![]() 治療計算モードおよび治療提供モード
专利摘要:
第1の時間に受信した生理学的データを用いて計算される治療制御パラメータを用いた治療を提供することができる。治療は第2の時間において阻止することができ、治療制御パラメータは治療が阻止されている間の第2の時間またはほぼ第2の時間に受信した生理学的データを用いて再計算することができ、治療は再計算された治療制御パラメータを用いて提供することができる。 公开号:JP2011507595A 申请号:JP2010539453 申请日:2008-12-16 公开日:2011-03-10 发明作者:ディン、ジャン;ユー、インホン 申请人:カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド; IPC主号:A61N1-365
专利说明:
[0001] (優先権主張) 2007年12月19日に出願され、参照により本明細書に組み入れられる米国特許出願第61/008,342号に基づく優先権の利益を請求する。] [0002] 本明細書は、概して埋め込み型医療装置に関し、より具体的には、限定的ではないが、治療計算モードおよび治療提供モードに関する。] 背景技術 [0003] 心調律管理装置または心臓機能管理装置は、心調律または心臓機能の維持を助ける埋め込み型装置を含みうる。心調律管理装置または心臓機能管理装置は、ペースメーカ、除細動器、心臓除細動器、心臓再同期療法(CRT)、これらまたは他の装置の様々な組合せを含みうる。様々な実施例において、心調律管理装置または心臓機能管理装置は、内因性心収縮を感知し、ペーシングパルスを提供して応答性の心収縮を発生させ、または衝撃を与えて一定の不整脈を妨げることができる。いくつかの実施例において、これらの一つまたは複数の機能は、患者の心調律の改善を助けることができ、または心収縮の空間的性質を調和させるのを助けることができ、これらはいずれもこのような心拍出量に対する患者の代謝要求を満たすように血液の心拍出量を改善することができる。] 発明が解決しようとする課題 [0004] 本願は、第1の時間に受信した生理学的データを用いて計算される治療制御パラメータを用いて治療を提供することができ、第2の時間に治療を阻止し、治療が阻止されている間の第2の時間またはほぼ第2の時間に受信した生理学的データを用いて治療制御パラメータを再計算することができ、その再計算された治療制御パラメータを用いて治療を提供することができるシステム及び方法を提供することを目的とする。] 課題を解決するための手段 [0005] 第1の時間に受信した生理学的データを用いて計算される治療制御パラメータを用いて治療を提供することができる。治療は第2の時間に阻止することができ、治療制御パラメータは治療が阻止されている間の第2の時間またはほぼ第2の時間に受信した生理学的データを用いて再計算することができ、その再計算された治療制御パラメータを用いて治療を提供することができる。] [0006] 実施例1において、システムは、内因性心房興奮を受信するように構成された心房検知チャネル、内因性左心室興奮を受信するように構成された左心室検知チャネル、または内因性右心室興奮を受信するように構成された右心室検知チャネルのうちの少なくとも一つを含む埋め込み型医療装置を含む。さらに、システムは、第1の時間に被検者から生理学的データを受信し、第1の時間に受信した生理学的データを用いて房室(AV)遅延または両心室オフセット(BVO)の少なくとも一方を含む治療制御パラメータを計算するように構成されたプロセッサを含み、生理学的データは、受信した内因性心房興奮および受信した内因性右心室興奮を用いて決定された内因性房室間隔AVR、受信した内因性心房興奮および受信した内因性左心室興奮を用いて決定された内因性房室間隔AVL、または受信した内因性左心室興奮および受信した内因性右心室興奮を用いて決定された内因性心室間隔ΔRLのうちの少なくとも一つを含み、埋め込み型医療装置は、計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に治療を決定し、治療を誘発するように構成された第1の制御信号を提供するように構成され、プロセッサは、第2の時間に治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供し、治療が阻止されている間の第2の時間またはほぼ第2の時間に被検者から生理学的データを受信し、第2の時間またはほぼ第2の時間に受信した生理学的データを用いて治療制御パラメータを再計算するように構成され、埋め込み型医療装置は、再計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に治療を再決定し、再決定された治療を誘発するように構成された第3の制御信号を提供するように構成される。] [0007] 