コークス室炉の煙道ガス通路の領域に付加的な燃焼空気を供給するための調整可能な空気通路
专利摘要:
本発明は、水平型のコークス室炉の二次空気通路から煙道ガス通路内への二次空気の供給および調整のための装置に関する。この場合、煙道ガス通路はコークス炉室底の下方に位置している。このコークス炉室底上で乾留が行われる。煙道ガス通路は、コークス炉室からの部分燃焼させられた乾留ガスの燃焼のために働く。部分燃焼させられた乾留ガスは二次空気によって燃焼させられる。これによって、コークスケーキが、均一な乾留のために、下方からも加熱される。二次空気は、外気と煙道ガス通路とに接続された二次空気通路から到来する。煙道ガス通路と二次空気通路との間の接続通路内には、調整エレメントが組み付けられている。この調整エレメントは空気流を煙道ガス通路内に精密に制御することができる。これによって、コークス室炉内での著しく均一な加熱と熱分配とを達成することができる。接続通路に設けられた本来の調整装置は、回動可能な管片、煉瓦または金属フラップによって形成することができる。特に有利には、スツール状の装置が使用されてもよい。このスツール状の装置は二次空気通路内に嵌め込まれていて、中心の開口を備えたスツールプレートを有している。このスツールプレートは、ガス流の調整のために、相応の分岐部の下方に押し進められる。制御装置は、手動でまたは電気的にまたはニューマチック的に操作されてよい。これによって、制御装置を自動化することができる。 公开号:JP2011506692A 申请号:JP2010538393 申请日:2008-12-04 公开日:2011-03-03 发明作者:ローナルト キム;シューマッハー ラルフ 申请人:ウーデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングUhde GmbH; IPC主号:C10B5-06
专利说明:
[0001] 本発明は、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための装置であって、水平方向のコークス室が、上側の部分に、乾留時に発生するガスの一部を燃焼させる一次空気を流入させるための開口を備えており、コークス炉室底の下方に、外部に対して閉鎖された1つまたはそれ以上の煙道ガス通路が位置しており、該煙道ガス通路が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを捕集しかつ別の空気、いわゆる「二次空気」によって完全燃焼させるようになっており、コークス炉室が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを導出するための、いわゆる「ダウンカマー」通路を有しており、該「ダウンカマー」通路が、側方のコークス炉室壁にまたはコークス炉室ドアにまたはコークスケーキに組み込まれており、「ダウンカマー」通路が、コークス炉室内室を煙道ガス通路に接続するようになっており、該煙道ガス通路の下方に、いわゆる「二次空気通路」が位置しており、該「二次空気通路」が、外気に接続されていて、煙道ガス通路に少なくとも1つの接続通路によって鉛直方向で接続されており、該接続通路が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを完全燃焼させる二次空気を流入させるために働くようになっており、煙道ガス通路が、コークス炉の外部に位置する煙道ガス集合管に接続されており、該煙道ガス集合管で煙道ガスが、コークス炉を取り囲む外側雰囲気に供給されるようになっている形式のものに関する。] [0002] さらに、本発明は、前述した形式の水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための方法であって、コークス室炉の上側の部分に設けられた開口を通してコークス室炉内に一次空気を流入させ、該一次空気によって、乾留時に発生したガスの一部を燃焼させ、部分燃焼させられたガスを「ダウンカマー」通路を介して、コークス炉室の下方に位置する煙道ガス通路内に案内し、該煙道ガス通路の下方に位置する二次空気通路内に別の空気、いわゆる「二次空気」を集め、そこから、1つまたはそれ以上の鉛直方向の接続通路を通して煙道ガス通路内に案内し、部分燃焼させられたガスを二次空気と煙道ガス通路内で混合しかつ完全燃焼させ、これによって、コークス炉室を下方から加熱して、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための方法に関する。] [0003] 本発明は、水平型のコークス室炉の煙道ガス通路の領域に二次的な燃焼空気を改善して供給するための装置に関する。煙道ガス通路内への二次的な燃焼空気の供給は二次空気通路によって行われる。この二次空気通路は、一般的に煙道ガス通路の下方に設けられている。本発明は、二次空気通路から煙道ガス通路の領域への二次空気の供給量を調整するための装置にも関する。煙道ガス通路内への二次空気の改善された供給および調整によって、「熱回収」型コークス室炉または「非回収」型コークス室炉における熱分配および乾留ガスの燃焼をより良好に調整することができる。] [0004] 「熱回収」型または「非回収」型のコークス室炉は、たいてい、乾留が、水平方向に充填したい空気密に閉鎖されるコークス室内で実施されるように形成されている。乾留時には、副産物が発生する。この副産物は、慣用の水平型のコークス炉で捕集され、後続処理に供給される。副産物は、主として、一酸化炭素と、二酸化炭素と、より高い炭化水素とのガスから成っている。乾留熱の十分な供給を保証するために、慣用のコークス炉は、外部から供給された燃焼ガスの燃焼によって加熱されなければならない。「非回収」型または「熱回収」型のコークス化炉では、乾留過程の副産物が燃焼ガスとして使用され、これによって、乾留のために必要となる燃焼熱が発生させられる。全ての側からのコークスケーキの可能な限り均一な加熱を達成するためには、このコークスケーキの上方の乾留ガスの一部だけが燃焼させられ、部分燃焼させられた乾留ガスが、コークスケーキの下方で初めて、いわゆる「煙道ガス通路」内で完全燃焼させられる。] [0005] 技術的にこのことは、炉室内のコークスケーキの上側の面が、化学量論を下回る量の空気の供給下での燃焼プロセスに基づき結果的に生じる熱伝達過程によって直接加熱されるように実施される。この場合に形成される乾留副産物は乾留ガスとしてガス集合室内に放出される。このガス集合室はコークスケーキの上方に位置していて、コークス室炉の充填時に充填されずに残される。コークス炉の天井または側方の壁には、開口が位置している。この開口によって、規定された量の空気、いわゆる「一次空気」をコークス炉の上側の部分に供給することができる。この一次空気によって、乾留ガスの部分量が燃焼させられ、これによって、この部分量がコークスケーキを上方から十分に加熱し、これによって、十分な乾留が保証される。一次空気を流入させるための開口は調整されていてもよいし、調整されていなくてもよい。調整される一次空気供給に対する1つの例が、国際公開第2006128612号パンフレットに付与されている。] [0006] 乾留の部分燃焼させられた乾留ガスは、コークス室炉壁またはコークス室炉ドアまたはコークスケーキ自体に収納されていてよい、いわゆる「ダウンカマー」通路内で煙道ガス通路に案内される。