、プレート50に垂直で、かつ、端部取付部品36によって形成された球体の中心を通過する軸線Z52−Z52回りに回転することが可能なように、端部取付部品36上に装着されたトリム52に堅固に連接される。]
[0023] 軸線Z52回りでトリム52を回転させることによって、使用者は、この軸線に対する周方向において変わるその厚さのために固定ピン40に作用する突起44を対応の動程にわたって動かし、図5に示される形態では、軸線Z52−Z52回りのトリム52の位置は、プレート50及びブッシュ48の間に挟み込まれる突起44の厚さが大きくなる位置であるのに対して、図6の形態では、トリムの位置は、挟み込まれる突起44の厚みが小さくなる位置であり、バネ54が今度は凹部42とは反対の方向にピン40を戻す。] 図5 図6
[0024] トリム52の扱いを容易にするため、及び、審美的目的のため、このトリムは、端部取付部品36によって形成される球体ジャケット内に包含される外部キャップ521を有する。同様に、図5及び図6で明確に見ることが可能なように、脚部30の端部302が、前述のジャケット内に包含される球体キャップ内に合わせ込まれており、その結果、トリムの内部を示すための薄い線によって外部キャップ521が示される図7で明確に見ることが可能なように、端部取付部品36のこの端部301とトリム52とのアセンブリは全体で、視覚的な「サイン」効果を有するベビーカーフレーム2に固有の球形状を付与することが注目されるであろう。] 図5 図6 図7
[0025] 好都合には、視覚的な警告ランプを有するために、プレートとトリム52の透かし細工の内部キャップ522との間に光源が配置される。そうしたランプを製造するための詳細な特徴は、読み手が参照することが可能な国際公開第2006/111656号パンフレットに示されている。]
[0026] さらに、図1〜図7で明確に見ることが可能なように、端部取付部品36は、当該端部取付部品に堅固に連接されるハンドル60によって前方に延長されており、そして前記ハンドル60は例えば当該端部取付部品のまさに一部を形成している。好都合には、このハンドル60は弓形であり、ハンドル60の細長い本体62は、端部取付部品36の前側に位置しており、端部取付部品の前端部に沿って、端部取付部品の全周方向に延びる一方で、使用者が本体62を掴むためにその中に使用者の指を差し込むことが可能なように端部取付部品及び本体62の間に十分な空間を提供する。本体62は、その長さ方向の端部で、端部取付部品36の方向に向かって相互に収束する脚部64によって端部取付部品36の横面に堅固に連接されている。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7
[0027] フレーム2の後部では、車輪22G及び22Dの本体22G2及び22D2は、詳細にはベビーカーの右側に関して後述される配置によれば、アーム14G及び14Dの直線部14G1及び14D1にそれぞれ連結されており、平面Pに対する対称によって左側の配置が推測されることが可能であり、図面では特に図10において、右側と同一の参照符号を付すものの文字Dに代えて文字Gによって理解される構成要素を組み込んでいることが理解される。] 図10
[0028] 図8及び図9にさらに詳細に示されるように、右輪22Dの本体22D2は、ハブ上に軸線Y22D−Y22D回りで回転するように装着されており、前記ハブは、この軸線に対して半径方向に縦に延びる脚部70Dの縦方向先端70D1によって形成されている。車輪本体22D2に対向するその端部70D2は、脚部の縦方向にスリーブ72Dに固定的に連接されており、前記スリーブ72Dは、アーム14Dの直線部14D1を同軸に囲むとともにこの直線部の背後で部分的に突き出て延びている。好都合には、脚部70D及びスリーブ72Dの間の連接は、回転軸線Y22D−Y22Dに平行な傾斜軸線74D回りに関節で連結されており、こうして、減衰目的のための粘弾性パッド76Dの介在によって、スリーブに対してこの軸線回りに脚部70Dが振動することを可能にする。こうして後輪22Dは、振動する脚部70Dによって枠組10に対して吊り下げられており、こうして吊り下げられることは、たとえ地面Sの表面状態が悪くても、運搬される子供にとってベビーカーの移動を快適なものにする。後輪22G及び22Dのこの吊り下げ構造はまた、リアアーム14G及び14Dの間の空間を介してこれら2つの車輪を直接的に連接する剛体の軸の必要性が発生することを回避する。ベビーカーを押し動かす大人はそこで、歩いている時に彼の足をぶつける危険性なく快適に歩くことが可能である。] 図8 図9
