![]() 平坦化されたカーボンナノチューブ層を有するメモリセルおよびそれを形成する方法
专利摘要:
ある態様において、メモリセルを製造する方法が提供され、この方法は、(1)基板上に第1の導体を製造することと、(2)第1の導体上にカーボンナノチューブ(CNT)材料を製造することと、(3)CNT材料の上面に誘電体材料を堆積させることと、(4)CNT材料の少なくとも一部分を露出させるように誘電体材料を平坦化することと、(5)第1の導体上にダイオードを製造することと、(6)CNT材料およびダイオード上に第2の導体を製造することとを含む。他の多数の態様が提供される。 公开号:JP2011508980A 申请号:JP2010540947 申请日:2008-12-30 公开日:2011-03-17 发明作者:クラーク,マーク;シュリッカー,エイプリル;ハーナー,ブラッド;洋一郎 田中 申请人:サンディスク スリーディー,エルエルシー; IPC主号:H01L27-105
专利说明:
[0001] 本発明は、不揮発性メモリに関し、特に底部導体の上に形成された選択的に製造されたカーボンナノチューブ(CNT)可逆抵抗切替素子を使用するメモリセルおよびそれを形成する方法に関する。] 背景技術 [0002] 本願は、2007年12月31日に出願された「MEMORY CELLWITHPLANARIZED CARBON NANOTUBE LAYERAND METHODS OF FORMING THESAME 」という米国特許出願第11/968,159号(代理人整理番号:SD−MXD−368)(特許文献1)からの優先権を主張し、その全体が本願明細書において参照により援用されている。] [0003] 関連出願との相互参照 本願は、2007年12月31日に本願と共に出願された「MEMORY CELLTHATEMPLOYS A SELECTIVELYFABRICATED CARBON NANO-TUBE REVERSIBLE RESISTANCE-SWITCHING ELEMENTAND METHODS OF FORMING THESAME」という米国特許出願第11/968,154号(代理人整理番号:SD−MXD−348)(特許文献2)、および2007年12月31日に本願と共に出願された「MEMORY CELL THAT EMPLOYS A SELECTIVELY FABRICATED CARBON NANO-TUBE REVERSIBLE RESISTANCE-SWITCHING ELEMENT FORMEDOVER A BOTTOM CONDUCTOR AND METHODS OF FORMING THE SAME 」という米国特許出願第11/968,156号(代理人整理番号:SD−MXD−351)(特許文献3)に関連し、その全体があらゆる目的のために本願明細書において参照により援用されている。] [0004] 可逆抵抗切替素子から形成される不揮発性メモリが知られている。例えば、その全体があらゆる目的のために本願明細書において参照により援用されている、2005年5月9日に出願された「REWRITEABLEMEMORY CELLCOMPRISING A DIODE AND A RESISTANCE-SWITCHING MATERIAL」という米国特許出願第11/125,939号(特許文献4)は、金属酸化物あるいは金属窒化物などの可逆抵抗率切替材料と直列に結合されたダイオードを含む再書込み可能な不揮発性メモリセルを記述している。 しかし、再書込み可能な抵抗率切替材料から記憶装置を製造することは技術的にやりがいがあり、可逆抵抗率切替材料を使用する記憶装置を形成する改良された方法が望ましい。] [0005] 米国特許出願第11/968,159号 米国特許出願第11/968,154号 米国特許出願第11/968,156号 米国特許出願第11/125,939号 米国特許第6,952,030号 米国特許出願第11/692,151号 米国特許第5,915,167号 米国特許出願第11/298,331号 米国特許第7,176,064号 米国特許出願第11/444,936号] 先行技術 [0006] Smith et al., "Polishing TiN for Nanotube Synthesis", Proceedings of the 16th Annual Meeting of the American Society for Precision Engineering, Nov. 10-15, 2001 Rao et al., "In situ-grown carbon nanotube array with excellent field emission characteristics", Appl. Phys. Lett., Vol. 76, No. 25, 19 June 2000, pp. 3813-3815] [0007] 本発明の第1の態様において、メモリセルを製造する方法が提供され、この方法は、(1)基板上に第1の導体を製造することと、(2)第1の導体上にカーボンナノチューブ(CNT)材料を製造することと、(3)CNT材料の上面に誘電体材料を堆積させることと、(4)CNT材料の少なくとも一部分を露出させるように誘電体材料を平坦化することと、(5)第1の導体上にダイオードを製造することと、(6)CNT材料およびダイオード上に第2の導体を製造することとを含む。] [0008] 本発明の第2の態様において、メモリセルを製造する方法が提供され、この方法は、(1)基板上に第1の導体を製造することと、(2)第1の導体上にカーボンナノチューブ(CNT)材料を製造することによって第1の導体上に可逆抵抗切替素子を製造することと、(3)CNT材料の上面に誘電体材料を堆積させることと、(4)CNT材料の少なくとも一部分を露出させるように誘電体材料を平坦化することと、(5)可逆抵抗切替素子上に垂直多結晶ダイオードを製造することと、(6)垂直多結晶ダイオード上に第2の導体を製造することとを含む。] [0009] 本発明の第3の態様において、メモリセルを製造する方法が提供され、この方法は、(1)基板上に第1の導体を製造することと、(2)第1の導体上にカーボンナノチューブ(CNT)材料を製造することと、(3)CNT材料の上面に誘電体材料を堆積させることと、(4)CNT材料の少なくとも一部分を露出させるように誘電体材料を平坦化することと、(5)CNT材料の露出させられた部分と電気的に接触するダイオードを製造することと、(6)ダイオード上に第2の導体を製造することとを含む。] [0010] 本発明の第4の態様において、メモリセルが提供され、このメモリセルは、(1)第1の導体と、(2)第1の導体上に製造されたカーボンナノチューブ(CNT)材料を含み、複数のCNTを含む可逆抵抗切替素子と、(3)複数のCNTが可逆抵抗切替素子の平面において露出させられるようにCNT間に配置された誘電体材料と、(4)第1の導体上に形成されたダイオードと、(5)可逆抵抗切替素子およびダイオード上に形成された第2の導体とを備える。] [0011] 本発明の第5の態様において、複数の不揮発性メモリセルが提供され、この複数の不揮発性メモリセルは、(1)第1の方向に延びる第1の複数の実質的に平行で実質的に同一平面の導体と、(2)複数のダイオードと、(3)複数の可逆抵抗切替素子であって、複数のカーボンナノチューブ(CNT)と、複数のCNTが可逆抵抗切替素子の平面において露出させられるようにCNT間に配置された誘電体材料とを各々含むようにした複数の可逆抵抗切替素子と、(4)第1の方向とは異なる第2の方向に延びる第2の複数の実質的に平行で実質的に同一平面の導体とを備える。各メモリセルにおいて、ダイオードのうちの1つは、可逆抵抗切替素子のうちの1つと直列に形成され、第1の導体のうちの1つと第2の導体のうちの1つとの間に配置される。各可逆抵抗切替素子は、第1の導体のうちの1つの上に形成されたカーボンナノチューブ(CNT)材料を含む。] [0012] 本発明の第6の態様において、モノリシックな3次元メモリアレイが提供され、このモノリシックな3次元メモリアレイは、基板上に形成された第1のメモリレベルを備える。第1のメモリレベルは複数のメモリセルを備える。各メモリセルは、(1)第1の導体と、(2)第1の導体上に製造されたカーボンナノチューブ(CNT)材料を含む可逆抵抗切替素子であって、複数のCNTと、複数のCNTが可逆抵抗切替素子の平面において露出させられるようにCNT間に配置された誘電体材料とを各々含むようにした可逆抵抗切替素子と、(3)可逆抵抗切替素子と直列に形成されたダイオードと、(4)可逆抵抗切替素子およびダイオード上に形成された第2の導体とを含む。このモノリシックな3次元メモリアレイは、第1のメモリレベル上にモノリシック的に形成された少なくとも第2のメモリレベルも備える。] [0013] 第7の態様において、メモリセルが提供され、このメモリセルは、(1)第1の導体と、(2)複数のCNTの間に配置された誘電体材料を有するカーボンナノチューブ(CNT)材料と、露出させられたCNTを有する平面とを含む、第1の導体上に製造された可逆抵抗切替素子と、(3)可逆抵抗切替素子の平面上に露出させられたCNTと電気的に接触して形成されたダイオードと、(4)ダイオード上に形成された第2の導体とを備える。他の多数の態様が提供される。] [0014] 本発明の他の特徴および態様は、以下の詳細な説明、添付された特許請求の範囲および添付の図面からより充分に明らかになる。] 図面の簡単な説明 [0015] 本発明に従って提供される代表的なメモリセルの回路図である。 本発明に従って提供されるメモリセルの第1の実施形態の略透視図である。 図2Aの複数のメモリセルから形成された第1のメモリレベルの一部分の略透視図である。 本発明に従って提供される第1の代表的な3次元メモリアレイの一部分の略透視図である。 本発明に従って提供される第2の代表的な3次元メモリアレイの一部分の略透視図である。 図2Aのメモリセルの第1の代表的な実施形態の横断面図である。 図2Aのメモリセルの第2の代表的な実施形態の横断面図である。 図2Aのメモリセルの第3の代表的な実施形態の横断面図である。 