专利摘要:
本発明は、移動端末を無線セルラー通信ネットワークの少なくとも1つの基地局によって検出することができるようにするための方法に関する。該方法は、移動端末の位置を表す情報を入手するステップと、移動端末の位置が、その移動端末に関連付けられる基地局の地理的エリア内に含まれる場合には、所定の信号を転送するステップとを含み、所定の信号は、基地局のセルにおいて信号を転送するための、第1の基地局に対する要求を表す。本発明は、関連するデバイスにも関する。
公开号:JP2011507420A
申请号:JP2010538369
申请日:2008-03-17
公开日:2011-03-03
发明作者:ヴォワイエ、ニコラ;ボネヴィル、エルヴェ
申请人:ミツビシ・エレクトリック・アールアンドディー・センター・ヨーロッパ・ビーヴィMitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V.;三菱電機株式会社;
IPC主号:H04W8-06
专利说明:

[0001] 本発明は、移動端末を少なくとも1つの基地局によって検出することができるようにするための方法及びデバイスに関する。]
[0002] 従来の無線セルラー通信ネットワークは、広いエリアにおいて、無線サービスのサービスエリアを提供する。無線セルラー通信ネットワークのサービスエリアを覆うために、マクロセルが用いられる。]
[0003] マクロセルは約10km2のサービスエリアを有する。]
[0004] 各セルは1つの基地局によって制御され、その基地局は、そのセルの隣接するセルを制御する各基地局に接続されなければならない。]
[0005] 基地局のセットアップ時に、その基地局は、無線インタフェース、ネットワークインタフェース、すなわち、隣接する基地局との接続リンクを構成するインタフェース、及びサーバを構成し、パイロット信号等と共に、報知チャネルにおいて送信を開始する。その基地局によって管理されるセル内に位置する移動端末は、その移動端末が位置するセルを現時点で管理している基地局から、周囲の基地局の1つによって管理される別のセルへのハンドオーバを準備/トリガするために、周囲の基地局によって送信される信号に関する測定を行うことができる。]
[0006] 1つのエリア内に多数のマクロセルが配置されるとき、各セルは異なるセル識別子で構成されなければならず、各マクロセルの無線資源は、他のマクロセルによって引き起こされる干渉を最小限に抑えるように構成されなければならない。]
[0007] 接続リンクの構成、識別子の割当て及び干渉の問題は、従来の無線セルラー通信ネットワークにおいて検討及び解決されるべき重要な項目である。]
[0008] 無線セルラー通信ネットワークが、約0.1km2の小さなサービスエリアを有するマイクロセルも含むとき、マクロセルの隣接するセルの数が増加する。接続リンクの数の増加、識別子の数の増加及び干渉問題によって引き起こされる問題が、増大する。]
[0009] 上記の問題は、ピコセル又はフェムトセルのようなより小さいサービスエリアを有するセルになるほど重要になる。公衆陸上移動網(PLMN)又は無線セルラー通信ネットワークのサービスエリアを、ピコセル及びフェムトセルで拡張することが提案されている。ピコセルは約数1000m2のサービスエリアを有し、一方、フェムトセルは、約100m2のサービスエリアを有する。マクロセル及びマイクロセルの場合のように、1つのピコセル又はフェムトセルを管理する各基地局は、そのピコセル又はフェムトセルの隣接するセルを制御する各基地局に接続されなければならない。]
[0010] ピコセル又はフェムトセルを管理する基地局は、従来、家又は事務所内に設置される。それらの基地局は、無線セルラー通信ネットワークにアクセスするために、限られた数の移動端末だけがその資源を使用できるようにする。ピコセル又はフェムトセルを管理する基地局が、無線セルラー通信ネットワークにアクセスするために、許された移動端末にその資源の使用を許可するとき、それらの基地局は、これらの許された移動端末に関連付けられる。]
[0011] マクロセルによって広く網羅されるエリアにわたって多数のピコセル又はフェムトセルが配置されるとき、各ピコセル又はフェムトセルは、異なるセル識別子で構成されなければならず、各ピコセル又はフェムトセルの無線資源は、他のピコセル又はフェムトセルによって引き起こされる干渉を最小限に抑えるように構成されなければならない。無線資源はピコセル又はフェムトセルにわたって分割されなければならないため、各ピコセル又はフェムトセルが得る容量は減少する。]
[0012] 多数のピコセル又はフェムトセルが配置されるとき、マイクロセル又はマクロセルは、多数の隣接するセルをサポートするように構成されなければならない。マイクロセル内の移動端末は、隣接する可能性がある全てのセルを走査しなければならない。この過程は時間がかかり、電池を消耗する。]
[0013] 従来技術によれば、ピコセル又はフェムトセルがセットアップされるとき、そのピコセル又はフェムトセルは、サーバに接続されると共に、他の隣接するセルを管理する他の基地局に接続されなければならない。多数のピコセル又はフェムトセルがセットアップされるとき、サーバ及び他の基地局は、各通信リンクにおいてトラフィック活動がない場合であっても、互いの間で多数の通信リンクを維持しなければならない。これによって、サーバ及び基地局のメモリ及び処理能力を消耗する。]
発明が解決しようとする課題

[0014] マクロセル及びマイクロセルの場合に開示されてきたように、ピコセル又はフェムトセルがセットアップされるとき、ピコセル又はフェムトセルを管理する基地局は、移動端末にハンドオーバの準備をさせるために、パイロット信号を送信しなければならない。これは、他のセルに干渉を引き起こす。莫大な数のピコセル及びフェムトセルによってマイクロセル又はマクロセルに生成される干渉は深刻になり、マクロセル及びマイクロセルのダウンリンクチャネルの品質を劣化させる可能性がある。]
[0015] それゆえ、本発明の目的は、無線セルラー通信ネットワークにおいて干渉の問題を緩和することを意図する方法及びデバイスを提案することである。]
[0016] また、本発明は、無線セルラー通信ネットワークにおける信号の伝送を低減することを目的とする。]
課題を解決するための手段

[0017] このため、本発明は、移動端末を無線セルラー通信ネットワークの第1の基地局によって検出することができるようにするための方法であって、
移動端末の位置を表す情報を入手するステップと、
移動端末の位置が第1の基地局の地理的エリア内に含まれる場合には、所定の信号を転送するステップとを含み、所定の信号は、第1の基地局のセルにおいて信号を転送するための、第1の基地局に対する要求を表すことを特徴とする、方法に関する。]
[0018] 本発明はまた、移動端末を無線セルラー通信ネットワークの第1の基地局によって検出することができるようにするためのデバイスであって、
移動端末の位置を表す情報を入手する手段と、
移動端末の位置が第1の基地局の地理的エリア内に含まれる場合には、所定の信号を転送する手段とを備え、所定の信号は、第1の基地局のセルにおいて信号を転送するための、第1の基地局に対する要求を表すことを特徴とする、デバイスにも関する。]
[0019] したがって、無線セルラー通信ネットワークにおける干渉問題が緩和される。]
[0020] さらに、本発明は無線セルラー通信ネットワークにおける信号の伝送を低減する。]
[0021] 特定の特徴によれば、第1の基地局は移動端末に関連付けられる。]
[0022] 特定の特徴によれば、無線セルラー通信ネットワークはサーバを含み、本発明はサーバによって実行され、サーバは第1の基地局との通信リンクを確立し、所定の信号は、サーバによって第1の基地局に転送されると共に、第1の基地局に、第1の基地局のセルにおいて信号を転送するように要求するメッセージである。]
[0023] したがって、該方法が、サーバのような情報を集中管理する(centralizing)デバイスによって実行されるので、移動端末位置の特定、及びその移動端末位置と、その移動端末に関連付けられる第1の基地局の地理的エリアとの比較を、数多くの異なる情報を用いて行なうことができる。]
[0024] さらに、該方法は移動端末にとってトランスペアレントであり、あらゆる種類の移動端末に対して適用することができる。特に、サーバの許可なしには基地局を起動することはできず、サーバは基地局の起動を完全に制御している。]
[0025] 移動端末の位置が、その移動端末に関連付けられる第1の基地局の地理的エリア内に含まれるときにのみ通信リンクを確立することによって、通信リンクの数が削減される。]
[0026] 特定の特徴によれば、移動端末の位置を表す情報は、移動端末によって生成されてサーバによって受信されるメッセージから、サーバによって入手される。]
[0027] したがって、移動端末位置はサーバによって容易に得られ、サーバは移動端末の位置特定能力から恩恵を受けることができる。]
[0028] 特定の特徴によれば、移動端末の位置を表す情報は、移動端末が位置するセルを管理する第2の基地局を識別する情報から、サーバによって入手される。]
[0029] したがって、移動端末が位置するエリアの特定は簡単であり、移動端末は位置特定モジュールを必要としない。サーバは、基地局の位置と、移動端末がどのセルに位置するかを認識するため、これらのデータから移動端末の位置を推定することができる。]
[0030] 特定の特徴によれば、無線セルラー通信ネットワークは複数の基地局を含み、
サーバは、
移動端末毎に、該移動端末に関連付けられる各第1の基地局を示す情報と、該移動端末に関連付けられる該第1の基地局毎に、地理的エリアとを含むデータベースを維持し、
移動端末の位置を表す情報から、且つ移動端末に関連付けられる各第1の基地局の地理的エリアから、第1の基地局のセルにおいて信号を転送するための要求を表す所定の信号が転送されなければならない少なくとも1つの第1の基地局を識別する。]
[0031] したがって、サーバは、その基地局のセルにおいて信号を転送するための、その基地局に対する要求の転送を制御している。]
[0032] 特定の特徴によれば、無線セルラー通信ネットワークは、移動端末が位置するセルを管理する第2の基地局を含み、方法は第2の基地局によって実行される。]
[0033] したがって、サーバは各端末の位置を追跡する必要がないため、サーバ負荷は減少する。]
[0034] 特定の特徴によれば、移動端末の位置を表す情報は、移動端末によって生成されて第2の基地局によって受信されるメッセージから、第2の基地局によって入手される。]
[0035] 特定の特徴によれば、第1の基地局に所定の信号を転送する前に、第2の基地局は、第1の基地局と第2の基地局との間に通信リンクを確立する。]
[0036] 特定の特徴によれば、本発明は移動端末によって実行される。]
