专利摘要:
この水力装置は、静止構造物(9)に関して静止軸を中心として回転運動するように取り付けられたホイール(2)を有し、このホイールは、強制水流を通過させるように設計されている。ホイール(2)と静止構造物(9)との間には、水の漏洩を制限する少なくとも1つの漏洩制限装置(100)が配設され、この漏洩制限装置は、ホイールと静止構造物の間に運転隙間(J)を形成する。この漏洩制限装置(100)は、ホイールの回転中にホイールの回転軸に関して半径方向(F1)に変形することができる又は動くことができる、少なくとも1つの変形可能な又は可動な部材(103)を有する。
公开号:JP2011508145A
申请号:JP2010540167
申请日:2008-12-24
公开日:2011-03-10
发明作者:ブブ,イブ;ベルテア,ジャン−フランソワ
申请人:アルストム イドロ フランス;
IPC主号:F03B11-00
专利说明:

[0001] 本発明は、静止構造物との関係において静止軸を中心として回転運動するように取り付けられたホイールを有する水力装置に関し、このホイールは、強制水流を通過させるように設計されている。水力装置がタービンである場合には、この強制水流は、ホイールを回転駆動する。水力装置がポンプである場合には、回転された結果、強制水流が得られる。]
背景技術

[0002] タービンであるのか、ポンプであるのか、或いは、ポンプタービンであるのかを問わず、水力装置は、一般に、しばしば「ラビリンス」と呼ばれる装置を備えており、この装置は、ホイールの近傍に流入した一定量の水がホイールの周りに漏洩する傾向を有するために発生する、水の漏洩を制限するように設計されている。この漏洩は、水力装置が組み込まれた設備の効率を低下させる。従って、ラビリンスは、水力装置のホイールと静止構造物との間に比較的狭い運転隙間を形成して漏洩を制限することを目的としており、漏洩流路が比較的狭くなり、これによって漏洩流量が制限される。]
[0003] ラビリンスは、一般に、ホイールの回転軸と同心であるシリンダの形態で設計されており、可能な限り小さな隙間を付与された1つ又は複数のステージを有する。ホイールが回転している間にラビリンスが早急に損耗することを回避するために、運転隙間は、過渡速度におけるホイールの半径方向の運動を考慮し、遠心力の影響下におけるホイールの膨張を考慮して、十分なものでなければならない。このような状況下で、ラビリンスの運転隙間は、最も好ましくない運転条件、即ち、過渡速度を考慮し、また、ホイールの半径方向の運動を考慮することによって決定しなければならない。特に、水力装置がフランシスタービンである場合には、比較的大きな運転隙間が形成され、従って、ホイールの周りに無視できない漏洩をもたらす。]
[0004] 同様の問題は、ポンプ及びタービンポンプの場合にも発生する。]
発明が解決しようとする課題

[0005] 本発明の目的は、漏洩流量を低減するために、漏洩制限装置の運転隙間を最適化することができる水力装置を提案することにより、上述の欠点を改善することにある。]
課題を解決するための手段

[0006] このために、本発明は、静止構造物に関して静止軸を中心として回転運動するように取り付けられたホイールを有する水力装置を備え、このホイールは、強制水流を通過させるように設計されており、ホイールと静止構造物との間には、水の漏洩を制限する少なくとも1つの漏洩制限装置が配設され、この漏洩制限装置は、ホイールと静止構造物との間に運転隙間を形成している。この水力装置は、漏洩制限装置が、ホイールが回転している間、回転軸に関して半径方向に変形でき又は動くことができる、少なくとも1つの変形可能な又は可動な部材を有することを特徴とする。]
[0007] この変形可能な又は可動な部材によって、水力装置が使用中であっても、即ち、そのホイールが回転中であっても、「ラビリンス」としばしば呼ばれる漏洩制限装置の、運転隙間を調節することができる。この結果、水力装置の様々な運転速度に対応した様々な運転隙間のニーズを考慮することが可能になる。特に、ホイールが比較的大幅に半径方向に運動する可能性がある又は遠心力に起因して膨張する可能性がある水力装置の使用中の、最大の隙間を採用することができる。これは、特に、スタートアップの期間と、過速度の期間と、に当てはまる。逆に、水力装置が発電期間にある場合、例えば、タービンが安定状態において交流発電機に結合されている場合に、ホイールの回転が安定している限り、最小の隙間を採用することができる。この最小隙間は、ホイールの周りにおける水の漏洩を低減させることができ、従って、水力装置の効率を向上させることができる。更に、本発明の漏洩制限装置の部材の可動な特性は、ホイールがその回転軸に関して横方向に運動している場合に、漏洩制限装置の部材がホイールに衝突された後に動くように、配慮することもできる。]
[0008] 本発明の有利な、但し、必須ではない実施形態においては、この水力装置を、任意の技術的に可能な組合せにおいて、以下の特徴のうちの1つ以上を組み込むことができる。]
