专利摘要:
本願では、腫瘍壊死因子α(TNFα)に結合することが可能な抗体、それらの抗原結合部位、および誘導体、抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体をコードする核酸、ならびに相補的核酸、ベクターおよび核酸を含有する宿主細胞を提供する。
公开号:JP2011508597A
申请号:JP2010541029
申请日:2008-12-24
公开日:2011-03-17
发明作者:アンドレアス・シャイディヒ;ウヴェ・グリッツァン;ウェイン・エム・ココ;ウルリッヒ・ハウプツ;クラウス・ペレンガール;クリスティアン・ボッツマイヤー;ケルスティン・バラル;コルネリア・キルヒナー;ジモネ・ブリュックナー;ズザンネ・シュタイニヒ;ハンナ・プリッテルスドルフ;ペーター・ショルツ;ミヒャエル・シュトレラート;ヤン・テッベ
申请人:バイエル・シェーリング・ファルマ・アクチェンゲゼルシャフトBayer Schering Pharma Aktiengesellschaft;
IPC主号:C12N15-09
专利说明:

[0001] 本明細書において提供する技術は、抗体、それらの抗原結合部位、および誘導体、抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体をコードする核酸、ならびに相補的核酸、ベクターおよび核酸を含有する宿主細胞に関する。]
背景技術

[0002] TNFαは、単球およびマクロファージを含む白血球細胞によって産生されるサイトカインである。サイトカインは、感染または癌のような病態に応答して、免疫系を刺激および活性化する。TNFαは、敗血症、感染、自己免疫疾患、移植拒絶および移植片対宿主病を含むヒトの多様な疾患および異常に関与すると考えられている。さらに加えて、TNFαが過剰に発現すると、関節リウマチまたは乾癬のような免疫学的異常が生じ得える。]
[0003] ヒトの疾患においてTNFαが果たす役割を考慮すると、TNFαに結合する抗体は、TNFα活性を阻害するための治療に使用することが求められている。(例えば、Salfeldらの特許文献1、Creaらの特許文献2、および非特許文献1を参照のこと)。従って、高い親和性および/または遅い解離速度論でTNFαに結合することが可能なヒト抗体、それらの抗原結合部分、および誘導体を開発することが重要である。]
[0004] US patent 6,090,382
WO2006/014477]
先行技術

[0005] Rajpal, et al., PNAS 102:8466-8471]
課題を解決するための手段

[0006] 本明細書では、TNFαに結合することが可能な抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体を提供する。いくつかの実施形態では、抗体またはその抗原結合部分は、それぞれ、配列番号1および2の重鎖および軽鎖またはそれらの可変領域を含む基本抗体またはその抗原結合部分と比較して、TNFαに対する改善された特性(例えば、親和性)を有する。本明細書において提供する抗体ならびに抗原結合部分および誘導体の重鎖および軽鎖配列を、基本配列と比較した、1つ以上の改変を有する基本配列に関して説明する。アミノ酸配列の改変については、残基番号の前に野生型アミノ酸および後にその位置における変異体アミノ酸を提供することによって、指定する。例えば、野生型のアスパラギン酸の代わりに配列番号1の31位または残基31においてグリシンを有する重鎖では、アミノ酸の1文字命名コードを使用して、「D31G」として指定される。]
[0007] TNF−αに結合することが可能な抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体を提供する。いくつかの実施形態では、抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖またはその可変領域を含む。]
[0008] いくつかの実施形態では、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。]
[0009] いくつかの実施形態では、抗体、その抗原結合部分または誘導体は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40V、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖、ならびにV15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、V196A T180I、およびC214Gからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。]
[0010] いくつかの実施形態では、TNF−αに結合することが可能な抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分は、配列番号1のアミノ酸31〜35を含む重鎖CDR1領域、配列番号1のアミノ酸50〜66を含む重鎖CDR2領域ならびに配列番号1のアミノ酸99〜100を含む重鎖CDR3領域を含み、そしてD31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの変更を有し、そしてここで、抗体またはその抗原結合部分は、場合により、配列番号2のアミノ酸24〜34を含む軽鎖CDR1領域、配列番号2のアミノ酸50〜56を含む軽鎖CDR2領域および配列番号2のアミノ酸89〜97を含む軽鎖CDR3領域をさらに含み、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する。]
[0011] 抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体の重鎖および軽鎖をコードする核酸配列もまた、本明細書において提供する。核酸配列によってコードされる基本重鎖アミノ酸配列を、配列番号1に示す。基本重鎖アミノ酸配列をコードするサンプル核酸配列を、配列番号3に示す。核酸配列によってコードされる基本軽鎖アミノ酸配列を、配列番号2に示す。基本軽鎖アミノ酸配列をコードするサンプル核酸配列を、配列番号4に示す。]
[0012] 抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体は、関節リウマチ、炎症性腸疾患、乾癬、およびクローン病のような疾患ならびにTNFαに関係する他の疾患の治療のために、患者に投与しようとする組成物を調製するために使用することができる。抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体はまた、TNFαを検出するか、または生物学的サンプルにおけるTNFαのレベルを測定するための診断アッセイのようなアッセイにも使用することができる。]
図面の簡単な説明

[0013] 基本Fabの重鎖(配列番号1)および軽鎖(配列番号2)のアミノ酸配列を示す;重鎖および軽鎖の両方のCDR1、2、および3に、示すような下線を付す。
野生型の軽鎖、または対応する基本Fab配列(野生型)と比較して、示された改変を伴う軽鎖と共に、CDR−1において示された改変を伴う重鎖を有する本明細書において提供するFab変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図2由来の示されたFab変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ(homogenous time-resolved energy transfer assay)由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図2由来の示されたFab変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図2由来の示されたFab変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本重鎖配列(野生型)と比較した、CDR−2において示された改変残基を有する本明細書において提供する重鎖変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図4由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図4由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本重鎖配列(野生型)と比較した、CDR−3において示された改変残基を有する本明細書において提供する重鎖変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図6由来の示された変異体を含むFabを使用するELISA由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図6由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本軽鎖配列(野生型)と比較した、CDR−1において示された改変残基を有する本明細書において提供する軽鎖変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図8由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図8由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図8由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図8由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図8由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図8由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図8由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
野生型の重鎖、または対応する基本配列(野生型)と比較して、示された改変を伴う重鎖と共に、CDR−2において示された改変残基および他の改変残基を有する本明細書において提供する軽鎖変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図10由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、CDR−3において示された改変残基および他の改変残基を有する本明細書において提供する軽鎖変異体を示す表である。
FabHUMまたはFabA1と比較した、図12由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMまたはFabA1と比較した、図12由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMまたはFabA1と比較した、図12由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMまたはFabA1と比較した、図12由来の示された変異体を含むFabを使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
ELISAアッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図14由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図14由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図14由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図14由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図14由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
それぞれ、配列番号1および2をコードするサンプル核酸配列(配列番号3および配列番号4)を示す。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図17由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図17由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図19由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHum−D31Qと比較した、図21由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHUM(FabA1)またはFabcb1−3と比較した、図23由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)またはFabcb1−3と比較した、図23由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)またはFabcb1−3と比較した、図23由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)またはFabcb1−3と比較した、図23由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)またはFabcb1−3と比較した、図23由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)またはFabcb1−3と比較した、図23由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHUM(FabA1)、FabHum−D31QまたはFabcb1−3と比較した、図25由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)、FabHum−D31QまたはFabcb1−3と比較した、図25由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)、FabHum−D31QまたはFabcb1−3と比較した、図25由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)、FabHum−D31QまたはFabcb1−3と比較した、図25由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUM(FabA1)、FabHum−D31QまたはFabcb1−3と比較した、図25由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図27由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図27由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図27由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図27由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図27由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図27由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
