专利摘要:
本発明は、少なくとも1枚の巻かれた渦巻き状シートによって形成された渦巻き状本体(2)であって、少なくとも第1の媒体用の第1の渦巻き状流路及び第2の媒体用の第2の渦巻き状流路を形成する渦巻き状本体(2)を含み、渦巻き状本体(2)が、第1の流路と第2の流路とを連通する連結部材(8a、8b、9a、9b)を備えたほぼ円筒形のシェル(4)で囲まれている渦巻き式熱交換器(1)において、シェル(4)が、少なくとも2つのシェル部分(4a、4b)を有し、渦巻き状本体(2)が、その外周面上に固定的に取り付けられた少なくとも1つのフランジ(3)を備え、それによって、少なくとも2つのシェル部分(4a、4b)が柔軟に取り付けられている渦巻き式熱交換器(1)に関する。
公开号:JP2011506897A
申请号:JP2010537348
申请日:2008-11-05
公开日:2011-03-03
发明作者:ブアレム ウジェディ、;パスカル モール、
申请人:アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット;アルファ ラヴァル スパイラル ソシエテ オン ノーム コレクティフAlfa Laval Spiral Snc;
IPC主号:F28D9-04
专利说明:

[0001] 本発明は、概して、様々な目的で温度の異なる2つの流体間の熱伝達を可能にする渦巻き式熱交換器に関する。特に、本発明は、渦巻き式熱交換器を組み立てるために渦巻き状本体と外部シェルとを互いに溶接しなくても済むようになっている渦巻き式熱交換器に関する。]
背景技術

[0002] 従来、渦巻き式熱交換器は巻き取り工程によって製造されている。2枚のシートをそれぞれの端部の所で互いに溶接し、溶接された継ぎ目をシートの中央部に構成する。分離した2つの通路または流路の境界を定めるように、引き込み式マンドレルなどを使用して2枚のシートを互いに巻いて、シートの渦巻状部材を形成する。流路の幅に相当する高さを有する間隔部材をシートに取り付ける。]
[0003] マンドレルの引き込み後、渦巻き状部材の中央に入口/出口の2つの流路を形成する。その2つの流路は、シートの中央部によって互いに分離される。渦巻き状部材の外周上にシェルを溶接する。渦巻き状部材の側端部を加工し、その際渦巻き状流路は、様々な方法で2つの側端部の所で横方向に閉じられる。通常、それらの端部の各々にカバーが取り付けられる。カバーの一つは、中央へ延びて、2つの流路のそれぞれと連通する2本の連結管を含んでよい。渦巻き状流路の半径方向外側端部の所で、シェルまたは渦巻き状部材にそれぞれのヘッダを溶接し、それぞれの流路に出口/入口部材を形成する。または、単一のシートを使用して熱交換器を製造する。]
[0004] 渦巻き式熱交換器を洗浄することを可能にするために、従来、様々な解決手段が使用されている。イギリス特許出願第2140549号には、中央渦巻き状本体を含む中央通路体を有する熱交換器が開示されている。カバープレートは中央通路体の両側面上のフランジである。それによって、この渦巻き式熱交換器の流路は、洗浄時のために容易に進入可能である。他の文献である米国特許第4546826号では、3つの部品、中央部分及び2つの部分を含むシェルを有する従来の渦巻き式熱交換器が開示されている。端部のフランジは、対応する中央部のフランジに取り付けられる。]
[0005] イギリス特許出願第1260327号では、シェルに収納された渦巻き状で管状のコイル部材を有する熱交換器が開示されている。このシェルは、フランジ及びボルトによって接合された上部と下部とを有する。]
[0006] 従来の渦巻き式熱交換器が有する1つの問題は、シートで形成された渦巻き状本体が渦巻き式熱交換器のカバーまたはシェルに溶接されるため、渦巻き状本体が摩耗した場合に交換することができないことである。]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の目的は、従来技術の渦巻き式熱交換器に関する上述の問題を解消することである。さらに具体的には、本発明の目的は、シェルが渦巻き状本体に対して柔軟に配置され、渦巻き状本体を重作業無しに新品の渦巻き状本体と交換できるスペアパーツとすることができ、渦巻き式熱交換器の各部品を並行して製造することができ、洗浄時のために容易に進入可能である渦巻き式熱交換器である。]
