专利摘要:
本発明は、コンクリート、鋼鉄、金属の薄板又はその類似物からなる耐火被覆された壁を腐食から保護するための工業炉の壁の内張りに関する。この壁1の内張りは、少なくとも2つの層3及び4からなり、バリア層としての層3は加圧されている。
公开号:JP2011508173A
申请号:JP2010538385
申请日:2008-11-21
公开日:2011-03-10
发明作者:イムレ・ヨハネス;ホルン・マルクス
申请人:ユンガー・プルス・グレーター・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・フォイアーフェストバウ;
IPC主号:F23M5-00
专利说明:

[0001] 本発明は、コンクリート、鋼鉄、金属の薄板又はその類似物からなる耐火被覆された壁を腐食から保護するための工業炉の壁面の内張りに関する。]
背景技術

[0002] 工業において、耐火性材料で内張された炉が使用されている。これらの炉の操業の際、内部空間において1000℃より高い温度が生じる。これらの炉の耐火性に内張された壁は、他方で、かなりより低い温度の周辺環境と隣接している。外温が20℃の場合、外壁の温度は約60℃となり、内張り表面の温度としては、400〜900℃の値が測定される。したがって、炉の壁を内張する耐火性材料は大きく異なった温度に晒され、その結果、材料に亀裂が生じる高い危険性がある。]
[0003] ここで、炉中で発生する腐食性ガスが、内張り中のこれら亀裂を通じてその後ろに位置する内張された壁に接触し、この壁に腐食を起こす恐れがあるという問題がある。]
発明が解決しようとする課題

[0004] 本発明が基づく課題は、コンクリート、鋼鉄、金属の薄板又はその類似物からなる炉の壁を腐食から保護することにある。]
課題を解決するための手段

[0005] 本発明によれば、上記の課題は、壁の内張りが少なくとも二つの層からなり、この際、バリア層としての一つの層が加圧されていることによって、解消される。]
[0006] 特に好ましい実施形態は従属請求項の対象である。]
[0007] 好ましくは、壁の内張を形成する各層の間には機械的な結合が存在する。これらの層のうちの一つは、通常、耐火性材料(石材又はコンクリート)からなり、それは金属製アンカー又はその類似の鋼鉄部材により、コンクリート、鋼鉄又はその類似物からなる壁に固定されている。本発明によれば、磨耗層として働くこの耐火性材料と、保護されるべき壁の間に加圧層が構成される。また、本発明の加圧バリア層は、断熱層と磨耗層の間に配置することもでき、ここで、断熱層を通じてガスがバリア層に導かれる。ガスとしては、好ましくは空気が使用される。ガスの供給は既知の手段で実行され、ここで、圧力の供給と制御は既知の方法により監視される。]
[0008] 好ましくは、加圧バリア層は、多孔性材料、例えば、セラミック繊維又は発泡セラミックを有する。バリア層が完全に高多孔性材料からなることができる。これにより、一方では、腐食作用を阻止するガス充填バリア層が存在し、他方では、高多孔性層の高い機械的安定性によって、各層間の必要とされる機械的結合が保証されることが達成される。]
[0009] 別の特に好ましい実施形態において、ガスが送り込まれるバリア層においてスペーサー突出部(Abstandsnocke)が配置されるが、これはこのバリア層と隣接する各層の間の間隔を定めるものであり、それにより同様に、各層の間の必要とされる機械的結合を保証することができる。これらのスペーサー突出部は、好ましくは、同様に特に危機的な腐食作用に晒される金属製アンカーの範囲の周囲にバリア空気が流れるように配置される。]
[0010] 別の特に好ましい実施形態によれば、耐火性材料の固定に使用され、加圧バリア層中を貫通する金属製アンカーは、操業温度において溶融、焼失、軟化、収縮(schwinden)、縮収(schrumpfen)、昇華、蒸発又は炭化(verschwelen)する材料により囲まれる。したがって、この材料が、操業温度において消失することで加圧層中のバリアガスはアンカーの周りの範囲にも広がり、それにより、アンカーは、腐食性ガスによる腐食に対してさらにより良好に保護される。]
[0011] 別の特に好ましい実施形態によれば、バリア層は、ガスが送り込まれる少なくとも一つの密閉チャンバーとして構成される。この実施形態においては、耐火性材料と壁面の間に、ガスを充填することができる密閉空間が存在する。この実施形態においては、上記の各層の間に機械的な結合は存在しない。]
[0012] 多くの工業的プロセスにおいて、壁として金属製外装を有する炉が使用されている。本発明によれば、この金属製外装は、耐火性材料により被覆されており、この際、耐火性材料と金属製外装の間に、加圧バリア層として少なくとも一つの層が形成されている。このバリア層は、浸食性ガスが壁、例えば、金属製外装に達しえるのを大幅に阻止する。
本発明を添付した図に基づきさらに詳しく説明する。]
図面の簡単な説明