対応する基本配列(野生型)と比較した、示された改変残基を伴う重鎖および軽鎖を有する本明細書において提供する変異体を示す表である。
FabHUMと比較した、図29由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
FabHUMと比較した、図29由来の示された変異体を使用する均一時間分解エネルギー移動アッセイ由来のデータを示す図表である。
表面プラズモン共鳴解析によって決定された、FabHumと比較した、本明細書において提供する変異体の結合定数ka、解離定数kdおよび親和定数KDを示す表である。
図31Bは、FabHumの表面プラズモン共鳴解析由来のデータを示すグラフである。図31Cは、URS_4.2a_52の表面プラズモン共鳴解析由来のデータを示すグラフである。
FabHUMと本発明の変異体とを比較した細胞ベースのTNF−α中和アッセイの結果を示すグラフである。
本発明のいくつかの変異体の配列を示す。
本発明のいくつかの変異体の全長抗体配列を示す(それぞれ、URS_2.1b_9.0_1−重鎖、URS_2.1b_9.0_1−軽鎖、URS_2.1_H2_3_72−重鎖、URS_2.1_H2_3_72−軽鎖、HUMIRA−重鎖、HUMIRA−軽鎖;配列番号457−462)。] 図10 図12 図14 図17 図19 図2 図21 図23 図25 図27
[0014] 本明細書では、TNFαに結合することが可能な抗体、それらの抗原結合部分、および誘導体(本明細書では「抗体」とも称する)を開示する。抗体は、それぞれ、配列番号1および2の重鎖および/または軽鎖可変領域のアミノ酸配列において1つ以上の改変を含む。免疫グロブリンの軽鎖および重鎖の両方の領域が抗原結合部位を含有することは、当業者に周知である。抗原結合部位を含有する領域は、4つの比較的不変な「フレームワーク領域」(FR)および3つの高度に可変な「超可変領域」(HV)からなる。HVは、抗原に対する表面相補性を形成することによって、抗原への結合部位を構成し、そして特異性を決定するため、それらは、「相補性決定領域」、またはCDRと呼ばれ、そしてCDR1、CDR2、およびCDR3で示され、そして番号付けは、それぞれ、重鎖または軽鎖のN末端のCDR1から始まる。]
[0015] いくつかの実施形態では、抗体は、重鎖の可変領域内に独特なCDR1領域を含む。抗体またはその抗原結合部位もしくは誘導体は、D31G、D31T、D31N、D31R、Y32F、Y32Q、およびA40Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1を含む重鎖可変領域を含み得、そしてさらに、場合により、T129A、Q166R、およびT180Iからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列の軽鎖可変領域を含む。例えば、抗体またはその抗原結合部位もしくは誘導体は、配列番号1または配列番号1の残基30〜35を含み得、ここで、残基31はHであり、そして残基32はFである;またはここで、残基31はGであり、そして残基32はFもしくはQである;またはここで、残基31はNである;またはここで、残基32はSである;またはここで、残基31はTであり、そして残基32はFである;またはここで、残基3はGであり、そして配列番号1の残基32はFである;またはここで、配列番号1の残基31はRである。他の実施形態では、残基31はQであり、そしてさらに、場合により、配列番号2を有する軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基180はIである;またはここで、配列番号1の残基32はSもしくはFであり、そして場合により、配列番号2を有する軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基166はRである;またはここで、配列番号1の残基31はHであり、そしてさらに、場合により、配列番号2の配列を有する軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基40はVであり、そして配列番号2の残基129はAである。]
[0016] 他の実施形態では、抗体は、重鎖の可変領域内に独特なCDR2領域を含む。例えば、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、配列番号1または配列番号1の残基50〜66を含み得、ここで、残基50はGである;またはここで、残基58はTもしくはVである。]
[0017] 他の実施形態では、抗体は、重鎖の可変領域内に独特なCDR3領域を含む。例えば、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、配列番号1または配列番号1の残基99〜110を含み得、ここで、残基103はPである。]
[0018] 加えて、抗体、その抗原結合部分、または誘導体の重鎖可変領域は、D31H、D31Q、Y32S、およびS100Kからなる群から選択される配列番号1の少なくとも1つの改変をさらに含み得る。]
[0019] いくつかの実施形態では、抗体は、軽鎖の可変領域内に独特なCDR1領域を含む。抗体またはその抗原結合部位もしくは誘導体は、配列番号2または配列番号2のアミノ酸23〜34を含み、そしてR24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、およびI29Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する軽鎖可変領域を含み得る。例えば、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、配列番号2または配列番号2の残基23〜34を含み得、ここで、残基24はLであり、そして配列番号2の残基25はSもしくはGであり、そして場合によりここで、配列番号2の残基29はLである;またはここで、残基24はAもしくはTである;またはここで、残基25はSもしくはTであり、そして場合によりここで、残基27はMである;またはここで、残基27はY、V、もしくはWであり、そして場合によりここで、残基26はTである;またはここで、残基28はS、P、R、もしくはLであり、そして場合によりここで、残基29はLもしくはVである。]
[0020] いくつかの実施形態では、抗体は、軽鎖の可変領域内に独特なCDR2領域を含む。抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、配列番号2または配列番号2のアミノ酸50〜56を含み、そしてS52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する軽鎖可変領域を含み得、そしてさらに、場合により、配列番号1のアミノ酸配列を含み、そしてE65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する重鎖を含む。例えば、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、配列番号2または配列番号2のアミノ酸50〜56を含み得、ここで、残基53はWである;あるいはここで、残基52は、W、G、もしくはNである;またはここで、残基53はY、F、もしくはVであり、そして場合によりここで、残基52はNであるか、または場合によりここで残基57はSである;あるいはここで、残基53はSであり、そして残基214はGであり、そしてさらに、場合により、配列番号1のアミノ酸配列を有する重鎖を含み、ここで、残基65はRであり、そして残基66はNである;あるいはここで、配列番号2の残基54はSもしくはTであり、そして場合により、ここで、残基55はI、K、もしくはLである;あるいはここで、残基56はRである。]
[0021] いくつかの実施形態では、抗体は、軽鎖の可変領域内に独特なCDR3領域を含む。抗体またはその抗原結合部位もしくは誘導体は、配列番号2または配列番号2のアミノ酸89〜97を含み、そしてV15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する軽鎖可変領域を含み得る。例えば、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、配列番号2または配列番号2のアミノ酸89〜97を含み得、ここで、残基94はPであり、そして残基95はMであり、そして場合により、ここで、残基15はMである;またはここで、残基92はIであり、そして場合によりここで、残基93はQであり、そして残基94はPである;またはここで、残基92はDであり、そして残基93はMである;またはここで、配列番号2の残基93はMであり、そして場合により、ここで、残基94はPである;またはここで、残基93はQであり、そして場合によりここで、残基94はPである;またはここで、残基93はKであり、そして残基94はSである;またはここで、残基94はPであり、そして残基95は、Q、A、S、M、E、およびVからなる群から選択される。]
[0022] 加えて、抗体、その抗原結合部分、または誘導体の軽鎖可変領域は、Q27L、Q27Y、Q27K、I29L、T53S、Q55L、N92D、R93KおよびA94Pからなる群から選択される配列番号2の少なくとも1つの改変をさらに含み得る。]
[0023] 本明細書に記載の様々な実施形態は相補的なものであり得、そして本明細書に含有される技術を鑑みて、当業者によって理解される様式で組み合わせるかまたは共に使用することができる。それ故、本明細書において提供する抗体、その抗原結合部分、および誘導体はまた、上記のバリエーションの組み合わせを含む。例えば、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、V58M、N92I、R93K、R93QおよびA94Pからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する配列番号2を含み得、そして場合により、配列番号2の配列を有し、そしてD31H、D31Q、Y32F、およびY32Sからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する重鎖を含む。]
[0024] いくつかの実施形態では、抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体は、それぞれ、配列番号1および2の重鎖および軽鎖の可変領域を含む抗体、その抗原結合部分、または誘導体と比較して、TNFαに対する改善された親和性を有する。改善された親和性は、改善された解離定数KDまたは改善されたkoff速度定数の関数であり得る。いくつかの実施形態では、改善されたKD解離定数または改善されたkoff速度定数は、配列番号1のアミノ酸配列を有する重鎖の可変領域および配列番号2のアミノ酸配列を有する軽鎖の可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントより少なくとも1.5倍低いか、または2、3、もしくは4倍低い。]
[0025] 好適な実施形態では、改善されたKD解離定数または改善されたkoff速度定数は、配列番号1のアミノ酸配列を有する重鎖の可変領域および配列番号2のアミノ酸配列を有する軽鎖の可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントより少なくとも10倍低いか、または15、20、30倍低い。]
[0026] いくつかの実施形態では、抗体、その抗原結合部分、もしくは誘導体またはそれらをコードする核酸が単離される。単離された生物学的成分(例えば、核酸分子またはタンパク質、例えば、抗体)は、成分が天然に存在する生物体の細胞中の他の生物学的成分、例えば、他の染色体および染色体外DNAおよびRNA、タンパク質ならびにオルガネラから実質的に分離または精製されている成分である。「単離」されている核酸およびタンパク質として、標準的な精製方法によって精製された核酸およびタンパク質が挙げられる。この用語はまた、宿主細胞における組み換え発現によって調製された核酸およびタンパク質ならびに化学的に合成された核酸を包含する。]
[0027] 本明細書では、アミノ酸を、アミノ酸の名称、3文字略称または1文字略称を使用して言及する。以下の表は、標準的なアミノ酸のリストを、それらの略称と共に示す。]
[0028] ]