本発明に従う第1の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従う第1の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従う第1の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従う第1の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従う第1の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従う第1の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従って提供される第2の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従って提供される第2の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従って提供される第2の代表的なメモリレベルの製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従うメモリセルの代わりの代表的な実施形態の製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従うメモリセルの代わりの代表的な実施形態の製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従うメモリセルの代わりの代表的な実施形態の製造中における基板の一部分の横断面図を示す。 本発明に従うメモリセルの代わりの代表的な実施形態の製造中における基板の一部分の横断面図を示す。] 図2A 実施例 [0016] あるカーボンナノチューブ(CNT)材料は、不揮発性メモリに使用されるのに適するかもしれない可逆抵抗率切替特性を示すと証明されている。しかし、堆積したかあるいは成長したCNT材料は、通例、多数の山および谷などの目だった厚さ変動を伴う粗い表面地形を有する。それらの厚さ変動のために、下にある基板を過剰にエッチングすることなしにCNT材料をエッチングすることは困難であり、集積回路におけるそれらの使用に関連する製造コストおよび複雑さが増大する。] [0017] 本発明によれば、エッチング困難な、CNT再書込み可能抵抗率切替材料は、エッチングされずにメモリセルの中で使用され得る。例えば、少なくとも1つの実施形態において、メモリセルが提供され、このメモリセルは、(1)基板上に第1の(底部)導体を製造することと、(2)第1の導体上にCNTシーディング層を堆積させることと、(3)CNTシーディング層上にCNT材料を選択的に製造することと、(4)CNT材料上にダイオードを製造することと、(5)ダイオード上に第2の導体を製造することとにより形成されるCNT可逆抵抗率切替材料を含む。 CNTシーディング層は、粗面化されかつ/または伝導する層などの、CNT形成を容易にする層であり得る。CNTシーディング層上へのCNT材料の選択的形成により、CNT材料をエッチングする必要をなくすかあるいは最小化することができる。] [0018] 代表的なCNTシーディング層は、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケル、コバルト、鉄などを含む。ある実施形態では、窒化チタンまたは窒化タンタルの層が、CNTシーディング層として用いられるように粗面化され得る。そのような粗面化された窒化チタンまたは窒化タンタルは、それ自体がCNTシーディング層として役立ち得る。他の実施形態では、粗面化された窒化チタンまたは窒化タンタル層は、CNT材料形成を容易にするために付加的な伝導層でコーティングされ得る。そのような伝導層は、窒化チタンまたは窒化タンタル層と共にパターニングおよびエッチングされてもよく、あるいは窒化チタンまたは窒化タンタル層がパターニングおよびエッチングされた後に窒化チタンまたは窒化タンタル層上に選択的に堆積させられてもよい。代表的な伝導層はニッケル、コバルト、鉄などを含む。] [0019] 本願明細書で使用されるとき、CNT材料は、1つ以上の単層および/または多層のCNTを含む材料を指す。ある実施形態では、CNT材料の個々のチューブは垂直に整列させられ得る。垂直に整列したCNTは、横方向の伝導がほとんどあるいは全くない垂直方向の電流の流れを可能にする。ある実施形態では、CNT材料の個々のチューブは、隣接するメモリセル間の横方向伝導経路あるいは橋絡伝導経路の形成を減らすかあるいは阻止するために実質的に垂直に整列するように製造され得る。この垂直整列は、メモリセルの状態が隣接するメモリセルの状態および/またはプログラミングによって影響されるかあるいは「乱される」のを減らしかつ/または妨げる。個別のチューブ絶縁は、CNT材料の厚さ全体に及んでも及ばなくてもよいということに留意するべきである。例えば、初期成長段階の間、個々のチューブのうちの幾つかあるいは大部分は垂直に整列させられかつ分離され得る。しかし、個々のチューブの長さが垂直方向に大きくなるに連れて、チューブの部分同士が互いに接触し、もつれあるいは絡まりあったりすることさえある。CNT材料を形成するための代表的な手法が以下で記述される。] [0020] 代表的な進歩的メモリセル 図1は、本発明に従って提供される代表的なメモリセル100の回路図である。メモリセル100は、ダイオード104に結合されてダイオード104より下に位置する可逆抵抗切替素子102を含む。 可逆抵抗切替素子102は、2つ以上の状態の間で可逆的に切り替わり得る抵抗率を有する材料(単独には示されていない)を含む。例えば、素子102の可逆抵抗率切替材料は、製造時には初期低抵抗率状態にあり得る。第1の電圧および/または電流が加えられると、材料は高抵抗率状態に切り替わる。第2の電圧および/または電流を加えることにより、可逆抵抗率切替材料を低抵抗率状態に戻すことができる。あるいは、可逆抵抗切替素子102は、製造時には初期高抵抗状態にあることができ、それは、適切な電圧および/または電流が加えられると、低抵抗状態に可逆的に切り替わることができる。メモリセルにおいて使用されるとき、1つの抵抗状態はバイナリ「0」を表すことができ、他の1つの抵抗状態はバイナリ「1」を表すことができるけれども、2つより多いデータ/抵抗状態が使用され得る。多数の可逆抵抗率切替材料と、可逆抵抗切替素子を使用するメモリセルの操作とが、例えば、前に援用されている特許文献4に記載されている。] 図1 [0021] 本発明の少なくとも1つの実施形態において、可逆抵抗切替素子102は、選択的に堆積あるいは成長させられるCNT材料を用いて形成される。以下にさらに説明するように、選択的に形成されるCNT材料の使用は、CNT材料をエッチングする必要をなくす。これにより、可逆抵抗切替素子102の製造が簡単になる。 ダイオード104は、可逆抵抗切替素子102の両端間の電圧および/またはそれを通る電流を選択的に制限することによって非オーム伝導を示す任意のダイオードを含み得る。このようにして、メモリセル100を2次元または3次元のメモリアレイの一部分として使用することができ、アレイ内の他のメモリセルの状態に影響を及ぼさずにメモリセル100にデータを書き込むことができかつ/またはメモリセル100からデータを読み出すことができる。 メモリセル100、可逆抵抗切替素子102およびダイオード104の代表的な実施形態が、図2A〜5Cを参照して以下で記述される。] 図2A 図2B 図2C 図2D 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図4C [0022] メモリセルの第1の代表的な実施形態 図2Aは、本発明に従って提供されるメモリセル200の第1の実施形態の略透視図である。図2Aを参照すると、メモリセル200は、第1の導体206および第2の導体208の間でダイオード204と直列に結合された可逆抵抗切替素子202(透視図で示されている)を含む。ある実施形態では、窒化チタン、窒化タンタル、窒化タングステンなどの障壁層209が、可逆抵抗切替素子202とダイオード204との間に設けられ得る。] 図2A [0023] 以下でさらに説明するように、可逆抵抗切替素子202は、メモリセル200の製造を簡単にするように選択的に形成される。少なくとも1つの実施形態において、可逆抵抗切替素子202は、窒化チタン、窒化タンタル、ニッケル、コバルト、鉄などのCNTシーディング層上に形成されたCNT材料の少なくとも一部分を含む。例えば、窒化チタンまたは窒化タンタルのCNTシーディング層210が、第1の導体206上に堆積させられ、(例えば、第1の導体206と共に)パターニングおよびエッチングされ得る。ある実施形態では、CNTシーディング層210は、化学的機械的研磨(CMP)を用いるなどして、粗面化され得る。他の実施形態では、粗面化されたかあるいは滑らかな窒化チタン、窒化タンタルまたは類似の層が、CNTシーディング層210を形成するために、ニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層(単独には示されていない)でコーティングされ得る。さらに他の実施形態では、CNTシーディング層210は、単に、CNT形成を促進するニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層であり得る。いずれの場合にも、CNTシーディング層210の上にCNT材料212を選択的に成長させかつ/または堆積させるためにCNT製造プロセスが実行される。このCNT材料212の少なくとも一部分は可逆抵抗切替素子202として役立つ。化学蒸着(CVD)、プラズマエンハンストCVD、レーザ蒸発、電気アーク放電などの任意の適切な方法が、CNT材料212を形成するために使用され得る。] [0024] 図2Aの実施形態では、窒化チタンまたは類似のCNTシーディング層210が第1の導体206の上に形成され、CNTシーディング層210の露出した上面はCMPまたは他の類似プロセスによって粗くされる。その後、CNTシーディング層210は第1の導体206と共にパターニングされエッチングされる。その後、CNTシーディング層210の上にCNT材料212が選択的に形成される。ダイオード204と垂直に重なりかつ/または整列するCNT材料212の部分は、ダイオード204とメモリセル200の第1の導体206との間で可逆抵抗切替素子202として役立つことができる。ある実施形態では、可逆抵抗切替素子202の、1つ以上のCNTなど、僅か一部分だけが切り替わることができかつ/または切り替わり可能であり得る。可逆抵抗切替素子202についての付加的な詳細を以下で図3A〜Cを参照して説明する。] 図2A 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図4C 図4D 図4E 図4F [0025] ダイオード204は、ダイオードのp形領域の上にn形領域があって上を向いているか、あるいはダイオードのn形領域の上にp形領域があって下を向いている垂直多結晶pnダイオードあるいはpinダイオードなどの任意の適切なダイオードを含み得る。ダイオード204の代表的な実施形態を以下で図3Aを参照して説明する。] 