[0037] したがって、サーバは各端末の位置を追跡する必要がないため、サーバ負荷は減少する。]
[0038] 特定の特徴によれば、所定の信号は、第1の基地局に転送されると共に、移動端末から第1の基地局にメッセージを送信するために用いられる周波数帯とは異なる周波数帯内で変調される所定の署名である。]
[0039] したがって、その所定の信号は、無線セルラー通信システムのアップリンクメッセージと干渉しない。無線セルラー通信システムの移動端末のうちの限られたサブセットに対して基地局の起動を制限するために、所定の秘密署名を用いることができ、それらのサブセットは所定の秘密署名を共用する。]
[0040] 特定の特徴によれば、所定の信号は、第1の基地局に転送され、電波又は光波によって伝搬する所定の符号化されたエネルギーパルス列である。]
[0041] したがって、悪意のある第三者が所定の信号を傍受するのは難しく、所定の信号を秘密にしておくことができ、所定の秘密署名を共用する無線セルラー通信システムの移動端末のうちの限られたサブセットに制限しておくことができる。]
[0042] さらに、所定の信号を送信するための消費電力が制限される。]
[0043] 特定の特徴によれば、無線セルラー通信ネットワークはサーバを含み、所定の信号は移動端末によってサーバに転送されるメッセージである。]
[0044] したがって、移動端末は、所定の信号を転送する付加的な手段を必要としない。移動端末の複雑性が限定される。]
[0045] 特定の特徴によれば、無線セルラー通信ネットワークは複数の基地局を含み、移動端末は、移動端末に関連付けられる第1の基地局毎に地理的エリアを示すデータベース情報を維持する。]
[0046] したがって、移動端末は、ネットワーク側からの行為を必要とすることなく、所定の信号が転送される必要があるか否かを判断することができる。サーバ負荷は減少する。]
[0047] 特定の特徴によれば、移動端末によってサーバに送信されるメッセージは、その移動端末の位置を表す情報を含む。]
[0048] したがって、移動端末位置はサーバによって容易に得られ、サーバは移動端末の位置特定能力から恩恵を受けることができる。]
[0049] 特定の特徴によれば、サーバに送信されるメッセージは、移動端末に関連付けられる第1の基地局の少なくとも1つの識別子を含む。]
[0050] したがって、基地局サーバは、どの基地局が、それらの基地局が管理するセル内に信号を転送するように要求されるかを容易に判断することができる。]
[0051] 特定の特徴によれば、移動端末の位置を表す情報は、全地球的航法衛星システムから得られる。]
[0052] 特定の特徴によれば、移動端末の位置を表す情報は、無線セルラー通信ネットワークの少なくとも1つの基地局の少なくとも1つの識別子から得られる。]
[0053] したがって、移動端末は、移動端末の位置を表す情報を求めるための専用回路を備える必要はない。]
[0054] 特定の特徴によれば、移動端末に関連付けられる1つの第1の基地局の地理的エリアは、無線セルラー通信ネットワークの他の基地局のセル内の移動端末の位置を表す情報を記憶することによって更新され、該他の基地局は、該他の基地局のセルからの又は他の基地局のセルへのセル再選択又はハンドオーバ手順が移動端末によって実行された基地局である。]
[0055] したがって、移動端末は、外部構成を必要とすることなく第1の基地局に関連付けられるエリアを更新することができ、ネットワーク負荷を低減することができる。さらに、そのエリアは、実際の無線条件を表す地理的情報を用いて更新される。所定の信号は、必要な場合にのみ転送される。]
[0056] 特定の特徴によれば、移動端末の位置はタイムスタンプを付され、移動端末の位置は、第1の基地局のセルからの又は第1の基地局のセルへのセル選択又はハンドオーバ手順が移動端末によって実行される時点において、移動端末の位置が十分に新しい場合に、移動端末に関連付けられる1つの第1の基地局の地理的エリアの更新に用いられる。]
[0057] したがって、移動端末の位置が基地局周囲のサービスエリア内にない場合であっても、その基地局に関連付けられる地理的エリアを更新することができる。]
[0058] 特定の特徴によれば、その無線セルラー通信は代理サーバ(proxy)を備えており、その代理サーバを通じて、所定の信号が、サーバによって、又はその移動端末が位置するセルを管理する基地局によって第1の基地局に転送される。]
[0059] さらに別の態様によれば、本発明は、プログラム可能なデバイス内に直接ロード可能であり得るコンピュータプログラムであって、該コンピュータプログラムがプログラム可能なデバイスにおいて実行されるときに、本発明による方法のステップを実施するための命令又はコードの一部を含む、コンピュータプログラムに関する。]
[0060] コンピュータプログラムに関連する特徴及び利点は、本発明による方法及びデバイスに関連する上記の特徴及び利点と同じであるため、ここでは繰り返さない。]
[0061] 本発明の特徴は、一例の実施形態に関する以下の説明を読むことからさらに明らかになり、該説明は添付の図面を参照しながら提示される。]
図面の簡単な説明

[0062] 本発明が実施される無線セルラー通信ネットワークの第1の例のアーキテクチャを表す図である。
本発明が実施される無線セルラー通信ネットワークの第2の例のアーキテクチャを表す図である。
本発明による基地局のブロック図である。
本発明による移動端末のブロック図である。
本発明による無線セルラー通信ネットワークのサーバのブロック図である。
移動端末が全地球的航法衛星システムを備えるときに移動端末によって実行されるアルゴリズムを示す図である。
移動端末が全地球的航法衛星システムを備えないときに移動端末によって実行されるアルゴリズムを示す図である。
本発明の第1の実現形態による、サーバによって実行されるアルゴリズムを示す図である。
本発明の第2の実現形態による、移動端末が位置するセルを管理する基地局によって実行されるアルゴリズムを示す図である。
本発明による、そのセル内で信号を転送するように要求されるか、又は要求された基地局によって実行されるアルゴリズムを示す図である。]
実施例

[0063] 図1aは、本発明が実施される無線セルラー通信ネットワークの第1の例のアーキテクチャを表す図である。] 図1a
[0064] このセルラー通信ネットワークでは、サーバ10が、通信ネットワークを通じて、複数の基地局BS1〜BS5に接続することができる。この通信ネットワークは、専用の有線ネットワークであるか、公衆交換網のような公衆網であるか、IPベースネットワークであるか、無線ネットワークであるか、非同期転送モードネットワークであるか、又は上記のネットワークの組合せである。]
[0065] この通信ネットワークによって、基地局BS1〜BS5は必要に応じて互いに接続することができるようになり、また、本発明に従って、基地局BS1〜BS5間で、又は基地局BS1〜BS5とサーバ10との間で、メッセージ及び情報を転送することができるようになる。]
[0066] 各基地局BS1〜BS5は、少なくとも1つの無線エリア15を通じて、信号若しくはメッセージを転送及び/又は受信することができる。そのような無線エリア15は、これ以降、基地局BSによって管理されるセル15、又は基地局BSのセル15と呼ばれる。セル15は、マクロセル、及び/又はマイクロセル、及び/又はピコセル、及び/又はフェムトセルである。]
[0067] 図1aの例によれば、基地局BS1はセル151を管理し、基地局BS2はセル152を管理し、基地局BS3はセル153を管理し、基地局BS4はセル154を管理し、基地局BS5はセル155を管理する。] 図1a
[0068] 基地局BSは、それらの基地局がそれぞれ管理するセル15内に位置する移動端末MTを管理する。]
[0069] 移動端末MTは、図1aには示されない離れた通信デバイスとの通信を基地局BSが受信するか又は確立することができるときに、その基地局BSによって管理される。] 図1a
[0070] サーバ10は、セルラー通信ネットワークの基地局BS1〜BS5に関連する情報を格納する。基地局BS1〜BS5毎に、サーバ10は、その基地局BSによって管理されるセル15の隣接セルであるセル15を管理する基地局BSを表す情報を格納する。サーバ10は、現時点で稼動している基地局BS、すなわち、それぞれのセル15において信号を転送する基地局BSのリストを維持する。サーバ10は、基地局BS4及びBS5のような、稼動していない基地局BSの他のパラメータも維持する。他のパラメータは、稼動していない基地局が稼動するときに、その稼動していない基地局BSとサーバ10との間でリンクを迅速にセットアップすることができるようにする、IPアドレス、TCPポート又はSCTPポート、暗号鍵のような接続及びセキュリティ情報を含む。]
[0071] サーバ10は、各基地局BSの地理的エリアを格納する場合もある。基地局BSの地理的エリアは、その基地局BSを包囲するエリアである。]
[0072] サーバ10は、基地局BSが移動端末MTに関連付けられるか否かを示す情報を格納する場合もある。]
[0073] 基地局BS及び移動端末MTは、一例として、基地局BSと移動端末MTとの間に或る関係があるときに関連付けられる。]
[0074] 一例として、その関係は、基地局BS及び移動端末MTが同じ所有者に属するという事実か、又は移動端末MTの所有者がサービスを契約しているネットワーク事業者に基地局BSが属するという事実か、又は基地局BSの所有者が基地局BSの資源を使用する権限を移動端末MTに与えるという事実である。]
[0075] サーバ10は、移動端末MT毎に、その移動端末MTに関連付けられる各基地局BSを示す情報を含むと共に、その移動端末MTに関連付けられる基地局BS毎に、地理的エリアを含むデータベースを維持する場合もある。]
[0076] サーバ10は、基地局15のセル15において信号を転送するための要求を表す所定の信号が転送されなければならない少なくとも1つの基地局BSを、移動端末MTの位置を表す情報から、及び移動端末MTに関連付けられる各基地局BSの地理的エリアから、特定することもできる。]
[0077] 図1aでは、ただ1つのサーバ10が示されるが、本発明において、さらに多くの数のサーバ10を用いてもよいことを理解することができる。] 図1a
[0078] 同じように、5つの基地局BS1〜BS5と、そのそれぞれのセル151〜155だけが示されるが、本発明において、さらに多くの数の基地局BS及びセル15が用いられることを理解することができる。]
[0079] 現在3GPPにおいて検討中であるロング・ターム・エボリューション(LTE)ネットワークでは、サーバ10は、移動管理エンティティ(MME)と呼ばれる。汎用パケット無線サービスネットワークでは、サーバ10は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)と呼ばれる。移動IPネットワークでは、サーバ10は外部エージェント(FA)と呼ばれ、GSMネットワークでは、サーバ10は、ビジターロケーションレジスタ(VLR)と呼ばれる。]
