![]() 安定化されたポリマー組成物
专利摘要:
p−クレゾールとジシクロペンタジエンとを反応させて前駆体を生成し、該前駆体をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノール、及び第三級アミンオキシドを含む、有機ポリマーを安定化させるための組成物。 公开号:JP2011508823A 申请号:JP2010541466 申请日:2008-12-03 公开日:2011-03-17 发明作者:ヒル、ジョナサン、エス. 申请人:ケムチュア コーポレイション; IPC主号:C08L101-00
专利说明:
[0001] 本発明は、安定化されたポリマー組成物に関する。] 背景技術 [0002] 溶融処理の間に受ける熱、酸素及びせん断力への曝露によって引き起こされる分解に対してポリマー組成物を安定化させることにおいて、フェノール化合物が有効であることは良く知られている。しかし、フェノール系安定剤を使用するとポリマー組成物の変色を伴いやすく、したがって、ポリマーの安定化は一般に、安定化と色の保持との両立を達成するように設計された添加剤の組合せを使用することが必要であることも知られている。] [0003] 例えば、米国特許第4,590,231号には、式T1N(OH)T2(ここで、T1は1乃至36個の炭素原子のアルキル、5乃至12個の炭素原子のシクロアルキル、7乃至9個の炭素原子のアラルキル、又は1乃至4個の炭素原子のアルキル又は1個若しくは2個のハロゲン原子で置換された前記アラルキルであり、T2は水素であるか又は独立してT1と同じ意味を有し、T1及びT2を合わせた炭素含量は6乃至36個の炭素原子である)のヒドロキシルアミン誘導体の存在によって、加熱、天然ガスの燃焼生成物、又は周囲温度での長期間の保存に対する曝露による変色に対して安定化される、フェノール系酸化防止剤及び紫外光吸収剤を含有する安定化されたポリオレフィン組成物が開示されている。好ましいフェノール系酸化防止剤には、ネオペンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、n−オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール及び2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)が含まれる。] [0004] 長鎖N,N−ジアルキルヒドロキシアミンと組み合わされたフェノール系酸化防止剤を含有する同様の安定化されたポリオレフィン組成物が、米国特許第4,876,300号に開示されている。好ましいフェノール系酸化防止剤には、n−オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、ネオペンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、ジ−ノクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、チオジエチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,6−ジオキサオクタメチレンビス(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−4−tert−ブチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス[2−(3,5−ジ−tert−ブチル4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)−エチル]イソシアヌレート、3,5−ジ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)メシトール、ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−3,5−ジ(オクチルチオ)−s−トリアジン、N,N’−ヘキサメチレン−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミド)、カルシウムビス(O−エチル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート)、エチレンビス[3,3−ジ(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、オクチル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイル)ヒドラジド、及びN,N’−ビス[2(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)−エチル]オキサミド及び3,6−ジオキサオクタメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4ヒドロキシヒドロシンナメート)が含まれる。] [0005] 米国特許第5,844,029号には、熱可塑性樹脂の黄変指数及び溶融安定性を、その樹脂に飽和炭化水素アミンオキシド及び第二安定剤を混合することによって改善する方法が開示されている。このアミンオキシドは、式R1R2R3N→O(式中、R1、R2及びR3は、アルキル、アリール、アラルキル、アルカリル、シクロアルキル、アルクシクロアルキル及びシクロアルクアルキルから独立して選択され、それぞれは基1個当たり1乃至36個の炭素原子を有し、但し、R1、R2及びR3の1個が基1個当たり6乃至36個の炭素原子を有するアルキル基である場合、R1、R2及びR3の他の2個はいずれも基1個当たり1乃至5個の炭素原子を有するアルキル基であることはできない)を有する。