図3A [0026] 第1および/または第2の導体206、208は、タングステン、任意の適切な金属、強くドープされた半導体材料、伝導性シリサイド、伝導性シリサイド−ゲルマニド、伝導性ゲルマニドなどの任意の適切な伝導性材料を含み得る。図2Aの実施形態では、第1および第2の導体206、208はレール状であり、異なる方向に延びる(例えば、実質的に互いに垂直)。他の導体形状および/または構成が使用され得る。ある実施形態では、装置性能を改善するためにかつ/または装置製造を助けるために、障壁層、接着層、無反射コーティングおよび/または類似物(図示せず)が第1および/または第2の導体206、208と共に使用され得る。] 図2A [0027] 図2Bは、複数の図2Aのメモリセル200から形成される第1のメモリレベル214の一部分の略透視図である。簡潔性を目的として、CNTシーディング層210およびCNT材料212は底部導体206のうちの1つにおいて示されているだけである。メモリアレイ214は、(図に示されているように)複数のメモリセルが結合された複数のビット線(第2の導体208)およびワード線(第1の導体206)を含む「クロスポイント」アレイである。多重メモリレベルなどの他のメモリアレイ構成が使用され得る。各導体206上に形成されたCNT材料212に複数のメモリセルが結合されているので、1つ以上の実施形態では、CNT材料212の個々のチューブは、好ましくは、CNT材料212を通してのメモリセル間での横方向伝導あるいは橋絡を減少させるために実質的に垂直に整列させられる。個別のチューブ絶縁は、CNT材料の厚さ全体に及んでも及ばなくてもよいということに留意するべきである。例えば、初期成長段階の間、個々のチューブのうちの幾つかあるいは大部分は垂直に整列させられかつ分離され得る。しかし、個々のチューブの長さが垂直方向に大きくなるに連れて、チューブの部分同士が互いに接触し、もつれあるいは絡まりあったりすることさえある。] 図2A 図2B [0028] 図2Cは、第2のメモリレベル220より下に位置する第1のメモリレベル218を含むモノリシックな3次元アレイ216の一部分の略透視図である。図2Cの実施形態では、各メモリレベル218、220は、クロスポイントアレイをなす複数のメモリセル200を含む。1つ以上の付加的な層(例えば、レベル間誘電体)が第1のメモリレベル218および第2のメモリレベル220の間に存在し得るけれども、簡潔性を目的として図2Cには示されていないということが理解されるべきである。付加的なメモリレベルなどの他のメモリアレイ構成が使用され得る。図2Cの実施形態では、p形ドープ領域を底部に有するpinダイオードが使用されるのか、それとも頂部に有するpinダイオードが使用されるのかにより、全てのダイオードが上向きあるいは下向きなどの同じ方向を「指す」ことができ、ダイオード製造を簡単化することができる。] 図2C [0029] ある実施形態では、メモリレベルを、例えば、その全体があらゆる目的のために本願明細書において参照により援用されている「HIGH-DENSITY THREE-DIMENSIONALMEMORY CELL」という米国特許第6,952,030号(特許文献5)に記載されているように形成することができる。例えば、第1のメモリレベルの上側導体は、図2Dに示されているように第1のメモリレベル上に位置する第2のメモリレベルの下側導体として使用され得る。そのような実施形態では、隣り合うメモリレベル上のダイオードは、その全体があらゆる目的のために本願明細書において参照により援用されている、2007年3月27日に出願された「LARGE ARRAY OF UPWARD POINTING P-I-N DIODESHAVING LARGE AND UNIFORM CURRENT」という米国特許出願第11/692,151号(特許文献6)に記載されているように、好ましくは反対方向を向く。例えば、第1のメモリレベル218のダイオードは矢印A1 により示されているように上向きダイオードであることができ(例えば、p形領域がダイオードの底部にある)、第2のメモリレベル220のダイオードは矢印A2 により示されているように下向きであることができ(例えば、n形領域がダイオードの底部にある)、あるいはその逆である。] 図2D [0030] モノリシックな3次元メモリアレイは、複数のメモリレベルが単一のウェハ等の基板上に、介在する基板なしで、形成されるものである。1つのメモリレベルを形成する層は、既存の1つまたは複数のレベルの層の上に直接堆積させられるかあるいは成長させられる。対照的に、Leedy の「THREE DIMENSIONALSTRUCTUREMEMORY」という米国特許第5,915,167号(特許文献7)のように、積層されたメモリは、メモリレベルを別々の基板上に形成してメモリレベルを互いの上に接着することによって構築されている。基板は、接着の前に薄くされるかあるいはメモリレベルから除去され得るけれども、メモリレベルは最初に別々の基板上に形成されるので、そのようなメモリは真のモノリシックな3次元メモリアレイではない。] [0031] 図3Aは、図2Aのメモリセル200の代表的な実施形態の横断面図である。図3Aを参照すると、メモリセル200は、可逆抵抗切替素子202と、ダイオード204と、第1および第2の導体206、208とを含む。可逆抵抗切替素子202は、垂直にダイオード204の上に載りかつ/またはダイオード204と重なり合うCNT材料212の一部分であり得る。] 図2A 図3A [0032] 図3Aの実施形態では、可逆抵抗切替素子202は、底部導体206の上に形成されたCNTシーディング層210上での選択的CNT形成プロセスによって形成される。ある実施形態では、CNTシーディング層210は、粗面化された窒化チタンまたは窒化タンタルなどの、粗くされた金属窒化物の単一の層、ニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒の単一の層、あるいは金属触媒でコーティングされた滑らかなまたは粗面化された金属窒化物から形成される多層構造であり得る。例えば、CNTシーディング層210は、第1の導体206上に形成されて第1の導体と共にパターニングおよびエッチングされる窒化チタンまたは窒化タンタル層であり得る。ある実施形態では、CNTシーディング層210のパターニングおよびエッチングの後に、CNT形成を促進するためにニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層がCNTシーディング層上に選択的に堆積させられ得る。] 図3A [0033] 他の実施形態では、CNTシーディング層210は、第1の導体206がパターニングされエッチングされた後に、形成され得る。例えば、CNTシーディング層210は、パターニングされエッチングされた第1の導体206上に選択的に堆積させられるニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層であり得る。いずれの場合にも、CNT材料212は、CNTシーディング層210の上だけに選択的に形成される。このようにして、せいぜい、第1の導体206のためのパターニングおよびエッチングのステップ(単数または複数)の間などに、CNTシーディング層210だけがエッチングされる。] [0034] CNTシーディング層210が窒化チタン、窒化タンタルまたは類似の材料を含む実施形態では、CNTシーディング層210(および第1の導体206)のパターニングおよびエッチングの前にCNTシーディング層210の表面を粗くするためにCMPまたは誘電体エッチバックステップが使用され得る。粗くされた、窒化チタン、窒化タンタルまたは類似の表面が、CNT製造のためのシーディング層として使用され得る。例えば、Smith et al., "Polishing TiN for Nanotube Synthesis", Proceedings of the 16th Annual Meeting of the American Society for Precision Engineering, Nov. 10-15, 2001(非特許文献1)により記載されているように、粗くされた窒化チタンは垂直に整列したCNTの形成を容易にすると証明されている。(Rao et al., "In situ-grown carbon nanotube array with excellent field emission characteristics", Appl. Phys. Lett., Vol. 76, No. 25, 19 June 2000, pp. 3813-3815(非特許文献2)も参照されたい。)] [0035] 一例として、CNTシーディング層210は、約850〜約4,000オングストローム、より好ましくは約4,000オングストロームの算術平均表面粗さRaを有する、約1,000〜約5,000オングストロームの窒化チタンまたは窒化タンタルなどの金属窒化物であり得る。ある実施形態では、約1〜約200オングストローム、より好ましくは約20オングストローム以下の、ニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層が、CNT形成の前に、粗面化された金属窒化物層上に堆積させられ得る。さらに他の実施形態では、CNTシーディング層210は、約1〜約200オングストローム、より好ましくは約20オングストローム以下の、ニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層でコーティングされた約20〜約500オングストロームの粗くされていないかあるいは滑らかな窒化チタン、窒化タンタルまたは類似の金属窒化物を含むことができる。ニッケル、コバルト、鉄または他の金属の触媒層は、どの実施形態においても、連続的あるいは不連続的な膜であり得る。] [0036] ある実施形態では、金属触媒層は、基板に小さな金属粒子(例えば、サイズが約3ナノメートル)を浴びせるようにアークプラズマガンが金属ターゲットにパルス状に稲妻を当てるアークプラズマガン(APG)法を用いて形成され得る。(例えば、基板は、堆積中、一般的には加熱されず、小さな金属粒子は移動性をほとんど持っていないので、)APG法は非常に制御可能なシード密度を提供することができる。 他の材料、厚さおよび表面粗さが使用され得る。CNTシーディング層210を形成した後、CNTシーディング層210および/または第1の導体206はパターニングおよびエッチングされ得る。] [0037] CNTシーディング層210が画定された後、CNTシーディング層210上にCNT材料212を選択的に成長させかつ/または堆積させるためにCNT製造プロセスが実行される。このCNT材料212の少なくとも一部分は、(図3Aに透視図で示されているように)可逆抵抗切替素子202として役立つ。