专利摘要:
本発明は、エンコーダとデコーダの間を流れるデータストリームを継ぐ方法を提供する。この方法は、第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることを含む。第1の符号化されたデータストリームは、デコーダと関連する第1のバッファのサイズに基づいて、エンコーダにより符号化される。またこの方法は、第1の符号化されたデータストリームを、デコーダと関連する第2のバッファのサイズに基づいて測定されたオフセットだけ遅らせることを含む。第2のバッファのサイズは、第1のバッファのサイズより大きい。さらにこの方法は、1つまたは複数の第2の符号化されたデータストリームを、遅らされた第1の符号化されたデータストリームに継ぐことを含む。
公开号:JP2011509640A
申请号:JP2010542300
申请日:2009-01-05
公开日:2011-03-24
发明作者:マシユーズ,キム・エヌ
申请人:アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド;
IPC主号:H04N7-26
专利说明:

[0001] 本発明は、概して通信システムに関し、より詳細には通信システムにおけるマルチメディアのデータストリームの伝送に関するものである。]
背景技術

[0002] デジタルマルチメディアが、映像および/または音声データの従来のアナログ伝送に代わる実行可能なものとなった。例えば、テレビジョン、ビデオオンデマンドなどのようなデジタルマルチメディアサービスを提供するために、インターネットプロトコルテレビ(IPTV)のようなパケットベースの技術が使用されることが可能である。通常のデジタルマルチメディア放送システムでは、一連の画像は画像のデジタル表現に変換される。デジタルデータは次に符号化されて、テレビジョンまたはコンピュータのような受信ユニットに伝送されるが、この受信ユニットは、いくつかの画像の受信した情報を格納するためのバッファを含んでおり、その後、画像を復号化して最終的に提示するために、符号化された情報をデコーダに提供する。送信機が多すぎるデジタルデータを受信ユニットに送信しようとする場合、デコーダのバッファはオーバーフローになる可能性があり、その結果データが失われ、画像が欠落する可能性が生じる。反対に、送信機が十分なデジタルデータを受信ユニットに送信しない場合、デコーダのバッファはアンダーフローになる可能性がある。アンダーフローは、デコーダを失速させ、1つまたは複数の画像の繰り返しを引き起こす。デコーダのバッファのオーバーフローおよびアンダーフローは、ユーザエクスペリエンスを低下させる可能性があるので、従来のデジタルマルチメディアシステムは、ビットレートに影響を与える各画像の符号化品質を変えて、デコーダのバッファレベルを選択された範囲内に維持しようとする。]
[0003] サービスプロバイダは、ユーザへ追加情報をブロードキャストするために、複数のデータストリームを合わせて継ぐことを希望する場合がある。例えば、サービスプロバイダは、サービスプロバイダが1人または複数のユーザに符号化されたデータストリームでブロードキャストしている、またはマルチキャストしている符号化されたマルチメディアコンテンツに、符号化された広告情報を継ぐことを希望する場合がある。1つのスプライシング技術は、マルチメディアデータストリームおよび広告データストリームを復号化することである。復号化されたデータストリームは、その後合わせて継がれ、その後受信ユニットへ伝送するために再び符号化されることが可能である。この手法は、継がれるデータストリームの中の情報が、デコーダのバッファレベルを選択された範囲内に維持するように選択されたビットレートで単一エンコーダによって符号化されるという利点を有する。このときバッファのオーバーフローおよび/またはアンダーフローは、適切なビットレートを選択することによって回避されることが可能である。しかしながらこの手法は、複数のデータストリームを復号化するための追加のハードウェアおよび/またはソフトウェアを必要とする。例えば、スプライサは、各データストリームに1つのデコーダ、復号化された2つのデータストリームを継ぐための映像スイッチ、および継がれたデータストリームを再び符号化するためのエンコーダを含むことがある。]
[0004] 1つの代替的手法は、選択されたスプライスポイントで符号化されたデータストリームを合わせて単純に継ぐことである。この手法は、復号化されたデータストリームを合わせて継ぐ技術ほどハードウェアおよび/ソフトウェアを必要としないが、符号化されたデータストリームを合わせて単純に継ぐことは、デコーダのバッファのアンダーフローおよび/またはオーバーフローを招く可能性がある。例えば、符号化されたデータストリームは、復号化バッファの異なるモデルを使用して別々に符号化された可能性がある。復号化バッファのモデルは、一般に、マルチメディアストリーム内のエンコーダからデコーダへ定期的に伝送される最初の復号化バッファレベルを想定して、デコーダがストリームを復号化し始めるとき、デコーダがその復号化バッファの状態を適切に調整することができるようにする。しかしながら、実際には、第1のデータストリームを復号化することから生じる復号化バッファレベルを予測することは一般に不可能であるので、スプライスポイントにおける復号化バッファレベルは、ランダムにかつ予測不能に、想定される最初の復号化バッファレベルとは異なる。]
[0005] 図1Aおよび図1Bは、2つのデータストリームが合わせて継がれる一実施形態に関して、復号化バッファレベル100を時間の関数として概念的に示している。例示の実施形態では、復号化バッファレベルは上に向かって増大し、時間は左から右へ増大する。復号化バッファレベル100が、最小バッファしきい値105を下回るとき、バッファのアンダーフローが発生し、復号化バッファレベル100が最大バッファしきい値110を上回るとき、バッファのオーバーフローが発生する。第1のデータストリームと第2のデータストリームの間のスプライスポイントは、線115で示されている。第1のデータストリームのビットレートは、復号化バッファの第1のモデルおよび復号化バッファの占有量に基づいて決定され、これは、情報がバッファに到着する相対的なレートによって決定され、その後プレイアウトされる。したがって、復号化バッファは、スプライスポイント115の前にアンダーフローまたはオーバーフローにならない。] 図1A 図1B
