![]() 調節可能な背もたれ
专利摘要:
車椅子などの着座備品の一部を形成することを目的とし、着座備品の一部を形成するように適合された、着席している人の背中を支持するための背もたれは、以下の特徴を有する:背もたれは、2つの部分、すなわち、着席している人の背中の仙骨部−腰部を支持するための下部背もたれ部分と、着席している人の背中の腰部−胸部を支持するための上部背もたれ部分とからなっており、背もたれ部分は両方とも、キャリヤに対して互いに独立して動かすことができ、したがって、キャリヤは、フレーム管に対して、背もたれの正中面に対して垂直に、垂直面において、3自由度、すなわち、高さおよび奥行きに対応する2自由度の並進と、水平回転軸の周りでの1自由度の回転とを有する。 公开号:JP2011508624A 申请号:JP2010540605 申请日:2008-12-30 公开日:2011-03-17 发明作者:ヒュッテンヒュイス,アラウイシウス・ヘラルドゥス 申请人:ペー・エル・セッラ・ベスローテン・フエンノートシャップPr Sella B.V.; IPC主号:A47C7-46
专利说明:
[0001] 本発明は、着席している人の背中を支持するための背もたれに関し、この背もたれは、椅子または寝椅子、自動車、バスもしくは航空機もしくは車椅子などの輸送手段用の座席などの着座備品の一部を形成することを目的とし、着座備品の一部を形成するように適合される。] 背景技術 [0002] このような背もたれは、たとえば、WO−A−2001/060209から公知である。この公知の背もたれは、座席部分に結合される。] [0003] US−A−2003/0102706は、すぐに取外すことができる背もたれに関する。両方の公報は、2つの部分に分割されて互いに蝶番で接続される背もたれについて記載している。研究によって、このような2つの部分間の蝶番結合では均一な圧力分配を実現できず、それによって、この背もたれで得られる結果は不満の残るものであることが分かった。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 本発明の目的は、着席している人の解剖学的に正しい胴体安定性が実現されるように公知のタイプの背もたれに変更を加え、それによって、筋肉の伸張ならびに関節および靭帯に対する内部荷重をできる限り低く保つことである。座席部分が胴支持部を全く提供しない、または提供する胴支持部の安定性が少なくとも不十分である場合、着席している人の身体は、関節および筋肉に対する荷重が望ましくなく大きくなるような姿勢をとることになる。長期間に亘って座っていることを少なくとも多かれ少なかれ強いられ、解剖学的に正しい安定した胴体姿勢が備わっていない着席している人は、結果として、着座に関連する問題に直面することになる。これらの問題は、落ち着かない着座挙動、首および肩の痛み、背下部の痛み、座席領域の痛み、ならびに疲労症状の形で現れる。] [0005] 長期的には、この望ましくない着座挙動は、たとえば、内臓に対して過剰な荷重が絶え間なくかかることによって、たとえば肝臓および腎臓などの臓器の機能障害と組合さって、骨盤が顕著に後方に傾斜する結果として、恐らく永久的な脊柱の湾曲、すなわちいわゆる側湾症、座席領域、特に尾部の骨(尾骨)での開放創、すなわちいわゆる床ずれの形で現れる場合がある。周囲とコミュニケーションをとることも、着席している人にとっては余分なエネルギが必要であり、これは、社会的孤立さえももたらし得る。] [0006] 腰支持部および側面パッドを有する既存の背もたれは、解剖学的に正しい胴体安定性をもたらすことはなく、したがって、殆どまたは全く改善をもたらさない。] [0007] 背もたれを個々に曲げることは、多くの場合、追加の腰支持部を配置することによって、または、このような腰支持部を調節可能にすることによって、実現される。このような解決策も、もたらす結果は不十分である。] [0008] 本発明は、上記の所望の安定した胴支持部を達成するためには、着席している人の背中の仙骨部−腰部および着席している人の背中の腰部−胸部が各々、正しい位置を占めなければならないという見識に基づいている。] 