[0009] ・漏洩制限装置は、運転隙間の第1の値に対応する第1の構成と、運転隙間の第2の値に対応する第2の構成と、の間において、制御流体によって加えられる圧力の影響下で変形するような、変形可能な部材を有することができる。変形可能な部材は、第1の構成から第2の構成に変化するように、半径方向に収縮することによって変形できると、有利である。この変形可能な部材は、ホイールをその全周にわたって取り囲んでいる。]
[0010] ・漏洩制限装置は、複数の可動な部材を有し、この部材は、運転隙間の第1の値に対応する第1の構成と、運転隙間の第2の値に対応する第2の構成と、の間において、ホイールの回転軸に関して半径方向に動くように取り付けられている。]
[0011] ・この1つ又は複数の部材は、静止構造物上に取り付けられ、その半径方向内側表面が、ホイールの半径方向外側表面に対向しており、運転隙間が、これらの半径方向内側及び外側表面の間に形成されている。]
[0012] ・水力装置は、第1及び第2の構成のそれぞれにおいて、ホイールの回転軸に関して1つ又は複数の部材をセンタリングする手段を有する。]
[0013] ・1つの部材又はそれぞれの部材は、静止構造物の一部分とともに、可変容積のチャンバを形成しており、このチャンバには、加圧制御流体が供給され、この容積は、1つ又は複数の部材がとる構成の関数として変化する。この場合、可変容積のチャンバへの加圧制御流体の供給を制御する手段を設けることができる。]
[0014] ・一変形例においては、水力装置は、可動な部材がとることができる2つの構成の間における可動な部材の運動を制御するアクチュエータを有する。]
[0015] ・別の変形例においては、水力装置は、可動な部材に対して、可動な部材がとり得る2つの構成のうちの1つに戻すように弾性復元力を加える、少なくとも1つの手段を有する。]
[0016] ・水力装置は、ホイールの、回転軸を中心とした回転中に、前述の1つの又はそれぞれの部材を回転しないように保持する手段を有する。]
[0017] ・制御流体は、強制水流を形成するように水をホイールに供給する供給ダクトから抽出された水である。一変形例においては、制御流体はガスでもよく、空気、或いは、油であってもよい。]
[0018] 本発明は、水力エネルギーを電気エネルギーに変換する、又はこの逆の変換をする設備を更に提供し、この設備は、前述の水力装置を含む。この設備は、従来の設備よりも効率が良い。]
[0019] 最後に、本発明は、漏洩制限装置の運転隙間を最適化するように、前述の水力装置と共に実装することができる調節方法を更に提供する。この方法によれば、調節は、少なくとも過渡速度を含むホイールの回転の特定の期間においては、運転隙間の第1の値を、そして、少なくとも1つの安定した速度を含むホイールの回転のその他の特定の期間においては、運転隙間の第2の値を採用することにより、ホイールがその軸を中心として回転している場合に、実行される。]
[0020] 有利には、運転隙間の値のうちの1つは、漏洩制限装置に供給される制御流体の圧力又は量を制御することによって採用される。]
[0021] 本発明の原理に準拠した水力装置及び設備の6つの実施形態に関する以下の説明から、本発明について更に理解することができ、本発明のその他の利点が更に明らかとなろう。以下の説明は、添付の図面を参照して行われるが、以下の説明は、例示を目的としたものであり、これに限定するものではない。]
図面の簡単な説明

[0022] 本発明のフランシスタービンを備える本発明の高水頭エネルギー変換設備の、第1の運転状態における原理を示す断面図である。
図1の部分IIの拡大詳細図である。
タービンが第2の運転状態にある場合の、図2に類似した図である。
図1の部分IVの拡大詳細図である。
水力装置が第2の運転状態にある場合の、図4に類似した図である。
本発明の第2の実施形態の低水頭設備及びフランシスタービンの、図1の右半分の部分に類似した図である。
図6の部分VIIの拡大詳細図である。
水力装置が第2の運転状態にある場合の、図7に類似した図である。
図6の部分IXの拡大詳細図である。
水力装置が第2の運転状態にある場合の、図9に類似した図である。
本発明の第3の実施形態のフランシスタービンの原理を示す、軸方向に見た部分断面図である。
図11の直線XII−XIIにおける部分断面図である。
本発明の第4の実施形態における、タービンの図11に類似した断面図である。
本発明の第5の実施形態における、タービンの図11に類似した断面図である。
本発明の第6の実施形態における、タービンの図11に類似した断面図である。] 図1 図11 図2 図4 図6 図7 図9
実施例

[0023] 図1から図5に示されている設備Iは、フランシスタービン1を含み、このフランシスタービンのホイール又は「ランナ」2は、ケーシング3から水を供給され、このケーシングの内部には、強制水流ダクト4が開口している。ホイール2の垂直回転軸は、静止しており、参照符号X2によって示されている。タービン1は、シャフト11を介して、交流発電機5に結合されている。ケーシング3とホイール2との間には、2つの一連のステーベーン及びガイドベーン(図示せず)が配設されており、これらの機能は、ダクト4から流入してホイール2を通過し、排出コンジット8に向かう水流Eを案内するものである。] 図1 図5
