適応的な画像品質を持つ動的な磁気共鳴撮像(mri)
专利摘要:
共鳴撮像MRI装置10が、対象物14が配置されることができる静磁場を生成する1つ又は複数の送信コイル12と、上記対象物14に挿入にされ、上記対象物を通り移動されるプローブ16とを有する。このプローブ16は、2つのループコイルの形の追跡要素26、28及び撮像コイル24を含む。処理手段22は、上記ループコイル26,28から及び上記撮像コイル24から空間エンコードされた信号を受信するために提供される。上記ループコイル26、28からの追跡信号は、画像ボリューム内の上記プローブ16の相対的な位置を決定するためデコードされ、表示されることになる画像は、上記プローブ16の相対的な位置に対応してそれに従って調整される。上記撮像コイル24からの画像信号も、表示用の画像を生成するようデコードされ、上記プローブ16が上記対象物14内で移動されるとき、上記追跡要素26、38から受信される追跡信号の連続的なセットと上記撮像コイル24から受信される空間エンコードされた信号の連続的なセットとに基づき、表示される画像が動的に更新される。 公开号:JP2011506031A 申请号:JP2010538975 申请日:2008-12-10 公开日:2011-03-03 发明作者:ダニエル;アール エルゴート 申请人:コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ; IPC主号:A61B5-055
专利说明:
[0001] 本発明は一般に、磁気共鳴撮像(MRI)に関し、より詳細には適応的な画像品質を持つカテーテルベースのMRIシステムに関する。特に、しかし必ずしも排他的にではなく、本発明は、血管内MR撮像に適している。] 背景技術 [0002] 血管を通るカテーテルの形で対象物体内のターゲットまで医療デバイスを誘導するといった介入的な手順に関して、磁気共鳴撮像(MRI)を使用することがよく知られている。典型的なMRIシステムでは、対象物が、MRIスキャナの無線周波数コイル内に配置され、スキャナのコイルは、非常に強い静磁場(例えば0.5テスラ)を生成する。この静磁場は、静磁場内の対象物の一部における水素核が、それ自身をこの磁場に整列配置することをもたらす。信号の局所化に使用されることができるこの磁場の空間変調を提供するよう、この主磁場は、x、y及びz方向にある3つの傾斜磁場の重畳により変更される。こうして、陽子(即ち水素核)の狭い平面が、周波数帯域内で共振するよう、傾斜磁場が、主磁場の方向におけるz軸に沿って課される。x軸に沿った位相エンコード傾斜磁場は、水素核の双極子が異なる位相を得る短い時間の間起動される。y軸に沿った周波数エンコード傾斜磁場は、結果として生じる信号を記録するために受信コイルが起動される間、双極子の位置を周波数エンコードするために起動される。一旦十分な数の撮像スライス/ボリュームの空間エンコードされたサンプルが集められると、画像スライス/ボリュームを再構成するため、2D又は3Dフーリエ変換(FT)アルゴリズムがこのデータに適用される。] [0003] 図1を参照すると、MRI撮像に関するカテーテルベースの共振回路を使用することが知られている。図示されるデバイスにおいて、共振回路100は、カテーテル先端部に取り付けられる。この回路は、MRIスキャナシステムの増幅器/受信器ハードウェアに物理的に接続される。撮像コイル102は、対向ソレノイドの形で、カテーテルの遠位端部に提供され、共振回路100に接続される。] 図1 [0004] 上述したように主磁場の3つの重畳された傾斜磁場による変更の結果、水素核の磁気モーメントは局所的な磁場強度に比例する周波数で回転する。これは、無線周波数撮像コイル102において電流が誘導されることをもたらす。これらの誘導電流を表す信号が、MRIスキャナの画像再構成モジュールに共振回路100を介して送られる。その結果、画像スライス/ボリュームが、上記の態様で再構成されることができ、表示されることができる。] [0005] 斯かるカテーテルベースの撮像方法は、例えば米国特許第7,180,296号に表される。] [0006] 当業者にはよく知られているように、カテーテルベースの回路におけるインダクタのサイズ及び形状は、MRIが検出されることができる空間領域のサイズ及び形状を決定する。例えば、3.5mmの直径を持つ(上述した例で用いられるような)対向ソレノイド・インダクタは、約1.5cmのソレノイド巻線の間のすきまに配置される領域を撮像可能であろう(この領域の半径は、カテーテルの主軸に垂直である)。