課題を解決するための手段

[0008] この目的は、少なくとも1枚の巻かれた渦巻き状シートによって形成された渦巻き状本体であって、少なくとも第1の媒体用の第1の渦巻き状流路及び第2の媒体用の第2の渦巻き状流路を形成する渦巻き状本体を含み、渦巻き状本体が、第1の流路と第2の流路とを連通する連結部材を備えたほぼ円筒形のシェルで囲まれ、シェルは、少なくとも2つのシェル部分を有し、渦巻き状本体が、その外周面上に固定的に取り付けられた少なくとも1つのフランジを備え、それによって、少なくとも2つのシェル部分は柔軟に取り付けられている渦巻き式熱交換器によって実現される。]
[0009] 本発明の更なる態様によれば、渦巻き状本体のフランジが、少なくとも1つのフランジから渦巻き状本体の端部までの距離が等しくなるように、渦巻き状本体の中央に対称的に配置されている。]
[0010] 本発明の他の態様によれば、渦巻き状本体のフランジが、少なくとも1つのフランジから渦巻き状本体の端部までの距離が異なるように、渦巻き状本体の周囲に非対称的に配置されている。]
[0011] 渦巻き状本体の少なくとも1つのフランジが、渦巻き式熱交換器の最も外側の空間を少なくとも2つの空間に分割し、該最も外側の空間が、渦巻き状本体の端部に対してフランジの位置に、渦巻き状本体の外周及び少なくとも2つのシェル部分によって画定されている。]
[0012] 渦巻き状本体の周囲に沿ったフランジの位置は、渦巻き式熱交換器の媒体の速度の制御を可能にする。]
[0013] 本発明の他の態様によれば、各シェル部分が、2つの流路の一方と連通する2つの連結部材を備え、かつ各シェル部分が、2つの流路の一方と連通するように、その周面上に1つの連結部材と、その1つの端面上に配置された1つの連結部材と、を備える。]
[0014] 本発明の他の態様によれば、少なくとも2つのシェル部分が、少なくとも2つのシェル部分の開放端部に配置され、渦巻き状本体のフランジにシェル部分を固定的に取り付けるためのフランジをそれぞれ備える。2つのシェル部分のフランジが、渦巻き状本体に対する2つのシェル部分の取り付け及び/または取り外しを独立して行うことができるように配置されている。]
[0015] 本発明の更なる態様によれば、渦巻き状本体の端部とシェル部分の閉端部の内側表面との間に柔軟に配置されたガスケットをさらに備える。渦巻き式熱交換器は、シェル部分のフランジと渦巻き状本体のフランジとの間に配置された他の1組のガスケットもまた備える。]
[0016] 本発明の他の目的は、容量を増やすかまたは伝熱距離を長くするために容易に使用することのできる渦巻き式熱交換器を提供することである。]
[0017] この目的は、直列または並列に配置された渦巻き式熱交換器のシステムであって、渦巻き式熱交換器が、少なくとも1枚の巻かれた渦巻き状シートによって形成された渦巻き状本体であって、少なくとも第1の媒体用の第1の渦巻き状流路及び第2の媒体用の第2の渦巻き状流路を形成する渦巻き状本体を含み、渦巻き状本体が、第1の流路と第2の流路とを連通する連結部材を備えたほぼ円筒形のシェルで囲まれ、シェルは、少なくとも2つのシェル部分を有し、渦巻き状本体が、その外周面上に固定的に取り付けられた少なくとも1つのフランジを備え、それによって、少なくとも2つのシェル部分は柔軟に取り付けられている渦巻き式熱交換器を含むシステムによって実現される。]
[0018] 本発明の他の態様は、従属クレーム及び説明から明らかである。]
[0019] 他の目的、特徴、及び利点は、図面に基づく本発明のいくつかの実施形態についての以下の詳細な説明から明らかになろう。]
図面の簡単な説明

[0020] 本発明による渦巻き式熱交換器の分解図である。
本発明による渦巻き式熱交換器の断面図である。
並列に連結された本発明による渦巻き式熱交換器の断面図である。
