专利摘要:
製造システムは、位置決め装置によって保定される加工物を加工するための構成可能な位置決め装置および機械加工システムを含む。位置決め装置は、パネル、胴体、翼外板、およびエンジン筐体等の、異なるタイプの加工物を保定するための異なる構成を有する。位置決め装置は、第1の支持レールと、第1の支持レールから離間した第2の支持レールとを含む。第1および第2の支持レールは、加工物を位置決めするように協働する、複数の積み重ね可能なヘッダを支持する。ヘッダは、加工物の形状に適応するために、ヘッダの長さに沿って調整可能な高さを有する。
公开号:JP2011505260A
申请号:JP2010536197
申请日:2008-11-26
公开日:2011-02-24
发明作者:マーク;エー. サバートン,;ポール レセベウアー,
申请人:フロー インターナショナル コーポレイション;
IPC主号:B23Q3-02
专利说明:

[0001] (関連出願の相互参照)
本願は、2007年11月30日に出願された米国仮特許出願第61/005,079号と、2008年2月29日に出願された米国仮特許出願第61/067,641号に対する利益を米国特許法第119(e)条の下で主張する。これらの2つの仮出願は、本明細書において、その全体が参照により援用される。]
[0002] (背景)
(技術分野)
本発明は、概して、加工物位置決め装置に関し、具体的には、加工されている、整形されている、ドリルで穴が開けられている、ミリングされている、および/または検査される加工物を支持することができる、位置決め装置に関する。]
背景技術

[0003] (関連技術の説明)
製造システムは、しばしば、ホルダと、ホルダによって保持される加工物を機械加工するための、機械加工工具とを含む。複雑な幾何学形状を有する加工物(例えば、航空機のパネル、胴体、翼外板、エンジン筐体、または他の構造)を機械加工することが必要になる場合がある。従来のホルダは、しばしば、モジュールが協働して加工物を支持するように、異なる構成を取ることができる、一式の垂直に伸長可能なモジュールを有する。モジュールは、加工物の下の異なる場所まで、レールに沿って水平に進行し得る。残念なことに、これらのモジュールをレールに沿って移動させるには、複雑な駆動装置が用いられる。これらの複雑な駆動装置は、しばしば、かなりの量のユーザの訓練、頻繁な整備、再較正、および高価なコントローラを必要とする。加えて、駆動装置が、特に、固定数のモジュールのために設計される場合は、レール上に載置されるモジュールの数を増減させることが、困難または不可能になる場合があり、それによって製造の可撓性を制限する。したがって、このタイプの製造システムは、航空宇宙産業等の多くの産業で一般に使用される構造を機械加工するには不適当なものになり得る。]
[0004] ヘッダボード治具装置は、しばしば、航空機パネル等の比較的に大きい加工物を支持するために使用される。一連の定置または移動可能な固定高のヘッダボードを、一対の水平レールによって支持することができる。これらのタイプのヘッダボード治具装置は、異なる幾何学形状を伴う加工物、特に、複雑な幾何学形状を伴う大きく湾曲した加工物(例えば、胴体の一部)を加工するには不適当なものになり得る。したがって、固定高さのヘッダボードは、異なる高さを有するヘッダボードと頻繁に置き換えられる、または異なる加工物を加工するために、繰り返し再位置決めされる場合があり、大幅な機械加工の休止時間および生産性の損失がもたらされる。]
課題を解決するための手段

[0005] (簡単な要旨)
製造システムは、フレキシブルヘッダシステムによって保定される加工物を加工するためのウォータージェットシステムまたはミリングシステムを含むことができる。フレキシブルヘッダシステムは、パネル、胴体、翼外板、エンジン筐体、および他の大きく複雑な構造等の、異なるタイプの加工物を保定するための異なる構成を有することができる。ヘッダシステムは、一部の実施形態では、第1の支持レールと、第1の支持レールから離間した第2の支持レールとを含む。第1および第2の支持レールは、加工物を位置決めするように協働する、複数の積み重ね可能なヘッダを支持する。ヘッダは、加工物の形状に適応するために、それらの長さに沿って調整可能な高さを有する。ヘッダシステムは、加工物を定置に保持することができる、または任意の数の所望の位置の間で加工物を移動させることができる。]
[0006] 一部の実施形態では、加工物を支持するためのシステムは、フレームと、構成可能なヘッダとを含む。フレームは、第1の支持レールと、第2の支持レールと、第1の支持レールと第2の支持レールとの間の受容窓とを含む。第1の支持レールは、第1の支持レールの長さに沿って相互から離間した、複数の別個の第1の載置領域を有する。第2の支持レールは、第2の支持レールの長さに沿って相互から離間した、複数の別個の第2の載置領域を有する。第1の載置領域および対応する第2の載置領域は、第1の支持レールと第2の支持レールとの間に横方向に延びる、複数の載置位置を画定する。ヘッダは、加工物を第1および第2の支持レールの上に静置し、かつ少なくとも一部を支持するように寸法決定される。]
[0007] ヘッダは、1つ以上の剛体部材(例えば、ビーム)、アクチュエータのパネル、固定工具、スペーサ、またはそれらの組み合わせを含むことができる。一部の実施形態では、アクチュエータのパネルは、アクチュエータの自由端が、ビームから離れて、およびビームに向かって移動可能であるように、前記ビームに固定して連結される。一部の実施形態では、ヘッダは、ヘッダの第1の端部における第1の係止機構と、第1の端部に対向するヘッダの第2の端部における第2の係止機構とをさらに含む。第1および第2の係止機構は、第1および第2の係止機構が係止構成である時に、一対の第1の載置領域と第2の載置領域との間に延びる周知の載置位置にヘッダを保つように、一対の第1および第2の載置領域に連結可能である。ヘッダは、第1および第2の係止機構が係止解除構成である時に、フレームに対して移動可能である。]
[0008] 一部の実施形態では、加工物を加工するための製造システムを提供する。製造システムは、定置フレームと、複数のヘッダと、ウォータージェットアセンブリまたはミリングアセンブリ等の機械加工アセンブリとを含む。定置フレームは、第1の支持レールと、第2の支持レールとを有する。第1の支持レールは、その中に形成される複数の別個の第1の載置領域を含む。第2の支持レールは、その中に形成される複数の別個の第2の載置領域を含む。対応する横方向の複数対の第1および第2の載置領域は、据付位置を画定する。複数のヘッダは、据付位置のそれぞれに位置決め可能である。一部の実施形態では、ヘッダのそれぞれは、加工物の少なくとも一部を支持するように適合される、1列の可動アクチュエータを含む。機械加工システムは、定置フレームに隣接する。機械加工システムは、加工物を加工するように、複数のヘッダによって支持される加工物に対して移動可能である、1つ以上の工具(例えば、切断工具、ウォータージェット、ノズル等)を有する。]
[0009] さらに他の実施形態では、加工物を位置決めするためのシステムは、第1の支持レールと、第2の支持レールとを含む。第1および第2の支持レールは、第1および第2の支持レールの軸方向長さに沿って複数の別個の載置位置を画定する。システムは、第1および第2の支持レールの長さに沿って独立して移動可能であり、かつ別個載置位置のそれぞれにおいて、第1および第2の支持レールに固定して連結可能である、複数の細長い直立ヘッダをさらに含む。ヘッダのそれぞれは、第1および第2の支持レールの上に静置するように適合される。]
[0010] 一部の実施形態では、加工物を加工する方法を提供する。当該方法は、複数のヘッダが、第1のレールと第2のレールとの間で横方向に延びるように、第1のレール内に形成される複数の第1の載置領域、および第2のレール内に形成される複数の第2の載置領域に隣接して複数のヘッダを位置決めするステップを含む。ヘッダは、各係止機構が、第1および第2の載置領域のうちの1つによって受容されるように、ヘッダの係止機構を使用して、第1および第2のレールに固定して連結される。加工物は、ヘッダのアクチュエータの少なくとも一部の上に設置される。加工物は、機械加工工具を使用して加工される。次いで、加工された加工物は、アクチュエータから除去される。次いで、ヘッダは、係止機構を使用して、第1および第2のレールから分断される。]
[0011] 一部の実施形態では、ヘッダのアクチュエータは、アクチュエータを支持するヘッダのビームに対して、偏心して位置決めすることができる。一部の実施形態では、アクチュエータは、ビームを通過する間に、ビームに沿って種々の位置まで移動する。例えば、アクチュエータは、アクチュエータがビームの開口を通って延びている間に、第1の載置位置から第2の載置位置まで移動することができる。ビームは、第1および第2の載置位置の両方においてアクチュエータを支持する。]