[0024] ホイール2には、ランナクラウン22とランナバンド23との間に延びるブレード21が設けられている。これらのブレードは、互いに、ランナクラウン22及びランナバンド23とともに、ブレード間空間IAを形成しており、水流Eは、ホイール2を通って流れる場合に、これらを通過する。]
[0025] ホイール2は、シャフト11に設けられたねじ穴12内に締結されたねじ24を利用して、シャフト11の底部に固定されている。]
[0026] ケーシング3、ダクト4、及びコンジット8は、静止構造物9の一部分であり、この静止構造物は、図面には、断片的にのみ示されており、タービン1の回転部分、特に、シャフト11及びホイール2を支持している。]
[0027] 水流は、ブレード21の前縁21aの近傍に到達すると、ブレード間空間IAに進入することができる。水流はまた、環状のスロットf1を通って、ランナクラウン22と静止構造物9の一部分91との間に形成された環状の容積V1内にも進入することができる。又、水流Eは、環状のスロットf2を通って、ランナバンド23と静止構造物9の別の一部分92との間に形成された環状の容積V2内にも進入することができる。]
[0028] 容積V1及びV2内への望ましくない水の流れは、図2から図5の矢印E1及びE2によって示されている。大量の漏洩と、タービン1の効率の大幅な低下と、をもたらす前述の望ましくない水流E1及びE2を回避するために、ホイール2と静止構造物9の一部分91及び92との間には、漏洩制限装置100及び200が挿入されている。] 図2 図5
[0029] 漏洩制限装置100は、容積V1から容積V’1への漏洩を制限することを目的としており、容積V’1は、容積V1と軸X2との間の半径方向に、ランナクラウン22の上方に位置している。漏洩制限装置200は、容積V2からコンジット8の内部容積V’2への漏洩を、制限することを目的としている。従って、望ましくない水流E1及びE2は、ホイール2の入口領域から、前縁21aの近傍に流れ、また、それぞれ、スロットf1及びf2と、容積V1及びV2と、を通って、容積V’1及びV’2に向かって流れる。]
[0030] 漏洩制限装置100は、2つの半体シェル101A及び101Bから構成されたハウジング101を有する。ハウジング101は、ねじ102を利用して静止構造物9の一部分91に静止状態に保持されおり、このねじは、2つの半体シェル101A及び101Bを貫通し、一部分91に設けられたねじ穴91Aに締結されている。半体シェル101A及び101Bは、軸X2を中心とする円形である。ハウジング101を静止部分91に対して効果的に固定できるように、十分な数のねじ102が備えられている。]
[0031] ハウジング101内には、リング103が取り付けられており、ハウジングとともに可変容積のチャンバC1を形成しており、チャンバC1は、リング103の上部面及び下部面のそれぞれに設けられた溝103A及び103B内に取り付けられた2つのシール104A及び104Bによって、外部と隔離されている。]
[0032] スタッド105が、軸X2を中心とした回転中に、リング103をハウジング101に対して回転しないように保持するために、それぞれ、ハウジング101及びリング103に設けられた凹部101F及び103F内に係合している。]
[0033] 半体シェル101Aは、半体シェル101Bに対向する壁101Cを有する。同様に、半体シェル101Bは、半体シェル101Aに対向し、壁101Cに対向する、壁101Dを有する。壁101Cと101Dとの間には、開口部O1が形成されており、リング103には、壁101Cと101Dとの間に配置されたノーズ部103Cが設けられている。]
[0034] リング103は、例えば、鋼又は複合材料などの弾性変形可能な材料でできている。このリングは、その半径方向外側表面103Dに加えられた力の影響下で、図2及び図3の矢印F1によって示された方向に、軸X2に向かって収縮することができる。軸X2に向かうリング103の収縮は、チャンバC1に加圧水を注入することによって制御される。] 図2 図3
[0035] この水は、取水口300によって強制水流ダクト4から抽出され、取水口300は、パイプ301の入口を構成し、2次水流ESをフィルタ302に向かって、次に、ポンプ303に向かって送り、ポンプ303は、水流ESの圧力を増加させる。このポンプは、アキュムレータタンク308に水を送っており、このタンクは、パイプ309を介してトーラス形状のダクト304に接続されており、トーラス形状のダクト304は、ハウジング101に開口した取水口305を介して、チャンバC1に接続されている。前述の取水口305は、ねじ102を受け入れる領域に関して平面内の角度をずらせて、軸X2の周りに分布している。]
[0036] 更に、ホイール2のランナクラウン22は、円形フィン221を備えており、このフィンは、ランナクラウンと一体に形成され、ランナクラウンの上部表面に関して上方に延びている。一変形例においては、フィン221は、取り外すことができる。]