第二安定剤は、フェノール系酸化防止剤、ヒンダードアミン光安定剤、紫外光吸収剤、有機リン化合物、脂肪酸のアルカリ金属塩、及びチオ共力剤から選択される。] [0006] 米国特許第5,922,794号には、 (a)フェノール系酸化防止剤、3−アリールベンゾフラノン、ヒンダードアミン安定剤、紫外光吸収剤、有機リン化合物、脂肪酸のアルカリ金属塩、ヒドロキシルアミン、及びチオ共力剤からなる群より選択される安定化量の安定剤、並びに(b)ジオクチルメチルアミンオキシド、トリオクチルアミンオキシド、ジデシルメチルアミンオキシド、トリデシルアミンオキシド、ジ(ココアルキル)メチルアミンオキシド、トリ(ココアルキル)アミンオキシド、ジ(タローアルキル)メチルアミンオキシド、トリ(タローアルキル)アミンオキシド、トリ(C20〜C22)アミンオキシド、ジ(C20〜C22アルキル)メチルアミンオキシド、及びそれらの混合物からなる群より選択される安定化量の第三級アミンオキシドを含む、安定化された熱可塑性樹脂組成物が開示されている。好ましいフェノール系酸化防止剤には、n−オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、ネオペンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、ジ−n−オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、チオジエチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、1,3,5−メチル−2,4−6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,6−ジ−オキサオクタメチレンビス(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル4−tert−ブチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)−エチル]−イソシアヌレート、3,5−ジ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−メシトール、ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、1−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−3,5−ジ(オクチルチオ)−s−トリアジン、N,N’−ヘキサメチレン−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミド)、カルシウムビス(エチル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート)、エチレンビス[3,3−ジ(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、オクチル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイル)ヒドラジド、及びN,N’−ビス[2−(3,5ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロキソシンナモイルオキシ)エチル]オキサミドが含まれる。] [0007] 米国公開特許出願第2006/0089437号には、(a)式 (式中、R1及びR2は、同じか又は異なり、直鎖又は分枝鎖のC1〜C18アルキル基であり、R3は直鎖又は分枝鎖のC8〜C18アルキル基である)を有する立体障害フェノールのエステル、又はエステルの混合物からなる群より選択される液体化合物、及び(b)式 (式中、nは0乃至10の範囲の整数である)を有する立体障害フェノールからなる群より選択される固体化合物を含む、有機ポリマー又はコポリマーのための液体の安定化混合物であって、その混合物が、室温及び−30℃程度に低い温度の両方で恒久的に液体であるものが開示されている。この液体の安定化混合物には、多種多様な共安定剤、例えば、ホスファイト;例えば、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト;ヒドロキシルアミン、例えば、N,N−ジヘキサデシルヒドロキシルアミン及びN,N−ジオクタデシルヒドロキシルアミン;並びにニトロン、例えば、N−テトラデシル−α−トリデシル−ニトロン、N−ヘキサデシル−α−ペンタデシル−ニトロン、及びN−オクタデシル−α−ヘプタデシル−ニトロンも含まれ得る。] [0008] 米国公開特許出願第2006/0089437号に開示された固体立体障害フェノールは、p−クレゾールと、ジシクロペンタジエンと、イソブチレンとの反応生成物であり、Lowinox(登録商標)CPLの商品名で市販されている。Lowinox(登録商標)CPLは、変色特性の低いポリマー酸化防止剤として知られている。しかし、本発明によれば、今回、Lowinox(登録商標)CPLと第三級アミンオキシドとの組合せが、色の保持と酸化防止特性との予期し得ない、顕著に有利な組合せを有するポリマー安定化組成物を生成し得ることが見出されたのである。] 課題を解決するための手段 [0009] 一面において、本発明は、 (a)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとを反応させて前駆体を生成し、該前駆体をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノール;及び (b)第三級アミンオキシド を含む、有機ポリマーを安定化させるための組成物に存する。