CNTシーディング層210上にCNT材料を形成するために任意の適切な方法が使用され得る。例えば、CVD、プラズマエンハンストCVD、レーザ蒸発、電気アーク放電などが使用され得る。] 図3A [0038] 1つの代表的な実施形態では、CNTは、約30分間にわたる、約100sccmの流量のキシレン、アルゴン、水素および/またはフェロセン中での約675〜700℃の温度でのCVDによりTiNシーディング層上に形成され得る。他の温度、ガス、流量および/または成長時間が使用され得る。] [0039] 他の1つの代表的な実施形態では、CNTは、約20分間にわたる、約5.5Torrの圧力の約20%C2 H4 および80%アルゴン中での約650℃の温度でのCVDによってニッケル触媒層上に形成され得る。他の温度、ガス、比率、圧力および/または成長時間が使用され得る。 さらに他の1つの実施形態では、CNTは、約8〜30分間にわたる、約100〜200ワットのRF電力を用いる、約80%のアルゴン、水素および/またはアンモニアで希釈された約20%のメタン、エチレン、アセチレンまたは他の炭化水素中での約600〜900℃の温度でのプラズマエンハンストCVDを用いてニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層上に形成され得る。他の温度、ガス、比率、電力および/または成長速度が使用され得る。] [0040] 前述したように、CNT材料212はCNTシーディング層210上にだけ形成される。ある実施形態では、CNT材料212は、約1ナノメートル〜約1ミクロンの(また、数十ミクロンにも及ぶ)厚さ、より好ましくは約10〜約20ナノメートルの厚さを持ち得るが、他のCNT材料の厚さも使用され得る。CNT材料212における個々のチューブの密度は、例えば、約6.6×103 〜約1×106 CNT/平方ミクロン、より好ましくは少なくとも約6.6×104 CNT/平方ミクロンであり得るけれども、他の密度も使用され得る。例えば、ダイオード204が約45ナノメートルの幅を有するとすれば、ある実施形態では、(より少ない、例えば1個、2個、3個、4個、5個などのCNT、あるいはより多い、例えば100個より多い、CNTも採用され得るけれども、)ダイオード204の下に少なくとも約10個のCNT、より好ましくは少なくとも約100個のCNTを有するのが好ましい。] [0041] CNT材料212の可逆抵抗率切替特性を改善するために、ある実施形態ではCNT材料212のカーボンナノチューブの少なくとも約50%、より好ましくは少なくとも約2/3が半電導性であることが好ましい。多層CNTは一般的に金属性であるのに対して単層CNTは金属性あるいは半電導性であり得るので、1つ以上の実施形態では、CNT材料212は主に半電導性単層CNTを含むのが好ましい。他の実施形態では、CNT材料212のCNTの50%未満が半電導性であり得る。] [0042] 垂直に整列したCNTは、横方向の伝導がほとんどあるいは全くない垂直方向の電流の流れを可能にする。メモリセル200を含むメモリレベル上に製造された隣り合うメモリセル(図示せず)間の横方向伝導経路あるいは橋絡伝導経路の形成を減らすかあるいは阻止するために、ある実施形態では、CNT材料212の個々のチューブは実質的に垂直に整列するように製造され得る(例えば、それにより、メモリセルの状態が隣接するメモリセルの状態および/またはプログラミングによって影響されるかあるいは「乱される」のを減らしかつ/または阻止する)。個別のチューブ絶縁は、CNT材料212の厚さ全体に及んでも及ばなくてもよいということに留意するべきである。例えば、初期成長段階の間、個々のチューブのうちの幾つかあるいは大部分は垂直に整列させられ得る(例えば、接触しない)。しかし、個々のチューブの長さが垂直方向に大きくなるに連れて、チューブの部分同士が互いに接触し、もつれあるいは絡まりあったりすることさえある。] [0043] ある実施形態では、CNT材料212の可逆抵抗率切替特性を改善するかまたはそうでなく調整するためにCNT材料212に意図的に欠陥を生じさせることができる。例えば、CNT材料212がCNTシーディング層210上に形成された後、CNT材料212に欠陥を生じさせるためにアルゴン、O2 または他の種類のものがCNT材料212に打ち込まれ得る。第2の例では、CNT材料212に意図的に欠陥を生じさせるためにCNT材料212はアルゴンプラズマまたはO2プラズマ(バイアスされるかあるいは化学的)にさらされるかあるいは暴露させられ得る。] [0044] 図4A〜Fを参照して以下でさらに説明するように、CNT材料212/可逆抵抗切替素子202の形成後、CNT材料212および第1の導体206の上および周囲に誘電体材料が堆積させられる。ある実施形態では、誘電体材料は、化学蒸着(CVD)、高密度プラズマ(HDP)蒸着、アークプラズマアシステッド蒸着(arc plasma assisted deposition)、スピンコーティング堆積法などを用いて堆積させられ得る。この誘電体材料は、CNT材料212および第1の導体206を、メモリセル200を含むメモリレベル上に製造された他のメモリセル(図示せず)の他の同様のCNT材料領域および第1の導体から絶縁させる。その後、誘電体材料を平坦化すると共に誘電体材料をCNT材料212の上から除去するためにCMPまたは誘電体エッチバックステップが実行される。その後、ダイオード204がCNT材料212/可逆抵抗切替素子202の上に形成される。] 図4A 図4B 図4C 図4D 図4E 図4F 図5A 図5B 図5C 図6A-6C [0045] 前述したように、ダイオード204は垂直のpnダイオードあるいはpinダイオードであってよく、上または下を向くことができる。隣り合うメモリレベル同士が導体を共有する図2Dの実施形態では、隣り合うメモリレベル同士は、好ましくは、例えば第1のメモリレベルでは下向きpinダイオード、隣接する第2のメモリレベルでは上向きpinダイオード(あるいはその逆)などの反対方向を向くダイオードを有する。] 図2D [0046] ある実施形態では、ダイオード204は、ポリシリコン、多結晶シリコン−ゲルマニウム合金、ポリゲルマニウムなどの多結晶半導体材料あるいは他の任意の適切な材料から形成され得る。例えば、ダイオード204は、強くドープされたn+ポリシリコン領域302と、n+ポリシリコン領域302上の軽くドープされたかあるいは真性の(故意でなくドープされた)ポリシリコン領域304と、真性領域304上の強くドープされたp+ポリシリコン領域306とを含み得る。ある実施形態では、n+ポリシリコン領域302から真性領域304の中へのドーパント移動を阻止しかつ/または減らすためにn+ポリシリコン領域302上に薄いゲルマニウムおよび/またはシリコン−ゲルマニウム合金層(図示せず)が形成され得る。このような層の使用は、例えば、その全体があらゆる目的のために本願明細書において参照により援用されている、2005年12月9日に出願された「DEPOSITED SEMICONDUCTOR STRUCTURE TOMINIMIZE N-TYPEDOPANTDIFFUSION AND METHODOF MAKING」という米国特許出願第11/298,331号(特許文献8)に記載されている。ある実施形態では、約10at%(atomic percent:原子組成百分率)以上のゲルマニウムを有する数百オングストローム以下のシリコン−ゲルマニウム合金が使用され得る。n+領域およびp+領域の位置が逆にされ得るということが理解されるはずである。 ある実施形態では、(例えば、ポリシリコン領域中への金属原子の移動を阻止しかつ/または減らすために)CNT材料212とn+領域302との間に窒化チタン、窒化タンタル、窒化タングステンなどの障壁層308が形成され得る。] [0047] ダイオード204および障壁層308の形成後、(図に示されている)柱構造を形成するためにダイオード204および障壁層308はエッチングされる。柱構造を、メモリセル200を含むメモリレベル上に製造された他のメモリセル(図示せず)の他の同様の柱構造から絶縁させるように、柱構造の上および周囲に誘電体材料309が堆積させられる。その後、誘電体材料309を平坦化すると共に誘電体材料をダイオード204の頂部から除去するためにCMPまたは誘電体エッチバックステップが実行される。] [0048] (例えば、非晶質または多結晶の)堆積したシリコンからダイオード204が形成されるとき、その堆積したシリコンを製造時の低抵抗率状態に置くためにシリサイド層310がダイオード204上に形成され得る。堆積したシリコンを低抵抗率状態に切り替えるために大電圧は不要であるから、そのような低抵抗率状態はメモリセル200のより容易なプログラミングに配慮したものである。例えば、チタンまたはコバルトなどのシリサイド形成金属層312がp+ポリシリコン領域306上に堆積させられ得る。ダイオード204を形成する堆積したシリコンを結晶化させるために使用される爾後のアニールステップ(以下で説明する)の間に、シリサイド形成金属層312とダイオード204の堆積したシリコンとは相互作用してシリサイド層310を形成し、シリサイド形成金属層312の全部または一部分を消費する。] [0049] その全体が本願明細書において参照により援用されている、「MEMORY CELLCOMPRISING A SEMICONDUCTOR JUNCTION DIODE CRYSTALLIZED ADJACENTTO A SILICIDE 」という米国特許第7,176,064号(特許文献9)に記載されているように、チタンおよびコバルトなどのシリサイド形成材料は、アニーリング中に、堆積したシリコンと反応してシリサイド層を形成する。チタンシリサイドおよびコバルトシリサイドの格子間隔はシリコンのそれに近く、また、そのようなシリサイド層は、堆積したシリコンが結晶化するときに、隣接する堆積したシリコンのための「結晶化テンプレート」または「シード」として作用し得ると思われる(例えば、シリサイド層310は、アニーリング中、シリコンダイオード204の結晶構造を強化する)。これにより、より低い抵抗率のシリコンが提供される。同様の結果が、シリコン−ゲルマニウム合金ダイオードおよび/またはゲルマニウムダイオードについても達成され得る。] [0050] シリサイド形成金属層312の形成後、頂部導体208が形成される。ある実施形態では、伝導層315を堆積する前にシリサイド形成金属層312の上に1つ以上の障壁層および/または接着層314が形成され得る。伝導層315、障壁層314およびシリサイド形成金属層312は、頂部導体208を形成するために一緒にパターニングおよび/またはエッチングされ得る。] [0051] 頂部導体208の形成後、ダイオード204の堆積した半導体材料を結晶化させるために(かつ/またはシリサイド層310を形成するために)メモリセル200はアニーリングされ得る。