[0037] タービン1が組立てられた状態にある場合には、フィン221は、外側表面221Aが、漏洩制限装置100に対向して配置されている。更に厳密には、表面221Aは、リング103の半径方向内側表面103Eの一部分に対向して配置され、この表面は、開口部O1を通って表面221Aに近づくことができるノーズ部103Cの表面である。]
[0038] タービン1が運転されている場合には、フィン221は、ホイール2と共に、軸X2を中心として回転するが、漏洩制限装置100は、静止構造物9の一部分91に取り付けられているため、静止している。従って、フィン221と、漏洩制限装置100の対向する部分である半体シェル101B及びリング103と、の間に、運転隙間Jを形成しなければならない。]
[0039] この運転隙間Jがあるために、容積V1内に進入する水流E1は、図2の矢印E1によって示されているように、容積V’1に向かって流れることができる。] 図2
[0040] 図2の構成では、チャンバC1には、ダクト304から加圧水が供給されておらず、チャンバC1内の水の圧力P1は、低いか、又はゼロであり、この結果、リング103は、その弾性力のために、比較的応力を受けず、表面103Eは、壁101C及び101Dから突出さない。従って、表面103Eと221Aとの間の隙間J1は、十分大きく、フィン221と漏洩制限装置100との間の衝突を避け、或いは、ホイール2が軸X2上にミスアライメントされたり、ホイール2が遠心力の影響下で膨張した場合の、接触力を小さくする。] 図2
[0041] タービン1が安定した運転速度に到達すると、ホイール2が軸X2に関してミスアライメントされるリスクは最小となり、この結果、ノーズ部103Cをハウジング101からフィン221に向かって突出させつつ、隙間Jを、値J1よりも小さい値J2に低減することができる。これは、チャンバC1内の水の圧力をP2に増加させることにより、実現され、水の圧力をP2に増加させることは、チャンバC1を、ダクト304及び取水口305を介してアキュムレータタンク308と連通状態にさせることによって得られる。圧力P2は、図3の矢印F2によって示すように、分布荷重をリング103の表面103Dに加え、この分布荷重は、リング103を、軸X2に向かって半径方向に収縮させ、この結果、表面103Eが、表面221Aに向かって移動し、水流E1を発生する可能性のある通過断面積を低減する。従って、容積V1から容積V’1への水の漏洩が制限される。] 図3
[0042] ポンプ303とダクト304との間でダクト301に取り付けられた、電磁弁306により、アキュムレータタンク308及びチャンバC1を相互に連通させる制御を、行うことができる。この電磁弁は、電子制御ユニット307によって制御される。一変形例においては、チャンバへの加圧水の供給を制御するために、ダクト304とチャンバC1との間の取水口305に、電磁弁を設置することができる。]
[0043] 更に、電磁弁(図示せず)により、チャンバC1を、排水ライン(図示せず)と連通させ、コンジット8又は排水受け(図示せず)に排出することもできる。]
[0044] タービン1が突然の過渡速度に直面した場合には、特に、過速度の場合には、リング103とフィン221との間の偶発的な接触のリスクを低減することができる図2の構成に、リング103が弾性的に復元できるように、電磁弁306を閉鎖すると共にその他の電磁弁を開放し、チャンバC1を迅速に空にすることがすることができる。] 図2
[0045] 図2及び図3の断面内において、ハウジング101は、図2及び図3に示すリング103の断面の、4つの凸状の角部103G、103H、103I、及び103Jのそれぞれに対して相補的な、4つの凹状の隅部101G、101H、101I、及び101Jを形成している。] 図2 図3
[0046] 角部と隅部101G、101H、103G、及び103Hは、図2の構成において、軸X2に関してリング103をセンタリングするために、ともに動く形状を利用してセンタリングする手段を構成している。同様に、角部と隅部101I、101J、103I、及び103Jも、図3の構成において、リング103をセンタリングするために、ともに動く形状を利用してセンタリングする手段を構成している。] 図2 図3
[0047] ダクト304からチャンバC1への水の供給圧力と、電磁弁306の開放時間と、を変化させることにより、図2及び図3にそれぞれ示されている構成の間の中間の構成を、リング103にとらせることができ、タービン1の特定の運転速度に適合することができる。] 図2 図3
[0048] 漏洩制限装置100の構成要素に類似した漏洩制限装置200の構成要素には、同様の参照符号プラス100が付与されている。漏洩制限装置200は、静止構造物9の一部分92に取り付けられ、ねじ202を利用して1つに組み立てられた2つの半体シェル201A及び201Bから構成されたハウジング201を有する。ハウジング201には、弾性変形可能なリング203が配設され、ハウジング201とリング203とによって形成される可変容積のチャンバC2内には、圧力が加えられている。]
