专利摘要:
本発明は、2つの構成部品のうち第1の構成部品が、底部(6)と、周壁(7)と、底部から所定距離離隔していると共に内側に向かって延在している縁部(8)と、を備えており、単一の中央ハウジング(5)が、2つの構成部品の間に形成されており、底部(6)が、第1の関節面(11)を形成しており、縁部(8)が、底部(6)の反対側において周囲支持面(12)を形成し、底部(6)に向かっている側において第2の関節面(13)を形成しており、2つの構成部品のうち第2の構成部品が、関連する椎骨の椎間板と接触するようになっているプレート(20)と、拡幅ヘッド(22)が設けられた単一の中央ピン(21)とを備えており、拡幅ヘッド(22)が、自由端側において第1の関節面(11)と協働可能な第3の関節面(23)を形成し、プレート(20)に向かっている側において第2の関節面(13)と協働可能な第4の関節面(24)を形成しており、人工椎間板(1)が、弾性変形可能な材料で作られた少なくとも1つの構成部品(4)であって、第1の構成部品(2)の周囲支持面(12)と第2の構成部品(3)のプレート(20)との間に挟み込まれている人工椎間板に関する。
公开号:JP2011505943A
申请号:JP2010537553
申请日:2008-12-02
公开日:2011-03-03
发明作者:ダヴィド・ライアン;ドニス・スルナック
申请人:メディクレア・アンテルナシオナル;
IPC主号:A61F2-44
专利说明:

[0001] 本発明は、特に頸椎のための人工椎間板に関する。]
背景技術

[0002] 椎骨の運動を再現すると共に2つ又は3つの構成部品から成る人工椎間板が製造されていることは既知である。人工椎間板が2つの構成部品から成る場合には、これら構成部品は、一方の構成部品を他方の構成部品と直接結合可能とするために、相補的な関節面を備えている。人工椎間板が3つの構成部品から成る場合には、各椎骨に係止されている2つの構成部品それぞれが、一般にポリエチレンで作られた、中間に配置され滑動する構成部品に結合されている。]
[0003] 既存の人工椎間板、特に頸椎のために意図された人工椎間板は、完全に満足することができるものではない。特に、繰り返し運動が人工椎間板に作用することによって、関節面が幾分急速に摩耗するので、人工頚部椎間板の場合には該関節面が小さくなってしまう。このような摩耗によって、粒子が不慮に患者の器官内に拡散してしまう。]
[0004] 人工椎間板が3つの構成部品から成る場合には、中間に配置された構成部品が放出される危険がさらに存在する。]
[0005] さらに、既存の人工椎間板の製造は、金属同士の接触や金属とポリエチレンとの接触によって発生する応力を考慮しなくてはならないので、比較的複雑である。]
[0006] 特許文献1は、高剛性な構成部品と該高剛性な構成部品同士の間に挟み込まれている制振のための構成部品とを備えている、人工椎間板を開示している。制振のための構成部品は、中央に配置されており、高剛性な構成部品は、周囲に又は横方向に設けられ、一の高剛性な構成部品の他の高剛性な構成部品に対する傾斜を低減する数セットの“シリンダ”を備えている。図11Bは、制振のための構成部品を部分的に減衰させることによって、“シリンダ”の“ピストン”が“シリンダ”の底部に当接することができることを表わす。一方、図11Cは、制振のための構成部品を完全に減衰させても、“シリンダ”の“ピストン”が“シリンダ”の底部に当接することができないことを表わす。該特許文献の図22a及び図22bは、図11に表わす椎間板の一の変形例を表わす。該変形例では、行程制限当接部を形成するために、ピストンが拡幅したヘッドを備え、シリンダが内縁部を形成している。]
先行技術

[0007] 米国特許出願公開第2004/024460号明細書]
発明が解決しようとする課題

[0008] 本発明の目的は、既存の人工椎間板の欠点のすべてを解決することである。]
[0009] 従って、本発明の主たる目的は、関節面の磨耗を低減する、特に頸椎のための人工椎間板を提供することである。]
[0010] 本発明の他の目的は、中間に配置された構成部品が放出される危険性がない人工椎間板を提供することである。]
[0011] 本発明のさらなる目的は、既存の人工椎間板よりも容易に製造可能な人工椎間板を提供することである。]
課題を解決するための手段

[0012] 関連する人工椎間板は、既に知られているように、互いに結合された椎間板それぞれに接続するようになっている2つの構成部品を備えている。]
[0013] 本発明は、以下の通りである。
2つの構成部品のうち第1の構成部品が、底部と、周壁と、底部から所定距離離隔した位置において内側に向かって延在している縁部と、を備えており、単一の中央ハウジングが、底部と周壁と縁部とによって第1の構成部品内に形成されており、底部が、第1の関節面を形成しており、縁部が、底部の反対側に周囲支持面を形成し、底部側に第2の関節面を形成している。
