专利摘要:
本発明は、RLC再設定時にデータ消失の発生を防ぐことのできる移動通信システム及びそのPDCP状態報告転送方法に関する。RLC内部エラーによりRLC再設定が発生すると、PDCPエンティティが変わらなくても、受信PDCPエンティティは、状態報告をトリガして送信PDCPエンティティに転送する。前記送信PDCPエンティティは、前記トリガされたPDCP状態報告に基づいて各PDCPSDUの受信状態を確認した後、前記受信PDCPエンティティにより正常に受信されていないPDCP SDUを再送する。
公开号:JP2011508560A
申请号:JP2010540597
申请日:2009-01-30
公开日:2011-03-10
发明作者:ソン−ジュン イー,;スン−ダク チョン,;スン−ジュン パク,;ヨン−デ リー,
申请人:エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド;
IPC主号:H04W28-04
专利说明:

[0001] 本出願は、2008年2月1日付けで出願された米国仮出願第61/025,311号、及び2009年1月30日付けで大韓民国に出願された韓国特許出願第10−2009−0007574号を優先権主張の基礎として優先権を主張するものであり、これらの全ての内容は参照することによりここに援用される。]
[0002] 本発明は、LTE(Long Term Evolution)システムに関し、特に、RLC(Radio Link Control)の再設定時にPDCP(Packet Data Convergence Protocol)状態報告を転送する移動通信システム、及びそのPDCP状態報告を転送する方法に関する。]
背景技術

[0003] 図1は、E−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)のネットワーク構造の一例を示す図である。E−UMTSは、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化したものであり、E−UMTSの標準化作業が3GPP(Third Generation Partnership Project)により行われている。E−UMTSはLTEシステムとも呼ばれる。] 図1
[0004] LTEネットワークは、E−UTRAN(Evolved UMTSTerrestrial Radio Access Network)と、CN(Core Network)とから構成される。E−UTRANは、UE(User Equipment)と、eNB(Evolved NodeB)と、ネットワークのエンドに位置して外部ネットワークに接続するaGW(Access Gateway)とを含む。]
[0005] aGWは、ユーザトラフィックを処理するための第1の部分と、制御トラフィックを処理するための第2の部分とに分けられる。前記ユーザトラフィックを処理するためのaGW部分と前記制御トラフィックを処理するためのaGW部分とは、通信インタフェースを介して接続することができる。]
[0006] 1つのeNBには1つ以上のセルが存在する。複数のeNB同士は前記ユーザトラフィック及び/又は制御トラフィックの伝送のためのインタフェースを介して接続される。CNは、aGWと、UEのユーザ登録のためのノードとを含む。UMTSにおいてE−UTRANとCNとを区分するためのインタフェースを使用することもできる。]
[0007] 図2及び図3は、3GPP無線アクセスネットワーク規格に準拠した移動端末とE−UTRAN間の無線インタフェースプロトコルの構造を示す図である。] 図2 図3
[0008] 前記無線インタフェースプロトコルは、水平的には、物理層、データリンク層、及びネットワーク層からなり、垂直的には、データ情報の伝送のためのユーザプレーン(U−plane)、及び制御信号の伝送のための制御プレーン(C−plane)からなる。図2及び図3に示すプロトコル層は、相互接続方式でよく知られている開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)参照モデルの下位3層に基づいて、第1層(L1)、第2層(L2)、及び第3層(L3)に区分される。] 図2 図3
[0009] このような無線プロトコル層は、移動端末とE−UTRANに対で存在し、無線区間のデータ伝送を担当する。]
[0010] 以下、図2に示す制御プレーン及び図3に示すユーザプレーンの無線プロトコル層を説明する。前述のように、前記第1層である物理層は、上位層に情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。前記物理層は、上位層、例えばMAC(Medium Access Control)層などにトランスポートチャネルを介して接続されており、前記トランスポートチャネルを介して前記MAC層と前記物理層間のデータ伝送が行われる。ここで、前記トランスポートチャネルは、チャネル共有状態によって、専用トランスポートチャネルと共通トランスポートチャネルとに分けられる。また、異なる物理層間、例えば送信側物理層と受信側物理層間では、無線リソースを利用した物理チャネルを介してデータ伝送が行われる。] 図2 図3