実施例2では、実施例1のプロセッサは、オプションとして、AVRおよびAVLなどの生理学的データを用いてAV遅延を含む治療制御パラメータを計算するように構成される。] [0008] 実施例3では、実施例1〜2のいずれか一つまたは複数において、プロセッサは、オプションとして、ΔRLを含む生理学的データを用いてAV遅延などの治療制御パラメータを計算するように構成され、ΔRLは内因性右心室興奮と内因性左心室興奮との間の時間を含む。] [0009] 実施例4では、実施例1〜3のいずれか一つまたは複数において、プロセッサは、オプションとして、AVRおよびAVLを含む生理学的データを用いてBVOなどの治療制御パラメータを計算するように構成される。] [0010] 実施例5では、実施例1〜4のいずれか一つまたは複数において、プロセッサは、オプションとして、ΔRLを含む生理学的データを用いてBVOなどの治療制御パラメータを計算するように構成され、ΔRLは内因性右心室興奮と内因性左心室興奮との間の時間を含む。] [0011] 実施例6では、実施例1〜5のいずれか一つまたは複数において、埋め込み型医療装置は、オプションとして、第1の治療中に受信したリモート一時中止治療要求に応答して第2の時間に治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供するように構成される。] [0012] 実施例7では、実施例1〜6のいずれか一つまたは複数において、埋め込み型医療装置は、オプションとして、治療制御パラメータを再計算するために定期的な機会を提供するように構成された定期的な一時中止治療要求に応答して第2の時間に治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供するように構成される。] [0013] 実施例8では、実施例1〜7のいずれか一つまたは複数において、定期的な一時中止治療要求は、オプションとして、後に所定の時間間隔を含む。 実施例9では、実施例1〜8のいずれか一つまたは複数において、定期的な一時中止治療要求は、オプションとして、後に所定の心周期数を含む。] [0014] 実施例10では、実施例1〜9のいずれか一つまたは複数において、埋め込み型医療装置は、オプションとして、第1の時間に受信した生理学的データを第2の時間またはほぼ第2の時間に受信した生理学的データと比較し、比較の結果を用いて警告を発するように構成される。] [0015] 実施例11において、方法は、第1の時間に被検者から生理学的データを受信することと、第1の時間に受信した生理学的データを用いて房室(AV)遅延または両心室オフセット(BVO)のうちの少なくとも一方を含む治療制御パラメータを計算することとを含み、生理学的データは受信した内因性心房興奮および受信した内因性右心室興奮を用いて決定される内因性房室間隔AVR、受信した内因性心房興奮および受信した内因性左心室興奮を用いて決定される内因性房室間隔AVL、または受信した内因性左心室興奮および受信した内因性右心室興奮を用いて決定される内因性心室間隔ΔRLのうちの少なくとも一つを含み、方法は、さらに、計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に治療を決定することと、治療を誘発するように構成された第1の制御信号を提供することと、第2の時間に治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供することと、治療が阻止されている間の第2の時間またはほぼ第2の時間に被検者から生理学的データを受信することと、第2の時間またはほぼ第2の時間に受信した生理学的データを用いて治療制御パラメータを再計算することと、再計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に治療を再決定することと、再決定された治療を誘発するように構成された第3の制御信号を提供することとを含む。] [0016] 実施例12では、実施例11の治療制御パラメータを計算することは、オプションとして、AVRおよびAVLを含む生理学的データを用いてAV遅延を計算することを含む。 実施例13では、実施例11〜12のいずれか一つまたは複数において、治療制御パラメータを計算することは、オプションとして、ΔRLを含む生理学的データを用いてAV遅延を計算することを含み、ΔRLは内因性右心室興奮と内因性左心室興奮の間の時間を含む。] [0017] 実施例14では、実施例11〜13のいずれか一つまたは複数において、治療制御パラメータを計算することは、オプションとして、AVRおよびAVLを含む生理学的データを用いてBVOを計算することを含む。] [0018] 実施例15では、実施例11〜14のいずれか一つまたは複数において、治療制御パラメータを計算することは、オプションとして、ΔRLを含む生理学的データを用いてBVOを計算することを含み、ΔRLは内因性右心室興奮と内因性左心室興奮の間の時間を含む。] [0019] 