この煙道ガス通路はコークス炉室の下方に位置していて、ソールフリューとも呼ばれる。そこでは、部分燃焼させられた乾留ガスが、別の量の空気、いわゆる「二次空気」によって完全燃焼させられる。残りの乾留生成物の燃焼によって、コークスケーキが下方からも加熱される。なぜならば、煙道ガス通路内での二次空気によるこの後続の燃焼によって、かなりの熱が発生させられるからである。煙道ガス通路とコークス室との間の底部は比較的に肉薄に形成されており、これによって、煙道ガス通路からコークス室内への良好な熱移動が保証される。二次空気燃焼の熱を最適に使用するためには、煙道ガス通路がしばしばメアンダ状にコークス室底の下方に延びている。煙道ガス通路は一重に設けられていてよいものの、多重に設けられていてもよい。この場合、煙道ガス通路は全ての側で大気の周辺に対して閉鎖されている。煙道ガスは付加的な通路を介して煙道ガス煙突内に案内される。] [0007] 燃焼に用いられる二次空気は下方から煙道ガス通路内に案内される。この煙道ガス通路の下方には、周辺への開口を有する二次空気通路が位置していて、低温の周辺空気を予熱しかつ供給された二次空気を1つまたはそれ以上の煙道ガス通路にわたって分配するために働く。二次空気は調整されて二次空気通路内に案内することができる。このためには、二次空気のための空気流入開口において二次空気通路の外側開口にフラップまたは弁が位置していてよい。この調整装置によって、供給される空気の化学量論をある程度コントロールすることができる。二次空気を調整するためには、このフラップまたは弁で恐らく十分であるにもかかわらず、この供給装置を介して低温の空気が二次空気通路ひいては煙道ガス通路に案内される。さらに、必要となる二次空気は煙道ガス通路内の全ての箇所に供給することができず、フラップの通流後、コークス室炉の下方に位置する煙道ガス通路の全ての箇所に調整されずに分配される。] [0008] したがって、「ダウンカマー」通路を介して空気を調整して乾留ガス内に供給する構造も存在する。米国特許第6187148号明細書には、水平型のコークス室炉が記載されている。このコークス室炉は、側方に据え付けられた「ダウンカマー」通路に設けられた開口を介して空気を「ダウンカマー」通路内に案内することができる。開口は調整装置を有しているので、コークス炉内での鉛直方向の熱勾配だけでなく、コークス炉室の内部のガス圧も制御することができる。しかし、コークス室底の下方の煙道ガス通路の内部での温度分布および熱勾配に意図的に影響を与え、これによって、コントロールされた二次燃焼に基づき、均一な面加熱が、加熱したいコークス床の下方に発生させられることは不可能となる。また、煙道ガス通路内での燃焼の化学量論をコントロールすることも不可能となる。] [0009] 国際公開第2006103043号パンフレットには、コークス炉構造が記載されている。このコークス炉構造は二次空気を二次空気通路から鉛直方向の接続通路を介して煙道ガス通路内に案内する。二次空気通路は、二次空気が、煙道ガス通路内の正確に選択された箇所にわたって分配されるように設けられている。こうして、二次空気が煙道ガス通路の一箇所に添加されず、この煙道ガス通路の全長にわたって添加される。このことは、原理的には、メアンダ状に延びる煙道ガス通路にわたって分配された任意の箇所で行うことができる。この場合、二次空気通路から煙道ガス通路への鉛直方向の接続通路の調整は、1回の燃焼を行うことができるように行われる。] [0010] 二次空気通路の外側開口に設けられたフラップは空気流入を調整することができ、これによって、供給される二次空気の空気量を制御することができる。しかし、供給された二次空気の量を点状に分配することは不可能である。また、供給された二次空気量の量を煙道ガス通路の規定の箇所で制御することも不可能である。二次空気量の制御は、公知先行技術によれば、二次空気通路の外側開口に設けられたフラップを介してしか可能とならない。しかし、この手段によって、二次空気が、煙道ガス通路全体の長さにわたって調整されずに分配される。これによって、煙道ガス通路における幾つかの箇所に二次的な燃焼空気の過剰の供給が行われるのに対して、別の箇所は供給不足になる。その結果、供給された過剰量の二次的な燃焼空気を備えた箇所が過冷却または過熱されるかまたは不十分に供給された燃焼空気を備えた箇所で不完全燃焼が生じる。] [0011] したがって、課題は、二次的な燃焼空気を二次空気通路から煙道ガス通路のそれぞれ異なる点に調整して案内するシステムを提供することである。供給手段および調整手段は、二次空気通路と煙道ガス通路との間の個々の鉛直方向の接続通路を個々にまたは纏めて制御することができることが望ましい。供給手段および調整手段は手動で操作可能であることが望ましいものの、自動化可能であることも望ましい。二次的な燃焼空気を煙道ガス通路の全長にわたって正確な点で制御して供給することによって、煙道ガス通路内での熱分配を著しく良好に制御することができる。また、こうして、乾留ガスが別の箇所で不完全燃焼させられ、これによって、燃焼させられずに煙道ガス通路から流出させられることも阻止することができる。本発明によって、コークス床の下方の煙道ガス通路内で均一な二次的な面加熱が発生させられることが望ましい。この面加熱は、必要となる乾留プロセスの短縮を目的としていて、ひいては、「熱回収」型または「非回収」型の乾留法の経済性に役立つ。] [0012] この課題を解決するために本発明の装置では、煙道ガス通路と二次空気通路との間の少なくとも1つの鉛直方向の接続通路が、ガス流を煙道ガス通路と二次空気通路との間で修正しかつ調整する装置を備えており、煙道ガス通路の下方で調整可能な通気システムによって、調整可能な二次的な面加熱が可能になるようにした。] [0013] 本発明による装置の有利な態様によれば、煙道ガス通路と二次空気通路との間に複数の鉛直方向の接続通路が位置しており、該接続通路が、ガス流を煙道ガス通路と二次空気通路との間で修正しかつ調整する装置を備えている。] [0014] 本発明による装置の有利な態様によれば、煙道ガス通路への1つまたはそれ以上の鉛直方向の接続通路の開口が、高められて形成されているかまたは傾けられて形成されているかまたは斜め面取りされて形成されている。] [0015] 本発明による装置の有利な態様によれば、煙道ガス通路と二次空気通路との間に位置する鉛直方向の接続通路が、1つの「ダウンカマー」通路の各流入開口の前方にまたは後方に0〜1mの間隔を置いて煙道ガス通路に開口している。] [0016] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス流調整装置または調整装置が、煙道ガス通路と二次空気通路との間の鉛直方向の接続通路内に配置されておらず、二次空気通路の上方に配置された鉛直方向の各接続通路の流入横断面の下方の二次空気通路内に直接配置されている。] [0017] 本発明による装置の有利な態様によれば、二次空気通路の下方にまたは側方に、煙道ガス通路に二次空気をより良好に供給するための別の二次空気通路が位置しており、該別の二次空気通路が、少なくとも1つの鉛直方向のまたは傾けられた接続通路に接続されている。] [0018] 