[0006] 図1Aでは、スプライスポイント115は、復号化バッファレベル100が、第2のデータストリームを符号化するために使用された第2のモデルによって想定される最初の復号化バッファレベルより低いときに発生する。第2のデータストリームを符号化するために使用されるビットレートは、第2のモデルおよび復号化バッファのサイズ(または占有量)に基づいて決定される。しかしながら、想定される最初の復号化バッファレベルは、実際の最初の復号化バッファレベルより高いので、第2のデータストリームを符号化するために使用されるエンコーダのビットレートは低すぎ、その結果、時間120、125、130において復号化バッファのアンダーフローが生じる。] 図1A
[0007] 図1Bでは、スプライスポイント115は、復号化バッファレベル100が第2のデータストリームを符号化するために使用された第2のモデルによって想定される最初の復号化バッファレベルより高いときに発生する。想定される最初の復号化バッファレベルは、実際の最初の復号化バッファレベルより高いので、第2のデータストリームを符号化するために使用されるエンコーダのビットレートは、したがって高すぎる。相対的に高いエンコーダのビットレートを適用する結果として、非常に多くの情報が伝送され、これは時間135、140、145において復号化バッファのオーバーフローを発生させる。] 図1B
[0008] 図2は、2つのデータストリームを合わせて継ぐことを示すタイミング図200の第1の実施形態を概念的に示している。時間は、図2では左から右へ増大する。例示の実施形態では、タイミング図200は、符号化されたデジタル情報の圧縮されたフレーム205、およびパケット205の中の符号化されたデジタル情報から形成され、その後ユーザに提示される圧縮されていないフレーム210を示している。矢印215は、圧縮されたフレームのパケット205と、これらのパケット205を使用して形成される、圧縮されていないフレーム210との関係を示している。明瞭にするために、1つのパケット、フレーム、および矢印だけが、それぞれ数字205、210、215で示されている。ユーザに音声および/または映像を提示するために使用されるマルチメディアデータストリームのような、第1の符号化されたデータストリーム220が提供され、サービスプロバイダが音声および/または映像の提示中にユーザに表示することを希望するマルチメディア広告コンテンツのような第2の符号化されたデータストリーム225と継がれることが可能である。] 図2
[0009] 例示の実施形態では、継がれたデータストリーム230は、第1の符号化されたデータストリーム220と第2の符号化されたデータストリーム225を連結することによって形成される。連結は、第1の符号化されたデータストリーム220の最後のパケットの終わりによって定められたスプライスポイント235で行われる。第2の符号化されたデータストリーム225の符号化は、スプライスポイント235におけるデコーダバッファの状態を考慮に入れない。したがって、パケット240は届くのが遅すぎ、逆方向を向いた矢印250で示すように、フレーム245を形成するために使用できない。この状態は、デコーダバッファにおけるアンダーフローの別の表現であり、すなわち、デコーダバッファは、パケット240が届く前にそのコンテンツのすべてをプレイアウトし、そこでフレーム245を形成するために復号化され、使用されるように利用できる情報がない。したがってフレーム245は、前のフレームの写しである、または不完全に形成されたフレームである可能性がある。]
[0010] 図3は、2つのデータストリームを合わせて継ぐことを示すタイミング図300の第2の実施形態を概念的に示している。時間は、図3では左から右へ増大する。例示の実施形態では、タイミング図300は、符号化されたデジタル情報のパケット305、およびパケット305の中の符号化されたデジタル情報から形成され、その後ユーザに提示されるフレーム310を示している。矢印315は、パケット305と、これらのパケット305を使用して形成されるフレーム310との間の関連を示している。明瞭にするために、1つのパケット、フレーム、および矢印だけが、それぞれ数字305、310、および315で示されている。ユーザに音声および/または映像を提示するために使用されるマルチメディアのデータストリームのような、第1の符号化されたデータストリーム320が提供され、サービスプロバイダが音声および/または映像の提示中にユーザに表示することを希望する場合があるマルチメディアの広告コンテンツのような、第2の符号化されたデータストリーム325と継がれることが可能である。] 図3
[0011] 例示の実施形態では、継がれたデータストリーム330は、第1の符号化されたデータストリーム320と第2の符号化されたデータストリーム325を連結することによって形成される。連結は、第1の符号化されたデータストリーム320の中の最後のパケットの終わりによって定められたスプライスポイント335で行われる。第2の符号化されたデータストリーム325の符号化は、スプライスポイント335におけるデコーダバッファの状態を考慮に入れないが、デコーダバッファの占有量は、予想よりも大きい。パケット340は、延長した矢印350で示すように、届くのが早すぎて、直ちに(または、選択された遅延時間内に)使用してフレーム345を形成することができない。この状態は、デコーダバッファにおけるオーバーフローの別の表現であり、すなわちデコーダバッファは、予想外に長い時間の間、パケット340に含まれる情報を格納しなければならない。したがって、その後受信されるパケットは、パケット340の情報が読み出されて、復号化されることが可能になる前に、デコーダバッファを満たす可能性がある。新しく受信された情報が拒絶される、または以前に受信された情報がデコーダバッファから押し出されるので、デコーダバッファの中の情報はこのとき失われる可能性がある。]
発明が解決しようとする課題

[0012] 本発明は、上述した問題の1つまたは複数の結果に取り組むことを目的とする。]
課題を解決するための手段

[0013] 以下は、本発明のいくつかの態様の基本的な理解を得られるように、本発明の平易な要約を示すものである。この要約は、本発明の包括的な概要ではない。本発明の主要な要素もしくは決定的な要素を断定すること、または本発明の範囲を明確に示すことを目的とするものではない。その唯一の目的は、後に述べるより詳細な説明への前置きとして、いくつかの概念を平易な形で示すことである。]
