专利摘要:
本発明は、 −流体式機械の回転軸を介して回転する、翼配列を備えた一次ホィールと、固定または流体式機械の回転軸を介して回転する、翼配列を備えた二次ホィールを有し、その場合に −一次ホィールと二次ホィールが、互いに、作業媒体で満たされ、あるいは満たすことができる、少なくとも1つのトーラス形状の作業室を形成し、かつ −一次ホィールが、作業媒体のための少なくとも1つの流入通路を有している、流体式機械、特に流体式リターダに関する。 本発明は、 −流入通路が、トーラス壁の内部および/または一次ホィールの羽根の内部に延びており、一次ホィールの羽根の外径と内径の間の中心の領域または中心の径方向外側で、トーラス壁の領域のある箇所において作業室に開口していることを、特徴としている。
公开号:JP2011508171A
申请号:JP2010541703
申请日:2008-09-26
公开日:2011-03-10
发明作者:ヴェルナー アーダムス,
申请人:フォイト パテント ゲーエムベーハーVoith Patent GmbH;
IPC主号:F16D57-04
专利说明:

[0001] 本発明は、請求項1の前文に記載の流体式機械、特に流体式リターダに関する。しかし、本発明は、流体式クラッチにおいても適用することができる。]
背景技術

[0002] 流体式リターダと流体式クラッチは、一緒にトーラス形状の作業室を形成する、2つの羽根ホィールのみを有することによって、流体式コンバータから区別される。流体式クラッチにおいては、2つの羽根ホィールは、同一の回転方向に回転し、流体式リターダにおいては、ポンプホィールに対向する羽根ホィールは固定であり、あるいはいわゆるリバースリターダにおいては、ポンプホィールに対して逆に回転する。その場合に流体式クラッチにおいては、いわゆるタービンホィールは、ポンプホィールの回転数より小さい回転数で移動する。というのは、ポンプホィールからタービンホィールへトルクを伝達するために、2つの羽根ホィール間のスリップが必要となるからである。]
[0003] 上述した種類の流体式機械は、多数の実施形態において開発されている。最初は、作業媒体・オイルのみで駆動されていたが、最近は、作業媒体として水を有する流体式リターダも提案されており、それは、たとえば車両冷却循環内に直接配置されている。選択された作業媒体は、流体式機械の出力に、たとえばポンプホィールからタービンホィールへ伝達されるトルクと、流体の摩擦によって生じる温度に、影響を与える。リターダにおいて、特に高い制動作用を提供することができるようにするために、伝達される出力ないしモーメントは、できる限り大きくされ、それが、大きいパワー数λで表される。パワー数λは、当業者には流体式機械について知られており、たとえば、機械製作のためのポケットブック、Dubbelに記載されている。]
[0004] 流体式機械のパワー数を上げるために、未公開の特許文献1において、ポンプホィール内にラジアル方向に延びる流入通路を形成することが提案されており、その流入通路は、流体式機械の回転軸に対して垂直または角度をもって延びている。もちろんこれまでは、トーラス壁からの充填は、外圧なしでは適用できなかった。とういのは、特に斜め翼配列の循環において、かつスリップが大きい場合に、反圧は、トーラス壁において最大になるからである。その場合に、作業媒体の子午線速度は、周速度の数倍であり、子午線流の遠心加速に基づく回転圧力は、比較的大きい。]
[0005] 従って斜め翼配列の流体式循環の充填は、これまで2種類のやり方でのみ行われていた。高い供給圧力が提供される場合には、充填は、ポンプとタービンホィールの間の内側または外側の間隙を通して行われる。他の場合には、これは、トーラス中心まで延びる、閉鎖された通路を介して行われる。その場合に高い供給圧力は、発生させるのが煩雑であって、トーラス中心への通路は、費用と出力数λを要する。]
先行技術

[0006] 独国特許出願DE102007060764.6]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の課題は、駆動されるポンプホィールから対向する二次ホィールへのパワー伝達ないしモーメント伝達が、簡単、効率的かつ安価なやり方で改良される、流体式機械と特に流体式リターダを提供することである。]