[0029] スリーブ72Dは、スリーブ72D及び直線部14D1の両方の内部で同軸に配置された連接ブロック78Dに堅固に連接されている。ここで検討されている典型的な実施形態では、スリーブ72D及び連接ブロック78Dはそれらの後端で相互に連接されている。連接ブロック78Dは、連接ブロック及び直線部14D1の間に同軸に挟み込まれた管状スライド80Dの内部で移動するように装着されている。連接ブロック78Dは、螺旋外側リブ78D1を備えており、当該外側リブ78D1は、連接ブロックの縦軸線回りに螺旋状に延びている一方で、スライド80Dの内側面は、前記リブが受け入れられる相補的な螺旋溝80D1の範囲を定めている。こうして、連接ブロック78Dは、軸線X14D−X14Dに中心がある螺旋移動によってスライド80Dの内部で移動することが可能である。]
[0030] スライド80Dに対する連接ブロック78Dの駆動は押し引きコード82Dによって制御されている。このコード82Dの後端は小さな端部取付部品82D1を備えており、この端部取付部品82D1は、本質的に球形であり、従って、ヘッド84D内でコード82Dの残余部とともにそれ自身で回転自在であり、前記ヘッド84Dは、連接ブロック78Dの前端に固定されるとともに、このコードの縦方向にコード82Dに固定的に連接されている。]
[0031] コード82Dはアーム14Dの内部で前方に向かって延びており、被覆86D内に受け入れられたこのコードの連続部はアームの内部で固定的にくさびで留められている。特に、この被覆の後端は、スライド80Dの固定前端取付部品80D2内にくさびで留められている。]
[0032] 図11〜図13にさらに詳細に示されるように、コード82D及び82Gのそれぞれの前端82D2及び82G2は、シャフト34の後端342で堅固に組み立てられた1つの同一の制御ホイール88に固定されている。より具体的には、制御ホイール88は、軸線X12−X12に中心がある一方で、コード82D及び82Gの後端82D2及び82G2は、軸線X12−X12に対して正反対に対向する制御ホイール88の領域に固定されている。] 図11 図12 図13
[0033] ハンドル60は、枠組10に対する車輪20、22G及び22Dの動きを制御する。より具体的には、車輪が、図1及び図2のその使用位置、すなわち、車輪の回転軸線Y20−Y20、Y22G−Y22G及びY22D−Y22Dが平面Pに垂直な状態で地面Sを車輪が走行することを可能にする、枠組10に対して伸展した位置に最初にあることを考慮すると、図1及び図2の矢印Rによって示されるように、使用者が本体62を掴むことによるハンドル60の対応の操作によって、軸線X12−X12回りに自身を回転させてシャフト34を駆動すること及びこの90°にわたる角度移動が結果として、後述されるように3つの車輪の一体の引っ込みを引き起こす。言い替えれば、こうするために、使用者はハンドル60を掴んで軸線X12−X12回りで4分の1回転の駆動トルクを作用させる。] 図1 図2
[0034] フレーム2の前側では、シャフト34の前端341を回転させることが、端部取付部品36の90°の角度移動にわたる対応の回転及びその回転を通じた脚部30及び車輪本体202の対応の回転を引き起こす。車輪20はそのとき、図1及び図2の位置から図3及び図4の位置に切り替わり、車輪20の回転軸線Y20−Y20は平面Pに平行に延びており、車輪のこの引っ込み中、ピボット関節38は、上述されるように、凹部42内に予め挿入された固定ピン40によって固定され得ることが注目される。] 図1 図2 図3 図4