2つの構成部品のうち第2の構成部品が、関連する椎骨の椎間板と接触するようになっているプレートと、拡幅されたヘッドが設けられた単一の中央ピンとを備えており、ヘッドが、自由端側において第1の関節面と協働可能な第3の関節面を形成し、プレート側において第2の関節面と協働可能な第4の関節面を形成している。
ハウジングとヘッドとは、第1の構成部品と第2の構成部品との両方が、横方向に、すなわち中央ピンの軸線に対して垂直に、及び軸線方向に、すなわち中央ピンの軸線に沿って、互いに対して相対的に移動可能となるような大きさである。
人工椎間板が、弾性変形可能な材料で作られた少なくとも1つの構成部品であって、第1の構成部品の周囲支持面と第2の構成部品のプレートとの間に挟み込まれている構成部品を備えており、弾性変形可能な材料で作られた構成部品が、通常時において、第2の関節面と第4の関節面との互いに対する接触状態を維持しており、第1の関節面と第3の関節面とが互いに接触するように圧縮可能になっている。]
[0014] 本発明における人工椎間板は、二組の関節面が形成されている結合された構成部品と、弾性変形可能な材料で作られた少なくとも1つの構成部品とを備えており、通常時において、第2の支持面と第4の支持面との互いに対する接触状態を維持している。力が軸線方向において人工椎間板に作用する場合には、第1の関節面と第3の関節面とが互いに接触するに至るまでは、該構成部品が弾性的に圧縮される。該構成部品の弾性的圧縮が第1の構成部品及び第2の構成部品の運動を抑制し、該弾性的圧縮が第1の関節面と第3の関節面との接触によって制限されるので、過度の応力が該構成部品に作用しなくなり、該構成部品の劣化が防止される。構成部品は、該一側面のみにおいて圧縮される。これにより該一側面では、第1の関節面と第3の関節面とが接触するようになり、該一側面の反対側の側面では、第2の関節面と第4の関節面との接触状態が維持される。これにより、接触面が広い状態を維持し、リング4によって受ける変形が制限されたままとなる。一方の構成部品を椎骨の横方向において他方の構成部品に対して相対的に並進移動させようとする力が作用している場合には、変形可能な構成部品によって、第2の関節面と第4の関節面とが、該力が作用している側面の反対側の側面上で互いに滑動する一方、第1の関節面と第3の関節面とが、該力が作用している側面上において接触するようになる。ここで、接触している関節面が広い状態を維持し、第1の構成部品と第2の構成部品とが互いに対して相対的に移動可能である限り、変形可能な構成部品のみが変形するようになっている。]
[0015] 上述の説明から明らかなように、本発明における人工椎間板では、人工椎間板に作用する力とは関わりなく、2つの関節面が永続的に接触していると共に、関節面が連続的に形成されている。これにより、関節面の磨耗量を小さくし、自然な関節運動を完全に回復させることができる。]
[0016] 本発明は、人工椎間板が2つ又は3つの構成部品から成るか否かに関わらず、既存の人工椎間板は構成部品が所定の単一の重心を中心として結合されるように構成されているという知見から得られる。この単一の重心は、実際には該人工椎間板の両構成部品に作用する複雑な運動には適応していない。これにより、上述の初期磨耗(premature wear)が発生する。本発明における人工椎間板は、“半負荷型(semi-stressed)”人工椎間板として説明されるが、逆に単一の関節中心を全く規定しない。二組の関節面と弾性的に変形可能な構成部品との共役効果によって、この人工椎間板は、上述の複雑な運動に適応した幅広い可動域を提供する。]
[0017] 好ましくは、人工椎間板は、弾性変形可能な材料で作られたリング状の構成部品を備えている。]
[0018] 好ましくは、第1の構成部品が、周囲支持面の縁部に、弾性変形可能な構成部品それぞれを横方向において保持するような大きさになっている外側保持縁部を備えている。]
[0019] この外側保持縁部は、この(これら)変形可能な構成部品が第1の構成部品に対して相対的に移動することを防止する。]
[0020] 好ましくは、この外側保持縁部が、周囲支持面の全周に亘って延在している。]
[0021] 同一の目的を以て、第2の構成部品は、プレート側において、ピンと同軸に配置されている突起部分であって、嵌め込むことによって弾性変形構成部品を受容するような大きさになっている前記突起部分を備えている。]
[0022] 本発明の好ましい実施例では、第1の関節面が凸状に形成され、球面状のキャップの形態をしており、第3の関節面が凹状に形成され、第1の関節面に対して相補的な形状になっている。]
[0023] 好ましくは、ピンのヘッドが、湾曲した接続領域を介して第2の関節面及び第4の関節面に接続されている湾曲した周囲面を有しており、第1の関節面が、湾曲した周囲領域を介して第2の関節面に接続されている。]
[0024] これら湾曲した領域によって、構成部品の磨耗が制限される。]
発明の効果

[0025] 第1の構成部品と第2の構成部品とは金属で作られている。好ましくは、第1の構成部品と第2の構成部品とはセラミックで作られている場合があり、この場合には、摩擦係数が低減される上に、この種の既知の人工椎間板の構成部品が有している様々な製造上の問題及び組立上の問題が解決される。]