本発明による装置の有利な態様によれば、少なくとも1つの二次空気通路が、空気入口に、ガス通流量を調整する装置を有している。] [0019] 本発明による装置の有利な態様によれば、煙道ガス通路が、互いに少なくとも1つの水平方向の通路に接続されている。] [0020] 本発明による装置の有利な態様によれば、少なくとも1つの水平方向の通路が、煙道ガス通路の間で調整可能である。] [0021] 本発明による装置の有利な態様によれば、1つまたはそれ以上の二次空気通路が、個々にコークス室底を貫いて案内されるようになっていて、各煙道ガス通路にただ1つの通路によって鉛直方向で接続されており、該通路が、個々に二次空気を煙道ガス通路内に流入させるようになっている。] [0022] 本発明による装置の有利な態様によれば、少なくとも1つの鉛直方向の接続通路が、個々に延びる二次空気通路の間にまたは個々に延びる二次空気通路が、ガス流を煙道ガス通路と二次空気通路との間で修正しかつ調整する装置を備えている。] [0023] 本発明による装置の有利な態様によれば、ただ1つの通路によって煙道ガス通路に接続された少なくとも1つの二次空気通路が、空気入口に、ガス通流量を調整する装置を有している。] [0024] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス流を二次空気通路と煙道ガス通路との間で調整する装置が、石材から成っており、該石材が、所望の通流量に応じて、さらにガス通路内に押し込まれるようになっており、これによって、ガス通路の横断面が減少させられるかまたは拡張されるようになっている。] [0025] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス流を二次空気通路と煙道ガス通路との間で調整する装置が、スツールから成っており、該スツールが、ガス通路に設けられた段部に載置されるようになっていて、ガスオリフィス絞りまたはガスフラップを有しており、該ガスオリフィス絞りまたは該ガスフラップが、ガス通流路内に押し込まれるようになっていて、これによって、ガス通路の横断面を所望の通流量に応じて減少させるかまたは拡張するようになっている。] [0026] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス流を二次空気通路と煙道ガス通路との間で調整する装置が、スツールから成っており、該スツールが、スツールプレートに同心的に配置されて開口を有していて、二次空気通路内で水平方向に運動させられるようになっていて、スツールプレートによるガス通流量の減少または遮蔽のために、分岐した接続通路のガス通流路内に押し進められるようになっていて、中心の開口による開放のために、分岐した接続通路の分岐部の下方に押し進められるようになっていて、これによって、分岐した接続通路の横断面を所望の通流量に応じて減少させるかまたは拡張するようになっている。] [0027] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス流を二次空気通路と煙道ガス通路との間で調整する装置が、開放された状態でガス案内する金属製の管から成っており、該管が、ガス通流に対して垂直な軸線を中心として回転可能な内側管を有しており、該内側管の回転運動によって、ガス流路が、徐々に開閉されるようになっている。] [0028] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス流を調整する石材またはフラップが、懸架装置を有しており、該懸架装置によって、金属ロッドがガイドされるようになっており、該金属ロッドが、コークス炉室の外部から操作されるようになっており、これによって、調整する石材または調整するフラップが、ガス通路内に押し込まれるかまたはガス通路から引き出されるようになっており、これによって、ガス通流量が、修正されると共に調整されるようになっている。] [0029] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス通流量を調整する装置が、ボーデンケーブルまたはリンク機構によって運動させられるようになっており、該ボーデンケーブルまたは該リンク機構が、外部から操作されるようになっており、これによって、ガス通流量が、修正されると共に調整されるようになっている。] [0030] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス通流量を調整する装置を運動させる装置が、手動で操作するための装置を有している。] [0031] 本発明による装置の有利な態様によれば、ガス通流量を調整する装置を運動させる装置が、電気的な作動モータと、該作動モータに結合された操作装置とを有している。] [0032] 本発明による装置の有利な態様によれば、煙道ガス通路内にまたは二次空気通路内にまたは両通路の間に位置する接続通路内に、温度または酸素量または圧力に対する測定装置が位置している。] [0033] 本発明による装置の有利な態様によれば、調整可能な鉛直方向の接続通路内に、ガス流を改善して添加するためのノズルが位置している。] [0034] 本発明による装置の有利な態様によれば、調整可能な鉛直方向の接続通路内に、ガス流を改善して添加するための渦流発生エレメントが位置している。] [0035] さらに、前述した課題を解決するために本発明の方法では、二次空気を二次空気通路から調整装置によって調量して煙道ガス通路内に案内し、これによって、燃焼を調整装置により精密に調整するようにした。] [0036] 本発明による方法の有利な態様によれば、二次空気通路から煙道ガス通路内への二次空気の流入を手動で調整する。] [0037] 本発明による方法の有利な態様によれば、二次空気通路から煙道ガス通路内への二次空気の流入を電気的にまたはニューマチック的に調整する。] [0038] 本発明による方法の有利な態様によれば、二次空気の電気的なまたはニューマチック的な流入調整をプロセスガイドシステムを介して制御する。] [0039] 本発明は前記課題を、二次空気通路と1つまたはそれ以上の煙道ガス通路との間の少なくとも1つの鉛直方向の接続通路内に設けられる調整装置によって解決する。調整はコークス炉団の運転開始時に1回行うことができるものの、乾留プロセスの必要性および規則性に応じて連続的に行われてもよい。調整は二次空気通路と煙道ガス通路との間の1つの接続箇所で行うことができるものの、有利には、二次空気通路と煙道ガス通路との間の複数の接続箇所で行われてもよい。調整のための装置は制御を含んでいる。この制御は金属フラップ、組積造に設けられたフラップまたはスライドブリックを介して行うことができる。調整装置は手動で操作されてもよいし、電気的にまたはニューマチック的に操作されてもよい。これによって、調整装置を自動化することもできる。要求に応じて、煙道ガス通路を個々に制御するかまたは一緒に制御することが可能となる。] [0040] 二次空気を煙道ガス通路内に点状に調量する二次空気量の前述した調整によって、1つの煙道ガス通路全体または複数の煙道ガス通路にわたる温度分布を制御することができる。これによって、たとえばコークス炉室底にわたって、一貫した温度分布を形成することができる。したがって、火炎分配も調整することができる。