专利摘要:
2つのプラスチック部品を組立体に形成するための抵抗インプラント溶接を実行するための新規な方法及び構造体のセットが提供される。溶接される部品の第1の部品は、抵抗インプラントを受け入れ且つ溶接処理が実行されるまで所望の位置に保持する溝構造を含む。溶接される第2の部品は、溝構造に係合するサイズであり且つ抵抗インプラントを第1の部品に閉じ込めるランドを含む相補形構造を含む。2つの部品は、溶接前に、ランドが溝構造の中にはまるように位置決めされ、それから、位置決めされた部品は、チャネルとランドの間の境界面にあらかじめ選択された圧力を加えるプレス機内に置かれる。次に、あらかじめ選択された電流が抵抗インプラントに流される。それにより、抵抗インプラントは加熱され、溝構造とランドのプラスチック材料をそれらが抵抗インプラントを介して混合する溶融温度まで上げる。電流は止められ、溶接部は冷却されて完成状態となり、溶接された組立体はプレス機からはずされる。
公开号:JP2011505279A
申请号:JP2010536302
申请日:2008-12-08
公开日:2011-02-24
发明作者:ブラッドフォード;ディー アームストロング;スティーヴン グルガック;ルドルフ;エイ シュレンプフ
申请人:マグナ インターナショナル インコーポレイテッド;
IPC主号:B29C65-34
专利说明:

[0001] 本出願は、2007年12月6日に出願された米国特許出願第61/005、574号のPCT国際出願である。上記出願の開示を、本願に援用する。本出願は、2007年12月6日に出願された米国仮出願第61/005、574号の利益を請求する。]
[0002] 本発明は、プラスチック部品の組立体のための抵抗インプラント溶接に関する。より具体的には、本発明は、抵抗インプラント溶接方法、及び抵抗インプラント溶接して組立体となるプラスチック部品にモールドされた一組の構造であって、溶接前及び溶接中に所定位置に抵抗インプラントを保持する構造に関する。]
背景技術

[0003] ガラス繊維強化ポリプロピレンなどから形成された部品のような熱可塑性プラスチック部品を、同様の材料から形成された他のプラスチック部品と接合することに関するニーズが存在する。現在まで、このような接合は、接着剤、機械的固定具、レーザ溶接、音波溶接及び/又は振動溶接などにより実現されてきたが、これらの技術は欠点を有している。]
[0004] 例えば、ガラス繊維強化ポリプロピレンを、接着により接合するためには、低エネルギー表面接着(LESA's)を用いなければならない。LESA'sは、高価であり、典型的には長い硬化時間を必要とし、硬化中に不必要なガスが発生する。これらの事実により、LESA'sにより接合される組立体は高い製造コストがかかる。]
[0005] 機械的固定具は、プラスチック部品を特定の位置で結合するのみであるので、機械的固定具によるプラスチック部品の接合は、接合強度が低く、取り付けに高い労働コストがかかる。さらに、このような固定具は、機械的欠陥の影響を受けやすく、その結果、部品の組立体の欠陥を招く。]
[0006] レーザ溶接がプラスチック部品を接合するのに利用されるが、プロセスを作用させるには、部品の少なくとも一つが、レーザエネルギーに対して少なくとも部分的に透過性を有していなければならず、これは、接合される部品の材料、仕上がり、色のタイプを限定する。さらに、レーザ溶接は、線状のプロセスであり、レーザは接合部全体を辿らなければならないので、長い接合部を形成するには、膨大な時間がかかる。さらに、レーザ溶接技術は、熱可塑性プラスチックに添加されるガラス繊維の量を制限することがある。なぜならば、ガラス繊維によりレーザエネルギーが散乱し、それにより、レーザ溶接により接合されるプラスチック部品の機械的特性が制限されてしまうことがあるからである。]
[0007] 振動溶接も、プラスチック部品を接合するのに利用されるが、外形を変えない平らな接合部を作る場合に制限され、それゆえに、振動溶接の利用は、要求通りの組立体の大量生産には限定される。音波溶接は、同様の問題を有し、典型的には、比較的短い接合部を作るのに不十分であり、関連する設備のコストが高い。]
[0008] 最近、抵抗インプラント溶接によって、ガラス繊維強化ポリプロピレンのようなプラスチック部品の接合することへの関心が高まってきている。この技術においては、導電性インプラントが、接合される2つの部品の間に配置され、インプラントに接触する部品の領域に圧力が加えられる。電流がインプラントに流され、インプラントに隣接する部品の材料を加熱して溶融する。部品の溶融部分は、加えられた圧力で混ざり、電流を止め、インプラントと部品が冷えると、部品間に溶接部が形成される。1分よりはるかに短い溶接処理のサイクル時間が容易に実現される。]