少なくとも1つの実施形態では、アニーリングは、約600〜800℃、より好ましくは約650および750℃の間の温度で、窒素中で約10秒〜約2分間にわたって実行され得る。他のアニーリング時間、温度および/または環境が使用され得る。前述したように、シリサイド層310は、アニーリング中、ダイオード204を形成する下にある堆積した半導体材料のために「結晶化テンプレート」または「シード」として役立ち得る。これにより、より低い抵抗率のダイオード材料が提供される。] [0052] ある実施形態では、CNTシーディング層210は1つ以上の付加的な層を含み得る。例えば、図3Bは、CNTシーディング層210が付加的な金属触媒層316を含む図2Aのメモリセル200の第2の代表的な実施形態の横断面図である。金属触媒層316は、CNTシーディング層210が(前に説明したように)パターニングされ、エッチングされ、誘電体材料で電気的に絶縁された後に、CNTシーディング層210の上に選択的に堆積させられ得る。例えば、ある実施形態では、ニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層316が、無電解メッキ、電気メッキなどによって、粗面化された窒化チタンまたは窒化タンタルのCNTシーディング層210の上に選択的に形成され得る。その後、金属触媒コーティングされたCNTシーディング層210の上にCNT材料212が形成され得る。ある実施形態では、金属触媒層316を使用することにより、CNT形成中、触媒前駆物質が不要になり得る。代表的な金属触媒層の厚さは約1〜200オングストロームに及ぶけれども、他の厚さも使用され得る。ニッケル、コバルト、鉄、あるいは類似金属の触媒層は、また、粗面化されていないかあるいは滑らかな窒化チタン、窒化タンタルあるいは類似の層の上に無電解メッキ、電気メッキなどにより形成され得る。] 図2A 図3B [0053] 他のある実施形態では、CNTシーディングのために金属触媒層316だけが使用され得る。例えば、図3Cは、図2Aのメモリセル200の第3の代表的な実施形態の横断面図である。図3Cのメモリセル200は、図3Bのメモリセル200に似ているけれども、粗面化されたCNTシーディング層210を含んでいない。図に示されている実施形態では、第1の導体206をエッチングおよびパターニングする前に第1の導体206の上にCNTシーディング層210は堆積させられない。第1の導体206がパターニングされエッチングされた後に、ニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層316を第1の導体206上に選択的に堆積させることができ、CNT材料212を金属触媒層316の上に形成することができる。] 図2A 図3B 図3C [0054] メモリセルのための代表的な製造プロセス 図4A〜Fは、本発明に従う第1のメモリレベルの製造中の基板400の一部分の横断面図を示す。以下で説明するように、第1のメモリレベルは、基板上にCNT材料を選択的に製造することによって形成された可逆抵抗切替素子を各々含む複数のメモリセルを含む。(図2C〜2Dを参照して前に説明したように)第1のメモリレベル上に付加的なメモリレベルが製造され得る。] 図2C 図2D 図4A 図4B 図4C 図4D 図4E 図4F 図5A 図5B [0055] 図4Aを参照すると、基板400は、幾つかの処理ステップを既に受けたものとして示されている。基板400は、シリコン、ゲルマニウム、シリコン−ゲルマニウム、ドープされていない、ドープされた、バルク、シリコンオンインシュレータ(SOI)または他の付加的な回路を有するかあるいは有しない基板などの任意の適切な基板であり得る。例えば、基板400は、1つ以上のnウェル領域またはpウェル領域(図示せず)を含むことができる。] 図4A [0056] 絶縁層402が基板400上に形成される。ある実施形態では、絶縁層402は、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素の層あるいは他の任意の適切な絶縁層であり得る。] [0057] 絶縁層402の形成後、(例えば、物理蒸着または他の方法により、)絶縁層402の上に接着層404が形成される。例えば、接着層404は、約20〜約500オングストローム、好ましくは約100オングストロームの窒化チタン、または他の、例えば窒化タンタル、窒化タングステン、1つ以上の接着層の組み合わせなどの適切な接着層であり得る。他の接着層材料および/または厚さが使用され得る。ある実施形態では、接着層404は任意的であり得る。] [0058] 接着層404の形成後、伝導層406が接着層404の上に堆積させられる。伝導層406は、任意の適切な方法(例えば、化学蒸着、物理蒸着など)により堆積させられたタングステンまたは他の適切な金属、強くドープされた半導体材料、伝導性シリサイド、伝導性シリサイド−ゲルマニド、伝導性ゲルマニドなどの任意の適切な伝導性材料を含み得る。少なくとも1つの実施形態において、伝導層406は約200〜約2,500オングストロームのタングステンを含み得る。他の伝導層材料および/または厚さが使用され得る。] [0059] 伝導層406の形成後、CNTシーディング層407が伝導層406の上に形成される。ある実施形態では、CNTシーディング層407は約1,000〜約5,000オングストロームの窒化チタンまたは窒化タンタルであり得るけれども、他の材料および/または厚さも使用され得る。そのような実施形態では、CNTシーディング層407の表面は、CNTがシーディング層上に直接形成され得るように、粗くされ得る。例えば、CNTシーディング層407は、CMPまたはエッチバックプロセスによって粗くされるかまたはそうでなくテクスチャ出し(textured)され得る。1つ以上の実施形態において、CNTシーディング層407は、少なくとも約850〜4,000オングストローム、より好ましくは少なくとも約4,000オングストロームの算術平均表面粗さRaを有するように粗くされ得る。他の表面粗さも使用され得る。] [0060] CNTシーディング層407の形成および/またはCNTシーディング層粗面化の後に、接着層404、伝導層406およびCNTシーディング層407は、図4Bに示されているようにパターニングおよびエッチングされる。例えば、接着層404、伝導層406およびCNTシーディング層407は、ソフトマスクまたはハードマスク、およびウェットエッチング処理またはドライエッチング処理を用いて、在来のリソグラフィ技術を用いてパターニングされエッチングされ得る。少なくとも1つの実施形態では、接着層404、伝導層406およびCNTシーディング層407は、(図4Bに示されているように)実質的に平行で実質的に同一平面の導体408を形成するようにパターニングされエッチングされる。導体408についての代表的な幅および/または導体408間の間隔は約200〜約2,500オングストロームに及ぶけれども、他の導体幅および/または間隔も使用され得る。] 図4B [0061] 図4Cを参照すると、底部導体408の形成後、各導体408の上に形成されたCNTシーディング層407上にCNT材料409が選択的に形成されている。CNTシーディング層407が窒化チタン、窒化タンタルまたは類似材料であるならば、その窒化チタン、窒化タンタルまたは類似のCNTシーディング層407の上にCNTが直接形成され得るようにCNTシーディング層407の表面は粗くされ得る。(例えば、Smith et al., "Polishing TiN for Nanotube Synthesis", Proceedings of the 16th Annual Meeting of the American Society for Precision Engineering, Nov. 10-15, 2001(非特許文献1)、およびRao et al., "In situ-grown carbon nanotube array with excellent field emission characteristics", Appl. Phys. Lett., Vol. 76, No. 25, 19 June 2000, pp. 3813-3815(非特許文献2)を参照されたい)。] 図4C [0062] ある実施形態では、(図3Bを参照して前述したように)CNT形成中に金属触媒の恩恵を提供するために、CNT材料409の形成の前にニッケル、コバルト、鉄などの付加的な金属触媒層(図示せず)がCNTシーディング層407の上に選択的に堆積させられ得る。他の実施形態では、(図3Cを参照して前述したように)下にある粗面化されたシーディング層なしで金属触媒層が使用され得る。] 図3B 図3C [0063] いずれの場合にも、各導体408上にCNT材料409を選択的に成長させかつ/または堆積させるためにCNT製造プロセスが実行される。各メモリセルについて、メモリセルのそれぞれの導体408上に形成されたCNT材料409の少なくとも一部分は、メモリセルの可逆抵抗切替素子202として役立つ。各導体408上にCNT材料409を形成するために任意の適切な方法が使用され得る。例えば、CVD、プラズマエンハンストCVD、レーザ蒸発、電気アーク放電などが使用され得る。] [0064] 1つの代表的な実施形態では、CNTは、約30分間にわたる、約100sccmの流量のキシレン、アルゴン、水素および/またはフェロセン中での約675〜700℃の温度でのCVDによりTiNシーディング層上に形成され得る。他の温度、ガス、流量および/または成長時間が使用され得る。 他の1つの代表的な実施形態では、CNTは、約20分間にわたる、約5.5Torrの圧力の約20%C2 H4 および80%アルゴン中での約650℃の温度でのCVDによってニッケル触媒層上に形成され得る。他の温度、ガス、比率、圧力および/または成長時間が使用され得る。 さらに他の1つの実施形態では、CNTは、約8〜30分間にわたる、約100〜200ワットのRF電力を用いる、約80%のアルゴン、水素および/またはアンモニアで希釈された約20%のメタン、エチレン、アセチレンまたは他の炭化水素中での約600〜900℃の温度でのプラズマエンハンストCVDを用いてニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層上に形成され得る。他の温度、ガス、比率、電力および/または成長時間が使用され得る。] [0065] 前述したように、CNT材料409は、各導体408上に形成されたCNTシーディング層407の上にだけ形成される。