[0026] 好ましくは、ピンのヘッドが非円状の形状を有しているので、第2の構成部品が第1の構成部品に対して相対的に所定の角位置に配置されている場合には、ヘッドが第1の構成部品によって形成されているハウジング内部に係止可能となり、第2の構成部品が第1の構成部品に対して相対的に所定の角位置以外の角位置に配置されている場合には、ヘッドがハウジングから外部に抜け出さないようになっている。]
[0027] これにより、ピンがハウジングから抜け出す恐れがなくなる。]
[0028] 特にヘッドには、2つの平坦な側面が形成されており、非円状になっている。]
[0029] 他の実施例では、第1の構成部品が、2つの部分から成り、2つの部分が組み付けられていない場合には、ピンのヘッドが、第1の構成部品によって形成されるハウジング内部に容易に係止可能とされ、2つの部分が組み付けられている場合には、該ヘッドが、ハウジング内に保持可能とされる。]
[0030] 弾性変形可能な構成部品は、単に自身の周囲が伸長するだけでヘッドの後方に係合するように変形可能である。この構成部品も、上述のように変形することができない場合があり、構成部品が載置されたときにはピンがプレートに堅固に取り付けられておらず、構成部品が載置されればプレートに堅固に取り付けられる。]
[0031] 概略的な添付図面を参照することによって、本発明はさらに理解され、他の特徴及び利点が明らかになる。但し、添付図面は、本発明における人工椎間板の2つの実施例に関連するが、例示することを目的とし、これらに限定される訳ではない。]
図面の簡単な説明

[0032] 組立前における本発明の第1の実施例の斜視図である。
第1の実施例の軸線を通じて切断された、組立前における本発明の第1の実施例の側面断面図である。
第1の実施例に設けられた2つの構成部品が、4つの異なる相対位置のうち一の相対位置に配置されている側面図である。
第1の実施例に設けられた2つの構成部品が、4つの異なる相対位置のうち一の相対位置に配置されている側面図である。
第1の実施例に設けられた2つの構成部品が、4つの異なる相対位置のうち一の相対位置に配置されている側面図である。
第1の実施例に設けられた2つの構成部品が、4つの異なる相対位置のうち一の相対位置に配置されている側面図である。
組立前における本発明の第2の実施例の斜視図である。]
実施例

[0033] 発明の説明を簡便にするために、一の実施例の部分又は構成部品が他の実施例の部分又は構成部品に同一又は類似である場合には、その同一又は類似である部分又は構成部品に同一の参照符号を付し、該部分又は該構成部品については繰り返し説明しない。]
[0034] 図1〜図6は、特に頸椎のための人工椎間板であって、椎間板それぞれに接続されるようになっている2つの構成部品2,3と弾性変形可能な材料から作られているリング4とを備えている人工椎間板を表わす。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6
[0035] 図示の実施例では、構成部品2は、下側の構成部品であり、ハウジングの境界を形成している。すなわち、構成部品2は、底部6と、周壁7と、底部6から所定距離離隔した位置で径方向内側に延在している縁部8とを備えている。これらの集合体は、高強度の材料、特にセラミック金属又は生体適合性を有している金属によって一体に形成されている。]
[0036] 底部6の中央には凸状の突起部分10が設けられており、球面状のキャップが第1の関節面11を形成している。]
[0037] 縁部8においては、底部6の反対側には、周囲支持面12が形成されており、底部6側には、第2の関節面13が形成されている。第1の関節面11は、湾曲した周囲領域14を介して第2の関節面13に接続されている。]
[0038] 構成部品2は、周囲支持面12の縁部に、周囲支持面12の全周に亘って延在している外縁部15をさらに備えている。この外縁部15の内径が、図示の如くリング4の外径よりも僅かに大きいので、該リングが取付位置において周囲支持面12上に載置された場合には、リング4は外縁部15の近傍に配置される。従って、外縁部15は、該取付位置ではリング4を横方向において保持することができる。]
[0039] 構成部品3は、関連する椎骨の椎間板と接触するようになっているプレート20と、拡幅されたヘッド22が形成されている中央ピン21とを備えている。これらの集合体は、抵抗材料(resistant material)、特にセラミック金属又は生体適合性を有している金属によって一体に形成されている。]
[0040] ヘッド22の自由端には、第1の関節面11と協働可能な凹状の第3の関節面23が、球面状のキャップとして形成されている。ヘッド22のプレート20側には、第2の関節面13と協働可能な第4の関節面24が形成されている。]
[0041] ヘッド22には、湾曲した周囲面25が形成されている。該周囲面は、湾曲した接続領域を介して、第2の関節面23及び第4の関節面24に接続されている。]