実施例16では、実施例11〜15のいずれか一つまたは複数において、第2の時間に治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供することは、オプションとして、第1の治療中に受信したリモート一時中止治療要求に応答することを含む。] [0020] 実施例17では、実施例11〜16のいずれか一つまたは複数において、第2の時間に治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供することは、オプションとして、治療制御パラメータを再計算するために定期的な機会を提供するように構成された定期的な一時中止治療要求に応答することを含む。] [0021] 実施例18では、実施例11〜17のいずれか一つまたは複数において、定期的な一時中止治療要求に応答して阻止するように構成された第2の制御信号を提供することは、オプションとして、後に所定の時間間隔を含む。] [0022] 実施例19では、実施例11〜18のいずれか一つまたは複数において、定期的な一時中止治療要求に応答して阻止することは、オプションとして、後に所定の心周期数を阻止することを含む。] [0023] 実施例20では、実施例11〜19のいずれか一つまたは複数において、方法は、オプションとして、第1の時間に受信した生理学的データを第2の時間またはほぼ第2の時間に受信した生理学的データと比較することと、比較の結果を用いて警告を発することとを含む。] [0024] 上記の概要は、本特許出願の内容の概要を提供するものである。上記の概要は、本発明の排他的な説明や包括的な説明を提供するものではない。本特許出願に関する情報をさらに提供するために詳細説明が含まれる。] [0025] 図面は必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、図面では、異なる図における同様の数字は類似のコンポーネントを表している場合がある。異なる文字添え字を有する同様の数字は、同様のコンポーネントの異なる事例を表している場合がある。図面は、概して本明細書において議論される様々な実施形態を例として示すもので限定的に示すものではない。] 図面の簡単な説明 [0026] 心臓治療を提供するシステムの実施例またはシステムの一部を概略的に示す。 心臓治療を提供するシステムの実施例またはシステムの一部を概略的に示す。 治療提供モードと治療計算モードの切替えを示すステートダイアグラムの例を概略的に示す。] 実施例 [0027] 一般に、心不全(HF)は、全身に十分な量の血液を送り出す心臓の能力を損なう心疾患のことを指している。HFは、虚血性心疾患など、様々な病因で起こりうる。一部のHF被検者は、特定の房室(AV)遅延間隔を有する二腔ペーシングを用いて心房収縮と心室収縮を同期させることによって心拍出量が改善されうるようなある程度の房室ブロックを発症している。二腔ペーシングは、エネルギが少なくとも一つの心房と少なくとも一つの心室の両方に提供される場合のペーシングを含みうる。本明細書で使用されるAV遅延間隔は、心房イベント(たとえば、心房ペースまたは心房センス、通常、右心房)と心室の一つ(たとえば、右心室)に対する第1の心室ペースとの間隔を指している。AV遅延間隔は、心房センスよって開始されるか、それとも心房ペース(たとえば、それぞれ、心房トラッキングモードまたはAV順次ペーシングモードにおいて)によって開始されるかによって同じであるかまたは異なる可能性がある。二心室ペーシングは、左心室および右心室の両方のペーシングを含む。本明細書で使用される二心室オフセット(BVO)間隔は、同じ心周期中の他の心室(たとえば、左心室)に対する第1の心室ペースと第2の心室ペースとの間隔を指している。二心室ペーシングに対する一つのアプローチは、AV遅延間隔およびBVO間隔を指定することを含む。二心室ペーシングに対するもう一つのアプローチは、右心室の場合はAVR、左心室の場合はAVLと表されうる各心室に対して別々のAV遅延間隔を指定することを含む。正常なAV伝導を有する被検者において、最適または望ましいAV遅延およびBVO間隔は、内因性房室間隔と他方の心室に対して一方の心室に必要な早期興奮時間の大きさ(たとえば、心室伝導欠損の程度)との両方に関連しうる。] [0028] 図1は、心臓治療を提供するシステム100の実施例を概略的に示す。ある実施例において、システム100は、プロセッサ50、右心室検知チャネル10、右心室ペーシングチャネル20、左心室検知チャネル30、左心室ペーシングチャネル40、および心房検知チャネル60を有する埋め込み型医療装置(IMD)5を含みうる。心房検知チャネル60は、右心房検知チャネルまたは左心房検知チャネルのうちの少なくとも一方を含みうる。