专利摘要:
本願は、式Iの化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステル、このような化合物を含有する組成物、このような化合物の投与を包含する治療方法、ならびにこのような化合物を少なくとも1種のさらなる治療剤と一緒に投与することを包含する治療方法を提供する。本願の1つの局面は、同時に投与される薬物の薬物速度論を、例えば、シトクロムP450モノオキシゲナーゼを阻害することによって改変(例えば、改善)する、化合物および薬学的組成物に関する。
公开号:JP2011508778A
申请号:JP2010541484
申请日:2008-12-19
公开日:2011-03-17
发明作者:リャンホン スー,;マノーイ デサイ,;ホン;チャン ホイ,;ホンタオ リュー,
申请人:ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド;
IPC主号:C07D277-28
专利说明:

[0001] 本願は、米国特許法第119条第(e)項のもとで、2008年1月4日に出願された仮出願61/019,079に対する利益を主張する。この仮出願は、その全体が本明細書中に参考として援用される。]
[0002] (発明の分野)
本願は、一般に、同時に投与される薬物の薬物速度論を改変(例えば、改善)する化合物および薬学的組成物、ならびにこれらの化合物を薬物と同時に投与することにより、この薬物の薬物速度論を改変(例えば、改善)する方法に関する。]
背景技術

[0003] (発明の背景)
シトクロムP450酵素による酸化代謝は、薬物代謝の主要な機構の1つである。シトクロムP450酵素により迅速に代謝される薬物の、治療上有効な血漿中レベルを維持することは、困難であり得る。従って、シトクロムP450酵素分解を受けやすい薬物の血漿中レベルは、シトクロムP450インヒビターの同時投与(これによって、その薬物の薬物速度論を改善する)によって維持または増強され得る。]
[0004] 特定の薬物は、シトクロムP450酵素を阻害することが公知であるが、シトクロムP450モノオキシゲナーゼに対するより多くのインヒビターおよび/または改善されたインヒビターが、望ましい。具体的には、シトクロムP450阻害以外の目に見えるほどの生物学的活性を有さない、シトクロムP450モノオキシゲナーゼインヒビターを有することが望ましい。このようなインヒビターは、望ましくない生物学的活性(例えば、副作用)を最小にするために有用であり得る。さらに、有意なプロテアーゼインヒビター活性を欠くか、または低下したレベルのプロテアーゼインヒビター活性を有する、P450モノオキシゲナーゼインヒビターを有することが望ましい。このようなインヒビターは、抗レトロウイルス薬物の有効性を増強し、一方で、ウイルス応答(特に、プロテアーゼインヒビターに対する応答)を惹起する可能性を最小にするために有用であり得る。]
課題を解決するための手段

[0005] (発明の要旨)
本願の1つの局面は、同時に投与される薬物の薬物速度論を、例えば、シトクロムP450モノオキシゲナーゼを阻害することによって改変(例えば、改善)する、化合物および薬学的組成物に関する。]
[0006] 1つの実施形態において、本願は、式I]
[0007] による化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを提供し、式Iにおいて、
X1は、-C(O)−O−、−S(O)−、および−S(O2)−、−C(O)NR6−からなる群より選択され;
X2は、-O−、-NR6−C(O)−NR6−、−OC(O)NR6−、−NR6−、および−NR6C(O)O−からなる群より選択され;
Lは、共有結合、アルキレン、および-CHR7−からなる群より選択され;
R1は、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
各R2は独立して、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、およびシクロアルキルアルキルからなる群より選択されここで少なくとも1つのR2は、アルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルまたはシクロアルキルアルキルであり;
R3は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
R4およびR5は各々独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
各R6は独立して、H、アルキル、およびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
R7は、H、アルキル、置換アルキル、およびヘテロシクリルアルキルであり;
ここでR1、R2、R3、R4、R5およびR7の各アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、およびヘテロアリールアルキルは、置換されていないかまたは置換されている。]
[0008] 別の実施形態において、本願は、式Iの化合物、および薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤を含有する薬学的組成物を提供する。]
[0009] 別の実施形態において、本願は、式Iの化合物、少なくとも1種のさらなる治療剤、および薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤を含有する薬学的組成物を提供する。]
[0010] 別の実施形態において、本願は、薬物の薬物速度論を改善する方法を提供し、この方法は、この薬物で処置されている患者に、治療有効量の式Iの化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを投与する工程を包含する。]
[0011] 別の実施形態において、本願は、患者においてシトクロムP450モノオキシゲナーゼを阻害する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、シトクロムP450モノオキシゲナーゼを阻害するために有効な量の式Iの化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを投与する工程を包含する。]
[0012] 別の実施形態において、本願は、ウイルス感染(例えば、HIV)を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある患者に、治療有効量の式Iの化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを、治療有効量の、少なくとも1種以上のさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含し、このさらなる治療剤は、シトクロムP450モノオキシゲナーゼにより代謝され、そしてウイルス感染(例えば、HIV)を処置するために適切である。]
[0013] 別の実施形態において、本願は:
a)式Iの化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを含有する第一の薬学的組成物;ならびに
b)シトクロムP450モノオキシゲナーゼにより代謝される少なくとも1種のさらなる活性薬剤を含有する第二の薬学的組成物、
を含有する、組み合わせ薬学的薬剤を提供する。]
[0014] (詳細な説明)
ここで本発明の特定の請求項が詳細に参照され、それらの例は、付随する構造および式に図示されている。本発明は、列挙される特許請求の範囲に関連して説明されるが、本発明をこれらの請求項に限定することは意図されないことが、理解される。逆に、本発明は、特許請求の範囲により規定される本発明の範囲内に含まれ得る、全ての代替物、改変物、および均等物を網羅することが意図される。]
[0015] 他に示されない限り、本明細書中で参照される全ての文献、特許、および特許出願は、全ての目的で、その全体が本明細書中に参考として援用される。]
[0016] (定義)
他のことが記載されない限り、以下の用語および語句は、本明細書中で使用される場合、以下の意味を有することが意図される:
商品名が本明細書中で使用される場合、出願人は、その商品名の製品、およびその商品名の製品の活性薬学的成分を独立して含むことを意図する。]
[0017] 本明細書中で使用される場合、「本発明の化合物」または「式Iの化合物」とは、式Iの化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステルもしくは立体異性体、またはその生理学的に機能的な誘導体を意味する。同様に、単離可能な中間体に関して、語句「式(番号)の化合物」とは、その式の化合物、ならびにその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物および生理学的に機能的な誘導体を意味する。]
[0018] 「アルキル」とは、直鎖、第二級、第三級、または環状の炭素原子を含む炭化水素である。例えば、アルキル基は、1個〜20個の炭素原子(すなわち、C1−C20アルキル)、1個〜10個の炭素原子(すなわち、C1−C10アルキル)、または1個〜6個の炭素原子(すなわち、C1−C6アルキル)を有し得る。適切なアルキル基の例としては、メチル(Me、−CH3)、エチル(Et、−CH2CH3)、1−プロピル(n−Pr、n−プロピル、−CH2CH2CH3)、2−プロピル(i−Pr、i−プロピル、−CH(CH3)2)、1−ブチル(n−Bu、n−ブチル、−CH2CH2CH2CH3)、2−メチル−1−プロピル(i−Bu、i−ブチル、−CH2CH(CH3)2)、2−ブチル(s−Bu、s−ブチル、−CH(CH3)CH2CH3)、2−メチル−2−プロピル(t−Bu、t−ブチル、−C(CH3)3)、1−ペンチル(n−ペンチル、−CH2CH2CH2CH2CH3)、2−ペンチル(−CH(CH3)CH2CH2CH3)、3−ペンチル(−CH(CH2CH3)2)、2−メチル−2−ブチル(−C(CH3)2CH2CH3)、3−メチル−2−ブチル(−CH(CH3)CH(CH3)2)、3−メチル−1−ブチル(−CH2CH2CH(CH3)2)、2−メチル−1−ブチル(−CH2CH(CH3)CH2CH3)、1−ヘキシル(−CH2CH2CH2CH2CH2CH3)、2−ヘキシル(−CH(CH3)CH2CH2CH2CH3)、3−ヘキシル(−CH(CH2CH3)(CH2CH2CH3))、2−メチル−2−ペンチル(−C(CH3)2CH2CH2CH3)、3−メチル−2−ペンチル(−CH(CH3)CH(CH3)CH2CH3)、4−メチル−2−ペンチル(−CH(CH3)CH2CH(CH3)2)、3−メチル−3−ペンチル(−C(CH3)(CH2CH3)2)、2−メチル−3−ペンチル(−CH(CH2CH3)CH(CH3)2)、2,3−ジメチル−2−ブチル(−C(CH3)2CH(CH3)2)、3,3−ジメチル−2−ブチル(−CH(CH3)C(CH3)3、およびオクチル(−(CH2)7CH3)が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0019] 「アルコキシ」とは、上で定義されたようなアルキル基が酸素原子を介して親分子に結合している、式-O−アルキルを有する基を意味する。アルコキシ基のアルキル部分は、1個〜20個の炭素原子(すなわち、C1−C20アルコキシ)、1個〜12個の炭素原子(すなわち、C1−C12アルコキシ)、または1個〜6個の炭素原子(すなわち、C1−C6アルコキシ)を有し得る。適切なアルコキシ基の例としては、メトキシ(−O−CH3または-OMe)、エトキシ(−OCH2CH3または−OEt)、t−ブトキシ(−O−C(CH3)3または-OtBu)などが挙げられるが、これらに限定されない。]
[0020] 「ハロアルキル」とは、アルキル基の1つ以上の水素原子がハロゲン原子で置き換えられている、上で定義されたようなアルキル基である。ハロアルキル基のアルキル部分は、1個〜20個の炭素原子(すなわち、C1−C20ハロアルキル)、1個〜12個の炭素原子(すなわち、C1−C12ハロアルキル)、または1個〜6個の炭素原子(すなわち、C1−C6アルキル)を有し得る。適切なハロアルキル基の例としては、−CF3、−CHF2、−CFH2、−CH2CF3などが挙げられるが、これらに限定されない。]
[0021] 「アルケニル」とは、少なくとも1つの不飽和部位(すなわち、炭素−炭素のsp2二重結合)を有する、直鎖、第二級、第三級、または環状の炭素原子を含む炭化水素である。例えば、アルケニル基は、2個〜20個の炭素原子(すなわち、C2−C20アルケニル)、2個〜12個の炭素原子(すなわち、C2−C12アルケニル)、または2個〜6個の炭素原子(すなわち、C2−C6アルケニル)を有し得る。適切なアルケニル基の例としては、エチレンまたはビニル(−CH=CH2)、アリル(−CH2CH=CH2)、シクロペンテニル(−C5H7)、および5−ヘキセニル(−CH2CH2CH2CH2CH=CH2)が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0022] 「アルキニル」とは、少なくとも1つの不飽和部位(すなわち、炭素−炭素のsp三重結合)を有する、直鎖、第二級、第三級、または環状の炭素原子を含む炭化水素である。例えば、アルキニル基は、2個〜20個の炭素原子(すなわち、C2−C20アルキニル)、2個〜12個の炭素原子(すなわち、C2−C12アルキニル)、または2個〜6個の炭素原子(すなわち、C2−C6アルキニル)を有し得る。適切なアルキニル基の例としては、アセチレン型(−C≡CH)、プロパルギル(−CH2C≡CH)などが挙げられるが、これらに限定されない。]
[0023] 「アルキレン」とは、親アルカンの同じ炭素原子または2つの炭素原子からの2つの水素原子の除去により誘導された2つの一価ラジカル中心を有する、飽和の、分枝鎖または直鎖または環状の、炭化水素基をいう。例えば、アルキレン基は、1個〜20個の炭素原子、1個〜10個の炭素原子、または1個〜6個の炭素原子を有し得る。代表的なアルキレン基としては、メチレン(−CH2−)、1,1−エチル(−CH(CH3)−)、1,2−エチル(−CH2CH2−)、1,1−プロピル(−CH(CH2CH3)−)、1,2−プロピル(−CH2CH(CH3)−)、1,3−プロピル(−CH2CH2CH2−)、1,4−ブチル(−CH2CH2CH2CH2−)などが挙げられるが、これらに限定されない。]
[0024] 「アルケニレン」とは、親アルケンの同じ炭素原子または2つの異なる炭素原子からの2つの水素原子の除去により誘導された2つの一価ラジカル中心を有する、不飽和の、分枝鎖または直鎖または環状の炭化水素基をいう。例えば、アルケニレン基は、1個〜20個の炭素原子、1個〜10個の炭素原子、または1個〜6個の炭素原子を有し得る。代表的なアルケニレン基としては、1,2−エチレン(−CH=CH−)が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0025] 「アルキニレン」とは、親アルキンの同じ炭素原子または2つの異なる炭素原子からの2つの水素原子の除去により誘導された2つの一価ラジカル中心を有する、不飽和の、分枝鎖または直鎖または環状の炭化水素基をいう。例えば、アルキニレン基は、1個〜20個の炭素原子、1個〜10個の炭素原子、または1個〜6個の炭素原子を有し得る。代表的なアルキニレン基としては、アセチレン(−C≡C−)、プロパルギル(−CH2C≡C−)、および4−ペンチニル(−CH2CH2CH2C≡CH−)が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0026] 「アミノ」とは、-NH2基または-NR2基を意味し、ここで「R」基は、独立して、H、アルキル基、カルボシクリル基(置換または非置換であり、飽和または部分不飽和のシクロアルキル基およびアリール基が挙げられる)、ヘテロシクリル基(置換または非置換であり、飽和または不飽和のヘテロシクロアルキル基およびヘテロアリール基が挙げられる)、アリールアルキル基(置換または非置換)あるいはアリールアルキル基(置換または非置換)である。アミノ基の非限定的な例としては、-NH2、−NH(アルキル)、−NH(カルボシクリル)、−NH(ヘテロシクリル)、−N(アルキル)2、−N(カルボシクリル)2、−N(ヘテロシクリル)2、−N(アルキル)(カルボシクリル)、−N(アルキル)(ヘテロシクリル)、−N(カルボシクリル)(ヘテロシクリル)などが挙げられ、ここでアルキル、カルボシクリル、およびヘテロシクリルは、置換であっても非置換であってもよく、そして本明細書中で定義および記載されるとおりである。「置換」アミノまたは「保護」アミノとは、アミノ基のHが、例えば、アシル基(例えば、9−フルオレニルメチルカルバメート(「Fmoc」)、t−ブチルカルバメート(「Boc」)、ベンジルカルバメート(「Cbz」)、アセチル、トリフルオロアセチル、フタルイミジル、トリフェニルメチル、p−トルエンスルホニル(「Tosyl」)、メチルスルホニル(「メシル」)などの従来のアミン保護基)で置き換えられている、本明細書中で定義および記載されるようなアミノアルキルを意味する。]
[0027] 「アミノアルキル」とは、炭素原子(代表的には、末端炭素原子またはsp3炭素原子)に結合している水素原子のうちの1つが、本明細書中で定義および記載されるようなアミノ基で置き換えられている、非環状アルキル基を意味する。アミノアルキルの非限定的な例としては、-CH2−NH2、−CH2CH2−NH2、−CH2CH2CH2−NH2、−CH2CH2CH2CH2−NH2、−CH2CH(CH3)−NH2、−CH2CH2CH(CH3)−NH2-、-CH2−NH(CH3)、−CH2CH2−NH(CH3)、−CH2CH2CH2−NH(CH3)、−CH2CH2CH2CH2−NH(CH3)、−CH2CH(CH3)−NH(CH3)、−CH2CH2CH(CH3)−NH(CH3)、-CH2−N(CH3)2、−CH2CH2−N(CH3)2、−CH2CH2CH2−N(CH3)2、−CH2CH2CH2CH2−N(CH3)2、−CH2CH(CH3)−N(CH3)2、−CH2CH2CH(CH3)−N(CH3)2、-CH2−NH(CH2CH3)、−CH2CH2−NH(CH2CH3)、−CH2CH2CH2NH(CH2CH3)、−CH2CH2CH2CH2−NH(CH2CH3),−CH2CH(CH3)−NH(CH2CH3)、−CH2CH2CH(CH3)−NH(CH2CH3)、−CH2−N(CH2CH3)2、−CH2CH2−N(CH2CH3)2、−CH2CH2CH2−N(CH2CH3)2、−CH2CH2CH2CH2−N(CH2CH3)2、−CH2CH(CH3)−N(CH2CH3)2、−CH2CH2CH(CH3)−N(CH2CH3)2などが挙げられる。「置換」アミノアルキルまたは「保護」アミノアルキルとは、アミノ基のHが、例えば、アシル基(例えば、9−フルオレニルメチルカルバメート(「Fmoc」)、t−ブチルカルバメート(「Boc」)、ベンジルカルバメート(「Cbz」)、アセチル、トリフルオロアセチル、フタルイミジル、トリフェニルメチル、p−トルエンスルホニル(「Tosyl」)、メチルスルホニル(「メシル」)などの従来のアミン保護基)で置き換えられている、本明細書中で定義および記載されるようなアミノアルキルを意味する。]