[0042] ヘッド22には平坦な側面31が形成されているので、ヘッド22が非円状になっている。ヘッドがこのように非円状になっているので、構成部品3が構成部品2に対して相対的に所定の角位置に配置された場合には、ヘッド22が、構成部品2に形成されたハウジング5内部に係止可能となる。一方、構成部品2,3が成す角位置が所定の角位置以外の角位置に配置された場合には、ヘッド22が、ハウジング5の外側に抜け出ないようになっている。]
[0043] 構成部品3は、ピン21と同軸に設けられている突起部分32をさらに備えている。該ピンの外径が構成部品4(リング4)の内径よりも僅かに小さいので、構成部品4(リング4)が突起部分32の周囲に嵌め合わせ可能となる。]
[0044] ハウジング5及びヘッド22は共に、構成部品2,3の両方が互いに対して相対的に横方向及び軸線方向に可動するような大きさになっている。ここで、軸線方向とは、図2〜図6を参照して説明するように、ピン21の軸線に沿った方向である。] 図2 図3 図4 図5 図6
[0045] リング4は、弾性材料によって形成されているか、膨張可能な構造を有しているか、又は不織材料によって形成されている場合がある。該リングは、金属材料又は高分子材料から作られた1つ以上の皿バネ座金(Belleville washers)によって形成されている場合もある。該リングは周囲支持面12とプレート20との間に挟み込まれており、図3に表わすように、第2の関節面13及び第4の関節面24が互いに接触している状態を維持している。] 図3
[0046] 図4に表わすように、力が人工椎間板に対して軸線方向に作用している場合には、第1の関節面11と第3の関節面23とが互いに接触するに至るまでは、リング4が弾性的に圧縮される。このリングの弾性的圧縮が構成部品2,3の運動を抑制し、該弾性的圧縮が第1の関節面と第3の関節面との接触によって制限されるので、過度の応力がリング4に作用しなくなり、該リングの劣化が防止される。] 図4
[0047] 力が人工椎間板1の一側面のみに対して軸線方向に作用している場合(例えば図5)には、リング4は、該一側面のみにおいて圧縮される。これにより該一側面では、第1の関節面11と第3の関節面23とが接触するようになり、該一側面の反対側の側面では、第2の関節面13と第4の関節面24との接触状態が維持されている。これにより、接触面が広い状態を維持し、リング4によって受ける変形が制限されたままとなる。] 図5
[0048] 一方の構成部品2,3を椎骨の横方向において他方の構成部品3,2に対して相対的に並進移動させようとする力が作用している場合(例えば図6)には、リング4によって、第2の関節面13と第4の関節面24とが、該力が作用している側面の反対側の側面上で互いに滑動する一方、第1の関節面11と第3の関節面23とが、該力が作用している側面上において接触するようになる。ここで、接触している関節面11,13,23,24が広い状態を維持し、第1の構成部品2と第2の構成部品3とが互いに対して相対的に移動可能である限り、リング4のみが変形するようになっている。外縁部15と突起部分32とによって、リング4が、構成部品2,3に対して相対的に移動しないようになっている。] 図6
[0049] 図7は、構成部品2が2つの部分2a,2bから成る代替的な実施例を表わす。当該実施例では、一方の部分2aは、底部6と、他方の部分2bに組み付けるための周縁部40とを備えている。他方の部分2bは、周壁7と縁部8とを備えている。] 図7
[0050] ピンは、リング4上に載置された場合にプレート20に堅固に取り付けられる訳ではなく、上述のように載置されればプレート20に堅固に取り付けられる。その後に、部分2a,2bが組み付けられ、互いに取り付けられることによって、構成部品2が形成される。]
[0051] 当該実施例では、リング4の外周部が伸縮可能でない場合やリング4の外周部がヘッド22を越えて係合するために十分に伸縮可能でない場合であっても、リング4がプレート20とヘッド22との間に配置可能となる。さらに、当該実施例では、部分2a,2bが組み付けられていない場合であっても、ヘッド22がハウジング5内部に容易に係合可能となる。]
[0052] 上述の説明から明らかなように、本発明は、従来技術に基づく異種同形の人工椎間板と比較して決定的な利点を有している、特に頸椎のための人工椎間板を提供する。決定的な利点とは、特に、人工椎間板に作用する力とは関わりなく、2つの関節面が永続的に接触していると共に、関節面が連続的に形成されていることである。これにより、関節面の磨耗量を小さくし、自然な関節運動を完全に回復させることができる。]
[0053] 単なる例示にすぎない様々な実施例を参照しつつ、本発明を説明した。本発明が、これら実施例に限定される訳ではなく、本願の特許請求の範囲によって保護されるすべての実施例に及ぶことは言うまでもない。]
[0054] 1人工椎間板
2構成部品
2a 部分
2b 部分
3 構成部品
4リング(構成部品)
5ハウジング
6 底部
7周壁
8 縁部
10突起部分
11 第1の関節面
12 周囲支持面
13 第2の関節面
14 周囲領域