[0011] 前記第2層は複数の層を含む。まず、MAC層は、複数の論理チャネルを複数のトランスポートチャネルにマッピングする役割を果たし、複数の論理チャネルを1つのトランスポートチャネルにマッピングする論理チャネル多重化の役割も果たす。前記MAC層は、上位層であるRLC層に論理チャネルを介して接続されており、前記論理チャネルは、伝送される情報の種類によって、大きく制御プレーンの情報を伝送する制御チャネルと、ユーザプレーンの情報を伝送するトラフィックチャネルとに分けられる。]
[0012] 前記第2層のRLC層は、上位層から受信したデータを分割(segment)及び連結(concatenate)して、下位層における無線区間のデータ伝送に適するようにデータサイズを調節する役割を果たす。]
[0013] 前記RLC層は、各無線ベアラ(Radio Bearer; RB)が要求する様々なQoSを保証するために、透過モード(Transparent Mode; TM)、非応答モード(Un−acknowledged Mode; UM)、及び応答モード(Acknowledged Mode; AM)の3つの動作モードを提供する。特に、AM RLCは、信頼性のあるデータ伝送のために、自動再送要求(Automatic Repeat Request; ARQ)機能を利用した再送機能を実行する。]
[0014] 前記第2層のPDCP層は、前記RLC層の上位に位置する。前記PDCP層は、相対的に帯域幅の狭い無線区間でIPv4やIPv6などのIPパケットを使用して効率的にデータを伝送するために用いられる。このために、前記PDCP層は、例えばヘッダ圧縮などの機能により不要な制御情報を少なくする。前記PDCP層によるヘッダ圧縮は、データのヘッダ部分で必ず必要な情報のみを伝送させることにより、無線区間で効率的にデータを伝送させる役割を果たす。また、LTEシステムにおいては、前記PDCP層がセキュリティ機能も実行する。前記セキュリティ機能は、第三者のデータ盗聴を防止する暗号化機能と、第三者のデータ操作を防止する完全性保護(integrity protection)機能とを含む。]
[0015] 前記第3層の最上位に位置するRRC(Radio Resource Control)層は、制御プレーンでのみ定義され、無線ベアラ(RB)の設定、再設定、及び解除に関連して論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルの制御を担当する。ここで、RBとは、移動端末とUTRAN間のデータ伝送のために無線プロトコルの第1層及び第2層により提供される論理パスを意味する。一般に、RBの設定とは、特定のサービスを提供するために必要な無線プロトコル層及びチャネルの特性を規定し、それぞれの具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。RBはSRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)とに分けられるが、SRBは制御プレーンでRRCメッセージを伝送する経路として使用され、DRBはユーザプレーンでユーザデータを伝送する経路として使用される。]
[0016] 以下、PDCPエンティティについて具体的に説明する。]
[0017] 図2に示すように、PDCPエンティティは、上位にはRRC層又はユーザアプリケーションが接続され、下位にはRLC層が接続されている。] 図2
[0018] 図4は、PDCPエンティティの詳細構造を示す図である。図示のブロックは機能ブロックであり、実際とは異なることもある。] 図4
[0019] 図4を参照すると、1つのPDCPエンティティは送信PDCPエンティティと受信PDCPエンティティとからなる。左の送信PDCPエンティティは、上位層から受信したサービスデータユニット(Service Data Unit;SDU)又はPDCPエンティティが独自に生成した制御情報をプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit;PDU)に構成し、受信PDCPエンティティ(ピアエンティティ)に伝送する。そして、右の受信PDCPエンティティは、送信PDCPエンティティ(ピアエンティティ)から受信したPDCP PDUからPDCP SDU又は制御情報を抽出する。] 図4
[0020] 前記のように、前記送信PDCPエンティティが生成するPDUには、データPDU(Data PDU)と制御PDU(Control PDU)がある。前記データPDUは、前記PDCPが上位層から受信したSDUを加工して生成するデータブロックであり、前記制御PDUは、前記PDCPがピアエンティティに制御情報を伝送するために独自に生成するデータブロックである。]
[0021] 前記データPDUは、ユーザプレーン及び制御プレーンのRBの両方で生成されるが、PDCPの一部の機能は使用するプレーンに応じて選択的に適用される。]
[0022] より具体的には、ヘッダ圧縮機能はユーザプレーンのデータにのみ適用され、セキュリティ機能のうち完全性保護機能は制御プレーンのデータにのみ適用される。前記セキュリティ機能は、前記完全性保護機能の他に、データセキュリティのための暗号化機能をも含むが、前記暗号化機能は、ユーザプレーン及び制御プレーンのデータの両方に適用される。]