更なる一面において、本発明は、 (a)式: (式中、nは0乃至10の範囲の整数である) を有する立体障害フェノール;及び (b)第三級アミンオキシド の混合物を含む、有機ポリマーを安定化させるための組成物に存する。] [0010] 該三級アミンオキシドが、以下の式: R1R2R3N→O (式中、R1、R2及びR3は、アルキル(alkyl)、アリール(aryl)、アラルキル(aralkyl)、アルカリル(alkaryl)、ヒドロキシアルキル(hydroxyalkyl)(特に、2−ヒドロキシアルキル(2−hydroxyalkyl))、シクロアルキル(cycloalkyl)、アルクシクロアルキル(alkcycloalkyl)及びシクロアルクアルキル(cycloalkalkyl)から独立して選択され、それぞれは基1個当たり1乃至36個の炭素原子を有する) を有することは好都合である。一実施形態において、R1はメチル基であり、R2及びR3は同じか異なり、それぞれが14乃至24個の炭素原子を有するアルキル基である。] [0011] 第三級アミンオキシドが該組成物の約5乃至約80重量%の量で存在することは好都合である。] [0012] なお更なる一面において、本発明は、 (a)少なくとも1種の有機ポリマー又はコポリマー; (b)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとを反応させて前駆体を生成し、該前駆体をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノール;及び (c)第三級アミンオキシド を含む、安定化されたポリマー組成物に存する。] [0013] 成分(a)と(b)との組合せがポリマー組成物全体の約0.01乃至約0.5重量%の量で存在することは好都合である。] [0014] なお更なる一面において、本発明は、 (a)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとを反応させて前駆体を生成し、該前駆体をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノール;及び (b)第三級アミンオキシド、アルキルヒドロキシルアミン及びニトロンの少なくとも1種 を含む、有機ポリマーを安定化させるための固体組成物に存する。] 図面の簡単な説明 [0015] 例1の安定化された押出ポリプロピレン配合物において、Genox EPの濃度に対してメルトフローインデックスをプロットしたグラフである。 例1の安定化された押出ポリプロピレン配合物において、Lowinox CPLの濃度に対してメルトフローインデックスをプロットしたグラフである。 例1の安定化された押出ポリプロピレン配合物において、Genox EPの濃度に対して黄変指数をプロットしたグラフである。 例1の安定化された押出ポリプロピレン配合物において、Lowinox CPLの濃度に対して黄変指数をプロットしたグラフである。 例2の安定化された押出高密度ポリエチレン配合物において、Lowinox CPLの濃度に対して190℃及び21.5kgでのメルトフローインデックスをプロットしたグラフである。 例2の安定化された押出高密度ポリエチレン配合物において、Lowinox CPLの濃度に対して190℃及び10kgでのメルトフローインデックスをプロットしたグラフである。 例2の安定化された押出高密度ポリエチレン配合物において、Lowinox CPLの濃度に対して黄変指数をプロットしたグラフである。] [0016] 本明細書に記載されるのは、有機ポリマーのための安定化組成物であって、(a)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとの反応生成物をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノールと、(b)第三級アミンオキシドとの相乗効果のある組合せを含む組成物である。別の実施形態において、本発明は、有機ポリマーのための固体安定化組成物であって、(a)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとの反応生成物をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノールと、(b)第三級アミンオキシド、アルキルヒドロキシルアミン及びニトロンの少なくとも1種との相乗効果のある組合せを含む組成物を対象とする。ポリプロピレンなどの有機ポリマーに添加すると、本組成物は、該ポリマーの変色を最小にしつつ有効な酸化防止特性を該ポリマーに付与する。] [0017] 本組成物に用いられる立体障害フェノールは、Chemtura CorporationによってLowinox(登録商標)CPLの商品名の下で販売されている市販の製品であるが、p−クレゾールとジシクロペンタジエンとの反応と、引き続いて、例えば、英国特許第1,068,995号に記載されたような、例えば、三フッ化ホウ素、メタンスルホン酸、p−トルエン−スルホン酸などの酸触媒の存在下でのイソブチレンによるアルキル化によって調製することができる。一般に、この材料は、式(I): によって特徴付けることができる。] [0018] 上記立体障害フェノールは、本安定化組成物の重量の約20重量%乃至約95重量%、特に約50重量%乃至約90重量%の量で本安定化組成物中に存在するのが典型的である。] [0019] 本安定化組成物に用いられる第三級アミンオキシドは、一般式(II): R1R2R3N→O (式中、R1、R2及びR3はアルキル、アリール、アラルキル、アルカリル、ヒドロキシアルキル(特に、2−ヒドロキシアルキル)、シクロアルキル、アルクシクロアルキル及びシクロアルクアルキルから独立して選択され、それぞれは基1個当たり1乃至36個の炭素原子を有する) によって表される、飽和トリアルキルアミンオキシドであるのが典型的である。一実施形態において、R1はメチル基であり、R2及びR3は同じか異なり、それぞれは14乃至24個の炭素原子を有するアルキル基である。