他の実施例において、IMD5は、右心室検知チャネル10、右心室ペーシングチャネル20、左心室検知チャネル30、左心室ペーシングチャネル40、または心房検知チャネル60のうちの少なくとも一つの組合せを含みうる。] 図1 [0029] いくつかの実施例において、右心室検知チャネル10はセンスアンプ11を含みうるし、左心室検知チャネル30はセンスアンプ31を含みうるし、右心室ペーシングチャネル20はパルス発生器21を含みうるし、左心室ペーシングチャネル40はパルス発生器41を含みうるし、心房検知チャネル60はセンスアンプ61を含みうる。他の実施例において、右心室検知チャネル10または右心室ペーシングチャネル20はリード線15その他に配置された電極16に結合することができ、左心室検知チャネル30または左心室ペーシングチャネル40はリード線35その他に配置された電極36に結合することができ、または、心房検知チャネル60はリード線65その他に配置された電極66に結合することができる。] [0030] いくつかの実施例において、リード線15はセンスアンプ11またはパルス発生器21を電極16に電気的に結合するように構成でき、電極16は中隔領域、自由壁領域、または右心室の別の領域など、右心室内に位置するように構成できる。同様に、リード線35はセンスアンプ31またはパルス発生器41を電極36に電気的に結合するように構成でき、電極36は中隔領域、自由壁領域、または左心室または冠血管系内の別の領域など、左心室または左心室の近くに位置するように構成できる。さらに、リード線65はセンスアンプ61を電極66に電気的に結合するように構成でき、電極66は被検者101の右心房または左心房の少なくとも一方に位置するように構成できる。] [0031] いくつかの実施例において、埋め込み型医療装置5は、プロセッサ50を心臓の外部にある内部胸郭位置に結合する(たとえば、一本以上のリード線、電極、パルス発生器、またはセンスアンプを介して)ように構成された内部胸郭ペーシングチャネルまたは検知チャネルなど、一つまたは複数の他のペーシングチャネルまたは検知チャネルを含みうる。ある実施例において、内部胸郭ペーシングチャネルまたは検知チャネルは、心臓の外部にある内部胸郭位置に位置する埋め込み型医療装置の外部ハウジングにある、ハウジング缶電極との間で情報をやり取りするように構成できる。] [0032] 図1の例において、プロセッサ50は、埋め込み型コンポーネント、外部コンポーネント、または埋め込み型プロセッサと外部プロセッサの組合せまたは置換でありうる。ある例において、プロセッサ50の少なくとも一部が外部プロセッサを含む場合、プロセッサ50は残りの埋め込み型コンポーネント(センスアンプ11、31、パルス発生器21、41、リード線15、35、または電極16、36など)と通信可能に結合される(テレメトリ、RFまたは他の通信プロトコルなどによる)ように構成できる。ある例において、埋め込み型プロセッサは、低減されたまたは最小限の機能性または消費電力を有するように構成できる。いくつかの実施例において、プロセッサ50は、AV遅延間隔の計算など、複雑な演算をコンピュータで実行する外部プロセッサを含むことが好都合でありうる。他の実施例において、外部プロセッサは、ローカルにもリモートにもなりうる外部装置を含みうる。ある実施例において、プロセッサ50は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、論理回路または他のプロセッサを含みうる。] 図1 [0033] 図2は、被検者101に埋め込まれるように構成されたIMD5を含むシステム200の一部分の実施例を概略的に示す。システム200は、ローカルプログラマ70またはリモートプログラマ75の少なくとも一方を含みうる。ローカルプログラマ70およびリモートプログラマ75は、いずれも外部コンポーネントである。ある例において、ローカルプログラマ70は、プロセッサ50に通信近接配置されうる携帯プログラマまたは他のプログラマを含みうる。プロセッサ50とローカルプログラマ70の近接範囲は、データ通信の種類に応じて変化しうるし、通信種類の物理的制約条件によって制約される。ある実施例において、リモートプログラマ75は、IMD5と直接的にも間接的にも(たとえば、ルータ、ローカルプログラマ70など、別の装置などを介して)通信するように構成された任意のプログラマを含みうる。様々な実施例において、リモートプログラマ75は複数の埋め込み型装置または外部装置と通信しこれらの装置の情報を記憶するように構成でき、リモートプログラマ75は被検者1から遠く離れて位置するように構成できる。] 図2 [0034] ある実施例において、ローカルプログラマ70またはリモートプログラマ75は、IMD5と情報をやり取りするように構成できる。情報は、プログラミング情報、被検者データ、装置データまたは他の命令、警告、または他の情報を含みうる。