課題を解決するための手段

[0008] この課題は、請求項1に記載の特徴を有する流体式機械によって解決される。従属の請求項は、本発明の特に好ましく、かつ目的にあった形態を記述している。]
[0009] その場合に、本発明は、特に斜め翼配列の流体式機械においては、トーラス壁を越える回転圧力は、均一な大きさではない、という認識から出発している。実施形態に基づく本発明に関するような、この種の斜め翼配列の流体式機械においては、一次ホィールおよび/または二次ホィールの羽根は、一次ホィールと二次ホィールの間の分離間隙によって形成される平面に対して角度をもって、すなわち垂直ではない平面内に延びている。この種の斜め翼配列の流体式機械は、当業者には知られており、後に図2を参照してさらに説明する。] 図2
[0010] 斜め翼配列とそれによってもたらされる、子午線流の斜め位置に基づいて、羽根の翼配列のない側のトーラス壁は、径方向にずっと内側に位置し、従ってより少ない回転圧力を受ける。同一圧力のラインは、羽根面に対して垂直に延びる傾向がある。他方で、ロータ内の流れは、一次ホィールから見て径方向外側へ向かって案内され、従って周回転方向(旋回)に増加しなければならない。しかし、自由な流れの法則によれば、流れは、「径方向外側へ向かって流れる」場合には、周回転方向に減少する。この効果は、「スライドする羽根」の側の圧力を増大させ、同一圧力のラインは、もはや羽根面に対して垂直には延びず、トーラス壁へ向かってさらに傾斜する。]
[0011] これが、流体式機械のロータ内で、少なくとも1つの流入通路が、作業室内で羽根のすぐ後ろに位置する(一次ホィールの回転方向において、羽根の、回転方向とは逆の側)、特に圧力の少ない領域内へ開口するように案内され、および/または流体式機械の径方向に関して、トーラス壁の領域内の、一次ホィールの羽根の外径と内径の間の中心の領域または中心の径方向外側に位置する半径上で開口することによって、本発明にとって有利になるように利用される。その場合に、トーラス壁の領域内というのは、羽根の外径と内径の間の中心の領域内で開口する場合に、流体式機械の軸方向において、一次ホィールと二次ホィールの間の分離間隙の外部、特に羽根の、自由端部とは逆の端部における羽根ホィール底の領域内を意味している。それに対して羽根の外径の領域内あるいは外径上で開口する場合には、開口部は、ほぼ、あるいは正確に分離間隙内に位置する。]
[0012] それによって、大きな流量による、かつ外圧なしの、作業室の充填が実現される。]
[0013] トーラス壁の半径において作業媒体を方向変換させることによって、子午線流の遠心加速に基づく回転圧力が生じる、という認識から出発して、その場合にトーラス内の比較的圧力の低い領域は、トーラスおよび/または翼配列を所望に形成することによって、発生させることができる。従ってトーラス内の比較的圧力の低い領域は、流入通路の開口部の領域内で、一次ホィールのそれぞれの羽根および/またはトーラス壁を、この領域内に実質的に障害物のない、まっすぐに延びる流れが形成されるように、ほぼアールなしで、あるいはわずかなアールで形成することによって発生させることができる。それによって方向変換が、まっすぐな区間により中断され、そのまっすぐな区間によって、そばを通過する子午線流のいわゆるベンチュリー効果がもっとも発揮される。まっすぐな区間は、他の箇所の半径をそれだけ狭く選択することによって、延長することができる。]
[0014] その場合に、それぞれ2つの羽根の間に形成される羽根空間は、意味に従って、それ自体閉成された流れ通路と考えることができる。すなわち、その流れ断面の相対的な拡幅が、相対的な負圧のゾーンを発生させることができる。好ましくはこれは、一次ホィールの羽根および/またはトーラス壁が次のように、すなわち対向する羽根とその間に位置するトーラス壁とによって形成される少なくとも1つの羽根空間が、隣接する羽根空間の流れ断面に対してより狭い、あるいはより広い流れ断面を有するように形成され、かつ/または方向付けされることによって、達成される。この種の形状は、羽根通路内へ、そしてそれに伴ってトーラス空間への作業媒体の供給流を支援する。これは、原理的に各羽根空間内で行うことができる。]