[0023] 前記制御PDUは、ユーザプレーンのRBでのみ生成される。また、前記制御PDUには、PDCPバッファの受信状況を送信側に通知するための状態報告(Status Report)と、ヘッダ復元装置(Header Decompressor)の状況をヘッダ圧縮装置(Header Compressor)に通知するためのヘッダ圧縮(Header Compression; HC)フィードバックパケットがある。]
[0024] 前記状態報告は受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティに転送される。これにより、受信PDCPエンティティが各PDCPSDUの受信状態を送信PDCPエンティティに通知することによって、送信PDCPエンティティが受信したPDCP SDUは再送しないようにし、受信していないPDCP SDUは再送するようにする。前記PDCP状態報告はPDCP STATUSPDUの形で転送される。]
[0025] 図5は、PDCP STATUSPDUの構造を示す図である。] 図5
[0026] 図5を参照すると、PDCP STATUSPDUは、当該PDUがデータPDUであるか制御PDUであるかを示す1ビットのD/C(Data/Control)と、制御PDUのタイプを示す3ビットのPDUタイプとを含む。ここで、PDUタイプが「000」であればPDCP状態報告を示し、「001」であればヘッダ圧縮フィードバック情報を示し、残りの値は予備のPDU(reserved PDU)を示す。] 図5
[0027] さらに、前記PDCP STATUSPDUは、受信側が最初に受信に失敗したPDCPSDUのシーケンス番号(SN)を示す12ビットのFMS(First Missing SN)と、モジュロ4096を満たすPDCP SDUを正常に受信したか否かを示す可変長のビットマップとを含む。ここで、ビットマップフィールドの該当ビット位置が0であればPDCP SDUの受信失敗を示し、1であればPDCP SDUの受信成功を示す。そして、前記PDCP SDU SNは、前記FMSと前記ビット位置とから構成される。]
[0028] LTEシステムにおいては、前記PDCP状態報告がハンドオーバー時に用いられる。]
[0029] まず、送信PDCPエンティティは、上位層からのPDCPSDUを送信した後、今後要求される再送のために送信バッファに保存する。]
[0030] ハンドオーバーが発生すると、前記送信PDCPエンティティは、PDCP状態報告により、受信PDCPエンティティがPDCPSDUを正常に受信したか否かの情報を受信する。次に、前記送信PDCPエンティティは、ハンドオーバー後に前記受信PDCPエンティティが受信していないPDCP SDUを再送する。特に、ネットワーク側では、ハンドオーバーが発生するとeNBがソースからターゲットに変わり、PDCPエンティティが変わるため、このような状態報告を用いた再送が必ず必要である。]
課題を解決するための手段

[0031] 従来技術においては、ハンドオーバー時にのみPDCP層の再送を許容し、通常はAM RLCの再送機能を利用してデータ消失を防いでいた。つまり、ハンドオーバーのように基地局(eNB)が変わってPDCPエンティティが変わる場合にのみ、その過程で発生し得るデータ消失を防ぐために、ハンドオーバー後にPDCP層の再送を許容していた。従って、従来技術においては、PDCP状態報告の転送もハンドオーバーが発生した場合にのみ許容されていた。]
[0032] ところが、このような従来の方法においては次のような問題があった。]
[0033] PDCPの下位のRLC層でendless RLCの再送などのRLC内部エラーが発生した場合、RLCエンティティを再設定するようになっているが、このようにRLC再設定が発生した場合もPDCPの再送が必要である。その理由は、RLC再設定が発生すると、送信RLCエンティティと受信RLCエンティティの両方が再設定されるが、RLC再設定が発生した時点で送信中のRLCPDU(outstanding RLC PDU)は受信RLCエンティティが正常に受信したか否かが分からないからである。]
[0034] すなわち、PDCPエンティティはRLC再設定が発生した時点で送信中のRLCPDU(outstanding RLC PDU)の送信結果が分からないため、その送信結果を確認し、RLC再設定後、送信に失敗したPDCPSDUを再送する過程が必要である。]
[0035] そこで、本発明の目的は、RLC再設定時にPDCP層に状態報告を転送させることにより、RLC再設定によるデータ消失を低減することのできる移動通信システム、及びそのPDCP状態報告を転送する方法を提供することにある。]
[0036] 上記の目的を達成するために、本発明は、受信PDCPエンティティがRLC再設定を伴う第2層エラーが感知されたという指示を受信する段階と、前記RLC再設定によってPDCP状態報告をトリガする段階と、前記PDCP状態報告を構成する段階と、前記RLC再設定が完了した後、前記構成されたPDCP状態報告を送信PDCPエンティティに転送する段階とを含むPDCP状態報告転送方法を提供する。]
[0037] 前記受信段階、前記トリガ段階、及び前記転送段階は、RLC AMにマッピングされた無線ベアラを利用して行われることが好ましい。]