課題を解決するための手段 [0009] この目的を意図して、本発明は、プリアンブルに記載されたタイプの背もたれを提供し、この背もたれは、以下の特徴を有する: 背もたれは、2つの部分、すなわち、着席している人の背中の仙骨部−腰部を支持するための下部背もたれ部分と、着席している人の背中の腰部−胸部を支持するための上部背もたれ部分とからなっており、 背もたれ部分は両方とも、互いに独立して動かすことができ、 キャリヤは、フレーム管に対して、背もたれの正中面に対して垂直に、垂直面において、3自由度、すなわち、高さおよび奥行きに対応する2自由度の並進と、水平回転軸の周りでの1自由度の回転とを有し、 キャリヤに対して、下部背もたれ部分は、背もたれ部分の正中面に対して垂直に、垂直面において、3自由度、すなわち、高さおよび奥行きに対応する2自由度の並進と、水平回転軸の周りでの1自由度の回転とを有し、 キャリヤに対して、上部背もたれ部分は、背もたれ部分の正中面に対して垂直に、垂直面において、1自由度、すなわち、水平回転軸の周りでの回転を有し、 背もたれ部分およびキャリヤの各々の空間位置を調節するための調節手段が存在し、 キャリヤおよび各々の背もたれ部分を、選択された空間位置に固定するためのロッキング手段が存在する。] [0010] 上記米国特許US−A−2003/0102706に係る背もたれは、一時的にロックを解除することなく下部背もたれ部分の奥行きを調節する選択肢を提供し、それによって、上部背もたれ部分の設定を狂わせ、逆もまた同様である。] [0011] 本発明によれば、療法士および/またはユーザが、上部背もたれ部分を調節した後、上部から独立して下部背もたれ部分を動かすことができる、すなわち、下部背もたれ部分の空間位置の変化が、上部背もたれ部分の空間位置に影響を及ぼさないことが不可欠であると考えられる。] [0012] 機能的な背もたれ角度に関連する以下の説明を見越して、解剖学的に正しい胴体安定性は、腰部−胸部背もたれ部分の機能的な背もたれ角度(ν+∀)が約115°であるときに始まることに、ここで既に注目されたい。] [0013] 好ましい実施例では、背もたれは、関連する背もたれ部分の角度位置を測定でき、読取ることができる角度測定装置、たとえば水準器が、背もたれ部分のうちの少なくとも1つに追加されるという特別な特徴を有する。記載した後者の実施例では、角度測定装置が少なくとも上部背もたれ部分に追加されることが特に重要である。このような機器は、ユーザおよび/または療法士に対して、関連する背もたれ部分の定性的および定量的な角度位置についての視覚情報を与える。] [0014] 最も有利な生体力学的態様で胴の重力を骨盤に伝達するために、この骨盤をある程度前方に傾斜させなければならない。この傾斜は骨盤に力をかけることによって得られ、それによって、骨盤は上記の前方への傾斜を受ける。骨盤を傾斜させることは、下部背もたれ部分が、着席している人の脊柱の仙椎−腰椎に対して、均一に分配された圧力をかけるようにすることによって実現される。] [0015] このゾーンでの圧力分配が不均一であると、椎間板において剪断力が生じ、不均一な圧力分配はこの理由で望ましくない。このような圧力分配は、痛みの症状を招く可能性があり、極端な場合には、より長い期間を経ると永久的な奇形を引起す可能性があり、これはすべての不都合な結果を伴うことになる。] [0016] 本発明の特定の局面によれば、背もたれは、自由度が互いに独立しているという特別な特徴を有し得る。これは、たとえば、背もたれ部分の回転が対応する並進を生じさせず、逆もまた同様である一方、ある1つの並進も他の自由度の並進位置に影響を及ぼさないことを意味していると理解すべきである。] [0017] ここで、純回転自由度が、空間的に固定された純回転軸に対応することに注目されたい。しかしながら、本発明によれば、限定された実用的な支持機構も用いることができ、この支持機構を用いて、背もたれ部分の所望の回転が生じ得るが、厳密に言えば、純回転が関与しているのではなく恐らくは回動であり得て、これは、並進自由度のうちの1つにおいては取るに足らないことである場合もあればそうでない場合もある並進位置の変化を伴い、逆もまた同様である。