![]() 核燃料集合体用の輸送コンテナ及び核燃料集合体を輸送する方法
专利摘要:
非照射核燃料集合体用の輸送コンテナ(10)は、少なくとも1つの核燃料集合体を受け入れるための単一ケーシング(11)を含み、単一ケーシング(11)は細長い管状シェル(12)で形成され、細長い管状シェル(12)は、核燃料集合体(2)を受け入れるための少なくとも1つの個々のハウジング(20)を構成する金属内部層(22)と、金属内部層(22)を取り囲む金属外部層(30)と、を含み、細長い管状シェル(12)は、内部層(22)と外部層(30)の間が満たされ、前記ケーシングは、ハウジング(20)或いは各々のハウジング(20)をシェル(12)の長手方向両端で閉じるためのふた(13)を有する。 公开号:JP2011508231A 申请号:JP2010540162 申请日:2008-12-22 公开日:2011-03-10 发明作者:ピエール ウェジュレル;ジャック ゴーティエ 申请人:アレヴァ エヌペ; IPC主号:G21F5-008
专利说明:
[0001] 本発明は、非照射核燃料集合体用の輸送コンテナに関する。] 背景技術 [0002] 新しい(或いは非照射)核燃料集合体は、一般的に、製造場で製造され、次いで、原子力発電所に輸送される。] [0003] 核燃料集合体は、輸送中、安全性及び性能の要求条件下で原子炉でのそれらの後の使用を保証する目的で、通常の輸送条件下でそれらの完全性を保つために、輸送中事故の場合に性能低下のリスクを最小にするために、特に、核分裂性物質が分散すること及び臨界の状態に近づくことを防ぐために、保護されなければならない。] [0004] フランス特許第2 774 800号は、核燃料集合体用の2つの個々のハウジングを構成する内部包装と、2つの半分のシェルで形成された外部包装とを含み、内部包装が外部包装の内部に吊るされている核燃料集合体用の輸送コンテナを記載する。] [0005] その構造の目的は、2つの重ね合わされた包装及び2つの包装の間の緩衝手段のおかげで、新しい核燃料集合体を衝撃及び振動から保護することである。] [0006] それにもかかわらず、そのコンテナは、特に、嵩だかで重い。コンテナは地面上に水平にしか貯蔵することができず、さらにコンテナが地面に占める大きな表面積が、原子力発電所の敷地で中間的に貯蔵することができるコンテナの数を制限する。その大きな寸法形状は、例えば輸送プラットフォーム上にコンテナを留めるために、作業者に地面より高い所で仕事を強いる。最後に、多数の労働者が、規定に従って燃料の運搬を確実に行うために必要である。これらの特徴は、そのタイプのコンテナの輸送及び開発の費用をかなり増大させる。] [0007] 本発明の目的は、輸送費用をかなり減少させ且つコンテナの開発の条件を改善させることができる核燃料集合体用の輸送コンテナを提案することである。] [0008] そのために、本発明は、非照射核燃料集合体用の輸送コンテナであって、輸送コンテナは、少なくとも1つの核燃料集合体を受け入れるための単一ケーシングを含み、単一ケーシングは細長い管状シェルで形成され、細長い管状シェルは、核燃料集合体を受け入れるための少なくとも1つの個々のハウジングを構成する金属内部層と、金属内部層を取り囲む金属外部層と、を含み、細長い管状シェルは、内部層と外部層の間が満たされ、ケーシングは、ハウジング或いは各々のハウジングをシェルの長手方向両端で閉じるためのふたを有することを特徴とする、輸送コンテナを提案する。] [0009] 他の実施形態によると、輸送コンテナは孤立して又は技術的に可能な組合せで取られた次の特徴の1つ又は2以上を有する。