[0080] 図1aにおいて、1台の移動端末MTが示される。移動端末MTは、基地局BS2のセル152内に位置し、基地局BS1のセル151の中に移動しつつある。] 図1a
[0081] 図1aには、1台の移動端末MTしか示されないが、無線セルラー通信ネットワーク内に、さらに多くの数の移動端末MTが存在することを理解することができる。] 図1a
[0082] 移動端末MTが1つのセル15内に位置するとき、その移動端末MTは、移動端末MTが位置するセル15を管理するか、又は呼出通知メッセージを受信することができる基地局BSを通じて、通信を確立するか、受信するか、又は継続することができる。]
[0083] 移動端末MTが位置するものと予測される少なくとも1つのセル15を制御する基地局BSに呼出通知をルーティングすることができるように、サーバ10は、無線セルラー通信ネットワーク内の移動端末MTの場所を追跡する役割を果たす。移動端末MTが位置するものと予測されるセルのグループは、トラッキングエリアと呼ばれる。そのような呼出通知は種々の場合に生じることがあるが、主に、ネットワークから移動端末MTに対して着呼(incoming call)がルーティングされなければならないときに生じ得る。その際、基地局BSは、無線を介して、移動端末MTがリスンすることができる呼出通知メッセージを送信することができる。移動端末MTが呼出メッセージを受信すると、移動端末MTは、通話を許容するために起動してシグナリングをトリガすることができる。]
[0084] 各基地局BSは、その基地局が管理する各セル15内に、他のセル15を識別する情報を含むモニタ用リストを転送し得る。移動端末MTは、これらのセル15において転送される信号をモニタし、移動端末MTが位置するセル15を管理する基地局BSに、測定報告を送信する。]
[0085] たとえば、移動端末MTが、基地局BSを通じて、図1aには示されない離れた通信デバイスと通信しているとき、その基地局BS又はサーバ10は、測定報告に従って、通信のハンドオーバ手順に進むという決定を下すことができ、すなわち、別の基地局BSを通じて通信を継続することができるようにするという決定を下すことができる。] 図1a
[0086] 図1aにおいて、基地局BS2及びBS3は、252及び253で示される通信リンクを通じて、サーバ10にリンクされる。] 図1a
[0087] 基地局BSが、移動端末MTによって転送されるいかなる信号も検出しないとき、又は基地局BSによって検出される信号が所定の値未満の電力レベルを有するとき、その基地局BSは、非稼動状態に入り、その基地局が管理するセル15において信号を転送するのを中止する。基地局BSが所定の信号を受信するとき、その基地局BSは、その基地局が管理するセル15において信号を転送し始める。]
[0088] 本発明の第1の実現形態によれば、所定の信号はサーバ10によって転送されるメッセージである。]
[0089] 本発明の第2の実現形態によれば、所定の信号は、現時点で移動端末MTを管理している基地局BSのような、或る基地局BSによって転送されるメッセージである。]
[0090] 1つの変形形態では、そのメッセージは、移動端末MTによって転送される所定の信号である。]
[0091] 所定の信号は、
移動端末MTによって転送されるか、又は
サーバ10によって転送されるか、又は
移動端末MTの位置がその移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に含まれる場合に、その移動端末MTを管理する基地局BSによって転送される。]
[0092] 移動端末MTは、その移動端末MTに関連付けられる基地局BS毎に、地理的エリアを示すデータベース情報を維持する場合がある。]
[0093] 移動端末MTに関連付けられる1つの基地局BSの地理的エリアは、無線セルラー通信ネットワークの他の基地局BSのセル15内の移動端末MTの位置を表す情報を記憶することによって更新される場合があり、他の基地局BSは、その基地局BSのセル15に対して移動端末MTによってセル再選択又はハンドオーバ手順が実行された基地局BSである。]
[0094] 基地局BS1が移動端末MTから所定の信号を受信すると、基地局BS1は、図1aにおいて251で表される通信リンクを基地局BS1とサーバ10との間に確立する。
所定の信号がサーバ10によって転送されるとき、サーバ10は、信号を転送する前に、図1aにおいて251で表される通信リンクを基地局BS1とサーバ10との間に確立する。
移動端末MTを管理する基地局BSによって所定の信号が転送されるとき、移動端末MTを管理する基地局BSは、信号を転送する前に、移動端末MTを管理する基地局BSと基地局BS1との間に通信リンクを確立する。その後、基地局BS1は、図1aにおいて251で表される通信リンクを基地局BS1とサーバ10との間に確立する。
通信リンク251が確立されるとき、基地局BS1は、基地局BS1のセル151の隣接セルであるセル15を管理する稼動している基地局BS2及びBS3のリストをサーバ10から入手し、且つ/又は図1aにおいて352及び353で表される通信リンクを基地局BS1と基地局BS2及びBS3との間に確立し、セル151において信号の送信を開始する。] 図1a
[0095] 図1bは、本発明が実施される無線セルラー通信ネットワークの第2の例のアーキテクチャを表す図である。] 図1b
[0096] 無線セルラー通信ネットワークの第2の例は、基地局BSのうちのいくつかの基地局間に、及び基地局BSのうちのいくつかの基地局とサーバ10との間に代理サーバ50(proxy 50)が接続される点で、第1の例とは異なる。]
[0097] 代理サーバ50は、或る宛先に宛てられたメッセージを受信し、受信したメッセージをその宛先に転送するデバイスである。]
[0098] 代理サーバ50並びに基地局BS1及びBS3〜BS5は、サーバ10によって、複数のセル15を有する唯一の基地局BSとして認識される。]
[0099] 第2の例によれば、基地局BS1は、代理サーバ50、並びに図1bにおいて25及び251aで表される通信リンクを通じて、サーバ10にリンクされる。基地局BS2は、図1bにおいて252で表される通信リンクを通じて、サーバ10に直接リンクされる。基地局BS3は、代理サーバ50、並びに図1bにおいて253a及び25で表される通信リンクを通じて、サーバ10にリンクされる。] 図1b
[0100] 基地局BSが移動端末MTによって転送されるいかなる信号も検出しないとき、又は基地局BSによって検出される信号が所定の値未満の電力レベルを有するとき、基地局BSは、非稼動状態に入り、その基地局が管理するセル15において信号を転送するのを中止し、基地局BSと代理サーバ50との間のリンクが解放される。]
[0101] 基地局BS1が非稼動状態に入るとき、リンク251aは、基地局BS1によって、且つ/又は代理サーバ50によって解放される。]
[0102] 基地局BS3が非稼動状態に入るとき、リンク253aは、基地局BS1によって、且つ/又は代理サーバ50によって解放される。]
[0103] 基地局BS1が所定の信号を受信するとき、基地局BS1は、その基地局が管理するセル15において信号を転送し始める。所定の信号が、変形形態に従って移動端末MTから受信されるとき、基地局BS1は、代理サーバ50とのリンク251aを確立するように指示する。所定の信号が、第1の実現形態に従ってサーバ10によって転送されるメッセージであるとき、又は第2の実現形態に従って基地局BSによって転送されるメッセージであるとき、代理サーバ50は、基地局BS1とのリンク251aを確立するように指示する。]
[0104] 基地局BS3が所定の信号を受信するとき、基地局BS3は、その基地局が管理するセル15において信号を転送し始める。所定の信号が、変形形態に従って移動端末MTから受信されるとき、基地局BS1は、代理サーバ50とのリンク253aを確立するように指示する。所定の信号が、第1の実現形態に従ってサーバ10によって転送されるメッセージであるとき、又は第2の実現形態に従って基地局BSによって転送されるメッセージであるとき、代理サーバ50は、基地局BS3とのリンク253aを確立するように指示する。]
[0105] 移動端末MTは、移動端末MTに関連付けられる基地局BS毎に地理的エリアを示すデータベース情報を維持する場合がある。]
[0106] 移動端末MTに関連付けられる1つの基地局BSの地理的エリアは、無線セルラー通信ネットワークの他の基地局BSのセル15内の移動端末MTの位置を表す情報を記憶することによって更新される場合があり、他の基地局BSは、基地局BSのセル15に対して移動端末MTによってセル再選択又はハンドオーバ手順が実行された基地局BSである。]
[0107] 251aで表される通信リンクが確立されると、基地局BS1は、基地局BS1のセル151の隣接セルであるセル15を管理する稼動している基地局BS2及びBS3のリストをサーバ10から入手し、且つ/又は図1bにおいて352a及び353aで表される通信リンクを基地局BS1と基地局BS2及びBS3との間に代理サーバ50を通じて確立し、セル151において信号の送信を開始する。] 図1b
[0108] 図2は、本発明による、基地局デバイスのブロック図である。] 図2
[0109] 各基地局BSは、たとえば、バス201によって互いに接続される構成要素、並びに図4a及び図4bにおいて開示されるようなプログラムによって制御されるプロセッサ200からなるアーキテクチャを有する。] 図4a 図4b
[0110] バス201は、プロセッサ200を、読出し専用メモリROM202、ランダムアクセスメモリRAM203、ネットワークインタフェース204、無線インタフェース206及び一実施形態による無線受信機207にリンクする。]
[0111] メモリ203はレジスタを含み、このレジスタは、変数、基地局BSによって管理されるセル15の隣接セルとして知られているセル15のようなセル15を識別する情報、隣接するセル15を管理する基地局BSの識別子、隣接するセルを管理する基地局BSとの通信リンク毎の接続及びセキュリティ情報、サーバ10との通信リンク毎の接続及びセキュリティ情報、並びに第2の実施形態に従って図9及び図8において開示されるようなアルゴリズムに関連するプログラムの命令を受信するように意図されている。] 図8 図9
[0112] プロセッサ200は、ネットワークインタフェース204、無線インタフェース206及び一実施形態による無線受信機207の動作を制御する。]