この対向ソレノイド・インダクタ構成は、撮像用途にうまく適した空間感度プロファイルを生成する。なぜなら、それが「外側向き」だからである。即ち、その感度が、コイルの内側で低く、コイルの外側の領域で高いからである。しかしながら、異なる空間感度パターンを生成する他の適切なインダクタ構成が、当業者に知られているであろう。] [0007] 能動的追跡のため、即ちカテーテル先端部の3D位置及び方向を測定/監視するため、カテーテルベースの共振回路を使用することも知られる。この場合、再度図1を参照すると、共振回路100は、カテーテル先端部に取り付けられ、MRIスキャナシステムの増幅器/受信器ハードウェアに接続される。インダクタは、カテーテルの遠位端部に与えられる。図1の対向ソレノイド102が(撮像と対照的な)追跡に使用されることができるが、カテーテルベースの共振回路が能動的追跡に使用されるとき、コイルの位置がより正確に決定されることができるよう、よりコンパクトな空間感度プロファイルを持つインダクタを使用することが望ましい。米国特許第6、687、530号は、例えば、磁気共鳴を用いて小さなコイルを追跡する方法及びシステムを表す。] 図1 [0008] 従来のMRIシステムにおいては通常、グラフィカルユーザインタフェースと共に、コンピュータマウス又はキーボードを用いて、撮像位置及び取得パラメータ(例えばスライス位置、スライス厚、先端角度/方向、帯域幅、分解能、TE、TR(時間的分解能)、撮像野等)を手動で調整するための介入を作業者が実行することが必要である。これは、わずらわしい可能性があり、この種のシステムを血管内MRガイド手順に適さないものにしてしまう。] [0009] 米国特許出願公開番号第2005/0054913号は、適応的な追跡システムの出力に基づき、取得パラメータを自動的に調整する方法を表す。カテーテル先端部の3D位置、その方向、挿入速度及び例えば呼吸速度、心拍等の生理的パラメータの組合せを絶えず維持するため、このシステムは、リアルタイム追跡技術を用いる。デバイスの位置情報及び方向情報は、リアルタイム撮像のためスキャン平面を自動的に調整するのに使用される。挿入速度は、予め特定された取得パラメータをリアルタイムで自動的に調整するのに用いられることができる。] 発明が解決しようとする課題 [0010] しかしながら、カテーテルコイルは未だに、画像取得の間、静止していることを必要とされる。なぜなら、画像を再構成するのに必要なMRIデータの各連続した位相エンコードビットが、同じ生体構造を含まなければならないからである。画像取得の間の運動は、ぼやけ及びアーチファクトをもたらすことで、画像品質に確実に影響を与える。] [0011] 従って、本発明の目的は、上述の問題を軽減し、カテーテルの運動の間画像データが効果的に集められ及び再構成されることを可能にする、改良されたカテーテルベースのMRI撮像システムを提供することである。] 課題を解決するための手段 [0012] 本発明によれば、磁気共鳴撮像(MRI)装置が提供され、この装置は、 対象物が配置されることができる静磁場を生成する1つ又は複数の送信コイルと、 上記対象物に挿入にされ、上記対象物を通り移動されるプローブであって、追跡要素を含むプローブと、 撮像コイルと、 上記追跡要素からの追跡信号及び上記撮像コイルからの空間エンコードされた画像信号を受信し、画像ボリューム内の上記プローブの相対的な位置を決定するため、上記追跡要素からの上記追跡信号をデコードし、上記プローブの上記相対的な位置に対応して表示される画像を調整し、表示用の画像を生成するため、上記撮像コイルからの上記画像信号をデコードし、上記プローブが上記対象物内で移動されるとき、上記追跡要素から受信される追跡信号と上記撮像コイルから受信される空間エンコードされた信号とに基づき、上記表示される画像を動的に更新する処理手段とを有する。] [0013] こうして、追跡要素から受信される信号に基づき、表示される画像の撮像野(FoV)が調整されるだけでなく、プローブが対象物を通り移動される速度に基づき、分解能が制御されることができる。プローブが急速に移動される場合、画像品質は比較的低く(調査画像)、即ち、信号対ノイズ比及び分解能は比較的低いなることになる。一方、プローブがよりゆっくり移動される場合、処理手段は、撮像コイル(及び追跡要素)から受信される追加的な信号を用いて表示画像を動的に更新することができる。これにより、分解能が増加される。] [0014] 本発明は、磁気共鳴撮像(MRI)システムのための画像処理モジュールにまで拡張される。