本発明の輸送コンテナは、ハウジング或いは各個々のハウジングを構成し且つハウジングの全長にわたってほぼ平滑である横面を含み; ハウジング或いは各個々のハウジングの横面とハウジングの内部に受け入れられる燃料集合体との間の横方向隙間は、ハウジング内の相対移動によって引き起こされる燃料集合体の損傷を回避するように選択され; ハウジング或いは各個のハウジングの横面とハウジングの内部に受け入れられる燃料集合体との間の横方向隙間は、0.1mm乃至5mm、好ましくは0.3mm乃至3mm、さらに好ましくは0.5mm乃至1mmであり; 横方向隙間は、ハウジングの内面に固定されたプレートを追加することによって調節され; ハウジング或いは各ハウジングは、Vの形状に配置された2組の横面によって画成される四角形断面を有し、シェルは、ハウジング或いは各ハウジング毎に、Vの形状に配置された横面2対のうち一対を持つ支持部と、Vの形状に配置された横面の2対のうちの他方一対をもつドアと、ドアと支持部の位置を、V形状に配置された面の対の交差線を通る横方向に調節することができる、ドアを支持部に固定するための手段と、を含み; シェルは、中性子を吸収する遮蔽のための中間層と、衝撃からの保護のための中間層、とを含み; 熱保護のための層は、衝撃に対する保護のための中間層に加えられ; 保護層は、中性子吸収遮蔽層を取り囲み; シェルは、中性子吸収遮蔽層と、保護層を分離する中間金属分離層を含む。] [0010] 本発明は、また、少なくとも1つの非照射核燃料集合体を輸送する方法に関し、少なくとも1つの非照射核燃料集合体は、上述の輸送コンテナに配置され、コンテナは、コンテナのケーシングが、コンテナの落下の場合に核燃料集合体をそれだけで保護するように輸送車両に配置され、コンテナは最初の場所から次の場所まで輸送される。] [0011] ある実施形態によると、緩衝部材は、シェルと設置面の間に配置される。] [0012] 本発明及び本発明の利点は、添付図面を参照して、例示として純粋に与えられる以下の記述を参照してよりよく理解される。] 図面の簡単な説明 [0013] 核燃料集合体の概略斜視図である。 図1に記載された2つの核燃料集合体を輸送するために提供される、本発明によるコンテナの斜視図である。 平面III−IIIによる、図2のコンテナの断面図である。 平面IV−IVによる、図2のコンテナの断面図である。 コンテナを入れる2つの方法を例示する、図2のコンテナの図である。 コンテナを入れる2つの方法を例示する、図2のコンテナの図である。 本発明の変形によるコンテナの入れ方を例示する、図5及び図6の図と同様の図である。 本発明の変形によるコンテナの入れ方を例示する、図5及び図6の図と同様の図である。 図2に記載のコンテナの中間貯蔵用の装置の概略図である。 図2に記載のコンテナを輸送する車両の概略側面図である。] 図1 図2 図5 図6 実施例 [0014] 図1の核燃料集合体2は、加圧水型原子炉(PWR)で用いられるタイプのものである。] 図1 [0015] 核燃料集合体2は、長手方向Lに細長い。核燃料集合体2は、核燃料棒4の束と、核燃料棒4を支持するための骨組み5とを含む。核燃料集合体2は、例示された例では、正方形断面を有する。] [0016] 核燃料棒4は、核燃料ペレットを詰め且つその両端がプラグによって閉じられたチューブの形態である。] [0017] 普通であるように、骨組み5は、核燃料集合体2の長手方向両端に配置された2つの端ピース6と、端ピース6の間に長手方向に延びるガイドチューブ(図示せず)と、燃料棒6を保持するための格子8と、を含む。ガイドチューブは、これらの端が端ピース6に固定される。格子8は、ガイドチューブに固定され且つ端ピース6の間に分布されている。核燃料棒4は、核燃料棒4を長手方向に及び横方向に保持する格子8の中を延びる。] [0018] 核燃料集合体は、通常、製造場で製造され、次いで、原子力発電所に輸送され、原子炉の炉心に導入される前に、核燃料集合体は中間的にここに貯蔵される。] [0019] 図2は、核燃料集合体2を製造場から原子力発電所に輸送することができる本発明によるコンテナ10を示す。] 図2 [0020] コンテナ10は、シェル12で形成され、核燃料集合体を受け入れる単一ケーシング11と、2つのふた13とを含む。] [0021] シェル12は、管状で長手方向Eに且つ長手方向に細長い。