この局面についても、本明細書の中で後述する。単一の純回転軸が規定されない場合には、「回動ゾーン」と呼ぶ方がよい。] [0018] 本発明のさらに別の局面によれば、背もたれは、調節手段が、機械式タイプ、空気圧式タイプまたは電気式タイプであるという特別な特徴を有し得る。] [0019] 本発明のさらに別の局面によれば、背もたれは、椅子または寝椅子、自動車、バスもしくは航空機もしくは車椅子などの輸送手段用の座席などの着座備品に装着するための装着手段を備えるフレームによって担持されるという特別な特徴を有する。] [0020] 状況によっては、フレームが、肘掛けを備えるように実施されることが重要であり得る。] [0021] 本発明に係る背もたれで実現可能な解剖学的に正しい胴体安定性を維持しながら、着席している人にとっての不快感をできる限り回避するために、背もたれは、背もたれ部分が両方とも、前側に圧力分配層を備えるという特別な特徴を有し得る。] [0022] 使用中、本発明に係る背もたれは、既存の背もたれ、たとえば、車椅子、自動車の座席または事務用椅子などにおいて十分に機能しない背もたれの代用品として用いることができる。特に、車椅子は、完全な着座設備を形成するために座席部分および背もたれをモジュールとしてモジュラフレームに追加できるモジュラ構造によって特徴付けられる。各モジュールの特定の特性に従って、たとえばブランドAのフレームをブランドBの座席部分およびブランドCの背もたれと組合せて適用することはありふれたことである。本発明は、解剖学的に正しい優れた安定性を胴に提供する優れた背もたれを、優れた背中支持部を提供しない多くの既存の椅子、特に車椅子に提供することを可能にする。] [0023] 解剖学的に正しい胴体安定性は、機能的な背もたれ角度(ν+∀)が約115°であるときに始まることは研究から公知である。この目的で図5を参照されたい。図5についてここで既に言及する。この研究に関しては、H.A.M.スターリンク(Staarink)工学修士博士による「Zo zit het!」 ISBN 978 90 232 4341という本を参照する。記載した安定性の概念は、人体のモデルに基づいてさらに説明できる。したがって、図6aは、上記の著者H.A.M.スターリンク工学修士博士が展開した人体のモデルを示す。このモデルは、足、下腿部、大腿部、骨盤、胴、頭部、上腕、前腕、および手が、各々がそれ自体の質量中心を有する変形不可能な要素によって表わされるように選択される。モデルの身体部位は、蝶番によって互いに接続される。上記の図6aでは、着席している人のモデルは、座席部分、背もたれ、フットレスト、および肘掛けによって支持されている。骨盤は、Tで示されたポイント、すなわちいわゆる隆起部において、座席部分の支持面上で回動すると想定される。] 図5 図6a [0024] 正しい背もたれは、安定した支持部を提供するに違いない。研究によって、第三腰椎(L3)から第九胸椎(T9)までおよび第九胸椎(T9)を含む(図7b参照)椎骨領域のみを支持する機能的な背もたれ部分による安定した胴支持部は、少なくとも約115°の機能的な背もたれ角度(ν+∀)(図5参照)になければならないことが分かった。この角度は、胴の質量中心MがS(図6b参照)を通る垂直な線の後ろにあるときに、実現または作成される。] 図5 図6b 図7b [0025] 胴の質量中心MがSの真上にある場合には、変化しやすい状況が存在する。胴の質量中心MがSを通る垂線の前にある場合には、支持部は存在せず、着席している人が自分の背中の筋肉を永久的に伸ばした状態を保たない限り、制御されない態様で胴は前方に倒れる。この後者の場合は、もちろん望ましくない。最後に記載した2つの状況では、背もたれは機能的ではない。なぜなら、如何なる力も提供または吸収できないためである。] [0026] 背中の下部、すなわち、第三腰椎(L3)の下の椎骨および仙骨部の支持部は、この部分を「方向付ける」際に極めて重要である。これについては、2つの理由を挙げることができる。