[0015] 流れ断面の(相対的)拡大は、代替的または付加的に、回転軸の視線方向に羽根の前端縁が、その仮想の延長線が回転軸を中心とする第1の円に接線状に添接し、隣接する羽根の前端縁が、その仮想の延長線が回転軸を中心とする第2の円に接線状に添接するように方向づけされ、2本の延長線が円との接点の前で交差し、ないしは交差しないことによって、それぞれ延長線が回転軸を通って延びる場合に生じる流れ断面に比較してより狭い、ないしはより広い流れ断面が生じることによって行うこともできる。それによって、たとえば、それぞれ2番目の羽根の整合方向が異なり、すなわち各直線的な羽根は、それぞれ非直線的な羽根とは異なる整合角度を有する。従ってそれぞれ2番目またはx番目の羽根空間は、作業媒体の流れ方向に相対的な拡幅またはV形状の強化を有し、他の羽根空間は、流れ方向に相対的に狭くなる。]
[0016] 羽根空間を越える流れ断面の特に強い変化は、第2の円の直径が、第1の円の直径と等しい大きさか、あるいはそれより大きいことによって得られる。その場合に、第2の円に方向付けされた羽根は、第2の円が第1の円より大きい程度において、該当する流れ断面を狭くする。]
[0017] 周方向に互いに連続する羽根空間が、交互に狭い流れ断面と広い流れ断面を有する場合に、ロータの震動励起が抑圧されて、それによってその音響的な挙動が改良される。さらに、ロータの特性曲線飛躍が、回避される。これは、ねじ止めされたプロフィールについても当てはまる。このようにねじ止めされたプロフィールは、鋳造方法、特に加圧鋳造方法で形成することができるプロフィールであって、その場合に羽根ホィールは、鋳造型を破壊せずに、回して離型できる。]
[0018] その場合に、吸引効果およびそれと結びついた、流体式機械の出力向上は、作業媒体のための少なくとも1つの流入通路が、広い流れ断面を有するそれぞれの羽根空間内へ通じている場合に、最大となる。また、流入通路が作業室内の、一次ホィールの回転方向において対向する羽根とその間に位置するトーラス壁とによって形成される羽根空間が、隣接する、特に流入通路の開口部を持たない羽根空間の流れ断面に対して相対的に厚く拡幅する流れ断面を有している箇所に開口することも、可能である。このように相対的に厚くなる拡幅は、局所的に制限することができ、あるいは一次ホィールの羽根区間全体にわたって続くこともできる。相対的に拡幅するすべての羽根通路に流入通路が設けられている場合には、作業媒体の広範囲におよぶ供給が保証される。]
[0019] 出力は、一次ホィールが、一次ホィールが回転する場合にその周囲にある作業媒体が移動されて、少なくとも1つの流入通路へ供給されるように形成され、かつ/または方向付けされた翼配列を有することによって、さらに向上させることができる。これは、もちろん付加的なポンプを必要としない、作業媒体の圧力供給される供給に相当する。]
[0020] 少なくとも1つの流入通路が、回転軸に対して角度をもって方向付けされており、特にその作業媒体案内に関して径方向に内側から外側へ延びていると、さらに出力を向上させることが可能である。作業媒体に作用する遠心力によって、その作業室への供給が改良される。同時に、このように配置された通路は、斜め内側からロータを加工することが可能であるので、より良好に形成される。]
[0021] 安定の理由からは、少なくとも1つの流入通路が、羽根の基部内に延びていると、効果的である。この基部は、通常、ロータの強度を損なうことなく通路を収容するために、十分な厚みを有している。さらに、この箇所に通路を取り付けることによる流れの影響は、限界内に留まり、ないしは完全に回避することができる。基部は、羽根基部と称することもできる。]
[0022] 以下、添付の図を参照しながら実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。同一または同じ作用をする部分には、同一の参照数字が設けられている。]
図面の簡単な説明

[0023] 本発明に基づく流体式機械の一部を、回転軸とその中に配置された一次ホィールに沿った断面で示している。
図1の一次ホィールの一部を、その中に延びる羽根に対して垂直の断面で示している。
羽根空間の圧力の乏しい領域において、図2のA−A断面で流入通路の開口部を示している。
図1の一次ホィール内で回転する羽根のそれぞれの方向付けを示している。