[0113] 読出し専用メモリ202は、第2の実施形態に従って図9及び図8において開示されるようなアルゴリズムに関連するプログラムの命令を含み、それらの命令は、基地局BSの電源が投入されるときに、ランダムアクセスメモリ203に転送される。] 図8 図9
[0114] 基地局BSは、ネットワークインタフェース204を通じて、通信ネットワークに接続される。一例として、ネットワークインタフェース204は、DSL(デジタル加入者線)モデム、又はISDN(統合サービスデジタル網)インタフェース等である。]
[0115] そのようなインタフェースを通じて、基地局BSは、一実施形態に従って代理サーバ50を通じて又は通じずに、無線セルラー通信ネットワークのサーバ10及び他の基地局BSと情報を交換する。基地局BSによって管理される各セル15内に含まれる移動端末MTによって確立又は受信される通信は、ネットワークインタフェース204及び無線インタフェース206を経由する。]
[0116] ネットワークインタフェース204は、基地局BSとサーバ10との間の通信リンクを確立すると共に解放する手段、基地局BSと代理サーバ50との間の通信リンクを確立すると共に解放する手段、又は基地局BSと他の基地局BSとの間の通信リンクを確立すると共に解放する手段を備える。これらの、通信リンクを確立すると共に解放する手段は、互いに異なるか、又は共通である。]
[0117] 無線インタフェース206を通じて、基地局BSは、セル15を識別する情報のモニタ用リストを転送し、移動端末MTから測定報告を受信する。]
[0118] 無線インタフェース206は、基地局BSのセル15における基地局BSによる信号の転送を可能又は不能にする手段を備える。]
[0119] この変形形態によれば、無線受信機207は、少なくとも1つの移動端末MTによって転送される所定の信号を検出する手段を備える。]
[0120] 所定の信号は例として、所定の署名のような所定の情報であり、その情報は、無線セルラー通信システムのアップリンクチャネルのために用いられる周波数帯とは異なる周波数帯において変調される。一例であって限定はしないが、所定の署名は、Bluetooth、WiFi、WiMAX又はZigBee信号によって搬送される。]
[0121] 別の例では、所定の情報は、電波、光波のいずれかによって伝搬する所定の符号化されたエネルギーパルス列である。一例であって限定はしないが、所定の符号化されたエネルギーパルス列は、赤外線(IrDa)光信号、又は超広帯域(UWB)無線信号である。]
[0122] 図3は、本発明による、移動端末MTのブロック図である。] 図3
[0123] 各移動端末MTは、たとえば、バス301によって互いに接続される構成要素、並びに図5又は図6において開示されるようなプログラムによって制御されるプロセッサ300からなるアーキテクチャを有する。] 図5 図6
[0124] バス301は、プロセッサ300を、読出し専用メモリROM302、ランダムアクセスメモリRAM303、マンマシンインタフェース304、無線インタフェース306、ひいては全地球的航法衛星システム送受信機(GNSS:Global Navigation Satellite System)308、及び一実施形態による無線送信機307にリンクする。]
[0125] メモリ303はレジスタを含み、このレジスタは、変数、及び図5又は図6において開示されるようなアルゴリズムに関連するプログラムの命令を受信するように意図されている。] 図5 図6
[0126] メモリ303は、移動端末MTに関連付けられる基地局BS毎に地理的エリアを示すデータベース情報を含む。]
[0127] 移動端末MTに関連付けられる1つの基地局BSの地理的エリアは、無線セルラー通信ネットワークの他の基地局BSのセル15内の移動端末MTの位置を表す情報を記憶することによって更新され、他の基地局BSは、基地局BSのセル15からの又は基地局BSのセル15へのセル再選択又はハンドオーバ手順が移動端末MTによって実行された基地局BSである。]
[0128] プロセッサ300は、マンマシンインタフェース304、無線インタフェース306、及びある場合に無線送信機307の動作を制御する。]
[0129] 読出し専用メモリ302は、図5又は図6において開示されるようなアルゴリズムに関連するプログラムの命令を含み、それらの命令は、移動端末MTの電源が投入されるときに、ランダムアクセスメモリ303に転送される。] 図5 図6
[0130] 無線インタフェース306は、基地局BSによってダウンリンクチャネルを通じて転送される信号を検出、測定及び受信する手段と、無線セルラー通信システムのアップリンクチャネルを通じて信号又はメッセージを送信する手段とを備える。]
[0131] この変形形態によれば、無線送信機307は、所定の信号を転送する手段を備える。]
[0132] 所定の信号は一例として、所定の署名のような所定の情報であり、その信号は、無線セルラー通信システムのアップリンクチャネルのために用いられる周波数帯とは異なる周波数帯において変調される。一例であって限定はしないが、所定の署名は、Bluetooth、WiFi、WiMAX又はZigBee信号によって搬送される。]
[0133] 別の例では、所定の情報は、電波、光波のいずれかによって伝搬する所定の符号化されたエネルギーパルス列である。一例であって限定はしないが、所定の符号化されたエネルギーパルス列は、赤外線(IrDa)光信号、又は超広帯域(UWB)無線信号である。]
[0134] マンマシンインタフェース304は、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に新たな位置が含まれる必要があることを示すために、移動端末MTの使用者によって用いられる場合がある。]
[0135] 図4は、本発明による、無線セルラー通信ネットワークのサーバのブロック図である。] 図4
[0136] サーバ10は、たとえば、バス401によって互いに接続される構成要素、及び図7において開示されるようなプログラムによって制御されるプロセッサ400からなるアーキテクチャを有する。] 図7
[0137] バス401は、プロセッサ400を、読出し専用メモリROM402、ランダムアクセスメモリRAM403及びネットワークインタフェース404にリンクする。]
[0138] メモリ403は、変数、セルラー通信ネットワークの基地局に関連する情報を受信するように構成されるレジスタを含む。サーバ10は、現時点で稼動している基地局BSのリスト、各基地局BSに関連付けられる移動端末MTのリスト、及び基地局BS毎に、基地局BSの1つのセル15に隣接する1つのセル15を制御している基地局BSのリストを格納する。]
[0139] メモリ403は、移動端末MT毎に、その移動端末MTに関連付けられる各基地局BSを示す情報と、移動端末MTに関連付けられる基地局BS毎の地理的エリアとを含む、データベースを備える。]
[0140] プロセッサ400は、ネットワークインタフェース404の動作を制御する。]
[0141] 読出し専用メモリ402は、図7において開示されるようなアルゴリズムに関連するプログラムの命令を含み、それらの命令は、サーバ10の電源投入時に、ランダムアクセスメモリ403に転送される。] 図7
[0142] サーバ10は、ネットワークインタフェース404を通じて通信ネットワーク50に接続される。一例として、インタフェース404は、DSL(デジタル加入者線)モデム、又はISDN(統合サービスデジタル網)インタフェース等である。そのようなインタフェースを通じて、ネットワークサーバ10は、無線セルラー通信ネットワークの基地局BSと情報を交換し、本発明の好ましい実現形態によれば、移動端末MTが位置するセル15を管理する基地局BSを通じて、移動端末MTからメッセージを受信する。]
[0143] 図5は、移動端末が全地球的航法衛星システムを備えるときに移動端末によって実行されるアルゴリズムを示す。] 図5
[0144] より厳密には、本アルゴリズムは移動端末MTのプロセッサ300によって実行される。]
[0145] ステップS500において、プロセッサ300は、Stateと呼ばれる変数を、値「OUT」に設定する。変数Stateは、移動端末MTが、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に位置するか否かを示す。]
[0146] 次のステップS501において、プロセッサ300は、Timerで表されるタイマが満了するか否かを調べる。]
[0147] タイマTimerによって、移動端末MTは、所定の周期で位置の特定に進むことができるようになる。]
[0148] タイマTimerが満了する場合には、プロセッサ300はステップS502に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS511に進む。]
[0149] ステップS502において、プロセッサ300は、移動端末MTの位置を表す情報をGNSS送受信機308から入手する。]
[0150] ステップS503において、プロセッサ300は、位置を表す情報を入手することができるか否かを調べる。一例として、移動端末MTが建物内に位置するとき、移動端末MTの位置を特定するために用いられる衛星信号を受信するのは難しい。]
[0151] 位置を表す情報を入手できない場合には、プロセッサ300はステップS501に戻る。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS504に進む。]
[0152] ステップS504において、プロセッサ300は、移動端末MTの位置を表す情報をタイムスタンプと共にRAMメモリ303に記憶する。]
[0153] 次のステップS505において、プロセッサ300は、ステップS502において得られた位置が、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に含まれるか否かを調べる。]
[0154] そのために、プロセッサ300は、移動端末MTに関連付けられる基地局BS毎に少なくとも1つの地理的エリアを有する、エリアリストの内容を読み取る。各地理的エリアは、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの周囲のゾーンを表す。これらのゾーンは、2つの座標を有する長方形によって、又は1つの座標と半径とを有する円によって、又は2次元空間又は3次元空間内の表面を画定することができる任意の組み合わせによって、又は境界点を含み中心がそれらの境界点の重心として求められる半球形(bowl)によって、画定することができる。]
[0155] ステップS502において得られた位置が、移動端末MTに関連付けられる1つの基地局BSの地理的エリアに含まれる場合には、プロセッサ300はステップS506に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS500に戻る。]