第1に、椎骨間の圧力を互いに均一にするために、椎骨の湾曲をなぞって導くことが重要である。第2に、骨盤を少し前方に傾斜させることによって隆起部に対する圧力を低減させることが重要である。] [0027] 正しい着座支持部では、骨盤は、S、Tおよび胴の質量中心Mを通ってまっすぐな線を引くことができるような位置を有していなければならない。このような姿勢により、椎骨、脊柱の靭帯および背中の筋肉に対する荷重が最小限になる。] [0028] さらに、研究によって、機能的な背もたれ角度(ν+∀)が約115°であるときには頭部は胴上でバランスがとれることが分かった。機能的な背もたれ角度(ν+∀)>123°である場合、頭部は支持されなければ後方に傾斜することになる。この状況は、横になる姿勢の始まりであると呼ばれる。したがって、着席している人のための解剖学的に正しい背中支持部は、約115°〜約123°の間の機能的な背もたれ角度(ν+∀)で生じることになる。] [0029] さらに、研究によって、椎骨荷重の静的な変化ができる限り低いことが望ましいことが分かった。なぜなら、椎骨静荷重の変化が椎骨間にさらなる剪断力を引起すためである。これは、好ましくないと認識される。この点において、本発明によれば、脊柱のこの部分に均一な荷重がかかるように、着席している人の腰部−仙骨部背中部分を支持する下部背もたれ部分を調節することが重要である。] [0030] 姿勢に対するユーザの意識を高めるため、また、機能的な背もたれ角度(ν+∀)の定性的な推定値を表示するために、上記の角度測定装置を有利に用いることができる。角度測定装置は、特に、ユーザおよび/または療法士に対して、上記のように約115°〜123°の間の範囲内でなければならない所定の機能的な背もたれ角度(ν+∀)に関する視覚表示を与えることができる。] [0031] 問題を有する人々は、多くの場合、意識的にリハビリに参加する。角度測定装置は、座席角度を自分で確認し、必要であれば座席角度を自分で調節する目的で補助器具をユーザに提供する。] [0032] ここで、本発明について、添付の図面を参照して説明する。] 図面の簡単な説明 [0033] 本発明に係る背もたれの斜視図を示す。 車椅子のフレーム管に接続された、本発明に係る背もたれの斜視図を示す。 図1に係る背もたれの分解図を示す。 どのようにしてキャリヤ1の高さの調節が可能であるかを示す、図2に係る背もたれの一部の側面図を示す。 どのようにしてキャリヤ1の奥行きの調節が可能であるかを示す、図2に係る背もたれの一部の側面図を示す。 どのようにしてキャリヤ1の角度の調節が可能であるかを示す、図2に係る背もたれの一部の側面図を示す。 関連する角度を説明する、背もたれおよび着席している人と組合せた座席部分の概略側面図である。 H.A.M.スターリンク工学修士博士による上記の本「Zo zit het」に従って図5の態様で人体のモデルを示し、ここでは、まっすぐかつ不安定な背中支持部が描かれている。 支持されていない位置、変化しやすい位置および安定した位置を説明する、本発明に係る分割された背もたれを有する座席部分の、図6aに基本的に対応する図を示す。 回動ポイントSを規定するための、図6aに対応する着席している人のモデルを示す。 腰部−胸部支持部および仙骨部−腰部支持部を有する脊柱の概略図を示す。 脊柱のすべての椎骨の曲げ角度の相対的な自由のグラフィック図を示す。 本発明に係る仙骨部−腰部背もたれおよび腰部−胸部背もたれを有する、脊柱が4つのセグメントに分割されて描かれた着席している人の概略図を示す。 本発明に係る背もたれのための可能な調節機構の概略図を示す。 別の実施例を示す。 別のさらなる実施例を示す。 さらに別の実施例を示す。] 図1 図2 図5 図6a 実施例 [0034] 図1は、本発明に係る背もたれ5を示す。これは、2つの部分、すなわち、着席している人の背中の仙骨部−腰部を支持するための下部背もたれ部分3と、着席している人の背中の腰部−胸部を支持するための上部背もたれ部分2とを備える。] 