しかし、正確に調量された空気の供給によって燃焼を最適化し、これによって、乾留ガスの最適な使用を達成することも可能となる。これによって、全体的に石炭消費量をコークス炉室の運転期間にわたって著しく減少させることができる。また、こうして、コークス炉室底を全面にわたって任意に加熱し、有利にはコントロールして加熱する二次的な面加熱を行うことも可能となる。さらに、煙道ガス通路内に燃焼の間に生じ得る圧力差をより良好に補償することも可能となる。] [0041] 特に水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための装置であって、 ・水平方向のコークス室が、上側の部分に、乾留時に発生するガスの一部を燃焼させる一次空気を流入させるための開口を備えており、 ・コークス炉室底の下方に、外部に対して閉鎖された1つまたはそれ以上の煙道ガス通路が位置しており、この煙道ガス通路が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを捕集しかつ別の空気、いわゆる「二次空気」によって完全燃焼させ、 ・コークス炉室が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを導出するための、いわゆる「ダウンカマー」通路を有しており、この「ダウンカマー」通路が、側方のコークス炉室壁にまたはコークス炉室ドアにまたはコークスケーキに組み込まれており、「ダウンカマー」通路が、コークス炉室内室を煙道ガス通路に接続しており、 ・この煙道ガス通路の下方に、いわゆる「二次空気通路」が位置しており、この「二次空気通路」が、外気に接続されていて、煙道ガス通路に少なくとも1つの接続通路によって鉛直方向で接続されており、この接続通路が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを完全燃焼させる二次空気を流入させるために働き、 ・煙道ガス通路が、コークス炉の外部に位置する煙道ガス集合管に接続されており、この煙道ガス集合管で煙道ガスが、コークス炉を取り囲む外側雰囲気に供給される形式のものにおいて、 ・少なくとも1つの煙道ガス通路と二次空気通路とが、ガス流を煙道ガス通路と二次空気通路との間で修正しかつ調整することができる装置を備えており、 ・煙道ガス通路の下方で調整可能な通気システムによって、調整可能な二次的な面加熱が可能になることを特徴とする、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための装置が請求される。] [0042] この場合、二次空気通路と煙道ガス通路との間の調整可能な鉛直方向の接続通路の数は任意であってよい。任意に多数の接続通路のうち、ただ1つの接続通路を調整可能に形成することが可能となる。しかし、複数の接続通路を調整可能に形成することが可能である。さらに、二次空気通路と煙道ガス通路との間の全ての鉛直方向の接続通路を調整可能に形成することも可能である。] [0043] 煙道ガス通路は任意に形成されていてよい。コークス室炉底の下方にメアンダ状に延びる1つの通路が有利である。この通路は外部に対して閉鎖されていて、排ガスを、このために設けられた別の排ガス通路内に案内する。しかし、複数の煙道ガス通路も可能である。したがって、これらの煙道ガス通路が水平方向の接続通路を備えていることも可能となる。この場合、この水平方向の接続通路も任意に形成されていてよい。煙道ガス通路の間の水平方向の接続通路は調整可能であってもよい。] [0044] 煙道ガス通路と二次空気通路との間の本発明による鉛直方向の接続通路も任意に形成されていてよい。こうして、この鉛直方向の接続通路を垂直に煙道ガス通路内に案内することが可能となる。しかし、鉛直方向の接続通路を高めてまたは傾けてまたは斜め面取りして煙道ガス通路内に案内することも可能である。二次空気通路から煙道ガス通路内への調整されたガス流が可能となることが重要である。] [0045] 鉛直方向の接続通路は煙道ガス通路または二次空気通路に任意に位置決めされていてもよい。有利には、鉛直方向の接続通路は、煙道ガス通路と二次空気通路とを規則的な間隔を置いて接続する。鉛直方向の接続通路が、側方で流入する「ダウンカマー」通路から規則的な間隔を置いて煙道ガス通路に位置決めされると特に有利である。この場合、部分燃焼させられた乾留ガスと二次空気との特に良好な十分な混合が可能となる。側方で流入する「ダウンカマー」通路からの鉛直方向の接続通路の特に有利な間隔は、0〜1メートルの間隔である。] [0046] 二次空気通路の形式および数も変更されてよい。したがって、たとえば複数のソールフリューと開口とを備えた第1の二次空気通路の下方に、複数のソールフリューと開口とを備えた第2の二次空気通路が位置していてもよい。二次空気通路は個々に案内されてもよいし、1つの外側開口を備えた多重の構成で案内されてもよい。二次空気通路は互いに接続されていてもよいし、調整可能に接続されていてもよい。このことは、一重にまたは多重に設計されてもよい。二次空気通路は任意の個数でかつ任意の組合せで設けられていてよい。二次空気通路は外側の空気入口に空気流入調整装置としてのフラップまたは弁を備えていてよい。] [0047] したがって、たとえば、それぞれ個々に1つまたはそれ以上の煙道ガス通路に接続されているものの、互いに接続されていない複数のまたは多数の個々の二次空気通路を煙道ガス通路の下方に案内することも可能となる。互いに接続されずに個々に煙道ガス通路に接続されているものの、ただ1つしか調整可能でない二次空気通路だけを設けることも可能である。さらに、任意の組合せで互いに接続されていて、任意の組合せで煙道ガス通路に接続された、任意の個数が調整可能である二次空気通路を設けることも可能である。] [0048] 煙道ガス通路と二次空気通路との間の鉛直方向の接続通路は、本発明による装置の構成に対して、ガス通流路内で調整可能である。しかし、接続通路を調整するための装置を接続通路内に直接位置決めせず、二次空気通路の上方に配置された鉛直方向の各接続通路の流入横断面の下方の二次空気通路内に位置決めすることも可能である。] [0049] さらに、調整装置は種々異なる形式で形成することができる。1つの簡単な調整装置は、たとえばスライドブリックである。このスライドブリックは組積造に挿入されている。スライドブリックは、開口の程度に応じて、ガス通流される通路内に挿入することができる。移動可能な壁突出部または金属フラップを使用することも可能である。この場合、この金属フラップは、有利には耐熱性の金属から形成されていることが望ましい。しかし、調整装置は管片から形成されていてもよい。この管片はガス流を、開放された位置で収容し、ガス流に対して垂直な軸線を中心として回動することができ、これによって、ガス流を減少させる。必要に応じて、管片が回動させられ、完全な回動時には、ガス流が遮断される。高い温度で使用することができる限り、ボールバルブも適している。] [0050] 特に有利には、スツール構造体が使用されてもよい。このスツール構造体は二次空気通路と煙道ガス通路との間の接続通路内に配置されている。この場合、スツールは、二次空気通路と煙道ガス通路との間の接続通路の突出部内に装着されている。スツールには、フラップを備えた開口が配置されている。