[0035] ベビーカーフレーム2の後側では、シャフト34の後端342を回転させることが、制御ホイール88の軸線X12−X12回りの90°の回転を引き起こし、そして、図11の制御ホイール88の位置を図12の位置に切り替える。コード82D及び82Gは、そこで、同一の動程にわたって引かれて、それぞれアーム14D及び14Gに対して固定されたそれらのスライド80D及び80G内で連接ブロック78D及び78Gが前方に引かれる。連接ブロック78D及び78Gは、そこで、それぞれの螺旋形の動程を描いて進み、前方への並進移動と軸線X14D−X14D及びX14G−X14G回りのそれぞれの90°の回転とを複合する。このことの結果は、後輪22D及び22Gが、図1及び図2の位置から、回転軸線Y22D−Y22D及びY22G−Y22Gが平面Pと平行に延びる図3及び図4の引っ込み位置に変化することであり、後輪は、それらの引っ込みの間ずっと平面Pに対して相互に対称のままであることが注目される。] 図1 図11 図12 図2 図3 図4
[0036] そのとき、後輪22D及び22Gの本体22D2及び22G2は、平面Pに垂直な1つの同一の平面内に全体的に広がり、それらの軸線Y22D−Y22D、Y22G−Y22G回りの2つの後輪の回転によってフレーム2が地面Sを走行することを許容する。必要であれば、ベビーカーフレーム2はその後、ロックピンなどのような特別な目的のための固定手段によってこの形態で固定される。ベビーカーフレーム2はその後、フロントアーム12及びハンドル60を上に向けて荷物台車のように安定して動かされることが可能であり、その結果、例えばクローゼット内にベビーカーフレームを転がし入れることによってベビーカーフレームを垂直にしまうためにこのハンドルが使用者によって握られる。特に実際の様相では、車輪が伸展している際に使用者がハンドル60を握って上述のように車輪を引っ込めるためにこのハンドルを操作する時、使用者は、その後輪で支える安定した位置にフレームを自動的に持っていくようにベビーカーのフレームを垂直方向に真っ直ぐにするためにこのハンドルを付随して使用することが理解されるであろう。]
[0037] さらに、後輪22G及び22Dの引っ込み動作の螺旋形の動程のため、前輪20の回転軸線Y20−Y20と後輪22D、22Gの回転軸線Y22D−Y22D、Y22G−Y22Gの各々との間の距離Δは、対応のスライド80D、80G内に引っ込められた連接ブロック78D及び78Gの部分の前後方向寸法によって変化することが理解されるであろう。前記前後方向寸法は実際には40mmと同じ程度であってよい。その結果、ベビーカーフレーム2全体の前後方向寸法は、車輪が引っ込められた時にΔから減少する。]
[0038] 明らかに、車輪20、22D及び22Gが最初に引っ込められる際、上で考慮された方向と逆の方向におけるシャフト34の90°の回転のハンドル60による制御は、逆の動きの伝達を通じてそれら3つの車輪の同時の伸展を引き起こす。]
[0039] 任意選択的に、各コード82D、82Gの縦部分は、ニメシス(NIMESIS)社(フランス)から市販されているニッケル及びチタンをベースとする合金などのような形状記憶合金から有利に形成されており、その結果、このコード部分は、例えば壁に対する車輪の無理な押し付けの後で不注意に前記引っ込みが妨げられた際に車輪の引っ込め又は伸展を使用者が制御する時、逆の弾性変形によってねじられること、又は、損傷することなく折り曲げられることさえが可能である。このようにして、このコードによって通常提供されなければならない引く力及び押す力の正確な伝達に有害な結果を有し得るコードの残余部に対する損傷は回避される。]
[0040] 図13及び図14は、ベビーカーフレーム2の連接ブロック78D及び78G並びにスライド80G及び80Dの変形実施形態を示している。この変形例の対応の配列は、ベビーカーフレーム2の左側に対して以下に詳細に説明されており、右側の配列は平面Pに対して対称であることによって推測され得ることが理解される。] 図13 図14