[0012] 一部の実施形態では、ヘッダ装置は、複数のアクチュエータを受容するように適合される本体を含む。本体は、本体によって携持される複数のアクチュエータに連結可能である、少なくとも1つの流体通路を含む。一部の実施形態では、本体は、押出本体である。通路は、押出プロセスを介して形成される一体的な通路とすることができる。]
図面の簡単な説明

[0013] 図1は、図示される一実施形態による、製造システムの等角図である。
図2は、図示される一実施形態による、アクチュエータのパネルを有する垂直に構成可能なヘッダによって支持される加工物を加工する、機械加工アセンブリの正面図である。
図3Aは、図示される一実施形態による、支持レールの上に装着された一対の垂直に構成可能なヘッダの等角図である。
図3Bは、支持レールから離間した図3Aの垂直に構成可能なヘッダのうちの1つの等角図である。
図4は、図示される一実施形態による、2つの支持レールの部分の平面図である。
図5は、図示される一実施形態による、製造システムの等角図である。
図6は、図5の製造システムの正面図である。
図7は、図示される一実施形態による、モジュール式位置決め装置を有する製造システムの等角図である。
図8は、モジュール式加工物位置決め装置の等角図である。
図9は、図示される一実施形態による、アクチュエータと、定置固定デバイスと、カバーとを有する、位置決め装置の上面図である。
図10は、図9の位置決め装置の4つのアクチュエータの上面図である。
図11は、図示される一実施形態による、アクチュエータと、定置ホルダとを有する位置決め装置の等角図である。
図12は、図示される一実施形態による、胴体部分を支持する位置決め装置の等角図である。
図13は、密に配設された空のヘッダおよびカバーの絵画図である。
図14は、相互に係合する2つのヘッダの側立面図である。
図15は、図14のヘッダの封止デバイスの詳細な断面図である。
図16は、代替の封止デバイスの詳細な断面図である。
図17は、2つのヘッダおよびヘッダ上の封止デバイスの側立面図である。
図18は、別の実施形態による、一対のヘッダ間の封止デバイスの立面図である。
図19は、ヘッダの基部の絵画図である。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18
実施例

[0014] (詳細な説明)
以下の説明は、加工物を整形する、ミリングする、ドリルで穴を開ける、検査する、清浄する、研磨する、および/あるいは加工するのに好適な、1つ以上の加工システムを含む、製造システムに関する。製造システムは、加工物位置決め装置と、加工物位置決め装置に対して移動可能な機械加工アセンブリとを含むことができる。機械加工アセンブリは、ウォータージェットアセンブリ、ミリングアセンブリ、または所望の加工を行うための別のタイプのシステムとすることができる。1つ以上の加工物(例えば、パネル、胴体、翼外板、エンジン筐体、航空機の構成要素等)は、機械加工アセンブリが、加工物を加工するために工具を使用する間の加工物の不要な移動を低減、制限、または実質的に防止する位置決め装置の上に静置することができる。位置決め装置は、概して、互いから離れて、または互いに向かって移動することができる、1つ以上の積み重ね可能な直立ヘッダを含むことができる。各ヘッダは、加工物の幾何学形状に基づいて、独立して構成を持つことができる。例えば、垂直方向のヘッダは、ヘッダが、概して加工物の形状と整合するように、その長手方向長さに沿って調整可能および/またはプログラム可能な高さを有することができる。このようなヘッダは、加工物を支持する、位置決めする(例えば、上昇および/または下降)、保持する、および/あるいは保定するように適合される、独立して操作される可動アクチュエータのパネルを含むことができる。]
[0015] 図示される実施形態の説明を支援するために、上向き、上部、下向き、下部、直立、垂直、および水平等の用語が、添付図面を説明するために使用される。しかしながら、図示される実施形態は、種々の角度、横向き、さらには上下逆さまも含む、様々な所望の位置に配置または配向することができることを理解されるであろう。]
[0016] 文脈上異なる解釈を要する場合を除き、本明細書および特許請求の範囲の全体を通して、「備える(含む)」、および「(1つを)備える(含む)」や「備えている(含んでいる)」等のその変化形は、開かれた包括的な意味、すなわち「〜を含むが、これに限定されない」と解釈されるべきである。]
[0017] 図1は、広範囲の異なるタイプの加工物を加工するための製造システム100を示す。製造システム100は、加工物位置決め装置102と、作動システム115を介して位置決め装置102と相対的に移動する、加工システム103とを含む。制御システム117は、機械加工アセンブリ114の進行経路を制御する。機械加工アセンブリ114は、位置決め装置102によって支持される1つ以上の加工物(図1には示さず)を、整形する、切断する、ミリングする、ドリルで穴を開ける、検査する、清浄する、研磨する、あるいは加工するのに好適な、1つ以上の工具を含む。加工システム103は、ウォータージェットシステム、ミリングシステム等とすることができるが、これに限定されない。図示される加工システム103は、ウォータージェットを発生させて、送達するのに好適なノズルを伴う、ウォータージェットシステムである。米国特許第6,000,308号に開示されるウォータージェットシステム等の、種々のタイプの周知のウォータージェットシステムを、本明細書に開示される製造システム内に組み込むことができる。] 図1
[0018] 図1に示される位置決め装置102は、第1の支持レール130と、第2の支持レール132と、第1支持レール130と第2の支持レール132との間の受容窓134とを有する、剛体フレーム128を含む、一連のヘッダは、最外のヘッダ140aとヘッダ140cとの間にある。垂直に構成可能なヘッダ140a、140b、140c(集合的に140)は、第1および第2の支持レール130、132の上に静置し、かつそれらの間に延びる。ヘッダ140は、第1および第2の支持レール130、132に沿って積み重ねる(例えば、水平に積み重ねる)ことができ、かつそれらの長さに沿って可変高さを有することができる。このようなヘッダ140は、加工物の表面の外形に類似する上部外形を持つことができる。] 図1
[0019] ヘッダ140のそれぞれは、加工物を支持するように協働することができる、独立して移動可能なアクチュエータのパネルを含む(図2を参照されたい)。例えば、アクチュエータの上端部は、加工物の形状にほぼ整合するように位置決めすることができる。したがって、ヘッダ140は、広範囲の幾何学形状を有する加工物を支持し、かつ位置決めすることができる。図1に示される実施形態を含む一部の実施形態では、ヘッダ140は、密集させたアクチュエータのパネルを有し、かつ概して垂直に直立する。] 図1 図2
[0020] 操作者は、位置決め装置102を好都合に再構成するように、ヘッダ140のうちのいずれかを矢印164、166によって示される方向に、第1および第2の支持部レール130、132に沿って手動で摺動させることができる。ヘッダ140は、次いで、加工物をヘッダ140の上にセットするように、第1および第2の支持レール130、132に固定して連結する(例えば、係止する)ことができる。]
[0021] 図1に示される位置決め装置102は、11個のヘッダ140を有する。第1および第2の支持レール130、132には、さらに多い、または少ない数のヘッダを据え付けることができる。例えば、比較的に大きい加工物を加工するために、追加的なヘッダを、ヘッダ140aとヘッダ140bとの間に据え付けることができる。これらの追加的なヘッダは、迅速な据え付けのために、支持レール130、132の上に手動で輸送して設置することができる。これは、加工物を支持するための定数のモジュールを有する従来の加工物ホルダよりも、大きな加工可撓性を提供する。追加的または代替的に、以下に詳細に論じるように、カバーは、ヘッダ140の間に設置することができる。] 図1
[0022] 引き続き図1を参照すると、作動システム115は、垂直なZ軸に沿った移動のために、ラム170を含む。ラム170は、ブリッジ172の長手方向軸174に概して平行である、水平なY軸に沿った移動のために、ブリッジ172に摺動可能に連結される。ブリッジ172は、ブリッジ172が、その長手方向軸174に対して概して垂直な方向に移動し得るように、一対の離間したレール180、182の上に載置される。例えば、ブリッジ172は、Y軸に対して概して垂直であるX軸に沿って移動することができる。したがって、機械加工アセンブリ114は、位置決め装置102上の加工物を加工するように、X軸、Y軸、および/またはZ軸に沿って移動することができる。必要または所望に応じて、線形摺動、レールシステム、キャリッジ、モータ等を採用する他のタイプの作動システムを、機械加工アセンブリ114を選択的に移動および作動させるために使用することができる。米国特許第6,000,308号および米国特許公報第2003/0037650号(出願整理番号:第09/940,689号)は、機械加工システム100に組み込むことができる、システム、構成要素、および機構を開示しており、どちらも参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。例えば、処理ヘッドは、図2の加工物150を整形する、ドリルで穴を開ける、ミリングする、検査する、清浄する、研磨する、それらの組み合わせを行う、あるいは加工するために使用することができる。] 図1 図2