15 外縁部
20プレート
21ピン
22ヘッド
23 第3の関節面
24 第4の関節面
25周囲面
31平坦な側面
32 突起部分
40周縁部]
权利要求:

請求項1
互いに結合された椎間板それぞれに接続するようになっている2つの構成部品(2,3)を備えている、特に頸椎のための人工椎間板(1)において、2つの前記構成部品のうち第1の構成部品(2)が、底部(6)と、周壁(7)と、前記底部から所定距離離隔した位置で内側に向かって延在している縁部(8)と、を備えており、単一の中央ハウジング(5)が、前記底部、前記周壁、及び前記縁部によって前記第1の構成部品内に形成されており、前記底部(6)が、第1の関節面(11)を形成しており、前記縁部(8)が、前記底部(6)の反対側に周囲支持面(12)を形成し、前記底部(6)側に第2の関節面(13)を形成しており、2つの前記構成部品のうち第2の構成部品(3)が、関連する椎骨の椎間板と接触するようになっているプレート(20)と、拡幅されたヘッド(22)が設けられた単一の中央ピン(21)とを備えており、前記ヘッド(22)が、自由端側において前記第1の関節面(11)と協働可能な第3の関節面(23)を形成し、前記プレート(20)側において前記第2の関節面(13)と協働可能な第4の関節面(24)を形成しており、前記ハウジング(5)と前記ヘッド(22)とは、前記第1の構成部品(2)と前記第2の構成部品(3)との両方が、横方向に、すなわち前記中央ピン(21)の軸線に対して垂直に、及び軸線方向に、すなわち前記中央ピン(21)の前記軸線に沿って、互いに対して相対的に移動可能となるような大きさであり、前記人工椎間板(1)が、弾性変形可能な材料で作られた少なくとも1つの構成部品(4)であって、前記第1の構成部品(2)の前記周囲支持面(12)と前記第2の構成部品(3)の前記プレート(20)との間に挟み込まれている前記構成部品(4)を備えており、弾性変形可能な材料で作られた前記構成部品(4)が、通常時において、前記第2の関節面(13)と前記第4の関節面(24)との互いに対する接触状態を維持しており、前記第1の関節面(11)と前記第3の関節面(23)とが互いに接触するように圧縮可能になっていることを特徴とする人工椎間板(1)。
請求項2
弾性変形可能な材料で作られた前記構成部品(4)が、リング状部品(4)であることを特徴とする請求項1に記載の人工椎間板(1)。
請求項3
前記第1の構成部品(2)が、前記周囲支持面(12)の縁部に、弾性変形可能な前記構成部品(4)それぞれを横方向において保持するような大きさになっている外側保持縁部(15)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の人工椎間板(1)。
請求項4
前記外側保持縁部(15)が、前記周囲支持面(12)の全周に亘って延在していることを特徴とする請求項3に記載の人工椎間板(1)。
請求項5
前記第2の構成部品(3)が、前記プレート(20)側において、前記中央ピン(21)と同軸に配置されている突起部分(32)であって、嵌め込むことによって弾性変形可能な前記構成部品(4)を受容するような大きさになっている前記突起部分(32)を備えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の人工椎間板(1)。
請求項6
前記第1の関節面(11)が、凸状に形成され、球面状のキャップの形態をしており、前記第3の関節面(23)が、凹状に形成され、前記第1の関節面(11)に対して相補的な形状になっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の人工椎間板(1)。
請求項7
前記中央ピン(21)の前記ヘッド(22)には、湾曲した接続領域を介して前記第2の関節面及び前記第4の関節面に接続されている湾曲した周囲面(25)が形成されており、前記第1の関節面(11)が、湾曲した周囲領域(14)を介して前記第2の関節面(13)に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の人工椎間板(1)。
請求項8
前記第1の構成部品(2)と前記第2の構成部品(3)とが、セラミックで作られていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の人工椎間板(1)。
請求項9
前記中央ピン(21)の前記拡幅ヘッド(22)が、非円状の形状を有しており、前記第2の構成部品(3)が前記第1の構成部品(2)に対して相対的に所定の角位置に配置された場合には、前記ヘッド(22)が、前記第1の構成部品(2)によって形成されている前記ハウジング(5)内部に係止可能となり、前記第2の構成部品(3)が前記第1の構成部品(2)に対して相対的に前記所定の角位置以外の角位置に配置された場合には、前記ヘッド(22)が、前記ハウジング(5)から外側に抜け出ないようになっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の人工椎間板(1)。
請求項10