さらに、ローカルプログラマ70またはリモートプログラマ75は、被検者1またはシステムコンポーネントの状態についてEメールで警告を送るなどして、ユーザまたは医師と情報をやり取りするように構成できる。] [0035] 治療計算モードおよび治療提供モード 本発明者は、とりわけ、被検者の生理学的状態が変化するにつれて(たとえば、状態が良くなるかまたは悪くなるにつれて)少なくとも一つの治療パラメータを更新または計算することが好都合でありうることを認識している。したがって、ある実施例において、少なくとも一つの治療パラメータ(たとえば、AV遅延、BVOなど)を計算、更新、または変調するために、内因性または他の生理学的データ(たとえば、内因性心拍間隔)が測定できるように、治療が一時中止(たとえば、完全停止)されうる。本明細書で使用される治療提供モードは、治療(たとえば、ペーシング治療など)を被検者に提供しているか提供できる場合の埋め込み型医療装置のモードを指している。いくつかの実施例において、治療提供モードは通院モードを含みうる。一般に、通院診察は、外来患者として提供される診療であり、または、一般に、病院外の診療、すなわち、臨床医と直接的接触を除く診療である。埋め込み型装置(たとえば、IMD5)が埋め込まれてプログラムされ使用されている(たとえば、治療を提供している)時点で、埋め込み型装置は治療提供モードまたは通院モードにあると考えられる。ペーシング治療などのいくつかの治療は、適切な治療をプログラムし、計算し、または決定するために、心臓イベント間または心収縮間の内因性間隔の検知、すなわち、センシングを伴う可能性がある。一つのこのような実施例は、「METHODANDAPPARATUS FORSETTING PACING PARAMETERSIN CARDIACRESYNCHRONIZATION THERAPY」(本明細書「Dingら「‘176特許」」)と題する同一出願人Dingらによる米国特許第7,013,176号、「METHOD AND SYSTEMFOR SETTING CARDIAC RESYNCHRONIZATION THERAPY PARAMETERS」(本明細書「Dingら「‘540特許」」)と題する同一出願人Dingらによる米国特許第7,203,540号、または「METHOD AND SYSTEM FOR DELIVERING CARDIAC RESYNCHRONIZATION THERAPY WITH VARIABLEATRIOVENTRICULAR DELAY」(本明細書「Dingらによる‘960特許」)と題する同一出願人Dingらによる米国特許第7,123,960号に開示されているように、最適な、すなわち、望ましいAV遅延を計算しており、これらの開示は各々が全体として参照により組み入れられ、最適な、すなわち、望ましいAV遅延間隔を計算することの開示を含む。別の実施例は、2007年10月29日に出願された「DETERMINATION OF STIMULATION DELAY BETWEEN VENTRICULAR SITES」と題する同一出願人Yuらによる米国仮特許出願(代理人整理番号第279.B73PRV号)に開示されているように、AV遅延またはBVOを計算することを含み、この開示は全体として参照により組み入れられ、BVOを計算することの開示を含む。他の実施例において、AV遅延間隔、BVO、または一部の他のペーシングパラメータの他の計算方法が本明細書で採用されうる。] [0036] ある実施例において、適切なAV遅延間隔(またはBVO間隔)を計算するために、装置(たとえば、IMD5)は様々な内因性間隔(たとえば、AVR、AVL、ΔRL(ΔRLは、いくつかの例において、QRS波の幅と相関がありうるAVRとAVLの差を含みうる)など)を検出することができる。装置がAV遅延間隔(またはBVO間隔)を計算した後、内因性間隔は提供された心臓治療に取って代わられうる。装置が治療を提供している時点で、または、装置がその所与の治療パラメータを計算して被検者を監視し治療を行なう準備が整っていると、装置は治療提供モードにあると言える。装置が治療制御パラメータ(適切なAV遅延間隔など)を決定、計算、または再計算するために生理学的データ(たとえば、様々な内因性間隔など)を検出(たとえば、初期検出、検出、または更新)しているとき、装置は治療計算モードにあると言える。] [0037] 図3は、治療提供モード305と治療計算モード310の切替えを示すステートダイアグラム300の例を概略的に示す。 治療提供モード305の間、治療(たとえば、ペーシングまたは他の治療)が、たとえば、必要に応じて、埋め込み型装置を用いて提供されている。ある実施例において、埋め込み型装置はペースメーカを含みうるし、治療は治療制御パラメータとしてAV遅延またはBVOの少なくとも一方を有するペーシング治療を含みうる。他の実施例において、埋め込み型装置は、通院治療を提供するように構成された上記の装置を含みうる。] 