上記磁気共鳴撮像システムが、対象物が配置されることができる静磁場を生成する1つ又は複数の送信コイルと、撮像コイルと、上記対象物に挿入にされ、上記対象物を通り移動されるプローブであって、追跡要素を含むプローブとを有し、上記画像処理モジュールが、上記撮像コイルからの空間エンコードされた画像信号及び上記追跡要素からの追跡信号を受信し、画像ボリューム内の上記プローブの相対的な位置を決定するため、上記追跡要素からの上記追跡信号をデコードし、上記プローブの上記相対的な位置に対応して表示される画像を調整し、表示用の画像を生成するため、上記撮像コイルからの上記画像信号をデコードし、上記プローブが上記対象物内で移動されるとき、それぞれ上記追跡要素から受信される追跡信号と上記撮像コイルから受信される空間エンコードされた信号とに基づき、上記表示される画像を動的に更新する。] [0015] 本発明は更に、撮像コイルを含む磁気共鳴撮像(MRI)システムを用いて対象物内の画像スライス又はボリュームの表示用の画像を生成する方法にまで拡張される。この方法は、静磁場内に対象物を配置するステップと、上記磁場を空間エンコーディングするステップと、上記対象物を通りプローブを移動させるステップであって、上記プローブが追跡要素を含む、ステップと、上記プローブ内又は上に与えられる上記追跡要素からの追跡信号、及び上記撮像コイルからの空間エンコードされた信号を集めるステップと、上記追跡要素から受信される上記信号をデコードするステップと、上記追跡要素から集められる上記信号を用いて上記プローブの画像ボリューム内の相対的な位置を決定するステップと、上記プローブの相対的な位置に対応して上記表示される画像を調整するステップと、表示用の画像を生成するため、上記撮像コイルからの上記空間エンコードされた信号をデコードするステップと、上記プローブが上記対象物内で移動されるとき、それぞれ上記追跡要素から受信される追跡信号と上記撮像コイルから受信される空間エンコードされた信号とに基づき、上記表示される画像を動的に更新するステップとを有する。] [0016] 1つの例示的な実施形態において、撮像コイルは、プローブ内又は上に提供されることができる。しかしながら、これが、必ずしも必須というわけではない。] [0017] 好ましい実施形態において、上記追跡要素及び上記撮像コイルからの信号は、並列に集められる又は受信される。しかしながら、いくつかの実施形態において、追跡及び撮像モードを交互配置することも有益であると想定される(即ち、画像ボリューム内のプローブの局所化及び画像の更新を並列ではなく直列的に行う)。] [0018] 好ましくは、上記追跡要素が、上記プローブ内又は上に配置される1つ又は複数のコイルを有し、上記追跡信号は、上記コイルにより受信される空間エンコードされた信号を有する。1つの例示的な実施形態において、好ましくは、撮像コイルは、上記プローブ内又は上における2つの追跡要素の間に配置され、好ましくは、3つのコイルが、別々の受信チャネルに接続される。撮像コイルは、例えば、対向ソレノイド撮像コイルを有することができ、追跡コイルは、例えば、個別のループコイルを有することができる。好ましい実施形態において、上記空間エンコードされた信号は、上記画像ボリューム内の少なくとも3つの個別の投影の連続したセットにおいて、上記追跡コイル及び上記撮像コイルから収集される。好ましくは、投影は、互いに直交する。追跡コイルの3次元位置を完全に特徴づけるため、少なくとも3つの直交する投影が必要とされる。有利には、あるセットの信号が集められる直交投影は、以前のセットの信号が集められた直交投影に対して回転される。こうして、収集される信号の各セットは、画像に対する新しいデータに寄与し、冗長なデータの収集は、最小化される。] [0019] ある例示的な実施形態では、上記追跡コイルを介して個別の投影から集められる各々のセットの信号に対して、フーリエ変換が適用され、ピーク信号の位置が、上記プローブの上記画像ボリューム内の相対的な位置を決定するために決定される。好ましい実施形態において、上記撮像コイルを介して個別の投影から集められる各々のセットの信号に対して、1次元フーリエ変換が別々に適用され、結果として生じる画像信号は、上記プローブの決定された位置において、上記画像ボリュームへと逆投影される。] [0020] 1つの例示的な実施形態において、送信コイルは好ましくは、非選択的RFパルスを放出するよう構成される。これは可能である。