[0038] 前記指示は、上位層から受信されることが好ましい。]
[0039] 前記指示は、下位層から受信されることが好ましい。]
[0040] 前記第2層エラーは、RLCエラーを含むことが好ましい。]
[0041] 前記第2層エラーは、ハンドオーバー手順とは関連のないエラーであることが好ましい。]
[0042] 前記PDCP状態報告は、PDCPSDUを受信したか否かを示すことが好ましい。]
[0043] 前記PDCP状態報告は、前記RLC再設定によってRLCから受信したPDCPデータPDUを処理した後に構成されることが好ましい。]
[0044] 上記の目的を達成するために、本発明は、RLC再設定を伴う第2層エラーが感知されたという指示を受信すると、PDCP状態報告を構成して転送するように構成された受信PDCPエンティティと、前記転送されたPDCP状態報告に基づいて、前記受信PDCPエンティティが受信に失敗したPDCPSDUを再送するように構成された送信PDCPエンティティとを含む移動通信システムを提供する。]
[0045] 前記受信PDCPエンティティは、前記第2層エラーが感知されると、前記RLC再設定によってPDCP状態報告をトリガし、前記PDCP状態報告を構成し、前記RLC再設定が完了した後、前記構成されたPDCP状態報告を前記送信PDCPエンティティに転送することが好ましい。]
[0046] 前記指示は、上位層から受信されることが好ましい。]
[0047] 前記指示は、下位層から受信されることが好ましい。]
[0048] 前記第2層エラーは、RLCエラーを含むことが好ましい。]
[0049] 前記第2層エラーは、ハンドオーバー手順とは関連のないエラーであることが好ましい。]
[0050] 前記PDCP状態報告は、PDCPSDUを正常に受信したか否かを示すことが好ましい。]
[0051] 前記PDCP状態報告は、前記RLC再設定によってRLCから受信したPDCPデータPDUを処理した後に構成されることが好ましい。]
発明の効果

[0052] 前述したように、RLC内部エラーによりRLC再設定が発生すると、PDCPエンティティが変わらなくても、受信PDCPエンティティは、状態報告をトリガして送信PDCPエンティティに転送し、前記送信PDCPエンティティは、前記トリガされたPDCP状態報告に基づいて各PDCPSDUの受信状態を確認した後、送信に失敗したPDCP SDUを再送することにより、どんな場合でもデータ消失を防ぐことができる。]
図面の簡単な説明

[0053] 従来技術及び本発明が適用される移動通信システムであるLTEシステムのネットワーク構造を示す図である。
無線プロトコルの制御プレーンの各層を示す図である。
無線プロトコルのユーザプレーンの各層を示す図である。
PDCPエンティティの詳細構造を示す図である。
PDCP STATUSPDUの構造を示す図である。
本発明の好ましい実施形態による移動通信システムの状態報告転送方法を示すフローチャートである。]
実施例

[0054] 本発明は、移動通信システム、とりわけUMTSから進化したE−UMTSに適用される。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を適用できる全ての通信システム及び通信プロトコルに適用することができる。]
[0055] 以下、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。]
[0056] 一般に、PDCPの下位のRLC層でendless RLCの再送などのRLC内部エラーが発生した場合は、RLCエンティティを再設定する。RLC再設定が発生すると、送信RLCエンティティと受信RLCエンティティの両方が再設定されるため、RLC再設定が発生した時点で送信中のRLCPDU(outstanding RLC PDU)は受信RLCエンティティが正常に受信したか否かが分からない(データ消失が発生し得る)。]
[0057] 従って、ハンドオーバーが発生した場合だけでなく、RLC内部エラーによりRLC再設定が発生した場合も、送信PDCPは受信PDCPから転送された状態報告に基づいてPDCPSDUを再送する必要がある。]
[0058] 本発明によるPDCP状態報告転送方法は、受信PDCPエンティティがRLC再設定を伴う第2層エラーが感知されたという指示を受信する段階と、前記RLC再設定によってPDCP状態報告をトリガする段階と、前記PDCP状態報告を構成する段階と、前記RLC再設定が完了した後、前記構成されたPDCP状態報告を送信PDCPエンティティに転送する段階とを含む。]
[0059] 前記受信段階、前記トリガ段階、及び前記転送段階は、RLC AMにマッピングされた無線ベアラを利用して行われる。]
[0060] 前記指示は、上位層から受信される。]
[0061] 前記指示は、下位層から受信される。]
[0062] 前記第2層エラーは、RLCエラーを含む。]
[0063] 前記第2層エラーは、ハンドオーバー手順とは関連のないエラーである。]
[0064] 前記PDCP状態報告は、PDCPSDUを受信したか否かを示す。]
[0065] 前記PDCP状態報告は、前記RLC再設定によってRLCから受信したPDCPデータPDUを処理した後に構成される。]