[0028] 「アリール」とは、親芳香族環系の1つの炭素原子からの1つの水素原子の除去により誘導される、芳香族炭化水素基を意味する。例えば、アリール基は、6個〜20個の炭素原子、6個〜14個の炭素原子、または6個〜12個の炭素原子を有し得る。代表的なアリール基としては、ベンゼン(例えば、フェニル)、置換ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ビフェニルなどから誘導される基が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0029] 「アリールアルキル」とは、炭素原子(代表的には、末端炭素原子またはsp3炭素原子)に結合している水素原子のうちの1つがアリール基で置き換えられている、非環状アルキル基をいう。代表的なアリールアルキル基としては、ベンジル、2−フェニルエタン−1−イル、ナフチルメチル、2−ナフチルエタン−1−イル、ナフトベンジル、2−ナフトフェニルエタン−1−イルなどが挙げられるが、これらに限定されない。アリールアルキル基は、6個〜20個の炭素原子を含み得る。例えば、アルキル部分が1個〜6個の炭素原子であり、そしてアリール部分が6個〜14個の炭素原子である。]
[0030] 「アリールアルケニル」とは、炭素原子(代表的には末端炭素原子またはsp3炭素原子であるが、sp2炭素原子でもよい)に結合している水素原子のうちの1つがアリール基で置き換えられている、非環状アルケニル基をいう。アリールアルケニルのアリール部分としては、本明細書中に開示されるアリール基のうちの任意のものが挙げられ得、そしてアリールアルケニルのアルケニル部分としては、本明細書中に開示されるアルケニル基のうちの任意のものが挙げられ得る。アリールアルケニル基は、6個〜20個の炭素原子を含み得、例えば、アルケニル部分が1個〜6個の炭素原子であり、そしてアリール部分が6個〜14個の炭素原子である。]
[0031] 「アリールアルキニル」とは、炭素原子(代表的には末端炭素原子またはsp3炭素原子であるが、sp炭素原子でもよい)に結合している水素原子のうちの1つがアリール基で置き換えられている、非環状アルキニル基をいう。アリールアルキニルのアリール部分としては、本明細書中に開示されるアリール基のうちの任意のものが挙げられ得、そしてアリールアルキニルのアルキニル部分としては、本明細書中に開示されるアルキニル基のうちの任意のものが挙げられ得る。アリールアルキニル基は、6個〜20個の炭素原子を含み得、例えば、アルキニル部分が1個〜6個の炭素原子であり、そしてアリール部分が6個〜14個の炭素原子である。]
[0032] アルキル、アルキレン、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、カルボシクリルなどに関しての用語「置換(された)」(例えば、「置換アルキル」、「置換アルキレン」、「置換アリール」、「置換アリールアルキル」、「置換ヘテロシクリル」、および「置換カルボシクリル」)とは、それぞれ、1つ以上の水素原子が各々独立して、非水素置換基で置き換えられている、アルキル、アルキレン、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、カルボシクリルを意味する。代表的な置換基としては、−X、−R、−O−、=O、−OR、−SR、−S−、−NR2、−N+R3、=NR、−CX3、−CN、−OCN、−SCN、−N=C=O、−NCS、−NO、−NO2、=N2、−N3、−NHC(=O)R、−NHS(=O)2R、−C(=O)R、−C(=O)NRR、−S(=O)2O−、−S(=O)2OH、−S(=O)2R、−OS(=O)2OR、−S(=O)2NR、−S(=O)R、−OP(=O)(OR)2、−P(=O)(OR)2、−P(=O)(O−)2、−P(=O)(OH)2、−P(O)(OR)(O−)、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)X、−C(S)R、−C(O)OR、−C(O)O−、−C(S)OR、−C(O)SR、−C(S)SR、−C(O)NRR、−C(S)NRR、−C(=NR)NRRが挙げられるが、これらに限定されず、ここで各Xは独立して、ハロゲン(すなわち、F、Cl、Br、またはI)であり;そして各Rは独立して、H、アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、複素環、または保護基もしくはプロドラッグ部分である。アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基もまた同様に置換され得る。炭素原子の数が置換された基について指定される場合、その炭素原子の数はその基をいい、置換基はいわない(他に示されない限り)。例えば、C1−4置換アルキルとは、より多く(例えば、4個)の炭素原子を有する基で置換され得る、C1−4アルキルをいう。]
[0033] 用語「プロドラッグ」とは、本明細書中で使用される場合、生物学的系に投与される場合に、自発的な化学反応、酵素により触媒される化学反応、光分解、および/または代謝化学反応の結果として、薬物物質(すなわち、活性成分)を生成する、任意の化合物をいう。従って、プロドラッグは、治療的に活性な化合物の共有結合により修飾されたアナログまたは潜在的な形態である。]
[0034] 当業者は、式Iの化合物の置換基および他の部分が、認容可能に安定な薬学的組成物に処方され得る、薬学的に有用な化合物を提供するために充分に安定な化合物を提供する目的で選択されるべきであることを認識する。このような安定性を有する式Iの化合物は、本発明の範囲内に入ることが想定される。]
[0035] 「ヘテロアルキル」とは、1つ以上の炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)で置き換えられている、アルキル基をいう。例えば、アルキル基の親分子に結合している炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)で置き換えられる場合、得られるヘテロアルキル基は、それぞれ、アルコキシ基(例えば、−OCH3など)、アミン(例えば、−NHCH3、−N(CH3)2など)、またはチオアルキル基(例えば、−SCH3)である。アルキル基の、親分子と結合していない非末端炭素原子が、ヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)で置き換えられる場合、得られるヘテロアルキル基は、それぞれ、アルキルエーテル(例えば、−CH2CH2−O−CH3など)、アルキルアミン(例えば、−CH2NHCH3、−CH2N(CH3)2など)、またはチオアルキルエーテル(例えば、−CH2−S−CH3)である。アルキル基の末端炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)で置き換えられる場合、得られるヘテロアルキル基は、それぞれ、ヒドロキシアルキル基(例えば、−CH2CH2−OH)、アミノアルキル基(例えば、−CH2NH2)、またはアルキルチオール基(例えば、−CH2CH2−SH)である。ヘテロアルキル基は、例えば、1個〜20個の炭素原子、1個〜10個の炭素原子、または1個〜6個の炭素原子を有し得る。C1−C6ヘテロアルキル基は、1個〜6個の炭素原子を有するヘテロアルキル基を意味する。]
[0036] 「複素環」または「ヘテロシクリル」は、本明細書中で使用される場合、例えば、限定ではなく、Paquette,Leo A.;Principles of Modern Heterocyclic Chemistry(W.A.Benjamin,New York,1968)(特に、第1章、第3章、第4章、第6章、第7章、および第9章);The Chemistry of Heterocyclic Compounds,A Series of Monographs”(John Wiley & Sons,New York,1950年〜現在)(特に、第13巻、第14巻、第16巻、第19巻、および第28巻);ならびにJ.Am.Chem.Soc.(1960)82:5566に記載される複素環を包含する。本発明の1つの特定の実施形態において、「複素環」は、1つ以上(例えば、1個、2個、3個、または4個)の炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、N、またはS)で置き換えられている、本明細書中で定義されるような「炭素環」を包含する。用語「複素環」または「ヘテロシクリル」は、飽和環、部分不飽和の環、および芳香族環(すなわち、ヘテロ芳香族環)を包含する。置換ヘテロシクリルとしては、例えば、本明細書中に開示される置換基のうちのいずれか(カルボニル基が挙げられる)で置換された複素環式環が挙げられる。カルボニルで置換されたヘテロシクリルの非限定的な例は:]
[0037] である。]
[0038] 複素環の例としては、例えば、ピリジル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリジル(ピペリジル)、チアゾリル、テトラヒドロチオフェニル、硫黄が酸化されたテトラヒドロチオフェニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、テトラゾリル、ベンゾフラニル、チアナフタレニル、インドリル、インドレニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ピペリジニル、4−ピペリドニル、ピロリジニル、2−ピロリドニル、ピロリニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オクタヒドロイソキノリニル、アゾシニル、トリアジニル、6H−1,2,5−チアジアジニル、2H,6H−1,5,2−ジチアジニル、チエニル、チアントレニル、ピラニル、イソベンゾフラニル、クロメニル、キサンテニル、フェノキサチニル、2H−ピロリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリジニル、イソインドリル、3H−インドリル、1H−インダゾリル、プリニル、4H−キノリジニル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、4aH−カルバゾリル、カルバゾリル、β−カルボリニル、フェナントリジニル、アクリジニル、ピリミジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フラザニル、フェノキサジニル、イソクロマニル、クロマニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペラジニル、インドリニル、イソインドリニル、キヌクリジニル、モルホリニル、オキサゾリジニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、オキサインドリル、ベンゾオキサゾリニル、イサチノイル、およびビス−テトラヒドロフラニル:]
[0039] が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0040] 例として、限定されないが、炭素で結合する複素環は、ピリジンの2位、3位、4位、5位、または6位、ピリダジンの3位、4位、5位、または6位、ピリミジンの2位、4位、5位、または6位、ピラジンの2位、3位、5位、または6位、フラン、テトラヒドロフラン、チオフラン、チオフェン、ピロールまたはテトラヒドロピロールの2位、3位、4位、または5位、オキサゾール、イミダゾールまたはチアゾールの2位、4位、または5位、イソオキサゾール、ピラゾール、またはイソチアゾールの3位、4位、または5位、アジリジンの2位または3位、アゼチジンの2位、3位、または4位、キノリンの2位、3位、4位、5位、6位、7位、または8位、あるいはイソキノリンの1位、3位、4位、5位、6位、7位、または8位で結合する。なおさらに代表的には、炭素で結合する複素環としては、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、5−ピリジル、6−ピリジル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、5−ピリダジニル、6−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、6−ピリミジニル、2−ピラジニル、3−ピラジニル、5−ピラジニル、6−ピラジニル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、または5−チアゾリルが挙げられる。]
[0041] 例として、限定されないが、窒素で結合する複素環は、アジリジン、アゼチジン、ピロール、ピロリジン、2−ピロリン、3−ピロリン、イミダゾール、イミダゾリジン、2−イミダゾリン、3−イミダゾリン、ピラゾール、ピラゾリン、2−ピラゾリン、3−ピラゾリン、ピペリジン、ピペラジン、インドール、インドリン、1H−インダゾールの1位、イソインドールまたはイソインドリンの2位、モルホリンの4位、およびカルバゾールまたはβ−カルボリンの9位で結合する。なおさらに代表的には、窒素で結合する複素環としては、1−アジリジル、1−アゼテジル(1−azetedyl)、1−ピロリル、1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、および1−ピペリジニルが挙げられる。]
[0042] 「ヘテロシクリルアルキル」とは、炭素原子(代表的には、末端炭素原子またはsp3炭素原子)に結合している水素原子のうちの1つがヘテロシクリル基で置き換えられている、非環式アルキル基(すなわち、ヘテロシクリル−アルキレン部分)をいう。代表的なヘテロシクリルアルキル基としては、ヘテロシクリル−CH2−、ヘテロシクリル−CH(CH3)−、ヘテロシクリル−CH2CH2−、2−(ヘテロシクリル)エタン−1−イルなどが挙げられるが、これらに限定されず、ここで「ヘテロシクリル」部分は、上に記載されたヘテロシクリル基(Principles of Modern Heterocyclic Chemistryに記載されるものが挙げられる)のいずれかを含む。当業者はまた、ヘテロシクリル基が、炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によって、ヘテロシクリルアルキルのアルキル部分に付着し得る(ただし、得られる基が化学的に安定である)ことを理解する。ヘテロシクリルアルキル基は、2個〜20個の炭素原子を含み、例えば、ヘテロシクリルアルキル基のアルキル部分が1個〜6個の炭素原子であり、そしてヘテロシクリル部分が1個〜14個の炭素原子である。ヘテロシクリルアルキルの例としては、例えば、硫黄、酸素、および/または窒素を含む5員複素環(例えば、チアゾリルメチル、2−チアゾリルエタン−1−イル、イミダゾリルメチル、オキサゾリルメチル、チアジアゾリルメチルなど)、硫黄、酸素、および/または窒素を含む6員複素環(例えば、ピペリジニルメチル、ピペラジニルメチル、モルホリニルメチル、ピリジニルメチル、ピリジジルメチル、ピリミジルメチル、ピラジニルメチルなど)が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0043] 「ヘテロシクリルアルケニル」とは、炭素原子(代表的には、末端炭素原子またはsp3炭素原子であるが、sp2炭素原子でもよい)に結合している水素原子のうちの1つがヘテロシクリル基で置き換えられている、非環式アルケニル基をいう(すなわち、ヘテロシクリル−アルケニレン部分)。ヘテロシクリルアルケニル基のヘテロシクリル部分は、本明細書中に記載されるヘテロシクリル基(Principles of Modern Heterocyclic Chemistryに記載されるものが挙げられる)のいずれかを含み、そしてヘテロシクリルアルケニル基のアルケニル部分は、本明細書中に開示されるアルケニル基のうちのいずれかを含む。当業者はまた、ヘテロシクリル基が、炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロシクリルアルケニルのアルケニル部分に付着し得る(ただし、得られる基が化学的に安定である)ことを理解する。ヘテロシクリルアルケニル基は、3個〜20個の炭素原子を含み、例えば、ヘテロシクリルアルケニル基のアルケニル部分が2個〜6個の炭素原子であり、そしてヘテロシクリル部分が1個〜14個の炭素原子である。]
[0044] 「ヘテロシクリルアルキニル」とは、炭素原子(代表的には、末端炭素原子またはsp3炭素原子であるが、sp炭素原子でもよい)に結合している水素原子のうちの1つがヘテロシクリル基で置き換えられている、非環状アルキニル基(すなわち、ヘテロシクリル−アルキニレン部分)をいう。ヘテロシクリルアルキニル基のヘテロシクリル部分は、本明細書中に記載されるヘテロシクリル基(Principles of Modern Heterocyclic Chemistryに記載されるものが挙げられる)のうちのいずれかを含み、そしてヘテロシクリルアルキニル基のアルキニル部分は、本明細書中に開示されるアルキニル基のうちのいずれかを含む。当業者はまた、ヘテロシクリル基が、炭素−炭素結合または炭素−ヘテロ原子結合によってヘテロシクリルアルキニルのアルキニル部分に付着し得る(ただし、得られる基が化学的に安定である)ことを理解する。ヘテロシクリルアルキニル基は、3個〜20個の炭素原子を含み、例えば、ヘテロシクリルアルキニル基のアルキニル部分が2個〜6個の炭素原子であり、そしてヘテロシクリル部分が1個〜14個の炭素原子である。]
