专利摘要:
第一の開口部(128)と、第二の開口部(130)と、第一の開口部(128)を第二の開口部(130)へ連通させる流路(103)とを備えた本体(102)が設けられている流量センサー(100)が開示されている。第一の開口部(128)と第二の開口部(130)との間の流路(103)には少なくとも1つの熱センサー(140)が設けられている。第一の開口部(128)と少なくとも1つの熱センサー(140)との間には、第一の乱流インデューサ(114、116、又は118)が設けられている。乱流インデューサは、複数の空隙を形成する連結されたビームにより形成されたメッシュからなっている。
公开号:JP2011508193A
申请号:JP2010538366
申请日:2007-12-21
公开日:2011-03-10
发明作者:ヘルムート シュナイダー−ケーニヒ,;フランク シュヌル,
申请人:ノアグレン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング;
IPC主号:G01F1-684
专利说明:

[0001] 熱式質量流量センサーは、流動物質により伝達される熱エネルギー量を測定することによって物質の流量を測定するようになっている。熱式質量流量センサーには通常単線式または2線式の設計がある。しかしながら、これら両方の設計は、流動流体により伝達される熱エネルギー量を測定するという同一の原理に基づいて動作するようになっている。単線式の設計では、単一の加熱部品が流体の流れの中に配設される。流体の流れが加熱部品から熱を運び去る。レギュレータが加熱部品を一定の温度に維持する。一定の温度を維持するために用いられる加熱部品の電力消費量が流体の質量流量の大きさである。]
発明が解決しようとする課題

[0002] 正確な測定には、加熱部品を流体の流れが滑らかなところに配設する必要がある。現在の流量センサーでは、滑らか流れを達成するためには、チューブ直径の最大10倍の長さのチューブ長を有する乱流調製器が必要とされる。このことは、流量センサーの全長を長くすることとなる。]
課題を解決するための手段

[0003] 本発明の技術範囲は添付の特許請求の範囲のみにより規定され、この(課題を解決するための手段)の内容によりいかなる程度であっても影響を受けることはない。]
[0004] 本発明の1つの実施形態では、流量センサーは、第一の開口部および第二の開口部が設けられているとともに流路が第一の開口部を第二の開口部へ連通させている本体と、第一の開口部と第二の開口部との間の流路内に設けられた少なくとも1つの熱センサーと、第一の開口部と少なくとも1つの熱センサーとの間に設けられた第一の乱流インデューサとを備えている。]
[0005] 本発明の他の実施形態では、流量センサーを動作させる方法は、第一の方向に沿って流体の流れを流量センサーに導入するステップと、第一の方向に沿って流れる流体内に乱流を形成するステップと、センサーを用いて、第一の方向に沿って流れる流体の流量を測定するステップとを含み、乱流の形成後、センサーが第一の方向に沿って流れる流体内に配置されている。]
[0006] 本発明のさらに他の実施形態では、流量センサーは、第一の開口部および第二の開口部が設けられているとともに流路が第一の開口部を第二の開口部へ連通させている本体と、第一の開口部と第二の開口部との間の流路内に設けられている少なくとも1つの熱センサーと、第一の開口部から少なくとも1つの熱的センサーへと流れる流体内に乱流を誘発するための手段とを備えている。]
[0007] (態様)
本発明の1つの態様によれば、流量センサーは、第一の開口部および第二の開口部が設けられているとともに流路が第一の開口部を第二の開口部へ連通させている本体と、第一の開口部と第二の開口部との間の流路内に設けられている少なくとも1つの熱センサーと、第一の開口部と少なくとも1つの熱センサーとの間に設けられている第一の乱流インデューサとを備えている。]
[0008] 好ましくは、第一の開口部および第二の開口部は第一の断面積を有し、流路は第二の断面積を有し、第一の断面積は第二の断面積よりも小さくなっている。]
[0009] 好ましくは、第一の乱流インデューサは、おおむね長方形の断面形状を有している連結されたビームにより形成されたメッシュである。]
[0010] 好ましくは、第一の乱流インデューサには、複数のビームにより形成される複数の空隙が設けられ、これらの空隙が、おおむね正方形、おおむね三角形、おおむね長方形、おおむね六角形またはおおむね平行四辺形の形状を有している。]