ある実施形態では、CNT材料409は、約1ナノメートル〜約1ミクロンの(また、数十ミクロンにも及ぶ)厚さ、より好ましくは約10〜約20ナノメートルの厚さを持ち得るが、他のCNT材料の厚さも使用され得る。CNT材料409における個々のチューブの密度は、例えば、約6.6×103 〜約1×106 CNT/平方ミクロン、より好ましくは少なくとも約6.6×104 CNT/平方ミクロンであり得るけれども、他の密度も使用され得る。例えば、導体408が約45ナノメートルの幅を有するとすれば、ある実施形態では、(より少ない、例えば1個、2個、3個、4個、5個などのCNT、あるいはより多い、例えば100個より多い、CNTも採用され得るけれども、)各導体408上に形成されたCNT材料409内に少なくとも約10個のCNT、より好ましくは少なくとも約100個のCNTを有するのが好ましい。] [0066] 各導体408の上にCNT材料409が形成された後、CNT材料領域および導体408の間の空隙を充填するように誘電体層410(図4D)が基板400の上に堆積させられる。ある実施形態では、誘電体層410は、化学蒸着(CVD)、高密度プラズマ(HDP)蒸着、アークプラズマアシステッド蒸着、スピンコーティング堆積法などを用いて堆積させられ得る。例えば、約1ミクロン以上の二酸化ケイ素が基板400上に堆積させられて、平坦面412を形成するために化学的機械的研磨またはエッチバックプロセスを用いて平坦化され得る。図に示されているように、平坦面412は、誘電体材料410により分離されたCNT材料409の露出した別々の領域を含む。 窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、低K誘電体などの他の誘電体材料および/または他の誘電体層の厚さも使用され得る。代表的な低K誘電体は、炭素ドープされた酸化物、シリコンカーボン層などを含む。] 図4D [0067] 図4Eを参照すると、CNT材料領域の上面の平坦化および露出の後に、各メモリセルのダイオード構造が形成されている。ある実施形態では、ダイオード形成前に(例えば、ポリシリコン領域中への金属原子の移動を阻止しかつ/または減らすために)窒化チタン、窒化タンタル、窒化タングステンなどの障壁層414がCNT材料領域409の上に形成され得る。障壁層414は、約20〜約500オングストローム、好ましくは約100オングストロームの、窒化チタン、あるいは、窒化タンタル、窒化タングステンなどの他の適切な障壁層、1つ以上の障壁層の組み合わせ、チタン/窒化チタン、タンタル/窒化タンタルまたはタングステン/窒化タングステンのスタックなどの他の層と組み合わされた障壁層であり得る。他の障壁層材料および/または厚さも使用され得る。] 図4E [0068] 障壁層414の堆積後、各メモリセルのダイオードを形成するために使用される半導体材料の堆積が始まる(例えば、図2A〜3Cのダイオード204)。各ダイオードは、前述したように、垂直pnダイオードあるいはpinダイオードであり得る。ある実施形態では、各ダイオードは、ポリシリコン、ポリシリコン−ゲルマニウム合金、ゲルマニウムなどの多結晶半導体材料または他の任意の適切な材料から形成される。便宜上、本願明細書にはポリシリコンの下向きダイオードが記載されている。他の材料および/またはダイオード構成が使用され得るということが理解されるはずである。] 図2A 図2B 図2C 図2D 図3A 図3B 図3C [0069] 図4Eを参照すると、障壁層414の形成後、障壁層414上に強くドープされたn+シリコン層416が堆積させられている。ある実施形態では、n+シリコン層416は堆積時に非晶質状態にある。他の実施形態では、n+シリコン層416は堆積時に多結晶状態にある。n+シリコン層416を堆積させるために化学蒸着または他の適切なプロセスが使用され得る。少なくとも1つの実施形態では、n+シリコン層416は、例えば、約100〜約1,000オングストローム、好ましくは約100オングストロームの、約1021cm-3のドーピング濃度を有する燐またはヒ素でドープされたシリコンから形成され得る。他の層の厚さ、ドーパントおよび/またはドーピング濃度が使用され得る。n+シリコン層416は、例えば、堆積中にドナーガスを流すことにより、その場で(in situ) ドープされ得る。他のドーピング方法も使用され得る(例えば、インプランテーション)。] 図4E [0070] n+シリコン層416の堆積後、軽くドープされた、真性のおよび/または故意にではなくドープされたシリコン層418がn+シリコン層416の上に形成される。ある実施形態では、真性シリコン層418は堆積時に非晶質状態にある。他の実施形態では、真性シリコン層418は、堆積時に多結晶状態にある。真性シリコン層418を堆積させるために化学蒸着または他の適切な堆積方法が使用され得る。少なくとも1つの実施形態では、真性シリコン層418の厚さは、約500〜約4,800オングストローム、好ましくは約2,500オングストロームであり得る。他の真性層の厚さが使用され得る。] [0071] (前に援用されている特許文献8に記載されているように、)n+シリコン層416から真性シリコン層418の中へのドーパント移動を阻止しかつ/または減らすために、真性シリコン層418の堆積の前にn+シリコン層416上に薄い(例えば、数百オングストローム以下の)ゲルマニウムおよび/またはシリコン−ゲルマニウム合金層(図示せず)が形成され得る。] [0072] n+シリコン層416および真性シリコン層418の形成後、n+シリコン層416、真性シリコン層418、および障壁層414は、(図に示されているように)導体408の上にシリコン柱420を形成するようにパターニングされエッチングされる。シリコン柱420を形成するために、ソフトマスクまたはハードマスク、およびウェットエッチング処理またはドライエッチング処理を用いる在来のリソグラフィ技術が使用され得る。] [0073] シリコン柱420が形成された後、シリコン柱420間の空隙を充填するために誘電体層422が堆積させられる。例えば、およそ200〜7,000オングストロームの二酸化ケイ素が堆積させられて、平らな表面424を形成するために化学的機械的研磨またはエッチバックプロセスを用いて平坦化され得る。平坦面424は、図に示されているように、誘電体材料422により分離されたシリコン柱420の露出した上面を含む。窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、低K誘電体などの他の誘電体材料、および/または他の誘電体層の厚さが使用され得る。代表的な低K誘電体は、炭素ドープされた酸化物、シリコンカーボン層などを含む。] [0074] シリコン柱420の形成後、各シリコン柱420の中で、シリコン柱420の上面の近くにp+シリコン領域426が形成される。例えば、シリコン柱420内の所定の深さにホウ素を注入するためにブランケットp+インプラントが使用され得る。代表的な注入可能分子イオンはBF2 、BF3 、Bなどを含む。ある実施形態では、約1〜5×1015イオン/cm2 の注入量が使用され得る。他の種類の注入物および/または量が使用され得る。さらに、ある実施形態では、シリコン柱420の上側部分をドープするために拡散プロセスが使用され得る。少なくとも1つの実施形態では、p+シリコン領域426は約100〜700オングストロームの深さを有するが、他のp+シリコン領域サイズも使用され得る。(形成されるべきダイオードが上向きpnダイオードまたはpinダイオードならば、シリコン柱420の上側部分はn形にドープされるということに留意するべきである)。各シリコン柱420は、それによって、下向きpinダイオード428を含む。] [0075] 図4Fを参照すると、pinダイオード428の完成後、シリサイド形成金属層430が基板400の上に堆積させられている。代表的なシリサイド形成金属は、スパッタまたは他の方法で堆積させられるチタンまたはコバルトが含まれる。ある実施形態では、シリサイド形成金属層430は、約10〜約200オングストローム、好ましくは約20〜約50オングストローム、より好ましくは約20オングストロームの厚さを有する。他のシリサイド形成金属層材料および/または厚さが使用され得る。以下でさらに記載するように、構造のアニーリングは、シリサイド形成金属層430からの金属とp+シリコン領域426からのシリコンとを反応させて、各p+シリコン領域426に隣接するシリサイド領域432を形成させる。] 図4F [0076] シリサイド形成金属層430の形成後、導体436の第2のセットが、導体408の下側セットの形成と同様の仕方でダイオード428上に形成され得る。ある実施形態では、導体436の上側の第2のセットを形成するために使用される伝導層440の堆積の前にシリサイド形成金属層430の上に1つ以上の障壁層および/または接着層438が置かれ得る。] [0077] 伝導層440は、任意の適切な方法(例えば、化学蒸着、物理蒸着など)で堆積させられたタングステン、他の適切な金属、強くドープされた半導体材料、伝導性シリサイド、伝導性シリサイド−ゲルマニド、伝導性ゲルマニドなどの任意の適切な伝導性材料から形成され得る。他の伝導層材料が使用され得る。障壁層および/または接着層438は、窒化チタンまたは他の適切な層、例えば窒化タンタル、窒化タングステン、1つ以上の層の組み合わせ、あるいは他の任意の適切な材料を含むことができる。堆積した伝導層440、障壁および/または接着層438、および/またはシリサイド形成金属層430は、第2のセットの導体436を形成するためにパターニングおよびエッチングされ得る。少なくとも1つの実施形態では、上側導体436は、下側導体408とは異なる方向に延びる実質的に平行で実質的に同一平面の導体である。] [0078] 本発明の他の実施形態では、上側導体436は、導体436のための開口部または空隙を作るために誘電体層を形成し、パターニングしエッチングするダマシンプロセスを用いて形成され得る。それらの開口部または空隙は、接着層438および伝導層440(および/または、必要ならば、伝導性シード、伝導性充填材および/または障壁層)で充填され得る。その後、接着層438および伝導層440は、平坦面を形成するために平坦化され得る。] [0079] 本発明の少なくとも1つの実施形態では、例えば、その全体が本願明細書において参照により援用されている、2006年5月13日に出願された「CONDUCTIVEHARD MASKTO PROTECT PATTERNED FEATURESDURING TRENCHETCH 」という米国特許出願第11/444,936号(特許文献10)に記載されているように、ダイオード428の上にハードマスクが形成され得る。例えば、真性シリコン層418およびn+シリコン層416のパターニングおよびエッチングの前に、(例えば、イオン注入または他のドーピング方法を用いて)真性層418をドープすることによってp+シリコン層が形成され得る。