発明が解決しようとする課題

[0009] 抵抗インプラント溶接は、他の方法よりも多くの利点を有する一方、接合される部品間の抵抗インプラントの配置及び保持が、難しく、且つ/又は労働集約的であるという欠点を有する。]
[0010] 本発明の目的は、上述の従来技術の少なくとも一つの欠点をなくし、又は軽減する、プラスチック部品を接合する抵抗インプラント溶接を使用する新規な方法及びシステムを提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0011] 本発明の第1の態様によれば、2つのプラスチック部品の間に溶接部を形成する方法であって、(i)2つのプラスチック部品の第1のプラスチック部品に、壁部と抵抗インプラントの位置を受け入れ及び保持するための平底部とを有する溝構造をモールドする工程と、(ii)抵抗インプラントを溝構造に挿入する工程と、(iii)2つのプラスチック部品の第2のプラスチック部品に、溝構造と相補的な形状であり且つ溝構造に受け入れられるサイズの平らなランドを含む相補形構造をモールドする工程と、(iv)平らなランドが溝構造内に配置され、それらの間に境界面を形成するように、第1のプラスチック部品を第2のプラスチック部品に対して位置決めする工程と、(v)溝構造と平らなランドとの間の境界面にあらかじめ選択された圧力を加え、(vi)あらかじめ選択された圧力が加えられている間、溝構造及び平らなランドのプラスチック材料を溶融温度まで加熱するために、あらかじめ選択された期間、抵抗インプラントに電流を流す工程と、(vii)加熱されたプラスチック材料を冷却させて溶接を完成させることを特徴とする方法が提供される。]
[0012] 本発明の別の態様によれば、抵抗インプラント溶接により形成される溶接部によって接合される第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品であって、間隔をあけて直立している第1及び第2の側壁を伴った平底部を有する溝構造を含む第1のプラスチック部品を備え、溝構造は溝構造の長さ方向に沿って間隔をあけて配置される複数のインプラント保持部材のセットを含み、インプラント保持部材のセットは、溝構造に挿入される抵抗インプラントと係合し及び該抵抗インプラントを保持可能に作用し、さらに、溝構造に対する相補形構造を有する第2のプラスチック部品を備え、相補形構造は、形成される溶接部のために第2のプラスチック部品が第1のプラスチック部品の場所に位置決めされるときに溝構造の平底部と係する平らなランドを含むことを特徴とする第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品が提供される。]
[0013] 本発明は、2つのプラスチック部品を組立体に形成するための抵抗インプラント溶接を実行するための新規な方法及び構造体のセットを提供する。溶接される部品の第1の部品は、抵抗インプラントを受け入れ且つ溶接処理が実行されるまで所望の位置に保持する溝構造を含む。溶接される第2の部品は、溝構造に係合するサイズであり且つ抵抗インプラントを第1の部品に閉じ込めるランドを含む相補形構造を含む。2つの部品は、溶接前に、ランドが溝構造の中にはまるように位置決めされ、それから、位置決めされた部品は、チャネルとランドの間の境界面にあらかじめ選択された圧力を加えるプレス機内に置かれる。次に、あらかじめ選択された電流が抵抗インプラントに流される。それにより、抵抗インプラントは加熱され、溝構造とランドのプラスチック材料をそれらが抵抗インプラントを介して混合する溶融温度まで上げる。電流は止められ、溶接部は冷却されて完成状態となり、溶接された組立体はプレス機からはずされる。]
[0014] 本発明の好ましい実施の形態が、添付の図面を参照して、例示としてのみ以下に説明される。]
図面の簡単な説明

[0015] 所望の組立体の一部であるプラスチック部品の斜視図である。
組立体を形成するために図1の部品と接合される別のブラスチック部品の斜視図である。
抵抗インプラント、及び溶接処理前に抵抗インプラントを所定位置に配置し保持するために、部品に形成される構造体を示す概略平面図である。
図3aの抵抗インプラントの平面図である。
図1及び図2の部品が溶接前に位置決めされた状態を示す、一部分を切欠いた斜視図である。] 図1 図2 図3a
実施例

[0016] 本明細書では、用語「プラスチック」は、全般的に熱可塑性材料を包含する意味で用いられ、そのような熱可塑性材料は、その機械的特性を変化させるために、ガラス繊維のような添加材料を含んでいてもよい。以下の説明では、ガラス繊維強化ポリプロピレンプラスチックについて言及するが、本発明は、この特定の材料の使用に限定されるものではない。]