[0023] 図2の構成可能なヘッダ140は、細長いビーム200と、ビーム200に固定して連結される直立アクチュエータ204のパネルとを含む。ビーム200は、アクチュエータ204のパネルが受容窓134内に位置決めされるように、レール130とレール132との間に延び、かつそれらの上に静置する。図示されるビーム200は、ビーム200を通って延びる、アクチュエータ204のパネルに沿って概して中間に位置決めされる。] 図2
[0024] ビーム200の第1および第2の端210、212は、それぞれ、支持レール130、132を覆う。本明細書で使用する場合、「ビーム」という用語は、各端において支持することができる概して剛体の部材または構造を含むが、これに限定されず、広く解釈される。例えば、図示されるビーム200は、第1および第2の支持レール130、132に選択的に連結可能である、単純に支持される剛体部材である。ビーム200は、I形ビーム、正方形ビーム(中空または中実の正方形ビーム)、長方形ビーム(中空または中実の長方形ビーム)、Cチャネルビーム、または好適な機械的特性を有する他のタイプのビームとすることができ、かつ、全体的または部分的に、1つ以上の金属(例えば、鋼、アルミニウム等)、木材、プラスチック、複合材料、またはそれらの組み合わせ、ならびに好適な機械的特性を伴う他の材料で作製することができる。]
[0025] ヘッダ140は、第1および第2の支持レール130、132に対して、概して直交することができる。例えば、図1のヘッダ140aは、それぞれ、レール130、132の長手方向軸230、232の一方または両方に対して概して直交する、長手方向軸220を有する。ヘッダ140aのアクチュエータ204のパネルは、長手方向軸230、232の一方または両方にも直交することができる。] 図1
[0026] 図2のアクチュエータ204は、概して互いに類似したものとすることができ、したがって、アクチュエータのうちの1つの以下の説明は、特に明記しない限り、他のものにも同様に適用する。アクチュエータ204は、機械式アクチュエータ、電動アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、および/または油圧アクチュエータ、ならびに加工物に係合するのに好適な他のタイプのアクチュエータとすることができる。例えば、アクチュエータ204は、サーボ制御の線形アクチュエータとすることができる。] 図2
[0027] アクチュエータ204a(図2では、完全に下降した構成で示される)は、加工物の下面に係合するための係合ヘッド252aを有する、直線的に移動可能な加工物ホルダ250aを含む。アクチュエータ204aは、図示される加工物150の下には無いので、下降した構成に保つことができる。アクチュエータ204b(図2では、完全に上昇した構成で示される)は、加工物150の下面254と接触する係合ヘッド252bを有する。アクチュエータ204のそれぞれは、加工物を支持する、位置決めする、保持する、あるいは加工物に係合するように、上昇構成と下降構成との間で垂直に移動することができる。] 図2
[0028] アクチュエータ204の作用線は、受容窓134を通って延び得る。例えば、アクチュエータ204aは、加工物ホルダ250aがそれに沿って平行移動する、作用線270aを有する。作用線270aは、受容窓134を通って延びる。]
[0029] 任意の数のアクチュエータを、ビーム200によって保持することができる。アクチュエータの数は、非常に複雑な幾何学形状を伴う加工物を支持するために増加させることができ、または比較的に単純な形状を伴う加工物を支持するために減少させることができる。複雑な幾何学形状(例えば、非常に湾曲した下面)を伴う重い加工物を加工するために、多数の密集したアクチュエータを伴うヘッダを利用することができる。]
[0030] アクチュエータ204は、異なる高さにおいても、製造プロセス全体を通してアクチュエータ204を維持できるような方法で、ビーム200に固定される。異なるヘッダ140のアクチュエータ204は、製造プロセス中に、加工物150が概して定置に留まるように、互いに概して平行のままとすることもでき、それによって、従来のシステムと比較して、製造許容度を緩和することができる。]
[0031] アクチュエータ204は、加工物150の左右の移動を制御するように適合させることができる。図2の係合ヘッド252aは、例えば、加工物150の左右の移動を低減する、制限する、または実質的に防止するように構成することができる。例えば、係合ヘッド252aは、加工物150の下面254と噛合させるための、外側を向いた接着面、織物面、および/または締め具を有することができる。追加的または代替的に、係合ヘッド252aは、それ自体と加工物150との間を真空に引くように適合させることができる。真空は、加工物150の不要な左右の移動を防止または制限するのに十分なものとすることができる。アクチュエータ204と加工物150との間の所望の相互作用のために、他のタイプの係合ヘッドも利用することができる。一例として、係合ヘッド252aは、加工物を保護かつ支持するための軟質パッドを含むことができる。] 図2
[0032] 図3Aは、それぞれ、第1の支持レール130に取り付けられる、垂直に構成可能なヘッダ140b、140cの端部300、210を示す。端部300は、支持レール130に連結するための、連結領域316と、係止機構320とを含む。端部210は、支持レール130に連結するための、連結領域318と、係止機構322とを含む。係止機構320、322は、概して互いに類似したものとすることができ、したがって、係止機構のうちの1つの以下の説明は、特に明記しない限り、他のものにも同様に適用する。] 図3A
[0033] 図3Aの係止機構320は、端部300の下部分341の連結領域316(図3Bでは、開口部340、342、344の形態で示される)を通って、かつレール130内のそれぞれの開口部350、352、354(図3Bを参照されたい)を通って下向きに延びる、複数の離間した締結具330、332、334を含む。端部300をレール130の上面362の上に静置する時に、開口部340、342、344は、レール130内のそれぞれの開口部350、352、354と垂直整列することができる。] 図3A 図3B
[0034] 本明細書で使用する場合、「締結具」という用語は、2つの構成要素を一緒に固定することができる1つ以上の部材を含むが、これに限定されず、広く解釈される。締結具には、機械式締結具アセンブリ(例えば、ナットおよびボルトのアセンブリ)、ネジ、ピン(例えば、配置ピン)、リベット等が挙げられるが、これに限定されない。例えば、図3Aの締結具330、334は、それぞれの開口部340、344および開口部350、354を通って延びる、ボルトである。図3Aの締結具332は、垂直に移動可能な配置ピンである。] 図3A
[0035] 係止機構320は、端部300をレール130に固定して連結するように、好都合に据え付けることができる。例えば、配置ピン332は、レール130に対して端部300を位置決めするように、下部分341の開口部342および開口部352を貫通することができる。次いで、係止機構320が係止構成になるように、締結具330、334が据え付けられる。このように、端部300は、複雑な治工具または用具を使用せずに、迅速かつ好都合にレール130に取り付けることができる。]
[0036] 一部の実施形態では、係止機構320は、1つ以上の締め具の形態とすることができる。締め具は、開口位置(例えば、係止解除構成)と、閉口位置(例えば、係止構成)とを有することができる。締め具が開口位置である時に、端部300は、レール130に対して自由に移動することができる。閉口位置である締め具は、レール130を端部300に確実に握持して固定することができる。他のタイプの係止機構も採用することができる。]
[0037] 図4を参照すると、第1および第2の支持レール130、132は、相互に概して平行である。第1の支持部レール130は、複数の別個の載置領域370a〜f(集合的に370)を含み、第2の支持部レール132は、複数の別個の載置領域372a〜f(集合的に372)を含む。対応する横方向の複数対の載置領域370、372は、それぞれの横方向の複数対の載置領域370、372に連結されるヘッダのための横方向の載置位置を表す、載置位置380a〜f(集合的に380として想像線で示される)を画定する。] 図4