フラップは開口度に応じて引き出されてもよいし、開口内に押し込まれてもよい。しかし、スツールは二次空気通路自体内で水平方向に運動させられてもよく、これによって、鉛直方向の接続通路ひいては煙道ガス通路へのガス通流量に影響が与えられる。したがって、スツールが、スツールプレートに同心的に配置された開口を備えていることが可能となる。ガス通流路の完全な開放時には、同心的な開口が、鉛直方向の接続通路の分岐部の下方に押し進められる。その後、ガス通流路の遮断のためには、スツールが、閉鎖するスツールプレートによって分岐部の下方に押し進められる。] [0051] 調整装置の調整は種々異なる形式で実施されてよい。簡単な構成では、金属ロッドが挙げられる。この金属ロッドは、組積造に設けられた懸架手段またはスツールに取り付けられている。この場合、金属ロッドの運動によって、組積造またはスツールを所望のガス流に応じて移動させることができる。この場合、コークス室底には、二次空気通路の側方にまたは上方に、組積造に設けられた通路が位置している。この通路は金属ロッドをガイドのために収容している。] [0052] しかし、調整装置はケーブルまたはチェーンに結合されていてもよい。このチェーンは耐熱性に支承され、たとえば変向ローラを介して操作機構を備えている。しかし、たとえばリンク機構を使用することも可能である。このリンク機構は、有利には耐熱性に形成されている。制御装置を案内するためには、コークス炉室底が、有利には、二次空気通路の経過の側方に位置する通路を有している。この通路内には、ボーデンケーブルまたはリンク機構が位置している。この場合、案内通路は、調整可能な本発明による接続通路の側方に、調整装置を操作することができる分岐部を有している。] [0053] さらに、調整装置は、煙道ガス通路の天井が、移動可能な耐火性のセグメントの形で設計されているように形成されてもよい。このセグメントは移動させることができ、これによって、この場合、開口の位置が煙道ガス通路に移動させられる。セグメントの下方には、二次空気通路をより良好にカバーする張出し部が位置している。この態様は、特に開口が運転開始前にしか調整されない場合に適している。この場合、二次空気通路をカバーする石材は、運転開始前に所望の位置に設置される。このためには、煙道ガス通路の前側のカバーが取り外されてもよい。] [0054] 鉛直方向の接続通路が調整装置の前方にまたは後方にノズルまたは渦流発生エレメントを備えていることが可能である。このノズルまたは渦流発生エレメントによって、ガス通流量をより良好に十分に混合することができる。しかし、ガス流の堰止めを使用する、ガス流を緩速化させるための装置も適している。] [0055] 本発明による調整装置を備えたコークス室炉は任意に形成されていてよい。有利には、「非回収」型または「熱回収」型のコークス炉が挙げられる。このコークス炉は二次空気加熱の任意のシステムを備えていてよい。煙道ガス通路は、コークス炉室に沿ってメアンダ状であるものの、長手方向に横方向接続部を備えてコークス炉室の下方で案内されてよい。煙道ガス通路は横方向に案内されていて、長手方向接続部を備えていてもよい。煙道ガス通路から導出する廃空気煙突または廃空気煙突に接続された管片は煙道ガス通路に任意の箇所で位置していてよい。「ダウンカマー」通路も任意の位置に位置してよい。この「ダウンカマー」通路は、たとえば側方に設けられていてよい。この「ダウンカマー」通路の数も変更することができる。したがって、ダウンカマー通路の数が6つまたはそれ以上であってよい。しかし、ただ1つまたは2つの「ダウンカマー」通路も可能である。] [0056] 本発明は、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留する方法であって、 ・コークス室炉の上側の部分に設けられた開口を通してコークス室炉内に一次空気を流入させ、この一次空気によって、乾留時に発生したガスの一部を燃焼させ、 ・部分燃焼させられたガスを「ダウンカマー」通路を介して、コークス炉室の下方に位置する煙道ガス通路内に案内し、 ・この煙道ガス通路の下方に位置する二次空気通路内に別の空気、いわゆる「二次空気」を集め、そこから、1つまたはそれ以上の鉛直方向の接続通路を通して煙道ガス通路内に案内し、 ・部分燃焼させられたガスを二次空気と煙道ガス通路内で混合しかつ完全燃焼させ、これによって、コークス炉室を下方から加熱して、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留する方法において、 ・煙道ガス通路と二次空気通路との間の少なくとも1つの鉛直方向の接続通路が、ガス流を煙道ガス通路と二次空気通路との間で修正しかつ調整することができる装置を備えていることを特徴とする、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための方法に関する。] [0057] 1つの簡単な態様では、調整装置が運転の開始時にしか操作されない。このような操作は、たとえば組積造に設けられた切欠きからの手動での移動またはコークス炉底に設けられた緩い煉瓦によって可能となる。この煉瓦を、コークス室底内で二次空気通路の側方に位置する通路を通してリンク機構によって制御することも可能である。管内のフラップを所望の開放度に応じて開閉するチェーンも可能である。さらに、たとえばニューマチック的に操作される調整装置を本発明による接続通路に対して設けることも可能である。このためには、この場合、耐熱性の空気通路がコークス室底に位置している。] [0058] 本発明による鉛直方向の接続通路に対する調整装置は、手動で操作されてもよいし、電気的に操作されてもよい。この場合、簡単な装置のためには、たとえばリンク機構も考慮される。このリンク機構は手動で操作することができる。このことは、たとえば1回の乾留過程の初期に1回実施することができる。しかし、このことは、運転の開始時に行われてもよいし、1回の乾留サイクルの間に連続的に行われてもよい。仮に手間がかかるとしても特に効率的な態様では、作動装置が電気的に操作され、自動化されたシステムによって制御される。これは、たとえばプロセスガイドシステムであってよい。このためには、適切な制御パラメータを検出するために、二次空気通路、煙道ガス通路または本発明による接続通路に測定プローブが位置していてよい。これは、たとえば燃焼ガスにおける温度、圧力または酸素含有量を測定するためのセンサであってよい。] [0059] この場合、コークス炉団を加熱する煙道ガス通路内の酸素含有量は、本発明による通路を介して良好に制御することができる。燃焼ガス内の酸素の割合は、空気過剰率値(λ値)として定義することができる。化学量論的な酸素比の場合には、1回の燃焼のラムダ値が1である。化学量論を下回る酸素比(燃焼のために必要となる酸素よりも少ない酸素が空気内に存在している)の場合には、ラムダ値が1よりも少ない。化学量論を上回る比(燃焼のために必要となる酸素よりも多くの酸素が空気内に存在している)では、ラムダ値が1を上回っている。コークスケーキの上方のガス集合室内では、ラムダ値が、本発明の適正な構成では、0.3〜0.8である。乾留ガスは単に不完全燃焼させられる。多くの二次空気が供給される二次通路室内では、ラムダ値が1.0〜1.7であることが望ましい。