[0041] このように、図13及び図14のこの変形例によれば、連接ブロック78G及びスライド80Gは、それぞれ連接ブロック78G’及びスライド80G’に置き換えられている。この連接ブロック78G’及びこのスライド80G’のベビーカーフレーム2内の配置並びに機能は、連接ブロック78G及びスライド80Gの配置及び機能と同様であり、特に、連接ブロック78G’は、図15に概略的に示されるようにスリーブ72G内に同軸に配置されていると同時に、その後端でこのスリーブ72Gに堅固に連接されている一方で、スライド80G’は、図15に同様に示されるように、アーム14Gの直線部14G内に固定的に配置されている。] 図13 図14 図15
[0042] 連接ブロック78G’及びスライド80G’は、アーム14Gの軸線X14G−X14Gに中心がある螺旋移動全体によってスライド80G’内で連接ブロック78G’を案内することに関する配列によって、連接ブロック78Gから及びスライド80Gから主に区別されている。実際には、図1〜図12の実施形態で使用された螺旋リブ及び溝に置き換えることによって、スライド80G’の管状壁には、軸線X14G−X14Gに対して対称的に2つの正反対の対向スロット80G’1が左右に通っている。各溝80G’1は、その全長に沿って、軸線X14G−X14Gに中心がある螺旋前端部80G’2と、この軸線に平行な直線後端部80G’3と、を含む。連接ブロック78G’がスライド80G’内に組み込まれる時、これらの溝80G’の各々は、連接ブロック78G’に堅固に連接されるとともに軸線X14G−X14Gに垂直に延びる貫通ロックピン78G’1の縦方向先端の1つ、図14に参照符号78G’2で見えるこのロックピン78G’1の縦方向先端の1つを受け入れる。各溝80G’1の幅はロックピン78G’1の先端78G’2の幅に合わせ込まれており、その結果、連接ブロック78G’及びスライド80G’の間の相対運動中、対応の運動は、ロックピン78G’1の先端78G’2が溝80G’1の螺旋部80G’2を通過する時の第1螺旋下位運動と、前述の先端が溝の直線部80G’3を通過する時の第2直線下位運動とから連続的に構成される。] 図1 図10 図11 図12 図14 図2 図3 図4 図5 図6
[0043] 従って、ロックピン78G’と溝80G’1の螺旋部80G’2との間の協働によって、連接ブロック78G’1とスライド80G’2との間の、実質的に図1〜図12の実施形態についての螺旋移動による前後方向の案内が再現される。さらに、ロックピン78G’1と溝80G’1の直線部80G’3との間の協働によって、連接ブロック78G’とスライド80G’との間の相対的な角度位置が固定され、この形態は、図14に示されるように、スライド80G’に対する連接ブロック78G’の最後尾への配置に対応しており、すなわち、後輪22G及び22Dが伸展した形態に対応する。伸展した形態におけるこれらの車輪の機械的強度は従って高められる。] 図1 図10 図11 図12 図14 図2 図3 図4 図5 図6
[0044] 好都合には、この機械的強度は、連接ブロック78G’の外表面上に、複数の軸方向リブ78G’4を備える凹凸リング78G’3の存在によって補強されており、前記複数の軸方向リブ78G’4は、連接ブロックの外周縁上に配置されるとともに、スライド80G’の内面に、この場合このスライドの後端で、中空にされた軸方向溝80G’4に相補的な様相で受け入れられるように適合されている。適切な寸法調整によって、これらのリブ78G’4とこれらの溝80G’4とは、ロックピン78G’1が、溝80G’1の直線部80G’3をそれらの直線部の前端からそれらの後端まで通過する時に相互に軸方向に徐々に噛み合わせられる。その後、特別な目的のためのロック手段に力が作用して、その車輪が伸展した形態にベビーカーフレーム2を固定し、こうして、この固定手段によって損傷なく制限されて支持されたままでいる。]
[0045] 任意選択的な有利な配列によって、図面には詳細に示されていないものの、溝80G’1の螺旋部80G’2は、直線溝部によって前方に延ばされており、前記直線溝部は、後の直線部80G’3と同じ長さである必要はなく、また、対応の後輪22Gが引っ込められる時に上述のように枠組10に対して折り畳まれることによって連接ブロック78G’及びスライド80G’の間の相対的な角度位置を安定化させることを可能にする。こうして、正しく折り畳まれたベビーカーフレーム2に作用する力に対する抵抗力は高められる。]