[0156] ステップS506において、プロセッサ300は、変数Stateが値「OUT」に等しいか否かを調べる。]
[0157] 変数Stateが値「OUT」に等しい場合には、プロセッサ300はステップS508に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS507に進む。]
[0158] ステップS507において、プロセッサ300は、変数Stateを値「OUT」に設定する。その後、プロセッサ300はステップS510に進む。]
[0159] ステップS508において、プロセッサ300は変数Stateを値「IN」に設定する。]
[0160] 次のステップS509において、プロセッサ300は、本発明の第1の実現形態及び第2の実現形態に従って、サーバ10に、又はその移動端末MTを管理する基地局BSに、移動端末MTがその移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に位置することを示す、ReqActivateで表されるメッセージを転送するように指示する。ReqActivateメッセージは、移動端末MTに関連付けられ、且つステップS505において識別された基地局BSの識別子、及び/又は移動端末MTの位置を表す情報を含む。]
[0161] ReqActivateメッセージは、移動端末MTが位置するセル15を現時点で管理している基地局BSを通じて転送されるか、又は移動端末MTが位置するセル15を現時点で管理している基地局BSを通じて、且つ代理サーバ50を通じて転送される。]
[0162] この変形形態によれば、プロセッサ300は、無線送信機307を介して、移動端末MTに関連付けられる基地局BSに、所定の信号を転送するように指示する。]
[0163] 次のステップ510において、プロセッサ300はタイマTimerを起動する。]
[0164] その後、プロセッサ300はステップS501に戻る。]
[0165] ステップS511において、プロセッサ300は、基地局BSから、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSに対して、ハンドオーバ(HO:Handover)又はセル再選択手順が実行されたか否かを調べる。]
[0166] セル再選択手順は、移動端末MTによって選択される現在のセル15を識別する信号よりも、別のセル15を識別する信号が強いときに実行される。それらの信号は少なくとも1つの周波数帯内で転送され、少なくとも1つの周波数帯を走査した後に検出される。ハンドオーバ手順は、基地局BSを通じて離れた通信デバイスと現時点で通信中である移動端末MTの通信が、別の基地局BSを通じて継続されるときに実行される。]
[0167] 基地局BSから、移動端末MTに関連付けられる基地局BSへのハンドオーバ又はセル再選択手順が行われた場合には、プロセッサ300はステップS512に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS516に進む。]
[0168] ステップS512において、プロセッサ300は、タイムスタンプと共にRAMメモリ303に最後に記憶した、移動端末MTの位置を表す情報を読み出す。]
[0169] 次のステップS513において、プロセッサ300は、ステップS512において読み出されたタイムスタンプが古すぎないか否かを調べる。一例として、現在の時刻とタイムスタンプとの間の差が、10秒よりも長い所定のしきい値よりも大きいときに、タイムスタンプは古すぎる。]
[0170] ステップS512において読み出されたタイムスタンプが古すぎる場合には、プロセッサ300はステップS501に戻る。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS514に進む。]
[0171] ステップS514において、プロセッサ300は周囲エリアを作成する。一例として、プロセッサ300は、読み出された位置を中心として有するとともに、或る半径を有する円を作成する。他の例として、プロセッサ300は、移動端末MTの位置を1組の境界点位置に追加し、新たな中心点、新たな半径を計算して、その中心及び半径を有する円を作成する。]
[0172] 次のステップS515において、プロセッサ300は、その中に周囲エリアを含めることによって、ステップS505において開示されたエリアのリストを更新する。]
[0173] その後、プロセッサ300はステップS501に戻る。]
[0174] ステップS516において、プロセッサ300は、移動端末MTに関連付けられる基地局BSから、移動端末MTに関連付けられない基地局BSへのハンドオーバ又はセル再選択手順が行われたか否かを調べる。]
[0175] 移動端末MTに関連付けられる基地局BSから、移動端末MTに関連付けられない基地局BSへのハンドオーバ又はセル再選択手順が行われた場合には、プロセッサ300はステップS517に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS520に進む。]
[0176] ステップS517において、プロセッサ300は、セル再選択又はハンドオーバの前に移動端末MTが位置したセル15を管理する基地局BSが、移動端末MTに関連付けられる基地局BSであるか否かを調べる。]
[0177] セル再選択又はハンドオーバの前に移動端末MTが位置したセル15を管理する基地局BSが、移動端末MTに関連付けられる基地局BSである場合には、プロセッサ300はステップS518に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS501に戻る。]
[0178] ステップS518において、プロセッサ300は、FemtoTimeで表される変数が十分に新しいか否かを調べる。]
[0179] 一例として、現在の時刻と変数FemtoTimeとの間の差が、10秒よりも長い所定のしきい値よりも大きい場合には、その変数FemtoTimeは新しい。]
[0180] FemtoTimeで表される変数が十分に新しい場合には、プロセッサ300はステップS519に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS501に戻る。]
[0181] ステップS519において、プロセッサ300は、RAMメモリ303に最後に記憶された、位置を表す情報を読み出す。]
[0182] その後、プロセッサ300は、既に説明されているステップS514に進む。]
[0183] ステップS520において、プロセッサ300は、移動端末MTが、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSのセル15によってサービス提供(cover)されているか否かを調べる。]
[0184] 移動端末MTが、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSのセル15によってサービス提供されている場合には、プロセッサ300はステップS521に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS525に進む。]
[0185] ステップS521において、プロセッサ300は、変数LastFemtoTimeを現在の時刻に設定する。]
[0186] その後、プロセッサ300はステップS501に戻る。]
[0187] ステップS525において、プロセッサ300は、移動端末MTに関連付けられる基地局BSによって管理されるセル以外のセル15を識別する信号が検出されるか否かを調べる。]
[0188] 移動端末MTに関連付けられる基地局BSによって管理されるセル15以外のセル15を識別するいくつかの信号が検出される場合には、プロセッサ300はステップS501に戻る。]
[0189] 移動端末MTに関連付けられる基地局BSによって管理されるセル15以外のセル15を識別する信号が検出されない場合には、プロセッサ300はステップS526に進む。]
[0190] ステップS526において、プロセッサ300は、ステップS504において記憶された最後の位置及び関連するタイムスタンプを読み出す。]
[0191] 次のステップS527において、プロセッサ300は、ステップS526において読み出されたタイムスタンプが古すぎないか否かを調べる。一例として、現在の時刻とタイムスタンプとの間の差が、10秒よりも長い所定のしきい値よりも大きいときに、そのタイムスタンプは古すぎる。]
[0192] ステップS526において読み出されたタイムスタンプが古すぎる場合には、プロセッサ300はステップS501に戻る。そうでない場合には、プロセッサ300は、既に開示されているステップS514に進む。]
[0193] 図6は、移動端末が全地球的航法衛星システムを備えないときに移動端末によって実行されるアルゴリズムを示す。] 図6
[0194] より厳密には、本アルゴリズムは、移動端末MTのプロセッサ300によって実行される。]
[0195] ステップS600において、移動端末MTのプロセッサ300は、Timerで表されるタイマが満了するか否か、又はハンドオーバ若しくはセル再選択手順が行われたか否かを調べる。]
[0196] タイマTimerが満了する場合、又はハンドオーバ若しくはセル再選択手順が行われた場合には、プロセッサ300はステップS601に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS610に進む。]
[0197] ステップS601において、プロセッサ300は、新たに選択されたセル15を管理する基地局BSのセル識別子を用いて、移動端末MTの現在位置を推定する。]
[0198] ステップS602において、プロセッサ300は、位置を表す情報、すなわちセル識別子を、タイムスタンプと共にRAMメモリ303に記憶する。他の例として、位置を表す情報は、周囲にある複数の基地局BSから受信される信号の到着時刻及び/又は到来角を含む。]
[0199] 次のステップS603において、プロセッサ300は、ステップS601において得られた位置が、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリアに含まれるか否かを調べる。]
[0200] そのために、プロセッサ300は、ステップS602において記憶されたセル識別子が、移動端末MTに関連付けられる1つ又は複数の基地局BSに関連するエリアのリストに含まれるか否かを調べる。]
[0201] ステップS601において得られた位置が、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリアに対応する場合には、プロセッサ300はステップS604に進む。]
[0202] そうでない場合には、プロセッサ300はステップS600に戻る。]