[0029] 特定のアミノ酸バリエーションおよびこのバリエーションをコードする核酸に加えて、バリエーションの保存的アミノ酸置換を本明細書において提供する。そのような置換は、保存的な置換であり、例えば、ここで、変異体アミノ酸は、同じ一般タイプのもう1つのアミノ酸によって置き換えられる。アミノ酸は、それらの側鎖に応じて、酸性、塩基性、中性および極性、または中性および非極性ならびに/あるいは芳香族性に分類することができる。変異体アミノ酸位置の好適な置換として、同じ位置に変異体アミノ酸と同じ1つ以上の分類を有する置換が挙げられる。それ故、一般に、アミノ酸、Lys、Arg、およびHisは塩基性であり;アミノ酸、アスパラギン酸およびグルタミン酸は酸性であり;アミノ酸、Ser、Thr、Cys、Gln、およびAsnは中性極性であり;アミノ酸、Gly、Ala、Val、Ile、およびLeuは非極性脂肪族性であり、そしてアミノ酸、Phe、Trp、およびTyrは芳香族性である。GlyおよびAlaは小さなアミノ酸であり、そしてVal、IleおよびLeuは脂肪族性アミノ酸である。]
[0030] 本明細書に記載のように、抗体の抗原結合フラグメントおよびその誘導体は、抗原に特異的に結合する抗体の任意の部分を含む。例えば、抗体の抗原−結合フラグメントは、1つ以上の免疫グロブリン鎖が、全長ではないが、抗原に特異的に結合することが可能である分子を含む。用語「その抗原結合フラグメント」内に包含される結合フラグメントの例として、例えば、(i)Fabフラグメント、例えば、VL、VH、CLおよびCH1ドメインからなる一価のフラグメント;(ii)F(ab’)2フラグメント、ヒンジ領域におけるジスルフィド架橋によって連結された2つのFabフラグメントを含む二価のフラグメント;(iii)VHおよびCH1ドメインからなるFdフラグメント;(iv)抗体のシングルアームのVLおよびVHドメインからなるFvフラグメント、(v)VHドメインからなるdAbフラグメント(Ward et al., (1989) Nature 341:544-546);ならびに(vi)抗原に特異的に結合することが可能な十分なフレームワーク、例えば、可変領域の抗原結合部分を有する単離された相補性決定領域(CDR)が挙げられる。軽鎖可変領域の抗原結合部分および重鎖可変領域の抗原結合部分、例えば、Fvフラグメント、VLおよびVHの2つのドメインは、組み換え方法を使用して、それらを、VLおよびVH領域が対合して、一価の分子を形成する単一のタンパク質鎖にすることが可能な合成リンカーによって、接続することができる(単一鎖Fv(scFv)として既知である;例えば、Bird et al. (1988) Science 242:423-426;およびHuston et al. (1988) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85:5879-5883を参照のこと)。そのような一本鎖抗体もまた、用語「その抗原−結合フラグメント」内に含有されることが意図される。これらの抗体フラグメントは、当業者に公知の従来の技術を使用して作製され、そしてフラグメントは、結合能について、無傷(intact)な抗体と同じ様式で、スクリーニングされる。上記の抗体、その抗原結合部分、または誘導体はまた、上記のTNF−α結合ドメインに加えて、ダイアボディ(Diabodies)、Bis−scFvs、二重特異性Fab2または三重特異性Fab3のような他のタンパク質および/またはエピトープのような結合親和性を伴う1つ以上のさらなるドメイン(P. Holliger and P. J. Hudson, Nature Biotechnology, 2005, Vol. 23, Number 9, page 1126-1136を参照のこと)を含む組み換え結合タンパク質を包含する。これらの結合タンパク質は、当業者に公知の従来の技術を使用して作製され、そしてフラグメントは、結合能について、無傷(intact)な抗体と同じ様式で、スクリーニングされる。加えて、抗体、その抗原結合部分、または誘導体は、ヒト抗体であり、例えば、ヒト起源であり得るか、またはヒト化され得る。ヒト抗体またはそのフラグメントもしくは誘導体が好適である一方、本発明の分子において用いることができる他の抗体は、マウス、キメラおよびヒト化抗体である。これらのキメラまたはヒト化抗体および抗体フラグメントは、当業者に公知の従来の技術を使用して作製される。ヒトモノクローナル抗体またはそのフラグメントおよび誘導体が好適である。]
[0031] 加えて、抗体、その抗原結合部分、または誘導体を誘導体化して、例えば、その生化学的安定性を改善するか、またはそれを検出可能な標識物もしくは治療用薬剤にコンジュゲートすることができる。例えば、抗体、その抗原結合部分、または誘導体を、ポリエチレングリコール(「PEG」)、セルロース、デキストラン、アガロース、またはアミノ酸コポリマーのようなポリマー骨格にコンジュゲートすることができる。誘導体化の他の例として、放射性同位元素、フルオロフォア、化学発光剤、細胞毒製剤および酵素による標識が挙げられる。これらの修飾は、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体がTNFαに結合する能力が無傷(intact)の状態を保つように、当業者によって、容易に行うことができる。]
[0032] 遺伝子コードが縮重しており、即ち、2つ以上のコドントリプレットが、同じアミノ酸をコードすることができることが、当業者に周知である。従って、本明細書において提供する核酸はまた、異なるコドンを使用して、同じアミノ酸配列をコードする代替的配列を含む。さらに加えて、本明細書において提供する核酸はまた、本明細書において提供する抗体、その抗原結合フラグメントおよびその誘導体をコードする核酸のコード配列および相補配列の両方を含む。]
[0033] 本明細書において提供する改変された重鎖および軽鎖またはその可変領域は、当該分野において標準的な方法によって作製することができる。例えば、改変された重鎖を作製するために、得られる変異誘発された配列が改変された重鎖をコードするように、当業者は、基本核酸配列を変異誘発することができる。一実施形態では、重鎖の基本配列を配列番号3に示す。同様に、改変された軽鎖を作製するために、得られる変異誘発された配列が改変された軽鎖をコードするように、当業者は、配列番号4を変異誘発することができる。本明細書に記載のように、遺伝子コードの縮重のため、基本ヌクレオチド配列は、配列番号3または4に示す配列とは異なり得、そしてなお、それぞれ、配列番号1または2のアミノ酸配列をコードすることが理解される。]
[0034] 当業者は、所望される重鎖または軽鎖をコードする配列を容易に変異誘発することができ、なおここで、核酸配列は、アミノ酸配列をコードするために、異なるコドンを使用する。変異誘発に使用すべき核酸は、例えば、当該技術分野において公知の化学合成方法を使用して、または例えば、基本配列を作製するためのオリゴヌクレオチドのPCRアセンブリもしくはオリゴヌクレオチドのライゲーションによって、作製することができる。核酸配列における改変は、(例えば、オリゴヌクレオチド変異誘発によって)コード核酸内の予め決定された位置における特定の変化を組み入れるように設計されたオリゴヌクレオチドを使用して、作製することができる。Kunkle et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 82:488-492 (1985)に記載の変異誘発方法は、適切な方法である。当該技術分野において公知の他の適切な方法として、PCR変異誘発が挙げられる。部位特異的変異誘発(Carter et al., Nucl. AcidsRes., 13:4331 (1986);Zoller et al., Nucl. Acids Res., 10:6487 (1987))、カセット変異誘発Wells et al., Gene, 34:315 (1985)、制限選択変異誘発(Wells et al., Philos. Trans. R. Soc. London SerA, 317:415 (1986))。改変された重鎖または軽鎖をコードするポリヌクレオチドはまた、例えば、改変されたアミノ酸配列をコードする核酸配列の直接合成によっても作製することができる。]
[0035] 本明細書において提供する抗体、その抗原結合部分、または誘導体は、宿主細胞における軽鎖および重鎖またはその部分をコードする核酸配列の組み換え発現によって調製することができる。抗体、その抗原結合部分、または誘導体を組み換え的に発現させるために、軽鎖および重鎖が宿主細胞において発現されるように、軽鎖および/または重鎖あるいはそれらの部分をコードするDNAフラグメントを担持する1つ以上の組み換え発現ベクターで、宿主細胞をトランスフェクトすることができる。Sambrook, Fritsch and Maniatis (eds), Molecular Cloning; A Laboratory Manual, Second Edition, Cold Spring Harbor, N.Y., (1989), Ausubel, F. M. et al. (eds.) Current Protocols in Molecular Biology, Greene Publishing Associates, (1989)およびBossらによるU.S. Pat. No. 4,816,397に記載の方法論のような標準的な組み換えDNA方法論を使用して、重鎖および軽鎖をコードする核酸を調製および/または入手し、これらの核酸を組み換え発現ベクターに組み入れ、そしてベクターを宿主細胞に導入する。]
[0036] 加えて、重鎖および/または軽鎖の可変領域をコードする核酸配列を、例えば、全長抗体鎖、FabフラグメントまたはscFvをコードする核酸配列に変換することができる。VLまたはVHをコードするDNAフラグメントは、(2つのDNAフラグメントによってコードされるアミノ酸配列がインフレームであるように)例えば、抗体定常領域または可撓性リンカーをコードするもう1つのDNAフラグメントに作動可能に連結することができる。ヒト重鎖および軽鎖の定常領域の配列は当該技術分野において公知であり(例えば、Kabat, E. A., el al. (1991) Sequences of Proteins of Immunological Interest, Fifth Edition, U.S. Department of Health and Human Services, NIH Publication No. 91-3242を参照のこと)、そしてこれらの領域を包含するDNAフラグメントは、標準的なPCR増幅によって得ることができる。]
[0037] scFvをコードするポリヌクレオチド配列を作製するために、VLおよびVH領域が可撓性リンカーで接続された連続する単一鎖のタンパク質として、VHおよびVL配列を発現させることができるように、VHおよびVLをコードする核酸を、可撓性リンカーをコードするもう1つのフラグメントに作動可能に連結することができる(例えば、Bird et al. (1988) Science 242:423-426;Huston et al. (1988) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85:5879-5883;McCafferty et al., Nature (1990) 348:552-554を参照のこと)。]
[0038] 抗体、その抗原結合部分または誘導体を発現させるために、標準的な組み換えDNA発現方法を使用することができる(例えば、Goeddel; Gene Expression Technology. Methodsin Enzymology 185, Academic Press, San Diego, Calif. (1990)を参照のこと)。例えば、所望されるポリペプチドをコードするDNAを、発現ベクターに挿入することができ、次いで、発現ベクターは、適切な宿主細胞にトランスフェクトされる。いくつかの実施形態では、重鎖および軽鎖をコードするDNAは、個別のベクターに挿入される。他の実施形態では、重鎖および軽鎖をコードするDNAは、同じベクターに挿入される。調節配列の選択を含む発現ベクターの設計は、宿主細胞の選択、所望されるタンパク質の発現のレベルおよび発現が構成性であるかまたは誘導性であるかのような因子の影響を受けることが理解される。]
[0039] 哺乳動物宿主細胞発現のための好適な調節配列として、サイトメガロウイルス(CMV)から誘導されるプロモーターおよび/またはエンハンサー(例えば、CMVプロモーター/エンハンサー)、シミアンウイルス40(SV40)(例えば、SV40プロモーター/エンハンサー)、アデノウイルス、(例えば、アデノウイルス主要後期プロモーター(AdMLP))およびポリオーマのような哺乳動物細胞において高レベルのタンパク質発現を指令するウイルスエレメントが挙げられる。ウイルス調節エレメント、およびそれらの配列のさらなる説明については、例えば、StinskiによるU.S. 5,168,062、BellらによるU.S. 4,510,245およびSchaffnerらによるU.S. 4,968,615を参照のこと。組み換え発現ベクターはまた、複製開始点および選択マーカーを含むことができる(例えば、AxelらによるU.S. 4,399,216、4,634,665およびU.S. 5,179,017を参照のこと)。適切な選択マーカーとして、ベクターが導入されている宿主細胞にG418、ハイグロマイシンまたはメトトレキサートのような薬物に対する耐性を付与する遺伝子が挙げられる。例えば、ジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)遺伝子は、メトトレキサートに対する耐性を付与し、そしてneo遺伝子はG418に対する耐性を付与する。]
[0040] 発現ベクターの宿主細胞へのトランスフェクションは、エレクトロポレーション、リン酸カルシウム沈殿、およびDEAE−デキストラントランスフェクションのような標準的な技術を使用して、行うことができる。]