[0013] 図1は、本発明の壁の内張りの横断面を示したものである。] 図1
実施例

[0014] 壁1は金属の薄板から作られる。この壁1は3つの層、すなわち、断熱層2、加圧バリア層3、及び磨耗層4で内張りされている。磨耗層4は耐火性材料5から成り、金属製アンカー6により壁1に固定されている。層4と壁1の間に、加圧バリア層3及び断熱層2が存在する。加圧バリア層3は、供給口7を介してガスが供給され、それにより加圧バリア層3に圧力が発生する。バリア層3は、空隙か多孔性材料により満たされ、そして添加されたガスにより加圧される。バリア層3においては、スペーサー突出部8が配置され、これにより磨耗層4と断熱層2の間に間隔が画定される。スペーサー突出部8は、耐火性材料5に形成される。金属製アンカー6は、層4を壁1に固定し、そして加圧バリア層3と断熱層2を貫通する。この金属製アンカー6は、操業温度において溶融、焼失、軟化、収縮、縮収、昇華、蒸発又は炭化する材料により囲むことができる。すなわち、当該材料は操業温度において消失し、間隙が生じ、それによりバリア層3に到達したガスが金属製アンカーの周りを流れることになり、そしてこれが腐食から保護することになる。]
[0015] 図1による描写では、炉の内部空間9は、磨耗層4上に位置する。この炉内部空間9においては、操業中、通常、温度は1000℃を超える。壁1は約20℃の外気の温度と接している。この内側と外側の温度の差が、層4の耐火性材料5の亀裂と破壊をしばしば生じさせる。層4におけるこの亀裂によって、炉内部空間9からの腐食性ガスが層4及び2を通って壁1に到達し、これを腐食し得るであろう。バリア層3に発生させた圧力によって、層4の耐火性材料5における亀裂及び各層を通って腐食ガスが壁1に到達しえることが防止される。] 図1
[0016] 1 壁
2断熱層
3加圧バリア層
4磨耗層
5耐火性材料
6金属製アンカー
7 供給口
8スペーサー突出部
9 炉内部空間]
权利要求:

請求項1
コンクリート、鋼鉄、金属の薄板又はその類似物からなる耐火被覆された壁の保護のための工業炉の壁の内張りであって、壁(1)の内張りは少なくとも2つの層(4;3)からなり、バリア層(3)としての一つの層が加圧されていることを特徴とする前記内張り。
請求項2
壁(1)の内張を形成する層(4;3;2)の間に機械的結合が存在することを特徴とする請求項1に記載の内張り。
請求項3
バリア層(3)が多孔性材料を有し、それにガスが送り込まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の内張り。
請求項4
バリア層(3)にスペーサー突出部(8)が配置され、これによりバリア層(3)に隣接する層(2;4)間の間隔が定められることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内張り。
請求項5
バリア層(3)に配置される金属製アンカー(6)が、操業温度において溶融、焼失、軟化、収縮、縮収、昇華、蒸発、又は炭化する材料により囲まれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内張り。
請求項6
バリア層(3)が少なくとも一つの密閉チャンバーとして構成され、これにガスが送り込まれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の内張り。
請求項7
壁(1)が金属製外装として形成され、それの被覆が耐火性材料(5)を有すること、及び耐火性材料(5)からなる層(4)と金属製外装(1)の間に少なくとも一つの層(3)が加圧バリア層として形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の内張り。
請求項8
コンクリート、鋼鉄、金属の薄板又はその類似物からなる耐火被覆された燃焼炉の壁の内張り方法であって、請求項1〜7のいずれか一項に記載の内張りを作製することを特徴とする前記方法。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-02-07| A300| Withdrawal of application because of no request for examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120207 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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