シェル12は、内部キャビティを画成する内面14及び外面16を有する。] [0022] シェル12は、シェル12の内部キャビティを2つの別個別々のハウジング20に分離する長手方向仕切り18を含む。ハウジング20は、シェル12の長手方向Eに、仕切り18の各側に1つずつ互いに平行に延びる。] [0023] 各ハウジング20は、図1の核燃料集合体のような核燃料集合体2を受け入れ、対応する断面、ここでは正方形断面を有する。] 図1 [0024] 各ハウジング20は、必要であれば、核燃料集合体を形成するように組み立てられる、或いは以前に運ばれた核燃料集合体を修理するために使用される核燃料棒を収容する燃料棒ケースを受け入れることができる。] [0025] ふた13が、ハウジング20をシェル12の長手方向両端で閉じるために設けられる。] [0026] 普通であるように、各ふた13が、バルサウッド、フォーム或いは蜂の巣状構造のようなエネルギー散逸材料を包囲する金属プレートを含む。ふた13が、コンテナ10が軸線方向に落ちる場合にエネルギーを散逸させるための装置を形成する。] [0027] 変形の方法として、ふた13は、下述のシェル12の内部構造と同様の内部構造を有する。] [0028] シェル12の内部構造を、シェル12の断面図である図3及び4に示す。] 図3 [0029] 図3に示すように、シェル12は、層をなし且ついくつかの並置された層を含む。] 図3 [0030] より正確には、シェル12は、シェル12の内側から外側まで、金属内部層22、中性子遮蔽層24、金属中間層26、保護層28及び金属外部層30を含む。] [0031] 中間層24、26及び28は、隙間を実質的に残すことなく、シェル12を内部層22と外部層30の間で満たしている。] [0032] 内部層22は、ハウジング20を画成する。外部層30は、シェル12の外皮を画成する。中間層26は、遮蔽層24と保護層28を分離する。] [0033] 保護層28は、激しい機械的な衝撃エネルギーを吸収し且つ核燃料集合体2を外側に関して熱的に断熱することにある。シェル12の機械的な強度に寄与するために、保護層28は、好ましくは固体である。保護層28は、例えば、高密度フォーム或いはバルサウッドによって形成される。] [0034] 遮蔽層24は、ハウジング20内に受け入れた核燃料集合体によって放射された中性子を吸収する中性子吸収層(neutrophage layer)である。遮蔽層24は、好ましくは、シェル12の機械的な強度に寄与するために固体である。遮蔽層24は、例えば、ホウ素のような中性子吸収化合物或いは要素で充填され且つ水素リッチである樹脂、或いは、ハフニウムのような中性子吸収金属材料のシート状の樹脂である。] [0035] 本発明の変形例では、層22、24及び26は、例えば、硼素鋼或いは硼素アルミニウム(単位質量あたり硼素数%)よりなる単一の厚い金属内部層によって置き換えられる。] [0036] シェル12は、任意的に、内部層22と外部層30との間で、シェル12の厚さ内に配置される、長手方向のビーム形態の補強部材31を含む。補強部材31は、例えば、”I”型断面を有する金属輪郭であり、補強部材31の1つの足部は内部層22に固定され、補強部材31の芯部は外側に向かって半径方向に延びる。] [0037] 機械的な補強の他の適当な手段が予想できる。かくして、変形或いは任意のやり方では、内部補強部材は、2つの金属層の間、例えば、金属中間層26と金属外層30の間、及び/又は金属内層22と金属中間層26の間におのおの配置され且つ例えば溶接によってそれらにしっかりと接合される、扁平輪郭、チューブ、角形部材或いは波形金属シートの形態で設けられる。] [0038] 変形或いは任意の方法により、シェル12は、例えば、外部層からシェル12の外側に向かって突出するリブの形態の、外部層を補強するための部材を含む。