[0014] 本発明の1つの実施形態では、エンコーダとデコーダの間を流れるデータストリームを結合する方法を提供する。この方法は、第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることを含む。第1の符号化されたデータストリームは、デコーダと関連する第1のバッファのサイズに基づいて、エンコーダにより符号化される。またこの方法は、デコーダと関連する第2のバッファのサイズに基づいて決定されたオフセットだけ第1の符号化されたデータストリームを遅らせることを含む。第2のバッファのサイズは、第1のバッファのサイズより大きい。さらにこの方法は、1つまたは複数の第2の符号化されたデータストリームを遅らされた第1の符号化されたデータストリームに継ぐことを含む。]
[0015] 本発明の別の実施形態では、エンコーダとデコーダの間を流れるデータストリームを結合するための方法を提供する。この方法は、第1の伝送レートで伝送される第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることと、第2の伝送レートで伝送される少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームにアクセスすることとを含む。またこの方法は、第1の符号化されたデータスストリームの中のギャップの継続時間に基づいて第2の伝送レートを増大させることと、第2の符号化されたデータストリームを第1の符号化されたデータストリームの中のギャップに継ぐこととを含む。]
[0016] 本発明は、同じ参照符号が同じ要素を示す添付の図面と併せて行う次の説明を参照して、理解されることが可能である。]
図面の簡単な説明

[0017] 2つのデータストリームが合わせて継がれる一実施形態について、復号化バッファのレベルを時間の関数として概念的に示す図である。
2つのデータストリームが合わせて継がれる一実施形態について、復号化バッファのレベルを時間の関数として概念的に示す図である。
2つのデータストリームを合わせて継ぐことを示すタイミング図の第1の実施形態を概念的に示す図である。
2つのデータストリームを合わせて継ぐことを示すタイミング図の第2の実施形態を概念的に示す図である。
本発明による、マルチメディア通信システムの第1の例示的実施形態を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能であるタイミング調整を示すタイミング図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを第1のデータストリームに継ぐときに使用されることが可能であるタイミング調整を示すタイミング図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを第1のデータストリームに継ぐときに使用されることが可能であるタイミング調整を示すタイミング図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを第1のデータストリームに継ぐときに使用されることが可能であるタイミング調整を示すタイミング図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延を示すデコーダの遅延の図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延を示すデコーダの遅延の図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延を示すデコーダの遅延の図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延を示すデコーダの遅延の図を概念的に示す図である。
本発明により、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延を示すデコーダの遅延の図を概念的に示す図である。
本発明により、複数の2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延を示すデコーダの遅延の図を概念的に示す図である。]
実施例

[0018] 本発明は、様々な修正および代替形態が可能であるが、そのうちの特定の実施形態を図面に例として示し、本明細書で詳細に説明する。しかしながら、特定の実施形態についての本明細書の説明は、本発明を開示した特定の形態に限定しようとするものではなく、むしろ特許請求の範囲で定義される本発明の範囲内にあるあらゆる修正物、均等物、および代替物を包含しようとするものであることを理解されたい。]
[0019] 本発明の実例となる実施形態について以下に説明する。明瞭にするために、本明細書では実際の実施の特徴をすべて述べているわけではない。このような実際の実施形態の開発においては、開発者の特定の目標を達成するために、システム関連の制約およびビジネス関連の制約に従うなど、実施によって異なる数多くの実施時特有の決定をすべきであるということが当然理解される。さらに、このような開発努力は複雑で時間のかかるものであるが、しかしながらこの開示の恩恵を受ける当業者には定常的な取り組みであるということが理解される。]
[0020] 次に、添付の図を参照して本発明を説明する。単に説明の目的で、また当業者にはよく知られている詳細で本発明をわかりにくくしないように、図面では様々な構造、システム、および装置を概略的に示している。しかしながら、添付の図面は、本発明の説明的実施例を記載して説明するために含まれている。本明細書で使用する語および語句は、当業者によるこれらの語および語句の理解と一致する意味を有するものと理解され、解釈されたい。用語または語句の特別な定義、すなわち当業者によって理解される通常の従来通りの意味とは異なる定義は、本明細書でのこの用語または語句の一貫した使用に包含しないものとする。用語または語句が特別な意味、すなわち当業者によって理解されるもの以外の意味を有することを意図する範囲については、このような特別な定義を、この用語または語句に特別な定義を直接かつ明白に与える定義方法で、本明細書において明示的に説明する。]