シリサイド形成金属層430をp+シリコン層の上に形成することができ、それに障壁層および/または伝導層が続く。これらの障壁層および伝導層は、(特許文献10に記載されているように、)ダイオード428のパターニングおよびエッチング中にハードマスクとして役立つことができて、頂部導体436の形成中に発生し得るあらゆる過剰エッチングを軽減することができる。] [0080] 上側導体436の形成後、ダイオード428の堆積した半導体材料を結晶化させるために(かつ/またはシリサイド領域432を形成するために)構造はアニーリングされ得る。少なくとも1つの実施形態では、アニーリングは約10秒〜約2分間にわたって窒素中で約600〜800℃、より好ましくは約650および750℃の間の温度で、実行され得る。他のアニーリング時間、温度および/または環境が使用され得る。シリサイド領域432は、ダイオード428を形成する下にある堆積した半導体材料のためにアニーリング中に「結晶化テンプレート」または「シード」として役立つことができる(例えば、非晶質半導体材料を多結晶半導体材料に変化させかつ/またはダイオード428の全体としての結晶特性を改善する)。これにより、より低い抵抗率のダイオード材料が提供される。] [0081] 代わりの代表的なメモリセル 本発明の他の実施形態では、底部導体408は、以下で図5A〜Cを参照して説明するように、ダマシンプロセスを用いて形成され得る。図5Aを参照すると、導体408のための開口部または空隙を作るために誘電体層410が形成され、パターニングされエッチングされる。それらの開口部または空隙は、その後、接着層404および伝導層406(および/または、必要ならば、伝導性シード、伝導性充填材および/または障壁層)で充填され得る。その後、接着層404および伝導層406は、(図に示されているように)平坦面を形成するために平坦化され得る。そのような実施形態では、接着層404は、各開口部または空隙の底および側壁を覆う。] 図5A 図5B 図5C 図6A-6C 図6D [0082] 平坦化後、CNTシーディング層407が底部導体408の上に形成される。少なくとも1つの実施形態では、各底部導体408の上に金属触媒CNTシーディング層407を形成するために選択的堆積プロセスが使用され得る。代表的な金属触媒シーディング層は、無電解メッキ、電気メッキなどによって選択的に堆積させられ得るニッケル、コバルト、鉄などを含む。あるいは、各導体408の上に(付加的な、ニッケル、コバルト、鉄などの金属触媒層を伴うかあるいは伴わない)CNTシーディング層領域407を形成するために、窒化チタン、窒化タンタルまたは類似のCNTシーディング層が底部導体408の上に堆積させられ、粗面化され、パターニングされエッチングされ得る。粗面化されていないかあるいは滑らかな窒化チタン、窒化タンタルまたは類似の層の上に無電解メッキ、電気メッキなどによってニッケル、コバルト、鉄、または類似の金属触媒層も形成され得る。] [0083] 図5Bを参照すると、CNTシーディング層領域407の形成後、CNT材料409が各CNTシーディング層領域の上に選択的に形成される。各導体408の上にCNT材料409を形成するために任意の適切な方法が使用され得る。例えば、CVD、プラズマエンハンストCVD、レーザ蒸発、電気アーク放電などが使用され得る。] 図5B [0084] 垂直に整列したCNTは、横方向の伝導がほとんどあるいは全くない垂直電流を可能にする。隣接するメモリセル間の横方向伝導経路あるいは橋絡伝導経路の形成を減らすかあるいは阻止するために、ある実施形態では、CNT材料409の個々のチューブは実質的に垂直に整列するように製造され得る(例えば、これにより、メモリセルの状態が隣接するメモリセルの状態および/またはプログラミングによって影響されるかあるいは「乱される」のを減らしかつ/または妨げる)。個別のチューブ絶縁は、CNT材料409の厚さ全体に及んでも及ばなくてもよいということに留意するべきである。例えば、初期成長段階の間、個々のチューブのうちの幾つかあるいは大部分は垂直に整列させられ得る(例えば、接触しない)。しかし、個々のチューブの長さが垂直方向に大きくなるに連れて、チューブの部分同士が互いに接触し、もつれあるいは絡まりあったりすることさえある。] [0085] CNT材料409が各底部導体408の上に形成された後、隣接するCNT材料領域を互いから絶縁させるようにCNT材料409の領域の上および周囲に誘電体材料411が堆積させられる。ある実施形態では、誘電体材料411は、化学蒸着(CVD)、高密度プラズマ(HDP)蒸着、アークプラズマアシステッド蒸着、スピンコーティング堆積法などを用いて堆積させられ得る。その後、誘電体材料411を平坦化すると共にCNT材料領域の頂部から誘電体材料を除去するためにCMPまたは誘電体エッチバックステップが実行される。例えば、約200〜7,000オングストロームの、ある実施形態では1ミクロン以上の、二酸化ケイ素が堆積させられて、化学的機械的研磨またはエッチバックプロセスを用いて平坦化され得る。窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、低K誘電体などの他の誘電体材料および/または他の誘電体層厚さが使用され得る。代表的な低K誘電体は、炭素ドープされた酸化物、シリコンカーボン層などを含む。 誘電体層が平坦化されてCNT材料領域の上面が露出させられると、図4E〜Fを参照して前述したように、メモリレベルの形成が進行して、図5Cに示されているメモリレベルが生じる。] 図4E 図4F 図5A 図5B 図5C 図6A-6C 図6D [0086] 前述したように、堆積あるいは成長したCNT材料は、通例、多数の山および谷などの目だった厚さ変動を伴う粗い表面地形を有する。それらの厚さ変動のために、下にある基板を過剰にエッチングすることなしにCNT材料をエッチングすることは困難であり、集積回路におけるそれらの使用に関連する製造コストおよび複雑さが増大する。前述した実施形態のうちの1つ以上において、CNT材料をエッチングする必要をなくすかあるいは最小にするためにCNTシーディング層上でのCNT材料の選択的形成が使用され得る。本発明の他の1つ以上の実施形態に従って、CNT材料層の厚さ変動の多くを滑らかにして、CNT材料層がより容易にエッチングされ得るようにするとともに製造コストおよび複雑さを減少させるために、誘電体充填および平坦化プロセスが使用され得る。] [0087] 例えば、本発明のある実施形態では、可逆抵抗切替素子は、以下で図6A〜Dを参照して説明するように、CNT材料を含むことができる。図6Aを参照すると、CNT材料600は、酸化物603または他の誘電体材料に埋め込まれた第1の導体602の上に堆積させられる。CNT材料600は一団の整列したかあるいは整列していないCNTを含み得る。垂直に整列したCNT材料の選択的成長技術は、図2A〜5Cを参照して前に論じられた。チューブが水平方向に織り交ざっているファブリック(fabric)や渦巻状に重なり合っているチューブの束などを含む、整列していないCNT材料も使用され得る。CNT材料600は、第1の導体602上で成長させられてもよいし成長させられなくてもよい。CNT材料600が第1の導体602上で成長させられない場合には、CNTシーディング層は第1の導体602から省略され得る。例えば、事前成長させられたCNTの巨視的シートが第1の導体602上に置かれ得る。一例では、溶媒中に懸濁した事前成長させられたCNTの溶液が第1の導体602上でドロップコーティングまたはスピンコーティングされ、溶媒は、水平向きCNTファブリック600を形成するために、蒸発させられ得る。図6Aに描かれているように、CNT材料600は不均一な厚さと不均一な表面地形とを有する。] 図2A 図2B 図2C 図2D 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図4C [0088] 図6Bにおいて、誘電体材料604がCNT材料600の頂部に堆積させられている。誘電体材料604は、隣接するチューブまたはチューブ塊の間の領域を部分的あるいは完全に充填する。誘電体材料604は、化学蒸着(CVD)、高密度プラズマ(HDP)蒸着、アークプラズマアシステッド蒸着、スピンコーティング堆積法などを用いて堆積させられ得る。例えば、約200〜7,000オングストローム、ある実施形態では1ミクロン以上の、二酸化ケイ素が誘電体材料604として堆積させられ得る。窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、低K誘電体などの他の誘電体材料および/または他の誘電体層厚さが使用され得る。代表的な低K誘電体は、炭素ドープされた酸化物、シリコンカーボン層などを含む。] [0089] 図6Cにおいて、誘電体材料604は、CNT材料を含む平坦面606を形成するためにCMPまたは誘電体エッチバックを用いて部分的に除去されている。換言すれば、CNT材料は平坦化されている。好ましくは、CNT材料600は、厚さおよび表面地形に関して実質的に一様である(前述したように、CNT材料600のエッチングをより容易にする)。] [0090] 図6Cに示されているように、CNT材料600のチューブの少なくとも一部分は平坦面606上に露出させられる。CNT材料600の表面地形がより一様であるために、CNT材料600は、任意の適切なエッチングプロセスを用いて図6Dに示されているようにパターニングされエッチングされ得る。このパターニングされエッチングされたCNT材料は、可逆抵抗切替素子608として役立つことができる。可逆抵抗切替素子608の平坦面606は、平坦面606上に製造されたダイオード610およびダイオード610上に製造された第2の導体612と電気的に接触することができ、(図3A〜Cを参照して前述したように)、図6Cに示されているメモリセルを生じさせる。ある実施形態では、CNT材料600は、ダイオード610を形成する材料と共にエッチングされ得る。所望ならば、TiNまたは他の伝導性材料膜または層などの任意の導体膜または層が抵抗切替素子608とダイオード610との間に置かれ得る。前述した誘電体充填および平坦化プロセスは、任意の適切なCNT材料(例えば、整列していないCNT、垂直に整列したCNTなど)と共にかつ/または前述した選択的CNT形成プロセスのうちの任意のものの代わりに、使用され得る。ある実施形態では、CNT材料600は、ダイオード610上に形成され、誘電体材料で充填されかつ/または前述したように平坦化され得る。] 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B 図4C 図4D 図4E 図4F 図5A [0091] 前述した説明は、本発明の代表的な実施形態だけを開示している。本発明の範囲内にある、前に開示された装置および方法の改変形は、当業者にとっては容易に明らかになる。 従って、本発明は、その代表的な実施形態に関して開示されたけれども、他の実施形態が、添付の特許請求の範囲により定義される発明の趣旨および範囲の中にあるかもしれないということを理解するべきである。]