[0045] 「ヘテロアリール」とは、少なくとも1つのヘテロ原子を環内に有する、芳香族ヘテロシクリルをいう。芳香族環に含まれ得る適切なヘテロ原子の非限定的な例としては、酸素、硫黄、および窒素が挙げられる。ヘテロアリール環の非限定的な例としては、「ヘテロシクリル」の定義に列挙されたものの全てが挙げられ、ピリジニル、ピロリル、オキサゾリル、インドリル、イソインドリル、プリニル、フラニル、チエニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、カルバゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、キノリル、イソキノリル、ピリダジル、ピリミジル、ピラジルなどが挙げられる。]
[0046] 「炭素環」または「カルボシクリル」とは、単環については3個〜7個の炭素原子、二環については7個〜12個の炭素原子および多環については約20個までの炭素原子を有する、飽和環(すなわち、シクロアルキル)、部分不飽和環(例えば、シクロアルケニル、シクロアルカジエニルなど)または芳香族環をいう。単環式炭素環は、3個〜6個の環原子、なおより代表的には、5個〜6個の環原子を有する。二環式炭素環は、7個〜12個の環原子(例えば、ビシクロ[4,5]系、[5,5]系、[5,6]系もしくは[6,6]系として配置される)、あるいは9個または10個の環原子(ビシクロ[5,6]系もしくは[6,6]系、またはスピロ縮合環として配置される)を有する。単環式炭素環の非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペンタ−1−エニル、1−シクロペンタ−2−エニル、1−シクロペンタ−3−エニル、シクロヘキシル、1−シクロヘキサ−1−エニル、1−シクロヘキサ−2−エニル、1−シクロヘキサ−3−エニル、およびフェニルが挙げられる。ビシクロ炭素環の非限定的な例としては、ナフチルが挙げられる。]
[0047] 「シクロアルキルアルキル」とは、水素原子が本明細書中に定義されるようなシクロアルキルまたはカルボシクリルで置き換えられている、本明細書中で定義されるようなアルキルをいう。]
[0048] 「アリールヘテロアルキル」とは、水素原子(炭素原子に結合していてもヘテロ原子に結合していてもいずれでもよい)が、本明細書中で定義されるようなアリール基で置き換えられている、本明細書中で定義されるようなヘテロアルキルをいう。これらのアリール基は、ヘテロアルキル基の炭素原子に結合しても、ヘテロアルキル基のヘテロ原子に結合してもよいが、ただし、得られるアリールヘテロアルキル基は、化学的に安定な部分を提供する。例えば、アリールヘテロアルキル基は、一般式−アルキレン−O−アリール、−アルキレン−O−アルキレン−アリール、−アルキレン−NH−アリール、−アルキレン−NH−アルキレン−アリール、−アルキレン−S−アリール、−アルキレン−S−アルキレン−アリールなどを有し得る。さらに、上記一般式におけるアルキレン部分の任意のものは、本明細書中で定義または例示される置換基のうちのいずれかで、さらに置換され得る。]
[0049] 「ヘテロアリールアルキル」とは、水素原子が本明細書中で定義されるようなヘテロアリール基で置き換えられている、本明細書中で定義されるようなアルキル基をいう。ヘテロアリールアルキルの非限定的な例としては、−CH2−ピリジニル、−CH2−ピロリル、−CH2−オキサゾリル、−CH2−インドリル、−CH2−イソインドリル、−CH2−プリニル、−CH2−フラニル、−CH2−チエニル、−CH2−ベンゾフラニル、−CH2−ベンゾチオフェニル、−CH2−カルバゾリル、−CH2−イミダゾリル、−CH2−チアゾリル、−CH2−イソオキサゾリル、−CH2−ピラゾリル、−CH2−イソチアゾリル、−CH2−キノリル、−CH2−イソキノリル、−CH2−ピリダジル、−CH2−ピリミジル、−CH2−ピラジル、−CH(CH3)-ピリジニル、−CH(CH3)−ピロリル、−CH(CH3)−オキサゾリル、−CH(CH3)−インドリル、−CH(CH3)−イソインドリル、−CH(CH3)−プリニル、−CH(CH3)−フラニル、−CH(CH3)−チエニル、−CH(CH3)−ベンゾフラニル、−CH(CH3)−ベンゾチオフェニル、−CH(CH3)−カルバゾリル、−CH(CH3)−イミダゾリル、−CH(CH3)−チアゾリル、−CH(CH3)−イソオキサゾリル、−CH(CH3)−ピラゾリル、−CH(CH3)−イソチアゾリル、−CH(CH3)−キノリル、−CH(CH3)−イソキノリル、−CH(CH3)−ピリダジル、−CH(CH3)−ピリミジル、−CH(CH3)−ピラジルなどが挙げられる。]
[0050] 式Iの化合物の特定の部分に関する用語「必要に応じて置換された」(例えば、必要に応じて置換されたアリール基)とは、0個、1個、2個、またはより多くの置換基を有する部分をいう。
「Ac」とは、アセチル(−C(O)CH3)を意味する。]
[0051] 「Ac2O」とは、無水酢酸を意味する。]
[0052] 「DCM」とは、ジクロロメタン(CH2Cl2)を意味する。]
[0053] 「DIBAL」とは、水素化ジイソブチルアルミニウムを意味する。]
[0054] 「DMAP」とは、ジメチルアミノピリジンを意味する。]
[0055] 「EDC」とは、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドを意味する。]
[0056] 「Et」とは、エチルを意味する。]
[0057] 「EtOAc」とは、酢酸エチルを意味する。]
[0058] 「HOBt」とは、N−ヒドロキシベンゾトリアゾールを意味する。]
[0059] 「Me」とは、メチル(−CH3)を意味する。]
[0060] 「MeOH」とは、メタノールを意味する。]
[0061] 「MeCN」とは、アセトニトリルを意味する。]
[0062] 「Pr」とは、プロピルを意味する。]
[0063] 「i−Pr」とは、イソプロピル(−CH(CH3)2)を意味する。]
[0064] 「i−PrOH」とは、イソプロパノールを意味する。]
[0065] 「rt」または「RT」とは、室温を意味する。]
[0066] 「TFA」とは、トリフルオロ酢酸を意味する。]
[0067] 「THF」とは、テトラヒドロフランを意味する。]
[0068] 用語「キラル」とは、鏡像パートナーと重なり合わない性質を有する分子をいい、一方で、用語「アキラル」とは、鏡像パートナーと重なり合う分子をいう。]
[0069] 用語「立体異性体」とは、同一の化学組成を有するが、空間内での原子または基の配置に関して異なる化合物をいう。]
[0070] 「ジアステレオマー」とは、2つ以上の不斉中心を有する立体異性体であって、それらの分子が互いの鏡像ではないものをいう。ジアステレオマーは、異なる物理特性(例えば、融点、沸点、スペクトル特性、および反応性)を有する。ジアステレオマーの混合物は、高分解能分析手順(例えば、電気泳動法およびクロマトグラフィー)のもとで分離され得る。]
[0071] 「エナンチオマー」とは、互いの重なり合わない鏡像である化合物の2つの立体異性体をいう。]
[0072] 量に関連して使用される修飾語「約」は、記載される値を包含し、そしてその文脈により決定される意味を有する(例えば、特定の量の測定に関連する誤差の程度を含む)。]
[0073] 本明細書中で使用される立体化学の定義および規則は、一般に、S.P.Parker編,McGraw−Hill Dictionary of Chemical Terms(1984)McGraw−Hill Book Company,New York;ならびにEliel,E.およびWilen,S.,Stereochemistry of Organic Compounds(1994)John Wiley & Sons,Inc.,New Yorkに従う。多くの有機化合物は、光学活性な形態で存在する。すなわち、これらの化合物は、面偏光された光の面を回転させる能力を有する。光学的に活性な化合物を記載する際に、接頭語DおよびL、またはRおよびSが、分子の不斉中心の周りでのその分子の絶対配置を記載するために使用される。接頭語dおよびl、または(+)および(−)は、面偏光された光のその化合物による回転の符号を示すために使用される。(−)または1は、その化合物が左旋性であることを意味する。(+)またはdを接頭語とする化合物は、右旋性である。所定の化学構造について、これらの立体異性体は、それらが互いの鏡像であることを除いて、同一である。特定の立体異性体はまた、エナンチオマーと称され得、そしてこのような異性体の混合物はしばしば、エナンチオマー混合物と呼ばれる。エナンチオマーの50:50の混合物は、ラセミ混合物またはラセミ体と称され、これは、化学反応またはプロセスにおいて立体選択も立体特異性も存在しなかった場合に起こり得る。用語「ラセミ混合物」および「ラセミ体」は、光学活性を有さない、2つのエナンチオマー種の等モル混合物をいう。]
[0074] (保護基)
本発明の文脈において、保護基は、プロドラッグ部分および化学的保護基を包含する。]
[0075] 保護基は、合成手順(すなわち、本発明の化合物を調製する経路または方法)中の保護された基との副反応を防止するために、利用可能であり、通常公知であって使用されており、そして必要に応じて使用される。大部分は、保護する場合にどの基を保護するかに関する決定、および化学保護基「PG」の性質は、防ぐべき反応の化学(例えば、酸性、塩基性、酸化的、還元的、または他の条件)および合成の意図される方向に依存する。化合物が複数のPG基で置換される場合、PG基は、同じである必要はなく、そして一般には同じではない。一般に、PG基は、カルボキシル基、ヒドロキシル基、チオ基、またはアミノ基などの官能基を保護するために使用され、従って、副反応を防止するため、または合成効率を他の様式で高めるために、使用される。遊離の脱保護された基を生じるための脱保護の順序は、合成の意図される方向、および遭遇する反応条件に依存し、そして当業者により決定されるような任意の順序で行われ得る。]
[0076] 本発明の化合物の種々の官能基が、保護され得る。例えば、−OH基(ヒドロキシルであっても、カルボン酸であっても、ホスホン酸であっても、他の官能基であっても)のための保護基としては、「エーテル形成基またはエステル形成基」が挙げられる。エーテル形成基またはエステル形成基は、本明細書中に記載される合成スキームにおいて、化学保護基として機能し得る。しかし、いくつかのヒドロキシル保護基およびチオ保護基は、当業者により理解されるように、エーテル形成基でもエステル形成基でもなく、そして以下で議論されるアミドに含まれる。]
[0077] 非常に多数のヒドロキシル保護基およびアミド形成基、ならびに対応する化学切断反応が、Protective Groups in Organic Synthesis,Theodora W.GreeneおよびPeter G.M.Wuts(John Wiley & Sons,Inc.,New York,1999,ISBN 0−471−16019−9)(「Greene」)に記載されている。Kocienski,Philip J.;Protecting Groups(Georg Thieme Verlag Stuttgart,New York,1994)(これは、その全体が本明細書中に参考として援用される)もまた参照のこと。特に、第1章,Protecting Groups:An Overview,1−20頁,第2章,Hydroxyl Protecting Groups,21−94頁,第3章,Diol Protecting Groups,95−117頁,第4章,Carboxyl Protecting Groups,118−154頁,第5章,Carbonyl Protecting Groups,155−184頁。カルボン酸、ホスホン酸、ホスホネート、スルホン酸のための保護基、および酸のための他の保護基については、以下に記載されるように、Greeneを参照のこと、このような基としては、例として限定ではなく、エステル、アミド、ヒドラジドなどが挙げられる。]
[0078] (エーテル形成保護基およびエステル形成保護基)
エステル形成基としては:(1)ホスホネートエステル形成基(例えば、ホスホンアミデートエステル、ホスホロチオエートエステル、ホスホネートエステル、およびホスホン−ビス−アミデート);(2)カルボキシルエステル形成基、ならびに(3)硫黄エステル形成基(例えば、スルホン酸エステル、硫酸エステル、およびスルフィン酸エステル)が挙げられる。]
[0079] (本発明の化合物の代謝産物)
本明細書中に記載される化合物のインビボ代謝産物もまた、本発明の範囲内に入る。このような産物は、投与される化合物の、特に酵素プロセスに起因する、酸化、還元、加水分解、アミド化、エステル化などから生じ得る。従って、本発明は、本発明の化合物を哺乳動物に、この化合物の代謝産物を生じるために充分な時間にわたって接触させる工程を包含するプロセスによって、生成された化合物を包含する。このような生成物は、代表的に、放射線標識(例えば、C14またはH3)された本発明の化合物を調製すること、この化合物を検出可能な用量(例えば、約0.5mg/kgより多量)で、動物(例えば、ラット、マウス、モルモット、サル)またはヒトに非経口投与すること、代謝が起こるために充分な時間(代表的に、約30秒〜30時間)を与えること、およびその変換生成物を、尿、血液または他の生物学的サンプルから単離することによって、同定される。これらの生成物は、容易に単離される。なぜなら、これらの生成物は、標識されているからである(他の化合物は、代謝産物中に残っているエピトープに結合し得る抗体の使用によって、単離される)。代謝産物の構造は、従来の様式で(例えば、MSまたはNMR分析によって)決定される。一般に、代謝産物の分析は、当業者に周知である従来の薬物代謝研究と同じ様式で行われる。変換生成物は、他の方法ではインビボに見出されない限り、単独では抗感染活性を有さない場合でさえも、本発明の化合物の治療的用量についての診断アッセイにおいて有用である。]
[0080] (式Iの化合物)
式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のアリールである。]
[0081] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のフェニルである。]
[0082] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換フェニルである。]
[0083] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、一置換フェニルである。]
[0084] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されたフェニルである。]
[0085] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、4-アミノフェニルである。]
[0086] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のヘテロアリールである。]
[0087] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のチアゾリルである。]
[0088] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のアリールアルキルである。]
[0089] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のベンジルである。]
[0090] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルである。]
[0091] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で定義または開示されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0092] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0093] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかである。]
[0094] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0095] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換または非置換のチアゾリルメチルである。]
[0096] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、チアゾール−5−イルメチルである。]
[0097] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかであり、そしてその置換基は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基である。]
[0098] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、置換ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されているチアゾリルである。]
[0099] 式Iの化合物の別の実施形態において、R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された、チアゾリルメチルである。]
[0100] 1つの実施形態において、本願は、本明細書中に記載されるような、式Iの化合物を提供する。]
[0101] 式Iの化合物の別の実施形態において、少なくとも1つのR2は、置換または非置換のアリールアルキルである。]
[0102] 式Iの化合物の別の実施形態において、少なくとも1つのR2は、置換または非置換のベンジルである。]
[0103] 式Iの化合物の別の実施形態において、少なくとも1つのR2は、Hである。]
[0104] 式Iの化合物の別の実施形態において、少なくとも1つのR2は、アルキルである。]
[0105] 式Iの化合物の別の実施形態において、1つのR2は置換または非置換アリールアルキルであり、そして他のR2はHである。]