図3 [0038] ある実施例において、埋め込み型装置は、治療提供モード305中に一時中止治療要求を受信すると、治療計算モード310に入る。治療計算モード310中、埋め込み型装置が少なくとも一つの治療制御パラメータを計算または再計算できるように、治療は一時的に停止または阻止されうる。ある実施例において、少なくとも一つの治療制御パラメータが計算または再計算された時点で、埋め込み型装置は、治療提供モードに入りうるし、治療を開始または再開しうる。] [0039] ある実施例において、一時中止治療要求は、被検者からの内因性または単独の生理学的情報を用いて、少なくとも一つの治療パラメータを定期的に自動更新するために導入されたプログラムによる一時中止治療要求または計画的な一時中止治療要求を含みうる。他の実施例において、一時中止治療要求は、ローカルプログラマ70を用いて被検者または臨床医から、またはリモートプログラマ75を用いてリモートユーザまたは臨床医から発せられうる。いくつかの実施例において、リモートユーザまたは臨床医は、被検者として異なる国、州、市、建物、さらには異なる部屋に居るユーザまたは臨床医を含みうる。ある実施例において、リモート一時中止治療要求は、ローカルプログラマ70によってリモートプログラマ75から受信した後で埋め込み型装置に移されうる。] [0040] ある実施例において、305における治療提供モード中に、ペーシングが計算された所望のAV遅延間隔または最適なAV遅延間隔を有する埋め込み型ペースメーカを用いて被検者に提供されうる。指定期間後に、または被検者、臨床医または他のユーザから一時中止治療要求を受けて、埋め込み型ペースメーカは、310において治療計算モードに入りうる。治療計算モードにおいて、ペーシングは一時中止され、心臓の内因性制御が戻る。ここで、所望のAV遅延または最適なAV遅延は、測定された内因性間隔(たとえば、AVR、AVLなど)を用いて再計算されうる。所望のAV遅延または最適なAV遅延が再計算された時点で、埋め込み型ペースメーカは305において治療提供モードに入ることができ、新たに計算または更新された所望のAV遅延または最適なAV遅延によって治療が再開(たとえば、自動的に再開)する。] [0041] いくつかの実施例において、被検者の内因性状態が変化する場合(たとえば、突然に変化する場合)、または被検者の内因性状態が変化しない場合(たとえば、変化すると予想されているときに変化しない場合)、検出された情報、すなわち、ローカルプログラマ70またはリモートプログラマ75の少なくとも一方を使用するなどして警告が臨床医または他のユーザに送られうる。ある実施例において、リモートプログラマを使用することは、ネットワークまたは他の長距離通信媒体上でローカルプログラマ70と通信することを含みうる。] [0042] 備考 前述の詳細説明は、詳細説明の一部を形成する添付図面への言及を含む。図面は、本発明が実施されうる具体的な実施形態を実例として示す。これらの実施形態は、本明細書において「実施例」とも呼ばれる。このような実施例は、図示され説明された要素以外の要素を含みうる。しかし、本発明者は、やはり、図示され説明されたこれら要素のみが提供される実施例を考慮している。] [0043] 本明細書で言及されるすべての出版物、特許、および特許文献は、単独で参照により組み入れられるかのように全体として参照により本明細書に組み入れられる。本明細書と参照によりこのように組み入れられる文献との間に使用法の矛盾がある場合、組み入れられた参照における使用法は本明細書の使用法に対する補足と考えられるべきであり、相容れない矛盾に関しては本明細書における使用法が優位にある。] [0044] 本明細書において、用語「一つの(a)」または「一つの(an)」は、特許文献でよく見られるように、「少なくとも一つ」または「一つまたは複数」の他の事例や使用法とは無関係に一つまたは複数を含めるために使用される。本明細書において、用語「または」は、非排他性に言及するために、すなわち、「AまたはB」は、他に指定がない限り、「AだがBでない」、「BだがAでない」、「AでありBである」を含むように使用される。添付の特許請求の範囲において、用語「含む」および「において(in which)」は、それぞれの用語「備える」および「において(wherein)」の平易な英語に相当する用語として使用される。また、以下の特許請求の範囲において、用語「含む」および「備える」は開放型表現であり、特許請求の範囲においてこのような用語の後に列挙されるもの以外の要素を含むシステム、装置、項目、またはプロセスがさらにその特許請求の範囲に含まれるものと見なされる。さらに、以下の特許請求の範囲において、用語「第1の」、「第2の」、および「第3の」などは、単なるラベルとして使用され、これらの対象に数値要件を課すためのものではない。] [0045] 前述の説明は、例示的なものであって限定的なものではない。たとえば、前述の実施例(または実施例の一つまたは複数の態様)は、互いに組み合わせて使用されてもよい。