[0066] つまり、本発明においては、データ消失を防ぐために、下位のRLC層が再設定されると、PDCPエンティティが変わらなくても、受信PDCPエンティティは、送信PDCPエンティティにPDCP状態報告を転送し、前記送信PDCPエンティティは、前記転送されたPDCP状態報告に基づいて各PDCPSDUの受信状態を確認した後、送信に失敗したPDCP SDUを再送する。]
[0067] このために、本発明においては、PDCP層とRLC層が次のような動作を行う。]
[0068] RLCは、endless RLCの再送などの内部エラーによりRLC再設定が発生するか否かを確認する。RLC再設定が発生すると、RLCは、当該状況をRLCの上位層(PDCP)及びRLCのピアRLCの上位層(ピアPDCP)に通知する。]
[0069] RLCがRLC再設定をRLCの上位層(PDCP)に通知する方法は様々に実現できる。]
[0070] 例えば、RLCがRLC再設定を直ちにRLCの上位層(PDCP)に通知するようにしてもよく、RLCが制御層(RRC)にRLC再設定を通知し、RRCがそのRLC再設定をPDCP層に通知するようにしてもよい。]
[0071] RLCがRLC再設定をRLCのピアRLCの上位層(ピアPDCP)に通知する方法も様々に実現できる。]
[0072] 例えば、RLCがRESETPDUなどによりRLC再設定をピアRLCに通知し、ピアRLCがそのRLC再設定をピアRLCの上位層(ピアPDCP)に通知するようにしてもよい。また、RLCがRLC再設定を制御層(RRC)に通知し、RRCがそのRLC再設定をピアRRCに通知し、ピアRRCがそのRLC再設定をピアPDCPに通知するようにしてもよい。]
[0073] 前記RLC再設定が通知されたPDCPのうち受信PDCPエンティティは、送信PDCPエンティティにPDCP状態報告を転送して受信側の受信状況を通知し、前記PDCP状態報告が転送された送信PDCPエンティティは、RLC再設定後、前記受信PDCPエンティティが受信していないPDCPSDUを再送する。]
[0074] すなわち、RLC又はRRCからPDCPにRLC再設定が通知されると、受信PDCPエンティティは、受信PDCPエンティティの受信バッファの状況を把握し、PDCP状態報告を送信PDCPエンティティに転送する。]
[0075] 正確なPDCP状態報告のために、受信PDCPエンティティは、受信バッファの状況を把握する際、RLC再設定によってPDCPエンティティに転送されたPDCPSDUも考慮して受信に成功したか否かを把握しなければならない。RLCは、通常は、RLC SDUをPDCPエンティティに順次(in−sequence)転送するが、RLC再設定状況では、正常に受信したRLC SDUをPDCPエンティティに非順次的に(out−of−sequence)転送する。従って、受信PDCPエンティティは、PDCPPDUをヘッダ復元してPDCP SDUの受信に成功したか否かを把握する。]
[0076] 送信PDCPエンティティは、受信PDCPエンティティからPDCP状態報告が転送されると、送信に失敗したPDCPSDUを正確に把握し、RLC再設定後、送信に失敗したPDCP SDUを再送する。]
[0077] 図6は、本発明の好ましい実施形態による移動通信システムの状態報告転送方法を示すフローチャートである。] 図6
[0078] 図6を参照すると、送信RLCエンティティ又は受信RLCエンティティはRLC再設定の発生を確認し続ける(S10)。RLC再設定が感知されると、RLCはRLC再設定情報を共有する動作を行う(S11)。] 図6
[0079] 前記RLC再設定情報の共有は、RLCがRLC再設定を直ちにPDCPに通知するか、又はRLCが制御層(RRC)にRLC再設定を通知してRRCがそのRLC再設定をPDCPに通知することにより行われる。]
[0080] また、前記RLC再設定情報の共有は、RLCがRESETPDUなどによりRLC再設定をピアRLCに通知し、ピアRLCがそのRLC再設定をピアRLCの上位層(ピアPDCP)に通知するか、又はRLCがRLC再設定を制御層(RRC)に通知し、RRCがそのRLC再設定をピアRRCに通知し、ピアRRCがそのRLC再設定をピアPDCPに通知することにより行われる。]
[0081] 前記RLC再設定情報が共有されると、受信PDCPエンティティは、前記RLC再設定によってトリガされたPDCP状態報告を送信PDCPエンティティに転送することで受信状況を通知する(S12)。]
[0082] 前記PDCP状態報告が転送されると、送信PDCPエンティティは、送信に成功したPDCPSDUと送信に失敗したPDCP SDUを正確に把握し、送信に失敗したPDCP SDUを再送する(S13)。]
[0083] 本発明は、RLC内部エラーによりRLC再設定が発生した場合を例に挙げて説明したが、第1、第2層の内部エラーが発生した場合にも適用できる。]
[0084] 一方、本発明による方法は、前述のように、ハードウェアもしくはソフトウェア、又はこれらの組み合わせにより実現することができる。例えば、本発明による方法は、記憶媒体(例えば、移動端末の内部メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスクなど)に記憶させることができる。また、本発明による方法は、プロセッサ(例えば、移動端末のマイクロプロセッサ)により実行可能なソフトウェアプログラムのコード又はコマンドワードとして実現することもできる。]