並列に連結された本発明による渦巻き式熱交換器の断面図である。
直列に連結された本発明による渦巻き式熱交換器の断面図である。
直列に連結された本発明による渦巻き式熱交換器の断面図である。
本発明による他の実施形態の渦巻き式熱交換器の断面図である。
本発明による他の実施形態の渦巻き式熱交換器の断面図である。
本発明による他の実施形態の渦巻き式熱交換器の断面図である。]
実施例

[0021] 渦巻き式熱交換器は、共通の中央軸の周りのそれぞれの渦巻き状経路に沿って延び、かつほぼ互いに平行な少なくとも2つの渦巻き状流路を形成する少なくとも2枚の渦巻き状シートを含み、各流路が中央軸に対してほぼ接線方向に熱交換流体が流れるのを可能にするように、各流路は、それぞれの流路とそれぞれの出口/入口導管との間の連通を可能にし、かつ中央軸に対してそれぞれの流路の半径方向外側部分に位置する半径方向外側のオリフィスと、それぞれの流路とそれぞれの入口/出口チャンバとの間の連通を可能にする半径方向内側オリフィスと、を含み、中央軸は、半径方向内側オリフィスの所で入口/出口チャンバを通って延びている。流路の幅に相当する高さを有する間隔部材が、シートに取り付けられている。]
[0022] 図1には、本発明による渦巻き式熱交換器1の分解図が示されている。渦巻き式熱交換器1は、引き込み式マンドレルの周りに2枚の金属シートを巻くことによって従来の方法で形成された渦巻き状本体2を含んでいる。シートは、シートに取り付けられるかまたはシートの表面に形成された間隔部材(不図示)を備えている。間隔部材は、シート同士の間に流路を形成する働きをし、流路の幅に相当する高さを有している。図面では、渦巻き状本体2は、いくつかの巻きを有するようにしか概略的に示されていないが、渦巻き状本体2が、それ以上の巻きを含んでよく、巻きが、渦巻き状本体2の中央から渦巻き状本体2の周囲までいっぱいに形成されていることは明らかである。渦巻き状本体2の外周の中央または中間部に、フランジ3が取り付けられている。渦巻き状本体2は、2つの別個のシェル部分4a及び4bを有するシェル4で囲まれている。シェル部分4a及び4bのそれぞれは、渦巻き状本体2の半分を囲んでいる。フランジ3は通常、溶接によって渦巻き状本体2に取り付けられるが、他の手段によっても可能である。] 図1
[0023] シェル部分4aは、開放端部5aを有する円筒として形成されており、開放端部5aは、渦巻き状本体2のフランジ3に対応するフランジ6aを備え、シェル部分4aがフランジ3に取り付けるのを可能にする。シェル部分4aの他方の端部7aは、シェル部分4aの端部7aの中心に取り付けられた第1の連結部材8aを有して密閉されている。シェル部分4aの外壁に第2の連結部材9aが取り付けられている。シェル部分4bは、フランジ6bを含む開放端部と、第1の連結部材8bを含む閉端部7bと、シェル部分4bの外壁に取り付けられた第2の連結部材9bと、を有するシェル部分4aとほぼ同一である。連結部材8a−8b及び9a−9bは通常、シェル部分に溶接され、すべての連結部材が、渦巻き式熱交換器1が一部であるシステムの配管構成に渦巻き式熱交換器1を連結するためのフランジを備えている。]
[0024] 渦巻き式熱交換器1は、ガスケット10a、10bをさらに備えており、各ガスケットは、流路同士を互いに密封するために、渦巻き状本体2の端部11a、11bとそれぞれのシェル部分4a、4bの閉端部7a、7bの内側表面との間に配置されている。ガスケット10a、10bは、渦巻き状本体2と同様な渦巻き状に形成されていてもよく、そのときには渦巻き状本体2の各巻き上に押し込まれる。または、ガスケット10a、10bは、渦巻き状本体2とシェル部分4a及び4bの閉端部7a、7bの内側表面との間に押し込まれる。ガスケットは、密封効果が得られるかぎり他の方法で形成されていてもよい。他の1組のガスケット(不図示)が、シェル部分4a、4bのフランジ6a、6bと渦巻き状本体2のフランジ3との間に設けられている。]