[0021] 図4は、マルチメディア通信システム400の第1の例示的実施形態を概念的に示している。例示の実施形態では、マルチメディア通信システムは、マルチメディアコンテンツを生成するために使用され、かつ生成されたコンテンツをマルチメディア通信システム400に提供するマルチメディアソースデバイス405を含む。マルチメディアソースデバイス405は、(図4に示すように)アナログもしくはデジタルの映像記録装置、あるいは映像および/もしくは音声の入力を取り込む、または映像および/もしくは音声コンテンツを作成するために使用されるハードウェア、ファームウェア、および/もしくはソフトウェアのような、マルチメディアコンテンツを生成することができる他の装置であることが可能であり、例えば装置405は、アニメーションおよび関連する音声を作成するための装置であることが可能である。例示の実施形態では、マルチメディアソースデバイス405によって生成されたマルチメディアコンテンツは、1次コンテンツと呼ばれることがあり、映画、テレビ番組、ビデオオンデマンド、および/またはユーザもしくは加入者によって視聴可能である他のコンテンツからなる可能性がある。マルチメディアソースデバイス405によって生成されたマルチメディアコンテンツのデジタル表示が、エンコーダ410に提供されることが可能であり、このエンコーダが、このデジタル表示を符号化し、選択された伝送レートまたはデータレートでのネットワーク415を通じた最終的な伝送に備えることができる。] 図4
[0022] 1つまたは複数のさらなるマルチメディアソースデバイス420もまた、ユーザに伝送するためのマルチメディアコンテンツを提供することが可能である。例えば、マルチメディアソースデバイス420は、マルチメディアソースデバイス405によって生成された1次コンテンツに挿入するためのマルチメディア広告コンテンツのような2次マルチメディアコンテンツを生成して提供するために使用されることが可能である。しかしながら、本開示の利益を得る当業者は理解するように、本発明は、ユーザによって要求される映画に広告コンテンツを継ぐことに限定されない。代替的実施形態では、本明細書に記載される技術は、任意の数の個々のマルチメディアデータストリームを挿入する、継ぐ、織り交ぜる(interlace)、あるいは他の場合は結合するために、使用されることが可能である。マルチメディアソースデバイス420によって生成されたマルチメディアコンテンツのデジタル表示は、1つまたは複数のエンコーダ425に提供されることが可能であり、この1つまたは複数のエンコーダがデジタル表示を符号化し、選択された伝送レートまたはデータレートでのネットワーク430を通じた最終的な伝送に備えることができる。]
[0023] マルチメディア通信システム400は、エンコーダ410、425によって提供される、符号化されたマルチメディアデータストリームを結合するために使用されることが可能であるスプライサ435を含む。例えば、サービスプロバイダは、エンコーダ410によって提供される1次コンテンツ内に1つまたは複数のスプライスポイントを定めることができ、スプライサ435は、エンコーダ425によって提供される符号化されたマルチメディアコンテンツの一部を、スプライスポイントにおいて1次コンテンツに挿入することができる。例えば、1次コンテンツの中にギャップが形成されることが可能であり、エンコーダ425によって提供されるマルチメディアコンテンツの一部が、このギャップに継がれることが可能である。符号化された1次コンテンツおよび符号化された2次コンテンツを含む継がれたデータストリームは、その後ネットワーク445を介してデコーダ440に提供されることが可能である。デコーダ440は、提供された継ぎ済みデータストリームをデコーダのバッファ450に格納した後に、データを読み出し、これを使用して画像データをディスプレイ装置455に提供することができる。]
[0024] エンコーダ410、425は、デコーダのバッファ450のモデルを使用して、データストリームをどのように符号化するかを決定し、例えばマルチメディアソースデバイス405、420から受信されるデータストリームを符号化するために使用されるビットレートを選択する。例えば、エンコーダ410、425は、デコーダのバッファ450の想定されるサイズに基づいてデータストリームを符号化することができ、デコーダのバッファ450の占有量を推定する。デコーダのバッファに提供されるデータストリームをモデル化および/または符号化するための技術は、当業者には知られており、明瞭にするために、本発明に関連するデータストリームをモデル化するおよび/または符号化する態様についてのみ説明する。本発明による一実施形態では、エンコーダ410は、デコーダのバッファ450の実際のサイズとは異なるデコーダのバッファ450の想定されるサイズに基づいて、1次データストリームを符号化することができる。例えば、エンコーダ410は、デコーダのバッファ450のサイズが、デコーダのバッファ450の実際のサイズの3分の1であると想定するように構成されることが可能である。デコーダのバッファ450のサイズを少なく想定すると、マルチメディア通信システム400に符号化されたデータストリームのタイミングを調整する自由を与えることができる。]
[0025] 例示の実施形態では、スプライサ435は、1次データストリームと2次データストリームの間で切り替えるために使用されるスイッチ470に連結された結合要素460を含んでいる。またスプライサ435は、エンコーダ410から受信される1次データストリームのタイミングを調整するために使用されるリタイミング要素475を含んでいる。1つの実施形態では、リタイミング要素475は、デコーダのバッファ450の想定されるサイズおよび/または実際のサイズに基づいて選択されることが可能であるオフセットだけ符号化された1次データストリームを遅らせるために使用される。例えば、リタイミング要素475は、符号化された1次データストリームの遅延の範囲が、デコーダのバッファ450の実際のサイズによって対応される遅延の範囲の中間点あたりに分散されるように、符号化された1次データストリームを遅らせることができる。例示の実施形態ではリタイミング要素475はスプライサ435の中に示されているが、本開示の利益を得る当業者には理解されるように、本発明はリタイミング要素475をこの位置に実装することに限定されない。代替的実施形態では、リタイミング要素475は、エンコーダ410、ネットワーク415のような他の位置に、またはデータストリームのパス沿いの独立型の要素として実装されることが可能である。]