[0085] 本発明は前記実施形態を参照して説明されたが、これは単なる例示にすぎない。当該技術分野における通常の知識を有する者であれば本発明の思想や範囲内で本発明の様々な変形及び他の均等な実施形態が可能であることは明らかである。また、本発明は前述の実施形態を全体的に又は部分的に選択して組み合わせることにより実現可能であることも理解できるであろう。従って、本発明は、添付の請求の範囲及びその均等物の範囲内で提供される本発明の様々な変形及び変更を含む。]
权利要求:

請求項1
RLC再設定を伴う第2層エラーが感知されたという指示を受信する段階と、前記RLC再設定によってPDCP状態報告をトリガする段階と、前記PDCP状態報告を構成する段階と、前記RLC再設定が完了した後、前記構成されたPDCP状態報告を送信PDCPエンティティに転送する段階とを含むことを特徴とする受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項2
前記受信段階、前記トリガ段階、及び前記転送段階は、RLCAMにマッピングされた無線ベアラを利用して行われることを特徴とする請求項1に記載の受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項3
前記指示が上位層から受信されることを特徴とする請求項1に記載の受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項4
前記指示が下位層から受信されることを特徴とする請求項1に記載の受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項5
前記第2層エラーがRLCエラーを含むことを特徴とする請求項1に記載の受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項6
前記第2層エラーが、ハンドオーバー手順とは関連のないエラーであることを特徴とする請求項1に記載の受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項7
前記PDCP状態報告が、PDCPSDUを受信したか否かを示すことを特徴とする請求項1に記載の受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項8
前記PDCP状態報告が、前記RLC再設定によってRLCから受信したPDCPデータPDUを処理した後に構成されることを特徴とする請求項1に記載の受信PDCPエンティティから送信PDCPエンティティへのPDCP状態報告転送方法。
請求項9
RLC再設定を伴う第2層エラーが感知されたという指示を受信すると、PDCP状態報告を構成して転送するように構成された受信PDCPエンティティと、前記PDCP状態報告により送信成功が確認されていないPDCPSDUを再送するように構成された送信PDCPエンティティとを含むことを特徴とする移動通信システム。
請求項10
前記受信PDCPエンティティは、前記第2層エラーが感知されると、前記RLC再設定によってPDCP状態報告をトリガし、前記PDCP状態報告を構成し、前記RLC再設定が完了した後、前記構成されたPDCP状態報告を前記送信PDCPエンティティに転送することを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
請求項11
前記指示が上位層から受信されることを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
請求項12
前記指示が下位層から受信されることを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
請求項13
前記第2層エラーがRLCエラーを含むことを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
請求項14
前記第2層エラーが、ハンドオーバー手順とは関連のないエラーであることを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
請求項15
前記PDCP状態報告が、PDCPSDUを受信したか否かを示すことを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
請求項16
前記PDCP状態報告が、前記RLC再設定によってRLCから受信したPDCPデータPDUを処理した後に構成されることを特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
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法律状态:
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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