リブは、外部層30と一体であるか或いは外部層に取付けられる。] [0039] シェル12は、長手方向Eに細長いいくつかのシェル部分で形成される。] [0040] より正確には、シェル12は、”T”の形状の断面を有する支持部32を形成する第1シェル部分及び”L”の形状の断面を有する2つのドア34によって形成された第2シェル部分によって形成される。] [0041] 支持部32は、”T”の縦線(down-stroke)を定義する仕切り18と、仕切り18の両側に対称に延び且つ”T”の横線(cross stroke)を定義する2つのウイング38を含む。仕切り18は、ウイング38の遮蔽層24の材料で満たされた、内部層22の一部分のリブによって形成される。その結果、ハウジング20は、ハウジング20内に配置された2つの核燃料集合体2の間の核反応の開始を防止する中性子遮蔽層によって分離される。] [0042] 各ドア34は、仕切り18の一端及びウイング38の一端に固定される。各ハウジング20は、90度のVを形成する支持部32の2つの面40及び90度のVを形成するドア34の各々の2つの面42によって画成される。支持部32の面40のうち一方は、仕切り18の面であり、他方はウイング38の面である。] [0043] 面40及び42は、ハウジング20の全長にわたって平滑である。これらは、ハウジング20内に受け入れられるようになっている図1の燃料集合体2の端ピース6及び格子8の断面にほぼ対応する断面を画成する。] 図1 [0044] 面40、42と格子8の間の全体の横隙間は、ハウジング20内で燃料集合体2の相対的移動を回避し、同時に集合体2のハウジング20内への長手方向の挿入を可能にするために、0.1mm乃至5mmであり、好ましくは0.3mm乃至3mmであり、さらに好ましくは0.5mm乃至1mmであり、隙間の幅が広がると、ハウジング内に受け入れる燃料集合体を損傷する可能性がある。] [0045] コンテナ10には、ハウジング20内部の燃料集合体2を横方向にクランプするための手段がない。燃料集合体2とハウジング20の間に在る小さな隙間は、燃料集合体2とハウジング20の間の相対移動の大きさを制限でき且つ燃料集合体2の完全さを保つことができる。] [0046] さらに、支持部32とドア34の間の協力のおかげで、ハウジング20内側に、燃料集合体2のわずかなクランプを見込むことが可能である。] [0047] そのために、図3の断面図と異なる平面での断面図を示す図4に示すように、シェル12は、ドア34の面42によって画成されるVの頂点及び支持部32の面40によって画成されるVの頂点を通る直線とほぼ平行な方向にクランプすることによって各ドア34を支持部32に固定するための手段を含む。固定部材は、例えば、図4に概略的に示すねじ44からなる。例えばゴムの弾性支持部が、ドア34と支持部32の間の接触領域に設けられてもよい。] 図3 図4 [0048] 外部層30は、外面16から内部層22まで延びる、ねじ44の通路のためのくぼみ穴46を含む。くぼみ穴46は、外部層30と内部層22の間に延びる補強ステーを形成するのが好ましい。] [0049] 異なるサイズの燃料集合体の輸送を可能にするために、適当な厚さの調節プレートをハウジング20の1つ或いは2つ以上の横面40、42に加えることによってハウジング20のサイズを調節することができる。] [0050] 任意に、上ふた13は、上ふた13を位置決めし且つコンテナ10を閉じた後、且つ全ての取扱い及び輸送作業中に、ハウジング20内での燃料集合体2の長手方向Lにおける燃料集合体のいかなる変移を回避するために燃料集合体を長手方向にクランプするための装置を含む。] [0051] シェル12の端面図を示す図5に示すように、燃料集合体2は、支持部32を地面に配置し、ドア34を係合から外し、燃料集合体2を支持部32上に配置し、次いでドア34を再び閉じ、ドア34を支持部32上にクランプすることによって入れられてもよい。ふた13は、この入れ方を行うために、個々のケースに応じて、取り去ってもとりさらなくてもよい。