[0017] 上述されたように、抵抗インプラント溶接が知られている。一般的に、抵抗インプラント溶接の技術は、“Resistive Implant Welding of Glass Fiber Reinforced Polypropylene Compounds”(Bates、 Tan、 Zak及びMah著、 Society of Automotive Engineers発行、 SAETechnical Papers、 document number 2006-01−0332)に記載されており、この論文に含まれる内容を、本願にすべて援用する。]
[0018] Batesの論文に論じられているように、現在の好ましい抵抗インプラントの一つは直径0.009インチのワイヤによるステンレス鋼メッシュであり、1インチあたり16本のワイヤが平織りされている。従来技術では、このインプラントは、接合される部品の2つの表面間に位置決めされ、インプラントに隣接する部品に圧力が加えられる。電流がインプラントに流され、ステンレスメッシュに流れる電流が熱を発生させ、その熱は、加えられる圧力と組み合わさって2つの表面間に溶接部を形成し、電流が止められると、その溶接部は冷却される。]
[0019] 従来技術は、部品間を良好に溶接するが、インプラントを所望の位置に位置決めし、加熱及び接合処理の間、その位置に保持するのが難しく、労働集約的であることが判明している。このことは、曲線、輪郭変化などの複雑な形状の接合ラインに沿って溶接部が形成される場合に顕著である。]
[0020] この困難に取り組み、抵抗インプラント溶接が大量生産技術となるようにするために、本発明は、溶接される部品内にモールドされ且つ抵抗インプラントを所望位置に配置し保持するのを補助する独自の構造体セットを開発した。さらに、この構造体は、十分満足のいく溶接の形成を確実にするのを助ける。]
[0021] 具体的には、図1は、ガラス繊維強化ポリプロピレンから成型された第1の部品20を示す。部品20は、乗物のフロントボディキャリア組立体の一部である。フロントボディキャリア組立体のねじれ剛性及び強度を増すために、図2に示される別にモールドされたキャップ部品24を、部品20の頂部に接合することが望まれる。従来技術では、この接合は、完全に硬化するのに長時間を要するLESA接着により実現されていた。] 図1 図2
[0022] 本発明では、接合される2つの部品の一つには、抵抗インプラントを受け入れるチャネルがモールドされる。例示される実施の形態において、部品20は、抵抗インプラント32を受け入れるチャネル28がモールドされる。]
[0023] 図3aに最も良く示されるように、チャネル28は、第1の側壁36と第2の側壁40を備え、その間に抵抗インプラント32が挿入される。第1の側壁36と第2の側壁40間のチャネル28の底部は、実質的に平面であり、抵抗インプラント32はこの平面に隣接している。] 図3a
[0024] 図3bに示されるように、抵抗インプラント32は、長手方向側部44の少なくとも一つが開口セルを有するメッシュで形成される。第1の側壁36と第2の側壁40の少なくとも一つが、複数のインプラント保持部材48のセットを含み、インプラント保持部材48は、チャネル28に沿って間隔をあけて配置され、インプラント32を第1の側壁40に付勢し、第1の側壁36と第2の側壁40間で保持するように、側部44の開口メッシュセルと摩擦係合するサイズとされている。] 図3b
[0025] 接合される部品の形状に適合するように、チャネル28は、輪郭変化及び曲線部分、高さ変化などを含んでもよい。当業者によって理解されるように、抵抗インプラント32はチャネル28に挿入されると、曲線部分の周辺で変形し、曲線付近で幅が減少する。この幅の減少程度は決定でき、チャネル28は、第1の側壁36と第2の側壁40が曲線周辺で抵抗インプラント32の外縁にきっちり近接するように、必要に応じて、第1の側壁36と第2の側壁40の間隔を変化させて構成される。]
[0026] 接合される2つの部品の他方、すなわち例示されるキャップ部品24は、2つの部品が溶接処理のために位置決めされたときに、抵抗インプラント32の表面と係合する平面を含む相補形のランド52を含む。さらに、ランド52は、インプラント保持部材48の内側先端部と第2の側壁40と間にぴったり適合する幅を有し、第1の側壁36と第2の側壁40の両方がインプラント保持部材48を含む場合は、ランド52は、対向するインプラント保持部材48間の幅を有する。]