[0203] ステップS604において、プロセッサ300は、移動端末MTに関連付けられ、且つステップS603において特定されたように移動端末MTの位置が含まれる地理的エリアに関連付けられる基地局BSの識別子を入手する。]
[0204] 次のステップS605において、プロセッサ300は、ステップS604において得られた基地局BSの識別子、及び/又は移動端末MTの位置を表す情報を含む、ReqActivateで表される所定のメッセージを、サーバ10、又は移動端末MTを管理する基地局BSに転送するように指示する。]
[0205] ReqActivateメッセージは、移動端末MTが位置するセル15を現時点で管理している基地局BSを通じて転送されるか、又は移動端末MTが位置するセル15を現時点で管理している基地局BSを通じて且つ代理サーバ50を通じて転送される。]
[0206] 一変形形態では、プロセッサ300は、送信機307を介して、所定の信号を基地局BSに転送するように指示する。]
[0207] 次のステップS606において、プロセッサ300はタイマTimerを起動する。]
[0208] その後、プロセッサ300はステップS600に戻る。]
[0209] ステップS610において、プロセッサ300は、エリアのリストがセットアップされる必要があるか否かを調べる。エリアのリストは、マンマシンインタフェース304において人が作業することによってセットアップされる必要がある。]
[0210] エリアのリストがセットアップされる必要がある場合には、プロセッサ300はステップS611に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS620に進む。]
[0211] ステップS611において、プロセッサ300は、移動端末MTが位置するセル15を含めることによって、又は地理的エリアの1組の境界点に移動端末MTの位置を追加することによって、又はマンマシンインタフェースによって示される少なくとも1つの位置を地理的エリアの境界点のリストに追加することによって、エリアのリストを更新する。その後、プロセッサ300はステップS600に戻る。]
[0212] ステップS620において、プロセッサ300は、移動端末MTが、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSのセル15内にあるか否かを調べる。]
[0213] 移動端末MTが、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSによってサービス提供されている場合には、プロセッサ300はステップS621に進む。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS630に進む。]
[0214] ステップS621において、プロセッサ300は、移動端末MTに関連付けられる基地局BSによって管理されるセル15以外のセル15を識別する信号が検出されるか否かを調べる。]
[0215] 移動端末MTに関連付けられる基地局BSによって管理されるセル15以外のセル15を識別するいくつかの信号が検出される場合には、プロセッサ300はステップS624に進む。]
[0216] 移動端末MTに関連付けられる基地局BSによって管理されるセル15以外のセル15を識別する信号が検出されない場合には、プロセッサ300はステップS622に進む。]
[0217] ステップS622において、プロセッサ300は、ステップS602において記憶された最後の位置及び関連するタイムスタンプを読み出す。]
[0218] 次のステップS623において、プロセッサ300は、ステップS622において読み出されたタイムスタンプが古すぎないか否かを調べる。一例として、現在の時刻とタイムスタンプとの間の差が10秒よりも長い所定のしきい値よりも大きいときに、タイムスタンプは古すぎる。]
[0219] ステップS622において読み出されたタイムスタンプが古すぎる場合には、プロセッサ300はステップS600に戻る。そうでない場合には、プロセッサ300はステップS626に進む。]
[0220] ステップS624において、プロセッサ300は、移動端末MTによって関連付けられる基地局BSによって報知される、セル15を識別する信号を入手する。]
[0221] 次のステップS625において、プロセッサ300は、ステップS624において得られた信号に対応するセル15の識別子を入手する。]
[0222] 次のステップS626において、プロセッサ300は、周囲エリアを作成する。一例として、プロセッサ300は、ステップS622において読み出されるか、又はステップS625若しくはS631において得られる、基地局BS又はセル15の識別子を入手する。]
[0223] 次のステップS627において、プロセッサ300は、ステップS626において得られた識別子を含めることによって、エリアのリストを更新する。]
[0224] その後、プロセッサ300はステップS600に戻る。]
[0225] ステップS630において、プロセッサ300は、移動端末MTに関連付けられる基地局BSから別の基地局BSへのハンドオーバ又はセル再選択手順が実行されたか否かを調べる。]
[0226] 移動端末MTに関連付けられる基地局BSから別の基地局BSへのハンドオーバ又はセル再選択手順が実行されていない場合には、プロセッサ300はステップS600に戻る。]
[0227] 移動端末MTに関連付けられる基地局BSから別の基地局BSへのハンドオーバ又はセル再選択手順が実行された場合には、プロセッサ300はステップS631に進む。]
[0228] 次のステップS631において、プロセッサ300は、他の基地局BSのセル15の識別子を入手する。]
[0229] その後、プロセッサ300は、既に説明されているステップS626に進む。]
[0230] 図7は、本発明の第1の実現形態による、サーバによって実行されるアルゴリズムを示す。] 図7
[0231] より厳密には、本アルゴリズムはサーバ10のプロセッサ400によって実行される。]
[0232] ステップS700において、プロセッサ400は、移動端末MTからReqActivateメッセージが受信されるか否かを調べる。ReqActivateメッセージは、移動端末MTが、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に位置することを示す。ReqActivateメッセージは、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの識別子、又は移動端末の位置を表す情報を含む場合がある。]
[0233] ReqActivateメッセージが受信される場合には、プロセッサ400はステップS701に進む。そうでない場合には、プロセッサ400はステップS706に進む。]
[0234] 一変形形態では、プロセッサ400は、移動端末MT毎にエリアのリストを維持し、図5のステップS505〜S508を実行し、図5において開示されたように、移動端末MTが、その移動端末MTに関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に位置することを判断する。] 図5
[0235] 別の変形形態では、プロセッサ400は、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの隣接基地局である基地局BSを通じて、移動端末MTによって転送されるメッセージを受信する。そのメッセージは、ハンドオーバ要求メッセージ、又はトラッキングエリア更新メッセージ、又は基地局BSによってサーバ10に与えられる任意の他のS1−AP又はNAS(基地局BSを介して、又は基地局BS及び代理サーバ50を介して、移動端末MTとサーバ10との間で交換される非アクセス層(Non Access Stratum))メッセージとすることができる。]
[0236] ステップS701において、識別された基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送するか否かを知るために、プロセッサ400は、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの識別子を鍵として用いて、データベースを調べる。]
[0237] ここで、移動端末MTに関連付けられる基地局が1つしか存在しない場合には、基地局BSの識別子はReqActivateメッセージに含まれる必要がないことに留意されたい。]
[0238] 次のステップS702において、プロセッサ400は、識別された基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送するか否かを調べる。]
[0239] 識別された基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送する場合には、プロセッサ400はステップS705に進む。そうでない場合には、プロセッサ400はステップS703に進む。]
[0240] ステップS703において、プロセッサ400は、識別された基地局BSとの通信リンクが閉じられるか否かを調べる。]
[0241] 通信リンク、一例として、サーバ10と基地局BS1との間の通信リンクは、通信リンク251が解放されるときに閉じられる。]
[0242] 通信リンクが閉じられる場合には、プロセッサ400はステップS704に進む。そうでない場合には、プロセッサ400はステップS705に進む。]
[0243] ステップS704において、プロセッサ400は、識別された基地局BSとの通信リンクを確立するように指示する。]
[0244] そのために、プロセッサ400は、RAMメモリ403において接続パラメータ及びセキュリティパラメータを読み出し、ネットワークインタフェース404に、読み出されたパラメータを用いて識別された基地局BSとの通信リンクを確立するように指示する。プロセッサ400は、識別された基地局BSのセル15の隣接セル15を管理し、且つ管理しているそれぞれのセル15の中に現時点で信号を転送している基地局BSを識別する情報を含むリストを転送するように指示する。]
[0245] 次のステップS705において、プロセッサ400は、識別された基地局BSに、ReqWakeup()で表される所定のメッセージを転送するように指示する。]
[0246] そのメッセージは、基地局BSに、その基地局BSによって管理されるセル15において信号を転送するように要求する。]
[0247] その後、プロセッサ400はステップS700に戻る。]
[0248] ステップS706において、プロセッサ400は、AnsWakeUP()で表されるメッセージが基地局BSから受信されるか否かを調べる。メッセージAnsWakeUP()は、基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送することを通知する。]