[0038] 載置領域370間の間隔および載置領域372間の間隔は、載置位置380の所望のピッチに基づいて選択することができる。例えば、載置領域370、372は、それぞれ、レール130、132の長手方向長さに沿って均一または不均一に離間することができる。図示される載置領域370、372は、それぞれ、レール130、132の長手方向長さに沿って均一に離間される。]
[0039] ヘッダを載置位置380aにおいて据え付けるために、例えば、ヘッダを、載置領域370a、372aと噛合させることができる。ヘッダの一端の係止機構は、載置領域370aと噛合させることができ、ヘッダの他端の別の係止機構は、載置領域372aと噛合させることができる。次いで、両方の係止機構を、ヘッダをレール130、132に固定して連結するように、係止構成まで移動することができる。係止機構は、レール130、132に沿ってヘッダを摺動させるように、係止解除構成まで移動することができる。このように、ヘッダは、位置380のうちのいずれかにおいて、レール130、132に選択的に連結することができる。]
[0040] 載置領域370、372は、互いに類似した、または同一のものとすることができ、したがって、載置領域のうちの1つの説明は、特に明記しない限り、他のものにも同様に適用する。図3Bおよび4の載置領域370aは、連結領域316の相補的開口部340、342、344と噛合するように構成される、開口部350、352、354を含む。他の実施形態では、載置領域370aは、1つ以上の上向きに延びる、ネジ付き部材(例えば、ロッド)、ピン(例えば、可動整列ピン)、キー止め特徴、または他の保定構造を含むことができる。] 図3B
[0041] 引き続き図4を参照すると、隣接する位置380間の間隙の寸法は、ヘッダの所望の間隔に基づいて選択することができる。例えば、間隙390の幅Wは、載置位置の数を減少または増加させるように、増加または減少させることができる。一部の実施形態では、幅Wは、ヘッダのうちの1つの隣接するアクチュエータ間の平均距離未満である。一部の実施形態では、幅Wは、0.1インチ(約2.54mm)以下である。特に封止デバイスが採用される場合には、他の幅Wも可能である。加えて、幅Wは、密集したアクチュエータを提供するように低減することができる。したがって、幅Wは、隣接するアクチュエータ間の距離を減少または増加させるように、増加または減少させることができる。アクチュエータの所望の間隔を達成するために、スペーサ、治工具、定置支持物等を用いることができる。] 図4
[0042] 図1の製造システム100を使用する一部の実施形態では、構成可能なヘッダ140の連結領域は、ヘッダ140がレール130、132を覆って延びるように、レール130の相補的な載置領域およびレール132の載置領域と噛合する。次いで、ヘッダ140は、それらのそれぞれの係止機構を使用して、レール130、132に固定される。] 図1
[0043] 次いで、加工物150は、ヘッダ140のアクチュエータ204の上に位置決めされる。アクチュエータ204は、加工物150がその上に設置される前またはその後に、位置決めすることができる。一部の実施形態では、アクチュエータ204は、加工物150がアクチュエータ204の上に設置される前に、制御システム117に記憶されるプログラムを用いて位置決めされる。アクチュエータ204の係合ヘッド252が適切に位置決めされた後に、加工物150は、係合ヘッド252の上に移動され、次いで設置される。他の実施形態では、加工物150は、アクチュエータ204の上に保持され、当該アクチュエータは、次いで、加工物150の下にある係合ヘッド252が、加工物150の下面254と接触するまで、同時または逐次的に上昇される。各係合ヘッド252の垂直移動は、当該ヘッドが加工物150と接触した時点で停止される。このように、一連のアクチュエータ204は、加工物150の幾何学形状に基づいて位置決めすることができる。]
[0044] ヘッダ140が、所望の高さおよび配向で加工物150を保持した後に、任意の数の加工を加工物150に行うために、図2の工具198(例えば、回転工具、ウォータージェット等)が使用される。加工中に、ヘッダ140は、加工を所望の許容度の範囲内に保つように、加工物150を概して定置に保つことができる。加工後に、加工された加工物150は、ヘッダ140から除去される。一部の実施形態では、次いで、別の加工物がヘッダ140の上に位置決めされ、機械加工アセンブリ114を使用して加工される。] 図2
[0045] 位置決め装置102は、異なるタイプの加工物を加工するように、再構成することができる。それぞれのヘッダ140の係止機構は、それぞれのヘッダ140を移動させるために、係止構成から係止解除構成まで移動することができる。ヘッダ140は、図4に関連して論じられるように、レール130、132に沿って、矢印164、166によって示される方向に、所望の載置位置380まで摺動させることができる。ヘッダ140は、次いで、レール130、132に係止される。] 図4
[0046] 図5および6は、定置の基部部材410と、基部部材410に固定されるフレーム420とを含む、位置決め装置400を示す。基部部材410は、フレーム420によって支持される一連のヘッダ440のアクチュエータを受容するように寸法決定および構成される陥凹領域430を画定する。図示されるアクチュエータのパネルは、パネル内の最外のアクチュエータが陥凹領域430の側壁434、436に隣接するように、陥凹領域430を覆って横方向に延びる。] 図5
[0047] 図5に示される陥凹領域430は、ヘッダ440を密に囲む、U字形の長手方向に延びるチャネルである。陥凹領域430は、概してフレーム420と整列される。陥凹領域430は、略V字形の軸方向断面またはヘッダ440を受容するのに好適な他の軸方向断面等の、他の軸方向断面を有することができる。] 図5
[0048] フレーム420は、基部部材410のそれぞれの水平上面460、462の上に載置される、第1および第2の支持レール450、452を含む。レール450、452は、1つ以上の締結具を使用して、恒久的または一時的に上面460、462に連結することができる。一部の実施形態では、レール450、452は、基部部材410内に一体化することができる。陥凹領域430は、ピットを形成するために、上面460と上面462との間に挿入され、かつそこから下向きに延びる。]
[0049] 図7は、加工システム515の機械加工アセンブリ514に対して移動可能なモジュール式加工物位置決め装置502を含む、製造システム500を示す。位置決め装置502は、好都合な据え付けおよび除去のために可搬式とすることができる。任意の数のモジュール式加工物位置決め装置502を、単一の加工物を支持するために用いることができる。例えば、2つのモジュール式加工物位置決め装置502は、単一の加工物を支持するように協働することができる。] 図7
[0050] 図7および8の位置決め装置502は、複数のヘッダ514a〜k(集合的に514)を支持する剛体フレーム510を有する。図示されるフレーム510は、ヘッダ514を支持する一対の支持レール520、522と、レール520とレール522との間に延びる水平横方向部材534(図7および8では、後部横方向部材が隠れている)とを含む。レール520、522および横方向部材534は、ヘッダ514を受容するようにサイズ決定される受容窓530を画定する。フレーム510の4つの垂直脚は、レール520、522および横方向部材534、536を支持することができる。] 図7
[0051] ヘッダ514を据え付けるために、ヘッダ514は、ヘッダ514の対向する外向きに延びる端部がレール520、522の載置領域と噛合するまで、受容窓530内に挿入され、かつこれを貫通する。ヘッダ514を除去するために、ヘッダ514は、ヘッダ514が窓530から引き出されるまで、レール520、522から離れて垂直に持ち上げることができる。このように、ヘッダ514は、複雑な治工具または用具を利用せずに、フレーム510から好都合に除去することができる。]
[0052] モジュール式位置決め装置502は、加工物の寸法に基づいてヘッダを追加または除去することによって、様々な寸法を有する加工物を支持することができる。1人以上の操作者は、本明細書で開示される装置を据え付ける、除去する、および位置決めを行うことができる。]
[0053] 図9は、レール611、613によって支持される複数のヘッダ610a〜k(集合的に610)と、カバー612a〜d(集合的に612)とを含む、位置決め装置600を示す。カバー612は、位置決め装置600を横断して歩くための通路を画定するのに十分に幅を広くすることができ、図13に関連して論じる。ヘッダ610は、概して互いに類似したものとすることができ、したがって、ヘッダのうちの1つの以下の説明は、特に明記しない限り、他のものにも同様に適用する。] 図13 図9