[0026] 符号化された1次データストリームのタイミングを調整することにより、2次データストリームが1次データストリームに継がれるとき、デコーダのバッファ450のアンダーフローおよび/またはオーバーフローの可能性が減少する。第2のデータストリームは、デコーダのバッファ450のアンダーフローおよび/またはオーバーフローの可能性を減少させるように変更されることも可能である。例示の実施形態では、スプライサ435は、ネットワーク430によって提供されるデータストリームの伝送レートまたはデータレートを変更するために使用されることが可能である伝送レート要素480を含む。例えば、伝送レートは、ネットワーク415によって提供されるデータストリームの中の1つまたは複数のギャップによって決定される量だけ増大され、2次データストリームがこのギャップに継がれることが可能になるようにすることができる。1つの実施形態では、エンコーダ425は、1次データストリームを符号化するのに使用されるビットレートより低いビットレートで2次データストリームを符号化することができる。新しい符号化レートは、伝送レート要素480によって導入される伝送レートの変化を相殺するために使用されることが可能である。2次データストリームのタイミング基準は、2次データストリームが1次データストリームに継がれることが可能であるように調整されることも可能である。符号化された2次データストリームの伝送レート、ビットレートおよび/またはタイミング基準を調整することにより、2次データストリームが終了し、スプライサ435が1次データストリームに戻るとき、デコーダのバッファ450のアンダーフローおよび/またはオーバーフローの可能性を減少させることができる。]
[0027] 図5A、図5B、図5C、および図5Dは、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能であるタイミング調整を示すタイミング図500、505、510、515を概念的に示している。時間は、図5A−図5Dでは左から右へ増大する。例示の実施形態では、タイミング図500、505、510、515は、符号化されたデジタル情報のパケット520、およびパケット520の中の符号化されたデジタル情報から形成され、その後ユーザに提示されるフレーム525を示している。矢印530は、パケット520と、これらのパケット520を使用して形成されるフレーム525との間の関連を示している。明瞭にするために、各図中の1つのパケット、フレーム、および矢印だけが、それぞれ数字520、525、530で示されている。] 図5A 図5B 図5C 図5D
[0028] 図5Aは、第1の符号化されたデータストリーム535および第2の符号化されたデータストリーム540の単純なスプライシングを示すタイミング図500を概念的に示している。例えば、第1の符号化されたデータストリームは,音声および/または映像をユーザに提示するために使用されるマルチメディアデータストリームであることがあり、第2の符号化されたデータストリーム540は、サービスプロバイダが音声および/または映像の提示中にユーザに表示することを希望する場合があるマルチメディア広告コンテンツを含むことがある。例示の実施形態では、第1の符号化されたデータストリーム535および第2の符号化されたデータストリーム540は、データストリームを符号化するために異なるモデルが使用されているため、少なくとも部分的に領域545で重なり合う。図5Aは、第1のデータストリーム535が終わる前に始まるように第2のデータストリーム540を示しているが、本開示の利益を得る当業者には理解されるように、実際の重なりは無作為である、および/または予測できない可能性がある。本発明による1つの実施形態では、第1の符号化されたデータストリーム535は、第2の符号化されたデータストリーム540との重なりを小さくし、スプライスポイントでバッファのオーバーフローおよび/またはアンダーフローが発生する可能性を減少させるために、選択された間隔だけ遅らせることができる。] 図5A
[0029] 図5Bは、遅らされた第1の符号化されたデータストリーム550および第2の符号化されたデータストリーム540を継ぐことを示すタイミング図505を概念的に示している。例示の実施形態では、遅らされた第1の符号化されたデータストリーム550は、スプライスポイントにおける重なりを小さくするために、選択された間隔だけ遅らされている。一部の場合では、第1の符号化されたデータストリーム550に導入される遅延は、第2の符号化されたデータストリーム540が、第1の遅らされた符号化済みデータストリーム545の再開の頃に領域555において第1の符号化されたデータストリーム550と重なり合う可能性を増大させる可能性がある。この重なりは結果として、第1の遅らされた符号化済みデータストリーム545がエンコーダからデコーダへの伝送を再開するとき、デコーダのバッファのオーバーフローおよび/またはアンダーフローをもたらす可能性がある。したがって第2の符号化されたデータストリーム540の符号化のビットレートは、低減されることが可能である。例えば、第2の符号化されたデータストリーム540の符号化レートは、次の式により第1の符号化されたデータストリーム540に使用される符号化レート(本明細書ではネットワークレートと呼ばれる)に対して低減されることが可能である:] 図5B
[0030] この式では、Nはエンコーダによって想定されるデコーダ遅延の秒数であり、Dは継がれたマルチメディアコンテンツの継続時間である。1つの実施形態では、第2の符号化されたデータストリーム540に使用されるエンコーダレートは、ネットワークレートのおよそ90%である。]
[0031] 図5Cは、遅らされた第1の符号化されたデータストリーム550およびより低い符号化レートで符号化された第2の符号化されたデータストリーム560を継ぐことを示すタイミング図510を概念的に示している。より低いレートで第2のデータストリーム560を符号化すると、符号化されたデータストリーム560の中の個々の圧縮されたフレームのサイズを縮小することができ、これはパケット間にタイミングギャップを導入することができる。しかしながら、これらのパケットのいくつかの部分は、第1の遅らされた符号化済みデータストリーム545が再び始まる頃、領域555において第1の符号化されたデータストリーム550とやはり重なることがある。この重なりは結果として、第1の遅らされた符号化済みデータストリーム545が、エンコーダからデコーダへの伝送を再開するとき、デコーダのバッファのオーバーフローおよび/またはアンダーフローをもたらす可能性がある。したがって、第2の符号化されたデータストリーム560は、より速いレートでこのデータストリームを伝送することによって調整され、第2の符号化されたデータストリーム560が、第1の遅らされた符号化済みデータストリーム545の中のギャップに「フィットする」ことが可能である。1つの実施形態では、第2のデータストリームに埋め込まれたタイミング基準が、伝送レートおよび/または符号化レートの変更に基づいて変更されることも可能である。例えば、第2の符号化されたデータストリーム560の中で圧縮されたデータを伝送するために使用されるプログラムクロック基準は、例えば第2の符号化されたデータストリーム560の中のパケット間の時間を減少させるために、変更されることが可能である。伝送レート、符号化レート、および/またはタイミング基準の調整または変更は、静的に、または例えばシステムの状態が変化していることを示すフィードバックに基づいて動的に行われることが可能である。] 図5C