なぜなら、撮像コイルの感度プロファイルが、撮像野を限定し、エイリアシングを回避することになるからである。しかしながら、いくつかの実施形態において、撮像コイル上にセンタリングされる画像スライス又はボリュームを位置決めするため、空間的に選択的な励起を使用することが有益な場合がある。] 図面の簡単な説明 [0021] 従来技術によるカテーテルベースのMRI撮像システムの概略図である。 磁気共鳴撮像システムの主要な要素のいくつかの概略図である。 本発明の例示的な実施形態によるシステムでの使用に適したカテーテルを示す概略図である。 本発明の例示的な実施形態による方法の主要なステップのいくつかを示す概略的なフロー図である。] 実施例 [0022] 本発明のこれら及び他の側面が、本書に後述される実施形態から明らかとなり、これらの実施形態を参照して説明されることになる。] [0023] 本発明の実施形態が、例示にすぎないものを介して、及び添付図面を参照して以下説明されることになる。] [0024] 図2を参照すると、典型的なMRIシステムは、複数の無線周波数送信コイル12を持つMRIスキャナ10を有する。血管内検査手順を受けている対象物14が、図示されるようにスキャナ10内に配置され、コイル12は、非常に強い静磁場を生成する。前述したように、この磁場は、核回転を励起させ、それらの磁気モーメントを平衡位置から離して再整列する。回路(図示省略)は、上述したように、3つの重畳される傾斜磁場により磁場を変更するために与えられる。] 図2 [0025] このシステムは、皮膚における小さな開口部を介して対象物14に挿入される内視鏡プローブ16を更に有する。更に図3を参照すると、本発明の例示的な実施形態によるシステムに用いられる内視鏡プローブ16が、プローブ16の先端に取り付けられる調整された共振回路18を有する。この回路は、MRIスキャナの増幅器/受信器ハードウェア22に容量結合される。図の例では、共振回路18は、撮像及びデバイス追跡の両方に適している。しかしながら、1つ又は複数の別々の共振回路が、これらの2つの個別の機能に役立つよう提供されることができる点を理解されたい。代替的に、1つ又は複数の共振回路が撮像のために提供されることができ、代替的なデバイス追跡技術が使用されることができる。従って、本発明が必ずしもこの点に限定されることを意図しているものではない点を当業者であれば理解されたい。] 図3 [0026] 対向ソレノイドのカテーテルベースの撮像コイル24は、プローブ16の遠位端部の方へ提供される。上述したように、対向ソレノイド・インダクタ構成は、撮像にうまく適した空間感度プロファイルを生成する。なぜなら、これが「外側向き」だからである(即ち、その感度は、コイルの内側で小さく、コイルの外側の領域で大きい)。] [0027] しかしながら、撮像に適した異なった空間感度パターンを生成する他の適切なインダクタ構成が存在する点、及び本発明が必ずしもこの点に限定されることを意図しているものではない点を理解されたい。] [0028] 追跡マーカとして機能するよう、2つのループコイル26、28がプローブ16に提供される。撮像コイル24が、追跡コイル26、28の間に直接配置されるよう、コイルは、プローブ16上に有利に配置される。この場合、撮像コイル24と追跡コイル26、28との間の距離dは、既知であるだろう。こうして、対象物内の追跡コイル26、28の両方を局所化することは、撮像コイルの位置及び方向が算出されることを可能にすることになる。3つのコイル24、26、28の各々は、この例示的な実施形態において、特別に設計されたインダクタを用いて別々の受信チャネル(図示省略)に接続される。従って、すべての追跡及び撮像信号は、並列に集められることができる。しかしながら、代替的に、(例えば、偏光を伴うファラデー効果を用いて)異なる追跡技術が使用されることができる。] [0029] 使用の際、MRIスキャナの送信コイル16は、スキャナ内に配置される生体構造の全てを励起するため、(及び定常状態を維持するため)、空間的に非選択的なRFパルスを放出する。斯かる非選択的励起を使用することが可能である。なぜなら、撮像コイル24の感度プロファイルが撮像野(FoV)を制限することになり、エイリアシングを回避することになるからである。サンプリングされたFoVが、撮像コイルの感度領域と等しい、又はそれより大きいよう、撮像パラメータが理想的に構成される点を理解されたい。] [0030] 手順の間、データは各コイルから(並列に)3つの直交する投影の個別のグループにおいて絶えず集められる。