[0049] リング203の上部面及び下部面内にそれぞれ設けられた溝203A及び203Bの各内部に、2つのOリングシール204A及び204Bが配設されている。]
[0050] 軸X2を中心とした回転中に、ハウジング201に対してリング203を係留するために、スタッド205が設けられている。]
[0051] 上述の内容と同様に、図4及び図5のプレーン内においてハウジング201によって形成されている凹状コーナー及びリング203によって形成されている凸状コーナーにより、これらの図面にそれぞれ示されている2つの構成において軸X2に関してリングをセンタリングすることができる。] 図4 図5
[0052] リング203の半径方向内側表面203Eは、階段状になっており、表面203Eは、3つの部分203E1、203E2、及び203E3を有し、この各々は、円形のベースを有する円筒形の表面によって形成され、部分203E2の直径は、部分203E1の直径よりも大きく、部分203E3の直径よりも小さい。]
[0053] これに対応して、ランナバンド23の下流エッジ231の半径方向内側表面231Aは、直径が増加する3つの部分231A1、231A2、及び231A3から構成されている。]
[0054] 表面203E及び231Eは、これらの間に、図4の矢印E2によって示されているように、漏洩水流が流れることができる曲がりくねった通路を形成している。上述の内容と同様に、ランナバンド23におけるタービン1の運転隙間J’は、表面203Eと231Aとの間の最小距離として形成される。] 図4
[0055] 隙間J’が最大でなければならない構成では、特に、漏洩制限装置100に関して上述した過渡速度の場合には、隙間J’は、チャンバC2内の水圧が低い値か又はゼロである値P1に維持されている限り、図4の構成に対応した最大値J’1に維持される。] 図4
[0056] チャンバC2には、チャンバC1に水を供給するのに利用される手段と全体的に類似する手段(図示せず)によって加圧水が供給され、この手段は、取水口505を介してチャンバC2に接続されたダクト504を有する。ダクト504は、ポンプ303又はその他の加圧された水の供給源に結合することができる。ダクトを介した水の供給は、例えば、電磁弁306に類似した電磁弁により、或いは、チャンバC1及びC2内の圧力を同時に変化させるようにした場合には、同一の電磁弁306により、制御される。]
[0057] タービン1が、安定した速度において使用されている場合には、隙間J’は、図5に示す値J’2に低減することができる。このために、チャンバC2内の水の圧力は、値P1を上回る値P2に変更される。この効果は、表面203Eを表面231Aに近づけ、これにより、容積V2から容積V’2への水流E2の通過断面積を制限するものである。図5においては、矢印F2は、軸X2に向かうリング203の半径方向の圧縮力を示しており、この力は、チャンバC2内の水の圧力P2に起因し、リング203の半径方向外側表面203Dに対して加えられる。] 図5
[0058] 図1から図5に示されているタービンは、漏洩制限装置100及び200の場所が最適化されている高水頭タービンである。] 図1 図5
[0059] 本発明はまた、第2の実施形態の図6から図10に示すように、低水頭タービンにも適用することができ、この第2の実施形態においては、第1の実施形態の要素に類似した要素に対して、類似の参照符号が付与されている。] 図10 図6
[0060] この実施形態においては、漏洩制限装置100は、設備Iの静止構造物9に属するプレート91上に取り付けられており、ホイール2のランナクラウン22の半径方向外側エッジ222との間に運転隙間を生成する。漏洩制限装置100は、ねじ102によってプレート91に静止状態に保持されたプレート101を有する。又、プレート91には、エッジ222の近傍に、凹部が提供されており、これは、弾性変形可能なリング103を受け入れるためであり、このリングの上部及び下部エッジには、個々のシール104A及び104Bが備えられており、これらのシールは、この目的のために設けられた溝103A及び103B内に係合している。]
[0061] シール106が、プレート101と静止構造物9の一部分91との組立間をシールするために設けられている。]
[0062] 複数のスタッドが備えられ、ホイールの回転軸X2を中心とした回転中に、静止構造物9の一部分91に対してリング103を係留することができるが、図7及び図8には参照符号105によって1つのみが示されている。] 図7 図8
[0063] リング103は、エッジ222の半径方向外側表面222Aに対向して配設された半径方向外側表面103Eを有し、ホイール2が固定部分81に関して運動できるようにする運転隙間Jを形成している。望ましくない水流E1は、表面103E及び222Aによって形成された環状の空間内において、強制水流Eがホイール2の注入口において流れる容積V1から、ランナクラウン22の近傍において、ランナクラウン22と部分91の間に設けられた容積V’1に向かって、ホイール2の上方を流れる。]