[0054] ヘッダ610eは、相互に対して移動可能である、アクチュエータ622のパネルを含む。アクチュエータ間の相対的位置は、調整することができる。パネル622の各アクチュエータは、細長いビーム624に対して複数の異なる据付位置を有することができ、それによって、比較的に微細な間隔調整を与える。]
[0055] (例えば、隣接するヘッダまたは同じヘッダのアクチュエータ)間の距離は、アクチュエータ間の所望の空間的関係を達成するように増加または減少させることができる。ヘッダ610j、610kのアクチュエータ670、672は、互いに隣り合って位置決めされ、ヘッダ610eのアクチュエータ630、632は相互から離間される。アクチュエータは、使用中に細長いビームが捩れるのを低減する、制限する、または実質的に防止するようにも位置決めすることができる。ヘッダのアクチュエータは、もしあれば、ヘッダのビームに印加されるモーメントを制御するように、それぞれのヘッダの中心線に沿って、または中心線から離れて配置することができる。アクチュエータの間隔およびヘッダの間隔は、どちらも変化させることができるので、広範囲の構成を達成することができる。]
[0056] 図10は、別の配設のアクチュエータ630、632、640、642を示す。アクチュエータのうちの1つの説明は、特に明記しない限り、他のものにも同様に適用する。アクチュエータ630は、上から見た時に、載置板692に対して偏心して位置決めされる、可動ピストン690を有する。ピストン690は、載置板692の配向を変化させることによって、異なる位置に載置することができる。アクチュエータは、載置位置を事前設定するために、段階的に(例えば90度単位で)回転させることができる。アクチュエータのそれぞれは、4つの異なる場所に配置することができる。例えば、図9のアクチュエータ632は、図10に示される位置まで反時計回りに90度回転させることができ、したがって、載置板698を回転させることによって再位置決めを、さらには左右の再位置決めも行うことができるようになる。載置板698は、ビーム624に対してアクチュエータ632を中央に置く、別の載置板と置き換えることができる。] 図10 図9
[0057] 図10の載置板692は、細長いビーム624の載置領域(例えば、基板)に連結することができる。図9においてアクチュエータを1つだけ伴って示されるヘッダ610dは、アクチュエータの載置板の対応する穴と噛合するように位置決めされる角穴693a、693b、693c、693d(集合的に693)をそれぞれ有する、1列の平坦な載置領域691を含む。角穴693は、アクチュエータがそこを通って延びることができる、中央穴を囲む。図9および10に示されるアクチュエータ630は、下にある載置領域に載置板692を一時的に連結するように、締結具694a、694bが載置板の穴(または他の穴)を貫通することによって、載置領域に据え付けることができる。一部の実施形態では、アクチュエータは、ヘッダ610dの開口部697に挿入して、これを貫通することができる。次いで、アクチュエータは、載置板を載置領域691に噛合するように回転される。ユーザは、アクチュエータが開口部697を通って延びている間に、異なる偏心位置の間を手動で移動させることができる。ヘッダの他の開口部の多くは、正方形プレートで覆われる。] 図10 図9
[0058] 図11は、アクチュエータおよび定置ホルダの両方有するヘッダを含む、位置決め装置700を示す。ヘッダ710aは、複数の定置ホルダ712a、712b、712cと、複数の穴カバー714a、714bとを含む。定置ホルダ712aは、加工物を支持するためのプラットフォーム720を有する、上向きに延びるアーチの形態である。プラットフォーム720は、ヘッダ710aの細長いビーム713に対して固定高さである。定置ホルダ712bは、自由端722において終了する、上向きに延びる細長いロッドを伴う加工物支持体である。定置支持体712cは、一対の離間した垂直に延びる脚730、732と、複数の連結器742、744を含むプラットフォーム740とを含む。連結器742、744は、治工具、加工物の特徴等に、一時的または恒久的に連結することができる。移動可能な構成要素と定置の構成要素との種々の組み合わせは、混合および整合することができる。定置の構成要素は、加工物を位置決めするために用いられる基準位置を提供し得る。定置ホルダは、位置決め装置700を再構成するために、何度でも除去および据え付けを行うことができる。] 図11
[0059] 隣接する構成要素間に間隙を提供するために、穴カバーをヘッダ内据え付けることができる。ヘッダ710aは、定置支持体712aと支持体712bとの間にカバー714aを有し、一方で、カバー714bは、支持体712cの脚730と脚732との間にある。カバーは、硬い治工具との接触に好適でない加工物の部分の下に位置決めすることができる。]
[0060] 図12を参照すると、位置決め装置800は、一対の傾斜位置決めアセンブリ810、812と、それらの間にある中央位置決めアセンブリ814とを含む。図示されるシステム800は、湾曲形状を有する胴体部分を支持している。位置決めアセンブリの数および相対的位置は、加工物のサイズ、構成、特性(例えば、強度)に基づいて選択することができる。] 図12
[0061] 図13は、カバー1002a〜d(集合的に1002)と、ヘッダ1010a〜d(集合的に1010)とを含み、アクチュエータを除去して示される、位置決め装置を示す。加工中に生成される破片の少なくとも一部は、密に配設されたカバー1002およびヘッダ1010の下にある空間に落下しないようにすることができ、したがって、位置決め装置1014の下への破片の蓄積を最小限に抑える、制限する、または実質的に防止する。カバー1002(例えば、カバー1002a、1002c、1002d)は、位置決め装置1014を横断して歩くための通路を画定するのに十分な幅とすることができる。カバー1002bは、ヘッダ1010cとヘッダ1010dとの間の比較的に小さい間隙を埋めることができる。] 図13
[0062] 破片には、加工物から除去された材料(例えば、削り屑、切断部分等)、ジェットを生成するために使用される材料(例えば、水、研磨材料等)、または加工物が加工される時に生成される他の不要な材料、または廃棄材料が挙げられるが、これに限定されない。もしあれば、カバー1002とヘッダ1010との間の空間は、カバー1002およびヘッダ1010の上に破片が蓄積するように、比較的に小さくすることができる。隣接する構成要素間のチャネルに沿って、水を流すことができる。例えば、排水を援助するように、チャネル1020に沿って位置決め装置1014の側に向かって水を流すことができる。主にチャネルに沿って水を排出するのを確実にするように、1つ以上の封止デバイスを使用することができ、以下に詳細に論じる。]
[0063] 要員は、アクチュエータの交換、修理、検査等のために、カバー1002の上を歩いて、加工物、またはアクチュエータ、さらには中央に配置されたアクチュエータ等の位置決め装置1014の構成要素に接近することができる。図示されるカバー1002aは、通路として機能する、比較的に幅の広い支持ビーム1041を有する。ビーム1041は、少なくとも1人を支持することができ、かつ概して平坦な歩行面1043を画定する。カバー1002c、1002dは、通路としても機能することができる。]
[0064] カバー1002の寸法は、ヘッダ1010間の間隙の寸法に基づいて選択することができる。カバー1002のそれぞれは、隣接する一対のヘッダ1010の間の間隙の大部分、または実質的に全てを埋めることができる。例えば、カバー1002aは、ヘッダ1010b、1010cを分離する距離の大部分にわたって延びることができる。一部の実施形態では、カバー1002aの幅Wは、ヘッダ1010b、1010cを分離する距離の少なくとも90%である。]
[0065] カバー1002c、1002dは、ヘッダ1010と寸法的に互換性がある。図13に示されるように、カバー1002c、1002dは、ヘッダ1010に概して等しい幅を有する。カバー1002bは、ヘッダ1010の幅の約半分の幅を有する。カバー1002aは、カバー1002bの幅の2倍または3倍、かつカバー1002c、1002dの幅1.5倍の幅を有する。他の幅が可能である。カバーは、ヘッダの幅に概して等しい、またはその1/2倍の幅を有することができる。いくつかの配設では、複数のカバー1002は、隣接するヘッダ1010の間に位置決めされる。] 図13
[0066] ヘッダ1010およびカバー1002は、概して間隙の無い上面を提供するように、広範囲の異なる構成を提供する多数の方法で再編成することができる。カバー1002は、ヘッダ1010も支持するレールによって支持することができる。ユーザは、加工装置1014を再構成するために、カバー1002およびヘッダ1010の端部に好都合に接近して位置決めすることができる。他の実施形態では、カバーは、ヘッダまたは加工装置1014の他の好適な構成要素によって支持することができる。例えば、カバーは、一対の隣接するヘッダで支持することができる。]