[0025] シェル部分4a、4bは通常、渦巻き状本体2に取り付けられ、すなわち、シェル部分4a、4bのフランジ6a、6bは、ボルト連結部、クランプ連結部のような共通の継手によって渦巻き状本体2のフランジ3に取り付けられている。渦巻き状本体2に対するシェル部分4a、4bの取り付け及び/または取り外しを別々に行うことができるように、渦巻き状本体2のフランジ3に取り付ける、シェル部分のフランジ6a、6bのための別々の継手を有することも可能である。]
[0026] 図2aには、本発明による渦巻き式熱交換器1の断面図が示されている。] 図2a
[0027] 上記では説明していないが、当業者には、渦巻き状本体の外側表面に通常、渦巻き式熱交換器の作動流体の圧力に抵抗するようにシェルの内側表面によりかかって支持するスタッドまたは間隔部材が備えられることは明らかである。]
[0028] 渦巻き式熱交換器1の機能は以下のとおりである。第1媒体は、入口として形成され、配管構成に連結されている第1の連結部材8aを通って渦巻き式熱交換器1に入る。第1の連結部材8aは、渦巻き状本体2の第1の流路と連通しており、第1の媒体は、出口として形成された第2の連通部材9aへ第1の流路を通して送られ、そこで第1の媒体は渦巻き式熱交換器1から出る。第2の連通部材9aは、第1の媒体の更なる輸送のための配管構成に連結されている。]
[0029] 第2の媒体は、入口として形成され、配管構成に連結されている第2の連結部材9bを通って渦巻き式熱交換器1に入る。第2の連結部材9bは、渦巻き状本体2の第2の流路と連通しており、第1の媒体は、出口として形成された第1の連結部材8bへ第2の流路を通して送られ、そこで第2の媒体は渦巻き式熱交換器1から出る。第1の連通部材8bは、第2の媒体の更なる輸送のための配管構成に連結されている。]
[0030] 渦巻き状本体2の内側で、一方の媒体が加熱され他方の媒体が冷却されるように、第1及び第2の媒体の間で熱交換が起こる。渦巻き式熱交換器1の特定の用途によって2つの媒体の選択は異なる。上記では、2つの媒体が渦巻き式熱交換器を通って逆方向に循環するものとして説明したが、2つの媒体が平行な方向に循環してもよいことは明らかである。]
[0031] 本発明による渦巻き式熱交換器の容量を増やすために、図3a及び図3bに示すように、複数の渦巻き式熱交換器を並列に連結することができる。図3aでは、2つの渦巻き式熱交換器1a、1bが、2つの渦巻き式熱交換器1a、1bの間に配置された中間部20に並列に連結されている。中間部20は、両方の渦巻き式熱交換器1a、1b用の媒体の一方のための出口連結部として働く。図3bでは、3つの渦巻き式熱交換器1a、1b、1cが、2つの渦巻き式熱交換器1b、1cの間に配置された第1の中間部20及び2つの渦巻き式熱交換器1a、1bの間に配置された第2の中間部30に並列に連結されている。第1の中間部20は、2つの渦巻き式熱交換器1b、1c用の2つの媒体のうちの第1の媒体のための出口連結部として働き、第2の中間部30は、2つの渦巻き式熱交換器1a、1b用の2つの媒体のうちの第2の媒体のための入口連結部として働く。] 図3a 図3b
[0032] 本発明による渦巻き式熱交換器の伝熱距離を長くするために、図4a及び図4bに示すように、複数の渦巻き式熱交換器を直列に連結することができる。渦巻き式熱交換器のある種の用途では伝熱距離を長くすることが望まれ、そこでは媒体同士の間の熱伝達がより長い時間必要である。図4aでは、2つの渦巻き式熱交換器1a、1bが直列に連結されている。渦巻き式熱交換器1a、1bは、第1の媒体については、第1の渦巻き式熱交換器1aの出口連結部が第2の渦巻き式熱交換器1bの入口連結部に直接連結され、他方では第2の媒体については、第1の渦巻き式熱交換器の出口連結部が第2の媒体用の第2の渦巻き式熱交換器1bの入口連結部に管50を介して連結されるように配置されている。] 図4a 図4b