[0106] 式Iの化合物の別の実施形態において、1つのR2は置換または非置換のベンジルであり、そして他のR2はHである。]
[0107] 式Iの化合物の別の実施形態において、1つのR2は置換または非置換アリールアルキルであり、そして他のR2はアルキルである。]
[0108] 式Iの化合物の別の実施形態において、1つのR2は置換または非置換のベンジルであり、そして他のR2はアルキルである。]
[0109] 式Iの化合物の別の実施形態において、1つのR2はHであり、そして他のR2はアルキルである。]
[0110] 式Iの化合物の別の実施形態において、X1は-C(O)−O−である。]
[0111] 式Iの化合物の別の実施形態において、X1は−S(O)−である。]
[0112] 式Iの化合物の別の実施形態において、X1は−S(O2)−である。]
[0113] 式Iの化合物の別の実施形態において、X1は−C(O)NR6−である。]
[0114] 式Iの化合物の別の実施形態において、X1は-NR6C(O)−である。]
[0115] 式Iの化合物の別の実施形態において、X1は−C(O)NH−である。]
[0116] 式Iの化合物の別の実施形態において、X1は−C(O)N(アルキル)−である。]
[0117] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-O−である。]
[0118] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NR6−C(O)−NR6−である。]
[0119] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NR6−C(O)−NH−である。]
[0120] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NH−C(O)−NR6−である。]
[0121] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-N(アルキル)−C(O)−N(アルキル)−である。]
[0122] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-N(アルキル)−C(O)−NH−である。]
[0123] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-N(シクロアルキル)−C(O)−NH−である。]
[0124] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NH−C(O)−N(アルキル)−である。]
[0125] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NH−C(O)−N(シクロアルキル)−である。]
[0126] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NH−C(O)−NH−である。]
[0127] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NR6−である。]
[0128] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NH−である。]
[0129] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-N(アルキル)−である。]
[0130] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-N(シクロアルキル)−である。]
[0131] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は−OC(O)NR6−である。]
[0132] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は−OC(O)NH−である。]
[0133] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は−OC(O)N(アルキル)−である。]
[0134] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は−OC(O)N(シクロアルキル)−である。]
[0135] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NR6C(O)O−である。]
[0136] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-NHC(O)O−である。]
[0137] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-N(アルキル)C(O)O−である。]
[0138] 式Iの化合物の別の実施形態において、X2は-N(シクロアルキル)C(O)O−である。]
[0139] 式Iの化合物の別の実施形態において、Lは共有結合である。]
[0140] 式Iの化合物の別の実施形態において、Lは-CHR7−であり、ここでR7はヘテロシクリルアルキルである。]
[0141] 式Iの化合物の別の実施形態において、Lは-CHR7−であり、ここでR7はヘテロシクリルアルキルであり、そのアルキル部分は、本明細書中で定義または記載される任意のアルキレンである。]
[0142] 式Iの化合物の別の実施形態において、Lは-CHR7−であり、ここでR7はヘテロシクリルアルキルであり、そのヘテロシクリル部分は、本明細書中で定義されるような任意のヘテロシクリルである。]
[0143] 式Iの化合物の別の実施形態において、Lは-CHR7−であり、ここでR7はヘテロシクリルアルキルであり、そのヘテロシクリル部分は、モルホリニル基である。]
[0144] 式Iの化合物の別の実施形態において、Lは-CHR7−であり、そしてR7は:]
[0145] である。]
[0146] 式Iの化合物の別の実施形態において、Lはアルキレンである。]
[0147] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロシクリルである。]
[0148] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のテトラヒドロ−2H−フロ[2,3−b]フラニルである。]
[0149] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、非置換テトラヒドロ−2H−フロ[2,3−b]フラニルである。]
[0150] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、テトラヒドロ−2H−フロ[2,3−b]フラン−3−イルである。]
[0151] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のテトラヒドロフラニルである。]
[0152] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、非置換テトラヒドロフラニルである。]
[0153] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、テトラヒドロフラン−3−イルである。]
[0154] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のアリールである。]
[0155] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のフェニルである。]
[0156] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロアリールである。]
[0157] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0158] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のチアゾリルである。]
[0159] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されたチアゾリルである。]
[0160] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のアリールアルキルである。]
[0161] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のベンジルである。]
[0162] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換ベンジルである。]
[0163] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されたベンジルである。]
[0164] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルである。]
[0165] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0166] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0167] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0168] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0169] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のチアゾリルメチルである。]
[0170] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のチアゾール−5−イルメチルである。]
[0171] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換または非置換のチアゾール−4−イルメチルである。]
[0172] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換チアゾリルメチルである。]
[0173] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されたチアゾリルメチルである。]
[0174] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、置換チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0175] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、2−イソプロピルチアゾール−4−イルメチルである。]
[0176] 式Iの化合物の別の実施形態において、R3は、チアゾール−5−イルメチルである。]
[0177] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4はHである。]
[0178] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4はアルキルである。]
[0179] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、本明細書中で記載または開示されるアルキル基のうちのいずれかである。]
[0180] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は2−メチルプロピルである。]
[0181] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4はn−プロピルである。]
[0182] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のアリールアルキルである。]
[0183] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のベンジルである。]
[0184] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、非置換ベンジルである。]
[0185] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、アルキル、置換アルキル、ベンジル、アルコキシ、ベンジルオキシ、−O−CH2−ピリジル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されたベンジルである。]
[0186] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、ハロ置換ベンジルである。]
[0187] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、クロロ置換ベンジルである。]
[0188] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルである。]
[0189] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または定義されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0190] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0191] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのヘテロシクリル部分は、本明細書中で記載または定義されるヘテロシクリル基のうちのいずれかである。]
[0192] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのヘテロシクリル部分は、モルホリニルである。]
[0193] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルである。]
[0194] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または定義されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0195] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0196] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または定義されるヘテロアリール基のうちのいずれかである。]
[0197] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換-CH2−ピリジルまたは非置換-CH2−ピリジルである。]
[0198] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のヘテロシクリルであり、ここでこのヘテロシクリルは、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロシクリルである。]
[0199] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のシクロアルキルであり、ここでこのシクロアルキルは、本明細書中で記載または定義される任意のシクロアルキルまたはカルボシクリルである。]
[0200] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4は、置換または非置換のシクロアルキルアルキルであり、ここでこのシクロアルキル部分は、本明細書中で記載または定義される任意のシクロアルキルまたはカルボシクリルであり、そしてそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキル(またはアルキレン)である。]
[0201] 特定の実施形態において、R4は-CH2−シクロヘキシルである。]
[0202] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4はシクロプロピルである。]
[0203] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5はHである。]
[0204] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5はアルキルである。]
[0205] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、本明細書中で記載または開示されるアルキル基のうちのいずれかである。]
[0206] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は2−メチルプロピルである。]
[0207] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5はn−プロピルである。]
[0208] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のアリールアルキルである。]
[0209] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のベンジルである。]
[0210] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は非置換ベンジルである。]
[0211] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、アルキル、置換アルキル、ベンジル、アルコキシ、ベンジルオキシ、−O−CH2−ピリジル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されたベンジルである。]
[0212] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、ハロ置換ベンジルである。]
[0213] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルである。]