そこでは、3つの投影(1、2、3)の連続したグループが、互いに対して回転される。こうして、別のグループの投影が集められるたびに、3D画像ボリュームがより高密度でサンプリングされる。] [0031] 3つの投影の各セットは、グループとして処理され、各グループは、以下のように別々に処理される。] [0032] 図4を更に参照すると、最初に、追跡マーカ26、28の画像ボリューム内の位置が、追跡コイルからの信号を分析することにより決定される。3つの直交する投影の各グループに関して、フーリエ変換が各投影に適用され(ステップ40)、ピーク信号の位置が、追跡マーカ26、28(及び従って、撮像コイル24)の画像ボリューム内の相対的な位置を決定するために決定される(ステップ42)。] 図4 [0033] 次に、ステップ44において、1Dフーリエ変換が、撮像コイル24により集められる信号に適用され、これらの信号は、(上述の追跡技術と、撮像コイル及び追跡コイルの相対的な位置に関する以前の情報とを用いて決定される)適切な位置で画像ボリュームIへと個別に逆投影される(ステップ46)。] [0034] 前述したように、従来の技術を用いて磁気共鳴画像を再構成する場合、フーリエ空間において、各k空間線に対応するFOVが同じである(即ち、撮像コイルが移動せず、同じ画像スライス又はボリュームが毎回調査される)と仮定される。対照的に、本発明の場合、3つの直交する投影の新しいセットが集められるたびに、撮像コイル及び画像ボリュームの位置が移動する。追跡マーカの3D位置を完全に特徴づけるよう、3つの直交する投影のセットにおいてデータを集めることが重要である。その結果、これらのマーカは、正確に局所化されることができる。一旦追跡マーカ、及び従って、撮像コイルが局所化されると、3つの直交する投影の次のセットが、その新しい位置で撮像コイル上に正確にセンタリングされるよう、画像ボリュームの位置が更新されることができる。] [0035] これらの3つの直交する投影が、撮像コイルを用いて(追跡コイルによるサンプリングと並列に)サンプリングされ、撮像コイルによりサンプリングされるデータは、画像領域へと変換され、及び再構成された画像ボリュームを更新するために使用される。3つの投影の各々は、1Dデータセット(即ち、3D画像ボリュームの1Dk空間線への投影)である。こうして、1Dフーリエ変換が、画像領域へと各投影を変換するため、各投影に対して別々に適用されることができる。これに続いて、各変換された画像信号が、適切な位置で、再構成された画像ボリュームへと逆投影されることができる。言い換えると、互いに対して変換されるボリュームからのデータが、一緒に再構成されることができるよう、実際の再構成処理が、画像領域において行われる。] [0036] 冗長な画像データの収集が最小化されるよう、及び投影の各新しいセットが再構成された画像ボリュームに対して新しい情報を寄与するよう、投影の連続したセットが互いに対して回転される。] [0037] こうして、本発明のシステムは、カテーテルベースの撮像コイルの位置を絶えずモニタする。その結果、そのコイルを用いて集められる画像データが、再構成された画像ボリューム内の正しい位置にマッピングされることができる。結果として、適応的な画像品質を持つ動的な撮像が可能にされる。なぜなら、1Dフーリエ変換が個別の投影に適用された後、画像データの各ビットが、画像ボリュームに別々に加えられるからである。カテーテル追跡は、再構成された画像ボリューム内の画像データの各新しいビットを配置するために用いられる。本発明は、画像品質に悪い影響を与えることなしに、カテーテルを動かす間ユーザがMR画像データを絶えず集めることを可能にする。この撮像方法を用いると、3D画像ボリュームがリアルタイムに再構成されることができる。例えば対象物の脈管構造の部分を通り、比較的ゆっくりカテーテルを動かすことが、比較的高品質な(即ち、高い信号対ノイズ比及び高い分解能の)3D画像をもたらすことになる。逆にいえば、脈管構造の部分を通り、より急速にカテーテルを動かすことは、低品質な調査画像ボリュームを生み出すことになる。ユーザは、画像ボリュームの分解能を速度にこれに従って調整するため、速度を動的に変化させることができ、画像ボリュームの特有の部分の品質を強調するため、方向を逆転し、血管セグメントを再横断することもできる。言い換えると、カテーテルの運動は、画像ボリュームの撮像野を自動的に調整し、カテーテルの運動の速度を変化させることは、その分解能を自動的に調整する。