[0032] 図5Dは、遅らされた第1の符号化されたデータストリーム550と、変更されたタイミング基準およびより速い伝送レートを使用してより低い符号化レートで符号化された第2の符号化されたデータストリーム565を継ぐことを示すタイミング図515を概念的に示している。例示の実施形態では、第2の符号化されたデータストリーム565の変更は、遅らされた第1の符号化されたデータストリーム550の中のギャップと完全にフィットすることを保証する。結果として、遅らされた第1の符号化されたデータストリーム550および第2の符号化されたデータストリーム565は、スプライスポイントまたは遅らされた第1の符号化されたデータストリーム550が伝送を再開するポイントで重ならない。結果として、デコーダのバッファのアンダーフローおよび/またはオーバーフローの可能性は、第1の符号化されたデータストリーム550を遅らせること、ならびに/または第2の符号化されたデータストリーム565により低い符号化レートおよび異なるタイミング基準を使用することによって、低減されるまたは排除されることが可能である。] 図5D
[0033] 図6A、図6B、図6C、および図6Dは、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用される可能性がある遅延を示すデコーダの遅延図600、605、610、615を概念的に示している。デコーダの遅延図600、605、610、615では、時間は左から右へ増大し、その時間における伝送と関連する遅延は、図の下部から上部へ増大する。図の斜線領域は、関連するデコーダの中の実際のバッファのサイズによって対応される遅延を示し、この場合、3N秒に設定されている。Nの値は、設計上の選択を元にするものである。しかしながら、使用されることが可能である1つの一般的なNの値は、Nの値=1秒であり、したがって実際のデコーダのバッファに対応される遅延は3秒となる。本開示の利益を得る当業者には理解されるように、バッファのサイズが、バッファによって対応されることが可能である、関連する遅延を決定する。バッファのサイズを増大させると、バッファによって対応される遅延のサイズが増大し、バッファのサイズを縮小すると、バッファによって対応される遅延のサイズが縮小する。] 図6A 図6B 図6C 図6D
[0034] 図6Aは、時間の関数としてエンコーダによって使用される遅延620を示す、デコーダの遅延図600を示している。遅延620は、第1のデータストリームを符号化するためにエンコーダによって使用されるビットレートに対応し、これはデコーダのバッファの想定されるサイズに基づいて調整される。例示の実施形態では、デコーダのバッファは、N秒の最大遅延に対応するサイズを有すると仮定され、そこで符号化された第1のデータストリームと関連する遅延620は、N秒より小さいままにとどまる。本明細書に記載するように、第2のデータストリームを第1のデータストリームに継ぐことによって起こるデコーダのバッファのアンダーフローおよび/またはオーバーフローは、第1のデータストリームを遅らせることによって縮小されるまたは排除されることが可能である。] 図6A
[0035] 図6Bは、第1のデータストリームがさらにN秒遅らされた後の符号化された第1のデータストリームの遅延625を示す、デコーダの遅延図605を示している。さらなる遅延を実行することにより、第1のデータストリームと関連する遅延625が変わり、第1のデータストリームと関連する遅延625の範囲の中間点が、バッファの実際のサイズによって対応される遅延の範囲、これはこの場合は3N秒であるが、この中間点に対応するようにする。遅延を増大させるために受信された情報はより長い時間の間格納されるので、遅延が増大するとき、バッファの占有部分は増大する。] 図6B
[0036] 図6Cは、符号化された第1のデータストリームに継がれるよう意図された符号化済み第2のデータストリームの遅延630を示すデコーダの遅延図610を示している。第2のデータストリーム用のエンコーダは、デコーダのバッファの実際のサイズを使用して、遅延および/または第2のデータストリームを符号化するために使用される、対応するビットレートを決定する。第1のデータストリームに継がれるよう意図された第2のデータストリームの継続時間はD秒であり、ここでDは、第1のデータストリームに継がれることを期待される情報に基づいて選択されることが可能である値である。例えば、30秒の長さのコマーシャルが第1のデータストリームに挿入されることがあり、この場合D=30の値となる。例示の実施形態では、第2のデータストリームの伝送レートは(本明細書に記載するように)増大され、これによってバッファの占有部分は、継がれた第2のデータストリームに割り当てられたギャップの継続時間を超えて増大する。したがって伝送レートの選択される変更は、バッファのサイズを考慮に入れることができる。1つの実施形態では、第2のデータストリームは、ネットワークのレートよりわずかに小さい符号化レートで符号化されることが可能である。第2の符号化されたデータストリームのタイミングは、このとき、本明細書に記載するように、第2の符号化されたデータストリームに使用されるタイミング基準および/または伝送レートを調整することによって調整されることが可能である。] 図6C
[0037] 図6Dは、第1の符号化されたデータストリームおよびスプライスインされた第2の符号化されたデータストリームを含むデータストリームの遅延635を示すデコーダの遅延図615を示している。例示の実施形態では、第1の符号化されたデータストリームのタイミング、および場合によっては第2の符号化されたデータストリームのタイミングを変更することにより、デコーダのバッファのアンダーフローおよび/またはオーバーフローを起こすことなく、第2の符号化されたデータストリームが第1の符号化されたデータストリームに継がれることが可能になる。] 図6D