[0067] 支持レールは、載置領域が、ヘッダ1010を「半ピッチ」で配設できるようにするような方法で構成することができる。一群のヘッダが互いに密に詰まっている(例えば、相互に接触している)場合に、ユーザは、2つの隣接するヘッダを除去することができ、かつ1つのヘッダを、2つの除去したヘッダが配置されていた間隙の中間に据え付けることができる。カバー(例えば、図13のカバー1002bに類似するカバー)を、ヘッダの両側に結果として生じる間隙に据え付けることができる。相互に離間される密に積み重ねたヘッダの配設を提供するように、種々のカバーおよびヘッダを混合および整合することができる。] 図13
[0068] ヘッダ1110は、アセンブリを容易にする、および/または動作、信頼性、および/または性能を向上させる、種々の特徴を含むことができる。図14は、モジュール式デバイスまたは治工具構成要素を保定するための、T形スロット付属物等の、スロット1123、1125を伴う載置特徴1113、1115を有する、据え付けて組み立てたヘッダ1010aを示す。一部の実施形態では、アクチュエータのアセンブリおよび据え付けを容易にするように、導管管理(例えば、ケーブル管理、ホース管理、管路管理等)のための構成要素が、載置特徴1113、1115に連結される。これらの構成要素は、締め具または他のタイプの拘束デバイスとすることができる。したがって、アクチュエータの底部に導管が接近しないようにすることができる。] 図14
[0069] 図14のヘッダ1110aは、基部1169と、端部キャップ1175と、端部キャップ1175を通って延びるホース1171、1173とを含む。基部1169は、複数の一体的な流体通路1161、1163を含む。加圧流体(例えば、空気)または真空を、通路1161、1163を介して提供することができる。一部の実施形態では、通路1161、1163は、アクチュエータ1177を空気圧で動作させるために用いられる。加圧流体は、アクチュエータ1177を作動させるために使用することができ、一方で、真空は、アクチュエータ1177のホルダによって使用される。通路1161、1163は、基部1169に一体化されているので、別々の加圧/真空管路に関連する問題を最小限に抑える、または回避するように、流体通信は、アクチュエータ1177で確実に維持することができる。他の実施形態では、ヘッダ1110aは、好都合な管路の交換を行うことができるように、基部1169とは別の加圧/真空管路を有することができる。] 図14
[0070] 図示されるヘッダ1110a、1110bは、アクチュエータの追加または除去を容易にするように、組み立ておよび配管/配線を行うことができる。加えて、構成要素は、信頼性のある動作を確保するように保護または単離されてもよい。例えば、基部1169の中空ビーム1118は、電気接続部、流体接続部(例えば、空気接続部)等の接続部を収容することができる。広範囲の異なるタイプの接続を、中空ビーム1118の内側に沿って位置決めすることができる。アクチュエータは、機械の休止時間を最小限に抑える、または制限するように、これらの内部接続部を使用して容易に据え付けることができ、それによって、機械の休止時間を低減して生産を増加させる。]
[0071] ヘッダまたはカバー等の、ヘッダおよび隣接する構成要素は、加工中に生成される副生成物から、アクチュエータの下にある空間を遮蔽することができる。図14および15は、材料(例えば、水、破片等)がヘッダ1110aとヘッダ1110bとの間に落下するのを防止する、制限する、または実質的に防止するように、相互に封止係合する、ヘッダ1110a、1110bを示す。図示されるヘッダ1110aは、封止を形成するようにヘッダ1110bと接触する、封止デバイス1121を含む。] 図14
[0072] 図15を参照すると、封止1119は、ヘッダ1110bに対して封止デバイス1121を押圧することによって形成される。封止1119は、流体封止(例えば、防水封止)、気密封止、または他のタイプの封止とすることができる。所望の封止は、ヘッダ1110aの表面1120とヘッダ1110bの表面1122との間の距離を変動させることによって得ることができる。破片または水が封止1119を過ぎて流出する場合には、所望の封止1119が達成されるまで、封止デバイス1121を調整することができる。] 図15
[0073] 封止デバイス1121は、接着剤(例えば、糊、接合剤等)、1つ以上の締結具等を介して、ヘッダ1110aのビーム1118に固定して連結することができる。図15の封止デバイス1121は、概して、封止部材1137(ブラダ封止として図示される)と、封止部材1137内のチャンバ1136と、流体管路1141に連結される吸入弁1130とを含む。本体1137は、全体的または部分的に、異なる構成を持つことができる順応性材料で作製することができる。順応性材料は、発泡体、ポリマー、ゴム、それらの組み合わせ等を含むことができる。] 図15
[0074] 吸入弁1130は、封止部材1137内の流体の量を制御する1つ以上のコントローラまたはスイッチと通信することができる。チャンバ1136は、所望のレベルの封止部材1137の膨張を達成するように、流体を充填することができる。封止部材1137を膨張させるために、流体源1146(図14に示される)は、管路1141を通してチャンバ1136内に流体を送達することができる。一実施形態では、流体源1146は、空気加圧デバイス(例えば、空気圧縮機)とすることができる。部分的または完全に膨張した封止部材1137は、封止1119を形成するためにヘッダ1110bを圧迫し、ヘッダ1110aとヘッダ1110bとの間にいくらかの移動がある場合であっても、当該封止を維持することができる。加工後に、封止部材1137は、チャンバ1136内の流体を、弁1130、または排出弁等の別の弁を通過させて外に出すことによって、収縮させることができる。したがって、封止部材1137は、異なるサイズおよび/または許容度のヘッダとカバーとの間の互換性を提供するように、ヘッダ1110aおよび隣接する構成要素の位置に基づいて、膨張または収縮させることができる。] 図14
[0075] 図16は、以下に詳述することを除いて、図15の封止デバイス1121に概して類似する、封止部材1200を示す。封止部材1200は、概して中実断面(すなわち、中空ではない)を有し、かつ全体的または部分的に、大きい変形に耐えることができる、発泡体(例えば、独立気泡発泡体、連続気泡発泡体等)等の圧縮性材料で作製され得る。封止デバイス1200は、ヘッダ1212の表面1210に固定することができ、かつ隣接するヘッダ1214に向かって突出させることができる。一部の実施形態では、封止デバイス1200は、モノリシック的に形成される封止部材である。] 図15 図16
[0076] 封止部材は、単一部品または複数部品構造を有することができ、かつあらゆる好適な断面外形を有してもよい。例えば、封止部材の断面外形は、略多角形(例えば、長方形または正方形の)、円筒形、半円形等とすることができる。図15の封止部材1137は、略半円形であり、図16の封止部材1200は、略多角形であり、略長方形で示される。必要または所望に応じて、他の断面外形も可能である。封止部材は、それらの長手方向長さに沿って概して一定の断面外形も有することができる。このような封止部材は、概して平行な構成要素間で使用するのに特に好適である。代替として、封止部材は、平行ではない構成要素間で使用するために、それらの長手方向長さに沿った変動断面外形を有してもよい。] 図15 図16
[0077] 図17および18は、ヘッダおよび/またはカバーを伴って使用することができる封止デバイスを示す。図17は、ヘッダ1306とヘッダ1308との間に画定される間隙1302を覆って延びる、封止デバイス1300を示す。封止デバイス1300は、破片が間隙1302内に落下するのを最小限に抑え、制限し、または実質的に防止し、かつ概して、一対の係合部材1310、1312と、本体1320とを含む。係合部材1310、1312は、それぞれヘッダ1306、1308に封止状態で係合することができる。ユーザは、封止デバイス1300を再位置決めまたは除去するように、ヘッダ1306、1308の封止デバイス1300を好都合に持ち上げることができる。一部の実施形態では、封止デバイス1300は、ヘッダ1306、1308のうちの1つに、固定または回転可能に連結される。] 図17
[0078] 図18を参照すると、封止デバイス1400は、ヘッダ1406とヘッダ1408との間に延びる。封止デバイス1400は、間隙1402を遮蔽するように、ヘッダ1406、1408内に組み込むことができる。図示される実施形態では、封止デバイス1400は、それぞれ、ヘッダ1406、1408のスロット1416、1418内に延び、かつヘッダ1406、1408のうちの1つに、固定して連結することができる。封止デバイス1400がヘッダ1406に固定して連結される場合、ヘッダ1406、1408が互いに向かって移動する時に、封止デバイス1400は、スロット1418内に摺動することができる。] 図18