[0011] 好ましくは、第二の乱流インデューサは、第二の開口部と少なくとも1つの熱センサーとの間に配設されている。]
[0012] 好ましくは、第二の乱流インデューサは、おおむね長方形の断面形状を有している連結されたビームにより形成されたメッシュである。]
[0013] 好ましくは、第二の乱流インデューサおよび第三段乱流インデューサは、第一の乱流インデューサと熱センサーとの間に配設されている。]
[0014] 好ましくは、第一の乱流インデューサ、第二の乱流インデューサおよび第三の乱流インデューサは不均一に間隔をおいて並べられている。]
[0015] 好ましくは、第一の乱流インデューサ、第二の乱流インデューサおよび第三の乱流インデューサは均一に間隔をおいて並べられている。]
[0016] 好ましくは、第一の乱流インデューサと第二の乱流インデューサと間の間隔は、5mm、10mm、15mm、20mm、25mmからなる群から選択されるようになっている。]
[0017] 好ましくは、第一の乱流インデューサ、第二の乱流インデューサおよび第三の乱流インデューサはメッシュパターンを有しており、第一の乱流インデューサ、第二の乱流インデューサおよび第三の乱流インデューサのうちの少なくとも1つのメッシュパターンの向きが少なくとも他の一つの乱流インデューサのメッシュパターンの向きとある角度ズレている。]
[0018] 好ましくは、この角度は120度である。]
[0019] 本発明の他の態様によれば、流量センサーを動作させる方法は、第一の方向に沿って流体の流れを流量センサーに導入するステップと、第一の方向に沿って流れる流体内に乱流を形成するステップと、センサーを用いて、第一の方向に沿って流れる流体の流量を測定するステップとを含み、乱流の形成後、上述のセンサーは第一の方向に沿って流れる流体内に配置されている。]
[0020] 好ましくは、この方法は、第二の方向に沿って流体の流れを流量センサーに導入するステップと、第二の方向に沿って流れる流体内に乱流を形成するステップと、センサーを用いて、第二の方向に沿って流れる流体の流量を測定するステップとをさらに含み、乱流の形成後、上述のセンサーが、第二の方向に沿って流れる流体内に配置されている。]
[0021] 好ましくは、乱流は、複数の乱流インデューサを用いて形成される。]
[0022] 好ましくは、複数の乱流インデューサは、流路に沿って均一に間隔をおいて並べられている。]
[0023] 好ましくは、前記複数の乱流インデューサはメッシュパターンを有し、少なくとも2つの乱流インデューサのメッシュパターンの向きがある角度ズレている。]
[0024] 好ましくは、複数の乱流インデューサは、連結されたビームにより形成されたメッシュにより形成され、これらのビームがおおむね長方形の断面形状を有している。]
[0025] 本発明のさらに他の態様によれば、流量センサーは、第一の開口部および第二の開口部が設けられているとともに流路が第一の開口部を第二の開口部へ連通させている本体と、第一の開口部と第二の開口部との間の流路内に設けられている少なくとも1つの熱センサーと、第一の開口部から少なくとも1つの熱的センサーへ流れる流体内に乱流を誘発するための手段とを備えている。]
図面の簡単な説明

[0026] ここで、例示のみを意図して、添付の図面を参照しながら本発明を説明する。
本発明の例示の実施形態に係る流量センサーを示す断面図である。
本発明の例示の実施形態に係る本体の正面を示す等角図である。
本発明の例示の実施形態に係る本体の平面を示す等角図である。
本発明の例示の実施形態に係る乱流インデューサ組立体のうちの1つを示す等角図である。
本発明の例示の実施形態に係る取付け部材を示す等角図である。
本発明の例示の実施形態に係る乱流インデューサを示す正面図である。
本発明の例示の実施形態に係るワッシャを示す等角図である。
相互の向きがある角度ズレている複数の乱流インデューサ組立体を示す分解組立図である。
本発明の例示の実施形態に係る熱センサー組立体の側面を示す等角図である。
本発明の実施形態に係る乱流インデューサに形成された平行四辺形の形状を有する空隙を示す図である。
本発明の実施形態に係る乱流インデューサに形成された長方形の形状を有する空隙を示す図である。
本発明の実施形態に係る乱流インデューサに形成された三角形の形状を有する空隙を示す図である。