他の実施形態は、前述の説明を検討した後で当業者などによって採用されうる。読者が技術的開示の本質を素早く確認できるように米国特許法施行規則1.72条(b)項に従って要約が提供されている。要約は、特許請求の範囲の範囲または意味を解釈または制限するために使用されることがないという理解の下で提示されている。また、前述の詳細説明において、開示を整理するために様々な特徴がグループ化されてもよい。グループ化は、未請求の開示特徴がどの特許請求の範囲にも不可欠であることを意味するものと解釈されるべきではない。むしろ、本発明の要旨が具体的な開示実施形態すべての特徴の中になくてもよい。したがって、以下の特許請求の範囲は本明細書によって詳細説明に組み入れられ、各特許請求の範囲は単独の実施形態として自立している。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲と、添付の特許請求の範囲が適用される等価物すべての範囲とを参照して判断されるべきである。]
权利要求:
請求項1 内因性心房興奮を受信するように構成された心房検知チャネルと、内因性左心室興奮を受信するように構成された左心室検知チャネルと、内因性右心室興奮を受信するように構成された右心室検知チャネルと、のうちの少なくとも一つを含む埋め込み型医療装置と、第1の時間に被検者から生理学的データを受信し、第1の時間に受信した前記生理学的データを用いて房室(AV)遅延または両心室オフセット(BVO)の少なくとも一方を含む治療制御パラメータを計算するように構成されたプロセッサと、を備えるシステムであって、前記生理学的データは、前記受信した内因性心房興奮および前記受信した内因性右心室興奮を用いて決定された内因性房室間隔AVRと、前記受信した内因性心房興奮および前記受信した内因性左心室興奮を用いて決定された内因性房室間隔AVLと、前記受信した内因性左心室興奮および前記受信した内因性右心室興奮を用いて決定された内因性心室間隔ΔRLと、のうちの少なくとも一つを含み、前記埋め込み型医療装置は、前記計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に治療を決定し、該治療を誘発するように構成された第1の制御信号を提供するように構成され、前記プロセッサは、第2の時間に前記治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供し、前記治療が阻止されている間の前記第2の時間またはほぼ前記第2の時間に前記被検者から前記生理学的データを受信し、前記第2の時間またはほぼ前記第2の時間に受信した前記生理学的データを用いて前記治療制御パラメータを再計算するように構成され、前記埋め込み型医療装置は、前記再計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に前記治療を再決定し、前記再決定された治療を誘発するように構成された第3の制御信号を提供するように構成されている、システム。 請求項2 前記プロセッサは、前記AVRおよび前記AVLを含む前記生理学的データを用いて前記AV遅延を含む前記治療制御パラメータを計算するように構成されている、請求項1に記載のシステム。 請求項3 前記プロセッサは、前記ΔRLを含む前記生理学的データを用いて前記AV遅延を含む前記治療制御パラメータを計算するように構成されており、前記ΔRLは前記内因性右心室興奮および前記内因性左心室興奮の間の時間を含む、請求項1から2のいずれかに記載のシステム。 請求項4 前記プロセッサは、前記AVRおよび前記AVLを含む前記生理学的データを用いて前記BVOを含む前記治療制御パラメータを計算するように構成されている、請求項1から3のいずれかに記載のシステム。 請求項5 前記プロセッサは、前記ΔRLを含む前記生理学的データを用いて前記BVOを含む前記治療制御パラメータを計算するように構成されており、前記ΔRLは前記内因性右心室興奮および前記内因性左心室興奮の間の時間を含む、請求項1から4のいずれかに記載のシステム。 請求項6 前記埋め込み型医療装置は、前記第1の治療中に受信したリモート一時中止治療要求に応答して、前記第2の時間に前記治療を阻止するように構成された前記第2の制御信号を提供するように構成されている、請求項1から5のいずれかに記載のシステム。 請求項7 前記埋め込み型医療装置は、前記治療制御パラメータを再計算するために定期的な機会を提供するように構成された定期的な一時中止治療要求に応答して、前記第2の時間に前記治療を阻止するように構成された前記第2の制御信号を提供するように構成されている、請求項1から5のいずれかに記載のシステム。 請求項8 前記定期的な一時中止治療要求は後に所定の時間間隔を含む、請求項7に記載のシステム。 請求項9 前記定期的な一時中止治療要求は後に所定の心周期数を含む、請求項7に記載のシステム。 