[0041] 本明細書において提供する抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体を発現する適切な哺乳動物宿主細胞として、チャイニーズハムスター卵巣(CHO細胞)(Urlaub and Chasin, (1980) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 77:4216-4220に記載のdhfr− CHO細胞を含む、例えば、R. J. Kaufman and P. A. Sharp (1982) Mol. Biol. 159:601-621における記載のようにDHFR選択マーカーと共に使用する)、NSO骨髄腫細胞、COS細胞およびSP2細胞が挙げられる。いくつかの実施形態では、発現されたタンパク質が、宿主細胞が増殖する培養培地に分泌されるように、発現ベクターが設計される。抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体は、標準的なタンパク質精製方法を使用して、培養培地から回収することができる。]
[0042] 抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体はまた、例えば、RobinsonらのU.S. 6,204,023および(Carter et al., Bio/Technology 10:163-167 (1992)に記載の適切なベクターを使用して、原核細胞においても産生させることができる。発現ベクターは、発現されたポリペプチドを、グラム陰性菌のペリプラズム空間、またはグラム陽性菌もしくは酵母の細胞外空間に分泌させるように設計することができるか、あるいはポリペプチドを、細胞内、例えば、封入体に保持させることができる。重鎖および軽鎖抗体ならびにそれらのフラグメントの本明細書において提供する配列は、発現をそれぞれの空間に指向する機能的エレメントに作動可能に連結させることができ、そのような機能的エレメントは、例えば、リーダー配列を含むことは、当業者に周知である。それぞれ、発現されたポリペプチドをペリプラズム空間から単離することができるか、または封入体を宿主細胞から単離することができる。例えば、Fab’−SHフラグメントを大腸菌(E.coli)から直接回収し、そして化学的に結合させて、F(ab’)2フラグメントを形成させることができる(Carter et al., (1992))。別の実施形態では、抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体は、例えば、U.S.5,204,244に記載のように、相同組み換えによって産生させてもよい。]
[0043] 本明細書に記載のベクターにおいてDNAをクローニングまたは発現させるための適切な宿主細胞は、上記の原核細胞、酵母、または高等真核細胞である。原核細胞に加えて、糸状菌または酵母のような真核微生物は、本明細書において提供する抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体に適切なクローニングまたは発現宿主である。サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)は、適切な真核宿主微生物である。もう1つの適切な酵母宿主は、シゾサッカロマイセス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)である。本明細書において提供するグリコシル化抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体の発現に適切な宿主細胞として、哺乳動物、植物、および昆虫細胞が挙げられる。抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体は、ハイドロキシアパタイトクロマトグラフィー、ゲル電気泳動、透析、組み換えタグ精製(例えば、HA−タグ、Myc−タグ、His−タグ)およびアフィニティークロマトグラフィーを含むが、これらに限定されない標準的なタンパク質精製方法を使用して、培養培地から回収することができる。]
[0044] 宿主細胞を、抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体産生のための上記の発現またはクローニングベクターで形質転換し、そしてプロモーターを含むか、形質転換体を選択するか、または所望される配列をコードする遺伝子を増幅するのに適切であるように改変された従来の栄養培地において培養する。Ham’s F10、Minimal Essential Medium((MEM)、RPMI−1640、およびDulbecco’s Modified Eagle’s Medium(DMEM)のような市販の培地は、宿主細胞を培養するのに適切である。温度、pHなどのような培養条件は、発現のために選択される宿主細胞によって先に使用された条件であり、そして当業者には明らかであろう。]
[0045] 組み換え技術を使用する場合、抗体を、細胞内、ペリプラズム空間に産生させるか、または培地に直接分泌させることができる。第1の工程として抗体を細胞内に産生させる場合、粒状破砕物(宿主細胞もしくは溶解されたフラグメントのいずれか)が、例えば、遠心分離または限外ろ過によって取り出される。Carter et al., Bio/Technology 10:163-167 (1992)は、大腸菌(E.coli)のペリプラズム空間に分泌される抗体を単離するための手順について説明している。簡単に説明すると、細胞ペーストを、酢酸ナトリウム(pH3.5)、EDTA、およびフッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)の存在下、約30分間、融解する。細胞破砕物は、遠心分離によって取り出すことができる。抗体が培地に分泌される場合、そのような発現系由来の上清を、一般的に最初に、市販のタンパク質濃縮フィルター、例えば、AmiconまたはMillipore Pellicon限外ろ過ユニットを使用して、濃縮する。PMSFのプロテアーゼ阻害剤を、タンパク質分解を阻害するための上記の工程のいずれかに含めてもよく、そして抗生物質を、外来性コンタミナントの増殖を防止するために含めてもよい。]
[0046] 細胞から調製される抗体組成物は、例えば、イオン交換クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー、ハイドロキシアパタイトクロマトグラフィー、ゲル電気泳動、透析、およびアフィニティークロマトグラフィーを使用して精製することができる。]
[0047] 抗体、それらの抗原結合フラグメントおよびそれらの誘導体は、ELISAアッセイおよび/またはHTRFアッセイ(いずれの当業者にも公知である他のアッセイ形式を適用することもできる)によって、TNF−αに結合することが認められている。本明細書において提供する抗体、その抗原結合フラグメントおよびその誘導体の多くは、抗TNFαモノクローナル抗体D2E7(配列番号1および配列番号2を含む)のFabフラグメントと同様に、少なくともTNF−αに結合する。アッセイでは、D2E7の抗原結合フラグメントと比較して、変異体の多くが、減少したオフ速度(off−rate)を有することが実証される。]
[0048] 本明細書において提供する抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体は、それを必要とする患者に投与することができる。抗体、その抗原結合部分または誘導体を投与するために、多様な経路を使用することができる。臨床的に許容されない有害作用を引き起こすことなく、有効なレベルの活性化合物を生じる任意の形態を意味する、医学的に許容できる任意の投与形態を使用して、抗体、その抗原結合部分または誘導体を投与することができる。そのような投与形態として、経口、舌下、局所、点鼻、経皮または非経口経路が挙げられる。用語「非経口」は、皮下、静脈内、筋肉内、または輸注を含む。]
[0049] 抗体、その抗原結合部分または誘導体は、一回で、連続的に、例えば、連続ポンプによって、または定期的な間隔で、投与することができる。定期的間隔は、1週間に1回、1週間に2回、または1箇月に1回であってもよい。適切な体液性、細胞性免疫および/または臨床応答を誘発するために、投薬を、1箇月、2箇月、3箇月もしくはそれ以上の期間行うことができる。特定の組成物の複数回の投薬の所望される時間間隔は、当業者による過度の実験を伴うことなく、決定することができる。抗体またはその抗原結合フラグメントの投与のための他のプロトコルは、当業者に周知であり、投与量、投与スケジュール、投与部位、投与形態などは、前述と異なる。]
[0050] なおもう1つの実施形態では、本明細書において提供する抗体、それらの抗原結合部分、または誘導体を使用して、生物学的サンプルにおいて、インビボ、エクスビボまたはインビトロでTNFαを検出することができる。適切な生物学的サンプルとして、例えば、TNFαを含有することが予想される組織サンプル、体液サンプルまたは細胞サンプルが挙げられる。これは、例えば、抗体とTNFα(サンプル中に存在する場合)との間の複合体の形成を可能にする条件下で、試験しようとするサンプルを、場合により、コントロールサンプルを伴って、抗体、その抗原結合部分、または誘導体と接触させることによって、達成することができる。次いで、複合体形成を、例えば、酵素免疫吸着測定法(ELISA)を使用して、検出することができる。]
[0051] 1つの実施形態では、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体、またはその抗原結合部分、もしくは誘導体であって、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む。なおもう1つの実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であり、ここで、配列番号1における改変は、D31G、D31T、D31N、D31R、Y32F、Y32Q、およびA40Vからなる群から選択され、そしてT129A、Q166R、およびT180Iからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖をさらに含む。]
[0052] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はHであり、そして配列番号1の残基32はFである。]
[0053] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はGであり、そして配列番号1の残基32はFまたはQである。]
[0054] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基32はSである。]
[0055] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はTであり、そして配列番号1の残基32はFである。]
[0056] さらに加えて、もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はQであり、そして配列番号2を有する軽鎖をさらに含み、ここで、配列番号2の残基180はIである。]
[0057] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はNである。]
[0058] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はNであり、そして配列番号1の残基32はSまたはFである。さらなる実施形態は、配列番号2の配列を有する軽鎖をさらに含む、TNF−αに結合することが可能な上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であり、ここで、配列番号2の残基166はRである。]
[0059] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はHであり、そして配列番号2の配列を有する軽鎖をさらに含み、ここで、配列番号2の残基40はVであり、そして配列番号2の残基129はAである。]
[0060] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はTであり、そして配列番号1の残基32はFである。]
[0061] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号1の残基31はGであり、そして配列番号1の残基32はFである。]
[0062] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体であって、ここで、配列番号1の残基31はRである。]
[0063] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体であって、ここで、配列番号1の残基50はGである。]
[0064] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体であって、ここで、配列番号1の残基58はTまたはVである。]
[0065] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体であって、ここで、配列番号1の残基103はPである。]
[0066] もう1つの実施形態は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体であって、ここで、重鎖は、D31H、D31Q、Y32S、およびS100Kからなる群から選択される少なくとも1つの改変をさらに含む。]
[0067] もう1つの実施形態は、配列番号1のアミノ酸配列を有する重鎖および配列番号2のアミノ酸配列を有する軽鎖を含む抗体またはその抗原結合フラグメントより少なくとも1.5倍低いKD解離定数またはKoff速度定数を有するQ3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む上記の単離された抗体である。]
[0068] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体、またはその抗原結合部分、もしくは誘導体をコードする核酸であって、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40R、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む。さらなる実施形態は、上記の核酸を含むベクターである。なおさらなる実施形態は、上記の核酸を含む宿主細胞である。]