本発明の実施形態に係る乱流インデューサに形成された六角形の形状を有する空隙を示す図である。
本発明の実施形態に係る乱流インデューサに形成された平行四辺形の形状を有する空隙を示す図である。
本発明の実施形態に係る長方形の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態に係る正方形の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態に係る三角形の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態のシリンダ状の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態に係る卵状の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態に係る平行四辺形の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態に係る平行四辺形の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態に係る六角形の形状を有するビームを示す図である。
本発明の実施形態に係るT形状を有するビームを示す図である。
本発明の例示の実施形態に係る乱流インデューサを通過する時の流体の流れを示す断面図である。
乱流インデューサ無しの配管を流れる流体の流れを示す流れ図である。
本発明の例示の実施形態に係る流路の長さ方向に沿って間隔をおいて配置された3つの乱流インデューサを備えている配管を流れる流体を示す流れ図である。]
実施例

[0027] 図1〜図8Bおよび下記の記載には、本発明の最良のモードを作成および利用する方法を当業者に教示する特定の実施形態が示されている。本発明の原理を教示するために、従来技術の一部が単純化または省略されている。当業者にとって明らかなように、これらの実施形態の変形例も本発明の技術範囲内に含まれる。また、当業者にとって明らかなように、下記に記載の構成要素をさまざまな方法で組み合わせて本発明の変形例を複数形成することができる。 したがって、本発明は、下記に記載の特定の実施形態に限定されるのではなく、特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定される。] 図1 図2A 図2B 図3A 図3B 図3C 図3D 図3E 図4 図5A
[0028] 図1は、本発明の例示の実施形態に係る流量センサー100を示す断面図である。流量センサー100は、本体102と、乱流インデューサ組立体114、116、118、122、124、126と、電子組立体112と、蓋120と、配管取り付けプラグ104、136と、Oリング134と、配管継手132、108とを備えている。本体102は、当該本体102の長さに沿って延びるチューブ形状の流路と、好ましくはおおむねチューブ形状の流路103の頂部に形成された電子コンパートメントとを有している。流路103の一方の端部には、3つの乱流インデューサ組立体114、116、118からなる第一の組の乱流インデューサ組立体が搭載されている。流路103の他方の端部には、3つの乱流インデューサ組立体122、124、126からなる第二の組の乱流インデューサ組立体が設けられている。電子組立体112は、本体102の頂部側の電子コンパートメントの中に搭載され、好ましくは2つの組の乱流インデューサの間の流路103の中間部分に向けて延びる熱センサー140を有している。蓋120は、電子コンパートメントの頂部上に搭載され、電子組立体112を電子コンパートメントの中に収容するようになっている。配管搭載プラグ104は、本体102の中に形成された流路103の一方の端部の中に搭載され、流路103の内部の適切な位置に乱流インデューサ組立体114、116、118を保持するようになっている。配管搭載プラグ136は、本体102の中に形成された流路103の他方の端部の中に搭載され、流路103の内部の適切な位置に乱流インデューサ組立体122、124、126を保持するようになっている。配管106は、配管搭載プラグ104の中へ搭載され、配管固定部材132により適切な位置に保持される。配管110は、配管搭載プラグ136の中に搭載され、配管固定部材108により適切な位置に保持される。Oリング134は、配管106、110と配管搭載プラグ104、136との間にシールを形成する補助をする。配管搭載プラグ104、136は、配管106,110の内径と同一の直径を有する対応する開口部128、130を備えている。] 図1