[0046] 図15及び図16は、図13及び図14に関していま説明されたものに加えて、ベビーカーフレーム2の別の変形実施形態を示しており、このベビーカーフレーム2は、以下に詳述されるように、対応のリアアーム14D及び14Gに対する連接ブロック78D及び78G又は78D’及び78G’の駆動手段の構造によって、また、付随的に、それらのリアアームに連結された一部の構成要素に対するわずかな輪郭の変更ではあるが顕著な構造的及び機能的差異を誘導しないわずかな変更によって、図1〜図12に関して説明された実施形態とは本質的に区別されている。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図2 図3
[0047] 例えば、図8及び図9に関して説明されたような押し引きコード82D又は82Gによって各連接ブロック78D、78Gを駆動することよりはむしろ、図15及び図16の変形例が、半剛性ロッド82D’又は82G’の形態のアクチュエータの使用を提供しており、図15及び図16では左リアアーム14Gに連結されたロッド82G’のみを見ることが可能であることが注目される。さらに、ベビーカーフレーム2の左側の対応の配列は以下にさらに詳細に説明されており、右側の配列は平面Pに対して対称であることから推測されることが可能であることが理解される。] 図15 図16 図8 図9
[0048] 例えば、図15及び図16に関して、半剛性ロッド82G’は、連接ブロック78G’及びシャフト34の後端342の動きに連接する。この目的のため、このロッドの後端82G’1は、この場合には球根形状を有することによって連接ブロック78G’の前端ヘッド84G’に固定的に結合されており、前記連接ブロック78G’は、ヘッド84G’内に範囲を定められた相補的な凹部内に受け入れられて保持されている。好都合には、ヘッド84G’は、貫通ロックピン78G’1によって連接ブロック78G’に対して固定されている。] 図15 図16
[0049] 半剛性ロッド82G’の連続部分82G’2は、被覆86Gと機能的に同様の被覆86G’内に受け入れられており、従って、この被覆86G’は、アーム14G内、特に、スライド80G’の固定された前端取付部品80G’5にその後端がくさびで止められて固定的に組み込まれている一方で、この後端取付部品はロッド82G’の左右を貫通している。他方で、ロッド82G’2の連続部分の可撓性は、アーム14Gの湾曲部14G2にロッド82G’の縦輪郭全体を適合させるために利用されており、及び、他方で、連接ブロック78G’の螺旋移動に連結されたロッド82G’のわずかなねじれを損傷なく支持するために利用されている。この最後の様相の結果は、ロッド82G’及び連接ブロック78G’の間の機械的連接はコード82G及びブロック78Gの間の機械的連接と同様に精巧である必要がないことであり、特に、このコードの後端に提供されるべき小さな球形端部品が必要ないことである。]
[0050] 一例として、ロッド82G’の縦方向にロッドの連続部分による十分な力の伝達を保証する一方で、ロッドの連続部分82G’2に十分な可撓性を得るために、この連続部分82G’2は、十字の横断面を有しており、ナイロンなどのような合成材料から形成される。]
[0051] ロッド82G’の前端82G’3は、図16に示されるように、例えばロッドの前端に外側被覆されるインサート82G’4を備える。ロッド82G’とは反対側のインサート82G’4の端部では、このインサート82G’4は、シャフト34の後端342に配置されて図11及び図12で示される制御ホイール88に機能的に同様の制御ホイール88’に固定されている。図16で考慮される典型的な実施形態では、制御ホイール88’は、軸線X12−X12上に中心があり、この軸線に対して正反対の領域に2つの突き出した球体88G’1及び88D’1を備えており、2つの球体88G’1及び88D’1は、玉継ぎ手の様態で、対応の左ロッド82G’又は右ロッド82D’の後端のインサート82G’4によって堅固に支持される相補的なシェル82G’5内にそれぞれ受け入れられるように構成されている。] 図11 図12 図16