[0064] 一部分91とリングの103の半径方向外側表面103Dの間には、可変容積のチャンバC1が形成されている。このチャンバは、少なくとも1つの取水口305を介して、第1の実施形態において前述した供給手段に類似した供給手段に接続されており、設備のケーシング3の供給ダクト上に設けられた取水口から供給を受けるパイプ301を有する。このパイプ301は、フィルタ302、ポンプ303、及びアキュムレータタンク308に対して連続的に供給している。このアキュムレータタンク308は、パイプ309を介して、環状のダクト304に接続されており、このダクトから、1つ又は複数の取水口305が延びている。電子制御ユニット307によって制御された電磁弁306が、アキュムレータタンク308からダクト304への2次水流ESを制御している。従って、チャンバC1内に存在する水の圧力を制御することができる。]
[0065] 過渡速度においては、チャンバC1内の水の圧力P1は、低い、又はゼロである値を有し、この結果、その弾性の影響下において、リング103は、隙間Jが比較的大きな第1の値J1を有する図7に示されている位置をとることになる。] 図7
[0066] 安定した速度においては、更なる量の水がチャンバC1内に供給され、これにより、このチャンバ内の圧力を、値P1を上回る値P2に変更する。この効果は、リング302を、半径方向において、軸X2に向かって、表面222Aに向かって変形させることにあり、この結果、リングは、図8の構成をとることになり、この場合に、隙間Jは、図7の隙間値を下回る値J2を備えている。この結果、容積V’1に向かう望ましくない水流E1の通過断面積を制限することができる。] 図7 図8
[0067] 望ましくない水流が、ホイール2の注入口における強制水流が流れる容積V2から、ランナバンド23の近傍を、ランナバンドと固定シリンダ93の間においてランナバンドの周りに設けられた容積V’2に向かって流れる傾向を有する。]
[0068] この水流E2を制限するように、ランナバンド23の上流エッジ232の近傍に漏洩制限装置200が配設されている。この漏洩制限装置200は、設備Iの静止構造物9に属するプレート92に固定された2つの部分201A及び201Bから構成されたハウジング201を有する。変形可能なリング203が、ボックス201内に取り付けられており、その上部エッジに、溝203A内に取り付けられたOリングシール204Aを担持している。更に、本体201の下部201Bの溝201K内に、Oリングシール204Bが取り付けられている。]
[0069] 可変容積のチャンバC2には、リング203が、チャンバC2内においてそれぞれ優勢である圧力の値P1又はP2の関数として、図9及び図10にそれぞれ示されている構成のうちの1つ又は他方をとるように、取水口505を通って加圧水を供給することができる。] 図10 図9
[0070] チャンバC2は、ダクト304に類似した環状のダクト504に接続されている。]
[0071] 従って、リング203の半径方向内側表面203Eとエッジ232の半径方向外側表面232Aの間の隙間J’は、図9及び図10にそれぞれ示されている値J’1及びJ’2のうちの1つをとることができる。隙間J’が最小である図10の構成は、設備Iの安定した運転速度用に選択され、図9の構成は、過渡速度と、速度が変化する期間、特に、スタートアップの期間又は過剰な速度の期間に好適である。従って、望ましくない水流E2は、設備が安定した速度において運転する場合に、最小にされる。] 図10 図9
[0072] 図11に断片的に示されている本発明の第3の実施形態においては、第1の実施形態の要素に類似した要素に対して同一の参照符号が付与されている。] 図11
[0073] 水漏洩制限装置100内には、フランシスタービンホイールのランナクラウン22の外周エッジ222の周りに複数の部材103が分布している。それぞれの部材103は、上部溝103A及び下部溝103Bを有し、これらの溝内には、シール104A又は104Bが配設されている。]
[0074] 部材103は、ホイール2の回転軸X2に関して半径方向に互いにオーバーラップしている。更に厳密には、それぞれのリング103は、さねはぎ溝103Nを形成する部分103Mを有し、このさねはぎ溝の内部において、隣接する部材の対応する部分103Pが係合することができる。従って、2つの隣接する部材103の一部分103M及び103Pは、互いにオーバーラップしている。]
[0075] このオーバーラップは、部材103の一部分103Mの半径方向外側表面103Qと別の部材103の隣接する部分103Sの対向する表面103Rの間に横方向隙間ELを提供することによって実現される。同様に、部材103の一部分103Pと別の部材103の対向する一部分103Xによってそれぞれ形成されている2つの半径方向表面103P及び103Tの間にも、横方向隙間E’Lが提供されている。]