こうして、乾留熱の生成に対する乾留ガスの最適な使用が行われる。] [0060] 前述した装置は、煙道ガス通路内への二次空気の供給に対する効率的な調整の利点を提供する。本発明は、多くの可能な変化態様に使用することができる。測定システムと、案内システムと、調整システムとを備えた極めて要求の多い構成だけでなく、リンク機構と煉瓦とを備えた簡単な構成も可能である。前述した装置と、この装置で使用される、コークス炉の煙道ガス通路を通気するための方法とによって、コークス室炉の温度分配を、特に乾留プロセスに対する測定・案内システムに相俟って極めて均一に行うことができる。本発明による装置と、この装置に相俟った方法とによって、煙道ガス通路内の圧力状況の最適化と、火炎分配の最適化とが可能となる。これによって、コークス石炭の著しく良好な使用と、コークス品質の最適化とが達成される。] 図面の簡単な説明 [0061] 水平型のコークス室炉の正面図である。 水平型のコークス室炉の正面図である。 コーク室炉底の下方の断面図としての煙道ガス通路を上方から見た図である。 コーク室炉底の下方の断面図としての煙道ガス通路を上方から見た図である。 コーク室炉底の下方の断面図としての煙道ガス通路を上方から見た図である。 水平型のコークス室炉の側面図である。 水平型のコークス室炉の側面図である。 煙道ガス通路と二次空気通路との間の接続通路に対する調整装置を示す図である。 煙道ガス通路と二次空気通路との間の接続通路に対する調整装置を示す図である。] [0062] 本発明による装置を6つの図面につき説明する。これらの図面は、本発明による装置の構造に対する実施の形態でしかない。] [0063] 図1には、水平型のコークス室炉1が示してある。このコークス室炉1の前側の開口は、開放機構2aを備えたコークス炉室ドア2によって閉鎖される。このコークス炉室ドア2の下方には、コークスケーキ3が図示してある。このコークスケーキ3の上方には、ガス集合室4が位置している。このガス集合室4には、乾留ガスを集めることができる。側方の開口5を通して、乾留ガスが「ダウンカマー」通路6内に案内される。側方の開口5と「ダウンカマー」通路6との間に調整装置7を組み付けることが可能である。また、コークス炉天井8に、付加的な空気を供給するための開口9が位置していてもよい。乾留ガスは「ダウンカマー」6を通って引き続き煙道ガス通路10内に案内される。この煙道ガス通路10では、二次空気による乾留ガスの完全燃焼が行われる。煙道ガス通路10の上方には、コークスケーキ3が位置している。このコークスケーキ3は、煙道ガス通路10内での燃焼によってコークス炉室底を通して加熱される。煙道ガス通路は、水平方向の接続通路10aを介して接続することができる。乾留ガスを完全燃焼させるための二次空気は二次空気通路12を介して供給される。この二次空気通路12は煙道ガス通路10の下方に位置している。二次空気通路12は開口を前方に有している。この開口は調整されていてもよいし、調整されていなくてもよい。この開口を通って、空気が二次空気通路12内に流入する。この二次空気通路から、空気が鉛直方向の接続通路13を介して煙道ガス通路10内に流入する。本発明によれば、少なくとも1つの接続通路が調整装置14を有している。図面には、全ての接続通路が1つの調整装置を備えて示してある。空気通流量に対する調整装置14のほかに、制御装置15が見られる。この制御装置15は、ここでは、制御通路15に設けられたリンク機構15aとして形成されている。この場合、煙道ガス通路10内では、二次空気による正確に調整された燃焼が行われる。] 図1 [0064] 図2には、水平型のコークス室炉1が同じく正面図で示してある。第1の図面(図1参照)に示したコークス室炉に対して付加的に、このコークス室炉1は、第1の二次空気通路アッセンブリ12の下方に設けられた別の二次空気通路16を有している。この二次空気通路16は第1の二次空気通路アッセンブリ12に鉛直方向の通路17によって接続されていてよく、調整装置14d,18を有していてよい。この調整装置は、ここでは、移動することができるスツール状の装置として形成されている。] 図1 図2 [0065] 図3には、コークス室炉1の煙道ガス通路アッセンブリが平面図で示してある。この煙道ガス通路アッセンブリは、加熱の最適化のために、コークス室炉底に沿ってメアンダ状にこのコークス室炉底の下方に延びている。二次空気は、図平面の下方に位置する二次空気通路から到来する。二次空気は、空気流に対する開放された調整装置14aまたは半分開放された調整装置14bを介して二次空気通路から流出することができる。閉鎖された調整装置14cによって、このことは不可能となる。側方に位置する「ダウンカマー」通路6から、部分燃焼させられた乾留ガスが到来する。煙道ガス流19は集合管または集合通路20を介して煙道ガス煙突21内に案内される。] 図3 [0066] 図4には、コークス室炉1の煙道ガス通路アッセンブリ10が平面図で示してある。この煙道ガス通路アッセンブリ10は、加熱の最適化のために、コークス室炉底に沿ってメアンダ状にこのコークス室炉底の下方に延びている。二次空気は、図平面の下方に位置する二次空気通路12から到来する。この二次空気通路12は、ここでは、両側から煙道ガス通路の全長にわたる種々異なる箇所に案内される。各二次空気通路に対して、煙道ガス通路への鉛直方向の多数の接続通路が存在している。これらの接続通路は、ここでは、多数の箇所で個々に調整することができる。幾つかの調整装置14aは開放されており、別の調整装置14cは半分開放されており、さらに別の調整装置14bは閉鎖されている。接続通路は実際にあらゆる組合せまたは数で煙道ガス通路に設けることができる。側方に位置する「ダウンカマー」通路6から、部分燃焼させられた乾留ガスが到来する。煙道ガス流19は集合管20を介して煙道ガス煙突21内に案内される。] 図4 [0067] 図5には、コークス室炉1の煙道ガス通路アッセンブリ10が平面図で示してある。この煙道ガス通路アッセンブリ10は、加熱の最適化のために、コークス室炉底に沿ってメアンダ状にこのコークス室炉底の下方に延びている。二次空気通路13は、石材の形のセグメント13aによって上方でカバーされている。二次空気を煙道ガス通路12内に流入させたい開口13bしか開放されていない。この開口は、鉛直方向の接続通路の調整ユニットを形成している。セグメントは下向きに膨出させられていてよく、これによって、より良好なシールが達成される。さらに、セグメントは上方に、移動のための懸架手段を有していてよい。] 図5 [0068] 図6には、水平型のコークス室炉1が側面図で示してある。コークスケーキ3の乾留はコークス炉室内で実施される。乾留ガスはコークスケーキ3の上方のガス集合室4内に流入する。ここでは、コークス炉室天井22に設けられた開口を介して流入させられた一次空気による部分燃焼後、部分燃焼させられた乾留ガスが、コークス炉室壁に設けられた側方の開口5を介して「ダウンカマー」通路6内に流入する。この「ダウンカマー」通路6は、部分燃焼させられた乾留ガスを煙道ガス通路10内に下向きで完全燃焼のために案内する。このために必要となる二次空気23は周辺から、調整可能であってよい開口24を介して二次空気通路12内に流入する。