[0069] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。さらに加えて、実施形態は、上記の単離された抗体または抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2における改変は、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、およびI29Vからなる群から選択される。]
[0070] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、およびI29Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基24はLであり、そして配列番号2の残基25はSまたはGである。さらなる実施形態は、上記の抗体であって、ここで、配列番号2の残基25はSであり、そしてここで、配列番号2の残基29はLである。]
[0071] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、およびI29Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基24はAまたはTである。]
[0072] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、およびI29Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基25はSまたはTである。なおさらなる実施形態は、上記の抗体であり、ここで、配列番号2の残基27はMである。]
[0073] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、およびI29Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基27はY、V、またはWである。さらなる実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基26はTである。]
[0074] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、およびI29Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2の残基28はS、P、R、またはLである。さらなる実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基29はLまたはVである。]
[0075] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含む。さらなる実施形態は、上記の単離された抗体または抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基53はWである。]
[0076] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、ここで、配列番号2の残基52はW、G、またはNである。]
[0077] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、ここで、配列番号2の残基52はNであり、そして配列番号2の残基53はY、F、またはVである。]
[0078] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、ここで、配列番号2の残基53はY、F、またはVであり、そして配列番号2の残基57はSである。]
[0079] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、ここで、配列番号2の残基53はSであり、そして配列番号2の残基214はGであり、そしてさらに、配列番号1のアミノ酸配列を有する重鎖を含み、ここで、残基65はRであり、そして残基66はNである。]
[0080] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、配列番号2の残基54はS、またはTである。さらなる実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基55はI、K、またはLである。]
[0081] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、ここで、配列番号2の残基56はRである。]
[0082] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2における改変は、V15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択される。なおさらなる実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基15はMであり、配列番号2の残基94はPであり、そして配列番号2の残基95はMである。]
[0083] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2における改変は、V15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択され、ここで、配列番号2の残基92はIである。さらなる実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基93はQであり、そして配列番号2の残基94はPである。]
[0084] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2における改変は、V15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択され、ここで、配列番号2の残基92はDであり、そして配列番号2の残基93はMである。]
[0085] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2における改変は、V15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択され、ここで、配列番号2の残基93はMである。さらなる実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基94はPである。]
[0086] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2における改変は、V15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択され、ここで、配列番号2の残基93はQである。さらなる実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、配列番号2の残基94はPである。]
[0087] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2における改変は、V15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択され、配列番号2の残基93はKであり、そして配列番号2の残基94はSである。]
[0088] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体は、V15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、T180I、V196A、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、配列番号2における改変は、V15M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択され、ここで、配列番号2の残基94はPであり、そして配列番号2の残基95は、Q、A、S、M、E、およびVからなる群から選択される。]
[0089] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、軽鎖は、Q27L、Q27Y、Q27K、I29L、T53S、Q55L、N92D、R93KおよびA94Pからなる群から選択される少なくとも1つの改変をさらに含む。]
[0090] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分もしくは誘導体であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分もしくはその誘導体は、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、およびC214Gからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、そしてさらに、E65RおよびG66Nからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖を含み、ここで、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分は、配列番号1のアミノ酸配列を有する重鎖および配列番号2のアミノ酸配列を有する軽鎖を含む抗体またはその抗原結合フラグメントより少なくとも1.5倍低いKD解離定数またはKoff速度定数を有する。]
[0091] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40V、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖、ならびにV15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、V196A T180I、およびC214Gからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む。さらなる実施形態は、配列番号1のアミノ酸配列を有する重鎖および配列番号2のアミノ酸配列を有する軽鎖を含む抗体またはその抗原結合フラグメントより少なくとも1.5倍低いKD解離定数またはKoff速度定数を有する上記の単離された抗体またはその抗原結合部分である。]
[0092] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分は、Q3R、D31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A40V、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖、ならびにV15M、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、Y49S、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、P95V、T129A、Q166R、V196A T180I、およびC214Gからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する配列番号2のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、ここで、軽鎖は、S52N、S52G、S52W、T53W、V58M、N92I、R93K、R93QおよびA94Pからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する。さらに実施形態は、上記の単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重鎖は、D31H、D31Q、Y32F、およびY32Sからなる群から選択される配列において少なくとも1つの改変を有する。]
[0093] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体またはその抗原結合部分は、配列番号1のアミノ酸31〜35を含む重鎖CDR1領域、配列番号1のアミノ酸50〜66を含む重鎖CDR2領域ならびに配列番号1のアミノ酸99〜100を含む重鎖CDR3領域を含み、そしてD31G、D31N、D31T、D31R、Y32F、Y32Q、M34I、A50G、I58T、I58V、E65R、G66N、およびS103Pからなる群から選択される少なくとも1つの変更を有し、そしてここで、抗体またはその抗原結合部分は、さらに場合により、配列番号2のアミノ酸24〜34を含む軽鎖CDR1領域、配列番号2のアミノ酸50〜56を含む軽鎖CDR2領域および配列番号2のアミノ酸89〜97を含む軽鎖CDR3領域をさらに含み、R24L、R24A、R24T、R25S、R25G、R25T、S26T、Q27M、Q27V、Q27W、G28S、G28P、G28R、G28L、I29V、S52N、S52G、S52W、T53W、T53Y、T53G、T53F、T53V、L54S、L54T、Q55I、Q55K、S56R、G57S、V58M、N92I、R93Q、R93M、A94S、P95Q、P95A、P95S、P95M、P95E、およびP95Vからなる群から選択される少なくとも1つの改変を有する。]
[0094] もう1つの実施形態は、Vh(可変重鎖)抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号43、44、および45によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてVl(可変軽鎖)抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であるが、但し、Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号46、47、および48によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてVl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号52、53および54によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない。さらに実施形態は、それぞれ、配列番号463および配列番号464によって同定される重鎖および軽鎖を有する抗体より少なくとも3倍低い親和定数KDまたはkoff速度定数でTNF−αに結合することが可能な上記の単離された抗体またはその抗原結合部分である。さらなる好適な実施形態は、30pM未満、より好ましくは、10pM以下の親和定数KDでTNF−αに結合することが可能な上記の単離された抗体またはその抗原結合部分である。]