[0076] 部材103は、ハウジング101内に配設され、このハウジングに対してシール104A及び104Bが配置されており、ハウジングは、部材103の外側半径方向表面103Dと協働し、軸X2に関して半径方向に、可変容積のチャンバC1を形成している。]
[0077] 上述の内容と同様に、図11及び図12の矢印F1によって示されている半径方向における部材103の運動を制御するように、1つ又は複数の取水口305を介してチャンバC1内に注入される所定量の水の圧力を制御することができる。この結果、様々な部材103の半径方向内側表面103Eとエッジ22の半径方向外側表面222Aの間の半径方向隙間Jの値を制御することができる。] 図11 図12
[0078] 横方向隙間EL、E’Lは、部材103が軸X2に向かって移動している場合に、部材103を互いに接近するように動くことができるようにする。]
[0079] 軸X2に対して平行にシール107が配設されており、これらのシールは、チャンバC1と部材103の表面103T及び103Vの間に存在する隙間の間をシールしている。]
[0080] 第1の実施形態と同様に、ハウジング101には、軸X2に向かう部材103の運動を制限する壁101C及び101Dが提供されている。]
[0081] 図13に示されている本発明の第4の実施形態においては、図11及び図12の実施形態と同様に、漏洩制限装置100内において、複数の部材103が使用されており、これらの部材は、部分的に互いにオーバーラップし、シール104A(又は、等価なシール)及び107を有する。] 図11 図12 図13
[0082] この実施形態は、部材103の半径方向の配置が、これらの部材の半径方向外側に配置されたチャンバ内の圧力を変化させることによって制御されるのではなく、水圧又は空圧的に制御することができる複動型(double−acting)アクチュエータ400を使用することによって制御されるという点が前述の実施形態と異なっている。]
[0083] 一変形例においては、使用されるアクチュエータは、単動型(single−acting)アクチュエータであり、この場合には、隙間Jが増大した離隔構成に向かって前述の部材を押し戻すために、部材103とエッジ222の間の水流の圧力を使用する。]
[0084] 図14に示されている実施形態においては、漏洩制限装置100内において、様々な部材103が使用されている。これらの部材は、図11から図13の実施形態と同様に、互いにオーバーラップしている。この実施形態においては、部材103の周りにスプリング500が分布しており、これらに起因し、軸X2に向かって方向付けされたスプリング力F5を印加し、これにより、部材103の半径方向内側表面103Eとタービンホイールのランナクラウンのエッジ222の半径方向外側表面222Aの間の隙間Jに既定の値を付与することができる。] 図11 図13 図14
[0085] ホイール2は、バランスしていない場合に、部材103のうちの1つのものに衝突する可能性があるが、その場合には、その部材は、タービンのランナクラウンに大きな損傷を付与することなしに、印加されている力F5に対抗して押し戻されることになる。この衝撃を緩衝する傾向は、衝突した場合には、チャンバC1に起因し、リング103及び203及び部材103が半径方向外側に移動することができるため、図1から図13の実施形態の水力装置にも存在する。これらのチャンバは、アキュムレータタンク308(並びに、等価なリザーバ)に接続されており、これにより、リング又は部材が衝撃の影響下において半径方向外側に移動した場合に、制御液体の一部を除去することができる。] 図1 図13
[0086] 図15に示されている変形例においては、漏洩制限装置内の部材103の周りに配設されてホイール2の回転軸X2に向かって方向付けされたスプリング力F5を作用させ、様々な部材103にわたって分布する単一のスプリング600により、スプリング500を置換することができる。] 図15
[0087] 図14及び図15の実施形態においては、それぞれ部材103は、軸X2に向かって半径方向F1に摺動することができ、力F5は、隙間Jが最小である構成に部材を押し戻す傾向を有する。] 図14 図15
[0088] 本発明は、フランシスタービンに実装されるものとして説明したが、本発明は、その他のタイプのタービン、ポンプ、及びポンプタービンと共に適用することができる。]
[0089] 前述の実施形態の技術的な特徴は、本発明の範囲内において互いに組み合わせることができる。]
[0090] 第3、第4、第5、及び第6の実施形態において検討した部材103の位置を制御する様々なモードは、互いに組み合わせることができる。特に、図11から図13の実施形態においてスプリングを備えることができる。] 図11 図13
[0091] 第1、第2、及び第3の実施形態においては、ダクト4から到来する水以外の流体を使用して部材103又は203の位置を制御することができる。特に、加圧油又は空気を使用することができる。]
权利要求:

請求項1