図1の一次ホィール内で回転する羽根の代替的な方向付けを示している。] 図1 図2
実施例

[0024] 図1は、本発明に基づく流体式機械の一部を、回転軸10とその中に配置された一次ホィール20に沿った断面で示している。その場合に一次ホィール20は、機械のハウジング11内に軸承されており、そのハウジングは、一次ホィール20の外側に対して間隙シール12を行う。回転軸10とハウジング11の間に、さらに、アキシャルシール13が配置されている。供給部14を介して作業媒体30が、このように形成された空間内へ投入され(矢印方向)、その作業媒体は、一次ホィールが回転するとすぐに、一次ホィール20のトーラス壁23内の流入通路22を介して機械の作業室21内へ吸い込まれる。流入通路22は、作業媒体30の供給を遠心的に支援するために、トーラス壁23内に径方向内側から外側へ延びるように取り付けられている。流入通路22は、一次ホィール20の外径RA−24(径方向外側)と内径RI−24(径方向内側)の間のほぼ半分の高さにおいて、かつ一次ホィール20の移動方向に、その中に配置された羽根24の後方で、開口している。この領域内では、一次ホィールが回転する場合に、相対的負圧が支配するので、作業媒体30を圧力をかけて供給する必要はない。流入通路22の開口部25は、さらに、羽根空間26内のアールのない、まっすぐな区間内に、そこでそばを通過する流れのベンチュリー効果を完全に利用するために、配置されている。本発明に基づく輪郭ガイドを比較するために、この種のアールのない区間をもたない、従来のトーラス輪郭が破線で示唆されている。本発明に基づく2つの措置、流入通路22をできるだけ圧力の乏しい領域内へ案内することと、トーラス壁23および/または羽根24、24’の形態は、ここに図示するように一緒に、あるいは互いに対して代替的に、より良好な充填によって機械の出力の向上を得るために、使用することができる。] 図1
[0025] 図1に示す、本発明に基づく機械の実施形態において、一次ホィール20の後ろ側の翼配列28が、作業媒体30の供給を支援する。この翼配列28は、一次ホイール20が回転する場合に作業媒体30が流入通路22へ供給されるように、形成され、かつ取り付けられている。この種の翼配列は、作業媒体の十分な供給を保証するために、設けることができるが、必ずしも設ける必要はない。] 図1
[0026] 図2は、図1の一次ホィール20の一部を、その中に延びる羽根24、24’に対して垂直の断面で示している。この図から、作業媒体30のための流入通路22が、羽根24、24’の基部29、29’内で案内されていることが、理解できる。通路22をこのように案内することによって、一次ホィール20の安定性が保たれる。というのは、それを収容するために、羽根24、24’とトーラス壁23との間に十分な材料があるからである。一次ホィール20の移動方向は、矢印で示されている。すでに、作業室の一部としての羽根空間26ないし26’内にある作業媒体は、図示の表示において、一次ホィール20のトーラス壁23に沿って図面平面から流出する。それぞれの羽根空間26、26’のトーラス内の圧力の少ないゾーンは、各羽根24、24’の、移動方向とは逆を向いた表面の領域内にある。] 図1 図2
[0027] 図示のように、図2に示す一次羽根ホィールは、斜め翼配列の羽根ホィールである。というのは、羽根24、24’は、羽根ホィール底ないしトーラス壁23上で垂直ではなく、傾斜しているからである。] 図2
[0028] 図3は、流入通路22の開口部25を、図2のA−A断面に沿って、羽根空間26の圧力の少ない領域内で示している。その場合に、製造を簡単にする理由から、流入通路22は、羽根24内の孔として形成されている。もちろん、通路22を鋳造方法で形成することも考えられるが、ずっと高価になってしまう。長いまっすぐな区間を介して開口部25を通過する作業媒体(矢印方向)のベンチュリー効果によって、作業媒体30に吸引力がもたらされ、それが羽根空間26内への作業媒体の流入を促進する。] 図2 図3