[0038] 図7は、2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延705を示すデコーダの遅延図700を概念的に示している。例示の実施形態では、デコーダのバッファは、最大2*N秒の遅延に対応し、1次データストリームと関連する遅延は、スプライスポイントが近づくまで、0−N秒の間に設定される。例えば、1次データストリームと関連する遅延は、スプライスポイント前のインターバル720まで範囲0−N秒にとどまることが可能である。1つの実施形態では、インターバル720の継続時間は、待ち時間、チャネル変更時間、および同様のものを考慮することに基づいて、選択されることが可能である。] 図7
[0039] インターバル720の間、符号化された1次データストリームと関連する遅延705は、およそ範囲1*N−2*N秒に増大されることが可能であり、インターバル720の終わりで符号化された1次データストリームと関連する遅延705の可能な範囲が、デコーダのバッファによって対応される遅延の上半分にほぼ対応するようにする。符号化された2次データストリームと関連する遅延710は、2次データストリームをより低い符号化レートで符号化し、その後伝送レート、タイミング基準、および/または符号化レートを調整するような、本明細書に記載する技術を使用して調整されることが可能である。符号化された2次データストリームは、その後符号化された1次データストリームに継がれることが可能である。符号化された2次データストリームが伝送を終えると、その後符号化された1次データストリームの伝送が再び始まる可能性がある。例示の実施形態では、1次データストリームと関連する遅延715は、継がれた符号化済み2次データストリームに続く0−N秒の間に設定される。]
[0040] 図8は、複数の2次データストリームを1次データストリームに継ぐときに使用されることが可能である遅延805、810、815、820を示すデコーダの遅延図を概念的に示している。例示の実施形態では、1次データストリームと関連する遅延805は、スプライスポイント前のインターバル825まで0−N秒の間に設定される。インターバル825の間、符号化された1次データストリームと関連する遅延805は、範囲1*N−2*N秒に増大されることが可能である。2次データストリームは、その後1次データストリームにスプライスインされ、2次データストリームは、遅延810、815を使用して符号化されることが可能である。2次データストリームの伝送に続いて、符号化された1次データストリームの伝送が再び始まる可能性がある。例示の実施形態では、1次データストリームと関連する遅延820は、継がれた符号化済み2次データストリームに続いて0−Nの間に設定される。] 図8
[0041] 本発明および対応する詳細な説明の一部は、ソフトウェア、あるいはコンピュータのメモリ内のデータビットで動作するアルゴリズムおよび記号表示に関して示されている。これらの説明および表示は、当業者が自身の作業の内容を他の当業者に効果的に伝えるためのものである。本明細書で使用され、また一般に使用されるアルゴリズムは、所望の結果につながる首尾一貫した一連のステップであると考える。諸ステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずしもそうではないが、通常これらの量は、格納、転送、結合、比較、およびその他の操作が可能である光信号、電気信号、または磁気信号の形態をとる。主として一般的な用法という理由により、これらの信号をビット、値、要素、符号、文字、項、数字などと呼ぶことが、場合によっては好都合であることがわかっている。]
[0042] しかしながら、これらの用語および同様の用語のすべては、適切な物理量と関連づけられなければならず、これらの量につけられた便宜的表示にすぎないということを、心にとどめるべきである。特に別段の指定がなければ、記述から明らかなように、「処理」または「演算」または「計算」または「決定」または「表示」などの用語は、コンピュータシステムまたは同様の電子計算装置の動作およびプロセスのことを指し、このコンピュータシステムとは、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理量、電子量として表されるデータを操作して、コンピュータシステムのメモリもしくはレジスタまたはこのような他の情報記憶装置、転送装置、もしくは表示装置内の物理量として同様に表される他のデータに変換するものである。]
[0043] また、本発明のソフトウェア実施態様は、典型的に何らかの形態のプログラム記憶媒体上に符号化される、または何らかの形態の伝送媒体を通じて実施されることにも注意する。プログラム記憶媒体は、磁気的(例えばフロッピー(登録商標)ディスク、もしくはハードドライブ)または光学的(例えばコンパクトディスクのリードオンリーメモリ、すなわち「CD ROM」)とすることができ、またリードオンリーもしくはランダムアクセスとすることができる。同様に、伝送媒体は、ツイストペア線、同軸ケーブル、光ファイバー、または当技術に知られるその他の好適な伝送媒体とすることができる。本発明は、いかなる所与の実施のこれらの態様にも限定されない。]
[0044] 本発明は、本明細書の教示の恩恵を受ける当業者には明白である、異なるが等価な方法で変更して実施することができるため、上記で開示した特定の実施形態は一例にすぎない。さらに、特許請求の範囲に記載する以外に、本明細書に示す構成または設計の詳細に限定するつもりはない。したがって、上記の特定の実施形態を変更または修正することができるのは明らかであり、このようなすべての変形は本発明の範囲内であるとみなす。よって、本明細書で求める保護は、特許請求の範囲に示す通りである。]
权利要求:

請求項1
エンコーダとデコーダの間を流れるデータストリームを結合する方法であって、デコーダと関連する第1のバッファのサイズに基づいてエンコーダによって符号化された、第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることと、第1の符号化されたデータストリームを、第1のバッファのサイズより大きい、デコーダと関連する第2のバッファのサイズに基づいて決定されたオフセットだけ遅らせることと、少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームを遅らされた第1の符号化されたデータストリームに継ぐこととを含む、方法。