[0214] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または定義されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0215] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0216] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのヘテロシクリル部分は、本明細書中で記載または定義されるヘテロシクリル基のうちのいずれかである。]
[0217] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロシクリルアルキルであり、ここでそのヘテロシクリル部分は、モルホリニルである。]
[0218] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルである。]
[0219] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または定義されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0220] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0221] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または定義されるヘテロアリール基のうちのいずれかである。]
[0222] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換-CH2−ピリジルまたは非置換-CH2−ピリジルである。]
[0223] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のヘテロシクリルであり、ここでこのヘテロシクリルは、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロシクリルである。]
[0224] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のシクロアルキルであり、ここでこのシクロアルキルは、本明細書中で記載または定義される任意のシクロアルキルまたはカルボシクリルである。]
[0225] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5は、置換または非置換のシクロアルキルアルキルであり、ここでこのシクロアルキル部分は、本明細書中で記載または定義される任意のシクロアルキルまたはカルボシクリルであり、そしてそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキル(またはアルキレン)である。]
[0226] 特定の実施形態において、R5は-CH2−シクロヘキシルである。]
[0227] 式Iの化合物の別の実施形態において、R5はシクロプロピルである。]
[0228] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4とR5とは異なる。]
[0229] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4とR5とは同じである。]
[0230] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4およびR5のうちの1つがHである。]
[0231] 式Iの化合物の別の実施形態において、R4はHであり、そしてR5はベンジルまたは置換ベンジルである。]
[0232] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−アリールである。]
[0233] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−フェニルである。]
[0234] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換-C(O)−O−フェニルである。]
[0235] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、一置換-C(O)−O−フェニルである。]
[0236] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-C(O)−O−フェニルである。]
[0237] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は-C(O)−O−(4-アミノフェニル)である。]
[0238] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−ヘテロアリールである。]
[0239] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−チアゾリルである。]
[0240] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−アリールアルキルである。]
[0241] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−ベンジルである。]
[0242] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−ヘテロアリールアルキルである。]
[0243] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で定義または開示されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0244] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0245] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかである。]
[0246] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0247] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)−O−チアゾリルメチルである。]
[0248] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、-C(O)−O−チアゾール−5−イルメチルである。]
[0249] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換-C(O)−O−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかであり、そしてその置換基は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基である。]
[0250] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換-C(O)−O−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されているチアゾリルである。]
[0251] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-C(O)−O−チアゾリルメチルである。]
[0252] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−アリールである。]
[0253] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−フェニルである。]
[0254] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換-S(O)−フェニルである。]
[0255] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、一置換-S(O)−フェニルである。]
[0256] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-S(O)−フェニルである。]
[0257] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、-S(O)−(4-アミノフェニル)である。]
[0258] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)ヘテロアリールである。]
[0259] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−チアゾリルである。]
[0260] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−アリールアルキルである。]
[0261] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−ベンジルである。]
[0262] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−ヘテロアリールアルキルである。]
[0263] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で定義または開示されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0264] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0265] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかである。]
[0266] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0267] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O)−チアゾリルメチルである。]
[0268] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−S(O)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかであり、そしてその置換基は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基である。]
[0269] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−S(O)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されたチアゾリルである。]
[0270] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-S(O)−チアゾリルメチルである。]
[0271] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−アリールである。]
[0272] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−フェニルである。]
[0273] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−S(O2)−フェニルである。]
[0274] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、一置換-S(O2)−フェニルである。]
[0275] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-S(O2)−フェニルである。]
[0276] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、-S(O2)−(4-アミノフェニル)である。]
[0277] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)ヘテロアリールである。]
[0278] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−チアゾリルである。]
[0279] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−アリールアルキルである。]
[0280] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−ベンジルである。]
[0281] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−ヘテロアリールアルキルである。]
[0282] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で定義または開示されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0283] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0284] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかである。]
[0285] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0286] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-S(O2)−チアゾリルメチルである。]
[0287] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−S(O2)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかであり、そしてその置換基は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基である。]
[0288] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−S(O2)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されているチアゾリルである。]
[0289] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-S(O2)−チアゾリルメチルである。]
[0290] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−アリールである。]
[0291] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−フェニルである。]
[0292] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−C(O)NR6−フェニルである。]
[0293] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、一置換-C(O)NR6−フェニルである。]
[0294] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-C(O)NR6−フェニルである。]
[0295] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、-C(O)NR6−(4-アミノフェニル)である。]
[0296] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6ヘテロアリールである。]
[0297] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−チアゾリルである。]
[0298] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−アリールアルキルである。]
[0299] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−ベンジルである。]
[0300] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−ヘテロアリールアルキルである。]
[0301] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で定義または開示されるアルキレン基のうちのいずれかである。]
[0302] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0303] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかである。]
[0304] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0305] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換または非置換の-C(O)NR6−チアゾリルメチルである。]
[0306] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−C(O)NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で定義または開示されるヘテロアリール基のうちのいずれかであり、そしてその置換基は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基である。]
[0307] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、置換−C(O)NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換されているチアゾリルである。]
[0308] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X1−R1は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-C(O)NR6−チアゾリルメチルである。]