[0079] 図19は、中空ビーム1510と、ビーム1510から下向きに延びる裾部1512とを含む、基部1500を示す。ビーム1510は、アクチュエータを受容するための直線配列の開口1525を含む。裾部1512は、第2の部分1534から離間した第1の部分1532を含む。図示される第1および第2の部分1532、1534は、空間1536を画定するガードである。したがって、第1および第2の部分1532、1534は、アクチュエータを保護することができ、かつホース、配管等の構成要素を受容するための空間を提供することができる。] 図19
[0080] 基部1500は、押出、成形、機械加工、ミリング等を伴う加工を含む、製造プロセスによって形成することができる。図示される基部1500は、押出プロセスによって形成される、複合物、ポリマー、金属(例えば、アルミニウム合金、陽極酸化アルミニウム等)等の工業材料で作製することができる。通路、載置特徴、スロット、封止デバイスの部分等も、押出プロセスを通じて作製されてもよい。開口1525は、単一部品構造を伴う基部を生成するように、ドリルによる穴開けまたはミリングプロセスを介して形成することができる。他の実施形態では、基部1500は、複数部品構造を有することができる。例えば、ビーム1510は、締結具によって相互に連結される、複数の別々の部材を含むことができる。一部の実施形態では、基部1500および/またはビーム1510は、溶接物とすることができる。例えば、基部1500の部分は、押出プロセスによって形成することができ、部分は、押出部分を伴って組み立てられる溶接物とすることができる。]
[0081] 基部1500は、全体的または部分的に、1つ以上の金属、複合物、ポリマー、またはそれらの組み合わせで作製されてもよい。複合物は、強化要素(例えば、繊維、粒子等)、充填剤、結合剤、マトリクス等を含み得るが、これに限定されない。金属、木材、ガラス繊維、ポリマー、プラスチック、金属、セラミック、ガラス等は、個々にその成分の特性とは異なる特性を伴うビームを生成するように、相互に組み合わせることができる。一部の実施形態では、基部1500は、繊維強化複合物、粒子強化複合物、積層物(例えば、相互に組み立てられる多数の薄層)、またはそれらの組み合わせを含むことができる。複合物のマトリクスは、金属、ポリマー、または繊維等の他の強化構成要素をカプセル化するための他の好適な材料で作製することができる。積層物は、一方向性積層物、クロスプライ積層物、斜交積層物、対称積層物等とすることができる。複合物基部1500は、非複合物特徴(例えば、組み込まれる金属の載置特徴)等を含むことができる。一部の実施形態では、基部1500は、大部分が繊維強化複合物で作製される。必要または所望に応じて、金属構成要素を複合材料内に組み込むことができる。]
[0082] 製造費用を低減するために、ヘッダおよびカバーの両方を、同じ構成要素で作製する、または同じ構成要素を組み込むことができる。基部は、実質的に改造せずに破片カバーとして使用できるものもあれば、開口1525、またはヘッダを生成する他の特徴を形成するように、さらに加工できるものもある。例えば、カバーは、開口1525を伴わずに、図19の基部1500で作製することができる。したがって、製造費用および複雑さは、位置決め装置の主要な構成要素に同じ構成要素を使用することによって低減することができる。] 図19
[0083] 上述した種々の方法および手法は、開示される実施形態を実行する多数の方法を提供する。さらに、当業者は、本明細書で開示される異なる実施形態から、レールおよびヘッダ等の種々の特徴の互換性を認識されるであろう。同様に、上記に論じた種々の特徴および作用、ならびにそのような特徴または作用のそれぞれに対する他の周知の同等物は、本明細書で説明される原理による方法を実施するために、当業者によって、混合および整合することができる。例えば、本明細書で開示される位置決め装置は、機械工具、ミリング機、ボール盤、測定機(例えば、座標測定機)、非破壊試験機、アセンブリシステム等の、広範囲の製造システムとともに使用することができる。加えて、本明細書で説明および示される方法は、説明される作用の厳密な順序に限定されず、また、必ずしも記載される作用の全ての実施に限定されるものではない。他の一連の事象または作用、全ての事象に満たないもの、または事象の同時発生を、開示される実施形態を実施する際に用いてもよい。]
[0084] 本発明は、ある実施形態および実施例に即して開示したが、当業者は、本発明が、特に開示された実施形態を超えて、他の代替の実施形態、および/または用途、明らかな変形例、ならびにその同等物にまで及ぶことを理解されるであろう。したがって、添付の特許請求の範囲による場合を除いて、本発明が制限されることを意図していない。]
权利要求:

請求項1
加工物を支持するシステムであって、複数の別個の第1の載置領域を有する第1の支持レールと、複数の別個の第2の載置領域を有する第2の支持レールであって、該第2の載置領域および対応する第1の載置領域は、複数の横方向の載置位置を画定する、第2の支持レールと、該第1の支持レールと該第2の支持レールとの間の受容窓と、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールの上に静置するように、そして、加工物の少なくとも一部を支持するように寸法決定されるヘッダと、を備え、該ヘッダは、ビームと、アクチュエータの自由端が、該ビームから離れるように、そして、該ビームに向かって移動可能であるように、該ビームに固定して連結される、アクチュエータのパネルと、該ヘッダの第1の端部における第1の係止機構と、該第1の端部に対向する該ヘッダの第2の端部における第2の係止機構とを備え、該第1および第2の係止機構は、該第1および第2の係止機構が係止構成である場合に、該ヘッダを該横方向の載置位置のうちの1つにおいて保つように、一対の該第1および第2の載置領域に連結可能であり、該ヘッダは、該第1の係止機構および該第2の係止機構が係止解除構成である場合に、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールに対して移動可能である、システム。
請求項2
前記ヘッダは、前記第1および第2の係止機構が、前記係止解除構成である場合に、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールから垂直に離れて持ち上げられるように適合される、請求項1に記載のシステム。
請求項3
前記アクチュエータのパネルは、前記ビームを通って延びる、請求項1に記載のシステム。
請求項4
前記アクチュエータのパネルは、前記第1の支持レールの長手方向軸および前記第2の支持レールの長手方向軸のうちの少なくとも1つに対して実質的に垂直である、請求項1に記載のシステム。
請求項5
前記アクチュエータのそれぞれは、前記受容窓を通って延びるそれぞれの作用線に沿って、独立して移動可能である、請求項1に記載のシステム。
請求項6
前記ヘッダは、前記加工物を支持する、または工具に連結するように、前記アクチュエータのパネルと協働する少なくとも1つの定置ホルダを含む、請求項1に記載のシステム。
請求項7
前記少なくとも1つの定置ホルダは、細長いロッドまたはプラットフォームを伴うアーチである、請求項6に記載のシステム。
請求項8
前記第1および第2の係止機構のうちの少なくとも1つは、前記第1および第2の載置領域のうちの1つを貫通するように構成される配置ピンを含む、請求項1に記載のシステム。
請求項9
前記ビームは、該ビームの前記第1の端部および前記第2の端部が、それぞれ、前記第1の支持レールおよび前記第2の支持レールを覆うように、十分に長い軸方向の長さを有する、請求項1に記載のシステム。
請求項10
前記第1の載置領域は、前記第1の支持レールの上面内に形成され、前記第2の載置領域は、前記第2の支持レールの上面内に形成される、請求項1に記載のシステム。
請求項11
対応する横方向の載置位置で位置決めされるように適合され、かつ、前記第1の支持レールおよび前記第2の支持レールの上に静置するように寸法決定される複数のヘッダをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
請求項12
前記アクチュエータのうちの少なくとも1つは、前記ビームの長手方向軸に対して横方向にオフセットされた位置の間で移動可能である、請求項1に記載のシステム。
請求項13
前記アクチュエータのうちの少なくとも1つは、前記ビームの載置領域と噛合して、複数の事前設定されたアクチュエータ載置位置を画定するように適合される、載置板を有する、請求項1に記載のシステム。
請求項14
前記ヘッダは、前記ヘッダに対して移動可能な別の構成要素と封止を形成するように構成される、封止デバイスをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