請求項2
第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることが、第1の符号化されたデータストリームを受信するデコーダのバッファの想定されるサイズに基づいて符号化される第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることを含み、第1の符号化されたデータストリームを遅らせることが、第1の符号化されたデータストリームを受信するデコーダのバッファの実際のサイズに基づいて決定されたオフセットだけ第1の符号化されたデータストリームを遅らせることを含み、オフセットはバッファの実際のサイズの中間点を中心とする領域に対応する、請求項1に記載の方法。
請求項3
第1のデータストリームを伝送するために使用される第1のデータレートより高い第2のデータレートで伝送するように構成された少なくとも1つの第2のデータストリームを符号化して、前記少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームを形成することと、第1の符号化されたデータストリームの中のギャップの継続時間に基づいて第2のデータレートを選択することとを含み、第2の符号化されたデータストリームを継ぐことが、第2の符号化されたデータストリームをギャップに継ぐことを含み、前記少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームを遅らされた第1の符号化されたデータストリームに継ぐことが、前記少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームが第1のデータレートで伝送されることが可能であるように前記少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームのタイミング基準を調整することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項4
継がれた第2の符号化されたデータストリームを含む第1の符号化されたデータストリームをデコーダに伝送することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項5
エンコーダとデコーダの間を流れるデータストリームを結合する方法であって、第1の伝送レートで伝送される第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることと、第2の伝送レートで伝送される少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームにアクセスすることと、第1の符号化されたデータストリームの中のギャップの継続時間に基づいて第2の伝送レートを増大させることと、前記少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームを第1の符号化されたデータストリームの中のギャップに継ぐこととを含む、方法。
請求項6
第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることが、デコーダと関連する第1のバッファのサイズに基づいてエンコーダによって第1のデータレートで符号化された第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることを含み、少なくとも1つの第2のデータストリームを符号化して前記少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームを形成することを含み、符号化は、増大された第2の伝送レートに基づいて選択された、第1のデータレートより低い第2のデータレートを使用して行われる、請求項5に記載の方法。
請求項7
第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることが、第1の符号化されたデータストリームを受信するデコーダの中のバッファの想定されるサイズに基づいて符号化された第1の符号化されたデータストリームにアクセスすることを含み、第1のバッファのサイズより大きい、デコーダと関連する第2のバッファのサイズに基づいて決定されたオフセットだけ第1の符号化されたデータストリームを遅らせることを含む、請求項5に記載の方法。
請求項8
第1の符号化されたデータストリームおよび継がれた第2の符号化されたデータストリームを含んでいるデータストリームをデコーダに伝送することを含む、請求項5に記載の方法。
請求項9
エンコーダから符号化された入力データストリームを受信し、デコーダに少なくとも1つの符号化された出力データストリームを提供するように構成されたスプライサであって、デコーダと関連する第1のバッファのサイズに基づいてエンコーダによって符号化された、第1の符号化された入力データストリームにアクセスし、第1の符号化された入力データストリームを、第1のバッファのサイズより大きい、デコーダと関連する第2のバッファのサイズに基づいて決定されたオフセットだけ遅らせ、前記少なくとも1つの符号化された出力データストリームを形成するために、少なくとも1つの第2の符号化された入力データストリームを遅らされた第1の符号化されたデータストリームに継ぐように構成された、スプライサ。
請求項10
エンコーダから符号化された入力データストリームを受信する、およびデコーダに少なくとも1つの符号化された出力データストリームを提供するように構成されたスプライサであって、第1の伝送レートで伝送される第1の符号化された入力データストリームにアクセスし、第2の伝送レートで伝送される少なくとも1つの第2の符号化された入力データストリームにアクセスし、第1の符号化された入力データストリームの中のギャップの継続時間に基づいて第2の伝送レートを増大させ、前記少なくとも1つの第2の符号化されたデータストリームを第1の符号化されたデータストリームのギャップに継いで、前記少なくとも1つの符号化された出力データストリームを形成するように構成された、スプライサ。
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