[0027] 溶接部を形成するために、インプラント保持部材48が抵抗インプラント32を側壁49に対して所定位置に保持した状態で、あらかじめ選択された長さの抵抗インプラント材料32が各チャネル28内に配置される。次いで、相補形のランド52を有する部品が、ランド52がチャネル28内に配置されるように位置決めされる。]
[0028] 図4は、溶接処理のために抵抗インプラント32所定位置に置かれた部品20と部品24の溶接前の組立体を示す図である。] 図4
[0029] 部品20と部品24の溶接前の組立体は、プレス機の中に配置される。圧力は、ランド52と、溶接処理中に抵抗インプラント32が配置されるチャネル28の平面に加えなければならないので、プレス機は、チャネル28の下方の部品20の面と相補的な形状を有する下側ダイと、ランド52の上方の部品24の面と相補的な形状を有する上側ダイを含む。次いで、プレス機を閉じ、部品20と部品24に適切な圧力を加える。]
[0030] 次いで、導電体を、抵抗インプラント32の端部に接続し、あらかじめ選択された電流を、あらかじめ選択された期間、抵抗インプラント32に流す。電流が抵抗インプラント32を流れると、抵抗インプラント32は加熱され、抵抗インプラント32の下方のチャネル28、及び抵抗インプラント32の上方のランド52のプラスチック材料が溶融温度まで加熱される。プレス機によって部品20と部品24に加えられた圧力によって、抵抗インプラント32のメッシュを介した、溶融材料の混合が起こる。]
[0031] あらかじめ選択された期間後、電流が止められ、加熱されたプラスチック材料は、プレス機により圧力が加えられた状態のまま冷却される。十分な冷却期間が経過した後、プレス機は開けられ、部品20と部品40による完成組立体が取り外される。]
[0032] 当業者にとって明らかなように、抵抗インプラント32に流される電流量、及び電流が流されるあらかじめ選択された期間は、溶接されるプラスチック材料の種類、溶接接合部の幅、抵抗インプラント32の電気抵抗値などの種々の条件に依存する。しかしながら、当業者は、実験に基づいて、または存在するであろう他のいかなる適当な方法により、適切な値を決定することができると考えられる。]
[0033] 同様に、溶接処理中にチャネル28及びランド52に加えられる適切な圧力も、溶接されるプラスチック材料の種類、溶接接合部の幅など種々の要因に依存する。また同じく、当業者は、実験に基づいて、または存在するであろう他のいかなる適当な方法により、適切な圧力を決定することができると考えられる。
しかしながら、溶接の品質は、溶接処理の間じゅう適切な圧力を加えつづけられるかに依存することに注意すべきである。チャネル28とランド52の材料が溶融温度に上げられることで、溶接前に組み立てられた部品の厚さが薄くなる場合、必要に応じて、溶接処理中に圧力が調節され、適切な圧力を維持する。]
[0034] 肉厚3ミリメートルの部品20及び24を用いた本発明の試験では、チャネル28とランド52間に形成された溶接部は、周囲の材料よりも強度が高いことが判明した。さらに、溶接の冷却を含む溶接サイクル時間は、1分以内であることが判明した。]
[0035] 本発明は、2つのプラスチック部品を組立体に形成するための抵抗インプラント溶接を実行するための新規な方法及び構造体のセットを提供する。溶接される部品の第1の部品は、抵抗インプラントを受け入れ且つ溶接処理が実行されるまで所望の位置に保持する溝構造を含む。溶接される第2の部品は、溝構造に係合するサイズであり且つ抵抗インプラントを第1の部品に閉じ込めるランドを含む相補形構造を含む。2つの部品は、溶接前に、ランドが溝構造の中にはまるように位置決めされ、それから、位置決めされた部品は、チャネルとランドの間の境界面にあらかじめ選択された圧力を加えるプレス機内に配置される。次いで、あらかじめ選択された電流が抵抗インプラントに流される。それにより、抵抗インプラントは加熱され、溝構造とランドのプラスチック材料を溶融温度まで上昇させ、これらプラスチック材料が抵抗インプラントを介して混合する。電流は止められ、溶接部は冷却されて完成状態となり、溶接された組立体はプレス機から取り外される。]
[0036] 本発明の方法及び構造体は、手作業で又は自動生産ラインに組み込んでのいずれかで使用される。このように、本発明で示された抵抗インプラント溶接された部品の製造は、無人操縦により、又は自動化又は部分的に自動化された組立ラインにおいて、容易に実現される。]
[0037] 上述した本発明の実施の形態は、本発明を例示することを意図するものであり、添付の特許請求の範囲によってのみ規定される本発明の範囲から逸脱することなく、当業者による変更及び変形が可能である。]