前記第1の構成部品(2)が、2つの部分(2a,2b)から成り、2つの前記部分(2a,2b)が組み付けられていない場合には、前記中央ピン(21)の前記ヘッド(22)が、前記第1の構成部品(2)によって形成される前記ハウジング(5)内部に容易に係止可能であり、2つの前記部分(2a,2b)が組み付けられている場合には、前記ハウジング(5)内において前記ヘッド(22)を保持可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の人工椎間板(1)。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
CA2614993C|2011-04-05|An intervertebral disk implant
JP3557669B2|2004-08-25|自動車排気管用可撓性継手
JP3594643B2|2004-12-02|椎体間を安定させるための人工器官としての緩衝装置
ES2619167T3|2017-06-23|Espaciador flexible
US7001433B2|2006-02-21|Artificial intervertebral disc device
US8047739B2|2011-11-01|Metal split bearing compression load ball joint
US9216090B2|2015-12-22|Joint implant trial components
US4671678A|1987-06-09|Resilient radial sliding bearing
EP1481653B1|2005-11-30|Prothèse de coude
US4538306A|1985-09-03|Implantable elbow joint
US7169181B2|2007-01-30|Artificial disc
TWI413507B|2013-11-01|骨骼固定裝置
JP3965136B2|2007-08-29|ボールジョイントシール
US5108447A|1992-04-28|Artificial acetabulum
JP4542146B2|2010-09-08|空気ばね式バイブレーションダンパ構成ユニット
RU2388633C2|2010-05-10|Устройство сцепки
KR100819481B1|2008-04-08|추간판 인공 삽입물
US8801318B2|2014-08-12|Joint
US8636801B2|2014-01-28|Method and assembly of a pyrolytic carbon component attached to another component
KR100869992B1|2008-11-24|기어 마운팅
US7357591B2|2008-04-15|Ball-and-socket joint
AU2002333151B2|2006-07-06|Intervertebral disk prosthesis or artifical vertebra
US6860638B2|2005-03-01|Spherical bearing
JP2004097824A|2004-04-02|椎骨または椎間板のための空間保持器
US20060100715A1|2006-05-11|Arthroplasty implant
同族专利:
公开号 | 公开日
ES2751077T3|2020-03-30|
FR2924923B1|2010-02-05|
EP2222251B1|2019-09-04|
AU2008334348A1|2009-06-18|
WO2009074915A1|2009-06-18|
EP2222251A1|2010-09-01|
US20100256763A1|2010-10-07|
FR2924923A1|2009-06-19|
AU2008334348B2|2013-09-19|
US8246685B2|2012-08-21|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-11-23| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111122 |
2013-02-18| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130214 |
2013-02-20| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130219 |
2013-05-21| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130520 |
2013-07-31| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130730 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]