燃料集合体の取り出しが同じ方法で実行されてもよい。] 図5 [0052] 地面を占められる小さい表面積及びコンテナの小さい容積は、その開発を容易にする。しかしながら、コンテナ10が水平姿勢である間、出し入れの変形例は、大部分は燃料棒ケースとして用いられる。] [0053] 斜視図を表す図6に示されるように、燃料集合体2の出し入れは、コンテナ10を垂直位置に配置し、支持部32を壁或いは支持構造にもたれて配置し、上ふた13を取り除き、適当な持ち上げグリッパーによる周知の方法で、燃料集合体2をその上端ピース6でグリップすることによって、さらに燃料集合体2をハウジング20の1つの中に垂直に変移させることによって、行うことができる。] 図6 [0054] これは、横面40、42が全長にわたってほぼ平滑である事実によって可能であり、さらに、したがって、燃料集合体2がハウジング20内側の隆起部分に引っ掛けるリスクがない。この出し入れ方法は、この方法がコンテナ10を水平位置に貯蔵することを回避するので大きな空間節約を可能にし、さらにこの方法が、ドア34を取り外すことを回避するので大きな時間節約を可能にし、上ふた13だけは取り外さなければならない。] [0055] 図7で示す変形例では、ドア34は、長手方向軸線を有するヒンジによって支持部32のウイング38に関節でつながれる。] 図7 [0056] このようなコンテナを図6に示す方法で、頂部から、或いは図8に示す方法で側面から入れることができる。これを行うために、コンテナ10が垂直位置で配置され且つ上ふた13が取り外されるときで、ドア34は、燃料集合体2を挿入する或いは引き抜くために開かれる。] 図6 図8 [0057] その入れ方は、建物の高さが制限されているときに、より適している。コンテナ10が垂直位置にあるとき、ドア34を開くことができるために、コンテナ10の下ふた13は出し入れ作業中ドア34に連結されないことが条件である。] [0058] 図9に示すように、複数のコンテナ10を互いの隣り合わせの上向き位置で、水平位置での貯蔵と比較して特に大きなスペース節約で、且つ時間の制限なく、中間的に貯蔵することができる、ラックタイプの中間貯蔵装置を原子力発電所内に設けることができる。水平位置でのみ貯蔵を可能にする普通のコンテナでは、水平に貯蔵されるように設計されていない燃料集合体の損傷を防ぐために、貯蔵期間が制限される。] 図9 [0059] コンテナは、輸送中、核燃料集合体が、特に事故が起きるとき衝撃から確実に護らなければならない。] [0060] 燃料集合体輸送コンテナは、国際原子力機関(IAEA)の放射性物質の輸送規則、陸路による危険物品の国際輸送に関する欧州協定(ADR)、鉄道による危険物品の国際輸送に関する規則(RID)、及び国際海上危険物規則(IMDG)のような、国際標準によって規定されたとても厳しい認定試験に合格しなければならない。] [0061] 特に、コンテナは、一般に第一の落下ではコンテナの長手方向が垂直位置にあり、第二の落下の状態では、コンテナの長手方向が最大の損傷を生じさせるために予め決められた値だけ水平に関して傾むけられ、その傾斜値は、例えば、むちうち効果を得るために、15度程度のものであり、9mの高さから規定落下試験を受け、さらに1.5mの高さからパンチへの規定落下試験を特に受け、これら試験中、内部層22が開いてはならない。] [0062] シェル12及びふた13によって形成されたケーシング11は、それだけで、非照射核燃料集合体を輸送するのに適している。換言すると、ケーシング11は、輸送中、特に規定落下試験中ケーシングが収容する燃料集合体をそれだけで保護することができる。] [0063] シェル12の多層構造は、かなり大きい機械的な衝撃強度をシェル12に与える。