[0029] 動作時、配管106を流れる流体が、配管搭載プラグ104内の開口部128からセンサー100の中へ流入する。次いで、移動中の流体は、3つの乱流インデューサ組立体114、116、118からなる第一の組の乱流インデューサ組立体に衝突し、通り抜ける。これらの乱流インデューサは移動中の流体内に乱流を形成する。次いで、流体の流れは、この流体の流路内に浸されている熱センサー140を通過する。3つの乱流インデューサ組立体114、116、118は、流れが、浸された熱センサー140を通過するとき、滑らかな流体の流れを形成するように機能する。次いで、移動中の流体は、3つの乱流インデューサ組立体122、124、126からなる第二の組の乱流インデューサ組立体を通り抜け、開口部130から流量センサーの外へと流出し、配管110の中に流入する。]
[0030] 図2Aは、本発明の例示の実施形態に係る本体102の正面を示す等角図である。本体102は、当該本体102の内部に形成された好ましくはおおむねチューブ形状のまたはシリンダ形状の流路103を有している。また、好ましくは、位置調整特徴部250が、流路103の各端部に形成され、乱流インデューサ組立体を整列させるために用いられる。本発明の1つの例示の実施形態では、位置調整特徴部は、乱流インデューサ組立体を3つの異なる向きに搭載することを可能とする、6つの側面を有する開口部である。図3Eに示されているように、各乱流インデューサ384は同一のメッシュパターンを備え、各乱流インデューサ384のメッシュパターンの向きは一または複数の隣接する乱流インデューサ384のメッシュパターンの向きと120度の角度ズレている。当業者にとって明らかなように、120度以外の角度を用いることも本発明の技術範囲内に含まれる。配管搭載プラグ用の開口部254が、本体102の両端部の中の2つの位置調整特徴部250の端部に形成されている。また、開口部252が電子コンパートメント256の中に形成され、電子組立体のための出力ポートを搭載するために用いられるようになっている。] 図2A 図3E
[0031] 図2Bは、本発明の例示の実施形態に係る本体102の頂部を示す等角図である。電子コンパートメント256の底部に形成された開口部268により、本体102内の流路103を流れる流体の中へ熱センサーを差し込むことが可能となる。電子組立体112を電子コンパートメント256の中に取り付けるにために、取り付け用スタッド260が用いられる。電子コンパートメント256の底部にはシール用の溝262が形成されている。電子組立体112と流路103との間にシールを形成すべく用いるために、溝262の中にガスケットが設けられる。] 図2B
[0032] 図3Aは、本発明の例示の実施形態に係る乱流インデューサ組立体379のうちの1つを示す等角図である。好ましくは、各乱流インデューサ組立体379は、取付け部材380と、乱流インデューサ384と、ワッシャ382とを備えている。図3Bは、本発明の例示の実施形態に係る取付け部材380を示す等角図である。取付け部材380は、シリンダ形状の内孔と、おおむね6つの側面を有する外面とを備えている。この6つの側面を有する外面は、本体102内に形成された位置調整特徴部250と合うように構成されている。取付け部材380は、3つの乱流インデューサ組立体が位置調整特徴部250の中に並べて配置されたときにこれらの乱流インデューサを間隔を置いて並べるように構成された長さLを有している。本発明の1つの例示の実施形態では、各乱流インデューサ組立体は、乱流インデューサ384間の間隔を均一なものとするために同一の長さLを有する取付け部材380を用いるようになっている。本発明の1つの例示の実施形態では、長さLは、10mmに設定されているものの、たとえば5mm、20mmなどの如き他の長さに設定されてもよい。長さLの選択は、流量センサーの全長と流れプロフィールの最適化との間での妥協によるものである。本発明の他の例示の実施形態では、乱流インデューサ384間の間隔を不均一なものとするために3つの乱流インデューサ組立体の取付け部材を異なる長さLを有するものとしてもよい。取付け部材380の縁部にはチャネル386が形成されている。] 図3A 図3B