図1 [0035] 実際の下部背もたれ部分3は、実質的に剛性の板9と、その前側に存在する圧力分配層8、たとえば、被覆層が上に配置された発泡性クッションとを備える。] [0036] 背中部分2および3は両方とも、剛性材料からなるキャリヤ1によって担持され、キャリヤ1は、クランプ6、ピン7、および図2に示されるホルダ17によって、たとえば車椅子の管のフレーム21に結合されることができる。] 図2 [0037] キャリヤ1に存在する実質的に水平な長穴14、板9に存在するほぼ垂直な長穴22、および結合ボルト13によって、層8を有する板9は、2自由度の並進、すなわち高さおよび奥行きと、1自由度の回転または回動とを有する状態で、ある特定の範囲内でキャリヤ1に対して所望の空間位置に配置されることができる。] [0038] キャリヤ1は、さらに、第2の剛性板11を担持しており、この第2の剛性板11は、上部背もたれ部分2の一部を形成し、第1の圧力分配層8と同じタイプであり得る第2の圧力分配層10を前側に備える。] [0039] キャリヤ1に存在する湾曲した長穴14および結合ボルト13によって、層10を有する板11は、1自由度の回転または回動を有する状態で、ある特定の範囲内でキャリヤ1に対して所望の空間位置に配置されることができる。] [0040] 図2は、本発明に係る背もたれ5を示すが、ここでは、背もたれ5は、クランプ6、ピン7およびホルダ17によって、たとえば車椅子の、ハンドルを有するほぼ垂直な2本のフレーム管21に接続されている。背もたれ5は、ピン7がホルダ17において吊るされているという点で、高さの点で支持されている。] 図2 [0041] ホルダ17は、ボルト18がフレーム管21周りのU字型部品20および取付部品19をクランプするという点で、高さの調節が可能である。ピン7は、使用中は、取付部品19に位置する。] [0042] 図3は、上記の局面を説明する。左側および右側のボルト16は各々、キャリヤ1における所望の位置にクランプ6を装着する目的で、キャリヤ1における3箇所で、上側の一連の穴15に留めることができることがわかる。同じことが左側および右側のピン7に当てはまるが、ここでは下側の穴15の列に留めることができる。] 図3 [0043] 角度測定装置4は、両側で第2の剛性板11に追加される。これは、たとえば水準器として実施されてもよく、水平面に対する上部背もたれ部分10、11の角度位置を表示する。] [0044] 図4aは、連続的に変えられる態様でキャリヤ1の高さを決定するための設定オプションを示す。フレーム管21に対する背もたれ2の高さを決定することができるようにする目的で、ホルダ17は、ボルト18によって、高さをたとえば17′、結果的に1′に移動させることができる。] 図4a [0045] 図4bは、個別のステップでキャリヤ1の奥行きを決定するための設定オプションを示す。クランプ6は、ボルト16によって、キャリヤ1上の3つの位置に配置することができる。ピン7も3つの位置に配置することができる。位置6および7は位置1をもたらし、これは、背もたれが極端に前方の位置に設定される位置である。位置6′および7′は位置1′をもたらし、これは、背もたれが極端に後方の位置に設定される位置である。] 図4b [0046] 図4cは、ピン7を7′に移動させることによってキャリヤ1を1′に傾斜させるための設定オプションを示す。これは、水平面に対して背中部分3および2の傾斜範囲を大きくする選択肢を提供する。] 図4c [0047] 図5は、この局面をさらに説明する。着席している人26は、座席部分23によって支持され、足をフットレスト24に置き、腕を肘掛け25に置き、背中は下部背もたれ部分3および上部背もたれ部分2によって支持されている。角度測定装置4が、上述の態様で上部背もたれ部分2に追加される。角度測定装置4が機能的な背もたれ角度(ν+∀)を示すことは、図3から明らかである。] 図3 図5 [0048] 図6aはまっすぐかつ不安定な背中支持部を示す一方、図6bは安定した背中支持部を示す。これらの図は、不安定な胴体姿勢と安定した胴体姿勢との違いを示している。図6aに係る不安定な背中支持部は、胴27の質量中心Mが、回動ポイントSを通る垂直な線の前にあるという事実によって認識されることができる。