一方、従来のシステムでは、斯かる取得パラメータは、マウス、キーボード及びグラフィカルユーザインタフェースを用いて手動で調整されることを必要とする。] [0038] もともと、脈管構造の大部分を調査すること、及び従来のMRIシステムを用いて特有の位置を詳細に検査することは困難だった。カテーテルベースのMRIは、例えばアテローム硬化型疾患といった状態を検出し、アテローム動脈硬化性斑の脆弱さを評価するための、可能性としては強力なモダリティである。しかしながら、その可能性は、まだ実現されていなかった。なぜなら、現在の技術は、脈管構造の拡張した部分が容易に調査されることを可能にするものではなく、及び現在のカテーテルベースの撮像方法は、(特に3D撮像において)カテーテルの動きに対して極めて敏感であるためである。他方、本発明は、脈管構造の大部分を調査し、直観的な制御方式を用いて特有の位置を詳細に検査するのに、MRIが使用されることを可能にする。こうして、本発明は、例えば血管内超音波及び血管内コンピュータ断層撮影といった競合モダリティと同じくらい簡単に実行されることができる脈管MR撮像を可能にする。 上述の実施形態は本発明を限定するものではなく説明するものである点、及び当業者であれば、添付の特許請求の範囲により規定される本発明の範囲から逸脱することなく多くの別の実施形態を設計することができる点に留意されたい。請求項において、括弧内に配置されるいかなる参照符号も請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。「有している」及び「有する」という語及びそれに類似する語は、任意の請求項又は明細書全体に記載される以外の要素又はステップの存在を除外するものではない。要素の単一の参照は、斯かる要素の複数の参照を除外するものではない。逆もまた同じである。本発明は、複数の個別の要素を有するハードウェアを用いて、及び適切にプログラムされたコンピュータを用いて実現されることができる。複数の要素を列挙するデバイスクレームにおいて、これらの手段の複数が1つの同じハードウェアアイテムにより実現されることができる。特定の手段が相互に異なる従属項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。]
权利要求:
請求項1 磁気共鳴撮像装置であって、対象物が配置されることができる静磁場を生成する1つ又は複数の送信コイルと、前記対象物に挿入にされ、前記対象物を通り移動されるプローブであって、追跡要素を含むプローブと、撮像コイルと、前記追跡要素からの追跡信号及び前記撮像コイルからの空間エンコードされた画像信号を受信し、画像ボリューム内の前記プローブの相対的な位置を決定するため、前記追跡要素からの前記追跡信号をデコードし、前記プローブの前記相対的な位置に対応して表示される画像を調整し、表示用の画像を生成するため、前記撮像コイルからの前記画像信号をデコードし、及び前記プローブが前記対象物内で移動されるとき、前記追跡要素から受信される追跡信号と前記撮像コイルから受信される空間エンコードされた信号とに基づき、前記表示される画像を動的に更新する処理手段とを有する、磁気共鳴撮像装置。 請求項2 前記撮像コイルが、前記プローブ内又は上に提供される、請求項1に記載の装置。 請求項3 前記追跡要素からの前記追跡信号及び前記撮像コイルからの前記空間エンコードされた画像信号が、前記処理手段により並列に受信される、請求項1に記載の装置。 請求項4 前記追跡要素が、前記プローブ内又は上に配置される1つ又は複数のコイルを有し、前記追跡信号は、前記コイルにより受信される空間エンコードされた信号を有する、請求項1に記載の装置。 請求項5 前記撮像コイルが、前記プローブ内又は上における2つの追跡要素の間に配置される、請求項2に記載の装置。 請求項6 前記追跡要素及び前記撮像コイルが、別々の個別の受信チャネルを介して前記処理手段に接続される、請求項5に記載の装置。 請求項7 前記撮像コイルが、対向ソレノイド撮像コイルを有し、前記追跡要素は、個別のループコイルを有する、請求項1に記載の装置。 請求項8 前記画像ボリューム内の少なくとも3つの個別の投影の連続したセットにおいて、前記追跡信号が、前記追跡要素から受信され、前記空間エンコードされた画像信号は、前記撮像コイルから受信される、請求項4に記載の装置。 