[0033] 図3Cは、本発明の例示の実施形態に係る乱流インデューサ384を示す正面図である。乱流インデューサ384は、取付け部材380内に形成されたチャネル384の中に嵌合するためのサイズに形成されている。図3Dは、本発明の例示の実施形態に係るワッシャ382を示す等角図である。ワッシャ382もチャネル386内に勘合するためのサイズに形成されているとともに、チャネル386の内部の適所に乱流インデューサ384を保持するように構成されている。] 図3C 図3D
[0034] 本実施形態は、取付け部材380、乱流インデューサ384およびワッシャ382を有する一または複数の乱流インデューサ組立体379を備えているが、他の構成が用いられても本発明の技術範囲内に含まれる。限定するわけではないが、たとえば取付け部材380の両端にチャネル386が二つ設けられ、各チャネルがワッシャ382および/または乱流インデューサ384を受けるようになっていてもよい。他の一部の実施形態では、ワッシャ382が取り除かれている場合もある。さらに他の一部の実施形態では、取付け部材380が一または複数のスペーサ(図示せず)と交換されている場合もある。これらのスペーサは、チャネル386無しで製作されており、また、乱流インデューサ384を相互に間隔をおいて並べるようにまたは一または複数の乱流インデューサ384を位置決めするようになっている。さらに他の一部の実施形態では、取付け部材380またはスペーサがプラグ(104)、(136)と一体に成形されている場合もある。]
[0035] さらに、位置調整特徴部250無しの本体102を製作すること、異なる形状を有する位置調整特徴部250を提供すること、6つの側面を有する外面以外の形状を備えた取付け部材380を提供することも本発明の技術範囲内に含まれる。限定するわけではないが、たとえば、本体102が取付け部材を受けるためのおおむねシリンダ形状の面を有し、この取付け部材250がおおむねシリンダ形状の外面を有するようになっていてもよい。限定するわけではないが、たとえば、取付け部材250の外面が、本体102の開口部の内径に形成された一または複数の溝の中に勘合する一または複数の隆起面を備えてもよい。]
[0036] 図4は、本発明の例示の実施形態に係る熱センサー組立体490を示す等角図である。熱センサー組立体490は、電子組立体112の一部であり、本体102に形成された電子コンパートメント256の底面に搭載されている。本発明の例示の一実施形態では、熱センサー組立体490は、下方に向けて延び、電子コンパートメント256の底部の開口部268を貫通し、流体流路103内の流体の流れの中に延びるように構成された2つの熱センサー140を有している。本発明の他の例示の実施形態では、1つの熱センサーしか流体の流れの中へ延びていない場合もある。] 図4
[0037] 図3Cに示されているように、乱流インデューサ384は、メッシュパターン状に配置された空隙385を形成する連結されたビーム383から構成されている。図3Cに示されている実施形態では、乱流インデューサ384は、取付け部材380の中へ勘合される6つ側面を有する面形状を有している。図3Cに示されている実施形態では、これらの空隙385はおおむね正方形の形状を有していることが好ましいが、図5A〜図5Cに示されているように、他の形状を有する空隙385を提供することも本発明の技術範囲内に含まれる。限定するわけではないが、たとえば、空隙385は、おおむね平行四辺形、おおむね長方形、おおむね三角形、おおむね六角形、または別なふうなおおむね非正方形である形状を有していてもよい。] 図3C 図5A 図5B 図5C
[0038] 図3Cに示されている実施形態では、ビーム385は、図6Aに示されているようなおおむね長方形の形状を有していることが好ましい。しかしながら、他の一部の実施形態では、図6B〜図6Iに示されているように、ビーム385は、限定するわけではないがたとえば、おおむね正方形、おおむね三角形、おおむねシリンダ形状、おおむね卵形状、おおむね平行四辺形、おおむね六角形、おおむねT字形、または別なふうなおおむね非長方形である他の形状を有していてもよい。] 図3C 図6A 図6B 図6C 図6D 図6E 図6F 図6G 図6H 図6I