基R1,R2及びR3の1個又は複数が少なくとも1つの−O−、−S−、−SO−、−CO2−、−CO−又は−CON−部分を含むことは好都合である。] [0020] アミンオキシド及びそれを製造するための方法は、Richard J.Nadolsky Amine Oxides Encyclopedia of Chemical Technology、第2巻、259〜271頁、John Wiley & Sons,Inc.、(1978年)に示されており、これは参照により本明細書の記載の一部とする。] [0021] 本明細書で用いられる第三級アミンオキシドには、ポリ(アミンオキシド)も含まれ得る。ポリ(アミンオキシド)は、分子1個当たり少なくとも2個の第三級アミンオキシドを含む第三級アミンオキシドを意味する。例示的なポリ(アミンオキシド)(「ポリ(第三級アミンオキシド)」とも呼ばれる)には、脂肪族及び脂環式ジアミン(例えば、1,4−ジアミノブタン;1,6−ジアミノヘキサン;1,10−ジアミノデカン;及び,1,4−ジアミノシクロヘキサンなど)、並びに芳香族系ジアミン(例えば、ジアミノアントラキノン及びジアミノアニソールなど)の第三級アミンオキシド類似体が含まれる。前述のジアミンのオリゴマー及びポリマー由来の第三級アミンオキシドも含まれる。有用なアミンオキシドには、ポリマー、例えば、ポリオレフィン、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリスチレンなどに結合したアミンオキシドも含まれる。アミンオキシドがポリマーに結合している場合、ポリマー1個当たりのアミンオキシドの平均数は、ポリマー鎖の全てがアミンオキシドを含む必要はないので、広範に変わり得る。一般に、熱可塑性樹脂全体におけるアミンオキシド部分の有用な数は、熱可塑性組成物全体の重量に基づいて、約0.001重量パーセント乃至約5重量パーセントである。前述のアミンオキシドの全ては、少なくとも1つの−O−、−S−、−SO−、−CO2−、−CO−、又は−CON−部分を任意選択的に含むことができる。好ましい一実施形態において、ポリマー型第三級アミンオキシドの各第三級アミンオキシドはC1残基を含む。] [0022] 更なる一実施形態において、第三級アミンオキシドは、ヒンダードアミンを含む分子に結合していてもよい。ヒンダードアミンは当該技術分野において公知であり、本明細書において用いられるアミンオキシドは、ヒンダードアミンの任意の様式及び構造位置でヒンダードアミンに結合することができる。有用なヒンダードアミンには、一般式: [式中、Kは、アミンオキシド(単数又は複数)を含む炭素鎖であり、YはC1〜30アルキル部分、−C(O)R部分(式中、Rは、C1〜30アルキル基である)、又は−OR部分(式中、RはC1〜30アルキル基である)であり、各R4は独立にC1〜30アルキル基であり、好ましくはメチル基である]のものが含まれる。分子1個当たり1個より多いヒンダードアミン及び1個より多い飽和アミンオキシドを含むアミンオキシドも含まれる。ヒンダードアミンは、上に検討したように、ポリ(第三級アミンオキシド)に結合していても、ポリマー性物質に結合していてもよい。] [0023] 本安定化組成物にまた有用なのは第三級アミンオキシドの熱反応生成物である。例えば、熱可塑性組成物を調製するために有用な温度などの高温下で、アミンオキシドは種々の反応を受けると考えられる。これらの反応の一部は、種々の熱反応生成物、例えば、ヒドロキシルアミン及びオレフィン性化学種の形成をもたらすと考えられる。第三級アミンオキシドによる種々の樹脂の安定化の機構は現在知られていないが、この反応経路に沿った種々の反応性中間体は、安定化効果に一定の役割を果たしているのかもしれない。] [0024] 少なくとも1個の長鎖炭素残基を含むアミンオキシド反応生成物は、ヒドロキシルアミン型反応生成物を含む反応生成物の、熱可塑性樹脂との溶解度を増加させるために好ましい。第三級アミンオキシド中の単一のアルキル置換基のみ(すなわち、R1、R2及びR3の1個のみ)がC6乃至C36残基であり、他の2個のアルキル置換基がC1〜5残基である場合、ヒドロキシルアミン型反応生成物の一部は短鎖置換基(すなわち、C1〜5残基)しか含まないと考えられる。これは、一部の長鎖残基が、オレフィン性副生成物としてアミンオキシドから除かれる結果であると考えられる。少なくとも1本の長鎖がヒドロキシルアミン型熱反応生成物中に保持されていることを確保するためには、好ましくは3個の置換基全てが長鎖でなければならないか、又は1本の鎖がメチルであっても、他の2個の置換基が長鎖(例えば、C6乃至C36残基)でなければならない。1個の置換基がメチル残基であり、他の2個の置換基が長鎖残基(上記したようなポリマー性残基を含む)である場合、得られる熱反応生成物は非対称となり、一のメチル残基及び一の長鎖残基を含むことになる。長鎖炭素残基は、C6乃至C36、例えば、C8乃至C26、例えば、C10乃至C22を意味する。長鎖残基によって、前述のポリマー性アミンオキシド残基も含まれる。長鎖炭素残基は、R1、R2及びR3について記載された前述の−O−、−S−、−SO−、−CO2−、又は−CON−部分の少なくとも1つを任意選択的に含むことができる。] [0025] 本組成物における使用に好適な第三級アミンオキシドには、ジオクチルメチルアミンオキシド、トリオクチルアミンオキシド、ジデシルメチルアミンオキシド、トリデシルアミンオキシド、ジ(ココアルキル)メチルアミンオキシド、トリ(ココアルキル)アミンオキシド、ジ(タローアルキル)メチルアミンオキシド、トリ(タローアルキル)アミンオキシド、トリ(C14〜C24アルキル)アミンオキシド、C10〜C24アルキルジメチルアミンオキシド、C10〜C24アルキルビス(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ジ(C14〜C24アルキル)メチルアミンオキシド、トリ(C20〜C22アルキル)アミンオキシド、及びジ(C20〜C22アルキル)メチルアミンオキシドが含まれる。