[0029] 図4は、ポンプホィール20、たとえば図1に示すポンプホィール内で回転する羽根24,24’のそれぞれの方向付けを示している。その場合に、羽根24、24’のそれぞれの前端縁の仮想の延長線V−27、V−27’は、機械の回転軸10を中心とするそれぞれ小さい円と大きい円K−1、K−2に接線状に添接するので、それらは、それぞれの円との接点の前で交差する。これは、対向する羽根ペア24、24’の間で、交互に狭い流れ断面と広い流れ断面を有する連続する羽根空間26、26’が形成されるように、行われる。広い羽根空間26’内では、一次ホィール20が回転する場合に、狭い羽根空間26内よりも低い圧力が支配するので、前者にはそれに応じた流入通路22を形成することができる。] 図1 図4
[0030] 図5は、図1の一次ホィール20内で回転する羽根24、24’の代替的なそれぞれの方向付けを示している。その場合に回転軸10を中心とする円K−1とK−2は、同じ大きさに選択されており、それによって羽根24、24’の特に簡単な構造的方向付けが可能になる。隣接する羽根24、24’の前端縁27、27’の延長線V−27、V−27’は、円K−1、K−2のそれぞれの側に接線状に添接し、その場合にそれらは、それぞれ円との接点の前で交差する。それによってその間に位置する羽根空間26は、より狭い流れ断面を有し、後続の羽根空間26’は、より広い断面を有する。そのより広い断面にまた、より狭い断面が...と続く。羽根24、24’のこの代替的な方向付けにおいても、付加的な圧力供給なしで作業媒体30の供給を保証するために、より狭く、それに伴って圧力のより少ない羽根空間26’には、それに応じた流入通路22が設けられる。空間26、26’を交互に広くし、かつ狭くすることは、同時に震動を減衰させ、従って騒音を減少させる。同時に、ねじ止めされたプロフィールにおいても、ロータの特性曲線飛躍が減少される。] 図1 図5
[0031] 好ましくは、流体式機械から作業媒体を流出させる、少なくとも1つの流出通路は、比較的圧力の高い領域内に開口することができる。これは、たとえば、比較的狭い羽根空間26内および/または、流体式機械の一次ホィールまたは二次ホィール内の羽根の、移動方向に関して、それぞれの前側とすることができる。]
[0032] K−1、K−2回転軸10を中心とする円
RI−24羽根24の内径
RA−24 羽根24の外径
V−27、V−27’前端縁27、27’の延長線
10流体式機械の回転軸
11機械のハウジング
12間隙シール
13アキシャルシール
14作業媒体のための供給部
20 機械の一次ホィール
21 機械のトーラス形状の作業室
22 作業媒体30のための流入通路
23 一次ホィール20のトーラス壁
24、24’ 一次ホィール20の羽根
25 作業室21内の流入通路22の開口部
26羽根空間
27、27’ 羽根24、24’の前端縁
28後ろ側の翼配列
29、29’ 羽根24、24’の基部]
权利要求:

請求項1
1.1流体式機械の回転軸(10)を介して回転可能な、翼配列を備えた一次ホィール(20)と、固定の、あるいは流体機械の回転軸(10)を介して回転する、翼配列を備えた二次ホィールとを有し、その場合に1.2一次ホィール(20)と二次ホィールが互いに、作業媒体(30)で満たされ、あるいは満たすことのできる、トーラス形状の作業室(21)を形成し、かつ1.3一次ホィール(20)が、作業媒体(30)のための少なくとも1つの流入通路(22;22’)を有している、流体式機械、特に流体式リターダにおいて、1.4流入通路(22;22’)が、トーラス壁(23)の内部および/または一次ホィール(20)の羽根(24、24’)の内部に延びており、かつ一次ホィール(20)の羽根(24、24’)の外径(RA−24)と内径(RI−24)の間の中心または中心の径方向外側の領域内で、トーラス壁(23)の領域内のある箇所において、作業室(21)内に開口していることを特徴とする流体式機械。
請求項2
流入通路(22;22’)が、一次ホィール(20)の羽根(24、24’)の、一次ホィール(20)の回転方向とは逆の表面の領域においてトーラス壁(30)内に、あるいは一次ホィール(20)の回転方向とは逆の表面において、作業室(21)内に開口していることを特徴とする請求項1に記載の流体式機械。
請求項3
一次ホィール(20)のそれぞれの羽根(24、24’)および/またはトーラス壁(23)が、流入通路(22、22’)の開口部(25)の領域内で、この領域において実質的に障害物のない、まっすぐに延びる流れが形成されるように、ほぼアールなしで、あるいはわずかなアールで形成されている、請求項1に記載の流体式機械。