[0039] 図7は、本発明の例示の実施形態に係る乱流インデューサを通過するときの流体の流れを示す断面図である。図示されているように、流体が、ビーム386を通り過ぎ、空隙385を通り抜け、渦流が生じるようになっている。有利には、渦流が発生すると、流体は本体102の流路103をより等速度で通り抜けることができる。図8Aは、乱流インデューサの無しの配管を流れる流体の流れを示す流れ図である。図から明らかなように、流体の流れ経路103はゆるやかに蛇行しており、チューブの端部の近傍において速度プロフィールが大きく変動している。図8Bは、本発明の例示の実施形態に係るチューブの長さ方向に沿って間隔をおいて並べられた3つの乱流インデューサを備えた配管を流れる流体の流れを示す流れ図である。第三の乱流インデューサの後の流体の流れ経路103は、速度のプロフィールが均一に分布した状態で滑らかに流れている。第一の乱流インデューサを通過した後でさえ、流れ経路103は図8Aに示されている流れ経路と比較して改善されている。乱流インデューサ384は、たとえば、型押しされた金属製シートから形成されるふるいとして製造されてもよいし、プラスチック製の成形品として製造されてもよいし、ワイヤーを織ったメッシュとして製造されてもよい。] 図7 図8A 図8B
[0040] 流量センサー100は、二つの組の乱流インデューサ組立体を備えたものが示されている。各組を熱センサー120の両側に設けることによって、流体の流れが配管106または配管110のいずれからでも流入可能な双方向流れメータとして流量センサー100を用いることができる。本発明の他の例示の一部の実施形態では、流量センサー100は、熱センサー120の一方側に一組の乱流インデューサ組立体のみを備えることで、一方向の流れの測定に限定された流量センサーを形成するようになっている場合もある。]
[0041] 本発明の1つの例示の実施形態では、流量センサー100は、流れが熱センサー140に到達する地点よりも前に、流れの中に3つで一組の乱流インデューサを備えたものとして示されている。乱流インデューサの数、乱流インデューサ間の間隔、乱流インデューサ間の向きおよび乱流インデューサの断面形状は、流量センサー100の全長、熱センサーにおける流れの平滑さおよび流量センサー100の製造コストの間のバランスに応じて変わりうる変数である。本発明の1つの例示の実施形態では、流量センサー100が低価格である場合、一つのみの乱流インデューサを熱センサーの上流側の流れの中に設け、また、この乱流インデューサは、ワイヤー製のスクリーンまたはメッシュから製造されるものとなる。]
权利要求:

請求項1
第一の開口部(128)および第二の開口部(130)が設けられているとともに、流路(103)が前記第一の開口部(128)を前記第二の開口部へ連通させている本体(102)と、前記第一の開口部(128)と前記第二の開口部(130)との間の前記流路(103)内に設けられた少なくとも1つの熱センサー(140)と、前記第一の開口部(128)と前記少なくとも1つの熱センサー(140)との間に設けられた第一の乱流インデューサ(114)とを備えてなる、流量センサー(100)。
請求項2
前記第一の開口部(128)および前記第二の開口部(130)が第一の断面積を有し、前記流路(103)が第二の断面積を有し、前記第一の断面積が前記第二の断面積よりも小さくなっている、請求項1に記載の流量センサー(100)。
請求項3
前記第一の乱流インデューサ(114)が、おおむね長方形の断面形状を有している連結されたビーム(383)により形成されたメッシュである、請求項1に記載の流量センサー(100)。
請求項4
前記第一の乱流インデューサ(114)には、複数のビーム(383)により形成される複数の空隙(385)が設けられ、該空隙(385)が、おおむね正方形、おおむね三角形、おおむね長方形、おおむね六角形またはおおむね平行四辺形の形状を有してなる、請求項1に記載の流量センサー(100)。
請求項5
前記第二の開口部(130)と前記少なくとも1つの熱センサー(140)との間に配置される第二の乱流インデューサ(122)をさらに備えてなる、請求項1に記載の流量センサー(100)。
請求項6
前記第二の乱流インデューサ(122)が、おおむね長方形の断面形状を有している連結されたビーム(383)により形成されたメッシュである、請求項5に記載の流量センサー(100)。
請求項7
第二の乱流インデューサ(116)および第三の乱流インデューサ(118)をさらに備えており、前記第二の乱流インデューサ(116)および前記第三の乱流インデューサ(118)が前記第一の乱流インデューサ(114)と前記熱センサー(140)との間に配置されてなる、請求項1に記載の流量センサー(100)。
請求項8