本組成物における使用に好適な市販の第三級アミンオキシドの例は、Chemtura Corporationによって供給されているGenox EPである。] [0026] 第三級アミンオキシドは、本安定化組成物の重量基準で約5重量%乃至約80重量%、特に約10重量%乃至約50重量%の量で本安定化組成物中に存在するのが典型的である。] [0027] 本安定化組成物がアルキルヒドロキシルアミンを含む場合、そのアルキルヒドロキシルアミンが、式T1N(OH)T2(式中、T1は、1乃至36個の炭素原子のアルキル、5乃至12個の炭素原子のシクロアルキル、7乃至9個の炭素原子のアラルキル、又は1乃至4個の炭素原子のアルキル又は1若しくは2個のハロゲン原子で置換された前記アラルキルであり、T2は水素であるか又は独立してT1と同じ意味を有し;T1及びT2を合わせた炭素含量は6乃至36個の炭素原子である)を有するのは好都合である。好適なアルキルヒドロキシルアミンの例には、N,N−ジ−tert−ブチルヒドロキシルアミン、N,N−ジ−n−オクチルヒドロキシルアミン、N−シクロヘキシルヒドロキシルアミン、N−シクロドデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジシクロヘキシルヒドロキシルアミン若しくはN,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、又はそれらの混合物が含まれる。] [0028] 好ましい一実施形態において、アルキルヒドロキシルアミンは、式T1T2N(OH)(式中、T1及びT2は独立して12乃至18個の炭素原子のアルキルである)の長鎖N,N−ジアルキルヒドロキシルアミンである。T1及びT2が独立してドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル又はオクタデシルであることは好都合である。最も好ましくは、T1及びT2は水添タローアミンに見出されるアルキル混合物である。] [0029] 本安定化組成物がアルキルヒドロキシルアミンを含む場合、そのアルキルヒドロキシルアミンが、本安定化組成物の重量基準で約5重量%乃至約80重量%、好ましくは約10重量%乃至約50重量%の量で本安定化組成物中に存在するのが典型的である。] [0030] 本安定化組成物がニトロンを含む場合、そのニトロンが、式: (式中、Tは8乃至18個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、Gは水素、メチル又はエチルであり、Eは5乃至17個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、GとEの炭素原子の合計は7乃至17個に等しい)の長鎖N−アルキル−アルファ−アルキルニトロンであるのは好都合である。好ましくは、Tはn−オクチル、n−デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル又はオクタデシルであり、より好ましくは、水添タローアミンに見出されるアルキル混合物である。好ましくは、Gは水素又はメチル、特に水素である。好ましくは、Eはn−ヘプチル、n−ノニル、ウンデシル、トリデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル又はヘプタデシルである。最も好ましくは、Eはアルキル基1個当たり1個少ない炭素原子と水添タローアミンに見出されるアルキル混合物である。] [0031] 本安定化組成物がニトロンを含む場合、そのニトロンが本安定化組成物の重量基準で約5重量%乃至約80重量%、好ましくは約10重量%乃至約50重量%の量で本安定化組成物中に存在するのが典型的である。] [0032] 式Iの立体障害フェノール並びに第三級アミンオキシド、ヒドロキシルアミン及び/又はニトロンに加えて、本安定化組成物は、1種又は複数の追加の安定化化合物、例えば、他のフェノール系酸化防止剤、ヒンダードアミン安定剤、紫外光吸収剤、有機リン化合物、脂肪酸のアルカリ金属塩、及びチオ共力剤を含むことができる。このような追加の安定化化合物の例は、米国特許第5,922,794号及び米国公開特許出願第2006/0089437号に詳細に記載されており、これらの内容全体は参照により本明細書の記載の一部とする。] [0033] 特に好ましい追加の安定化化合物は、n−オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、ネオペンタンテトライルテトラキス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、ジ−n−オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、チオジエチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,6−ジオキサオクタメチレンビス(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル4−tert−ブチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)エチル]イソシアヌレート、3,5−ジ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)メシトール、ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、1−(3,5−ジ−tert−ブチル4−ヒドロキシアニリノ)−3,5−ジ(オクチルチオ)−s−トリアジン、N,N’−ヘキサメチレン−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナムアミド)、カルシウムビス(エチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート)、エチレンビス[3,3−ジ(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、オクチル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイル)ヒドラジド、及びN,N’−ビス−[2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルオキシ)エチル]−オキサミドからなる群より選択されるフェノール系酸化防止剤である。] [0034] 