权利要求:

請求項1
抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体であって、溝構造を有する第1のプラスチック部品と、前記溝構造内に配置される抵抗インプラントと、相補形構造を有する第2のプラスチック部品と、を備え、前記相補形構造は、前記抵抗インプラントに実質的に隣接するように、前記溝構造に配置され、熱を発生するために電流が前記抵抗インプラントに流され、それにより、前記相補形構造を前記溝構造に接合する、ことを特徴とする組立体。
請求項2
前記第1のプラスチック部品の前記溝構造は、さらに、第1の側壁と、第2の側壁と、実質的に前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に配置される平底部を備え、前記抵抗インプラントが、前記平底部に実質的に隣接し且つ前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項3
前記抵抗インプラントは、さらに、少なくとも一つの長手方向側部を有するワイヤメッシュと、前記ワイヤメッシュの前記少なくとも一つの長手方向側部に沿って形成される複数の開口セルを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項4
前記抵抗インプラントは、さらに、前記溝構造に沿って間隔をあけて位置する複数のインプラント保持部材を備え、前記複数のインプラント保持部材は、前記複数の開口メッシュセルに摩擦係合するサイズで設けられ、それにより、前記抵抗インプラントを前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に保持する、ことを特徴とする請求項3に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項5
前記ワイヤメッシュは、さらに、実質的に直径0.0009インチのワイヤからなる、ことを特徴とする請求項3に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項6
前記電流は、熱を発生するために電流が前記抵抗インプラントに流され、前記相補形構造を前記溝構造に接合する、ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項7
前記電流が前記抵抗インプラントに流されているとき、圧力が前記第1のプラスチック部品と前記第2のプラスチック部品に加えられ、前記相補形構造を前記溝構造に接合する、ことを特徴とする請求項6に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項8
前記溝構造は少なくとも一つの曲線部分を備え、前記抵抗インプラントが前記溝構造に配置されると、前記抵抗インプラントは、前記少なくとも一つの曲線部分の周辺で変形する、ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項9
前記相補形構造は、前記溝構造と係合する平らなランドを備え、前記第1のプラスチック部品が前記第2のプラスチック部品と接合するとき、前記ランドは前記溝構造と接合する、ことを特徴とする請求項1に記載の抵抗インプラント溶接により接合される少なくとも2つのプラスチック部品を有する組立体。
請求項10
抵抗インプラント溶接により形成される溶接部によって接合される第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品であって、間隔をあけて直立している第1及び第2の側壁を伴った平底部を有する溝構造を含む第1のプラスチック部品を備え、該溝構造は該溝構造の長さ方向に沿って間隔をあけて配置される複数のインプラント保持部材のセットを含み、前記インプラント保持部材のセットは、前記溝構造に挿入される抵抗インプラントと係合し及び該抵抗インプラントを保持可能に作用し、さらに、相補形構造を有する第2のプラスチック部品を備え、前記相補形構造は前記溝構造の相補形状を有し、前記相補形構造は、形成される溶接部のために前記第2のプラスチック部品が前記第1のプラスチック部品に関連して位置決めされるときに前記溝構造の前記平底部と係合可能に作用する少なくとも一つの平らなランドを含む、ことを特徴とする第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品。
請求項11