[0309] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ヘテロシクリルである。]
[0310] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−アリールである。]
[0311] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−フェニルである。]
[0312] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6ヘテロアリールである。]
[0313] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0314] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−チアゾリルである。]
[0315] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−アリールアルキルである。]
[0316] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0317] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0318] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NR6−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0319] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルである。]
[0320] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0321] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は−CH2−である。]
[0322] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0323] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0324] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NR6−チアゾリルメチルである。]
[0325] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、-NR6−C(O)−NR6−チアゾール−5−イルメチルである。]
[0326] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−C(O)−NR6−チアゾリルメチルである。]
[0327] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NR6−C(O)−NR6−チアゾリルメチルである。]
[0328] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−C(O)−NR6−チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0329] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、−NR6−C(O)−NR6−(2−イソプロピルチアゾリル−4−イル)メチルである。]
[0330] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ヘテロシクリルである。]
[0331] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−アリールである。]
[0332] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−フェニルである。]
[0333] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6ヘテロアリールである。]
[0334] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0335] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−チアゾリルである。]
[0336] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−アリールアルキルである。]
[0337] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0338] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NH−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0339] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NH−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0340] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルである。]
[0341] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0342] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は−CH2−である。]
[0343] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0344] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0345] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−C(O)−NR6−チアゾリルメチルである。]
[0346] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、-NH−C(O)−NR6−チアゾール−5−イルメチルである。]
[0347] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NH−C(O)−NR6−チアゾリルメチルである。]
[0348] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NH−C(O)−NR6−チアゾリルメチルである。]
[0349] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NH−C(O)−NR6−チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0350] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、−NH−C(O)−NR6−(2−イソプロピルチアゾリル−4−イル)メチルである。]
[0351] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ヘテロシクリルである。]
[0352] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−アリールである。]
[0353] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−フェニルである。]
[0354] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6ヘテロアリールである。]
[0355] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0356] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−チアゾリルである。]
[0357] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−アリールアルキルである。]
[0358] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ベンジルである。]
[0359] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−ベンジルである。]
[0360] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NR6−ベンジルである。]
[0361] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ヘテロアリールアルキルである。]
[0362] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0363] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は−CH2−である。]
[0364] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0365] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0366] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−チアゾリルメチルである。]
[0367] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−チアゾリルメチルである。]
[0368] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NR6−チアゾリルである。]
[0369] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0370] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ヘテロシクリルである。]
[0371] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−アリールである。]
[0372] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−フェニルである。]
[0373] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NHヘテロアリールである。]
[0374] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0375] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−チアゾリルである。]
[0376] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−アリールアルキルである。]
[0377] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ベンジルである。]
[0378] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NH−ベンジルである。]
[0379] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NH−ベンジルである。]
[0380] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ヘテロアリールアルキルである。]
[0381] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0382] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は−CH2−である。]
[0383] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0384] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0385] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NH−チアゾリルメチルである。]
[0386] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NH−チアゾリルメチルである。]
[0387] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NH−チアゾリルメチルである。]
[0388] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NH−チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0389] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ヘテロシクリルである。]
[0390] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−アリールである。]
[0391] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−フェニルである。]
[0392] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)ヘテロアリールである。]
[0393] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0394] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−チアゾリルである。]
[0395] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−アリールアルキルである。]
[0396] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ベンジルである。]
[0397] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−N(アルキル)−ベンジルである。]
[0398] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-N(アルキル)−である。]
[0399] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ヘテロアリールアルキルである。]
[0400] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0401] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は−CH2−である。]
[0402] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0403] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0404] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−チアゾリルメチルである。]
[0405] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−N(アルキル)−チアゾリルメチルである。]
[0406] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-N(アルキル)−チアゾリルメチルである。]
[0407] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−N(アルキル)−チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0408] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ヘテロシクリルである。]
[0409] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−アリールである。]
[0410] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−フェニルである。]
[0411] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)ヘテロアリールである。]
[0412] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0413] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−チアゾリルである。]
[0414] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−アリールアルキルである。]
[0415] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ベンジルである。]
[0416] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−N(シクロアルキル)−ベンジルである。]
[0417] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-N(シクロアルキル)−ベンジルである。]
[0418] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ヘテロアリールアルキルである。]