この二次空気通路から、二次空気が鉛直方向の接続通路13を介して煙道ガス煙突21内に案内される。鉛直方向の接続通路13内には、調整装置が位置している。この調整装置は、ここでは、開放されて(符号14a)図示されているかまたは閉鎖されて(符号14b)図示されている。調整可能な鉛直方向の接続通路13によって、コークス炉室底11における熱分配をより均一に行うことができ、煙道ガス通路10内での燃焼をより良好に制御することができる。煙道ガス流19は煙道ガス集合管20を介して煙道ガス煙突21内に案内される。] 図6 [0069] 図7には、水平型のコークス室炉1が側面図で示してある。煙道ガス通路への鉛直方向の接続通路の開口が、ここで再度明瞭に示してある。煙道ガス通路への鉛直方向の接続通路の開口は、「ダウンカマー」通路6の側方の開口6aから規則的な間隔26を置いて行われている。二次空気通路から煙道ガス通路への鉛直方向の接続通路13の側方の開口は、「ダウンカマー」通路6の側方の開口6aから、有利には0〜1mの間隔26を置いて位置している。] 図7 [0070] 図8には、二次空気通路と煙道ガス通路との間の空気通流量を調整するための本発明による装置が示してある。この調整のための装置は、ここでは、たとえばスツール状の装置として形成されている。このスツール状の装置は、スツールプレート14dの中心に同心的に開口14eを有している。装置は、ここでは、開放された状態で示してある。空気の通流は、開口14eを通してしか可能とならない。スツールは、閉鎖のために、スツールプレートで鉛直方向の接続通路への分岐部14fにわたって被せられる。これは、たとえばチェーンである。このチェーンは変向ローラを介して引張り機構に結合されている。引張りは、たとえばリンク機構15bによって行われる。このリンク機構15bはスツールに取り付けられている。] 図8 [0071] 図9には、二次空気通路と煙道ガス通路との間の空気通流量を調整するための本発明による装置14が示してある。この装置は、ここでは、管部分片14gの形で形成されている。この管部分片14gはガス通流量の調整のために回動させられる。開放された位置では、ガスが管片14hの横断面を通流する。水平な方向への管片の回動運動によって、ガス通流の横断面がますます狭められ、その後、ガス流が最終的に完全に遮蔽される。] 図9 [0072] 1コークス室炉 2コークス炉室ドア 2a コークス炉室ドアに対する運動装置 3コークスケーキ 4ガス集合室 5乾留ガスに対する側方の開口 6 「ダウンカマー」通路 6a 「ダウンカマー」通路の側方の開口 7 「ダウンカマー」通路内へのガス流に対する調整装置 8 コークス室炉天井 9 付加的な一次空気に対する開口 10煙道ガス通路 11 コークス室炉底 12二次空気通路 13 二次空気通路と煙道ガス通路との接続通路 13a 煙道ガス通路を下向きにカバーするための石材セグメント 13b 二次空気通路を上方に接続するための開口 14 接続通路に対する調整装置 14a 接続通路に対する開放された調整装置 14b 接続通路に対する閉鎖された調整装置 14c 接続通路に対する半分開放された調整装置 14d 二次空気通路内の調整装置としてのスツール 14e スツールに設けられた開口 14f 鉛直方向の接続通路の分岐部 14g遮蔽のための装置としての管部分片 14h 管部分片の横断面 15 接続通路に対する調整装置の制御手段 15a 調整装置の制御手段 15b開閉のためのチェーン 16 別の二次空気通路のアッセンブリ 17 二次空気通路の間の鉛直方向の接続通路 18 二次空気通路の間の接続通路に対する調整装置 19煙道ガス流 20煙道ガスに対する集合管 21 煙道ガス煙突 22炉天井に設けられた、一次空気に対する調整可能な開口 23二次空気流 24 二次空気通路内への二次空気の流入に対するフラップ 25 側方のコークス炉室壁 26 接続通路と「ダウンカマー」通路との間の間隔]
权利要求:
請求項1 水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための装置であって、・水平方向のコークス室が、上側の部分に、乾留時に発生するガスの一部を燃焼させる一次空気を流入させるための開口を備えており、・コークス炉室底の下方に、外部に対して閉鎖された1つまたはそれ以上の煙道ガス通路が位置しており、該煙道ガス通路が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを捕集しかつ別の空気、いわゆる「二次空気」によって完全燃焼させるようになっており、・コークス炉室が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを導出するための、いわゆる「ダウンカマー」通路を有しており、該「ダウンカマー」通路が、側方のコークス炉室壁にまたはコークス炉室ドアにまたはコークスケーキに組み込まれており、「ダウンカマー」通路が、コークス炉室内室を前記煙道ガス通路に接続するようになっており、・該煙道ガス通路の下方に、いわゆる「二次空気通路」が位置しており、該「二次空気通路」が、外気に接続されていて、前記煙道ガス通路に少なくとも1つの接続通路によって鉛直方向で接続されており、該接続通路が、乾留プロセスに基づく部分燃焼させられたガスを完全燃焼させる二次空気を流入させるために働くようになっており、・前記煙道ガス通路が、コークス炉の外部に位置する煙道ガス集合管に接続されており、該煙道ガス集合管で煙道ガスが、前記コークス炉を取り囲む外側雰囲気に供給されるようになっている形式のものにおいて、・前記煙道ガス通路と前記二次空気通路との間の少なくとも1つの鉛直方向の前記接続通路が、ガス流を前記煙道ガス通路と前記二次空気通路との間で修正しかつ調整する装置を備えており、・前記煙道ガス通路の下方で調整可能な通気システムによって、調整可能な二次的な面加熱が可能になることを特徴とする、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための装置。 請求項2 前記煙道ガス通路と前記二次空気通路との間に複数の鉛直方向の前記接続通路が位置しており、該接続通路が、ガス流を前記煙道ガス通路と前記二次空気通路との間で修正しかつ調整する装置を備えている、請求項1記載の装置。 請求項3 前記煙道ガス通路への1つまたはそれ以上の鉛直方向の前記接続通路の開口が、高められて形成されているかまたは傾けられて形成されているかまたは斜め面取りされて形成されている、請求項1または2記載の装置。 請求項4 前記煙道ガス通路と前記二次空気通路との間に位置する鉛直方向の前記接続通路が、1つの前記「ダウンカマー」通路の各流入開口の前方にまたは後方に0〜1mの間隔を置いて煙道ガス通路に開口している、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。 請求項5 ガス流調整装置または調整装置が、前記煙道ガス通路と前記二次空気通路との間の前記鉛直方向の接続通路内に配置されておらず、前記二次空気通路の上方に配置された鉛直方向の前記各接続通路の流入横断面の下方の前記二次空気通路内に直接配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。 