权利要求:
請求項1 メモリセルを製造する方法であって、基板上に第1の導体を製造するステップと、前記第1の導体上にカーボンナノチューブ(CNT)材料を製造するステップと、前記CNT材料の上面に誘電体材料を堆積させるステップと、前記CNT材料の少なくとも一部分を露出させるように前記誘電体材料を平坦化するステップと、前記第1の導体上にダイオードを製造するステップと、前記CNT材料および前記ダイオード上に第2の導体を製造するステップと、を含む方法。 請求項2 請求項1記載の方法において、前記誘電体材料を堆積させるステップは、約200〜7,000オングストロームの間の誘電体材料を堆積させるステップを含む方法。 請求項3 請求項1記載の方法において、前記誘電体材料を堆積させるステップは、約1ミクロン以上の誘電体材料を堆積させるステップを含む方法。 請求項4 請求項1記載の方法において、前記誘電体材料を堆積させるステップは、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、および低K誘電体のうちの少なくとも1つを堆積させるステップを含む方法。 請求項5 請求項1記載の方法において、前記CNT材料を製造するステップは、前記第1の導体上にCNTシーディング層を製造するステップと、前記CNTシーディング層上にCNT材料を選択的に製造するステップと、を含む方法。 請求項6 請求項5記載の方法において、前記CNTシーディング層をパターニングしエッチングするステップをさらに含む方法。 請求項7 請求項6記載の方法において、前記CNTシーディング層をパターニングしエッチングするステップは、前記第1の導体をパターニングしエッチングするステップを含む方法。 請求項8 請求項1記載の方法において、前記CNT材料を製造するステップは、前記第1の導体上に金属層を選択的に堆積させるステップと、前記堆積させられた金属層上にCNT材料を選択的に製造するステップと、を含む方法。 請求項9 請求項1記載の方法において、前記ダイオードを製造するステップは、垂直多結晶ダイオードを製造するステップを含む方法。 請求項10 請求項9記載の方法において、前記垂直多結晶ダイオードの多結晶材料と接触するシリサイド、シリサイド−ゲルマニドまたはゲルマニドの領域を前記多結晶材料が低抵抗率状態にあるように製造するステップをさらに含む方法。 請求項11 請求項9記載の方法において、前記ダイオードは、pnダイオードまたはpinダイオードである方法。 請求項12 請求項1記載の方法において、前記ダイオードは、前記CNT材料の前記露出させられた部分と電気的に接触して製造される方法。 請求項13 請求項1記載の方法を用いて形成されたメモリセル。 請求項14 メモリセルを製造する方法であって、基板上に第1の導体を製造するステップと、前記第1の導体上にカーボンナノチューブ(CNT)材料を製造することによって前記第1の導体上に可逆抵抗切替素子を製造するステップと、前記CNT材料の上面に誘電体材料を堆積させるステップと、前記CNT材料の少なくとも一部分を露出させるように前記誘電体材料を平坦化するステップと、前記可逆抵抗切替素子上に垂直多結晶ダイオードを製造するステップと、前記垂直多結晶ダイオード上に第2の導体を製造するステップと、を含む方法。 請求項15 請求項14記載の方法において、前記誘電体材料を堆積させるステップは、約200〜7,000オングストロームの間の誘電体材料を堆積させるステップを含む方法。 請求項16 請求項14記載の方法において、前記誘電体材料を堆積させるステップは、約1ミクロン以上の誘電体材料を堆積させるステップを含む方法。 請求項17 請求項14記載の方法において、前記誘電体材料を堆積させるステップは、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、および低K誘電体のうちの少なくとも1つを堆積させるステップを含む方法。 請求項18 請求項14記載の方法において、前記可逆抵抗切替素子を製造するステップは、CNTシーディング層を製造するステップと、前記CNTシーディング層上にCNT材料を選択的に製造するステップと、を含む方法。 請求項19 請求項14記載の方法において、前記垂直多結晶ダイオードは、前記CNT材料の露出させられた部分と電気的に接触して製造される方法。 請求項20 請求項14記載の方法を用いて形成されたメモリセル。 請求項21 メモリセルを製造する方法であって、基板上に第1の導体を製造するステップと、前記第1の導体上にカーボンナノチューブ(CNT)材料を製造するステップと、前記CNT材料の上面に誘電体材料を堆積させるステップと、前記CNT材料の少なくとも一部分を露出させるように前記誘電体材料を平坦化するステップと、前記CNT材料の露出させられた部分と電気的に接触するダイオードを製造するステップと、前記ダイオード上に第2の導体を製造するステップと、を含む方法。 請求項22 請求項21記載の方法において、前記CNT材料は、CNTファブリックを含む方法。 請求項23 請求項21記載の方法において、前記CNT材料は、垂直に整列したCNTを含む方法。 請求項24 請求項21記載の方法において、前記CNT材料は、前記第1の導体の上に選択的に成長させられる方法。 請求項25 請求項21記載の方法において、前記CNT材料は、事前成長させられ、その後に前記第1の導体の上に置かれる方法。 請求項26 請求項21記載の方法において、前記誘電体材料は、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、および低K誘電体のうちの少なくとも1つを含む方法。 請求項27 請求項21記載の方法を用いて形成されたメモリセル。 請求項28 メモリセルであって、第1の導体と、前記第1の導体上に製造されたカーボンナノチューブ(CNT)材料を含み、複数のCNTを含む可逆抵抗切替素子と、前記複数のCNTが前記可逆抵抗切替素子の平面において露出させられるように前記CNT間に配置された誘電体材料と、前記第1の導体上に形成されたダイオードと、前記可逆抵抗切替素子および前記ダイオード上に形成された第2の導体と、を備えるメモリセル。 請求項29 請求項28記載のメモリセルにおいて、前記ダイオードは、垂直多結晶ダイオードを含むメモリセル。 請求項30 請求項29記載のメモリセルにおいて、前記垂直多結晶ダイオードの多結晶材料と接触するシリサイド、シリサイド−ゲルマニドまたはゲルマニドの領域をさらに備え、前記多結晶材料が低抵抗率状態になるようにしたメモリセル。 請求項31 請求項28記載のメモリセルにおいて、前記第1の導体上に形成されて、その上に前記CNT材料が選択的に製造されるCNTシーディング層をさらに備えるメモリセル。 請求項32 請求項28記載のメモリセルにおいて、前記可逆抵抗切替素子は、前記ダイオードと電気的に接触するメモリセル。 請求項33 請求項28記載のメモリセルにおいて、前記誘電体材料は、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、および低K誘電体のうちの少なくとも1つを含むメモリセル。 請求項34 複数の不揮発性メモリセルであって、第1の方向に延びる第1の複数の実質的に平行で実質的に同一平面の導体と、複数のダイオードと、複数の可逆抵抗切替素子であって、複数のカーボンナノチューブ(CNT)と、前記複数のCNTが前記可逆抵抗切替素子の平面において露出させられるように前記CNT間に配置された誘電体材料とを各々含むようにした複数の可逆抵抗切替素子と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に延びる第2の複数の実質的に平行で実質的に同一平面の導体と、を備え、各メモリセルにおいて、前記ダイオードのうちの1つは、前記可逆抵抗切替素子のうちの1つと直列に形成され、前記第1の導体のうちの1つと前記第2の導体のうちの1つとの間に配置され、各可逆抵抗切替素子は、前記第1の導体のうちの1つの上に形成されたカーボンナノチューブ(CNT)材料を含む複数の不揮発性メモリセル。 請求項35 請求項34記載の複数の不揮発性メモリセルにおいて、各ダイオードは、垂直多結晶ダイオードを含む複数の不揮発性メモリセル。 請求項36 モノリシックな3次元メモリアレイであって、基板上に形成された第1のメモリレベルであって、複数のメモリセルであって、前記第1のメモリレベルの各メモリセルは、第1の導体と、前記第1の導体上に製造されたカーボンナノチューブ(CNT)材料を含む可逆抵抗切替素子であって、複数のCNTと、前記複数のCNTが前記可逆抵抗切替素子の平面において露出させられるように前記CNT間に配置された誘電体材料とを各々含む可逆抵抗切替素子と、前記可逆抵抗切替素子と直列に形成されたダイオードと、前記可逆抵抗切替素子および前記ダイオード上に形成された第2の導体と、を含む複数のメモリセルを備えるようにした第1のメモリレベルと、前記第1のメモリレベル上にモノリシック的に形成された少なくとも第2のメモリレベルと、を備えるモノリシックな3次元メモリアレイ。 請求項37 請求項36記載のモノリシックな3次元メモリアレイにおいて、各ダイオードは、垂直多結晶ダイオードを含むモノリシックな3次元メモリアレイ。 請求項38 メモリセルであって、第1の導体と、カーボンナノチューブ(CNT)材料で、複数のCNTの間に配置された誘電体材料を有するCNTと、露出させられたCNTを有する平面とを含む、前記第1の導体上に製造された可逆抵抗切替素子と、前記可逆抵抗切替素子の平面上に露出させられたCNTと電気的に接触して形成されたダイオードと、前記ダイオード上に形成された第2の導体と、を備えるメモリセル。 請求項39 請求項32記載のメモリセルにおいて、前記CNT材料は、CNTファブリックを含むメモリセル。 請求項40 請求項39記載のメモリセルにおいて、前記CNTファブリックは、実質的に整列していないCNTの束を含むメモリセル。 請求項41 請求項32記載のメモリセルにおいて、前記CNT材料は、実質的に垂直に整列したCNTのアレイを含むメモリセル。 請求項42 請求項32記載のメモリセルにおいて、前記誘電体材料は二酸化ケイ素、窒化ケイ素、オキシ窒化ケイ素、および低K誘電体のうちの少なくとも1つを含むメモリセル。
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