この状況では、ポイントMはまた、骨盤28の位置を表わすSおよびTを通る点線の前にあるが、安定した背中支持部では、ポイントMはこの線上またはこの線のすぐ後ろにあるべきである。] 図6a 図6b [0049] 図6bは、安定した背中支持部を示す。この状況では、胴27の質量中心Mは、垂直な線Sの後ろであって、SおよびTを通る点線上にある。解剖学的に最適な背中支持部は、この特徴の組合せで実現される。] 図6b [0050] 2つの他の状況がさらに図6bに示される。ここでは、胴はそれぞれ27′および27″で示され、モデルは、それぞれ、変化しやすい背中支持姿勢、および、如何なる背中支持部もない姿勢をとっている。] 図6b [0051] 図7aは、図示したモデルにおいて、胴27と骨盤28との間の回動ポイントSを概略的に示す。] 図7a [0052] 図7bは、着席している人26の正中面を通る脊柱29および骨盤28の現実的な図を示す。椎骨は、分類学名によって示される。回動ポイントSが椎骨L3の付近にあるという事実に注目する。] 図7b [0053] また、図7bは、背もたれ5が着席している人14の背中の、上で指定した部分を支持する態様を明らかにする。] 図7b [0054] 図7cは、図に示された椎骨間の相互の曲げ自由を示す。 図7dは、脊柱20を4つのセグメントに分割することを示す。上から下に、これらはそれぞれ、頸部セグメント30、胸部セグメント31、腰部セグメント32、および仙骨セグメント33である。] 図7c 図7d [0055] 図7a、図7b、図7cおよび図7dを参照して、セグメントに分かれかつ回動軸のない背もたれがなぜ必要であるかについて、ここで簡単に説明する。] 図7a 図7b 図7c 図7d [0056] 図7に係るモデルは、人体の生体力学的特性に近いものを示す。モデルと実際の人体との違いは、回動ポイントSおよび脊柱の実際の回動動作によって引起される。実際には、厳密に定義された回動軸が1つだけあるわけではなく、図7bに示される回動ポイントSの位置にある椎骨は、ある特定の曲げまたは湾曲を可能にする。] 図7b [0057] 図7aは、第三腰椎またはL3の付近の位置に回動ポイントSを規定する。このモデルはこの角回転を可能にし、この角回転は、第九胸椎(Th9)と第四腰椎(L4)との間の椎骨セグメントによっても可能である。したがって、実際には、Sは回動軸ではなく、L1−L5が一緒になって背下部と上背部との間の回動運動を形成する。] 図7a [0058] 既に記載したように、図7bは、個々の椎骨を有する脊柱の概要およびそれらの学名を示す。図7cは、隣接する椎間板の間で脊柱が可能にする、側面における最大回転角度(屈曲/伸展)を示す。] 図7b 図7c [0059] 図8aは、背もたれ部分2および3を移動させることができる態様を示す。この図は、ボルト18によってクランプされたフレーム管21周りのクランプスリーブ20および結合ボルト13と共に板35の長穴14を用いることによって、背もたれ部分2の位置を連続的に変えられる態様で選択する選択肢、ならびに、回動位置、高さおよび奥行きを設定する選択肢が提供される。背中部分3を連続的に変えられる態様で選択すること、ならびに、回動位置、高さおよび奥行きを設定することは、結合ボルト34が背中部分3の溝22と背中部分2の溝36との接続を行なうという点で可能である。] 図8a [0060] 図8bは、背もたれ部分2および3が結合ボルト13のそれぞれの回動軸の周りで回動可能である別の機構を示す。図8aと同様に、必要な奥行きの調節のためにほぼ水平な長穴14が用いられるが、ここでは、上部および下部板35に切離されている。ここでも、板35、ボルト18およびクランプスリーブ20は、フレーム管21に対して連続的に変えられる態様で高さを調節する選択肢を提供する。しかしながら、この実施例では、2から全く独立して背中部分3を調節でき、それによって、3の位置を邪魔することはなく、逆もまた同様である。] 図8a 図8b [0061] 図8cは、背もたれ部分2および3が、その位置に存在する回動アーム40、結合ボルト13および溝22によって、高さ、奥行きおよび角度の点でも調節可能である変形例を示す。