前記抵抗インプラントは、さらに、少なくとも一つの長手方向側部を有するワイヤメッシュと、前記少なくとも一つの長手方向側部に沿って形成される複数の開口セル、とを備え、前記インプラント保持部材のセットは、前記複数の開口メッシュセルに摩擦係合するサイズで設けられ、前記抵抗インプラントを前記間隔をあけて直立している第1及び第2の側壁との間に保持する、ことを特徴とする請求項10に記載の抵抗インプラント溶接により形成される溶接部によって接合される第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品。
請求項12
前記ワイヤメッシュは、さらに、実質的に直径0.0009インチのワイヤからなる、ことを特徴とする請求項11に記載の抵抗インプラント溶接により形成される溶接部によって接合される第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品。
請求項13
前記溝構造は少なくとも一つの曲線部分を備え、前記抵抗インプラントが前記溝構造に配置されると、前記抵抗インプラントは、前記少なくとも一つの曲線部分の周辺で変形する、ことを特徴とする請求項10に記載の抵抗インプラント溶接により形成される溶接部によって接合される第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品。
請求項14
電流が前記抵抗インプラントに流され、それにより、前記抵抗インプラントを加熱して前記少なくとも一つの平らなランドと前記平底部との間に前記溶接部を生成する、ことを特徴とする請求項10に記載の抵抗インプラント溶接により形成される溶接部によって接合される第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品。
請求項15
前記電流が前記抵抗インプラントに流されているとき、圧力が前記第1のプラスチック部品と前記第2のプラスチック部品に加えられ、前記少なくとも一つの平らなランド及び前記平底部との間に前記溶接部を生成する、ことを特徴とする請求項14に記載の抵抗インプラント溶接により形成される溶接部によって接合される第1のプラスチック部品及び第2のプラスチック部品。
請求項16
2つのプラスチック部品の間に溶接部を形成する方法において、第1のプラスチック部品を提供する工程と、前記第1のプラスチック部品に、壁部と抵抗インプラントの位置を受け入れ及び保持するための平底部とを有する溝構造をモールドする工程と、前記抵抗インプラントを前記溝構造に挿入する工程と、第2のプラスチック部品を提供する工程と、前記第2のプラスチック部品に、前記溝構造と相補的な形状であり且つ前記溝構造に受け入れられるサイズの平らなランドを含む相補形構造をモールドする工程と、前記平らなランドが前記溝構造内に配置され、それらの間に境界面を形成するように、前記第1のプラスチック部品を前記第2のプラスチック部品に対して位置決めする工程と、前記溝構造と前記平らなランドとの間の前記境界面にあらかじめ選択された圧力を加え、前記あらかじめ選択された圧力が加えられている間、前記溝構造及び前記平らなランドのプラスチック材料を溶融温度まで加熱するために、あらかじめ選択された期間、前記抵抗インプラントに電流を流す工程と、前記溝構造及び前記平らなランドの前記加熱されたプラスチック材料を冷却させ、それにより、前記境界面に沿って、前記平らなランドと前記溝構造を接合する工程とを備えている、ことを特徴とする方法。
請求項17
さらに、少なくとも一つの長手方向側部を有するワイヤメッシュを含む前記抵抗インプラントを提供する工程と、前記ワイヤメッシュの前記少なくとも一つの長手方向側部に沿って形成される複数の開口セルを提供する工程と、前記複数のインプラント保持部材を前記溝構造に沿って配置する工程と、前記複数のインプラント保持部材を前記開口メッシュセルに摩擦係合させることによって、前記抵抗インプラントを前記溝構造の前記壁間に保持する工程と、を備えている、ことを特徴とする請求項16に記載の2つのプラスチック部品の間に溶接部を形成する方法。
請求項18
さらに、実質的に直径0.0009インチのワイヤからなる前記ワイヤメッシュを提供する工程を備える、ことを特徴とする請求項17に記載の2つのプラスチック部品の間に溶接部を形成する方法。
請求項19
少なくとも一つの曲線部分を有する前記溝構造を提供する工程と、前記抵抗インプラントが前記溝構造に配置されると前記抵抗インプラントを変形させる工程とを備えている、ことを特徴とする請求項16に記載の2つのプラスチック部品の間に溶接部を形成する方法。
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引用文献:
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