[0052] 従って、制御ホイール88に関して、シャフト34による、軸線X12−X12上に中心がある90°の動程にわたった制御ホイール88’の回転は、この回転の方向に応じて、それらのスライド80G’及び80D’内で連接ブロック78G’及び78D’の動きを駆動するために半剛性ロッド82G’及び82D’が前方に引かれる及び後方に押されるという結果を生じる。コード82G及び82Dと比べれば、作動したロッド82G’及び82D’は、後輪22G及び22Dの伸展及び引っ込めに必要とされる力の伝達を損傷なく支持する広く市販されている標準的な機械的構成要素である利点を有している。]
[0053] 図16〜図19は、ベビーカーフレーム2のさらに別の変形実施形態を示しており、当該変形例は、シャフト34の後端342と制御ホイール88又は88’との間の機械的連接に特に関連しており、この変形例は、ここでは制御ホイール88’に適用されており、従って、この関連で後述される。図1〜図12で考慮された実施形態のように、この制御ホイールをシャフト34の後端342に堅固に結合することよりもむしろ、制御ホイール88’及びシャフト端342の間で伝達されるトルクの強さを制限するために蹄鉄形のばね90がその間に挟み込まれている。] 図1 図10 図11 図12 図16 図17 図18 図19 図2 図3
[0054] より具体的には、このバネ90は、軸線X12−X12上に中心がある様態で、ブッシュ343を把持するように適合されており、当該ブッシュ343は、シャフト端342及び制御ホイール88’の中央領域88’1に堅固に連接されており、バネ90の剛さは、図18に示されるように、ブッシュ343と制御ホイールの領域88’1との2部品の間で伝達されるトルクの強さが既定の限界値を下回る限り、軸線X12−X12回りのブッシュ343と制御ホイールの領域88’1との間の相対回転を固定するように設計される。このようにして、シャフト34と制御ホイール88との間の軸線X12−X12回りの相対的なトルクが、上述の限界値を上回る強さで加えられると、図19に示されるように、バネ90は、弾性的に変形して、シャフト34自体の相対的に自由な回転及び制御ホイール88’自体の相対的に自由な回転を許容する。] 図18 図19
[0055] このようにして、使用者がハンドル60によってベビーカーフレーム2の車輪を引っ込めたり伸展させたりする時、例えば壁に対するこの車輪の押し付けの後にこの引っ込めやこの伸展が後輪22G及び22Dの一方で不注意に妨げられた時、この車輪の制御ホイール88’上における運動学上の抵抗力が、シャフト34に対する軸線X12−X12回りのトルク差を引き起こす。このトルク差の強さが上述の限界値を上回ると、使用者は、バネ90によって制御ホイール88’及びロッド82G’及び82D’に伝達される対応の力なしに、シャフト34を回転させ続け、こうしてこの制御ホイール及びそれらのロッドに損傷を与えることを回避する。]
[0056] ここで説明されたベビーカーフレーム2の種々の配置及び変形例もまた考慮され得る。いくつかの例が以下に示される。
各車輪20、22D及び22G又はそれらの車輪の少なくとも1つは、特定の期間駐車するために地面S上にベビーカーフレーム2を固定するために回転固定手段を備えることが可能である。
前輪20、及び/又は、後輪22D及び22Gの各々は、2つの双輪と置き換えられるか、それとも2つの車輪列と置き換えられてよい。
さらに、アーム12に対して前輪20を連接するために、脚部30は、車輪本体202の両側に延びる2つの分岐を有するフォークに置き換えられてよい。
任意選択的には、車輪の引っ込め又は伸展の時のハンドル60によるシャフト34の回転は、適切な配置によって、特に、フレームに対するこの構造4の折り畳み及び開放をそれぞれ補助するために、ベビーカーの構造4に伝達されることが可能である。