本明細書に記載される安定化組成物は、当該技術分野で知られている任意の熱可塑性有機ポリマー、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアルキレンテレフタレート、ポリケトン、ポリスルホン、ポリイミド、ポリフェニレンエーテル、スチレン系ポリマー、ポリカーボネート、アクリルポリマー、ポリアミド、ポリアセタール、ハロゲン化物含有ポリマー並びにポリオレフィンホモポリマー及びコポリマーを安定化させるために用いることができる。異なるポリマーの混合物、例えば、ポリフェニレンエーテル/スチレン系樹脂ブレンド、ポリ塩化ビニル/ABS又は他の衝撃改質ポリマー(例えば、メタクリロニトリル及びアルファ−メチルスチレン含有ABSなど)、及びポリエステル/ABS又はポリカーボネート/ABS、並びに他の衝撃改質剤を加えたポリエステルも用いることができる。このようなポリマーは、市販されているか又は当該技術分野で良く知られている手段によって製造することができる。しかし、熱可塑性ポリマーがしばしば加工され及び/又は使用される極端な温度のゆえに、本安定剤組成物は熱可塑性ポリマー、例えば、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリフェニレンエーテル及びスチレン系ポリマーに特に有用である。] [0035] 本発明はこれから、以下の例を参照してより詳細に説明される。] [0036] (例1) Basell Polyolefinsにより供給されるポリプロピレン樹脂Moplen HF550Nを安定化させるための種々の酸化防止剤の組合せの能力を確証するために一連の試験を行った。Moplen HF500Nは押出用途に好適な薄片形状のホモポリマーであり、表1にまとめた特性を有する。] [0037] 試験で用いた酸化防止剤は、 ・Anox20テトラキスメチレン(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)メタン ・Alkanox240(トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフェート) ・Genox EP ・Lowinox CPL であった。] [0038] 各試験において、ポリプロピレン樹脂の試料を、ステアリン酸カルシウム(酸スカベンジャー)及び1種以上の上記酸化防止剤と、Stephan High Speed Mixer中3000rpmで2分間混合した。次いで、得られた配合物を、スクリュー速度60rpm及び温度プロファイル200−225−250−275℃で運転するBrabenderPLE2000第3号押出機を空気中で5回通過させた。それぞれの配合物の試料は、押出機を1回、3回及び5回通過させた後に採取し、メルトフローインデックス(MFI)及びカラー(黄変)インデックス試験に供した。MFI試験は、ISO1133に従い、Ceast Automatic第2号を用いて、温度230℃及び荷重2.16kgで行い、カラーインデックス試験は、ASTM−E−313に従い、Macbeth Color−Eye3000分光計を用いて行った。試験の結果は、表2乃至表4及び図1乃至図4にまとめる。] 図1 図4 [0039] 結果から、Lowinox CPLとGenox EPとのブレンドは、Lowinox CPL単独の使用と比較して、MFIに対する負の影響なしに、YIに大きな改善を与えることがわかる。この効果は、配合Fなどのブレンドにおける少量のGenox EPについてさえも見られる。] [0040] (例2) BL2571−NとしてBorealisにより供給され、表4にまとめた特性を有する高密度Cr−触媒系ポリエチレン樹脂を安定化させるための種々の酸化防止剤のブレンドの能力を確証するために、一連の試験を行った。] [0041] 各試験において、99.85重量部のポリエチレン樹脂を、0.05重量部のステアリン酸亜鉛(酸スカベンジャー)及び0.1重量部の、表5に示すLowinox CPLとGenox EPとのブレンドの1つと混合した。混合は、Stephan High Speed Mixer中3000rpmで2分間行った。次いで、得られた配合物をスクリュー速度60rpm及び温度プロファイル200−225−250−275℃で運転するBrabender PLE2000第3号押出機を空気中で5回通過させた。各配合物の試料は、押出機を1回、3回及び5回通過させた後に採取し、メルトフローインデックス(MFI)及びカラー(黄変)インデックス試験に供した。MFI試験は、ISO1133に従い、Ceast Automatic第2号を用いて、温度230℃及び荷重2.16kgで行い、カラーインデックス試験は、ASTM−E−313に従い、Macbeth Color−Eye3000分光計を用いて行った。試験の結果は、表5及び図5乃至図7にまとめるが、これから、1000ppmのLowinox CPLを含む配合物と比べて、Lowinox CPL:Genox EP配合物20:80乃至80:20の全範囲にわたり有意な黄変(YI)低下が得られたことがわかる。最適MFI性能は、Lowinox CPL:Genox EPが60:40で見られた。] 図5 図7 実施例 [0042] 特定の実施形態を参照して本発明を説明及び例証してきたが、当業者には、必ずしも本明細書で例証されてはいない変形が本発明に加えられることが認められるであろう。したがって、このような理由で、添付の特許請求の範囲のみが、本発明の真の範囲を決定する目的で参照されるべきである。]