静止構造物(9)に関して静止軸(X2)を中心として回転運動するように取り付けられた、ホイール(2)を有する水力装置(1)であって、前記ホイールが、強制水流(E)を通過させるように設計されており、前記ホイールと前記静止構造物との間には、水の漏洩(E1、E2)を制限する少なくとも1つの漏洩制限装置(100、200)が配設され、前記漏洩制限装置が、前記ホイールと前記静止構造物との間の運転隙間(J、J’)を形成する、水力装置であって、前記漏洩制限装置が、前記ホイールの回転中に前記回転軸(X2)に関して半径方向(F1)に変形することができる、又は動くことができる、少なくとも1つの変形可能な又は可動な部材(103、203)を有することを特徴とする、装置。
請求項2
前記漏洩制限装置が、前記運転隙間の第1の値(J1、J’1)に対応する第1の構成と前記運転隙間の第2の値(J2、J’2)に対応する第2の構成との間において、制御流体によって加えられる圧力(P1、P2)の影響下で変形することができる、変形可能な部材(103、203)を有することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
請求項3
前記変形可能な部材(103、203)が、半径方向に収縮して前記部材の第1の構成から前記部材の第2の構成に変形することを特徴とする、請求項2に記載の装置。
請求項4
前記漏洩制限装置が、複数の可動な部材(103)を有し、前記複数の可動な部材(103)が、前記運転隙間(J)の第1の値に対応する第1の構成と前記運転隙間の第2の値に対応する第2の構成との間において、前記ホイールの前記回転軸に関して半径方向(F1)に動くように取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
請求項5
前記1つ又は複数の部材が、前記静止構造物(9)に、前記部材の半径方向内側表面(103E、203E)が前記ホイールの半径方向外側表面(221A、222A、231A、232A)に対向するように取り付けられ、前記運転隙間(J、J’)が、前記半径方向内側表面と前記半径方向外側表面との間に形成されることを特徴とする、請求項2から4のいずれか1項に記載の装置。
請求項6
前記第1と第2の構成のそれぞれにおいて前記ホイールの前記回転軸(X2)に関して前記1つ又は複数の部材(103)をセンタリングする手段(101Gから101J、103Gから103J)を有することを特徴とする、請求項2から5のいずれか1項に記載の装置。
請求項7
前記1つの部材又はそれぞれの部材(103、203)が、前記静止構造物の一部分(91、101)とともに、可変容積のチャンバ(C1、C2)を形成し、前記チャンバには、加圧制御流体が供給され、前記容積が、前記1つ又は複数の部材がとる前記構成の関数として変化することを特徴とする、請求項2から6のいずれか1項に記載の装置。
請求項8
前記可変容積のチャンバ(C1、C2)への加圧制御流体の供給を制御する手段(306、307、308)を有することを特徴とする、請求項7に記載の装置。
請求項9
前記2つの構成の間における前記可動な部材の動きを制御するアクチュエータ(400)を有することを特徴とする、請求項4に記載の装置。
請求項10
前記可動な部材(103)を、前記2つの構成のうちの1つに戻すように、前記可動な部材(103)に弾性復元力(F5)を加える少なくとも1つの手段(500、600)を有することを特徴とする、請求項4に記載の装置。
請求項11
前記ホイール(2)の前記回転軸(X2)を中心とした回転中に前記1つの又はそれぞれの部材(103、203)を回転しないように保持する手段(105、205)を有することを特徴とする、請求項2から10のいずれか1項に記載の装置。
請求項12
前記制御液体が、前記強制水流(E)を形成するために前記ホイール(2)に水を供給する、供給ダクト(4)から抽出した水である、ことを特徴とする、請求項2から7及び請求項11のいずれか1項に記載の装置。
請求項13
水力エネルギーを電気エネルギーに変換する、又はこの逆の変換をする設備(I)であって、請求項1から12のいずれか1項に記載の水力装置(1)を含む、設備。
請求項14
調節可能な隙間を有し、請求項1から12のいずれか1項に記載の水力装置(1)の一部分である漏洩制限装置(100、200)の、前記運転隙間(J、J’)を調節する方法であって、前記調節が、前記ホイール(2)が前記ホイールの軸(X2)を中心として回転している間、少なくとも過渡速度を含む前記ホイールの回転の所定の期間には、前記運転隙間の第1の値(J1、J’1)をとるように実行され、少なくとも1つの安定速度を含む前記ホイールの回転のその他の所定の期間には、前記運転隙間の第2の値(J2、J’2)をとるように実行されることを特徴とする、方法。
請求項15
前記運転隙間の前記値(J1、J’1、J2、J’2)のうちの1つを、前記漏洩制限装置(100、200)に供給される制御流体(ES)の圧力又は量を制御することによってとることができる、ことを特徴とする、請求項14に記載の方法。
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