また任意選択的には、ベビーカーフレーム2の構造は、リアアーム14D及び14Gを、特にそれらの直線部14D1及び14G1に堅固に連接する横材によって補強されることが可能であり、例えば、そうした横材の反対端は、アーム部14D1及び14G1を外側からクランプするそれぞれの固定されたキャップに固定的に結合されており、図15に部分的に示されるように、上述の横材は参照符号92を付される。] 図15
权利要求:

請求項1
特に子供を運ぶためのベビーカーフレーム(2)であって、相互に固定的に結合されており、地面(S)に支えられる少なくとも1つの車輪(20、22D、22G)をそれぞれ備える2つのリアアーム(14D、14G)及び1つのフロントアーム(12)と、後輪及び前輪を該後輪及び該前輪のそれぞれのアームに対して動かす移動手段であって、それぞれ、すべての前記車輪の回転軸線(Y20−Y20、Y22D−Y22D、Y22G−Y22G)が当該フレームの同一の前後方向中央平面(P)に実質的に垂直に延びる伸展使用位置と、すべての前記車輪の前記回転軸線が前記平面に実質的に平行に延びており、前記車輪が該車輪の前記伸展位置にある時よりも前記後輪及び1以上の前記前輪の間の前後方向距離(Δ)が小さい引っ込み格納位置との間で、すべての前記車輪を同時に動かすことに適した移動手段と、前記フロントアーム(12)の前端に配置されており、前記移動手段を手で駆動するための特有のハンドル(60)と、を備える特に子供を運ぶためのベビーカーフレーム(2)。
請求項2
前記後輪(22D、22G)が該後輪(22D、22G)の前記引っ込み位置にある時、前記後輪(22D、22G)は、当該フレームの前記前後方向中央平面(P)に垂直な同一の平面内に実質的に広がっており、この前記同一の平面内で前記地面(S)を走行することが可能であることを特徴とする請求項1に記載のベビーカーフレーム。
請求項3
前記移動手段は、前記フロントアーム上で回転自在であるように前記フロントアーム(12)によって支持されるメインシャフト(34)を備えており、前記メインシャフトの前端(341)は、前記ハンドル(60)と前記前輪(20)又は各前記前輪(20)のハブとの両方に運動学的に連接されている一方で、この前記シャフトの後端(342)は各後輪(22D、22G)のハブに運動学的に連接されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のベビーカーフレーム。
請求項4
前記ハンドル(60)は、前記メインシャフト(34)の前記前端(341)に堅固に連接されており、特にこの前端に一体品で形成されることを特徴とする請求項3に記載のベビーカーフレーム。
請求項5
前記前輪(20)又は各前記前輪の前記ハブは、機械的関節アセンブリ(32)によって前記メインシャフト(34)の前記前端(341)に接続される脚部(30)又はフォークに固定的に連接されており、前記機械的関節アセンブリ(32)は、前記メインシャフトを横断する軸線(Z−Z)を規定するピボット関節(38)であって、前記軸線(Z−Z)周りで前記脚部又は前記フォークと前記メインシャフトとが相互に自由に旋回するピボット関節(38)と、この前記関節を固定して、前記前輪の回転軸線(Y20−Y20)が前記メインシャフトに実質的に直角に延びるように前記脚部又は前記フォークと前記シャフトとを堅固に連接する固定手段(40、42)と、の両方を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のベビーカーフレーム。
請求項6
前記関節アセンブリ(32)は、前記メインシャフト(34)の前記前端(341)に堅固に連接された端部取付部品(36)によって支持されており、前記ハンドル(60)は、前記端部取付部品の主に前周縁部に沿って延びる弓形状を有しており、使用者の手の指を受け入れるための空間を前記端部取付部品との間に定めることを特徴とする請求項5に記載のベビーカーフレーム。
請求項7