权利要求:
請求項1 (a)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとを反応させて前駆体を生成し、該前駆体をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノール;及び(b)第三級アミンオキシドを含む、有機ポリマーを安定化させるための組成物。 請求項2 (a)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとを反応させて前駆体を生成し、該前駆体をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノール;並びに(b)第三級アミンオキシド、アルキルヒドロキシルアミン及びニトロンの少なくとも1種を含む、有機ポリマーを安定化させるための固体組成物。 請求項3 (b)が、以下の式:R1R2R3N→O(式中、R1、R2及びR3はアルキル(alkyl)、アリール(aryl)、アラルキル(aralkyl)、アルカリル(alkaryl)、ヒドロキシアルキル(hydroxyalkyl)、シクロアルキル(cycloalkyl)、アルクシクロアルキル(alkcycloalkyl)及びシクロアルクアルキル(cycloalkalkyl)から独立して選択され、それぞれは基1個当たり1乃至36個の炭素原子を有する)を有する第三級アミンオキシドを含む、請求項1又は2に記載の組成物。 請求項4 R1がメチル基であり、R2及びR3は同じか又は異なり、それぞれが14乃至24個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項3に記載の組成物。 請求項5 (b)が、式T1N(OH)T2(ここで、T1は1乃至36個の炭素原子のアルキル、5乃至12個の炭素原子のシクロアルキル、7乃至9個の炭素原子のアラルキル、又は、1乃至4個の炭素原子のアルキル又は1若しくは2個のハロゲン原子で置換された前記アラルキルであり、T2は水素であるか又は独立してT1と同じ意味を有し;T1及びT2を合わせた炭素含量は6乃至36個の炭素原子である)のアルキルヒドロキシルアミンを含む、請求項2に記載の固体組成物。 請求項6 (b)が、式:(式中、Tは8乃至18個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、Gは水素、メチル又はエチルであり、Eは5乃至17個の炭素原子の直鎖又は分枝鎖のアルキルであり、GとEの炭素原子の合計は7乃至17個に等しい)のN−アルキル−アルファ−アルキルニトロンを含む、請求項2に記載の固体組成物。 請求項7 (b)が前記組成物の約5乃至約80重量%の量で存在する、請求項1から6までのいずれか一項に記載の組成物。 請求項8 前記立体障害フェノールが、式:(式中、nは0乃至10の範囲の整数である)を有する、請求項1から7までのいずれか一項に記載の組成物。 請求項9 (a)少なくとも1種の有機ポリマー又はコポリマー;(b)p−クレゾールとジシクロペンタジエンとを反応させて前駆体を生成し、該前駆体をイソブチレンでアルキル化することによって生成される立体障害フェノール;及び(c)第三級アミンオキシドを含む、安定化されたポリマー組成物。 請求項10 前記立体障害フェノールが、式:(式中、nは0乃至10の範囲の整数である)を有する、請求項9に記載のポリマー組成物。 請求項11 前記第三級アミンオキシドが、以下の式:R1R2R3N→O(式中、R1、R2及びR3はアルキル、アリール、アラルキル、アルカリル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルクシクロアルキル及びシクロアルクアルキルから独立して選択され、それぞれは基1個当たり1乃至36個の炭素原子を有する)を有する、請求項9又は10に記載のポリマー組成物。 請求項12 R1がメチル基であり、R2及びR3は同じか又は異なり、それぞれが14乃至24個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項11に記載のポリマー組成物。 請求項13 前記第三級アミンオキシドが、成分(a)と(b)との組合せの5乃至80重量%の量で存在する、請求項9から12までのいずれか一項に記載のポリマー組成物。 請求項14 前記成分(a)と(b)との組合せが、ポリマー組成物全体の0.01乃至0.5重量%の量で存在する、請求項9から13までのいずれか一項に記載のポリマー組成物。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 KR102006739B1|2019-08-02|플라스틱 및 난연성 플라스틱 조성물용 난연제로서 유기 옥시 이미드의 용도 및 이로부터 생성된 성형물 EP1465943B1|2009-01-14|Flame retardant conpositions JP4764632B2|2011-09-07|難燃性組成物 KR100820125B1|2008-04-08|트리메식산 유도체 및 그의 혼합물 EP1137703B1|2005-12-28|Stabilized thermoplastic compositions US3074910A|1963-01-22|Stabilization of polyolefins with a nickel phenolate of a bis| monosulfide and an