シェル12の機械的な強度は、とりわけ、次の寸法によって決定される:金属層22、26、30を形成する金属シートの厚さ;遮蔽層24の材料及び厚さ;保護層28の材料及び厚さ;補強部材31の材料、形状、寸法、数及び位置。] [0064] さまざまな層の厚さ及びその性質は、輸送される燃料集合体の特性に基づいて当業者によって容易に決定できる。] [0065] 遮蔽層24の性質及び厚さは、例えば、燃料棒4に含まれる核分裂性物質のウラン235の濃縮度による。臨界の研究により、最も適当な物質及び必要な厚さを容易に決定でき、それは、例えば、1ミリの数百分の1乃至数十分の1の厚さのハフニウムシート、或いは数パーセントのホウ素及び、数パーセントのホウ素を充填した数センチ(50乃至75mm)の樹脂に相当する、ポリエチレンのような数センチの減速材と関連した数ミリメートル(例えば1.5mm乃至4mm)の厚さを有するホウ素アルミニウム又はスチールのシートである。] [0066] 金属層を形成する金属シート22、26、30の厚さ、及び補強部材31の材料、形状、寸法、数及び位置は、例えば、コンテナ及び輸送組立体のいかなる変形を防ぎ且つ規定の試験にうまく合格するための必要な機械的強度を保証するために、材料に関する強度計算によって決定される。] [0067] 例示として、屈曲金属シートの形態で提供される金属層22、26、30を形成する金属シート及び補強部材31の厚さは、好ましくは1mm乃至6mmである。I型ビームの形態の補強部材31は、例えばEU規準19乃至57による範囲80乃至140内にある。] [0068] 外側に配置された保護層28は、衝撃から護り、且つ衝撃の場合に、遮蔽層24が過度に影響され且つ変形されるのを防止する。保護層28の厚さは、有利には、30mm乃至150mmである。] [0069] 遮蔽層24は、核分裂性物質によって放出された中性子を吸収し且つこれら中性子がコンテナ10の外側に拡散されるのを防ぐ。] [0070] 全ての層は、これらの層の間に隙間なく、ハウジング20内に受け入れられる核燃料集合体2にできるだけ近くに一まとめにされる。これは、物質の量を減らすことによってコンテナ10の容積及び質量を制限すること、機械的な衝撃に対するシェル12の抵抗を増大させること、及びコンテナ10の落下の場合に放散されるべきエネルギーを制限することを可能にする。] [0071] コンテナは、また、正常な輸送条件下(損傷をうけていないコンテナ)で、しかし又事故の発生後の輸送条件下(上述の規定試験による落下後の損傷したコンテナ)で火災の場合に核燃料集合体を保護しなければならない。] [0072] 特に、コンテナは、規定の耐火試験を受け、試験中、コンテナが炭化水素火災によって引き起こされる摂氏850度の高温に30分間耐えなければならない。] [0073] シェル12及びふた13は、火災の場合にこれらだけで、核燃料集合体を保護することができる。] [0074] シェル12の層構造は、燃料集合体とその構成部品を損傷させる可能性がある温度の上昇を回避するために有効な熱保護を保証する。] [0075] 保護層28は、また、シェル12の外側から内側までの熱の伝達に対するバリアを形成するように構成されている。] [0076] 変形例では、特定の断熱層が、金属層26と30の間に加えられる。] [0077] かくして、シェル12及びふた13は、未照射核燃料集合体の陸上、鉄道、海上或いは航空輸送のための資格が与えられる前に、コンテナが受けるさまざまな規定の試験において、非照射核燃料集合体をそれらだけで保護することができる。これは過大包装を設ける必要がない。] [0078] コンテナ10は、特に、コンパクト且つ軽量である。その結果、輸送時に、その操作が、容易である。多数の容器10を、貨物自動車、貨物列車或いは、海上或いは航空コンテナのような、同じ輸送手段に配置することができる。従って、輸送及び開発の費用が減少する。] [0079] 中性子吸収材の量及び燃料集合体にできるだけ近い中性子吸収材の存在は、また、数に関していかなる制限も無く、互いに装填され、輸送され或いは貯蔵される複数のコンテナ10間の核反応を開始するリスクを防ぐ。] [0080] 図2に示すように、コンテナ10は、その操作、その留めること及びその輸送用の固定部材を含む。] 