[0095] もう1つの実施形態は、Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号43、44、および45によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域を含み、そしてVl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であるが、但し、Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号46、47、および48によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてVl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号52、53および54によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない。]
[0096] もう1つの実施形態は、Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号43、44、および45によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてVl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そして重鎖Vh領域は、30位においてGを有する、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分である。Vh領域の30位は、標準的な番号付けによって同定される(例えば、Kabat, E. A., el al. (1991) Sequences of Proteins of Immunological Interest, Fifth Edition, U.S. Department of Health and Human Services, NIH Publication No. 91-3242を参照のこと)。]
[0097] もう1つの実施形態は、Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号43、44、および45によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域を含み、そしてVl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域を含み、そして重鎖Vh領域は、30位においてGを有する、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分である。Vh領域の30位は、標準的な番号付けによって同定される(例えば、Kabat, E. A., el al. (1991) Sequences of Proteins of Immunological Interest, Fifth Edition, U.S. Department of Health and Human Services, NIH Publication No. 91-3242を参照のこと)。]
[0098] もう1つの実施形態は、単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列が配列番号55によって同定されるVhCDR1領域を含む。]
[0099] もう1つの実施形態は、単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列が配列番号55によって同定されるVhCDR1領域を含み、そしてここで、重鎖Vh領域は30位においてGを有する。Vh領域の30位は、標準的な番号付けによって同定される(例えば、Kabat, E. A., el al. (1991) Sequences of Proteins of Immunological Interest, Fifth Edition, U.S. Department of Health and Human Services, NIH Publication No. 91-3242を参照のこと)。]
[0100] もう1つの実施形態は、単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列が配列番号55によって同定されるVhCDR1領域を含み、そしてここで、Vl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含む。]
[0101] もう1つの実施形態は、単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列が配列番号55によって同定されるVhCDR1領域を含み、そしてここで、Vl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてここで、重鎖Vh領域は、30位においてGを有する。Vh領域の30位は、標準的な番号付けによって同定される(例えば、Kabat, E. A., el al. (1991) Sequences of Proteins of Immunological Interest, Fifth Edition, U.S. Department of Health and Human Services, NIH Publication No. 91-3242を参照のこと)。]
[0102] もう1つの実施形態は、単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列が配列番号56によって同定されるVlCDR3領域を含む。]
[0103] もう1つの実施形態は、単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号43、44、および45によって同定されるVhCDR1領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてここで、Vl抗体鎖は、配列が配列番号56によって同定されるVlCDR3領域を含む。]
[0104] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号20、21、22、23、24、25および26からなる配列の群に含まれる配列を含むが、但し、配列番号40によって同定される配列を含まない。]
[0105] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号21、22、23、24、25および26からなる配列の群に含まれる配列を含む。]
[0106] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号20によって同定される配列を含むが、但し、配列番号40によって同定される配列を含まない。]
[0107] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号21によって同定される配列を含む。]
[0108] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号22によって同定される配列を含む。]
[0109] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号23によって同定される配列を含む。]
[0110] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号24によって同定される配列を含む。]
[0111] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号25によって同定される配列を含む。]
[0112] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号26によって同定される配列を含む。]
[0113] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号27によって同定される配列を含むが、但し、配列番号42によって同定される配列を含まない。]
[0114] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号28によって同定される配列を含む。]
[0115] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号29によって同定される配列を含む。]
[0116] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号30によって同定される配列を含む。]
[0117] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号31によって同定される配列を含む。]
[0118] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号32によって同定される配列を含む。]
[0119] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号33によって同定される配列を含む。]
[0120] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号34によって同定される配列を含む。]
[0121] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号37によって同定される配列を含む。]
[0122] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号38によって同定される配列を含む。]
[0123] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号20、21、22、23、24、25および26からなる配列の群に含まれる配列、ならびに配列番号27、28、29、30、31、32、33、34、37および38からなる配列の群に含まれる配列を含むが、但し、VhおよびVl抗体鎖が、それぞれ、配列番号40および配列番号42によって同定される配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない。]
[0124] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号20および配列番号27によって同定される配列を含むが、但し、VhおよびVl鎖が、それぞれ、配列番号40および配列番号42によって同定される配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない。]
[0125] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号27によって同定される配列を含む。]
[0126] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号27によって同定される配列を含む。]
[0127] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号27によって同定される配列を含む。]
[0128] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号27によって同定される配列を含む。]
[0129] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号25および配列番号27によって同定される配列を含む。]
[0130] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号26および配列番号27によって同定される配列を含む。]
[0131] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号37によって同定される配列を含む。]
[0132] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号37によって同定される配列を含む。]
[0133] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号38によって同定される配列を含む。]
[0134] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号38によって同定される配列を含む。]
[0135] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号20および配列番号31によって同定される配列を含む。]
[0136] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号31によって同定される配列を含む。]
[0137] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号31によって同定される配列を含む。]
[0138] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号31によって同定される配列を含む。]
[0139] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号31によって同定される配列を含む。]
[0140] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号20および配列番号28によって同定される配列を含む。]
[0141] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号28によって同定される配列を含む。]