[0033] 図4bでは、3つの渦巻き式熱交換器1a、1b、1cが直列に連結されている。2つの渦巻き式熱交換器が直列に連結される場合と同様に、渦巻き式熱交換器1a、1bは、第1の媒体については、第1の渦巻き式熱交換器1aの出口連結部が第2の渦巻き式熱交換器1bの入口連結部に直接連結され、他方では第2の媒体については、第1の渦巻き式熱交換器1aの出口連結部が第2の媒体用の第2の渦巻き式熱交換器1bの入口連結部に管50を介して連結されるように配置されている。さらに、第3の渦巻き式熱交換器1cは、第1の媒体用の第2の渦巻き式熱交換器1bの出口連結部が第3の渦巻き式熱交換器1cの入口連結部に管60を介して連結されるように配置されている。第2の媒体用の第2の渦巻き式熱交換器1bの出口連結部は、第3の渦巻き式熱交換器1cの入口連結部に直接連結されている。] 図4b
[0034] 2つまたは3つの渦巻き式熱交換器1が並列または直列に連結される場合しか示されていないが、渦巻き式熱交換器の特定の用途の必要に応じてさらに渦巻き式熱交換器を連結することができ、かつ本発明が図示の実施形態に限定されないことは明らかである。]
[0035] 図5aには、本発明による渦巻き式熱交換器1の通常の構成が開示されている。図5bには、本発明の他の実施形態が開示されており、そこでは、フランジ3は、フランジ3から渦巻き状本体2の2つの端部までの距離が等しくないように、渦巻き式熱交換器1の渦巻き状本体2に非対称的に取り付けられるかまたは据え付けられている。図5cには、この実施例の代わりの形態が示されており、そこでは、中間シェル4cが渦巻き式熱交換器1の、渦巻き状本体2の2つのフランジ3a、3bの間に備えられている。シェル部分4a、4bは、上述と同様の渦巻き状本体2に取り付けられている。図5cには、シェル部分4a、4bが、長さが等しいように示されているが、シェル部分4a、4bを、フランジ3a、3bから渦巻き状本体2の2つの端部までの距離が等しくないように、図5bのシェル部分4a、4bのように構成できることは明らかである。] 図5a 図5b 図5c
[0036] フランジ3を図5bに示されているように渦巻き状本体2の中央からずれた位置に設けることによって、または図5cに示されているように中間シェル4cを有する2つのフランジ3a、3bを設けることによって、「最後の旋回」、すなわち、シェル部分4a、4bと渦巻き状本体2の周囲との間の空間の体積を変更することができ、したがって、「最後の旋回」における媒体の速度を調節することができる。これは、ある臨界速度を有する媒体を用いるとき、または臨界速度を有する2つの流体用の中間シェル4cを用いるとき(図5c参照)に有利である。] 図5b 図5c
[0037] フランジが渦巻き状本体の外側表面または周囲を2つの別個のチャンバに分割しているため、媒体を渦巻き状本体の長さの2分の1だけ分散すればよいので媒体の分散が改善される。]
[0038] 本発明による渦巻き式熱交換器のシェルは2つの別個の独立したシェル部分として設けられるので、2つのシェル部分用に異なる材料を使用することが可能である。]
[0039] シェルにのみ取り付けられ渦巻き状本体には接触しない連結部材を設け、他の部分には渦巻き式熱交換器の通常の構成を用いることによる利点は、熱疲労または熱応力が著しく低減されることである。]
[0040] 本発明による渦巻き式熱交換器は特に、洗浄しやすく、渦巻き状本体を交換することができ、渦巻き状本体を交換するのが容易なのでほぼ連続的な生産が可能であり、シェルと渦巻き状本体を並行して製造できるため渦巻き式熱交換器の製造がより高速にかつより低コストになる点で有利である。]
[0041] 上記の説明では、連結部材という単語は、渦巻き式熱交換器、具体的には渦巻き式熱交換器の流路に連結される部材として使用されているが、連結部材が、通常渦巻き式熱交換器上に溶接される連結管などであり、連結部材に他の配管構成を連結する手段を含んでよいことを理解されたい。]
[0042] 本発明は、上記で説明しかつ図面に示された実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内の任意の方法で補足し修正することができる。]
权利要求:

請求項1