図2 [0081] コンテナ10は、コンテナ10の外面16の第1面16Aを介して補強部材31に横方向に固定される2つの管状足52を含む。管状足52は、関係する輸送プラットフォーム(貨物自動車、貨物列車或いは、海上或いは航空コンテナ)に、或いは、コンテナ10の下に配置されたコンテナ或いは中間構造に取付けられた固定部材の係合及び係止を可能にするように構成されている。] [0082] コンテナ10は、第1の面と反対側の、コンテナ外面16の第2の面16Bを介して補強部材31に固定された固定部材54を含む。これらの固定部材54は、コンテナ10或いは中間構造に積み重ねられたもう1つ他のコンテナの足に固定される。] [0083] コンテナ10は、コンテナを持ち上げて貨物自動車或いは貨物列車に配置することができるようにするために、リフトトラックのフォークを受け入れるためのチューブ56を第2面16B上に含む。チューブ56は、取扱い工具固定部材を受け入れ且つ適当なリフト手段(回転するブリッジ、クレーン)によってコンテナの取扱い及び輸送プラットフォームからの垂直の荷上げ/荷降ろしを可能にするように配置されている。] [0084] 図10に示すように、本輸送方法によると、少なくとも1つの未照射核燃料集合体2がコンテナ10内に配置され、コンテナ10が車両58、特に陸上輸送車両に配置され、コンテナ10は最初の場所(例えば製造場所)から次の場所(例えば原子力発電所)まで、もし必要であれば、複合一貫輸送手段(貨物自動車、貨物列車或いは、海上及び/或いは航空輸送)を用いて輸送される。] 図10 [0085] コンテナ10は、シェル12が、コンテナの落下の場合に、燃料集合体2をそれだけで護るように車両58に配置される。かくして、閉鎖された追加の包装及び過剰包装がシェル12の周りに配置されることがない。] [0086] コンテナのシェル12の多層構造によってコンテナに与えられるコンテナ10の衝撃強度は、保護層28によってさらに高められ、コンテナの遮蔽層24によってコンテナに与えられる中性子遮蔽は、過剰な包装をすることなくコンテナを輸送できる。] [0087] さらに、燃料集合体は、核燃料棒4の支持部を支持格子8内で損傷させる可能性があり或いは、燃料ペレット柱の軸線方向変位を生じさせ且つ原子炉内で燃料集合体の後の使用を妨げ或いは損傷させる可能性がある振動から保護されなければならない。] [0088] 核燃料集合体の完全性は、外層30にしっかり連結された内層22を含む本発明によるコンテナ10で緩衝部材なしに効率的に保たれ、さらに、各核燃料集合体2は、純粋に、集合体とハウジング20の構成する面40、42との間の小さな隙間のおかげで対応するハウジング20内に保持される。] [0089] 輸送によって引き起こされる振動をフィルタするために、車両58の輸送プラットフォーム62とコンテナ10の間に緩衝部材60を設けることができる。緩衝部材60は、例えば、単一のエラストマーブロックである。] [0090] また、コンテナが輸送プラットフォーム62に積み重ねられるとき、設置面がコンテナ10の下に位置決めされたもう1つの他のコンテナであるか或いは中間構造体であるかにかかわらず、コンテナ10といかなる設置面の間に緩衝部材を設けることができる。]
权利要求:
請求項1 非照射核燃料集合体用の輸送コンテナ(10)であって、前記輸送コンテナは、少なくとも1つの核燃料集合体を受け入れるための単一ケーシング(11)を含み、前記単一ケーシング(11)は細長い管状シェル(12)で形成され、前記細長い管状シェル(12)は、核燃料集合体(2)を受け入れるための少なくとも1つの個々のハウジング(20)を構成する金属内部層(22)と、前記金属内部層(22)を取り囲む金属外部層(30)と、を含み、前記細長い管状シェル(12)は、前記内部層(22)と前記外部層(30)の間が満たされ、前記単一ケーシングは、前記ハウジング(20)或いは各々の前記ハウジング(20)を前記シェル(12)の長手方向両端で閉じるためのふた(13)を有する、ことを特徴とする、前記輸送コンテナ。 