[0249] メッセージAnsWakeUP()が受信される場合には、プロセッサ400はステップS707に進む。そうでない場合には、プロセッサ400はステップS709に進む。]
[0250] ステップS707において、プロセッサ400は、データベースにおいて、メッセージAnsWakeUP()を送信した基地局BSのステータスを稼動(アクティブ)に設定する。]
[0251] その後、プロセッサ400はステップS700に戻る。]
[0252] ステップS709において、プロセッサ400は、StandBy()で表されるメッセージが基地局BSから受信されるか否か、又はサーバ10と基地局BSとの間の接続が閉じられるか否かを調べる。メッセージStandBy()は、基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15における信号の転送を不能にすることを知らせる。]
[0253] StandBy()で表されるメッセージが基地局BSから受信される場合、又はサーバ10と基地局BSとの間の接続が閉じられる場合には、プロセッサ400はステップS710に進む。そうでない場合には、プロセッサ400はステップS700に戻る。]
[0254] ステップS710において、プロセッサ400は、データベースにおいて、メッセージAnsWakeUP()を送信した基地局のステータスを待機(スタンバイ)に設定する。]
[0255] その後、プロセッサ400はステップS700に戻る。]
[0256] 図8は、本発明の第2の実現形態による、移動端末が位置するセルを管理する基地局によって実行されるアルゴリズムを示す。] 図8
[0257] より厳密には、本アルゴリズムは、移動端末MTが位置するセル15を管理する基地局BSのプロセッサ200によって実行される。]
[0258] ステップS800において、プロセッサ200は、移動端末MTからReqActivateメッセージが受信されるか否かを調べる。ReqActivateメッセージは、移動端末MTが、その移動端末MTが関連付けられる基地局BSの地理的エリア内に位置することを示す。ReqActivateメッセージは、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの識別子、又は移動端末の位置を表す情報を含む場合がある。]
[0259] ReqActivateメッセージが受信される場合には、プロセッサ200はステップS801に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS806に進む。]
[0260] ステップS801において、プロセッサ200は、識別された基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送するか否かを知るために、移動端末MTに関連付けられる基地局BSの識別子を鍵として用いて、データベースを調べる。]
[0261] ここで、移動端末MTに関連付けられる基地局が1つしか存在しない場合には、基地局BSの識別子は、ReqActivateメッセージに含まれる必要がないことに留意されたい。]
[0262] 次のステップにおいて、プロセッサ200は、識別された基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送するか否かを調べる。]
[0263] 識別された基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送する場合には、プロセッサ200はステップS805に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS803に進む。]
[0264] ステップS803において、プロセッサ200は、識別された基地局BSとの通信リンクが閉じられるか否かを調べる。]
[0265] 通信リンク、一例として、基地局BS2と基地局BS1との間の通信リンクは、通信リンク352aが解放される場合に、又は通信リンク352が解放される場合に閉じられる。]
[0266] 通信リンクが閉じられる場合には、プロセッサ200はステップS804に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS805に進む。]
[0267] ステップS804において、プロセッサ200は、識別された基地局BSとの通信リンクを確立するように指示する。]
[0268] そのために、プロセッサ200は、RAMメモリ303において、接続パラメータ及びセキュリティパラメータを読み出し、ネットワークインタフェース204に、読み出されたパラメータを用いて識別された基地局BSとの通信リンクを確立するように指示する。]
[0269] その通信リンクが代理サーバ50を経由するとき、代理サーバは、識別された基地局BSとの通信リンクを確立する。]
[0270] 次のステップS805において、プロセッサ200は、ReqWakeup()で表される所定のメッセージを識別された基地局BSに転送するように指示する。]
[0271] そのメッセージは、基地局BSに、その基地局BSによって管理されるセル15において信号を転送するように要求する。]
[0272] その後、プロセッサ200はステップS800に戻る。]
[0273] ステップS806において、プロセッサ200は、AnsWakeUP()で表されるメッセージが基地局BSから受信されるか否かを調べる。メッセージAnsWakeUP()は、基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送することを通知する。]
[0274] メッセージAnsWakeUP()が受信される場合には、プロセッサ200はステップS807に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS809に進む。]
[0275] ステップS807において、プロセッサ200は、データベースにおいて、メッセージAnsWakeUP()を送信した基地局BSのステータスを稼動(アクティブ)に設定する。]
[0276] その後、プロセッサ200はステップS800に戻る。]
[0277] ステップS809において、プロセッサ200は、StandBy()で表されるメッセージが基地局BSから受信されるか否か、又は基地局BSと別の基地局BSとの間の接続が閉じられるか否かを調べる。メッセージStandBy()は、他の基地局BSが、他の基地局BSが管理するセル15における信号の転送を不能にすることを通知する。]
[0278] StandBy()で表されるメッセージが別の基地局BSから受信される場合、又は他の基地局BSと基地局BSとの間の接続が閉じられる場合には、プロセッサ200はステップS810に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS800に戻る。]
[0279] ステップS810において、プロセッサ200は、データベースにおいて、メッセージAnsWakeUP()を送信した基地局のステータスを待機(スタンバイ)に設定する。]
[0280] その後、プロセッサ200はステップS800に戻る。]
[0281] 図9は、本発明による、そのセルにおいて信号を転送するように要求されるか、又はそのように要求された基地局によって実行されるアルゴリズムを示す。] 図9
[0282] より厳密には、本アルゴリズムは、基地局BSのプロセッサ200によって実行される。]
[0283] ステップS900において、プロセッサ200は、所定のメッセージが受信されるか否かを調べる。]
[0284] 第1の実現形態及び第2の実現形態によれば、所定のメッセージは、サーバ10によって、又は隣接する基地局BSによって転送され、図7のステップS705において、又は図8のステップS805において開示されるようなReqWakeUP()メッセージである。] 図7 図8
[0285] 一変形形態では、そのメッセージは、図5のステップS509において、又は図6のステップS605において開示されるような、移動端末MTによって転送される所定の信号である。] 図5 図6
[0286] 所定のメッセージが受信される場合には、プロセッサ200はステップS901に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS904に進む。]
[0287] ステップS901において、プロセッサ200は、無線インタフェース206に、基地局BSのセル15において信号を転送できるように指示する。]
[0288] 次のステップS902において、プロセッサ200は、AnsWakeUP()で表されるメッセージを、第1の実現形態に従ってサーバ10に、又は第2の実現形態に従って隣接する各基地局BSに転送するように指示する。メッセージAnsWakeUP()は、基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15において信号を転送することを通知する。]
[0289] 次のステップS903において、プロセッサ200は、inactivityで表されるタイマを起動する。]
[0290] その後、プロセッサ200はステップS900に戻る。]
[0291] ステップS904において、プロセッサ200は、サーバ10によって、又は代理サーバ50によって、通信リンクが確立されるように要求されるか否かを調べる。]
[0292] 通信リンクが確立されるように要求される場合には、プロセッサ200はステップS905に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS906に進む。]
[0293] ステップS905において、プロセッサ200は、サーバ10又は代理サーバ50との通信リンクを確立するように指示する。]
[0294] そのために、プロセッサ200は、RAMメモリ203において、接続パラメータ及びセキュリティパラメータを読み出し、読み出されたパラメータを用いてサーバ10又は代理サーバ50との通信リンクを確立するようにネットワークインタフェース204に指示する。プロセッサ200は、確立されたリンクを通じて、基地局BSのセル15の隣接セルを管理し、且つ管理しているそれぞれのセル15の中に現時点で信号を転送している基地局BSを識別する情報を含むリストを受信する。]
[0295] 異なる実現形態によれば、プロセッサ200は、代理サーバ50を通じて又は通じずに、リストにおいて識別された各基地局BSとの通信リンクを確立するように指示する。]
[0296] その後、プロセッサ200はステップS900に戻る。]
[0297] ステップS906において、プロセッサ200は、タイマinactivityが満了するか否かを調べる。]