請求項4
一次ホィール(20)のそれぞれの羽根(24、24’)および/またはトーラス壁(23)が次のように、すなわち対向する羽根(24、24’)とその間に位置するトーラス壁(23)とによって形成される少なくとも1つの羽根空間(26)が、隣接する羽根空間(26’)の流れ断面に対してより狭い、あるいはより広い流れ断面を有するように、形成され、かつ/または方向付けされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の流体式機械。
請求項5
回転軸(10)の視線方向において、羽根(24)の前端縁(27)が、その仮想の延長線(V−27)が回転軸(10)を中心とする第1の円(K−1)に接線状に添接するように方向付けされおり、隣接する羽根(24’)の前端縁は、その仮想の延長線(V−27’)が、回転軸(10)を中心とする第2の円(K−2)に接線状に添接するように方向づけされており、2本の延長線(V−27、V−27’)の交差または非交差によって、円(K−1、K−2)との接点の前に、それぞれ延長線(V−27、Vー27’)が回転軸(10)を通って延びている場合に生じる流れ断面に比較してより狭い、あるいはより広い流れ断面が生じることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の流体式機械。
請求項6
第2の円(K−2)の直径が、第1の円(K−1)の直径に等しく、かつ2本の延長線(V−27、V−27’)が、円(K−1、K−2)との接点の前で交差することを特徴とする請求項5に記載の流体式機械。
請求項7
第2の円(K−2)の直径が、第1の円(K−1)の直径よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の流体式機械。
請求項8
周方向に互いに連続する羽根空間(26、26’)が、交互に狭い流れ断面と広い流れ断面を有していることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の流体式機械。
請求項9
作業媒体(30)のための少なくとも1つの流入通路(22;22’)が、それぞれの広い流れ断面を有する羽根空間(26、26’)内へ通じていることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の流体式機械。
請求項10
一次ホィール(20)が、一次ホィール(20)が回転する場合にその周囲にある作業媒体(30)が移動されて、少なくとも1つの流入通路(22;22’)へ供給されるように形成され、かつ/または方向づけされた、背側の翼配列(28)を有している、前記請求項のいずれか1項に記載の流体式機械。
請求項11
少なくとも1つの流入通路(22;22’)が、回転軸(10)に対して角度をもって方向づけされ、かつ特にその作業媒体ガイドに関して径方向内側から外側へ延びている、前記請求項のいずれか1項に記載の流体式機械。
請求項12
少なくとも1つの流入通路(22;22’)が、羽根(24、24’)の基部(29)内に延びている、前記請求項のいずれか1項に記載の流体式機械。
請求項13
流入通路(22、22’)が、作業室(21)内の次の箇所、すなわち一次ホィール(20)の回転方向に対向する羽根(24、24’)とその間に位置するトーラス壁(23)とによって形成される羽根空間(26)が、特に流入通路の開口部を持たない、隣接する羽根空間(26’)の流れ断面に対して相対的に厚く拡幅する流れ断面を有する箇所で、開口していることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の流体式機械。
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US20100294611A1|2010-11-25|
DE102007060764A1|2009-05-28|
EP2207979A1|2010-07-21|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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