[0142] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号28によって同定される配列を含む。]
[0143] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号28によって同定される配列を含む。]
[0144] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号28によって同定される配列を含む。]
[0145] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号29によって同定される配列を含む。]
[0146] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号29によって同定される配列を含む。]
[0147] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号29によって同定される配列を含む。]
[0148] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号29によって同定される配列を含む。]
[0149] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号30によって同定される配列を含む。]
[0150] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号30によって同定される配列を含む。]
[0151] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号30によって同定される配列を含む。]
[0152] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号30によって同定される配列を含む。]
[0153] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号32によって同定される配列を含む。]
[0154] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号32によって同定される配列を含む。]
[0155] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号32によって同定される配列を含む。]
[0156] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号32によって同定される配列を含む。]
[0157] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号33によって同定される配列を含む。]
[0158] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号33によって同定される配列を含む。]
[0159] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号33によって同定される配列を含む。]
[0160] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号33によって同定される配列を含む。]
[0161] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号21および配列番号34によって同定される配列を含む。]
[0162] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号22および配列番号34によって同定される配列を含む。]
[0163] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号23および配列番号34によって同定される配列を含む。]
[0164] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号24および配列番号34によって同定される配列を含む。]
[0165] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号5によって同定される配列を含むが、但し、配列番号39によって同定される配列を含まない。]
[0166] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号6によって同定される配列を含む。]
[0167] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号7によって同定される配列を含む。]
[0168] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号8によって同定される配列を含む。]
[0169] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号9によって同定される配列を含む。]
[0170] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号10によって同定される配列を含む。]
[0171] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号11によって同定される配列を含む。]
[0172] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号12によって同定される配列を含むが、但し、配列番号41によって同定される配列を含まない。]
[0173] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号13によって同定される配列を含む。]
[0174] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号14によって同定される配列を含む。]
[0175] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号15によって同定される配列を含む。]
[0176] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号16によって同定される配列を含む。]
[0177] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号17によって同定される配列を含む。]
[0178] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号18によって同定される配列を含む。]
[0179] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号19によって同定される配列を含む。]
[0180] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号36によって同定される配列を含む。]
[0181] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号35によって同定される配列を含む。]
[0182] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号5、6、7、8、9、10および11からなる配列の群に含まれる配列、ならびに配列番号12、13、14、15、16、17、18、19、35および36からなる配列の群に含まれる配列を含むが、但し、重鎖および軽鎖が、それぞれ、配列番号39および配列番号41によって同定される配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない。]
[0183] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号5および配列番号12によって同定される配列を含むが、但し、重鎖および軽鎖が、それぞれ、配列番号39および配列番号41によって同定される配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない。]
[0184] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号12によって同定される配列を含む。]
[0185] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号12によって同定される配列を含む。]
[0186] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号12によって同定される配列を含む。]
[0187] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号12によって同定される配列を含む。]
[0188] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号10および配列番号12によって同定される配列を含む。]
[0189] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号11および配列番号12によって同定される配列を含む。]
[0190] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号35によって同定される配列を含む。]
[0191] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号35によって同定される配列を含む。]
[0192] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号36によって同定される配列を含む。]
[0193] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号36によって同定される配列を含む。]
[0194] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号5および配列番号16によって同定される配列を含む。]
[0195] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号16によって同定される配列を含む。]
[0196] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号16によって同定される配列を含む。]
[0197] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号16によって同定される配列を含む。]
[0198] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号16によって同定される配列を含む。]
[0199] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号5および配列番号13によって同定される配列を含む。]
[0200] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号13によって同定される配列を含む。]
[0201] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号13によって同定される配列を含む。]
[0202] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号13によって同定される配列を含む。]
[0203] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号13によって同定される配列を含む。]
[0204] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号14によって同定される配列を含む。]
[0205] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号14によって同定される配列を含む。]
[0206] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号14によって同定される配列を含む。]
[0207] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号14によって同定される配列を含む。]
[0208] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号15によって同定される配列を含む。]
[0209] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号15によって同定される配列を含む。]
[0210] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号15によって同定される配列を含む。]
[0211] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号15によって同定される配列を含む。]
[0212] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号17によって同定される配列を含む。]
[0213] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号17によって同定される配列を含む。]
[0214] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号17によって同定される配列を含む。]
[0215] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号17によって同定される配列を含む。]
[0216] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号18によって同定される配列を含む。]