請求項15
前記封止デバイスは、前記ビームに沿って長手方向に延びる、膨張可能なブラダ封止である、請求項14に記載のシステム。
請求項16
加工物を加工するための製造システムであって、第1の支持レールおよび第2の支持レールを有する定置フレームであって、該第1の支持レールは、その中に形成される複数の離間した別個の第1の載置領域を含み、該第2の支持レールは、その中に形成される複数の離間した別個の第2の載置領域を含み、対応する横方向の複数対の該第1の載置領域および第2の載置領域は、据付位置を画定する、定置フレームと、該据付位置のそれぞれにおいて位置決め可能な複数のヘッダであって、該ヘッダのそれぞれは、機械加工システムによって加工される加工物の少なくとも一部を支持するように適合される、1列の可動アクチュエータを含む、複数のヘッダと、を備える、製造システム。
請求項17
前記ヘッダのそれぞれは、対応する一対の前記第1および第2の載置領域に固定して連結されるように構成される、請求項16に記載の製造システム。
請求項18
前記ヘッダのうちの少なくとも1つは、前記第1の支持レールと前記第2の支持レールとの間で横方向に延び、かつそれらの上に静置するビームを含む、請求項16に記載の製造システム。
請求項19
各ヘッダは、前記フレームに固定して連結するための係止状態と、該フレームに対して移動するための係止解除状態とを有する、係止機構を含む、請求項16に記載の製造システム。
請求項20
前記ヘッダのうちの少なくとも1つは、ビームと、該ビームに対する複数の事前設定された載置位置に載置可能であるアクチュエータとを有し、該事前設定された載置位置は、隣接するヘッダの間にある、請求項16に記載の製造システム。
請求項21
前記ヘッダのうちの少なくとも1つは、細長い部材と、該細長い部材の載置領域と噛合して、複数の事前設定されたアクチュエータ載置位置を画定するように適合される載置板を含む、アクチュエータとを有する、請求項16に記載の製造システム。
請求項22
前記第1の支持レールおよび前記第2の支持レールによって支持される、少なくとも1つのカバーであって、隣接する一対のヘッダの間の間隙の実質的に全てを塞ぐ、カバーをさらに備える、請求項16に記載の製造システム。
請求項23
前記カバーのうちの少なくとも1つは、通路を画定するように十分に幅が広い、請求項22に記載の製造システム。
請求項24
前記ヘッダのうちの1つの幅に概して等しい、またはその1/2倍である幅をそれぞれ有する複数のカバーをさらに備える、請求項16に記載の製造システム。
請求項25
加工物が加工される場合に、隣接する構成要素の概して下にある空間を水および破片から遮蔽するように、該隣接する一対の構成要素の間にカバーをさらに備える、請求項16に記載の製造システム。
請求項26
前記カバーは、ヘッダの形態である前記隣接する構成要素のうちの少なくとも1つとの流体封止を形成する、請求項25に記載の製造システム。
請求項27
前記複数のヘッダは、相互の間で流体密封止を形成するように相互に接続される、請求項16に記載の製造システム。
請求項28
前記ヘッダのうちの1つは、隣接するヘッダまたはカバーに係合するように適合される膨張可能な封止デバイスを含む、請求項16に記載の製造システム。
請求項29
加工物を位置決めするためのシステムであって、第1の支持レールと、該第1の支持レールから離間した第2の支持レールであって、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールは、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールの長手方向長さに沿って配置される、複数の別個の載置位置を画定する、第2の支持レールと、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールの長さに沿って独立して移動可能であり、かつ該別個の載置位置のそれぞれにおいて、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールに固定して連結可能である、複数の細長い直立ヘッダであって、該ヘッダのそれぞれは、該第1の支持レールおよび該第2の支持レールの上に静置するように適合される、細長い直立ヘッダと、を備える、システム。
請求項30
前記ヘッダのうちの少なくとも1つは、前記第1および第2の支持レールのうちの1つに固定して連結するための係止構成と、該ヘッダが、該第1および第2の支持レールに対して移動できるようにするための係止解除構成とを有する係止機構を含む、請求項29に記載のシステム。
請求項31
前記ヘッダのうちの1つは、固定長さを伴うアクチュエータのパネルを有し、該アクチュエータのそれぞれは、該アクチュエータのパネルの高さを調整するように、上昇構成と、下降構成とを有する、請求項29に記載のシステム。
請求項32
前記ヘッダのうちの少なくとも1つは、複数のアクチュエータを有し、前記第1および第2の支持レールの頂面は、該複数のアクチュエータに沿って垂直方向中間に位置決めされる、請求項29に記載のシステム。
請求項33
前記ヘッダのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの直立可動アクチュエータと、前記加工物を支持するように該少なくとも1つの直立可動アクチュエータと協働する、少なくとも1つの固定高さの支持構成要素とを有する、請求項29に記載のシステム。
請求項34
前記複数の細長い直立ヘッダは、前記第1および第2の支持レールに沿って水平に積み重ね可能である、請求項29に記載のシステム。
請求項35
複数のアクチュエータを受容するように適合される押出本体であって、該本体によって携持される該複数のアクチュエータに連結可能である少なくとも1つの流体通路を含む、押出本体を備える、ヘッダ装置。
請求項36
前記ヘッダ装置に隣接する構成要素と協働して、該隣接する構成要素と耐水および耐破片障壁を形成するように位置決めされる、封止デバイスをさらに備える、請求項35に記載のヘッダ装置。
請求項37
前記押出本体は、前記封止デバイスの一部を形成するための少なくとも1つの押出特徴を含む、請求項36に記載のヘッダ装置。
請求項38
前記封止デバイスは、膨張可能な封止部材を含む、請求項36に記載のヘッダ装置。
請求項39
前記押出本体は、構成要素載置スロットを含む、請求項36に記載のヘッダ装置。
請求項40
前記構成要素載置スロットは、略T字形の断面外形を有する、請求項39に記載のヘッダ装置。
請求項41
前記本体は、大部分が、複合物、金属、またはそれらの組み合わせを含む、請求項35に記載のヘッダ装置。
請求項42
加工物を加工する方法であって、複数のヘッダが、第1のレールと第2のレールとの間で横方向に延びるように、該第1のレール内に形成される複数の第1の載置領域、および該第1のレールから離間した該第2のレール内に形成される複数の第2の載置領域の上に、該複数のヘッダを位置決めすることと、各係止機構が、該第1および第2の載置領域のうちの1つによって受容されるように、該ヘッダの係止機構を使用して、該ヘッダを該第1および第2のレールに固定して連結することと、加工物を該ヘッダの該アクチュエータの上に設置することと、可動機械加工アセンブリを使用して、該加工物を加工することと、該アクチュエータから該加工された加工物を除去することと、該係止機構を使用して、該第1および第2のレールから該ヘッダのうちの1つを分断することとを含む、方法。
請求項43
前記第1および第2のレールから前記ヘッダを分断した後に、該第1および第2のレールに対して該ヘッダのうちの少なくとも1つを移動させることをさらに含む、請求項42に記載の方法。
請求項44
前記複数のヘッダを位置決めするステップは、前記第1および第2のレールに沿って前記複数のヘッダを水平に積み重ねるステップをさらに含む、請求項42に記載の方法。
請求項45
前記加工物を前記アクチュエータの上に設置することは、該加工物を、複数列の該アクチュエータで形成されるパネルの上に位置決めすることをさらに含む、請求項42に記載の方法。
請求項46
前記少なくとも1つのアクチュエータを支持する前記ヘッダのうちの1つのビームに対して、該アクチュエータのうちの少なくとも1つを偏心して位置決めすることをさらに含む、請求項42に記載の方法。
請求項47
前記アクチュエータが、前記第1および第2の載置位置で該アクチュエータを支持する前記ヘッダのビームを通って延びている間に、該アクチュエータのうちの1つを、第1の載置位置から第2の載置位置まで移動させることをさらに含む、請求項42に記載の方法。
請求項48
耐水および/または耐破片障壁を生成するように、隣接するヘッダに係合することをさらに含む、請求項42に記載の方法。
請求項49
前記隣接するヘッダの間で封止デバイスを圧縮することをさらに含む、請求項48に記載の方法。
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