請求項9 磁気共鳴撮像システムのための画像処理モジュールであって、前記磁気共鳴撮像システムが、対象物が配置されることができる静磁場を生成する1つ又は複数の送信コイルと、撮像コイルと、前記対象物に挿入にされ、前記対象物を通り移動されるプローブであって、追跡要素を含むプローブとを有し、前記画像処理モジュールが、前記撮像コイルからの空間エンコードされた画像信号及び前記追跡要素からの追跡信号を受信し、画像ボリューム内の前記プローブの相対的な位置を決定するため、前記追跡要素からの前記追跡信号をデコードし、前記プローブの前記相対的な位置に対応して表示される画像を調整し、表示用の画像を生成するため、前記撮像コイルからの前記信号をデコードし、及び前記プローブが前記対象物内で移動されるとき、前記追跡要素から受信される追跡信号と前記撮像コイルから受信される空間エンコードされた信号とに基づき、前記表示される画像を動的に更新する、画像処理モジュール。 請求項10 撮像コイルを有する磁気共鳴撮像システムを用いて対象物内の画像スライス又はボリュームの表示用の画像を生成する方法において、静磁場内に対象物を配置するステップと、前記磁場を空間エンコーディングするステップと、前記対象物を通りプローブを移動させるステップであって、前記プローブが追跡要素を含む、ステップと、前記プローブ内又は上に与えられる前記追跡要素からの追跡信号と前記撮像コイルからの空間エンコードされた信号とを集めるステップと、前記追跡要素から受信される前記信号をデコードするステップと、前記追跡要素から集められる前記信号を用いて前記プローブの画像ボリューム内の相対的な位置を決定するステップと、前記プローブの相対的な位置に対応して表示される画像を調整するステップと、表示用の画像を生成するため、前記撮像コイルからの前記空間エンコードされた信号をデコードするステップと、前記プローブが前記対象物内で移動されるとき、前記追跡要素から受信される追跡信号と前記撮像コイルから受信される空間エンコードされた信号とに基づき、前記表示される画像を動的に更新するステップとを有する、方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题 JP6084573B2|2017-02-22|マルチポイントディクソン技術を用いるmr撮像 US9427171B2|2016-08-30|Magnetic resonance image reconstruction method with respiratory MOT detection during sampling of central and peripheral K-space areas US7082325B2|2006-07-25|Method and apparatus for examining a substance, particularly tissue, to characterize its type CA2505464C|2013-12-10|Catheter tracking with phase information US5447156A|1995-09-05|Magnetic resonance | active invasive devices for the generation of selective MR angiograms US7949170B2|2011-05-24|Image processing method, image processing device, computer aided detection, and method for filtering along the time axis US7542793B2|2009-06-02|MR-guided breast tumor ablation and temperature imaging system US5565777A|1996-10-15|Method/apparatus for NMR imaging using an imaging scheme sensitive to inhomogeneity and a scheme insensitive to inhomogeneity in a single imaging step US7009396B2|2006-03-07|Method and system for extended volume imaging using MRI with parallel reception US5318025A|1994-06-07|Tracking system to monitor the position and orientation of a device using