少なくとも1枚の巻かれた渦巻き状シートによって形成された渦巻き状本体(2)であって、少なくとも第1の媒体用の第1の渦巻き状流路及び第2の媒体用の第2の渦巻き状流路を形成する渦巻き状本体(2)を含み、前記渦巻き状本体(2)が、前記第1の流路と前記第2の流路とを連通する連結部材(8a、8b、9a、9b)を備えたほぼ円筒形のシェル(4)で囲まれている渦巻き式熱交換器(1)において、前記シェル(4)が少なくとも2つのシェル部分(4a、4b)を有し、前記渦巻き状本体(2)が、その外周面上に固定的に取り付けられた少なくとも1つのフランジ(3)を備え、それによって、前記少なくとも2つのシェル部分(4a、4b)が柔軟に取り付けられていることを特徴とする渦巻き式熱交換器。
請求項2
前記渦巻き状本体(2)の前記フランジ(3)が、前記少なくとも1つのフランジ(3)から前記渦巻き状本体(2)の端部(11a、11b)までの距離が等しくなるように、前記渦巻き状本体(2)の中央に対称的に配置された、請求項1に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項3
前記渦巻き状本体(2)の前記フランジ(3)が、前記少なくとも1つのフランジ(3)から前記渦巻き状本体(2)の端部(11a、11b)までの距離が異なるように、前記渦巻き状本体(2)の周囲に非対称的に配置された、請求項1に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項4
前記渦巻き状本体(2)の前記少なくとも1つのフランジ(3)が、前記渦巻き式熱交換器(1)の最も外側の空間を少なくとも2つの空間に分割し、該最も外側の空間が、前記渦巻き状本体(2)の外周及び前記少なくとも2つのシェル部分(4a、4b)によって画定されている、請求項2または3のいずれかに記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項5
前記各シェル部分(4a、4b)が、前記2つの流路の一方と連通する2つの連結部材(8a、9a、8b、9b)を備える、請求項1に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項6
前記各シェル部分(4a、4b)が、前記2つの流路の一方と連通するように、その周面上に1つの連結部材(9a、9b)と、その1つの端面(7a、7b)上に配置された1つの連結部材(8a、8b)と、を備える、請求項5に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項7
前記少なくとも2つのシェル部分(4a、4b)が、前記少なくとも2つのシェル部分(4a、4b)の開放端部(5a、5b)に配置され、前記渦巻き状本体(2)の前記フランジ(3)に前記シェル部分(4a、4b)を固定的に取り付けるためのフランジ(6a、6b)をそれぞれ備える、請求項1に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項8
前記2つのシェル部分(4a、4b)の前記フランジ(6a、6b)が、前記渦巻き状本体(2)に対する前記2つのシェル部分(4a、4b)の取り付け及び/または取り外しを独立して行うことができるように配置された、請求項7に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項9
前記渦巻き状本体(2)の端部(11a、11b)と前記シェル部分(4a、4b)の閉端部(7a、7b)の内側表面との間に柔軟に配置されたガスケット(10a、10b)をさらに備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項10
前記シェル部分(4a、4b)のフランジ(6a、6b)と前記渦巻き状本体(2)の前記フランジ(3)との間に配置された他の1組のガスケットを備える、請求項9に記載の渦巻き式熱交換器(1)。
請求項11
直列または並列に配置された渦巻き式熱交換器(1)のシステムであって、前記渦巻き式熱交換器(1)が、請求項1から11のいずれか1項に記載されたとおりに構成されていることを特徴とするシステム。
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