請求項10 前記埋め込み型医療装置は、前記第1の時間に受信した前記生理学的データを前期第2の時間またはほぼ前記第2の時間に受信した前記生理学的データと比較して、該比較の結果を用いて警告を発するように構成されている、請求項1から9のいずれかに記載のシステム。 請求項11 第1の時間に被検者から生理学的データを受信することと、前記第1の時間に受信した前記生理学的データを用いて房室(AV)遅延または両心室オフセット(BVO)の少なくとも一方を含む治療制御パラメータを計算することと、を備える方法であって、前記生理学的データは、受信した内因性心房興奮および受信した内因性右心室興奮を用いて決定される内因性房室間隔AVRと、受信した内因性心房興奮および受信した内因性左心室興奮を用いて決定される内因性房室間隔AVLと、受信した内因性左心室興奮および受信した内因性右心室興奮を用いて決定される内因性心室間隔ΔRLと、のうちの少なくとも一つを含み、前記計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に治療を決定することと、前記治療を誘発するように構成された第1の制御信号を提供することと、第2の時間に前記治療を阻止するように構成された第2の制御信号を提供することと、前記治療が阻止されている間の前記第2の時間またはほぼ前記第2の時間に前記被検者から生理学的データを受信することと、前記第2の時間またはほぼ前記第2の時間に受信した前記生理学的データを用いて前記治療制御パラメータを再計算することと、前記再計算された治療制御パラメータを用いて少なくとも部分的に前記治療を再決定することと、前記再決定された治療を誘発するように構成された第3の制御信号を提供することと、を備える方法。 請求項12 前記治療制御パラメータを計算することは、前記AVRおよび前記AVLを含む前記生理学的データを用いて前記AV遅延を計算することを含む、請求項11に記載の方法。 請求項13 前記治療制御パラメータを計算することは、前記ΔRLを含む前記生理学的データを用いて前記AV遅延を計算することを含み、前記ΔRLは前記内因性右心室興奮と前記内因性左心室興奮の間の時間を含む、請求項11から12のいずれかに記載の方法。 請求項14 前記治療制御パラメータを計算することは、前記AVRおよび前記AVLを含む前記生理学的データを用いて前記BVOを計算することを含む、請求項11から13のいずれかに記載の方法。 請求項15 前記治療制御パラメータを計算することは、前記ΔRLを含む前記生理学的データを用いて前記BVOを計算することを含み、ΔRLは前記内因性右心室興奮と前記内因性左心室興奮の間の時間を含む、請求項11から14のいずれかに記載の方法。 請求項16 前記第2の時間に前記治療を阻止するように構成された前記第2の制御信号を提供することは、前記第1の治療中に受信するリモート一時中止治療要求に応答することを含む、請求項11から15のいずれかに記載の方法。 請求項17 前記第2の時間に前記治療を阻止するように構成された前記第2の制御信号を提供することは、前記治療制御パラメータを再計算するために定期的な機会を提供するように構成された定期的な一時中止治療要求に応答することを含む、請求項11から15のいずれかに記載の方法。 請求項18 前記定期的な一時中止治療要求に応答して阻止するように構成された前記第2の制御信号を提供することは、後に所定の時間間隔を含む、請求項17に記載の方法。 請求項19 前記定期的な一時中止治療要求に応答して阻止するように構成された前記第2の制御信号を提供することは、後に所定の心周期数を含む、請求項17に記載の方法。 請求項20 前記第1の時間に受信した前記生理学的データを前記第2の時間またはほぼ前記第2の時間に受信した前記生理学的データと比較することと、前記比較の結果を用いて警告を発することとを含む、請求項11から19のいずれかに記載の方法。
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同族专利:
公开号 | 公开日 EP2234667A1|2010-10-06| WO2009085149A1|2009-07-09| US20090163971A1|2009-06-25| EP2234667A4|2011-06-01|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-11-10| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20111109 |
优先权:
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申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
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