[0419] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0420] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は−CH2−である。]
[0421] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0422] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0423] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(シクロアルキル)−チアゾリルメチルである。]
[0424] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−N(シクロアルキル)−チアゾリルメチルである。]
[0425] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-N(シクロアルキル)−チアゾリルメチルである。]
[0426] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−N(シクロアルキル)−チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0427] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ヘテロシクリルである。]
[0428] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−アリールである。]
[0429] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−フェニルである。]
[0430] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NHヘテロアリールである。]
[0431] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0432] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−チアゾリルである。]
[0433] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−アリールアルキルである。]
[0434] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ベンジルである。]
[0435] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−C(O)−NH−ベンジルである。]
[0436] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NR6−C(O)−NH−ベンジルである。]
[0437] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ヘテロアリールアルキルである。]
[0438] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0439] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は−CH2−である。]
[0440] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0441] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0442] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-NR6−C(O)−NH−チアゾリルメチルである。]
[0443] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−C(O)−NH−チアゾリルメチルである。]
[0444] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-NR6−C(O)−NH−チアゾリルメチルである。]
[0445] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−NR6−C(O)−NH−チアゾリルメチルであり、そしてその置換基はアルキル基である。]
[0446] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ヘテロシクリルである。]
[0447] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−アリールである。]
[0448] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−フェニルである。]
[0449] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6ヘテロアリールである。]
[0450] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ヘテロアリールであり、ここでこのヘテロアリールは、本明細書中で記載または定義される任意のヘテロアリールである。]
[0451] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−チアゾリルである。]
[0452] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−アリールアルキルである。]
[0453] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0454] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換−N(アルキル)−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0455] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、ハロアルキル、およびシアノからなる群より選択される1つ以上の置換基で置換された-N(アルキル)−C(O)−NR6−ベンジルである。]
[0456] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルである。]
[0457] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は、本明細書中で記載または開示される任意のアルキレンである。]
[0458] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのアルキル部分は-CH2−である。]
[0459] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、本明細書中で記載または開示される任意のヘテロアリールである。]
[0460] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−ヘテロアリールアルキルであり、ここでそのヘテロアリール部分は、チアゾリルである。]
[0461] 式Iの化合物の別の実施形態において、−X2−R3は、置換または非置換の-N(アルキル)−C(O)−NR6−チアゾリルメチルである。]
权利要求:

請求項1
式Iの化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルであって、式Iにおいて、X1は、-C(O)−O−、−S(O)−、および−S(O2)−、−C(O)NR6−からなる群より選択され;X2は、-O−、-NR6−C(O)−NR6−、−OC(O)NR6−、−NR6−、および−NR6C(O)O−からなる群より選択され;Lは、共有結合、アルキレン、および-CHR7−からなる群より選択され;R1は、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;各R2は独立して、H、アルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、およびシクロアルキルアルキルからなる群より選択され、ここで少なくとも1つのR2は、アルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルまたはシクロアルキルアルキルであり;R3は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、およびヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;R4およびR5は各々独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、およびヘテロシクリルアルキルからなる群より選択され;各R6は独立して、H、アルキル、およびシクロアルキルからなる群より選択され;そしてR7は、H、アルキル、置換アルキル、およびヘテロシクリルアルキルからなる群より選択され;ここでR1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキル、およびヘテロアリールアルキルは、置換されていないかまたは置換されている、化合物。
請求項2
少なくとも1つのR2が置換アリールアルキルまたは非置換アリールアルキルである、請求項1に記載の化合物。
請求項3
X1が-C(O)−O−または-S(O2)−である、請求項1または2に記載の化合物。
請求項4
-L−X2−が-CHR7−NR6−C(O)−NR6−または-O−である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
請求項5
式IIまたは式IIIの構造を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
請求項6
式IIのR1が、非置換チアゾリルメチルまたは置換チアゾリルメチルである、請求項5に記載の化合物。
請求項7
R3が、置換ヘテロシクリルまたは非置換ヘテロシクリル、あるいは置換ヘテロアリールアルキルまたは非置換ヘテロアリールアルキルである、請求項5に記載の化合物。
請求項8
R7が非置換ヘテロシクリルアルキルまたは置換ヘテロシクリルアルキルである、請求項5に記載の化合物。
請求項9
式IIIのR1が置換アリールまたは非置換アリールである、請求項5に記載の化合物。
請求項10
からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物;あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、および/または立体異性体。
請求項11
請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステル、ならびに薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤を含有する、薬学的組成物。
請求項12
少なくとも1種のさらなる治療剤をさらに含有する、請求項11に記載の薬学的組成物。
請求項13
前記少なくとも1種のさらなる治療剤が、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆トランスクリプターゼの非ヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、カプシド重合インヒビター、インターフェロン、リバビリンアナログ、NS3プロテアーゼインヒビター、α−グルコシダーゼ1インヒビター、肝臓保護物質、HCVの非ヌクレオシドインヒビター、HCVを処置するための他の薬物、ならびにこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項12に記載の薬学的組成物。
請求項14
(1)前記HIVプロテアーゼインヒビターが、アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル、ブレカナビル、ダルナビル、TMC−126、TMC−114、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、GW640385X、DG17、PPL−100、DG35、およびAG1859からなる群より選択され;(2)前記HIVの逆トランスクリプターゼの非ヌクレオシドインヒビターが、カプラビリン、エミビリン、デラビルジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA、エトラビリン、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、MIV−150、およびTMC−120、TMC−278(リルピビリン)、エファビレンツ、BILR355BS、VRX840773、UK−453061、およびRDEA806からなる群より選択され;(3)前記HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオシドインヒビターが、ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキソビル、エルブシタビン、アロブジン、MIV−210、ラシビル(±−FTC)、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、ホジブジンチドキシル、アプリシチビン(AVX754)、アムドキソビル、KP−1461、およびフォサルブジンチドキシル(旧名称HDP99.0003)からなる群より選択され;(4)前記HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオチドインヒビターが、テノホビルおよびアデホビルからなる群より選択され;(5)前記HIVインテグラーゼインヒビターが、クルクミン、クルクミンの誘導体、チコリ酸、チコリ酸の誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸の誘導体、オーリントリカルボン酸、オーリントリカルボン酸の誘導体、コーヒー酸フェネチルエステル、コーヒー酸フェネチルエステルの誘導体、チロホスチン、チロホスチンの誘導体、ケルセチン、ケルセチンの誘導体、S−1360、ジンテビル(AR−177)、L−870812、およびL−870810、エルビテグラビル、MK−0518(ラルテグラビル)、BMS−538158、GSK364735C、BMS−707035、MK−2048、およびBA011からなる群より選択され;(6)前記gp41インヒビターが、エンフュービルタイド、シフビルチド、FB006M、およびTRI−1144からなる群より選択され;(7)前記CXCR4インヒビターがAMD−070であり;(8)前記侵入阻害剤がSP01Aであり;(9)前記gp120インヒビターがBMS−488043またはBlockAide/CRであり;(10)前記G6PDおよびNADHオキシダーゼインヒビターがイムニチンであり;(11)前記CCR5インヒビターが、アプラビロック、ビクリビロック、マラビロック、PRO−140、INCB15050、PF−232798(Pfizer)、およびCCR5mAb004からなる群より選択され;(12)前記HIVを処置するための他の薬物が、BAS−100、SPI−452、REP9、SP−01A、TNX−355、DES6、ODN−93、ODN−112、VGV−1、PA−457(ベビリマト)、アンプリゲン、HRG214、サイトリン、VGX−410、KD−247、AMZ0026、CYT99007A−221HIV、DEBIO−025、BAY50−4798、MDX010(イピリムマブ)、PBS119、ALG889、およびPA−1050040(PA−040)からなる群より選択され;(13)前記インターフェロンが、PEG化rIFN−α2b、PEG化rIFN−α2a、rIFN−α2b、rIFN−α2a、コンセンサスIFNα(インフェルゲン)、フエロン、レアフェロン、インターマックスα、r−IFN−β、インフェルゲン+アクティミューン、IFN−ωとDUROS、アルブフェロン、ロクテロン、アルブフェロン、レビフ、経口インターフェロンα、IFNα−2bXL、AVI−005、PEG−インフェルゲン、およびPEG化IFN−βからなる群より選択され;(14)前記リバビリンアナログが、レベトール、コペガス、およびビラミジン(タリバビリン)からなる群より選択され;(15)前記NS5bポリメラーゼインヒビターが、NM−283、バロピシタビン、R1626、PSI−6130(R1656)、HCV−796、BILB1941、XTL−2125、MK−0608、NM−107、R7128(R4048)、VCH−759、PF−868554、およびGSK625433からなる群より選択され;(16)前記NS3プロテアーゼインヒビターが、SCH−503034(SCH−7)、VX−950(テラプレビル)、BILN−2065、BMS−605339、およびITMN−191からなる群より選択され;(17)前記α−グルコシダーゼ1インヒビターが、MX−3253(セルゴシビル)およびUT−231Bからなる群より選択され;(18)前記肝臓保護物質が、IDN−6556、ME3738、LB−84451、およびMitoQからなる群より選択され;(19)前記HCVの非ヌクレオシドインヒビターが、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾ−1,2,4−チアジアジン誘導体、フェニルアラニン誘導体、A−831、およびA−689からなる群より選択され;そして(20)前記HCVを処置するための他の薬物が、ザダキシン、ニタゾキサニド(アリネア)、BIVN−401(ビロスタット)、PYN−17(アルチレックス)、KPE02003002、アクチロン(CPG−10101)、KRN−7000、シバシル、GI−5005、ANA−975、XTL−6865、ANA971、NOV−205、タルバシン、EHC−18、NIM811、DEBIO−025、VGX−410C、EMZ−702、AVI4065、バビツキシマブ、オグルファニド、およびVX−497(メリメポジブ)からなる群より選択される、請求項13に記載の薬学的組成物。
請求項15