請求項2 前記細長い管状シェル(12)は、前記ハウジング(20)或いは各個々の前記ハウジング(20)を構成し且つ前記ハウジング(20)の全長にわたってほぼ平滑である横面(40、42)を含む、請求項1に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項3 前記ハウジング(20)或いは各個々の前記ハウジング(20)の横面と前記ハウジングの内部に受け入れられる燃料集合体(2)との間の前記横方向隙間は、前記ハウジング(20)内の相対移動によって引き起こされる前記燃料集合体(2)の損傷を回避するように選択される、請求項1又は2の何れか1項に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項4 前記ハウジング(20)或いは各個々の前記ハウジング(20)の前記横面と前記ハウジングの内部に受け入れられる燃料集合体(2)との間の横方向隙間は、0.1mm乃至5mm、好ましくは0.3mm乃至3mm、さらに好ましくは0.5mm乃至1mmである、請求項1乃至3の何れか1項に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項5 前記横方向隙間は、前記ハウジング(20)の内面(14)に固定されたプレートを追加することによって調節される、請求項3又は4の何れか1項に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項6 前記ハウジング(20)或いは各ハウジング(20)は、Vの形状に配置された2対の横面によって画成される四角形断面を有し、前記シェル(12)は、前記ハウジング(20)或いは各ハウジング(20)毎に、Vの形状に配置された横面の2対のうち1対を担持する支持部(32)と、Vの形状に配置された前記横面の2対のうちもう1対を担持するドア(34)と、ドア(34)及び支持部(32)の位置を、Vの形状に配置された面の2対の交差線を通る横方向に調節することができる、ドア(34)を支持部(32)に固定するための、手段(44、46)とを含む、前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項7 前記シェル(12)は、中性子を吸収する遮蔽のための中間層(24)と、衝撃からの保護のための中間層(28)、とを含む、前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項8 熱保護のための層は、衝撃からの保護のための前記中間層に加えられる、前記請求項7に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項9 保護層(28)は、中性子吸収遮蔽層(24)を取り囲む、前記請求項7に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項10 前記シェル(12)は、中性子吸収遮蔽層(24)と、保護層(28)を分離する中間金属分離層(26)と、を含む、前記請求項7に記載の輸送コンテナ(10)。 請求項11 少なくとも1つの非照射核燃料集合体(2)は、請求項1乃至10の何れか1項に記載の輸送コンテナ(10)に配置され、前記コンテナ(10)は、前記コンテナ(10)の前記ケーシング(11)が、前記コンテナ(10)の落下の場合に前記核燃料集合体をそれだけで保護するように輸送車両に配置され、コンテナ(10)が最初の場所から次の場所まで輸送される、少なくとも1つの核燃料集合体を輸送する方法。 請求項12 緩衝部材は、シェル(12)と設置面の間に配置される、請求項13に記載の輸送方法。
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