[0298] タイマinactivityが満了する場合には、プロセッサ200はステップS907に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS900に戻る。]
[0299] ステップS907において、プロセッサ200は、その基地局BSによって管理されるセル15内に、現時点で稼動している、すなわち、現時点で通信に関与する移動端末MTが存在するか否かを調べる。]
[0300] 基地局BSによって管理されるセル15内に現時点で稼動している移動端末MTが存在しない場合には、プロセッサ200はステップS908に進む。そうでない場合には、プロセッサ200は、ステップS915に進む。]
[0301] ステップS915において、プロセッサ200はタイマinactivityを再始動する。]
[0302] その後、プロセッサ200はステップS900に戻る。]
[0303] ステップS908において、プロセッサ200は、基地局BSによって管理されるセル15内に、現時点で待受(camp)している、すなわち現時点で通信に関与していない移動端末MTが存在するか否かを調べる。]
[0304] 基地局BSによって管理されるセル15内に現時点で位置する移動端末MTが存在しない場合には、プロセッサ200はステップS909に進む。そうでない場合には、プロセッサ200はステップS915に進む。]
[0305] ステップS909において、プロセッサ200は、無線インタフェース206に、基地局BSによって管理されるセル15における信号の転送を不能にするように指示する。]
[0306] 次のステップ910において、プロセッサ200は、StandBy()で表されるメッセージを、サーバ10に、又は隣接する各基地局BSに転送するように指示する。メッセージStandBy()は、基地局BSが、その基地局BSが管理するセル15における信号の転送を不能にすることを通知する。]
[0307] 次のステップS911において、プロセッサ200は、サーバ10と基地局BSとの間の接続、又は基地局BSと代理サーバ50との間の接続を解放するように指示する。プロセッサ200は、隣接する各基地局BSと基地局BSとの間の各接続、又は基地局BSと代理サーバ50との間の各接続を解放するように指示する。]
[0308] その後、プロセッサ200はステップS900に戻る。]
[0309] 当然、本発明の範囲から逸脱することなく、上記の本発明の実施形態に対して、数多くの変更を加えることができる。]
权利要求:

請求項1
移動端末を無線セルラー通信ネットワークの第1の基地局によって検出することができるようにするための方法であって、前記移動端末の位置を表す情報を入手するステップと、前記移動端末の前記位置が前記第1の基地局の地理的エリア内に含まれる場合には、所定の信号を転送するステップとを含み、該所定の信号は、前記第1の基地局のセルにおいて信号を転送するための、前記第1の基地局に対する要求を表すことを特徴とする、方法。
請求項2
前記第1の基地局は前記移動端末に関連付けられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項3
前記無線セルラー通信ネットワークはサーバを含むことを特徴とし、前記方法は、該サーバによって実行され、前記第1の基地局との通信リンクを確立するステップを含み、前記所定の信号は、前記サーバによって前記第1の基地局に転送されると共に、該第1の基地局に、前記第1の基地局のセルにおいて信号を転送するように要求するメッセージであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
請求項4
前記移動端末の前記位置を表す前記情報は、前記移動端末によって生成されて前記サーバによって受信されるメッセージから、前記サーバによって入手されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
請求項5
前記移動端末の前記位置を表す前記情報は、該移動端末が位置するセルを管理する第2の基地局を識別する情報から、前記サーバによって入手されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
請求項6
前記無線セルラー通信ネットワークは複数の基地局を含むことを特徴とし、前記サーバは、移動端末毎に、該移動端末に関連付けられる各第1の基地局を示す情報と、該移動端末に関連付けられる第1の基地局毎に、地理的エリアとを含むデータベースを維持するステップと、前記移動端末の前記位置を表す情報から、且つ該移動端末に関連付けられる各第1の基地局の前記地理的エリアから、前記第1の基地局の前記セルにおいて信号を転送するための要求を表す前記所定の信号が転送されなければならない少なくとも1つの第1の基地局を識別するステップとを実行することを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
請求項7
前記無線セルラー通信ネットワークは、前記移動端末が位置するセルを管理する第2の基地局を含むことを特徴とし、前記方法は、前記第2の基地局によって実行されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
請求項8
前記移動端末の前記位置を表す前記情報は、該移動端末によって生成されて前記第2の基地局によって受信されるメッセージから、前記第2の基地局によって入手されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
請求項9
前記第1の基地局に前記所定の信号を転送する前に、前記第1の基地局と前記第2の基地局との間に通信リンクを確立するステップを含むことを特徴とする、請求項7又は8に記載の方法。
請求項10
前記移動端末によって実行されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
請求項11
前記所定の信号は、前記第1の基地局に転送されると共に、前記移動端末から前記第1の基地局にメッセージを送信するために用いられる周波数帯とは異なる周波数帯内で変調される所定の署名であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
請求項12
前記所定の信号は、前記第1の基地局に転送され、電波又は光波によって伝搬する所定の符号化されたエネルギーパルス列であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
請求項13
前記無線セルラー通信ネットワークはサーバを含むことを特徴とし、前記所定の信号は前記移動端末によって前記サーバに転送されるメッセージであることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
請求項14
前記無線セルラー通信ネットワークは第2の基地局を含むことを特徴とし、前記所定の信号は前記移動端末によって前記第2の基地局に転送されるメッセージであることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
請求項15
前記無線セルラー通信ネットワークは複数の基地局を含むことを特徴とし、前記移動端末は、該移動端末に関連付けられる第1の基地局毎に地理的エリアを示すデータベース情報を維持することを特徴とする、請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法。
請求項16
前記移動端末によって前記サーバ又は前記第2の基地局に送信されるメッセージは、前記移動端末の前記位置を表す情報を含むことを特徴とする、請求項13又は14に記載の方法。
請求項17
前記送信されるメッセージは、前記移動端末に関連付けられる第1の基地局の少なくとも1つの識別子を含むことを特徴とする、請求項13〜16のいずれか一項に記載の方法。
請求項18
前記移動端末の前記位置を表す前記情報は、全地球的航法衛星システムから得られることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
請求項19
前記移動端末の前記位置を表す前記情報は、前記無線セルラー通信ネットワークの少なくとも1つの基地局の少なくとも1つの識別子から得られることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
請求項20
前記移動端末に関連付けられる1つの第1の基地局の前記地理的エリアは、前記無線セルラー通信ネットワークの他の基地局のセル内の前記移動端末の位置を表す情報を記憶することによって更新され、該他の基地局は、該他の基地局の前記セルからの又は該他の基地局の前記セルへのセル再選択又はハンドオーバ手順が前記移動端末によって実行された基地局であることを特徴とする、請求項10〜19のいずれか一項に記載の方法。
請求項21
前記移動端末の前記位置はタイムスタンプを付されることを特徴とし、前記移動端末の前記位置は、前記他の基地局の前記セルからの又は前記他の基地局の前記セルへの前記セル選択又はハンドオーバ手順が前記移動端末によって実行される時点において、前記移動端末の前記位置が十分に新しい場合に、該移動端末に関連付けられる1つの第1の基地局の前記地理的エリアの更新に用いられることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
請求項22
移動端末を無線セルラー通信ネットワークの第1の基地局によって検出することができるようにするためのデバイスであって、前記移動端末の位置を表す情報を入手する手段と、前記移動端末の前記位置が前記第1の基地局の地理的エリア内に含まれる場合には、所定の信号を転送する手段とを備え、該所定の信号は、前記第1の基地局のセルにおいて信号を転送するための、前記第1の基地局に対する要求を表すことを特徴とする、デバイス。
請求項23
前記無線セルラー通信ネットワークはサーバを含むことを特徴とし、前記デバイスは前記サーバに含まれることを特徴とする、請求項22に記載のデバイス。
請求項24
第2の基地局に含まれることを特徴とする、請求項22に記載のデバイス。
請求項25
前記移動端末に含まれることを特徴とする、請求項22に記載のデバイス。
請求項26
前記システムは代理サーバを含み、該代理サーバを通じて前記所定の信号が前記第1の基地局に転送されることを特徴とする、請求項23〜25のいずれか一項に記載のデバイスを備える、無線セルラー通信ネットワーク。
請求項27
プログラム可能なデバイス内に直接ロード可能であり得るコンピュータプログラムであって、該コンピュータプログラムがプログラム可能なデバイスにおいて実行されるときに、請求項1〜21のいずれか一項に記載の方法のステップを実施するための命令又はコードの一部を含む、コンピュータプログラム。
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