前記固定手段(40、42)は、前記メインシャフト(34)の前端(341)に対して移動自在なトリム(52)によって制御されており、この前記トリムは前記ピボット関節(38)を覆っていることを特徴とする請求項5又は6に記載のベビーカーフレーム。
請求項8
前記移動手段は、前記後輪の前記ハブに固定的に連接される連接ブロック(78D、78G;78D’、78G’)であって、対応の前記後輪(14D、14G)に結合されて螺旋移動によって前記前後方向に当該連接ブロックを案内するようにされたスライド(80D、80G;80D’、80G’)に移動自在に装着される連接ブロック(78D、78G;78D’、78G’)と、前記連接ブロックと前記メインシャフト(34)の後端(342)とを移動方向に連接する引き押し手段(82D、82G;82D’、82G’)と、の両方を各前記後輪(22D、22G)に対して備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のベビーカーフレーム。
請求項9
各前記後輪(22D、22G)に対して、前記スライド(80D’、80G’)は、前記前後方向に前記連接ブロックを案内するために前記連接ブロック(78D’、78G’)に結合される相補的要素(78D’1、78G’1)を受け入れる少なくとも1つの溝(80D’1、80G’1)の範囲を定めており、この溝は、螺旋前部(80D’2、80G’2)及び直線後部(80D’3、80G’3)を連続的に含むことを特徴とする請求項8に記載のベビーカーフレーム。
請求項10
各前記後輪(22D、22G)に対して、前記連接ブロック(78G’、78D’)及び前記スライド(80D’、80G’)は、それぞれの軸方向にリブ部(78D’4、78G’4)及び溝部(80D’4、80G’4)を備えており、前記リブ部(78D’4、78G’4)及び前記溝部(80D’4、80G’4)は、前記連接ブロックに結合された前記相補的要素(78D’1、78G’1)が前記溝(80D’1、80G’1)の前記直線後部(80D’3、80G’3)に受け入れられる際に形状の相補性によって相互に協働するようにされることを特徴とする請求項9に記載のベビーカーフレーム。
請求項11
各前記後輪(22D、22G)に対して、前記引き押し手段は、前記連接ブロック(78D、78G)と前記メインシャフト(34)の前記後端(342)とを接続する引き押しコード(82D、82G)からなることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のベビーカーフレーム。
請求項12
各前記引き押しコード(82D、82G)の少なくとも一部は形状記憶合金からなることを特徴とする請求項11に記載のベビーカーフレーム。
請求項13
各前記後輪(22D、22G)に対して、前記引き押し手段は半剛性の駆動ロッド(82D’、82G’)を備えており、前記駆動ロッド(82D’、82G’)は、湾曲によって弾性変形可能である一方で、当該ロッドの縦方向に前記連接ブロック(78D’、78G’)と前記メインシャフト(34)の前記後端(342)との間で引く力及び押す力を伝達するようにされていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のベビーカーフレーム。
請求項14
前記移動手段は、前記メインシャフト(34)の前記後端(342)に堅固にかつ同軸に連接される制御ホイール(88;88’)を備えており、前記制御ホイール(88;88’)には、前記引き押しコード(82D、82G)又は前記駆動ロッド(82D’、82G’)のいずれかのそれぞれの後端(82D2、82G2;82D’2、82G’2)が、正反対に対向して固定されることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のベビーカーフレーム。
請求項15
前記制御ホイール(88;88’)及び前記メインシャフト(34)の前記後端(342)の間にはトルク制限手段(90)、特に蹄鉄タイプのバネが挟み置かれることを特徴とする請求項14に記載のベビーカーフレーム。
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