回動アーム40は、穴39における結合ボルト13によって板38に接続される。板38は、フレーム管21の一部を形成する。] 図8c [0062] 図8dは、板38がフレーム21の一部を形成する変形例を示す。ここでは、両方の背中部分2および3の水平な溝40およびほぼ垂直な溝22は、背中部分2および3の奥行き、高さおよび角度に対して、完全に独立して調節する選択肢も提供する。] 図8d [0063] 文献 WO−A−2001/060209 US−A−2003/0102706 「Zo zit het!」、H.A.M.スターリンク工学修士博士、ISBN 978 90 232 4341]
权利要求:
請求項1 着席している人の背中を支持するための背もたれであって、前記背もたれは、椅子または寝椅子、自動車、バスもしくは航空機もしくは車椅子などの輸送手段用の座席などの着座備品の一部を形成することを目的とし、着座備品の一部を形成するように適合され、前記背もたれは、2つの部分、すなわち、着席している人の背中の仙骨部−腰部を支持するための下部背もたれ部分と、着席している人の背中の腰部−胸部を支持するための上部背もたれ部分とからなっており、背もたれ部分は両方とも、互いに独立して動かすことができ、キャリヤは、フレーム管に対して、前記背もたれの正中面に対して垂直に、垂直面において、3自由度、すなわち、高さおよび奥行きに対応する2自由度の並進と、水平回転軸の周りでの1自由度の回転とを有し、前記キャリヤに対して、前記下部背もたれ部分は、前記背もたれ部分の前記正中面に対して垂直に、垂直面において、3自由度、すなわち、高さおよび奥行きに対応する2自由度の並進と、水平回転軸の周りでの1自由度の回転とを有し、前記キャリヤに対して、前記上部背もたれ部分は、前記背もたれ部分の前記正中面に対して垂直に、垂直面において、1自由度、すなわち、水平回転軸の周りでの回転を有し、前記背もたれ部分および前記キャリヤの各々の空間位置を調節するための調節手段が存在し、前記キャリヤおよび各々の前記背もたれ部分を、選択された空間位置に固定するためのロッキング手段が存在する、背もたれ。 請求項2 関連する背もたれ部分の角度位置を測定でき、読取ることができる角度測定装置、たとえば水準器が、前記背もたれ部分のうちの少なくとも1つに追加される、請求項1に記載の背もたれ。 請求項3 前記自由度は、前記キャリヤに対して互いに独立している、請求項1および2のいずれかに記載の背もたれ。 請求項4 前記調節手段は、機械式タイプ、空気圧式タイプまたは電気式タイプである、請求項1から3のいずれかに記載の背もたれ。 請求項5 前記背もたれは、椅子または寝椅子、自動車、バスもしくは航空機もしくは車椅子などの輸送手段用の座席などの着座備品に装着するための装着手段を備えるフレームによって担持される、請求項1から4のいずれかに記載の背もたれ。 請求項6 前記背もたれ部分は両方とも、前側に圧力分配層を備える、請求項1から5のいずれかに記載の背もたれ。
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同族专利:
公开号 | 公开日 AT507743T|2011-05-15| US20100276974A1|2010-11-04| US8632129B2|2014-01-21| WO2009084961A1|2009-07-09| ES2361238T3|2011-06-15| EP2227114A1|2010-09-15| NL2002388A1|2009-07-01| NL2002388C2|2009-08-12| EP2227114B1|2011-05-04| DE602008006777D1|2011-06-16|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-03-06| A300| Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120306 |
优先权:
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