前記第一の乱流インデューサ(114)、前記第二の乱流インデューサ(116)および前記第三の乱流インデューサ(118)の間の間隔が不均一になっている、請求項7に記載の流量センサー(100)。
請求項9
前記第一の乱流インデューサ(114)、前記第二の乱流インデューサ(116)および前記第三の乱流インデューサ(118)の間の間隔が均一になっている、請求項7に記載の流量センサー(100)。
請求項10
前記第一の乱流インデューサ(114)と前記第二の乱流インデューサ(116)と間の間隔が、5mm、10mm、15mm、20mm、25mmからなる群から選択されてなる、請求項7に記載の流量センサー。
請求項11
前記第一の乱流インデューサ(114)、前記第二の乱流インデューサ(116)および前記第三の乱流インデューサ(118)がメッシュパターンを有しており、前記第一の乱流インデューサ(114)、第二の乱流インデューサ(116)および第三の乱流インデューサ(118)のうちの少なくとも1つのメッシュパターンの向きが少なくとも他の一つの乱流インデューサ(114、116、118)のメッシュパターンの向きとある角度ズレている、請求項7に記載の流量センサー(100)。
請求項12
前記角度が120度である、請求項11に記載の流量センサー(100)。
請求項13
流量センサー(100)を動作させる方法であって、第一の方向に沿って流体の流れを流量センサー(100)に導入することと、前記第一の方向に沿って流れる前記流体内に乱流を形成することと、センサー(140)を用いて、前記第一の方向に沿って流れる前記流体の流量を測定することとを含み、前記乱流の形成後、前記センサー(140)が前記第一の方向に沿って流れる前記流体内に配置されている、方法。
請求項14
第二の方向に沿って流体の流れを前記流量センサー(100)に導入することと、前記第二の方向に沿って流れる前記流体内に乱流を形成することと、前記センサー(140)を用いて、前記第二の方向に沿って流れる前記流体の流量を測定することとをさらに含んでおり、前記乱流の形成後、前記センサー(140)が、前記第二の方向に沿って流れる前記流体内に配置されている、請求項13に記載の流量センサー(100)を動作させる方法。
請求項15
前記乱流が、複数の乱流インデューサ(114、116、118、122、124、又は126)を用いて形成される、請求項13に記載の流量センサー(100)を動作させる方法。
請求項16
前記複数の乱流インデューサ(114、116、118、122、124、又は126)が、流路(103)に沿って均一に間隔をおいて並べられる、請求項15に記載の流量センサー(100)を動作させる方法。
請求項17
前記複数の乱流インデューサ(114、116、118、122、124、又は126)がメッシュパターンを有しており、少なくとも2つの乱流インデューサ(114、116、118、122、124、又は126)のメッシュパターンの向きがある角度ズレている、請求項15に記載の流量センサー(100)を動作させる方法。
請求項18
前記複数の乱流インデューサ(114、116、118、122、124、又は126)の各々が、連結されたビーム(383)からなるメッシュにより形成され、前記ビーム(383)がおおむね長方形の断面形状を有している、請求項15に記載の流量センサー(100)を動作させる方法。
請求項19
流量センサー(100)であって、第一の開口部(128)および第二の開口部(130)が設けられているとともに、流路(103)が前記第一の開口部を前記第二の開口部へ連通させている本体(102)と、前記第一の開口部(128)と前記第二の開口部(130)との間の前記流路(103)内に設けられた少なくとも1つの熱センサー(140)と、前記第一の開口部(128)から前記少なくとも1つの熱的センサー(140)へ流れる流体内に乱流を誘発するための手段(114、116、又は118)とを備えてなる、流量センサー(100)。
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-03-22| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120321 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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