[0217] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号18によって同定される配列を含む。]
[0218] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号18によって同定される配列を含む。]
[0219] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号18によって同定される配列を含む。]
[0220] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号6および配列番号19によって同定される配列を含む。]
[0221] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号7および配列番号19によって同定される配列を含む。]
[0222] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号8および配列番号19によって同定される配列を含む。]
[0223] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号9および配列番号19によって同定される配列を含む。]
[0224] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vh抗体鎖は、配列番号149、265、271、291、295、303、309、313、321、359、401、402および453からなる配列の群に含まれる配列を含む。]
[0225] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、Vl抗体鎖は、配列番号150、266、272、292、296、304、310、314、322、360および454からなる配列の群に含まれる配列を含む。]
[0226] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号149、265、271、291、295、303、309、313、321、359、401、402および453からなる配列の群に含まれる配列、ならびに配列番号150、266、272、292、296、304、310、314、322、360および454からなる配列の群に含まれる配列を含む。]
[0227] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖は、配列番号147、263、269、289、293、301、307、311、319、357、373および399からなる配列の群に含まれる配列を含む。]
[0228] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体軽鎖は、配列番号148、264、270、290、294、302、308、312、320、358、374および400からなる配列の群に含まれる配列を含む。]
[0229] もう1つの実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号147、263、269、289、293、301、307、311、319、357、373および399からなる配列の群、ならびに配列番号148、264、270、290、294、302、308、312、320、358、374および400からなる配列の群に含まれる配列を含む。]
[0230] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号149および配列番号150によって同定される配列を含む。]
[0231] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号147および配列番号148によって同定される配列を含む。]
[0232] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号265および配列番号266によって同定される配列を含む。]
[0233] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号263および配列番号264によって同定される配列を含む。]
[0234] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号271および配列番号272によって同定される配列を含む。]
[0235] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号269および配列番号270によって同定される配列を含む。]
[0236] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号291および配列番号292によって同定される配列を含む。]
[0237] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号289および配列番号290によって同定される配列を含む。]
[0238] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号295および配列番号296によって同定される配列を含む。]
[0239] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号293および配列番号294によって同定される配列を含む。]
[0240] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号303および配列番号304によって同定される配列を含む。]
[0241] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号301および配列番号302によって同定される配列を含む。]
[0242] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号309および配列番号310によって同定される配列を含む。]
[0243] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号307および配列番号308によって同定される配列を含む。]
[0244] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号313および配列番号314によって同定される配列を含む。]
[0245] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号311および配列番号312によって同定される配列を含む。]
[0246] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号321および配列番号322によって同定される配列を含む。]
[0247] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号319および配列番号320によって同定される配列を含む。]
[0248] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号359および配列番号360によって同定される配列を含む。]
[0249] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号357および配列番号358によって同定される配列を含む。]
[0250] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号375および配列番号376によって同定される配列を含む。]
[0251] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号373および配列番号374によって同定される配列を含む。]
[0252] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号401および配列番号402によって同定される配列を含む。]
[0253] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、重および軽抗体鎖は、それぞれ、配列番号399および配列番号400によって同定される配列を含む。]
[0254] もう1つの好適な実施形態は、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、ここで、VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号453および配列番号454によって同定される配列を含む。]
权利要求:

請求項1
Vh(可変重鎖)抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号43、44、および45によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてVl(可変軽鎖)抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、但し、Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号46、47、および48によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてVl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号52、53および54によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項2
Vh抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号43、44、および45によって同定されるVhCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そしてVl抗体鎖は、配列が、それぞれ、配列番号49、50および51によって同定されるVlCDR1、CDR2およびCDR3領域のうちの少なくとも1つを含み、そして重鎖Vh領域は、30位においてGを有する、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項3
Vh抗体鎖は、配列番号20、21、22、23、24、25および26からなる配列の群に含まれる配列を含むが、但し、配列番号40によって同定される配列を含まない、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項4
Vl抗体鎖は、それぞれ、配列番号27、28、29、30、31、32、33、34、37および38からなる配列の群に含まれる配列を含むTNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分であって、但し、VhおよびVl鎖が、それぞれ、配列番号40および配列番号42によって同定される配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分を含まない、請求項3に記載のTNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項5
VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号20および配列番号27によって同定される配列を含む、請求項4に記載のTNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項6
Vh抗体鎖は、配列番号23によって同定される配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項7
Vl抗体鎖は、配列番号37または配列番号38によって同定される配列を含む、請求項6に記載のTNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項8
Vh抗体鎖は、配列番号24によって同定される配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項9
Vl抗体鎖は、配列番号37または配列番号38によって同定される配列を含む、請求項8に記載のTNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項10
VhおよびVl抗体鎖は、それぞれ、配列番号149、265、271、291、295、303、309、313、321、359、401、402および453からなる配列の群に含まれる配列、ならびに配列番号150、266、272、292、296、304、310、314、322、360および454からなる配列の群に含まれる配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項11
抗体重鎖および軽鎖は、それぞれ、配列番号147、263、269、289、293、301、307、311、319、357、373および399からなる配列の群に含まれる配列、ならびに配列番号148、264、270、290、294、302、308、312、320、358、374および400からなる配列の群に含まれる配列を含む、TNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分。
請求項12
請求項1〜11のいずれか一項に記載の単離された抗体またはその抗原結合部分をコードする核酸。
請求項13
請求項12に記載の核酸を含むベクター。
請求項14
請求項12に記載の核酸または請求項13に記載のベクターを含む宿主細胞。
請求項15
請求項1〜11のいずれか一項に記載のTNF−αに結合することが可能な単離された抗体またはその抗原結合部分の産生のための方法であって、抗体またはその結合部分の発現を可能にし、そして培養物から抗体またはその結合部分を回収することを可能にする条件下で、請求項14に記載の宿主細胞を培養することを含む、方法。
請求項16
請求項1〜11のいずれか一項に記載の単離された抗体またはその抗原結合部分を含む医薬組成物。
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