シトクロムP450モノオキシゲナーゼにより代謝される薬物の薬物速度論を改善するか、または血漿中レベルを上昇させる方法であって、該薬物で処置されている患者に、薬物速度論を改善するかまたは血漿中レベルを上昇させる有効量の、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを投与する工程を包含する、方法。
請求項16
前記投与する工程が、前記薬物と、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、あるいは請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物の薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルとを含有する治療有効量の組み合わせを投与する工程を包含する、請求項15に記載の方法。
請求項17
前記シトクロムP450により代謝される薬物が、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆トランスクリプターゼの非ヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、CCR5インヒビター、カプシド重合インヒビター、HIVを処置するための他の薬物、インターフェロン、リバビリンアナログ、NS3プロテアーゼインヒビター、α−グルコシダーゼ1インヒビター、肝臓保護物質、HCVの非ヌクレオシドインヒビター、NS5aインヒビター、NS5bポリメラーゼインヒビター、HCVを処置するための他の薬物、またはこれらの混合物である、請求項16に記載の方法。
請求項18
前記薬物が、6−(3−クロロ−2−フルオロベンジル)−1−((2S)−1−ヒドロキシ−3−メチルブタン−2−イル)−7−メトキシ−4−オキソ−1,4−ジヒドロキノリン−3−カルボン酸またはアタザナビルである、請求項17に記載の方法。
請求項19
前記薬物と、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または塩とが、単一の組成物として前記患者に投与される、請求項15に記載の方法。
請求項20
投与される請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物の量が、シトクロムP450モノオキシゲナーゼを阻害するために有効である、請求項15に記載の方法。
請求項21
HIV感染を処置する方法であって、該方法は、その必要がある患者に、治療有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを、治療有効量の1種以上のさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含し、該さらなる治療剤は、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆トランスクリプターゼの非ヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、G6PDおよびNADHオキシダーゼインヒビター、CCR5インヒビター、HIVを処置するための他の薬物、およびこれらの混合物からなる群より選択される、方法。
請求項22
(1)前記HIVプロテアーゼインヒビターが、アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル、ブレカナビル、ダルナビル、TMC−126、TMC−114、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、GW640385X、DG17、PPL−100、DG35、およびAG1859からなる群より選択され;(2)前記HIVの逆トランスクリプターゼの非ヌクレオシドインヒビターが、カプラビリン、エミビリン、デラビルジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA、エトラビリン、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、MIV−150、およびTMC−120、TMC−278(リルピビリン)、エファビレンツ、BILR355BS、VRX840773、UK−453061、およびRDEA806からなる群より選択され;(3)前記HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオシドインヒビターが、ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキソビル、エルブシタビン、アロブジン、MIV−210、ラシビル(±−FTC)、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、ホジブジンチドキシル、アプリシチビン(AVX754)、アムドキソビル、KP−1461、およびフォサルブジンチドキシル(旧名称HDP99.0003)からなる群より選択され;(4)前記HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオチドインヒビターが、テノホビル、およびアデホビルからなる群より選択され;(5)前記HIVインテグラーゼインヒビターが、クルクミン、クルクミンの誘導体、チコリ酸、チコリ酸の誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸の誘導体、オーリントリカルボン酸、オーリントリカルボン酸の誘導体、コーヒー酸フェネチルエステル、コーヒー酸フェネチルエステルの誘導体、チロホスチン、チロホスチンの誘導体、ケルセチン、ケルセチンの誘導体、S−1360、ジンテビル(AR−177)、L−870812、およびL−870810、エルビテグラビル、MK−0518(ラルテグラビル)、BMS−538158、GSK364735C、BMS−707035、MK−2048、およびBA011からなる群より選択され;(6)前記gp41インヒビターが、エンフュービルタイド、シフビルチド、FB006M、およびTRI−1144からなる群より選択され;(7)前記CXCR4インヒビターがAMD−070であり;(8)前記侵入阻害剤がSP01Aであり;(9)前記gp120インヒビターが、BMS−488043またはBlockAide/CRであり;(10)前記G6PDおよびNADHオキシダーゼインヒビターがイムニチンであり;(11)前記CCR5インヒビターが、アプラビロック、ビクリビロック、マラビロック、PRO−140、INCB15050、PF−232798(Pfizer)、およびCCR5mAb004からなる群より選択され;(12)前記HIVを処置するための他の薬物が、BAS−100、SPI−452、REP9、SP−01A、TNX−355、DES6、ODN−93、ODN−112、VGV−1、PA−457(ベビリマト)、アンプリゲン、HRG214、サイトリン、VGX−410、KD−247、AMZ0026、CYT99007A−221HIV、DEBIO−025、BAY50−4798、MDX010(イピリムマブ)、PBS119、ALG889、およびPA−1050040(PA−040)からなる群より選択される、請求項21に記載の方法。
請求項23
HCV感染を処置する方法であって、該方法は、その必要がある患者に、治療有効量の請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、あるいはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、および/またはエステルを、治療有効量の1種以上のさらなる治療剤と組み合わせて投与する工程を包含し、該さらなる治療剤は、インターフェロン、リバビリンアナログ、NS3プロテアーゼインヒビター、α−グルコシダーゼ1インヒビター、肝臓保護物質、HCVの非ヌクレオシドインヒビター、およびHCVを処置するための他の薬物、またはこれらの混合物からなる群より選択される、方法。
請求項24
(1)前記インターフェロンが、PEG化rIFN−α2b、PEG化rIFN−α2a、rIFN−α2b、rIFN−α2a、コンセンサスIFNα(インフェルゲン)、フエロン、レアフェロン、インターマックスα、r−IFN−β、インフェルゲン+アクティミューン、IFN−ωとDUROS、アルブフェロン、ロクテロン、アルブフェロン、レビフ、経口インターフェロンα、IFNα−2bXL、AVI−005、PEG−インフェルゲン、およびPEG化IFN−βからなる群より選択され;(2)前記リバビリンアナログが、レベトール、コペガス、およびビラミジン(タリバビリン)からなる群より選択され;(3)前記NS5bポリメラーゼインヒビターが、NM−283、バロピシタビン、R1626、PSI−6130(R1656)、HCV−796、BILB1941、XTL−2125、MK−0608、NM−107、R7128(R4048)、VCH−759、PF−868554、およびGSK625433からなる群より選択され;(4)前記NS3プロテアーゼインヒビターが、SCH−503034(SCH−7)、VX−950(テラプレビル)、BILN−2065、BMS−605339、およびITMN−191からなる群より選択され;(5)前記α−グルコシダーゼ1インヒビターが、MX−3253(セルゴシビル)およびUT−231Bからなる群より選択され;(6)前記肝臓保護物質が、IDN−6556、ME3738、LB−84451、およびMitoQからなる群より選択され;(7)前記HCVの非ヌクレオシドインヒビターが、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾ−1,2,4−チアジアジン誘導体、フェニルアラニン誘導体、A−831、およびA−689からなる群より選択され;そして(8)前記HCVを処置するための他の薬物が、ザダキシン、ニタゾキサニド(アリネア)、BIVN−401(ビロスタット)、PYN−17(アルチレックス)、KPE02003002、アクチロン(CPG−10101)、KRN−7000、シバシル、GI−5005、ANA−975、XTL−6865、ANA971、NOV−205、タルバシン、EHC−18、NIM811、DEBIO−025、VGX−410C、EMZ−702、AVI4065、バビツキシマブ、オグルファニド、およびVX−497(メリメポジブ)からなる群より選択される、請求項23に記載の方法。
請求項25
患者において、シトクロムP450モノオキシゲナーゼにより代謝される薬物の薬物速度論を改善するため、シトクロムP450モノオキシゲナーゼにより代謝される薬物の血漿中レベルを増加させるため、シトクロムP450モノオキシゲナーゼを阻害するため、HIV感染を処置するため、またはHCV感染を処置するための医薬の製造のための、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物の使用。
請求項26
前記医薬が、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物と1種以上のさらなる治療剤との組み合わせであり、該さらなる治療剤が、HIVプロテアーゼ阻害化合物、HIVの逆トランスクリプターゼの非ヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオシドインヒビター、HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオチドインヒビター、HIVインテグラーゼインヒビター、gp41インヒビター、CXCR4インヒビター、gp120インヒビター、G6PDおよびNADHオキシダーゼインヒビター、CCR5インヒビター、HIVを処置するための他の薬物、インターフェロン、リバビリンアナログ、NS5bポリメラーゼインヒビター、NS3プロテアーゼインヒビター、α−グルコシダーゼ1インヒビター、肝臓保護物質、HCVの非ヌクレオシドインヒビター、およびHCVを処置するための他の薬物、ならびにこれらの混合物からなる群より選択される、請求項25に記載の使用。
請求項27
(1)前記HIVプロテアーゼインヒビターが、アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル、ブレカナビル、ダルナビル、TMC−126、TMC−114、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、GW640385X、DG17、PPL−100、DG35、およびAG1859からなる群より選択され;(2)前記HIVの逆トランスクリプターゼの非ヌクレオシドインヒビターが、カプラビリン、エミビリン、デラビルジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA、エトラビリン、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、MIV−150、およびTMC−120、TMC−278(リルピビリン)、エファビレンツ、BILR355BS、VRX840773、UK−453061、およびRDEA806からなる群より選択され;(3)前記HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオシドインヒビターが、ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキソビル、エルブシタビン、アロブジン、MIV−210、ラシビル(±−FTC)、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、ホジブジンチドキシル、アプリシチビン(AVX754)、アムドキソビル、KP−1461、およびフォサルブジンチドキシル(旧名称HDP99.0003)からなる群より選択され;(4)前記HIVの逆トランスクリプターゼのヌクレオチドインヒビターが、テノホビル、およびアデホビルからなる群より選択され;(5)前記HIVインテグラーゼインヒビターが、クルクミン、クルクミンの誘導体、チコリ酸、チコリ酸の誘導体、3,5−ジカフェオイルキナ酸、3,5−ジカフェオイルキナ酸の誘導体、オーリントリカルボン酸、オーリントリカルボン酸の誘導体、コーヒー酸フェネチルエステル、コーヒー酸フェネチルエステルの誘導体、チロホスチン、チロホスチンの誘導体、ケルセチン、ケルセチンの誘導体、S−1360、ジンテビル(AR−177)、L−870812、およびL−870810、エルビテグラバー(elvitegravor)、MK−0518(ラルテグラビル)、BMS−538158、GSK364735C、BMS−707035、MK−2048、およびBA011からなる群より選択され;(6)前記gp41インヒビターが、エンフュービルタイド、シフビルチド、FB006M、およびTRI−1144からなる群より選択され;(7)前記CXCR4インヒビターがAMD−070であり;(8)前記侵入阻害剤がSP01Aであり;(9)前記gp120インヒビターが、BMS−488043またはBlockAide/CRであり;(10)前記G6PDおよびNADHオキシダーゼインヒビターがイムニチンであり;(11)前記CCR5インヒビターが、アプラビロック、ビクリビロック、マラビロック、PRO−140、INCB15050、PF−232798(Pfizer)、およびCCR5mAb004からなる群より選択され;(12)前記HIVを処置するための他の薬物が、BAS−100、SPI−452、REP9、SP−01A、TNX−355、DES6、ODN−93、ODN−112、VGV−1、PA−457(ベビリマト)、アンプリゲン、HRG214、サイトリン、VGX−410、KD−247、AMZ0026、CYT99007A−221HIV、DEBIO−025、BAY50−4798、MDX010(イピリムマブ)、PBS119、ALG889、およびPA−1050040(PA−040)からなる群より選択され;(13)前記インターフェロンが、PEG化rIFN−α2b、PEG化rIFN−α2a、rIFN−α2b、rIFN−α2a、コンセンサスIFNα(インフェルゲン)、フエロン、レアフェロン、インターマックスα、r−IFN−β、インフェルゲン+アクティミューン、IFN−ωとDUROS、アルブフェロン、ロクテロン、アルブフェロン、レビフ、経口インターフェロンα、IFNα−2bXL、AVI−005、PEG−インフェルゲン、およびPEG化IFN−βからなる群より選択され;(14)前記リバビリンアナログが、レベトール、コペガス、およびビラミジン(タリバビリン)からなる群より選択され;(15)前記NS5bポリメラーゼインヒビターが、NM−283、バロピシタビン、R1626、PSI−6130(R1656)、HCV−796、BILB1941、XTL−2125、MK−0608、NM−107、R7128(R4048)、VCH−759、PF−868554、およびGSK625433からなる群より選択され;(16)前記NS3プロテアーゼインヒビターが、SCH−503034(SCH−7)、VX−950(テラプレビル)、BILN−2065、BMS−605339、およびITMN−191からなる群より選択され;(17)前記α−グルコシダーゼ1インヒビターが、MX−3253(セルゴシビル)およびUT−231Bからなる群より選択され;(18)前記肝臓保護物質が、IDN−6556、ME3738、LB−84451、およびMitoQからなる群より選択され;(19)前記HCVの非ヌクレオシドインヒビターが、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾ−1,2,4−チアジアジン誘導体、フェニルアラニン誘導体、A−831、およびA−689からなる群より選択され;そして(20)前記HCVを処置するための他の薬物が、ザダキシン、ニタゾキサニド(アリネア)、BIVN−401(ビロスタット)、PYN−17(アルチレックス)、KPE02003002、アクチロン(CPG−10101)、KRN−7000、シバシル、GI−5005、ANA−975、XTL−6865、ANA971、NOV−205、タルバシン、EHC−18、NIM811、DEBIO−025、VGX−410C、EMZ−702、AVI4065、バビツキシマブ、オグルファニド、およびVX−497(メリメポジブ)からなる群より選択される、請求項26に記載の使用。
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