multiplexed magnetic resonance detection US9396562B2|2016-07-19|MRI reconstruction with incoherent sampling and redundant haar wavelets JP3516977B2|2004-04-05|Mr画像化方法及び該方法を実施する装置 US5715822A|1998-02-10|Magnetic resonance devices suitable for both tracking and imaging US6591127B1|2003-07-08|Integrated multi-modality imaging system and method US6922580B2|2005-07-26|Blood flow gated MRI JP4414879B2|2010-02-10|Dtisnrを改善するための画像の遡及的な選択及び様々なタイプの画像アラインメント EP1362550B1|2011-10-26|Whole body MRI scanning with continously moving table and interactive control US7809425B2|2010-10-05|Method and apparatus for examining a substance, particularly tissue, to characterize its type US5479925A|1996-01-02|Magnetic resonance | angiography in a low-field imaging magnet US5307808A|1994-05-03|Tracking system and pulse sequences to monitor the position of a device using magnetic resonance JP3872431B2|2007-01-24|磁気共鳴イメージング装置 EP1437601B1|2007-06-20|Apparatus for detecting the position and the orientation of an invasive device CN100471454C|2009-03-25|利用统计图像规划层析成像测量中断层位置的方法 EP2713177B1|2015-09-02|Medical imaging apparatus and control method thereof with classification and recommendation of protocols US6408201B1|2002-06-18|Method and apparatus for efficient stenosis identification in peripheral arterial vasculature using MR imaging
同族专利:
公开号 | 公开日 US20100244831A1|2010-09-30| BRPI0821278A2|2015-06-16| RU2010129932A|2012-01-27| EP2225573A1|2010-09-08| WO2009077934A1|2009-06-25| CN101903787A|2010-12-01|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-03-06| A300| Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120306 |
优先权:
[返回顶部]
申请号 | 申请日 | 专利标题 相关专利
Sulfonates, polymers, resist compositions and patterning process
Washing machine
Washing machine
Device for fixture finishing and tension adjusting of membrane
Structure for Equipping Band in a Plane Cathode Ray Tube
Process for preparation of 7 alpha-carboxyl 9, 11-epoxy steroids and intermediates useful therein an
国家/地区
|