o-hydroxy phenyl benzotriazole JP4243761B2|2009-03-25|新規難燃性化合物 JP4490276B2|2010-06-23|難燃性組成物 AU767538B2|2003-11-13|Synthetic polymers comprising additive blends with enhanced effect DE10309385B4|2007-01-18|Flammschutzmittel-Stabilisator-Kombination für thermoplastische Polymere und ihre Verwendung sowie flammfest ausgerüstete Kunststoff-Formmassen EP2240542B9|2012-01-11|Low-sticky additive package for automotive interior applications ES2252646T3|2006-05-16|Articulos agricolas. JP4944305B2|2012-05-30|ポリオレフィンにおける紫外線吸収剤の相乗性混合物 JP5315238B2|2013-10-16|安定剤としての液体ホスフィットブレンド KR100805296B1|2008-02-20|방염성 중합체 조성물 EP0498620B1|1997-05-21|Colored polyacetal resin composition EP1549704B1|2006-02-15|Stabilized polymer composition EP0867467B1|2004-11-17|Compositions stabilized with tertiary amine oxides JP4352235B2|2009-10-28|難燃性組成物 JP2017517604A|2017-06-29|プラスチック材料のための難燃剤、安定剤、レオロジー改質剤、重合−及びグラフティングプロセスの開始剤、架橋−又はカップリング剤としての、オキシイミド含有コポリマー又はポリマーの使用、及び、そのようなコポリマー又はポリマーを含むプラスチック成形材料 EP0407198B1|1994-10-12|Food container FI95721C|1996-03-11|Kuumuudenkestävä kopolymeerikoostumus AU716557B2|2000-03-02|Polymer compositions containing amine oxide stabiliser compositions US3546161A|1970-12-08|Polyolefins with improved light stability RU2276166C2|2006-05-10|Стабилизирующие композиции, улучшающие окраску, содержащие лейцин
同族专利:
公开号 | 公开日 BRPI0821877A2|2018-09-25| CA2710818A1|2009-07-09| EP2227502B1|2011-03-30| WO2009085544A1|2009-07-09| US7976729B2|2011-07-12| JP5346039B2|2013-11-20| AT503796T|2011-04-15| EP2227502A1|2010-09-15| DE602008005934D1|2011-05-12| ES2362638T3|2011-07-08| US20090170990A1|2009-07-02| CN101910272A|2010-12-08| KR20100100932A|2010-09-15| US20110160360A1|2011-06-30|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-06-11| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120611 | 2012-06-18| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120615 | 2012-09-15| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120914 | 2012-09-25| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120924 | 2012-10-12| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20121011 | 2012-10-19| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20121018 | 2012-11-09| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121108 | 2013-08-06| TRDD| Decision of grant or rejection written| 2013-08-12| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130809 | 2013-08-22| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130815 | 2013-08-23| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 | 2016-08-23| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|