請求項6 前記二次空気通路の下方にまたは側方に、前記煙道ガス通路に二次空気をより良好に供給するための別の二次空気通路が位置しており、該別の二次空気通路が、少なくとも1つの鉛直方向のまたは傾けられた前記接続通路に接続されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。 請求項7 少なくとも1つの前記二次空気通路が、空気入口に、ガス通流量を調整する装置を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。 請求項8 煙道ガス通路が、互いに少なくとも1つの水平方向の通路に接続されている、請求項1記載の装置。 請求項9 少なくとも1つの前記水平方向の通路が、前記煙道ガス通路の間で調整可能である、請求項8記載の装置。 請求項10 1つまたはそれ以上の前記二次空気通路が、個々に前記コークス室底を貫いて案内されるようになっていて、前記各煙道ガス通路にただ1つの通路によって鉛直方向で接続されており、該通路が、個々に二次空気を前記煙道ガス通路内に流入させるようになっている、請求項1記載の装置。 請求項11 少なくとも1つの鉛直方向の前記接続通路が、個々に延びる前記二次空気通路の間にまたは個々に延びる前記二次空気通路が、ガス流を前記煙道ガス通路と前記二次空気通路との間で修正しかつ調整する装置を備えている、請求項10記載の装置。 請求項12 ただ1つの通路によって前記煙道ガス通路に接続された少なくとも1つの前記二次空気通路が、空気入口に、ガス通流量を調整する装置を有している、請求項10または11記載の装置。 請求項13 ガス流を前記二次空気通路と前記煙道ガス通路との間で調整する装置が、石材から成っており、該石材が、所望の通流量に応じて、さらにガス通路内に押し込まれるようになっており、これによって、ガス通路の横断面が減少させられるかまたは拡張されるようになっている、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。 請求項14 ガス流を前記二次空気通路と前記煙道ガス通路との間で調整する装置が、スツールから成っており、該スツールが、ガス通路に設けられた段部に載置されるようになっていて、ガスオリフィス絞りまたはガスフラップを有しており、該ガスオリフィス絞りまたは該ガスフラップが、ガス通流路内に押し込まれるようになっていて、これによって、前記ガス通路の横断面を所望の通流量に応じて減少させるかまたは拡張するようになっている、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。 請求項15 ガス流を前記二次空気通路と前記煙道ガス通路との間で調整する装置が、スツールから成っており、該スツールが、スツールプレートに同心的に配置されて開口を有していて、前記二次空気通路内で水平方向に運動させられるようになっていて、前記スツールプレートによるガス通流量の減少または遮蔽のために、分岐した前記接続通路のガス通流路内に押し進められるようになっていて、中心の開口による開放のために、分岐した接続通路の分岐部の下方に押し進められるようになっていて、これによって、分岐した前記接続通路の横断面を所望の通流量に応じて減少させるかまたは拡張するようになっている、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。 請求項16 ガス流を前記二次空気通路と前記煙道ガス通路との間で調整する装置が、開放された状態でガス案内する金属製の管から成っており、該管が、ガス通流に対して垂直な軸線を中心として回転可能な内側管を有しており、該内側管の回転運動によって、ガス流路が、徐々に開閉されるようになっている、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。 請求項17 前記ガス流を調整する石材またはフラップが、懸架装置を有しており、該懸架装置によって、金属ロッドがガイドされるようになっており、該金属ロッドが、前記コークス炉室の外部から操作されるようになっており、これによって、前記調整する石材または調整するフラップが、ガス通路内に押し込まれるかまたはガス通路から引き出されるようになっており、これによって、ガス通流量が、修正されると共に調整されるようになっている、請求項13から16までのいずれか1項記載の装置。 請求項18 前記ガス通流量を調整する装置が、ボーデンケーブルまたはリンク機構によって運動させられるようになっており、該ボーデンケーブルまたは該リンク機構が、外部から操作されるようになっており、これによって、ガス通流量が、修正されると共に調整されるようになっている、請求項13から16までのいずれか1項記載の装置。 請求項19 前記ガス通流量を調整する装置を運動させる装置が、手動で操作するための装置を有している、請求項13から16までのいずれか1項記載の装置。 請求項20 前記ガス通流量を調整する装置を運動させる装置が、電気的な作動モータと、該作動モータに結合された操作装置とを有している、請求項13から16までのいずれか1項記載の装置。 請求項21 前記煙道ガス通路内にまたは前記二次空気通路内にまたは両通路の間に位置する前記接続通路内に、温度または酸素量または圧力に対する測定装置が位置している、請求項1から20までのいずれか1項記載の装置。 請求項22 調整可能な鉛直方向の前記接続通路内に、ガス流を改善して添加するためのノズルが位置している、請求項1から21までのいずれか1項記載の装置。 請求項23 調整可能な鉛直方向の前記接続通路内に、ガス流を改善して添加するための渦流発生エレメントが位置している、請求項1から21までのいずれか1項記載の装置。 請求項24 請求項1から23までのいずれか1項記載の水平型の前記コークス室炉内で石炭を乾留するための方法であって、・前記コークス室炉の上側の部分に設けられた開口を通して前記コークス室炉内に一次空気を流入させ、該一次空気によって、乾留時に発生したガスの一部を燃焼させ、・部分燃焼させられたガスを「ダウンカマー」通路を介して、前記コークス炉室の下方に位置する煙道ガス通路内に案内し、・該煙道ガス通路の下方に位置する二次空気通路内に別の空気、いわゆる「二次空気」を集め、そこから、1つまたはそれ以上の鉛直方向の接続通路を通して前記煙道ガス通路内に案内し、・前記部分燃焼させられたガスを二次空気と前記煙道ガス通路内で混合しかつ完全燃焼させ、これによって、前記コークス炉室を下方から加熱して、水平型の前記コークス室炉内で石炭を乾留するための方法において、・二次空気を前記二次空気通路から調整装置によって調量して前記煙道ガス通路内に案内し、これによって、燃焼を前記調整装置により精密に調整することを特徴とする、水平型のコークス室炉内で石炭を乾留するための方法。 請求項25 前記二次空気通路から前記煙道ガス通路内への二次空気の流入を手動で調整する、請求項24記載の方法。 請求項26 前記二次空気通路から前記煙道ガス通路内への二次空気の流入を電気的にまたはニューマチック的に調整する、請求項24記載の方法。 請求項27 前記二次空気の電気的なまたはニューマチック的な流入調整をプロセスガイドシステムを介して制御する、請求項26記載の方法。
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